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JP4715529B2 - パワー半導体素子の冷却構造 - Google Patents

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Description

この発明は、一般的には、パワー半導体素子の冷却構造に関し、より特定的には、車両に搭載されたインバータに適用されるパワー半導体素子の冷却構造に関する。
従来のパワー半導体素子の冷却構造に関して、たとえば、特開2001−308232号公報には、フィンの総面積を拡大して、放熱性の向上を図ることを目的としたヒートシンクが開示されている(特許文献1)。特許文献1では、基板上に多数の薄板状フィンが並設されている。フィンの先端部には、断面形状が波打つように変化する波打ち部が形成されている。
また、特開2003−8264号公報には、半導体デバイスを小型化しても、冷却用流体の圧力損失を抑えて冷却性能を維持することを目的とした電子部品の冷却装置が開示されている(特許文献2)。特許文献2では、隔壁を介してパワーデバイスの反対側に、放熱フィンが形成されている。放熱フィンの長さは、パワーデバイスの中心部に対応する位置で最も長く、その両端部に向かうほど徐々に短くなる。
また、特開平10−200278号公報には、冷却能力を向上させ、高性能化を図ることを目的とした冷却装置が開示されている(特許文献3)。特許文献3に開示された冷却装置は、冷却風の流通方向に対して連続して屈曲した形状を有するフィンを備える。また、特開2000−111225号公報には、沸騰面積を増大して放熱性能を向上させるとともに、冷媒槽の沸騰部から蒸気冷媒を抜け易くすることを目的とした沸騰冷却装置が開示されている(特許文献4)。特許文献4では、冷媒室の内部に、相対的に大きいピッチで形成された第1の波形フィンと、相対的に小さいピッチで形成された第2の波形フィンとが配置されている。
特開2001−308232号公報 特開2003−8264号公報 特開平10−200278号公報 特開2000−111225号公報
上述の特許文献1では、フィンの表面積を拡大させ、放熱性能の向上を図るため、フィンに波打ち部が形成されている。しかしながら、冷媒が流通する通路上にフィンを配置する場合、全てのフィンを波打ち形状に形成すると、冷媒流れの圧損が著しく増大する。この場合、冷却効率が返って悪化するおそれが生じる。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、冷媒流れの圧損を小さく抑えつつ、冷却効率の向上が図られるパワー半導体素子の冷却構造を提供することである。
この発明の1つの局面に従ったパワー半導体素子の冷却構造は、搭載面に搭載された複数のパワー半導体素子と、搭載面に対向して形成され、複数のパワー半導体素子を冷却する冷媒が流通する冷媒通路と、冷媒通路に設けられ、互いに冷媒通路の経路上の異なる区間に配設された第1の部分と第2の部分とを有するフィンとを備える。第1の部分は、冷媒通路の経路に沿って冷媒の流れ方向に延在する表面から形成されている。第2の部分は、冷媒通路の経路に沿って冷媒の流れ方向に交差する方向に延在する表面を有する。第2の部分は、第1の部分より冷媒との熱伝達係数が大きくなる形態で設けられている。
このように構成されたパワー半導体素子の冷却構造によれば、フィンに第1の部分と第2の部分とを並存させることにより、冷媒流れの圧損を小さく抑えつつ、パワー半導体素子の冷却効率を向上させることができる。
また好ましくは、第2の部分は、設置面上に立設され、冷媒通路の経路に沿って波打ちながら延びるウェーブフィンから形成されている。このように構成されたパワー半導体素子の冷却構造によれば、冷媒と第2の部分との接触面積を増大させるとともに、冷媒の流れに積極的に乱流を生じさせることができる。このため、第2の部分と冷媒との熱伝達係数を、第1の部分と冷媒との熱伝達係数よりも大きくすることができる。また、フィンが第1の部分のみからなる場合と比較して、フィンを設置面上により強固に固定することができる。
この発明の別の局面に従ったパワー半導体素子の冷却構造は、搭載面に搭載された複数のパワー半導体素子と、搭載面に対向して形成され、複数のパワー半導体素子を冷却する冷媒が流通する冷媒通路と、冷媒通路に設けられ、互いに冷媒通路の経路上の異なる区間に配設された第1の部分と第2の部分とを有するフィンとを備える。第1の部分は、冷媒通路の経路に沿って冷媒の流れ方向に延在する表面から形成されている。第2の部分は、互いに間隔を隔てて立設された複数のピンフィンから形成されている。第2の部分は、第1の部分より冷媒との熱伝達係数が大きくなる形態で設けられている。
