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JP4746513B2 - 分電盤 - Google Patents

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JP4746513B2
JP4746513B2 JP2006291782A JP2006291782A JP4746513B2 JP 4746513 B2 JP4746513 B2 JP 4746513B2 JP 2006291782 A JP2006291782 A JP 2006291782A JP 2006291782 A JP2006291782 A JP 2006291782A JP 4746513 B2 JP4746513 B2 JP 4746513B2
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Description

本発明は、分電盤に関するものである。
従来より、図10に示すように複数の分岐ブレーカ3をねじ23を介して幹線バー7に接続した分電盤Aがあった。この分電盤Aは、前面側が開口した略箱形状の盤本体1を備えており、前面側には蓋体2が取着されている。また、盤本体1の内部には主幹ブレーカ8及び複数(図10では2個)の分岐ブレーカ3が配置されている。主幹ブレーカ8は取付ベース10に固定されており、各出力端子8cが導電部材13を介して複数(図10では3本)の幹線バー7にそれぞれ接続されている。各分岐ブレーカ3はそれぞれ取付ベース21に固定されており、各入力端子3bが長さの異なる導電部材22a〜22cを介して3本の幹線バー7にそれぞれ接続されている。尚、各導電部材22a〜22cと各幹線バー7とはそれぞれねじ23を介して接続されている。
この分電盤Aでは、各分岐ブレーカ3は導電部材22a〜22cを介して幹線バー7に接続されており、また各導電部材22a〜22cと各幹線バー7とはねじ23を介して接続されているので、幹線バー7にねじ23を挿通するためのねじ挿通孔(図示せず)を設ける必要があった。また、各導電部材22a〜22cと各幹線バー7とを接続するためにはねじ23を締め付ける必要があり、工程が増え、作業性が悪いという問題があった。
そこで、作業性を向上させるために、複数の分岐ブレーカをプラグイン方式により幹線バーに接続した分電盤が提案されている(例えば特許文献1参照)。この分電盤は、前面側が開口した略箱形状の盤本体を備えており、盤本体の内部には主幹ブレーカ及び複数の分岐ブレーカが配置されている。また、盤本体の内部には複数の幹線バーが、その幅方向が盤本体の奥行方向となるように配設されており、各幹線バーは主幹ブレーカの各出力端子にそれぞれ接続されている。さらに、各分岐ブレーカは、背面側に分岐ブレーカの各入力端子と対応する幹線バーの間を電気的に接続するための複数のプラグを有するプラグインアダプタに取着されており、分岐ブレーカを盤本体の前面側から押圧することで各プラグが対応する幹線バーに差込接続され、プラグを介して分岐ブレーカの各入力端子と対応する幹線バーとがそれぞれ電気的に接続される。
特開2005−158420号公報(第3頁−第4頁、及び、第1図−第10図)
上述の特許文献1に示した分電盤では、幅方向が盤本体の奥行方向となるように幹線バーが配設されているので、受電容量が大きい場合には幹線バーの幅方向寸法が大きくなり、盤本体の奥行寸法が大きくなるという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、作業性を向上させるとともに、奥行寸法を小さくした分電盤を提供することにある。
請求項1の発明は、厚み方向が箱体の奥行方向となるように配設され箱体の奥行方向と直交する方向に延出する複数のメインバーと、複数のメインバーの前面側に配設される分岐ブレーカと、分岐ブレーカの複数の入力端子にそれぞれ接続されて各入力端子と対応するメインバーの間をそれぞれ電気的に接続する複数の第1のプラグイン接続部材とを備え、複数のメインバーは箱体の奥行方向において同一高さに配設されており、分岐ブレーカをメインバーの配列方向に沿ってスライドさせることで対応するメインバーに差込接続される受刃を各第1のプラグイン接続部材にそれぞれ設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、メインバーの幅方向における受刃が差込接続される一端側と反対側の端部を箱体の奥行方向に折曲して折曲部を設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、別の分岐ブレーカの複数の入力端子にそれぞれ接続されて各入力端子と対応するメインバーの間をそれぞれ電気的に接続する複数の第2のプラグイン接続部材を備え、折曲部はメインバーの反対側の端部から前方へ突出しており、別の分岐ブレーカを箱体の前面側から押圧することで対応するメインバーの折曲部に差込接続される受刃を各第2のプラグイン接続部材にそれぞれ設けたことを特徴とする。
