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JP4734479B1 - ショーツ等の衣料 - Google Patents

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JP4734479B1 JP2010548691A JP2010548691A JP4734479B1 JP 4734479 B1 JP4734479 B1 JP 4734479B1 JP 2010548691 A JP2010548691 A JP 2010548691A JP 2010548691 A JP2010548691 A JP 2010548691A JP 4734479 B1 JP4734479 B1 JP 4734479B1
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Abstract

後ろ身頃の左右端縁と前身頃の左右端縁との縫い目、および足ぐりの後ろ足ぐり部の縁がアウターの外観にひびく心配のないショーツ等の衣料を提供する。
前身頃11の左右端縁15,15と後ろ身頃12の左右端縁19,19との縫い目Lはヒップの両脇部位に該当するように衣料の正面・背面に対して左右両脇に位置させており、足ぐり16の後ろ足ぐり部16bの縁は縫目がないヘム仕様またはフリーカットまたはその縁のほつれを止める縁かがりで構成している。
【選択図】図3

Description

【技術分野】
【0001】
本発明はショーツ、パンツ、水着、レオタード、ブリーフ等の衣料に係り、より詳しくは、ヒップ下部の膨らみ体形へのフィット性に優れ、歩行時や屈み姿勢時等においてヒップ裾ラインがずり上がるのを防止し快適な履き心地のショーツ等の衣料の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
この種のショーツ等の衣料として、先に、同一出願人により、図15〜図17に示すように、足ぐり(足口)16を形成する下方開放状の前足ぐり部16aを左右対称に形成した伸縮性を有する前身頃11の左右端縁15,15の各下端部を、左右の前足ぐり部16a,16aの下端部と交差させ、かつ、前記左右端縁15,15の各上下方向中間部から下端部までの間の部分を外方へ凸形の曲縁15aでつなぐ形に裁断し、該曲線15aの上下方向中間部より下方部15bは直線または曲線状に形成してあり、伸縮性を有する後ろ身頃12の左右端縁19,19と前身頃11の左右端縁15,15とは縫い合せ、この縫い目Lが後部ウエスト部14,27からヒップの頂部30より外側に迂回してヒップ裾ライン(後ろ足ぐり部)16bに至るように形成したものが提案されている(特許文献1参照。)。また、その足ぐり16の全周(前足ぐり部16a、および前足ぐり部16aの下部から後ろ身頃12に設けた後ろ足ぐり部16bにわたる後ろ足ぐり部領域)には帯状のゴム31が縫い付けられている。
【0003】
このようなショーツ等の衣料によれば、未着用状態でヒップ部裾回りの体型に近い立体的な適度の膨らみを得ることができるため、着用時にはヒップ裾ライン(後ろ足ぐり部)16bが臀溝部に深くフィットしてヒップ下部を深く包み込むことができることになり、激しく腰を曲げるなどして動いてもヒップ裾ラインのずり上がりをよく防止できる。
【0004】
また、前身頃11と後ろ身頃12の縫合線Lがヒップ頂部30を避けて、その頂部30の外側に迂回するというパターンになるため、ヒップ下部を深く包み込むようにヒップ裾線を下方に延出させるパターンを採用しても、前身頃11と後ろ身頃12の縫合線Lがヒップ頂部30を通るようにした在来のものの場合のように直立姿勢時にヒップ下部や臀溝部に相当する箇所に弛みじわやだぶつきを殆ど出す事なく、ヒップを広く深く包み込むことが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】
国際公開番号(WO2000/072707)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記ショーツ等の衣料では、後ろ身頃12の左右端縁19,19と前身頃11の左右端縁15,15との縫い目Lがヒップ頂部30を避けて、その頂部の外側に迂回させてあるが、このように迂回した縫い目Lは依然としてショーツの背面側に存在するため、タイトなアウターを着用したときにはアウターの後側から見てその縫い目Lのラインがわかりアウターの外観にひびくという心配があった。
