JP4709586B2 - 物品配送仕分けシステム - Google Patents
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Description
以下、この発明の実施の形態1に係る物品配送仕分けシステムの全体構成図である図1について説明する。
なお、図1の上段(A)では物品配送仕分けシステムの上面全体図が示されていて、下段(B)では側面図が示されている。
図1(A)において、物品投入コンベア10は、図示しない一対のループチェーンによって構成されたフリーフロー形式のコンベアであって、一対のループチェーンに橋渡載置された出荷パレットは図の上部から下部へ向かう方向に移送されるようになっている。
但し、図示しないストッパ機構によって搭載出荷パレットが停止された場合には、出荷パレットとループチェーンとの間でスリップが発生し、ループチェーン自体は連続的に循環動作するようになっている。
物品投入コンベア10の上流部に設けられた空きパレット供給装置11は、後述の配送仕分け制御装置(配送仕分け制御手段)100からの指令によって空きパレット12を物品投入コンベア10に自動的に搭載するようになっている。
なお、投入物品の全体量が少なく、複数品種の投入物品が設置される場合であっても、出荷パレットに対する物品投入は1品種単位で行なわれ、複数品種のものを同時に出荷パレットに投入することは無い。
物品投入ステーション14は物品投入コンベア10の下流部に設けられ、出荷パレットが到来すると図示しないストッパ機構が作動して出荷パレットの移動を一時的に停止し、到来停止した出荷パレットに対してオペレータ15が投入物品置場13に納入された物品を所定個数分だけ取出して投入するようになっている。
なお、現在取り扱っている物品名に対応した物品識別コード情報は、オペレータ15の操作により、後述の第3の情報端末103を介して、予め配送仕分け制御装置100に入力されており、到来した出荷パレットに対する投入個数は後述の第1の情報端末であるモニタ表示装置101に表示されるようになっている。
出荷パレットに投入された物品の個数は、図10で詳細に後述するとおり、第1の重量センサ106a又は第2の重量センサ106bによって計量され、指示された適切な個数の投入が行なわれていれば、図示しない起動スイッチを押すことによって出荷パレットの移動が開始する。
下降リフト16の上端又は下端部分には第2の情報端末102が設けられていて、バーコードラベル或いはIDタグ素子等を用いて出荷パレットに対して向先識別コード情報が貼付または付加されるようになっている。
中継コンベア17は図の下方から上方に移動するフリーフローコンベアとなっている。また、中継コンベア17と直交して4つの搬送コンベア20,30,40,50が設けられている。
下降リフト16から中継コンベア17に移送された出荷パレットは後述の搬送コンベア20,30,40,50に分岐移送され、分岐移送された出荷パレットの一部は後述の段積みスタッカ70に格納され、他の一部は時をおいて再び呼出されて中継コンベア17を経由して後述の滞留スタッカ80に格納されるようになっている。
なお、後述する段積みスタッカ70は搬送コンベア20,30,40,50の上部に中2階構造で立体設置されている。また、後述する滞留スタッカ80は物品投入コンベア10の上流端に設置され、滞留スタッカ80から先入れ先出しされた仕掛出荷パレットは物品投入コンベア10によって移送され、第4の情報端末104によって向先識別コード情報が読取られてから物品投入ステーション14に供給されるようになっている。
搬送コンベア20は、ほぼ中央部分で、上流部分と下流部分に分割されていて、往路上流部分20aと往路下流部分20bと、復路上流部分20cと復路下流部分20dとによって構成されている。
搬送コンベア20の各部分は一対のループチェーン21,22や27,28によって構成されたフリーフロー形式のコンベアであって、一対のループチェーンに橋渡載置された往路出荷パレットは図の右側から左側へ移送され、復路出荷パレットは図の左側から右側へ移送されるようになっている。
分岐移載機構23Aは出荷パレットを中継コンベア17から搬送コンベア20の往路上流部分20aの上流端に分岐移送する機構となっている。
復路循環機構23Bは出荷パレットを搬送コンベア20の復路下流部分20dの下流端から往路上流部分20aの上流端に還流させる循環移送機構となっている。
分岐返送機構23Cは出荷パレットを搬送コンベア20の復路下流部分20dの下流端から中継コンベア17へ移送する返送機構となっている。
また、往路下流部分20bの下流端には分岐搬出機構25Aと往路循環機構25Bとが設けられ、分岐搬出機構25Aは往路下流部分20bの下流端部に段積みされていた出荷パレットを段積み単位で一括して出荷ステーション26へ搬出する機構となっている。
また、往路循環機構25Bは出荷パレットを往路下流部分20bから復路上流部分20cへ循環移送する機構となっている。
後述する通り、段積みスタッカ70は下部から順次出荷パレットを段積みし、段積みされた出荷パレットを下部から段ばらしして後入れ先出しする構造の蓄積機構となっていて、往路下流端の例えば4個の段積みスタッカ70A,70B,70C,70Dは出荷編成スタッカとして占有されている。
なお、向先が同一である出荷パレットは一つの段積みスタッカ70に段積みされ、このような出荷パレットが多数ある場合には複数の段積み単位のものが専属スタッカとして使用されることになる。
しかし、必要とされる出荷パレットが少ない小口向先が多数ある場合には、一つの段積み単位の中で複数の向先のものが順不同で混合格納されることもある。
出荷編成スタッカ70A,70B,70C,70Dは専属スタッカ又は混合スタッカから段ばらしして搬送コンベア20で移送された出荷パレットを向先別に選択して所定制限高さに再度段積みしたものとなっている。
搬送コンベア30,40,50の場合も同様であり、往路下流端部にはそれぞれ出荷編成スタッカ70A,70B,70C,70Dが設けられ、その入口には第5の情報端末l05が設置されている(図1(A))。
配送仕分け制御装置100には図示しないホストコンピュータから向先別の注文情報が入力され、投入物品置場13には配送仕分けを行なう物品が順次納入されるようになっている。
空きパレット供給装置11には、バーコードラベルが貼付されている場合に当該バーコードラベルを剥したり、あるいは、IDタグ素子が付属されている出荷パレットである場合に当該IDタグ素子の内容を消去したりして、再利用される空きパレットが大量に投入されている。
配送仕分け制御装置100は予め向先別に段積みスタッカ70の設置位置に対応したスタッカ番号の割付を行うが、注文量の多い向先には多くの専属スタッカが割り付けられ、注文量の少ない向先には複数の向先に対して一つの混合スタッカが割り付けられるようになっている。
但し、段積みスタッカ70の台数に十分余裕がある場合には、注文量の少ない向先であっても一つの段積みスタッカを専属させることもできるものである。
次に、第1の情報端末であるモニタ表示装置101の近くに設けられた運転開始ボタンスイッチを押すと、空きパレット供給装置11から供給された空き出荷パレット12が物品投入コンベア10によって移送されて物品投入ステーション14に到来停止する。
ここでオペレータ15はモニタ表示装置101に示された投入個数分の物品を投入物品置場13から取出して目前の出荷パレットに投入する。
その結果、第1の重量センサl06aが適量判定を行なった後に、移動開始指令スイッチを操作することによって出荷パレットは物品投入ステーション14から送り出されることになる。
オペレータ15が物品投入を行なっている間に、次の空き出荷パレット12が供給され、物品投入ステーション14の直前で、図示しないストッパ機構によって停止および待機しており、物品投入ステーション14が空くと自動的に次の出荷パレットが送り込まれてくる。
この内、完載出荷パレットと混載完了出荷パレットとは、中継コンベア17から搬送コンベア20又は30又は40又は50を介して搬送され、定められたスタッカ番号の段積みスタッカ70に格納される。