請求項4の発明は、複数の第1のプラグイン接続部材が取着され、複数のメインバーを間にした両端側に工具の先端側が挿通可能な挿通孔が設けられた絶縁性のブレーカ取付台が分岐ブレーカの背面側に取着されており、複数のメインバーを間にした両側にメインバーの配列方向に沿った載置面を有し当該載置面の前面側にブレーカ取付台が載置される固定部材を設け、ブレーカ取付台を載置面に載置した状態で挿通孔に挿通された工具の先端側に当接し、てこの支点をなす当接部を固定部材に設けたことを特徴とする。
請求項5の発明は、載置面に、メインバーの延出方向に沿って一定の間隔でブレーカ取付台を固定する固定手段を設けるとともに、当該固定手段を用いてブレーカ取付台を固定した状態でブレーカ取付台の挿通孔に重合する部位に切欠部を設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、複数のメインバーをその厚み方向が箱体の奥行方向となるように配設するとともに、箱体の奥行方向において同一高さに配置しているので、箱体の奥行寸法を小さくすることができるという効果がある。特に、受電容量が大きくなった場合、メインバーの幅寸法が大きくなるので、従来例によると箱体の奥行寸法が大きくなるが、上述のように分岐ブレーカをメインバーの配列方向に沿ってスライドさせて差込接続できるようにメインバーを配設することで箱体の奥行寸法の増加を抑えることができるという効果がある。
請求項2の発明によれば、受電容量の増加に伴ってメインバーの幅寸法が大きくなった場合、メインバーの幅方向における第1のプラグイン接続部材の受刃が接続される一端側と反対側の端部を箱体の奥行方向に折曲させているので、請求項1の発明に対して箱体の幅寸法を小さくすることができるという効果がある。また、従来例のようにメインバーをその幅方向が箱体の奥行方向となるように配置していないので、従来例に対して箱体の奥行寸法を小さくすることができるという効果がある。
請求項3の発明によれば、メインバーに箱体の前面側に折曲させた折曲部を設けることによって、第1のプラグイン接続部材の場合には分岐ブレーカをメインバーの配列方向に沿ってスライドさせることで各受刃を対応するメインバーに差込接続することができ、第2のプラグイン接続部材の場合には分岐ブレーカを箱体の前面側から押圧することで各受刃を対応するメインバーの折曲部に差込接続することができるので、使い勝手が向上するという効果がある。また、メインバーを折曲することによって第2のプラグイン接続部材の受刃が差込接続される部位を設けているので、従来例に対して箱体の奥行寸法を小さくすることができるという効果もある。
請求項4の発明によれば、固定部材に工具の先端側が当接する当接部を設けているので、ブレーカ取付台を固定部材の載置面に載置した状態で一方側の挿通孔に工具の先端側を挿通し、工具の先端側を当接部に当接させた状態で工具を介して力を加えると、当接部がてこの支点となりブレーカ取付台が載置面に沿ってスライドする。この時、第1のプラグイン接続部材もブレーカ取付台に合わせてスライドするので、各受刃を対応するメインバーに容易に差込接続することができるという効果がある。また、他方側の挿通孔に工具の先端側を挿通し、工具の先端側を当接部に当接させた状態で工具を介して力を加えると、当接部がてこの支点となりブレーカ取付台が載置面に沿って逆の方向にスライドする。この時、第1のプラグイン接続部材もブレーカ取付台に合わせてスライドするので、各受刃とメインバーとの接続状態を容易に解除することができるという効果もある。従って、複数の分岐ブレーカの第1のプラグイン接続部材の各受刃と対応するメインバーとを小さい力で容易に抜き差しすることができ、作業性を向上させることができるという効果がある。
