JP4743040B2 - 回転角度検出装置 - Google Patents
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Description
従来より、ホールIC等の磁気検出素子を用いて検出対象物(被検出物)の回転角度を検出する回転角度検出装置が公知である(例えば、特許文献1及び2参照)。
この回転角度検出装置は、スロットルバルブ等の検出対象物の回転に伴って回転するロータに固定されたマグネット101と、このマグネット101と共に磁気回路を形成する回転角度センサ102とを備えている。この回転角度センサ102は、磁気検出素子104の中心とマグネット101の回転中心とを結ぶ基準線および検出対象物の回転軸を含んだ平面を境にして面対称(左右対称)となるように2分割された一対の分割ヨーク(ステータコア)103、およびこれらの分割ヨーク103の対向部111間に形成された磁束検出ギャップを通過する磁束密度に応じて出力が変化するホールIC等の磁気検出素子104等によって構成されている。
ここで、一対の分割ヨーク103として、図11に示したように、左右対称形状の開放型分割ヨークが使用されており、一端側に、磁束検出ギャップを隔てて対向する対向部111を有している。
すなわち、使用角度範囲の中間角度から最大角度に至るまで、マグネット101が回転しても、マグネット101の磁極面と直線部115の内側面との間に形成されるエアギャップが急激に増加する部分がなく、これにより磁気検出素子104から変曲点を有する膨らみのある出力が発生してしまうのである。したがって、使用角度範囲における中間角度と最大角度との間で、マグネット101の回転角度に対する磁気検出素子104の出力変化特性の直線性(リニアリティ)が低下してしまい、検出対象物の回転角度の検出精度が低下するという問題があった。
この一対の分割ヨーク103の各ヨーク開放側延長部112には、直線部113、この直線部113の両端部より逆反り部121に向けて逆U字状に湾曲する屈曲部119が設けられている。また、一対の分割ヨーク103の各逆反り部121は、マグネット側に凸な逆反り形状の円弧部を有している。
そして、特許文献2に記載の一対の分割ヨーク103の各逆反り部121は、マグネット101との間に形成されるエアギャップが最小となる位置を基準位置としたとき、この基準位置から磁気検出素子側の各屈曲部119の図示下端部に向けて所定の円弧長さ分だけ円弧状(逆反り形状)に湾曲するように延長されており、また、その基準位置から磁気検出素子側に対して反対側のヨーク開放端部116の先端面に向けて所定のヨーク開放側長さ(6mm)分だけ円弧状(逆反り形状)に湾曲するように延長されている。
ところが、特許文献2に記載の回転角度検出装置(従来の技術)においては、一対の分割ヨーク103の逆反り部121のヨーク開放側長さを6mmに設定している。
この場合、図5および図6(b)に示したように、マグネット101の回転角度が使用角度範囲における最小角度(0deg)のとき、すなわち、マグネット101の板長さ方向の軸線と磁気検出素子104の板長さ方向の軸線とが直線上に位置するときには、マグネット101の一方の磁極(N極)→図示左側の分割ヨーク103の逆反り部121→図示左側の分割ヨーク103の屈曲部119→図示左側の分割ヨーク103の直線部113→マグネット101の他方の磁極(S極)の経路で磁束が流れる磁気回路(A)が形成される。
また、マグネット101のN極→図示右側の分割ヨーク103の逆反り部121→図示右側の分割ヨーク103の屈曲部119→図示右側の分割ヨーク103の直線部113→マグネット101のS極の経路で磁束が流れる磁気回路(B)が形成される。このとき、磁束検出ギャップを磁束が通過しないため、磁気検出素子104の出力値は、図7に示したように、ほぼ0(ゼロ)となる。
