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JP4658290B2 - 線維芽細胞増殖作用剤、美容用飲食品および皮膚化粧料 - Google Patents

線維芽細胞増殖作用剤、美容用飲食品および皮膚化粧料 Download PDF

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Maruzen Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、植物からの抽出物を有効成分とする線維芽細胞増殖作用剤、並びに植物からの抽出物を含有する美容用飲食品および皮膚化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
皮膚の表皮および真皮は、表皮細胞、線維芽細胞、およびこれらの細胞の外にあって皮膚構造を支持するコラーゲン等の細胞外マトリックスにより構成されている。
【0003】
若い皮膚においては線維芽細胞の増殖は活発であり、線維芽細胞、コラーゲン等の皮膚組織の相互作用により水分保持、柔軟性、弾力性等が確保され、皮膚は外見的にも張りや艶があってみずみずしい状態に維持される。
【0004】
ところが、紫外線、空気の著しい乾燥、過度の皮膚洗浄等、ある種の外的因子の影響があったり、加齢が進んだりすると線維芽細胞の増殖が遅くなり皮膚等の保湿機能や弾力性が低下する。そして、皮膚は張りや艶を失い、荒れ、シワ等の老化症状を呈するようになる。
【0005】
上記機構による皮膚の老化を防止・改善するために最も一般的に行われていることは、皮膚の表面の保護である。例えば、化粧水、クリーム、乳液等の保湿作用を有する外用剤を皮膚に塗布することによって、皮膚からの水分の蒸発が防止され、皮膚の水分量が保たれ、皮膚に潤いが与えられる。
【0006】
しかしながら、このような外用剤は表皮の角質の状態を改善するだけのものであって、真皮内の張力保持機構まで改善することは期待できない。また、保湿剤は皮膚からの水分蒸発を遅くするものであるから、概して使用感が悪く、長期間使用すると皮膚障害を起こすことさえある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、第一に、コラーゲン合成を行う線維芽細胞の増殖を促進させる作用を有する物質を見出し、それを有効成分とした線維芽細胞増殖作用剤を提供することを目的とする。
また、本発明は、第二に、コラーゲン合成を行う線維芽細胞の増殖を促進させることによって美肌作用または皮膚老化防止作用を発揮し得る美容用飲食品および皮膚化粧料を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、第一に、月桃の葉および/または茎からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする線維芽細胞増殖作用剤を提供し、第二に、月桃の葉および/または茎からの抽出物を含有することを特徴とする美容用飲食品および皮膚化粧料を提供する。
本発明の線維芽細胞増殖作用剤の好ましい実施形態において、前記抽出物は、抽出溶媒として極性溶媒を用いて得られる抽出物である。
また、本発明の線維芽細胞増殖作用剤の好ましい実施形態において、前記極性溶媒は、水、メタノール、エタノール、プロパノール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールまたはこれらの2種以上の混合物である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
【0010】
〔線維芽細胞増殖作用剤〕
本発明の線維芽細胞増殖作用剤は、月桃の葉および/または茎からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする。
【0011】
本発明の線維芽細胞増殖作用剤において、「抽出物」には、抽出処理によって抽出原料から得られる抽出液、該抽出液の希釈液もしくは濃縮液、該抽出液を乾燥して得られる乾燥物、またはこれらの粗精製物もしくは精製物のいずれもが含まれる。
