JP4734127B2 - エコー防止回路、デジタル信号処理回路、エコー防止回路のフィルタ係数設定方法、デジタル信号処理回路のフィルタ係数設定方法、エコー防止回路のフィルタ係数を設定するためのプログラム、デジタル信号処理回路のフィルタ係数を設定するためのプログラム - Google Patents
エコー防止回路、デジタル信号処理回路、エコー防止回路のフィルタ係数設定方法、デジタル信号処理回路のフィルタ係数設定方法、エコー防止回路のフィルタ係数を設定するためのプログラム、デジタル信号処理回路のフィルタ係数を設定するためのプログラム Download PDFInfo
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Description
===エコー防止回路、デジタル信号処理回路の構成例===
図1を参照しつつ本発明に係るエコー防止回路、デジタル信号処理回路について説明する。図1は、本発明に係るエコー防止回路、当該エコー防止回路に含まれているデジタル信号処理回路(DSP(Digital Signal Processor)2)の一例を示すブロック図である。
さらに、DSP2は、入力端子30(第1入力端子)、FIR(Finite Impulse Response)フィルタ4(第1FIRフィルタ)、出力端子31(第1出力端子)、FIRフィルタ11(第2FIRフィルタ)、出力端子32(第2出力端子)、入力端子33(第2入力端子)、出力端子34(第3出力端子)を有している。
DSP2に入力されたデジタル信号は、FIRフィルタ4、11にそれぞれ入力される。FIRフィルタ4はデジタル信号に対して、当該FIRフィルタ4のフィルタ係数に基づいて後述する畳み込み演算処理を施して出力端子31に出力する。また同時に、FIRフィルタ11はデジタル信号に対して、当該FIRフィルタ11のフィルタ係数に基づいて後述する畳み込み演算処理を施して出力端子32に出力する。
以下、図1〜図7を参照しつつDSP2及びDSP2の構成要件であるFIRフィルタ4、11の構成ついて詳述する。図2は、図1に示すエコー防止回路の経路A、Bを示した図である。図3は、経路Aにイヤホンマイク18が含まれる場合を示した図である。図4(a)は、図2又は図3に示す経路Aのインパルス応答IR1'(Z)を示した図である。図4(b)は、図2又は図3に示す経路Bのインパルス応答IR2'(Z)を示した図である。図5は、DSP2の構成の一部を示すブロック図である。詳述すると、経路Aのインパルス応答IR1'(Z)に基づいてFIRフィルタ11のフィルタ係数を設定するための、DSP2の構成の一部を示すブロック図である。図6は、DSP2の他の構成の一部を示すブロック図である。詳述すると、経路Bのインパルス応答IR2'(Z)に基づいてFIRフィルタ4のフィルタ係数を設定するための、DSP2の他の構成の一部を示すブロック図である。図7は、FIRフィルタ4、11のその他の一例を示すブロック図である。
DSP2は、図1に示すFIRフィルタ11等とともに、インパルス応答格納メモリ43(フィルタ係数設定部)、インパルス用メモリ44、45、フィルタ係数格納メモリ47、レジスタ46、48、49、50(フィルタ係数設定部)、スイッチ回路60A〜60E、60G〜60I(フィルタ係数設定部)、60N、60Qを有している。
また、FIRフィルタ11は、図5一点鎖線内に示すデジタル信号用メモリ42、乗算回路51、ADD(加算器)52、ACC(Accumulator)53、スイッチ回路60Mを有している。
レジスタ48、49には、CPU1からの前述した他方の論理値‘0’が入力される。
乗算回路36a0〜36aN−1は、スイッチ回路60P、60Sが順次切替わることにより、フィルタ係数格納メモリ56に記憶されたインパルス応答imp(0)〜(N−1)が乗算係数としてそれぞれ設定される。そして、乗算回路36a0〜36aN−1は、入力されるデジタル信号に対して設定された乗算係数で乗算した乗算結果を出力する。
加算回路37は、乗算回路36a0〜36aN−1からの出力を合算する。この結果、前述したFIRフィルタ4と同様の畳み込み演算を施すことが可能となる。
図2及び図3を参照しつつFIRフィルタ4、11のフィルタ係数について詳述する。なお、イヤホンマイク18は入出力端子7に接続することができる。そして、入出力端子7から出力されるアナログ信号がイヤホンマイク18に入力されると、イヤホンマイク18はそのアナログ信号に基づいて振動板(不図示)を振動させることにより音声を出力する。また、イヤホンマイク18は、イヤホンマイク18を耳に装着している者が音声を発したときの鼓膜の振動を振動板でとらえることによりアナログ信号を生成して出力する。そして、イヤホンマイク18から出力されるアナログ信号が入出力端子7から入力される。
IRall_1(Z)=−IR2'(Z)・IR1'(Z)
=(−(−IR2(Z)・W(Z)))・(IR1(Z)・W(Z))
=IR2(Z)・W(Z)・IR1(Z)・W(Z)
となる。また、FIRフィルタ11のフィルタ係数をIR1'(Z)とすると、FIRフィルタ11の入力から入力端子33までの特性IRall_2(Z)は、
IRall_2(Z)=IR1'(Z)・IR2'(Z)
=IR1(Z)・W(Z)・(−IR2(Z)・W(Z))
=IR1(Z)・W(Z)・(−IR2(Z))・W(Z)
=−IRall_1(Z)
となる。
IRall_1(Z)=IR2'(Z)・IR1'(Z)
=(−IR2(Z)・W(Z))・(IR1(Z)・W(Z))
=−IR2(Z)・W(Z)・IR1(Z)・W(Z)
となる。また、FIRフィルタ11のフィルタ係数を,IR1'(Z)を位相反転した−IR1'(Z)とすると、FIRフィルタ11の入力から入力端子33までの特性IRall_2(Z)は、
IRall_2(Z)=−IR1'(Z)・IR2'(Z)
=(−(IR1(Z)・W(Z)))・(−IR2(Z)・W(Z))
=IR1(Z)・W(Z)・IR2(Z)・W(Z)
=−IRall_1(Z)
となる。
以下、図1〜図6、図8を参照しつつ本発明に係るエコー防止回路、当該エコー防止回路に含まれているデジタル信号処理回路によるインパルス応答取得処理、FIRフィルタ4、11のフィルタ係数設定の動作について説明する。図8は、本発明に係るエコー防止回路、当該エコー防止回路に含まれているデジタル信号処理回路の動作の一例を示すフローチャートである。
===エコー防止回路、デジタル信号処理回路の構成例===
図9は、第2の実施形態を示す図である。図9は、本発明に係るエコー防止回路、当該エコー防止回路に含まれているデジタル信号処理回路の一例を示すブロック図である。なお、図9に示すエコー防止回路おいて、前述した第1の実施形態と同一の構成要件については、同一番号を付して説明を省略する。
つまり、本実施形態は、第1の実施形態における差動増幅回路9、増幅回路13に代えて、反転増幅回路61、利得位相調整回路75、加算回路63を設けた構成となっている。なお、本実施形態においてもCPU1を構成要件としているが、CPU1を構成要件としないことも可能である。
さらに、DSP2は、入力端子30、FIRフィルタ4、出力端子31、FIRフィルタ11、出力端子32、入力端子33、出力端子34を有している。
利得位相調整回路75は、反転増幅回路61からのアナログ信号に対して、利得および位相の調整を施して加算回路63に出力する。なお、この利得位相調整回路75によるアナログ信号の利得および位相の調整は、入力端子30にデジタル信号が入力されたときの後述する加算回路63の出力をゼロとするため、増幅回路6からのアナログ信号とは位相反転したアナログ信号を生成すべく行われる。
加算回路63は、増幅回路6からのアナログ信号が入力される。そして、加算回路63は、増幅回路6からのアナログ信号と、利得位相調整回路75からのアナログ信号とを加算した加算結果を増幅回路10に出力する。また、加算回路63は、入出力端子7からの音声信号を増幅回路10に出力する。
