JP4749612B2 - 喫煙用空気清浄機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、喫煙室や待合室などに設置しタバコの煙を浄化する喫煙用空気清浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の空気清浄機は特開2000−42325号公報に記載されたものが知られている。
【0003】
以下、その空気清浄機について図9を参照しながら説明する。
【0004】
図に示すように、内部にタバコの煙等を浄化するフィルター101を収納するフィルター収納室102とフィルター101を通じて吸気する送風機103を収納する送風機収納室104とに、縦方向に仕切板105を設けて2分した箱状の本体106上部の中央部に灰皿107を着脱自在に設け、灰皿107の周辺には周囲が下降する逆椀状でパンチングメタル等により形成され、フィルター収納室102と連通する排気口109を設け、フィルター101の吸込面110は垂直方向となるように構成していた。
【0005】
上記構成において、空気清浄機の運転中に、喫煙者が本体106の近傍でタバコを吸い、灰皿107を利用するときには、タバコおよび喫煙者の口より発生した煙は吸込口108よりフィルター収納室102に吸い込まれ、フィルター101により煙が浄化されたのち、排気口109より浄化された空気が排気されるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の空気清浄機は、喫煙室や待合室のような狭い場所に置く空気清浄機であるため、コンパクトな構造が求められており、そのため圧力損失の大きなフィルター101は面積を稼ぐために縦置きにしなければならず、縦置きにした場合、フィルター101交換時にフィルター101が倒れたり、交換後のフィルターがフィルター枠から外れやすくメンテナンス性が悪いという課題があり、フィルター101を縦置きとした場合でも、交換時にフィルター101が簡単に倒れたりフィルター枠から外れない構造とし、メンテナンス性を向上させることが要求されている。
【0007】
また、灰皿107にタバコが針状に突き刺さった状態で放置されたり、灰受けの中のタバコや灰が見えてしまうため見栄えが悪い、あるいは灰皿107上の灰が吸込口108に吸込まれフィルター101の表面に堆積することによりフィルター101の寿命を短くしてしまうという課題があり、吸い終わって火を消したタバコは自然に灰受けに導かれて入り、入ったタバコは外から見えにくくすることにより見栄えを良くするとともに、フィルターの寿命を延ばすことが要求されている。
【0008】
また、排気口109から吹き出した吹き出し風が床に衝突し、この時に発生した衝突音が本体底面に反射して外部にでるため騒音が大きくなるという課題があり、吹き出し風が床に衝突して発生した衝突音を低減することが要求されている。
【0009】
また、灰皿107に入るはずの火のついたタバコが誤って灰皿周辺の表面に接触したり、タバコの火を灰皿周辺の表面で消された場合、タバコの熱で表面が焼けたりタール分により変色し、外観上見栄えが悪くなるという課題があり、灰皿に入るはずの火のついたタバコが誤って灰皿周辺の表面に接触したり、タバコの火を灰皿周辺の表面で消された場合でも、タバコの熱で表面が焼けることなく、タバコのタール分により変色しても拭き取るだけで奇麗に再生できることが要求されている。
【0010】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、フィルターを縦置きとした場合でも、フィルター交換時にフィルターが簡単に倒れたりフィルター枠から外れない構造とし、メンテナンス性を向上させることを目的としている。
【0011】
また、吸い終わって火を消したタバコは自然に灰受けに導かれて入り、入ったタバコを外から見えにくくすることにより見栄えを良くし、また灰皿上の灰が吸込口に吸込まれフィルターの表面に堆積し目詰まりすることを防ぐことによりフィルターの寿命をのばすことを目的としている。
【0012】
また、騒音の低い喫煙用空気清浄機を提供することを目的としている。
【0013】