また、マグネット101のN極→図示右側の分割ヨーク103の逆反り部121→図示右側の分割ヨーク103の屈曲部119→図示右側の分割ヨーク103の直線部113→図示右側の分割ヨーク103の対向部111→磁気検出素子104→図示左側の分割ヨーク103の対向部111→図示左側の分割ヨーク103の直線部113→図示左側の分割ヨーク103の屈曲部119→図示左側の分割ヨーク103の逆反り部121→マグネット101のS極の経路で磁束が流れる磁気回路(B)が形成される。
また、マグネット101のN極→図示右側の分割ヨーク103の逆反り部121→図示右側の分割ヨーク103の屈曲部119→図示右側の分割ヨーク103の直線部113→図示右側の分割ヨーク103の対向部111→磁気検出素子104→図示左側の分割ヨーク103の対向部111→図示左側の分割ヨーク103の直線部113→図示左側の分割ヨーク103の屈曲部119→図示左側の分割ヨーク103の逆反り部121→マグネット101のS極の経路で磁束が流れる磁気回路(B)が形成される。
そして、一対の分割ヨークの磁気検出素子側に対して反対側には、磁石との間に所定のエアギャップを形成するヨーク開放端部がそれぞれ設けられている。
そして、一対の分割ヨークのうちの少なくとも一方の分割ヨークと磁石との間に形成されるエアギャップが最小となる位置(一方の分割ヨークと磁石との間に最小エアギャップが形成される位置)を基準位置としたとき、検出対象物の使用角度範囲における、磁気検出素子が最大出力値を発生するときの磁石の回転角度での、磁石の外表面で磁気検出素子より最も遠い箇所と磁石の回転中心との間の、磁気検出素子側に対して反対側に向かう基準線と平行な直線距離と、一対の分割ヨークのうちの少なくとも一方の分割ヨークのヨーク開放端部の先端と基準位置との間の、磁気検出素子側に対して反対側に向かう基準線と平行な直線距離とが略一致するように、磁石に対して一対の分割ヨークを配置している。
請求項4に記載の発明によれば、一対の分割ヨークのうちの少なくとも一方の分割ヨークのヨーク開放側長さとは、基準位置から一対の分割ヨークのうちの少なくとも一方の分割ヨークのヨーク開放端部の先端に至るまでの距離のことである。
ここで、板状マグネットの回転角度に対する磁気検出素子の出力変化特性の直線性(リニアリティ)を向上させるためには、ヨーク開放側長さ(L)を0.5mmから3.0mmまでの範囲内に設定することが望ましい。また、ヨーク開放側長さ(L)を0.7mmから2.0mmまでの範囲内に設定することが更に望ましい。
請求項10に記載の発明によれば、ヨーク開放側延長部に、磁石側に凸な逆反り形状の円弧部を設けたことにより、使用角度範囲における中間角度と最大角度との間で、一対の分割ヨークの各ヨーク開放端部にストレート状の直線部を有する従来の技術と比べて、磁石の回転角度に対する磁気検出素子の出力変化特性の直線性(リニアリティ)を向上させることができる。したがって、検出対象物の使用角度範囲(検出角度範囲)全体に渡って、検出対象物の回転角度の検出精度を向上させることができる。
すなわち、ヨーク開放側延長部に屈曲部および円弧部を有し、円弧部が磁石より遠ざかる側に円弧状に形成されている。また、この円弧部に連なる屈曲部に磁石との間に形成されるエアギャップの中で最大エアギャップが形成されるので、磁石との間に形成されるエアギャップの最小状態からエアギャップが拡大する側に向けて磁石が所定の回転角度だけ回転すると、エアギャップが急激に増加する。これにより、使用角度範囲における中間角度と最大角度との間で、磁石の回転角度に対する磁気検出素子の出力変化特性の直線性(リニアリティ)を向上させることができる。したがって、検出対象物の使用角度範囲(検出角度範囲)全体に渡って、検出対象物の回転角度の検出精度を向上させることができる。
なお、一対の分割ヨークとして、上記の平面を境にして面対称(左右対称)となるように2分割され、且つ一対の分割ヨークの磁気検出素子側に対して反対側(片側)が開放された左右対称形状の開放型分割ヨークを用いても良い。そして、一対の分割ヨークに、直線部、屈曲部および円弧部よりなる「て」の字状の開放型分割部を設けても良い。