図10及び図11を参照しつつFIRフィルタ4、11のフィルタ係数について詳述する。図10は、図9に示すエコー防止回路の経路C、Dを示した図である。また、図11は、経路Cにイヤホンマイク18が含まれる場合を示した図である。
IRall_3(Z)=−IR4'(Z)・IR3'(Z)
=(−(−IR4_1(Z)・IR4_2(Z)・W2(Z)))・
(IR3(Z)・W2(Z))
=IR4_1(Z)・IR4_2(Z)・W2(Z)・IR3(Z)・W2(Z)
となる。また、FIRフィルタ11のフィルタ係数をIR3'(Z)とすると、FIRフィルタ11の入力から入力端子33までの特性IRall_4(Z)は、
IRall_4(Z)=IR3'(Z)・IR4'(Z)
=IR3(Z)・W2(Z)・(−IR4_1(Z)・
IR4_2(Z)・W2(Z))
=IR3(Z)・W2(Z)・(−IR4_1(Z))・
IR4_2(Z)・W2(Z)
=−IRall_3(Z)
となる。
IRall_3(Z)=IR4'(Z)・IR3'(Z)
=(−IR4_1(Z)・IR4_2(Z)・W2(Z))・
(IR3(Z)・W2(Z))
=−IR4_1(Z)・IR4_2(Z)・W2(Z)・IR3(Z)・W2(Z)
となる。また、FIRフィルタ11のフィルタ係数を,IR3'(Z)を位相反転した−IR3'(Z)とすると、FIRフィルタ11の入力から入力端子33までの特性IRall_4(Z)は、
IRall_4(Z)=−IR3'(Z)・IR4'(Z)
=−(IR3(Z)・W2(Z))・(−IR4_1(Z)・
IR4_2(Z)・W2(Z))
=IR3(Z)・W2(Z)・IR4_1(Z)・IR4_2(Z)・W2(Z)
=−IRall_3(Z)
となる。
===エコー防止回路、デジタル信号処理回路の構成例===
図12は、第3の実施形態を示す図である。図12は、本発明に係るエコー防止回路、当該エコー防止回路に含まれているデジタル信号処理回路(DSP64)の一例を示すブロック図である。なお、図12に示すエコー防止回路において、前述した第1の実施形態と同一の構成要件については、同一番号を付して説明を省略する。
さらに、DSP64は、入力端子65(第1入力端子)、ADコンバータ66、FIRフィルタ4、DAコンバータ67(第1DAコンバータ)、出力端子68(第1出力端子)、入力端子69(第2入力端子)、ADコンバータ70、DAコンバータ71、出力端子72(第3出力端子)、FIRフィルタ11、DAコンバータ73(第2DAコンバータ)、出力端子74(第2出力端子)を有している。
つまり、本実施形態は、第1の実施形態におけるADコンバータ3、14、DAコンバータ5、12、15がDSP64内部に設けられた構成となっている。
FIRフィルタ4はデジタル信号に対して、当該FIRフィルタ4のフィルタ係数に基づいて畳み込み演算処理を施してDAコンバータ67に出力する。また同時に、FIRフィルタ11はデジタル信号に対して、当該FIRフィルタ11のフィルタ係数に基づいて畳み込み演算処理を施してDAコンバータ73に出力する。
DAコンバータ67は、デジタル信号に対してデジタル・アナログ変換処理したアナログ信号を、出力端子68を介して出力させる。この結果、増幅回路6には、DAコンバータ67からのアナログ信号が入力される。
DAコンバータ73は、デジタル信号に対してデジタル・アナログ変換処理したアナログ信号を、出力端子74を介して出力させる。この結果、増幅回路13には、DAコンバータ73からのアナログ信号が入力される。
ADコンバータ70には、入力端子69を介して、増幅回路10からの音声信号が入力される。そして、ADコンバータ70は、音声信号に対してアナログ・デジタル変換処理したデジタル信号を、DAコンバータ71に出力する。
DAコンバータ71は、デジタル信号に対してデジタル・アナログ変換処理したアナログ信号を、出力端子72を介して出力させる。
図13及び図14を参照しつつFIRフィルタ4、11のフィルタ係数について詳述する。図13は、図12に示すエコー防止回路の経路E、Fを示した図である。また、図14は、経路Eにイヤホンマイク18が含まれる場合を示した図である。
IRall_5(Z)=−IR6'(Z)・IR5'(Z)
=(−(−IR6(Z)・W3(Z)))・(IR5(Z)・W3(Z))
=IR6(Z)・W3(Z)・IR5(Z)・W3(Z)
となる。また、FIRフィルタ11のフィルタ係数をIR5'(Z)とすると、FIRフィルタ11の入力からADコンバータ70の出力までの特性IRall_6(Z)は、
IRall_6(Z)=IR5'(Z)・IR6'(Z)
=IR5(Z)・W3(Z)・(−IR6(Z)・W3(Z))
=IR5(Z)・W3(Z)・(−IR6(Z))・W3(Z)
=−IRall_5(Z)
となる。
IRall_5(Z)=IR6'(Z)・IR5'(Z)
=(−IR6(Z)・W3(Z))・(IR5(Z)・W3(Z))
=−IR6(Z)・W3(Z)・IR5(Z)・W3(Z)
となる。また、FIRフィルタ11のフィルタ係数を,IR5'(Z)を位相反転した−IR5'(Z)とすると、FIRフィルタ11の入力からADコンバータ70の出力までの特性IRall_6(Z)は、
IRall_6(Z)=−IR5'(Z)・IR6'(Z)
=(−(IR5(Z)・W3(Z))・(−IR6(Z)・W3(Z))
=IR5(Z)・W3(Z)・IR6(Z)・W3(Z)
=−IRall_5(Z)
となる。
===エコー防止回路、デジタル信号処理回路の構成例===
図15は、第4の実施形態を示す図である。図15は、本発明に係るエコー防止回路、当該エコー防止回路に含まれているデジタル信号処理回路(DSP64)の一例を示すブロック図である。
なお、図15に示すように第4の実施形態におけるエコー防止回路は、前述した第2の実施形態(図9)、第3の実施形態(図12)を組み合わせた構成となっており、同一の構成要件については同一番号を付して説明を省略する。
図16及び図17を参照しつつFIRフィルタ4、11のフィルタ係数について詳述する。図16は、図15に示すエコー防止回路の経路G、Hを示した図である。また、図17は、経路Gにイヤホンマイク18が含まれる場合を示した図である。
IRall_7(Z)=−IR8'(Z)・IR7'(Z)
=(−(−IR8_1(Z)・IR8_2(Z)・W4(Z)))・
(IR7(Z)・W4(Z))
=IR8_1(Z)・IR8_2(Z)・W4(Z)・
IR7(Z)・W4(Z)
となる。また、FIRフィルタ11のフィルタ係数をIR7'(Z)とすると、FIRフィルタ11の入力からADコンバータ70の出力までの特性IRall_8(Z)は、
IRall_8(Z)=IR7'(Z)・IR8'(Z)
=IR7(Z)・W4(Z)・(−IR8_1(Z)・
IR8_2(Z)・W4(Z))
=IR7(Z)・W4(Z)・(−IR8_1(Z))・
IR8_2(Z)・W4(Z)
=−IRall_7(Z)
となる。
IRall_7(Z)=IR8'(Z)・IR7'(Z)
=(−IR8_1(Z)・IR8_2(Z)・W4(Z))・
(IR7(Z)・W4(Z))
=−IR8_1(Z)・IR8_2(Z)・W4(Z)・IR7(Z)・W4(Z)
となる。また、FIRフィルタ11のフィルタ係数を、IR7'(Z)を位相反転した−IR7'(Z)とすると、FIRフィルタ11の入力からADコンバータ70の出力までの特性IRall_8(Z)は、
IRall_8(Z)=−IR7'(Z)・IR8'(Z)
=(−(IR7(Z)・W4(Z)))・(−IR8_1(Z)・
IR8_2(Z)・W4(Z))
=IR7(Z)・W4(Z)・IR8_1(Z)・
IR8_2(Z)・W4(Z)
=−IRall_7(Z)
となる。
===エコー防止回路、デジタル信号処理回路の構成例===