このように構成されたパワー半導体素子の冷却構造によれば、フィンに第1の部分と第2の部分とを並存させることにより、冷媒流れの圧損を小さく抑えつつ、パワー半導体素子の冷却効率を向上させることができる。
また、搭載面上には、複数のパワー半導体素子が相対的に密に配置された領域が形成されている。好ましくは、第2の部分は、その領域に対向して設けられている。このように構成されたパワー半導体素子の冷却構造によれば、より大きい発熱を伴う領域に、冷媒との熱伝達係数が大きくなる形態で設けられた第2の部分を配置する。これにより、熱に対する複数のパワー半導体素子の性能を効率良く向上させることができる。
この発明のさらに別の局面に従ったパワー半導体素子の冷却構造は、搭載面に搭載された複数のパワー半導体素子と、搭載面に対向して形成され、複数のパワー半導体素子を冷却する冷媒が流通する冷媒通路と、冷媒通路に設けられ、冷媒通路の経路に沿って冷媒の流れ方向に延在する表面から形成されたフィンと、冷媒通路の経路上に開口し、複数のパワー半導体素子のうちの一部のパワー半導体素子に向けて冷媒を噴出する冷媒供給部とを備える。
このように構成されたパワー半導体素子の冷却構造によれば、複数のパワー半導体素子のうちの一部のパワー半導体素子に向けて冷媒を噴出することにより、冷媒流れの圧損を小さく抑えつつ、パワー半導体素子の冷却効率を向上させることができる。
以上説明したように、この発明に従えば、冷媒流れの圧損を小さく抑えつつ、冷却効率の向上が図られるパワー半導体素子の冷却構造を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、HV(Hybrid Vehicle)システムの冷却系を示す斜視図である。図中に示すHVシステムの冷却系は、モータと、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関とを動力源として駆動するハイブリッド車両に搭載されている。
図1を参照して、ハイブリッド車両は、エンジン310と、駆動用のモータおよび発電用のジェネレータ(以下、モータジェネレータと称する)を内蔵するトランクアクスル330と、バッテリの直流電圧とモータジェネレータの交流電圧とを相互に変換するインバータ130と、ラジエータ350とを備える。
ラジエータ350には、互いに独立した2つの冷却水路が設けられており、そのうちの一方が、エンジン310の冷却系を構成し、他方が、HVシステムの冷却系を構成している。HVシステムの冷却系は、ラジエータ350→インバータ130→リザーバタンク320→ウォータポンプ340→トランクアクスル330→ラジエータ350を順にたどる冷却水路によって形成されている。水路内の冷却水(たとえば、エチレングリコール系のクーラント)は、ウォータポンプ340によって強制循環され、インバータ130や、トランクアクスル330に設けられたモータジェネレータを順に冷却する。冷却によって温度上昇した冷却水は、ラジエータ350を通過することによって、温度が下げられる。なお、使用される冷媒は、液体に限定されず、気体が使用されても良い。
図2は、HVシステムの主要部を示す電気回路図である。図2を参照して、HVシステム200は、モータジェネレータ110とインバータ130とに加えて、コンバータ120と、制御装置140と、コンデンサC1,C2と、電源ラインPL1〜PL3と、出力ライン220,240,260とを含む。なお、モータジェネレータ110は、実際には、主にジェネレータとして機能するモータジェネレータMG1と、主にモータとして機能するモータジェネレータMG2とから構成されているが、以降の説明を簡単にするため、1つのモータジェネレータとして示されている。
コンバータ120は、電源ラインPL1,PL3を介してバッテリBと接続されている。インバータ130は、電源ラインPL2,PL3を介してコンバータ120と接続されている。インバータ130は、出力ライン220,240,260を介してモータジェネレータ110と接続されている。バッテリBは、直流電源であって、たとえばニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の2次電池から形成されている。バッテリBは、蓄えた直流電力をコンバータ120に供給したり、コンバータ120から受け取る直流電力によって充電される。
モータジェネレータ110は、たとえば3相交流同期電動発電機であって、インバータ130から受け取る交流電力によって駆動力を発生する。モータジェネレータ110は、発電機としても使用され、減速時の発電作用(回生発電)により交流電力を発生させ、その発生した交流電力をインバータ130に供給する。
