JP4657419B2 - クリップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、被取付対象物に開設された取付穴に差し込まれる取付対象物の差込部にはめ付けられて、この差込部の取付穴への差し込みにより当該取付穴に掛合して、かかる被取付対象物に取付対象物をワンタッチで取り付けるように用いられるクリップの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
取付対象物100に形成された差込部101における受け入れ板部102を間に受け入れ挟み込む一対の挟持板300、300と、この一対の挟持板300、300の外側に当該差込部101を被取付対象物200に形成させた取付穴201に差し込むことに伴って当該取付穴201に掛合する掛合腕301とを備えたクリップがある。(図16ないし図18)
【0003】
かかるクリップにおける一対の挟持板300、300および掛合腕301は、いずれも弾性変形可能に構成されている。そして、かかるクリップは、かかる一対の挟持板300、300間に前記受け入れ板部102を当該一対の挟持板300、300を外向きに撓め出させながら入れ込むことにより当該一対の挟持板300、300の内面で当該受け入れ板部102を弾性的に挟み付け当該受け入れ板部102にはめ付けられ、このように受け入れ板部102にはめ付けられた状態から前記差込部101と一緒に前記取付穴201に差し込まれることに伴って前記掛合腕301を一旦内向きに撓め込ませた後当該取付穴201の差し込み先側で弾発させて当該差し込み先側の穴縁部に当該掛合腕301を掛合させるように機能され、これにより取付対象物100をワンタッチで被取付対象物200に取り付けるものである。
【0004】
また、かかるクリップは、一対の挟持板300、300の互いに向き合う面側に前記受け入れ板部102の受け入れに伴って当該一対の挟持板300、300を外向きに一旦撓め出させるように当該受け入れ板部102に突き当てられると共に、かかる受け入れ板部102の所定の入れ込み位置で当該受け入れ板部102に形成した掛合穴109に当該撓め出された挟持板300の弾発によって入り込み掛合する突部302を備えており、前記掛合腕301を取付穴201に掛合させた状態から前記取付対象物100の差込部101を前記取付穴201から抜き出すように当該取付対象物100側を引っ張った際に当該取付穴201側にクリップが残されずに差込部101にはめ着いたまま当該取付穴201から抜き出されるようにされており、当該取付対象物100の再度の取り付けなどに支障を生じさせないようにしてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、かかる従来のクリップにあっては、前記受け入れ板部102を前記一対の挟持板300、300の内面をもって挟み付けるようにしているため、かかる受け入れ板部102の板面に凹凸などがある場合などにあっては、かかる受け入れ板部102の差し込み方向に亙る各所において当該板面に当該内面を常に適切に押し付けさせることができない場合も少なくなく、かかる受け入れ板部102へのクリップのはめ付け状態を高く維持させるためにさらなる改良が望まれていた。
【0007】
そこでこの発明は、取付対象物に設けられた差込部を構成する受け入れ板部に対し、当該差込部の差し入れ方向に亙る各所において当該受け入れ板部の板面に凹凸などがある場合であっても適切に挟持力を作用させることができると共に、被取付対象物の取付穴より当該差込部を抜き出させる取付対象物の取り外しに際して当該差込部と一緒に当該取付穴から確実に抜き出させることが可能なクリップを提供することを主たる目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するために、請求項1記載の発明にあっては、クリップを、被取付対象物に開設された取付穴に差し込まれる取付対象物の差込部を構成する受け入れ板部を外向きに弾性的に広がり出しながら間に受け入れて当該受け入れ板部にはめ付けられる一対の挟持板と、
この一対の挟持板の外側にそれぞれ備えられると共に、当該取付対象物の差込部の前記被取付対象物の取付穴への差し込みに伴って内向きに一旦弾性的に撓め込まされた後、当該取付穴への差し込み終了位置で弾発して当該取付穴に掛合される掛合腕とを備えるクリップであって、
前記一対の挟持板の互いに向き合う側にそれぞれ、前記取付穴への差し込み方向に亘って多段状をなすように、受け入れられた前記受け入れ板部に先端を圧接させる複数の突起が設けてあると共に、
取付対象物の差込部を構成する受け入れ板部の一対の挟持板間への受け入れに伴って当該差込部に設けた被掛合部に掛合される掛合部を備えており、
この掛合部が、受け入れ板部の受け入れに伴って当該受け入れ板部の側面に突き当てられて一旦一対の挟持板を外向きに広がり出させると共に、当該一対の挟持板の弾み戻しにより前記受け入れ板部に形成した被掛合部となる穴に入り込んで掛合される突起としてあると共に、
一対の挟持板の一方に設けられた突起と他方に設けられた突起とがその突き出し先端を向き合わせないようになっているものとした。
【0009】