図18は、第5の実施形態を示す図である。図18は、本発明に係るエコー防止回路、当該エコー防止回路に含まれるデジタル信号処理回路(DSP83)の一例を示すブロック図である。なお、図18に示すエコー防止回路において、前述した第1の実施形態と同一の構成要件については、同一番号を付して説明を省略する。図19は、図18に示すADF(Adaptive Digital Filter・適応デジタルフィルタ)76の詳細図である。
減算回路77の+入力端子には、入力端子33を介して、ADコンバータ14からのデジタル信号が入力される。また、減算回路77の−入力端子には、ADF76からの出力信号が入力される。そして、減算回路77は、ADコンバータ14からのデジタル信号とADF76からの出力信号とを減算して出力する。以下、減算回路77からの出力信号を誤差信号という。
参照信号入出力部78は、FIRフィルタ4からのデジタル信号(以下、参照信号入出力部78に入力されるデジタル信号を参照信号という)が入力されて、当該参照信号を保持する。そして、参照信号入出力部78は、乗算部80、フィルタ係数更新部81に対し参照信号を出力する。
フィルタ係数部79は、フィルタ係数更新部81からのフィルタ係数が入力されて、当該フィルタ係数を保持する。そして、フィルタ係数部79は、前述した参照信号入出力部78から乗算部80への参照信号の出力とともに、当該乗算部80に対しフィルタ係数を出力する。また、フィルタ係数部79は、フィルタ係数更新部81に対しフィルタ係数を出力する。
乗算部80は、参照信号とフィルタ係数を順次乗算した乗算結果を加算部82に出力する。加算部82は、乗算部80からの出力信号を順次加算した結果を減算回路77に出力する。
図19、図20を参照しつつ、フィルタ係数部79のフィルタ係数を更新するための処理動作の一例について説明する。図20は、本発明に係るエコー防止回路、当該エコー防止回路に含まれているデジタル信号処理回路の処理動作の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明においては、入力端子30にデジタル信号が入力された時刻tにおいて、減算回路77の+入力端子に入力されるデジタル信号をYt、参照信号入出力部78に入力される参照信号をXt(={Xt(0)、Xt(1)、・・、Xt(N−1)})と示す。また、フィルタ係数部79のフィルタ係数をHt(={Ht(0)、Ht(1)、・・、Ht(N−1)})と示す。また、フィルタ係数更新部81にて算出されるフィルタ係数をHt+1(={Ht+1(0)、Ht+1(1)、・・、Ht+1(N−1)})と示して説明する。そして、i番目の参照信号をXt(i)、フィルタ係数をHt(i)、Ht+1(i)と示す。
Ht+1(0)=Ht(0)+(α・Et・Xt(0))/‖Xt‖2
となる。そのため、フィルタ係数更新部81が、参照信号入出力部78からのXt(0)、フィルタ係数部79からのHt(0)、減算回路77からのEtに基づいて、上式を演算することによって、Ht+1(0)が算出される(S209)。次に、フィルタ係数更新部81は、Ht+1(1)を算出すべくiをインクリメントしてi=i+1=1とする(S210)。そして、フィルタ係数更新部81は、算出したフィルタ係数がHt+1(N−1)に達していないためi≧Nでないと判別する(S211・NO)。そして前述と同様に、Ht+1(1)は、
Ht+1(1)=Ht(1)+(α・Et・Xt(1))/‖Xt‖2
から算出される。このように、S209からS211の処理をi≧Nまで繰り返すことによって(S211・YES)、Ht+1(={Ht+1(0)、・・、Ht+1(N−1)})が算出されることとなる。そして、フィルタ係数更新部81は、フィルタ係数部79のフィルタ係数Ht(={Ht(0)、・・、Ht(N−1)})をHt+1(={Ht+1(0)、・・、Ht+1(N−1)})に更新すべく、当該Ht+1をフィルタ係数部79に出力する。
===エコー防止回路、デジタル信号処理回路の構成例===
図21は、第6の実施形態を示す図である。図21は、エコー防止回路、当該エコー防止回路に含まれているデジタル信号処理回路(DSP202)の一例を示すブロック図である。
さらに、DSP202は、入力端子230、出力端子231、デジタルフィルタ(ARAM:Auto-Regressive Moving Average)211(300)(以下、デジタルフィルタ211という)、出力端子232、入力端子233、出力端子234を有している。
DSP202に入力されたデジタル信号は、出力端子231を介して出力されるとともに、デジタルフィルタ211に入力される。デジタルフィルタ211はデジタル信号に対して、当該デジタルフィルタ211のフィルタ係数に基づいてフィルタ処理を施して出力端子232に出力する。
DAコンバータ205は、出力端子231を介してDSP202からのデジタル信号が入力される。そして、DAコンバータ205は、デジタル信号に対してデジタル・アナログ変換処理したアナログ信号を増幅回路206に出力する。増幅回路206は、所定の増幅率にてアナログ信号を増幅して出力する。
以下、図22及び図23を参照しつつデジタルフィルタ211のフィルタ係数について詳述する。図22は、図21に示すエコー防止回路の経路I、Jを示した図である。また、図23は、経路Iにイヤホンマイク18が含まれる場合を示した図である。なお、イヤホンマイク18は、入出力端子207に接続することができる。そして、入出力端子207から出力されるアナログ信号がイヤホンマイク18に入力されると、イヤホンマイク18はそのアナログ信号に基づいて振動板(不図示)を振動させることにより音声を出力する。また、イヤホンマイク18は、イヤホンマイク18を耳に装着している者が音声を発したときの鼓膜の振動を振動板でとらえることによりアナログ信号を生成して出力する。そして、イヤホンマイク18から出力されるアナログ信号が入出力端子207から入力される。
IR9(Z)=IR10(Z)・Q(Z)
の式が成り立つようにQ(Z)を設けることとなる。つまり、Q(Z)は、
Q(Z)=IR9(Z)/IR10(Z)
となるように設ければよい。しかしながら、DSP202が取得可能なインパルス応答は、図22又は図23の実線で示す経路Iのインパルス応答(伝達関数)IR9'(Z)(=IR9(Z)・W5(Z))と、経路Jのインパルス応答(伝達関数)IR10'(Z)(=−IR10(Z)・W5(Z))である。なお、IR10(Z)が位相反転されているのは、差動増幅回路209の−入力端子に入力されているためである。
−IR9'(Z)=IR10'(Z)・Q(Z)
となる。つまり、Q(Z)を、
Q(Z)=−IR9'(Z)/IR10'(Z)
と設ければよいことがわかる。つまり、デジタルフィルタ211の特性は、伝達特性IR9'(Z)を位相反転したものに、IR10'(Z)の逆フィルタの特性を加えた特性とすることで実現可能となる。そして、このようにデジタルフィルタ211のフィルタ係数を設定することによって、差動増幅回路209において経路Iを伝達する信号を、経路Jを伝達する信号で打ち消すことが可能となる。この結果、入力端子230にデジタル信号が入力されたときの、前述のエコーを防止することが可能となる。
以下、図21〜図26を参照しつつDSP202及びDSP202の構成要件であるデジタルフィルタ211の構成ついて詳述する。図24(a)は、図22又は図23に示す経路Iのインパルス応答IR9'(Z)を示した図である。図24(b)は、図22又は図23に示す経路Jのインパルス応答IR10'(Z)を示した図である。図25は、DSP202の構成の一部を示すブロック図である。詳述すると、インパルス応答IR9'(Z)、IR10'(Z)に基づいてデジタルフィルタ211のフィルタ係数を設定するための、DSP202の構成の一部を示すブロック図である。図26は、デジタルフィルタ211の一例として示すARMAフィルタ300の構成を示すブロック図である。詳述すると、ARMAフィルタ300は、IR9'(Z)を位相反転したものに、IR10'(Z)の逆フィルタの特性を加えた特性をもつフィルタの一例である。なお、本実施形態においては、ARMAフィルタを用いているがこれに限るものではない。前述したフィルタ係数が設定可能なデジタルフィルタであれば良い。