しかし、混載仕掛出荷パレットではあっても、ここ当分は混載物品投入の予定がない出荷パレットについては、搬送コンベアの渋滞をさけるために仮置出荷パレットとして段積みスタッカ70の最下段に仮格納され、物品投入を行なうときに改めて搬送コンベア上に搭載されるようになっている。
滞留スタッカ80では先入れ先出しの原則で先着出荷パレットを物品投入コンベア10に順次搬出移送するが、物品投入コンベア10が渋滞しているときには搬出移送を待機している。
物品投入コンベア10が渋滞状態であって、滞留スタッカ80からの搬出が停止しているときであっても、滞留スタッカ80に対する出荷パレットの搬入は引き続いて実行されており、遠路から搬送コンベアで運ばれてくる仕掛出荷パレットの到着遅れが生じないようになっている。
なお、物品投入ステーション14に投入される仕掛出荷パレットは例えばバーコードリーダである第4の情報端末によって向先識別コード情報が読取られて配送仕分け制御装置100に入力されるようになっている。
出荷編成スタッカ70A,70B,70C,70Dにおける再編成としては、たとえば複数の向先の出荷パレットを順不同で格納した混合スタッカ70内の出荷パレットを順次段ばらしして搬送コンベア上に循環流動させ、続いて循環流動している各種向先の出荷パレットのなかから特定向先の出荷パレットのみを抽出して出荷編成スタッカの一つに順次段積みするものである。
このようにして一つの出荷編成スタッカに複数の向先の出荷パレットを向先別に整理して段積みしたり、向先の異なる出荷パレットは別の出荷編成スタッカに格納するようにすることができる。
段積みされた出荷編成スタッカは出口に近いものから順に、段積み単位で一斉に出荷ステーション26,36,46,56へ搬出される。
前記物品投入コンベア10の上流位置には出荷パレットを新規に供給する空きパレット供給装置11と、物品投入が引き続いて行なわれる仕掛出荷パレットが蓄積される滞留スタッカ80とが設けられていていると共に、下流位置には投入物品置場13に隣接して注文情報に基づく品種と量の物品の投入を行なうための物品投入ステーション14とが設けられている。
前記搬送コンベア20,30,40,50は前記物品投入コンベア10から供給された出荷パレットを循環移送すると共に、呼び出し要求された出荷パレットを前記滞留スタッカ80へ返送するものであって、搬送コンベア20,30,40,50の上部には物品投入が完了した完載出荷パレット、又は物品投入が完了していない仮置出荷パレットを配送向先別に格納する段積みスタッカ70が設けられている。
前記段積みスタッカ70は前記搬送コンベア20,30,40,50で移送されてきた前記完載出荷パレット又は仮置出荷パレットを格納する段積み機能と、格納された出荷パレットを前記搬送コンベアに再投入する段ばらし機能とを備えた先入れ先出し構造の蓄積機構であり、前記搬送コンベア20,30,40,50は前記段積みスタッカ70に格納された完載出荷パレットを前記出荷ステーション26,36,46,56へ移送するようになっている。
前記中継コンベア17は前記複数の搬送コンベア20,30,40,50の復路下流端から分岐返送機構23C,33C,43C,53Cを介して供給された仕掛出荷パレットを前記滞留スタッカ80に供給すると共に、前記物品投入コンベア10から供給され、出荷パレットを分岐移載機構23A,33A,43A,53Aを介して前記複数の搬送コンベア20,30,40,50の往路上流端に供給するコンベアとなっている。
従って、滞留コンベア80は中継コンベア17の下流に設置され、設置台数が節約できると共に、物品投入作業中において引き続いて物品投入が行なわれる出荷パレットを次々に搬送コンベア20,30,40,50から呼出待機させることができる特徴がある。
従って、物品投入コンベア10の高さは物品投入作業が容易な所定の高さとし、搬送コンベア20,30,40,50の設置高さを低くして段積みスタッカ70の格納段数を増加させることができると共に、下降リフト16は1箇所だけ設置すればよい特徴がある。
前記出荷編成スタッカ70A,70B,70C,70Dは前記専属スタッカ又は混合スタッカから段ばらしされて前記搬送コンベア20,30,40,50によって移送された完載出荷パレットを出荷輸送単位で段積み再編扉して所定高さに制限されて段積みされる段積みスタッカとなっている。
前記搬送コンベア20,30,40,50は前記出荷編成スタッカ70A,70B,70C,70Dを段積み単位で一括移送して出荷ステーション26,36,46,56に移送する分岐搬出機構25A,35A,45A,55Aを備えている。
従って、完載出荷パレットを出荷ステーション26,36,46,56に移送した後に段積みを行なう必要がなく、搬送コンベア20,30,40,50を利用して出荷編成を行なって、段積み単位で出荷ステーション26,36,46,56へ移送することができる特徴がある。
従って、出荷編成スタッカ70A,70B,70C,70Dを構成するために段積みスタッカ70の段ばらしと段積み移送を行なったり、搬送コンベア20,30,40,50上に流動している仕掛出荷パレットや段積みスタッカ70に仮置された仮億出荷パレットを物品投入コンベア10へ移送するときに早道ルートを選択して移送能率を高めることができる特徴がある。
以下、この発明の実施の形態2に係る物品仕分けシステムにおけるストッパ機構の詳細図である図2について説明する。
なお、実施の形態2における全体システム構成は図1のものと同様であるため、図1を参照することとし、ここではその説明を省略する。また、以下の説明においては、図1と同一部分又は相当部分は同一符号で示している。
図2において、ストッパ機構60は搬送コンベア20,30,40,50や中継コンベア17や物品投入コンベア10の各所において、移送される出荷パレットの下部位置に固定設置されて出荷パレットを停止させるためのものである。
可動ストッパ61は回動軸62によって回動可能に軸承されているのに対し、可動ストッパ61の背面には静止ストッパ63が設けられている。
可動ストッパ61の軸承下部にはダンパ機構64が設けられ、図示しない出荷パレットが可動ストッパ61の前面(図2の右側)に当接したときに、可動ストッパ61が反時計方向に回動して衝撃を吸収するようになっている。
昇降制御機構65は例えばエアシリンダによって構成され、可動ストッパ61、静止ストッパ63、ダンパ機構64の全体を一体として昇降させ、上昇状態において出荷パレットが停止され、下降状態では出荷パレットはストッパ機構60の上部を左方向へ通過するようになっている。
図3(A)は底面周壁部68が下降位置にあるストッパ機構60を通過して、ストッパ機構60はまだ下降位置にある状態を示しており、この状態でストッパ機構60を昇降制御機構65によって上昇させるとやがて図3(B)で示すように出荷パレット66の底面周壁部67が可動ストッパ61の前面部に当接する。
その後、可動ストッパ61はダンパ機構64によって衝撃吸収されながら回動軸62を中心にして反時計方向に回動し、やがて図3(C)で示すように可動ストッパ61の背面が静止ストッパ63に当接して出荷パレット66が停止する。
出荷パレット66の停止状態であってもフリーフローコンベア21,22は連続動作していて、出荷パレット66は接触摩擦抵抗によって依然として左移送方向の推力を持っているので、可動ストッパ61に対してダンパ機構64の復元力が作用していても図3(C)の状態が維持されている。
その後、ストッパ機構60は昇降制御機構65によって下降して、その他の出荷パレットが自由に通過できる状態となる。
しかし、段積みされていた出荷パレット66を再び搬送コンベア上に搭載するときには、再びストッパ機構60が上昇し、図3(E)で示すように下降した出荷パレットの底面周壁部67が可動ストッパ61の背面と静止ストッパ63との間に嵌入するようになっており、出荷パレットが確実に搬送コンベア上に搭載されてからストッパ機構60が下降し、この時点で出荷パレットの移動が開始するようになっている。
