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JP4748428B2 - 腕時計用バンド - Google Patents

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JP4748428B2
JP4748428B2 JP2000399289A JP2000399289A JP4748428B2 JP 4748428 B2 JP4748428 B2 JP 4748428B2 JP 2000399289 A JP2000399289 A JP 2000399289A JP 2000399289 A JP2000399289 A JP 2000399289A JP 4748428 B2 JP4748428 B2 JP 4748428B2
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Adamant Namiki Precision Jewel Co Ltd
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Namiki Precision Jewel Co Ltd
Adamant Namiki Precision Jewel Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、腕時計用バンドの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、腕時計用バンドとしては、幅方向に貫通する通し穴を連鎖方向前後の各端部寄りに設けたセンター駒と、片側面から幅方向に向かう止め穴を連鎖方向前後の各端部寄りに設けたサイド駒とを備え、センター駒の各通し穴から軸両端を外方に突出させて連結ピンを複数個直列に並ぶセンター駒に組み付け、サイド駒を連鎖方向前後で相隣り合うセンター駒の通し穴から突出する連結ピンの各軸端に組み付けて、センター駒をサイド駒で両側から支持する形態を基本に構成するものがある。
【0003】
その腕時計用バンドは、通常、センター駒の各通し穴より外方に突出する連結ピンの各軸端をサイド駒の止め穴に圧入嵌着し、サイド駒を連結ピンで固定保持すると共に、センター駒をサイド駒で両側から支持することにより連鎖状に組み立てられている。
【0004】
その腕時計用バンドでは、止め穴の口径並びに連結ピンの両軸径を厳格に管理しなければならないため、各部品の成形に手間が掛る。また、連結ピンの各軸端をサイド駒の止め穴に圧入嵌着するのも慎重に行わなければならないため、組立作業にも手間を要するばかりでなく、長さ調整等の必要からサイド駒を連結ピンより組み外すのも手間が掛る。
【0005】
特に、センター駒並びにサイド駒を超硬合金,セラミックス等の超硬質材料から形成するものでは、特殊な放電加工技術、又は厳密な細孔加工に適用する必要があるため、その細孔加工にも手間が掛る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、センター駒の各通し穴より外方に突出する連結ピンの各軸端をサイド駒の止め穴に圧入嵌着する構成によらないで、サイド駒を連結ピンで確実に保持できると共に、センター駒をサイド駒で両側から確実に支持できる腕時計用バンドを提供することを目的とする。
【0007】
それに加えて、本発明は構造的に簡単な部品から容易に組み立てられると共に、長さ調整等が必要なときにも容易に組み外しでき、また、体裁よく組み立てられる腕時計用バンドを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る腕時計用バンドにおいては、幅方向に貫通する通し穴を連鎖方向前後の各端部寄りに設けたセンター駒と、片側面から幅方向に向かう止め穴を連鎖方向前後の各端部寄りに設けたサイド駒とを備え、センター駒の各通し穴から軸両端を外方に突出させて連結ピンを複数個直列に並ぶセンター駒に組み付け、サイド駒を連鎖方向前後で相隣り合うセンター駒の通し穴から突出する連結ピンの各軸端に組み付けて、センター駒をサイド駒で両側から支持する形態を基本とし、