請求項13に記載の発明によれば、磁気検出素子は、上記の平面と平行に両感磁面を有し、2分割された一対の分割ヨーク(の垂直部)間に形成された磁束検出ギャップに配置されている。ここで、磁束検出ギャップとは、その磁石側端部から磁石よりも遠ざかる側に向けて検出対象物の回転軸に対して垂直な半径方向に真っ直ぐに延びる一定幅のギャップのことである。
そして、磁石として、その板長さ方向に着磁された板状マグネットを採用した場合、板状マグネットの回転角度が使用角度範囲における最小角度の際、例えば板状マグネットの板長さ方向(着磁方向)と磁束検出ギャップの軸線方向とが直線上に一致(一直線上に位置)する時の、磁気検出素子の出力は最小出力状態となる。また、板状マグネットの回転角度が使用角度範囲における最大角度の際、例えば板状マグネットの板長さ方向(着磁方向)と磁束検出ギャップの軸線方向とが略直交する時の、磁気検出素子の出力は最大出力状態となる。
図1ないし図8は本発明の実施例1を示したもので、図1は回転角度検出装置を示した図で、図2および図3は吸気モジュールを示した図である。
ここで、本実施例のECUは、スロットル開度センサ4の出力、つまりスロットル開度センサ4より出力された電気信号に対応した燃料噴射量を、エンジンの気筒に噴射供給するようにインジェクタの開弁期間を制御する噴射量制御を行うように構成されている。
それは、マグネット3の着磁方向の両着磁面と一対の第1、第2分割ヨーク6、7の内側面との間に形成されるエアギャップが最小となる位置を基準位置(マグネット3の回転中心軸線に対して垂直な垂直線が交差する位置:ヨーク開放側長さ0mm)としたとき、マグネット3の回転角度が使用角度範囲における最大角度の状態の時、すなわち、ホールIC5が使用角度範囲における最大出力状態(最大出力値)の時の、マグネット3の回転角度(例えば80deg)での、マグネット3のエッジ部(マグネット最下端部)25とマグネット3の回転中心(マグネット中心)との間の、ホールIC側に対して反対側に向かう基準線と平行な直線距離と、2つの第1、第2分割ヨーク6、7のうちの少なくとも一方の第2分割ヨーク7のヨーク開放端部47の先端面(開放側ヨーク先端面)48と基準位置との間の、ホールIC側に対して反対側に向かう基準線と平行な直線距離とが略一致するように、マグネット3に対して一対の第1、第2分割ヨーク6、7を配置している。
また、2つの第1、第2分割ヨーク6、7のうちの少なくとも一方の第2分割ヨーク7のヨーク開放端部47の先端面48とは、マグネット3の板長さ方向(着磁方向)の両磁極面のうちで、使用角度範囲における最大角度(ホールIC5が使用角度範囲における最大出力状態)の時に、図示下方側に位置する側の磁極面と対向する側(本例では第2分割ヨーク7)のヨーク開放端部47の先端面48のことである。
また、一対の第1、第2分割ヨーク6、7の2つのヨーク開放側延長部33、43、特に2つの円弧部36、46および2つのヨーク開放端部37、47の板幅は、マグネット3と略同様な1.5mm程度のものを用いている。なお、実施例1のヨーク開放側長さ(L)は1.1mmで、従来の技術(図11(b)参照)のヨーク開放側長さ(L)は6mmである。
また、マグネット3の回転角度が使用角度範囲における「20deg」の場合には、ヨーク開放側長さ(L)が0mm〜3mmの範囲よりも大きくても小さくても磁束密度が少なく、ホールIC5の出力が小さくなる傾向にあることが分かる。なお、マグネット3の回転角度が「20deg」の時で最も効率が良いのは、ヨーク開放側長さ(L)が3mmの場合である。
また、マグネット3の回転角度が使用角度範囲における中間角度である「40deg」の場合には、ヨーク開放側長さ(L)が0.5mm〜3mmの範囲よりも大きくても小さくても磁束密度が少なく、ホールIC5の出力が小さくなる傾向にあることが分かる。なお、マグネット3の回転角度が「40deg」の時で最も効率が良いのは、ヨーク開放側長さ(L)が2.5mmの場合である。
また、マグネット3の回転角度が使用角度範囲における「60deg」の場合には、ヨーク開放側長さ(L)が0mm〜3mmの範囲よりも大きくても小さくても磁束密度が少なく、ホールIC5の出力が小さくなる傾向にあることが分かる。なお、マグネット3の回転角度が「60deg」の時で最も効率が良いのは、ヨーク開放側長さ(L)が2mmの場合である。