コンバータ120は、半導体モジュールから構成された上アームおよび下アームと、リアクトルLとを含む。上アームおよび下アームは、電源ラインPL2,PL3間に直列に接続されている。電源ラインPL2に接続される上アームは、パワートランジスタ(IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)Q1と、パワートランジスタQ1に逆並列に接続されるダイオードD1とからなる。電源ラインPL3に接続される下アームは、パワートランジスタQ2と、パワートランジスタQ2に逆並列に接続されるダイオードD2とからなる。リアクトルLは、電源ラインPL1と、上アームおよび下アームの接続点との間に接続されている。
コンバータ120は、バッテリBから受け取る直流電圧をリアクトルLを用いて昇圧し、その昇圧した電圧を電源ラインPL2に供給する。コンバータ120は、インバータ130から受け取る直流電圧を降圧してバッテリBを充電する。なお、コンバータ120は必ずしも設けられる必要はない。
インバータ130は、U相アーム152と、V相アーム154と、W相アーム156とを含む。U相アーム152、V相アーム154およびW相アーム156は、電源ラインPL2,PL3間に並列に接続されている。U相アーム152、V相アーム154およびW相アーム156の各々は、半導体モジュールから構成された上アームおよび下アームからなる。各相アームの上アームおよび下アームは、電源ラインPL2,PL3間に直列に接続されている。
U相アーム152の上アームは、パワートランジスタ(IGBT)Q3と、パワートランジスタQ3に逆並列に接続されるダイオードD3とからなる。U相アーム152の下アームは、パワートランジスタQ4と、パワートランジスタQ4に逆並列に接続されるダイオードD4とからなる。V相アーム154の上アームは、パワートランジスタQ5と、パワートランジスタQ5に逆並列に接続されるダイオードD5とからなる。V相アーム154の下アームは、パワートランジスタQ6と、パワートランジスタQ6に逆並列に接続されるダイオードD6とからなる。W相アーム156の上アームは、パワートランジスタQ7と、パワートランジスタQ7に逆並列に接続されるダイオードD7とからなる。W相アーム56の下アームは、パワートランジスタQ8と、パワートランジスタQ8に逆並列に接続されるダイオードD8とからなる。各相アームのパワートランジスタの接続点は、対応する出力ラインを介してモータジェネレータ110の対応する相のコイルの反中性点側に接続されている。
なお、図中では、U相アーム152からW相アーム156の上アームおよび下アームが、それぞれ、パワートランジスタとダイオードとからなる1つの半導体モジュールから構成されている場合が示されているが、複数の半導体モジュールにより構成されても良い。
インバータ130は、制御装置140からの制御信号に基づいて、電源ラインPL2から受け取る直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータ110へ出力する。インバータ130は、モータジェネレータ110によって発電された交流電圧を直流電圧に整流して電源ラインPL2に供給する。
コンデンサC1は、電源ラインPL1,PL3間に接続され、電源ラインPL1の電圧レベルを平滑化する。コンデンサC2は、電源ラインPL2,PL3間に接続され、電源ラインPL2の電圧レベルを平滑化する。
制御装置140は、モータジェネレータ110のトルク指令値、各相電流値、およびインバータ130の入力電圧に基づいて、モータジェネレータ110の各相コイル電圧を演算する。制御装置140は、その演算結果に基づいて、パワートランジスタQ3〜Q8をオン/オフするPWM信号を生成してインバータ130へ出力する。モータジェネレータ110の各相電流値は、インバータ130の各アームを構成する半導体モジュールに組込まれた電流センサによって検出される。この電流センサは、S/N比が向上するように半導体モジュール内に配設されている。制御装置140は、上述したトルク指令値およびモータ回転数に基づいてインバータ130の入力電圧を最適にするためのパワートランジスタQ1,Q2のデューティ比を演算する。制御装置140は、その結果に基づいてパワートランジスタQ1,Q2をオン/オフするPWM信号を生成してコンバータ120へ出力する。
さらに、制御装置140は、モータジェネレータ110によって発電された交流電圧を直流電圧に変換してバッテリBに充電するため、コンバータ120およびインバータ130におけるパワートランジスタQ1〜Q8のスイッチング動作を制御する。
続いて、インバータ130の冷却構造について説明を行なう。本実施の形態では、本発明によるパワー半導体素子の冷却構造がインバータ130に適用されている。図3は、図1中のインバータの冷却構造を示す平面図である。図4は、図3中のIV−IV線上に沿ったインバータの断面図である。
