JP4664576B2 - サーボ制御装置 - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は、外乱抑制フィルタを用いて、機械の共振周波数や振動の周波数が低い場合に対しても工作機械などの機械系の共振を抑制するとともに応答性を向上させることができるサーボ制御装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】
第1図は、機械系の固有振動数等による共振や振動の除去を目的に機械共振抑制フィルタを備えた従来のサーボ制御装置の制御ブロック図を示すものである。第1図において、1は位置指令生成部、2は位置制御部、3は速度制御部、4は機械系の固有振動数等による共振や振動の除去を目的に挿入された機械共振抑制フィルタ、5は電流制御部、6は電流駆動手段としての例えば電力増幅回路である。7は機械系を駆動するサーボモータ、8はサーボモータ7の回転位置を検出するエンコーダ、9はエンコーダ8の出力する位置検出信号を微分して速度を算出する微分手段である。エンコーダ8および微分手段9によりモータ速度の検出手投が構成される。10は位置指令生成部1から出力される位置指令、11はエンコーダ8から出力される位置フィードバック信号、12は位置制御部2から出力される速度指令、13は微分手段9から出力される速度検出信号(速度フィードバック信号)、14は速度指令12と速度検出信号13との差分である速度偏差信号、15は速度制御部3から出力される電流指令、16は機械共振抑制フィルタ4を通して再度生成されたフィルタ出力電流指令、17はサーボモータ7に流れる電流を示す電流フィードバック信号である。
【0003】
このサーボ制御装置は、位置指令生成部1により出力される位置指令信号10にエンコーダ8より検出されたサーボモータ7の位置フィードバック信号11が追従するようにサーボモータ7を回転させるように構成されている。また、この動作を高速安定に行うために位置指令信号10と位置フィードバック信号11との偏差信号にもとづき位置制御部2が速度指令12を生成し、さらにこの速度指令12に対し位置フィードバック信号11を微分手段9で微分することにより生成される速度フィードバック信号13が追従するように速度制御部3がサーボモータ7への電流指令15を出力している。16は機械共振抑制フィルタ4が出力する電流指令である。電流制御部5および電力増幅器6はサーボモータ7に流れる電流値を示す電流フィードバック17が電流指令16に追従するようにサーボモータ7に流す電流を制御する。また、18はサーボモータ7により駆動される機械系で、これによる反力19がサーボモータ7の出力に作用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このサーボ制御装置において、サーボモータ7の指令に対する追従性を高めるために位置指令10から位置フィードバック11までの位置ループの応答性、あるいは速度指令12から速度フィードバック13までの応答性である速度ループの応答性を上げていくと、サーボモータ7によって駆動される機械系18に存在する固有振動数により機械共振や振動が発生し、機械系18の動作だけでなく、サーボモータ7の制御ループ自体にも不安定さをもたらす。
【0005】
上記のようなサーボ制御装置においては、機械共振や振動を低減する目的で、機械共振抑制フィルタ4を挿入しているが、この機械共振抑制フィルタ4としてはある特定の周波数成分だけを除去するノッチフィルタが多く用いられている。機械系18の固有振動数が高く、もともとサーボ制御系では十分に応答できない周波数帯域で、この機械共振抑制フィルタ4を用いることは有効であるが、機械系18の固有振動数が低く、機械の共振周波数や振動の周波数が低い場合、機械共振抑制フィルタ4はその設定された周波数での応答性を下げてしまうため、本来指令に対して追従することを本来の目的としているサーボ制御系においては、これらのフィルタを使用することができないという問題点があった。他方、一般的な外乱抑制フィルタは、ノッチフィルタに比べて構成が複雑で処理速度が遅いという問題がある。
【0006】
また、特定の周波数成分だけを除去するノッチフィルタを、問題となる機械共振周波数が低い機械系に適用するためには、古いサンプリングデータをメモリに多く記憶する必要があり、近年のデジタルサンプリング周期の高速化が進めば進むほど、そのためのメモリ容量を大きくする必要性が生じるという問題点があった。
