JP4732701B2 - プーリ及び湿式ベルト式無段変速機 - Google Patents
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Description
運転条件によらない安定した伝達トルク特性を得るため、プーリと伝動ベルトとの間のμ特性には、すべり速度(v)依存性が少ない特性(高すべり速度域におけるμ値低下の抑制)が求められている。さらに、長期の使用に渡って安定したμ特性を得るためには、プーリおよびブロックの両者とも、高い耐摩耗性を確保することが必須となる。
また、プーリとブロックと間の摩擦力が駆動トルクに比べて小さいと、両者に大きなすべりが生じ、伝達効率の低下または伝達不能につながる。従って、エンジン出力の向上などによって、CVTユニットが伝達可能なトルクの限界値(すなわち、伝達トルク容量)を更に向上させることが求められている。
まず、ブロック端面および/またはプーリシーブ面に、ダイヤモンドを中心とするIV族またはIII〜V族化合物のような共有結合性絶縁体、または、III〜Va族の炭化
物、ホウ化物、窒化物などの共有性金属化合物(アルミナ、窒化チタン、炭化チタン、炭化クロム、炭化タングステン等の金属の炭化物、窒化物、酸化物、ホウ化物を指す)を、被覆したことを特徴とするCVTが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、加工による凹凸形状は、摩耗によってその形状が維持できなくなり、長期の使用に渡って高いμ特性を維持することができない。また、ショットピーニング処理もしくはショットブラスト処理を用いる場合には、被処理部材にセラミックなどの硬質材を用いることは困難となるため、材質によるμ特性の最適化が図れない。
すなわち、本発明のプーリは、円錐状摺動面が互いに対向するように配設されてなる1対の円盤状回転体からなり、該1対の円盤状回転体の間に形成されるV溝に伝動ベルトが巻き掛けられる、湿式ベルト式無段変速機に用いられるプーリであって、
少なくとも、前記V溝において前記伝動ベルトが接触する前記円錐状摺動面に、Cr2O3およびTiO2から選択される1以上の酸化物系セラミック材料を、90質量%以上含有する溶射膜が被覆されてなり、
前記溶射膜表面が気孔を有し、
前記気孔の前記溶射膜表面における面積率(気孔の投影面積の合計/溶射膜表面の面積)が、1〜12%であり、
前記溶射膜表面側のマイクロビッカース硬さが、Hv400以上であることを特徴とする。
また、本発明では、上記油膜を効率よく切ることを考慮し、当該気孔の溶射膜表面における面積率を1〜12%とする。
さらに、本発明では、溶射膜表面側のマイクロビッカース硬さをHv400以上とし、耐焼付き性および耐摩耗性を十分に確保している。
Rpk値を0.3μm以下とすることで、相手材への過度な掘り起こしが生じないようにし、相手部材への攻撃性を低減させることができる。その結果、伝達トルク特性の安定化をより良好に実現させることができる。
溶射膜として上記所定量の酸化物系セラミック材料を含有させることで、より高いμ特性を実現することができる。
当該湿式ベルト式無段変速機は、本発明のプーリを使用しているので、すべり速度(v)依存性の少ないμ特性(平坦なμ−v特性)を有し、運転条件に依存しない安定した伝達トルク特性を実現できる。さらに、高いμ特性を有しており、より大きな出力トルクを伝達することができる。
本発明のプーリは、円錐状摺動面が互いに対向するように配設されてなる1対の円盤状回転体からなり、湿式のベルト式無段変速機に用いられる。その1対の円盤状回転体は、その一方が軸方向に移動可能となっているため、対抗する円錐状摺動面によってV溝が形成される。このV溝には、伝動ベルトが巻き掛けられ、湿式ベルト式無段変速機に供される。
一般的に潤滑油が存在する湿式条件で用いられるCVTのプーリ−ベルト間の摩擦状態では、すべり速度(v)の増加に伴い、油膜厚さが増大し、μ値が低下する。しかしながら、円錐状摺動面に気孔が存在する場合には、この気孔による凹部形状が油膜を切る方向に作用し、高すべり速度条件においても固体接触を維持でき、μ低下を抑制できる。これによって、すべり速度依存性の少ない安定したμ特性が得られるとともに、高すべり速度条件において、高いμ値を確保することができる。溶射材では膜内部にも気孔が存在するため、その凹部形状は、機械加工等によって形成した溝形状とは異なり、摩耗によって変化しにくい。