請求項5の発明によれば、固定部材の載置面に、メインバーの延出方向に沿って一定の間隔でブレーカ取付台を固定するための固定手段を設け、さらにこの固定手段を用いてブレーカ取付台を固定した状態でブレーカ取付台の挿通孔に重合する部位に切欠部を設けており、挿通孔を切欠部の位置に合わせないと工具の先端側を挿通することができないので、挿通孔を切欠部の位置に合わせることによってブレーカ取付台を精度よく位置決めした状態で固定手段を用いて固定部材に固定することができるという効果がある。また、挿通孔を切欠部の位置に合わせることによってブレーカ取付台を固定部材に容易に固定することができるので、作業性を向上させることができるという効果もある。
(第1の実施形態)
第1の実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。尚、以下の説明では特に断りがない場合、図4に示す向きにおいて上下左右の方向を規定し、図4の正面を前面という。従って図1の右側が後面側になる。
本実施形態の分電盤Aは、図4で規定した上下方向を造営面(例えば、壁面等)の上下方向に合わせて壁面に取着されており、図1及び図4に示すように前面側が開口した略箱形状の盤本体1と、盤本体1の開口部に取着される蓋体2と、盤本体1の内部に配置される主幹ブレーカ8及び複数(図4では2個)の分岐ブレーカ3と、主幹ブレーカ8と各分岐ブレーカ3とを電気的に接続する複数(図4では3本)のメインバー7とを備えている。
盤本体1は、図1及び図4に示すように前面側が開口した上下方向に延出する縦長の略箱形状に形成されており、盤本体1の底面において左右方向両端寄りには断面視コ字状であって盤本体1の上下方向に沿って延出する一対の取付部材9、9が、盤本体1の底面から突設されたボルト15を介して盤本体1に取付けられている。また、図1に示すように盤本体1の前面側(図1の左側)の開口部には、開口部を開閉自在に覆う蓋体2が枢設されている。ここに、盤本体1と蓋体2とで箱体を構成している。
各取付部材9には、図4に示すように上下方向に沿って一定の間隔でねじ孔9aが複数設けられており、両取付部材9、9の上方位置には略矩形板状の取付ベース10がねじ17を介して取付けられている。また、取付ベース10の下方位置には、横長の略矩形板状の2枚の取付ベース11、11がねじ17を介して一定の間隔を空けて取付けられている。さらに、両取付ベース11、11間には、上下方向に延出する一対の固定部材6、6が両取付部材9、9の内側近傍において対向して取付けられている。
各固定部材6は、図1及び図2に示すように略L字状に形成された支持片6aと、支持片6aの先端側を取付ベース11と平行であって、外側に向かって折曲された載置片(載置面)6bとで形成されている。また、各載置片6bには、図4に示すように上下方向に沿って一定の間隔で複数のねじ孔6cが設けられており、隣接するねじ孔6c、6cの間には円弧状の切欠部6dが各載置片6bの外側端縁に設けられている。ここに、ねじ孔6cとねじ孔6cに螺合するねじ17とで後述するブレーカ取付台4を固定する固定手段を構成している。両固定部材6、6の上下方向両端側には、横長の略矩形板状であって、裏面側(図2の右側)に一定の間隔で複数(図2では3個)の突台部12aが設けられた絶縁性の取付部材12、12がそれぞれねじ17を介して取付けられている。
次に、主幹ブレーカ8について図4に基づいて説明する。主幹ブレーカ8は、縦長の直方体状に形成されており、前面側略中央には内部の接点(図示せず)をオン/オフして後述する各入力端子8bと対応する出力端子8cの間を導通又は開放するための摘み8aが設けられている。また、摘み8aを間にして上下方向両端側には、複数(図4では3個)の入力端子8b及び出力端子8cがそれぞれ設けられており、各入力端子8bには図示しない一次電源に接続される導電部材14が、各出力端子8cには後述するメインバー7に接続される導電部材13がそれぞれ接続されている。この主幹ブレーカ8は、取付ベース10に例えばねじ等を介して固定されている。
ここで、メインバー7について説明する。各メインバー7は、図1、図2及び図4に示すように細長い矩形板状に形成されており、その厚み方向が盤本体1の奥行方向であって、且つ盤本体1の奥行方向において同一高さとなるように配設されている。また、各メインバー7は、その長手方向が上下方向であって、左右方向において互いに一定の間隔を設けた状態でそれぞれ配設されており、上端側でねじ16を介して各導電部材13にそれぞれ接続されている。さらに、各メインバー7は、図2及び図4に示すように上下方向両端側においてねじ17を介して両取付部材12、12の各突台部12a、12aにそれぞれ固定されている。
