JP4685071B2 - モータ制御装置及びモータ制御方法 - Google Patents
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Description
モータの位置フィードバックコントローラを含む位置制御ループと、モータの速度フィードバックコントローラを含み前記位置制御ループ内に構成された速度制御ループとを含み、モータの駆動力を動力伝達機構を介して負荷に伝達する多慣性共振系のためのモータ制御装置において、前記位置フィードバックコントローラを通して与えられる指令出力に対して、負荷速度からモータ速度までの伝達特性に基づくフィルタ処理を行い、処理結果を前記速度フィードバックコントローラへの速度指令値として出力する第1のフィルタ手段と、前記指令出力に対して、モータトルクから負荷速度までの伝達特性の逆特性に基づくフィルタ処理を行う第2のフィルタ手段とを前記位置制御ループ内に設け、前記速度指令値を前記速度フィードバックコントローラへの速度フィードバック値に加算すると共に、前記第2のフィルタ手段の処理結果を、前記速度フィードバックコントローラを通して与えられるモータトルク指令値に加算する構成としたことを特徴とするモータ制御装置。
前記第1の態様において、更に、前記位置フィードバックコントローラに与えられる位置指令を時間微分して得た速度指令に係数を乗じて第1の値を生成する速度フィードフォワードコントローラと、前記位置指令を2階時間微分して得た加速度指令に係数を乗じて第2の値を生成する加速度フィードフォワードコントローラと、前記第1、第2の値を前記位置フィードバックコントローラの出力に加算して前記指令出力として出力する加算手段とを有するモータ制御装置。
前記第1又は第2の態様において、更に、前記速度フィードバックコントローラの出力にゲインを乗じて前記モータトルク指令値として出力するゲイン部と、モータトルクとモータの速度フィードバック値から前記動力伝達機構のねじりトルクを推定してゲインを乗じた値によって、前記処理結果と前記モータトルク指令値との加算値を補正することにより前記速度制御ループの位相補償を行う第1の共振比制御手段を有するモータ制御装置。
前記第1又は第2の態様において、更に、前記速度フィードバックコントローラの出力にゲインを乗じて前記モータトルク指令値として出力するゲイン部と、前記動力伝達機構のねじりトルクを計測する計測手段と、計測されたねじりトルクにゲインを乗じた値によって、前記処理結果と前記モータトルク指令値との加算値を補正する第2の共振比制御手段を有するモータ制御装置。
前記第1又は第2の態様において、更に、前記速度フィードバックコントローラの出力にゲインを乗じて前記モータトルク指令値として出力するゲイン部と、負荷加速度を検出する検出手段と、検出した負荷加速度から前記動力伝達機構のねじりトルクを換算し、換算されたねじりトルクにゲインを乗じた値によって、前記処理結果と前記モータトルク指令値との加算値を補正する第3の共振比制御手段を有するモータ制御装置。
前記第1又は第2の態様において、更に、前記速度フィードバックコントローラの出力にゲインを乗じて前記モータトルク指令値として出力するゲイン部と、負荷の回転角を計測する負荷回転角計測手段と、モータの回転角を計測するモータ回転角計測手段と、計測された負荷の回転角とモータの回転角との差に前記動力伝達機構の結合剛性Kを乗じて前記動力伝達機構のねじりトルクを換算し、換算されたねじりトルクにゲインを乗じた値によって、前記処理結果と前記モータトルク指令値との加算値を補正する第4の共振比制御手段を有するモータ制御装置。
前記第1〜第6の態様のいずれかにおいて、負荷回転角計測手段により計測された負荷の回転角とモータ回転角計測手段により計測されたモータの回転角とにより前記位置フィードバックコントローラへのフィードバック信号を生成する位置フィードバック手段を有するモータ制御装置。
