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JP4667996B2 - フラットケーブル用防水コネクタ - Google Patents

フラットケーブル用防水コネクタ Download PDF

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Description

本発明は、例えば、FFC(Flexible Flat Cable:フレキシブルフラットケーブル)、リボン電線、等の可撓性を有するフラットケーブルの端末部に取り付けられるフラットケーブル用防水コネクタに関する。
従来のフラットケーブル用防水コネクタの一例として、図7に示すものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図7には、フラットケーブル用防水コネクタの雄側のコネクタおよび雌側のコネクタが示されている。雄端子2aが接続されたフラットケーブル1aの端末部及び雌端子2bが接続されたフラットケーブル1bの端末部は、それぞれ雄コネクタハウジング5及び雌コネクタハウジング6内に収容されている。
フラットケーブル1a,1bには、それぞれケーブル長手方向の一部を埋め込んで形成された樹脂成形部3a,3bが配設されている。樹脂成形部3a,3bには、それぞれ環状のゴム栓4a,4bが嵌合されている。
ゴム栓4a,4bの外周面には周方向に環状の2本のリップが設けられており、ゴム栓4a,4bは、それらのリップを、雄コネクタハウジング5のケーブル導出部の内周壁面及び雌コネクタハウジング6のケーブル導出部の内周壁面にそれぞれ密着させており、これによりケーブル導出部における防水性が確保されている。
特開平6−5327号公報
しかしながら、上記した従来のフラットケーブル用防水コネクタでは、例えばフラットケーブル1a(尚、フラットケーブル1bについても同様である)は、樹脂成形部3aおよびゴム栓4aを介して雄コネクタハウジング5のケーブル導出部の周壁に支持されているのみである。
このため、フラットケーブル1aに引っ張りなどの外力が作用した際には、フラットケーブル1aは変位しやすい。通常、雄端子2aは、雄コネクタハウジング5内にて係止されており、よって、フラットケーブル1aの変位に伴って、フラットケーブル1aと雄端子2aとの接続部分に負荷がかかり、当該接続部分の電気的接続に支障をきたす虞があった。
さらに、フラットケーブル1aを介して環状のゴム栓4aの軸方向と交差する方向に外力が作用した際には、ゴム栓4aが変形して、ゴム栓4aと雄コネクタハウジング5のケーブル導出部の内周壁面との間に隙間が生じ、防水性が低下する虞があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フラットケーブルと端子との電気的接続の信頼性ならびに防水性に優れるフラットケーブル用防水コネクタを提供することにある。
上記目的は、本発明に係る下記(1)〜(4)に記載のフラットケーブル用防水コネクタにより達成される。
(1) ラットケーブルの端末部に接続された端子を収容するコネクタハウジングと、
前記フラットケーブルと前記コネクタハウジングとの間に介装されシール部材と、
前記コネクタハウジングから延出された前記フラットケーブが挿通される挿通孔を有し、当該挿通孔に前記フラットケーブルを挿通させながら前記コネクタハウジングの基端部に装着されるリアカバーと、
前記リアカバーの挿通孔に挿通された前記フラットケーブルを前記リアカバーとの間で挟持するように前記リアカバーに装着される固定用プレートと、
を備え、
前記リアカバーは、前記挿通孔に挿通される前記フラットケーブルの厚み方向に当該挿通孔を拡開せしめる段部が該挿通孔の開口部に凹設されると共に、前記段部に前記フラットケーブルの延出方向と反対方向に伸びる横溝が凹設されており、
前記固定用プレートは、前記段部との間に前記フラットケーブルを介在させて当該段部に嵌合可能な嵌合部を有すると共に、前記横溝を画成する壁面との間に前記フラットケーブルを介在させて当該横溝に嵌合可能な突部が前記嵌合部に設けられ、