【0007】
従って、この発明は、機械共振や振動が低い周波数に発生した場合でも機械共振を抑制して応答性を上げるとともに、データを保存するメモリの容量を少なくできるサーボ制御装置を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかるサーボ制御装置においては、サーボモータを用いて工作機械や駆動装置の送り軸などの機械系の位置を制御するデジタルサーボ制御システムにおいて、前記サーボモータの位置および速度を検出する検出手段と、位置指令と前記検出手段が出力する位置フィードバックとの差分に基づき速度指令を生成するデジタル位置制御部と、前記速度指令と前記検出手段が出力する速度フィードバック信号との差分に基づき指令値を生成するデジタル速度制御部と、前記デジタル速度制御部において生成された指令値の1サンプリング前のデータを保存する第1のメモリと、前記デジタル速度制御部で生成された指令値の2サンプリング前のデータを保存する第2のメモリと、前記第1のメモリに保存された1サンプリング前のデータに係数Blを掛けたものと、前記第2のメモリに保存された2サンプリング前のデータに係数B2を掛けたものと、今回デジタル速度制御部において生成された指令値に係数B0を掛けたものとを加算する第1の加算器と、電流制御部へ出力される電流指令の1サンプリング前のデータを保存する第3のメモリと、電流制御部へ出力される電流指令の2サンプリング前のデータを保存する第4のメモリと、前記第1の加算器の出力に、前記第3のメモリに保存された電流制御部へ出力される電流指令の1サンプリング前のデータに係数Alを掛けたものと、前記第4のメモリに保存された電流制御部へ出力される電流指令の2サンプリング前のデータに係数A2を掛けたものとを加算して、電流制御部へ出力する電流指令を作成する第2の加算器とを有し、前記機械系の伝達関数の逆伝達関数を持って低い周波数の共振を抑える外乱抑制フィルタと、高周波数成分のみを除去するノッチフィルタと、前記電流指令に基づき前記モータに流す電流を制御する電流制御部とを備えることを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、機械系の固有振動数が高い領域と低い領域に切り分けてそれぞれに最適なフィルタを設定することで、効率的に機械系の共振を抑制することができる。機械系の固有振動数が高く、もともとサーボ制御系では充分に応答できない周波数帯域に対して構成が簡単なノッチフィルタを用いることで処理速度を速くすることができる。それに対して、機械系の固有振動数が低い領域でノッチフィルタを使用すると、機械共振抑制フィルタはその設定された周波数での応答性を下げてしまうため、本来指令に対して追従することを目的としているサーボ制御系においてはこのフィルタを使用することができないので、機械系に対して逆伝達関数を持つ外乱抑制フィルタ用いて低い周波数の共振を抑える。すなわち、低い周波数に対してノッチフィルタを用いる場合は、記憶しておかなくてはならないサンプリングデータが多くなり、大きなメモリ容量が必要になるが、外乱抑制フィルタを用いることで2サンプリング前までのデータを保存するメモリがあれば、充分であるのでメモリ容量を少なくすることができる。
【0010】
つぎの発明は、上記発明おいて、前記機械系のもつ共振周波数ωc、反共振周波数ωn、共振の減衰係数ζc、反共振の減衰係数ζnに基づいて、前記外乱抑制フィルタの出力が前記機械系の伝達関数の逆伝達関数となるように、前記外乱抑制フィルタで用いる係数A1,係数A2,係数B0,係数Bl,係数B2を演算する演算器を備えることを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、外乱抑制フィルタの出力が当該機械系のもつ伝達関数と逆伝達関数となるように計算する演算器を備えるようにしており、外部入力された共振周波数ωc、反共振周波数ωn、共振の減衰係数ζc、反共振の減衰係数ζnに基づき、外乱抑制フィルタで用いる係数A1,係数A2,係数B0,係数Bl,係数B2が演算される。
【0012】
