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JP2001315732A - ラベル貼り付け装置 - Google Patents

ラベル貼り付け装置

Info

Publication number
JP2001315732A
JP2001315732A JP2000135426A JP2000135426A JP2001315732A JP 2001315732 A JP2001315732 A JP 2001315732A JP 2000135426 A JP2000135426 A JP 2000135426A JP 2000135426 A JP2000135426 A JP 2000135426A JP 2001315732 A JP2001315732 A JP 2001315732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
belt
suction
air
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000135426A
Other languages
English (en)
Inventor
Sada Morikawa
自 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2000135426A priority Critical patent/JP2001315732A/ja
Publication of JP2001315732A publication Critical patent/JP2001315732A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円滑なラベル貼り付け作業を実施することの
できるラベル貼り付け装置を提供すること。 【解決手段】 吸引吹付ヘッド6上の空気吹出口41を
貼着対象物の移動方向上流側から下流側に向けて配備
し、これらを連絡する吹付空気室39の上流側に空気注
入口43,44を設けることにより、ラベル吸着面6a
から送出される空気の圧力が上流側で高く下流側に向け
て低くなるように調整し、郵便物13に向けて吹き飛ば
されるラベル2aの飛翔姿勢を最適化する。これによ
り、飛翔中のラベル2aの姿勢変化によるラベル2aの
表裏の反転や貼り付け位置のズレを防止し、的確なラベ
リング作業を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、郵便物,荷物,商
品等に対して宛先や商品管理情報等をバーコードとして
ラベルに印字し、これらの貼り付け対象物にラベルを貼
り付ける用途に使用するラベル貼り付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、郵便物や商品等に管理情報等
を印字したラベルを自動的に貼り付けるラベル貼り付け
機として、貼り付け対象物をベルトコンベヤ等の対象物
搬送機構で一方向に搬送し、台紙付きラベルにプリンタ
で情報をバーコードとして印字し、印字されたラベルを
ローラによって台紙ごと移送し、移送するローラの先端
にラベルを台紙から剥離するための鋭角を持つ機構を設
置し、鋭角の部分で台紙から剥離したラベルをエアー吸
引して吸着するヘッドを設け、このヘッドを必要によっ
て移動させて貼り付け対象の近傍に移動し、ラベルを吸
着したヘッドからエアーを吹き出してラベルを非接触で
貼り付ける機械が用いられてきた。この際、不要となっ
た台紙は鋭角の機構に沿って巻き取られ、回収される。
【0003】このような機構例は、例えば、特開平06
−056135号や特開平08−244743号、特開
平10−264915号等に見られる。
【0004】また、連続したラベルテープをロール状に
巻き、印字して台紙と剥離後に、ラベル部分を吸着した
状態でカッタで切断してラベルを生成する機械があっ
た。更に、最近は台紙なしラベルテープが開発されてき
たことに対応して、これらのラベルテープを切断しコン
ベヤで移送するものが見られるようになってきている。
特開平09−1424290号はその一例である。
【0005】ラベル貼り付け方法としては、ラベルを吸
着したヘッドよりエアーブローによって非接触で貼り付
けるものと、貼り付け対象の面のごく近傍でラベルを剥
離し、剥離したラベルの非貼り付け面をスポンジローラ
等で押しつけてラベルを貼るものがあり、後者は貼り付
け対象までの距離が大きく変化しないものについて用い
られる。
【0006】エアーブローに用いる貼り付けヘッドの構
造としては、例えば、特開平06−056135号に見
られるように、ラベル吸着面に複数の吸着穴を設け、そ
れらを共通の空気室で吸引しており、それらの吸着穴と
は別に同じラベル吸着面に溝を設けて共通の空気室より
エアーを吹き出すものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術で紹介した例
については、ヘッド内の流路構成が複雑でエアーの注入
口がヘッドの複数の面にあり、また、多くの場合、連続
したラベルテープを使用する必要上、ロール状に丸めら
れたラベルテープが用いられていた。従って、台紙の厚
みによってロール径が大きくなることや、台紙を巻き取
る機構が必要になること、更に、大量に貼り付け処理す
る場合などでは、環境保全の観点から台紙のゴミが発生
するといった問題があった。
【0008】また、近年は台紙なしでロール状態から剥
離できるラベルテープが開発されてきており、これらの
ラベルテープに対応するためにラベルをカッタで切断し
てコンベヤ等で移送する開発例があるが、これらはラベ
ルの切断、移送を確実にするための工夫であって、装置
全体として処理を高速化することには注意が向けられて
いなかった。そのため、ラベルの移送を高速化すると切
断時にラベルの曲がりや屈曲が発生したり、移送途中に
ラベルの詰まり等が発生する可能性があった。
【0009】一方、ラベルの貼り付け方法に関しては、
スポンジローラ等による接触式の場合は、貼り付け対象
の厚みが大きく変化するような場合には適用できず、従
来のエアーブローによる非接触式では、ラベルのサイズ
として縦と横の比が大きく異ならないものを対象として
いた。例えば従来例で挙げたヘッドでは、ラベルサイズ
として、例えば、106×77mm程度である。
【0010】しかしながら、郵便物に貼り付けるバーコ
ードラベル等は例えば100×20mm程度のものが望ま
れる。このような細長いラベルの場合は、ヘッド構造を
シンプルにして大きさをコンパクトにする必要がある。
従来型のヘッドでは、構造上コンパクトにすることは容
易でなく、吹き付け距離が離れるにつれてラベルの表裏
の反転、貼り付き位置のズレが大きくなる等の問題があ
って近傍からの貼り付けに限られていた。
【0011】また、厚み変化に対して貼り付けヘッドを
動的に位置決めする機構を持つものも見られるが、その
動作は、ラベル吸着のための移動と貼り付け対象への接
近動作が独立して行われるため、高速に貼り付け処理を
実現するには限界があった。
【0012】更に、台紙なしラベルの移送は、搬送用コ
ンベヤと複数のローラによってラベルを挟み込んで移送
するものであり、ローレット加工等を施した最初のロー
