JP4724908B2 - Hidランプの点灯回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、店舗など屋内商業施設及び屋外施設の照明に使用されるメタルハライドランプ、液晶プロジェクタ用の光源、自動車その他の乗物用前照灯などのHIDランプを点灯させるHIDランプ点灯回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
HIDランプ(High Intensity Discharge Lamp)は、高輝度放電灯又は高圧放電灯とも称され、消費電力に対する発光効率に優れるだけでなく、ハロゲンランプなどに比して同一光量に対する発熱量も少なく安全性が高いことから、近年、屋内商業施設及び屋外施設の照明など高輝度の光源が必要とされるところに使用されている。
【0003】
このHIDランプは、始動時に数kVの高電圧を印加することにより放電が開始され、以後は数十〜数百Vの比較的低いランプ電圧を印加することにより自続放電されて、徐々にランプ電圧が増加してHIDランプが点灯状態となる。
【0004】
図4はこのようなHIDランプを交流矩形波電圧で点灯させる一般的な点灯回路41を示し、HIDランプ1に対して数十〜数百Vのランプ電圧を印加する主回路2と、数kVの高圧の始動電圧を印加する始動回路3を備えている。
【0005】
主回路2は、交流電源4から供給される正弦交流波を全波整流する整流回路5と、整流された脈動電圧を直流平滑電圧に変換する力率改善回路6と、その直流平滑電圧を所定パルス幅の矩形パルスに変換するチョッパー回路7A及びその矩形パルスを再度平滑化して予め設定された電圧値の直流ランプ電圧にする平滑化回路7Bからなる電力制御回路8と、得られた直流ランプ電圧をこれと同電圧の交流矩形波電圧に変換するインバータ9を備えており、当該インバータ9が始動回路3を介してHIDランプ1に接続されている。
【0006】
始動回路3は昇圧トランス(図示せず)を備え、HIDランプ1の点灯スイッチ(図示せず)がオンされたときに、HIDランプ1の電極間で放電を開始させるように数kVの高圧の始動電圧を発生させる。
【0007】
この点灯回路41によれば、点灯スイッチ(図示せず)がオンされると始動回路3から数kVの始動電圧がHIDランプ1に印加されて放電が開始され、放電開始後は、主回路2から供給される数十〜数百Vの比較的低いランプ電圧を印加することにより自続放電され、徐々にランプ電圧が増加してHIDランプが点灯状態となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、HIDランプ1が新しいうちは放電開始電圧が低いが、古くなって電極に汚れなどが付着すると放電し難くなって放電開始電圧が高くなる。
また、消灯直後に再点灯するときは、ランプ内部の金属蒸気圧が高いために放電し難い状態となっており、この状態で無理に放電開始させようとするとやはり高い電圧を印加する必要がある。
このように、ランプの条件によって放電開始電圧が変動するため、ランプの条件にかかわらず確実に点灯させることができるように、始動電圧は放電開始電圧より十分高い3〜5kV程度に設定されているのが一般的である。
【0009】
しかしながら、低い始動電圧で点灯可能なHIDランプ1まで、一律に高い始動電圧で点灯させると、始動電圧が高過ぎて電極にダメージを与え、HIDランプ1の商品寿命を短くするという問題があった。
【0010】
一方、HIDランプ1の始動時に、ランプ1自体及びその配線の絶縁性が十分でないと、高い始動電圧が印加されたときに大電流が流れて主回路2を損傷するおそれがある。
【0011】
なお、HIDランプ1の数が少なければ定期的にメンテナンスを行なって個々のHIDランプ1の点検を行なうことも可能であるが、百貨店やスーパーマーケットのように1フロアあたりの面積が広い大規模小売店舗の照明としてHIDランプ1が使用されている場合は、使用ランプ数が極めて多いため、ランプが切れる前から個々のHIDランプ1を一々点検することはできない。
【0012】