【0007】
また、前足ぐり部16aの下部から後ろ身頃12に設けた後ろ足ぐり部16bにわたる後ろ足ぐり部領域にわたって帯状のゴム31が縫い付けられているため、その後ろ足ぐり部領域に段差ができ、アウターの後側から見てその帯状ゴム31の縫目の厚みがアウターの外観にひびくという不安があった。
【0008】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、ヒップ下部をきれいに深く包み込むことができ、ヒップ裾ラインのずり上がりを防止できることを確保し得ながら、後ろ身頃の左右端縁と前身頃の左右端縁との縫い目、および後ろ足ぐり部の縁がアウターの外観にひびく心配のないショーツ等の衣料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の請求項1に係るショーツ等の衣料は、その発明の内容を理解しやすくするために図1〜図14に付した符号を付けて説明すると、足ぐり(16)を形成する前足ぐり部(16a)を左右対称に形成した伸縮性を有する前身頃(11)の左右端縁(15,15)と、足ぐり(16)を形成する後ろ足ぐり部(16b)を左右対称に形成した伸縮性を有する後ろ身頃(12)の左右端縁(19,19)とを縫い合せて構成しているショーツ等の衣料において、
上記前身頃(11)の左右端縁(15,15)と上記後ろ身頃(12)の左右端縁(19,19)との縫い目(L)はヒップの両脇から前側の部位に位置設定して上記後ろ身頃(12)をヒップの両脇から後側及び臀溝部に亘って包み込む大きさに形成し、
上記後ろ身頃(12)の後ろ足ぐり部(16b)はその縁を縫目がないヘム仕様またはフリーカットまたはその縁のほつれを止める縁かがりで構成しており、
上記足ぐり(16)の前足ぐり部(16a)に、生地もしくはレースよりなって太腿部の前面側を覆う大腿部前面覆い部分(24)を上記前身頃(11)に対して前方へ突出する立体形状に縫い付けていることを特徴とするものである。
【0010】
上記のように構成された衣料によれば、後ろ身頃(12)でヒップの両脇から後側及び臀溝部に亘って広く包み込むので、腰を繰り返し曲げるなどして動いてもヒップ裾ラインのずり上がりを効果的に防止することができる。
【0011】
特に、前身頃(11)の左右端縁(15,15)と後ろ身頃(12)の左右端縁(19,19)との縫い目(L)はヒップの後側に位置しないため、タイトな薄いアウターを着用したとしてもアウターの後側から見てその縫い目(L)が見えず(または非常に見えにくくなり)、アウターのヒップ面にひびいてアウターの外観を低下させるという心配を解消することができる。
また、足ぐり(16)の後ろ足ぐり部(16b)の縁は、縫目がないヘム仕様または切り放しのままにするフリーカットまたはその縁のほつれを止める縁かがりで構成しているので、後ろ足ぐり部の段差ができず、アウターのヒップ下側の外観を向上させることができる。
【0012】
また、前足ぐり部(16a)に大腿部前面覆い部分(24)を前身頃(11)に対して前方へ突出する立体形状に縫い付けているため、座っても大腿部前面覆い部分(24)が巻き上がらず、圧迫しないため、着用者は足を動かしやすくなる。
特に、後ろ足ぐり部(16b)は縫目がないヘム仕様または切り放しのままにするフリーカットまたはその縁のほつれを止める縁かがりで構成し、前足ぐり部(16a)のみに大腿部前面覆い部分(24)を縫い付けているため、足の動かしやすさを確保し得ながら後ろ足ぐり部(16b)がアウターの外観にひびくのを防ぐことができる。
【0013】
請求項に係る発明は、請求項1記載のショーツ等の衣料において、後ろ身頃(12)の左右端縁(19,19)の下端部間の幅(P)は前身頃(11)の左右端縁(15,15)の下端部間の幅(H)よりも大きく設定していることを特徴とするものである。
