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JP4688938B2 - 現像装置、画像形成装置および現像装置のクリーニング方法 - Google Patents

現像装置、画像形成装置および現像装置のクリーニング方法 Download PDF

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JP4688938B2 JP2009020999A JP2009020999A JP4688938B2 JP 4688938 B2 JP4688938 B2 JP 4688938B2 JP 2009020999 A JP2009020999 A JP 2009020999A JP 2009020999 A JP2009020999 A JP 2009020999A JP 4688938 B2 JP4688938 B2 JP 4688938B2
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Description

本発明は、トナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤によって現像する現像装置、画像形成装置および現像装置のクリーニング方法に関する。
従来から、複写機、プリンタなどの画像形成装置には、電子写真方式の画像形成装置が多く使用されている。電子写真方式の画像形成装置は、感光体(トナー像担持体)の表面に静電潜像を形成し、現像装置から供給されたトナーによって前記静電潜像を現像し、現像されたトナー像を用紙等の記録媒体に転写し定着させることで、記録媒体上に画像を形成する。
近年の画像形成装置は、形成画像のカラー化および高画質化のために、トナーの帯電安定性に優れる2成分現像剤を現像剤として使用している。2成分現像剤は、トナーとキャリアとからなり、それらが現像装置の現像槽内で攪拌されることによって、トナーとキャリアとの摩擦が生じ、当該摩擦によってトナーは適正に帯電する。
近年では、画像形成装置の高速化および小型化が要求されており、高速化のためには、2成分現像剤の帯電を迅速かつ充分に行い、2成分現像剤の搬送を迅速に行う必要がある。特に、現像槽に補給されたトナーを2成分現像剤中に迅速に分散させて適正に帯電させる必要がある。
特許文献1には、2成分現像剤が循環搬送される2つの現像剤搬送路と、当該現像剤搬送路において2成分現像剤を攪拌しながら搬送する2つの現像剤搬送部材とを備える循環方式の現像装置が記載されている。特許文献1に記載の現像装置は、螺旋状の現像剤搬送部材によって、効率良く2成分現像剤を搬送している。
特開平10−63081号公報
しかしながら、現像剤搬送性の高い螺旋状の現像剤搬送部材を備えた現像装置であっても、現像剤搬送部材が高速回転することによる遠心力および発生する熱によって、現像槽内壁に現像剤が凝集した状態で付着し、現像剤の流れは悪くなってしまう。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであって、現像剤が凝集した状態で現像槽内壁に付着するのを防止し、現像剤の搬送性を維持することができる現像装置、画像形成装置および現像装置のクリーニング方法を提供することを目的とする。
本発明は、トナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を収容する現像剤収容手段と、
回転軸と、強磁性体を含んで構成され、前記回転軸を螺旋状に取巻き、当該回転軸とともに回転する螺旋羽根とを備える現像剤搬送手段と、
前記螺旋羽根を磁化する磁化手段と
前記螺旋羽根に前記磁化手段による磁場が働いている状態と、働いていない状態とを、切換える切換手段とを備えることを特徴とする現像装置である。
また本発明は、前記磁化手段は、前記回転軸の一端部付近にのみ備えられる電磁石であり、
前記切換手段は、前記電磁石に電流を印加する電源であることを特徴とする。
また本発明は、トナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を収容する現像剤収容手段と、
回転軸と、強磁性体を含んで構成され、前記回転軸を螺旋状に取巻き、当該回転軸とともに回転する螺旋羽根とを備える現像剤搬送手段と、
前記螺旋羽根を磁化する磁化手段とを備え、
前記螺旋羽根は、前記強磁性体としてフェライト粒子を含む樹脂からなることを特徴とする現像装置である。
また本発明は、トナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を収容する現像剤収容手段と、
回転軸と、強磁性体を含んで構成され、前記回転軸を螺旋状に取巻き、当該回転軸とともに回転する螺旋羽根とを備える現像剤搬送手段と、
現像剤を像担持体へと搬送するためのマグネットローラと、
前記マグネットローラとは別に設けられ、前記螺旋羽根を磁化する磁化手段とを備えることを特徴とする現像装置である。
また本発明は、前記強磁性体は、残留磁化が0Wb/m 以上0.5Wb/m 以下であることを特徴とする。
また本発明は、前記回転軸は残留磁化が0Wb/m 以上0.5Wb/m 以下である金属材料からなることを特徴とする。
また本発明は、前記螺旋羽根と前記回転軸とが、残留磁化が0Wb/m 以上0.5Wb/m 以下である金属材料で一体化されてなることを特徴とする。
また本発明は、前記現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
また本発明は、クリーニング中には、磁化手段によって、強磁性体を含む螺旋羽根を備える現像剤搬送手段を磁化し、現像剤収容手段に収容されるトナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を、磁化された当該現像剤搬送手段によって攪拌するとともに、
クリーニング中以外では、前記磁化手段による磁場が前記現像剤搬送手段に働いていない状態に切換えることを特徴とする現像装置のクリーニング方法である。
また本発明は、強磁性体としてフェライト粒子を含む樹脂からなる螺旋羽根を備える現像剤搬送手段を磁化し、現像剤収容手段に収容されるトナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を、磁化された当該現像剤搬送手段によって攪拌することを特徴とする現像装置のクリーニング方法である。
また本発明は、マグネットローラとは別に設けられる磁化手段によって、強磁性体を含む螺旋羽根を備える現像剤搬送手段を磁化し、現像剤収容手段に収容されるトナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を、磁化された当該現像剤搬送手段によって攪拌することを特徴とする現像装置のクリーニング方法である。
本発明によれば、磁化手段によって強磁性体を含む螺旋羽根が磁化される。磁化された螺旋羽根は、磁性キャリアを拘束し、螺旋羽根の径方向端部に磁気ブラシを形成する。よって、本発明の現像装置は、現像剤搬送手段を回転させることで、現像剤収容手段内壁に凝集した状態で付着した現像剤を磁気ブラシで摺擦し、現像剤収容手段内壁から剥離させて、現像剤収容手段をクリーニングすることができる。したがって、当該現像装置は、現像剤が凝集した状態で現像剤収容手段内壁に付着するのを防止することで、現像剤の搬送性を維持することができる。
た、切換手段は、螺旋羽根に磁化手段による磁場が働いている状態と働いていない状態とを切換えることができる。よって切換手段は、現像剤収容手段のクリーニング中は、螺旋羽根に磁化手段による磁場が働いている状態とし、クリーニング中以外では、螺旋羽根に磁化手段による磁場が働いていない状態とすることができる。したがって、本発明の現像装置は、現像剤収容手段のクリーニング中以外では、クリーニング中に比べて、螺旋羽根が磁性キャリアを拘束する力を小さくすることができるので、2成分現像剤を効率的に攪拌搬送することができる。
また本発明によれば、回転軸の一端部付近にのみ磁化手段が備えられるので、磁化手段が回転軸の一端部付近以外に備えられる場合に比べて、螺旋羽根は磁化されやすくなり、よって、磁化手段の数を少なくしたり、磁化手段の大きさを小さくしたりでき、現像装置は小型化することができる。また、電磁石は電源からの電流の印加を止めるだけで磁場を消滅させることができるので、磁化手段として永久磁石を用いる場合に比べて、簡単な機構で、螺旋羽根に磁化手段による磁場が働いている状態と働いていない状態とを切換えることができ、よって、現像装置は小型化することができる。また、本発明の現像装置は、回転軸の一端部付近にのみ備えられる磁化手段で螺旋羽根を磁化することによって、回転軸付近に比べて螺旋羽根の径方向端部における磁束密度を高くし、均一な磁気ブラシを形成するので、現像剤収容手段をよりクリーニングすることができる。
また本発明によれば、磁化手段によって強磁性体を含む螺旋羽根が磁化される。磁化された螺旋羽根は、磁性キャリアを拘束し、螺旋羽根の径方向端部に磁気ブラシを形成する。よって、本発明の現像装置は、現像剤搬送手段を回転させることで、現像剤収容手段内壁に凝集した状態で付着した現像剤を磁気ブラシで摺擦し、現像剤収容手段内壁から剥離させて、現像剤収容手段をクリーニングすることができる。したがって、当該現像装置は、現像剤が凝集した状態で現像剤収容手段内壁に付着するのを防止することで、現像剤の搬送性を維持することができる。さらに、螺旋羽根は樹脂によって作製される。よって、本発明の現像装置は、複雑な形状に作製された螺旋羽根を備えることができ、現像剤収容手段をよりクリーニングすることができる。
