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JP4672716B2 - ブレーキ - Google Patents

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Description

この発明は、自動車等の車両に設けられるブレーキに関するものである。
近年、自動車等の車両用ブレーキの液圧を制御するブレーキ液圧制御装置として、外部液圧供給源を備えたものが知られている。
具体的には、ブレーキペダルの操作量に基づき発生するマスターシリンダ圧に応じて外部液圧供給源とホイールシリンダとの間に設けられた液圧制御弁のスプールをソレノイドによって増圧側へ変位させることにより、外部液圧供給源からのブレーキ液圧をホイールシリンダへ作用させるシステムである。
ところで、この種のブレーキには、ブレーキペダルを踏んだ際に、ブレーキの踏み込み感覚を与えるために、マスターシリンダ圧を逃がすアキュームレータからなるストロークシュミレータが設けられている。
しかしながら、上記の装置にあっては、マスターシリンダの液圧を直接ホイールシリンダへ作用させる一般的なメカ式ブレーキと比較して、ブレーキペダルの踏み心地に若干食い違いが生じるため、ドライバーに違和感を与えてしまうという問題があった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ブレーキ作動時において、ドライバーに違和感を与えることのないブレーキを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1記載のブレーキは、先端部にペダル板が設けられたブレーキペダルと、該ブレーキペダルの踏力を検出する踏力センサとを有し、該踏力センサからの検出信号に応じて車輪への制動力を生じさせるブレーキであって、前記ペダル板の踏力が伝達される部位には、前記踏力センサと弾性を有するゴムからなる緩衝材を内包する緩衝機構とが設けられ、該緩衝機構は、前記緩衝材を内包し、該緩衝材の一の端面に対向する面を有するシリンダ部と、該シリンダ部に摺動可能に配設され前記緩衝材の他の端面に対向する面を有するピストン部とからなり、前記シリンダ部の対向面または前記ピストン部の対向面と前記緩衝材との間には空間部が形成されていることを特徴としている
本発明のブレーキによれば、下記の効果を得ることができる。
検出した踏力に応じて車輪への制動力を生じさせるブレーキにおいて、ドライバーがブレーキペダルを踏み込んだ際に、その踏力を緩衝材によって吸収して所定のストロークを生じさせることができるので、マスターシリンダからホイールシリンダへ直接液圧を作用させるメカ式ブレーキのブレーキ感覚に近づけることができ、これにより、ブレーキの作動時におけるドライバーの違和感を最小限に低減することができる。
以下、第1参考技術のブレーキを説明する。
図1に示すものは、ブレーキの液圧を制御するブレーキ液圧制御装置である。
図において、符号1は、ブレーキペダルであり、このブレーキペダル1の踏み込みによってマスターシリンダ2が液圧を発生するようになっている。また、符号3は、液圧によって各車輪に制動力を生じさせるホイールシリンダである。
また、符号4は、外部液圧供給源である。この外部液圧供給源4は、モータ5aによって駆動されて液圧を発生する液圧ポンプ5を有するもので、この液圧ポンプ5の出力側には、アキュームレータ6が接続され、発生した高い液圧を貯えるようになっている。
また、液圧ポンプ5は、リザーバ7から吸い上げたブレーキ液を加圧して各車輪のそれぞれの液圧制御弁8に供給するようになっている。
液圧制御弁8は、前記外部液圧供給源4からホイールシリンダ3に作用する圧力を調整するもので、コントローラECU11によって駆動が制御されるようになっている。この液圧制御弁8のボディー9の内部には、スプール12がその軸方向に移動可能に設けられており、このスプール12が移動することにより、ホイールシリンダ3に接続された管路31を、外部液圧供給源4の液圧ポンプ5からの管路32あるいはリザーバ7へつながる管路33のいずれかに連通させるようになっている。
また、この液圧制御弁8には、スプール12を移動させるソレノイド13が設けられており、前記コントローラECU11から駆動電流が出力されることにより、スプール12を増圧側(図中左方向)へ移動させて外部液圧供給源4の液圧ポンプ5からの管路32を、ホイールシリンダ3に接続された管路31に連通させるようになっている。