そこで本発明は、HIDランプに高圧の始動電圧を印加する前に、HIDランプ及び点灯回路の絶縁性を確認して始動電圧が印加されたときの主回路の損傷を未然に防止し、また、HIDランプの特性に応じた最も低い始動電圧を印加して放電を開始させることを技術的課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本発明は、始動回路の昇圧トランスで発生させた高圧の始動電圧をHIDランプに印加して放電を開始させた後、主回路を介して低圧のランプ電圧を印加して自続放電させるHIDランプの点灯回路において、前記HIDランプに始動電圧を印加する前に、主回路を介して予め設定された電圧値のランプ電圧がHIDランプに印加されており、且つ、主回路に電流が流れていないことを確認する絶縁性確認手段と、絶縁性が確認された後、前記HIDランプが放電開始するまで、前記昇圧トランスの一次コイルに流れる電流量を段階的に増大させることにより二次コイルから放出される二次電圧を段階的に増大させる始動電圧可変制御手段とを有する制御部を備えたことを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、HIDランプに高圧の始動電圧を印加して放電開始させる前に、まず、HIDランプにランプ電圧を印加する主回路の絶縁性が確認される。
放電開始前のHIDランプは非導通状態にあり、したがって、主回路に電圧が印加されていても、その主回路及びHIDランプに異常がなければ電流が流れることはない。
【0015】
すなわち、電源をオンしたときに、予め設定された電圧値のランプ電圧が主回路を介してHIDランプに印加されており、主回路をながれる電流が0であれば、主回路及びHIDランプが正常であることがわかる。
そして、これらの電圧及び電流を検出して正常であることが確認されると、始動回路が起動される。
【0016】
始動回路が起動されると、昇圧トランスの一次コイルにパルス状に供給される電流量が段階的に増大するので、二次コイルから放出される二次電圧もパルス状に段階的に増大する。
具体的には、制御部から出力される所定パルス幅の制御信号によりオンオフされるスイッチング素子が昇圧トランスの一次コイルと直列に接続し、この制御信号のパルス幅を予め設定された最小幅から最大幅まで徐々に広げていけば、一次コイルに通電される電流量が変化し、そのコアに蓄積される磁界エネルギー量も増減し、二次側に発生する電圧値も変化する。
【0017】
したがって、始動電圧がHIDランプが放電開始する電圧値まで上昇したときに、そのHIDランプは放電するので、HIDランプの使用時間、温度、その他の特性に応じた最低の始動電圧で確実に放電させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明に係るHIDランプの点灯回路の全体構成を示すブロック図、図2は始動回路を示す図、図3は制御部の処理手順を示すフローチャートである。
【0019】
図1に示す点灯回路Sは、HIDランプ1を点灯させる電源回路Eと、当該電源回路Eをコントロールする制御部Cとからなり、電源回路Eは、HIDランプ1に対して数十〜数百Vの比較的低いランプ電圧を印加する主回路2と、数kVの高圧の始動電圧を印加する始動回路3を備えている。
【0020】
主回路2は、交流電源4から供給される正弦交流電圧を全波整流する整流回路5と、全波整流された脈動電圧V1 をこれと相似波形の電流を流しつつ直流平滑電圧V2 に変換する力率改善回路6と、その直流平滑電圧V2 を所定パルス幅の矩形パルスに変換して供給電力を制御するチョッパー回路7A及びその矩形パルスを再度平滑化して予め設定された直流ランプ電圧V3 にする平滑化回路7Bからなる電力制御回路8と、得られた直流ランプ電圧V3 をこれと同電位の交流矩形波電圧V4 に変換するフルブリッジ型のインバータ9を備えており、当該インバータ9が始動回路3を介してHIDランプ1に接続されている。
【0021】
始動回路3は、図2に示すように、その入力端子3inから供給される電力から高圧の始動電圧を発生する昇圧トランス10を有し、制御部Cから出力される所定パルス幅の制御信号によりオンオフされるスイッチング素子となるFET11が、昇圧トランス10の一次コイル10aと直列に接続されている。
【0022】
また、昇圧トランスの二次コイル10bは、HIDランプ1と直列に接続されて、前記インバータ9とHIDランプ1との間に介装されている。
なお、12は高周波をアースに逃がすバイパスコンデンサ、13は昇圧トランス10の一次コイル10aで生ずる逆起電力吸収用のコンデンサである。
【0023】
この始動回路3の入力端子3inに直流電圧を印加した状態で、制御部Cから制御信号を出力させると、そのパルス幅の時間だけFET11が導通し、入力端子3inから昇圧コイル10の一次コイル10aに電流が流れ、トランスコア10cに磁界エネルギーが蓄積されていく。
【0024】
ここで蓄積される磁界エネルギーの量は電流量の2乗に比例し、電流量はFET11の導通時間でコントロールされるので、制御信号のパルス幅を変えれば蓄積される磁界エネルギーをコントロールできる。
【0025】
そして、制御信号によりFET11が非導通になり、一次コイル10aに流れる電流が遮断されると、トランスコア10cに蓄積された磁界エネルギーが開放され、二次コイル10bに一次コイル10aとの巻線比に応じた高圧の始動電圧が発生し、これがHIDランプ1に印加される。