上記サイド駒には各止め穴に直交する座ぐり穴を内側面より駒内に設け、上記連結ピンには軸径を細くする凹溝をサイド駒の止め穴に挿入する軸線上で座ぐり穴と相応する軸回りに設けると共に、サイド駒の座ぐり穴と平面形状で整合する基部片から座ぐり穴の穴内に向う立上り片を有し、且つ、連結ピンの凹溝に係合する張出し縁を立上りの突端寄り両側部に設け、更に、基部片より立上り片に連通するねじ穴を設けたストッパと、そのストッパのねじ穴にねじ込まれて頭部縁をサイド駒の穴縁に当接するビスとを備え、
上記ストッパを座ぐり穴の穴内に挿置させてサイド駒に組み付け、このサイド駒をセンター駒の通し穴より外方に突出する連結ピンの各軸端に止め穴で組み付け、ストッパのねじ穴にねじ込まれるビスの頭部縁をサイド駒の穴縁に当接すると共に、ストッパの張出し縁を座ぐり穴の奥側から連結ピンの凹溝と係合するまでストッパをビスでねじ上げて保持し、そのストッパで連結ピンに固定するサイド駒によりセンター駒を両側から支持する連鎖部を備えることにより構成されている。
【0009】
本発明の請求項2に係る腕時計用バンドにおいては、センター駒と相対する側面より幅方向に向かって奥止りの止め穴を設けたサイド駒を備え、そのサイド駒を連結ピンの各軸端に該奥止りの止め穴で組み付けることにより構成されている。
【0010】
本発明の請求項3に係る腕時計用バンドにおいては、ストッパのねじ穴にねじ込まれるビスの頭部を受け入れる切欠段部を座ぐり穴の穴縁に設けたサイド駒と、該ビスの頭部を受け入れる切欠凹部を基部片に設けたストッパとを備え、そのストッパのねじ穴にねじ込まれるビスの頭部縁をサイド駒の切欠段部に当接すると共に、該ビスの頭部をストッパの切欠凹部で受け入れてストッパをサイド駒の内側面と面一にビスで保持することにより構成されている。
【0011】
本発明の請求項4に係る腕時計用バンドにおいては、超硬合金,硬質合金,セラミックス等の超硬質材料で形成したセンター駒並びにサイド駒により組み立てた連鎖部を備えることにより構成されている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付を参照して説明すると、図1はバックル部を除いて、腕時計用バンドBを腕時計ケースCに組付け連結させた側面図を示す。この腕時計用バンドBにおいては、連鎖部b,連鎖部b,連鎖部b,連鎖部bが各々異なる構造により構成されている。その連鎖部中で、連鎖部bが本発明による連鎖部として特殊な構造に構成されている。なお、便宜上、腕時計ケースCとの連結側を「腕時計用バンドBの先端側」とし、手首との接触面側を「腕時計用バンドBの内側面」として説明する。
【0013】
図2は、連鎖部bの一つのブロックを組み立てるのに要する組立部品を示す。その組立部品としては、幅方向に貫通する通し穴10a,10b、11a,11bを連鎖方向前後の各端部寄りに設けた複数個のセンター駒1a,1bと、センター駒1a,1bの各通し穴10a,10b、11a,11bに挿通する二本組の連結ピン2a,2bと、各センター駒1a,1bの連鎖方向前後で隣り合う通し穴10b,11aより突出する連結ピン2a,2bの軸端を挿入する止め穴30a,30b、31a,31bを連鎖方向前後の各端部寄りに設けた複数個のサイド駒3a,3bとが備えられている。
【0014】
その各部品には、連鎖方向に応じて大きさ等の異なる数種のものがある。この各部品を一つの大きさのもので説明すると、センター駒1a(1b)には、図3a並びに図3bで示すように幅方向に貫通する通し穴10a,10b(11a,11b)が連鎖方向前後の各端部寄りに設けられている。この全体形状としては、略勾玉状乃至は楕円状で輪郭縁を面取りすることにより形成されている。
【0015】
