JP4688328B2 - ラミネータ装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は,表面に写真や個人情報を印刷したIDカードの表面保護を目的に透明フィルムを熱圧着するラミネータに関するもので,さらに詳しくは,ロール状に連続的に巻かれた透明フィルムを所定の長さに裁断しながらラミネーションを施すウエイストレス型ラミネータで,透明フィルムの裁断工程で生ずる不具合への対応策を改良したラミネータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年,種々のIDカードが使用され,これに伴いIDカードの改竄防止やカード寿命の改善を目的として,所望の情報を印刷したIDカードの表面に約30ミクロン厚の透明フィルムを熱圧着するラミネーションを施すことが行われるようになってきている。このようなラミネーション加工に適する装置として,米国特許5,807,461号や米国特許5,783,024号に開示されたラミネータが知られている。米国特許5,807,461号に開示されたラミネータは,所定の形状にプリカットされた透明フィルム(パッチ)をキャリア(搬送用台紙)に備え,このプリカットされたパッチだけをキャリアから引き離しながら印刷済みIDカード表面へ熱圧着する方式を採用している。この方式は,キャリアが廃棄物として捨てられ,運用コストの面や環境保護の面では好ましくない方式である。
【0003】
このような欠点を改良したラミネーション方式として,米国特許5,783,024号に開示された方式が実用化されている。図1は,この方式を採用したラミネータの概略構成を示している。同図で,ロール状に巻かれた透明のラミネートロール2を供給スピンドル3にローディングし,フィルムを経路240に沿って搬送する。連続したラミネートフィルムは,第1搬送手段のローラ4に懸架され,カッタ7の両刃間を通ってローラ8とローラ9からなる第2搬送手段を経由し,ラミネートフィルム先頭端検出センサ11の下方を通る経路となっている。一方,印刷済みIDカードは,ラミネータの入り口251から投入され,経路25に沿って搬送され,カード先頭端検出センサ17で原点位置決め後,ローラ18とローラ19で構成されるラミネートフィルム搬送路とカード搬送路の合流点へ送り出される。
【0004】
ラミネートフィルムは,ラミネートフィルム先頭端検出センサ11でフィルムの先頭端が検出されると,一旦搬送が停止され,カッタ7で裁断される。裁断されるラミネートフィルムの長さは,ラミネートフィルム先頭端検出センサ11とカッタ7の相対距離を物理的に微調整して決定する方式,またはラミネートフィルム先頭端検出センサ11によるフィルム先頭端検出後にフィルムを微少搬送して決定する方式が採用される。このように裁断されたラミネートフィルムは,前記合流点で印刷済みIDカードと重ね合わせられ,下流に設けられたヒートローラ20とプラテンローラ21間に送り込まれて熱圧着される。その後,ローラ22およびローラ23で排出操作が行われ,ラミネータの出口252からラミネーションを完了したIDカードは排出される。この結果,ラミネートフィルムは,常に必要分のみ裁断後に使用されるため,米国特許5,807,461号に開示されたラミネータのような無駄なキャリアが残らない良さがあり,ウエイストレス型ラミネータとも称されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし,米国特許5,783,024号に代表されるウエイストレス型ラミネータでは,カッタ7によるラミネートフィルムの裁断工程で,カッタの寿命や他の原因で裁断に失敗したとき,裁断の失敗を検出する手段を持っていないため,裁断が不完全な場合には,IDカードに連続したラミネートフィルムがそのまま熱圧着されてしまい,印刷済みIDカードが台無しになる不都合があった。このような欠点は,IDカード発行コストの上昇を招き,耐改竄性を有し且つ長寿命なIDカードの普及を妨げるものである。本発明は,従来例にみられる欠点を排除し,運用コストの低減にも寄与するラミネータ装置を安価に提供することを課題としている。