而して、メインバー7をその厚み方向が盤本体1の奥行方向であって、且つ盤本体1の奥行方向において同一高さとなるように配設することによって、盤本体1の奥行寸法を小さくすることができ、特に受電容量が大きくなり、メインバー7の幅寸法が大きくなった場合でも、従来例に示す分電盤Aのように盤本体1の奥行寸法が大きくなることがなく、盤本体1の奥行寸法の増加を抑えることができる。
次に分岐ブレーカ3について説明する。分岐ブレーカ3は、図1〜図4に示すように略直方体状に形成されており、前面側略中央には内部の接点(図示せず)をオン/オフして後述する各入力端子3bと対応する出力端子3cの間を導通又は開放するための摘み3aが設けられている。また、摘み3aを間にして左右方向両端側には、複数(図4では3個)の入力端子3b及び出力端子3cがそれぞれ設けられており、各入力端子3bには後述するプラグイン接続部材(第1のプラグイン接続部材)25〜27が、各出力端子3cには図示しない電線等がそれぞれ接続されている。
この分岐ブレーカ3は、図4に示すように平面視矩形状のブレーカ取付台4に取付けられている。このブレーカ取付台4は、図2に示すように断面視L字状に形成され左右方向(図2の上下方向)両端側に突出片が一体に設けられた絶縁性の取付台4aを有しており、両突出片の両端側には、図4に示すように横長の挿通孔4eがそれぞれ2個ずつ設けられている。また、挿通孔4e、4eを間にして上下方向両側には、図6(a)に示すように一対のねじ挿通孔4f、4fが設けられている。さらに、取付台4aの右側(図2の上側)には、導電材料を用いて形成された接続片4b〜4dが、例えばねじ等を介して取付けられている。これらの接続片4b〜4dは、一端側に分岐ブレーカ3に接続される接続部4gが設けられており、他端側が取付台4aに設けた挿通孔4hを通して後面側(図2の右側)に突出している。また、後面側に突出した各接続部材4b〜4dの先端側には、断面視略コ字状に形成された受刃5がそれぞれ取付けられており、各受刃5の先端側は互いの間隔がメインバー7の厚みよりもわずかに狭くなるように略く字状に折曲形成されている。そして、各受刃5は、左右方向(図1の上下方向)において隣接する受刃5の取付ピッチが隣接するメインバー7の取付ピッチと同寸法となるように、且つ前後方向(図1の左右方向)においてメインバー7と同一高さとなるように配設されている。尚、隣接する接続片4b、4c及び接続片4c、4dの間には、図3に示すように空間距離及び沿面距離を確保するための絶縁壁24がそれぞれ設けられている。ここに、各接続片4b〜4dと受刃5とでそれぞれプラグイン接続部材25〜27を構成しており、プラグイン接続部材25〜27と取付台4aとでブレーカ取付台4を構成している。
ここで、分岐ブレーカ3をブレーカ取付台4に取付ける方法について説明する。まず、分岐ブレーカ3を左方向(図1の下側)から移動させて各入力端子3bの位置を対応する接続片4b〜4dの各接続部4gの位置に合わせる。そして、ブレーカ3をねじ19を介して取付台4aに固定するとともに、ねじ18を締結して各入力端子3bと対応する接続部4gを接続すると、分岐ブレーカ3の取付けが完了する。
さらに、分岐ブレーカ3が固定されたブレーカ取付台4を固定部材6に取付ける方法及び取り外す方法について図5及び図6に基づいて説明する。まず、取付ける場合には、図6(a)に示すようにブレーカ取付台4を両固定部材6、6の載置片6b、6bに載置し、ブレーカ取付台4の一端側(図6(a)の左側)の挿通孔4e、4eを載置片6bの切欠部6d、6dに合わせる。この時、各受刃5は、対応するメインバー7に対してそれぞれ右側に位置している。次に、図5(a)及び図5(b)に示すように、一端側(図5(a)の左側)の挿通孔4eに工具20の先端部20aを挿通し、外側(図5(b)の左側)に向けて工具20に力を加えると、先端部20aが固定部材6の支持片6aの側面に当接することで先端部20aと支持片6aとの当接部位がてこの支点となり、ブレーカ取付台4に左向きの力が加えられ、ブレーカ取付台4が載置片6bの上面に沿って左方向にスライドする。この時、各受刃5もブレーカ取付台4に合わせて左方向にスライドするので、各受刃5aが対応するメインバー7にそれぞれ差込接続され、分岐ブレーカ3の各入力端子3bと対応するメインバー7とがそれぞれ電気的に接続される。また、図6(b)に示すようにブレーカ取付台4の4つの挿通孔4eと対応する切欠部6dとがそれぞれ重合する。そして、図5(c)及び図6(c)に示すようにねじ17をブレーカ取付台4のねじ挿通孔4fに挿通し、載置片6bのねじ孔6cに螺合させると、ブレーカ取付台4が両固定部材6、6に固定され、取付けが完了する。