また本発明によれば、マグネットローラとは別に設けられる磁化手段によって強磁性体を含む螺旋羽根が磁化される。磁化された螺旋羽根は、磁性キャリアを拘束し、螺旋羽根の径方向端部に磁気ブラシを形成する。よって、本発明の現像装置は、現像剤搬送手段を回転させることで、現像剤収容手段内壁に凝集した状態で付着した現像剤を磁気ブラシで摺擦し、現像剤収容手段内壁から剥離させて、現像剤収容手段をクリーニングすることができる。したがって、当該現像装置は、現像剤が凝集した状態で現像剤収容手段内壁に付着するのを防止することで、現像剤の搬送性を維持することができる。
また本発明によれば、螺旋羽根に含まれる強磁性体は残留磁化が0Wb/m 以上0.5Wb/m 以下であるので、切換手段によって、螺旋羽根に磁化手段による磁場が働いていない状態に切換えられると、螺旋羽根は磁性キャリアを拘束する力を失う。よって、本発明の現像装置は、螺旋羽根に磁場が働いていない状態に切換えることで、螺旋羽根に拘束されていた磁性キャリアを速やかに開放することができ、磁性キャリアを拘束せずに現像剤搬送手段を回転させることできるので、現像剤収容手段のクリーニング中以外で現像剤搬送手段を回転させるときに、現像剤に発生するストレスを低減することができ、現像剤の寿命が短くなることを防止できる。
また本発明によれば、回転軸は金属材料からなるので剛性が高い。よって、本発明の現像装置は、回転軸が変形しにくく、長期間使用することができる。また、回転軸は残留磁化が0Wb/m 以上0.5Wb/m 以下である金属材料からなるので、螺旋羽根全体が均一に磁化され、磁化手段から離れている螺旋羽根の部分であっても、磁気ブラシが安定して形成される。したがって、本発明の現像装置は、磁気ブラシを安定して形成することができ、現像剤収容手段をよりクリーニングすることができる。
また、回転軸は残留磁化が0Wb/m 以上0.5Wb/m 以下であるので、回転軸に磁場が働いていない状態に切換えられると、螺旋羽根は速やかに磁化されていない状態となり、螺旋羽根に拘束されていた磁性キャリアは速やかに開放される。よって、本発明の現像装置は、現像剤収容手段のクリーニング中以外において、磁性キャリアを拘束せずに現像剤搬送手段を回転させることできるので、現像剤搬送手段を回転させる際に、現像剤に発生するストレスを低減することができ、現像剤の寿命が短くなることを防止できる。
また本発明によれば、螺旋羽根と回転軸とが金属材料で一体化されてなるので、現像剤搬送手段は、剛性が高く、かつ、小型化することができる。よって、本発明の現像装置は、長期間使用することができ、かつ、現像剤収容手段を小型化することで装置全体を小型化することができる。また、本発明の現像装置は、螺旋羽根が残留磁化が0Wb/m 以上0.5Wb/m 以下である金属材料からなるので、現像剤収容手段のクリーニング中以外で現像剤搬送手段を回転させるときに、現像剤に発生するストレスを低減することができ、現像剤の寿命が短くなることを防止できる。また、本発明の現像装置は、回転軸が残留磁化が0Wb/m 以上0.5Wb/m 以下である金属材料からなるので、螺旋羽根全体を均一に磁化することができ、磁化手段から離れている螺旋羽根の部分であっても、磁気ブラシを安定して形成することができ、現像剤収容手段をよりクリーニングすることができる。
また本発明によれば、現像装置は、現像剤が凝集した状態で現像剤収容手段内壁に付着するのを防止し、現像剤の搬送性を維持することができる。よって、本発明の画像形成装置は、画像濃度ムラのない画像を安定して、かつ、高速に形成することができる。
また本発明によれば、現像剤搬送手段を磁化し、磁化された当該現像剤搬送手段によって2成分現像剤を攪拌するだけで、現像剤収容手段内壁をクリーニングできる。よって、いつでも現像剤収容手段内壁に凝集した状態で付着した現像剤を取除くことができ、現像剤の搬送性を維持することができるので、画像濃度ムラの発生を未然に防ぐことができる。
画像形成装置100の断面を概略的に示す模式図である。 現像装置2の断面を概略的に示す模式図である。 図2の切断面線A−Aで現像装置2を切断したときの断面図である。 図2の切断面線B−Bで現像装置2を切断したときの断面図である。 トナー補給部22の断面を概略的に示す模式図である。 図5の切断面線C−Cでトナー補給部22を切断したときの断面図である。 現像装置2のクリーニングモードを説明するための図である。 Dで示される領域を拡大した現像装置2の模式図である。
本発明の画像形成装置は、後に詳述する本発明の現像装置を備える。図1は、本発明の画像形成装置の実施形態である画像形成装置100の断面を概略的に示す模式図である。画像形成装置100は、複写機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を併せ持つ複合機であり、伝達される画像情報に応じて、記録媒体上にフルカラーまたはモノクロの画像を形成する。すなわち、画像形成装置100においては、コピアモード(複写モード)、プリンタモード、およびファクシミリモードという3種の印刷モードを有しており、図示しない操作部またはスキャナ部を介した操作入力、パーソナルコンピュータ、携帯端末装置、情報記録記憶媒体、メモリ装置を用いる外部機器などからの印刷ジョブの受信に応じて、図示しない制御ユニットによって、印刷モードが選択される。
画像形成装置100は、露光ユニット1と、本発明の現像装置の実施形態である現像装置2k,2c,2m,2yと、感光体ドラム3k,3c,3m,3yと、クリーニングユニット4k,4c,4m,4yと、帯電部5k,5c,5m,5yと、中間転写ローラ6k,6c,6m,6yを含む中間転写ベルトユニット8と、定着ユニット12と、記録媒体搬送部13と、トナー補給部22k,22c,22m,22yと、図示しない制御ユニットとを備える。現像装置2k,2c,2m,2y、感光体ドラム3k,3c,3m,3y、クリーニングユニット4k,4c,4m,4y、帯電部5k,5c,5m,5y、中間転写ローラ6k,6c,6m,6y、トナー補給部22k,22c,22m,22y、ならびに現像装置2k,2c,2m,2yおよびトナー補給部22k,22c,22m,22yに含まれる各部材は、カラー画像情報に含まれる黒(k)、シアン(c)、マゼンタ(m)、およびイエロー(y)の各色の画像情報に対応するために、それぞれ4つずつ設けられている。上記のように、各色に応じて4つずつ設けられる各部材は、各色を表すアルファベット(k,c,m,y)を参照符号の末尾に付して区別する。また、各部材を総称する場合は各色を表すアルファベットを参照符号の末尾に付さないで表す。
感光体ドラム3は、図示しない駆動部により、軸線回りに回転駆動可能に支持され、図示しない、導電性基体と、導電性基体の表面に形成される感光層とを含む。導電性基体は種々の形状を採ることができ、たとえば、円筒状、円柱状、薄膜シート状などが挙げられる。これらの中でも円筒状が好ましい。導電性基体は導電性材料によって形成される。導電性材料としては、この分野で常用されるものを使用でき、たとえば、アルミニウム、銅、真鍮、亜鉛、ニッケル、ステンレス鋼、クロム、モリブデン、バナジウム、インジウム、チタン、金、白金などの金属、これらの2種以上の合金、合成樹脂フィルム、金属フィルム、紙などのフィルム状基体にアルミニウム、アルミニウム合金、酸化錫、金、酸化インジウムなどの1種または2種以上からなる導電性層を形成してなる導電性フィルム、導電性粒子および導電性ポリマーの少なくとも一方を含有する樹脂組成物などが挙げられる。なお、導電性フィルムに用いられるフィルム状基体としては、合成樹脂フィルムが好ましく、ポリエステルフィルムが特に好ましい。また、導電性フィルムにおける導電性層の形成方法としては、蒸着、塗布などが好ましい。
感光層は、たとえば、電荷発生物質を含む電荷発生層と、電荷輸送物質を含む電荷輸送層とを積層することにより形成される。その際、導電性基体と電荷発生層または電荷輸送層との間には、下引き層を設けるのが好ましい。下引き層を設けることによって、導電性基体の表面に存在する傷および凹凸を被覆して、感光層表面を平滑化できる、繰り返し使用時における感光層の帯電性の劣化を防止できる、低温および低湿の少なくとも一方の環境下における感光層の帯電特性を向上できるといった利点が得られる。また最上層に感光体表面保護層を設けた耐久性の大きい三層構造の積層感光体であっても良い。
電荷発生層は、光照射により電荷を発生する電荷発生物質を主成分とし、必要に応じて公知の結着樹脂、可塑剤、増感剤などを含有する。電荷発生物質としては、この分野で常用されるものを使用でき、たとえば、ペリレンイミド、ペリレン酸無水物などのペリレン系顔料、キナクリドン、アントラキノンなどの多環キノン系顔料、金属および無金属フタロシアニン、ハロゲン化無金属フタロシアニンなどのフタロシアニン系顔料、スクエアリウム色素、アズレニウム色素、チアピリリウム色素、カルバゾール骨格、スチリルスチルベン骨格、トリフェニルアミン骨格、ジベンゾチオフェン骨格、オキサジアゾール骨格、フルオレノン骨格、ビススチルベン骨格、ジスチリルオキサジアゾール骨格またはジスチリルカルバゾール骨格を有するアゾ顔料などが挙げられる。これらの中でも、無金属フタロシアニン顔料、オキソチタニルフタロシアニン顔料、フローレン環およびフルオレノン環の少なくとも一方を含有するビスアゾ顔料、芳香族アミンからなるビスアゾ顔料、トリスアゾ顔料などは高い電荷発生能を有し、高感度の感光層を得るのに適する。電荷発生物質は1種を単独で使用できまたは2種以上を併用できる。電荷発生物質の含有量は特に制限はないけれども、電荷発生層中の結着樹脂100重量部に対して好ましくは5〜500重量部、さらに好ましくは10〜200重量部である。電荷発生層用の結着樹脂としてもこの分野で常用されるものを使用でき、たとえば、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリカーボネート、フェノキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ポリアリレート、ポリアミド、ポリエステルなどが挙げられる。結着樹脂は1種を単独で使用できまたは必要に応じて2種以上を併用できる。