なお、図4において、図4(B)、(C)、(D)は、搬送コンベア20の往路上流部分20aの断面図であり、図4(A)は側面図となっている。
一対の固定支持台71A,71Bの内側上面には図4(C)で示したとおりフリーフローコンベアとなる一対のループチェーン21,22が、図面の紙面の裏面方向から表面方向に移動するようになっている。
一対の固定支持台71A,71Bの外側上部には図4(B)で示したとおり一対の棚板機構72A,72Bが回動可能に軸承されていて、この棚板機構72A,72Bは開閉駆動機構73A,73Bによって、図4(B)のような棚板有効位置と図4(C)のような棚板退避位置に切換えできるようになっている。
例えばエアシリンダである昇降駆動機構74は昇降台75を図4(B)の位置から図4(C)の位置まで昇降することができるようになっている。
なお、各出荷パレットには図4(A)で示すように側壁切欠部77が設けられている。
図3(B)において、出荷パレット66が到来して図3(C)で示すようにストッパ機構60によって停止すると、昇降台75が上昇開始し、やがて出荷パレット66が出荷パレット76を僅かに持上げた時点で開閉駆動機構73A,73Bによって棚板機構72A,72Bが退避位置に移動し、昇降台75は更に上昇して図4(C)の最高位置に到達する。
この状態で開閉駆動機構73A,73Bによって棚板機構72A,72Bが有効位置に復帰駆動され、続いて昇降台75が下降すると図4(D)で示したように出荷パレット66,76が共に棚板機構72A,72Bの上面で棚受け保持されて、昇降台75のみが最低位置まで下降することによって段積み動作が完了する。
なお、図5(B)において、棚板機構72A,72Bは有効位置に復帰しているが、この状態では棚板機構72A,72Bは、図4(A)で示した側壁切欠部77に挿入された状態となっている。
前記搬送コンベア20,30,40,50は前記物品投入コンベア10から供給された出荷パレットを循環移送すると共に、呼び出し要求された出荷パレットを前記滞留スタッカ80へ供給するものであって、搬送コンベア20,30,40,50の上部には物品投入が完了した完載出荷パレット、又は物品投入が完了していない仮置出荷パレットを配送向先別に格納する段積みスタッカ70が設けられている。
前記ストッパ機構60はダンパ機構64によって衝撃吸収される可動ストッパ61と該可動ストッパ61の背面に設けられた静止ストッバ63と、前記可動ストッパ61と静止ストッパ63とを一体として昇降させる昇降制御機構65とを備えていると共に、前記出荷パレットの底面には前記ストッパ機構60の上昇位置において前記可動ストッパ61に当接する底面周壁部67が設けられている。
前記昇降制御機構65は常時は下降位置にあり、前記段積みスタッカ70に段積みするべき出荷パレットが到来する直前に上昇駆動されることによって当該出荷パレットの底面周壁部67を可動ストッパ61に当接して静止させ、静止された出荷パレットが段積みされたことによって下降復帰するものである。
また、前記段積みスタッカ70の段ばらしによって段積みスタッカ70に段積みされていた出荷パレットを再度前記搬送コンベア20,30,40,50に搭載するときには、予め前記ストッパ機構60が上昇駆動されていて、下降した出荷パレットの底面周壁部67は前記静止ストッパ63と可動ストッパ61との間に嵌入し、前記ストッパ機構60が再度下降したことによって出荷パレットの移送が開始するようになっている。
従って、出荷パレットの底面周壁部67の当たり面は段積み段階では圧縮位置にある可動ストッパ61の当たり面となり、段ばらし段階では復帰位置にある可動ストッパ61の背面に位置することにより、ダンパ機構64の復帰動作の影響を受けずに同じ位置になり、搬送コンベア上の取出し,搭載位置にずれが発生しない特徴がある。
前記昇降駆動機構74は前記一対のフリーフローコンベア21,22、27,28の中間部に配置されて、昇降台75を段積み1段分の寸法を超える所定寸法だけ昇降駆動するものとなっている。
前記一対の棚板機構72A,72Bは前記搬送コンベア20,30,40,50の進路と直交した位置にあって、前記昇降駆動機構74の昇降寸法よりも低い位置に設置されていて、段積みされた前記出荷パレットの底面側部78A,78Bを棚受けすることによって落下を防止する可動機構となっている。
前記開閉駆動機構73A,73Bは出荷パレットの段積み動作を行うときには、新規に段積みされる出荷パレットが前記昇降台75によって押し上げ移動し、やがて既存段積み出荷パレットと重なって更に上昇移動した段階で前記棚板機構72A,72Bを後退退避させ、段積み出荷パレット全体が更に上昇した段階で前記棚板機構72A,72Bを有効復帰させ、前記昇降台75が下降すると段積み出荷パレットの全体が取り残されて前記棚板機構72A,72Bによって棚受けされる棚板駆動機構となっている。
従って、段積みスタッカ70と搬送コンベア20,30,40,50を立体配置して設置面積を削減できると共に、段済みスタッカ70の下部では搬送コンベア20,30,40,50が自由に動作して、出荷パレットを一個単位で移送することができる特徴がある。
また、完載出荷パレットに比べて後入れされた仮置出荷パレットを容易に先出しすることができる特徴がある。
以下、この発明の実施の形態3となる物品仕分けシステムにおける滞留スタッカの構成側面図である図6と上面図である図7について説明する。
なお、実施の形態3における全体システム構成は図1のものと同様であるため、図1を参照することとし、また、以下の説明においては、同一部分又は相当部分は同一符号で示している。
図6において、滞留スタッカ80は上昇コンベア部分と下降コンベア部分と段ばらしアンスタッカ部分とによって構成されている。
上昇コンベアを構成する一対の駆動ベルト81A,81Bは例えば歯型周面を有するタイミングベルトが使用され、一対の駆動プーリ82A,82Bを介して図7で示された上昇駆動モータ84A,84Bによって上昇駆動されるようになっている。
駆動ベルト81A,81Bには一定間隔で固定棚板83A,83Bが固定されていて、各固定棚板83A,83Bは駆動ベルト81A,81Bによって一定方向に周回するようになっている。
出荷パレット86は搬入駆動モータ88によって駆動される搬入コンベア87によって中継コンベア17の下流端から一対の固定棚板83A,83B上に橋渡し載置されるようになっている。
駆動ベルト91A,91Bには一定間隔で可動棚板93A,93Bが固定されていて、各可動棚板93A,93Bは駆動ベルト91A,91Bによって一定方向に周回するようになっている。
上昇コンベアで上端部まで上昇移動した出荷パレット86は転送機構85,95によって駆動されて下降コンベアの上端部に移動して、可動棚板93A,93Bに橋渡載置されて下降し、やがて一対の棚板機構96A,96B上に載置されるようになっている。
一対の可動棚板93A,93Bは同様の動作を行うものであって、代表として可動棚板93Aの動作を図8によって説明する。
可動棚板93Aは駆動ベルト91Aに対して回動可能となるように軸承されていると共に、後退ばね機構98Aが設けられていて、常時は可動棚板93Aと駆動ベルト91Aは略平行状態となる後退位置に付勢されている。
また、駆動ベルト91Aの上端部には接触カム軸99Aが静止設置されていて、可動棚板93Aが接触カム軸99Aの位置を通過するときには可動棚板93Aの端面が接触カム軸99Aのカム面に接触して、駆動ベルト91Aの下降に伴って図8(A)から図8(B)へと徐々に可動棚板93Aが棚受け有効位置へ回動し、やがて図8(C)で示すとおり出荷パレット86が橋渡し載置できる状態になる。
先着出荷パレット86が無いときには、出荷パレットが図6の棚板機構96A,96B上に載置されたことによって可動棚板93A,93Bは後退復帰するようになっている。
なお、これらの段ばらし機構は物品投入コンベア10の上流端の下部に設けられていると共に、物品投入コンベア10の上流端の上部に設けられている棚板機構96A,96Bは例えばエアシリンダである開閉駆動機構97A,97Bによって前進,後退駆動されるようになっている。
