JP4729192B2 - フィルム供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、連続的に供給される長尺の帯状フィルムを順次切断することによって所定長のフィルムを形成しながら、これを所定のフィルム供給位置に順次搬送するフィルム供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、プラスチックフィルムによって形成されたラベルが連続的に繋がったラベル形成基材を所定長に順次切断することで個別のラベルを形成し、これを次工程である容器への装着装置に供給するために、所定の供給位置に順次搬送するラベル供給装置としては、図6に示すようなものがある。
【0003】
このラベル供給装置60は、同図に示すように、供給される長尺帯状のラベル形成基材Mを所定長に順次切断することで個別のラベルLを形成する、回転刃61a及び固定刃61bからなる基材切断手段61と、この基材切断手段61がラベル形成基材Mを切断することによって形成されたラベルLを、基材切断手段61の下方側に設定された所定のラベル供給位置αに順次搬送するラベル搬送手段62とを備えている。
【0004】
前記ラベル搬送手段62は、切断位置近傍及びラベル供給位置αにそれぞれ設けられた駆動プーリ63aと従動プーリ63bとに掛け渡される、幅方向の中央部に長手方向に沿って多数の吸引孔が一定間隔でそれぞれ形成された2本の搬送ベルト64と、この搬送ベルト64にラベルLを吸引保持させる吸引機構65と、ラベルLをその下端から上端にわたって搬送ベルト64に順次密着させることで吸引機構65による搬送ベルト64へのラベルLの吸引保持動作を補助する吸引補助手段66とから構成されており、回転刃61aと駆動プーリ63aとは、機械的に同期が取られた状態で、同一のサーボモータ(図示せず)によって回転駆動されるようになっている。
【0005】
従って、供給されるラベル形成基材Mが基材切断手段61によって順次切断されることで形成された個別のラベルLは、その下端部から上端部にわたって、吸引補助手段66によって順次搬送ベルト64に押圧されることにより搬送ベルト64に確実に吸引保持された状態で、この搬送ベルト64によってラベル供給位置αに搬送され、ラベル受渡装置70を介してラベル装着装置に引き渡される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このラベル供給装置60は、上述したように、共通のサーボモータによって基材切断手段61における回転刃61aの回転駆動及びラベル搬送手段62における搬送ベルト64の循環駆動を行っているので、種々の長さのラベルLに対応することができるように、通常、搬送ベルト64の搬送速度が最大となるロングラベルを基準に回転刃61aの回転速度や搬送ベルト64の搬送速度等が設定されている。
【0007】
従って、こういったラベル供給装置60によって、ショートラベルを供給しようとすると、ラベル形成基材Mの供給速度を落とすことによって、基材切断手段61によるラベル形成基材Mのカットピッチを短くすることになるので、ショートラベルの場合は、ロングラベルに比べて、ラベル形成基材Mの供給速度とラベルLの搬送速度との差が必要以上に大きくなり、基材切断手段61によって切断されたラベルLを搬送ベルト64に引き渡す際にずれが発生しやすく、ラベルLを所定のタイミングでラベル供給位置αに供給することができなくなるといった問題がある。
【0008】
そこで、この発明の課題は、フィルムの長さに拘わらず、所定のタイミングで確実に所定の供給位置にフィルムを供給することができるフィルム供給装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、連続的に供給される長尺の帯状フィルムを所定の切断位置で所定長に順次切断する回転刃及び固定刃を有する切断手段と、前記切断手段によって所定長に切断されたフィルムを、前記切断位置と所定の供給位置との間で循環移動する搬送ベルトに吸着させた状態で前記供給位置に順次搬送する搬送手段と、前記搬送ベルトに吸着した状態で前記切断位置から前記供給位置に搬送される前記フィルムを、前記切断位置と前記供給位置との間で検出する検出手段とを備え、前記回転刃を回転させる切断用駆動モータと、前記搬送ベルトを循環移動させる搬送用駆動モータとが個別に設けられており、前記検出手段によって検出される前記フィルムの検出タイミングのずれ量に基づいて、前記搬送用駆動モータを制御して前記搬送ベルトの移動速度を調整することで、前記フィルムを所定の供給タイミングで前記供給位置に搬送するようにしたことを特徴とするフィルム供給装置を提供するものである。