ラによりラベル用紙をベルト側へ誘い込むような工夫が
あった。しかしながら高速にベルトを駆動する場合に
は、このローラのラベル先端を誘い込む部分で紙詰まり
が発生したり、ベルトの上流側端部でのラベルの再剥離
ができずに目的物への移送が確実に行えないという問題
があった。
【0013】また、ラベル搬送機構について見ると、ラ
ベルにカールがあったり、移送ベルト面が完全に均一で
ない場合にはラベルの受け渡し確度が低下するという問
題があった。ラベルテープをカットしてラベルを生成す
るカッタ機構についても、ラベル用紙のカール等の理由
で紙詰まりが生じたり、切断処理を継続していくとカッ
タ刃に糊が付着堆積して、ラベルの切断面が劣化した
り、平行に切断できなくなったりする等の問題があっ
た。
【0014】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、前記従来技術
の欠点を解消し、円滑なラベル貼り付け作業を実施する
ことのできるラベル貼り付け装置を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、台紙なしラベ
ルテープを切断してラベルを生成するカッタ機構と、前
記台紙なしラベルテープあるいは前記ラベルに情報を印
字するプリンタと、情報を印字されたラベルを表面に貼
り付けて搬送するベルトを有するラベル移送機構と、こ
のベルトから真空引きによりラベルを剥離して空気圧に
よって対象物に吹き付ける吸引吹付ヘッドを有するヘッ
ド機構とを備えたラベル貼り付け装置であり、前記目的
を達成するため、特に、吸引吹付ヘッドの近傍に対象物
搬送機構を設けると共に、吸引吹き付けヘッドにおける
ラベル吸着面の貼着対象物の移動方向上流側から下流側
に向けて複数の空気吹出口と空気吸引口を配備し、複数
の空気吹出口同士および空気吸引口同士の各々を、吸引
吹付ヘッド内にラベル吸着面と平行に形成された吹付空
気室および吸引空気室で連絡し、吹付空気室における貼
着対象物の移動方向上流側に空気注入口を配備すると共
に、吸引空気室における貼着対象物の移動方向上流側ま
たは下流側の少なくとも一端に空気吸出口を配備したこ
とを特徴とする構成を有する。
【0016】この構成によれば、まず、台紙なしラベル
テープを使用することによってラベルテープをロール状
に丸めた場合のロール径の小径化が達成され、同時に、
台紙の回収機構の不要化により装置全体がコンパクト化
され、しかも、ゴミとなる台紙が廃棄されることがない
ので環境保全の面からも有利となる。また、ラベル移送
機構からのラベルの受け取りや対象物に対するラベルの
貼り付けには、真空引きや空気圧による吹き付けを利用
しているので、全体としてのラベル貼り付け作業の高速
化が容易である。更に、ラベルの貼り付けを行う吸引吹
付ヘッドは、吸引吹付ヘッド内にラベル吸着面と平行に
吹付空気室および吸引空気室を形成して空気吹出口と空
気吸引口に接続したシンプルな構成であり、吹付空気室
に空気を供給する空気注入口や吸引空気室の空気を吸い
込む空気吸出口も吸引吹付ヘッドの端部側に配備される
ため、縦横比の大きな吸引吹付ヘッドの製造が容易とな
る。吸引吹付ヘッド上の空気吹出口は貼着対象物の移動
方向上流側から下流側に向けて配備され、これらを連絡
する吹付空気室における貼着対象物の移動方向上流側に
空気注入口が設けられるため、空気吹出口から吹き出さ
れる空気の圧力は貼着対象物の移動方向上流側で最も高
く、貼着対象物の移動方向下流側に向けて徐々に低くな
る。この結果、吸引吹付ヘッドから対象物に向けて吹き
飛ばされるラベルは、貼着対象物の移動方向上流側の移
動速度が相対的に速く、また、移動方向下流側の移動速
度が相対的に遅くなった状態で、飛翔方向に対し或る程
度の角度をなして安定的に飛翔するようになり、飛翔中
の姿勢変化によるラベルの表裏の反転や貼り付け位置の
ズレ誤差等が改善される。従って、縦横比の大きな細長
いラベルも的確に貼り付けることが可能となる。また、
ラベルは、貼着対象物の移動方向上流側に位置する空気
吹出口から吹き出される高圧力の空気により移動方向上
流側の部分が最初に対象物に貼着されるが、その後、対
象物の移動によって貼着対象物の移動方向上流側に位置
する空気吹出口から吹き出される高圧力の空気が順に移
動方向下流側のラベル部分を対象物に圧着して貼着して
いくので、ラベル全体が的確に貼り付けられ、貼着過程
で皺がよる可能性も低い。
【0017】ここで、複数の空気吹出口のうち、貼着対
象物の移動方向上流側に位置する空気吹出口の口径を他
の空気吹出口の口径よりも大きめに形成した構成を適用
することが可能である。
【0018】この構成によれば、移動方向上流側に位置
する空気吹出口からの空気の吹出し力を確実に強力にす
ることができ、飛翔中の姿勢変化によるラベルの表裏の
反転や貼り付け位置のズレ誤差等を的確に改善すること
ができる。
【0019】また、前記カッタ機構を回転運動する円盤
状カッタ刃と該カッタ刃を台紙なしラベルテープの搬送
方向に直交させて移動させる送り機構とによって構成
し、このカッタ機構をラベル移送機構の上流側に隣接し
て配備すると共に、少なくとも、ラベル移送機構の上流
側の端部に前記ベルトと当接するラベル押さえローラを
備えたラベル押さえ板を開閉可能に配備した構成とする
ことができる。
【0020】この構成によれば、台紙なしラベルテープ
がベルトとラベル押さえローラとの間で挾持された状態
で切断作業が行われることになるので、ラベル切断時に
円盤状カッタ刃から台紙なしラベルテープに作用する外
力によって不用意にラベルの切断対象部分に捩れや曲が
りが生じることがなくなり、適切なラベル切り出しが達
成される。同時に、ラベル移送機構の入り口でラベルが
ベルトに圧着されるので、切り出されたラベルをベルト
によって的確に搬送することができる。ラベル押さえ板
は開閉可能であるため、万一ラベル詰まり等が発生した
場合の復旧作業も容易である。
【0021】更に、このラベル押さえローラは、ラベル
移送機構のラベル搬送方向に沿ってラベル押さえ板に複
数並列配備することが可能である。
【0022】これにより、ベルトによるラベル搬送が一
層確実なものとなり、吸引吹付ヘッドから吹き出される
空気等の影響でベルトからラベルが剥がれる等の問題も
解消される。
【0023】また、ラベル押さえ板におけるベルト対向
面側に円盤状カッタ刃の外周部を通す溝を配備し、この
溝よりも下流側におけるラベル押さえ板とベルトとの垂
直離間距離を上流側におけるラベル押さえ板とベルトと
の垂直離間距離よりも広めに形成した構成とすることが
できる。
【0024】このように構成によれば、台紙なしラベル
テープが溝の縁で支えられた状態でラベルの切断作業が
行われることになるので、ラベルの切断対象部分の捩れ
や曲がりが更に確実に防止される。また、切断作業によ
って先端を切り取られた台紙なしラベルテープの部分に
多少の捲れやカールが生じた場合であっても、溝の下流
側におけるラベル押さえ板とベルトとの垂直離間距離が
広めになっているのでテープの通過は容易であり、テー
プ詰まりのない安定した作業を行うことができる。
【0025】また、ラベル押さえ板と別体の糊の付きに
くい素材からなるカッタマットに溝を設け、このカッタ
マットを前記ラベル押さえ板におけるベルト対向面側に