従って、一対の棚板機構96A,96B上に段積みされた出荷パレットを物品投入コンベア10に投入するときには、まず一対の昇降板18A,18Bが上昇駆動されて出荷パレットを押し上げて、続いて棚板機構96A,96Bを後退させてから昇降板18A,18Bを下降させ、昇降板18A,18Bの下降途中で再び棚板機構96A,96Bを前進復帰させるようになっている。
その結果、昇降板18A,18Bを更に下降させて出荷パレットを物品投入コンベア10の上に搭載することができると共に、上段にあった段積み出荷パレットは棚板機構96A,96Bの上面に棚受けされて残されることになる。
前記物品投入コンベア10の上流位置には出荷パレットを新規に供給する空きパレット供給装置11と、物品投入が引き続いて行なわれる仕掛出荷パレットが蓄積される滞留スタッカ80とが設けられていていると共に、下流位置には投入物品置場13に隣接して注文情報に基づく品種と量の物品の投入を行なうための物品投入ステーション14とが設けられている。
前記上昇コンベアは固定棚板83A,83Bが所定間隔で固定された一対の駆動ベルト81A,81Bと、当該一対の駆動ベルト81A,81Bを駆動する上昇駆動モータ84A,84Bとによって構成され、前記仕掛出荷パレットは前記一対の固定棚板83A,83Bに橋渡載置されて上昇移動するようになっている。
前記転送機構85,95は前記上昇コンベアの上段部から下降コンベアの上段部へ仕掛出荷パレットを移送する駆動機構となっている。
前記下降コンベアは可動棚板93A,93Bが所定間隔で固定された一対の駆動ベルト91A,91Bと、当該一対の駆動ベルト91A,91Bを駆動する下降駆動モータ94A,94Bとによって構成され、前記仕掛出荷パレットは前記一対の可動棚板93A,93Bに橋渡載置されて下降移動するようになっている。
従って、上昇コンベアの下部に搬入された仕掛出荷パレットは速やかに上昇して下降コンベアの上部に転送され、下降コンベアは搬入された仕掛出荷パレットを段積みしておくことにより、遅滞なく物品投入コンベア10への供給を行なうことができる特徴がある。
従って、下降コンベアの下部位置にあって先入れ出荷パレットを先出して物品投入コンベア10に供給することができるので、設置面積が削減されると共に、物品投入手順に狂いが発生せず、呼出された順番で物品投入を行なうことができる特徴がある。
以下、この発明の実施の形態4に係る物品仕分けシステムにおける配送仕分け制御装置のブロック構成図である図10と操作パネルの構成図である図11について説明する。
なお、実施の形態4における全体システム構成は図1のものと同様であり、同一部分又は相当部分は同一符号で示されでいる。
図10において、配送仕分け制御手段となる配送仕分け制御装置100はパーソナルコンピュータ110とプログラマブルコントローラ120を主体として構成されており,パーソナルコンピュータ110は主としてホストコンピュータ107との間で向先別の注文情報や、仕分けされる物品の入荷情報、出荷パレットの向先別の出荷情報などの交信を行なうようになっている。
但し、ホストコンピュータ107とパーソナルコンピュータ110は常時オンラインで接続されているとは限らず、一部の情報は不揮発性のメモリ媒体を介して情報交換する場合もある。
一方、プログラマブルコントローラ120は主として各種の入力信号に応動して,モータや電磁弁等の各種の電気負荷を駆動制御したり、第一の情報端末であるモニタ表示装置101との間で信号交信することを主目的として使用されている。
但し、パーソナルコンピュータ110とプログラマブルコントローラ120は常時情報交信を行なっていて、各種情報処理制御に関係する部分はパーソナルコンピュータ110側で制御したり、プログラマブルコントローラ120側で制御することが可能であり、制御の分担は特定されているものではない。
操作パネルの構成図を示す図11において向先名表示欄101aにはこれから物品投入を行なおうとしている出荷パレットの向先名が表示されるようになっている。
物品名表示欄101bには投入物品置場13に納入され、第3の情報端末103で読み込まれた投入物品の名称が表示される。
残量表示欄101cには投入物品の残量が表示され、運転開始に当たっては今回の配送仕分けのために納入された対象物品の納入数量が表示され、出荷パレットに物品を順次投入していくに従って表示値が減少するようになっている。
個数表示欄101dには目前に到来した出荷パレットに対して投入する物品の個数が表示され、オペレータ15はこの表示値に基づいて物品投入を行なうようになっている。
重量不足点灯表示欄101e(点灯表示欄101e)は後述の第1の重量センサ106a又は第2の重量センサ106bで測定された投入物品の重量が不足していて、もっと追加投入しなければならない状態を示している。
適正重量表示欄101f,101g,101h(仕掛表示欄101f、仮置表示欄101g、完載表示欄101h)は物品投入重量が適正であるときにどれかが選択表示されるようになっており、各表示欄は物品投入が行なわれた出荷パレットを仕掛出荷パレットとするのか、仮置出荷パレットにするのか、完載出荷パレットにするのかが表示されるようになっている。
図10に戻り、第2の情報端末102は空きパレット供給装置11から供給された新規の出荷パレットに対して、少なくとも配送向先名を識別するための向先識別コード情報を貼付又は付属させるためのバーコードラベル作成貼付装置又は出荷パレットに付属されたIDタグ素子に対する書込み装置による向先識別コード情報付加手段となっている。
第3の情報端末103は投入物品置場13に納入された投入物品を識別するためのバーコードリーダ又はIDタグ素子の読出装置による物品識別コード情報読取手段であるか、又はオペレータの操作によって人為的に入力するキーボード又はタッチパレル等による物品識別コード情報設定手段の少なくとも一方の端末となっている。
第5の情報端末105は搬送コンベア20,30,40,50の往路終端部に位置する出荷編成スタッカ70A,70B,70C,70Dの直前位置において設置され、搬送コンベア20,30,40,50によって出荷編成スタック70A,70B,70C,70Dへ移送される出荷パレットに貼付又は付属された向先識別コード情報を読み出すための向先識別コード情報読取手段となっている。
第1の重量センサ106aは出荷パレットと投入物品との合計重量を測定するために、物品投入ステーション14に到来した出荷パレットの下部位置に設置されるものであり、物品投入前後の重量を比較することによって投入物品の重量を測定するものとなっている。
第2の重量センサ106bは投入される物品だけの全体重量を測定するための重量センサであって、物品投入ステーション14と投入物品置場13との間の物品移動動線上に設置されている。
このような場合には、二度手間にはなるが第2の重量センサ106bによって投入物品だけの重量を測定してから出荷パレットに投入するようにすれば精確な個数判定が行なえるようになるものである。
ホストコンピュータ107は注文情報として向先別に注文された物品名とその個数データをパーソナルコンピュータ110に供給したり、納品された物品の入荷数量や出荷輸送単位と出荷順序などの情報を提供するようになっている。
なお、納品出荷システム130はホストコンピュータ107と協働して、投入物品置場13に投入物品を納入したり、出荷ステーション26,36,46,56へ搬出された出荷パレットの出荷搬送指示を行なうようになっている。
図11において、準備運転開始スイッチ108aは各種コンベアやスタッカに取り残されている出荷パレットの全てを払い出すための運転開始スイッチであり、このスイッチを押すと準備運転が完了するか運転停止スイッチ108dが押されるまでは内蔵の表示灯が点灯して準備運転中でることを示すようになっている。
正常運転開始スイッチ108bは準備運転を終わった後に配送仕分け操作を開始するときに押圧されて運転が開始され、運転停止スイッチ108dを押すまでは内蔵の表示灯が点灯して運転中であることを示すようになっている。