【0010】
以上のように、このフィルム供給装置には、回転刃を回転させる切断用駆動モータと、搬送ベルトを循環移動させる搬送用駆動モータとが個別に設けられているので、短いフィルムを供給する場合には、搬送ベルトの搬送速度を落とすことによって帯状フィルムの搬送ピッチを小さくすることで、帯状フィルムの供給速度と搬送ベルトによるフィルムの搬送速度との差が極端に大きくならないような適正な状態で運転することができ、短いフィルムを供給しようとする場合であっても、搬送ベルトに引き渡す際にずれを発生させることなく、所定のタイミングで確実に供給位置にフィルムを供給することができる。特に、このフィルム供給装置では、搬送ベルトに吸着した状態で切断位置から供給位置に搬送されるフィルムを、切断位置と供給位置との間で検出する検出手段を設け、検出手段によって検出されるフィルムの検出タイミングのずれ量に基づいて、搬送用駆動モータを制御して搬送ベルトの移動速度を調整することで、フィルムを所定の供給タイミングで供給位置に搬送するようにしたので、切断手段によって所定長に切断されたフィルムを搬送ベルトに引き渡す際に多少のずれが発生しても、そのずれがフィルムの搬送途中で修正されるので、供給位置には所定のタイミングでフィルムを確実に供給することができる。
【0011】
また、請求項2に係る発明のように、請求項1に係る発明のフィルム供給装置において、前記搬送ベルトの移動速度を変化させることによって前記フィルムの搬送タイミングを調整した後は、前記搬送ベルトの移動速度を一旦基準速度に戻し、前記フィルムの搬送タイミングを調整する際は、前記搬送用駆動モータを常時一方向に制御するようにしておくことも可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、PETボトル(以下、ボトルという。)Bに筒状のシュリンクラベル(以下、ラベルという。)Lを装着するためのラベル装着システム1を示しており、このラベル装着システム1は、ベルトコンベア2a、搬送スクリュー2b及びスターホイール2cからなるボトル供給装置2と、基材繰出部3aによって基材ロールから繰り出された長尺のラベル形成基材Mを順次切断しながらラベルLを形成し、そのラベルLをラベル供給位置αに順次供給するラベル供給装置3と、このラベル供給装置3によってラベル供給位置αに供給されたラベルLを受け取ってラベル受渡位置βに搬送するラベル受渡装置4と、前記ボトル供給装置2によって供給されたボトルBを受け取ってラベル装着位置γに搬送すると共に、前記ラベル受渡装置4によって搬送されてきたラベルLをラベル受渡位置βにおいて受け取って前記ラベル装着位置γにおいてボトルBに装着するラベル装着装置5と、ボトルBに装着されたラベルLを熱収縮させるための加熱装置(図示せず)にラベルLが装着されたボトルBを搬送する、スターホイール6a、搬送スクリュー6b及びベルトコンベア6cからなるボトル搬送装置6とから構成されている。
【0013】
なお、前記ラベル形成基材Mは、ボトルBに装着する筒状のラベルが連続的に繋がったものであり、前記基材繰出部3aにおいてはシート状に折り畳んだ状態でドラムに巻回されている。また、基材繰出部3aから繰り出されたシート状のラベル形成基材Mは、ボトルBにラベルLを装着する際に再び筒状に開きやすくするために折り癖を小さくすべく、その供給途中において一旦立ち上がる際に折り畳み位置を変化させるようにしている(図1参照)。
【0014】
前記ラベル供給装置3は、図1及び図2に示すように、前記基材繰出部3aから繰り出された長尺のラベル形成基材Mを所定の速度で連続的に送り出す基材供給手段10と、この基材供給手段10によって一定速度で送り出されたラベル形成基材Mを所定長さに順次切断する基材切断手段20と、この基材切断手段20によって切断されることにより形成されたラベルLをラベル供給位置αに順次搬送するラベル搬送手段30とから構成されている。なお、このラベル供給装置3、基材切断手段20、ラベル搬送手段30、ラベル形成基材M、ラベルL及びラベル供給位置αが、本願発明のフィルム供給装置、切断手段、搬送手段、帯状フィルム、フィルム及び供給位置にそれぞれ相当するものである。
【0015】
