JP4672716B2 - ブレーキ - Google Patents
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Description
具体的には、ブレーキペダルの操作量に基づき発生するマスターシリンダ圧に応じて外部液圧供給源とホイールシリンダとの間に設けられた液圧制御弁のスプールをソレノイドによって増圧側へ変位させることにより、外部液圧供給源からのブレーキ液圧をホイールシリンダへ作用させるシステムである。
ところで、この種のブレーキには、ブレーキペダルを踏んだ際に、ブレーキの踏み込み感覚を与えるために、マスターシリンダ圧を逃がすアキュームレータからなるストロークシュミレータが設けられている。
検出した踏力に応じて車輪への制動力を生じさせるブレーキにおいて、ドライバーがブレーキペダルを踏み込んだ際に、その踏力を緩衝材によって吸収して所定のストロークを生じさせることができるので、マスターシリンダからホイールシリンダへ直接液圧を作用させるメカ式ブレーキのブレーキ感覚に近づけることができ、これにより、ブレーキの作動時におけるドライバーの違和感を最小限に低減することができる。
図1に示すものは、ブレーキの液圧を制御するブレーキ液圧制御装置である。
図において、符号1は、ブレーキペダルであり、このブレーキペダル1の踏み込みによってマスターシリンダ2が液圧を発生するようになっている。また、符号3は、液圧によって各車輪に制動力を生じさせるホイールシリンダである。
また、液圧ポンプ5は、リザーバ7から吸い上げたブレーキ液を加圧して各車輪のそれぞれの液圧制御弁8に供給するようになっている。
液圧制御弁8は、前記外部液圧供給源4からホイールシリンダ3に作用する圧力を調整するもので、コントローラECU11によって駆動が制御されるようになっている。この液圧制御弁8のボディー9の内部には、スプール12がその軸方向に移動可能に設けられており、このスプール12が移動することにより、ホイールシリンダ3に接続された管路31を、外部液圧供給源4の液圧ポンプ5からの管路32あるいはリザーバ7へつながる管路33のいずれかに連通させるようになっている。
また、液圧制御弁8のスプール12は、ソレノイド13と反対側に設けられた例えばスプリング10によって付勢されてソレノイド13に駆動電流が出力されていないときには、減圧側(図中右方向)へ移動され、これにより、リザーバ7へつながる管路33が、ホイールシリンダ3に接続された管路31に連通されるようになっている。
また、符号21は、フェールセーフ弁である。このフェールセーフ弁21は、第1参考技術の例の場合、マスターシリンダ2と前記管路31とを接続する管路34に設けられたものである。
これにより、液圧通路開閉弁29が開いて、外部液圧供給源4と液圧制御弁8との管路32が連通される。それとともに、液圧制御弁8のスプール12が増圧側(図中左方向)へ移動して、外部液圧供給源4からの液圧が、管路31へ供給され、これにより、フェールセーフ弁21が駆動して、この管路31とホイールシリンダ3とが連通し、液圧制御弁8からの液圧がホイールシリンダ3へ加わり、車輪に制動力が働き、車両が制動される。
図2に示すように、このブレーキペダル1は、先端部にペダル板41が設けられた弾性ペダル(弾性体部)42と、この弾性ペダル42の基端部が一端部に連結固定された剛性ペダル(剛性体部)43とを有するもので、これら弾性ペダル42と剛性ペダル43のそれぞれの連結箇所が車体Sに支持され、その支持部44を中心として回動可能とされている。この弾性ペダル42としては、例えば、ゴム等の弾性材料やバネ鋼等の金属材料から形成されている。また、弾性ペダル42は、ペダル板41が設けられた先端部側が、剛性ペダル43に対して間隔があくように、互いに所定の角度をつけて連結固定されている。そして、上記構成のブレーキペダル1を構成する剛性ペダル43の中間部にマスターシリンダ2のロッド45が回動可能に連結されている。
なお、図中符号46は、ブレーキ作動時にON状態となり、車両外部後方のブレーキランプを点灯させるためのブレーキランプスイッチであり、符号2aはリザーバである。
その後、弾性ペダル42の弾性変形量が大きくなると、この弾性ペダル42が剛性ペダル43と接触して弾性ペダル42のさらなる弾性変形が規制され、その後は、ドライバーの踏力が剛性ペダル43を介してマスターシリンダ2のロッド45に直接伝達されてマスターシリンダ圧が上昇する。つまり、図4に示すように、ペダル板41の踏み始めは、踏力が加わるにしたがってペダルストロークが上昇し、弾性ペダル42が剛性ペダル43に当接した後は、ペダルストロークの増加が規制され踏力のみが増加することとなる。
即ち、ドライバーがブレーキを作動させた際に、まず、弾性ペダル42が弾性変形することにより、ドライバーの踏力が吸収されるので、ブレーキ作動時の感覚を、マスターシリンダ圧によってホイールシリンダ3を直接作動させる従来からの直接型のメカ式ブレーキのブレーキ感覚に近づけることができ、違和感を解消することができる。
図5に示すように、このブレーキペダル1は、先端部にペダル板41が設けられた通常用いられるペダル51を有するもので、このペダル51の中間部に連結されたマスターシリンダ2のロッド45に緩衝装置52が設けられている。