かかる構成によれば、前記一対の挟持板間に前記受け入れ板部を入れ込ませることにより、このように入れ込まれる受け入れ板部の板面に当該一対の挟持板にそれぞれ設けられた複数の突起をそれぞれ圧接させるように当該一対の挟持板を外向きに弾性的に広がり出させながら、かかる一対の挟持板により当該受け入れ板部を挟み付けさせることができ、この挟み付けによりクリップを当該受け入れ板部にはめ付け入ることができる。
【0010】
また、かかる複数の突起は、前記取付穴への差込部の差し込み方向、すなわち、前記受け入れ板部の突き出し方向に亘って多段状をなすように設けてあることから、当該受け入れ板部の両面側から当該受け入れ板部の突き出し方向に亙る複数箇所で前記挟持板の弾発力により前記突起を当該受け入れ板部に圧接させることができ、かかる一対の挟持板間への当該受け入れ板部のはめ付け状態を安定的に維持させることができる。
【0011】
また、前記受け入れ板部に対して前記複数の突起の先端をもって点的に前記挟持板の弾発力を作用させることから、かかる受け入れ板部の板面に若干の凹凸がある場合であっても、前記一対の挟持板により適切に当該受け入れ板部を挟み付けることができる。
【0012】
また、このように前記受け入れ板部を一対の挟持板間にはめ入れて取付対象物の差込部にクリップを取り付けた後、この差込部を被取付対象物の取付穴に差し込むことにより、前記掛合腕を一旦内向きに弾性的に撓め込ませた後、この差込部の当該取付穴への差し込み終了位置で弾発させて当該掛合腕を前記取付穴の穴縁部に掛合させることができ、これによりクリップを介して被取付対象物に取付対象物をワンタッチで取り付けることができる。また、かかる構成によれば、クリップを介して一旦取り付け合わせた前記取付対象物と被取付対象物とを前記取付穴から前記差込部を抜き出させる大きさの力で当該取付対象物側を引っ張って分離させるに際して、クリップ側に設けられた前記掛合部を構成する突起と差込部側に設けられた穴との掛合によって、かかるクリップを被取付対象物の側、つまり取付穴に残させずに、差込部を構成する受け入れ板部にはめ着いた状態で当該差込部と一緒に当該取付穴から抜き出させるようにすることができる。また、前記掛合部を構成する一対の挟持板にそれぞれ設けられた突起はクリップを平面視した状態で隣り合うように形成されていることから、クリップを側面視した状態では一方の挟持板に形成された突起の突き出し先端面と他方の挟持板に形成された突起の突き出し先端面とがほぼ同面をなすようにした状態で、当該クリップをプラスチック材料を用いて射出成形などによってにより支障無く形成することができ、前記穴に対する当該突起の掛合面積を十分に確保させることができる。
【0013】
また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載のクリップを構成する挟持板に設けられた突起が弾性を備えているものとした。
【0014】
かかる構成によれば、かかる突起の弾発力を、前記一対の挟持板の間に入れ込まれた前記受け入れ板部にさらに作用させることができ、受け入れ板部とクリップとのはめ付け状態を一層向上させることができる。
【0015】
また、請求項3記載の発明にあっては、請求項1記載のクリップにおける差込部を構成する受け入れ板部を受け入れた一対の挟持板が、被取付対象物の取付穴から当該差込部を抜き出させる向きの力が加わえられた際に当該取付穴の穴縁部に押圧されて内向きに撓み込まされる掛合腕に外側から自由端側を押圧される構成としてあるものとした。
【0016】
かかる構成によれば、クリップを介して一旦取り付け合わせた前記取付対象物と被取付対象物とを前記取付穴から前記差込部を抜き出させる大きさの力で当該取付対象物側を引っ張って分離させるに際して、一対の挟持板の広がりだしを前記掛合腕によって阻止することができ、これにより、クリップを被取付対象物の側、つまり取付穴に残させずに、差込部を構成する受け入れ板部にはめ着いた状態で当該差込部と一緒に当該取付穴から抜き出させることができ、当該取付対象物の再度の被取付対象物への取り付けなどに支障を生じさせない。
【0017】
また、請求項4記載の発明にあっては、請求項1記載のクリップがさらに、取付対象物の差込部の突き出し基部側に設けられた一対の阻止壁間に、被取付対象物の取付穴から当該差込部を抜き出させる向きの力が加わった際に突き当てられて外向きの広がり出しを阻止されるように、前記差込部を構成する受け入れ板部を受け入れた一対の挟持板の自由端を位置させる構成を備えたものとした。
【0018】
かかる構成によれば、クリップを介して一旦取り付け合わせた前記取付対象物と被取付対象物とを前記取付穴から前記差込部を抜き出させる大きさの力で当該取付対象物側を引っ張って分離させるに際して、この抜き出し方向に移動される受け入れ板部により外向きに撓み出される力を受ける前記一対の挟持板の当該外向きの広がり出しを、当該挟持板の自由端を前記阻止壁に押し当てることによって阻止することができ、これにより、かかるクリップを被取付対象物の側、つまり取付穴に残させずに、差込部を構成する受け入れ板部にはめ着いた状態で当該差込部と一緒に当該取付穴から抜き出させるようにすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図15に基づいて、この発明にかかるクリップの典型的な実施の形態について説明する。