つぎの発明は、上記発明において、前記機械系の加速度あるいは速度を検出する検出手段と、この検出手段の検出信号に基づいて機械系の共振周波数ωc、反共振周波数ωn、共振の減衰係数ζc、反共振の減衰係数ζnを解析する第1の演算部と、この第1の演算部の演算結果に基づき前記外乱抑制フィルタの出力が前記機械系の伝達関数の逆伝達関数となるように、前記外乱抑制フィルタで用いる係数A1,係数A2,係数B0,係数Bl,係数B2を演算し、この演算結果で前記外乱抑制フィルタの各係数値を設定する第2の演算器とを備えることを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、第1の演算部は、サーボモータが駆動する機械系の加速度あるいは速度の検出情報に基づいて、機械系の共振周波数ωc、反共振周波数ωn、共振の減衰係数ζc、反共振の減衰係数ζnを求める。そして、第2の演算部は、第1の演算部の演算結果に基づいて外乱抑制フィルタの出力が前記機械系の伝達関数の逆伝達関数となるように、前記外乱抑制フィルタで用いる係数A1,係数A2,係数B0,係数Bl,係数B2を演算し、この演算結果を前記外乱抑制フィルタに設定する。
【0014】
つぎの発明は、上記発明において、前記機械系は複数のサーボモータによって駆動される複数のサーボ駆動軸を有するものであって、前記検出手段は、前記機械系の各サーボ駆動軸方向の加速度あるいは速度を別々に検出する複数の検出器を備え、前記第1の演算部は、前記機械系の共振周波数ωc、反共振周波数ωn、共振の減衰係数ζc、反共振の減衰係数ζnを各サーボ駆動軸毎に解析するものであり、前記第2の演算部は、外乱抑制フィルタで用いる係数A1,係数A2,係数B0,係数Bl,係数B2を各サーボ駆動軸毎に演算することを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、サーボモータが駆動する各サーボ駆動軸方向の機械の加速度あるいは速度を夫々検出し、これらの検出情報からサーボ駆動軸毎に設けられるサーボ駆動系の外乱抑制フィルタで用いる逆伝達関数を求める。
【0016】
つぎの発明は、上記発明において、前記機械系は複数のサーボモータによって駆動される複数のサーボ駆動軸を有するものであって、前記検出手段は、前記機械系の移動方向の加速度あるいは速度を検出する単一の検出器であり、前記第2の演算部は、前記第1の演算部の演算結果を各サーボ制御軸方向のベクトル成分に分解し、該分解した各軸方向の共振周波数ωc、反共振周波数ωn、共振の減衰係数ζc、反共振の減衰係数ζnの情報に基づいて、前記外乱抑制フィルタで用いる係数A1,係数A2,係数B0,係数Bl,係数B2を各サーボ駆動軸毎に演算することを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、機械振動の各サーボ駆動軸方向へのベクトル成分を解析し、これらの解析情報に基づいてサーボ駆動軸毎に設けられるサーボ制御装置の外乱抑制フィルタの出力が当該機械系のもつ伝達関数の逆伝達関数となるようにしている。
【0018】
【発明を実施するための最良の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる受信機の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0019】
実施の形態1.
第2図は、機械系の固有振動数等による共振や振動の除去を目的とした外乱抑制フィルタ20を備えたデジタルサーボ制御装置の制御ブロック図を示すものである。この場合、機械系としては、工作機械、駆動装置の送り軸の位置を制御するための装置などを想定している。
【0020】
第2図において、1は位置指令生成部、2は位置制御部、3は速度制御部、4は機械系の固有振動数等による共振や振動の除去を目的に挿入された機械共振抑制フィルタ、5は電流制御部、6は電流駆動手段としての例えば電力増幅回路である。7は機械系18を駆動するサーボモータ、8はサーボモータ7の回転位置を検出するエンコーダ、9はエンコーダ8の出力する位置検出信号を微分して速度を算出する微分手段である。エンコーダ8および微分手段9によりモータ速度の検出手段が構成される。10は位置指令生成部1から出力される位置指令、11はエンコーダ8から出力される位置フィードバック信号、12は位置制御部2から出力される速度指令、13は微分手投9から出力される速度検出信号(速度フィードバック信号)、14は速度指令12と速度検出信号13との差分である速度偏差信号、15は速度制御部3から出力される電流指令、16は機械共振抑制フィルタ(ノッチフィルタなど)4が出力するフィルタ出力電流指令である。17はサーボモータ7に流れる電流を示す電流フィードバック信号である。16´は外乱抑制フィルタ20の出力である。