【0006】
【問題を解決するための手段】
このような課題を解決するため本発明によるラミネータ装置では,一面に熱接着層を有し且つロール状に連続的に巻かれたフィルムを第1経路に沿って搬送する第1搬送手段と,該搬送路の途中に設けられ前記フィルムの先端を検出するセンサで該フィルムの先端を検出後に所定の長さに裁断するカッタと,所定の長さに裁断されたフィルムを第1経路に沿って搬送する第2搬送手段と,所定位置で第1経路と合流する第2経路に沿ってカードを搬送する手段と,前記合流点の下流で搬送されたカード表面へ前記所定の長さに裁断されたフィルムを重ね合わせ熱圧着する手段を備えたラミネータ装置に,前記カッタによる裁断操作後に前記フィルムを上流側へ巻き戻した時,前記センサの出力が非能動となればフィルムの裁断に失敗したと判断する手段を備えた構成としている。また,前記第1搬送手段の搬送力を前記第2搬送手段の搬送力よりも大きくし,裁断操作後にフィルムを巻き戻す時は前記第1搬送手段だけで巻き戻し,前記第2搬送手段では巻き戻し過程のフィルムをスリップさせることも可能な構成としている。
【0007】
【作用】
この結果,カッタによるラミネータフィルムの裁断工程で,裁断の失敗を検出する手段を備えているので,裁断が不完全な場合には後続のラミネーション工程を中断し,適切な復帰処置で対応することが可能となり,印刷済みIDカードが台無しになる不都合を防止できる。また,第1搬送手段の搬送力を第2搬送手段の搬送力よりも大きくし,裁断操作後にフィルムを巻き戻す時は第1搬送手段だけで巻き戻し,第2搬送手段では巻き戻し過程のフィルムをスリップさせることも可能な構成としているので,特別な部品を追加する必要がなく,ラミネータ装置をより安価に実現することが可能となる。
【0008】
【実施例】
本発明によるラミネータ装置は,米国特許5,783,024号と同様の構成が用いられるため,図1に示した概略構成と同じ構成で実現できる。ロール状に巻かれた透明のラミネートロール2は供給スピンドル3にローディングされ,経路240に沿って搬送される。ラミネートフィルム有無センサ10は反射型光センサで代表されるような光センサで,搬送路240の途中に備えられ,ラミネートフィルムの有無を検出している。ラミネートフィルムは,第1搬送手段のローラ4に懸架され,カッタ7の両刃間を通ってローラ8とローラ9からなる第2搬送手段を経由し,反射型光センサで代表されるようなラミネートフィルム先頭端検出センサ11の下方を通る経路となっている。一方,印刷済みIDカードは,ラミネータ1の入り口251から投入され,ローラ13,ローラ14,ローラ15で駆動されるベルト16の上で搬送され,ローラ13部のベルト16と対向するローラ12で把持されながら経路25に沿って搬送され,反射型光センサで代表されるようなカード先頭端検出センサ17で原点位置決め後,ローラ18とローラ19で構成されるラミネートフィルム搬送路とカード搬送路の合流点へ送り出される。
【0009】
ラミネートロール2は,図2に示すように,先頭端29から繰り出され,連続ラミネートフィルム24は,裁断位置28,裁断位置27で順次カッタ7で裁断されることになる。このラミネートフィルム24は,透明フィルムの場合や,偽造防止を目的にホログラム処理を施したフィルムを使用する場合もある。実際の工程では,ラミネートフィルム先頭端検出センサ11で連続ラミネートフィルムの先頭端29が検出されると,一旦搬送が停止され,カッタ7で裁断される。図3は,裁断された状態のラミネートロール2を示しており,先頭側の連続ラミネートフィルム24は長さLに相当する裁断位置28で裁断されてラミネートフィルム30となり,裁断面26が次に裁断されるラミネートフィルムの先頭端となる。長さLの調整は,従来例と同様にラミネートフィルム先頭端検出センサ11とカッタ7の相対距離を物理的に微調整して決定する方式,またはラミネートフィルム先頭端検出センサ11によるフィルム先端検出後にフィルムを微少搬送して決定する方式が採用される。
【0010】