この緩衝装置52は、ペダル51側のロッド45aの先端部に設けられたフランジ53と、マスターシリンダ2側のロッド45bの中間部に設けられたフランジ54と、これらフランジ53、54同士の間に支持されたスプリング(第1の緩衝材)55と、マスターシリンダ2側のロッド45bの先端部に設けられたゴム等の弾性材料からなる緩衝材(第2の緩衝材)56とを有するものである。
また、マスターシリンダ2側のロッド45bには、踏力センサ57が設けられており、このロッド45bに加わる踏力を検出するようになっている。
また、このブレーキには、マスターシリンダ2側のロッド45bに設けられた踏力センサ57からの検出信号に基づいて、前記液圧制御弁8を制御することができる。つまり、マスターシリンダ圧及び踏力の2つの検出値にてホイールシリンダ3への液圧を制御することができる。
なお、図7に示すものは、ペダル51側のロッド45aのフランジ53に緩衝材56を設けたものであり、この場合もスプリング55に引き続いて緩衝材56によってドライバーの踏力を吸収することができる。
次いで、第1の実施の形態のブレーキを説明する。
図10に示すように、このブレーキに設けられた緩衝装置60は、マスターシリンダ2側のロッド45bの先端部に設けられたシリンダ部61と、ブレーキペダル51側のロッド45aの先端部に、前記シリンダ部61に摺動可能に配設されたピストン部62と、これらシリンダ部61とピストン部62との間に設けられたゴム等の弾性材料からなる緩衝材63とを有するものである。また、シリンダ部61の底部及びピストン部62の端面には、それぞれ凹所64が形成されている。なお、ブレーキペダル51側のロッド45aには、踏力センサ57が設けられており、この踏力センサ57からの検出信号に基づいて、コントローラECU11が液圧制御弁8の駆動を制御するようになっている。
なお、前記凹所64を、シリンダ部61の底部のみあるいはピストン部62の端面のみ(図11参照)としても良い。
また、図12に示すように、ブレーキペダル51側のロッド45aにシリンダ部61を設けるとともにマスターシリンダ2側のロッド45bをピストン部62としたり、前記凹所64に代えて凸部65を設けることにより、空間を形成しても良い。
図15から図17に示すように、このブレーキペダル1には、ペダル51とロッド45との連結箇所に緩衝装置71が設けられている。
この緩衝装置71は、ペダル51の途中に設けられたゴム等の弾性材料からなる環状の緩衝材(弾性体部)72と、この緩衝材72に、ピン73によって回動可能に連結されたコ字状のブラケット74とを有するもので、このブラケット74がマスターシリンダ2からのロッド45の先端部に固定されている。なお、緩衝装置71を構成する環状の緩衝材72は、ペダル51の中間部に形成された環状ブラケット(剛性体部)75に嵌合されている。また、この緩衝材72には、その中心に前記ピン73の径よりも内径が大きな円筒材76が設けられており、この円筒材76内に前記ピン73が挿通されている。
即ち、ドライバーがブレーキを作動させた際に、ブレーキ作動時の感覚を、マスターシリンダ圧によってホイールシリンダ3を直接作動させる従来からの直接型のメカ式ブレーキのブレーキ感覚に近づけることができ、違和感を解消することができる。
また、この緩衝装置71は、ペダル51とロッド45との連結箇所に設けられるので、スペースの確保がしずらい場合でも、容易に設けることができる。
つまり、この緩衝装置71は、ペダル51の基端部に環状ブラケット75が形成されており、この基端部に形成された環状ブラケット75に、緩衝材72が嵌合されている。そして、この緩衝材72が、車体Sに固定されたブラケット77にボルトからなるピン73によって回動可能に連結されている。
そして、このように緩衝装置71をペダル51と車体Sとの連結箇所に設けたブレーキペダル1によれば、ドライバーがペダル板41を踏み込むと、ペダル51が支持部44を中心として回動され、この支持部44に設けられた緩衝装置71の緩衝材72が弾性変形することにより、ドライバーからの踏力が吸収され、これにより、ブレーキ作動時の感覚を、上記と同様に、マスターシリンダ圧によってホイールシリンダ3を直接作動させる従来からの直接型のメカ式ブレーキのブレーキ感覚に近づけることができ、違和感を解消することができる。
そして、この参考技術のブレーキにおいても、環状の緩衝材72の弾性係数、大きさ等を変更することにより、様々なペダルフィーリングを得ることができる。
51 ブレーキペダル
57 踏力センサ
60 緩衝機構
61 シリンダ部
62 ピストン部
63 緩衝材
Claims (1)
- 先端部にペダル板が設けられたブレーキペダルと、該ブレーキペダルの踏力を検出する踏力センサとを有し、該踏力センサからの検出信号に応じて車輪への制動力を生じさせるブレーキであって、
前記ペダル板の踏力が伝達される部位には、前記踏力センサと、弾性を有するゴムからなる緩衝材を内包する緩衝機構とが設けられ、
該緩衝機構は、前記緩衝材を内包し、該緩衝材の一の端面に対向する面を有するシリンダ部と、該シリンダ部に摺動可能に配設され前記緩衝材の他の端面に対向する面を有するピストン部とからなり、前記シリンダ部の対向面または前記ピストン部の対向面と前記緩衝材との間には空間部が形成されていることを特徴とするブレーキ。
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