確認呼出運転開始スイッチ108cは物品投入個数に誤りがあった場合に、当該物品が投入された出荷パレットを順次物品投入ステーション14に呼び戻すための運転開始スイッチであり、このスイッチを押すと呼戻し運転が完了するか運転停止スイッチ108dが押されるまでは内蔵の表示灯が点灯して呼戻し運転中でることを示すようになっている。
起動スイッチ108f(仕掛移送スイッチ108f)は適正重量表示101hが点灯して、完載出荷パレットとして区分された出荷パレットをオペレータ15の意思によって仕掛出荷パレットにしたい場合に操作される押しボタンスイッチであり、たとえば二度押し操作によって有効となるように誤操作防止が行なわれている。
起動スイッチ108g(通常移送スイッチ108g)は足踏みスイッチ又は手元操作スイッチとなっていて、物品投入が行なわれた出荷パレットの移送開始指令信号となるスイッチであり、このスイッチは適正重量表示101f又は101g又は101hのいずれかが点灯しているときに有効となるものである。
図10に戻り、通過センサl09は物品投入コンベア10、中継コンベア17、搬送コンベア20,30,40,50の各所に設けられていて、この通過センサ109を利用して移動中の出荷パレットの停止制御を行ったり、出荷パレットの移動情報を扱うトレースメモリのデータ移動制御を行なうようになっている。
また、搬送コンベア20,30,40,50の駆動制御や分割循環,分岐移載などの方向変換制御や、出荷ステーション26,36,46,56への搬出制御或いは段積みスタッカ70の段積み,段ばらし制御を行なうようになっている。
更に、滞留スタッカ80や段ばらしアンスタッカ90を制御して物品投入コンベア10に仕掛出荷パレットを供給するようになっている。
パーソナルコンピュータ110又はプログラマブルコントローラ120は出荷パレットの移動情報を格納したトレースメモリを備えている。
トレースメモリ123は出荷パレットの移送順路の全てを出荷パレットの寸法単位で分割した全てのアドレス番号と、段積みスタッカ70内の格納可能位置の全てに対するアドレス番号と、滞留スタッカ80内の格納可能位置の全てに対するアドレス番号とを備え、通過センサ信号109に応動して注目出荷パレットのアドレス番号を移動して、任意のアドレス番号位置の出荷パレットの配送向先情報と完載出荷パレット、仕掛出荷パレット、仮置出荷パレットの区分情報が識別されている(注:実施例としては滞留スタッカを含む。)。
確認比較手段は第5の情報端末105から得られた出荷パレットの向先識別コード情報と、トレースメモリ123から読み出された向先識別コード情報を比較して、両者が不一致であれば少なくとも異常報知出力を発生して出荷ステーション26,36,46,56への搬出を禁止する手段となっている。
仮置判定手段はオペレータ15によって仕掛出荷パレットであるとされた出荷パレットを段積みスタッカ70に仮置保存するための仮置出荷パレットとして扱うか、前記搬送コンベア20,30,40,50又は滞留スタッカ80内で流動させておくか否かを決定する手段となっている(注:実施例としては滞留スタッカを含む。)。
重量判定手段は投入物品の全体重量又は出荷パレット重量を含めた投入物品の全体重量の少なくとも一方の重量情報と、指示された投入個数と予め入力されていた物品別の単品重量の標準値とを基にして、正しい個数の物品投入が行なわれたかどうかを判定する手段となっている。
判定表示手段は物品投入が正しく行なわれた時点において第1の情報端末101であるモニタ表示装置に対して完載出荷パレット又は仮置出荷パレット又は仕掛出荷パレットの識別表示を行なう手段となっている。
強制移動手段は重量判定手段による判定表示が適正重量ではないときであっても、強制移動開始指令スイッチ108hを押すことによってオペレータ15の判断によって出荷パレットの移送を開始する手段となっている。
強制移動記憶手段はオペレータ15の判断によって強制移送された出荷パレットに対する付帯情報として重量不足状態であったか重量超過であったかを前記トレースメモリ113,123に格納する手段となっている。
確認呼出手段はある特定物品の仕分けが完了した時点で投入物品置場13に残された当該特定物品の残量と残量表示手段によって表示された残量とが一致しない場合に、当該特定物品が投入されている出荷パレットを順次物品投入ステーション14に呼戻す手段となっていて、確認呼出手段によって呼出される出荷パレットは残量の過不足と前記強制移動記憶手段によって記憶された重量過不足情報の内容に応じて呼出し優先順序が決定されるようになっている。
これに対し、残量が予定値よりも多いときは投入漏れが疑われることになり、最も疑わしいグループは第1グループであり、次に第3グループ、次に第2グループが疑わしいことになる。
反対に、残量が予定値よりも少ないときは投入超過が疑われることになり、最も疑わしいグループは第2グループであり、次に第3グループ、次に第1グループが疑わしいことになる。
但し、投入物品置場13に納品された物品総量が絶対的に正しいわけではないし,重量ンサによる判定よりも、これを覆したオペレータの判定のほうがより確からしいとの考え方もあるので、実際の確認呼出し順序は適宜に変更されることになる。
その場合でも、上記のグループ分けと残量の多寡は確認呼び戻し順序を決定するための有効な材料となるものである。
消去確認手段は第4の情報端末l04を通過した出荷パレットが空きパレット供給装置11から供給されたものである場合に、当該出荷パレットに貼付されていたバーコードラベルが削除されているかどうか、又は当該出荷パレットに付属されているIDタグ素子の内容が消去されているかどうかを判定し、未削除・未消去である場合には少なくとも異常報知出力を発生して作業停止を指示する手段となっている。
前記物品投入コンベア10の上流位置には前記搬送コンベア20,30,40,50から返送されて物品投入が引き続いて行なわれる仕掛出荷パレットが供給されると共に、新規に物品投入される出荷パレットを供給する空きパレット供給装置11が設けられ、下流位置には投入物品置場13に隣接して注文情報に基づく品種と量の物品の投入を行なうための物品投入ステーション14とが設けられている。
前記搬送コンベア20,30,40,50は前記物品投入コンベア10から供給された出荷パレットを循環移送すると共に、呼び出し要求された出荷パレットを前記物品投入コンベア10へ返送するものであって、搬送コンベア20,30,40,50の上部には物品投入が完了した完載出荷パレット、又は物品投入が完了していない仮置出荷パレットを配送向先別に格納する段積みスタッカ70が設けられている。
前記プログラマブルコントローラ120にはオペレータの操作スイッチ信号108と前記出荷パレットの移送順路の各所に設けられた通過センサ信号109が入力されると共に、前記物品投入コンベア10、滞留スタッカ80、搬送コンベア20,30,40,50,段積みスタッカ70に対する駆動制御出力を発生するようになっている。
前記操作スイッチ信号108は物品投入ステーション14において物品投入が完了したことに伴って、物品投入された出荷パレットの送り出しを開始するための起動指令信号108gを包含している。
特に、同一向先に対する異種少量物品を同一出荷パレットに混載することによって出荷パレットの必要個数を削減し、省スペース性を一層向上させることができる特徴がある。
また、注文情報を管理するホストコンピュータ107との情報交換に適したパーソナルコンピュータl10と、各種コンベアやスタッカ等の機械制御に適したプログラマブルコントローラ120を併用して相互に連携するようにしたので、制御プログラムの設計が容易となる特徴がある。
前記滞留スタッカ80は前記プログラマブルコントローラ120によって制御されて、前記搬送コンベア20,30,40,50から返送された仕掛出荷パレットを順次格納し、取出し位置まで移動させる詰合せ機能を有すると共に、前記物品投入コンベア10の空き荷状態に応じて取出し供給を行なう先入れ先出し構造の蓄積機構となっている。
