JP4670854B2 - 真空ポンプにおける軸封構造 - Google Patents
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Description
図1(a)に示すように、多段ルーツポンプ11のロータハウジング12の前端にはフロントハウジング13が接合されており、フロントハウジング13には封鎖体36が接合されている。ロータハウジング12の後端にはリヤハウジング14が接合されている。ロータハウジング12は、シリンダブロック15と複数の室形成壁16とからなる。図2(b)に示すように、シリンダブロック15は、一対のブロック片17,18からなり、室形成壁16は一対の壁片161,162からなる。図1(a)に示すように、フロントハウジング13と室形成壁16との間の空間、隣合う室形成壁16の間の空間、及びリヤハウジング14と室形成壁16との間の空間は、それぞれポンプ室39,40,41,42,43となっている。
(1−1)回転軸19,20に嵌合された軸封環体49,50の端面492,502の径は、回転軸19,20の周面192,202の径よりも大きい。従って、軸封環体49,50の端面492,502と嵌入孔47,48の底形成面472,482との間のラビリンスシール57,58の径は、回転軸19,20の周面192,202とリヤハウジング14との間に設けられるラビリンスシールの径よりも大きくなる。ラビリンスシール57,58の径が大きくなるほど圧力変動波及抑制用のラビリンス室551,552,561,562の容積が大きくなり、ラビリンスシール57,58におけるシール機能が向上する。即ち、軸封環体49,50の端面492,502と嵌入孔47,48の底形成面472,482との間は、ラビリンス室551,552,561,562の容積を増やしてシール機能を向上する上で、ラビリンスシール57,58の設定領域として好適である。
(1−9)軸封環体49,50と回転軸19,20とを一体にする構成とした場合、軸封環体49,50の最大径部を貫通孔141,142の径に合わせる必要が生じる。このような制約は、軸封環体49,50の形状の選択自由度を減らすことになる。本実施の形態のように、軸封環体49,50と回転軸19,20とを別体とした構成は、ポンピング手段のポンピング作用を高める上で有利な軸封環体49,50の形状の選択自由度を高める。
図10の第4の実施の形態では、第1の実施の形態における環状溝55が軸封環体49に形成されておらず、嵌入孔47の底形成面472に形成された環状突条53がラビリンスシールを構成する。環状突条53の先端に樹脂層68が設けられている。
(1)嵌入孔47,48の底形成面をテーパ形状のシール用対向面とすると共に、軸封環体49,50の端面をテーパ形状のシール用対向面とし、両シール用対向面間にラビリンスシールを設けること。
(3)嵌入孔47,48の底形成面472,482と、軸封環体49,50の端面492,502との間に樹脂板を介在して樹脂層とすること。
前記した実施の形態から把握できる請求項記載以外の発明について以下に記載する。
〔1〕回転軸の回転に基づいてポンプ室内のガス移送体を動かし、前記ガス移送体の動作によってガスを移送して吸引作用をもたらす真空ポンプにおいて、
前記ポンプ室と隣接するように油存在領域を形成するオイルハウジングと、
前記オイルハウジングを貫通して前記油存在領域に突出する前記回転軸の突出部位に対し、一体的に回転可能に設けられた環状の軸封環体と、
前記軸封環体の端面と前記オイルハウジングとの間に設けられたラビリンスシールとを備えた真空ポンプにおける軸封構造。
Claims (5)
- 複数の回転軸の回転に基づいてポンプ室内のガス移送体を動かし、前記ガス移送体の動作によってガスを移送して吸引作用をもたらす真空ポンプにおいて、
前記ポンプ室と隣接するように油存在領域を形成するオイルハウジングと、
前記オイルハウジングを貫通して前記油存在領域に突出する前記複数の回転軸の突出部位それぞれに対し、前記回転軸と一体的に回転可能に設けられた環状の軸封環体と、
前記各回転軸がそれぞれ個別に貫通するとともに前記各軸封環体がそれぞれ個別に嵌入するように前記回転軸の数と同じ数だけ前記オイルハウジングに凹設された複数の嵌入孔と、
前記軸封環体と前記嵌入孔との対向面に対し、前記軸封環体の半径方向の方向成分を有するように設けられた一対のシール用対向面とを備え、
前記一対のシール用対向面は、前記嵌入孔の底形成面と該嵌入孔に嵌入された前記軸封環体の端面とで構成され、
前記一対のシール用対向面の間には、ラビリンスシールが設けられている真空ポンプにおける軸封構造。 - 回転軸の回転に基づいてポンプ室内のガス移送体を動かし、前記ガス移送体の動作によってガスを移送して吸引作用をもたらす真空ポンプにおいて、
前記ポンプ室と隣接するように油存在領域を形成するオイルハウジングと、
前記オイルハウジングを貫通して前記油存在領域に突出する前記回転軸の突出部位に対し、前記回転軸と一体的に回転可能に設けられた環状の軸封環体と、
前記軸封環体を嵌入するように前記オイルハウジングに凹設されるとともに前記回転軸が貫通する嵌入孔と、
前記軸封環体と前記嵌入孔との対向面に対し、前記軸封環体の半径方向の方向成分を有するように設けられた一対のシール用対向面とを備え、
前記一対のシール用対向面は、前記嵌入孔の底形成面と該嵌入孔に嵌入された前記軸封環体の端面とで構成され、
前記一対のシール用対向面の間には、ラビリンスシールが設けられており、
前記嵌入孔の円周面と前記軸封環体の外周面とが間隙を介して対向するとともに、前記軸封環体の外周面には、前記間隙における油を前記回転軸の回転に伴って前記ポンプ室側から前記油存在領域側へと付勢するポンピング手段が形成されている真空ポンプにおける軸封構造。 - 前記軸封環体は前記回転軸に嵌合して固定されており、前記軸封環体と前記回転軸との間にはシールリングが介在されており、前記シールリングは、前記油存在領域側から前記ポンプ室側への前記回転軸の周面に沿った油洩れを阻止する請求項1又は請求項2に記載の真空ポンプにおける軸封構造。
- 前記油存在領域は、前記回転軸を回転可能に支持するための軸受けを収容する領域である請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の真空ポンプにおける軸封構造。
- 前記真空ポンプは、複数の回転軸を平行に配置すると共に、前記各回転軸上にロータを配置し、隣合う回転軸上のロータを互いに噛み合わせ、互いに噛み合った状態の複数のロータを1組として収容する複数のポンプ室、又は単一のポンプ室を備えたルーツポンプであり、前記複数の回転軸は、歯車機構を用いて同期して回転され、前記油存在領域は、前記歯車機構を収容する領域である請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の真空ポンプにおける軸封構造。
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JP2007287331A JP4670854B2 (ja) | 2007-11-05 | 2007-11-05 | 真空ポンプにおける軸封構造 |
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JP2007287331A JP4670854B2 (ja) | 2007-11-05 | 2007-11-05 | 真空ポンプにおける軸封構造 |
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