JP4749281B2 - 電子制御装置及びエンジンの制御方法 - Google Patents
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Description
図1を参照しながらこれについて説明する。例えば、クラッチの操作によって図1(A)に示すようにエンジン回転数が目標回転数よりも低下してくると、電子制御装置(ECU)は、エンジン回転数を目標回転数に近づけるべく、エンジン回転数と目標回転数との偏差からフィードバック補正量を求め、このフィードバック補正量に基づいてISCVの開度を調整する。
次に、エンジンの運転状態がアイドル運転状態から非アイドル運転状態に移行する時には、電子制御装置(ECU)で算出したフィードバック補正量をそのまま非アイドル運転時においても保持し、このフィードバック補正量に対応した開度となるようにISCVの開度が維持される(図1B参照)。
エンジン10には、吸気通路11及び排気通路12が連通している。吸気通路11は、エアクリーナ14、サージタンク20、吸気枝管13等からなり、その内部には、吸気通路11の導通を制御するスロットルバルブ17が配設されている。
なお、なまし値(DFBNn)とは、所定回数求めたフィードバック補正量の移動平均値のことであり、次の式によって求めることができる。
なまし値(DFBNn)=DFBNn−1+(DFB−DFBNn−1)/K
なお、係数nは、今回の値であり、n−1は1回前の値を表す。また、Kは、なまし係数を表す。
このような場合にもISCV開度のフィードバック補正量と、そのなまし値とを比較して、これらの差が所定値よりも大きくなった時のなまし値を保存しておいて、車両が安定した走行状態になったときに、ISCVの開度を保存しておいたなまし値の開度に下げておくとよい。
この処理が開始されると、まず、現在車速が0又は0近傍の所定速度以下で、スロットルバルブが全閉又は略全閉状態にあるか否かを判定することにより、現在エンジン10がアイドル運転状態にあり、フィードバック制御の実行条件(F/B条件)が成立しているか否かを判定する(ステップS1)。
ECU30は、各センサからの検出信号に基づいて、エンジン10の運転状態を判断し、その判断結果に基づいてアイドル時の学習値を求める。ECU30は、この学習値をエンジン回転数の目標値として、実際のエンジン回転数が目標回転数に近づくようにフィードバック補正量(DFBn)を求める。すなわち、エンジンの回転数と目標回転数との偏差を求めて、フィードバック補正量(DFBn)としている。
実際のエンジン回転数が目標回転数よりも小さい場合には、フィードバック補正量(DFBn)を加算する補正が行われ、逆に、実際のエンジン回転数が目標回転数よりも大きい場合には、フィードバック補正量(DFBn)を減算する補正が行われる。また、実際のエンジン回転数と目標エンジン回転数とが一致した場合には、前回のフィードバック制御時に使用したフィードバック補正量(DFBn)がそのまま保持される。
フィードバック補正量(DFBn)となまし値(DFBNn)との偏差がしきい値よりも小さい場合(ステップS3/NO)、ECU30は、なまし値(DFBNn)の保存タイミングとなるまで待機し(ステップS5)、保存タイミングとなると(ステップS5/YES)、第1バッファ回路41に格納している前回のなまし値(DFBNn−1)を第2バッファ回路42に格納し、第1バッファ回路41に今回のなまし値(DFBNn)を保存する(ステップS7)。
処理が開始されると、ECU30で、F/B条件が成立しているか否かの判定を行い(ステップS11)、F/B条件が成立していると判定すると(ステップS11/YES)、フィードバック補正量(DFBn)と、そのなまし値(DFBNn)を算出する。
実施フラグFがオンに設定されているか
車速が一定値以上あるか
スロットル開度が一定値以上あるか
エンジン回転数が一定値以上あるか
吸気管圧力が一定値以上あるか
フィードバック補正量DFBnがなまし値DFBNn−1よりも大きいか
これらの条件を満たしている場合には(ステップS20/YES)、フィードバック補正量(DFBn)に、第1バッファ回路41に保存したなまし値DFBNn−1の値を代入する(ステップS21)。また、なまし値、第1バッファ回路41にフィードバック補正量DFBnの値を代入し(ステップS22)、実施フラグFをオフする(ステップS23)。なお、一定値とは車両が走行状態であり、かつエンジンストールが起こらないことを判定する値である。
例えば、上述した実施例では、ISCVの開度をステッパモータの駆動によって調整する例を示したが、ロータリーソレノイドによってISCVの開度を調整するものであってもよい。