図3および図4を参照して、インバータ130は、搭載面21aおよび搭載面21aの反対側に面する設置面21bを有するケース体21を備える。ケース体21は、アルミダイキャスト等の鋳造工程により製造されている。ケース体21を形成する材料として、たとえば鉄やマグネシウムを用いても良い。設置面21bは、搭載面21aと同じ方向に面しても良い。
搭載面21aには、シリコングリス34を介して放熱板33が固定されている。放熱板33上には、さらに、絶縁基板32を介して複数のチップ31が固定されている。たとえば、シリコングリス34および放熱板33が設けられず、絶縁基板32が直接、搭載面21aに固定されても良い。複数のチップ31は、搭載面21a上の互いに離間した位置に設けられている。チップ31は、U相アーム152からW相アーム156の上アームおよび下アームに対応して設けられており、パワートランジスタとダイオードとからなる半導体モジュールを含む。なお、図3中では、12個のチップ31が示されており、各アームが2つのチップ31から構成されている場合について示されている。
搭載面21aには、チップ31が相対的に疎に配置された領域11および12と、チップ31が相対的に密に配置された領域13とが形成されている。領域11および12には、それぞれ、チップ31Cおよびチップ31Aが配設されており、領域13には、チップ31Bが配設されている。チップ31Aおよび31Cは、隣り合うチップ31との距離が相対的に大きく、チップ31Bは、隣り合うチップ31との距離が相対的に小さい。チップ31Bは、チップ31Aとチップ31Cとの間に配置されている。
搭載面21aには、後述のストレート部15に対向する領域11および12と、ストレート部15に対向し、領域11および12と比較してチップ31が密に配置された領域13と、後述の湾曲部16に対向する領域14とが形成されている。
領域11および12には、それぞれ、チップ31Cおよびチップ31Aが複数ずつ配設されている。領域13には、チップ31Bが複数、配設されている。それぞれの領域で互いに隣り合うチップ間の距離の平均値を求めた場合に(たとえば、領域11におけるチップ間の距離の平均値は、(L1+L2)/2)、領域13におけるチップ間の距離の平均値は、領域11および12におけるチップ間の距離の平均値よりも小さくなる。すなわち、チップ31Cおよび31Aは、隣り合うチップ間の距離が相対的に大きくなるように配設され、チップ31Bは、隣り合うチップ間の距離が相対的に小さくなるように配設されている。領域14には、チップ31Dが配設されている。
設置面21b上には、冷却水通路26が形成されている。冷却水通路26には、チップ31を冷却するための冷却水が流通する。冷却水通路26は、チップ31を搭載する搭載面21aに対向して形成されている。冷却水通路26は、冷却水が供給される供給口23と、冷却水が排出される排出口24とを有し、供給口23と排出口24との間で延びている。冷却水通路26は、搭載面21aに平行に延びている。冷却水通路26は、搭載面21aを平面的に見た場合に、チップ31の搭載位置と重なるように延びている。
冷却水通路26は、設置面21b上で蛇行しながら延びている。冷却水通路26は、設置面21b上で直線上に延びるストレート部15と、ストレート部15に接続され、設置面21b上で湾曲しながら延びる湾曲部16とを有する。供給口23から排出口24に向かう冷却水通路26の経路上に、ストレート部15と湾曲部16とが交互に設けられている。ストレート部15は、一方向に並んで複数、設けられている。複数のストレート部15は、互いに平行に延びている。複数のストレート部15は、互いに異なる方向に延びても良い。湾曲部16は、隣り合う複数のストレート部15間を接続している。湾曲部16は、延びる方向を180°変化させながら延びている。チップ31A、31Bおよび31Cは、ストレート部15に対向する位置で順に並んでいる。
供給口23を通じて冷却水通路26に供給された冷却水は、冷却水通路26の経路に沿って流れる。この間、冷却水は、ケース体21を介してチップ31と熱交換を行ない、チップ31を冷却する。チップ31との熱交換によって温度上昇した冷却水は、排出口24を通じて冷却水通路26から排出される。
図5は、図3中の冷却水通路を示す斜視図である。図3から図5を参照して、冷却水通路26には、フィン41が設けられている。フィン41は、ケース体21を介して行なわれる、チップ31と冷却水通路26に流れる冷却水との間の熱交換を促進させる。フィン41は、設置面21bから突出している。フィン41は、ケース体21に一体に形成されている。フィン41は、ケース体21とは別体に設けられ、ケース体21に固定されても良い。冷却水の流れ方向の直交平面により切断された場合のフィン41の断面形状は、図4中に示す矩形に限定されず、たとえば山形であっても良い。