連結ピン2a,2bは、図2で示すように各軸端をセンター駒1a,1bの通し穴10a,10b、11a,11bより外方に突出させて通し穴10a,10b、11a,11bに挿通するもので、その軸径はセンター駒1a,1bの揺動を許容するようセンター駒1a,1bの通し穴10a,10b、11a,11bより多少細く形成されている。この連結ピン2a(2b)には、図4で示すように軸径を細くする凹溝20a,20b(21a,21b)がセンター駒1a(1b)の通し穴10a,10b(11a,11b)より外方に突出する各軸端の軸回りに設けられている。
【0016】
サイド駒3a(3b)には、図5a〜図5cで示すように止め穴30a,30b(31a,31b)がセンター駒1a(1b)と相対する側面で連鎖方向前後の各端部寄りに設けられている。この全体形状としても、略勾玉状乃至は楕円状で輪郭縁を面取りすることにより形成されている。そのサイド駒3a(3b)の止め穴30a,30b(31a,31b)は、センター駒1a(1b)と相対する側面から幅方向に向かう奥止り穴として設けられている。
【0017】
そのサイド駒3a(3b)には、止め穴30a,30b(31a,31b)と直交する座ぐり穴30c(31c)が内側面より駒内に向かって後述するストッパの挿置用として設けられている。この他に、ストッパのねじ穴にねじ込まれるビスの頭部を受け入れる切欠段部30d,30e(31d,31e)が座ぐり穴30c(31c)の穴縁に設けられている。更に、ストッパのねじ受け部となる円弧状の側壁を受け入れる円弧状の窪み部30f,30g(31f,31g)が座ぐり穴30c(31c)の相対する側面に設けられている。
【0018】
上述した組立部品に加えて、連鎖部bは、図2で示すようにサイド駒3a,3bの座ぐり穴30c,31cに嵌り合って連結ピン2a,2bの凹溝20a,21a、20b,21bに係合するストッパ4a,4bと、ストッパ4a,4bにねじ込まれるビス5a,5bとを備えて組み立てられている。そのビス5a,5bとしては、ねじ軸部50a,51aと頭部50b,51bを有する丸平ビスが備えられている。
【0019】
ストッパ4a(4b)は、図6a〜図6cで示すようにサイド駒3a,3bの座ぐり穴30c,31cと平面形状で整合する基部片40a(41a)と、基部片40a,(41a)から座ぐり穴30c,31cの穴内に向かう立上り片40b(41b)を有し、且つ、連結ピン2a,2bの凹溝20a,21a、20b,21bに係合する張出し縁40c,40d(41c,41d)を立上り40b(41b)の突端寄り両側部に設け、更に、基部片40a(41a)より立上り片40b(41b)に連通するねじ穴40e(41e)を中央に設けることにより形成されている。
【0020】
その構成中、立上り片40b(41b)は連結ピン2a,2bの軸線上に設けられた凹溝20a,20b、21a,21bの溝幅と同じ厚みを有すると共に、止め穴30a,30b,31a,31bの穴内に挿通される連結ピン2a,2bの凹溝20a,21a、20b,21bに亘る長さを有するよう形成されている。また、張出し縁40c,40d(41c,41d)は座ぐり穴30c,31cの奥側から連結ピン2a,2bの凹溝20a,20b、21a,21bに係合するよう形成されている。
【0021】
その構成に加えて、ストッパ4a(4b)にはねじ穴40e(41e)と同心円の円弧状で両側面から膨出する補強用の側壁部40f,40g(41f,41g)が設けられている。この他に、ストッパ4a(4b)にはビス5a,5bの頭部50b,51bを受け入れる切欠凹部40h(41h)がねじ穴40e(41e)と同心の円弧状を呈するよう基部片40a(41a)に設けられている。
【0022】
その各部品から連鎖部bを組み立てるには、まず、図7a〜図7cで示すようにストッパ4a(4b)を座ぐり穴30c(31c)の内部に挿置させてサイド駒3a(3b)に組み付ける。
【0023】