また、ARMAフィルタ300は、図26に示すように遅延回路235a1〜235aN−1、乗算回路236a0〜236aN−1、301b1〜301bN−1、加算回路237a0〜237aN−1、302b0〜302bN−1、スイッチ回路260L、260Mを有している。
レジスタ249には、CPU201からの前述した他方の論理値‘0’が入力される。
レジスタ257には、インパルス応答格納メモリ243に記憶されたインパルス応答imp(0)〜(N−1)を、乗算回路258にて位相反転させるべく−1を示すバイナリデータが予め記憶されている。
乗算回路301b1〜301bN−1は、インパルス応答格納メモリ255のレジスタ1〜N−1に保持されているインパルス応答imp(1)〜(N−1)が乗算係数としてそれぞれ設定される。詳述すると、DSP202がスイッチ回路260Jをレジスタ1から順次切替え、スイッチ回路260Mを乗算回路301b1から順次切替えることによって、インパルス応答imp(1)〜(N−1)が順次入力され、乗算回路301b1〜301bN−1の乗算係数が設定されることとなる。そして、乗算回路301b1〜301bN−1は、遅延回路235a1〜235aN−1からのデジタル信号Xn−1〜Xn−(N−1)に対して設定された乗算係数で乗算し、乗算結果を減算回路302b1〜302bN−1に出力する。
以下、図21〜図27を参照しつつエコー防止回路、当該エコー防止回路に含まれているデジタル信号処理回路によるインパルス応答取得処理、ARAM300のフィルタ係数設定の動作について説明する。なお、本実施形態においては、デジタルフィルタ211のフィルタ係数設定の一例として、前述したARMAフィルタ300の乗算回路236a0〜236aN−1、301b1〜301bN−1の乗算係数設定を用いて説明する。図27は、エコー防止回路、当該エコー防止回路に含まれているデジタル信号処理回路の動作の一例を示すフローチャートである。
===エコー防止回路、デジタル信号処理回路の構成例===
以下、図22、図28〜図32を参照して第7の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、前述した第6の実施形態おいて取得したインパルス応答IR9'(Z)、IR10'(Z)に基づく、デジタルフィルタ211のフィルタ係数設定についての他の形態を示すものである。そして、本実施形態においては、デジタルフィルタ211の一例としてFIRフィルタ303を用いたときの、フィルタ係数設定について説明する。本実施形態において第6の実施形態と同一の構成要件については同一番号を付して説明を省略する。
ADF284は、図30一点鎖線内に示すとおり、参照信号入出力部289、フィルタ係数部290、乗算部291、フィルタ係数更新部292、加算部293、レジスタ294、スイッチ回路260Q〜260Uを有している。
参照信号入出力部289は、FIRフィルタ285からの参照信号Xtが入力されて、当該参照信号Xtを保持する。そして、参照信号入出力部289は、乗算部291、フィル係数更新部292に対し参照信号Xtを出力する。
加算部293は、乗算部291からの出力信号を順次加算した結果を減算回路288に出力する。なお、この加算部293からの出力信号が前述したY'tとなる。
レジスタ294は、DSP295からの例えば他方の論理値‘0’の論理値が入力されて、当該他方の論理値‘0’を保持する。
また、FIRフィルタ303は、図31一点鎖線内に示すデジタル信号用メモリ242(破線)、乗算回路251、ADD252、ACC253、スイッチ回路260Oを有している。
レジスタ248には、CPU201からの前述した他方の論理値‘0’が入力される。
加算回路337は、乗算回路336a0〜336aN−1からの出力信号を合算する。この結果、前述したFIRフィルタ303と同様の畳み込み演算を施すことが可能となる。
図28〜図33を参照しつつ、FIRフィルタ303のフィルタ係数を設定するための処理動作の一例について説明する。図33は、FIRフィルタ303のフィルタ係数を設定する処理動作の一例を示すフローチャートである。
そして、DSP295は、入力端子296を介して入力される、インパルス応答格納メモリ255からの経路Jのインパルス応答imp(0)〜(N−1)(=IR10'(Z))をFIRフィルタ285のフィルタ係数に設定する(S402)。また、DSP295は、入力端子297を介して入力される、インパルス応答格納メモリ243からの経路Iのインパルス応答imp(0)〜(N−1)(=IR9'(Z))をFIRフィルタ286のフィルタ係数に設定する(S403)。
FIRフィルタ285は、設定されたフィルタ係数に基づいて、白色ノイズ生成回路287からのM系列乱数L(N)に対して畳み込み演算を施して、演算結果である参照信号Xt(={Xt(0)、・・、Xt(N−1)})をADF284に出力する(S405)。
また、FIRフィルタ286は、設定されたフィルタ係数に基づいて、白色ノイズ生成回路287からのM系列乱数L(N)に対して畳み込み演算を施して、演算結果であるYtを減算回路288の+入力端子に出力する(S406)。
減算回路288は、+入力端子に入力されたYtと、−入力端子に入力されたY'tを減算し(S412)、減算結果である誤差信号Etをフィルタ係数更新部292に出力する。
Ht+1(0)=Ht(0)+(α・Et・Xt(0))/‖Xt‖2
となる。そのため、フィルタ係数更新部292が、参照信号入出力部289からのXt(0)、フィルタ係数部290からのHt(0)、減算回路288からのEtに基づいて、上式を演算することによって、Ht+1(0)が算出される(S414)。次に、フィルタ係数更新部292は、Ht+1(1)を算出すべくiをインクリメントしてi=i+1=1とする(S415)。そして、フィルタ係数更新部292は、算出したフィルタ係数がHt+1(N−1)に達していないためi≧Nでないと判別する(S416・NO)。前述と同様に、Ht+1(1)は、
Ht+1(1)=Ht(1)+(α・Et・Xt(1))/‖Xt‖2
から算出される。このように、S414からS416の処理をi≧Nまで繰り返すことによって(S416・YES)、Ht+1(N)(={Ht+1(0)、・・、Ht+1(N−1)})が算出されることとなる。次に、DSP295は、誤差信号Etの平均値が一定値未満であるか否かを判別する(S417)。そして、DSP295は、誤差信号Etの平均値が一定値未満でないと判別すると(S417・NO)、前述したS404以降の処理を再び繰り返すこととなる。
===エコー防止回路、デジタル信号処理回路の構成例===
図34は、第8の実施形態を示す図である。図34は、エコー防止回路、当該エコー防止回路に含まれているデジタル信号処理回路の一例を示すブロック図である。なお、図34に示すエコー防止回路おいて、前述した第6、第7の実施形態と同一の構成要件については、同一番号を付して説明を省略する。
つまり、本実施形態は、第6、第7の実施形態における差動増幅回路209、増幅回路213に代えて、反転増幅回路261、利得位相調整回路275、加算回路263を設けた構成となっている。なお、本実施形態においてもCPU201を構成要件としているが、CPU201を構成要件としないことも可能である。
さらに、DSP202は、入力端子230、出力端子231、デジタルフィルタ211、出力端子232、入力端子233、出力端子234を有している。