前記固定用プレートを前記リアカバーに装着することにより、前記フラットケーブルが前記挿通孔内で厚み方向および幅方向の変位が規制されて、位置決めされることを特徴とするフラットケーブル用防水コネクタ。
)前記リアカバーが、前記挿通孔に挿通される前記フラットケーブルの厚み方向に当該挿通孔の中間部から伸びる縦溝と、前記フラットケーブルの幅方向に伸びて前記挿通孔および前記縦溝と外部とを連通せしめる連通孔と、を有しており、
前記固定用プレートが、前記連通孔から挿入され、前記縦溝を画成する壁面との間に前記フラットケーブルを介在させて当該縦溝に嵌合可能な挿入片を有していることを特徴とする上記(1)に記載のフラットケーブル用防水コネクタ。
上記(1)に記載のフラットケーブル用防水コネクタによれば、フラットケーブルは、その長手方向において端子との接続部分およびシール部材の手前の位置で、リアカバーと固定用プレートとにより挟持される。このため、フラットケーブルに引っ張りなどの外力が作用した際にも、その力は、リアカバーと固定用プレートとで挟持された部分にて遮断され、端子との接続部分およびシール部材に伝達することがない。これにより、フラットケーブルと端子との電気的接続の信頼性および防水性を確保することができる。そして、フラットケーブルは、リアカバーの挿通孔に通されることで当該リアカバーに位置決めされている状態にあり、よって、固定用プレートをリアカバーに装着してフラットケーブルを挟持するにあたりフラットケーブルがぶれることがなく、固定用プレートを容易に装着することができる。
また、上記()に記載のフラットケーブル用防水コネクタによれば、フラットケーブルは、リアカバーの挿通孔の開口部に設けられた段部と固定用プレートの嵌合部とにより、略クランク状に屈曲され、その一部が挿通孔からの延出方向と交差する方向に引き回される。これにより、フラットケーブルに作用した外力を確実に遮断することができる。
また、上記()に記載のフラットケーブル用防水コネクタによれば、フラットケーブルは、リアカバーの挿通孔の段部に設けられた横溝と固定用プレートの嵌合部に設けられた突部とにより、さらに略S字状に屈曲され、その一部が挿通孔からの延出方向と反対方向に引き回される。これにより、フラットケーブルに作用した外力を一層確実に遮断することができる。
上記()に記載のフラットケーブル用防水コネクタによれば、フラットケーブルは、リアカバーの縦溝と固定用プレートの挿入片とにより、略Ω字状に屈曲され、その一部が挿通孔からの延出方向と交差する方向に引き回される。これにより、フラットケーブルに作用した外力を確実に遮断することができる。また、略Ω字状に屈曲されたフラットケーブルは、張力が作用した場合にその長手方向および厚み方向に変位して直線状に復元することとなるが、固定用プレートの挿入片はフラットケーブルの幅方向にリアカバーの縦溝に挿入されており、よって、フラットケーブルが強く引っ張られた場合にも固定用プレートがリアカバーから脱落することがない。
本発明によれば、フラットケーブルと端子との電気的接続の信頼性ならびに防水性に優れるフラットケーブル用防水コネクタを提供することができる。
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係るフラットケーブル用防水コネクタの第1実施形態の分解斜視図、図2は図1のフラットケーブル用防水コネクタの組立状態における断面図、図3は本発明に係るフラットケーブル用防水コネクタの第2実施形態であって、リアカバーおよび固定プレートの斜視図、図4は図3のリアカバーおよび固定プレートによりフラットケーブルが挟持された状態を示す断面図、図5は本発明に係るフラットケーブル用防水コネクタの第3実施形態であって、リアカバーおよび固定プレートの斜視図、図6は図5のリアカバーおよび固定プレートによりフラットケーブルが挟持された状態を示す断面図である。
(第1実施形態)