電荷発生層は、電荷発生物質および結着樹脂、ならびに必要に応じて可塑剤、増感剤などのそれぞれ適量を、これらの成分を溶解または分散し得る適切な有機溶媒に溶解または分散して電荷発生層塗液を調製し、この電荷発生層塗液を導電性基体表面に塗布し、乾燥することにより形成できる。このようにして得られる電荷発生層の膜厚は特に制限されないけれども、好ましくは0.05〜5μm、さらに好ましくは0.1〜2.5μmである。
電荷発生層の上に積層される電荷輸送層は、電荷発生物質から発生する電荷を受け入れて輸送する能力を有する電荷輸送物質および電荷輸送層用の結着樹脂を必須成分とし、必要に応じて公知の酸化防止剤、可塑剤、増感剤、潤滑剤などを含有する。電荷輸送物質としてはこの分野で常用されるものを使用でき、たとえば、ポリ−N−ビニルカルバゾールおよびその誘導体、ポリ−γ−カルバゾリルエチルグルタメートおよびその誘導体、ピレン−ホルムアルデヒ縮合物およびその誘導体、ポリビニルピレン、ポリビニルフェナントレン、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、9−(p−ジエチルアミノスチリル)アントラセン、1,1−ビス(4−ジベンジルアミノフェニル)プロパン、スチリルアントラセン、スチリルピラゾリン、ピラゾリン誘導体、フェニルヒドラゾン類、ヒドラゾン誘導体、トリフェニルアミン系化合物、テトラフェニルジアミン系化合物、トリフェニルメタン系化合物、スチルベン系化合物、3−メチル−2−ベンゾチアゾリン環を有するアジン化合物などの電子供与性物質、フルオレノン誘導体、ジベンゾチオフェン誘導体、インデノチオフェン誘導体、フェナンスレンキノン誘導体、インデノピリジン誘導体、チオキサントン誘導体、ベンゾ[c]シンノリン誘導体、フェナジンオキサイド誘導体、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、プロマニル、クロラニル、ベンゾキノンなどの電子受容性物質などが挙げられる。電荷輸送物質は1種を単独で使用できまたは2種以上を併用できる。電荷輸送物質の含有量は特に制限されないけれども、好ましくは電荷輸送物質中の結着樹脂100重量部に対して10〜300重量部、さらに好ましくは30〜150重量部である。電荷輸送層用の結着樹脂としては、この分野で常用されかつ電荷輸送物質を均一に分散できるものを使用でき、たとえば、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリビニルブチラール、ポリアミド、ポリエステル、ポリケトン、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ポリビニルケトン、ポリスチレン、ポリアクリルアミド、フェノール樹脂、フェノキシ樹脂、ポリスルホン樹脂、これらの共重合樹脂などが挙げられる。これらの中でも、成膜性、得られる電荷輸送層の耐摩耗性、電気特性などを考慮すると、ビスフェノールZをモノマー成分として含有するポリカーボネート(以後「ビスフェノールZ型ポリカーボネート」と称す)、ビスフェノールZ型ポリカーボネートと他のポリカーボネートとの混合物などが好ましい。結着樹脂は1種を単独で使用できまたは2種以上を併用できる。
電荷輸送層には、電荷輸送物質および電荷輸送層用の結着樹脂と共に、酸化防止剤が含まれるのが好ましい。酸化防止剤としてもこの分野で常用されるものを使用でき、たとえば、ビタミンE、ハイドロキノン、ヒンダードアミン、ヒンダードフェノール、パラフェニレンジアミン、アリールアルカンおよびそれらの誘導体、有機硫黄化合物、有機燐化合物などが挙げられる。酸化防止剤は1種を単独で使用できまたは2種以上を併用できる。酸化防止剤の含有量は特に制限されないけれども、電荷輸送層を構成する成分の合計量の0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜5重量%である。電荷輸送層は、電荷輸送物質および結着樹脂ならびに必要に応じて酸化防止剤、可塑剤、増感剤などのそれぞれ適量を、これらの成分を溶解または分散し得る適切な有機溶媒に溶解または分散して電荷輸送層用塗液を調製し、この電荷輸送層用塗液を電荷発生層表面に塗布し、乾燥することにより形成できる。このようにして得られる電荷発生層の膜厚は特に制限されないけれども、好ましくは10〜50μm、さらに好ましくは15〜40μmである。なお、1つの層に、電荷発生物質と電荷輸送物質とが存在する感光層を形成することもできる。その場合、電荷発生物質および電荷輸送物質の種類、含有量、結着樹脂の種類、その他の添加剤などは、電荷発生層および電荷輸送層を別々に形成する場合と同様でよい。
本実施形態では、前述のような、電荷発生物質および電荷輸送物質を用いる有機感光層を形成してなる感光体ドラムを用いるけれども、それに代えて、シリコンなどを用いる無機感光層を形成してなる感光体ドラムを使用できる。
帯電部5は、感光体ドラム3を臨み、感光体ドラム3の長手方向に沿って感光体ドラム3表面に対向して配置され、感光体ドラム3表面を所定の極性および電位に帯電させる。帯電部5には、帯電ブラシ型帯電器、チャージャー型帯電器、鋸歯型帯電器、イオン発生装置などを使用できる。本実施形態では、帯電部5は感光体ドラム3に圧接する接触ローラ型の帯電器が用いられるけれども、それに限定されない。たとえば、帯電ブラシ、磁気ブラシなどの接触帯電方式の帯電器、または非接触チャージャー型の帯電器などを用いても良い。
露光ユニット1は、レーザ照射部および反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)である。露光ユニット1は、露光ユニット1から出射される各色情報の光が、帯電部5と現像装置2との間を通過して感光体ドラム3の表面に照射されるように配置される。露光ユニット1は、画像情報を該ユニット内でk,c,m,yの各色情報の光に分岐し、帯電部5によって一様な電位に帯電された感光体ドラム3表面を各色情報の光で露光し、その表面に静電潜像を形成する。露光ユニット1には、レーザスキャニングユニット以外に、発光素子をアレイ状に並べたEL(エレクトロルミネッセンス)またはLED(Light Emitting Diode)書込みヘッドを用いることができる。
現像装置2は、感光体ドラム3表面を臨むように配置され、感光体ドラム3の表面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像し、可視像であるトナー像を形成する。
トナー補給部22は、トナー移送路110を介して、現像装置2の鉛直方向上部に接続され、未使用トナー(粉体状のトナー)を貯蔵し、現像装置2に未使用トナーを補給する。現像装置2およびトナー補給部22については、後に詳述する。
クリーニングユニット4は、現像および画像転写工程後に、感光体ドラム3の表面に残留するトナーを除去して回収し、感光体ドラム3の表面を清浄化する。
中間転写ベルトユニット8は、感光体ドラム3の鉛直上方向に設けられ、中間転写ローラ6、中間転写ベルト7、転写ベルトクリーニングユニット9、転写ローラ11、駆動ローラ17、従動ローラ18、および中間転写ベルトテンション機構19を備える。
中間転写ベルト7は、駆動ローラ17と従動ローラ18と中間転写ベルトテンション機構19とによって張架されてループ状の移動経路を形成する、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムからなる無端ベルト部材であり、図1において矢符B1で示す時計回りの方向に回転駆動する。中間転写ベルト7が中間転写ローラ6と感光体ドラム3とに挟持されることで、中間転写ベルト7と感光体ドラム3との接触部分である1次転写ニップ部が形成され、感光体ドラム3上のトナー像が転写される。
駆動ローラ17は、図示しない駆動部によってその軸線回りに回転駆動可能に設けられ、その回転駆動によって、中間転写ベルト7を矢符B1で示す方向へ回転駆動させる。
従動ローラ18は、駆動ローラ17の回転駆動に従動回転可能に設けられ、中間転写ベルト7が弛まないように一定の力を中間転写ベルト7に付与する。
中間転写ベルトテンション機構19は、中間転写ベルト7を支持するように設けられ、中間転写ベルト7が弛まないように一定の力を中間転写ベルト7に付与する。
中間転写ローラ6は、中間転写ベルト7を介して感光体ドラム3に圧接するように、中間転写ベルトテンション機構19における図示しない中間転写ローラ取付部に回転可能に支持されている。中間転写ローラ6は、転写バイアスを印加する図示しない電源が接続され、感光体ドラム3表面のトナー像を中間転写ベルト7に転写する機能を有する。ここで、転写バイアスとは、中間転写ベルト7を、感光体ドラム3上のトナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)に帯電させるための電圧であり、転写バイアスによって、感光体ドラム3の表面に形成されたトナー像は中間転写ベルト7上へ転写される。フルカラー画像の場合、各中間転写ローラ6によって、各感光体ドラム3で形成される各色のトナー画像が中間転写ベルト7上に順次重ねて転写され、フルカラートナー像が形成される。