このように裁断されたラミネートフィルム30は,前記合流点で印刷済みIDカードと重ね合わせられ,下流に設けられたヒートローラ20とプラテンローラ21間に送り込まれて熱圧着される。その後,ローラ22およびローラ23で排出操作が行われ,ラミネータ1の出口252からラミネーションを完了したIDカードが排出される。ラミネーションが完了したIDカードを図4に示す。印刷済みIDカード31上に裁断されたラミネートフィルム30が熱圧着されるが,印刷済みIDカード31の4辺には,各々余白311,312,313,314を設けるため,ラミネートフィルム30と印刷済みIDカードの相対位置関係は所望の余白が得られるように両者の搬送制御が行われる。ラミネートフィルム30が印刷済みIDカードからはみ出すように熱圧着された場合,はみ出たラミネートフィルム側から剥離しやすくなるため,ラミネーションの効果を維持する上で上記余白を設けることが重要である。従って,連続ラミネートフィルム24は,所定の裁断位置28および27で確実に裁断されている必要がある。
【0011】
次に,ラミネートフィルムの裁断結果を確認する方法を説明する。図5はラミネートフィルムの裁断に成功した図で,図6は裁断に失敗した例を示す図である。先に説明のように,ラミネートロール2から繰り出された連続ラミネートフィルム24の先頭端29が,ラミネートフィルム先頭端検出センサ11で検出されてセンサ出力が能動となると,ラミネートフィルム24の搬送が停止され,カッタ7で裁断動作が行われる。この裁断動作が終了したら,ラミネートフィルム24を数mm程度巻き戻すように,第1搬送手段のローラ4を図のCCW方向へ回転させる。この時,第2搬送手段として機能しているローラ8およびローラ9は停止させておく。もしラミネートフィルムの裁断が成功していれば,連続ラミネートフィルム24のみが矢印R1方向へ搬送され,裁断後のラミネートフィルム30は,その位置を保持したままとなる。この結果,ラミネートフィルム先頭端検出センサ11の出力も能動のままとなっている。これらの操作で,ラミネートフィルムの裁断が正常に行われたと判断され,裁断されたラミネートフィルム30は矢印A1方向へ搬送され,印刷済みIDカード31も同時に矢印C1方向へ搬送されて下流でラミネーションが行われる。
【0012】
また裁断に失敗した時は,裁断動作後にラミネートフィルム24を矢印R1方向へ巻き戻すと,カッタ7と第2搬送手段のローラ8およびローラ9間にあるラミネートフィルムも同時に矢印R1方向へ引き戻されることになるので,ラミネートフィルム24の先頭端29がラミネートフィルム先頭端検出センサ11から遠ざかり,その出力は能動から非能動へ変化する。従って,ラミネートフィルム24への裁断動作を完了後,ラミネートフィルムを第1搬送手段で所定量だけ巻き戻し,ラミネートフィルム先頭端検出センサ11の出力信号を検査すれば,裁断が正常に行われたかどうかを判断できる。
【0013】
尚,第1搬送手段はローラ4,ローラ5,ローラ6で構成されており,その搬送力は,第2搬送手段を構成するローラ8およびローラ9による搬送力より大きくなるように設定されている。この結果,ローラ8とローラ9を停止状態のままローラ4,ローラ5,ローラ6でラミネートフィルム24を矢印R1方向へ搬送しも,裁断に失敗したラミネートフィルム24はローラ8とローラ9間でスリップしながらそのまま矢印R1方向へ搬送可能である。この作用は,ローラ8とローラ9の駆動軸(図示せず)にワンウエイクラッチなど駆動軸反転に必要な特別な機構を追加することなく,前記裁断結果の判定操作を行えることを可能としている。
【0014】
図7はラミネータ1の内部に搭載された制御部の概略ブロック図を示している。ラミネータ1の制御部全体は,マイクロプロセッサ等で構成された演算処理回路401を中心に,カード搬送制御回路402,カード搬送モータ403,ラミネートフィルム搬送制御回路404,ラミネートフィルム搬送モータ405,カッタ駆動回路406,クラッチ駆動回路407,ラミネートロード電動クラッチ408ラミネートフィード電動クラッチ418,センサ信号処理回路409,ヒータ温度制御回路410,ヒータ411,操作パネル信号処理回路412,操作パネル413等で構成されている。ラミネートロード電動クラッチ408は,ラミネートフィルム搬送モータ405の駆動力をローラ4に伝達したり遮断するために使用され,ラミネートフィード電動クラッチ418は,ラミネートフィルム搬送モータ405の駆動力をローラ8に伝達したり遮断するために使用されている。尚,ローラ5とローラ6はローラ4と歯車で連結され,ローラ8とローラ9も互いに歯車で連結されている。また,搬送路25に沿った各ローラは,カード搬送モータ403の駆動力を伝達して駆動している。