これによると、後ろ身頃(12)の左右端縁(19,19)の下端部間の幅寸法(P)を前身頃(11)の左右端縁(15,15)の下端部間の幅寸法(H)よりも大きくすることで、ヒップを脇から広く包み込むことができるので、屈伸時におけるヒップ裾ラインのずり上がり防止効果をより高めることができる。 請求項に係る発明は、請求項記載のショーツ等の衣料において、後ろ身頃(12)の左右端縁(19,19)の下端部間の幅寸法をPとし、前身頃(11)の左右端縁(15,15)の下端部間の幅寸法をHとしたとき、その比率P/Hは1を超え、2.5以下の範囲に設定していることに特徴を有するものである。P/Hが1未満ではヒップを脇から包み込むことが不十分になり、P/Hが2.5を超えると直立姿勢時にヒップ下部や臀溝部に相当する箇所に弛みじわやだぶつきが発生しやすくなる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、ヒップ下部をきれいに深く包み込むことができ、ヒップ裾ラインのずり上がりを防止できるばかりか、後ろ身頃の左右端縁と前身頃の左右端縁との縫い目、および後ろ足ぐり部の縁がアウターの外観にひびく心配のないショーツ等の衣料を得ることができて有利である。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の一実施例のショーツの正面図である。
【図2】同ショーツの背面図である。
【図3】ショーツの左側面図である。
【図4】同ショーツの平面図である。
【図5】同ショーツの底面図である。
【図6】同ショーツの前身頃、後ろ身頃、及びまち部の展開平面図である。
【図7】同ショーツの前身頃の右半分及び大腿部前面覆い部分の展開平面図である。
【図8】大腿部前面覆い部分の他の実施例を示す展開平面図である。
【図9】同ショーツの前身頃の右半分及び大腿部前面覆い部分の他の実施例を示す展開平面図である。
【図10】他の実施例のショーツの正面図である。
【図11】同ショーツの背面図である。
【図12】ショーツの左側面図である。
【図13】同ショーツの平面図である。
【図14】同ショーツの底面図である。
【図15】従来例のショーツの正面図である。
【図16】同ショーツを着用状態で示す背面図である。
【図17】同ショーツの前身頃、後ろ身頃、及びまち部の展開平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明のショーツ等の衣料の実施形態を図面に基づき説明する。
【0018】
本発明に係る一例のショーツ10は、図6に示すように、前身頃11、後ろ身頃12、及びまち部13を主要構成部材としてなり、各部材は伸縮性を有する生地からなる。
【0019】
図6において、前身頃11はウエスト部14と、このウエスト部14の左右端にそれぞれ交わる左右端縁15,15を設ける。前身頃11の下端には足ぐり(足口)16,16を形成する下方開放状の前足ぐり部16a,16aを左右対称に切り込み形成し、左右の前足ぐり部16a,16a間に内股前部17を設けている。前身頃11の左右端縁15,15の各下端部は左右の前足ぐり部16a,16aの下端部と交差する形に形成している。
【0020】
図6に示すように、前身頃11の左右端縁15,15の各上下方向中間部から各下端部までの間を外方凸形の円弧状の曲縁15aに形成する。曲縁15aの曲線は、椅子に座った時などに描くヒップ下部の曲線に可及的に近づける形状にするためである。ただし、その曲縁15a全体のアールがきついと、直立姿勢時に当該箇所に弛みじわが発生しやすい。これを解消するため、その曲縁15aの上下方向中間部より下方部(臀溝部の直上部を覆う部分)15bは直線または緩やかな曲線状に形成することが望ましい。普通サイズのショーツで前足ぐり部16aと曲縁15aの下方部15bとが成す角度αは25〜80゜とし、より好ましくは45〜60゜としておく方がよい。
【0021】
図6に示すように、後ろ身頃12は左右二つに分割した左右後ろ身頃12a,12aからなる。左右後ろ身頃12a,12aはウエスト部27と、このウエスト部27の左右端にそれぞれ交わり、かつ後ろ身頃12の後中心線T(図2参照)の位置に相当する後中心形成端縁18と、後ろ身頃12の左端縁又は右端縁に相当する前身頃側端縁19と、前身頃側端縁19の下端と交わって足ぐり16を形成する後ろ足ぐり部(ヒップ裾ライン)16bと、後中心形成端縁18の下端と後ろ足ぐり部16bとをつなぐ内股後部形成部20とを設ける。左右後ろ身頃12a,12aの後中心形成端縁18,18どうしを縫い合わせて後ろ身頃12が形成され、また内股後部形成部20,20どうしで内股後部21が形成される。