中間転写ローラ6は、直径がたとえば8mm〜10mmの金属(たとえばステンレス)軸をベースとして形成され、表面が導電性の弾性材(たとえばEPDM(Ethylene Propylene Diene M-class)ゴム、発泡ウレタン等)によって覆われている。この導電性の弾性材によって、中間転写ローラ6は中間転写ベルト7に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施形態では、転写バイアスを印加する手段として、ローラ状の中間転写ローラ6を用いているけれども、ブラシ状の電極を用いることも可能である。
転写ローラ11は、中間転写ベルト7を介して駆動ローラ17に圧接し、図示しない駆動部によって軸線回りに回転駆動可能に設けられる。転写ローラ11は、中間転写ベルト7上のトナー像を記録媒体に転写させるための電圧を印加する図示しない電源と接続される。この電圧は、トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧である。転写ローラ11と駆動ローラ17との接触部分である2次転写ニップ部において、中間転写ベルト7に担持されるトナー像は、中間転写ベルト7の回転によって搬送され、後述する記録媒体搬送部13から供給される記録媒体に転写される。転写ローラ11および駆動ローラ17は、2次転写ニップ部を定常的に形成するために、いずれか一方が金属等の硬質材料から形成され、他方が弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラまたは発泡性樹脂ローラ等)から形成される。2次転写ニップ部を経て、トナー像を担持した記録媒体は、定着ユニット12に供給される。
転写ベルトクリーニングユニット9は、中間転写ベルト7を介して従動ローラ18に対向し、中間転写ベルト7の外周面に接触するクリーニングブレードを備える。転写ベルトクリーニングユニット9は、中間転写ベルト7と感光体ドラム3との接触により中間転写ベルト7に付着したトナー、および中間転写ベルト7から記録媒体へのトナー像の転写の際に転写されずに中間転写ベルト7上に残存したトナーを除去し、回収する。残像したトナーを除去せずにおくと、次の画像形成の際にトナーの混色を発生させる原因となったり、残像したトナーが転写ローラ11に付着して、記録媒体の、画像が形成されない裏面を汚染する原因となったりするからである。
定着ユニット12は、転写ローラ11よりも記録媒体の搬送方向下流側に設けられ、ヒートローラ21および加圧ローラ23等を備え、ヒートローラ21および加圧ローラ23によってトナー像を担持した記録媒体を挟持することで、トナー像を記録媒体に定着し、挟持しながら回転することで、記録媒体を搬送方向下流に搬送する。
ヒートローラ21は図示しない駆動部によって回転駆動可能に設けられ、記録媒体に担持される未定着トナー像を構成するトナーを加熱して溶融させ、記録媒体に定着させる。ヒートローラ21の内部には図示しない加熱部が設けられる。加熱部は、ヒートローラ21表面が所定の温度(定着温度)になるようにヒートローラ21を加熱する。加熱部には、たとえば、ヒータ、ハロゲンランプなどを使用できる。ヒートローラ21表面近傍には図示しない温度検出器が設けられ、ヒートローラ21の表面温度を検知する。温度検出器による検知結果は、後述する制御ユニットの記憶部に書き込まれる。ヒートローラ21は、温度検出器による検知結果に基づき、制御ユニットによって、定着温度に制御される。
加圧ローラ23はヒートローラ21に圧接するように設けられ、ヒートローラ21の回転駆動に従動回転可能に支持される。加圧ローラ23は、ヒートローラ21によってトナーが溶融して記録媒体に定着する際に、トナーと記録媒体とを押圧することによって、トナー像の記録媒体への定着を補助する。ヒートローラ21と加圧ローラ23との圧接部が定着ニップ部である。定着ニップ部においてトナー像が定着された記録媒体は、後述する記録媒体搬送部13によって、排紙トレイ15上に排出される。
記録媒体搬送部13は、給紙トレイ10と、手差しトレイ20と、ピックアップローラ16a,16bと、搬送ローラ24a,24b,24c,24d,24e,24f,24g,24hと、レジストローラ14と、排紙トレイ15とを含む。記録媒体搬送部13は、記録媒体搬送路Sを介して、給紙トレイ10または手差しトレイ20から2次転写ニップ部へ記録媒体を供給し、記録媒体搬送路Sを介して、定着ニップ部から排紙トレイ15上へ定着後の記録媒体を排出する。
給紙トレイ10は、露光ユニット1の鉛直方向下方に設けられ、記録媒体を貯留する容器部材である。記録媒体には、普通紙、カラーコピー用紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート、葉書などがある。
手差しトレイ20は、画像形成装置100の外側に設けられ、記録媒体を貯留する部材である。
ピックアップローラ16aは、給紙トレイ10の端部に設けられ、給紙トレイ10から記録媒体を1枚ずつ記録媒体搬送路Sに供給する呼込みローラである。ピックアップローラ16bは、手差しトレイ20の近傍に設けられ、手差しトレイ20から記録媒体を1枚ずつ記録媒体搬送路Sに供給する呼込みローラである。
搬送ローラ24a〜24hは、互いに圧接するように設けられる一対のローラ部材であり、記録媒体搬送路Sに沿って複数設けられている。搬送ローラ24a〜24hは、記録媒体を搬送する。
レジストローラ14は、互いに圧接するように設けられる一対のローラ部材であり、搬送ローラ24a、搬送ローラ24d、または搬送ローラ24hから搬送される記録媒体を、2次転写ニップ部に搬送する。
排紙トレイ15は、画像形成装置100の鉛直方向上部に設けられ、画像が定着された記録媒体をフェイスダウンで貯留する。
記録媒体搬送部13による記録媒体搬送動作について説明する。画像形成装置100には、給紙トレイ10または手差しトレイ20に貯留される記録媒体を、ピックアップローラ16aまたはピックアップローラ16bによって1枚ずつ記録媒体搬送路Sに供給する。片面印刷の場合、給紙トレイ10から供給される記録媒体は、記録媒体搬送路Sに沿って設けられる搬送ローラ24aによってレジストローラ14まで搬送される。記録媒体は、レジストローラ14によって、記録媒体の先端と中間転写ベルト7上のトナー像の先端とが一致するタイミングで2次転写ニップ部に搬送される。記録媒体は、2次転写ニップ部においてトナー像が転写される。トナー像が転写された記録媒体は、定着ユニット12に搬送され、トナー像が定着される。その後、記録媒体は、搬送ローラ24bによって鉛直方向上方に搬送され、搬送ローラ24cによって排紙トレイ15に排出される。
また、手差しトレイ20から供給される記録媒体は、搬送ローラ24f,24e,24dによって、その順番で、レジストローラ14まで搬送される。それ以降の記録媒体搬送動作は、上述した給紙トレイ10から供給される記録媒体と同様の経過を経て排紙トレイ15に排出される。
一方、両面印刷の場合、上記のようにして、定着ユニット12による片面へのトナー像の定着が終了した記録媒体は、片面印刷における排出直前のタイミングに、記録媒体の後端が搬送ローラ24cによってチャックされ、その状態で搬送ローラ24cが逆回転することによって、搬送ローラ24gに搬送される。記録媒体は、搬送ローラ24gによって、搬送ローラ24hに搬送され、搬送ローラ24hによって、再びレジストローラ14に搬送される。記録媒体は、レジストローラ14を経て、片面印刷と同様にして、裏面の印刷が行われた後に、片面印刷と同様にして、排紙トレイ15に排出される。
画像形成装置100は、図示しない制御ユニットを含む。制御ユニットは、たとえば、画像形成装置100の内部空間における鉛直方向上部に設けられ、記憶部と演算部と制御部とを含む。制御ユニットの記憶部には、画像形成装置100の鉛直方向上面に配置される図示しない操作パネルを介する各種設定値、画像形成装置100内部の各所に配置される図示しない検知センサからの検知結果、外部機器からの画像情報などが入力される。また、記憶部には、画像形成装置100の各種処理を実行するためのプログラムが書き込まれる。記憶部には、この分野で常用されるものを使用でき、たとえば、リードオンリィメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードディスクドライブ(HDD)などが挙げられる。外部機器には、画像情報の形成または取得が可能であり、かつ画像形成装置100に電気的に接続可能な電気・電子機器を使用でき、たとえば、コンピュータ、デジタルカメラ、テレビ、ビデオレコーダ、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダ、HDDVD(High Definition Digital Versatile Disc)レコーダ、ブルーレイディスクレコーダ、ファクシミリ装置、携帯端末装置などが挙げられる。演算部は、記憶部に書き込まれる各種データ(画像形成命令、検知結果、画像情報など)および各種処理のプログラムを取り出し、各種判定を行う。制御部は、演算部の判定結果に応じて該当装置に制御信号を送付し、動作制御を行う。制御部および演算部は中央処理装置(CPU、 Central Processing Unit)を備えるマイクロコンピュータ、マイクロプロセッサなどによって実現される処理回路を含む。制御ユニットは、前述の処理回路とともに主電源を含み、電源は制御ユニットだけでなく、画像形成装置100内部における各装置にも電力を供給する。