利得位相調整回路275は、反転増幅回路261からのアナログ信号に対して、利得および位相の調整を施して加算回路263に出力する。なお、この利得位相調整回路275によるアナログ信号の利得および位相の調整は、入力端子230にデジタル信号が入力されたときの後述する加算回路263の出力をゼロとするため、増幅回路206からのアナログ信号とは位相反転したアナログ信号を生成すべく行われる。
加算回路263は、増幅回路206からのアナログ信号が入力される。そして、加算回路263は、増幅回路206からのアナログ信号と、利得位相調整回路275からのアナログ信号とを加算した加算結果を増幅回路210に出力する。また、加算回路263は、入出力端子207からの音声信号を増幅回路210に出力する。
図35及び図36を参照しつつデジタルフィルタ211のフィルタ係数について詳述する。図35は、図34に示すエコー防止回路の経路K、Lを示した図である。また、図36は、経路Kにイヤホンマイク18が含まれる場合を示した図である。
IR11(Z)=IR12(Z)・Q(Z)
の式が成り立つようにQ(Z)を設けることとなる。つまり、Q(Z)は、
Q(Z)=IR11(Z)/IR12(Z)
となるように設ければよい。しかしながら、DSP202が取得可能なインパルス応答は、図35又は図36の実線で示す経路Kのインパルス応答(伝達関数)IR11'(Z)(=IR11(Z)・W6(Z))と、経路Lのインパルス応答(伝達関数)IR12'(Z)(=−IR12_1(Z)・IR12_2(Z)・W6(Z))である。なお、IR12_1(Z)が位相反転されているのは、反転増幅回路261にて反転されるためである。
−IR11'(Z)=IR12'(Z)・Q(Z)
となる。つまり、Q(Z)を、
Q(Z)=−IR11'(Z)/IR12'(Z)
と設ければよいことがわかる。つまり、デジタルフィルタ211の特性は、伝達特性IR11'(Z)を位相反転したものに、IR12'(Z)の逆フィルタの特性を加えた特性とすることで実現可能となる。そして、このようにデジタルフィルタ211のフィルタ係数を設定することによって、加算回路263において経路Kを伝達する信号を、経路Lを伝達する信号で打ち消すことが可能となる。この結果、入力端子230にデジタル信号が入力されたときの、前述のエコーを防止することが可能となる。
===エコー防止回路、デジタル信号処理回路の構成例===
図37は、第9の実施形態を示す図である。図37は、エコー防止回路、当該エコー防止回路に含まれているデジタル信号処理回路(DSP264)の一例を示すブロック図である。なお、図37に示すエコー防止回路において、前述した第6、第7の実施形態と同一の構成要件については、同一番号を付して説明を省略する。
さらに、DSP264は、入力端子265、ADコンバータ266、DAコンバータ267、出力端子268、入力端子269、ADコンバータ270、DAコンバータ271、出力端子272、デジタルフィルタ211、DAコンバータ273、出力端子274を有している。
つまり、本実施形態は、第6、第7の実施形態におけるADコンバータ203、214、DAコンバータ205、212、215がDSP264内部に設けられた構成となっている。
デジタルフィルタ211はデジタル信号に対して、当該デジタルフィルタ211のフィルタ係数に基づいてフィルタ処理を施してDAコンバータ273に出力する。
DAコンバータ267は、デジタル信号に対してデジタル・アナログ変換処理したアナログ信号を、出力端子268を介して出力させる。この結果、増幅回路206には、DAコンバータ267からのアナログ信号が入力される。
DAコンバータ273は、デジタルフィルタ211からのデジタル信号に対してデジタル・アナログ変換処理したアナログ信号を、出力端子274を介して出力させる。この結果、増幅回路213には、DAコンバータ273からのアナログ信号が入力される。
ADコンバータ270には、入力端子269を介して、増幅回路210からの音声信号が入力される。そして、ADコンバータ270は、音声信号に対してアナログ・デジタル変換処理したデジタル信号を、DAコンバータ271に出力する。
DAコンバータ271は、デジタル信号に対してデジタル・アナログ変換処理したアナログ信号を、出力端子272を介して出力させる。
図38及び図39を参照しつつデジタルフィルタ211のフィルタ係数について詳述する。図38は、図37に示すエコー防止回路の経路M、Nを示した図である。また、図39は、経路Mにイヤホンマイク18が含まれる場合を示した図である。
IR13(Z)=IR14(Z)・Q(Z)
の式が成り立つようにQ(Z)を設けることとなる。つまり、Q(Z)は、
Q(Z)=IR13(Z)/IR14(Z)
となるように設ければよい。しかしながら、DSP264が取得可能なインパルス応答は、図38又は図39の実線で示す経路Mのインパルス応答(伝達関数)IR13'(Z)(=IR13(Z)・W7(Z))と、経路Nのインパルス応答(伝達関数)IR14'(Z)(=−IR14(Z)・W7(Z))である。なお、IR14(Z)が位相反転されているのは、差動増幅回路209の−入力端子に入力されているためである。
−IR13'(Z)=IR14'(Z)・Q(Z)
となる。つまり、Q(Z)を、
Q(Z)=−IR13'(Z)/IR14'(Z)
と設ければよいことがわかる。つまり、デジタルフィルタ211の特性は、伝達特性IR13'(Z)を位相反転したものに、IR14'(Z)の逆フィルタの特性を加えた特性とすることで実現可能となる。そして、このようにデジタルフィルタ211のフィルタ係数を設定することによって、差動増幅回路209において経路Mを伝達する信号を、経路Nを伝達する信号で打ち消すことが可能となる。この結果、入力端子265に音声信号が入力されたときの、前述のエコーを防止することが可能となる。
===エコー防止回路、デジタル信号処理回路の構成例===
図40は、第10の実施形態を示す図である。図40は、エコー防止回路、当該エコー防止回路に含まれているデジタル信号処理回路(DSP264)の一例を示すブロック図である。
なお、図40に示すように第10の実施形態におけるエコー防止回路は、前述した第8の実施形態(図31)、第9の実施形態(図33)を組み合わせた構成となっており、同一の構成要件については同一番号を付して説明を省略する。
図41及び図42を参照しつつデジタルフィルタ211のフィルタ係数について詳述する。図41は、図40に示すエコー防止回路の経路O、Pを示した図である。また、図42は、経路Oにイヤホンマイク18が含まれる場合を示した図である。
IR15(Z)=IR16(Z)・Q(Z)
の式が成り立つようにQ(Z)を設けることとなる。つまり、Q(Z)は、
Q(Z)=IR15(Z)/IR16(Z)
となるように設ければよい。しかしながら、DSP264が取得可能なインパルス応答は、図41又は図42の実線で示す経路Oのインパルス応答(伝達関数)IR15'(Z)(=IR15(Z)・W8(Z))と、経路Pのインパルス応答(伝達関数)IR16'(Z)(=−IR16_1(Z)・IR16_2(Z)・W8(Z))である。なお、IR16_1(Z)が位相反転されているのは、反転増幅回路261にて反転されるためである。
−IR15'(Z)=IR16'(Z)・Q(Z)
となる。つまり、Q(Z)を、
Q(Z)=−IR15'(Z)/IR16'(Z)
と設ければよいことがわかる。つまり、デジタルフィルタ211の特性は、伝達特性IR15'(Z)を位相反転したものに、IR16'(Z)の逆フィルタの特性を加えた特性とすることで実現可能となる。そして、このようにデジタルフィルタ211のフィルタ係数を設定することによって、加算回路263において経路Oを伝達する信号を、経路Pを伝達する信号で打ち消すことが可能となる。この結果、入力端子265に音声信号が入力されたときの、前述のエコーを防止することが可能となる。
===エコー防止回路、デジタル信号処理回路の構成例===