一体的に配備することによってラベル押さえ板の溝を構
成するようにしてもよい。
【0026】ラベル押さえ板と別体のカッタマットに溝
を設けることにより、溝を形成する素材の選択肢が増
し、糊の付着しにくい素材の適用が可能となる。
【0027】更に、円盤状カッタ刃を挟んでラベル押さ
え板と対向する位置に、円盤状カッタ刃の移動方向に沿
って、円盤状カッタ刃の外周部と僅かに接触するカッタ
刃クリーニング手段を交換可能に配備することが可能で
ある。
【0028】円盤状カッタ刃は送り機構によって直線送
りをかけられる構造であるため、その移動方向に沿って
円盤状カッタ刃の外周部と接するカッタ刃クリーニング
手段を配備することにより、ラベルの切断作業と同時に
円盤状カッタ刃のクリーニング作業が行えるようにな
る。これにより、円盤状カッタ刃に対する糊の付着や堆
積が防止され、切断能力の低下によるラベル切断面の劣
化や切断精度の低下が防止される。
【0029】また、ラベル移送機構のベルトの表面を搬
送方向と直行する面内で凹凸状に形成すると共に、ラベ
ル移送機構の下流側の端部に、ベルトからラベルを剥が
すためのラベル剥離板を設け、このラベル剥離板にベル
トの凹部に突入する突起を形成した構成を適用すること
ができる。
【0030】このような構成によれば、ベルトに貼り付
けられて移送されてきたラベルは、ラベル移送機構の下
流側の端部に配備されたラベル剥離板によって受け止め
られる。この際、ラベル剥離板の突起がベルトの凹部に
突入してラベルの下面側から入り込むので、ベルトから
ラベル剥離板へのラベルの受け渡し、更には、ラベル移
送機構の下流側端部から吸引吹付ヘッドへのラベルの受
け渡しをスムーズに行うことができるようになる。
【0031】また、ラベル移送機構におけるベルト表面
の凹凸は、厚みの異なる複数のベルトを並列配備して形
成するようにしてもよい。
【0032】この場合、厚みの異なる複数のベルト(通
常は2種)を交互に並列配備するだけで全体としてのベ
ルト面に一様な凹凸を形成することができ、また、ベル
ト自体は市販品を組み合わせて使用すればよいので、装
置全体の製造コストの低減化に役立つ。
【0033】更に、ラベル移送機構の下流側の端部にラ
ベルの有無を検出するセンサを設け、ラベル搬送開始後
の経過時間を計測するタイマと、このタイマが所定時間
を計測してもセンサがラベルを検出しない場合に異常検
出信号を出力する異常検出手段とを配備することができ
る。
【0034】この場合、ラベル移送機構によるラベル搬
送時間が所定時間を越えると自動的に異常検出信号が出
力されるので、ラベル詰まりを的確に検知することがで
きるようになる。
【0035】また、ラベル移送機構の下流側の端部に不
要なラベルを廃棄するためのラベル廃棄用ボックスを配
備してもよい。
【0036】このような構成によれば、ラベル移送機構
に滞留している不要なラベルをパージして次のラベル貼
り付け作業を開始することができるようになるので、全
体としての作業時間の短縮化が可能である。
【0037】また、吸引吹付ヘッドを回転させてラベル
吸着面の向きをベルト面と対象物との間で切り替えるヘ
ッド移動回転手段をヘッド機構に設け、吸引吹付ヘッド
をベルト面側に切り替えたときに、ラベル吸着面とベル
トとの離間距離が、上流側から下流側に向けて徐々に接
近するように構成することも可能である。
【0038】このような構成によれば、吸引吹付ヘッド
のラベル吸着面とベルトとの間に楔状の空間が形成さ
れ、ラベル移送機構のベルトによって搬送されるラベル
が吸引吹付ヘッドのラベル吸着面によってガイドされな
がらラベル吸着面の対向位置に導かれるようになるの
で、多少のカールや屈曲があった場合でもラベルが吸引
吹付ヘッドに干渉することはなく、ラベル移送機構から
吸引吹付ヘッドへのラベルの受け渡しを的確に行うこと
ができる。
【0039】
【発明の実施の形態】貼り付け対象を不定形の郵便物と
し、郵便物の自動区分装置の一部として管理用のバーコ
ードラベルを貼り付ける貼り付け装置を例として説明す
る。
【0040】図1は一実施形態のラベル貼り付け装置1
の構成を模式的に示した図である。図1に示すように本
発明のラベル貼り付け装置は、台紙なしラベルテープ2
にバーコードを印字するプリンタ機構3、バーコードの
印字されたラベルテープ2を切断してラベルを生成する
カッタ機構4、カッタ機構4で生成されたラベルをヘッ
ド機構5の吸引吹付ヘッド6へ搬送するラベル移送機構
7、ラベル移送機構7の下流側端部に送られたラベルを
吸着搬送してエアーブローによって郵便物に貼り付ける
吸引吹付ヘッド6、郵便物を検知して厚みを計測する厚
み計測手段8、及び装置全体の制御を行う動作制御部
9、これらの構成要素を実装する筐体10によって構成
され、吸引吹付ヘッド6の近傍には、郵便物等を傾斜さ
せた状態で搬送する対象物搬送機構11が配備されてい
る。
【0041】対象物搬送機構11には対象物検知手段1
2が設置され、郵便物13の接近を動作制御部9に知ら
せるようになっている。また、郵便物の搬送を安定して
行うために一例として対象物搬送機構11は水平面に対
して60度の傾斜を持たせて物品を搬送する。次に各構
成要素の構造と動作の詳細について説明する。
【0042】まず、台紙なしラベルテープ2は、再剥離
可能な特殊な糊を使用した感熱紙とし、台紙なしでロー
ル状に巻かれたものとする。プリンタ機構3は、ラベル
走行路に非粘着性のコーテイングを施し、フィーダロー
ラと感熱ヘッドによってバーコードを印字、ラベルをフ
ィードする。
【0043】カッタ機構4としては、例えば、図2に示
すように円盤状の丸刃の外周に刃がついた円盤状カッタ
刃14を刃の中心軸と同軸に固定された軸心ギヤ15と
走行ギヤ16、ラック17及び移動テーブル18の組み
合わせによって構成し、移動テーブル18をエアー駆動
で図2の左右方向に直線運動させることで円盤状カッタ
刃14が下から上方へ台紙なしラベルテープ2を押し上
げる方向に回転しながら左右へ直線移動する。
【0044】台紙なしラベルテープ2の走行路20には
非粘着コートを施し、ラベル押さえ板19に挟まれた台
紙なしラベルテープ2を上述した円盤状カッタ刃14が
回転しながら直線運動することで切断する構造である。
【0045】ラベル移送機構7としては、図3に示すよ
うに厚みの薄い織物からなるベルト21を用い、このベ
ルト21を駆動ローラ22及び複数のアイドルローラ2
3,24で回転することでラベルを移送する。また、エ
ンコーダのようなベルト移動量検出手段25をこれらの
アイドルローラ23,24の何れか一方に設置する。
【0046】ラベルの送り出し側の先端には径の小さい
アイドルローラ24を設け、このアイドルローラ24の
先にはベルト面に貼りついたラベルを剥離するためのラ
ベル剥離板26を設ける。ラベル剥離板26の内部には
ラベルの有無を検出するセンサ27として複数の反射型
光ファイバセンサを埋め込む。また、ラベルをベルト2
1に完全に貼り付けるために複数の円筒状のラベル押さ
えローラ28,29をラベル押さえ板19の一部として
設置する。このラベル押さえ板19は、円盤状カッタ刃
14の移動経路を含むベルト21上面の一部を覆うもの
で、図4に示すようにヒンジ等の開閉手段30で開閉で
きるような構造とする。
