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JP4695028B2 - 光cdma復号器及び光cdma通信システム - Google Patents

光cdma復号器及び光cdma通信システム Download PDF

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Description

本発明は、光領域において信号の拡散符号化、復号化を行うCDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)用の復号器、及びこの復号器を用いた光CDMA通信システムの構成に関するものである。
光CDMA方式は、ランダムアクセスやセルフルーティング的な動作を、光スイッチなどの素子を用いることなしに、符号のみによってシステム的に実現可能である。そのため光LANや光交換への適用が検討されている。
図1に従来の光CDMA通信システム(例えば、非特許文献1参照)の構成を示す。図1に示す光CDMA通信システムは、スターカプラ3を介して対向する、長さの差がそれぞれΔL、2ΔL、・・・、JΔLのJ個(J:1以上の整数)の非対称マッハツェンダ型干渉計(本図では、J=2)を可変方向性結合器を介して縦続接続した複数のラティス型回路2−1〜2−6を備える。また、非対称マッハツェンダ型干渉計には、導波路に屈折率制御部が備えられている。ラティス型回路2−1〜2−3にはそれぞれ、データ変調されたパルス光源1−1〜1−3が接続される。ラティス型回路2−1〜2−3はそれぞれ符号器として機能する。スターカプラ3を挟んだ右側のラティス型回路2−4〜2−6は、復号器として機能する。
ラティス型回路2−2、2−5中の可変方向性結合器4−1〜4−6の強度結合率を0.5に設定し、繰り返し周波数f(Hz)(≦c/(2nΔL)、=1/Tc、c:光速、n:導波路の群屈折率)、パルス幅Tpの短光パルスがラティス型光回路2−2に入射した場合、1/f(sec)の時間フレーム中に2個の光パルス列{周期Tr(=nΔL/c)}が新たに生成され、符号系列が構成される。この符号系列はラティス型光回路2−2中の導波路の屈折率制御部(位相シフタ)5−1、5−2の位相情報を含んでいる。
この符号化光パルス列をラティス型回路2−5に入射させた場合、個々の光パルスは2個の光パルスに分離された後コヒーレントな電界成分の加算が行われる。ラティス型回路2−5中の位相シフタ5−3、5−4の設定が5−1、5−2に対して復号条件を満たしている場合、パルスの中央に光パワーが集中し復号が行われるが、設定が復号条件とは異なる場合には入射符号化パルスはさらに時間的に拡散され、復号は行われない。
図2は、図1の光CDMA通信システムを用いた場合の光パルス列の様子を示す図である。図2(a)はパルス光源1−2からの入射光パルス列を、図2(b)はJ=2の場合の符号器(ラティス型回路2−2)で生成された符号系列を、図2(c)は復号器(ラティス型回路2−5)の設定が復号条件を満たしている場合の出力パルスを、図2(d)は復号器(ラティス型回路2−5)の設定が復号条件を満たしていない場合の出力パルスをそれぞれ示している。なお本図は簡単のため、入射光パルス列のうち1パルスが及ぼす影響について示している。
図2(b)は、図1に示すラティス型回路2−2の位相シフタ5−1及び5−2にφ5-1=φ5-2=πの位相を与えた場合、図2(c)は、図1に示すラティス型回路2−5の位相シフタ5−3及び5−4にφ5-3=φ5-4=0の位相を与えた場合、図2(d)は図1に示すラティス型回路2−5の位相シフタ5−3及び5−4にφ5-3=π及びφ5-4=0の位相を与えた場合の光パルス列の様子である。ただし、φ5-1、φ5-2、φ5-3及びφ5-4はそれぞれ、位相シフタ5−1、5−2、5−3及び5−4の位相シフト値を表している。
Y.L.Chang and M.E.Marhic,"Fiber−optic ladder networks for inverse decoding coherent CDMA,"J.Lightwave Technol.,vol.10,pp.1952−1962,1992.
しかしながら、従来の方法では、復号条件が満たされた場合であっても、復号光パルスの回りにサイドロープ成分が生じるため、受信側でのS/N(信号対雑音)比が劣化するという欠点がある。送信側のラティス型回路の2出力と、受信側のラティス型回路の2入力とを、位相が安定な手段を用いて光接続した場合、上記サイドローブ成分を除去可能である。しかしながら、位相が安定な伝送ファイバが2本必要となり、実際の光通信システムを考えた場合、非現実的な方策である。また非復号の場合、多数の不要光パルス列が生じ、復号信号のS/N比を劣化させる。
上記の特性の劣化は、光CDMA用符号器、復号器として、それぞれ自己相関(復号)特性と相互相関(非復号)特性とが理想的な状態からずれることを示している。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、復号光信号パルスの不要サイドローブ成分、及び非復号信号の不要パルス列を除去可能な光CDMA復号器、及び光CDMA通信システムを提供することを目的とするものである。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、光CDMA復号器であって、OCC(One−Coincidence Code)系列のうち、各波長に対する遅延時間の和が一定となる相補的な2つの符号系列を用いて時間領域及び波長領域で符号化された光信号を入力する入力部及び複数の出力部を有する波長分波器と、前記波長分波器の前記複数の出力部の1つと接続された入力部及び少なくとも2つの出力部を有し、入力された光パルス列の波長に応じた遅延時間量が、前記符号系列のうち1系列の関係を満たす第1の光パルス列と、前記符号系列のうち他の1系列の関係を満たす第2の光パルス列とを出力する複数の可変遅延線と、前記可変遅延線の各々の前記少なくとも2つの出力部の1つと接続された入力部及び出力部を有する第1の波長合波器と、前記可変遅延線の各々の前記少なくとも2つの出力部の他の1つと接続された入力部及び出力部を有する第2の波長合波器と、前記第1及び2の波長合波器の前記出力部とそれぞれ接続された2つの入力部及び2つの出力部を有する方向性結合器と、前記方向性結合器の2つの出力部と接続されたバランス受光器とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、光CDMA復号器であって、OCC(One−Coincidence