次に、本発明の現像装置について詳述する。本発明の現像装置は、現像剤収容手段と、現像剤搬送手段と、磁化手段とを備える。図2は、本発明の現像装置の実施形態である現像装置2の断面を概略的に示す模式図である。また図3は、図2の切断面線A−Aで現像装置2を切断したときの断面図である。切断面線A−Aは、第1搬送部112および第2搬送部113を通る水平線である。また図4は、図2の切断面線B−Bで現像装置2を切断したときの断面図である。切断面線B−Bは、第1搬送部112を通る鉛直線である。ただし、図3および図4において、第1搬送部112、第2搬送部113、第1電磁石118a、および第2電磁石118bは正面図で表している。現像装置2は、トナー移送路110と、現像剤収容手段である現像槽111と、現像剤搬送手段である第1搬送部112および第2搬送部113と、現像ローラ114と、現像槽カバー115と、ドクタブレード116と、仕切り板117と、磁化手段である第1電磁石118aおよび第2電磁石118bと、トナー濃度検知センサ119とを含む。
現像槽111は、トナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を収容する容器部材である。現像槽111は、現像ローラ114、第1搬送部112、および第2搬送部113を収容し、回転駆動可能に支持する。現像槽111の感光体ドラム3を臨む面には開口部が形成され、この開口部を介して感光体ドラム3に対向する位置に現像ローラ114が設けられる。本実施形態の磁性キャリアとしては、公知のものを用いることができるけれども、残留磁化が小さい磁性キャリアであることが好ましい。たとえば、Mn−Mgなどに代表されるフェライトキャリアを用いることができる。
現像ローラ114は、図示しない駆動部によって軸線回りに回転駆動するマグネットローラであり、マグネットローラの磁力によって磁性キャリアを拘束することで、現像槽111内の2成分現像剤を感光体ドラム3へと搬送する。現像ローラ114は、感光体ドラム3に対向し、感光体ドラム3に対して間隙を有して離隔するように設けられる。現像ローラ114によって搬送される2成分現像剤は、現像ローラ114の感光体ドラム3との最近接部分で感光体ドラム3と接触する。この接触が起こる領域が現像ニップ部である。現像ニップ部では、現像ローラ114に接続される図示しない電源から現像ローラ114に対して現像バイアス電圧が印加されることで、現像ローラ114表面の2成分現像剤から感光体ドラム3表面の静電潜像へトナーが供給される。
ドクタブレード116は現像ローラ114の軸方向に平行に延びる板部材であり、現像ローラ114の鉛直方向下方において、その短手方向の一端が現像槽111によって支持され、かつ他端が現像ローラ114表面に対して間隙を有して離隔するように設けられる。ドクタブレード116は、現像ローラ114によって搬送される2成分現像剤の量を適正な量に規制する。本実施形態では、ドクタブレード116の材料としては、ステンレス鋼を使用するけれども、アルミニウム、合成樹脂などを使用してもよい。
トナー濃度検知センサ119は、第2搬送部113の鉛直方向下方の現像槽111底面に設けられ、センサ面が現像槽111の内部に露出するように設けられる。トナー濃度検知センサ119には一般的なトナー濃度検知センサを使用できる。本実施形態では、トナー濃度検知センサ119として、透磁率検知センサを用いているけれども、透過光検知センサ、反射光検知センサなどを用いることもできる。
透磁率検知センサは図示しないトナー濃度制御部に電気的に接続される。トナー濃度制御部は、透磁率検知センサの検知結果であるトナー濃度測定値に応じて、トナー排出部122を回転駆動させ、トナー排出口121aを介して現像槽111内部に未使用トナーを供給するように制御する。より具体的には、トナー濃度制御部は、透磁率検知センサによるトナー濃度測定値が、予め設定されたトナー濃度設定値よりも低いと判定すると、トナー排出部122を回転駆動させる制御信号を送り、トナー排出部122を回転駆動させる。
また透磁率検知センサには図示しない電源が接続される。電源は、透磁率検知センサを駆動させるための駆動電圧、および検知結果をトナー濃度制御部に出力するための制御電圧を透磁率検知センサに印加する。電源による透磁率検知センサへの電圧の印加は、制御ユニットによって制御される。透磁率検知センサは、制御電圧の印加を受けて検知結果を出力電圧値として出力する型式のセンサであり、基本的に出力電圧の中央値近傍の感度がよいため、その付近の出力電圧が得られるような制御電圧を印加して用いられる。このような型式の透磁率検知センサは市販されており、たとえば、TS−L、TS−A、TS−K(いずれも商品名、TDK株式会社製)などが挙げられる。
現像槽カバー115は、現像槽111の鉛直方向上部に、取外可能に設けられる。現像槽カバー115には、現像槽111に未使用トナーを補給するための略長方形の開口であるトナー供給口115aが形成されている。トナー供給口115aには、トナー移送路110が接続され、トナー移送路110を介して、トナー補給部22から未使用トナーが補給される。
トナー移送路110は、鉛直方向に延びる略長方形の筒部材であり、その鉛直方向下部ではトナー供給口115aと、その鉛直方向上部ではトナー排出口121aと、それぞれ接続されている。トナー補給部22中の未使用トナーは、トナー移送路110を介して、現像装置2に補給される。
仕切り板117は、第1搬送部112と第2搬送部113との間に設けられる。仕切り板117は、第1搬送部112および第2搬送部113の長手方向に平行に延設されている。現像槽111の内部は、仕切り板117によって、第1搬送部112が設けられる第1搬送路Pと、第2搬送部113が設けられる第2搬送路Qとに区画される。また、仕切り板117は、第1搬送部112および第2搬送部113の長手方向の両端部において、現像槽111の内側の壁面から離間して設けられる。すなわち、第1搬送路Pと第2搬送路Qとには、第1搬送部112および第2搬送部113の長手方向の両端付近において、第1搬送路Pと第2搬送路Qとを連通する第1連通路aおよび第2連通路bが形成されている。図3において、矢符X方向側に形成されている連通路が第1連通路a、矢符Y方向側に形成されている連通路が第2連通路bである。
また、トナー供給口115aは第1搬送路P内の領域にあり、かつ、第2連通路b付近よりやや矢符X方向側の位置にある。つまり、未使用トナーは、第1搬送路Pにおいて、補給されることになる。
第1搬送部112は、仕切り板117によって2分された現像槽111において、トナー移送路110側に設けられる。第1搬送部112は、軸線回りに回転する第1回転軸112bと、第1回転軸112bを螺旋状に取巻き、第1回転軸112bとともに回転する第1螺旋羽根112aとからなる第1スクリューオーガを含む。第1搬送部112は、第1スクリューオーガおよび第1回転ギア112cにより構成される。第1搬送部112は、軸線回りに回転することによって、2成分現像剤を攪拌するとともに搬送する部材である。
第1回転ギア112cは、第1回転軸112bの長手方向の一端部に接続される。第1回転軸112bは、第1回転ギア112cを介して、図示しない第1搬送部駆動部によって、図2において反時計回りに回転駆動するようになっている。第1回転ギア112cは、残留磁化が小さい金属材料からなることが好ましく、本実施形態では、金属材料として、強磁性を示す鉄ニッケル合金(パーマロイ)が使用されている。
第1螺旋羽根112aは、強磁性体を含む。強磁性体の残留磁化は、小さいことが好ましい。具体的には、残留磁化は、0Wb/m以上0.5Wb/m以下であることが好ましい。さらに、第1螺旋羽根112aは、強磁性体としてフェライト粒子を含む樹脂からなることが好ましい。本実施形態では、第1螺旋羽根112aは、スチレン樹脂中に、粒径が100μmであり、かつ、残留磁化が0であるフェライト粒子20重量%が、均一に分散されたものが使用されている。フェライト粒子のような強磁性体は、第1螺旋羽根112a中に均一に分散されることがより好ましいけれども、少なくとも第1螺旋羽根112aの径方向端部に含まれていることが好ましい。
上記フェライト粒子には、公知のものが使用できる。また、フェライト粒子は、以下のようにして製造できる。フェライト原料として、酸化鉄50mol%、酸化マンガン35mol%、酸化マグネシウム14.5mol%、および酸化ストロンチウム0.5mol%(KDK社製)の水分散液をボールミルで4時間粉砕し、得られたスラリーをスプレードライヤーで乾燥し、得られた真球状の粒子を、ロータリーキルンを用いて930℃で2時間仮焼する。得られた仮焼粉を湿式粉砕機(粉砕媒体としてスチールボール使用)によって体積平均粒子径2μm以下にまで微粉砕する。このスラリーにポリビニルアルコール(PolyVinyl Alcohol;PVA)を2重量%添加し、スプレードライヤーによって造粒および乾燥させた後、電気炉にて、温度1100℃、酸素濃度0体積%で4時間、本焼成を行う。その後、解砕、分級を行うことによって体積平均粒子径が100μmのフェライト粒子を得ることができる。