【0047】ヘッド機構5の一例を図5(a)に示す。
この例は、ヘッド移動回転手段となるロータリーアクチ
ュエータ31で吸引吹付ヘッド6を回転させ、吸引吹付
ヘッド6及びロータリアクチュエータ31を含めて直動
駆動手段としてのリニアステッピングモータ32で直進
運動させるようにした例である。吸引吹付ヘッド6とロ
ータリアクチュエータ31はヘッド支持部33を介して
リニアステッピングモータ32と連結されており、直動
精度を保つためにリニアガイド34でガイドされて安定
した直動運動ができるようになっている。また、厚み計
測手段8としてはレーザー式変位計等を用いる。
【0048】対象物搬送機構11は、モータ駆動により
郵便物13の底面をベルトで移動すると同時に傾斜面に
もベルトを用いて駆動することで郵便物13を傾斜させ
た状態で搬送する。郵便物13の搬送経路には、対象物
検知手段12として透過型の光電センサを設置する。装
置全体の制御を行う動作制御部9は、エアー機器やモー
タ関係の制御を行う電磁弁やモータコントローラ、シー
ケンサ等であり、筐体10の内部に内臓する。筐体10
は、台紙なしラベルテープ2、プリンタ機構3、カッタ
機構4、ラベル移送機構7、ヘッド機構5、厚み計測手
段8の各構成要素全体を傾斜させて配置したものを固定
する。この例では対象物搬送機構11を水平面から60
度傾斜させており、この傾斜面に郵便物13が平行に搬
送されてくるものを想定すると、筐体10の傾きを30
度とすることで、ラベルの吹き付け方向と郵便物13の
表面が垂直な条件となる。これは筐体10の傾斜に平行
なラベル移送機構7のベルト21上のラベルを吸着した
吸引吹付ヘッド6を吸着処理後に図5(a)の時計方向
に90度回転させているためで、本装置ではこのように
最終的に吸引吹付ヘッド6の吹き付け方向と貼り付け対
象面が垂直となるような配置にセッテイングする。
【0049】以上の装置構成による実施形態の装置を郵
便物区分機に適用した例について装置システム全体とし
ての処理動作の概要を説明する。
【0050】郵便物区分処理の流れとしては、郵便物自
動区分機の最初の装置ユニットである一通分離装置によ
って1通ずつに分離された郵便物13が対象物搬送機構
11によって順次運ばれてくる。これらの郵便物13が
図示しないOCR認識処理等のユニットを通過すると、
対象物搬送機構11に設置した対象物検知手段12がこ
れを検出し、郵便物13の接近がラベル貼り付け装置1
の動作制御部9に通知され、ラベルの貼り付け処理が開
始される。
【0051】本実施形態では、厚み計測手段8によって
対象郵便物のラベル貼り付け位置近傍の厚みの最大値を
一定時間内で計測する。この計測処理と並行して動作制
御部9では、プリンタ機構3、カッタ機構4、ラベル移
送機構7、ヘッド機構5に対してタイミングを計りなが
ら駆動指令を行い、各機構部が並列して動作を行う。こ
の指令制御により印字、ラベル生成、ラベル移送、ラベ
ル吸着・吹き付け等の処理に対応した構成要素の機構が
パイプライン的に並行処理されることで高速な貼り付け
処理を実現している。そして、一連の処理を一定時間内
に完了させて、次の郵便物を検知するまで待機する。郵
便物が連続的に検知されると、上述した貼り付け処理が
連続して繰り返される。
【0052】ラベルが貼り付けられた郵便物13は更に
区分集積部へ搬送され、OCRで認識した宛先に対応す
る集積ボックスに区分されることで処理全体が完了す
る。
【0053】次に本発明の装置を構成する各機構部の具
体的な処理動作について説明する。ブリンタ機構3で
は、動作制御部9からの印字指令に従って図3に示され
るような感熱ヘッド35により台紙なしラベルテープ2
にバーコードを印字し、フィードローラ36によって台
紙なしラベルテープ2のフィードを行う。
【0054】フィード時には、図6(a)に示すように
台紙なしラベルテープ2の先端部がベルト21上まで到
達し、台紙なしラベルテープ2の先端がラベル押さえ板
19のカバー領域に侵入する。このとき台紙なしラベル
テープ2の先端がラベル押さえローラー28の下に僅か
にもぐりこむようにラベル押さえローラ28を配置して
おく。また、同図ではラベル押さえ板19に溝つきカッ
タマット37が取り付けられている場合を示している。
なお、感熱ヘッド35とフィードされた台紙なしラベル
テープ2の先端部までの間には複数のバーコードが前も
って印字されていてもよく、1回の処理では1つのバー
コードを印字する。
【0055】台紙なしラベルテープ2が上述した位置に
セットされた後、カッタ機構4では、円盤状カッタ刃1
4を図6(a)あるいは図3の紙面に垂直な方向で奥側
より手前に刃を回転させながら移動することにより1枚
のラベル2aに切断する。円盤状カッタ刃14の回転方
向と直線移動方向の関係は図2に示される通りである。
このとき、円盤状カッタ刃14を下から上へと押し上げ
る方向に回転させ、台紙なしラベルテープ2が逃げるだ
けのスペースを与えないだけ十分に狭い溝38に押し付
けることでラベル切断が可能となっており、更に、この
溝つきカッタマット37の形状として図6(a)に示す
ように、切断されたラベル2a側(下流側)の溝の壁の
厚みを切断される前の台紙なしラベルテープ2側(上流
側)の溝の壁の厚みより薄くすることで、切断されたラ
ベル2aの先端部に多少のカールが発生しても、図6
(b)に示されるとおり、詰まりを生じることなくスム
ーズなラベル搬送を行うことができる。
【0056】ラベル押さえローラ28は、ラベル2aの
先端と接触しているためにラベル2aが切断されるとき
の抵抗によって切断部分が曲がることを抑制する効果が
あるので、切断時に格別の手段を用いて積極的にラベル
2aの前後を押さえなくても、適切にラベル2aを切断
することができる。なお、このラベル押さえローラ28
は自重でベルト21の面を押さえるので、圧接力が不十
分なときは、必要に応じてバネ等の付勢手段を組み合わ
せて押し付け力を増加させるようにする。
【0057】また、円盤状カッタ刃14を挟んでラベル
押さえ板19と対向する位置には、図2に示されるよう
なカッタ刃クリーニング手段48が配備されている。こ
のカッタ刃クリーニング手段48は、円盤状カッタ刃1
4の外周と僅かに接して汚れ等を除去するためのクリー
ニングピース49と、このクリーニングピース49を円
盤状カッタ刃14の直線移動方向に沿って保持するため
の凹状嵌合部を備えたサポータ50とによって構成さ
れ、クリーニングピース49は、サポータ50の上面に
沿って長手方向に刻設された凹状嵌合部によって保持さ
れている。クリーニングピース49は、筐体10の側壁
10aに設けられた孔51を介してサポータ50の凹状
嵌合部に差し込むことで取り付け可能であり、また、同
様にして取り外し及び交換が可能である。前述したラベ
ルカットの工程において円盤状カッタ刃14が回転しな
がら直線移動する際、円盤状カッタ刃14の外周部がク
リーニングピース49に摺接することにより、円盤状カ
ッタ刃14の外周部の汚れ等の除去作業がラベルカット
と並列して実施されることになる。
【0058】ラベル移送機構7では、切断後のラベル2
aをベルト駆動で移送するが、ベルト駆動に従って前述
したラベル押さえローラ28が回転するために、ラベル
2aがベルト21の面に強く押されながら移動する。こ