Code)系列のうち、各波長に対する遅延時間の和が一定となる相補的な2つの符号系列を用いて時間領域及び波長領域で符号化された光信号を入力する入力部及び複数の出力部を有する波長分波器と、前記波長分波器の前記複数の出力部の1つと接続された入力部及び少なくとも2つの出力部を有し、入力された光パルス列の波長に応じた遅延時間量が、前記符号系列のうち1系列の関係を満たす第1の光パルス列と、前記符号系列のうち他の1系列の関係を満たす第2の光パルス列とを出力する複数の可変遅延線と、前記可変遅延線の各々の前記少なくとも2つの出力部と接続された入力部及び2つの出力部を有する波長合波器と、前記波長合波器の前記2つの出力部のそれぞれと接続された2つの入力部及び2つの出力部を有する方向性結合器と、前記方向性結合器の前記2つの出力部と接続されたバランス受光器とを備え、前記波長合波器は、前記可変遅延線の前記少なくとも2つの出力部から入射する各光パルスを当該波長合波器の異なる出力部へ出射することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、光CDMA復号器であって、OCC(One−Coincidence Code)系列のうち、各波長に対する遅延時間の和が一定となる相補的な2つの符号系列を用いて時間領域及び波長領域で符号化された光信号を入力する入力部及び複数の出力部を有する波長分波器と、前記波長分波器の前記複数の出力部の1つと接続された入力部並びに第1の出力部及び第2の出力部を含む少なくとも2つの出力部を有し、入力された光パルス列の波長に応じた遅延時間量が、前記符号系列のうち1系列の関係を満たす第1の光パルス列と、前記符号系列のうち他の1系列の関係を満たす第2の光パルス列とを出力する複数の可変遅延線と、前記複数の可変遅延線と同一導波路基板状に形成され前記可変遅延線の各々の前記第1の出力部及び前記第2の出力部とそれぞれ接続された入力部及び複数の出力部を有する第1の波長合波器と、前記第1の波長合波器と同一導波路基板状に形成され、前記第1の波長合波器の前記複数の出力部とそれぞれ接続された複数の入力部及び2つの出力部を有する第2の波長合波器と、前記第2の波長合波器の前記2つの出力部とそれぞれ接続された2つの入力部及び2つの出力部を有する方向性結合器と、前記方向性結合器の前記2つの出力部と接続されたバランス受光器とを備え、前記第1の波長合波器および第2の波長合波器は、前記波長分波器の波長間隔と等しいチャネル間隔を有し、前記第1の波長合波器は、前記複数の可変遅延線の前記第1の出力部及び前記第2の出力部が交差することなく前記複数の可変遅延線と順次接続され、前記可変遅延線の各々の前記第1の出力部から入射する光パルスと前記可変遅延線の各々の前記第2の出力部から射する光パルスとを、当該第1の波長合波器の前記複数の出力部の異なる出力部へ出射し、当該第1の波長合波器の隣り合う入力部から入射する同一波長の光パルスを、当該第1の波長合波器の前記複数の出力部の隣り合う出力部へ出射するとともに、当該第1の波長合波器の隣り合う入力部から入射する互いに異なる波長の光パルスを、当該第1の波長合波器の前記複数の出力部の同一の出力部へ出射し、前記第2の波長合波器は、前記第1の波長合波器の前記複数の出力部から入射する光パルスのうち前記可変遅延線の各々の前記第1の出力部から出射した光パルスと前記可変遅延線の各々の前記第2の出力部から出射した光パルスとを、当該第2の波長合波器の前記2つの出力部の異なる出力部へ出射することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、光CDMA復号器であって、OCC(One−Coincidence Code)系列のうち、各波長に対する遅延時間の和が一定となる相補的な2つの符号系列を用いて時間領域及び波長領域で符号化された光信号を入力する入力部及び複数の出力部を有する波長分波器と、前記波長分波器の前記複数の出力部の1つと接続された入力部並びに第1の出力部及び第2の出力部を含む少なくとも2つの出力部を有し、入力された光パルス列の波長に応じた遅延時間量が、前記符号系列のうち1系列の関係を満たす第1の光パルス列と、前記符号系列のうち他の1系列の関係を満たす第2の光パルス列とを出力する複数の可変遅延線と、前記複数の可変遅延線と同一導波路基板状に形成され、前記可変遅延線の各々の前記第1の出力部及び前記第2の出力部と接続された入力部及び2つの出力部を有する波長合波器と、前記波長合波器の前記2つの出力部のそれぞれと接続された2つの入力部及び2つの出力部を有する方向性結合器と、前記方向性結合器の前記2つの出力部と接続されたバランス受光器とを備え、前記波長合波器は、前記複数の可変遅延線の前記第1の出力部及び前記第2の出力部が交差することなく前記複数の可変遅延線と順次接続され、前記波長分波器のチャネル間隔の半分の波長間隔を有し、前記可変遅延線の各々の前記第1の出力部から出射した光パルスと前記可変遅延線の各々の前記第2の出力部から出射した光パルスとを、当該波長合波器の前記2つの出力部の異なる出力部へ出射することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、光CDMA復号器であって、OCC(One−Coincidence Code)系列のうち、各波長に対する遅延時間の和が一定となる相補的な2つの符号系列を用いて時間領域及び波長領域で符号化された光信号を入力する複数の入力部及び複数の出力部を有する波長合分波器と、前記波長合分波器の前記複数の出力部の1つと接続された入力部及び前記波長合分波器の前記複数の入力部の1つとそれぞれ接続された第1の出力部及び第2の出力部を含む少なくとも2つの出力部を有し、入力された光パルス列の波長に応じた遅延時間量が、前記符号系列のうち1系列の関係を満たす第1の光パルス列と、前記符号系列のうち他の1系列の関係を満たす第2の光パルス列とを出力する複数の可変遅延線と、前記波長合分波器の前記複数の出力部のうち、前記可変遅延線の前記入力部と接続されていない2つの出力部とそれぞれ接続された2つの入力部及び2つの出力部を有する方向性結合器と、前記方向性結合器の前記2つの出力部と接続されたバランス受光器とを備え、前記波長合分波器は、前記波長合分波器の前記複数の入力部のうちの前記可変遅延線の前記第1の出力部及び前記第2の出力部と接続されていない入力部から入射する光パルスを波長分波して、前記波長合分波器の前記複数の出力部のうちの前記可変遅延線の前記入力部と接続された出力部へ出射し、前記可変遅延線の各々の前記第1の出力部から入射する光パルスと前記第2の出力部から入射する光パルスとを、前記波長合分波器の前記複数の出力部のうちの前記方向性結合器と接続された異なる出力部へ出射することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の光CDMA復号器であって、前記波長合波器、波長分波器、及び波長合分波器の少なくとも1つは、アレイ導波路格子であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の光CDMA復号器であって、前記可変遅延線は、ラティス型回路であり、複数箇所で近接する導波路長の等しい2本の導波路で構成される複数の第2の方向性結合器からなる複数の対称マッハツェンダ型のスイッチと、前記スイッチを介して縦続接続される導波路長の異なる2本の導波路からなる1つ又は複数の導波路の組とを備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の光CDMA復号器であって、前記導波路の組の組数をN(Nは1以上の整数)としたとき、前記2本の導波路の組における前記2本の導波路の導波路長差は、前記2本の導波路の組毎に異なり、ΔL、2ΔL、2ΔL、・・・、2N-1ΔLのいずれかであることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、光信号を時間領域及び波長領域で符号化及び復号化する光CDMA通信システムであって、請求項1乃至8に記載の光CDMA復号器を任意の組み合わせで複数備えたことを特徴とする。