また、液圧制御弁8のスプール12は、ソレノイド13と反対側に設けられた例えばスプリング10によって付勢されてソレノイド13に駆動電流が出力されていないときには、減圧側(図中右方向)へ移動され、これにより、リザーバ7へつながる管路33が、ホイールシリンダ3に接続された管路31に連通されるようになっている。
そして、前記外部液圧供給源4のアキュームレータ6と上記構造の液圧制御弁8との間の管路32には、コントローラECU11からの信号によって開閉駆動される液圧通路開閉弁29が設けられている。即ち、この液圧通路開閉弁29によって、外部液圧供給源4から液圧制御弁8への液圧の供給路が開閉されるようになっている。
また、符号21は、フェールセーフ弁である。このフェールセーフ弁21は、第1参考技術の例の場合、マスターシリンダ2と前記管路31とを接続する管路34に設けられたものである。
このフェールセーフ弁21には、管路31から分岐された管路27が接続されており、この管路27を介して液圧制御弁8からの液圧が加わったときに駆動して、マスターシリンダ2からの管路34とホイールシリンダ3との連通を遮断するとともに、液圧制御弁8からの管路31をホイールシリンダ3に連通し、管路31からの液圧をホイールシリンダ3へ作用させるようになっている。また、ブレーキ作動時に何らかの原因にて液圧制御弁8からの液圧が低下した場合には、管路27からフェールセーフ弁21へ液圧が加わらなくなるため、フェールセーフ弁21はバネ等の付勢手段によって、液圧制御弁8からの管路31とホイールシリンダ3との連通を遮断するとともに、マスターシリンダ2からの管路34をホイールシリンダ3に連通するようになっている。この場合には、マスターシリンダ2からの液圧がホイールシリンダ3へ直接作用して、制動力を発生させるようになっている。
なお、符号24は、マスターシリンダ圧を検出する圧力センサ(踏力センサ)、符号25は、ホイールシリンダ3へ作用される液圧を検出する圧力センサ、符号26は、車輪の回転速度を検出する車輪速センサ、符号28は外部液圧供給源4の液圧を検出する圧力センサであり、これら圧力センサ24、25、28及び車輪速センサ26からの検出信号に基づいてコントローラECU11が外部液圧供給源4及び液圧制御弁8の駆動を制御するようになっている。
そして、上記構成のブレーキ液圧制御装置によれば、ブレーキペダル1が踏まれてマスターシリンダ圧が上がったことが圧力センサ24によって検出されると、この検出データに基づいてコントローラECU11から液圧通路開閉弁29のソレノイドと液圧制御弁8のソレノイド13へ駆動電流が出力される。
これにより、液圧通路開閉弁29が開いて、外部液圧供給源4と液圧制御弁8との管路32が連通される。それとともに、液圧制御弁8のスプール12が増圧側(図中左方向)へ移動して、外部液圧供給源4からの液圧が、管路31へ供給され、これにより、フェールセーフ弁21が駆動して、この管路31とホイールシリンダ3とが連通し、液圧制御弁8からの液圧がホイールシリンダ3へ加わり、車輪に制動力が働き、車両が制動される。
また、このとき、コントローラECU11は、車輪速センサ26からのそれぞれの車輪の回転速度のデータに基づいて、これら車輪の内でロックしそうな車輪を検出し、検出した車輪に対応した液圧制御弁8のソレノイド13への駆動電流の供給を制限して、ホイールシリンダ3への液圧を制御することでその車輪の制動を弛めてロックを回避する。即ち、いわゆるアンチロックシステムが働いて各車輪のロックが防止される。
次に、上記構成のブレーキ液圧制御装置に設けられたブレーキペダル1について説明する。
図2に示すように、このブレーキペダル1は、先端部にペダル板41が設けられた弾性ペダル(弾性体部)42と、この弾性ペダル42の基端部が一端部に連結固定された剛性ペダル(剛性体部)43とを有するもので、これら弾性ペダル42と剛性ペダル43のそれぞれの連結箇所が車体Sに支持され、その支持部44を中心として回動可能とされている。この弾性ペダル42としては、例えば、ゴム等の弾性材料やバネ鋼等の金属材料から形成されている。また、弾性ペダル42は、ペダル板41が設けられた先端部側が、剛性ペダル43に対して間隔があくように、互いに所定の角度をつけて連結固定されている。そして、上記構成のブレーキペダル1を構成する剛性ペダル43の中間部にマスターシリンダ2のロッド45が回動可能に連結されている。
なお、図中符号46は、ブレーキ作動時にON状態となり、車両外部後方のブレーキランプを点灯させるためのブレーキランプスイッチであり、符号2aはリザーバである。
