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JP4724282B2 - 回転角検出装置 - Google Patents

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JP4724282B2
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    • G01D5/342Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light with attenuation or whole or partial obturation of beams of light the beams of light being detected by photocells the sensed object being the obturating part

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転部材の回転角を検出する回転検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、円を描いて回転する光線の回転角を知るためには、特開平6−235622号公報や特開平6−347289号公報に開示されているように、一つの光線を受光する円環状、又は円形の受光センサによってその受光位置を検出していた。
【0003】
また、USP4,760,436においては、2つの光線を独立した円弧状の受光センサで受光しており、回転角に応じて使い分けることにより、一周の連続した角度を検出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の上記光回転角検出装置においては、光線の回転中心と受光センサの中心のずれの影響で、光線の回転角を正確に検出することができないという問題点があった。
【0005】
本発明は、回転部材の回転角の正確な検出に有利な回転検出装置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の回転検出装置は、発光手段と、前記発光手段た光線を2つの方向に反射させる反射部材を備えた回転部材と、前記反射部材より2つの方向に反射された光線の入射位置をそれぞれ検出する受光手段とを有し、
記反射部材から射出して前記受光手段入射する2つの光線は、前記回転部材の回転に伴って回転し、前記受光手段によりそれぞれ検出された2つの入射位置を直線で結び、該直線と基準線との成す角度を求め、該角度を用いて前記回転部材の回転角を求める、ことを特徴としている。
【0007】
請求項2の発明の回転検出装置は、発光手段と、前記発光手段た光線を2つの方向に回折させる回折格子を備えた回転部材と、前記回折格子により2つの方向に回折された光線の入射位置をそれぞれ検出する受光手段とを有し、
記回折格子から射出して前記受光手段入射する2つの光線は、前記回転部材の回転に伴って回転し、前記受光手段によりそれぞれ検出された2つの入射位置を直線で結び、該直線と基準線との成す角度を求め、該角度を用いて前記回転部材の回転角を求める、ことを特徴としている。
【0008】
請求項3の発明の回転角検出装置は、発光手段と、前記発光手段た光線を2つの方向に屈折させる屈折部材を備えた回転部材と、前記屈折部材により2つの方向に屈折された光線の入射位置をそれぞれ検出する受光手段とを有し、
記屈折部材から射出して前記受光手段入射する2つの光線は、前記回転部材の回転に伴って回転し、前記受光手段によりそれぞれ検出された2つの入射位置を直線で結び、該直線と基準線との成す角度を求め、該角度を用いて前記回転部材の回転角を求める、ことを特徴としている。
【0009】
請求項4の発明は請求項1乃至3のいずれか一項の発明において、前記受光手段は、受光素子を含む、ことを特徴としている。
【0055】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0056】
図1は本発明の第1の実施形態を示す回転検出装置(以下、単に「回転検出装置」ともいう)の(図2のA−A'断面)構成図、図2は図1の受光センサを示す平面図である。
【0057】
図1において、1及び2はそれぞれ同一中心を持つ円環状の受光手段である受光センサで、図2に示すように、円周上を複数の区画に分割された独立した受光素子1a,2aのアレイ構造となっており、二重円環構造となっている。3は受光センサ1,2の面と平行になるように配置された回転部材である回転体、4,5は発光手段であるLED等の発光素子、6は受光素子1,2の信号に応じて合成、又は演算処理を行う偏心補正手段である。PLは基準線である。4a,5aは受光センサ1,2上の光入射位置である。
【0058】
本実施形態では受光手段1,2上の2つの光入射位置4aと5aとを結ぶ直線L45と任意の基準線PLとのなす角θを演算手段で求め、演算出力した値より回転部材3の回転情報を求めている。
【0059】
発光素子4,5は、回転体3の回転と共に回転し、同心円上を移動する2つの光線を形成している。そして、それぞれ受光センサ1,2の入射位置4a,5aに光束を集光するように構成され、二重の円周上(円弧上)をたどる軌跡を描く。そして、発光素子4,5の発する光を受光センサ1,2で受光することにより、回転体3の回転位置を検出する。このように、2つの発光素子4,5の発する光を二重円環構造の受光センサ1,2で受光することにより、一つの発光素子の光を一つの円環状の受光センサで受光する場合に比べて、回転体3の回転中心(円弧中心)と受光センサ1,2の中心の偏心の影響を最小限に抑えて検出することできる。発光手段4、5はそれから放射される光線が移動する円又は円弧中心に受光センサ1、2の中心と一致するように配置されている。
【0060】
これに加えて、偏心補正手段6は、この回転体3の回転中心と受光センサ1,2の中心の偏心の補正を行う。
【0061】
図3は偏心した光の軌跡を示す図で、7は偏心量Dを持つ軌跡を示している。図4は偏心量Dによる位置検出誤差を示す図で、回転体3の回転角が0から2πまで回転した時に、±Dの位置エラーが発生する。位置エラーDは角度πを挟んで最大(+D)と最小(−D)になっており、回転角がπの位置を中心とした略点対称の波形になっている。