本発明によれば、非復号信号を完全に抑圧でき、復号信号のS/N比を向上することができる(理想的な自己相関、相互相関特性を持つ)復号器、及び光CDMA通信システムを実現することができる。復号条件が満たされる光信号は、方向性結合器での時間的コヒーレント干渉によりバランス受光器の2入力のうちどちらか一方にピーク強度パルスが入射される。サイドローブ成分は方向性結合器の出力において同一時間領域で光強度が等しい、2つの光信号に分岐されるため、バランス受光器では信号が相殺され0となり、ピーク強度信号のみ出力される。復号条件が満たされない光信号は、方向性結合器の出力において同一時間領域で光強度が等しい、2つの光信号に分岐される成分のみを持つため、バランス受光器出力では信号が相殺され0となる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
<実施形態1>
図3は、本発明に係る光CDMA復号器の第1の実施形態の構成図である。図3に示す光CDMA復号器は、導波路基板10にそれぞれ形成された、入力部及び複数の出力部を有する波長分波器12と、波長分波器12の複数の出力部の1つと接続された入力部及び少なくとも2つの出力部を有する複数の可変遅延線13−1〜13−2と、各可変遅延線13の少なくとも2つの出力部の1つと接続された入力部及び出力部を有する波長合波器14−1と、各可変遅延線13の少なくとも2つの出力部の他の1つと接続された入力部及び出力部を有する波長合波器14−2と、各波長合波器14の出力部と接続された入力部及び2つの出力部を有する方向性結合器15と、方向性結合器15の2つの出力部と接続されたバランス受光器16とを備える。
バランス受光器16は、方向性結合器15の2つの出力部の1つと接続された入力部及び出力部を有する2つの受光器(O/E変換器)17−1〜17−2と、2つの受光器17の出力部と接続された電気差動増幅器19とを備える。
導波路基板10上の波長分波器12と可変遅延線13−1〜13−2、各可変遅延線13と2つの波長合波器14−1〜14−2、各波長合波器14と方向性結合器15、及び方向性結合器15とバランス受光器16は、それぞれ導波路11によって光学的に接続されている。また、バランス受光器16内の受光器(O/E変換器)17−1〜17−2と電気差動増幅器19は電気配線18によって電気的に接続されている。
小型化、安定化、低損失化を目的として、シリコン基板上に石英導波路(クラッド:SiO2、コア:SiO2−GeO2)を形成する平面光波回路技術を用いて導波路11等の主要部分を構成している。石英導波路では実現不可能な受光素子等を含むバランス受光器16は、半導体素子を用い、平面光波回路にハイブリッド集積している。なお、石英導波路部分を、半導体、LiNbO3(LN)あるいはKTa1-xNbx3(KTN)等の強誘電体、ポリマー、光ファイバなど、またはこれらを複合した導波路構成で置き換えることももちろん可能である。
波長分波器12は、入力部から入射した光CDMA符号化された光パルス列を波長分波して可変遅延回路13と接続された出力部へ出射する。これにより、各可変遅延回路13には1つの波長の光パルスが入射されることになる。
可変遅延線13は、入力部から入射した波長分波器12によって波長分波された光パルスにそれぞれ異なる遅延を与えて、2つの出力部へ出射する。
波長合波器14−1は、各可変遅延線13の出力部の1つから入射する互いに異なる波長の光パルスを合波して出力部へ出射する。これにより、合波された光パルスが方向性結合器15の2つの入力部の一方へ入射する。同様に、波長合波器14−2は、各可変遅延線13の出力部の別の1つから入射する互いに異なる波長の光パルスを合波して出力部へ出射する。
方向性結合器15は、波長合波器14−1及び14−2の各々で合波された光パルスを結合して2つの出力部へ出射する。
バランス受光器16は、方向性結合器15から入射する光パルスの光強度の差を出力する。
図4に、波長分波器12及び波長合波器14に適用できるアレイ導波路格子(Arrayed−Waveguide Grating:AWG)を示す。図4に示すアレイ導波路格子は入出力導波路20及び23と、スラブ導波路21−1及び21−2と導波路長の異なるアレイ導波路22とを備える。ただし、これに限られるものではなく、波長分波器12及び波長合波器14は、導波路型マッハツェンダ型干渉計、光ファイバグレーティング、バルクフィルタなどを適用してもよい。
本実施形態における波長分波器12に図4のAWGを適用する場合、導波路11−1を入出力導波路20と、導波路11−3,11−5を入出力導波路23と接続する。また、本実施形態における波長合波器14−1に図4のAWGを適用する場合、導波路11−10を入出力導波路20と、導波路11−6,11−8を入出力導波路23と接続する。本実施形態における波長合波器14−2に図4のAWGを適用する場合も同様である。
図5に、ラティス型回路構成を用いた可変遅延線13の構成例を示す。図5の可変遅延線は、2入力2出力の複数の対称マッハツェンダ型スイッチ25−1〜25−5と、スイッチ25−1〜25−5を介して縦続接続される導波路長の異なる2本の導波路24からなる導波路の組(24−3と24−4の組、24−5と24−6の組等)とを備える。スイッチ25−1〜25−5を介して縦続接続される導波路24の少なくとも1つには屈折率制御部(位相シフタ、石英導波路の場合は熱光学位相シフタ)27−1が構成されている。屈折率制御部27−1は、入出力する光パルス間の相対位相を与える。図5の可変遅延線13−2に適用した場合、導波路24−2は図3の導波路11−5と、導波路24−13及び24−14はそれぞれ図3の導波路11−8及び11−9と接続される。
各スイッチ25は2本の導波路24(24−15,24−17,及び24−19からなる導波路と、24−16,24−18,及び24−20からなる導波路)を有し、2本の導波路24は複数箇所で近接する方向性結合器26−1及び26−2を構成する。方向性結合器26間の導波路長は等しく、少なくとも一つの導波路には屈折率制御部(位相シフタ、石英導波路の場合は熱光学位相シフタ)27−2が構成されている。