図43は、第11の実施形態を示す図である。図43は、エコー防止回路、当該エコー防止回路に含まれるデジタル信号処理回路(DSP283)の一例を示すブロック図である。なお、図43に示すエコー防止回路において、前述した第6の実施形態と同一の構成要件については、同一番号を付して説明を省略する。図44は、図43に示すADF276の詳細図である。
ADF276は、図44破線内に示すとおり、参照信号入出力部278、フィルタ係数部279、乗算部280、フィルタ係数更新部281、加算部282を有している。
参照信号入出力部278は、入力端子230を介してADコンバータ203からのデジタル信号(以下、参照信号入出力部278に入力されるデジタル信号を参照信号という)が入力されて、当該参照信号を保持する。そして、参照信号入出力部278は、乗算部280、フィルタ係数更新部281に対し参照信号を出力する。
乗算部280は、参照信号とフィルタ係数を順次乗算した乗算結果を加算部282に出力する。
加算部282は、乗算部280からの出力信号を順次加算した結果を減算回路277に出力する。
DAコンバータ215は、出力端子234を介して、減算回路277からのデジタル信号が入力される。そして、DAコンバータ215は、デジタル信号に対してデジタル・アナログ変換処理したアナログ信号を出力する。
図44、図45を参照しつつ、フィルタ係数部279のフィルタ係数を更新するための処理動作の一例について説明する。図45は、エコー防止回路、当該エコー防止回路に含まれているデジタル信号処理回路の処理動作の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明においては、入力端子230にデジタル信号が入力された時刻tにおいて、減算回路277の+入力端子に入力されるデジタル信号をYt、参照信号入出力部278に入力される参照信号をXt(={Xt(0)、Xt(1)、・・、Xt(N−1)})と示す。また、フィルタ係数部279のフィルタ係数をHt(={Ht(0)、Ht(1)、・・、Ht(N−1)})と示す。また、フィルタ係数更新部281にて算出されるフィルタ係数をHt+1(={Ht+1(0)、Ht+1(1)、・・、Ht+1(N−1)})と示して説明する。そして、i番目の参照信号をXt(i)、フィルタ係数をHt(i)、Ht+1(i)と示す。
Ht+1(0)=Ht(0)+(α・Et・Xt(0))/‖Xt‖2
となる。そのため、フィルタ係数更新部281が、参照信号入出力部782からのXt(0)、フィルタ係数部279からのHt(0)、減算回路277からのEtに基づいて、上式を演算することによって、Ht+1(0)が算出される(S509)。次に、フィルタ係数更新部281は、Ht+1(1)を算出すべくiをインクリメントしてi=i+1=1とする(S510)。そして、フィルタ係数更新部281は、算出したフィルタ係数がHt+1(N−1)に達していないためi≧Nでないと判別する(S511・NO)。そして前述と同様に、Ht+1(1)は、
Ht+1(1)=Ht(1)+(α・Et・Xt(1))/‖Xt‖2
から算出される。このように、S509からS511の処理をi≧Nまで繰り返すことによって(S511・YES)、Ht+1(={Ht+1(0)、・・、Ht+1(N−1)})が算出されることとなる。そして、フィルタ係数更新部281は、フィルタ係数部279のフィルタ係数Ht(={Ht(0)、・・、Ht(N−1)})をHt+1(={Ht+1(0)、・・、Ht+1(N−1)})に更新すべく、当該Ht+1をフィルタ係数部279に出力する。
図1、図2、図5、図6、図46、図47を参照しつつ、本発明に係るエコー防止回路、当該エコー防止回路に含まれているデジタル信号処理回路の適用例について説明する。なお、本実施形態においては、例えば第1の実施形態におけるエコー防止回路、当該エコー防止に含まれるデジタル信号処理回路(DSP2)を、仮に図46に示す携帯電話機19に適用した場合における構成および動作について説明する。図46は、本発明に係るエコー防止回路41が適用される携帯電話機19の模式図である。図47は、図46に示す携帯電話機19の構成の一例を示すブロック図である。なお、携帯電話機19には、図46、図47に示すようにイヤホンマイク18が接続されている。このイヤホンマイク18は、携帯電話機19が受信した音声信号に基づいて、振動板(不図示)を振動させることにより音声を発生するスピーカ機能を有する。また、イヤホンマイク18は、当該イヤホンマイク18を装着している者が音声を発したときの鼓膜の振動を振動板の振動に換えることにより音声信号を生成して出力するマイク機能も有するものである。なお、このイヤホンマイク18は周知の技術であり、例えば特開2003−9272等に記載されている。また、イヤホンマイク18と携帯電話機19は接続されて有線通信するように設けられているが、無線通信(HomeRF(Radio Frequency)等)するように設けても良い。
RF部21は、アンテナ20が受信した音声信号のうち、所定周波数帯域の音声信号に対する復調処理などのデコード処理を行う。また、RF部21は、ベースバンド処理部22からの音声信号に対する変調処理、例えばTDMA方式(Time Division Multiplex Access)によるエンコード処理などを行う。
ベースバンド処理部22は、RF部21にてベースバンド信号まで復調された音声信号について所定の信号処理を施して、CPU1に出力する。また、ベースバンド処理部22は、CPU1からの音声信号に対して所定の信号処理を施してRF部21に出力する。
ADコンバータ3に入力された音声信号は、当該ADコンバータ3にてアナログ・デジタル信号処理が施されてデジタル信号となり、入力端子30を介して、FIRフィルタ4、11に入力される。この結果、ADコンバータ3からのデジタル信号は、FIRフィルタ4、11を構成するデジタル信号用メモリ42、54に入力されることとなる。
2、64、83、202、264、283、295 DSP
3、14、26、66、70 ADコンバータ
203、214、266、270 ADコンバータ
4、11、286、287、303 FIRフィルタ
5、12、15、27、67、71、73 DAコンバータ
205、212、215、267、271、273 DAコンバータ
6、10、13、101、105、206、210、213 増幅回路
7、207 入出力端子
9、209 差動増幅回路
18 イヤホンマイク
19 携帯電話機
20 アンテナ
21 RF部
22 ベースバンド処理部
23 表示部
25 入力部
28 マイク
29 スピーカ
30、33、65、69 入力端子
230、233、265、269、296、297 入力端子
31、32、34、68、72、74 出力端子
231、232、234、268、272、274、298 出力端子
35、235、335 遅延回路
36、51、58、236、251、258、301、336 乗算回路
37、63、237、263、302、337 加算回路
41 エコー防止回路
42、54、242 デジタル信号用メモリ
43、55、243、255 インパルス応答格納メモリ
44、45、244、245 インパルス用メモリ
46、48、49、50、57 レジスタ
246、248、249、250、257、294 レジスタ
47、56、247 フィルタ係数格納メモリ
52、252 ADD
53、253 ACC
60、260 スイッチ回路
61、107、261 反転増幅回路
75、108、275 利得位相調整回路
76、276、284 ADF
77、277、288 減算回路
78、278、289 参照信号入出力部
79、279、290 フィルタ係数部
80、280、291 乗算部
81、281、292 フィルタ係数更新部
82、282、293 加算部
104 マイク
106 スピーカ
211 デジタルフィルタ
287 白色ノイズ生成回路
300 ARMAフィルタ
Claims (24)
- 第1入力信号が入力される入力端子と、