前記基材供給手段10は、図2に示すように、独立したサーボモータによって駆動される駆動ローラ11と、この駆動ローラ11との間にシート状に折り畳まれたラベル形成基材Mを挟み込む従動ローラ12とから構成されており、両ローラ11、12に挟み込まれたラベル形成基材Mは駆動ローラ11の回転によって一定速度で、基材切断手段20が設けられた下方側の基材切断位置に送り出される。
【0016】
前記基材切断手段20は、基材切断位置に固定設置された固定刃21と、独立したサーボモータによって回転駆動される回転刃22とによって構成されており、この回転刃22が1回転する毎に、基材供給手段10により一定速度で連続的に送り出されるラベル形成基材Mを順次切断することで、所定長のラベルLが順次形成されるようになっている。
【0017】
前記ラベル搬送手段30は、基材切断位置近傍及びラベル供給位置αにそれぞれ設けられたガイドローラ32及び駆動プーリ34に掛け渡され、テンションローラ35によって一定の張力が付与された状態で、基材切断位置近傍とラベル供給位置αとの間を、ラベル形成基材Mの供給速度より速い速度で循環移動する2本の搬送ベルト31と、この搬送ベルト31にラベルLを吸引保持させる吸引機構36と、ラベルLをその下端から上端にわたって搬送ベルト31に順次密着させることで吸引機構36による搬送ベルト31へのラベルLの吸引保持動作を補助する吸引補助手段38とから構成されており、前記駆動プーリ34は、回転刃22の駆動用のサーボモータとは異なる独立したサーボモータによって回転駆動されるようになっている。なお、ラベル供給位置αには、搬送されてくるラベルLを位置決めするためのストッパSが設けられている。
【0018】
前記搬送ベルト31は、図3に示すように、搬送しようとするラベルLの幅よりも狭い間隔で平行に配置されており、各搬送ベルト31にはその幅方向の中央部に長手方向に沿って多数の吸引孔31aが一定間隔で形成されている。
【0019】
前記吸引機構36は、図2に示すように、前記ガイドローラ32間に各搬送ベルト31に沿ってそれぞれ配置された吸引ボックス37とこの吸引ボックス37に形成された接続口37bに図示しないチューブ等を介して接続される真空ポンプ等の図示しない吸引装置とから構成されており、各吸引ボックス37の搬送ベルト31との接触面には吸引口37aが開放されていると共に(図3参照)、各吸引ボックス37の内部には、吸引口37a部分の搬送ベルト31を支持するために複数のローラ37cが設けられている。
【0020】
前記吸引補助手段38は、図2に示すように、ラベルLの搬送ラインを挟んで、各搬送ベルト31に対向するように設けられており、2個一対の押圧ローラ39、3個のガイドローラ42a、42b、43及び駆動プーリ44に掛け渡されるベルト45と、このベルト45に張力を与えるためのテンション付与機構46とから構成されている。
【0021】
前記駆動プーリ44は、上述した搬送ベルト31を循環移動させているサーボモータによって駆動されるようになっており、ベルト45が搬送ベルト31の移動速度と同一速度で循環移動するように、駆動プーリ44の回転速度が設定されている。
【0022】
前記押圧ローラ39は、前記基材切断位置から送られてくるラベルLを搬送ベルト31に密着させるために、ベルト45を介してラベルLを搬送ベルト31側に押圧するものであり、前記基材切断位置の下方付近に、前記搬送ベルト31に沿って定位置回転可能に支持されたボールネジ40に螺合し、そのボールネジ40の回転に伴って上下動するナット部材41に取り付けられている。従って、ボールネジ40に取り付けられたハンドル40aを操作してボールネジ40を回転させることで押圧ローラ39を上下動させて所定位置にセッティングすることができる。
【0023】
また、この押圧ローラ39のセッティング位置は、図2に示すように、前記基材切断手段20がラベル形成基材Mを切断した際に、その切断によって形成されたラベルLの下端部が上位の押圧ローラ39によってベルト45を介して前記搬送ベルト31との間に挟み込まれるように設定されている。従って、長さ(高さ)の異なるラベルLをボトルBに装着する場合は、ハンドル40aを操作して押圧ローラ39のセッティング位置を、上述したように、ラベル形成基材Mを切断した際に、ラベルLの下端部が上位の押圧ローラ39によって搬送ベルト31との間に挟み込まれるように調整する。
【0024】
なお、押圧ローラ39が、図2に一点鎖線で示す位置まで上昇した場合は、上位のガイドローラ42aと干渉するため、図示しない退避機構によって、ガイドローラ42a、42bが、同図に一点鎖線で示す位置に退避するようになっている。
【0025】