【0012】
本発明の線維芽細胞増殖作用剤において、抽出処理の際に抽出原料として使用するものは、月桃の地上部分、特に月桃の葉および/または茎である。
【0013】
月桃は、ショウガ科のAlpinia属に属し、九州南部からインドにまで分布している多年生常緑草木である。従って、月桃はこれらの地域から容易に入手が可能である。月桃は、一般に、背高は約3m、葉は楕円状披針形で長さ40〜70cm、幅は約15cm、色は濃緑色である。月桃の葉は独特の芳香を有し、葉から精油を抽出してダニやカビ等の防虫、防黴剤として利用されたり、あるいは茎が繊維として利用されたりしている。月桃には、月桃(Alpinia nutans または Alpinia speciosa)、タイリン月桃(Alpinia urarensis Hay.)、フイリ月桃(Alpinia sanderae Sand.)、ヤクチ(Alpinia oxyphylla L.)、タイワン月桃(Alpinia sp.)等の種類が存在する。本発明の線維芽細胞増殖作用剤において、抽出原料として使用する月桃の種類、産地等は特に限定されないが、月桃(Alpinia nutansまたは Alpinia speciosa)を使用するのが好ましい。
【0014】
本発明の線維芽細胞増殖作用剤において、抽出原料として使用する月桃の葉および/または茎は、予め乾燥粉砕または粗砕しておくことが好ましい。月桃の葉および/または茎は、採取後直ちに乾燥し粉砕したものが適当である。乾燥は、天日で行ってもよいし、通常使用される乾燥機を用いて行ってもよい。
【0015】
月桃の葉および/または茎は、ヘキサン、ベンゼン等の非極性溶媒によって脱脂等の前処理を施したしたものを抽出原料として使用してもよい。脱脂等の前処理を行うことにより、月桃の葉および/または茎の極性溶媒による抽出処理を効率よく行うことができる。
【0016】
本発明の線維芽細胞増殖作用剤において、抽出処理の際には、極性溶媒を抽出溶媒として使用するのが好ましい。月桃の葉および/または茎に含まれる線維芽細胞増殖作用を示す成分は未だ特定されていないが、その成分は極性溶媒を抽出溶媒とする抽出処理によって、月桃の葉および/または茎から容易に抽出することができる。
【0017】
好適な極性溶媒の具体例としては、水、低級脂肪族アルコール、含水の低級脂肪族アルコール等を例示でき、これらを単独で、又はこれらの2種類以上を組み合わせて混合液として使用することができる。好適な低級脂肪族アルコールの具体例としては、メタノール、エタノール、プロパノール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール等を例示できる。
【0018】
2種類以上の極性溶媒の混合液を抽出溶媒として使用する場合、その混合比は適宜調整することができる。例えば、水と低級脂肪族アルコールとの混合液を使用する場合には、水と低級脂肪族アルコールとの混合比を3:1〜1:9(重量比)とすることができる。
【0019】
抽出溶媒としては、上記極性溶媒の中でも特に水を使用するのが好ましい。
抽出溶媒として使用し得る水には、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水等の他、これらに各種処理を施したものが含まれる。水に施す処理としては、例えば、加熱、殺菌、滅菌、ろ過、イオン交換、浸透圧の調整、緩衝化等が含まれる。従って、抽出溶媒として使用し得る水には、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等も含まれる。
【0020】
抽出処理は、月桃の葉および/または茎に含まれる可溶性成分を抽出溶媒に溶出させ得る限り特に限定されず、常法に従って行うことができる。抽出処理の際には、特殊な抽出方法を採用する必要はなく、室温ないし還流加熱下において任意の装置を使用することができる。
【0021】