のためラベル2aがベルト21に着実に貼りつき、位置
ずれを起こすことなく確実に移送することが可能とな
る。
【0059】また、ベルト21上にラベル2aをストッ
クする場合には、図3等に示されるように待機位置にも
同様のラベル押さえローラ29を配置してラベル2aを
保持するようにすればエアー吹き付け等の影響を受けて
ラベル2aの位置がずれることもなくなる。
【0060】ベルト21で移送されたラベル2aは、ラ
ベル移送機構7の下流側の端部まで移送され、送り出し
先端部に達すると、アイドルローラ24のローラ径が小
さく、その先端にテフロン等で非粘着コートされたラベ
ル剥離板26が設置されているためにラベル2aを容易
にベルト21から剥離することができる。ここで、図7
(a)および図7(b)に示すようにベルト21の断面
形状を凹凸状にし、この凹凸形状のピッチに合わせてラ
ベル剥離板26に突起26aを配備して両者を凹凸嵌合
させれば、ラベル剥離板26の突起26aがラベル2a
の底部にもぐりこむためによりラベル剥離が確実にな
る。
【0061】このような凹凸のベルト断面形状は、ベル
ト21を一体成形して構成するほか、厚みの異なる複数
の幅の狭いベルトを幅方向に並列配備することによって
も実現することができる。
【0062】なお、糊なしラベルを使用する場合におい
ては、ベルト21をメッシュ状に形成し、ラベルを静電
吸着させることでラベルを搬送し、メッシュ状態のベル
ト21の裏面からエアー等の吹き付けによりラベルを剥
離するようにする。
【0063】ヘッド機構5の吸引吹付ヘッド6は、図5
(a)に示すようにラベル2aが送り出されるタイミン
グに同期して、ラベル吸着面6aがベルト21の上面及
びラベル剥離板26の表面と平行かつ僅かのクリアラン
スでその上方を覆うように、リニアステッピングモータ
32及びロータリーアクチュエータ31によって駆動さ
れる。そして、ラベル2aが送り出し先端部に達する
時、上述したラベル吸着面6aも送り出し先端部に到達
してエアー吸引を開始する。ラベル2aは、やがてラベ
ル剥離板26上で先端部から剥離が始まり、剥離した部
分と吸引吹付ヘッド6のラベル吸着面6aとのクリアタ
ンスがより狭くなってラベル2aがラベル吸着面6aに
吸着されるようになる。
【0064】このときラベル2aのカール状態やベルト
21の面の不均一さ等の原因によりラベル吸着面6aと
先端のベルト21の上面とのクリアランスがばらつく場
合には、ラベル2aがラベル吸着面6aまで移送される
前に吸引吹付ヘッド6の角部と接触して詰まりを起こし
たり、吸引吹付ヘッド6の吸着位置からラベル2aがず
れたりする可能性がある。
【0065】このような場合には図5(a)に示したよ
うにラベル吸着面6aをベルト21の面と完全に平行に
なるように配置するのでなく、図5(b)に示されるよ
うにベルト21の上面を覆っている部分を広く、ラベル
剥離板26のあるラベル送り出し方向側が狭くなるよう
に吸引吹付ヘッド6の傾きを設定することが望ましい。
このようにしてラベル吸着面6aを傾けて楔状の空間を
形成することにより、ラベル2aの位置がベルト21上
で多少上下してもラベル2aがラベル吸着面6aの奥ま
でガイドされて移送されるようになり、また、最終的に
はラベル剥離板26上でクリアランスが狭くなってラベ
ル吸着面6aとラベル2aとが密着するのでラベル2a
を確実に吸着することができる。
【0066】剥離したラベル2aが完全にラベル吸着面
6aに吸着されて吸引吹付ヘッド6に受け渡されると、
ヘッド機構5では、リニアステッピングモータ32が駆
動され、ラベル剥離板26やベルト21の面の一部を覆
っていた位置にあった吸引吹付ヘッド6がベルト21の
面やラベル剥離板26の上面に沿って平行移動を開始す
る。そして、吸引吹付ヘッド6が完全にラベル剥離板2
6上を通過した時、ロータリーアクチュエータ31が吸
引吹付ヘッド6を90度程度回転させ、図5(c)に示
されるように、吸引吹付ヘッド6のラベル吸着面6aが
貼り付け対象の郵便物13の貼り付け面と対向した状態
となる。
【0067】一方、対象物検知手段12によって郵便物
13が検知された直後から厚み計測手段8による郵便物
13の厚みの計測が開始されており、前述したリニアス
テッピングモータ32の駆動開始時点までには、貼り付
け近傍位置での郵便物13の厚みの最大値の測定が完了
している。そのため、リニアステッピングモータ32に
よる吸引吹付ヘッド6の直線移動量は、貼り付け対象の
郵便物13の厚みの最大よりラベル吸着面6aまでの距
離がほぼ一定となる位置として決定される。すなわち、
対象郵便物13の厚みが大きく変化してもラベル吹き付
け距離は常にある一定範囲内に収まることになる。
【0068】以上の動作が完了した段階で、吸引吹付ヘ
ッド6のラベル吸着面6aは移送中の郵便物13に対向
しており、ある設定したタイミングで、エアーブローを
してラベル2aを吹き付けると、郵便物13の移送方向
上流側からほぼ一定の位置にラベル2aを貼り付けるこ
とができる。なお、エアーを吹き付ける段階でラベル剥
離板26に埋め込んだセンサ27やベルト駆動時間監視
手段としてのタイマを利用して異常が検出されれば、ラ
ベル吸着移送の失敗と判断し、異常検出信号を上位シス
テムに通知して装置の運転を中止することができる。こ
の場合、異常検出手段はラベル貼り付け装置1の動作制
御部9によって構成されることになる。
【0069】次にヘッド機構5の吸引吹付ヘッド6の構
造について説明する。図8(a)および図8(b)に吸
引吹付ヘッド6の構造の一例を示す。この例では細長い
20mm×100mm程度の縦横比の大きく異なるラベルの
貼り付けを想定し、ラベル吸着面6aに平行に箱状の吹
付空気室39を吸引吹付ヘッド6内に配備し、また、こ
の吹付空気室39内に隔壁を設けてラベル吸着面6aに
近い側に円筒状の細長い吸引空気室40を設けている。
そして、ラベル吸着面6aにおける郵便物13の移動方
向上流側から下流側に向けて、つまり、図8(a)およ
び図8(b)においては吸引吹付ヘッド6の左側から右
側に向けて、また、図1においては紙面に垂直な方向で
奥側から手前に向かう向きに沿って複数の空気吹出口4
1が並列して配備され、更に、並列配備され空気吹出口
41の間を縫うようにして複数の空気吸引口42が配備
されている。空気吹出口41の各々は吹付空気室39に
連絡し、また、空気吸引口42の各々は吸引空気室40
に連絡している。
【0070】そして、吸引吹付ヘッド6における郵便物
13の移動方向上流側、つまり、図8(a)および図8
(b)における吸引吹付ヘッド6の左端部には、第一の
空気注入口43と第二の空気注入口44とが吹付空気室
39に連絡して設けられ、また、吸引吹付ヘッド6の左
端部には、吸引空気室40に連絡する空気吸出口45が
設けられている。
【0071】第一の空気注入口43と第二の空気注入口
44にはそれぞれエルボ継ぎ手を介してチューブに繋が
っており、Y型継ぎ手により2つのチューブが太い1本
のチューブにまとめられ、なるべくチューブ長が短くな
るような位置にエアー噴出し用の電磁弁を設ける。
【0072】本実施形態では、図8(b)に示すように
ラベル吸着面6aの長手方向に沿って一定間隔に3例の
穴があいており、前述した通り、中心の列は吸着用の
穴、両側の列は吹き付け用の穴である。各空気吸引口4