また、灰皿に入るはずの火のついたタバコが誤って灰皿周辺の表面に接触したり、タバコの火を灰皿周辺の表面で消された場合でも、タバコの熱で表面が焼けることなく、タバコのタール分により変色しても拭き取るだけで奇麗に再生できる掃除性を良くすることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の喫煙用空気清浄機は、上記課題を解決するために、本体の上部に灰皿受けを有するベースを設け、このベースの上部に吸込口を複数設けた吸込みリングを設け、この吸込みリングの中央の孔に灰皿を挿入し前記灰皿受けの上に置く構成とし、前記吸込口の下流側に設けた集塵手段と、この集塵手段の下流側には吹出口を有した送風手段を設け、前記送風手段を運転することで汚染空気を前記吸込口から吸い込み、前記集塵手段で除塵した空気を前記吹出口から排気する喫煙用空気清浄機であって、前記集塵手段は、上部に設けた吸込口から吸い込んだ空気を吸い込む吸入面を鉛直方向に略平行に配し、その吸入面を押えて保持するフィルター押えを設け、さらに、吸入面と対向する前記本体側面に設けたメンテパネルを開放して脱着することを特徴としたものである。
【0015】
本発明によれば、フィルターを縦置きとした場合でも、フィルター交換時にフィルターが簡単に倒れたりフィルター枠から外れない構造とし、メンテナンス性を向上させることができる喫煙用空気清浄機が得られる。
【0016】
また、他の手段は、灰皿は灰受けとこの灰受けにのせた灰皿カバーより成り、前記灰皿カバーは灰入れ孔を有するすり鉢部を設けたすり鉢状とし、前記灰入れ孔の上部に傘部を設け、この傘部は前記すり鉢部の内端側から上部に延びた複数の柱状の傘支持部で保持したものである。
【0017】
本発明によれば、吸い終わって火を消したタバコは自然に灰受けに導かれて入り、入ったタバコは外から見えにくくすることにより見栄えを良くし、灰皿カバー上の灰が吸込口に吸込まれフィルターの表面に堆積し目詰まりすることを防ぐことによりフィルターの寿命の長い喫煙用空気清浄機が得られる。
【0018】
また、他の手段は、本体の底面に設けた吹出口から出る吹出し風を整流するダクトの表面に吸音材を張り巡らせたものである。
【0019】
本発明によれば、吹き出し風が床に衝突して発生した衝突音を、本体の底面に反射することなく吸収することにより騒音の低い喫煙用空気清浄機が得られる。
【0020】
また、他の手段は、吸込みリングを、半無機系の耐熱塗料で塗装したものである。
【0021】
本発明によれば、灰皿に入るはずの火のついたタバコが誤って吸込みリング表面に接触したりタバコの火を吸込みリングで消された場合でも、タバコの熱で表面が焼けることなく、またタバコのタール分により変色しても拭き取るだけで奇麗に再生できる掃除性の良い喫煙用空気清浄機が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明は、フィルター枠の内周に脱臭フィルターの厚みより大きいパッキンを設けるとともに、このパッキンの内側に脱臭フィルターを着脱自在に納め、その後に集塵手段であるHEPAフィルターを納めるようになっている。フィルター枠の側面に横に突き出した掛り部と下部にはフィルターガイドを有し、上部には支持部を設け、この支持部を支点に回転自在に動かせるフィルター押えを設けている。このフィルター押え先端の掛り爪をフィルター枠の掛り部に引っ掛けることによりHEPAフィルターを襷状に保持するとともにHEPAフィルターをパッキンに押さえつける構成とすることにより、フィルターを着脱自在とし、縦置きにしても倒れたり、フィルター枠から外れないという作用を有する。
【0023】
また、灰皿は灰受けとこの灰受けにのせた灰皿カバーによって構成し、灰皿カバーは中央に設けた灰入れ孔を有するすり鉢部を設けたすり鉢状とするとともに前記灰入れ孔の上部に傘部を設け、この傘部は前記すり鉢部の内端側から上部に延びた複数の柱状の傘支持部で保持するものであり、タバコを吸った後、タバコの吸い殻は灰皿カバーのすり鉢部や傘部で火を消し、すり鉢部にタバコの吸い殻を置くとすり鉢部斜面を転がって灰入れ孔から灰受けに落ちる。灰入れ孔から灰受けに落ちたタバコの吸い殻は傘部があるため外から見えにくい。また、灰皿カバーのすり鉢部や傘部についた灰やごみは、すり鉢部がすり鉢状に窪んでいるため吸込口へ吸込まれる風の誘引作用が働いても吸込まれないという作用を有する。
【0024】
また、本体の底面に吸音材を張り巡らせることにより、清浄化された空気は送風装置を通過して吹出口から本体底と床の間を通って外部へ排気され、吹き出し風が床に衝突することにより発生した衝突音を吸音材によって吸収し、騒音を低減するという作用を有する。