前記第1〜第7の態様のいずれかにおいて、更に、前記速度制御ループから与えられるトルク指令出力τM’をあらかじめ定められた制限値τMに制限する制限手段、(τM−τM’)の演算を行う演算手段と、該演算手段の演算結果に対してローパスフィルタ処理を行うと共に、ゲインを乗じて前記速度指令値から減算して前記速度フィードバックコントローラへ与えるアンチワインドアップ制御手段を有するモータ制御装置。
モータの位置フィードバックコントローラを含む位置制御ループと、モータの速度フィードバックコントローラを含み前記位置制御ループ内に構成された速度制御ループとを含み、モータの駆動力を動力伝達機構を介して負荷に伝達する多慣性共振系のためのモータ制御方法において、前記位置制御ループ内において、前記位置フィードバックコントローラを通して与えられる指令出力に対して、負荷速度からモータ速度までの伝達特性に基づくフィルタ処理を行い、処理結果を前記速度フィードバックコントローラへの速度指令値として出力すると共に、前記指令出力に対して、モータトルクから負荷速度までの伝達特性の逆特性に基づくフィルタ処理を行い、処理結果を、前記速度フィードバックコントローラを通して与えられるモータトルク指令値に加算することを特徴とするモータ制御方法。
本発明による第1の位置制御手法を実現するためのモータ制御装置のブロック図を図1に示す。図1は、本発明によるモータ制御装置と、その制御対象である2慣性共振系モデルをブロック図で表したものである。本モータ制御装置における各ブロックは、ハードウェアによって実現されても良いが、ソフトウェアで実現することができる。つまり、図1に示す制御対象以外の構成は、モータ制御装置におけるCPUで実現することができる。この場合、CPUは記憶装置に格納されている制御プログラムに基づいて制御動作を実行することで、図1の各ブロックを実現し、図1のブロック図はCPUの機能ブロック図と見ることができる。これは、後述される図2〜図4でも同様である。なお、図1において、制御対象ブロックに示されたJMはモータイナーシャ、JLは負荷イナーシャ、Kはギヤの結合剛性、Cは粘性、sはラプラス演算子をそれぞれ表している。
位置制御ループの速度フィードフォワードコントローラPFF1は、位置指令θRの時間微分である速度指令に係数を乗じて、加算部ADD1、ADD2により、後述する位置制御ループのフィードバックコントローラPCからの動作指令出力ωRに加算する。このように、速度指令が直接得られず、位置指令θRだけが与えられる場合は、差分処理や疑似微分処理等を施して速度指令の近似値を求め、その近似速度指令に対して係数を乗じて、速度ループヘの指令値ωRに加算する。一連の処理の中でローパスフィルタ処理を行う場合もある。
位置制御ループの加速度フィードフォワードコントローラPFF2は、位置指令θRの2階時間微分である加速度指令に係数を乗じて、加算部ADD1、ADD2により、フィードバックコントローラPCからの動作指令出力ωRに加算する。このように、加速度指令が直接得られず、位置指令θRだけが与えられる場合は、上記のようにして得られる疑似速度指令に更に差分処理や疑似微分処理等を施して加速度指令の近似値を求め、その近似加速度指令に対して係数を乗じて、速度制御ループへの指令値ωRに加算する。一連の処理の中でローパスフィルタ処理を行う場合もある。
位置制御ループのフィードバックコントローラPCは、位置指令θRとモータ位置(角度)θMとの差(位置追従偏差)に応じて、速度制御ループへの動作指令出力ωRを発生させる。構成としては、比例補償成分か積分補償成分の何れかを有していれば、特にその他の構成に係わらない。
速度制御ループのフィードフォワードコントローラVFF1は、加算部ADD1、ADD2により、フィードバックコントローラPCからの動作指令出力ωRに速度フィードフォワードコントローラPFF1、加速度フィードフォワードコントローラPFF2の出力を足し合わせた指令出力ωR’に対して、モータトルクτMから負荷速度ωLまでの伝達特性FLτの逆特性FLτ −1に基づくフィルタ処理を行い、加算部ADD3により、後述するフィードバックコントローラVCを通して与えられるモータトルク指令値へ加算する。これにより、フィードフォワードコントローラVFF1は第2のフィルタ手段として機能する。具体的には、伝達特性の逆特性FLτ −1は下式(1)で表される。