2つ方向性結合器26−1及び26−2と導波路24−17及び24−18とで対称マッハツェンダ型のスイッチ25が構成され、屈折率制御部(位相シフタ、石英導波路の場合は熱光学位相シフタ)27−2を用い導波路の位相を制御し光路を切り替えることによって、可変遅延機能が実現されている。
スイッチ25を介して縦続接続される互いに長さの異なる導波路の組をN個(Nは1以上の整数)とし、各組における導波路の長さの差をΔL、2ΔL、2ΔL、・・・、2N-1ΔL(順番は任意)とした場合、可変遅延線13は、可変範囲が0〜(2−1)ΔL、可変幅がΔL刻みの計2通りの遅延を最小構成で実現することができる。導波路の組における導波路の長さの差を等しくして上記の2通りの遅延を実現する場合、導波路の組が(2−1)個必要となり、Nが増加するほど回路の規模に顕著な差が現れる。
図6は、本発明の実施形態に係る光CDMA通信システムの構成図である。本図を用いて図3の光CDMA復号器、及びそれを使用した光CDMA通信システムの動作原理、有用性を説明する。
図6の光CDMA通信システムは、パルス光源28と、パルス光源28からのパルス光をデータ変調する変調器30と、変調器30で変調された光パルスを光CDMA符号を用いて符号化する光CDMA符号器31と、スターカプラ32を介して光CDMA符号器31と接続された光CDMA復号器33とを備える。
図6の復号器33として、図3に示す光CDMA復号器、及び以下の図14、15、17,19を参照してそれぞれ説明する光CDMA復号器のいずれか1種類のみを使用しても良いし、複数の種類の光CDMA復号器を任意に組み合わせて使用しても良い。
パルス光源28で生成された多波長成分を持つパルス光は、変調器(E/O変換器)30でデータ変調され、光CDMA符号器31に入射される。
図7に、図6の光CDMA符号器31に適用可能な光CDMA符号器34の構成例を示す。光CDMA符号器34は、波長合分波器36及び38の間にそれぞれの波長に対応した可変遅延線37が配置されている。可変遅延線37は、復号器と同様に図5に示す可変遅延線の構成を用い、スイッチ25−1及び25−5のみを強度結合率が0.5になるよう設定し、その他のスイッチ25は設定する符号系列に従って強度結合率を0あるいは1.0に設定する。
図8に、OCC(One−Coincidence Code)系列(相互に時間方向にシフトさせたときに一致する波長チップ数はたかだか1の系列)を示す。なお簡単のため系列長は4としている。
OCC系列のうち、符号系列A及びCを光CDMA符号器31−1に割り当て、符号系列B及びDを光CDMA符号器31−2に割り当てるものとし、光CDMA符号器31−1は光CDMA復号器33−1と通信(CDMA符号器31−1のデータを復号する。)し、光CDMA符号器31−2は光CDMA復号器33−2と通信(CDMA符号器31−2のデータを復号する。)するものとする。
図9(a)及び(b)に、光ファイバあるいは光導波路等の光配線29−7及び29−8における光パルスの様子をそれぞれ示す。
光CDMA符号器において可変遅延線37の屈折率制御部(位相シフタ)27−1を用いて光パルス間の相対位相差を与えている。なお符号器、復号器中、可変遅延線以外の対応する部分(例えば図3中、導波路11−3と11−5、11−6〜11−9、11−10と11−11、11−12と11−13、電気配線18−1と18−2)の等価的な長さは、同一である。
図10及び11に、図6に示す光CDMA復号器33−1に図3に示す光CDMA復号器を適用した場合の導波路11−10及び11−11における光パルスの様子をそれぞれ示す。図10及び11はそれぞれ、図9(a)及び(b)に示した符号化パルスが33−1に入射した場合を示す。なお、光CDMA復号器10の可変遅延線におけるスイッチ25−1のみを強度結合率が0.5になるように設定し、その他のスイッチ25は設定符号に従って強度結合率を0あるいは1.0に設定している。図9と同様に、可変遅延線の屈折率制御部(位相シフタ)27−1を用いてパルス間の相対位相差の調整を行っている。
方向性結合器15が導波路を近接させた構成で強度結合率が0.5の場合、同じ波長成分は干渉し、異なる波長成分は干渉しない。従って、導波路11−12及び11−13における光パルスは、図12(a)及び(b)に示すものとなる。図12(a)及び(b)はそれぞれ、図10及び11に示した光パルスが方向性結合器15に入射した場合の様子を示す。
バランス受光器16は、入射波長成分にかかわらず入力光強度の差成分を出力する。従って、図12(a)及び(b)の光パルスをバランス受光器16に入力した場合、電気差動増幅器19からの最終電気出力18−3はそれぞれ、図13(a)及び(b)となる。図12(a)におけるピークパルス以外は、差し引き0となり出力されない。図13の結果はすなわち、自己相関信号(所望信号、符号器と復号器との符号に整合がある場合の信号)はサイドローブなしで得られ、相互相関信号(不要信号、符号器と復号器との符号に整合がない場合の信号)は0に抑圧される理想的な受信特性が得られることを示している。
なお上記の説明では、簡単のためOCC系列長を4としたが、他の系列長のOCC系列、OCC系列以外の系列を用いた場合でも、理想的な受信特性が得られる。
<実施形態2>
図14は、本発明の係る光CDMA復号器の第2の実施形態の構成例である。図14に示す光CDMA復号器は、導波路基板40にそれぞれ形成された、入力部及び複数の出力部を有する波長分波器42と、波長分波器の複数の出力部の1つと接続された入力部及び少なくとも2つの出力部を有する複数の可変遅延線43−1〜43−2と、各可変遅延線の少なくとも2つの出力部と接続された入力部及び2つの出力部を有する波長合波器44と、波長合波器の2つの出力部とそれぞれ接続された2つの入力部及び2つの出力部を有する方向性結合器45と、方向性結合器の2つの出力部と接続されたバランス受光器46とを備える。
バランス受光器46は、方向性結合器45の2つの出力部の1つと接続された入力部及び出力部を有する受光器(O/E変換器)47−1と、方向性結合器45の2つの出力部の他の1つと接続された入力部及び出力部を有する受光器(O/E変換器)47−2と、2つの受光器の出力部と接続された電気差動増幅器49とを備える。
導波路基板40上の波長分波器42と可変遅延線43−1〜43−2、各可変遅延線と波長合波器44、波長合波器と方向性結合器45、及び方向性結合器とバランス受光器46は、それぞれ導波路41によって光学的に接続されている。また、バランス受光器46内の受光器(O/E変換器)47−1〜47−2と電気差動増幅器49は電気配線48によって電気的に接続されている。
本実施形態の光CDMA復号器が備える導波路基板40、波長分波器42、可変遅延線43−1〜43−2、方向性結合器45、及びバランス受光器46は、それぞれ第1の実施形態の光CDMA復号器が備える導波路基板10、波長分波器12、可変遅延線13−1〜13−2、方向性結合器15、及びバランス受光器16と同一の構成であり、また、本実施形態の光CDMA復号器のバランス受光器46が備える受光器47−1及び47−2並びに電気差動増幅器49は、それぞれ第1の実施形態の光CDMA復号器中のバランス受光器16が備える受光器17−1及び17−2並びに電気差動増幅器19と同一の構成であるので、詳細な説明は省略する。