フィン41は、冷却水通路26が延びる方向の直交方向に間隔を隔てて複数、形成されている。フィン41は、冷却水通路26が延びる方向に沿って延びている。複数のフィン41は、等間隔に配置されている。複数のフィン41は、異なる間隔で配置されても良い。
フィン41は、ストレートフィン部42と、ウェーブフィン部43とを有する。ストレートフィン部42とウェーブフィン部43とは、フィン41が冷却水通路26に沿って延びる区間の互いに異なる区間に配設されている。フィン41は、ストレートフィン部42とウェーブフィン部43とのみから構成されている。
ストレートフィン部42は、ストレートフィンから形成されている。すなわち、ストレートフィン部42は、冷却水通路26の経路に沿って冷却水の流れ方向に延在する表面42aから形成されている。表面42aは、平滑面により形成されている。ストレートフィン部42は、冷却水通路26の経路に平行に延びている。ストレートフィン部42は、設置面21bに接続される下端からその反対側に位置する上端まで、表面42aにより形成されている。
ウェーブフィン部43は、ウェーブフィンから形成されている。すなわち、ウェーブフィン部43は、冷却水通路26の経路に沿って冷却水の流れ方向に交差する方向に延在する表面43aを有する。表面43aは、冷却水通路26の経路に沿って凹凸を繰り返す凹凸面により形成されている。表面43aは、湾曲面により形成されている。ウェーブフィン部43は、冷却水通路26の経路に沿って波打ちながら延びている。ウェーブフィン部43は、下端から上端まで表面43aにより形成されている。冷却水通路26の経路の単位長さ当たりの表面43aの面積は、表面42aの面積よりも大きい。
ストレートフィン部42は、領域11、12および14に対向するように設けられている。ウェーブフィン部43は、領域13に対向するように設けられている。すなわち、搭載面21aを平面的に見た場合に、ストレートフィン部42は、チップ31A、31Cおよび31Dに重なるように設けられている。ウェーブフィン部43は、チップ31Bに重なるように設けられている。なお、領域14に対向する位置には、ストレートフィン部42に替えてウェーブフィン部43が設けられても良い。
図6は、冷却水とフィンとの熱伝達係数を、ウェーブフィン部およびストレートフィン部間で比較する方法を示す図である。図6(A)および図6(B)には、それぞれ、ウェーブフィン部43およびストレートフィン部42が示されている。
図6を参照して、ウェーブフィン部43は、冷却水通路26に流通する冷却水との熱伝達係数が、ストレートフィン部42よりも大きくなるように設けられている。ウェーブフィン部43の表面43a上では、冷却水の流れにより積極的に乱流が形成され、冷却水とウェーブフィン部43との熱交換が促進される。
ウェーブフィン部43およびストレートフィン部42間の熱伝達係数の大小関係は、たとえば、以下に説明する方法により測定される。
チップ31の近傍に、抵抗を含み、電流を供給することによって発熱するヒートチップ45を配置する。ヒートチップ45を発熱させ、チップ31に熱量Qを与える。一定の時間が経過した後、チップ31の温度Taと冷却水の温度Tbとを測定する。チップ31の温度Taと冷却水の温度Tbとの温度差ΔT(=Ta−Tb)を算出する。以上の測定を、ストレートフィン部42を用いた場合と、ウェーブフィン部43を用いた場合とのそれぞれで実施する。この際、チップ31に加える熱量Qや、流速、温度等の冷却水の流通条件、チップ31およびフィン41間の境界条件等、全て等しい条件のもとでそれぞれの測定を行なう。
ストレートフィン部42を用いた場合と、ウェーブフィン部43を用いた場合とで、温度差ΔTを比較する。温度差ΔTが、ストレートフィン部42を用いた場合よりもウェーブフィン部43を用いた場合の方が大きい場合に、冷却水とウェーブフィン部43との熱伝達係数が、冷却水とストレートフィン部42との熱伝達係数よりも大きいと判断される。
図7は、図3中のチップの温度を示すグラフである。図7を参照して、グラフ中では、図3中のチップ31Aから31Cの温度が示されている。線分101は、フィン41が設けられていない場合のチップ31の温度を示す。線分102は、ストレートフィン部42とウェーブフィン部43とを併用したフィン41が設けられている場合のチップ31の温度を示す。
フィン41が設けられていない場合、領域13に配置されたチップ31Bの温度は、周りに配置されたチップ31の温度の影響を大きく受けるため、相対的に高くなり、領域11および12に配置されたチップ31Cおよび31Aの温度は、周りに配置されたチップ31の温度の影響をあまり受けないため、相対的に低くなる。