【0028】
この実施の形態にかかるクリップC1〜C4は、被取付対象物200に開設された取付穴201に差し込まれる取付対象物100の差込部101にはめ付けられて、この差込部101の取付穴201への差し込みにより当該取付穴201に掛合して、かかる被取付対象物200に取付対象物100をワンタッチで取り付けるように用いられるものである。典型的には、これらのクリップC1〜C4はプラスチック材料を用い射出成形などの成形によって構成することができる。
【0029】
例えば、前記差込部101を形成させた自動車の内装部品を、前記取付穴201を形成させたインストルメントパネルに対し、かかる差込部101を当該取付穴201に差し込むことによりワンタッチで取り付けることができるように用いられるものである。
【0030】
(第一の実施の形態)
先ず、図1ないし図4に示されるクリップC1について説明する。
【0031】
かかるクリップC1は、取付対象物100に設けられる差込部101を構成する当該差込部101の差し込み方向に長い受け入れ板部102を間に受け入れる一対の挟持板10、10と、この一対の挟持板10、10の外側にそれぞれ設けられた掛合腕11とを備えている。
【0032】
かかる挟持板10は、前記受け入れ板部102の受け入れ側(以下、挟持板10の自由端10a側という。)と反対の側(以下、挟持板10の基部側という。)において、連接部10bをもって他方の挟持板10と一体に連接されている。そして、この例では、この連接部10bの内面に前記受け入れ板部102の先端が突き当てられる位置まで、前記一対の挟持板10、10間に当該受け入れ板部102を入れ込ませることができる構成としてある。
【0033】
また、この例にあっては、かかる受け入れ板部102が、当該受け入れ板部102の板面にほぼ直交する向きに側壁103aを配させる一対の側板103、103間に亘るように設けられており、この受け入れ板部102と一対の側板103、103とによって前記差込部101が形成されている。具体的には、かかる側板103も前記差込部101の差し込み方向に長くなるように構成されている。また、かかる側板103は前記受け入れ板部102より長く構成されており、当該側板103の先端は受け入れ板部102の先端よりも差し込み前方側に突き出されている。また、かかる受け入れ板部102は、側板103の幅方向ほぼ中程の位置に沿って設けられており、一対の側板103、103間の空間を当該受け入れ板部102によって左右に区分するように構成されている。
【0034】
また、この例にあっては、前記一対の挟持板10、10の互いに向き合う側(以下、挟持板10の内面側という。)にそれぞれ、前記取付穴201への差し込み方向に亘って多段状をなすように、受け入れられた取付対象物100の受け入れ板部102に先端を圧接させる複数の突起10c、10c…が設けてある。
【0035】
具体的には、この例にあっては、かかる複数の突起10c、10c…はそれぞれ、前記挟持板10の内面側に設けられた当該挟持板10の幅方向に亙るリブ状体として構成されている。また、各突起10c、10c…の間にはそれぞれ間隔が形成されている。そして、この例にあっては、一方の挟持板10に形成された各突起10c、10c…の先端が位置される仮想面と、他方の挟持板10に形成された各突起10c、10c…の先端が位置される仮想面との間の間隔が、かかる一対の挟持板10、10間に入れ込まれる前記受け入れ板部102の板厚よりもやや狭くなるように構成されていると共に、かかる一対の挟持板10、10がそれぞれ前記基部側をおおむね中心として他方の挟持板10から離れ出す向きの弾性変形を可能とする構成としてある。
【0036】
この結果、この例にあっては、前記一対の挟持板10、10間にその自由端10a側から前記受け入れ板部102を入れ込ませることにより、このように入れ込まれる受け入れ板部102の板面に当該一対の挟持板10、10にそれぞれ設けられた複数の突起10c、10c…をそれぞれ圧接させるように当該一対の挟持板10、10を外向きに弾性的に広がり出させながら、かかる一対の挟持板10、10により当該受け入れ板部102を挟み付けさせることができ、この挟み付けによりクリップC1を当該受け入れ板部102にはめ付けることができる。
【0037】
また、かかる複数の突起10c、10c…は、前記取付穴201への差込部101の差し込み方向、すなわち、前記受け入れ板部102の突き出し方向に亘って多段状をなすように設けてあることから、当該受け入れ板部102の両面側から当該受け入れ板部102の突き出し方向に亙る複数箇所で前記挟持板10の弾発力により前記突起10cを当該受け入れ板部102に圧接させることができ、かかる一対の挟持板10、10間への当該受け入れ板部102のはめ付け状態を安定的に維持させることができる。
【0038】
また、前記受け入れ板部102に対して前記複数の突起10c、10c…の先端をもって点的に前記挟持板10の弾発力を作用させることから、かかる受け入れ板部102の板面に若干の凹凸がある場合であっても、前記一対の挟持板10、10により適切に当該受け入れ板部102を挟み付けることができる。