図3に示す第1の実施形態の光CDMA復号器は2つの波長合波器(AWG)14−1及び14−2を使用したが、図14に示す本実施形態の光CDMA復号器は、入力ポートの多い1つの波長合波器44を使用している。
波長合波器44は、1つの可変遅延線から入射する2つの光パルスをそれぞれ異なる出力部へ出射する。また、波長合波器44は、ある可変遅延線から入射される光パルスを、他の可変遅延線から入射される波長の異なる光パルスと合波して同一の出力部へ出射する。例えば、図14の波長合波器44は、導波路41−6及び41−8からの入力を導波路41−11へ出力し、導波路41−7及び41−9からの入力を導波路41−10へ出力する。したがって、本実施形態と第1の実施形態の光CDMA復号器では、同じ動作が得られる。このような入出力特性を有する波長合波器は、例えばAWGを用いて実現することができる。
本実施形態の光CDMA復号器では、波長合波器の個数を1つとしたことにより、2つ使用した場合の作製誤差等による素子間の波長等の特性ばらつきを除去でき、コストを削減できる。
<実施形態3>
図15は、本発明に係る光CDMA復号器の第3の実施形態の構成例である。図15に示す光CDMA復号器は、導波路基板50にそれぞれ形成された、入力部及び複数の出力部を有する波長分波器52と、波長分波器の複数の出力部の1つと接続された入力部及び少なくとも2つの出力部を有する複数の可変遅延線53−1〜53−2と、各可変遅延線の少なくとも2つの出力部と接続された入力部及び複数の出力部を有する第1の波長合波器54−1と、第1の波長合波器の複数の出力部と接続された入力部及び2つの出力部を有する第2の波長合波器54−2と、第2の波長合波器の2つの出力部とそれぞれ接続された2つの入力部及び2つの出力部を有する方向性結合器55と、方向性結合器の2つの出力部と接続されたバランス受光器56とを備える。
バランス受光器56は、方向性結合器55の2つの出力部の1つと接続された入力部及び出力部を有する受光器(O/E変換器)57−1と、方向性結合器55の2つの出力部の他の1つと接続された入力部及び出力部を有する受光器(O/E変換器)57−2と、2つの受光器の出力部と接続された電気差動増幅器59とを備える。
導波路基板50上の波長分波器52と可変遅延線53−1〜53−2、各可変遅延線と第1の波長合波器54−1、第1の波長合波器54−1と第2の波長合波器54−2、第2の波長合波器54−2と方向性結合器55、及び方向性結合器とバランス受光器56は、それぞれ導波路51によって光学的に接続されている。また、バランス受光器56内の受光器(O/E変換器)57−1〜57−2と電気差動増幅器59は電気配線58によって電気的に接続されている。
本実施形態の光CDMA復号器が備える導波路基板50、波長分波器52、可変遅延線53−1〜53−2、方向性結合器55、及びバランス受光器56は、それぞれ第1の実施形態の光CDMA復号器が備える導波路基板10、波長分波器12、可変遅延線13−1〜13−2、方向性結合器15、及びバランス受光器16と同一の構成であり、また、本実施形態の光CDMA復号器のバランス受光器56が備える受光器57−1及び57−2並びに電気差動増幅器59は、それぞれ第1の実施形態の光CDMA復号器中のバランス受光器16が備える受光器17−1及び17−2並びに電気差動増幅器19と同一の構成であるので、詳細な説明は省略する。
第1及び2の実施形態の光CDMA復号器(図3及び14)では、可変遅延線(13及び43)と波長合波器(AWG)(14及び44)とを接続する導波路(11及び41)に交差が生じ、本質的ではない不要損失が生じる。そこで本実施形態では、可変遅延線53−1〜53−2と第1の波長合波器(AWG)54−1とを接続する導波路51−6〜51−9に交差が生じさせないための第1の波長合波器54−1及び第2の波長合波器54−2を使用することで、本質的ではない不要損失を抑制する。
図16に、第1の波長合波器54−1及び第2の波長合波器54−2の詳細構成並びに波長入出力の様子を示す。第1の波長合波器(AWG)54−1は、2K個(Kは2以上の整数)の入力部とK+1個の出力部を有する。第2の波長合波器54−2は、K+1個の入力部と2個の出力部を有する。第1の波長合波器54−1の出力部は、第2の波長合波器54−2の入力部と接続されている。
第1の波長合波器54−1及び第2の波長合波器54−2は、図4に示したAWGを適用してそれぞれ構成することができる。なお、この場合、導波路22の頭頂部が互いに上下反転する(第1の波長合波器54−1において頭頂部が上向き、第2の波長合波器54−2において頭頂部が下向きとなる)ように導波路基板50に形成される。
第1の波長合波器54−1及び第2の波長合波器54−2のチャネル間隔は、入射される光パルスの波長λ1、λ2、・・・、λKの波長間隔に等しく、第1の波長合波器(AWG)54−1の2K個の入力部は、互いに交差しない導波路51で1対1に順次接続されている。より詳細には、第1の波長合波器(AWG)54−1の2K個の入力部は、波長λ1の光パルスを出射する可変遅延線の2個の出力部、波長λ2の光パルスを出射する可変遅延線の2個の出力部、・・・、及び波長λKの光パルスを出射する可変遅延線の2個の出力部と順次接続されている。
これにより、各可変遅延線から出射される2つの光パルスは、図16に示すように順次第1の波長合波器(AWG)54−1へ入射する。例えば、可変遅延線53−1の2つの出力部からはλ1の光パルスがそれぞれ出射され、可変遅延線53−2の2つの出力部からはλKの光パルスがそれぞれ出射され、合計2K個の光パルスが第1の波長合波器(AWG)54−1へ入射される。
図16において、波長を示す文字を囲む実線及び破線枠は、同一の可変遅延線の異なる出力部から出射された光パルスを区別するためのものである。
第1の波長合波器54−1は、2K個の入力部のうちの隣り合う入力部へ入射した光パルスのうち同一波長の光パルスを、AWGの周回性によりK+1個の出力部のうちの隣り合う出力部へ出射する。また、第1の波長合波器54−1は、2K個の入力部のうちの隣り合う入力部へ入射した光パルスのうち互いに異なる波長の光パルスを、AWGの周回性によりK+1個の出力部のうちの同一の出力部へ出射する。
また、第2の波長合波器54−2は、AWGの周回性により、K+1個の入力部のうちの隣り合う入力部から入射した同一波長の光パルスを2個の異なる出力部に別々に出射する。かつ、第2の波長合波器54−2は、AWGの周回性により、K+1個の入力部のうちの同一の入力部から入射した互いに異なる波長の光パルスを、2個の異なる出力部に別々に出射する。
<実施形態4>