逆に、取り外す場合には、ねじ17を取り外した後、図5(d)に示すように右側の挿通孔4eに工具20の先端部20aを挿通し、外側(図5(e)の右側)に向けて工具20に力を加えると、ブレーカ取付台4を取付ける際と逆向きの力、すなわち右向きの力が加えられ、ブレーカ取付台4が載置片6bの上面に沿って右方向にスライドする。この時、各受刃5もブレーカ取付台4に合わせて右方向にスライドするので、各受刃5aと対応するメインバー7との接続状態が解除される。ここに、各固定部材6の支持片6aの側面であって工具20の先端部20aと当接する部位から、てこの支点となる当接部が構成される。
本実施形態の分電盤Aでは、てこの原理を利用してブレーカ取付台4を載置片6bの上面に沿ってスライドさせるだけで、各受刃5を対応するメインバー7に容易に差込接続することができ、また容易に接続状態を解除することができる。さらに、ブレーカ取付台4の挿通孔4eを載置片6bの切欠部6dの位置に合わせた状態でないと工具20の先端部20aを挿通孔4eに挿通することができず、挿通孔4eを切欠部6cの位置に合わせることによってブレーカ取付台4を精度よく位置決めすることができ、且つ容易に両固定部材6、6に固定することができる。従って、各受刃5と対応するメインバー7とを小さい力で容易に抜き差しすることができ、且つ複数のブレーカ取付台4を容易に取付けることができるので、作業性を向上させることができる。
尚、本実施形態では、分岐ブレーカ3を2個用いた例で説明したが、用いる分岐ブレーカ3の数は本実施形態に限定されるものではなく、1個又は3個以上であってもよい。また、用いるメインバー7の数も本実施形態に限定されるものではなく、使用目的等に合わせて適宜設計すればよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態を図7〜図9に基づいて説明する。本実施形態の分電盤Aは、盤本体1と、蓋体2と、主幹ブレーカ8及び複数(図7では2個)の分岐ブレーカ3と、複数(図7では3本)のメインバー7とを備えており、各メインバー7の幅方向一端側を前面側に折曲して折曲部7aを設けた点以外の構成は第1の実施形態と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して説明は省略する。
各メインバー7には、図7及び図8に示すように受刃5が差し込まれる一端側と反対側の端部、すなわち左側端部を前面側(図8において上側)に折曲して折曲部7aが形成されており、上下方向両端側においてねじ17を介して取付部材12の各突台部12aにそれぞれ固定されている。
ここで、受電容量の増加に伴って各メインバー7の幅寸法が大きくなった場合、従来例では盤本体1の奥行寸法をメインバー7の幅寸法の増加分ほど大きくする必要が生じ、また第1の実施形態ではメインバー7の幅寸法の増加分に応じて盤本体1の幅寸法を大きくする必要が生じる。一方、本分電盤Aでは、メインバー7の左側端部を前面側に折曲して折曲部7aを形成しているので、従来例に対して盤本体1の奥行寸法を小さくすることができ、また第1の実施形態に対して盤本体1の幅寸法を小さくすることができる。
尚、本分電盤Aでは、メインバー7の左側端部を前面側に折曲した例で説明しているが、後面側に折曲してもよく、従来例に対して盤本体1の奥行寸法を小さくすることができ、また第1の実施形態に対して盤本体1の幅寸法を小さくすることができる。
また、本実施形態において、図9に示すように対応するメインバー7の折曲部7aに前面側(図9の上側)から差込接続される各受刃5を備えた接続片4b’〜4d’を用いてプラグイン接続部材(第2のプラグイン接続部材)28〜30を構成してもよく、プラグイン接続部材28〜30が接続されたブレーカ取付台4を前面側から押圧することで各受刃5は対応するメインバー7の折曲部7aに差込接続され、分岐ブレーカ3の各入力端子3bと対応するメインバー7とがそれぞれ電気的に接続される。