【0039】
なお、この例にあっては、前記一対の挟持板10、10の内面側であって、その自由端10aからこの自由端10aに最も近い位置にある前記突起までの箇所に、当該自由端10aに向かうに連れて次第に他方の挟持板10の内面から離れ出す向きに傾斜した傾斜面10dが形成してあり、かかる一対の挟持板10、10間への当該自由端10a側からの前記受け入れ板部102の入れ込みを当該傾斜面10dによって当該受け入れ板部102の先端を案内してスムースに行えるようにしてある。
【0040】
また、前記挟持板10に設けられる複数の突起10c、10c…はそれぞれ、前記自由端10a側に向けられた上側面を、当該突起の根本側から先端側に向けて次第に前記基部に近付く向きに傾斜させた構成とされており、この上側面の傾斜により各突起10c、10c…を前記受け入れ板部102の先端が乗り越え易いようにしてある。
【0041】
また、この例にあっては、前記一対の挟持板10、10の外側にそれぞれ、当該挟持板10の外面に内面を向き合わせた当該挟持板10と同じ幅を備えた板状をなす掛合腕11が設けてある。
【0042】
具体的には、かかる掛合腕11は、その一端を前記挟持板10の長さ方向ほぼ中程の位置に一体に連接させており、この連接位置を中心に当該挟持板10に近付く向きに弾性的に撓め込まさせることができるように構成されている。また、かかる掛合腕11は、その先端を前記挟持板10の自由端10aの上方に位置させる長さに形成されていると共に、外面部に掛合突部11aをそれぞれ備えている。
【0043】
そして、この例にあっては、かかる一対の掛合腕11、11の掛合突部11aの頂端11b間の間隔が前記被取付対象物200に開設された取付穴201の穴幅よりも大きくなるように構成されている。
【0044】
この結果、この例にあっては、前記受け入れ板部102を一対の挟持板10、10間にはめ入れて取付対象物100の差込部101にクリップC1を取り付けた後、この差込部101を被取付対象物200の取付穴201に差し込むことにより、前記掛合腕11の掛合突部11aを当該取付穴201の差し込み手前側にある穴縁部に突き当てさせて当該掛合腕11を一旦内向きに弾性的に撓め込ませた後、この差込部101の当該取付穴201への差し込み終了位置で当該掛合腕11を弾発させて当該掛合腕11を差し込み先側にある前記取付穴201の穴縁部に前記掛合突部11aを掛合させることができ、これによりクリップC1を介して被取付対象物200に取付対象物100をワンタッチで取り付けることができる。
【0045】
なお、この例にあっては、前記掛合腕11の外面側には、この掛合腕11における前記挟持板10との連接側から前記掛合突部11aの頂端11bに向けて次第に外方に広がり出すように傾斜した傾斜面11cが形成してあり、前記差込部101の取付穴201への差し込みに伴って当該取付穴201の差し込み手前側にある穴縁部に当該傾斜面11cを突き当てさせてスムースに前記掛合腕11を内向きに撓み込まさせることができるようにしてある。
【0046】
また、かかる掛合突部11aと掛合腕11の先端間には、前記取付穴201の穴内面に前記差込終了位置で押し当てられる前記差し込み方向に沿った係当面11dが形成してある。
【0047】
そして、この例にあっては、この係当面11dの側において前記取付穴201の差し込み先側にある穴縁部に前記掛合腕11の掛合突部11aが掛合される構成としてある。
【0048】
また、この例にあっては、前記差込部101を構成する受け入れ板部102を受け入れた一対の挟持板10、10が、被取付対象物200の取付穴201から当該差込部101を抜き出させる向きの力が加わえられた際に当該取付穴201の穴縁部に押圧されて内向きに撓み込まされる掛合腕11に外側から自由端10a側を押圧される構成としてある。(図3)
【0049】
具体的には、この例にあっては、前記掛合腕11の掛合突部11aが、前記係当面11dの側において当該掛合突部11aの頂端11bから当該係当面11dの側に向けて次第に内方に向けて傾斜する傾斜面11eを備えており、かかる掛合突部11aを前記取付穴201の差し込み先側の穴縁部に掛合させた取付対象物100と被取付対象物200との取り付け状態から所用の力で取付対象物100側を被取付対象物200と分離する向きに引っ張った場合、この傾斜面11eを差し込み先側にある取付穴201の穴縁部に押し当てて再び掛合腕11を内向きに次第に撓み込ませ、掛合突部11aの掛合を解いて当該掛合突部11aを取付穴201内に入り込ませ、クリップC1の取り付けられた差込部101を取付穴201から再び抜き出すことができるようにしてある。
【0050】
それと共に、この差込部101の抜き出し操作に伴って内向きに撓め込まされた前記掛合腕11の自由端10a側の内面部に形成された隆起部11fが、前記挟持板10の自由端10a側の外面部に押し当たり、当該隆起部11fによって一対の挟持板10、10を互いに近づけさせる向きに押圧するようにしてある。
【0051】