そのサイド駒3a(3b)に対し、図8a〜図8cで示すように連結ピン2a,2bの各軸端を止め穴30a,30bの穴内に嵌め込んで連結ピン2a,2bを一つのサイド駒3aに組み付ける。その連結ピン2a,2bの組付け状態では、ストッパ4aの張出し縁40c,40dが座ぐり穴30cの両側で連結ピン2a,2bの凹溝20a,21aよりも奥側に位置している。
【0024】
次に、図9a〜図9cで示すように連結ピン2a,2bをセンター駒1a,1bの通し穴10b,11aに相通させて軸端を外方に突出させることにより連鎖方向で相隣接するセンター駒1a,1bを連結ピン2a,2bに組み付ける。
【0025】
更に、図10a並びに図10bで示すようにセンター駒1a,1bより外方に突出する連結ピン2a,2bの軸端を止め穴31a,31bに嵌め込んでセンター駒1a,1bを介して相対するサイド駒3bを連結ピン2a,2bに組み付ける。このサイド駒3a,3bの組付け状態では、ストッパ4a,4bの張出し縁40c,40d、41c,41dが連結ピン2a,2bの凹溝20a,21a、20b,21bに係合していない。
【0026】
最後に、図11a並びに図11bで示すようにビス5a,5bをストッパ4a,4bのねじ穴40e,41eに各々ねじ込む。そのビス5a,5bは、頭部50b,51bが頭縁で座ぐり穴30c,31cの穴縁に設けられた切欠段部30d,30e、31d,31eに当接してもねじ込んでストッパ4a,4bをねじ上げる。
【0027】
これにより、図12a〜図12cで示すようにストッパ4a,4bの張出し縁40c,40d、41c,41dが連結ピン2a,2bの凹溝20a,21a、20b,21bに係合し、ストッパ4a,4bは勿論、サイド駒3a,3bが連結ピン2a,2bから抜け外れないよう固定できる。
【0028】
上述した手順は一例を示すものであり、連結ピン2a,2bをセンター駒1a,1bの通し穴10b,11aに挿通することによりセンター駒1a,1bに予め組み付けてもよい。また、ビス5a,5bは各サイド駒3a,3bの組付け毎にねじ込んでもよい。
【0029】
その一ブロックの組立と同様に、上述した手順により、図13a並びにず13bで示すように後続する各ブロックを順次繰り返し組み付けることにより連鎖部bを組み立てられる。
【0030】
このように連鎖部bを構成するときには、センター駒1a,1bをサイド駒3a,3bで両側から確実に保持できると共に、サイド駒3a,3bの座ぐり穴30c,31cに嵌め込むストッパ片4a,4bの張出し縁40c,40d、41c,41dを相隣り合う連結ピン2a,2bの凹溝20a,21a、20b,21bに係合させることによりサイド駒3a,3bを連結ピン2a,2bで確実に保持できる。
【0031】
従って、センター駒1a,1bの通し穴10a,10b、11a,11b並びにサイド駒3a,3bの止め穴30a,30b、31a,31bについて口径を厳格に管理する必要がないと共に、連結ピン2a,2bの軸径も厳格に管理する必要がない。これにより、加工が容易で構造的に簡単な部品から手間を掛けずに組み立てられると共に、ビス5a,5bの取り外しにより連鎖部bを簡単に組み外せる。
【0032】
それに加えて、サイド駒3a,3bには、図14a〜図14cで示すようにセンター駒1a,1bと相対する側より他側面まで貫通しない奥止りの止め穴30a,30b、31a,31bを設けることにより体裁よく組み立てられる。
【0033】
また、ストッパ4a,4bのねじ穴40e,41eにねじ込まれるビス5a,5bの頭部縁をサイド駒3a,3bの切欠段部30d,30e、31d,31eに当接すると共に、このビス5a,5bの頭部50b,51bをストッパ4a,4bの切欠凹部40h,41hで受け入れてストッパ4a,4bをサイド駒3a,3bの内側面と面一にビス5a,5bで保持することにより、ビス5a,5bが携帯者の手首に当らないよう組み立てられる。
【0034】
この腕時計用バンドでは、上述したと同様に、図15で示す如くセンター駒1c,1dをサイド駒3c,3dで両側から保持すると共に、サイド駒3c,3dの座ぐり穴に嵌め込むストッパ4a,4bの張出し縁を相隣り合う連結ピン2c,2dの軸線に係合させてサイド駒3c,3dを連結ピン2c,2dで保持することにより連鎖部bを組み立てられる。