図1および図2に示すように、第1実施形態のフラットケーブル用防水コネクタ(以下、単にコネクタという)10は、厚み方向に互いに離間して平行に配設される2本のFFC11の端末部に取り付けられており、FFC11の端末部に接続される複数の端子12と、複数の端子12を収容するコネクタハウジング13と、FFC11とコネクタハウジング13との間の防水をなすシール部材14と、コネクタハウジング13に装着されるリアカバー15と、リアカバー15に装着される固定用プレート16とを備える。
FFC11は、例えば圧延した銅箔等でなる複数本の長尺の導体をベースフィルム間に所定の間隔をおいて並列に挟み込み、一体としたものである。FFC11の端末部には、各導体にそれぞれ電気的に接続される複数の端子12が接続されている。
端子12は、その基端部に、FFC11を厚み方向に貫通して内部の導体に電気的に接続されると共にFFC11に加締め固定される複数の刃21を有し、また、その先端部に、不図示の相手側コネクタの端子に接続される電気接続部22を有している。
FFC11の端末部に接続された複数の端子12は、コネクタハウジング13の内部に収容される。コネクタハウジング13の内部には、複数の端子12をそれぞれ収容する複数の端子収容室23が設けられている。複数の端子収容室23は、2段に配設されるFFC11に対応して、2段に配設されている。
コネクタハウジング13の基端部13aには、外部から複数の端子収容室23の基端側に連通する導入孔24が設けられている。導入孔24を通して、2本のFFC11の端末部がコネクタハウジング13の内部に導入され、そして、これらのFFC11の端末部にそれぞれ接続された複数の端子12が複数の端子収容室23にそれぞれ挿入され収容される。端子収容室23に収容された端子12は、端子収容室23の内部に設けられた弾性係止片25により電気接続部22の基端部を係止され、端子収容室23からの抜脱を阻止されている。
また、コネクタハウジング13には、複数の端子収容室23の外周を間隔をおいて取り囲む筒状のフード部26が設けられている。フード部26と複数の端子収容室23との間には、コネクタ10と相手コネクタとの嵌合の際に、相手コネクタの同様のフード部が進入する。複数の端子収容室23には環状のシール部材17が嵌着されており、このシール部材17は、複数の端子収容室23の外周壁面および相手コネクタのフード部の内周壁面に密着し、両者の間を防水するものである。
また、複数の端子収容室23の先端部には、フロントホルダ18が装着されている。フロントホルダ18は、その一部(フロントホルダ前側突出部)が弾性係止片25の撓み空間内に入り込み端子12を二重に係止している。
シール部材14には、FFC11の断面形状より若干大きい断面形状に形成された貫通孔が2段に配設されており、シール部材14は、これらの貫通孔に2本のFFC11をそれぞれ挿通させながらコネクタハウジング13の導入孔24内に配置され、FFC11のとコネクタハウジング13の導入孔24を画成する周壁との間に介装されている。シール部材14の外周面には、外側に向けて突出する環状のリップが形成され、そして、シール部材14の貫通孔を画成する周面には、内側に向けて突出する環状のリップが形成されており、これらのリップがコネクタハウジング13の導入孔24を画成する周壁面およびFFC11の外周面にそれぞれ密着して、FFC11とコネクタハウジング13との間を防水している。
リアカバー15には、FFC11の断面形状より若干大きい断面形状に形成された挿通孔27が2段に配設されており、リアカバー15は、コネクタハウジング13の導入孔24から延出された2本のFFC11をこれらの挿通孔27にそれぞれ挿通させながら、コネクタハウジング13の導入孔24を覆うようにコネクタハウジング13の基端部に装着されている。リアカバー15の挿通孔27に挿通されたFFC11は、挿通孔27内で厚み方向および幅方向の変位が規制され、位置決めされた状態にある。
挿通孔27の開口部27aには、挿通孔27の開口をFFC11の厚み方向に拡開せしめる段部29が凹設されており、そして、段部29には、挿通孔27からのFFC11の延出方向と反対方向に伸びる横溝31が凹設されている。2段に配設されている挿通孔27の開口部27aにそれぞれ設けられた段部29および横溝31は、2段に配設されている挿通孔27の中央を通る仮想平面に関して互いに対称とされている。