この結果、この例にあっては、クリップC1を介して一旦取り付け合わせた前記取付対象物100と被取付対象物200とを前記取付穴201から前記差込部101を抜き出させる大きさの力で当該取付対象物100側を引っ張って分離させるに際して、クリップC1を被取付対象物200の側、つまり取付穴201に残させずに、差込部101を構成する受け入れ板部102にはめ着いた状態で当該差込部101と一緒に当該取付穴201から抜き出させることができ、当該取付対象物100の再度の被取付対象物200への取り付けなどに支障を生じさせない。
【0052】
また、この例にあっては、クリップC1に、取付対象物100の差込部101を構成する受け入れ板部102の一対の挟持板10、10間への受け入れに伴って当該差込部101に設けた被掛合部104に掛合される掛合部12が備えられている。
【0053】
この例にあっては、かかるクリップC1の掛合部12が、前記取付対象物100の差込部101を構成する一対の側板103、103の向き合った側壁103aに形成された被掛合部104となる突部104aに、当該一対の挟持板10、10間への受け入れ板部102の受け入れに伴って一旦突き当てられた後弾性変形して当該突部104aを乗り越え当該乗り越え位置で弾発して当該突部104aに掛合される弾性突部12aとしてある。
【0054】
具体的には、この例にあっては、クリップC1における一対の挟持板10、10の板厚方向にある端面10eであって、当該挟持板10の長さ方向にある両端面10eにそれぞれ、当該挟持板10の長さ方向に亘って間隔を開けて複数の弾性突部12a、12a…が設けてある。そして、かかる挟持板10の一方の端面10eに設けられた複数の弾性突部12a、12a…の先端が位置される仮想面と、かかる挟持板10の他方の端面10eに設けられた複数の弾性突部12a、12a…の先端が位置される仮想面との間の間隔が、前記一対の側板103、103の向き合った側壁103a間の間隔よりもやや大きくなるように構成してあり、この複数の弾性突部12aを側壁103aに押し当て弾性変形させながら前記一対の挟持板10、10間に前記受け入れ板部102が入れ込まれるようにしてある。
【0055】
それと共に、この例にあっては、前記一対の挟持板10、10間に前記連接部10bの内面に先端を突き当てさせる位置まで前記受け入れ板部102を入れ込ませることに伴って、この挟持板10の最も自由端10a側にある弾性突部12aに一旦突き当たった後、この突き当たりにより当該弾性突部12aを変形させながら当該弾性突部12aを乗り越えて当該弾性突部12aの下方に入り込み当該弾性突部12aに掛合される隆起部状をなす突部104aが、前記一対の側板103、103における前記受け入れ板部102を挟んだ両側位置にそれぞれ設けられている。
【0056】
この結果、この例にあっては、クリップC1を介して一旦取り付け合わせた前記取付対象物100と被取付対象物200とを前記取付穴201から前記差込部101を抜き出させる大きさの力で当該取付対象物100側を引っ張って分離させるに際して、クリップC1側に設けられた前記弾性突部12aと差込部101側に設けられた突部104aとの掛合によっても、かかるクリップC1を被取付対象物200の側、つまり取付穴201に残させずに、差込部101を構成する受け入れ板部102にはめ着いた状態で当該差込部101と一緒に当該取付穴201から抜き出させるようにすることができる。
【0057】
なお、この例にあっては、かかる複数の弾性突部12a、12a…がそれぞれ、前記挟持板10の自由端10a側に向けられた側面を、当該弾性突部12aの先端に向かうに連れて次第に当該自由端10aから離れる向きに傾斜させており、この傾斜した側面を利用して前記差込部101を構成する一対の側板103、103間に当該側板の先端側から当該弾性突部12aを弾性変形させながらクリップC1を入れ込みやすいようにしてある。
【0058】
なお、前記挟持板10の内面側に設けられた複数の突起10c、10c…がさらに弾性を備えているように構成してあっても良い。
【0059】
この場合には、かかる突起10cの弾発力を、前記一対の挟持板10、10の間に入れ込まれた前記受け入れ板部102にさらに作用させることができ、受け入れ板部102とクリップC1とのはめ付け状態を一層向上させることができる。
【0060】
(第二の実施の形態)
次いで、図5および図6に示されるクリップC2について説明する。
【0061】
かかるクリップC2は、取付対象物100に設けられる差込部101を構成する当該差込部101の差し込み方向に長い受け入れ板部102を間に受け入れる一対の挟持板10、10と、この一対の挟持板20、20の外側にそれぞれ設けられた掛合腕21とを備えている。
【0062】
かかる挟持板20は、前記受け入れ板部102の受け入れ側(以下、挟持板20の自由端20a側という。)と反対の側(以下、挟持板20の基部側という。)において、連接部20bをもって他方の挟持板20と一体に連接されている。そして、この例では、この連接部20bの内面に前記受け入れ板部102の先端が突き当てられる位置まで、前記一対の挟持板20、20間に当該受け入れ板部102を入れ込ませることができる構成としてある。
【0063】