そして、上記の構造のブレーキペダル1によれば、ドライバーによってペダル板41が踏み込まれると、図3に示すように、弾性ペダル42が弾性変形する。
その後、弾性ペダル42の弾性変形量が大きくなると、この弾性ペダル42が剛性ペダル43と接触して弾性ペダル42のさらなる弾性変形が規制され、その後は、ドライバーの踏力が剛性ペダル43を介してマスターシリンダ2のロッド45に直接伝達されてマスターシリンダ圧が上昇する。つまり、図4に示すように、ペダル板41の踏み始めは、踏力が加わるにしたがってペダルストロークが上昇し、弾性ペダル42が剛性ペダル43に当接した後は、ペダルストロークの増加が規制され踏力のみが増加することとなる。
即ち、ドライバーがブレーキを作動させた際に、まず、弾性ペダル42が弾性変形することにより、ドライバーの踏力が吸収されるので、ブレーキ作動時の感覚を、マスターシリンダ圧によってホイールシリンダ3を直接作動させる従来からの直接型のメカ式ブレーキのブレーキ感覚に近づけることができ、違和感を解消することができる。
しかも、弾性ペダル42の弾性係数や弾性ペダル42と剛性ペダル43との間隔を任意に設定することができるので、様々なペダルフィーリングを得ることができる。
次に、第2参考技術のブレーキについて説明する。
図5に示すように、このブレーキペダル1は、先端部にペダル板41が設けられた通常用いられるペダル51を有するもので、このペダル51の中間部に連結されたマスターシリンダ2のロッド45に緩衝装置52が設けられている。
この緩衝装置52は、ペダル51側のロッド45aの先端部に設けられたフランジ53と、マスターシリンダ2側のロッド45bの中間部に設けられたフランジ54と、これらフランジ53、54同士の間に支持されたスプリング(第1の緩衝材)55と、マスターシリンダ2側のロッド45bの先端部に設けられたゴム等の弾性材料からなる緩衝材(第2の緩衝材)56とを有するものである。
また、マスターシリンダ2側のロッド45bには、踏力センサ57が設けられており、このロッド45bに加わる踏力を検出するようになっている。
そして、上記の構造の緩衝装置52が設けられたブレーキによれば、ドライバーがペダル板41を踏み込んでブレーキを作動させた際に、まず、緩衝装置52のスプリング55が弾性変形して収縮することにより、ドライバーの踏力が吸収され、さらにペダル板41を踏み込むことにより、マスターシリンダ2側のロッド45bの先端部に設けられた緩衝材56がこのロッド45bとフランジ53とに挟持されて弾性変形する。つまり、図6に示すように、ペダル板41の踏み始めはスプリング55によって踏力が吸収され、さらにペダル板41が踏み込まれると緩衝材56が弾性変形することにより踏力が吸収される。
即ち、ドライバーがブレーキを作動させた際に、ブレーキ作動時の感覚を、マスターシリンダ圧によってホイールシリンダ3を直接作動させる従来からの直接型のメカ式ブレーキのブレーキ感覚に近づけることができ、違和感を解消することができる。しかもスプリング55によって踏力を吸収した後は、緩衝材56が引き続いて踏力を吸収するものであるので、踏力に対するペダルストロークの増加を滑らかにすることができ、さらなる良好なブレーキフィーリングを得ることができる。
また、このブレーキには、マスターシリンダ2側のロッド45bに設けられた踏力センサ57からの検出信号に基づいて、前記液圧制御弁8を制御することができる。つまり、マスターシリンダ圧及び踏力の2つの検出値にてホイールシリンダ3への液圧を制御することができる。
なお、図7に示すものは、ペダル51側のロッド45aのフランジ53に緩衝材56を設けたものであり、この場合もスプリング55に引き続いて緩衝材56によってドライバーの踏力を吸収することができる。
また、それぞれのロッド45a、45bに設けられたフランジ53、54間のスプリング55として、圧縮されるにしたがって次第に大きな圧縮力を必要とする(ペダル51のストロークに対して必要な踏力の割合がペダル51の踏み込みに応じて次第に大きくなる)非線形特性を有するものを用いることにより、踏力の吸収がさらに自然に行われ、これにより、ブレーキのフィーリングのさらなる向上を図ることができる。また、図8に示すように、非線形スプリング55aとともに、マスターシリンダ2側のロッド45bとペダル51側のフランジ53との間に緩衝材56を設けても良く、この場合、前述したように、非線形スプリング55aによる踏力の吸収後に、緩衝材56による踏力の吸収が行われ、図9に示すように、ペダルストロークの増加を、極めて自然に近い曲線とすることができ、さらに良好なブレーキフィーリングを得ることができる。