2は共通の細長い吸引空気室40に貫通しており、ラベ
ル吸着面6aに直交した方向で貫通している。一方、各
空気吹出口41は空気吸引口42を挟むようにして共通
の吹付空気室39まで貫通している。つまり、吸引空気
室40と吹付空気室39は独立し、吹付空気室39の内
部に吸引空気室40の隔壁がせりだしいる。
【0073】更に、本実施形態ではラベル吸着面6aの
ラベル送り方向に細長い溝46が切ってあり、中央部の
空気吸引口42と両側の空気吹出口41の穴が1セット
になっている。従って、エアーを吸引すると、溝46を
設けたことでラベル2aを複数の細長い面で吸引するこ
とになり、ラベル2aの吸着位置に多少のずれが発生し
ても安定して吸着する。また、エアー吹き付け時にも吹
き出し用の空気吹出口41同士が溝46でつながってい
るため、やはり複数の細長い面でラベル2aを押す効果
があり、安定したラベルの吹き付けが期待できる。
【0074】但し、吸着対象となるラベル2aの面積が
相対的に小さいような場合には、ラベル2aの端部がラ
ベル吸着面6aの両端部の溝46に食い込んで屈曲した
り変形したりする場合もあるので、そのような使用条件
下では、図8(b)に示されるような左右両端部の溝4
6は廃止し、空気吹出口41および空気吸引口42のみ
を残すものとする。
【0075】郵便物搬送方向の上流側に偏った位置の2
つの空気注入口43,44から圧縮エアーが供給される
結果、下流側に位置する他の空気吹出口41に比べ、空
気注入口43,44の直下近接に位置する空気吹出口4
1から多量のエアーが吹き出す。このときのラベル2a
の飛翔挙動としては、図9に示すように、吸引吹付ヘッ
ド6のラベル吸着面6aを郵便物13へ向け、ラベル2
aを吹き付けると、郵便物13の搬送方向上流側により
多くエアーが吹き出すために、ラベル2aは郵便物の搬
送方向側から郵便物10の貼り付け面に到達する。更に
時間が経過してエアーを吹き続けると、郵便物13の移
動に応じ、下流側のラベル2aの部分が図10に示され
るようにして順にエアー流量の多い上流側の空気吹出口
41からのエアーで押さえつけられることになる。従っ
て、ラベル2aに皺は発生せず、均一な貼り付けが実現
する。
【0076】上述した吸引吹付ヘッド6は、吹付空気室
39や吸引空気室40の配置や空気吹出口41,空気吸
引口42の加工も簡単であり吹付空気室39の深さを制
限することでよりコンパクトサイズの吸引吹付ヘッド6
が実現できる。継ぎ手類を接続する第一,第二の空気注
入口43,44や空気吸出口45もラベル吸着面6aと
平行な面に集約されており、吸引吹付ヘッド6の回転運
動に伴う周辺機器との干渉回避も容易である。
【0077】ここで示した空気室39,40や空気吹出
口41,空気吸引口42の配置、数は一例であって、ラ
ベル2aの送り方向の高さやラベル幅が変わると、それ
に応じて変化させてよい。また、細長いラベル2aの吹
き付けに関しては、吹付空気室39の配置やエアー流路
の条件によって、同じ大きさの空気吹出口41を設けて
も吹き付け時間が短いと過渡的な現象として各空気吹出
口41から吐出されるエアー流量にばらつきが発生し、
条件によってはラベル2aの飛翔が安定しない場合があ
る。そのような場合には、吸引吹付ヘッド6の基本構造
は変えずに単に空気吹出口41の径と溝46の寸法と空
気吹出口41の設置数を変更する。なお、前述した図8
(a)および図8(b)の例は、空気注入口43,44
の直下近接に位置する空気吹出口41の径を下流側のも
のに比べて大きくすることによってラベル吸着面6aの
上流側の空気の吹出し量を積極的に増やした場合の例で
ある。
【0078】郵便物13の種類によっては、ラベル貼り
付け処理が不要なものが混在していたり、装置の立ち上
げ時に、白紙のラベル2aがベルト21上にストックさ
れている可能性がある。このような場合に不要なラベル
2aを廃棄することが望ましい。そこで、本実施形態で
は、例えば図1に示すようなラベル廃棄用ボックス47
を備える。
【0079】ラベル廃棄の必要があるときには、ベルト
21上の不要なラベル2aを吸引吹付ヘッド6に吸着し
た後、リニアステッピングモータ32を所定量駆動して
吸引吹付ヘッド6をラベル廃棄用ボックス47上に位置
決めし、ラベル吸着面6aを下方に向けたままの状態で
空気吹出口41からエアを噴出してラベル廃棄用ボック
ス47にラベル2aを廃棄すればよい。ここで必要とさ
れる処理は、ベルト21の送り動作と、リニアステッピ
ングモータ32による吸引吹付ヘッド6の位置決め及び
復帰動作、および、第一,第二の空気注入口43,44
と接続した電磁バルブの開閉動作であり、これらの制御
対象を駆動制御するための一連のプログラムをサブルー
チンとして動作制御部9に記憶させておくことにより、
必要とされるラベル2aの廃棄処理を必要な回数だけ繰
り返し実行することができる。例えば、図3の例ではベ
ルト21上に3枚のラベル2aが滞留することになるの
で、種別の異なるラベルを用いたラベル貼り付け作業等
を改めて開始する場合には、前述した廃棄処理を3回繰
り返して実行することによって、ベルト21上の古いラ
ベル2aの全てをパージすることが可能である。
【0080】ここではラベル廃棄用ボックス47を固定
配置する場合の例について述べたが、ソレノイドやエア
シリンダ等によってラベル廃棄用ボックス47を移動さ
せるように構成し、普段は待機位置にあるラベル廃棄用
ボックス47を必要に応じて所低位置、例えば、図1に
示すような位置に移動させるようにすることもできる。
【0081】ここでは、郵便物13へのバーコードラベ
ルの貼り付け処理を例に本発明の一実施形態の動作につ
いて説明したが、厚みや大きさの異なる荷物や商品など
不定形な対象物がランダムに流れてくるようなケースに
ついても幅広く対応でき、ヘッド機構5の吸引吹付ヘッ
ド6を交換することで、サイズの異なるラベルの貼り付
けも可能である。
【0082】
【発明の効果】本発明のラベル貼り付け装置は、台紙な
しラベルテープを切断してラベルを生成する構成である
ため、ラベルテープをロール状に丸めて使用する際のロ
ール径が小径化され、同時に、台紙の回収機構も不要と
なるので装置全体がコンパクト化され、しかも、ゴミと
なる台紙が廃棄されることがないので環境保全の面で有
利である。また、ラベル移送機構からのラベルの受け取
りや対象物に対するラベルの貼り付けには、真空引きや
空気圧による吹き付けを利用しているので、全体として
のラベル貼り付け作業の高速化が容易である。更に、ラ
ベルの貼り付けを行う吸引吹付ヘッドは、吸引吹付ヘッ
ド内にラベル吸着面と平行に吹付空気室および吸引空気
室を形成して空気吹出口と空気吸引口に接続したシンプ
ルな構成であり、吹付空気室に空気を供給する空気注入
口や吸引空気室の空気を吸い込む空気吸出口も吸引吹付
ヘッドの端部側に配備されるため、縦横比の大きな吸引
吹付ヘッドの製造が容易となる。
【0083】また、吸引吹付ヘッド上の空気吹出口は貼
着対象物の移動方向上流側から下流側に向けて配備さ
れ、これらを連絡する吹付空気室における貼着対象物の
移動方向上流側に空気注入口を設けているため、空気吹
出口から吹き出される空気の圧力は貼着対象物の移動方
向上流側で最も高く、貼着対象物の移動方向下流側に向