【0035】
その連鎖部bでは、例えば、連結ピン2c,2dを挿通する止め穴として貫通穴を設けてもよい。この連結ピン2c,2dの止め穴を貫通穴として設けても、ストッパ4a,4bの張出し縁を相隣り合う連結ピン2c,2dの軸線に係合し、また、軸止めカラー2eを連結ピン2c,2dの軸線上に嵌め込んでセンター駒1c,1dの通し穴に挿通することによりサイド駒3c,3dを確実に保持できるよう組み立てられる。
【0036】
腕時計ケースCとの連結側は、図15で示すようにセンター駒1aの通し穴10aから突出する連結ピン2fの軸端をサイド駒3e,3fの止め穴に嵌め込み、サイド駒3e,3fをセンター駒1aの両側部に連結ピン2fで保持させて連鎖部bを組み立てることにより腕時計ケースCに連結装備できる。
【0037】
そのサイド駒3e,3fは、センター駒1aの両側に配置するものが左右対称に形成されている。このサイド駒3e(3f)は、図16a,図16bで示すようにセンター駒の通し穴から突出する連結ピンの軸端部を嵌め込む止め穴32,腕時計ケースCのフレーム部を横側から支持する受け縁部33、腕時計ケースCのフレーム部を下側から支持する段部34とから形成されている。この連鎖部b3では、腕時計ケースCの支持ピンを挿通する必要から短い連結ピン2fを用いることにより組み立てられる。
【0038】
バックルとの連結側は、図15で示すように端部駒6,バックル取付駒7を備えて連鎖部bを組み立てられる。端部駒6は、図17a,図17bで示すようにセンター駒1eを後端側で受け入れる切欠部60、両張り出し部61a,61b、橋絡部62から平面略コの字状に形成されている。この端部駒6には、バックル取付駒7の嵌込み穴63が橋絡部62から各張り出し部61a,61bの内側面に設けられている。また、両張り出し部61a,61bにはセンター駒1eとの止め穴64a,64b並びにバックル取付駒7の止め穴65a,65bが設けられている。
【0039】
それに対し、バックル取付駒7は、図18a,図18bで示すように端部駒の嵌込み穴に組み付ける本体部70、本体部70から内方に突出する脚部71a,71bが正面逆コの字状に形成されている。このバックル取付駒7には、端部駒との止め穴72が本体部70に貫通穴として設けられ、また、バックル側の支持ピンを挿通する止め穴73a,73bが脚部71a,71bに設けられている。
【0040】
端部駒6は、図15で示すように軸線の長い連結ピン3gを備えてセンター駒1eと連結でき、また、バックル取付駒7は端部駒6の嵌込み穴63に組み付けて軸線の長い連結ピン3hで端部駒6に取付け固定できる。これと共に、軸止めカラー3i,3jを連結ピン3g,3hの軸線上に嵌め込んでセンター駒1eの通し穴並びにバックル取付駒7の止め穴72に挿通することにより各部を確実に保持できる。
【0041】
上述した簡単な構造から各部を構成するため、センター駒1a,1b並びにサイド駒3a,3bはタングステンカーバイト(WC),タンタルカーバイト(TaC),チタニュームカーバイト(TiC)等の超硬・硬質合金,又はジルコニアセラミックス等の超硬質材料で容易に形成でき、またこれら超硬質材料からなるバンド駒は、精度的に射出成形による形成も容易である。これにより、腕時計ケースと合わせて傷付き等の生じ難い腕時計用バンドBとして全体が構成でき、特に、ジルコニアセラミックス等のセラミック材料から形成するときには金属アレルギーの虞れのある使用者向けとして好適なものに構成できる。
【0042】
【発明の効果】