従って、物品投入コンベアの上流位置には滞留スタッカを設けて仕掛出荷パレットを待機させているので物品投入作業に待ち時間が発生しないようにすることができる特徴がある。
従って、配送仕分け制御手段の中で仮想出荷パレットが移動しても向先識別コード情報が付随して移動しているので、向先識別コード情報を読取るための第4の情報端末を各所に多数設置する必要がなく、安価にシステムを構成することができる特徴がある。
前記パーソナルコンピュータ110又はプログラマブルコントローラ120の一方には更に、第5の情報端末105から入力された出荷パレットの向先識別コード情報が入力されると共に、前記ハードディスク111又はRAMメモリ123によって構成されたトレースメモリと、確認比較手段となるプログラムを格納したプログラムメモリ112又は122とを包含している。
前記トレースメモリは前記出荷パレットの移送順路の全てを出荷パレットの寸法単位で分割した全てのアドレス番号と、前記段積みスタッカ70内の格納可能位置の全てに対するアドレス番号とを備え、前記通過センサ信号109に応動して注目出荷パレットのアドレス番号を移動して、任意のアドレス番号位置の出荷パレットの配送向先情報と完載出荷パレット、仕掛出荷パレット、仮置出荷パレットの区分情報が識別されている。
従って、配送仕分け制御手段の中で仮想出荷パレットが移動しても向先識別コード情報が付随して移動しているので、向先識別コード情報を読取るための第4の情報端末を各所に多数設置する必要がなく、安価にシステムを構成することができる特徴があると共に、出荷編成スタッカの直前位置に向先識別コード情報読取手段となる第5の情報端末を設置して、トレースメモリとの確認比較を行ない、向先誤りのない出荷を行なうことができる特徴がある。
従って、出荷パレットが満載となったり、残りスペースがあっても、完載出荷パレットとして段積みスタッカに格納するかどうかはオペレータの判断に依存すると共に、オペレータが仕掛出荷パレットであると決定した出荷パレットであっても、混載される物品の投入が引き続き行なわれないような場合には配送仕分け制御手段側で仮置判定を行なって段積みスタッカに仮置することによって搬送コンベア上の流動出荷パレットの数を削減することができる特徴がある。
従って、物品投入個数に間違いがあると、出荷パレットの移送開始が行なえないので間違った出荷が行なわれるおそれがない特徴がある。
特に、投入物品の単品重量が出荷パレットの風袋重量に比べて極めて軽量である場合には、投入物品だけの全体重量を測定してから出荷パレットに投入することによって測定精度を向上し、投入物品の単品重量が比較的大きい場合には、投入物品を直接出荷パレットに投入して、風袋込みの重量測定によって効率的に重量判定を行なうことができる特徴がある。
従って、出荷パレットに直接投入された物品が軽量であって、第1の重量センサでは個数判定が困難な場合に、オペレータが目視確認を行なってから強制的に移送開始することができると共に、投入物品置場に残された物品残量の多寡に応じて効率的に確認操作を行なうことができる特徴がある。
前記第2の情報端末102は前記物品投入ステーション14の下流位置に設置されていて、前記消去確認手段によって向先識別コード情報が付加されていないと確認された出荷パレットに対しては、前記第1の情報端末101であるモニタ表示装置の表示内容に基づいて物品投入が行なわれた後に向先識別コード情報が付加されるものとなっている。
従って、誤った向先識別情報を持った出荷パレットが搭載されることがなくなると共に、物品投入量が大量で、満載量にほぼ等しいような場合には、空きパレット供給装置から供給された空きパレットを除去して投入物品置場に置かれた満載パレットをそのまま出荷パレットとして利用することによって物品投入作業時間を短縮することができる特徴がある。
Claims (17)
- 注文情報に基づいて1以上の向先に対し1以上の品種の物品を配送するために使用される1以上の出荷パレットを搬送する物品投入コンベアと、
前記物品投入コンベアの上流位置に設けられ、前記出荷パレットを新規に供給する空きパレット供給手段と、
前記物品投入コンベアの下流位置に設けられ、前記出荷パレットに対して注文情報に基づく品種と個数の物品の投入を行うための物品投入ステーションと、
前記物品投入コンベアと連結されて前記出荷パレットを出荷ステーションに搬送する搬送コンベアと、
前記物品投入コンベアおよび前記搬送コンベアの運転制御を行う配送仕分け制御手段と、
前記物品投入コンベアに設けられ、物品投入が引き続いて行なわれる仕掛出荷パレットが蓄積される滞留スタッカと、
前記搬送コンベアの上部に設けられ、物品投入が完了した完載出荷パレットおよび物品投入が完了していない仮置出荷パレットを配送向先別に格納する段積みスタッカと
を備え、
前記滞留スタッカは、前記搬送コンベアから返送された仕掛出荷パレットを順次格納して、取出し位置まで移動させると共に、前記物品投入コンベアの空き荷状態に応じて取出し供給を行なう先入れ先出し構造の蓄積機構を有し、
前記搬送コンベアは、前記物品投入コンベアから供給された出荷パレットを循環移送すると共に、呼び出し要求された出荷パレットを前記滞留スタッカヘ返送するものであって、
前記段積みスタッカは、前記搬送コンベアで移送されてきた前記完載出荷パレット又は仮置出荷パレットを格納すると共に、格納された出荷パレットを前記搬送コンベアに再投入する段ばらし機構を備えた、後入れ先出し構造の蓄積機構を有し、
前記搬送コンベアは、前記段積みスタッカに格納された完載出荷パレットを前記出荷ステーションヘ移送させるものである
ことを特徴とする物品配送仕分けシステム。 - 上記搬送コンベアは複数列設置されていると共に、各搬送コンベアは中継コンベアによって連結されていて、
前記中継コンベアは、前記複数の搬送コンベアの復路下流端から分岐返送手段を介して供給される仕掛出荷パレットを前記滞留スタッカに供給すると共に、前記物品投入コンベアから供給される出荷パレットを分岐移載手段を介して前記複数の搬送コンベアの往路上流端に供給する
ことを特徴とする請求項1に記載の物品配送仕分けシステム。 - 前記物品投入コンベアは、前記搬送コンベアよりも高い位置に設置されていて、前記中継コンベアと前記搬送コンベアは同じ高さ位置に設置すると共に、前記物品投入コンベアの下流端と前記中継コンベアの上流端との間には前記出荷パレットを下降移動するための下降リフトが設置されていることを特徴とする請求項2に記載の物品配送仕分けシステム。
- 前記段積みスタッカの内、前記搬送コンベアの往路下流端部に設けられた所定範囲の段積みスタッカは出荷編成スタッカとして使用され、その他の段積みスタッカは配送先別の専属スタッカ又は配送先の異なる出荷パレットが混合格納された混合スタッカとして使用されるものであって、
前記出荷編成スタッカは、前記専属スタッカ又は混合スタッカから段ばらしされて前記搬送コンベアによって移送された完載出荷パレットを出荷輸送単位で段積み再編成して所定高さに制限されて段積みするものであって、
前記搬送コンベアは前記出荷編成スタッカを段積み単位で一括移送して前記出荷ステーションに移送する分岐搬出機構を備えている
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の物品配送仕分けシステム。 - 前記搬送コンベアは、分割循環手段を備えていて、
前記分割循環手段は、前記搬送コンベアを少なくとも上流部分と下流部分に2分割して、前記出荷パレットを往路上流部分から往路下流部分へ直進移動したり、復路上流部分から復路下流部分へ直進移動させる直進モードと、往路上流部分から復路下流部分へ早道循環したり、復路上流部分から往路下流部分へ早道循環させる分割循環モードに選択切換えする
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の物品配送仕分けシステム。 - 前記搬送コンベアは前記出荷パレットが橋渡し載置される一対のフリーフローコンベアによって構成されていると共に、前記段積みスタッカの下部位置には前記搬送コンベアによって移送されている出荷パレットを移送停止するためのストッパ手段が設けられ、