【0021】
このサーボ制御装置は、位置指令生成部1により出力される位置指令信号10にエンコーダ8によって検出されたサーボモータ7の位置フィードバック信号11が追従するようにサーボモータ7を回転させるように構成されている。また、この動作を高速安定に行うために位置指令信号10と位置フィードバック信号11との偏差信号にもとづき位置制御部2が速度指令12を生成し、さらにこの速度指令12に対し位置フィードバック信号11を微分手段9で微分することにより生成される速度フィードバック信号13が追従するように速度制御部3がサーボモータ7への電流指令15を出力している。電流制御部5および電力増幅器6はサーボモータ7に流れる電流値を示す電流フィードバック17が電流指令16に追従するようにサーボモータ7に流す電流を制御する。また、18はサーボモータ7により駆動される機械系で、これによる反力19がサーボモータ7の出力に作用する。
【0022】
このサーボ制御装置において、サーボモータ7の指令に対する追従性を高めるために位置指令10から位置フィードバック11までの位置ループの応答性、あるいは速度指令12から速度フィードバック13までの速度ループの応答性を上げていくと、サーボモータ7が駆動する機械系18に存在する固有振動数により機械共振や振動が発生し、機械系18の動作だけでなく、サーボモータ7の制御ループ自体にも不安定さをもたらす。サーボ制御系において十分に応答できないような高い周波数帯に共振点がある場合においては、少ないメモリ容量で構成される外乱抑制フィルタ20を用いて機械共振を抑制することも可能であり、構成がより簡単で処理時間が短い機械共振抑制フィルタ4を用いて機械共振を抑制し応答性の向上を図ることは有効である。
【0023】
しかし、機械の共振周波数や振動周波数が低いところにある場合においては、前述したように、機械共振抑制フィルタ4を用いると設定された周波数での応答性を下げてしまう。そこで、この実施の形態1においては、機械系18のもつ伝達関数に対して逆伝達関数となるような外乱抑制フィルタ20をさらに挿入することにより、低周波数域での共振、振動を抑制しかつ低周波数域での応答性も向上させるようにしている。すなわち、この場合は、高い周波数帯での機械共振は機械共振抑制フィルタ4を用いて抑制し、低い周波数帯での機械共振は外乱抑制フィルタ20を用いて抑制している。
【0024】
第3図は、外乱抑制フィルタ20のブロック図を示している。この外乱抑制フィルタ20は、速度制御部3において生成された指令値15の1サンプリング周期前のデータ26を保存する第1のメモリ32と、速度制御部3において生成された指令値15の2サンプリング周期前のデータ27を保存する第2のメモリ33とを有し、さらに第1のメモリ32に保存された1サンプリング周期前のデータ26に係数Blを掛けたものと、第2のメモリ33に保存された2サンプリング周期前のデータ27に係数B2を掛けたものと、今回速度制御部3において生成された指令値15に係数B0を掛けたものとを加算する第1の加算器30を有している。
【0025】
また、外乱抑制フィルタ20は、外乱抑制フィルタ20から出力される電流指令16´の1サンプリング周期前のデータ28を保存する第3のメモリ34と、外乱抑制フィルタ20から出力される電流指令16´の2サンプリング周期前のデータ28を保存する第4のメモリ35とを有し、さらに第3のメモリ34に保存された出力電流指令の1サンプリング周期前のデータ28に係数Alを掛けたものと、第4のメモリ35に保存された出力電流指令の2サンプリング周期前のデータ29に係数A2を掛けたものと、加算器30の出力とを加算して電流指令16´を作成する第2の加算器31とを有している。
【0026】
そして、下式に示す外乱抑制フィルタ20の伝達関数において、係数Al,係数A2,係数B0,係数Bl,係数B2に値を入力して外乱抑制フィルタ20の特性を調整することにより、共振を抑制して応答性を上げるようにしている。
