JP4681523B2 - 作業車の防水シール構造 - Google Patents
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Description
前記防水シール機構を、前記後方突出部分と前記下部カバーとを連結する第1合わせ面に配置される第1シール部材と、前記第1合わせ面よりも内側に形成される第2合わせ面に配置される第2シール部材と、前記第1シール部材と前記第2シール部材との間に形成される捕水空間とで構成し、
前記第1シール部材を、前記下部カバーの後側の周縁部と左右両側の周縁部とに亘る平面視でコ字状に形成された前記第1合わせ面に対応させて配置すると共に、前記捕水空間を、前記第1合わせ面の内側において前記第1合わせ面に沿うように前記下部カバーの後側の外周部と左右両側の外周部とに亘る平面視でコ字状に形成してある。
上記構成によれば、後方突出部分と下部カバーとの合わせ面を、これらを連結する第1合わせ面と、この第1合わせ面よりも内側に形成された第2合わせ面との、二箇所に形成する。第1合わせ面に第1シール部材、第2合わせ面に第2シール部材を介在させる。これによって、外側に位置する第1シール部材でも捉えることの出来なかった水分を内側の第2シール部材で捉えることができる。
しかも、第1シール部材と第2シール部材との間に捕水空間を設けているので、外側に位置する第1シール部材の存在を越えて浸入し、内側の第2シール部材で侵入を阻止された漏水を、前記捕水空間において捕捉することができるので、空調ユニット収納空間内への漏水の浸入を阻止する機能を高めている。
したがって、二つのシール部材と捕水空間という、シール機能の異なるシール構造を組み合わせることによって、空調ユニット収納空間内への水分の浸入を阻止する機能を高めた防水シール構造を提供できるに至った。
前記下部カバーに、この下部カバーの外側壁部の上端から外向きに延出された平板状の連結部と、この下部カバーの外側壁部の内側から前記連結部よりも高い位置に立設された内側壁部とを形成し、
前記後方突出部分の周縁部の下面と前記連結部との間に前記第1シール部材を介在させた状態で、且つ、前記後方突出部分の周縁部の内側角部に形成された保持溝と前記内側壁部の上端部との間に前記第2シール部材を介在させた状態で、前記連結部を前記後方突出部分の周縁部に連結してある。
前記捕水空間を、その捕水空間の底面が前記捕水空間の両側端程低位に位置するように形成するとともに、前記捕水空間における、前記第1合わせ面の左右の前後向き部分の前端のそれぞれに対応した最低部位に、前記捕水空間に捕捉された漏水を機外に排出する排出口を設けてある。
左右のサイドウインド22は、対応するリヤピラー26に上下一対のヒンジ34を介して開閉揺動可能に連結されている。
リヤウインド23は、リヤクロスメンバー29に左右一対のヒンジ35を介して開閉揺動可能に連結されている。
左右のリヤピラー26は、それらの間隔が、左右のフロントピラー24の間隔や左右のクォータピラー25の間隔よりも狭くなるように設定されている。
図9に示すように、アウタルーフ31の後部中央には、外気の空調ユニット36への供給を可能にする左右一対の外気供給口42が、インナルーフ30の内気供給口41に対向する状態で形成されている。
左右の庇43は、外気導入経路38に連通する中空状に形成され、左側の庇43の底壁にのみ、外気導入口44が形成され、エアフィルタ45が装備されている。
このように、左側の庇43にのみ外気導入口44を形成し、エアフィルタ45を装備したことで、圃場でエアフィルタ45の掃除や交換などを行う場合には、車体の左側を畦に隣接させた状態で車体を停止させるようにすれば、左側の乗降口から畦に降車して直ぐに、庇43に手が届き易い畦上で、エアフィルタ45の掃除や交換などを行うことができる。
左右金属製の配管66、66より排水方向下手側には、左右先端側ホース67、67を上下向き姿勢で配設し、夫々、左右金属製の配管66、66に接続してある。
図中83は、ウインカーである。
なお、捕水空間Cに溜まった水は、次ぎのようにして排出される。図7及び図8に示すように、捕水空間Cを、前記第1合わせ面に沿ってかつその捕水空間Cの底面が前記捕水空間Cの両側端程低位に位置するように形成する。そして、前記した両側端に対応した最低部位に下部カバー39より機外に排出する排出口Cc、Ccを設けて、捕水空間Cに捕捉された漏水を排出するように構成してある。
〔1〕作業車としては、コンバインやバックホーあるいは運搬車などであってもよい。
〔2〕第1シール部材69と第2シール部材70とは、平板状の断面形状または矩形状の断面形状のものに統一してもよく、また、円形断面の形状を採用してもよい。
〔3〕捕水空間Cに捕集された漏水を機外に排出する排出口Ccとして、左右両端だけでなく、左右中間部に複数個設けてもよい。
〔4〕捕水空間Cの底面としては、両側端程低位に形成する必要はなく、同一レベルのものに構成してもよい。
26 リヤピラー
31 アウタルーフ
36 空調ユニット
39 下部カバー
39A 外側壁部
39B 内側壁部
69 第1シール部材
70 第2シール部材
B 防水シール機構
C 捕水空間
Cc 排出口
Claims (3)
- リヤピラーより後方に突出するアウタルーフの後方突出部分と、この後方突出部分の下部側を覆う下部カバーとの間に、運転キャビン内に空調済み空気を供給する空調ユニットを収納し、前記後方突出部分と前記下部カバーとの合わせ部位に防水シール機構を備えている作業車の防水シール構造であって、
前記防水シール機構を、前記後方突出部分と前記下部カバーとを連結する第1合わせ面に配置される第1シール部材と、前記第1合わせ面よりも内側に形成される第2合わせ面に配置される第2シール部材と、前記第1シール部材と前記第2シール部材との間に形成される捕水空間とで構成し、
前記第1シール部材を、前記下部カバーの後側の周縁部と左右両側の周縁部とに亘る平面視でコ字状に形成された前記第1合わせ面に対応させて配置すると共に、前記捕水空間を、前記第1合わせ面の内側において前記第1合わせ面に沿うように前記下部カバーの後側の外周部と左右両側の外周部とに亘る平面視でコ字状に形成してある作業車の防水シール構造。 - 前記下部カバーに、この下部カバーの外側壁部の上端から外向きに延出された平板状の連結部と、この下部カバーの外側壁部の内側から前記連結部よりも高い位置に立設された内側壁部とを形成し、
前記後方突出部分の周縁部の下面と前記連結部との間に前記第1シール部材を介在させた状態で、且つ、前記後方突出部分の周縁部の内側角部に形成された保持溝と前記内側壁部の上端部との間に前記第2シール部材を介在させた状態で、前記連結部を前記後方突出部分の周縁部に連結してある請求項1記載の作業車の防水シール構造。 - 前記捕水空間を、その捕水空間の底面が前記捕水空間の両側端程低位に位置するように形成するとともに、前記捕水空間における、前記第1合わせ面の左右の前後向き部分の前端のそれぞれに対応した最低部位に、前記捕水空間に捕捉された漏水を機外に排出する排出口を設けてある請求項1又は2記載の作業車の防水シール構造。
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