【0025】
また、吸込みリングを半無機系の耐熱塗料で塗装することにより、灰皿に入るはずの火のついたタバコが誤って吸込みリング表面に接触したり、タバコの火を吸込みリングで消された場合でも、表面の半無機系の耐熱塗料によりタバコの熱で表面が焼けることなく、またタバコのタール分により変色しても拭き取るだけで奇麗に再生できるという作用を有する。
【0026】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0027】
初めに図1〜図4を用いて本発明の喫煙用空気清浄機の全体構成を説明する。
【0028】
図に示すように、外枠2で囲まれた本体1の上部に灰皿受け3を有するアルミダイキャスト製のベース4を設け、このベース4上部には吸込口5を複数備えたアルミダイキャスト製のドーナツ状の吸込みリング6を設けている。吸込みリング6の中央の孔にはステンレス製の灰皿カバー7と灰受け8からなる灰皿9が挿入され、灰皿カバー7を上面に出した状態でベース4の灰皿受け3の上に置かれている。
【0029】
そして、吸込口5の下流にはプリフィルター10を設け、このプリフィルター10の下流には集塵手段としてHEPAフィルター12を設け、このHEPAフィルター12はフィルター枠11内に脱臭フィルター13と共に納め、縦置きしている。さらに、これらの下流側には羽根14とケーシング15、電動機16からなる送風手段17を設け、この送風手段17は送風手段台18上に配置され下面には吹出口19と吹出し風を整流するダクト20を設けている。HEPAフィルター12と脱臭フィルター13が納められたフィルター枠11に対して上流と下流は仕切板21により仕切られており、フィルター枠11の内周に脱臭フィルター13の厚みより大きいパッキン22を設けるとともに、このパッキン22の内側に脱臭フィルター13を着脱自在に納め、その後にHEPAフィルター12を納めるようになっている。フィルター枠11の側面に横に突き出した掛り部23と下部にはフィルターガイド24を有し、上部には支持部25を設け、この支持部25を支点に回転自在に動かせるフィルター押え26を設けている。このフィルター押え26先端の掛り爪27をフィルター枠11の掛り部23に引っ掛けることによりHEPAフィルター12を襷状に保持するとともにHEPAフィルター12をパッキン22に押さえつける構成となっている。
【0030】
本体1はキャスター28の付いたキャスター固定板29の上に乗せてあり、端部に差し込み凸部30が設けられている。HEPAフィルター12と脱臭フィルター13の交換はHEPAフィルター12正面のメンテパネル31の開閉により行い、メンテパネル31の上部にレバー32とロック爪33を有するロック装置34と、下部には差し込み凸部30が差し込める差し込み孔35を設けている。メンテパネル31の開閉はロック装置34のロック爪33が仕切板21の一部から延びたロック金具36に引っ掛かったり外れることにより行われる。本体1の外枠2表面には操作部37を設け、HEPAフィルター12と脱臭フィルター13の下流側の本体1下部には電装部品を制御する制御部38を設けている。
【0031】
上記構成により、タバコを吸う際、操作部37を操作してON状態にすると、制御部38がこの信号を受けて送風手段17の電動機16などの電装部品に電源が供給される。電源が供給された電動機16が回転することにより、電動機16に固定された羽根14が回転する。送風手段17の動作により周囲が負圧となるため、タバコを吸った時に出る煙は、本体1上部に設けた吸込みリング6の吸込口5から本体1内に吸い込まれる。吸い込まれたタバコの煙や埃で汚れた空気は、網状のプリフィルター10を通過することによりタバコの灰などの比較的大きなゴミを除去し、そしてHEPAフィルター12を通過することにより微細な煙や埃の粒子を除去し、さらに活性炭のような吸着方式や光分解方式、化学分解方式などによる脱臭フィルター13で臭いやガス成分を吸着・分解し、送風手段17のケーシング15内を通過して吹出口19から出て、一度床に衝突したのち本体1と床の間から外部へ排出される。タバコを吸う時に出る灰や吸い殻は本体1上部の灰皿9の中に入れることができる。
【0032】