面積率を1〜12%とすることで、この気孔による凹部形状が油膜を切る方向に作用し、油膜が厚くなりやすい高すべり速度条件においても、固体接触がより一層維持し易くなると考えられる。その結果、高すべり速度条件における高いμ値の維持および、すべり速度依存性の少ないμ特性を発揮することができる。
ベルト式CVTの伝動ベルトとプーリとの接触面は、数百MPa以上の高面圧条件となる。溶射膜に硬さHv400以上を有する材料を選定することによって、耐焼付き性および耐摩耗性を確保することができる。
当該マイクロビッカース硬さは、Hv400以上であることが好ましく、Hv700以上であることがより好ましい。
酸化物系セラミック溶射膜としては、Cr2O3、Al2O3、3Al2O3・2SiO2(ムライト)、TiO2、ZrO2と部分安定化剤(Y2O3、CaO、MgO、CeO2等)との混合物や、SiO2、MgO、CaO、CeO2等、少なくとも1種が挙げられる。炭化物系セラミックとしては、CrC系材(Cr2C3およびCrCの少なくとも1種)や、WC系材(WCおよびW2Cの少なくとも1種)、TiC等が挙げられる。
酸化物系セラミックの中でも、Cr2O3、Al2O3、3Al2O3・2SiO2(ムライト)、TiO2、ZrO2と部分安定化剤(Y2O3、CaO、MgO、CeO2等)との混合物、のうち少なくとも1種以上、あるいは、炭化物系セラミックの中でも、CrC系材(Cr2C3およびCrCの少なくとも1種)を選択することで、より高いμ特性を実現し、伝達トルク容量を増大させることができる。特に、Cr2O3溶射材において、最も高いμ値が得られている。
酸化物系セラミック溶射膜中については、Cr2O3成分が90質量%以上の割合となることが特に好ましい。また、溶射膜が上記例示した酸化物系セラミック成分は、溶射膜中に90質量%以上となることが好ましい。
また、炭化物系セラミックを含有する溶射膜については、溶射膜中に上記例示した炭化物セラミック成分が50質量%以上の割合となることが好ましく、70質量%以上の割合で含有していることがより好ましい。
Cr2O3系溶射膜では、スルザーメテコ社のCr2O3粉末(AMDRY6417、AMDRY6420)、Cr2O3・2TiO2粉末(Metco106)、Cr2O3・5SiO2・3TiO2(Metco136F)等が挙げられる。
Al2O3系溶射膜ではスルザーメテコ社のAl2O3紛未(Metco105NS)、Al2O3・3TiO2粉末(Metc0101SF)、Cr2O3・13TiO2etC0180)、Cr2O3・40TiO2(Metco131VF)等が挙げられる。
3Al2O3・2SiO2(ムライト)系溶射膜では、日本ユテク社の3Al2O3・2SiO2粉末(#25081)等が挙げられる。
TiO2系溶射膜ではスルザーメテコ社のTiO2粉末(Metco102)、TiO2・45Cr2O3粉末(Metco111)等が挙げられる。
ZrO2系溶射膜ではスルザーメテコ社のZrO2・8Y2O3粉末(Metco204B−NS)、ZrO2・20Y2O3粉末(Metco202−NS)、ZrO2・18TiO2・8Y2O3粉末(Metco143)等が挙げられる。
CrC系溶射膜では、スルザーメテコ社のCr3C2・7(Ni−20Cr)紛末(Diamalloy 3005)、Cr3C2・20(Ni−20Cr)粉末(Diamalloy 3007)、Cr3C2・25(Ni−20Cr)粉末(Diamalloy 3004)、CrC・39Ni・7C(Sulzer Metco 5241)等が挙げられる。
プラズマ溶射の処理に際しては、十分に粉末を溶融させるため、用いる溶射装置によって、溶射距離および装置出力等の条件を最適化することが重要となる。
HVOF溶射処理に際しては、十分に溶射粉末を溶融できるよう、用いる装置によって、溶射距離等の条件を最適化することが重要である。
Rpk値は0.1μm以下とすることがより好ましい。
また、中間層や溶射膜を形成する前に、下地処理としてショットブラスト処理等の粗面化加工を施してもよい。