【0027】
【数1】
【0028】
第4図に、本発明における外乱抑制フィルタ20の伝達関数の各係数をNC(numerical control)装置41から入力するようにした場合のシステム構成図を示す。外部入力装置40を用いて係数Al,係数A2,係数B0,係数Bl,係数B2をNC装置41に入力する。NC装置41は係数Al,係数A2,係数B0,係数Bl,係数B2を外乱抑制フィルタ20に入力して、これらの係数値を調整することにより、応答性が上がるようにサーボ制御装置42の外乱抑制フィルタ20の特性を調整する。
【0029】
第5図は、本発明を適用したシミュレーション結果の一例を示すボード線図である。第5図(a)は、共振モデルのゲイン特性および位相特性を示すものである。第5図(b)は、第5図(a)の共振モデルの速度ループ応答波形である。第5図(c)は、本発明で用いた外乱抑制フィルタ20のゲイン特性および位相特性を示すものであり、第5図(a)の共振モデル特性のほぼ逆伝達関数に対応する特性を有している。第5図(d)は、第5図(a)の共振モデルに対して第5図(c)の外乱抑制フィルタ20を適用したシミュレーション結果である。第5図(d)に示すように、本発明の外乱抑制フィルタ20を挿入することで、速度ループの応答性を全帯域にわたって安定させることが可能になる。
【0030】
この実施の形態1によれば、機械系の固有振動数が高い領域と低い領域に切り分けてそれぞれに最適なフィルタを設定することで、効率的に機械系の共振を抑制することができる。機械系の固有振動数が高く、もともとサーボ制御系では充分に応答できない周波数帯域に対して構成が簡単なノッチフィルタを用いることで処理速度を速くすることができる。それに対して、機械系の固有振動数が低い領域でノッチフィルタを使用すると、機械共振抑制フィルタはその設定された周波数での応答性を下げてしまうため、本来指令に対して追従することを目的としているサーボ制御系においてはこのフィルタを使用することができないので、機械系に対して逆伝達関数を持つ外乱抑制フィルタ用いて低い周波数の共振を抑える。すなわち、低い周波数に対してノッチフィルタを用いる場合は、記憶しておかなくてはならないサンプリングデータが多くなり、大きなメモリ容量が必要になるが、外乱抑制フィルタを用いることで2サンプリング前までのデータを保存するメモリがあれば、充分であるのでメモリ容量を少なくすることができる。
【0031】
実施の形態2.
第6図に、係数演算器50をサーボ制御装置42に組み込んだ場合のシステム構成を示す。本サーボシステムが制御する機械系18のもつ共振周波数ωc、反共振周波数ωn、共振の減衰係数ζc、反共振の減衰係数ζnを外部入力装置40を用いてNC装置41に入力する。NC装置41は、これら機械系の共振に関する情報を係数演算器50に入力する。係数演算器50は、これら入力された共振周波数ωc、反共振周波数ωn、共振の減衰係数ζc、反共振の減衰係数ζnに基づいて、外乱抑制フィルタ20の出力がこの機械系18のもつ伝達関数と逆伝達関数となるように、外乱抑制フィルタ20における係数Al,係数A2,係数B0,係数Bl,係数B2を計算する。この係数演算器50の計算内容を以下に示す。
【0032】
機械系のもつ伝達関数の逆伝達関数を
【数2】
【0033】
と仮定すると、求める外乱抑制フィルタ20の伝達関数は、
【0034】
【数3】
【0035】
となる。ただし、
【0036】
【数4】
【0037】
ここで、
【0038】
【数5】
【0039】
である。
【0040】
このような係数演算器50をサーボ制御装置42に組み込み、本サーボシステムが制御する機械系18のもつ共振周波数ωc、反共振周波数ωn、共振の減衰係数ζc、反共振の減衰係数ζnを入力装置40、NC装置41を介して係数演算器50に入力すれば、外乱抑制フィルタ20の係数Al,係数A2,係数B0,係数Bl,係数B2が自動的に計算されて、外乱抑制フィルタ20が調整されることになる。
【0041】
このようにこの実施の形態2によれば、外乱抑制フィルタ20の出力がこの機械系18のもつ伝達関数と逆伝達関数となるように計算する演算器を備える、伝達関数の係数値を調整する労力、手間を省くことができる。
【0042】
実施の形態3.