本体1の移動はキャスター28により自由に移動でき、また、HEPAフィルター12や脱臭フィルター13が汚れた場合は、ロック装置34のレバー32を下にスライドすることによりロック爪33も下がり、ロック爪33がロック金具36から外れてメンテパネル31が開く。この時、メンテパネル31の下部の差し込み孔35はキャスター固定板29の差し込み凸部30に差し込まれて保持されているため、メンテパネル31が少し開いた状態で上に持ち上げると差し込み孔35から差し込み凸部30が外れ、メンテパネル31本体を取り外すことができる。メンテパネル31本体を取り外したのち、図5に示すように、フィルター押え26を少し持ち上げると掛り爪27が掛り部23から外れ、今度は掛り部23の手前を通過して下に下げることによりフィルター押え26の保持を解除することができ、汚れたHEPAフィルター12や脱臭フィルター13を交換できる。交換後は、逆の手順でフィルター押え26の掛り爪23を、HEPAフィルター12を押さえながら掛り部23に引っ掛けることによって保持されるとともに、HEPAフィルター12がパッキン22に押し付けられることにより完全にシールされ、メンテパネル31を取り付けることにより行え、交換が容易となる。
【0033】
なお、本実施例はHEPAフィルター12をHEPAフィルターで説明したが、ULPAや中性能フィルターなどであっても集塵性能が異なるだけで効果は同じである。
【0034】
また、HEPAフィルター12をフィルター押え26先端の掛り爪27をフィルター枠11の掛り部23に引っ掛けて襷状に保持したが、真横や縦あるいは複数のフィルター押え26で保持しても保持性が多少異なるだけで効果は同じである。
【0035】
また、HEPAフィルター12をフィルター押え26で押えながら保持しているので、縦置きにしていても倒れたり、フィルター枠から外れることがない。
【0036】
次に、本発明の灰皿部分の構成について詳しく説明する。
【0037】
図6および図7に示すように、灰皿9を灰受け8とこの灰受け8にのせた灰皿カバー7によって構成している。灰皿カバー7は、灰入れ孔39を有するすり鉢部40を設けたすり鉢状とし、灰入れ孔39の上部に傘部41を設け、この傘部41はすり鉢部40の内端側から上部に延びた複数の柱状の傘支持部42で保持している。灰受け8には、取手50が付けられている。
【0038】
上記構成により、タバコを吸った後、タバコの吸い殻は灰皿カバー7のすり鉢部40や傘部41で火を消され、消されたタバコの吸い殻や灰をすり鉢部40に置くとすり鉢部40斜面を滑って灰入れ孔39から灰受け8に落ちる。灰入れ孔39から灰受け8に落ちたタバコの吸い殻は傘部41があるため外から見えにくい。また、灰皿カバー7のすり鉢部40や傘部41上に残った灰やごみは、すり鉢部40がすり鉢状に窪んでいるため吸込口5へ吸込まれる風の誘引作用が働いても吸込まれない。そのため、灰皿カバー7上の灰が吸込口5に吸込まれHEPAフィルター12の表面に堆積し目詰まりすることを防ぐことができるため、HEPAフィルター12の寿命を延ばすことができる。
【0039】
また、灰受け8のタバコの吸い殻等を捨てる時は、灰皿カバー7を持ち上げて外し、灰受け8の取手50を持って引き上げれば簡単に捨てることができる。
【0040】
なお、実施例では灰皿カバー7と吸込みリング6は分離した構成としたが、一体にして灰受け8にタバコの吸い殻が一杯になると吸込みリング6ごと外して捨てる構成としても効果は同じである。
【0041】
次に、本体の下面周辺の構造と風の流れについて詳細に説明する。
【0042】
図8に示すように、本体底面に設けた吹出口19から出る吹出し風を整流するダクト20の表面にゴム系やウレタン系などの吸音材43を張り巡らせている。
【0043】
上記構成により、清浄化された空気は送風手段17を通過して吹出口19から本体1底と床の間を通って外部へ排気される。この時、吹出し風が床に衝突することにより衝突音が発生するが、衝突音は本体1底面のダクト20表面の吸音材43によって吸収されるため騒音を低減できる。
【0044】
なお、実施例では本体1底面のダクト20表面に吸音材43を設けたが、本体1の底面でなくても吹出口19下流側の風路であれば効果は同じである。
【0045】
次に、吸込みリング6について詳細に説明する。
【0046】
本体上部の吸込みリング6を日本油脂(株)製の超低汚染セラミック塗料『ベルクリーン』のような半無機系の耐熱塗料で塗装することによりタバコの熱で表面が焼けるのを防止し、タバコのタール分により変色しても拭き取るだけで奇麗に再生できるようにしている。
【0047】