例えば、抽出溶媒を満たした処理槽に抽出原料を投入し、時々攪拌しながら可溶性成分を溶出させることができる。この際、抽出溶媒量は特に限定されず、抽出原料量等に応じて適宜調節し得るが、抽出原料100gに対して通常500〜2000mlである。また、抽出時間は通常1〜5時間であり、抽出温度は通常40〜90℃である。
【0022】
抽出処理により可溶性成分を溶出させた後、ろ過して抽出残渣を除くことによって、抽出液を得ることができる。得られた抽出液は、該抽出液の希釈液若しくは濃縮液、該抽出液の乾燥物、又はこれらの粗精製物若しくは精製物を得るために、常法に従って希釈、濃縮、乾燥、精製等の処理を施してもよい。抽出液の乾燥物を得るに当たっては、吸湿性を改善するためにデキストリン、シクロデキストリン等のキャリアーを添加してもよい。
【0023】
月桃の葉および/または茎からの抽出物は、特有の匂いと味を有しているため、その生理活性の低下を招かない範囲で脱色、脱臭等を行ってもよい。
【0024】
以上のようにして得られる月桃の葉および/または茎からの抽出物は、線維芽細胞増殖作用を有する。
月桃の葉および/または茎からの抽出物が有する線維芽細胞増殖作用の作用機序は、現在までのところ判明していないが、この抽出物が線維芽細胞増殖作用を有することは後述する実施例から明らかであり、本発明の線維芽細胞増殖作用剤は、月桃の葉および/または茎からの抽出物が有する線維芽細胞増殖作用を利用したものである。
【0025】
月桃の葉および/または茎からの抽出物は、そのままでも線維芽細胞増殖作用剤として使用することができるが、常法に従って製剤化して使用することもできる。製剤化する場合、保存や取扱いを容易にするために、デキストリン、シクロデキストリン等の薬学的に許容され得るキャリアーその他任意の助剤を添加することができる。月桃の葉および/または茎からの抽出物は、製剤化により粉剤、錠剤等、任意の剤形とすることができる。
【0026】
本発明の線維芽細胞増殖作用剤は、線維芽細胞の増殖を通じて、線維芽細胞によるコラーゲン、フィブロネクチン、ムコ多糖等の体内間質物質の産生量を増加させることができる。特に、本発明の線維芽細胞増殖作用剤は、線維芽細胞の増殖を通じてコラーゲンの産生量を増加させることにより美肌作用または皮膚老化防止作用を発揮することができる。従って、本発明の線維芽細胞増殖作用剤は、美容用飲食品や皮膚化粧料の原料として使用することができる。
【0027】
月桃の葉および/または茎からの抽出物は、特有の匂いと味を有しているが、本発明の線維芽細胞増殖作用剤が美容用飲食品や皮膚化粧料の原料として使用される場合、一般的に大量に配合されるものではないから、脱色、脱臭等を行うことなく使用しても実用上支障はない。
【0028】
〔美容用飲食品〕
本発明の美容用飲食品は、月桃の葉および/または茎からの抽出物を含有することを特徴とする。
ここで、「美容用飲食品」とは、美肌または皮膚の老化防止を図ることを目的とした飲食物を意味する。
【0029】
月桃の葉および/または茎からの抽出物は、線維芽細胞の増殖を通じて美肌作用または皮膚老化防止作用を発揮し得るので、美容用飲食品に配合するのに好適である。本発明の美容用飲食品は、月桃の葉および/または茎からの抽出物を、その生理活性を妨げないような任意の飲食品に配合したものであってもよいし、月桃の葉および/または茎からの抽出物を主成分とする飲食品であってもよい。
【0030】
月桃の葉および/または茎からの抽出物を配合して美容用飲食品を製造する際には、例えば、デキストリン、デンプン等の糖類;ゼラチン、大豆タンパク、トウモロコシタンパク等のタンパク質;アラニン、グルタミン、イソロイシン等のアミノ酸類;セルロース、アラビアゴム等の多糖類;大豆油、中鎖脂肪酸トリグリセリド等の油脂類、等の任意の助剤を添加して、月桃の葉および/または茎からの抽出物を任意の剤形に製剤化することができる。
【0031】
このように製剤化された月桃の葉および/または茎からの抽出物は、そのままでも美容用飲食品として使用することができるが、さらに任意の飲食品に添加することにより美容用飲食品を製造することもできる。
【0032】
本発明の美容用飲食品における月桃の葉および/または茎からの抽出物の配合量は、月桃の葉および/または茎からの抽出物の摂取量が1日あたり約0.2〜500mg程度となるように調整することが好ましい。