第7図に実施の形態3のシステム構成を示す。この実施の形態3においては、本サーボシステムが制御する機械系18としてXYテーブル65を想定している。XYテーブル65は、X軸(ボールネジ)68をX軸モータ69によって駆動し、Y軸(ボールネジ)66をY軸モータ67によって駆動することによってX,Y方向に駆動されるものである。サーボ制御装置42は、X軸モータ69およびY軸モータ67毎に、第2図に示したサーボ制御系を各別に有している。
【0043】
X軸モータ69およびY軸モータ67に取付けられたエンコーダ71,70は、第2図のエンコーダ8に対応し、検出したサーボモータ69,67の位置フィードバック信号を各軸のサーボ制御系に入力する。
【0044】
センサ62は、X軸サーボモータ69が駆動するX軸68の軸方向に沿ったXYテーブル65の加速度あるいは速度を検出するためにXYテーブル65に直接取付けられた加速度センサあるいは速度センサである。センサ63は、Y軸サーボモータ67が駆動するY軸66の軸方向に沿ったXYテーブル65の加速度あるいは速度を検出するためにXYテーブル65に直接取付けられた加速度センサあるいは速度センサである。演算部61は、これらセンサ62,63からの出力信号72、73を高速に入力できるセンサ信号入力部を備え、これらセンサ62,63の検出信号情報に基づいて、XYテーブル65の共振周波数ωc、反共振周波数ωn、共振の減衰係数ζc、反共振の減衰係数ζnを、各軸(X軸、Y軸)毎に解析する。演算部61の解析結果43は、NC装置41に入力される。
【0045】
サーボ制御装置42に組み込まれた係数演算器50は、NC装置41を介して入力された演算部43の演算結果、すなわちXYテーブル65のもつ各軸毎の共振周波数ωc、反共振周波数ωn、共振の減衰係数ζc、反共振の減衰係数ζnの情報44に基づいて、各軸毎のサーボ制御系における外乱抑制フィルタ20の出力がそれぞれこの機械系(XYテーブル65)のもつ伝達関数の逆伝達関数となるように、係数Al,係数A2,係数B0,係数Bl,係数B2を各軸(X軸、Y軸)毎に計算し、計算した各係数を各軸毎のサーボ制御系における外乱抑制フィルタ20に入力設定する。
【0046】
このようにこの実施の形態3によれば、サーボモータが駆動する機械系の加速度あるいは速度の検出情報に基づいて、外乱抑制フィルタ20に設定する伝達関数を自動的にかつ高精度に設定することができ、リアルタイムでの設定更新も可能である。また、各サーボモータが駆動する各サーボ駆動軸方向の機械の加速度あるいは速度を夫々検出し、これらの検出情報からサーボ駆動軸毎に設けられるサーボ駆動系の外乱抑制フィルタ20で用いる逆伝達関数を求めるようにしているので、より正確に外乱抑制フィルタに設定する伝達関数を自動的に設定することができる。
【0047】
実施の形態4.
第8図に実施の形態4のシステム構成を示す。この実施の形態4においても、本サーボシステムが制御する機械系18としてXYテーブル65を想定している。サーボ制御装置42は、第7図の実施の形態と同様、X軸モータ69およびY軸モータ67毎に、第2図に示したサーボ制御系を各別に有している。エンコーダ71,70は、第2図のエンコーダ8に対応し、検出したサーボモータ69,67の位置フィードバック信号を各軸のサーボ制御系に入力している。
【0048】
この実施の形態4においては、各サーボモータ67,69が駆動するXYテーブル65における性能上問題となる機械振動を検出するために、XYテーブル65の移動方向の加速度あるいは速度を検出するセンサ80をXYテーブルに直接取付けている。
【0049】
演算部61は、センサ80からの出力信号81を高速に入力できるセンサ信号入力部を備え、センサ80の検出信号情報に基づいて、XYテーブル65の共振周波数ωc、反共振周波数ωn、共振の減衰係数ζc、反共振の減衰係数ζnを解析する。演算部61の解析結果43は、NC装置41に入力される。
【0050】