【0026】
制御信号を出力する制御部Cは、シングルチップマイクロコンピュータ14などで構成され、その入力側に、電圧検出器15a及び電流検出器15bがA/Dコンバータ16a及び16bを介して接続され、その出力側に、FET11のゲート電圧を印加するドライバ18がI/Oポート17を介して接続されている。
【0027】
なお、19は通信用コンピュータであって、外部機器(図示せず)から送信される制御信号に基づいて点灯回路Sを制御したり、点灯回路Sの様々な制御データをホストコンピュータなどへ送信する際に、複雑な通信プロトコルに対応させて、外部機器と制御部Cとの間で信号の中継を行う。
これにより、制御部Cのデータ処理の負担を軽減させて点灯回路Sの制御を確実に行なわせることができる。
【0028】
そして、始動スイッチ(図示せず)がオンされると、シングルチップマイクロコンピュータ14では、図3に示すように、HIDランプ1の始動処理が実行される。
この始動処理は、まず、ステップSTP1で交流電源4がオンされて主回路2にを介してHIDランプ1に所定のランプ電圧が印加されると共に、始動回路3に所定の直流電圧が印加される。
【0029】
次いで、ステップSTP2では、電圧検出器15aと電流検出器15bで検出される主回路2のランプ電圧V3とランプ電流I3が入力され、ステップSTP3でランプ電圧V3が定格使用電圧値に達しているかが判断され、ステップSTP4でランプ電流I3が0であるか否かが判断される。
【0030】
ステップSTP3では、電圧検出器15aにより検出されたランプ電圧V3が予め設定された無負荷ランプ電圧値の許容範囲内であるか否かが判断され、許容範囲内にあるときはステップSTP4に移行し、その範囲外のときは何らかの回路異常があると推測できるので始動処理を中断する。
【0031】
HIDランプ1の放電前であれば、主回路2は絶縁状態に維持されている筈であるから、ランプ電圧V3 が印加されていたときに電流が0であれば正常であると判断されてステップSTP4からステップSTP5へ移行し、電流が流れているときは何らかの回路異常、配線異常又はランプ異常があると判断されて始動処理を打ち切る。
【0032】
ステップSTP5では、制御信号のパルス幅を予め設定された最小幅Pmin(例えば0.5μs)に設定し、ステップSTP6でそのパルス幅の制御信号を出力すると、そのパルス幅に応じた時間だけFET11が導通してトランスコア10cに磁界エネルギーが蓄積される。
【0033】
そして、制御信号によりFET11が非導通となった時点から、トランスコア10cに蓄積された磁界エネルギーが開放されてHIDランプ1に高電圧が印加されて、その高電圧によりHIDランプ1が放電を開始するまで数ms程度かかる。
【0034】
そこで、ステップSTP7で所定時間(10ms)経過した後、ステップSTP8に移行して、主回路2に電流が流れたか否かを判断する。
すなわち、高電圧を印加したことによりHIDランプ1が放電を開始すると主回路2に電流が流れるので、始動処理を終了する。
【0035】
また、主回路2に電流が流れなかったときは、始動電圧がHIDランプ1の放電開始電圧より低く、放電開始されなかったということであるから、ステップSTP9に移行して、制御信号のパルス幅を例えば0.5μsずつ広げていく。
そして、ステップSTP10でそのパルス幅が予め設定された最大幅Pmaxを超えていないと判断されたときにステップSTP6〜ステップSTP8の処理を繰返し、前回よりやや高めの始動電圧を印加する。
また、パルス幅が予め設定された最大幅Pmaxを超えたときはHIDランプ1に異常があると判断して始動処理を終了する。
【0036】
なお、以上の処理のうち、ステップSTP2〜ステップSTP4の処理が絶縁性確認手段の具体例であり、ステップSTP5〜ステップSTP10の処理が始動電圧可変制御手段の具体例である。
【0037】
以上が、本発明の一構成例であって、次にその作用を説明する。
始動スイッチ(図示せず)がオンされると、交流電源4がオンされて主回路2に交流電圧が印加され、整流回路5−力率改善回路6−チョッパー回路7A−平滑化回路7B−インバータ9を経て、HIDランプ1に所定の交流矩形波電圧V4 が印加される(ステップSTP1)。
この時点では、HIDランプ1はまだ放電開始されていないので、主回路2は非導通状態にあり電流は流れていない。
【0038】
次いで、主回路2及びHIDランプ1の絶縁性を検査し、定格使用電力に応じたランプ電圧V3が主回路2を介してHIDランプ1に印加されており、且つ、主回路2に電流が流れていないことを確認する(ステップSTP2〜ステップSTP4)。
【0039】
そして、絶縁性が確認された後、始動回路3を起動する。