また、第1螺旋羽根112aの形状としては、スクリューオーガにおいて公知の形状を使用できるけれども、径方向端部において、先端面の幅が0.5mm〜1mmとなる先端形状であることがより好ましい。
第1回転軸112bは、図2において反時計回りに回転駆動する。第1搬送部112は、第1螺旋羽根112aおよび第1回転軸112bからなる第1スクリューオーガの回転によって、矢符X方向に2成分現像剤を搬送するように設定される。第1回転軸112bは、残留磁化が小さい金属材料からなることが好ましく、本実施形態においては、金属材料として、第1回転ギア112cと同様に、パーマロイが使用されている。
また、他の実施形態では、第1螺旋羽根112aと第1回転軸112bとが、残留磁化が小さい金属材料で一体化されてなる。金属材料としては、第1回転軸112bおよび第1回転ギア112cと同様に、パーマロイを使用することができる。
第1電磁石118aは、第1回転軸112bの一端部、およびその一端部に接続される第1回転ギア112c付近にのみ備えられる電磁石であり、第1螺旋羽根112aを磁化する。第1電磁石118aは、第1回転ギア112cから1mm以上5mm以下の距離に備えられることが好ましく、また、第1電磁石118aの磁気モーメントは、1Wb・m以上2.5Wb・m以下であることが好ましい。本実施形態では、第1電磁石118aは、第1回転ギア112cから2mmの距離に備えられ、その磁気モーメントは、1.2Wb・mである。
第1電磁石118aには、図示しない第1電磁石用電源が接続されており、第1電磁石用電源が第1電磁石118aに電流を印加することで磁場が発生し、第1搬送部112は磁化される。また、第1電磁石用電源は、第1電磁石118aに電流を印加する状態と、印加しない状態とを切換えることによって、第1螺旋羽根112aに第1電磁石118aによる磁場が働いている状態と、働いていない状態とを、切換える切換手段である。本実施形態では、第1電磁石118aは、画像形成動作中および画像形成のための予備動作中には、第1搬送部112を磁化させないように、第1電磁石用電源によって電流の印加が停止され、後述するクリーニングモード中には第1搬送部112を磁化させるように、第1電磁石用電源によって電流が印加される。
第2搬送部113は、仕切り板117を挟んで第1搬送部112と平行に、かつ、鉛直方向において同じ高さに設けられる。第2搬送部113は、軸線回りに回転する第2回転軸113bと、第2回転軸113bを螺旋状に取巻き、第2回転軸113bとともに回転する第2螺旋羽根113aとからなる第2スクリューオーガを含む。第2搬送部113は、第2スクリューオーガおよび第2回転ギア113cにより構成される。第2搬送部113は、軸線回りに回転することによって、2成分現像剤を攪拌するとともに搬送する部材である。
第2回転ギア113cは、第2回転軸113bの長手方向の一端部に接続される。第2回転軸113bは、第2回転ギア113cを介して、図示しない第2搬送部駆動部によって、図2において時計回りに回転駆動するようになっている。第2回転ギア113cは、残留磁化が小さい金属材料からなることが好ましく、本実施形態では、金属材料として、第1回転ギア112cと同様に、パーマロイが使用されている。
第2螺旋羽根113aは、強磁性体を含む。強磁性体の残留磁化は、小さいことが好ましい。具体的には、残留磁化は、0Wb/m以上0.5Wb/m以下であることが好ましい。さらに、第2螺旋羽根113aは、強磁性体としてフェライト粒子を含む樹脂からなることが好ましい。本実施形態では、第2螺旋羽根113aは、スチレン樹脂中に、粒径が100μmであり、かつ、残留磁化が0であるフェライト粒子20重量%が、均一に分散されたものが使用されている。フェライト粒子には、第1螺旋羽根112aに用いられるものと同一のものが使用できる。また、第2螺旋羽根113aの形状は、第1螺旋羽根112aと同一の形状であることが好ましい。
第2回転軸113bは、図2において時計回りに回転駆動する。第2搬送部113は、第2螺旋羽根113aおよび第2回転軸113bからなる第2スクリューオーガの回転によって、矢符Y方向に2成分現像剤を搬送するように設定される。第2回転軸113bは、残留磁化が小さい金属材料からなることが好ましく、本実施形態においては、金属材料として、第2回転ギア113cと同様に、パーマロイが使用されている。
また、他の実施形態では、第2螺旋羽根113aと第2回転軸113bとが、残留磁化が小さい金属材料で一体化されてなる。金属材料としては、第2回転軸113bおよび第2回転ギア113cと同様に、パーマロイを使用することができる。
第2電磁石118bは、第2回転軸113bの一端部、およびその一端部に接続される第2回転ギア113c付近にのみ備えられる電磁石であり、第2螺旋羽根113aを磁化する。第2電磁石118bは、第2回転ギア113cから1mm以上5mm以下の距離に備えられることが好ましく、また、第2電磁石118bの磁気モーメントは、1Wb・m以上2.5Wb・m以下であることが好ましい。本実施形態では、第2電磁石118bは、第2回転ギア113cから2mmの距離に備えられ、その磁気モーメントは、1.2Wb・mである。
第2電磁石118bには、図示しない第2電磁石用電源が接続されており、第2電磁石用電源が第2電磁石118bに電流を印加することで磁場が発生し、第2搬送部113は磁化される。また、第2電磁石用電源は、第2電磁石118bに電流を印加する状態と、印加しない状態とを切換えることによって、第2螺旋羽根113aに第2電磁石118bによる磁場が働いている状態と、働いていない状態とを、切換える切換手段である。本実施形態では、第2電磁石118bは、画像形成動作中および画像形成のための予備動作中には、第2搬送部113を磁化させないように、第2電磁石用電源によって電流の印加が停止され、後述するクリーニングモード中には第2搬送部113を磁化させるように、第2電磁石用電源によって電流が印加される。
次に、トナー補給部22について詳述する。図5は、トナー補給部22の断面を概略的に示す模式図である。トナー補給部22は、トナー攪拌部120、トナー収容容器121、トナー排出部122、およびトナー排出部隔壁123を含む。また図6は、図5の切断面線C−Cでトナー補給部22を切断したときの断面図である。切断面線C−Cは、トナー排出部122を通る鉛直線である。ただし、図6において、トナー排出部122は正面図で表している。
トナー収容容器121は、内部空間を有する略半円筒状の容器部材であり、トナー攪拌部120、トナー排出部122を回転自在に支持し、未使用トナーを収容する。トナー収容容器121には、トナー排出口121aが形成されている。トナー排出口121aは、トナー排出部122の鉛直方向下方、かつ、図6においてトナー排出部122の中央部より左側に形成される略長方形の開口である。トナー排出口121aには、トナー移送路110が接続される。
トナー攪拌部120は、板状の部材であり、その先端に設けられるトナー汲み上げ部120bと、回転軸120aとを備える。トナー攪拌部120は、回転軸120aを中心に、図5において反時計回りに回転することにより、トナー収容容器121内に収容される未使用トナーを攪拌しながら、トナー収容容器121内の未使用トナーを汲み上げてトナー排出部122へ供給する。トナー汲み上げ部120bは、可撓性を有するポリエチレンテレフタレート(PET)シートからなり、トナー攪拌部120の両端に取付けられる。トナー汲み上げ部120bは、その可撓性によって、トナー収容容器121の内壁を摺動して変形しつつ回転し、未使用トナーを汲み上げる。
トナー排出部122は、トナー収容容器121内の未使用トナーをトナー排出口121aから現像装置2に供給する部材である。トナー排出部122は、螺旋羽根122aおよび回転軸122bを含むスクリューオーガ、ならびに回転ギア122cで構成されている。トナー排出部122は、回転ギア122cを介して、図示しないトナー排出部駆動部によって、図5において時計回りに回転駆動されるようになっている。スクリューオーガの向きは、トナー排出部122の回転によって、回転軸122bの軸方向両端付近の未使用トナーが、トナー排出口121aに向けて搬送されるように、設定される。
トナー排出部隔壁123は、トナー排出部122とトナー攪拌部120との間に設けられる。トナー排出部隔壁123は、トナー攪拌部120によって汲み上げられた未使用トナーを、トナー排出部122の周辺に適量保持する。
現像装置2およびトナー補給部22における画像形成動作について説明する。画像形成の際、現像装置2は、第1搬送部112および第2搬送部113によって、現像槽111中の2成分現像剤を攪拌搬送し、2成分現像剤を現像ローラ114に担持させ、感光体ドラム3にトナーを供給する。トナー補給部22は、消費されたトナーの代わりに、未使用トナーを現像槽111に補給する。具体的には以下の通りである。
第1搬送部112および第2搬送部113はそれぞれ、第1搬送部駆動部および第2搬送部駆動部によって回転駆動される。第1搬送部112は、回転駆動することで、第1搬送路Pにおいて、2成分現像剤を攪拌しながら矢符X方向へ搬送し、第1連通路aを経て、第2搬送路Qに搬送する。第2搬送部113は、回転駆動することで、第2搬送路Qにおいて、2成分現像剤を攪拌しながら矢符Y方向へ搬送し、第2連通路bを経て、第1搬送路Pに搬送する。すなわち、第1搬送部112と第2搬送部113とは、互いに逆方向に2成分現像剤を搬送する。このような第1搬送部112および第2搬送部113の攪拌搬送動作によって、2成分現像剤は、現像槽111において、第1搬送路Pと第1連通路aと第2搬送路Qと第2連通路bとを、第1搬送路P→第1連通路a→第2搬送路Q→第2連通路b→第1搬送路P、という順序で循環移動する。