サーボ制御装置42に組み込まれた係数演算器50は、NC装置41を介して入力された演算部43の演算結果、すなわちXYテーブル65のもつ共振周波数ωc、反共振周波数ωn、共振の減衰係数ζc、反共振の減衰係数ζnの情報44に基づいて、振動の各サーボ制御軸(X軸,Y軸)方向のベクトル成分に分解する。そして、係数演算器50は、求めた各軸方向の共振周波数ωc、反共振周波数ωn、共振の減衰係数ζc、反共振の減衰係数ζnの情報に基づいて、各軸毎のサーボ制御系における外乱抑制フィルタ20の出力がそれぞれこの機械系(XYテーブル65)のもつ伝達関数の逆伝達関数となるように、各外乱抑制フィルタ20で用いる係数Al,係数A2,係数B0,係数Bl,係数B2をそれぞれ計算し、該計算した各係数を各軸のサーボ制御系における外乱抑制フィルタ20に入力設定する。
【0051】
このようにこの実施の形態4によれば、サーボモータが駆動する機械系の加速度あるいは速度の検出情報に基づいて、外乱抑制フィルタ20に設定する伝達関数を自動的にかつ高精度に設定することができ、リアルタイムでの設定更新も可能である。また、機械振動の各サーボ駆動軸方向へのベクトル成分を解析し、これらの解析情報に基づいてサーボ駆動軸毎に設けられるサーボ制御装置の外乱抑制フィルタの出力が当該機械系のもつ伝達関数の逆伝達関数となるようにしているので、少ないセンサによって外乱抑制フィルタに設定する伝達関数を自動的に設定することができる。
【0052】
なお、本発明においては、第2図のサーボ制御装置において、機械共振抑制フィルタ4を省略するようにしてもよい。また、本発明のサーボ制御装置の制御対象も、XYテーブルに限らない任意のNC装置さらには産業ロボットなどの任意の機械系に適用することができる。
【0053】
以上のように、この発明によれば、機械系の伝達関数の逆伝達関数の周波数特性をもつ外乱抑制フィルタをサーボ制御系内に挿入しており、機械系の周波数特性が外乱抑制フィルタの特性によって相殺され、特に低周波数域での共振が抑制されかつ応答性が向上する。
【0054】
つぎの発明によれば、速度制御部において生成された指令値、その1サンプリング周期前のデータ、その2サンプリング周期前のデータと、外乱抑制フィルタの出力の1サンプリング周期前のデータ、その2サンプリング前のデータを用いた2次の伝達関数によって外乱抑制フィルタの特性を設定しているので、2サンプリング周期前までのデータを保存するメモリがあれば十分となり、メモリの容量を少なくできる。
【0055】
つぎの発明によれば、所定の周波数成分のみを除去する機械共振抑制フィルタをさらに介在させるようにしているので、高い周波数域での機械共振は機械共振抑制フィルタを用いて抑制され、低い周波数域での機械共振は外乱抑制フィルタを用いて抑制することができ、さらにサーボ制御系の応答性も向上される。
【0056】
つぎの発明によれば、外部入力された振動に関する情報に基づいて外乱抑制フィルタの出力が当該機械系のもつ伝達関数と逆伝達関数となるように計算する演算器を備えるようにしているので、伝達関数の係数値を調整する労力、手間を省くことができる。
【0057】
つぎの発明によれば、サーボモータが駆動する機械系の加速度あるいは速度の検出情報に基づいて、外乱抑制フィルタに設定する伝達関数を自動的にかつ高精度に設定することができ、リアルタイムでの設定更新も可能である。
【0058】
つぎの発明によれば、サーボモータが駆動する各サーボ駆動軸方向の機械の加速度あるいは速度を夫々検出し、これらの検出情報からサーボ駆動軸毎に設けられるサーボ駆動系の外乱抑制フィルタで用いる逆伝達関数を求めるようにしているので、より正確に外乱抑制フィルタに設定する伝達関数を自動的に設定することができ、またリアルタイムでの設定更新も可能である。
【0059】
つぎの発明によれば、機械振動の各サーボ駆動軸方向へのベクトル成分を解析し、これらの解析情報に基づいてサーボ駆動軸毎に設けられるサーボ制御装置の外乱抑制フィルタの出力が当該機械系のもつ伝達関数の逆伝達関数となるようにしているので、少ないセンサによって外乱抑制フィルタに設定する伝達関数を自動的に設定することができ、またリアルタイムでの設定更新も可能である。
【0060】