【0062】
偏心補正手段6は、この誤差特性を使って偏心量の補正を行うように構成されている。つまり、発光素子4,5を、図1に示すように、回転中心B−B'を挟んで対向する位置に設け、検出角がπずれるようにし、受光センサ1で検出される位置エラーと受光センサ2で検出される位置エラーが略同じ大きさで符号が逆になるようにして、単純な加算によって位置エラーを打ち消し合うように構成されている。
【0063】
上記位置エラーは角度ではないので、実際に偏心補正演算をする時に多少の変換を行わなければならない。受光センサ1と受光センサ2の分割数を同じとすると、直径が異なるので、それぞれの円周上での位置エラーの変化は角度に変換すると異なる値となる。受光素子1,2の直径をそれぞれR1、R2とすると、位置エラーに相当する角度エラーの比は、およそD/R1:D/R2となり、受光素子1,2の直径が小さい程角度エラーが大きくなることが分かる。したがって、上述したように単純な加算をしたのでは角度エラーを打ち消すことができない。
【0064】
そこで、例えば、受光センサ2の角度エラーD/R2に、R2/R1を乗じることにより角度エラー量を補正して揃え、この値を加算すれば良い。また、受光センサ1,2の検出角度を加算するということは、一回転に発生するパルスの数が増えるということであり、受光素子2の出力にR2/R1を乗じているため、一回転のパルス数が受光素子一つあたりのパルス数の(R1+R2)/R1倍の値となる。
【0065】
ここでは、受光センサ1,2のパルス数を同じにしたが、受光センサ2のパルス数を予め(R2/R1)倍のパルス数にしておくならば、偏心補正演算は単純に加算するのみで良いことになる。例えば、受光センサ1の直径R1を4mm、受光センサ2の直径R2を2mmとし、受光センサ1のパルス数を1024パルス、受光センサ2のパルス数を512パルスとすれば、一回転あたり1536パルスが得られる。
【0066】
また、受光センサ1と受光センサ2のパルス数を加算した後、2で割って平均値を出力しても良い。上記数値例では(1024+512)/2=768(パルス)となる。これにより、一度に2パルス分角度検出値が進むことがなくなる。
【0067】
また、本実施形態では、受光センサ1,2を円環状に構成したが、円環の一部分を使用したり、発光素子4,5からの光線を斜入射にして受光センサ1,2を楕円形状にしても同様の効果を期待できる。また、ここでは受光センサ1,2で検出された2つの光線の入射位置に対応する角度情報を求め、これに受光センサ1,2の半径を用いて補正した後に加算して光回転角を求めたが、受光センサ1,2それぞれで検出された光線の入射位置を受光センサ1,2の半径と光線の入射位置に対応した角度情報を用いて光線の入射位置をそれぞれ極座標で表し、2つの極座標で表された光線入射位置間を直線でむすび、この直線と基準線PLとの成す角度を演算により求めても良い。
【0068】
次に、第2の実施形態について図5を参照して説明する。
【0069】
図5において、8及び9は集光手段であるレンズ、10は中心線B−B'を中心として回転する回転体、1は受光センサである。回転体10の中心線B−B'を挟んで対称な位置に光透過窓(絞り)8a,9aが設けられ、この光透過窓に有効径の異なるレンズ8,9が取り付けられている。レンズ8,9は図示しない光源から回転体10上に裏面側から均等に照射される光、例えば自然光を受光センサ1上(受光素子上)光点となるように集光するように光路上に配置されており、レンズ8によって受光センサ1に集光される光のパワーは、レンズ9による光のパワーにより判別可能な程度に大きくされている。即ち本実施形態では光の情報(強弱、色、偏光等)を変えて判別可能としている。11は信号選別手段であり、受光センサ1で検出される光の強度(パワー)の違いによって角度信号を選別し、2つの角度情報から回転体10の回転角度を検出する。これにより、偏心の影響を最小限にして検出することができる。これに加えて、信号選別手段11の出力を偏心補正手段6で偏心補正を行うように構成されている。
【0070】
本実施形態は、一つの受光センサ1であるため、単純な加算のみで偏心を補正することができる。例えば、受光センサ1の直径を3mmとして、パルス数を1024パルスとすれば、偏心補正演算後には、2048パルスになり、2で割った場合は1024パルスとなる。また、ここでは受光センサ1の分割数をパルス数と同じとしたが、抵抗分割法等により隣り合うパルス間を分割して、実際の受光センサ1の分割数より多く分割しパルス数を増加させた場合でも、この方法が有効であることは言うまでもない。
【0071】
また、この第2の実施形態では、光のパワーの違いによって2つの光線の照射位置を独立して検出したが、偏光角の違いによって検出強度が異なるように、受光センサ1の個々の分割領域に偏光フィルタを設け、レンズ8,9の表面にもそれぞれの角度を変えて偏光フィルタを設けた構成にしても良い。
【0072】
例えば、受光センサ1にはセンサ中心に対して放射状に偏光方向を設定し、レンズ8には回転中心に対して放射状に偏光方向を設定し、レンズ9にはレンズ8の偏光方向に対して一定の偏光方向をなすように偏光方向を設定すれば、異なる偏光角の光を受光センサ1に設けられた偏光フィルタによって異なる光パワーに変換できるので、上述の方法で光を独立に検出することができる。
【0073】
また、この第2の実施形態では、レンズ8,9を用いて異なるパワーの光を受光センサ1に集光したが、レンズ8,9の代わりに、異なるパワーの発光手段を用いても同様の効果が得られる。また、受光センサ1には、光の波長によって異なる感度を持つものがあり、これを用いれば、2つの光源の波長を変えることで2つの光線位置を検出することができる。
【0074】
また、図6に示すように、2つの光源である発光素子4,5を交互に点滅させることにより、それぞれの位置を独立して検出する構成にすることもできる。同図において、19は光線選択手段、20は光源切替え手段である。光源切替え手段20のタイミングに対応して受光センサ1の検出角度を独立に検出することで、2つの光線位置を検出している。