以上に如く、本発明の請求項1に係る腕時計用バンドに依れば、ストッパを座ぐり穴の穴内に挿置させてサイド駒に組み付け、このサイド駒をセンター駒の通し穴より外方に突出する連結ピンの各軸端に止め穴で組み付け、ストッパのねじ穴にねじ込まれるビスの頭部縁をサイド駒の穴縁に当接すると共に、ストッパを座ぐり穴の奥側から張出し縁で連結ピンの凹溝と係合するまでビスでねじ上げて保持し、そのストッパで連結ピンに固定するサイド駒によりセンター駒を両側から支持する連鎖部を備えることにより、センター駒の各通し穴より外方に突出する連結ピンの各軸端をサイド駒の止め穴に圧入嵌着する構成によらないで、サイド駒を連結ピンで確実に保持できると共に、センター駒をサイド駒で両側から確実に保持させて構造的に簡単な部品から容易に組み立てられしかも容易に組み外せる。
【0043】
本発明の請求項2に係る腕時計用バンドに依れば、センター駒と相対する側より他側面まで貫通しない奥止りの止め穴を設けたサイド駒により組み立てた連鎖部を備えることにより体裁の良好なものに組み立てられる。
【0044】
本発明の請求項3に係る腕時計用バンドに依れば、ストッパのねじ穴にねじ込まれるビスの頭部縁をサイド駒の切欠段部に当接すると共に、ビスの頭部をストッパの切欠凹部で受け入れてストッパをサイド駒の内側面と面一にビスで保持するため、ビスが携帯者の手首に当らないよう組み立てられる。
【0045】
本発明の請求項4に係る腕時計用バンドに依れば、超硬合金,硬質合金,セラミックス等の超硬質材料で形成したセンター駒並びにサイド駒から組み立てた連鎖部を備えることにより、傷付き等の生じ難い腕時計用バンドして構成でき、特に、ジルコニアセラミックス等のセラミック材料から形成するときには金属アレルギーの虞れのある携帯者向けとして好適なものに構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る腕時計用バンドを備えた腕時計を示す側面図である。
【図2】同腕時計用バンドの一ブロックを組み立るのに要する各部品を展開させて示す仰角斜視図である。
【図3a】同腕時計用バンドの組立に要するセンター駒を示す側面図である。
【図3b】図3aのセンター駒を示す平面図である。
【図4】同腕時計用バンドの組立に要する連結ピンを示す平面図である。
【図5a】同腕時計用バンドの組立に要するサイド駒を示す平面図である。
【図5b】図5aのサイド駒をA−A線で示す断面図である。
【図5c】図5aのサイド駒をB−B線で示す断面図である。
【図6a】同腕時計用バンドの組立に要するストッパを示す平面図である。
【図6b】図6aのストッパをA−A線で示す断面図である。
【図6c】図6aのストッパをB−B線で示す断面図である。
【図7a】図6aのストッパをサイド駒に組み付けて示す平面図である。
【図7b】図7aのサイド駒をA−A線で示す断面図である。
【図7c】図7aのサイド駒をB−B線で示す断面図である。
【図8a】図7aのサイド駒を連結ピンに組み付けて示す平面図である。
【図8b】図8aのサイド駒をA−A線で示す断面図である。
【図8c】図8aのサイド駒をB−B線で示す断面図である。
【図9a】図8aのサイド駒に対するセンター駒の組付け状態を示す平面図である。
【図9b】図9aのサイド駒をA−A線で示す断面図である。
【図9c】図9aのサイド駒をB−B線で示す断面図である。
【図10a】両側のサイド駒をセンター駒に組み付けて示す平面図である。
【図10b】図10aのサイド駒をA−A線で示す断面図である。
【図11a】図10aのサイド駒に対するビスのねじ込み状態をねじ込み途上で示す断面図である。
【図11b】図11aのねじによるねじ込み状態を直交方向から示す断面図である。
【図12a】図10aのサイド駒に対するビスのねじ込み状態を示す平面図である。
【図12b】図12aのビスによるねじ込み状態をA−A線で示す断面図である。
【図12c】図12aのビスによるねじ込み状態をB−B線で示す断面図である。
【図13a】本発明に係る腕時計用バンドを複数ブロックの組付け状態で示す平面図である。
【図13b】図13aのブロック組付け状態を示す側面図である。
【図14a】本発明に係る腕時計用バンドの主要な連鎖部を組立状態で示す内面図である。
【図14b】図14aの主要な連鎖部を示す側面図である。