速度制御ループのプリフィルタVFF2(第1のフィルタ手段)は、指令出力ωR’に対して、負荷速度ωLからモータ速度ωMまでの伝達特性FML の逆特性F ML −1 に基づくフィルタ処理を行い、速度制御ループへの速度指令値ωR”を生成する。具体的に、伝達特性の逆特性FML −1は下式(2)で表される。
速度制御ループのフィードバックコントローラVCは、フィードフォワードコントローラVFF2からの速度指令値ωR”とブロック(s)からのモータ速度(角速度)ωM’との差(速度追従偏差)に応じたモータトルク指令値τMRを発生させる。
RRC1は、速度制御ループのフィードバックコントローラVCの出力であるモータトルク指令値τMRにゲインを乗じて出力するゲイン部を表す。このゲイン部を設けることにより、共振比制御部と制御対象を含めた系が、仮想的にモータイナーシャJMのみが変化したような伝達特性となり、フィードバックコントローラVCのゲイン調整を一様な方法で行うことが可能となる。
RRC2は、第1の共振比制御手段と呼ばれてもよく、外乱オブザーバ手段及びその出力にかかるゲイン部を表している。
ワインドアップ現象は、制御装置内部に積分特性を有しており、且つトルク出力や速度等に制限があるにもかかわらず、制御装置内部及び出力においてその制限を越えるような値が生じる場合などに起こる現象である。実際には制限手段(Limitブロック)での制限により制限値以上の値を持つことが出来ないにもかかわらず、制御偏差が低減しないために、積分特性の部分において大きな積分値が生じ、制限内に値が復帰した時には積分部に保持されている大きな積分値によって逆方向に大きく振れる。このため、目標値に対するオーバーシュート、アンダーシュートが大きくなったり、不安定な状態に至ったりする。アンチワインドアップコントローラAWCは、この様なワインドアップ現象を抑制するための補償器である。
外乱オブザーバDOBは、前述した共振比制御におけるRRC2内部の外乱オブザーバ手段と同様の処理を行うが、ローパスフィルタ処理のカットオフ周波数は、RRC2のものと異なるものを使うことが可能である。
本発明の第2の位置制御手法を実現するモータ制御装置のブロック図を図2に示す。図2は、モータ回転角θMだけでなく、モータと負荷を結合し駆動力を伝達する動力伝達機構の伝達力(伝達トルク)τTを計測する場合の構成を示している。つまり、図1に示したRRC2に代えてRRC3を有し、その他の構成は図1と同じであるので、図1と相違するブロックについて説明する。なお、図2には示していないが、図1と同様に、外乱オブザーバDOBを設置することで、モータ軸の摩擦や、モータのトルクリップルに対する補償性能を向上させることができる。
この処理は、図1で説明したRRC2において推定したねじりトルク推定値の代わりにねじりトルク(伝達力、伝達トルクτT)計測手段により計測されたねじりトルクの計測値を用いる処理である。RRC3は第2の共振比制御手段と呼ばれても良く、RRC2と同様、共振比制御ゲインを乗じるなどの手法で制御対象の振動を抑制することなどが可能となる。ねじりトルク計測手段は、ねじり変形の場合、2つの位置センサの差をとるもの、歪みの場合、歪みゲージ、磁歪素子、磁気抵抗等で実現することができる。
本発明の第3の位置制御手法を実現するためのモータ制御装置のブロック図を図3に示す。図3は、モータ回転角θMだけでなく、負荷の加速度(以下では、便宜上、s2θLで表すものとする)を計測する場合の構成を示している。つまり、図2に示したRRC3に代えてRRC4を有し、その他の構成は図1あるいは図2と同じであるので、図2と相違するブロックについて説明する。なお、図3には示していないが、図1と同様に、外乱オブザーバDOBを設置することで、モータ軸の摩擦や、モータのトルクリップルに対する補償性能を向上させることができる。