【0075】
このように、少なくとも2つの光線の波長、パワー、偏向角、発光タイミング等、光の特性の違いによって信号選別手段11で選別することにより、偏心の影響を最小限にして、独立して光線の回転角を検出することができる。
【0076】
次に、第3の実施例について図7及び図8を参照して説明する。
【0077】
図7において、12は円環状の回転体であり、その面上の一方向に入射方向を変化させる回折格子を有する回折格子(光偏向手段)部が設けられている。14は発光手段である発光素子、15は角度領域選択手段である。回転体12の平面図である図8に示した円形13は、発光素子14の出力光が通過する部分を示している。発光素子14は可干渉性の高い光を発光する手段であり、回転体12を透過すると回転体12上の回折格子の回折方向と回転角に応じて回折方向が回転するため、その光の回転角を受光センサ1で検出することで、回転体12の回転角を検出することができる。受光センサ1は円環状の検出領域を有している。1Pは受光センサ1の中心である。
【0078】
ここで、回折光は対称な位置に発生するため、受光センサ1の2つの位置1b,1cに同じパワーの光が入射する。したがって、第2の実施形態で用いた信号選別手段11では分離できないため、受光センサ1を3つ以上のグループに分割し、光線がどのグループに属するかによって信号を角度領域選択手段15で選択して2つの光線の位置を検出している。
【0079】
次に、第4の実施形態について図9を参照して説明する。
【0080】
同図において、17はモータ、18はモータ17のシャフトで、端面に光変向手段である反射部(反射部材)16が形成されている。反射部16は、断面形状が鋸刃状で、細かな傾斜面を平行に複数有している。
【0081】
反射部16は、図10に示すように、その一つの凸部は左右対称な山形であり、この場合、入射光は山形のそれぞれの面に同じ反射角で反射されて2方向に別れ、それらは同じ光量を持っている。この左右対称な山形の反射部16の側面形状を図11(1)に示している。また、同図(2)は、入射光の2方向の反射角と光量が異なる場合の反射部16の形状、同図(3)は、2方向の光線の反射角が同じで光量が異なり、一つの反射光は入射光の方向と同一の場合の反射部16の形状である。同図(3)の反射部16を用いれば、第2の実施形態の光量による光の分離が可能であり、同図(2)を用い、第1の実施形態の2重の円環状の受光センサ1を用いれば光線の分離が可能である。同図(1)の場合は、第3の実施形態のように、角度領域で分離するか、検出角度領域を半周のみとすれば、光線の分離が可能となる。
【0082】
このように、図9に示したように、発光素子14の照射する光が、回転軸18の端面に直接加工した反射部16で回転軸18の回転に応じた方向に反射され、受光センサ1に2つの光線が照射される。これにより、第1、第2、第3の実施形態で説明した方法により回転角を検出できる。
【0083】
尚、この第4の実施形態では、反射部16を回転軸18の端面に直接加工したが、樹脂や金属で形成された反射部16を貼り付けた構成であっても良い。
【0084】
図12は、円環状の受光センサ1と、発光素子14を同一平面状に構成した例である。この場合、発光素子14からの光は、図示しない反射部で反射して受光センサ1で受光される。
【0085】
この受光センサ1と発光素子14をGaAS等の同一の半導体プロセスで製作すれば、発光素子14と受光センサ1の位置関係を高精度に製作することができる。例えば、LEDの受光センサ1としての特性を利用すれば、発光素子14と受光センサ1を同じプロセスで製作することが可能である。
【0086】
また、GaASを用いれば、周辺回路も高速になるメリットがある。また、フォトダイオード等を用いた周辺回路を受光センサ1の円環内に構成し、発光素子14であるLEDチップを受光センサ1の中心に配置して発光量を制御する等の構成でも良い。
【0087】
また、本実施形態では、金属などの単純な反射面の原理を用いて2つの光線を得たが、透明な樹脂等を用いて全反射を利用しても良い。
【0088】
図13は、全反射面を有する光学部材24を使用した例である。光線H1は全反射面a、bで反射して戻され、光線H2は全反射面d、cで反射して戻される。全反射面a、b間、及び全反射面c、d間は、それぞれ90度より大きい角度をなしており、平行光が入射すると若干の角度を持って反射される。
【0089】
以上、2つの光線を作るための光変向手段として反射による方法を説明したが、屈折(屈折部材)によっても同様の効果が得られる。図14及び図15にその構成を示している。
【0090】
この実施形態では、樹脂やガラスで作られた複数の屈折面を持つ光学部材25を用いることにより2つの光線を得ている。図14において、左右対称の山形の屈折部を有する光学部材25に光線が入射し、射出側の面(裏面)から2つの方向に別れた光線が得られている。
【0091】
この光学部材25の山形の屈折面の形状によって別れる光線を変化させることができる。図15(1)は図14の例を示しており、入射する光線の屈折角が左右同じで、同じパワーを持っている。同図(2)は屈折角が左右で異なり、パワーも異なっている。同図(3)は光線が3つに別れており、入射する光線の屈折角が左右同じでパワーが異なっている。このような光線を用いれば、反射面の説明のように回転角を求めることが可能になる。
【0092】
図16は、反射面として三角錐状の凹面を回転平面と平行に連続して複数配置した光変向手段の実施形態を示している。同図(a)は反射面26を上から見た平面図で、同図(b)は一つの三角錐状の凹面26aを示す斜視図であり、その断面形状は3角形になっている。このような複雑な反射面26と複数の光線を用いても、反射面26が回転すれば光線も回転するため、同様にして検出可能である。ここで凹部26aを3つの方向(26−1,26−2,26−3)に隣接して設けている。
【0093】
この場合、反射面26への入射光線は3方向又は6方向に別れるが、これらの位置を全て独立して検出して偏心補正することもできる。また、このような形状の反射面26は入射光の方向が傾いても、反射光の傾きは入射光に対して所望の反射角が得られるので、光線の傾斜に対して対応が取れるという良い特性を示す。