けて徐々に低くなる。この結果、吸引吹付ヘッドから対
象物に向けて吹き飛ばされるラベルは、貼着対象物の移
動方向上流側の移動速度が相対的に速く、また、移動方
向下流側の移動速度が相対的に遅くなった状態で、飛翔
方向に対し或る程度の角度をなして安定的に飛翔するよ
うになり、飛翔中のラベル姿勢変化によるラベルの表裏
の反転や貼り付け位置のズレおよび皺の発生が改善さ
れ、縦横比の大きな細長いラベルも的確に貼り付けるこ
とができ、また、様々な厚みの対象物に対するラベル貼
り付けにも対処できるようになった。
【0084】更に、台紙なしラベルテープをラベル移送
機構のベルトとラベル押さえローラとの間で挾持した状
態でラベルテープの切断作業を行うようにしているの
で、ラベル切断時にカッタ刃から作用する外力によって
不用意にラベルの切断対象部分に捩れや曲がりが生じる
こともなくなり、適切なラベル切り出しが達成される。
同時に、ラベル移送機構の入り口でラベルがベルトに圧
着されるので、切り出されたラベルをベルトによって的
確に搬送することが可能となり、吸引吹付ヘッドから吹
き出される空気等の影響でベルトからラベルが剥がれる
等の問題も解消される。しかも、ラベル押さえ板は開閉
可能であるため、ラベル詰まり等が発生した場合の復旧
作業が容易である。
【0085】また、ラベル押さえ板におけるベルト対向
面側に円盤状カッタ刃の外周部を通す溝を配備し、この
溝よりも下流側におけるラベル押さえ板とベルトとの垂
直離間距離を上流側におけるラベル押さえ板とベルトと
の垂直離間距離よりも広めに形成したので、台紙なしラ
ベルテープを溝の縁で支えた状態でラベルの切断作業を
行うことができ、ラベルの切断対象部分の捩れや曲がり
が確実に防止される。そして、もし、切断作業によって
先端を切り取られた台紙なしラベルテープの部分に多少
の捲れやカールが生じた場合であっても、溝の下流側に
おけるラベル押さえ板とベルトとの垂直離間距離が広め
になっているのでテープの通過は容易であり、テープ詰
まりのない安定した送り作業を継続して行うことができ
る。
【0086】更に、円盤状カッタ刃を挟んでラベル押さ
え板と対向する位置に円盤状カッタ刃の外周部と接触す
るカッタ刃クリーニング手段を交換可能に配備したの
で、ラベルの切断作業と同時に円盤状カッタ刃のクリー
ニング作業が行えるようになり、円盤状カッタ刃に対す
る糊の付着や堆積が防止されると共に、切断能力の低下
によるラベル切断面の劣化や切断精度の低下も防止され
る。
【0087】また、ラベル移送機構のベルトの表面を搬
送方向と直行する面内で凹凸状に形成すると共に、この
ベルトの凹部に突入する突起を形成したラベル剥離板を
ラベル移送機構の下流側端部に配備してベルト上のラベ
ルを剥がすようにしたので、ラベル移送機構から的確に
ラベルを剥がして吸引吹付ヘッドに受け渡すことができ
る。
【0088】更に、ラベル移送機構の下流側の端部には
ラベルの有無を検出するセンサを設け、ラベル搬送開始
後所定時間が経過してもラベル移送機構の下流側端部で
ラベルが検出されない場合には自動的に異常検出信号を
出力するようにしたので、ラベル詰まり等の搬送異常を
的確に検出することができ、対象物に対するラベルの貼
着もれ等の事故も未然に防止することが可能となる。
【0089】また、ラベル移送機構の下流側端部には不
要なラベルを廃棄するためのラベル廃棄用ボックスを配
備したので、ラベル移送機構に滞留している不要なラベ
ルをパージして直ちに次のラベル貼り付け作業を開始す
ることが可能であり、全体としてのラベリングの作業時
間が短縮化される。
【0090】そして、吸引吹付ヘッドを回転させてラベ
ル吸着面の向きをベルト面と対象物との間で切り替える
ヘッド移動回転手段をヘッド機構の一部として採用した
場合においては、吸引吹付ヘッドをベルト面側に切り替
えたときにラベル吸着面とベルトとの離間距離が上流側
から下流側に向けて徐々に接近するように吸引吹付ヘッ
ドの傾きを調整し、ラベル移送機構のベルトによって搬
送されるラベルを吸引吹付ヘッドのラベル吸着面でガイ
ドするようにしたので、ラベルに多少のカールや屈曲が
あった場合でもラベルが吸引吹付ヘッドに干渉すること
はなく、ラベル移送機構で搬送されるラベルを吸引吹付
ヘッドに確実に受け渡すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態のラベル貼り付け
装置の構成を模式的に示した図である。
【図2】同実施形態のラベル貼り付け装置のカッタ機構
およびカッタ刃クリーニング手段の構成を模式的に示し
た図である。
【図3】同実施形態のラベル貼り付け装置のラベル移送
機構の構成を模式的に示した図である。
【図4】同実施形態のラベル貼り付け装置のラベル押さ
え板の開閉構造を模式的に示した図である。
【図5】図5(a)は同実施形態のラベル貼り付け装置
のヘッド機構の構成を模式的に示した図、図5(b)お
よび図5(c)は動作過程にあるヘッド機構の状態を模
式的に示した図である。
【図6】図6(a)はラベルの切断過程を模式的に示し
た図、図6(b)はラベルの搬送開始過程を模式的に示
した図である。
【図7】図7(a)はベルトとラベル剥離板との嵌合状
態を模式的に示した図、図7(b)はベルトの凹凸形状
を示した図である。
【図8】図8(a)は同実施形態のラベル貼り付け装置
の吸引吹付ヘッドの構造を示した断面図、図8(b)は
吸引吹付ヘッドをラベル吸着面から示した平面図であ
る。
【図9】ラベル貼り付け時におけるラベルの飛翔挙動を
示した概念図である。
【図10】ラベル貼り付け動作の進行過程を示した概念
図である。
【符号の説明】
1 ラベル貼り付け装置 2 台紙なしラベルテープ 2a ラベル 3 プリンタ機構 4 カッタ機構 5 ヘッド機構 6 吸引吹付ヘッド 6a ラベル吸着面 7 ラベル移送機構 8 厚み計測手段 9 動作制御部 10 筐体 10a 側壁 11 対象物搬送機構 12 対象物検知手段 13 郵便物 14 円盤状カッタ刃 15 軸心ギヤ 16 走行ギヤ 17 ラック 18 移動テーブル 19 ラベル押さえ板 20 走行路 21 ベルト 22 駆動ローラ 23 アイドルローラ 24 アイドルローラ 25 ベルト移動量検出手段 26 ラベル剥離板 26a 突起 27 センサ 28 ラベル押さえローラ 29 ラベル押さえローラ 30 開閉手段 31 ロータリーアクチュエータ(ヘッド移動回転手
段) 32 リニアステッピングモータ(直動駆動手段) 33 ヘッド支持部 34 リニアガイド 35 感熱ヘッド 36 フィードローラ 37 カッタマット 38 溝 39 吹付空気室 40 吸引空気室 41 空気吹出口 42 空気吸引口 43 第一の空気注入口 44 第二の空気注入口 45 空気吸出口 46 溝 47 ラベル廃棄用ボックス 48 カッタ刃クリーニング手段 49 クリーニングピース 50 サポータ 51 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 20/04 B65H 20/04 A 35/08 35/08 Fターム(参考) 2C058 AB16 AC06 AD06 AE04 AE14 AF06 AF51 LA03 LA36 LB10 LB17 LB35 LC11 2C060 BA04 BC02 BC12 BC84 BC86 BC96 3E095 AA04 BA02 BA09 CA01 CA02 DA03 DA15 DA24 DA32 DA43 DA45 DA55 DA66 DA82 EA02 EA03 EA09 EA13 FA01 FA13 3F103 AA02 BA04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台紙なしラベルテープを切断してラベル