この処理は、計測された負荷の加速度s2θLに負荷側のイナーシャJLを乗じてねじりトルク相当の値に換算した後は、図2のRRC3と全く同様の処理によって、制御対象の振動を抑制することなどが可能となる。それゆえ、RRC4は、第3の共振比制御手段と呼ばれても良い。PDコントローラを用いる処理についても同様の効果が得られる。
本発明の第4の位置制御手法を実現するための制御装置のブロック図を図4に示す。図4は、モータ回転角θMだけでなく、負荷側の回転角θLも計測する場合の構成を示している。図1に示されたRRC2、外乱オブザーバDOBに代えてRRC5、PFBを備える点以外は、図1と同じであるので、図1と相違するRRC5、PFBについて説明する。なお、図4には示していないが、図1と同様に、外乱オブザーバDOBを設置することで、モータ軸の摩擦や、モータのトルクリップルに対する補償性能が向上する。また、後述するPFBは、図1〜図3の実施例に組み合わされても良い。
この処理は、負荷の回転角計測手段で計測された負荷側の回転角θLとモータの回転角計測手段で計測されたモータ側の回転角θMとの差に、動力伝達機構の結合剛性Kを乗じてねじりトルク相当の値に換算した後は、図2のRRC3と全く同様の処理によって、制御対象の振動を抑制することなどが可能となる。それゆえ、RRC5は、第4の共振比制御手段と呼ばれても良い。PDコントローラを用いる処理についても同様の効果が得られる。
ここでの処理は、負荷の回転角θLとモータ側の回転角θMにより位置制御ループのフィードバックコントローラPCへのフィードバック信号を生成する処理である。
CAL1、CAL2、CAL3 演算部
Claims (9)
- モータの位置フィードバックコントローラを含む位置制御ループと、モータの速度フィードバックコントローラを含み前記位置制御ループ内に構成された速度制御ループとを含み、モータの駆動力を動力伝達機構を介して負荷に伝達する多慣性共振系のためのモータ制御装置において、
前記位置フィードバックコントローラを通して与えられる指令出力に対して、ラプラス演算子s、多慣性共振系の減衰係数ζ、反共振周波数ωaに基づいて決定される、負荷速度からモータ速度までの伝達特性F ML の逆特性である下式(3)による逆特性F ML −1 に基づくフィルタ処理を行い、処理結果を前記速度フィードバックコントローラへの速度指令値として出力する第1のフィルタ手段と、前記指令出力に対して、ラプラス演算子s、多慣性共振系のモータイナーシャJM、多慣性共振系の減衰係数ζ、反共振周波数ωa及び共振周波数ωnに基づいて決定される、モータトルクから負荷速度までの伝達特性F Lτ の逆特性である下式(4)による逆特性F Lτ −1 に基づくフィルタ処理を行う第2のフィルタ手段とを前記位置制御ループ内に設け、前記速度指令値を前記速度フィードバックコントローラへの速度フィードバック値に加算すると共に、前記第2のフィルタ手段の処理結果を、前記速度フィードバックコントローラを通して与えられるモータトルク指令値に加算する構成としたことを特徴とするモータ制御装置。
- 更に、前記位置フィードバックコントローラに与えられる位置指令を時間微分して得た速度指令に係数を乗じて第1の値を生成する速度フィードフォワードコントローラと、前記位置指令を2階時間微分して得た加速度指令に係数を乗じて第2の値を生成する加速度フィードフォワードコントローラと、前記第1、第2の値を前記位置フィードバックコントローラの出力に加算して前記指令出力として出力する加算手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
- 更に、前記速度フィードバックコントローラの出力にゲインを乗じて前記モータトルク指令値として出力するゲイン部と、モータトルクとモータの速度フィードバック値から前記動力伝達機構のねじりトルクを推定してゲインを乗じた値によって、前記第2のフィルタ手段の処理結果と前記モータトルク指令値との加算値を補正することによりトルク指令出力τ M ’が得られるように、前記速度制御ループの位相補償を行う第1の共振比制御手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ制御装置。