【0094】
また、この実施形態では、反射面26を構成する微細な凹部や凸部の間隔については特に触れなかったが、等間隔でもそうでなくても良い。等間隔の場合は回折の影響を受けるが、間隔が光の波長より十分大きければ影響が少ない。
【0095】
反射面26の光線の当たる部分での光線のビーム径は、凹部や凸部の間隔に対して大きい方が、端部の加工精度、埃、傷等の影響が緩和されるので望ましい。受光センサ1に照射される光線のビーム径は、独立した隣り合う受光センサ1の周方向の間隔と同程度かそれ以下が望ましいが、それ以上であっても隣り合う受光センサ1間で演算する等すれば光線の中心を検出することができる。
【0096】
尚、この実施形態では、三角錐状の凹面26aを反射面としたが、屈折面にすることによっても同様の効果が得られる。
【0097】
次に、第5の実施形態について図17を参照して説明する。
【0098】
この第5の実施形態は回転体に回折格子部を設けた例である。図17において、21は4つに分割された公知のPSD(Position Sensing Devise)で、中心を原点Oとして4象限〔1〕,〔2〕,〔3〕,〔4〕に分かれている。それぞれの象限では独立に光線入射位置を検出するように構成されており、それぞれの領域内のX座標とY座標を独立して検出するようになっている。22は回折格子部が設けられた回転体で、光源14からの光線の波長に応じた角度で複数の方向に光線が回折する。
【0099】
0次光は直進し、±1次光は所定の角度で回折格子の方向に応じて、0次光と所定の角度をなす方向に偏向される。さらに、高次の光を用いても良いが、ここでは、±1次光を使って光の位置を検出する。ここで、0次光は±1次光の検出の妨げになるため、PSD21の原点付近には0次光カットのためのマスク領域21a(斜線部)を形成している。
【0100】
23は、PSD21からの2つの光の位置情報から2点間の角度を演算して出力する演算手段で、PSD21の原点と回転体22からの±1次光の回転中心とのずれによる影響を受けずに光の回転角を検出している。
【0101】
この構成において、PSD21は、光線の入射の有無も同時に検出しており、回転体22から回転しながら入射する2つの光線の入射している部分の情報を用いて2つの光線の位置を検出する。また、光線が象限の境界をまたぐ場合には、2つの象限に入射する光量を用いて補正を行っている。
【0102】
また、0次光をカットするための方法は、上記以外にもいくつかあり、例えば、回折格子に位相格子を形成したり、PSD21にマスク領域21aを設ける代わりに0次光の光路に遮断物を構成したり、PSD21の原点部に穴を開けたりする、等の方法を用いることもできる。
【0103】
次に、第6の実施形態について図18を参照して説明する。
【0104】
この第6の実施形態は、受光センサとして2次元のイメージセンサを用いた例である。図18において、14は光源、22は回折格子部が設けられた回転体、27はイメージセンサ、23は演算手段である。光源14からの光線は回転体22で2本の光線に分割され、イメージセンサ27へ入射する。イメージセンサ27に入力された画像情報は演算手段23へ送られる。演算手段23においては、入力された画像から2つの光線のパワー中心がそれぞれ求められ、この2つの光線間を結ぶ直線と、仮想的に設けられた基準線Lとの成す角θが演算され、回転角度が出力される。
【0105】
尚、演算手段23としてDSP等を用いてソフト的に演算する方式、あるいは演算手段23としてディジタル回路を用いてハード的に演算する方式の何れを採用しても良いことは言うまでもない。
【0106】
[実施例7]
図19は第7の実施形態を示すブロック図である。図19において28は水晶振動子、29は水晶振動子28を用いた発振器である。ここで水晶振動子28と発振器29はパルス発生手段を構成している。30は発振器29の出力信号をカウントするカウンタ(アドレス発生手段を構成)で後述するCPU35からの信号でカウント値がリセットされ、アドレス生成手段の機能を有している。31は受光センサ1からの複数の受光素子の出力からカウンタ30の出力値に基づいて選択する選択手段である。32は選択手段31の出力信号のノイズを除去するフィルタ手段、33はフィルタ手段32の出力信号と所定値を比較する比較手段、34は比較手段33の出力信号のパルスエッジでカウンタ30の出力信号を読み込むレジスタ、35はレジスタ34の出力を入力して受光センサ1のどの位置に光線が入射したのかを算出するCPUである。
【0107】
次に本実施形態の動作を説明する。カウンタ30は発振器29からの、例えば10MHzのパルス信号をカウントし、CPU35からリセット信号を受けると0からカウントを開始する。選択手段31は受光センサ1の0番に対応する受光素子から時計方向に順番に選択し、それぞれの受光素子からの光線入力に対応した電流信号を電圧に変換して出力する。
【0108】
ここで、受光素子の数が例えば1024個とすればカウンタ30が10ビットのカウンタであれば全ての受光素子を選択できる。選択手段31の出力はフィルタ手段32で高周波のノイズ成分が除去され、比較手段33で所定の値と比較される。この所定の値よりフィルタ手段32の出力SPが大きいと受光素子に入力された光量が多いと判断してハイレベルの信号を出力し逆にフィルタ手段32の出力が小さいと受光素子に入力された光量が少ないと判断してローレベルの信号を出力する。レジスタ34は比較手段33の出力信号CPの変化するエッジを検出するとカウンタ30の出力するカウント値PSをレジスタに記憶してCPU35に出力している。
【0109】
CPU35はレジスタ34の出力PSから光線入射位置(即ちこれに対応する角度情報)を割り出している。光線入射位置(角度情報)の割り出し方法をもう少し詳しく説明する。以下は受光センサ1に入射する光線の入射本数が2本で円周のほぼ対向する位置に入射するように構成された場合の説明である。図25、図26は演算の動作を説明するフローチャートである。図27は図19のブロック図の各部の信号を示している。まず図27の信号について説明する。SPはフィルタ手段32の出力で、受光センサ1の各受光素子の出力が時計方向に順番に出力された信号に対し、その高周波成分のノイズをフィルタ手段32で除去した信号である。