現像ローラ114は、第2搬送路Qにおいて搬送される2成分現像剤を、その内部に有するマグネットローラによって拘束し、担持する。現像ローラ114は、回転駆動することによって、その表面に担持した2成分現像剤を汲み上げ、2成分現像剤中のトナーを感光体ドラム3へ供給する。このようにして、現像槽111中のトナーは、順次消費される。
トナー補給部22は、消費されたトナーの量に応じて、所定量の未使用トナーを、トナー供給口115aを介して、第1搬送路Pへ補給する。補給された未使用トナーは、第1搬送路Pにおいて残存する2成分現像剤と混合され、上記のようにして攪拌搬送される。
次に、クリーニングモードについて説明する。画像形成装置100は、上記の画像形成動作以外に、現像装置2をクリーニングする動作であるクリーニングモードを有している。現像装置2は、クリーニングモードにおいて、強磁性体を含む第1螺旋羽根112aを備える第1搬送部112、および強磁性体を含む第2螺旋羽根113aを備える第2搬送部113を磁化し、現像槽111に収容されるトナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を、磁化された第1搬送部112および第2搬送部113によって攪拌する。すなわち、クリーニングモードによって、本発明のクリーニング方法を実施することができる。図7は、現像装置2のクリーニングモードを説明するための図である。また図8は、図7においてDで示される領域を拡大した現像装置2の模式図である。
現像装置2は、ユーザからのクリーニングモード移行指示によって、または画像形成直前などの所定期間に、クリーニングモードに移行する。クリーニングモードにおいて、現像装置2は、第1電磁石118aおよび第2電磁石118bに電流を印加し、磁場を発生させ、第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aを磁化する。磁化された第1螺旋羽根112aは、図7に示すように、現像槽111中の2成分現像剤xに含まれる磁性キャリアを引寄せて拘束する。第1螺旋羽根112aの径方向端部には、拘束された磁性キャリアによって、図8に示すように、磁気ブラシyが形成される。第2螺旋羽根113aの径方向端部にも、同様に磁気ブラシyが形成される。形成される磁気ブラシyの穂の長さLは、0.5mm以上2mm以下であることが好ましい。また、径方向端部における磁気ブラシyの本数線密度は、50mT以上150mT以下であることが好ましい。
現像装置2は、第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aを磁化した状態で、上述した攪拌搬送動作を行う。すなわち、第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aは、磁気ブラシyを担持した状態で回転駆動する。現像装置2は、このようなクリーニングモードによって、現像槽111内壁に凝集した状態で付着した現像剤を磁気ブラシで摺擦し、現像槽111内部に新たな部材を設けることなく、現像槽111内壁をクリーニングすることができる。よって、いつでも現像槽111内壁に凝集した状態で付着した現像剤を取除くことができ、現像剤の搬送性を維持することができる。したがって、現像装置2は、画像濃度ムラの発生を未然に防ぐことができる。また、現像装置2は、トナー濃度検知センサ119付近に凝集して付着した現像剤を取除くこともできるので、トナー濃度検知センサ119がトナー濃度を誤って検知することがなくなる。したがって、現像装置2は、トナー濃度を安定してコントロールすることができる。
上記クリーニングモードにおける第1回転軸112bおよび第2回転軸113bの回転速度は、60rpm以上120rpm以下であることが好ましい。現像装置2は、回転速度が、60rpm以上であれば、クリーニングモードにおいて充分に現像槽111の内壁をクリーニングすることができ、120rpm以下であれば、磁性キャリアの劣化を抑えながらクリーニングを行うことができる。
また現像装置2は、クリーニングモード中以外では、第1電磁石118aおよび第2電磁石118bに電流を印加せず、第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aを磁化しないので、クリーニングモード中以外において、磁性キャリアを拘束せず、磁性キャリアにストレスを発生させることがない。また現像装置2は、クリーニングモード中以外では、クリーニングモード中に比べて、第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aが磁性キャリアを拘束する力は小さくなるので、2成分現像剤を効率的に攪拌搬送することができる。
また現像装置2は、第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aが、径方向端部が先端面の幅が0.5mm〜1mmとなる先端形状であるので、磁気ブラシyが径方向に向いた状態で形成されやすく、現像槽111の内壁をよりクリーニングすることができる。
また現像装置2は、上述したように、第1回転軸112bの一端部付近にのみ備えられる第1電磁石118aと、第2回転軸113bの一端部付近にのみ備えられる第2電磁石118bとによって磁場を発生させる。第1搬送部112および第2搬送部113にそれぞれ設けられる磁石などの磁化手段は、第1回転軸112bおよび第2回転軸113bの一端部付近以外、たとえば第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113a内部、または現像槽111内壁などに備えられてもよいけれども、本実施形態の現像装置2のように一端部付近にのみ備えられることで、第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aに働く磁場を打消しにくくなくなり、第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aを磁化しやすくなる。したがって、現像装置2は、備える磁石の数を少なくしたり、磁石の大きさを小さくしたりでき、小型化することができる。また、現像装置2は、第1回転軸112bおよび第2回転軸113bの一端部付近にのみ備えられる磁石で第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aを磁化することによって、第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aの径方向端部における磁束密度を、第1回転軸112bおよび第2回転軸113b付近よりも高くでき、よって、均一な磁気ブラシyを形成できるので、現像槽111をよりクリーニングすることができる。なお、径方向端部における磁束密度が回転軸付近の磁束密度よりも高くなるのは、強磁性体が存在しなければ、磁束は磁極から放射状に広がって、磁束密度(磁力)は距離の2乗に反比例して磁石からの距離が遠いほど低くなるけれども、本実施形態のように強磁性体が存在する場合は、磁束は強磁性体に集中して強磁性体の先端部から空間に広がるからである。より好ましくは、磁石の両磁極を結ぶ直線と攪拌部の回転軸線とが平行になるように磁石を配置して、螺旋羽根の径方向端部の磁束密度をさらに高くし、より効果的にクリーニングする。
また現像装置2は、上述したように、第1電磁石118aおよび第2電磁石118bによって、第1搬送部112および第2搬送部113を磁化する。第1搬送部112および第2搬送部113に備えられる磁石は、永久磁石であってもよく、また切換手段は、その永久磁石と第1回転ギア112cおよび第2回転ギア113cとの距離を変更する手段であったり、その永久磁石と第1回転ギア112cおよび第2回転ギア113cとの間を移動可能な磁場遮断部材であったりしてもよいけれども、本実施形態の現像装置2のように、第1電磁石118aおよび第2電磁石118bを用いることで、永久磁石によって第1搬送部112および第2搬送部113を磁化する場合に比べて、簡単な機構で、第1搬送部112および第2搬送部113に磁石による磁場が働いている状態と働いていない状態とを切換えることが可能になる。したがって、現像装置2は、磁化手段として第1電磁石118aおよび第2電磁石118bを用いることで、小型化することができる。
また現像装置2は、上述したように、第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aに含まれるフェライト粒子の残留磁化が小さいので、第1電磁石118aおよび第2電磁石118bに印加する電流を停止すると、第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aは磁性キャリアを拘束する力を失う。よって、現像装置2は、第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aに働く磁場を小さくすることで、第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aに拘束されていた磁性キャリアを速やかに開放することができ、磁性キャリアを拘束せずに第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aを回転させることできるので、クリーニングモード中以外での攪拌搬送動作において、2成分現像剤に発生するストレスを低減することができ、2成分現像剤の寿命が短くなることを防止できる。また現像装置2は、クリーニングモード中以外では、第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aが磁性キャリアを拘束する力は失われるので、2成分現像剤を効率的に攪拌搬送することができる。