- 更に、前記速度フィードバックコントローラの出力にゲインを乗じて前記モータトルク指令値として出力するゲイン部と、前記動力伝達機構のねじりトルクを計測する計測手段と、計測されたねじりトルクにゲインを乗じた値によって、前記第2のフィルタ手段の処理結果と前記モータトルク指令値との加算値を補正することでトルク指令出力τ M ’が得られるようにするための第2の共振比制御手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ制御装置。
- 更に、前記速度フィードバックコントローラの出力にゲインを乗じて前記モータトルク指令値として出力するゲイン部と、負荷加速度を検出する検出手段と、検出した負荷加速度から前記動力伝達機構のねじりトルクを換算し、換算されたねじりトルクにゲインを乗じた値によって、前記第2のフィルタ手段の処理結果と前記モータトルク指令値との加算値を補正することでトルク指令出力τ M ’が得られるようにするための第3の共振比制御手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ制御装置。
- 更に、前記速度フィードバックコントローラの出力にゲインを乗じて前記モータトルク指令値として出力するゲイン部と、負荷の回転角を計測する負荷回転角計測手段と、モータの回転角を計測するモータ回転角計測手段と、計測された負荷の回転角とモータの回転角との差に前記動力伝達機構の結合剛性Kを乗じて前記動力伝達機構のねじりトルクを換算し、換算されたねじりトルクにゲインを乗じた値によって、前記第2のフィルタ手段の処理結果と前記モータトルク指令値との加算値を補正することでトルク指令出力τ M ’が得られるようにするための第4の共振比制御手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ制御装置。
- 負荷回転角計測手段により計測された負荷の回転角とモータ回転角計測手段により計測されたモータの回転角とにより前記位置フィードバックコントローラへのフィードバック信号を生成する位置フィードバック手段を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
- 更に、前記トルク指令出力τM’をあらかじめ定められた制限値τMに制限する制限手段と、(τM−τM’)の演算を行う演算手段と、該演算手段の演算結果に対してローパスフィルタ処理を行うと共に、ゲインを乗じて前記速度指令値から減算して前記速度フィードバックコントローラへ与えるアンチワインドアップ制御手段を有することを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
- モータの位置フィードバックコントローラを含む位置制御ループと、モータの速度フィードバックコントローラを含み前記位置制御ループ内に構成された速度制御ループとを含み、モータの駆動力を動力伝達機構を介して負荷に伝達する多慣性共振系のためのモータ制御方法において、
前記位置制御ループ内において、前記位置フィードバックコントローラを通して与えられる指令出力に対して、ラプラス演算子s、多慣性共振系の減衰係数ζ、反共振周波数ωaに基づいて決定される、負荷速度からモータ速度までの伝達特性F ML の逆特性である下式(5)による逆特性F ML −1 に基づくフィルタ処理を行い、処理結果を前記速度フィードバックコントローラへの速度指令値として出力すると共に、前記指令出力に対して、ラプラス演算子s、多慣性共振系のモータイナーシャJM、多慣性共振系の減衰係数ζ、反共振周波数ωa及び共振周波数ωnに基づいて決定される、モータトルクから負荷速度までの伝達特性F Lτ の逆特性である下式(6)による逆特性F Lτ −1 に基づくフィルタ処理を行い、処理結果を、前記速度フィードバックコントローラを通して与えられるモータトルク指令値に加算することを特徴とするモータ制御方法。
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