前記テンション付与機構46は、基端部が軸支された回動アーム47と、この回動アーム47の先端に取り付けられたテンションローラ48と、回動アーム47の先端部を下方側に付勢するコイルバネ49とから構成されており、上述したように、押圧ローラ39が上昇した場合は、ベルト45にたるみが生じるため、同図に一点鎖線で示すように、コイルバネ49の付勢力によって、回動アーム47が下方側に回動してテンションローラ49がベルト45を押さえつけることで、常時所定の張力がベルト45に付与される。
【0026】
また、このラベル供給装置3には、図2に示すように、搬送ベルト31によって搬送されてくるラベルLの下端を、搬送途中で検出する光電管51a、51bが所定位置に設けられており、この光電管51a、51bによるラベル検出信号が、図示しない制御手段に入力されるようになっている。
【0027】
前記制御手段は、光電管51a、51bからラベル検出信号が入力された時点で、その検出タイミングが適正なタイミングであるか否かを判断し、その検出タイミングが適正なタイミングからずれている場合は、ラベルLが所定の供給タイミングでラベル供給位置αに搬送されるように、搬送用駆動モータを制御することによって搬送ベルト31によるラベルLの搬送速度を調整するようになっている。即ち、適正なタイミングより早くラベルLが検出された場合は、その検出タイミングのずれ量に基づいて搬送ベルト31の移動速度を適宜減速し、適正なタイミングより遅くラベルLが検出された場合は、その検出タイミングのずれ量に基づいて搬送ベルト31の移動速度を適宜増速するようになっている。
【0028】
以上のように構成されたラベル供給装置3は、基材繰出部3aから繰り出された長尺シート状のラベル形成基材Mが、基材供給手段10によって所定速度で連続的に基材切断位置に供給され、基材切断手段20によって順次切断されることで所定のラベルLが形成される。このようにして形成されたラベルLは、その下端部から上端部にわたって、吸引補助手段38によって順次搬送ベルト31に押圧されることで搬送ベルト31に吸引保持された後、搬送ベルト31によってラベル供給位置αまで搬送され、ラベル供給位置αにおいて、ラベル受渡装置4に引き渡されるが、ラベルLの搬送タイミングにずれが生じている場合は、上述したように、搬送途中でそのずれが修正されるので、ラベルLは、常時、所定のタイミングで確実にラベル供給位置αに供給される。
【0029】
以上のように、このラベル供給装置3は、切断用駆動モータと搬送用駆動モータとをそれぞれ個別に設け、搬送途中で検出されるラベルLの検出タイミングに基づいて搬送用駆動モータを制御することで、ラベルLの搬送速度を調整するようにしたので、連続供給されるラベル形成基材Mを切断手段20によって切断することで形成されたラベルLを搬送ベルト31に引き渡す際にずれが生じても、そのずれをラベルLの搬送途中で修正することができ、ラベルLを所定のタイミングでラベル供給位置αに確実に供給することができる。
【0030】
また、こういったラベル供給装置3では、上述したように、ラベル供給位置αにラベルLを位置決めするためのストッパSが通常設けられているので、薄肉のラベルLを供給しようとする場合は、搬送ベルト31に引き渡す際にラベルLにずれが生じると、ラベル供給位置αにおいて薄肉のラベルLがストッパに必要以上に押し付けられることによって腰折れが発生し、ラベル装着装置5において適正に開口することができず、薄肉のラベルLをボトルBに確実に装着することができなくなるといった問題があるが、このラベル供給装置3では、上述したように、ラベルLを所定のタイミングでラベル供給位置αに確実に供給することができるので、薄肉のラベルLであっても腰折れが発生することがなく、ボトルBに確実に装着することが可能となる。従って、このラベル供給装置3は、こういった薄肉のラベルLを供給する場合に特に効果的である。
【0031】
また、回転刃と搬送ベルトとが、機械的に同期が取られた状態で、同一のサーボモータによって駆動される従来のラベル供給装置では、図5(a)、(b)に示すように、ロングラベルを供給する場合であっても、ショートラベルを供給する場合であっても、即ち、カット長CLの長短に拘わらず、搬送ベルトによるラベルの搬送ピッチCPを変えることはできないが、切断用駆動モータと搬送用駆動モータとをそれぞれ個別に設けた、このラベル供給装置3では、図4(a)、(b)に示すように、ショートラベルを供給する場合、即ち、カット長CLが短い場合は、搬送ベルト31の搬送速度CVを落とすことによってラベルLの搬送ピッチCPを小さくすることができる。従って、ショートラベルを供給する場合であっても、従来のラベル供給装置のように、ラベル形成基材Mの供給速度とラベルLの搬送速度との差を必要以上に大きくしなくてもよいので、ラベルLを搬送ベルト31に引き渡す際にラベルLがずれにくくなり、搬送速度を落とすことによって、搬送ベルト31等の搬送手段30の耐久性も向上するという効果が得られる。