また、この例にあっては、かかる受け入れ板部102が、当該受け入れ板部102の板面にほぼ直交する向きに側壁103aを配させる一対の側板103、103間に亘るように設けられており、この受け入れ板部102と一対の側板103、103とによって前記差込部101が形成されている。具体的には、かかる側板103も前記差込部101の差し込み方向に長くなるように構成されている。また、かかる側板103は前記受け入れ板部102より長く構成されており、当該側板103の先端は受け入れ板部102の先端よりも差し込み前方側に突き出されている。また、かかる受け入れ板部102は、側板103の幅方向ほぼ中程の位置に沿って設けられており、一対の側板103、103間の空間を当該受け入れ板部102によって左右に区分するように構成されている。
【0064】
また、この例にあっては、前記一対の挟持板20、20の互いに向き合う側(以下、挟持板20の内面側という。)にそれぞれ、前記取付穴201への差し込み方向に亘って多段状をなすように、受け入れられた取付対象物100の受け入れ板部102に先端を圧接させる複数の突起20c、20c…が設けてある。
【0065】
具体的には、この例にあっては、かかる複数の突起20c、20c…はそれぞれ、前記挟持板20の内面側に設けられた当該挟持板20の幅方向に亙るリブ状体として構成されている。また、各突起20c、20c…の間にはそれぞれ間隔が形成されている。そして、この例にあっては、一方の挟持板20に形成された各突起20c、20c…の先端が位置される仮想面と、他方の挟持板20に形成された各突起20c、20c…の先端が位置される仮想面との間の間隔が、かかる一対の挟持板20、20間に入れ込まれる前記受け入れ板部102の板厚よりもやや狭くなるように構成されていると共に、かかる一対の挟持板20、20がそれぞれ前記基部をおおむね中心として他方の挟持板20から離れ出す向きの弾性変形を可能とする構成としてある。
【0066】
この結果、この例にあっては、前記一対の挟持板20、20間にその自由端20a側から前記受け入れ板部102を入れ込ませることにより、このように入れ込まれる受け入れ板部102の板面に当該一対の挟持板20、20にそれぞれ設けられた複数の突起20c、20c…をそれぞれ圧接させるように当該一対の挟持板20、20を外向きに弾性的に広がり出させながら、かかる一対の挟持板20、20により当該受け入れ板部102を挟み付けさせることができ、この挟み付けによりクリップC2を当該受け入れ板部102にはめ付けることができる。
【0067】
また、かかる複数の突起20c、20c…は、前記取付穴201への差込部101の差し込み方向、すなわち、前記受け入れ板部102の突き出し方向に亘って多段状をなすように設けてあることから、当該受け入れ板部102の両面側から当該受け入れ板部102の突き出し方向に亙る複数箇所で前記挟持板20の弾発力により前記突起20cを当該受け入れ板部102に圧接させることができ、かかる一対の挟持板20、20間への当該受け入れ板部102のはめ付け状態を安定的に維持させることができる。
【0068】
また、前記受け入れ板部102に対して前記複数の突起20c、20c…の先端をもって点的に前記挟持板20の弾発力を作用させることから、かかる受け入れ板部102の板面に若干の凹凸がある場合であっても、前記一対の挟持板20、20により適切に当該受け入れ板部102を挟み付けることができる。
【0069】
また、この例にあっては、前記一対の挟持板20、20の外側にそれぞれ、当該挟持板20の外面に内面を向き合わせた当該挟持板20と同じ幅を備えた板状をなす掛合腕21が設けてある。
【0070】
具体的には、かかる掛合腕21は、その一端を前記挟持板20の連接部20bに近い位置に一体に連接させており、この連接位置を中心に当該挟持板20に近付く向きに弾性的に撓め込まさせることができるように構成されている。また、この例にあっては、かかる掛合腕21は、その先端を前記挟持板20の自由端20aの下方に位置させる長さに形成されていると共に、外面部に掛合突部21aをそれぞれ備えている。
【0071】
そして、この例にあっては、かかる一対の掛合腕21、21の掛合突部21aの頂端21b間の間隔が前記被取付対象物200に開設された取付穴201の穴幅よりも大きくなるように構成されている。
【0072】
この結果、この例にあっては、前記受け入れ板部102を一対の挟持板20、20間にはめ入れて取付対象物100の差込部101にクリップC2を取り付けた後、この差込部101を被取付対象物200の取付穴201に差し込むことにより、前記掛合腕21の掛合突部21aを当該取付穴201の差し込み手前側にある穴縁部に突き当てさせて当該掛合腕21を一旦内向きに弾性的に撓め込ませた後、この差込部101の当該取付穴201への差し込み終了位置で当該掛合腕21を弾発させて当該掛合腕21を差し込み先側にある前記取付穴201の穴縁部に前記掛合突部21aを掛合させることができ、これによりクリップC2を介して被取付対象物200に取付対象物100をワンタッチで取り付けることができる。
【0073】