    を生成するカッタ機構と、前記台紙なしラベルテープあ
    るいは前記ラベルに情報を印字するプリンタと、情報を
    印字されたラベルを表面に貼り付けて搬送するベルトを
    有するラベル移送機構と、このベルトから真空引きによ
    りラベルを剥離して空気圧によって対象物に吹き付ける
    吸引吹付ヘッドを有するヘッド機構とを備えたラベル貼
    り付け装置であって、 前記吸引吹付ヘッドの近傍に対象物搬送機構を設けると
    共に、前記吸引吹き付けヘッドにおけるラベル吸着面の
    貼着対象物の移動方向上流側から下流側に向けて複数の
    空気吹出口と空気吸引口を配備し、前記複数の空気吹出
    口同士および空気吸引口同士の各々を、前記吸引吹付ヘ
    ッド内に前記ラベル吸着面と平行に形成された吹付空気
    室および吸引空気室で連絡し、前記吹付空気室における
    貼着対象物の移動方向上流側に空気注入口を配備すると
    共に、前記吸引空気室における貼着対象物の移動方向上
    流側または下流側の少なくとも一端に空気吸出口を配備
    したことを特徴とするラベル貼り付け装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の空気吹出口のうち、貼着対象
    物の移動方向上流側に位置する空気吹出口の口径が他の
    空気吹出口の口径よりも大きめに形成されていることを
    特徴とする請求項1記載のラベル貼り付け装置。
  3. 【請求項3】 台紙なしラベルテープを切断してラベル
    を生成するカッタ機構と、前記台紙なしラベルテープあ
    るいは前記ラベルに情報を印字するプリンタと、情報を
    印字されたラベルを表面に貼り付けて搬送するベルトを
    有するラベル移送機構と、このベルトから真空引きによ
    りラベルを剥離して空気圧によって対象物に吹き付ける
    吸引吹付ヘッドを有するヘッド機構とを備えたラベル貼
    り付け装置であって、 回転運動する円盤状カッタ刃と該カッタ刃を台紙なしラ
    ベルテープの搬送方向に直交させて移動させる送り機構
    とによって前記カッタ機構を構成し、このカッタ機構を
    前記ラベル移送機構の上流側に隣接して配備すると共
    に、少なくとも、前記ラベル移送機構の上流側の端部に
    は前記ベルトと当接するラベル押さえローラを備えたラ
    ベル押さえ板を開閉可能に配備したことを特徴とするラ
    ベル貼り付け装置。
  4. 【請求項4】 前記ラベル移送機構のラベル搬送方向に
    沿って前記ラベル押さえ板に複数のラベル押さえローラ
    を並列配備したことを特徴とする請求項3記載のラベル
    貼り付け装置。
  5. 【請求項5】 前記ラベル押さえ板におけるベルト対向
    面側には、前記円盤状カッタ刃の外周部を通す溝が配備
    され、この溝よりも下流側におけるラベル押さえ板と前
    記ベルトとの垂直離間距離が上流側におけるラベル押さ
    え板とベルトとの垂直離間距離よりも広めに形成されて
    いることを特徴とする請求項3または請求項4記載のラ
    ベル貼り付け装置。
  6. 【請求項6】 ラベル押さえ板と別体の糊の付きにくい
    素材からなるカッタマットに前記溝を形成し、このカッ
    タマットを前記ラベル押さえ板におけるベルト対向面側
    に一体的に配備したことを特徴とする請求項5記載のラ
    ベル貼り付け装置。
  7. 【請求項7】 前記円盤状カッタ刃を挟んで前記ラベル
    押さえ板と対向する位置に、前記円盤状カッタ刃の移動
    方向に沿って、前記円盤状カッタ刃の外周部と僅かに接
    触するカッタ刃クリーニング手段を交換可能に配備した
    ことを特徴とする請求項3ないし請求項6の何れか一項
    に記載のラベル貼り付け装置。
  8. 【請求項8】 台紙なしラベルテープを切断してラベル
    を生成するカッタ機構と、前記台紙なしラベルテープあ
    るいは前記ラベルに情報を印字するプリンタと、情報を
    印字されたラベルを表面に貼り付けて搬送するベルトを
    有するラベル移送機構と、このベルトから真空引きによ
    りラベルを剥離して空気圧によって対象物に吹き付ける
    吸引吹付ヘッドを有するヘッド機構とを備えたラベル貼
    り付け装置であって、 前記ラベル移送機構のベルトの表面を搬送方向と直行す
    る面内で凹凸状に形成すると共に、前記ラベル移送機構
    の下流側の端部に、前記ベルトからラベルを剥がすため
    のラベル剥離板を設け、該ラベル剥離板に前記ベルトの
    凹部に突入する突起を形成したことを特徴とするラベル
    貼り付け装置。
  9. 【請求項9】 前記ラベル移送機構におけるベルト表面
    の凹凸が、厚みの異なる複数のベルトを並列配備して形
    成されていることを特徴とする請求項8記載のラベル貼
    り付け装置。
  10. 【請求項10】 前記ラベル移送機構の下流側の端部に
    ラベルの有無を検出するセンサを設け、ラベル搬送開始
    後の経過時間を計測するタイマと、このタイマが所定時
    間を計測しても前記センサがラベルを検出しない場合に
    異常検出信号を出力する異常検出手段とを配備したこと
    を特徴とする請求項1ないし請求項9の何れか一項に記
    載のラベル貼り付け装置。
  11. 【請求項11】 前記ラベル移送機構の下流側の端部
    に、不要なラベルを廃棄するためのラベル廃棄用ボック
    スを配備したことを特徴とする請求項1ないし請求項1
    0の何れか一項に記載のラベル貼り付け装置。
  12. 【請求項12】 台紙なしラベルテープを切断してラベ
    ルを生成するカッタ機構と、前記台紙なしラベルテープ
    あるいは前記ラベルに情報を印字するプリンタと、情報
    を印字されたラベルを表面に貼り付けて搬送するベルト
    を有するラベル移送機構と、このベルトから真空引きに
    よりラベルを剥離して空気圧によって対象物に吹き付け
    る吸引吹付ヘッドを有するヘッド機構とを備えたラベル
    貼り付け装置であって、 前記ヘッド機構に、前記吸引吹付ヘッドを回転させて該
    吸引吹付ヘッドのラベル吸着面の向きを前記ベルト面と
    対象物との間で切り替えるヘッド移動回転手段を設け、
    吸引吹付ヘッドをベルト面側に切り替えたときに、前記
    ラベル吸着面と前記ベルトとの離間距離が、上流側から
    下流側に向けて徐々に接近するように傾けられているこ
    とを特徴としたラベル貼り付け装置。
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