図17は、本発明に係わる光CDMA復号器の第4の実施形態の構成例である。図17に示す光CDMA復号器は、導波路基板70にそれぞれ形成された、入力部及び複数の出力部を有する波長分波器72と、波長分波器の複数の出力部の1つと接続された入力部及び少なくとも2つの出力部を有する複数の可変遅延線73−1〜73−2と、各可変遅延線の少なくとも2つの出力部と接続された入力部及び2つの出力部を有する波長合波器74と、波長合波器の2つの出力部とそれぞれ接続された2つの入力部及び2つの出力部を有する方向性結合器75と、方向性結合器の2つの出力部と接続されたバランス受光器76とを備える。波長合波器74のチャネル間隔は、波長分波器72のチャネル間隔の半分である。
バランス受光器76は、方向性結合器75の2つの出力部の1つと接続された入力部及び出力部を有する受光器(O/E変換器)77−1と、方向性結合器75の2つの出力部の他の1つと接続された入力部及び出力部を有する受光器(O/E変換器)77−2と、2つの受光器の出力部と接続された電気差動増幅器79とを備える。
導波路基板70上の波長分波器72と可変遅延線73−1〜73−2、各可変遅延線と波長合波器74、波長合波器と方向性結合器75、及び方向性結合器とバランス受光器76は、それぞれ導波路71によって光学的に接続されている。また、バランス受光器76内の受光器(O/E変換器)77−1〜77−2と電気差動増幅器79は電気配線78によって電気的に接続されている。
本実施形態の光CDMA復号器が備える導波路基板70、波長分波器72、可変遅延線73−1〜73−2、方向性結合器75、及びバランス受光器76は、それぞれ第1の実施形態の光CDMA復号器が備える導波路基板10、波長分波器12、可変遅延線13−1〜13−2、方向性結合器15、及びバランス受光器16と同一の構成であり、また、本実施形態の光CDMA復号器のバランス受光器76が備える受光器77−1及び77−2並びに電気差動増幅器79は、それぞれ第1の実施形態の光CDMA復号器中のバランス受光器16が備える受光器17−1及び17−2並びに電気差動増幅器19と同一の構成であるので、詳細な説明は省略する。
本実施形態の光CDMA復号器は、図14に示す第2の実施形態の光CDMA復号器と同様に入力ポートの多い1つの波長合波器74を使用するが、第3の実施形態と同様に可変遅延線73−1〜73−2と波長合波器74とを接続する導波路71−6〜71−9に交差が生じさせないための波長合波器74を使用することで、本質的ではない交差による不要損失を抑制する。
波長合波器74は、1つの可変遅延線から入射する波長の等しい2つの光パルスをそれぞれ異なる出力部へ出射する。また、波長合波器74は、ある可変遅延線から入射される光パルスの一方と、他の可変遅延線から入射される波長の異なる光パルスの一方とを合波して同一の出力部へ出射する。
図18に、波長合波器74における波長入出力の様子を示す。図18において、波長を示す文字を囲む実線及び破線枠は、同一の可変遅延線の異なる出力部から出射された光パルスを区別するためのものである。図18に示す波長合波器74は、2K個(Kは2以上の整数)の入力部と2個の出力部を有する場合の例である。波長合波器(AWG)74のチャネル間隔は、波長分波器72のチャネル間隔の半分である。したがって、入射される光パルスの波長λ1、λ2、・・・、λKの波長間隔は、波長合波器(AWG)74のチャネル間隔の2倍である。
波長合波器74の2K個の入力部は、第3の実施形態の波長合波器54−1の入力部と同様に、互いに交差しない導波路71で1対1に順次接続されている。
波長合波器74は、2K個の入力部のうちの隣り合う入力部へ入射した光パルスのうち同一波長の光パルスを、AWGの周回性により2個の異なる出力部に別々に出射する。かつ、波長合波器74は、2K個の入力部のうちの1つおきの入力部へ入射した光パルスのうち互いに異なる波長の光パルスを、AWGの周回性により2個の出力部のうちの同一の出力部へ出射する。
このように、チャネル間隔が波長分波器72のチャネル間隔の半分である波長合波器74を用いることによって、導波路71−6〜71−9を交差させることなく、第1及び第2の実施形態の波長合波器14−1、14−2及び44と同じ波長合波特性を実現でき、また全体として第1及び第2の光CDMA復号器と同じ動作を実現できる。
第3の実施形態の光CDMA復号器では、可変遅延線53−1〜53−2と波長合波器54−1とを接続する導波路51−6〜51−9を交差させないように構成するために、波長分波器52のチャネル間隔と同じチャネル間隔を有する波長合波器54−1及び54−2を2段に縦続接続したが、本実施形態の光CDMA復号器は、1つの光合波器74を用いるため、構成の簡略化によるコストの低減及び損失低減が可能である。一方、各波長チャネルのチャネル帯域の観点からは、波長分波器52のチャネル間隔と同じチャネル間隔を有する波長合波器54−1及び54−2を2段に縦続接続した第3の実施形態の光CDMA復号器の方が、波長分波器72のチャネル間隔の半分のチャネル間隔を有する波長合波器74を1段用いた本実施形態の光CDMA復号器よりも利点がある。
<実施形態5>
図19は、本発明に係わる光CDMA復号器の第5の実施形態の構成例である。図19に示す光CDMA復号器は、導波路基板60にそれぞれ形成された、複数の入力部及び複数の出力部を有する波長合分波器62と、波長合分波器の複数の出力部の1つと接続された入力部及び波長合分波器の複数の入力部の1つとそれぞれ接続された少なくとも2つの出力部を有する複数の可変遅延線63−1〜63−2と、波長合分波器の複数の出力部のうちの2つの出力部とそれぞれ接続された2つの入力部及び2つの出力部を有する方向性結合器64と、方向性結合器の2つの出力部と接続されたバランス受光器65とを備える。
バランス受光器65は、方向性結合器64の2つの出力部の1つと接続された入力部及び出力部を有する受光器(O/E変換器)66−1と、方向性結合器64の2つの出力部の他の1つと接続された入力部及び出力部を有する受光器(O/E変換器)66−2と、2つの受光器の出力部と接続された電気差動増幅器68とを備える。
導波路基板60上の波長合分波器62と可変遅延線63−1〜63−2、波長合分波器62と方向性結合器64、及び方向性結合器とバランス受光器65は、それぞれ導波路61によって光学的に接続されている。また、バランス受光器65内の受光器(O/E変換器)66−1〜66−2と電気差動増幅器68は電気配線67によって電気的に接続されている。
本実施形態の光CDMA復号器が備える導波路基板60、可変遅延線63−1〜63−2、方向性結合器64、及びバランス受光器65は、それぞれ第1の実施形態の光CDMA復号器が備える導波路基板10、可変遅延線13−1〜13−2、方向性結合器15、及びバランス受光器16と同一の構成であり、また、本実施形態の光CDMA復号器のバランス受光器65が備える受光器66−1及び66−2並びに電気差動増幅器68は、それぞれ第1の実施形態の光CDMA復号器のバランス受光器16が備える受光器17−1及び17−2並びに電気差動増幅器19と同一の構成であるので、詳細な説明は省略する。