【0015】
以下に,ラミネートフィルム裁断結果の判定処理に絞って制御部の動作を説明する。演算処理回路401は,まず最初にラミネートフィルム24を繰り出すためにラミネートフィルム搬送制御回路404を介してラミネートフィルム搬送モータ405を回転させ,同時にラミネートロード電動クラッチ408とラミネートフィード電動クラッチ418も能動化され,ローラ4とローラ8が同期して回転し,ラミネートフィルム24の先頭端29がラミネートフィルム先頭端検出センサ11の感応位置へ到達するまで搬送される。ラミネートフィルム24の先頭端29がラミネートフィルム先頭端検出センサ11の感応位置へ到達するとラミネートフィルム先頭端検出センサ11の出力が能動となり,この能動信号はセンサ信号処理回路409を経由して演算処理回路401へ送られる。演算処理回路401は,この能動信号に応じてラミネートフィルム搬送モータ405の回転を止め,カッタ7を駆動して裁断動作を行う。
【0016】
その後,ラミネートフィード電動クラッチ418の励磁を止め,ラミネートロード電動クラッチ408の励磁を維持した状態でラミネートフィルム搬送モータ405を所定回転量だけ逆転させて停止させる。この時,ラミネートフィルム先頭端検出センサ11の出力が能動信号を維持し続ければ,ラミネートフィルムの裁断が正常に行われたと判定し,ラミネートフィード電動クラッチ418の励磁を再開し,ラミネートロード電動クラッチ408の励磁を止めてラミネートフィルム搬送モータ405を正回転方向へ駆動し,裁断されたラミネートフィルム30を下流側へ搬送する。この時カード搬送モータ403を駆動し,印刷済みIDカード31の先頭端310をカード先頭端検出センサ17で検出し,ラミネートフィルム30と同期させながら下流側へ搬送してラミネーションを実行する。
【0017】
前述の工程で,ラミネートフィード電動クラッチ418の励磁を止め,ラミネートロード電動クラッチ408の励磁を維持した状態でラミネートフィルム搬送モータ405を所定回転量だけ逆転させて停止させた時,ラミネートフィルム先頭端検出センサ11の出力が非能動信号へ変化したら,演算処理回路401はラミネートフィルムの裁断に失敗したと判断し,操作パネル信号処理回路412へエラーメッセージを出力し,操作パネル413へエラー情報を表示してオペレータに適切な処置を施すよう警告して以降の動作を停止する。この結果,印刷済みIDカードをラミネーション工程へ搬送する動作も停止される。
【0018】
尚,本発明の詳細な説明で,ラミネーション機構の駆動源として,カード搬送モータ403とラミネートフィルム搬送モータ405を別々に設けた構成で説明したが,1個のモータの駆動力を複数の電動クラッチで伝達・遮断する構成としても,本発明と同様の効果が得られることは明白である。また,ラミネートフィルムや印刷済みIDカードの検出センサとして反射型光センサを例に説明したが,他方式のセンサを代用しても同様な効果を得られることは明白である。さらに,ラミネーションを施すIDカードの材質は,一般的にPVC製が使用されるが,PET−Gなどの複合材質のカードへもラミネーションが可能であり,カード材質に関係なく本発明を適用できることも明白である。さらに言えば,ラミネーションを施される対象物は,IDカードに限定されることなく,他の形状の基材へ連続フィルムを裁断しながらラミネーションを施すアプリケーションにも本発明は適用できる。