なお、この例にあっては、前記掛合腕21の外面側には、この掛合腕21における前記挟持板20との連接側から前記掛合突部21aの頂端21bに向けて次第に外方に広がり出すように傾斜した傾斜面21cが形成してあり、前記差込部101の取付穴201への差し込みに伴って当該取付穴201の差し込み手前側にある穴縁部に当該傾斜面21cを突き当てさせてスムースに前記掛合腕21を内向きに撓み込まさせることができるようにしてある。
【0074】
また、かかる掛合突部21aと掛合腕21の先端間には、前記取付穴201の穴内面に前記差込終了位置で押し当てられる前記差し込み方向に沿った係当面21dが形成してある。
【0075】
そして、この例にあっては、この係当面21dの側において前記取付穴201の差し込み先側にある穴縁部に前記掛合腕21の掛合突部21aが掛合される構成としてある。
【0076】
また、この例にあっては、クリップC2に、取付対象物100の差込部101を構成する受け入れ板部102の一対の挟持板20、20間への受け入れに伴って当該差込部101に設けた被掛合部105に掛合される掛合部22が備えられている。
【0077】
この例にあっては、かかるクリップC2の掛合部22を、前記取付対象物100の差込部101を構成する受け入れ板部102の両面側に形成された被掛合部105となる突部105aに、当該一対の挟持板20、20間への受け入れ板部102の受け入れに伴って掛合される当該挟持板20に設けられた前記複数の突起20c、20c…の一つとしてある。
【0078】
具体的には、この例にあっては、前記受け入れ板部102に形成した被掛合部105となる突部105aに対し、前記一対の挟持板20、20に設けられた複数の突起20c、20c…のうちの当該挟持板20の自由端20a側から数えて二番目にある突起20cが、この一対の挟持板20、20間への当該受け入れ板部102の受け入れに伴って突き当って当該一対の挟持板20、20を外向きに広がり出させると共に、この一対の挟持板20、20の広がり出しにより当該突部を乗り越えて当該乗り越え位置での当該一対の挟持板20、20の弾み戻しにより当該突部に掛合される構成としてある。
【0079】
この結果、この例にあっては、クリップC2を介して一旦取り付け合わせた前記取付対象物100と被取付対象物200とを前記取付穴201から前記差込部101を抜き出させる大きさの力で当該取付対象物100側を引っ張って分離させるに際して、クリップC2側に設けられた前記掛合部22を構成する突起20cと差込部101側に設けられた突部105aとの掛合によって、かかるクリップC2を被取付対象物200の側、つまり取付穴201に残させずに、差込部101を構成する受け入れ板部102にはめ着いた状態で当該差込部101と一緒に当該取付穴201から抜き出させるようにすることができる。
【0080】
なお、前記挟持板20の内面側に設けられた複数の突起20c、20c…がさらに弾性を備えているように構成してあっても良い。
【0081】
この場合には、かかる突起20cの弾発力を、前記一対の挟持板20、20の間に入れ込まれた前記受け入れ板部102にさらに作用させることができ、受け入れ板部102とクリップC2とのはめ付け状態を一層向上させることができる。
【0082】
また、この例にあっては、前記取付対象物100の差込部101の突き出し基部側に設けられた一対の阻止壁107a、107a間に、被取付対象物200の取付穴201から当該差込部101を抜き出させる向きの力が加わった際に突き当てられて外向きの広がり出しを阻止されるように、前記差込部101を構成する受け入れ板部102を受け入れた一対の挟持板20、20の自由端20aが位置される構成としてある。
【0083】
より具体的には、この例にあっては、前記取付対象物100の差込部101を構成する受け入れ板部102の両側にそれぞれ、この受け入れ板部102の板面に向き合った阻止壁107aを備えた阻止突部107が前記一対の側板103、103に基部間に亘るように形成されている。それと共に、かかる受け入れ板部102を間に受け入れた一対の挟持板20、20の自由端20aの外側部間の間隔が当該一対の阻止壁107a、107a間の間隔よりもやや小さく、この一対の挟持板20、20間にある連接部20bの内面に当該受け入れ板部102の先端が突き当てられる当該受け入れ板部102の入れ込み終了位置において、かかる一対の挟持板20、20がそれぞれその自由端20aを前記阻止突部107a、107aの内側に位置させる構成としてある。
【0084】
この結果、この例にあっては、クリップC2を介して一旦取り付け合わせた前記取付対象物100と被取付対象物200とを前記取付穴201から前記差込部101を抜き出させる大きさの力で当該取付対象物100側を引っ張って分離させるに際して、この抜き出し方向に移動される受け入れ板部102により外向きに撓み出される力を受ける前記一対の挟持板20、20の当該外向きの広がり出しを、当該挟持板20の自由端20aを前記阻止壁107aに押し当てることによって阻止することができ、これにより、かかるクリップC2を被取付対象物200の側、つまり取付穴201に残させずに、差込部101を構成する受け入れ板部102にはめ着いた状態で当該差込部101と一緒に当該取付穴201から抜き出させるようにすることができる。
【0085】
(第三の実施の形態)