なお、左右後ろ身頃12a,12aの後中心形成端縁18,18どうしの縫い合わせは、その場所がヒップ中心の谷間になるため、特別フラットな縫合でなくてもアウターの外観にはひびかず、縫合の種類は特に限定されるものではない。
また、左右後ろ身頃12a,12aの後中心形成端縁18,18どうしの縫い合わせを不要にするため、後ろ身頃12は一枚の伸縮性生地で左右後ろ身頃12a,12aを一体にする形に形成することもできる。
なお、図6に示すように、前身頃11の前中心線Sから左右端縁15,15までのA寸法と後ろ身頃12の後中心線TまでのB寸法は略等しく設定している。
【0022】
このように裁断された前身頃11の左右端縁15,15と左後ろ身頃12aの右端縁(前身頃側端縁)19および右後ろ身頃12aの左端縁(前身頃側端縁)19、つまり後ろ身頃12の左右端縁19,19とを縫い合わせて筒状に形成する(図1〜図5参照)。その際、図15〜図17に示す従来のものと同様に、前身頃11の左右端縁15,15の各下端部を、左右の前足ぐり部16a,16aの各下端部と交差させ、かつ、左右端縁15,15の各上下方向中間部から下端部までの間の部分を外方へ凸形の曲縁15aでつなぐ形に裁断し、該曲縁15aの上下方向中間部より下方部15bは直線または曲線状に形成してあり、この前身頃11の左右端縁15,15と後ろ身頃12の左右端縁19,19を縫い合せることにより、そのヒップ部裾回りにヒップ下部及び臀溝部の体形に近い立体的な適度の膨らみができる。したがって、後ろ足ぐり部(ヒップ裾ライン)16bがヒップの臀溝部に深くフィットしてヒップの下部を深く包み込むことができることになり、椅子に座ったり、激しく腰を曲げるなどして動いたりしても後ろ足ぐり部(ヒップ裾ライン)16bがずり上がるのを防止できる。
【0023】
特に注目すべきは、前身頃11の左右端縁15,15と後ろ身頃12の左右端縁である前身頃側端縁19,19との各縫い目Lは、図2〜図4に示すように、ヒップの両脇部位に該当するように、ショーツ10の正面・背面に対して左右両脇に位置させて、アウターの後側から見てその縫い目Lが見えにくく、アウターの外観にひびかないようにしてある点である。
なお、上記各縫い目Lは、ショーツ10の正面側(前側)の左右に位置させるようにしてもよい。
【0024】
また、前身頃11の下端中央に形成した内股前部17と、後ろ身頃12の下端中央に形成される内股後部21とはまち部13でつなぐ。前身頃11の前足ぐり部16aの下方開放部分は、後ろ身頃12の左右端縁19,19の下端と内股後部形成21とをつなぐ後ろ足繰り部16bと、まち部13の端縁23とでエンドレース状につながれて足ぐり(足口)16が形成される。
【0025】
足ぐり16の前足ぐり部16aには、生地からなって太腿部の前面側を覆う大腿部前面覆い部分24を前身頃11に対して前方へ突出する立体形状に縫い付けて、足を動かしやすいようになしている。大腿部前面覆い部分24を前身頃11に対して前方へ突出する立体形状に縫い付けるにあたっては、図7(b)のように大腿部前面覆い部分24に、図7(a)に示す前足ぐり部16aの凹曲線の曲率半径よりも大きい曲率半径の凸曲線25aをもつ山部25を設け、この山部25を前足ぐり部16aの凹曲線に沿って縫い付ける。または図8のように直線状に形成した大腿部前面覆い部分24を図7(a)に示す前足ぐり部16aの凹曲線に沿って縫い付ける。更にまた、図9(a)のように前足ぐり部16aをV形状に形成する一方、図9(b)のように大腿部前面覆い部分24に、前足ぐり部16aのV形状の角度θ2よりも大きい角度θ1を頂角とする山部26を設け、この山部26をV形状の前足ぐり部16aに縫い付ける。
【0026】
足ぐり16の後ろ足ぐり部16bの縁は、アウターの外観にひびきにくいように、縫目がないヘム仕様または縁の始末をしないで切り放しのままとするフリーカットまたはその縁のほつれを止める縁かがりで構成する。