また、本発明は実施例として記載したISCVのシステムのようにバイパス通路を設けず、吸気通路内に配置された電子スロットルのみのシステムによりアイドル回転制御を行う場合にも実施できる。このシステムは、電子スロットルが吸気通路内に配置され、アクセルペダルの踏込み量をアクセルセンサで検出して、このアクセルセンサの出力信号に応じて目標スロットル開度を設定し、スロットルバルブの開度(実スロットル開度)が目標スロットル開度に一致するようにモータ等によりスロットルバルブの開度を制御するものであり、アイドル回転数制御を行う場合には、目標アイドル回転数となるように目標スロットル開度を設定し、スロットルバルブの開度(実スロットル開度)が目標スロットル開度に一致するようにモータ等でスロットルバルブの開度を制御するものである。また、実施例では、吸入空気量を制御してエンジン回転数を所定の回転数とする電子制御装置を開示したが、本発明はこれに限られずエンジン回転数を所定の回転数とする制御として、燃料噴射や点火時期を制御する電子制御装置である場合にも実施できる。
11 吸気通路
12 排気通路
13 吸気枝管
14 エアークリーナ
15 バイパス通路
16 ISCV
17 スロットルバルブ
18 アイドルスイッチ
19 スロットル開度センサ
20 サージタンク
21 吸気圧センサ
22 インジェクタ
23 点火プラグ
24 水温センサ
31 入力インターフェース回路
32 CPU
33 ROM
34 RAM
35 バックアップRAM
36 出力インターフェース回路
37 スロットル用モータ
38 ISCV用モータ
Claims (5)
- 車両に設けられたエンジンの制御を行う電子制御装置であって、
アイドル運転状態にあるときにエンジン回転数を目標回転数に一致するように行う回転数フィードバック制御における、フィードバック補正量を算出するフィードバック補正量算出手段と、
前記アイドル運転状態ではないことにより回転数フィードバック制御を中断している場合に、前記フィードバック補正量算出手段で算出したフィードバック補正量を保持補正量として保持する保持手段と、
前記アイドル運転状態となり回転数フィードバック制御を再開する場合に、前記保持手段に保持した前記保持補正量に基づいて前記エンジン回転数を制御するフィードバック制御手段と、を有し、
前記保持手段は、前記フィードバック補正量算出手段により算出したフィードバック補正量の所定時間あたりの増加量が所定の値よりも大きくなった場合に、回転数フィードバック制御を中断した場合に保持する保持補正量よりも少ない補正量を記憶しておき、車両の走行状態が、エンジンストールが発生しない安定した走行状態になったと判断すると、記憶していた前記補正量を前記保持補正量に代入することを特徴とする電子制御装置。 - 前記保持補正量よりも少ない補正量は、フィードバック補正量を、エンジン回転数が小さくなる値、或いは吸入空気量が少なくなる値とする補正量であることを特徴とする請求項1の電子制御装置。
- 前記保持手段は、エンジン回転数と、車速と、スロットル開度と、吸気管圧との少なくとも1つが所定値以上の値となったときに、前記エンジンストールが発生しない安定した走行状態になったと判断することを特徴とする請求項1又は2記載の電子制御装置。
- 前記フィードバック補正量算出手段は、前記フィードバック補正量の所定時間あたりの増加量を、前記フィードバック補正量と該フィードバック補正量のなまし値、又は前記フィードバック補正量の前回の値と今回の値との偏差から算出することを特徴とする請求項1又は請求項2の電子制御装置。
- 車両に設けられ、エンジンの制御を行うエンジンの制御方法であって、
アイドル運転状態にあるときにエンジン回転数を目標回転数に一致するように行う回転数フィードバック制御における、フィードバック補正量を算出するステップと、
前記アイドル運転状態ではないことにより回転数フィードバック制御を中断している場合に、前記フィードバック補正量を算出するステップで算出したフィードバック補正量を保持補正量として保持手段に保持するステップと、
前記アイドル運転状態となり回転数フィードバック制御を再開する場合に、前記保持手段に保持した前記保持補正量に基づいて前記エンジン回転数を制御するステップと、を有し、
前記保持手段に保持するステップは、前記フィードバック補正量を算出するステップにより出したフィードバック補正量の所定時間あたりの増加量が所定の値よりも大きくなった場合に、回転数フィードバック制御を中断した場合に保持する保持補正量よりも少ない補正量を記憶しておき、車両の走行状態が、エンジンストールが発生しない安定した走行状態になったと判断すると、記憶していた前記補正量を前記保持補正量に代入することを特徴とするエンジンの制御方法。
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