【0110】
入射光線が2本で受光センサ1の円周のほぼ対向する位置に入射されているため、図27に示すように光線入射位置に対応するタイミングで2つの山形波形が現れている。CPは信号SPを比較手段33によって所定の比較値と比較した結果である。これにより、a,b,c,dのパルスエッジを持つパルス信号が生成される。PSは走査中の受光センサ1の受光素子の位置がCP信号のパルスエッジのタイミングでどの位置にあるかをレジスタ34で検出した結果を表している。
【0111】
入射される光線のスポット径は受光センサ1の直径に対して十分小さいのでCP信号のパルス幅は細くなっており、この細いパルスのパルス幅の中心位置のタイミングが光線入射位置のタイミングに相当する。次に図25、図26のフローチャートを用いて光線回転角の演算法について説明する。まず光線の光量が2本ともほぼ同じとして説明する。
【0112】
入射光線数が2本でほぼ受光センサ1の円周の対向する位置に入射するから、1本の入射光線が1回転する間にほぼ同じ入射光状態が2回ある。そのため、光線が1周する際に最初の半周か後の半周かを判断できないので、その状態を管理しなければならない。つまり、光線回転角検出部では、基本的には0°から180°まで検出し、それ以上は桁上がり処理によって行なわなければならない。また、電源の供給を絶つと管理された状態量が消去されてしまうので、消去されないためにはフラッシュROMやバッテリー付きの記憶素子等で記憶内容のバックアップしておき、電源が供給された時に再度入力する必要がある。更に、光線の多回転検出を行なう場合には何周目なのかも含めて管理しなければならない。
【0113】
図25のフローチャートにおいてPCはこれを管理するための変数で、光線数が2本の場合は変数PCは0か1の2通りとなり、多回転を表す場合には更に回転数倍通りの数が必要となる。以下は2回転を表す場合を説明する。2回転の場合変数PCは0から3の4通りの値となる。
【0114】
まず最初に変数PCは0に初期化される。変数PNは受光センサ1の受光素子を1周走査する際のCP信号のエッジの数を管理する変数である。変数PNは光線回転角を検出するごとに0に初期化され、CP信号のエッジ数をカウントする。CP信号が変化すると変数PNに1が加算されると共に、PSD(PN)と言う配列変数にその際のエッジ位置に対応する受光素子位置(これは角度に対応)が入力される。これを変数PNが4になるまで4回繰り返す。するとPSD(PN)にはPN=0、1、2、3の順にCP信号のパルスエッジに対応する受光センサ1の受光素子位置が入力される。次にPSD(0)とPSD(1)の間隔が30より広いのか狭いのかを判断し、狭いならPSD(0)とPSD(1)の間に光線中心があると判断してPSD(0)とPSD(1)から1本目の光線入射位置に対応する角度情報(素子の円周上配列の配列中心を通る基準線を考えた際の該基準線からの光線入射位置の回転角度に対応するパラメータ)P1を計算し、同様にPSD(2)とPSD(3)から2本目の光線入射位置に対応する角度情報P2を計算する。また広いなら、PSD(1)とPSD(2)の間に光線中心があると判断してPSD(1)とPSD(2)から位置P1を計算し、PSD(3)とPSD(0)から位置P2を計算する。ここで位置データは0から1023までの正の整数であり、例えばPSD(0)とPSD(1)に入力された位置が1023と0の間をまたぐ場合のPSD(0)とPSD(1)の間隔を求める場合、実際の間隔が30以下でも当然30を超えてしまう。そこで、位置が1023と0の間をまたぐ場合には必ず差が負の値となるように引き算の順番を決めておき結果が負の場合には1024を加算する。例えばPSD(0)とPSD(1)が1020と10の場合、間隔は14となる。
【0115】
また、角度情報P1及び角度情報P2はCPのパルスエッジの中心であり、2つのエッジ位置を足して2で割った値を光線回転角度としている。上記2つの加算する値が1023と0の間をまたぐ場合には2つの値の加算の後に補正演算が必要である。
【0116】
補正演算はこの加算した値に更に1024を加算してから2で割り、その結果を1024で割った余りを求めるものである。例えば10と1020の加算を考えてみる。加算すると1030となり、これを単に2で割ると515となり、1020と10の間ではなくなってしまう。そこで1024を足してから2で割ると、1027となる。これから1024で割った余りを求めると3となり、求める光線入射位置は3となる。同様に525と546の場合であれば単に加算して2で割れば、535.5となり525と546の間が求められる。
【0117】
この様にして2つの光線入射位置を検出し、角度情報P1、角度情報P2を用いて光線回転角を計算する。図26は光線回転角の計算を示したフローチャートである。まず角度情報P1、と角度情報P2を加算して角度情報P0を求める。ここで上述した角度情報P1、角度情報P2の説明では全て正の整数として計算したが、角度情報P1、P2、P0を10ビットの符号付2進数として計算する。(尚、角度情報P1、P2は小数点以下を含む場合があるが、これを切捨て又は切り上げて用いるか、11ビットに拡張して演算する場合が選択できる。本例では10ビットに丸めて用いている。)すると0から1023の正の整数として計算していたものが、−512から+511の符号付整数として計算がなされる。この際、角度情報P1、P2の2進数表現の変更は無く、1023の2進数表現である(1111111111)を単に2の補数形式として−1と読み替えて計算するものである。すると位置P0は−512から+511の範囲の値となる。次に位置P0がオーバーフローしたかをチェックする。ここで、角度情報P0のオーバーフロー、アンダーフローとはP1+P2の計算がオーバーフローしたことではなく、前回の角度情報P0の値と比較して今回の角度情報P0の値の符号が異なる場合をさしている。
【0118】
オーバーフローとは、前回の角度情報P0の符号が正で今回が負の場合、逆はアンダーフローである。つまり、角度情報P0の値が1回転するごとに、変数PCをアップダウンし、何回転したかを管理している。次に変数PCは今回は0から3であるので変数PCがオーバーフローして4になったら変数PCを0とし、変数PCがアンダーフローして−1となったら変数PCを3にしている。