さらに、半無機系の耐熱塗料では例えば灰皿カバー7と同じステンレス系の微妙な色を出すことが難しいため、着色した日本油脂(株)製の『ハイウレタン』や大日本ペイント(株)製の『サンクイック100』などのウレタン樹脂系の塗料を下地に塗装した後、透明色の半無機系の耐熱塗料を塗装することにより微妙な色を出すことができる。
【0048】
上記構成により、吸込みリング6と灰皿カバー7の色をあわせることができ、美観をよくすることができる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、集塵手段としてのHEPAフィルターを縦置きとした場合でも、HEPAフィルター交換時にHEPAフィルターが簡単に倒れたりフィルター枠から外れない構造とし、メンテナンス性を向上させることができるという有利な効果が得られる。
【0050】
また、吸い終わって火を消したタバコは自然に灰受けに導かれて入り、入ったタバコは外から見えにくくすることにより美観を良くすることができる。
【0051】
また、灰皿カバー上の灰が吸込口に吸込まれHEPAフィルターの表面に堆積し目詰まりすることを防ぐことにより、フィルターの寿命を延ばすという有利な効果が得られる。
【0052】
また、吹き出し風が床に衝突して発生した衝突音を、本体の底面に反射することなく吸収することにより騒音を低減できるという有利な効果が得られる。
【0053】
また、灰皿に入るはずの火のついたタバコが誤って吸込みリング表面に接触したり、タバコの火を吸込みリングで消された場合でも、タバコの熱で表面が焼けることなく、タバコのタール分により変色しても拭き取るだけで奇麗に再生でき掃除性を良くするという有利な効果が得られる。
【0054】
また、ウレタン樹脂系の塗料を下地に塗装した後、透明色の半無機系の耐熱塗料を塗装することにより微妙な色を出すことができるので、吸込みリングと灰皿カバーの色をあわせることができ、美観をよくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の喫煙用空気清浄機の全体構造と風の流れを示した縦断面図
【図2】同喫煙用空気清浄機の正面外観図
【図3】同集塵装置側の内部を示す縦断面図
【図4】同灰皿と吸込みリングを示す正面図
【図5】同フィルター押えの動きを示す集塵手段周辺構造詳細図
【図6】同灰皿周辺構造断面詳細図
【図7】同灰皿構成を示す外観斜視図
【図8】同本体の下面周辺構造と風の流れ、衝突音の反射を示す縦断面詳細図
【図9】従来の空気清浄機の構成を示す縦断面図
【符号の説明】
1 本体
3 灰皿受け
4 ベース
5 吸込口
6 吸込みリング
7 灰皿カバー
8 灰受け
9 灰皿
12 HEPAフィルター(集塵手段)
17 送風手段
19 吹出口
20 ダクト
26 フィルター押え
39 灰入れ孔
40 すり鉢部
41 傘部
42 傘支持部
43 吸音材
Claims (4)
- 本体の上部に灰皿受けを有するベースを設け、
このベースの上部に吸込口を複数設けた吸込みリングを設け、
この吸込みリングの中央の孔に灰皿を挿入し前記灰皿受けの上に置く構成とし、
前記吸込口の下流側に設けた集塵手段と、
この集塵手段の下流側には吹出口を有した送風手段を設け、
前記送風手段を運転することで汚染空気を前記吸込口から吸い込み、前記集塵手段で除塵した空気を前記吹出口から排気する喫煙用空気清浄機であって、
前記集塵手段は、上部に設けた吸込口から吸い込んだ空気を吸い込む吸入面を鉛直方向に略平行に配し、
その吸入面を押えて保持するフィルター押えを設け、
さらに、吸入面と対向する前記本体側面に設けたメンテパネルを開放して脱着することを特徴とする喫煙用空気清浄機。 - 灰皿は灰受けとこの灰受けにのせた灰皿カバーより成り、前記灰皿カバーは灰入れ孔を有するすり鉢部を設けたすり鉢状とし、前記灰入れ孔の上部に傘部を設け、この傘部は前記すり鉢部の内端側から上部に延びた複数の柱状の傘支持部で保持した請求項1記載の喫煙用空気清浄機。
- 本体の底面に設けた吹出口から出る吹出し風を整流するダクトの表面に吸音材を張り巡らせたことを特徴とする請求項1または2記載の喫煙用空気清浄機。
- 吸込みリングを、半無機系の耐熱塗料で塗装したことを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の喫煙用空気清浄機。
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