前記ストッパ手段は、ダンパ手段によって衝撃吸収される可動ストッパと、該可動ストッパの背面に設けられた静止ストッパと、前記可動ストッパと前記静止ストッパとを一体として昇降させる昇降制御手段とを備えていると共に、
前記出荷パレットの底面には前記ストッパ手段の上昇位置において前記可動ストッパに当接する底面周壁部が設けられ、
前記昇降制御手段は、常時は下降位置にあり、前記段積みスタッカに段積みするべき出荷パレットが到来する直前に上昇駆動されることによって当該出荷パレットの底面周壁部を前記可動ストッパに当接して静止させ、静止された出荷パレットが段積みされたことによって下降復帰するものであると共に、
前記段積みスタッカの段ばらしによって段積みスタッカに段積みされていた出荷パレットを再度前記搬送コンベアに搭載するときには、予め前記ストッパ手段が上昇駆動されていて、下降した出荷パレットの底面周壁部は前記静止ストッパと前記可動ストッパとの間に嵌入し、前記ストッパ手段が再度下降したことによって出荷パレットの移送が開始する
ことを特徴とする請求項1に記載の物品配送仕分けシステム。 - 前記段積みスタッカは、前記昇降駆動手段と、一対の棚板手段と、開閉駆動手段とによって構成されていて、
前記昇降駆動手段は、前記一対のフリーフローコンベアの中間部に配置されて、昇降台を段積み1段分の寸法を超える所定寸法だけ昇降駆動するものであり、
前記一対の棚板手段は、前記搬送コンベアの進路と直交した位置にあって、前記昇降駆動手段の昇降寸法よりも低い位置に設置されていて、段積みされた前記出荷パレットの底面側部を棚受けすることによって落下を防止するものであり、
前記開閉駆動手段は、出荷パレットの段積み動作を行うときにあっては、新規に段積みされる出荷パレットが前記昇降台によって押し上げ移動し、やがて既存段積み出荷パレットと重なって更に上昇移動した段階で前記棚板手段を後退退避させ、段積み出荷パレット全体が更に上昇した段階で前記棚板手段を有効復帰させ、前記昇降台が下降すると段積み出荷パレットの全体が取り残されて前記棚板手段によって棚受けされるものであり、
前記開閉駆動手段は、出荷パレットの段ばらし動作を行うときにあっては、前記昇降台によって既存段積み出荷パレット全体が押し上げ移動された時点で前記棚板手段を後退退避させ、前記昇降台が下降して最下段の出荷パレットが通過した時点で前記棚板手段を有効復帰させ、前記昇降駆動手段が更に下降すると最下段の出荷パレットは最下降位置まで下降するのに対して、その他の段積み出荷パレットの全体は取り残されて前記棚板手段によって棚受けされるものである
ことを特徴とする請求項6に記載の物品配送仕分けシステム。 - 前記滞留スタッカは、下段部で前記仕掛出荷パレットが供給される上昇コンベアと、下段部で前記仕掛出荷パレットが取出される下降コンベアと、転送機構と、前記下降コンベアに設けられた可動棚板の開閉駆動手段とによって構成されていて、
前記上昇コンベアは、固定棚板が所定間隔で固定された一対の駆動ベルトと、当該一対の駆動ベルトを駆動する上昇駆動モータとによって構成され、
前記仕掛出荷パレットは、前記一対の固定棚板に橋渡載置されて上昇移動し、
前記転送機構は、前記上昇コンベアの上段部から下降コンベアの上段部へ仕掛出荷パレットを移送するものであり、
前記下降コンベアは、可動棚板が所定間隔で固定された一対の駆動ベルトと、当該一対の駆動ベルトを駆動する下降駆動モータとによって構成され、
前記仕掛出荷パレットは前記一対の可動棚板に橋渡載置されて下降移動し、
前記開閉駆動手段は、前記可動棚板を後退退避する方向に常時付勢する後退ばね手段と、前記下降コンベアの上段部に固定設置され前記可動棚板が下降通過するときに前記後退ばね手段に抗して当該通過中の可動棚板を有効位置に移動させる接触カム軸とによって構成され、
前記可動棚板に仕掛出荷パレットが搭載されなかった時点、および、前記仕掛出荷パレットが最下降位置に到達するか、先行仕掛出荷パレット上に段積みされたことによって前記可動棚板に対する仕掛出荷パレットの重さ荷重が除去された時点の内のいずれかの時点において、前記可動棚板は前記後退ばね手段によって後退退避位置へ移動するものである
ことを特徴とする請求項1に記載の物品配送仕分けシステム。 - 前記滞留スタッカの下降コンベアの下降端には上積み下出し構造の段ばらしアンスタッカが使用され、前記段ばらしアンスタッカは、昇降駆動手段と一対の棚板手段と該棚板手段の開閉駆動手段によって、下段部に先入れされた出荷パレットを前記物品投入コンベアに先出し搭載する段ばらし手段を備えている
ことを特徴とする請求項8に記載の物品配送仕分けシステム。 - 注文情報に基づいて1以上の向先に対し1以上の品種の物品を配送するために使用される1以上の出荷パレットを搬送する物品投入コンベアと、
前記物品投入コンベアと連結されて前記出荷パレットを出荷ステーションに搬送する搬送コンベアと、
前記物品投入コンベアの上流位置に設けられ、前記搬送コンベアから返送されて物品投入が引き続いて行なわれる仕掛出荷パレットが供給されると共に、新規に物品投入される出荷パレットを供給する空きパレット供給装置と、
前記物品投入コンベアと前記搬送コンベアの運転制御を行う配送仕分け制御手段と、
前記物品投入コンベアの下流位置に設けられ、前記出荷パレットに対して注文情報に基づく品種と量の物品の投入を行なうための物品投入ステーションと、
前記搬送コンベアの上部に設けられ、物品投入が完了した完載出荷パレット又は物品投入が完了していない仮置出荷パレットを配送向先別に格納する段積みスタッカと
を備え、
前記搬送コンベアは、前記物品投入コンベアから供給された出荷パレットを循環移送すると共に、呼び出し要求された出荷パレットを前記物品投入コンベアヘ返送するものであって、
前記配送仕分け制御手段には、前記物品投入コンベアに隣接して設置された第1から第4の情報端末が接続されており、
前記配送仕分け制御手段は、相互に連携動作するデータ処理用パーソナルコンピュータと駆動制御用プログラマブルコントローラとを有し、
前記第1の情報端末は、目前に到来した出荷パレットに対する物品投入個数を指示するモニタ表示装置であり、
前記第2の情報端末は、前記空きパレット供給装置から供給された新規の出荷パレットに対して、少なくとも配送向先名を識別するための向先識別コード情報を貼付又は付属させるための向先識別コード情報付加手段であり、
前記第3の情報端末は、前記投入物品置場に納入された投入物品を識別するための物品識別コード情報読取手段であるか、又はオペレータの操作による物品識別コード情報設定手段の少なくとも一方であり、
前記第4の情報端末は、前記投入ステーションの上流位置に設置され、前記第2の情報端末によって出荷パレットに貼付又は付属されている向先識別コード情報を読み出すための向先識別コード情報読取手段であり、
前記パーソナルコンピュータ又はプログラマブルコントローラの一方には、ホストコンピュータ又はメモリ媒体を介して得られる配送向先別の注文情報と、前記第4の情報端末から入力された出荷パレットの向先識別コード情報と、前記第3の情報端末から入力された物品識別コード情報とが入力されると共に、
前記第1の情報端末であるモニタ表示装置に対する表示出力情報と、前記第2の情報端末である向先識別コード情報付加手段に対する向先識別コード情報を出力し、
前記プログラマブルコントローラには、オペレータの操作スイッチ信号と前記出荷パレットの移送順路の各所に設けられた通過センサ信号が入力されると共に、前記物品投入コンベア、搬送コンベア、段積みスタッカに対する駆動制御出力を発生し、
前記操作スイッチ信号は物品投入ステーションにおいて物品投入が完了したことに伴って、物品投入された出荷パレットの送り出しを開始するための起動指令信号を包含している
ことを特徴とする物品配送仕分けシステム。 - 前記物品投入コンベアの上流位置には、更に、物品投入が引き続いて行なわれる仕掛出荷パレットが蓄積される滞留スタッカが設けられ、