本実施の形態では、ストレートフィン部42とウェーブフィン部43とを併用したフィン41を設けることによって、チップ31Bの冷却効率を優先的に改善する。これにより、チップ31Aおよび31Cと比較して、チップ31Bの温度を大幅に低減させることができる。熱に対するインバータ130の性能は、温度が最も高くなるチップ31により決定されるため、インバータ130の性能を効果的に向上させることができる。
仮にフィン41をウェーブフィン部43のみから形成した場合、チップ31Aから31Cの温度を一様に低減することができる。しかしながら、冷却水流れは、ウェーブフィン部43によって妨げられるため、冷却水流れの圧損が増大するおそれが生じる。これに対して、本実施の形態では、ストレートフィン部42とウェーブフィン部43とを併用するため、冷却水流れの圧損の増大を最小限に抑えることができる。
この発明の実施の形態1におけるパワー半導体素子の冷却構造は、搭載面21aに搭載された複数のパワー半導体素子としてのチップ31と、搭載面21aに対向して形成され、チップ31を冷却する冷媒としての冷却水が流通する冷媒通路としての冷却水通路26と、冷却水通路26に設けられたフィン41とを備える。フィン41は、互いに冷却水通路26の経路上の異なる区間に配設された第1の部分としてのストレートフィン部42と第2の部分としてのウェーブフィン部43とを有する。ストレートフィン部42は、冷却水通路26の経路に沿って冷却水の流れ方向に延在する表面42aから形成されている。ウェーブフィン部43は、冷却水通路26の経路に沿って冷却水の流れ方向に交差する方向に延在する表面43aを有する。ウェーブフィン部43は、ストレートフィン部42より冷却水との熱伝達係数が大きくなる形態で設けられている。
このように構成された、この発明の実施の形態1におけるパワー半導体素子の冷却構造によれば、比較的温度が高くなるチップ31の冷却効率を優先的に改善しつつ、冷却水流量の確保を図ることで、インバータ130の冷却性能を効果的に向上させることができる。これにより、インバータ130の小型化を図り、ハイブリッド車両に対するインバータ130の搭載性を向上させることができる。また、ウォータポンプ340で消費される電力を抑え、ハイブリッド車両の燃費を向上させたり、ウォータポンプ340で発生するノイズや振動(NV:Noise and Vibration)を低減することができる。
図8は、図5中のフィンの変形例を示す冷却水通路の斜視図である。図8を参照して、図5中のウェーブフィン部43が一定の厚みを有するのに対して、本変形例では、ウェーブフィン部43が、冷却水通路26の経路に沿って繰り返し厚みを増減させながら延びている。
また、別の変形例として、フィン41は、ストレートフィン部42と、ウェーブフィン部43に替えて、冷却水通路26の経路に沿ってジグザグ状に延びる屈曲フィン部とを有しても良い。これらの変形例によっても、上述の効果を同様に得ることができる。
また、ウェーブフィン部43が設けられる位置は、チップ31の発熱が最も大きくなる領域13に限定されず、他の領域であっても良い。
図9は、チップの温度のばらつきを示すグラフである。図9を参照して、グラフ中では、相対的に大きい発熱を伴うチップ31Xと、相対的に小さい発熱を伴うチップ31Yとが想定されている。図9(A)は、フィン41が設けられていない場合のチップの温度のばらつきを示す。図9(B)は、ストレートフィン部42がチップXに対向して設けられ、ウェーブフィン部43がチップ31Yに対向して設けられた場合のチップの温度のばらつきを示す。チップ31Xおよび31Yには、それぞれ、温度のばらつき71および72が存在する。
チップ31の温度情報に基づいてインバータ130に対する負荷を抑える制御を、チップ31の温度検出箇所を少なく抑えて実施しようとすると、相対的に大きい発熱を伴うチップ31Xの温度をセンシングする必要がある。
しかしながら、図9(A)中のフィン41が設けられていない場合、ばらつき71とばらつき72とがオーバラップする温度領域73が存在すると、ばらつき71の下限温度T1よりも小さい、ばらつき72の下限温度T2で、インバータ130への負荷を抑えなければならない。これに対して、ウェーブフィン部43をチップ31Yに対向して設け、チップ31Yの冷却効率を優先的に改善させることにより、温度領域73を存在させないようにばらつき71および72を設定することが可能になる。このとき、ばらつき71の下限温度T3でインバータ130への負荷を抑えることができる。
(実施の形態2)