【0033】
月桃の葉および/または茎からの抽出物を添加し得る飲食品は特に限定されないが、その具体例としては、清涼飲料、炭酸飲料、栄養飲料、果実飲料、乳酸飲料等の飲料(これら飲料の濃縮液および調製用粉末を含む);アイスクリーム、アイスシャーベット、かき氷等の氷菓;そば、うどん、はるさめ、ぎょうざの皮、シュウマイの皮、中華麺、即席麺等の麺類;飴、キャンディー、ガム、チョコレート、スナック菓子、ビスケット、ゼリー、ジャム、クリーム、焼き菓子等の菓子類;かまぼこ、ハム、ソーセージ等の水産・畜産加工食品;加工乳、発酵乳等の乳製品;サラダ油、天ぷら油、マーガリン、マヨネーズ、ショートニング、ホイップクリーム、ドレッシング等の油脂および油脂加工食品;ソース、たれ等の調味料;錠剤状、顆粒状等の種々の形態の健康・栄養補助食品類;その他スープ、シチュー、サラダ、惣菜、漬物、等を例示できる。
【0034】
〔皮膚化粧料〕
本発明の皮膚化粧料は、月桃の葉および/または茎からの抽出物を含有することを特徴とする。
月桃の葉および/または茎からの抽出物は、線維芽細胞の増殖を通じて美肌作用または皮膚老化防止作用を発揮し得るので、皮膚化粧料に配合するのに好適である。すなわち、月桃の葉および/または茎からの抽出物を皮膚から吸収させることにより、美肌または皮膚の老化防止に役立たせることができる。
【0035】
月桃の葉および/または茎からの抽出物を配合し得る皮膚化粧料は特に限定されないが、その具体例としては、軟膏、クリーム、乳液、ローション、パック等を例示できる。
【0036】
本発明の皮膚化粧料における月桃の葉および/または茎からの抽出物の配合量は、皮膚化粧料の種類や抽出物の生理活性等によって適宜調整することができるが、好適な配合率は未精製の標準的な抽出物の乾燥物に換算して約0.01〜10重量%である。
【0037】
本発明の皮膚化粧料には、線維芽細胞増殖作用の妨げにならない限り、皮膚化粧料の製造に通常使用される各種主剤、助剤等を配合することができ、月桃の葉および/または茎からの抽出物のみが主剤となるものに限られるわけではない。
【0038】
本発明の皮膚化粧料において、月桃の葉および/または茎からの抽出物とともに構成成分として利用可能なものとしては、例えば、グリセリン、コラーゲン、ヒアルロン酸およびその塩、コンドロイチン酸およびその塩、キチン、キトサン等の保湿剤;パラジメチルアミノ安息香酸アミル等の紫外線吸収剤;グリセロリン脂質、スフィンゴリン脂質等の複合脂質;β−カロチン、油溶性甘草エキス、リコカルコンA、バイカリン、バイカレインその他の活性酸素消去作用を有する物質;アズレン、グリチルリチン酸およびその塩類、グリチルレチン酸およびその誘導体、酸化亜鉛等の抗炎症作用物質;リボフラビン、トコフェロール、アスコルビン酸、葉酸等のビタミンおよびその誘導体類;ホホバ油、ラノリン、流動パラフィン、スクワラン、イソステアリルアルコール等の油性成分;ステアリル硫酸ナトリウム、セチル硫酸ジエタノールアミン、ステアリン酸グリセリン等の界面活性剤;エリソルビン酸ナトリウム等の酸化防止剤;エチルパラベン等の防腐剤;オウバク抽出物、カミツレ抽出物、カンゾウ根抽出物、ローズマリー抽出物、マロニエ抽出物等のコレステロール類;植物ステロール類;リポプロテイン類;ビフィズス菌培養物、乳酸菌培養物、酵母抽出物、ブクリョウ抽出物等の微生物由来成分;褐藻抽出物、紅藻抽出物等の藻類抽出物;γ−オリザノール等の血行促進剤;硫黄等の抗脂漏剤;香料;アルコール;カルボキシポリマー等の増粘剤;チタンイエロー、ベニバナその他着色料等を例示できる。
【0039】
以上に説明した本発明の線維芽細胞増殖作用剤、美容用飲食品および皮膚化粧料は、ヒトに対して好適に適用されるものであるが、本発明の作用効果が奏される限り、ヒト以外の動物に対して適用されてもよい。
【0040】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0041】
〔製造例1〕