【0119】
最後にこの様にして得られた変数PCと角度情報P0から光線回転角(P)を算出している。ここで、角度情報P0は符号付2進数から再度符号なし2進数と読み直し角度情報P0に変数PCを1024倍してから加算している。また、図28、図29は光線数が3本の場合の計算方法を示すフローチャートである。基本的には上記説明内容と同じであるが、変数PNが光線数が1本増えるので2増加し、光線入射位置が1本増えて角度情報P3となり、角度情報P0が角度情報P1、P2、P3を加算したものとなったところが異なっている。また、本例ではカウンタ30の値をCPU35がリセットしたが、1つの光線位置を検出した後に、次の光線位置を予測してその近傍の位置まで走査位置をスキップするようにカウンタ30のカウント値をプリセットするように構成しても良い。また、本例では、受光センサ1の各受光素子を時計回りで順番に選択するようにしたが、一つ置きに選択して1周の後に選択されなかった部分を順番に一つ置きに選択するようなTVのインターレーススキャン方式のように交互に選択するようにしても良い。
【0120】
この様な方式では受光センサ1の全周を高速にスキャンできるので、高速に光線が回転している際には有効である。この様に光線の回転速度によってスキップ数を切り替えたりスキャン方法を切り替えるように構成しても良い。またここでは2周で受光センサ1の全受光素子を走査する例を示したが、3周以上で走査するようにしても良い。また、本実施例では2本の光線の光量又は光線のスポット径が同じ場合について説明したが、光量が異なる場合でも同様である。この場合の各部の信号は図30に示すようにCP信号のパルス幅が2本の光線間で大きく異なるので、それぞれの光線位置が特定出来るため、1回転の光線回転角の絶対角度を計算できる。
【0121】
上記例では半回転ごとにPC変数を用いて桁上がり計算を行なっていたが、PC変数を用いなくとも計算できる。図31に具体的計算フローチャートを示す。まず、上記方法にて位置P1と位置P2が求まったとして、その後の計算について説明する。位置P1及び位置P2はここでは0から1023の正の整数であり、受光センサ1のほぼ対向する位置であるから、角度情報P1、P2は、ほぼ512の差がある。まず角度情報P1と角度情報P2を比較して角度情報P2が大きい場合には角度情報P2から512を減算し、角度情報P2が小さいなら角度情報P2に512を加算する。
【0122】
次に角度情報P1と角度情報P2を加算して光線入射角度情報(P)を求める。この際光線入射角度情報(P)が2048以上なら光線入射角度情報(P)から2048を減算し、光線入射角度情報(P)が0より小さいなら光線入射角度情報(P)に2048を加算する。こうして、0から2047の光線入射角度情報(P)が求められる。このような方法を用いれば、不図示の回転体の回転角を0°から360°の範囲で常に検出でき、これを用いれば小型のアブソリュートエンコーダが実現できる。
【0123】
[実施例8]
図20は第8の実施形態を示すブロック図である。図20において図19で示した要素と同一要素には同符合で付している。先の実施例7は受光センサ1の受光素子の出力を同時に一つ検出しているが、本実施例は受光素子の出力間の同時性を改良し、且つ受光センサ1の出力電圧値をCPU35に読み込んで演算するようにしたものである。本実施例は代表として二つの受光素子出力を同時に検出する例を示したものであり、更に多くの受光素子の出力を同時に検出しても良い。
【0124】
図20において36は発振器29の出力信号をカウントするカウンタでCPU35からの信号でカウント値がプリセットされる。ここでCPU35は光線の入射位置近傍から受光素子に対応するアドレスを発生するアドレス生成手段の機能を有している。37は受光センサ1からの複数の受光素子の出力からカウンタ36の出力値に基づいて選択する選択手段である。38は選択手段37の出力信号のノイズを除去するフィルタ手段、39、40はそれぞれカウンタ(アドレス生成手段)30及び36のカウント値の変化するタイミングから所定のディレイ時間後にフィルタ手段32及び38の出力信号をA/D変換するA/D変換手段である。次に本実施例の動作を説明する。
【0125】
受光センサ1には図7に示したような直線回折格子による回転部材12を透過した2本の光線が入射される。その場合、受光センサ1の円周のほぼ対向する位置に光線は入射するから、この光線の位置を同時に検出するには2つ以上の受光素子を同時に検出しなければならない。図32は、図20のブロック図の各部の波形を示している。
【0126】
SP1、SP2はそれぞれ受光センサ1に入射された光線の光量を、受光センサ1上の受光素子を時計回転方向に切り替えて出力したもので、信号SP1が受光センサ1のカウント値0番に対応する受光素子近傍の受光素子信号で、信号SP1はカウント値512番に対応する受光素子近傍の受光素子信号である。図32は最初にカウンタ30に0、カウンタ36に512をプリセットしてからそれぞれのカウント値を順番に切り替えていった場合の波形を示しており、T1の時間をかけて信号SP1と信号SP2の信号データをA/D変換してCPU35に取り込んでいる。
【0127】
ここでは、信号SP1と信号SP2の山形波形の位置がずれているため、同時刻の信号P1、P2の位置が検出できない。そこで、次の光線入射位置の検出を行なうタイミングでカウンタ30に4、カウンタ36に525をプリセットすることで、信号SP1及び信号SP2それぞれの山形信号の立ち上がり近傍から信号を出力するとともに、ほぼ同時に信号SP1、SP2の山形信号を検出できる。その結果、検出に必要な時間がT2に短縮され、ほぼ同時刻の信号P1、P2の位置(角度情報)を検出できる。
【0128】
また、ここでは受光センサ1のほぼ対向する位置を同時に検出する様に構成したが、光線本数が3本ならほぼ120°置きに3箇所を同時に検出する様にすればよい。また具体的な光線入射位置の求め方であるが、上述したように所定の閾値より受光量が多い範囲を求め、その中心を光線位置とする方法や、その閾値をいくつか設けて得られた光線位置の平均をとる方法、山形波形の頂点とする方法、山形波形の重心を求める方法等がある。