なお、上記構造のブレーキの場合も、スプリング55、非線形スプリング55a及び緩衝材56の弾性係数あるいはスプリング55、非線形スプリング55aの収縮距離等を調整することにより、様々なブレーキフィーリングを得ることができる。
(第1の実施の形態)
次いで、第1の実施の形態のブレーキを説明する。
図10に示すように、このブレーキに設けられた緩衝装置60は、マスターシリンダ2側のロッド45bの先端部に設けられたシリンダ部61と、ブレーキペダル51側のロッド45aの先端部に、前記シリンダ部61に摺動可能に配設されたピストン部62と、これらシリンダ部61とピストン部62との間に設けられたゴム等の弾性材料からなる緩衝材63とを有するものである。また、シリンダ部61の底部及びピストン部62の端面には、それぞれ凹所64が形成されている。なお、ブレーキペダル51側のロッド45aには、踏力センサ57が設けられており、この踏力センサ57からの検出信号に基づいて、コントローラECU11が液圧制御弁8の駆動を制御するようになっている。
そして、この緩衝装置60によれば、ドライバーがブレーキを作動させると、その踏力によってピストン部62がシリンダ部61内へ押し込まれ、シリンダ部61内に配設されていた緩衝材63が圧縮されて弾性変形して収縮するとともにシリンダ部61の底部及びピストン部62の端面に形成された凹所64へ入り込む。これにより、ドライバーからの踏力がこの緩衝装置60によって吸収され、ブレーキ作動時の感覚を、マスターシリンダ圧によってホイールシリンダ3を直接作動させる直接型のメカ式ブレーキのブレーキ感覚に近づけることができ、違和感を解消することができる。
また、この緩衝装置60においても、緩衝材63の弾性係数、大きさあるいはシリンダ部61の底部及びピストン部62の端面に形成した凹所64の大きさ等を変更することにより、様々なペダルフィーリングを得ることができる。
なお、前記凹所64を、シリンダ部61の底部のみあるいはピストン部62の端面のみ(図11参照)としても良い。
また、図12に示すように、ブレーキペダル51側のロッド45aにシリンダ部61を設けるとともにマスターシリンダ2側のロッド45bをピストン部62としたり、前記凹所64に代えて凸部65を設けることにより、空間を形成しても良い。
また、図13に示すものは、ロッド45aの先端部に緩衝材63を直接取り付け、この緩衝材63を、シリンダ部61内に嵌合させ、さらにシリンダ部61の底部に凹所64を形成したものである。そして、この緩衝装置60の場合、ドライバーからの踏力を、緩衝材63の軸方向つまり剪断方向への弾性変形によって吸収するようになっている。
また、図14に示すものは、上記の図10に示した緩衝装置60をペダル板41とペダル51との間に設けたものであり、この場合も、ドライバーからの踏力を直接吸収することができる。なお、上記第1の実施の形態にて示した緩衝装置60のいずれもペダル板41とペダル51との間に配設することができるのは勿論である。
次に、第3参考技術のブレーキを説明する。
図15から図17に示すように、このブレーキペダル1には、ペダル51とロッド45との連結箇所に緩衝装置71が設けられている。
この緩衝装置71は、ペダル51の途中に設けられたゴム等の弾性材料からなる環状の緩衝材(弾性体部)72と、この緩衝材72に、ピン73によって回動可能に連結されたコ字状のブラケット74とを有するもので、このブラケット74がマスターシリンダ2からのロッド45の先端部に固定されている。なお、緩衝装置71を構成する環状の緩衝材72は、ペダル51の中間部に形成された環状ブラケット(剛性体部)75に嵌合されている。また、この緩衝材72には、その中心に前記ピン73の径よりも内径が大きな円筒材76が設けられており、この円筒材76内に前記ピン73が挿通されている。
そして、この緩衝装置71を有するブレーキペダル1によれば、ドライバーがペダル板41を踏み込み、ペダル51を支持部44を中心として回動させると、このペダル51とマスターシリンダ2のロッド45との連結箇所の緩衝装置71を構成する緩衝材72が弾性変形することにより、ドライバーからの踏力が吸収される。
即ち、ドライバーがブレーキを作動させた際に、ブレーキ作動時の感覚を、マスターシリンダ圧によってホイールシリンダ3を直接作動させる従来からの直接型のメカ式ブレーキのブレーキ感覚に近づけることができ、違和感を解消することができる。