なお、足ぐり部16bの縁を裁断して切り放された状態のままでもほつれの生じない後ろ身頃12の伸縮性生地としては、伸縮性たて編地や、ほつれ止め機能があるよこ編地などフリーカット素材が用いられる。伸縮性たて編地は、非弾性糸と弾性糸とを同行させた1×1編み組織を基本としたものである(例えば、特開2003−147618号公報参照)。よこ編地は、熱融着弾性糸とそれ以外の糸で編みたてられてヒートセット加工により前記熱融着弾性糸を溶融してほつれ止め機能が付与された編地であるとともに、この編地が熱融着弾性糸とそれ以外の糸をプレーティング編により編みたてられているものである(例えば、特開2005−113349号公報参照)。
【0027】
図6に示すように、後ろ身頃12の左右端縁19,19の下端部どうし間の幅Pは前身頃11の左右端縁15,15の下端部どうし間の幅Hよりも大きく設定する。具体的には、後ろ身頃12の左右端縁19,19の下端部どうし間の幅寸法をPとし、前身頃11の左右端縁15,15の下端部どうし間の幅寸法をHとしたとき、その比率P/Hは1を超え、2.5以下の範囲に設定している。このように後ろ身頃12の左右端縁19,19の下端部どうし間の幅寸法Pを前身頃11の左右端縁15,15の下端部どうし間の幅寸法Hよりも大きくすることで、ヒップを脇から広く包み込むことができるので、屈伸時におけるヒップ裾ラインのずり上がり防止効果を高めることができる。
【0028】
なお、前身頃11のウエスト部14及び後ろ身頃12のウエスト部27には図1〜図4に示すごとくストレッチレース28を縫い付けている。
【0029】
上記実施例では太腿部の前面側を覆う大腿部前面覆い部分24が透かし模様の無い生地からなるが、これに代えて図10〜図14に示すようにレースからなる大腿部前面覆い部分24を、前足ぐり部16aに前身頃11に対して前方へ突出する立体形状に縫い付けるもよい。これによれば足を動かし易いとともに、エレガントでデザイン性に優れるショーツを得ることができる。
【0030】
本発明は、ショーツに限られず、パンツ、水着、レオタードなどにも同様に適用でき、また男性用のブリーフにも同様に適用できる。
【符号の説明】
【0031】
10 ショーツ
11 前身頃
12 後ろ身頃
15,15 前身頃の左右端縁
15a 曲縁
15b 下方部
16 足ぐり(足口)
16a 前足ぐり部
16b 後ろ足ぐり部
19 後ろ身頃の左右端縁
24 大腿部前面覆い部分
L 縫い目
P 左右端縁19,19の下端部間の幅
H 左右端縁(15,15)の下端部間の幅

Claims (3)

  1. 足ぐり(16)を形成する前足ぐり部(16a)を左右対称に形成した伸縮性を有する前身頃(11)の左右端縁(15,15)と、足ぐり(16)を形成する後ろ足ぐり部(16b)を左右対称に形成した伸縮性を有する後ろ身頃(12)の左右端縁(19,19)とを縫い合せて構成しているショーツ等の衣料において、
    上記前身頃(11)の左右端縁(15,15)と上記後ろ身頃(12)の左右端縁(19,19)との縫い目(L)はヒップの両脇から前側の部位に位置設定して上記後ろ身頃(12)をヒップの両脇から後側及び臀溝部に亘って包み込む大きさに形成し、
    上記後ろ身頃(12)の後ろ足ぐり部(16b)はその縁を縫目がないヘム仕様またはフリーカットまたはその縁のほつれを止める縁かがりで構成しており、
    上記足ぐり(16)の前足ぐり部(16a)に、生地もしくはレースよりなって太腿部の前面側を覆う大腿部前面覆い部分(24)を上記前身頃(11)に対して前方へ突出する立体形状に縫い付けていることを特徴とする、ショーツ等の衣料。
  2. 請求項1記載のショーツ等の衣料において、後ろ身頃(12)の左右端縁(19,19)の下端部間の幅(P)は前身頃(11)の左右端縁(15,15)の下端部間の幅(H)よりも大きく設定していることを特徴とする、ショーツ等の衣料。
  3. 請求項記載のショーツ等の衣料において、後ろ身頃(12)の左右端縁(19,19)の下端部間の幅寸法をPとし、前身頃(11)の左右端縁(15,15)の下端部間の幅寸法をHとしたとき、その比率P/Hは1を超え、2.5以下の範囲に設定していることを特徴とする、ショーツ等の衣料。
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