図14に示す第2の実施形態の光CDMA復号器が、可変遅延線43−1〜43−2の出力部から出射される光パルスを方向性結合器45へ入射する波長合波器44を1つとすることで、図3に示す第1の実施形態の光CDMA復号器と比較して、波長合波器間の波長等の特性ばらつきを除去し、コストを削減したのに対し、図19に示す本実施形態の光CDMA復号器は、入射光パルスを波長分波して可変遅延線へ入射する波長分波器(図14の符号42)の機能と可変遅延線から出射される光パルスを方向性結合器へ入射する波長合波器(図14の符号44)の機能とを、一つの波長合分波器62で実現するように構成されている。
波長合分波器62は、複数の入力部の1つに入射された光パルスを波長分波して、可変遅延線63−1〜63−2の入力部が接続された出力部へ出射する。
また、波長合分波器62は、各可変遅延線63−1〜63−2の少なくとも2つの出力部から複数の入力部へ入射された光パルスを合波して、方向性結合器の2つの入力部と接続された出力部へ出射する。この時、波長合分波器62は、可変遅延線の異なる出力部から入射された同一波長の光パルス同士がそれぞれ方向性結合器の別の入力部へ入射されるように合波する。例えば、導波路61−6からの入射された光パルス(λ1)は、導波路61−8からの入射された光パルス(λK)と合波されて導波路61−10へ出射され、導波路61−7からの入射された光パルス(λ1)は、導波路61−9からの入射された光パルス(λK)と合波されて導波路61−11へ出射される。
これにより、第1乃至4の実施形態の光CDMA復号器と同一の機能を達成でき、図14の合波器及び分波器を1つずつ使用した場合よりもさらに作製誤差等による素子間の波長等の特性ばらつきを除去し、コストを削減できる。
なお、本実施形態の光CDMA復号器では、波長合分波器62の出力部及び入力部に可変遅延線63−1〜63−2の入力部及び出力部がそれぞれ接続される例を示したが、波長合分波器62と変遅延線63−1〜63−2との接続はこれに限定されるものではなく、波長合分波器62の出力部に可変遅延線63−1〜63−2の入力部及び出力部が接続され、可変遅延線63−1〜63−2から入射した光パルスが波長合分波器62の入力部に出射されるようにしても良い。
従来の光CDMA符号器、復号器、及び光CDMA通信システムを示す図である。 図1の光CDMA符号器、復号器、及び光CDMA通信システムを用いた場合の光パルス列の様子を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る光CDMA復号器の構成図である。 波長分波器の一例(アレイ導波路格子)を示す図である。 可変遅延線の一例(ラティス型光回路)を示す図である。 本発明の光CDMA通信システムを示す図である。 光CDMA符号器の一例を示す図である。 OCC系列の一例を示す図である。 図6の光CDMA通信システムを用いた場合の光パルス列の様子を示す図である。 図6の光CDMA通信システムを用いた場合の光パルス列の様子を示す図である。 図6の光CDMA通信システムを用いた場合の光パルス列の様子を示す図である。 図6の光CDMA通信システムを用いた場合の光パルス列の様子を示す図である。 図6の光CDMA通信システムを用いた場合の電気出力の様子を示す図である。 本発明の光CDMA復号器の第2の実施形態を示す図である。 本発明の光CDMA復号器の第3の実施形態を示す図である。 図15中の波長の合波の様子を示す図である。 本発明の光CDMA復号器の第4の実施形態を示す図である。 図17中の波長の合波の様子を示す図である。 本発明の光CDMA復号器の第5の実施形態を示す図である。
符号の説明
1 データ変調されたパルス光源
2 ラティス型回路
3 スターカプラ
4 可変方向性結合器
5 屈折率制御部(位相シフタ)
10、34、40、50、60、70 導波路基板
11、24、35、41、51、61、71 導波路
12、36、42、52、72 波長分波器
13、37、43、53、63、73 可変遅延線
14、38、44、54、74 波長合波器
15、45、55、64、75 方向性結合器
16、46、56、65、76 バランス受光器
17、47、57、66、77 受光器(O/E変換器)
18、48、58、67、78 電気配線
19、49、59、68、79 電気差動増幅器
20 入力導波路
21 スラブ導波路
22 アレイ導波路
23 出力導波路アレイ
25 対称マッハツェンダ型スイッチ
26 方向性結合器
27 屈折率制御部(位相シフタ)
28 パルス光源
29 光配線
30 変調器(E/O変換器)
31 光CDMA符号器
32 スターカプラ
33 光CDMA復号器
62 波長合分波器

Claims (9)

  1. OCC(One−Coincidence Code)系列のうち、各波長に対する遅延時間の和が一定となる相補的な2つの符号系列を用いて時間領域及び波長領域で符号化された光信号を入力する入力部及び複数の出力部を有する波長分波器と、
    前記波長分波器の前記複数の出力部の1つと接続された入力部及び少なくとも2つの出力部を有し、入力された光パルス列の波長に応じた遅延時間量が、前記符号系列のうち1系列の関係を満たす第1の光パルス列と、前記符号系列のうち他の1系列の関係を満たす第2の光パルス列とを出力する複数の可変遅延線と、
    前記可変遅延線の各々の前記少なくとも2つの出力部の1つと接続された入力部及び出力部を有する第1の波長合波器と、
    前記可変遅延線の各々の前記少なくとも2つの出力部の他の1つと接続された入力部及び出力部を有する第2の波長合波器と、
    前記第1及び2の波長合波器の前記出力部とそれぞれ接続された2つの入力部及び2つの出力部を有する方向性結合器と、
    前記方向性結合器の2つの出力部と接続されたバランス受光器と
    を備えたことを特徴とする光CDMA復号器。
  2. OCC(One−Coincidence Code)系列のうち、各波長に対する遅延時間の和が一定となる相補的な2つの符号系列を用いて時間領域及び波長領域で符号化された光信号を入力する入力部及び複数の出力部を有する波長分波器と、
    前記波長分波器の前記複数の出力部の1つと接続された入力部及び少なくとも2つの出力部を有し、入力された光パルス列の波長に応じた遅延時間量が、前記符号系列のうち1系列の関係を満たす第1の光パルス列と、前記符号系列のうち他の1系列の関係を満たす第2の光パルス列とを出力する複数の可変遅延線と、
    前記可変遅延線の各々の前記少なくとも2つの出力部と接続された入力部及び2つの出力部を有する波長合波器と、
    前記波長合波器の前記2つの出力部のそれぞれと接続された2つの入力部及び2つの出力部を有する方向性結合器と、
    前記方向性結合器の前記2つの出力部と接続されたバランス受光器とを備え、
    前記波長合波器は、前記可変遅延線の前記少なくとも2つの出力部から入射する各光パルスを当該波長合波器の異なる出力部へ出射することを特徴とする光CDMA復号器。