前記滞留スタッカは、前記プログラマブルコントローラによって制御されて、前記搬送コンベアから返送された仕掛出荷パレットを順次格納し、取出し位置まで移動させると共に、前記物品投入コンベアの空き荷状態に応じて取出し供給を行なう先入れ先出し構造の蓄積機構を有している
ことを特徴とする請求項10に記載の物品配送仕分けシステム。 - 前記パーソナルコンピュータ又はプログラマブルコントローラの一方は更に、ハードディスク又はRAMメモリによって構成されたトレースメモリを包含し、
前記トレースメモリは前記出荷パレットの移送順路の全てを出荷パレットの寸法単位で分割した全てのアドレス番号と、前記段積みスタッカ内の格納可能位置の全てに対するアドレス番号と、前記滞留スタッカ内の格納可能位置の全てに対するアドレス番号とを備え、前記通過センサ信号に応動して注目出荷パレットのアドレス番号を移動して、任意のアドレス番号位置の出荷パレットの配送向先情報と完載出荷パレット、仕掛出荷パレット、仮置出荷パレットの区分情報が識別されている
ことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の物品配送仕分けシステム。 - 前記段積みスタッカの内、前記搬送コンベアの往路下流端部に設けられた所定範囲の段積みスタッカは出荷編成スタッカとして専有され、その他の段積みスタッカは配送先別の専属スタッカ又は配送先の異なる出荷パレットが混合格納された混合スタッカとして配分使用されるものであって、
前記パーソナルコンピュータ又はプログラマブルコントローラの一方には更に、第5の情報端末から入力された出荷パレットの向先識別コード情報が入力されると共に、
前記ハードディスク又はRAMメモリによって構成されたトレースメモリと、確認比較手段となるプログラムを格納したプログラムメモリとを包含し、
前記第5の情報端末は前記搬送コンベアの往路終端部に位置する前記出荷編成スタッカの直前位置において設置され、搬送コンベアによって出荷編成スタッカヘ移送される出荷パレットに貼付又は付属された向先識別コード情報を読み出すための向先識別コード情報読取手段であり、
前記トレースメモリは前記出荷パレットの移送順路の全てを出荷パレットの寸法単位で分割した全てのアドレス番号と、前記段積みスタッカ内の格納可能位置の全てに対するアドレス番号と、前記滞留スタッカ内の格納可能位置の全てに対するアドレス番号とを備え、前記通過センサ信号に応動して注目出荷パレットのアドレス番号を移動して、任意のアドレス番号位置の出荷パレットの配送向先情報と完載出荷パレット、仕掛出荷パレット、仮置出荷パレットの区分情報が識別されていて、
前記確認比較手段は、前記第5の情報端末から得られた出荷パレットの向先識別コード情報と、前記トレースメモリから読み出された向先識別コード情報を比較して、両者が不一致であれば少なくとも異常報知出力を発生して出荷ステーションヘの搬出を禁止する
ことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の物品配送仕分けシステム。 - 前記起動指令信号として物品投入ステーションから送り出される出荷パレットを完載出荷パレットとするか、完載ではない仕掛出荷パレットとするかに応じて選択操作される2個の起動スイッチが使用されていて、
前記パーソナルコンピュータ又はプログラマブルコントローラの一方は更に、仮置判定手段となるプログラムを格納したプログラムメモリを包含し、
前記仮置判定手段はオペレータによって仕掛出荷パレットであるとされた出荷パレットを段積みスタッカに仮置保存するための仮置出荷パレットとして扱うか、前記搬送コンベア内で流動させておくか否かを決定する
ことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の物品配送仕分けシステム。 - 前記物品投入ステーションには、到来した出荷パレットに投入された物品の重さを測定する第1又は第2の重量センサが設置され、各重量センサによる重量情報は前記パーソナルコンピュータ又はプログラマブルコントローラの一方に入力されていると共に、重量情報が入力されているパーソナルコンピュータ又はプログラマブルコントローラの一方は更に、重量判定手段と判定表示手段となるプログラムを格納したプログラムメモリを包含し、
前記第1の重量センサは出荷パレットと投入物品との合計重量を測定するために、物品投入ステーションに到来した出荷パレットの下部位置に設置されるものであり、
前記第2の重量センサは投入される物品だけの全体重量を測定するための重量センサであって、物品投入ステーションと投入物品置場との間の物品移動動線上に設置されるものであり、
前記重量判定手段は投入物品の全体重量又は出荷パレット重量を含めた投入物品の全体重量の少なくとも一方の重量情報と、指示された投入個数と予め入力されていた物品別の単品重量の標準値とを基にして、正しい個数の物品投入が行なわれたかどうかを判定するものであって、
前記判定表示手段は物品投入が正しく行なわれた時点において前記第1の情報端末であるモニタ表示装置に対して完載出荷パレット又は仮置出荷パレット又は仕掛出荷パレットの識別表示を行なうものであって、
前記起動指令信号は前記識別表示が行なわれた以降において有効となって物品投入された出荷パレットが移動開始するものである
ことを特徴とする請求項12ないし14のいずれか1項に記載の物品配送仕分けシステム。 - 前記パーソナルコンピュータ又はプログラマブルコントローラの一方は残量表示手段と強制移動手段と強制移動記憶手段と確認呼出手段となるプログラムを格納したプログラムメモリを包含し、
前記残量表示手段は前記ホストコンピュータ又はメモリ媒体を介して得られた投入物品の納入総数情報から出荷パレットに投入された投入物品の総量を減算して、前記第1の情報端末であるモニタ表示装置に未投入物品個数を表示するものであって、
前記強制移動手段は前記重量判定手段による判定表示が適正重量ではないときであっても、強制移動開始指令スイッチを押すことによってオペレータの判断によって出荷パレットの移送を開始するものであって、
前記強制移動記憶手段はオペレータの判断によって強制移送された出荷パレットに対する付帯情報として重量不足状態であったか重量超過であったかを前記トレースメモリに格納するものであって、
前記確認呼出手段はある特定物品の仕分けが完了した時点で前記投入物品置場に残された当該特定物品の残量と前記残量表示手段によって表示された残量とが一致しない場合に、当該特定物品が投入されている出荷パレットを順次物品投入ステーションに呼戻すものであって、
前記確認呼出手段によって呼出される出荷パレットは残量の過不足と前記強制移動記憶手段によって記憶された重量過不足情報の内容に応じて呼出し優先順序が決定されるものである
ことを特徴とする請求項15に記載の物品配送仕分けシステム。 - 前記第4の情報端末は前記空きパレット供給装置の下流位置に設置されていると共に、当該第4の情報端末から向先識別コード情報が入力される前記パーソナルコンピュータ又はプログラマブルコントローラの一方は消去確認手段となるプログラムを格納したプログラムメモリを包含し、
前記消去確認手段は、前記第4の情報端末を通過した出荷パレットが前記空きパレット供給装置から供給されたものである場合に、当該出荷パレットに貼付されていたバーコードラベルが削除されているかどうか、又は当該出荷パレットに付属されているIDタグ素子の内容が消去されているかどうかを判定し、未削除,未消去である場合には少なくとも異常報知出力を発生して作業停止を指示するものであり、
前記第2の情報端末は前記物品投入ステーションの下流位置に設置されていて、前記消去確認手段によって向先識別コード情報が付加されていないと確認された出荷パレットに対しては、前記第1の情報端末であるモニタ表示装置の表示内容に基づいて物品投入が行なわれた後に向先識別コード情報が付加されるものである
ことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の物品配送仕分けシステム。
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