抽出原料として月桃の葉および茎をそれぞれ粗砕機によって砕き、月桃の葉および茎の粗砕物それぞれ300gに、水、50%エタノール(水とエタノールとの重量比1:1)、メタノールおよび50%プロパノール(水とプロパノールとの重量比1:1)を各々2000ml加え、70℃に保温しながら3時間ゆるく攪拌した後、ろ紙を用いてろ過し、月桃の葉および茎からの抽出液を得た。この抽出液を40℃で減圧濃縮した後、減圧乾燥機で乾燥させ抽出乾燥物を得た。
各抽出原料および各抽出溶媒を用いて得られた抽出物の収率(重量%)は、以下の表1のとおりであった。
【0042】
Figure 0004658290
【0043】
〔製造例2〕
製造例1で使用したものと同じ月桃の葉および茎それぞれ300gを、1,3−ブチレングリコールと水との混合液(重量比1:1)2000mlに投入し、攪拌しながら80℃で3時間保持した後、ろ過して、固形分濃度 4.2重量%の月桃葉抽出液、固形分濃度 3.2重量%の月桃茎抽出物を得た。
【0044】
〔製造例3〕
抽出溶媒をグリセリンと水との混合液(重量比1:1)に変更した他は製造例2と同様にして、固形分濃度 3.6重量%の月桃葉抽出液、固形分濃度 2.8重量%の月桃茎抽出物を得た。
【0045】
〔製造例4〕
抽出溶媒をプロピレングリコールと水との混合液(重量比1:1)に変更した他は製造例2と同様にして、固形分濃度 3.3重量%の月桃葉抽出液、固形分濃度 3.0重量%の月桃茎抽出物を得た。
【0046】
〔試験例1〕
製造例1で得られた月桃の葉の50%エタノール抽出物、月桃の茎の50%エタノール抽出物について、その線維芽細胞増殖作用を多田ら(H.Tada et.al., J.Immunol.Methods 93,157,1986)のMTT法を用いて試験した。
試験方法は以下のとおりである。
【0047】
(1)ヒト正常新生児皮膚線維芽細胞(NB1RGB)1×106個を、10%FBSを含有するMEM-α-Medium(GIBCO製)培養液(pH 7.2)を含む25cm2フラスコ中で、37℃、5%二酸化炭素下で4日間前培養した。前培養後、トリプシン処理により細胞を回収し、5%FBSを含有するMEM-α-Medium培養液を用いて96ウェル マイクロプレートに7×103細胞/100μl/ウェルずつ分注し、37℃、5%二酸化炭素下で一夜培養した。
【0048】
(2)5%FBSを含有するMEM-α-Medium培養液に、製造例1で得られた月桃の葉の50%エタノール抽出物(試料a)または月桃の茎の50%エタノール抽出物(試料b)を各種濃度(100ppm、50ppm)で溶解し、上記(1)で得られたマイクロプレートの各ウェルに100μlずつ添加した後、37℃、5%二酸化炭素下で3日間培養した。各ウェルから培養液を100μlずつ除去した後、各ウェルにMTT試薬(3-(4,5-Dimethyl-2-thiazolyl)-2,5-diphenyl-2H tetrazolium bromide)(同仁化学製)(5mg/ml)を20μl添加し、4.5時間インキュベーションした。インキュベーション後、10%SDS(ラウリル硫酸ナトリウム)(和光純薬製)を溶解した0.01N 塩酸溶液 100μlを各ウェルに添加し、37℃で一晩インキュベーションした。インキュベーション後、マイクロプレートリーダーを用いて650nmにおける吸光度を対照として570nmにおける吸光度を測定した。そして、570nmにおける吸光度から650nmにおける吸光度を差し引くことにより、試料aおよび試料bについて、試料反応時の吸光度(570nm-650nm)を得た。
【0049】
(3)上記(1)で得られたマイクロプレートの各ウェルに、MTT試薬を加えることなく、上記(2)と同様の操作を行い、650nmにおける吸光度を対照として570nmにおける吸光度を測定した。そして、570nmにおける吸光度から650nmにおける吸光度を差し引くことにより、試料無反応時の吸光度(570nm-650nm)を得た。
【0050】
(4)上記(1)で得られたマイクロプレートの各ウェルに、試料aおよび試料bを加えることなく、上記(2)と同様の操作を行い、650nmにおける吸光度を対照として570nmにおける吸光度を測定した。そして、570nmにおける吸光度から650nmにおける吸光度を差し引くことにより、対照反応時の吸光度(570nm-650nm)を得た。