  3. OCC(One−Coincidence Code)系列のうち、各波長に対する遅延時間の和が一定となる相補的な2つの符号系列を用いて時間領域及び波長領域で符号化された光信号を入力する入力部及び複数の出力部を有する波長分波器と、
    前記波長分波器の前記複数の出力部の1つと接続された入力部並びに第1の出力部及び第2の出力部を含む少なくとも2つの出力部を有し、入力された光パルス列の波長に応じた遅延時間量が、前記符号系列のうち1系列の関係を満たす第1の光パルス列と、前記符号系列のうち他の1系列の関係を満たす第2の光パルス列とを出力する複数の可変遅延線と、
    前記複数の可変遅延線と同一導波路基板状に形成され前記可変遅延線の各々の前記第1の出力部及び前記第2の出力部とそれぞれ接続された入力部及び複数の出力部を有する第1の波長合波器と、
    前記第1の波長合波器と同一導波路基板状に形成され、前記第1の波長合波器の前記複数の出力部とそれぞれ接続された複数の入力部及び2つの出力部を有する第2の波長合波器と、
    前記第2の波長合波器の前記2つの出力部とそれぞれ接続された2つの入力部及び2つの出力部を有する方向性結合器と、
    前記方向性結合器の前記2つの出力部と接続されたバランス受光器とを備え、
    前記第1の波長合波器および第2の波長合波器は、前記波長分波器の波長間隔と等しいチャネル間隔を有し、
    前記第1の波長合波器は、
    前記複数の可変遅延線の前記第1の出力部及び前記第2の出力部が交差することなく前記複数の可変遅延線と順次接続され、
    前記可変遅延線の各々の前記第1の出力部から入射する光パルスと前記可変遅延線の各々の前記第2の出力部から射する光パルスとを、当該第1の波長合波器の前記複数の出力部の異なる出力部へ出射し、当該第1の波長合波器の隣り合う入力部から入射する同一波長の光パルスを、当該第1の波長合波器の前記複数の出力部の隣り合う出力部へ出射するとともに、当該第1の波長合波器の隣り合う入力部から入射する互いに異なる波長の光パルスを、当該第1の波長合波器の前記複数の出力部の同一の出力部へ出射し、
    前記第2の波長合波器は、前記第1の波長合波器の前記複数の出力部から入射する光パルスのうち前記可変遅延線の各々の前記第1の出力部から出射した光パルスと前記可変遅延線の各々の前記第2の出力部から出射した光パルスとを、当該第2の波長合波器の前記2つの出力部の異なる出力部へ出射することを特徴とする光CDMA復号器。
  4. OCC(One−Coincidence Code)系列のうち、各波長に対する遅延時間の和が一定となる相補的な2つの符号系列を用いて時間領域及び波長領域で符号化された光信号を入力する入力部及び複数の出力部を有する波長分波器と、
    前記波長分波器の前記複数の出力部の1つと接続された入力部並びに第1の出力部及び第2の出力部を含む少なくとも2つの出力部を有し、入力された光パルス列の波長に応じた遅延時間量が、前記符号系列のうち1系列の関係を満たす第1の光パルス列と、前記符号系列のうち他の1系列の関係を満たす第2の光パルス列とを出力する複数の可変遅延線と、
    前記複数の可変遅延線と同一導波路基板状に形成され、前記可変遅延線の各々の前記第1の出力部及び前記第2の出力部と接続された入力部及び2つの出力部を有する波長合波器と、
    前記波長合波器の前記2つの出力部のそれぞれと接続された2つの入力部及び2つの出力部を有する方向性結合器と、
    前記方向性結合器の前記2つの出力部と接続されたバランス受光器とを備え、
    前記波長合波器は、
    前記複数の可変遅延線の前記第1の出力部及び前記第2の出力部が交差することなく前記複数の可変遅延線と順次接続され、
    前記波長分波器のチャネル間隔の半分の波長間隔を有し、
    前記可変遅延線の各々の前記第1の出力部から出射した光パルスと前記可変遅延線の各々の前記第2の出力部から出射した光パルスとを、当該波長合波器の前記2つの出力部の異なる出力部へ出射することを特徴とする光CDMA復号器。
  5. OCC(One−Coincidence Code)系列のうち、各波長に対する遅延時間の和が一定となる相補的な2つの符号系列を用いて時間領域及び波長領域で符号化された光信号を入力する複数の入力部及び複数の出力部を有する波長合分波器と、
    前記波長合分波器の前記複数の出力部の1つと接続された入力部及び前記波長合分波器の前記複数の入力部の1つとそれぞれ接続された第1の出力部及び第2の出力部を含む少なくとも2つの出力部を有し、入力された光パルス列の波長に応じた遅延時間量が、前記符号系列のうち1系列の関係を満たす第1の光パルス列と、前記符号系列のうち他の1系列の関係を満たす第2の光パルス列とを出力する複数の可変遅延線と、
    前記波長合分波器の前記複数の出力部のうち、前記可変遅延線の前記入力部と接続されていない2つの出力部とそれぞれ接続された2つの入力部及び2つの出力部を有する方向性結合器と、
    前記方向性結合器の前記2つの出力部と接続されたバランス受光器とを備え、
    前記波長合分波器は、
    前記波長合分波器の前記複数の入力部のうちの前記可変遅延線の前記第1の出力部及び前記第2の出力部と接続されていない入力部から入射する光パルスを波長分波して、前記波長合分波器の前記複数の出力部のうちの前記可変遅延線の前記入力部と接続された出力部へ出射し、
    前記可変遅延線の各々の前記第1の出力部から入射する光パルスと前記第2の出力部から入射する光パルスとを、前記波長合分波器の前記複数の出力部のうちの前記方向性結合器と接続された異なる出力部へ出射することを特徴とする光CDMA復号器。
  6. 前記波長合波器、波長分波器、及び波長合分波器の少なくとも1つは、アレイ導波路格子であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の光CDMA復号器。
  7. 前記可変遅延線は、ラティス型回路であり、
    複数箇所で近接する導波路長の等しい2本の導波路で構成される複数の第2の方向性結合器からなる複数の対称マッハツェンダ型のスイッチと、
    前記スイッチを介して縦続接続される導波路長の異なる2本の導波路からなる1つ又は複数の導波路の組とを備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の光CDMA復号器。
  8. 前記導波路の組の組数をN(Nは1以上の整数)としたとき、前記2本の導波路の組における前記2本の導波路の導波路長差は、前記2本の導波路の組毎に異なり、ΔL、2ΔL、2ΔL、・・・、2N-1ΔLのいずれかであることを特徴とする請求項7に記載の光CDMA復号器。
  9. 光信号を時間領域及び波長領域で符号化及び復号化する光CDMA通信システムであって、
    請求項1乃至8に記載の光CDMA復号器を任意の組み合わせで複数備えたことを特徴とする光CDMA通信システム。
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