このとき、まず、パルス幅が最小幅Pminに設定された制御信号を出力して、始動回路3のFET11を導通させることにより、最小磁界エネルギーを昇圧トランス10のトランスコア10cに蓄積させて、最小始動電圧の高電圧をHIDランプ1に印加し、放電を試行する(ステップSTP5〜ステップSTP7)。
【0040】
そして、放電開始が確認されたときは、その時点で始動処理が終了され(ステップSTP8)、以後は主回路2を介してHIDランプ1に印加されている交流矩形波電圧V4により自続放電されてHIDランプ1が点灯する。
【0041】
また、HIDランプ1が古くなると、放電開始電圧が新品のときよりは高くなっているので、、制御信号のパルス幅を徐々に広げていくと(ステップSTP9〜ステップSTP10)、昇圧トランス10の二次コイル10bに発生する始動電圧も高くなっていく(ステップSTP6、ステップSTP7)。
そして、始動電圧が放電開始電圧に達すると放電が開始され、これが確認された時点で始動処理を終了する(ステップSTP8)。
【0042】
これによれば、始動回路3により高電圧を発生させる前に、主回路2及びHIDランプ1の絶縁性を確認できるので、始動回路3で発生させた高電圧により主回路2やHIDランプ1をショートさせて損傷させることがない。
【0043】
また、制御信号のパルス幅を徐々に広げて昇圧トランス10で発生する始動電圧を徐々に高くすることができるので、HIDランプ1の特性に応じた放電開始電圧に達したところで確実に放電開始させることができ、その電圧より高い始動電圧を印加する必要もない。
したがって、放電開始時に電極のダメージが少なく、HIDランプ1を長持ちさせることができる。
【0044】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、HIDランプに高圧の始動電圧を印加する前に、HIDランプ及び主回路の絶縁性を確認するので、始動電圧が印加されたときの主回路の損傷を未然に防止することができ、また、始動電圧を徐々に高くしてHIDランプに印加するので、そのHIDランプの特性に応じた最も低い始動電圧で放電を開始させることができるという大変優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る点灯回路の全体構成を示すブロック図。
【図2】始動回路を示す図。
【図3】制御部の処理手順を示すフローチャート。
【図4】一般の点灯回路を示すブロック図。
【符号の説明】
S………点灯回路
E………電源回路
C………制御部
1………HIDランプ
2………主回路
3………始動回路
10………昇圧トランス
11………FET(スイッチング素子)
10a……一次コイル
10b……二次コイル
15a……電圧検出器
15b……電流検出器
Claims (3)
- 始動回路(3)の昇圧トランス(10)で発生させた高圧の始動電圧をHIDランプ(1)に印加して放電を開始させた後、主回路(2)を介して低圧のランプ電圧を印加して自続放電させるHIDランプ(1)の点灯回路において、
前記HIDランプ(1)に始動電圧を印加する前に、主回路(2)を介して予め設定された電圧値のランプ電圧がHIDランプ(1)に印加されており、且つ、主回路(2)に電流が流れていないことを確認する絶縁性確認手段と、
絶縁性が確認された後、前記HIDランプ(1)が放電開始するまで、前記昇圧トランス(10)の一次コイル(10a)に流れる電流量を段階的に増大させることにより二次コイル(10b)から放出される二次電圧を段階的に増大させる始動電圧可変制御手段と、
を有する制御部(C)を備えたことを特徴とするHIDランプの点灯回路。 - 前記始動回路(3)には所定パルス幅の制御信号によりオンオフされるスイッチング素子(11)が、前記昇圧トランス(10)の一次コイル(10a)と直列に接続され、
前記制御信号のパルス幅を予め設定された最小幅から最大幅まで徐々に広げることにより、昇圧トランス(10)の二次コイル(10b)から放出される二次電圧を段階的に増大させるようになされた請求項1記載のHIDランプの点灯回路。 - 始動回路(3)の昇圧トランス(10)で発生させた高圧の始動電圧をHIDランプ(1)に印加して放電を開始させた後、主回路(2)を介して低圧のランプ電圧を印加して自続放電させるHIDランプ(1)の点灯回路において、
前記HIDランプ(1)に始動電圧を印加する前に、主回路(2)を介して予め設定された電圧値のランプ電圧がHIDランプ(1)に印加されており、且つ、主回路(2)に電流が流れていないことを確認する制御部(C)を備えたことを特徴とするHIDランプの点灯回路。
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