また、マグネット3の回転角度が使用角度範囲における最大角度である「80deg」の場合には、ヨーク開放側長さ(L)が0mm〜3mmの範囲よりも大きくても小さくても磁束密度が少なく、ホールIC5の出力が小さくなる傾向にあることが分かる。なお、マグネット3の回転角度が「80deg」の時で最も効率が良いのは、ヨーク開放側長さ(L)が1.5mmの場合である。
また、マグネット3の回転角度が使用角度範囲外の「90deg」の場合には、ヨーク開放側長さ(L)が0mm〜3mmの範囲よりも大きくても小さくても磁束密度が少なく、ホールIC5の出力が小さくなる傾向にあることが分かる。なお、マグネット3の回転角度が「90deg」の時で最も効率が良いのは、ヨーク開放側長さ(L)が1.5mmの場合である。
次に、本実施例の回転角度検出装置を備えた吸気モジュールの作用を図1ないし図8に基づいて簡単に説明する。
ここで、実施例1の回転角度検出装置においては、スロットル開度センサ4のホールIC5に対して磁力を与えるマグネット3として、その板厚および板幅が1.5mmで、且つその板長さが5.4mmで、その板長さ方向に平行着磁された直方体形状の永久磁石を使用し、スロットル開度センサ4の一対の第1、第2分割ヨーク6、7として、片側が開放された開放ヨークを使用している。
このとき、マグネット3の着磁方向に対して、磁束検出ギャップを通過する磁束密度(ホールIC5に鎖交する磁束密度)が比較的に中程度となる位置関係となる。これにより、スロットルバルブ1およびマグネット3の回転角度に対するホールIC5の出力は、図7のグラフに示したように、変化量に応じリニアに出力が増加する。
以上のように、本実施例の回転角度検出装置においては、マグネット3より磁束を与えられる一対の第1、第2分割ヨーク6、7に、マグネット3との間に所定のエアギャップ(マグネット3の回転角度が増加するに従って狭くなる可変エアギャップ)を形成する2つのヨーク開放側延長部33、43をそれぞれ設けている。また、2つのヨーク開放側延長部33、43に、スロットルバルブ1の使用角度範囲における最大角度付近で、マグネット3との間に最小エアギャップを形成する2つの円弧部36、46および2つのヨーク開放端部37、47をそれぞれ設けている。
これにより、スロットルバルブ1の使用角度範囲、特に使用角度範囲における中間角度付近から最大角度付近に至るまでの角度範囲において、ホールIC5の出力に影響を及ぼす磁気回路(B)側の磁気抵抗に比べて、ホールIC5の出力に影響のない(関係しない)磁気回路(A)側の磁気抵抗が増加する。このため、マグネット3の板長さ方向(着磁方向)の一方側の磁極面より出た磁束を、磁気回路(B)側に集中させることができる。
したがって、回転角度検出装置全体の体格の大型化を抑えることができるので、回転角度検出装置の搭載スペースを容易に確保することができる。また、マグネット3の体格や磁力強度を大きくすることなく、マグネット3の回転角度に対するホールIC5の出力変化特性の直線性(リニアリティ)を向上させることができるので、スロットルバルブ1の回転角度の検出精度を向上させることができる。
そして、スロットルバルブ1の使用角度範囲におけるホールIC5の出力が最大出力状態となる場合の、マグネット3の回転角度を使用角度範囲の最大角度としたとき、マグネット3の回転角度が使用角度範囲の最大角度となった際のマグネット3の回転角度(例えば80deg)での、マグネット3のエッジ部25とマグネット中心との間の、ホールIC側に対して反対側に向かう基準線と平行な直線距離と、ヨーク開放端部47の先端面48と基準位置との間の、ホールIC側に対して反対側に向かう基準線と平行な直線距離とをほぼ合わせている。
また、図7のグラフに示したように、従来の技術の使用角度範囲における最大角度付近でのホールIC5の出力よりも、実施例1の使用角度範囲における最大角度付近でのホールIC5の出力(例えば最大出力値)の方が所定の増加分(最大角度付近の効率β)だけ、マグネット3の回転角度に対するホールIC5の出力が大きくなる。