【0129】
また、光線の径は受光素子1つより大きい場合もあるので、単順にA/D変換した内容から光線位置は割り出すことが出来ない。そこで、順次入力されるA/D変換結果の隣り合う2つの受光センサの受光量を順次比較し、その大小関係が逆転するところを光線入射位置としたり、受光素子間の光量を前後の光量から台形補間等の補間技術で決定し、光量の重心や、光量のピーク位置を精密に求めてもよい。
【0130】
[実施例9]
図21は第9の実施形態を示すブロック図である。同図において図19に示した要素と同一要素には同符合を付している。図21において41はリング状に受光素子が設けられた公知のCCDである。CCD41は発振器29の出力信号に同期してリング状の受光素子の出力が時計回転方向に順番に出力されるように構成され、出力手段の機能を有している。
【0131】
所定の受光素子に対応する信号が出力される際に同期信号を出力している。この同期信号はカウンタ30に入力され、カウント値がリセットされるように構成されている。42はA/D変換手段39の出力値をカウンタ30のカウント値に対応するアドレスに記憶する記憶手段である。複数本の光線がCCD41に入射されリング状の受光素子の上を回転しているとする。
【0132】
CCD41は発振器29からのパルス信号に同期して受光素子の受光量に相当する信号を、リングに沿って順番に受光素子を切り替えて出力している。CCD41はそれぞれの受光素子から出力された電荷をコンデンサに同時に充電し、所定のタイミングごとにこれを順番に取り出す構造のため、出力される信号は全て同じ時刻のデータとなる。CCD41はデータ出力開始時にカウンタ30をリセットし、発振器29からのパルス信号に同期して各受光素子の受光量に対応する信号を順次出力を開始する。
【0133】
この信号はフィルタ手段32で高周波成分のノイズが除去され、A/D変換器39でA/D変換された後に記憶手段42に記憶される。その際カウンタ30のカウント値に対応するアドレスに記憶され、CPU35からアドレスに対応する受光量として読み込まれる。CPU35は複数の光線入射位置を記憶手段42から読み込んだデータを元に算出し、光線回転角を求めている。ここで、実施例7で説明したように光線の特定をするには、光線間の光量を変え、受光量のピークの違いや、所定受光量より多い領域の大きさで判断すればよい。
【0134】
また光線を特定する他の方式としては、CCD41をカラー対応の素子とし、光線の色を変えれば色によって光線を特定できる他、偏光フィルタを用いて偏光角の違いで光線を特定する方法等もある。尚、複数の光線のうち特定する必要があるのは1本だけである。
【0135】
1本の光線を特定できればその他の光線位置はほぼあらかじめ決められた位置にあるのでそれぞれの光線位置が特定でき、これらの位置情報から絶対的な光線回転角を検出できる。これにより、停止時に電源を切断する省電力回路を設けた場合でも、電源切断前の光線回転角を記憶しておく必要がないため、コストダウン及び回路の省スペースがはかれる。逆に、光線の特定が出来ない構成の場合には、フラッシュメモリーや、バッテリーにバックアップされたSRAM等の不揮発性記憶手段に電源切断直前の光線回転角を記憶しておけば、絶対的な光線回転角を擬似的に出力することが出来る。
【0136】
[実施例10]
図22は第10の実施形態を示すブロック図である。同図において図19で示した要素には同符合を付している。本実施例は、選択手段を階層的に設けた例を示している。受光センサ1の全部の受光素子を一つの選択手段で選択するには配線が集中し且つ長くなるため、IC等にする場合配線が困難である。そこで受光センサ1の受光素子をいくつかの区画に分割し、この区画ごとに選択手段で選択し、更に選択結果から一つを選択するトーナメント形式にすることで、配線領域を削減するようにしたものである。
【0137】
図22において43、44、45、46はカウンタ30のカウント値に応じて入力される受光センサ1の各受光素子出力を選択する選択手段である。47は選択手段43〜46の出力からカウンタ30の出力に応じて一つを選択する選択手段である。この様に受光素子の近くに選択手段を設けるようにすれば、リング状の受光センサ1の受光素子に囲まれた円の中に選択手段等の回路を構成すれば有効にICチップ面を活用できる。
【0138】
[実施例11]
図23は第11の実施形態を示すブロック図である。図23において48は円環状に構成された受光センサの一部を示している。受光センサ48は同心円で分割された二つの区画に分割されており、48-1の外側受光センサをオフセットレベル検出用に用い、48-2の内側受光センサを光線位置検出用に用いている。
【0139】
センサー48−1,48−2はオフセットレベル検出手段の一要素を構成している。
【0140】
ここで、オフセットレベルとは、検出する光線以外の光の量をさしており、これを後述する差動増幅器50で差し引くことで光線入射位置信号のS/N比を向上させる目的で用いている。またこれは、受光センサ48の出力が小さい場合には受光センサ48周辺の電気的ノイズの除去にも効果がある。つまり、外側受光センサ48-1と内側受光素子48-2に同じようにノイズがのるとすれば、後述する差動増幅器50で差をとることでノイズをキャンセルできる。次に49は増幅器で、受光センサ48-1と受光センサ48-2のノイズ信号に対する出力感度特性の違いを補正している。
【0141】
50は差動増幅器で光線位置検出用の受光センサ48-2の出力からオフセットレベル検出用の受光センサ48-1の出力を感度補正した増幅器49の出力を差し引いている。図24は第11の実施形態の第2の例を示すブロック図である。51は受光センサで、受光センサ48が同心円で二つの区画(同心円区画)に分割されていたのに対し、受光センサ51は三つの区画に分割されている。
【0142】
51-1の外側受光センサと51-3の内周側受光センサはオフセットレベル検出用に用い、同心円区画の最低一つである51-2の受光センサ(光線入射位置検出手段)(51-1と51-3ではさまれた区画の受光センサ)は光線位置検出用に用いている。ここでオフセットレベル検出用の受光センサ51−1,51−3の受光面のトータル面積と光線入射位置検出用の受光センサ51−2の受光面のトータル面積はほぼ同じ面積になっており、受光センサ全面に均一光が入射した場合、オフセットレベル検出用の受光センサ51−1,51−3の総出力と光線入射位置検出用の受光センサ51−2の総出力が同じになり、感度補正用の増幅器の必要をなくすことが出来る。