固定用プレート16は、FFC11の幅方向にあるリアカバー15の一方の外側面にヒンジ28を介して接続されており、リアカバー15と一体に形成されている。そして、固定用プレート16は、リアカバー15の各段部29との間にFFC11を介在させてこの段部29に嵌合可能な嵌合部30を一組有し、そして、各嵌合部30には、対応する段部29に設けられた横溝31を画成する壁面との間にFFC11を介在させて横溝31に嵌合可能な突部32が設けられている。
この固定用プレート16は、各嵌合部30および突部32を対応するリアカバー15の段部29および横溝31にそれぞれ嵌合させて、リアカバー15に装着されている。2本のFFC11は互いに対称に、且つそれぞれは、リアカバー15の段部29と固定用プレート16の嵌合部30とにより、略クランク状に屈曲され、その一部が挿通孔27からの延出方向と略直交する方向に引き回され、そしてリアカバー15の横溝31と固定用プレート16の突部32とにより、さらに略S字状に屈曲され、その一部が挿通孔27からの延出方向と反対方向に引き回されて、リアカバー15と固定用プレート16との間に屈曲した状態に挟持されている。
以上述べたように、本実施形態のコネクタ10によれば、FFC11は、その長手方向において端子12との接続部分およびシール部材14の手前の位置で、リアカバー15と固定用プレート16とにより挟持される。このため、FFC11に引っ張りなどの外力が作用した際にも、その力は、リアカバー15と固定用プレート16とで挟持された部分にて遮断され、端子12との接続部分およびシール部材14に伝達することがない。これにより、FFC11と端子12との電気的接続の信頼性およびシール部材14による防水性を確保することができる。そして、FFC11は、リアカバー15の挿通孔27に通されることでリアカバー15に位置決めされている状態にあり、よって、固定用プレート16をリアカバー15に装着してFFC11を挟持するにあたりFFC11がぶれることがなく、固定用プレート16を容易に装着することができる。
また、本実施形態のコネクタ10によれば、FFC11は、リアカバー15の挿通孔27の開口部27aに設けられた段部29と固定用プレート16の嵌合部30とにより、略クランク状に屈曲され、その一部が挿通孔27からの延出方向と交差する方向に引き回され、そして、リアカバー15の挿通孔27の段部29に設けられた横溝31と固定用プレート16の嵌合部30に設けられた突部32とにより、さらに略S字状に屈曲され、その一部が挿通孔27からの延出方向と反対方向に引き回される。これにより、FFC11に作用した外力を確実に遮断することができる。即ち、リアカバー15および固定プレート16はストレインリリーフとしての機能を果たしている。
また、本実施形態のコネクタ10においては、固定用プレート16は、FFC11が延出される側からリアカバー15に装着され、これら2部材の間でFFC11が挟持される構成とされており、換言すれば、フラットケーブルの長手方向に並んで配置された2部材でフラットケーブルを挟持する構成とされている。ここで、フラットケーブルを厚み方向に挟むように配置された2部材で当該フラットケーブルを挟持する保持構造では、フラットケーブルを多段、即ち、複数のフラットケーブルを厚み方向に離間して平行に配置した場合に、各フラットケーブルを挟持する2部材をフラットケーブルの厚み方向に積み上げることとなり、その装着が困難になると共に厚み方向に肥大する虞がある。即ち、フラットケーブルの長手方向に並んで配置された2部材でフラットケーブルを挟持するフラットケーブルの保持構造は、フラットケーブルを多段とした場合にも適用しやすく、コネクタの小型化に寄与するという利点を備えている。
(第2実施形態)
次に、図3および図4を参照して第2実施形態のフラットケーブル用防水コネクタ(以下、単にコネクタと称する)について説明する。尚、本実施形態のコネクタは、上述した第1実施形態のコネクタ10とリアカバーおよび固定用プレートを異にするのみであり、その他の部材については共通であるので説明を省略する。