ここで、スロットルバルブ1の使用角度範囲(検出角度範囲)を大きくとる場合、使用角度範囲における中間角度付近の効率αを、使用角度範囲における最大角度付近の効率βよりも落とすことができる。これによって、図7のグラフに示したように、マグネット3の回転角度に対するホールIC5の出力変化特性の直線性(リニアリティ)を向上させることができるので、スロットルバルブ1の使用角度範囲(検出角度範囲)全体に渡って、スロットルバルブ1の回転角度の検出精度を向上させることができる。
本実施例では、実施例1と異なり、一対の第1、第2分割ヨーク6、7のヨーク開放端部37、47の先端面(開放側ヨーク先端面)38、48を、上記の水平線(垂直線)Sに対して若干傾斜するように形成している。
本実施例では、本発明の回転角度検出装置を、スロットルバルブ1の回転角度に相当するスロットル開度を検出するスロットル開度検出装置に適用しているが、本発明の回転角度検出装置を、アクセルペダルの踏み込み量に相当するアクセル開度を検出するアクセル開度検出装置に適用しても良い。また、本発明の回転角度検出装置を、ハウジング内に形成される流体流路を開閉するバルブ(排気ガス還流量制御弁等の空気流量制御弁の弁体)の回転角度を検出する回転角度検出装置に適用しても良い。また、本発明の回転角度検出装置を、スロットルバルブ1を電動モータ等の動力源の駆動力を利用して開弁駆動するものに用いても良い。
2 シャフト
3 マグネット(磁石)
4 スロットル開度センサ(回転角度センサ)
5 ホールIC(非接触式の磁気検出素子)
6 第1分割ヨーク(磁性体の第1分割部)
7 第2分割ヨーク(磁性体の第2分割部)
24 マグネット収容空間(磁石収容空間)
25 マグネットのエッジ部(磁石の外表面で磁気検出素子より最も遠い箇所)
31 第1分割ヨークの垂直部(対向部)
33 第1分割ヨークのヨーク開放側延長部
34 第1分割ヨークの直線部(肩部)
35 第1分割ヨークのU字部(屈曲部)
36 第1分割ヨークの円弧部
37 第1分割ヨークのヨーク開放端部
38 第1分割ヨークのヨーク開放端部(円弧部)の先端面
39 第1分割ヨークのヨーク開放端部(円弧部)の先端エッジ部
41 第2分割ヨークの垂直部(対向部)
43 第2分割ヨークのヨーク開放側延長部
44 第2分割ヨークの直線部(肩部)
45 第2分割ヨークのU字部(屈曲部)
46 第2分割ヨークの円弧部
47 第2分割ヨークのヨーク開放端部
48 第2分割ヨークのヨーク開放端部(円弧部)の先端面
49 第2分割ヨークのヨーク開放端部(円弧部)の先端エッジ部
Claims (13)
- (a)検出対象物の回転に伴って回転すると共に、前記検出対象物の回転軸に対して垂直な半径方向に着磁された磁石と、
(b)この磁石と共に磁気回路を形成し、前記検出対象物の回転角度を検出する回転角度センサと
を備えた回転角度検出装置において、
前記回転角度センサは、前記磁気回路の途中に形成される磁束検出ギャップを通過する磁束密度に応じて出力が変化する磁気検出素子と、
この磁気検出素子の中心と前記磁石の回転中心とを結ぶ基準線および前記検出対象物の回転軸を含んだ平面を境にして面対称となるように2分割された一対の分割ヨークとを有し、
前記一対の分割ヨークは、前記磁束検出ギャップに前記磁気検出素子を配置し、この磁気検出素子側に対して反対側に、前記磁石との間に所定のエアギャップを形成するヨーク開放端部をそれぞれ有し、
前記一対の分割ヨークのうちの少なくとも一方の分割ヨークと前記磁石との間に形成されるエアギャップが最小となる位置を基準位置としたとき、
前記検出対象物の使用角度範囲における、前記磁気検出素子が最大出力値を発生するときの前記磁石の回転角度での、
前記磁石の外表面で前記磁気検出素子より最も遠い箇所と前記磁石の回転中心との間の、前記磁気検出素子側に対して反対側に向かう前記基準線と平行な直線距離と、