【0143】
次に52は受光センサ51-1と受光センサ51-3の出力を加算する加算器で、差動増幅器50で入射光線位置検出用の受光センサ51-2の出力から加算器52の出力を差し引いている。図33は第11の実施形態の第3の例を示すブロック図である。53は受光センサで、受光センサ53の中の隣り合う53-1、53-2の受光素子の出力信号が差動増幅器50に接続されている。こうすることで、上記したように、S/N比が改善されると共に、2つの受光素子53-1、と53-2のどちらの受光素子の出力が大きいかを検出できる。
【0144】
尚、図23,図24,図33のブロック図には同一角度区画にある一つの受光素子区画の回路しか示さなかったが、全ての受光素子あるいは受光素子間にこの回路は設けられており、他の角度区画の回路は同じ構成なので図示及び説明を省略した。
【0145】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、回転部材の回転角の正確な検出に有利な回転角検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す光回転角検出装置を含む回転検出装置の概略構成(図2のA−A'断面)図。
【図2】図1の回転検出装置の円環状の受光素子を示す平面図。
【図3】受光手段における光軸のズレを示す説明図。
【図4】受光手段と光軸の偏心量と回転位置との関係を示す特性線図。
【図5】第2の実施形態を示す回転検出装置の断面構成図。
【図6】第2の実施形態の他の実施例を示す回転検出装置の断面構成図。
【図7】第3の実施形態の回転検出装置を示す断面構成図。
【図8】図7の回転部材を示す平面図。
【図9】第4の実施形態を示す回転検出装置の概略斜視図。
【図10】反射部の構成を示す斜視図。
【図11】反射部の3つの例を示す側面図。
【図12】受光手段と発光手段を同一平面に配置した例を示す平面図である。
【図13】全反射を利用する光学部材を示す断面図である。
【図14】屈折部の構成を示す斜視図。
【図15】屈折部の3つの例を示す側面図。
【図16】複数の三角錐形状の凹部から成る反射面を示す平面図(a)と一つの三角錐形状の凹部を示す斜視図(b)。
【図17】第5の実施形態を示す回転検出装置の概略構成図。
【図18】第6の実施形態を示す回転検出装置の概略構成図。
【図19】第7の実施形態を示す回転検出装置のブロック図。
【図20】第8の実施形態を示す回転検出装置のブロック図。
【図21】第9の実施形態を示す回転検出装置のブロック図。
【図22】第10の実施形態を示す回転検出装置のブロック図。
【図23】第11の実施形態を示す受光素子周辺回路例1。
【図24】第11の実施形態を示す受光素子周辺回路例2。
【図25】第7の実施形態の動作を説明するフローチャート1。
【図26】第7の実施形態の動作を説明するフローチャート2。
【図27】第7の実施形態の各部の信号波形をしめすタイミングチャート1。
【図28】第7の実施形態の動作を説明するフローチャート3。
【図29】第7の実施形態の動作を説明するフローチャート4。
【図30】第7の実施形態の各部の信号波形をしめすタイミングチャート2。
【図31】第7の実施形態の動作を説明するフローチャート5。
【図32】第8の実施形態の各部の信号波形をしめすタイミングチャート。
【図33】第11の実施形態を示す受光素子周辺回路例3。
【符号の説明】
1,2,48,51,53 受光手段
回転部材(回転体)
4,5,14 発光手段
6 偏心補正手段
8,9 集光手段
11 信号選別手段
15 角度領域選択手段
16 反射部
20 光源切り替え手段
21 PSD
24 全反射部材
25 屈折部
26 反射面
27 イメージセンサ
28 水晶振動子
29 水晶発振器
30,36 カウンタ
31,37,43,44,45,46,47 選択手段
32,38 フィルタ手段
33 比較手段
34 レジスタ
35 CPU
39,40 A/D変換手段
41 CCD
42 記憶手段
49 増幅器
50 差動増幅器
52 加算器

Claims (4)

  1. 発光手段と、前記発光手段た光線を2つの方向に反射させる反射部材を備えた回転部材と、前記反射部材より2つの方向に反射された光線の入射位置をそれぞれ検出する受光手段とを有し、
    記反射部材から射出して前記受光手段入射する2つの光線は、前記回転部材の回転に伴って回転し、前記受光手段によりそれぞれ検出された2つの入射位置を直線で結び、該直線と基準線との成す角度を求め、該角度を用いて前記回転部材の回転角を求める、ことを特徴とする回転検出装置。
  2. 発光手段と、前記発光手段た光線を2つの方向に回折させる回折格子を備えた回転部材と、前記回折格子により2つの方向に回折された光線の入射位置をそれぞれ検出する受光手段とを有し、
    記回折格子から射出して前記受光手段入射する2つの光線は、前記回転部材の回転に伴って回転し、前記受光手段によりそれぞれ検出された2つの入射位置を直線で結び、該直線と基準線との成す角度を求め、該角度を用いて前記回転部材の回転角を求める、ことを特徴とする回転検出装置。
  3. 発光手段と、前記発光手段た光線を2つの方向に屈折させる屈折部材を備えた回転部材と、前記屈折部材により2つの方向に屈折された光線の入射位置をそれぞれ検出する受光手段とを有し、
    記屈折部材から射出して前記受光手段入射する2つの光線は、前記回転部材の回転に伴って回転し、前記受光手段によりそれぞれ検出された2つの入射位置を直線で結び、該直線と基準線との成す角度を求め、該角度を用いて前記回転部材の回転角を求める、ことを特徴とする回転検出装置。
  4. 前記受光手段は、受光素子を含む、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の回転検出装置。
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