前記入力端子からの第1入力信号が入力される第1FIRフィルタと、
前記第1入力信号が前記第1FIRフィルタとともに入力される第2FIRフィルタと、
前記第1FIRフィルタの出力信号が出力されるか又は第2入力信号が入力される入出力端子と、
前記第1FIRフィルタの出力信号と前記第2入力信号とを合わせた信号から、前記第2FIRフィルタの出力信号を減算する第1減算回路と、
前記第1FIRフィルタの出力信号が入力される適応デジタルフィルタと、
前記第1減算回路の出力信号から前記適応デジタルフィルタの出力信号を減算する第2減算回路と、
前記第2減算回路の出力信号が出力される出力端子と、を備え、
前記第1FIRフィルタおよび前記第2FIRフィルタは、第1入力信号が前記入力端子に入力されたときの、前記第1減算回路からの出力信号が前記第1FIRフィルタの出力信号のみを除去または減衰した信号となるフィルタ係数を有し、
前記適応デジタルフィルタは、前記第2減算回路の出力信号に基づいて、前記出力端子からの出力信号が前記第1減算回路の出力信号から前記第2入力信号以外の信号を除去または減衰した信号となるフィルタ係数を有する、
ことを特徴とするエコー防止回路。 - 前記第2FIRフィルタのフィルタ係数は、前記第1FIRフィルタの出力から前記第1減算回路の出力までの第1インパルス応答であり、
前記第1FIRフィルタのフィルタ係数は、前記第2FIRフィルタの出力から前記第1減算回路の出力までの第2インパルス応答を位相反転したものであること、
を特徴とする請求項1に記載のエコー防止回路。 - 前記第2FIRフィルタのフィルタ係数は、前記第1FIRフィルタの出力から前記第1減算回路の出力までの第1インパルス応答を位相反転したものであり、
前記第1FIRフィルタのフィルタ係数は、前記第2FIRフィルタの出力から前記第1減算回路の出力までの第2インパルス応答であること、
を特徴とする請求項1に記載のエコー防止回路。 - 前記入出力端子から出力される前記第1FIRフィルタの出力信号は、当該出力された出力信号を音声に変換して出力するとともに、入力される音声を前記第2入力信号に変換して出力するイヤホンマイクによって反射されて前記入出力端子に入力可能であり、
前記第1インパルス応答は、前記イヤホンマイクが前記入出力端子に接続された状態における、前記第1FIRフィルタの出力から前記イヤホンマイクを経由して前記第1減算回路の出力までのインパルス応答であること、
を特徴とする請求項2又は3に記載のエコー防止回路。 - 前記第1FIRフィルタの出力信号をデジタル・アナログ変換する第1DAコンバータと、
前記第2FIRフィルタの出力信号をデジタル・アナログ変換する第2DAコンバータと、
前記第1減算回路の出力信号をアナログ・デジタル変換するADコンバータと、を備え、
前記第1インパルス応答は、前記第1DAコンバータから前記ADコンバータまでのインパルス応答であり、
前記第2インパルス応答は、前記第2DAコンバータから前記ADコンバータまでのインパルス応答であること、
を特徴とする請求項2又は3に記載のエコー防止回路。 - 前記第1インパルス応答は、前記第1DAコンバータの出力信号を音声に変換して出力するとともに、入力される音声を前記第2入力信号に変換して出力するイヤホンマイクが前記入出力端子に接続された状態における、前記第1DAコンバータから前記イヤホンマイクを経由して前記ADコンバータまでのインパルス応答であること、
を特徴とする請求項5に記載のエコー防止回路。 - 前記第1減算回路の出力と前記ADコンバータの入力との間に前記第1減算回路からの出力信号を増幅する増幅回路を備え、
前記第1インパルス応答は、前記第1DAコンバータから前記第1減算回路までのインパルス応答および前記第1減算回路から前記ADコンバータまでのインパルス応答の積であり、
前記第2インパルス応答は、前記第2DAコンバータから前記第1減算回路までのインパルス応答および前記第1減算回路から前記ADコンバータまでのインパルス応答の積であること、
を特徴とする請求項5に記載のエコー防止回路。 - 前記第1インパルス応答は、前記第1DAコンバータの出力信号を音声に変換して出力するとともに、入力される音声を前記第2入力信号に変換して出力するイヤホンマイクが前記入出力端子に接続された状態における、前記第1DAコンバータから前記イヤホンマイクを経由して前記第1減算回路までのインパルス応答および前記第1減算回路から前記ADコンバータまでのインパルス応答の積であること、
を特徴とする請求項7に記載のエコー防止回路。 - 前記第1インパルス応答に基づいて前記第2FIRフィルタのフィルタ係数を設定するとともに、前記第2インパルス応答に基づいて前記第1FIRフィルタのフィルタ係数を設定するフィルタ係数設定部を備えたこと、
を特徴とする請求項5〜8の何れか一項に記載のエコー防止回路。 - 前記第1減算回路は、
前記第1FIRフィルタの出力信号と前記第2入力信号とを合わせた信号と、前記第2FIRフィルタの出力信号とが入力される差動増幅回路である、
ことを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載のエコー防止回路。 - 前記第1減算回路は、
前記第2FIRフィルタの出力信号を反転する反転回路と、
前記反転回路の出力信号の利得および位相を調整する利得位相調整回路と、
前記第1FIRフィルタの出力信号と前記第2入力信号とを合わせた信号と、前記利得位相調整回路の出力信号とを加算する加算回路と、を有する、
ことを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載のエコー防止回路。 - 前記第1インパルス応答は、前記イヤホンマイクが耳に装着された状態のものであること、
を特徴とする請求項4、6、8の何れか一項に記載のエコー防止回路。 - 第1入力信号が入力される第1入力端子と、
前記第1入力端子からの第1入力信号が入力される第1FIRフィルタと、
前記第1入力信号が前記第1FIRフィルタとともに入力される第2FIRフィルタと、
前記第1FIRフィルタの出力信号が出力される第1出力端子と、
前記第2FIRフィルタの出力信号が出力される第2出力端子と、
入出力信号共用ライン上において前記第1出力端子からの出力信号と第2入力信号とを合わせた信号から、前記第2出力端子からの出力信号を減算した信号が入力される第2入力端子と、
前記第1FIRフィルタの出力信号が入力される適応デジタルフィルタと、
前記第2入力端子の信号から、前記適応デジタルフィルタの出力信号を減算する減算回路と、
前記減算回路の出力信号が出力される第3出力端子と、を備え、
前記第1FIRフィルタおよび前記第2FIRフィルタは、第1入力信号が前記第1入力端子に入力されたときの、前記減算した信号が前記第1FIRフィルタの出力信号のみを除去または減衰した信号となるフィルタ係数を有し、
前記適応デジタルフィルタは、前記減算回路の出力信号に基づいて、前記第3出力端子からの出力信号が前記減算した信号から前記第2入力信号以外の信号を除去または減衰した信号となるフィルタ係数を有する、
ことを特徴とするデジタル信号処理回路。 - 前記第2FIRフィルタのフィルタ係数は、前記第1出力端子から出力された後の信号をデジタル・アナログ変換する第1DAコンバータから、前記第2入力端子に入力される前の信号をアナログ・デジタル変換するADコンバータまでの第1インパルス応答であり、
前記第1FIRフィルタのフィルタ係数は、前記第2出力端子から出力された後の信号をデジタル・アナログ変換する第2DAコンバータから、前記ADコンバータまでの第2インパルス応答を位相反転したものであること、
を特徴とする請求項13に記載のデジタル信号処理回路。 - 前記第2FIRフィルタのフィルタ係数は、前記第1出力端子から出力された後の信号をデジタル・アナログ変換する第1DAコンバータから、前記第2入力端子に入力される前の信号をアナログ・デジタル変換するADコンバータまでの第1インパルス応答を位相反転したものであり、