図3および図4に示すように、本実施形態のリアカバー35には、FFC11の断面形状より若干大きい断面形状に形成された挿通孔47が2段に配設されており、リアカバー35は、コネクタハウジング13の導入孔24から延出された2本のFFC11をこれらの挿通孔47にそれぞれ挿通させながら、コネクタハウジング13の導入孔24を覆うようにコネクタハウジング13の基端部に装着される。リアカバー35の挿通孔47に挿通されたFFC11は、挿通孔47内で厚み方向および幅方向の変位が規制されている。
挿通孔47の開口部には、挿通孔47の開口をFFC11の厚み方向に拡開せしめる段部49が凹設されている。2段に配設されている挿通孔47の開口部にそれぞれ設けられた段部49は、2段に配設されている挿通孔47の中央を通る仮想平面に関して互いに対称とされている。
そして、本実施形態のコネクタは、FFC11の厚み方向にあるリアカバー35の両外側面にヒンジ48を介して接続された2枚の固定用プレート36を備えている。各固定用プレート36は、対応するリアカバー35の段部49との間にFFC11を介在させて段部49に嵌合可能な嵌合部50を有している。
これらの固定用プレート36は、対応するリアカバー35の段部49に嵌合部50をそれぞれ嵌合させて、リアカバー35に装着されている。2本のFFC11は互いに対称に、且つそれぞれは、リアカバー35の段部49と固定用プレート36の嵌合部50とにより、略クランク状に屈曲され、その一部が挿通孔47からの延出方向と略直交する方向に引き回されて、リアカバー35と固定用プレート36との間に屈曲した状態に挟持されている。
本実施形態のフラットケーブル用防水コネクタは、上述した第1実施形態のフラットケーブル用防水コネクタ10と同様の効果を奏する。
(第3実施形態)
次に、図5および図6を参照して、第3実施形態のフラットケーブル用防水コネクタ(以下、単にコネクタと称する)について説明する。尚、本実施形態のコネクタは、上述した第1実施形態のコネクタ10とリアカバーおよび固定用プレートを異にするのみであり、その他の部材については共通であるので説明を省略する。
図5および図6に示すように、本実施形態のリアカバー65には、FFC11の断面形状より若干大きい断面形状に形成された挿通孔77が2段に配設されており、リアカバー65は、コネクタハウジング13の導入孔24から延出された2本のFFC11をこれらの挿通孔77にそれぞれ挿通させながら、コネクタハウジング13の導入孔24を覆うようにコネクタハウジング13の基端部に装着される。リアカバー65の挿通孔77に挿通されたFFC11は、挿通孔77内で厚み方向および幅方向の変位が規制されている。
そして、リアカバー65は、各挿通孔77の中間部からFFC11の厚み方向に互いに離間するように伸びる2つの縦溝79を有している。これら2つの縦溝79は2段に配設されている挿通孔77の中央を通る仮想平面に関して互いに対称とされている。さらにリアカバー65は、FFC11の幅方向に伸びて各縦溝79および当該縦溝79が接続している挿通孔77と外部とを連通せしめる2つの連通孔82を有している。
本実施形態の固定用プレート66は、リアカバー65の各連通孔82から当該連通孔82が接続している縦溝79に挿入され、この縦溝79を画成する壁面との間にFFC11を介在させて当該縦溝79に嵌合可能な2つの挿入片80を有している。
固定用プレート66は、FFC11を介在させながら、各挿入片80を対応するリアカバー65の連通孔82を通して当該連通孔82が接続している縦溝79に挿嵌させて、リアカバー65に装着されている。2本のFFC11は互いに対称に、且つそれぞれは、リアカバー65の縦溝79と固定用プレート66の挿入片80とにより、略Ω字状に屈曲され、その一部が挿通孔77からの延出方向と略直交する方向に引き回されて、リアカバー65と固定用プレート66との間に屈曲した状態に挟持されている。