また現像装置2は、上述したように、第1回転軸112bおよび第2回転軸113bは金属材料からなるので剛性が高い。よって、現像装置2は、第1回転軸112bおよび第2回転軸113bが変形しにくく、長期間使用することができる。また、第1回転軸112bおよび第2回転軸113bは残留磁化が小さいので、第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113a全体が均一に磁化され、第1電磁石118aおよび第2電磁石118bから離れている第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aの部分であっても、磁気ブラシが安定して形成される。したがって、現像装置2は、磁気ブラシyを安定して形成することで、現像槽111をよりクリーニングすることができる。なお、回転軸の残留磁化が小さいと螺旋羽根が均一に磁化されるのは、回転軸に磁化が残留しないために、回転軸が磁化されたときの回転軸の部分ごとの磁化が常に均一となるからである。
また、第1回転軸112bおよび第2回転軸113bは残留磁化が小さいので、第1回転軸112bおよび第2回転軸113bに磁場が働いていない状態に切換えられると、第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aは速やかに磁化されていない状態となり、第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aに拘束されていた磁性キャリアは速やかに開放される。よって、現像装置2は、クリーニングモード中以外において、磁性キャリアを拘束せずに第1搬送部112および第2搬送部113を回転させることできるので、第1搬送部112および第2搬送部113を回転させる際に、現像剤に発生するストレスを低減することができ、現像剤の寿命が短くなることを防止できる。第1回転軸112bおよび第2回転軸113bの残留磁化が大きいと、第1回転軸112bおよび第2回転軸113bに磁場が働いていない状態に切換えても、磁性キャリアを含む2成分現像剤が第1回転軸112bおよび第2回転軸113bに拘束され、その結果、磁性キャリアを含む2成分現像剤の流動性が悪くなり、現像剤のストレスは大きくなる。
また現像装置2は、上述したように、第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aは樹脂によって作製される。よって、現像装置2は、複雑な形状に作製された第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aを備えることができ、現像槽111をよりクリーニングすることができる。
また他の実施形態では、上述したように、第1螺旋羽根112aと第1回転軸112bとが金属材料で一体化されてなり、第2螺旋羽根113aと第2回転軸113bとが金属材料で一体化されてなるので、第1搬送部112および第2搬送部113は、剛性が高く、かつ、小型化することができる。よって、この実施形態の現像装置は、長期間使用することができ、かつ、現像槽111を小型化することで装置全体を小型化することができる。また、この実施形態の現像装置は、第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aが残留磁化の小さな金属材料からなるので、クリーニングモード中以外での攪拌搬送動作において、2成分現像剤に発生するストレスを低減することができ、2成分現像剤の寿命が短くなることを防止できる。また、この実施形態の現像装置は、第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aが残留磁化の小さな金属材料からなるので、第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113a全体を均一に磁化することができ、第1電磁石118aおよび第2電磁石118bから離れている第1螺旋羽根112aおよび第2螺旋羽根113aの部分であっても、磁気ブラシyを安定して形成することができ、現像槽111をよりクリーニングすることができる。
上述したように、現像装置2は、現像槽111内壁に付着した現像剤を取除くことができ、現像剤の搬送性を維持することができるので、現像装置2を備える画像形成装置100は、画像濃度ムラの発生を未然に防ぐことができる。
1 露光ユニット
2,2c,2k,2m,2y 現像装置
3,3c,3k,3m,3y 感光体ドラム
5,5c,5k,5m,5y 帯電部
8 中間転写ベルトユニット
12 定着ユニット
13 記録媒体搬送部
22 トナー補給部
100 画像形成装置
110 トナー移送路
111 現像槽
112 第1搬送部
112a 第1螺旋羽根
112b 第1回転軸
112c 第1回転ギア
113 第2搬送部
113a 第2螺旋羽根
113b 第2回転軸
113c 第2回転ギア
114 現像ローラ
115 現像槽カバー
116 ドクタブレード
117 仕切り板
118a 第1電磁石
118b 第2電磁石
119 トナー濃度検知センサ

Claims (11)

  1. トナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を収容する現像剤収容手段と、
    回転軸と、強磁性体を含んで構成され、前記回転軸を螺旋状に取巻き、当該回転軸とともに回転する螺旋羽根とを備える現像剤搬送手段と、
    前記螺旋羽根を磁化する磁化手段と
    前記螺旋羽根に前記磁化手段による磁場が働いている状態と、働いていない状態とを、切換える切換手段とを備えることを特徴とする現像装置。
  2. 前記磁化手段は、前記回転軸の一端部付近にのみ備えられる電磁石であり、
    前記切換手段は、前記電磁石に電流を印加する電源であることを特徴とする請求項に記載の現像装置。
  3. トナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を収容する現像剤収容手段と、
    回転軸と、強磁性体を含んで構成され、前記回転軸を螺旋状に取巻き、当該回転軸とともに回転する螺旋羽根とを備える現像剤搬送手段と、
    前記螺旋羽根を磁化する磁化手段とを備え、
    前記螺旋羽根は、前記強磁性体としてフェライト粒子を含む樹脂からなることを特徴とする現像装置。
  4. トナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を収容する現像剤収容手段と、
    回転軸と、強磁性体を含んで構成され、前記回転軸を螺旋状に取巻き、当該回転軸とともに回転する螺旋羽根とを備える現像剤搬送手段と、
    現像剤を像担持体へと搬送するためのマグネットローラと、
    前記マグネットローラとは別に設けられ、前記螺旋羽根を磁化する磁化手段とを備えることを特徴とする現像装置。
  5. 前記強磁性体は、残留磁化が0Wb/m 以上0.5Wb/m 以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の現像装置。
  6. 前記回転軸は残留磁化が0Wb/m 以上0.5Wb/m 以下である金属材料からなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の現像装置。
  7. 前記螺旋羽根と前記回転軸とが、残留磁化が0Wb/m 以上0.5Wb/m 以下である金属材料で一体化されてなることを特徴とする請求項1または4に記載の現像装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. クリーニング中には、磁化手段によって、強磁性体を含む螺旋羽根を備える現像剤搬送手段を磁化し、現像剤収容手段に収容されるトナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を、磁化された当該現像剤搬送手段によって攪拌するとともに、
    クリーニング中以外では、前記磁化手段による磁場が前記現像剤搬送手段に働いていない状態に切換えることを特徴とする現像装置のクリーニング方法。
  10. 強磁性体としてフェライト粒子を含む樹脂からなる螺旋羽根を備える現像剤搬送手段を磁化し、現像剤収容手段に収容されるトナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を、磁化された当該現像剤搬送手段によって攪拌することを特徴とする現像装置のクリーニング方法。
  11. マグネットローラとは別に設けられる磁化手段によって、強磁性体を含む螺旋羽根を備える現像剤搬送手段を磁化し、現像剤収容手段に収容されるトナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を、磁化された当該現像剤搬送手段によって攪拌することを特徴とする現像装置のクリーニング方法。
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