つぎの発明によれば、第1〜第4のメモリを備え、速度制御部において生成された指令値、その1サンプリング周期前のデータ、その2サンプリング周期前のデータと、外乱抑制フィルタの出力の1サンプリング周期前のデータ、その2サンプリング周期前のデータを用いて外乱抑制フィルタの特性を設定しているので、2サンプリング周期前までのデータを保存するメモリがあれば十分となり、メモリの容量を少なくすることが可能になる。
【0061】
【産業上の利用可能性】
以上のように、本発明にかかるサーボ制御装置は、工作機械の共振対策として有用であり、外乱抑制フィルタを用いて機械の共振周波数や振動の周波数が低い場合にあっても応答性を向上させるのに適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1図は、従来の機械共振抑制フィルタを用いた場合のサーボ制御装置のブロック図である。
【図2】 第2図は、この発明による外乱抑制フィルタを組み込んだ時のサーボ制御装置のブロック図である。
【図3】 第3図は、この発明によるサーボ制御装置の外乱抑制フィルタの説明図である。
【図4】 第4図は、この発明によるサーボ制御装置の実施の形態1の構成を示す説明図である。
【図5】 第5図は、この発明の外乱抑制フィルタを適用した場合の結果例である。
【図6】 第6図は、この発明によるサーボ制御装置の実施の形態2の構成を示す説明図である。
【図7】 第7図は、この発明によるサーボ制御装置の実施の形態3の構成を示す説明図である。
【図8】 第8図は、この発明によるサーボ制御装置の実施の形態4の構成を示す説明図である。
Claims (4)
- サーボモータを用いて工作機械や駆動装置の送り軸などの機械系の位置を制御するサーボ制御装置において、
前記サーボモータの位置および速度を検出する検出手段と、
位置指令と前記検出手段が出力する位置フィードバックとの差分に基づき速度指令を生成するデジタル位置制御部と、
前記速度指令と前記検出手段が出力する速度フィードバック信号との差分に基づき指令値を生成するデジタル速度制御部と、
前記機械系の伝達関数の逆伝達関数を持って低い周波数の共振を抑える外乱抑制フィルタと、
高周波数成分のみを除去するノッチフィルタと、
前記デジタル位置制御部により生成され、前記外乱抑制フィルタと前記ノッチフィルタとを作用せしめられた指令値に基づき前記モータに流す電流を制御する電流制御部と、
前記機械系の加速度あるいは速度を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出信号に基づいて前記機械系の特性を分析し、前記外乱抑制フィルタの出力が前記機械系の伝達関数の逆伝達関数となるように前記外乱抑制フィルタのフィルタ係数を自動更新する演算部と、
を備えることを特徴とするサーボ制御装置。 - 前記機械系の特性は、共振周波数ωc、反共振周波数ωn、共振の減衰係数ζc、および反共振の減衰係数ζnである、ことを特徴とする請求項1に記載のサーボ制御装置。
- 前記機械系は複数のサーボモータによって駆動される複数のサーボ駆動軸を有するものであって、
前記検出手段は、前記機械系の各サーボ駆動軸方向の加速度あるいは速度を別々に検出する複数の検出器を備え、
前記演算部は、前記機械系の特性を各サーボ駆動軸毎に分析し、前記外乱抑制フィルタで用いる前記フィルタ係数を各サーボ駆動軸毎に設定することを特徴とする請求項1または2の何れか一項に記載のサーボ制御装置。 - 前記機械系は複数のサーボモータによって駆動される複数のサーボ駆動軸を有するものであって、
前記検出手段は、前記機械系の移動方向の加速度あるいは速度を検出する単一の検出器であり、
前記演算部は、分析した前記機械系の特性を各サーボ制御軸方向のベクトル成分に分解し、該分解した特性に基づいて、前記外乱抑制フィルタで用いる前記フィルタ係数を各サーボ駆動軸毎に設定することを特徴とする請求項1または2の何れか一項に記載のサーボ制御装置。
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