また、この緩衝装置71は、ペダル51とロッド45との連結箇所に設けられるので、スペースの確保がしずらい場合でも、容易に設けることができる。
また、図18及び図19に示すものは、ペダル51の支点である支持部44に緩衝装置71を設けたものである。
つまり、この緩衝装置71は、ペダル51の基端部に環状ブラケット75が形成されており、この基端部に形成された環状ブラケット75に、緩衝材72が嵌合されている。そして、この緩衝材72が、車体Sに固定されたブラケット77にボルトからなるピン73によって回動可能に連結されている。
そして、このように緩衝装置71をペダル51と車体Sとの連結箇所に設けたブレーキペダル1によれば、ドライバーがペダル板41を踏み込むと、ペダル51が支持部44を中心として回動され、この支持部44に設けられた緩衝装置71の緩衝材72が弾性変形することにより、ドライバーからの踏力が吸収され、これにより、ブレーキ作動時の感覚を、上記と同様に、マスターシリンダ圧によってホイールシリンダ3を直接作動させる従来からの直接型のメカ式ブレーキのブレーキ感覚に近づけることができ、違和感を解消することができる。
そして、この参考技術のブレーキにおいても、環状の緩衝材72の弾性係数、大きさ等を変更することにより、様々なペダルフィーリングを得ることができる。
以上、説明したように、上記第1の実施の形態のブレーキによれば、ドライバーがペダル板41を踏み込んだ際に、その踏力を吸収して所定のストロークを生じさせることができるので、マスターシリンダ2からホイールシリンダ3へ直接液圧を作用させるメカ式ブレーキのブレーキ感覚に近づけることができ、これにより、ブレーキの作動時におけるドライバーの違和感を最小限に低減することができる。
第1参考技術のブレーキの全体構成を説明するブレーキの液圧系統図である。 第1参考技術のブレーキペダルの構造を説明するブレーキペダルの概略側面図である。 第1参考技術のブレーキペダルの動きを説明するブレーキペダルの概略側面図である。 第1参考技術のブレーキペダルの踏力とペダルストロークとの関係を示すグラフ図である。 第2参考技術のブレーキペダルの構成を説明するブレーキペダルの概略側面図である。 第2参考技術のブレーキペダルの踏力とペダルストロークとの関係を示すグラフ図である。 第2参考技術のブレーキペダルの他の構造を説明するブレーキペダルの概略側面図である。 第2参考技術のブレーキペダルの他の構造を説明するブレーキペダルの概略側面図である。 第2参考技術の他の構造のブレーキペダルの踏力とペダルストロークとの関係を示すグラフ図である。 本発明の第1の実施の形態のブレーキペダルの構造を説明するブレーキペダルの一部を断面視した概略側面図である。 本発明の第1の実施の形態のブレーキペダルの他の構造を説明するブレーキペダルの一部の断面図である。 本発明の第1の実施の形態のブレーキペダルの他の構造を説明するブレーキペダルの一部の断面図である。 本発明の第1の実施の形態のブレーキペダルの他の構造を説明するブレーキペダルの一部の断面図である。 本発明の第1の実施の形態のブレーキペダルの他の構造を説明するブレーキペダルの一部の断面図である。 第3参考技術のブレーキペダルの構造を説明するブレーキペダルの概略側面図である。 第3参考技術のブレーキペダルの構造を説明する緩衝装置の断面図である。 第3参考技術のブレーキペダルの構造を説明する緩衝装置の側断面図である。 第3参考技術のブレーキペダルの他の構造を説明するブレーキペダルの概略側面図である。 第3参考技術のブレーキペダルの他の構造を説明する緩衝装置の断面図である。
符号の説明
41 ペダル板
51 ブレーキペダル
57 踏力センサ
60 緩衝機構
61 シリンダ部
62 ピストン部
63 緩衝材

Claims (1)

  1. 先端部にペダル板が設けられたブレーキペダルと、該ブレーキペダルの踏力を検出する踏力センサとを有し、該踏力センサからの検出信号に応じて車輪への制動力を生じさせるブレーキであって、
    前記ペダル板の踏力が伝達される部位には、前記踏力センサと弾性を有するゴムからなる緩衝材を内包する緩衝機構とが設けられ、
    該緩衝機構は、前記緩衝材を内包し、該緩衝材の一の端面に対向する面を有するシリンダ部と、該シリンダ部に摺動可能に配設され前記緩衝材の他の端面に対向する面を有するピストン部とからなり、前記シリンダ部の対向面または前記ピストン部の対向面と前記緩衝材との間には空間部が形成されていることを特徴とするブレーキ。
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