図10は、この発明の実施の形態2におけるパワー半導体素子の冷却構造を示す斜視図である。図10は、実施の形態1における図5に対応する図である。本実施の形態におけるパワー半導体素子の冷却構造は、実施の形態1におけるパワー半導体素子の冷却構造と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図10を参照して、本実施の形態では、フィン41は、ストレートフィン部42と、図5中のウェーブフィン部43に替えて設けられたピンフィン部51とを備える。ピンフィン部51は、設置面21bから冷却水通路26に向けて突出する複数のピンフィンから形成されている。複数のピンフィンは、互いに間隔を隔てて配置されている。複数のピンフィンは、等間隔に配置されている。複数のピンフィンは、冷却水の流れ方向において千鳥状に配置されている。複数のピンフィンは、マトリクス状に配置されても良い。
ピンフィン部51は、冷却水通路26に流通する冷却水との熱伝達係数が、ストレートフィン部42よりも大きくなるように設けられている。冷却水通路26を流通する冷却水がピンフィン部51に衝突することによって、冷却水の流れにより積極的に乱流が形成され、冷却水とピンフィン部51との間の熱交換が促進される。
この発明の実施の形態2におけるパワー半導体素子の冷却構造では、第2の部分としてのピンフィン部51が、互いに間隔を隔てて立設された複数のピンフィンから形成されている。
このように構成された、この発明の実施の形態2におけるパワー半導体素子の冷却構造によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に得ることができる。
(実施の形態3)
図11は、この発明の実施の形態3におけるパワー半導体素子の冷却構造を示す平面図である。図11は、実施の形態1における図3に対応する図である。図12は、図11中のXII−XII線上に沿った冷却水通路の断面図である。本実施の形態におけるパワー半導体素子の冷却構造は、実施の形態1におけるパワー半導体素子の冷却構造と比較して、部分的に同様の構造を備える。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図11および図12を参照して、本実施の形態では、冷却水通路26が、複数のストレート部15を有する。複数のチップ31が、ストレート部15に対向する位置に並んでいる。チップ31が相対的に密に配置された領域13には、チップ31D、31Eおよび31Fが配設されており、チップ31が相対的に疎に配置された領域12には、その他のチップ31が配設されている。チップ31D、31Eおよび31Fは、それぞれ、ストレート部15に対向して並ぶ複数のチップ31の中央部に配置されている。
本実施の形態では、フィン41は、ストレートフィン部42から構成されている。フィン41は、領域12に対向するように設けられている。すなわち、搭載面21aを平面的に見た場合に、フィン41は、チップ31D、31Eおよび31Fを除いた残りのチップ31に重なるように設けられている。
冷却水通路26に向けて冷却水を供給する供給口23は、冷却水通路26の経路上に開口している。供給口23は、チップ31D、31Eおよび31Fに向い合って開口している。供給口23から冷却水通路26に供給された冷却水は、チップ31D、31Eおよび31Fに向けて噴出される。
このような構成により、チップ31D、31Eおよび31Fの冷却効率が、他のチップ31の冷却効率よりも優先的に改善される。また、全てのチップ31に向けて冷却水を噴出するように供給口23を設ける場合と比較して、冷却水流れの圧損を小さく抑えることができる。
この発明の実施の形態3におけるパワー半導体素子の冷却構造は、搭載面21aに搭載された複数のパワー半導体素子としてのチップ31と、搭載面21aに対向して形成され、チップ31を冷却する冷媒としての冷却水が流通する冷媒通路としての冷却水通路26と、冷却水通路26に設けられ、冷却水通路26の経路に沿って冷却水の流れ方向に延在する表面42aから形成されたフィン41と、冷却水通路26の経路上に開口し、複数のチップ31のうちの一部のチップ31としてのチップ31D、31Eおよび31Fに向けて冷却水を噴出する冷媒供給部としての供給口23とを備える。
このように構成された、この発明の実施の形態3におけるパワー半導体素子の冷却構造によれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を得ることができる。
なお、実施の形態1から3に説明したパワー半導体素子の冷却構造を適宜、組み合わせて、別の冷却構造を構成しても良い。以下、その一例について説明を行なう。
図13は、複数の実施の形態が組み合わされて構成されたインバータの冷却構造を示す断面図である。図13を参照して、この例では、ケース体21によって、冷却水通路26pおよび26qが互いに対向して形成されている。冷却水通路26pに対して冷却水通路26qの反対側と、冷却水通路26qに対して冷却水通路26pの反対側との双方に、チップ31が配設されている。