【0051】
(5)上記(1)で得られたマイクロプレートのウェルに、試料a、試料bおよびMTT試薬を加えることなく、上記(2)と同様の操作を行い、650nmにおける吸光度を対照として570nmにおける吸光度を測定した。そして、570nmにおける吸光度から650nmにおける吸光度を差し引くことにより、対照無反応時の吸光度(570nm-650nm)を得た。
【0052】
(6)次式に基づいて、試料aおよび試料bについて線維芽細胞の増加率(%)を求め、試料aおよび試料bの線維芽細胞に対する増殖作用を評価した。
【0053】
【式1】
増加率(%)=[{(A−C)−(B−D)}/(B−D)]×100
【0054】
上記式において、Aは試料反応時の吸光度(570nm-650nm)、Bは対照反応時の吸光度(570nm-650nm)、Cは試料無反応時の吸光度(570nm-650nm)、Dは対照無反応時の吸光度(570nm-650nm)を表す。
【0055】
試料aおよび試料bの線維芽細胞の増加率(%)は、以下の表2に示すとおりであった。なお、表2には、線維芽細胞の増加率(%)を平均±S.D(n=7)で示す。また、表2中、「**」は p<0.0001、「*」はp<0.05を意味する。
【0056】
Figure 0004658290
【0057】
表2に示すように、試料aおよび試料bはともに、線維芽細胞に対する増殖作用を示した。これによって、月桃の葉からの抽出物および月桃の茎からの抽出物が、線維芽細胞増殖作用を有することが示された。
【0058】
〔試験例2〕
(1)乳液の製造
製造例1で得られた月桃の葉の50%エタノール抽出物を配合した下記の組成の乳液を常法に従い製造した。
月桃の葉の50%エタノール抽出物(製造例1) 1.0g
セチルアルコール 0.5g
ミツロウ 2.0g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(10E.O) 1.0g
モノステアリン酸グリセリル 1.0g
ヒアルロン酸 0.1g
プロピレングリコール 5.0g
エタノール 3.0g
パラオキシ安息香酸メチル 0.3g
香料 0.03g
精製水 残部(全量を100mlとする)
【0059】
(2)乳液の評価
上記(1)で得られた乳液aおよび月桃抽出物を含まない他は乳液aと同様の組成の乳液bについて、以下の評価試験を行った。
24〜43歳の女性多数の中から、以下の表3に示す評価基準で評点1または2に当たる「肌荒れ」と判定された者 20名を選抜して被験者とした。各被験者に、顔の右半分に乳液aを、顔の左半分に乳液bを、朝夕各1回、30日間塗布した。
【0060】
〔判定1:肌荒れ改善効果〕
塗布試験終了後、シルフロ(FLEXICL DEVELOPMENTS LTD製)によるレプリカ法を用いて顔の肌のレプリカをとり、50倍の顕微鏡で皮紋の状態および角質剥離状態を観察し、以下の評価基準で肌の状態を判定した。
【0061】
Figure 0004658290
【0062】
肌の状態の判定結果は以下の表4に示すとおりであった。
【0063】
Figure 0004658290
【0064】
表4に示すように、乳液aを塗布した場合には乳液bを塗布した場合よりも顕著に肌荒れが改善された。これによって、月桃の葉の50%エタノール抽出物が美肌作用または皮膚老化防止作用を有することが示された。
【0065】
〔判定2:官能評価〕
使用感と肌への効果について、乳液aと乳液bとを比較した場合の優劣を被験者に質問した。回答結果は以下の表5に示すとおりであった。
【0066】
Figure 0004658290
【0067】
表5に示すように、乳液aを塗布した場合には乳液bを塗布した場合よりも使用者に優れた使用感を与えるとともに優れた美肌効果または皮膚老化防止効果をも与えることが示された。
【0068】
〔配合例1〕
製造例1で得られた月桃の葉の水抽出物を用いて、下記の組成の清涼飲料を常法により製造した。
液糖 12.0g