この分電盤Aでは、前面側からブレーカ取付台4を押圧するだけで各受刃5を対応するメインバー7の折曲部7aにそれぞれ差込接続することができるので、分岐ブレーカ3の各入力端子3bと対応するメインバー7とを容易に電気的に接続することができる。また、第1の実施形態で説明したブレーカ取付台4を用いた場合でも、各受刃5を対応するメインバー7の幅方向における折曲部7aを設けた一端側と反対側の端部にそれぞれ差込接続することができる。さらに、各受刃5が差込接続される部位を対応するメインバー7の幅方向一端側を折曲することで設けているので、従来例に対して盤本体1の奥行寸法を小さくすることができる。
尚、本実施形態では、各メインバー7の左側端部を前面側に折曲して折曲部7aを設けているが、各メインバー7の右側端部を折曲してもよく、本実施形態で説明したブレーカ取付台4又は第1の実施形態で説明したブレーカ取付台4のいずれを用いた場合でも、分岐ブレーカ3の各入力端子3bと対応するメインバー7とを容易に電気的に接続することができる。
第1の実施形態の分電盤を下面側から見た一部破断せる平面図である。 同上にブレーカ取付台を取付ける前の状態を示す一部破断せる平面図である。 (a)は同上に用いるブレーカ取付台を上面側から見た一部破断せる平面図である。(b)は同上に用いるブレーカ取付台を下面側から見た一部破断せる平面図である。 同上の蓋体を取り外した状態を示す正面図である。 (a)〜(e)は同上においてブレーカ取付台を固定部材に取付ける状態を示す一部破断せる状態図である。 (a)〜(c)は同上においてブレーカ取付台を固定部材に取付ける状態を前面側から見た一部破断せる状態図である。 第2の実施形態の分電盤の蓋体を取り外した状態を示す正面図である。 同上の分電盤を下面側から見た一部破断せる平面図である。 同上の他の分電盤を下面側から見た一部破断せる平面図である。 (a)は従来例の分電盤の蓋体を取り外した状態を示す正面図である。(b)は同上を下面側から見た断面図である。
符号の説明
1 盤本体
2 蓋体
3 分岐ブレーカ
3b 入力端子
4 ブレーカ取付台
4b 接続片
4c 接続片
4d 接続片
4e 挿通孔
5 受刃
6 固定部材
6b 載置片(載置面)
6c ねじ孔
6d 切欠部
7 メインバー
7a 折曲部
25 プラグイン接続部材
26 プラグイン接続部材
27 プラグイン接続部材
A 分電盤

Claims (5)

  1. 厚み方向が箱体の奥行方向となるように配設され箱体の奥行方向と直交する方向に延出する複数のメインバーと、複数のメインバーの前面側に配設される分岐ブレーカと、分岐ブレーカの複数の入力端子にそれぞれ接続されて各入力端子と対応するメインバーの間をそれぞれ電気的に接続する複数の第1のプラグイン接続部材とを備え、複数の前記メインバーは箱体の奥行方向において同一高さに配設されており、前記分岐ブレーカをメインバーの配列方向に沿ってスライドさせることで対応するメインバーに差込接続される受刃を前記各第1のプラグイン接続部材にそれぞれ設けたことを特徴とする分電盤。
  2. 前記メインバーの幅方向における前記受刃が差込接続される一端側と反対側の端部を箱体の奥行方向に折曲して折曲部を設けたことを特徴とする請求項1記載の分電盤。
  3. 別の分岐ブレーカの複数の入力端子にそれぞれ接続されて各入力端子と対応するメインバーの間をそれぞれ電気的に接続する複数の第2のプラグイン接続部材を備え、前記折曲部はメインバーの前記反対側の端部から前方へ突出しており、前記別の分岐ブレーカを箱体の前面側から押圧することで対応するメインバーの前記折曲部に差込接続される受刃を前記各第2のプラグイン接続部材にそれぞれ設けたことを特徴とする請求項2記載の分電盤。
  4. 複数の前記第1のプラグイン接続部材が取着され、複数の前記メインバーを間にした両端側に工具の先端側が挿通可能な挿通孔が設けられた絶縁性のブレーカ取付台が分岐ブレーカの背面側に取着されており、複数の前記メインバーを間にした両側にメインバーの配列方向に沿った載置面を有し当該載置面の前面側に前記ブレーカ取付台が載置される固定部材を設け、前記ブレーカ取付台を前記載置面に載置した状態で前記挿通孔に挿通された工具の先端側に当接し、てこの支点をなす当接部を前記固定部材に設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の分電盤。
  5. 前記載置面に、メインバーの延出方向に沿って一定の間隔でブレーカ取付台を固定する固定手段を設けるとともに、当該固定手段を用いてブレーカ取付台を固定した状態でブレーカ取付台の前記挿通孔に重合する部位に切欠部を設けたことを特徴とする請求項4記載の分電盤。
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