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明のように本発明によるラミネータ装置では,一面に熱接着層を有し且つロール状に連続的に巻かれたフィルムを第1経路に沿って搬送する第1搬送手段と,該搬送路の途中に設けられ前記フィルムの先端を検出するセンサで該フィルムの先端を検出後に所定の長さに裁断するカッタと,所定の長さに裁断されたフィルムを第1経路に沿って搬送する第2搬送手段と,所定位置で第1経路と合流する第2経路に沿ってカードを搬送する手段と,前記合流点の下流で搬送されたカード表面へ前記所定の長さに裁断されたフィルムを重ね合わせ熱圧着する手段を備えたラミネータ装置に,前記カッタによる裁断操作後に前記フィルムを上流側へ巻き戻した時,前記センサの出力が非能動となればフィルムの裁断に失敗したと判断する手段を備えた構成としている。また,前記第1搬送手段の搬送力を前記第2搬送手段の搬送力よりも大きくし,裁断操作後にフィルムを巻き戻す時は前記第1搬送手段だけで巻き戻し,前記第2搬送手段では巻き戻し過程のフィルムをスリップさせることも可能な構成としているので,カッタによるラミネータフィルムの裁断工程で,裁断の失敗を検出することができ,裁断が不完全な場合には後続のラミネーション工程を中断し,適切な復帰処置で対応することが可能となり,印刷済みIDカードが台無しになる不都合を防止できる。また,第1搬送手段の搬送力を第2搬送手段の搬送力よりも大きくし,裁断操作後にフィルムを巻き戻す時は第1搬送手段だけで巻き戻し,第2搬送手段では巻き戻し過程のフィルムをスリップさせることも可能な構成としているので,特別な部品を追加する必要がなく,ラミネータ装置をより安価に実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウエイストレス型ラミネータ装置の一構成例を示す図である。
【図2】本発明のラミネータ装置で使用されるラミネートフィルムの一例を示す図である。
【図3】ラミネートロールから繰り出されたラミネートフィルムを裁断した例を示す図である。
【図4】裁断されたラミネートフィルムを印刷済みIDカードへラミネーションが完了した状態を示す図である。
【図5】本発明によるラミネータ装置で,ラミネートフィルムの裁断が正常に終了した状態を示す図である。
【図6】本発明によるラミネータ装置で,ラミネートフィルムの裁断が失敗に終わった状態を示す図である。
【図7】本発明によるラミネータ装置に搭載される制御部の概略構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ラミネータ装置
2 ラミネートロール
4,5,6,8,9 ラミネートフィルム搬送ローラ
7 カッタ
11 ラミネートフィルム先頭端検出センサ
13,14,15,12 IDカード搬送ローラ
16 IDカード搬送ベルト
17 カード先頭端検出センサ
20 ヒートローラ
24 連続ラミネートフィルム
30 裁断されたラミネートフィルム
401 演算処理回路
403 カード搬送モータ
405 ラミネートフィルム搬送モータ
408 ラミネートロード電動クラッチ
409 センサ信号処理回路
413 操作パネル
418 ラミネートフィード電動クラッチ
Claims (1)
- 一面に熱接着層を有し且つロール状に連続的に巻かれたフィルムを第1経路に沿って搬送する第1搬送手段と,該搬送路の途中に設けられ前記フィルムの先端を検出するセンサで該フィルムの先端を検出後にフィルムを所定の長さに裁断するカッタと,所定の長さに裁断されたフィルムを第1経路に沿って搬送する第2搬送手段と,所定位置で第1経路と合流する第2経路に沿ってカードを搬送する手段と,前記合流点の下流で搬送されたカード表面へ前記所定の長さに裁断されたフィルムを重ね合わせ熱圧着する手段を備えたラミネータ装置において,前記カッタによる裁断操作後に前記フィルムを上流側へ巻き戻した時,前記センサの出力が非能動となればフィルムの裁断に失敗したと判断する手段を有することを特徴とするラミネータ装置。
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CN109130163A (zh) * | 2018-10-25 | 2019-01-04 | 浙江西溪玻璃有限公司 | 一种玻璃贴膜机 |
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