レモン果汁 1.0g
サイクロデキストリン 0.01g
レモンフレーバー 0.05g
月桃の葉の水抽出物(製造例1) 0.1g
精製水 残部(全量を100gとする)
【0069】
〔配合例2〕
製造例1で得られた月桃の葉の50%エタノール抽出物を用いて、以下の組成のチューインガムを常法により製造した。
ガムベース 20g
砂糖 55g
果糖 15g
水飴 20g
香料 0.5g
月桃の葉の50%エタノール抽出物(製造例1) 0.5g
【0070】
〔配合例3〕
製造例1で得られた月桃の茎の50%エタノール抽出物を用いて、以下の組成の錠剤を常法により製造した。
月桃の茎の50%エタノール抽出物(製造例1) 50mg
粉糖(ショ糖) 188mg
グリセリン脂肪酸エステル 12mg
【0071】
〔配合例4〕
製造例1で得られた月桃の茎の水抽出物を用いて、以下の組成の顆粒を常法により製造した。
月桃の茎の水抽出物 34mg
ビートオリゴ糖 1000mg
難消化性デキストリン 289mg
ビタミンC 167mg
ステビア抽出物 10mg
【0072】
〔配合例5〕
製造例1で得られた月桃の葉の50%エタノール抽出物および製造例3で得られた月桃の葉の50%グリセリン抽出物を用いて、以下の組成の乳液を常法により製造した。
ホホバオイル 4.0g
オリーブオイル 2.0g
スクワラン 2.0g
セタノール 2.0g
モノステアリン酸グリセリル 2.0g
ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.0) 2.5g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.0) 2.0g
1,3−ブチレングリコール 3.0g
パラオキシ安息香酸メチル 0.15g
香料 0.05g
月桃の葉の50%エタノール抽出物(製造例1) 0.1g
月桃の葉の50%グリセリン抽出物(製造例3) 1.0g
精製水 残部(全量を100gとする)
【0073】
〔配合例6〕
製造例1で得られた月桃の葉の水抽出物および製造例3で得られた月桃の茎の50%グリセリン抽出物を用いて、下記の組成の化粧水を常法により製造した。
グリセリン 3.0g
1,3−ブチレングリコール 3.0g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.0) 0.5g
パラオキシ安息香酸メチル 0.15g
クエン酸 0.1g
クエン酸ソーダ 1.0g
香料 0.05g
月桃の葉の水抽出物(製造例1) 0.2g
月桃の茎の50%グリセリン抽出物(製造例3) 2.0g
精製水 残部(全量を100gとする)
【0074】
〔配合例7〕
製造例1で得られた月桃の葉の50%エタノール抽出物および製造例2で得られた月桃の葉の50% 1,3-ブチレングリコール抽出物を用いて、下記の組成のクリームを常法により製造した。
流動パラフィン 5.0g
サラシミツロウ 4.0g
セタノール 3.0g
スクワラン 10.0g
ラノリン 2.0g
ステアリン酸 1.0g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.0) 1.5g
モノステアリン酸グリセリル 3.0g
1,3−ブチレングリコール 6.0g
パラオキシ安息香酸メチル 1.5g
香料 0.1g
月桃の葉の50%エタノール抽出物(製造例1) 0.1g
月桃の葉の50%1,3-ブチレングリコール抽出物(製造例2) 1.0g
精製水 残部(全量を100gとする)
【0075】
〔配合例8〕
製造例4で得られた月桃の葉の50%プロピレングリコール抽出物を用いて、下記の組成のパックを常法により製造した。
ポリビニルアルコール 15g
ポリエチレングリコール 3g
プロピレングリコール 7g
エタノール 10g
パラオキシ安息香酸エチル 0.05g
香料 0.05g
月桃の葉の50%プロピレングリコール抽出物(製造例4) 5g
精製水 残部(全量を100gとする)
【0076】
〔配合例9〕
製造例1で得られた月桃の葉および茎の50%エタノール抽出物を用いて、下記の組成の混合物を調製し、該混合物を顆粒状に形成して健康・栄養補助食品を製造した。