前記第1FIRフィルタのフィルタ係数は、前記第2出力端子から出力された後の信号をデジタル・アナログ変換する第2DAコンバータから、前記ADコンバータまでの第2インパルス応答であること、
を特徴とする請求項13に記載のデジタル信号処理回路。 - 前記第1インパルス応答は、前記第1DAコンバータから、前記第1DAコンバータの出力信号を音声に変換して出力するとともに、入力される音声を前記第2入力信号に変換して出力するイヤホンマイクを経由して、前記ADコンバータまでのインパルス応答であること、
を特徴とする請求項14又は15に記載のデジタル信号処理回路。 - 前記第1FIRフィルタの出力信号をデジタル・アナログ変換する前記第1DAコンバータと、
前記第2FIRフィルタの出力信号をデジタル・アナログ変換する前記第2DAコンバータと、
前記減算した信号をアナログ・デジタル変換する前記ADコンバータと、を備え、
前記第1インパルス応答は、前記第1DAコンバータから前記ADコンバータまでのインパルス応答であり、
前記第2インパルス応答は、前記第2DAコンバータから前記ADコンバータまでのインパルス応答であること、
を特徴とする請求項14又は15に記載のデジタル信号処理回路。 - 前記第1インパルス応答は、前記第1DAコンバータから、前記第1DAコンバータの出力信号を音声に変換して出力するとともに、入力される音声を前記第2入力信号に変換して出力するイヤホンマイクを経由して、前記ADコンバータまでのインパルス応答であること、
を特徴とする請求項17に記載のデジタル信号処理回路。 - 前記第1インパルス応答に基づいて前記第2FIRフィルタのフィルタ係数を設定するとともに、前記第2インパルス応答に基づいて前記第1FIRフィルタのフィルタ係数を設定するフィルタ係数設定部を備えたこと、
を特徴とする請求項14〜18の何れか一項に記載のデジタル信号処理回路。 - 前記第1インパルス応答は、前記イヤホンマイクが耳に装着された状態のものであること、
を特徴とする請求項16又は18に記載のデジタル信号処理回路。 - 第1入力信号が入力される入力端子と、
前記入力端子からの第1入力信号が入力される第1FIRフィルタと、
前記第1入力信号が前記第1FIRフィルタとともに入力される第2FIRフィルタと、
前記第1FIRフィルタの出力信号が出力されるか又は第2入力信号が入力される入出力端子と、
前記第1FIRフィルタの出力信号と前記第2入力信号とを合わせた信号から、前記第2FIRフィルタの出力信号を減算する第1減算回路と、
前記第1FIRフィルタの出力信号が入力される適応デジタルフィルタと、
前記第1減算回路の出力信号から前記適応デジタルフィルタの出力信号を減算する第2減算回路と、
前記第2減算回路の出力信号が出力される出力端子と、を備えたエコー防止回路のフィルタ係数設定方法であって、
前記第1FIRフィルタおよび前記第2FIRフィルタに対して、第1入力信号が前記入力端子に入力されたときの、前記第1減算回路からの出力信号が前記第1FIRフィルタの出力信号のみを除去または減衰した信号となるフィルタ係数を設定し、
前記適応デジタルフィルタに対して、前記第2減算回路の出力信号に基づいて、前記出力端子からの出力信号が前記第1減算回路の出力信号から前記第2入力信号以外の信号を除去または減衰した信号となるフィルタ係数を設定すること、
を特徴とするエコー防止回路のフィルタ係数設定方法。 - 第1入力信号が入力される第1入力端子と、
前記第1入力端子からの第1入力信号が入力される第1FIRフィルタと、
前記第1入力信号が前記第1FIRフィルタとともに入力される第2FIRフィルタと、
前記第1FIRフィルタの出力信号が出力される第1出力端子と、
前記第2FIRフィルタの出力信号が出力される第2出力端子と、
入出力信号共用ライン上において前記第1出力端子からの出力信号と第2入力信号とを合わせた信号から、前記第2出力端子からの出力信号を減算した信号が入力される第2入力端子と、
前記第1FIRフィルタの出力信号が入力される適応デジタルフィルタと、
前記第2入力端子の信号から、前記適応デジタルフィルタの出力信号を減算する減算回路と、
前記減算回路の出力信号が出力される第3出力端子と、を備えたデジタル信号処理回路のフィルタ係数設定方法であって、
前記第1FIRフィルタおよび前記第2FIRフィルタに対して、第1入力信号が前記第1入力端子に入力されたときの、前記減算した信号が前記第1FIRフィルタの出力信号のみを除去または減衰した信号となるフィルタ係数を設定し、
前記適応デジタルフィルタに対して、前記減算回路の出力信号に基づいて、前記第3出力端子からの出力信号が前記減算した信号から前記第2入力信号以外の信号を除去または減衰した信号となるフィルタ係数を設定すること、
を特徴とするデジタル信号処理回路のフィルタ係数設定方法。 - プロセッサと、
第1入力信号が入力される入力端子と、
前記入力端子からの第1入力信号が入力される第1FIRフィルタと、
前記第1入力信号が前記第1FIRフィルタとともに入力される第2FIRフィルタと、
前記第1FIRフィルタの出力信号が出力されるか又は第2入力信号が入力される入出力端子と、
前記第1FIRフィルタの出力信号と前記第2入力信号とを合わせた信号から、前記第2FIRフィルタの出力信号を減算する第1減算回路と、
前記第1FIRフィルタの出力信号が入力される適応デジタルフィルタと、
前記第1減算回路の出力信号から前記適応デジタルフィルタの出力信号を減算する第2減算回路と、
前記第2減算回路の出力信号が出力される出力端子と、を備えたエコー防止回路のフィルタ係数を設定するためのプログラムであって、
前記プロセッサに、
前記第1FIRフィルタおよび前記第2FIRフィルタに対して、第1入力信号が前記第1入力端子に入力されたときの、前記減算した信号が前記第1FIRフィルタの出力信号のみを除去または減衰した信号となるフィルタ係数を設定する機能と、
前記適応デジタルフィルタに対して、前記第2減算回路の出力信号に基づいて、前記出力端子からの出力信号が前記第1減算回路の出力信号から前記第2入力信号以外の信号を除去または減衰した信号となるフィルタ係数を設定する機能を実現させるためのプログラム。 - プロセッサと、
第1入力信号が入力される第1入力端子と、
前記第1入力端子からの第1入力信号が入力される第1FIRフィルタと、
前記第1入力信号が前記第1FIRフィルタとともに入力される第2FIRフィルタと、
前記第1FIRフィルタの出力信号が出力される第1出力端子と、
前記第2FIRフィルタの出力信号が出力される第2出力端子と、
入出力信号共用ライン上において前記第1出力端子からの出力信号と第2入力信号とを合わせた信号から、前記第2出力端子からの出力信号を減算した信号が入力される第2入力端子と、
前記第1FIRフィルタの出力信号が入力される適応デジタルフィルタと、
前記第2入力端子の信号から、前記適応デジタルフィルタの出力信号を減算する減算回路と、
前記減算回路の出力信号が出力される第3出力端子と、を備えたデジタル信号処理回路のフィルタ係数を設定するためのプログラムであって、
前記プロセッサに、
前記第1FIRフィルタおよび前記第2FIRフィルタに対して、第1入力信号が前記第1入力端子に入力されたときの、前記減算した信号が前記第1FIRフィルタの出力信号のみを除去または減衰した信号となるフィルタ係数を設定する機能と、
前記適応デジタルフィルタに対して、前記減算回路の出力信号に基づいて、前記第3出力端子からの出力信号が前記減算した信号から前記第2入力信号以外の信号を除去または減衰した信号となるフィルタ係数を設定する機能を実現させるためのプログラム。
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