【図14c】図14aの主要な連鎖部を示す外面図である。
【図15】本発明に係る腕時計用バンドの片側を部分的に切り欠いて示す平面図である。
【図16a】同腕時計用バンドの組立に要する時計装備側のサイド駒を示す平面図である。
【図16b】図16aのサイド駒を示す側面図である。
【図17a】同腕時計用バンドの組立に要するバックル装備側の端部駒を示す平面図である。
【図17b】図17aの端部駒を示す側面図である。
【図18a】同腕時計用バンドの組立に要するバックル取付け駒を示す正面図である。
【図18b】図18aのバックル取付け駒を示す側面図である。
【符号の説明】
1a,1b センター駒
10a,10b、11a,11b センター駒の通し穴
2a,2b 連結ピン
20a,20b、21a,21b 連結ピンの凹溝
3a,3b サイド駒
30a,30b、31a,31b サイド駒の止め穴
30c,31c サイド駒の座ぐり穴
30d,30e、31d,31e サイド駒の切欠段部
4a,4b ストッパ
40a,41a ストッパの基部片
40b,41b ストッパの立上り片
40c,40d、41c,41d ストッパの張出し縁
40e,41e ストッパのねじ穴
40h,41h ストッパの切欠凹部
5a,5b ビス
50b,51b ビスの頭部

Claims (4)

  1. 幅方向に貫通する通し穴を連鎖方向前後の各端部寄りに設けたセンター駒と、片側面から幅方向に向かう止め穴を連鎖方向前後の各端部寄りに設けたサイド駒とを備え、センター駒の各通し穴から軸両端を外方に突出させて連結ピンを複数個直列に並ぶセンター駒に組み付け、サイド駒を連鎖方向前後で相隣り合うセンター駒の通し穴から突出する連結ピンの各軸端に組み付けて、センター駒をサイド駒で両側から支持する形態を基本とし、
    上記サイド駒には各止め穴に直交する座ぐり穴を内側面より駒内に設け、上記連結ピンには軸径を細くする凹溝をサイド駒の止め穴に挿入する軸線上で座ぐり穴と相応する軸回りに設けると共に、サイド駒の座ぐり穴と平面形状で整合する基部片から座ぐり穴の穴内に向う立上り片を有し、且つ、連結ピンの凹溝に係合する張出し縁を立上りの突端寄り両側部に設け、更に、基部片より立上り片に連通するねじ穴を設けたストッパと、そのストッパのねじ穴にねじ込まれて頭部縁をサイド駒の穴縁に当接するビスとを備え、
    上記ストッパを座ぐり穴の穴内に挿置させてサイド駒に組み付け、このサイド駒をセンター駒の通し穴より外方に突出する連結ピンの各軸端に止め穴で組み付け、ストッパのねじ穴にねじ込まれるビスの頭部縁をサイド駒の穴縁に当接すると共に、ストッパの張出し縁を座ぐり穴の奥側から連結ピンの凹溝と係合するまでストッパをビスでねじ上げて保持し、そのストッパで連結ピンに固定するサイド駒によりセンター駒を両側から支持する連鎖部を備えてなることを特徴とする腕時計用バンド。
  2. 上記センター駒と相対する側面より幅方向に向かって奥止りの止め穴を設けたサイド駒を備え、そのサイド駒を連結ピンの各軸端に該奥止りの止め穴で組み付けてなることを特徴とする請求項1に記載の腕時計用バンド。
  3. 上記ストッパのねじ穴にねじ込まれるビスの頭部を受け入れる切欠段部を座ぐり穴の穴縁に設けたサイド駒と、該ビスの頭部を受け入れる切欠凹部を基部片に設けたストッパとを備え、そのストッパのねじ穴にねじ込まれるビスの頭部縁をサイド駒の切欠段部に当接すると共に、該ビスの頭部をストッパの切欠凹部で受け入れてストッパをサイド駒の内側面と面一にビスで保持してなることを特徴とする請求項1または2に記載の腕時計用バンド。
  4. 超硬合金,硬質合金,セラミックス等の超硬質材料で形成したセンター駒並びにサイド駒により組み立てた連鎖部を備えてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の腕時計用バンド。
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