月桃の葉および茎の50%エタノール抽出物(製造例1) 30重量部
ハス胚芽抽出物 200重量部
真珠蛋白加水分解物(各種アミノ酸、ペプチドを含む) 15重量部
シルク蛋白加水分解物(各種アミノ酸、ペプチドを含む) 15重量部
大豆イソフラボン 10重量部
赤ワインエキスパウダー(プロシアニジンを含む) 30重量部
酵母エキス(グルタチオン、核酸、アミノ酸、ビタミンを含む) 10重量部
ザクロ種子抽出物 10重量部
小麦胚芽抽出物(ビタミン、クロム、セレン、モリブデンを含む) 10重量部
DHA 30重量部
ビートオリゴ糖 1060重量部
ステビア抽出物 10重量部
【0077】
〔配合例10〕
製造例1で得られた月桃の葉および茎の水抽出物を用いて、下記の組成の混合物を調整し、該混合物をゼラチンカプセル化して錠剤状健康・栄養補助食品を製造した。
月桃の葉および茎の水抽出物(製造例1) 25重量部
ハス胚芽抽出物 20重量部
セラミド 25重量部
リン脂質(レシチン) 10重量部
ビタミンE(トコフェロール) 17重量部
マルチカロチン(αおよびβカロチン、ルテイン、リコペン) 10重量部
オクタコサノール 1重量部
植物ステロール 5重量部
シソの実油(αリノレン酸を含む) 20重量部
精製魚油(DHA、EPAを含む) 20重量部
ごま油(リグナン化合物を含む) 20重量部
オリーブ油 10重量部
大豆、菜種混合油 62重量部
グリセリン脂肪酸エステル 12重量部
【0078】
〔配合例11〕
製造例3で得られた月桃の葉および茎の50%グリセリン抽出物を用いて、以下の組成の清涼飲料水を常法により製造した。
月桃の葉および茎の50%グリセリン抽出物(製造例3) 1重量部
ハス胚芽抽出物 1重量部
ローヤルゼリー 3重量部
水溶性コラーゲン 8重量部
ハトムギエキス 1重量部
高麗ニンジンエキス(サポニンを含む) 1重量部
プラセンタ(胎盤)エキス 1重量部
プエラリアエキス(フラボノイドを含む) 1重量部
パープルヤムエキス 1重量部
オリゴ糖 5重量部
ショ糖 10重量部
プルーン果汁 2重量部
ザクロ果汁 5重量部
グレープフルーツ果汁 10重量部
ビタミンC 1重量部
グレープフルーツフレーバー 0.7重量部
水 残部(全量を100重量部とする)
【0079】
〔配合例12〕
製造例1で得られた月桃の葉および茎の50%エタノール抽出物を用いて、下記の組成のキャンディーを常法により製造した。
月桃の葉および茎の50%エタノール抽出物(製造例1) 5重量部
ハス胚芽抽出物 2重量部
水あめ 30重量部
甘草エキス 3重量部
甜茶エキス 1重量部
ブルーベリーエキス(アントシアニンを含む) 1重量部
緑茶エキス(植物ポリフェノールを含む) 3重量部
ストロベリー1/5濃縮果汁 1重量部
赤キャベツ色素 0.05重量部
レモン果汁 0.5重量部
水 5重量部
【0080】
【発明の効果】
本発明によれば、線維芽細胞を増殖させることができる線維芽細胞増殖作用剤、並びに線維芽細胞の増殖を通じて美肌または皮膚の老化防止を図ることのできる美容用飲食品および皮膚化粧料が提供される。

Claims (3)

  1. 月桃の葉および/または茎からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする線維芽細胞増殖作用剤(皮膚化粧料並びに消炎及び抗菌の用途を除く。)
  2. 前記抽出物が、抽出溶媒として極性溶媒を用いて得られる抽出物であることを特徴とする請求項1記載の線維芽細胞増殖作用剤(皮膚化粧料並びに消炎及び抗菌の用途を除く。)
  3. 前記極性溶媒が、水、メタノール、エタノール、プロパノール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールまたはこれらの2種以上の混合物であることを特徴とする請求項2記載の線維芽細胞増殖作用剤(皮膚化粧料並びに消炎及び抗菌の用途を除く。)
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