【0032】
なお、上述した実施形態では、ラベルLの検出タイミングに応じて搬送ベルト31の移動速度を減速したり、増速したりすることによって、ラベルLの搬送タイミングを調整するようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、搬送ベルト31の移動速度を変化させることによってラベルLの搬送タイミングを調整した後は、搬送ベルト31の移動速度を一旦基準速度に戻し、ラベルLの搬送タイミングを調整する際は、常に減速または常に増速するといった具合に、搬送用駆動モータを常時一方向に制御することも可能である。
【0033】
また、上述した実施形態では、搬送ベルト31にラベルLを吸引保持させるようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、静電気等を利用して搬送ベルトの表面にラベルを吸着させることも可能である。
【0034】
また、上述した実施形態では、ラベル形成基材Mを所定長に切断することによって個別のラベルLを形成し、このラベルLをラベル供給位置αに搬送するラベル供給装置について説明したが、本発明のフィルム供給装置は、これに限定されるものではなく、連続的に供給される長尺の帯状フィルムを順次切断することによって所定長のフィルムを形成しながら、これを所定のフィルム供給位置に順次搬送する場合に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるフィルム供給装置の一実施形態であるラベル供給装置を組み込んだラベル装着システムを示す概略平面図である。
【図2】同上のラベル供給装置を示す概略側面図である。
【図3】同上の搬送ベルトを示す正面図である。
【図4】(a)、(b)は同上のラベル供給装置において、カット長を変化させた状態を説明するための説明図である。
【図5】(a)、(b)は従来のラベル供給装置において、カット長を変化させた状態を説明するための説明図である。
【図6】従来のラベル供給装置を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 ラベル装着システム
2 ボトル供給装置
3 ラベル供給装置(フィルム供給装置)
4 ラベル受渡装置
5 ラベル装着装置
6 ボトル搬送装置
10 基材供給手段
20 基材切断手段(切断手段)
21 固定刃
22 回転刃
30 ラベル搬送手段(搬送手段)
31 搬送ベルト
36 吸引機構
38 吸引補助手段
51a、51b 光電管
L ラベル(フィルム)
M ラベル形成基材(帯状フィルム)
α ラベル供給位置
β ラベル受渡位置
γ ラベル装着位置
Claims (2)
- 連続的に供給される長尺の帯状フィルムを所定の切断位置で所定長に順次切断する回転刃及び固定刃を有する切断手段と、
前記切断手段によって所定長に切断されたフィルムを、前記切断位置と所定の供給位置との間で循環移動する搬送ベルトに吸着させた状態で前記供給位置に順次搬送する搬送手段と、
前記搬送ベルトに吸着した状態で前記切断位置から前記供給位置に搬送される前記フィルムを、前記切断位置と前記供給位置との間で検出する検出手段とを備え、
前記回転刃を回転させる切断用駆動モータと、前記搬送ベルトを循環移動させる搬送用駆動モータとが個別に設けられており、
前記検出手段によって検出される前記フィルムの検出タイミングのずれ量に基づいて、前記搬送用駆動モータを制御して前記搬送ベルトの移動速度を調整することで、前記フィルムを所定の供給タイミングで前記供給位置に搬送するようにしたことを特徴とするフィルム供給装置。 - 前記搬送ベルトの移動速度を変化させることによって前記フィルムの搬送タイミングを調整した後は、前記搬送ベルトの移動速度を一旦基準速度に戻し、前記フィルムの搬送タイミングを調整する際は、前記搬送用駆動モータを常時一方向に制御するようにした請求項1に記載のフィルム供給装置。
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