本発明のブロックは、プーリのV溝に巻き掛けられる伝動ベルトに供される。そして、プーリのV溝と接触する表面に、本発明のプーリに設けられている溶射膜が形成されている点で共通する。従って、本発明のプーリと同様の作用効果を奏することができる。
さらに、本発明の伝動ベルトは、少なくとも、ブロックと該ブロックを支持する無端状のフープとを具備する伝動ベルトであって、当該ブロックとして、既述の本発明のブロックを使用している。
図2(A)および(B)に詳しく示すように、伝動ベルト124は、突起134を備えて互いに重ねられた状態で長手方向に連ねられた鋼製のベルトブロック135と、それら伝動ブロック135を支持するためにベルトブロック135の切欠135a内に位置させられた無端状の2本のフープ136とから構成されている。
なお、溶射膜138について、その膜厚や気孔の面積率等の条件は、プーリの場合と同様である。
本発明の湿式ベルト式無段変速機は、既述の本発明のプーリまたは本発明の伝動ベルトを具備し、その他の構成については、従来公知の構成を採用することができる。以下、具体的に説明する。
なお、伝動ベルトのブロックに既述の本発明のブロックを使用する場合は、上記摺動面40,52に溶射膜を形成する必要はない。但し、伝動ベルトのブロックとプーリ側の両方に溶射をしてもかまわない。
(ラボスケール試験による各種溶射材の摩擦特性評価)
(1)供試溶射材の作製および評価:
ASTM D2714に記載されているLFW−1型摩擦試験機用の標準試験片であるFALEX社製S−10リング試験片(材質:SAE4620スティール浸炭処理材、形状:外径φ35mm、幅8.8mm)の表面に、下記表1に示す各種の溶射膜を被覆した(実験例1、5及び比較実験例3〜8および比較実験例1,2)。溶射膜(中間層を除く)の厚さは150μmとした。溶射条件は、溶射距離100mmで一定とした。
比較実験例1は、前述した実験例1、5及び比較実験例3〜6の中間層と同一材であるNi−Cr溶射膜を、プラズマ溶射によって被覆したものである。
比較実験例2は、自動車用ベルト式CVTのプーリに広く用いられている浸炭処理が施された標準リング試験片であり、溶射処理は施していない。
実験例1、5及び比較実験例3〜8および比較実験例1の溶射材については、溶射膜表面を#150のダイヤ砥石で研磨した後、GC砥石による仕上げ研磨を行った。
相手ブロック試験片2(CVT用金属ベルトエレメント:接触幅6.3mm)に用いたCVT用金属ベルトのブロックには、プーリ(リング試験片4:φ35mm)と接する端面部分に、深さ約20μmの溝が設けられている。摩擦試験に伴う溝高さの減少量を測定することによって、各種溶射処理のリング試験片4の相手材攻撃性についても評価した。なお、潤滑油6として、ベルト式CVT用フルードのトヨタ自動車キャッスルオートフルードTCを100ml用い、その温度を100℃とした。
実験例1、5及び比較実験例3〜8の各種溶射処理および比較実験例2の浸炭処理を施したリング試験片を用いた場合のμ値とすべり速度(v)との関係(μ−v特性)を、図4〜図6に示す。
なお、溶射材の中でHv230と硬さの低い比較実験例1のNi−Cr溶射材については、なじみ運転中に焼付きが発生したため、μ測定を中止した。
先にμ特性を示した図4〜図6において、μレベルの観点から、実験例の各種溶射材と比較実験例2の浸炭材とを比較する。高すべり速度条件である500mm/sにおけるμ値に着目すると、比較実験例2の浸炭材に比べて、図4に示した実験例1のCr2O3溶射材、比較実験例3のAl2O3溶射材、比較実験例4の3Al2O3・2SiO2溶射材、図5に示した比較実験例5のZrO2溶射材、実験例5のTiO2溶射材、ならびに図6に示した比較実験例7のCrC−25NiCr溶射材が、高いμ値を示すことが分かる。これらの溶射材の中でも、実験例1のCr2O3溶射材において最も高いμ値が得られており、比較実験例2の浸炭材に比べて17%高いμ値を示していた。
(1)溶射処理プーリ試験片:
テーパ角11°を有するφ127mmのプーリに、実験例のブロック・オン・リング型摩擦試験において最も高いμ値を示し、かつ相手材攻撃性が浸炭材と同程度と少ない特性を示した実験例1のCr2O3溶射膜を被覆(厚さ:150μm、溶射膜の形成範囲は、プーリのテーパ部(円錐状摺動面))した試験片を製作した。溶射プーリ試験片(円盤状回転体)の外観を図12に示す。このプーリは、最外径のφ127mmからφ95mmの範囲がCVT用金属ベルト端面形状に合せた11°のテーパ面となっている。プーリ試験片の溶射膜表面は、研削加工ならびにダイヤモンドペーストを用いた研磨によって仕上げた。