冷却水通路26pと冷却水通路26qとは、供給口23を通じて連通している。供給口23は、チップ31と向い合うように冷却水通路26qに開口している。冷却水通路26pは、冷却水流れの上流側に配置され、冷却水通路26qは、冷却水流れの下流側に配置されている。すなわち、冷却水通路26pを流通する冷却水は、供給口23を通って冷却水通路26qに供給される。
冷却水通路26pには、実施の形態1におけるストレートフィン部42とウェーブフィン部43とからなるフィン41が配設されている。冷却水通路26pには、実施の形態2におけるストレートフィン部42とピンフィン部51とからなるフィン41が配設されても良い。冷却水通路26qには、実施の形態3におけるストレートフィン部42からなるフィン41が配設されている。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
HVシステムの冷却系を示す斜視図である。 HVシステムの主要部を示す電気回路図である。 図1中のインバータの冷却構造を示す平面図である。 図3中のIV−IV線上に沿ったインバータの断面図である。 図3中の冷却水通路を示す斜視図である。 冷却水とフィンとの熱伝達係数を、ウェーブフィン部およびストレートフィン部間で比較する方法を示す図である。 図3中のチップの温度を示すグラフである。 図5中のフィンの変形例を示す冷却水通路の斜視図である。 チップの温度のばらつきを示すグラフである。 この発明の実施の形態2におけるパワー半導体素子の冷却構造を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3におけるパワー半導体素子の冷却構造を示す平面図である。 図11中のXII−XII線上に沿った冷却水通路の断面図である。 複数の実施の形態が組み合わされて構成されたインバータの冷却構造を示す断面図である。
符号の説明
11,12,13,14 領域、21a 搭載面、23 供給口、26,26p,26q 冷却水通路、31,31A〜31F チップ、41 フィン、42 ストレートフィン部、42a,43a 表面、43 ウェーブフィン部、51 ピンフィン部、130 インバータ。

Claims (3)

  1. 搭載面に搭載された複数のパワー半導体素子と、
    前記搭載面に対向して形成され、前記複数のパワー半導体素子を冷却する冷媒が流通する冷媒通路と、
    前記冷媒通路に設けられ、互いに前記冷媒通路の経路上の異なる区間に配設された第1の部分と第2の部分とを有するフィンとを備え、
    前記第1の部分は、前記冷媒通路の経路に沿って冷媒の流れ方向に延在する表面から形成されており、
    前記第2の部分は、前記冷媒通路の経路に沿って冷媒の流れ方向に交差する方向に延在する表面を有し、前記第1の部分より冷媒との熱伝達係数が大きくなる形態で設けられ
    前記冷媒通路は、直線状に延びるストレート部と、前記ストレート部に接続され、湾曲しながら延びる湾曲部とを有し、
    前記搭載面上には、前記ストレート部に対向する第1領域と、前記ストレート部に対向し、前記第1領域よりも前記複数のパワー半導体素子が密に配置された第2領域と、前記湾曲部に対向する第3領域とが形成され、
    前記第1の部分は、前記第1領域および前記第3領域に対向して設けられ、前記第2の部分は、前記第2領域に対向して設けられている、パワー半導体素子の冷却構造。
  2. 前記第2の部分は、設置面上に立設され、前記冷媒通路の経路に沿って波打ちながら延びるウェーブフィンから形成されている、請求項1に記載のパワー半導体素子の冷却構造。
  3. 搭載面に搭載された複数のパワー半導体素子と、
    前記搭載面に対向して形成され、前記複数のパワー半導体素子を冷却する冷媒が流通する冷媒通路と、
    前記冷媒通路に設けられ、互いに前記冷媒通路の経路上の異なる区間に配設された第1の部分と第2の部分とを有するフィンとを備え、
    前記第1の部分は、前記冷媒通路の経路に沿って冷媒の流れ方向に延在する表面から形成されており、
    前記第2の部分は、互いに間隔を隔てて立設された複数のピンフィンから形成され、前記第1の部分より冷媒との熱伝達係数が大きくなる形態で設けられ
    前記冷媒通路は、直線状に延びるストレート部と、前記ストレート部に接続され、湾曲しながら延びる湾曲部とを有し、
    前記搭載面上には、前記ストレート部に対向する第1領域と、前記ストレート部に対向し、前記第1領域よりも前記複数のパワー半導体素子が密に配置された第2領域と、前記湾曲部に対向する第3領域とが形成され、
    前記第1の部分は、前記第1領域および前記第3領域に対向して設けられ、前記第2の部分は、前記第2領域に対向して設けられている、パワー半導体素子の冷却構造。
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