本実施形態のフラットケーブル用防水コネクタによれば、FFC11は、リアカバー65の縦溝79と固定用プレート66の挿入片80とにより、略Ω字状に屈曲され、その一部が挿通孔77からの延出方向と交差する方向に引き回される。これにより、FFC11に作用した張力や外力を確実に遮断することができる。即ち、リアカバー65および固定プレート66はストレインリリーフとしての機能を果たしている。また、略Ω字状に屈曲されたFFC11は、張力が作用した場合にその長手方向および厚み方向に変位して直線状に復元することとなるが、固定用プレート66の挿入片80はFFC11の幅方向にリアカバー65の縦溝79に挿入されており、よって、FFC11が強く引かれた場合にも固定用プレート66がリアカバー65から脱落することがない。その他の効果は、上述した第1実施形態のフラットケーブル用防水コネクタ10と同様である。
また、本実施形態のフラットケーブル用防水コネクタにおいては、固定用プレート66は、FFC11の幅方向にあたる側からリアカバー65に装着され、これら2部材の間でFFC11が挟持される構成とされている。このようなフラットケーブルの保持構造は、フラットケーブルを多段とした場合にも適用しやすく、コネクタの小型化に寄与するという利点を備えている。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明に係るフラットケーブル用防水コネクタの第1実施形態の分解斜視図である。 図1のフラットケーブル用防水コネクタの組立状態における断面図である。 本発明に係るフラットケーブル用防水コネクタの第2実施形態であって、リアカバーおよび固定プレートの斜視図である。 図3のリアカバーおよび固定プレートによりフラットケーブルが挟持された状態を示す断面図である。 本発明に係るフラットケーブル用防水コネクタの第3実施形態であって、リアカバーおよび固定プレートの斜視図である。 図5のリアカバーおよび固定プレートによりフラットケーブルが挟持された状態を示す断面図である。 従来のフラットケーブル用防水コネクタの断面図である。
符号の説明
10 フラットケーブル用防水コネクタ
11 FFC(フラットケーブル)
12 端子
13 コネクタハウジング
14 シール部材
15 リアカバー
16 固定用プレート
24 導入孔
27 挿通孔
27a 開口部
29 段部
30 嵌合部
31 横溝
32 突部

Claims (2)

  1. ラットケーブルの端末部に接続された端子を収容するコネクタハウジングと、
    前記フラットケーブルと前記コネクタハウジングとの間に介装されシール部材と、
    前記コネクタハウジングから延出された前記フラットケーブが挿通される挿通孔を有し、当該挿通孔に前記フラットケーブルを挿通させながら前記コネクタハウジングの基端部に装着されるリアカバーと、
    前記リアカバーの挿通孔に挿通された前記フラットケーブルを前記リアカバーとの間で挟持するように前記リアカバーに装着される固定用プレートと、
    を備え、
    前記リアカバーは、前記挿通孔に挿通される前記フラットケーブルの厚み方向に当該挿通孔を拡開せしめる段部が該挿通孔の開口部に凹設されると共に、前記段部に前記フラットケーブルの延出方向と反対方向に伸びる横溝が凹設されており、
    前記固定用プレートは、前記段部との間に前記フラットケーブルを介在させて当該段部に嵌合可能な嵌合部を有すると共に、前記横溝を画成する壁面との間に前記フラットケーブルを介在させて当該横溝に嵌合可能な突部が前記嵌合部に設けられ、
    前記固定用プレートを前記リアカバーに装着することにより、前記フラットケーブルが前記挿通孔内で厚み方向および幅方向の変位が規制されて、位置決めされることを特徴とするフラットケーブル用防水コネクタ。
  2. 前記リアカバーが、前記挿通孔に挿通される前記フラットケーブルの厚み方向に当該挿通孔の中間部から伸びる縦溝と、前記フラットケーブルの幅方向に伸びて前記挿通孔および前記縦溝と外部とを連通せしめる連通孔と、を有しており、
    前記固定用プレートが、前記連通孔から挿入され、前記縦溝を画成する壁面との間に前記フラットケーブルを介在させて当該縦溝に嵌合可能な挿入片を有していることを特徴とする請求項1に記載のフラットケーブル用防水コネクタ。
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