比較例1は、自動車用ベルト式CVTのプーリ処理として一般的な浸炭処理を施されたものであり、溶射処理は施していない。この浸炭処理品についても、実施例1および実施例2と同様に、表面の研削加工ならびにダイヤモンドペーストを用いた研磨仕上げによって、Rpk値0.06μmに仕上げた。
各種のプーリ試験片(実施例1〜3および比較例1)と自動車用CVTの金属ベルト(伝動ベルト)とを用いたベルト・プーリ型摩擦試験機によって、伝達トルク容量を測定した。
入力回転数および入出力軸間荷重(=プーリの推力と比例)を一定として、プーリに負荷する入力トルクを段階的に上げていきながら、各トルク条件での入力側プーリと出力側プーリとの回転数差、すなわちすべり率を測定した。入力トルクをある値まで増大させると、すべり率の急激な増大もしくはベルトと出カプーリとが完全にすべる現象、すなわちマクロスリップの発生が認められた。このマクロスリップが発生する直前の入力トルク値を伝達トルク容量とみなした。
また、ブロック・オン・リング型試験の場合と同様に、一連の試験に伴うCVTベルト端面(プーリと接する部分)の溝深さ減少量を測定することによって、供試表面処理プーリの相手ベルトへの攻撃性を評価した。
実施例1および実施例2のCr2O3溶射プーリ試験片および比較例1の浸炭プーリ試験片を用いた場合において、ベルト・プーリ型摩擦試験における入力回転数1000rpmおよび3000rpm条件での伝達トルク特性を図15に示す。
なお、表面粗さの大きい実施例3のCr2O3溶射炭素鋼粗面プーリを用いた場合には、60分間のなじみ運転において、相手金属ベルト端面(プーリと接する部分)の溝が無くなるほどの過大な摩耗が生じたため、試験を中止した。
Cr2O3溶射プーリに関して、実施例1の炭素鋼基材を用いた場合と、実施例2のアルミ基材を用いた場合を比較すると、概ね一致した特性を示している。したがって、伝達トルク特性に及ぼす基材種類の影響は小さいと判断される。また、試験終了後のプーリを観察した所、溶射膜の剥離ならびに欠け等の発生は、いずれも認められなかった。
一連の試験に伴う相手伝動ベルト端面の摩耗量を図16に示す。表面粗さを突出山部高さRpk値で、0.07μmに仕上げた実施例1および実施例2のCr2O3溶射プーリは、相手ベルト材の摩耗量が比較例1の浸炭プーリと同程度となっており、相手材攻撃性が少ない。一方、実施例3の研削仕上げのみで研磨仕上げを施していないのRpk値0.67μmのCr2O3溶射粗面プーリを用いた場合には、前記したように、実施例1,2に比べると相手ベルトの磨耗が促進されていた。
この結果から、溶射膜の仕上げ表面粗さは、相手材に対する攻撃性を抑えるため、突出山部高さRpk値で、0.6μm以下とする必要があり、0.1μm以下とすることが特に好ましいといえる。
22・・・出力側可変プーリ
24・・・伝動ベルト
28,34・・・可動回転体(円盤状回転体)
40,52・・・摺動面
42,54・・・V溝
60・・・溶射膜
124・・・伝動ベルト
Claims (3)
- 円錐状摺動面が互いに対向するように配設されてなる1対の円盤状回転体からなり、該1対の円盤状回転体の間に形成されるV溝に伝動ベルトが巻き掛けられるプーリであって、
少なくとも、前記V溝において前記伝動ベルトが接触する前記円錐状摺動面に、Cr2O3およびTiO2から選択される1以上の酸化物系セラミック材料を、90質量%以上含有する溶射膜が被覆されてなり、
前記溶射膜表面が気孔を有し、
前記気孔の前記溶射膜表面における面積率(気孔の投影面積の合計/溶射膜表面の面積)が、1〜12%であり、
前記溶射膜表面側のマイクロビッカース硬さが、Hv400以上であることを特徴とする湿式ベルト式無段変速機に用いられるプーリ。 - 前記溶射膜の表面粗さが、プラトー部の突出山部高さ(Rpk値)で、0.14μm以下であることを特徴とする請求項1に記載のプーリ。
- 少なくとも、請求項1又は請求項2に記載のプーリを具備することを特徴とする湿式ベルト式無段変速機。
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