前記一対の分割ヨークのうちの少なくとも一方の分割ヨークのヨーク開放端部の先端と前記基準位置との間の、前記磁気検出素子側に対して反対側に向かう前記基準線と平行な直線距離と
が略一致するように、前記磁石に対して前記一対の分割ヨークを配置したことを特徴とする回転角度検出装置。 - 請求項1に記載の回転角度検出装置において、
前記一対の分割ヨークの各ヨーク開放端部は、前記磁石を収容する磁石収容空間を隔てて対向して配置されていることを特徴とする回転角度検出装置。 - 請求項1または請求項2に記載の回転角度検出装置において、
前記一対の分割ヨークのうちの少なくとも一方の分割ヨークのヨーク開放端部は、前記基準位置から前記磁気検出素子側に対して反対側に向けて所定のヨーク開放側長さ分だけ延長されていることを特徴とする回転角度検出装置。 - 請求項3に記載の回転角度検出装置において、
前記一対の分割ヨークのうちの少なくとも一方の分割ヨークのヨーク開放側長さとは、前記基準位置から前記一対の分割ヨークのうちの少なくとも一方の分割ヨークのヨーク開放端部の先端に至るまでの距離のことであることを特徴とする回転角度検出装置。 - 請求項3または請求項4に記載の回転角度検出装置において、
前記磁石は、その板厚が1.5mmで、その板長さ方向に着磁された板状マグネットであって、
この板状マグネットの場合、前記一対の分割ヨークのうちの少なくとも一方の分割ヨークのヨーク開放側長さをLとしたとき、
前記ヨーク開放側長さは、0mm<L≦3.0mmの関係を満足するように設定されていることを特徴とする回転角度検出装置。 - 請求項3ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載の回転角度検出装置において、
前記一対の分割ヨークのうちの少なくとも一方の分割ヨークのヨーク開放側長さは、前記検出対象物の使用角度範囲における中間角度付近から最大角度付近に至るまでの範囲で、前記磁束検出ギャップに関係のない磁気回路側の磁気抵抗が、前記磁束検出ギャップに関係のある磁気回路側の磁気抵抗よりも大きくなるように設定されていることを特徴とする回転角度検出装置。 - 請求項1ないし請求項6のうちのいずれか1つに記載の回転角度検出装置において、
前記磁石は、前記磁石内部の磁力線の向きが互いに平行となるように着磁されていることを特徴とする回転角度検出装置。 - 請求項1ないし請求項7のうちのいずれか1つに記載の回転角度検出装置において、
前記一対の分割ヨークは、前記磁束検出ギャップを隔てて対向する垂直部を有し、
前記垂直部は、前記平面と平行に設置されていることを特徴とする回転角度検出装置。 - 請求項1ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載の回転角度検出装置において、
前記一対の分割ヨークは、前記磁束検出ギャップを隔てて対向する垂直部、およびこの垂直部の端部から前記ヨーク開放端部の先端に向けて延長されたヨーク開放側延長部を有していることを特徴とする回転角度検出装置。 - 請求項9に記載の回転角度検出装置において、
前記ヨーク開放側延長部は、前記磁石側に凸な逆反り形状の円弧部を有していることを特徴とする回転角度検出装置。 - 請求項10に記載の回転角度検出装置において、
前記ヨーク開放側延長部は、前記垂直部の端部より前記磁気検出素子から遠ざかる側に向けて真っ直ぐに延びる直線部、およびこの直線部の端部より前記円弧部に向けて逆U字状に湾曲する屈曲部を有していることを特徴とする回転角度検出装置。 - 請求項1ないし請求項11のうちのいずれか1つに記載の回転角度検出装置において、 前記磁気検出素子は、前記磁石の回転中心を通り、前記検出対象物の回転軸に対して垂直な垂直線上に中心を有していることを特徴とする回転角度検出装置。
- 請求項1ないし請求項12のうちのいずれか1つに記載の回転角度検出装置において、 前記磁気検出素子は、前記平面と平行に両感磁面を有していることを特徴とする回転角度検出装置。
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