次いで、図7ないし図9に示されるクリップC3について説明する。
【0086】
かかるクリップC3は、取付対象物100に設けられる差込部101を構成する当該差込部101の差し込み方向に長い受け入れ板部102を間に受け入れる一対の挟持板30、30と、この一対の挟持板30、30の外側にそれぞれ設けられた掛合腕31とを備えている。
【0087】
かかる挟持板30は、前記受け入れ板部102の受け入れ側(以下、挟持板30の自由端30a側という。)と反対の側(以下、挟持板30の基部側という。
)において、連接部30bをもって他方の挟持板30と一体に連接されている。
そして、この例では、この連接部30bの内面に前記受け入れ板部102の先端が突き当てられる位置まで、前記一対の挟持板30、30間に当該受け入れ板部102を入れ込ませることができる構成としてある。
【0088】
また、この例にあっては、かかる受け入れ板部102が、当該受け入れ板部102の板面にほぼ直交する向きに側壁103aを配させる一対の側板103、103間に亘るように設けられており、この受け入れ板部102と一対の側板103、103とによって前記差込部101が形成されている。具体的には、かかる側板103も前記差込部101の差し込み方向に長くなるように構成されている。また、かかる側板103は前記受け入れ板部102より長く構成されており、当該側板103の先端は受け入れ板部102の先端よりも差し込み前方側に突き出されている。また、かかる受け入れ板部102は、側板103の幅方向ほぼ中程の位置に沿って設けられており、一対の側板103、103間の空間を当該受け入れ板部102によって左右に区分するように構成されている。
【0089】
また、この例にあっては、前記一対の挟持板30、30の互いに向き合う側(以下、挟持板30の内面側という。)にそれぞれ、前記取付穴201への差し込み方向に亘って多段状をなすように、受け入れられた取付対象物100の受け入れ板部102に先端を圧接させる複数の突起30c、30c…が設けてある。
【0090】
具体的には、この例にあっては、かかる複数の突起30c、30c…はそれぞれ、前記挟持板30の内面側に設けられた当該挟持板30の幅方向に亙るリブ状体として構成されている。また、各突起30c、30c…の間にはそれぞれ間隔が形成されている。そして、この例にあっては、一方の挟持板30に形成された各突起30c、30c…の先端が位置される仮想面と、他方の挟持板30に形成された各突起30c、30c…の先端が位置される仮想面との間の間隔が、かかる一対の挟持板30、30間に入れ込まれる前記受け入れ板部102の板厚よりもやや狭くなるように構成されていると共に、かかる一対の挟持板30、30がそれぞれ前記基部側をおおむね中心として他方の挟持板30から離れ出す向きの弾性変形を可能とする構成としてある。
【0091】
この結果、この例にあっては、前記一対の挟持板30、30間にその自由端30a側から前記受け入れ板部102を入れ込ませることにより、このように入れ込まれる受け入れ板部102の板面に当該一対の挟持板30、30にそれぞれ設けられた複数の突起30c、30c…をそれぞれ圧接させるように当該一対の挟持板30、30を外向きに弾性的に広がり出させながら、かかる一対の挟持板30、30により当該受け入れ板部102を挟み付けさせることができ、この挟み付けによりクリップC3を当該受け入れ板部102にはめ付け入ることができる。
【0092】
また、かかる複数の突起30c、30c…は、前記取付穴201への差込部101の差し込み方向、すなわち、前記受け入れ板部102の突き出し方向に亘って多段状をなすように設けてあることから、当該受け入れ板部102の両面側から当該受け入れ板部102の突き出し方向に亙る複数箇所で前記挟持板30の弾発力により前記突起を当該受け入れ板部102に圧接させることができ、かかる一対の挟持板30、30間への当該受け入れ板部102のはめ付け状態を安定的に維持させることができる。
【0093】
また、前記受け入れ板部102に対して前記複数の突起30c、30c…の先端をもって点的に前記挟持板30の弾発力を作用させることから、かかる受け入れ板部102の板面に若干の凹凸がある場合であっても、前記一対の挟持板30、30により適切に当該受け入れ板部102を挟み付けることができる。
【0094】
また、前記挟持板30に設けられる複数の突起30c、30c…はそれぞれ、前記自由端30a側に向けられた上側面を、当該突起30cの根本側から先端側に向けて次第に前記基部に近付く向きに傾斜させた構成とされており、この上側面の傾斜により各突起30c、30c…を前記受け入れ板部102の先端が乗り越え易いようにしてある。
【0095】
また、この例にあっては、前記一対の挟持板30、30の外側にそれぞれ、当該挟持板30と同じ幅を備え、当該挟持板30の板面と同じ向きに板面を配した板状をなす掛合腕31が設けてある。
【0096】
具体的には、かかる掛合腕31は、その一端を前記挟持板30の自由端30aに近い位置に一体に連接させており、この連接位置を中心に当該挟持板30に近付く向きに弾性的に撓め込まさせることができるように構成されている。また、この例にあっては、かかる掛合腕31は、その先端を前記挟持板30の自由端30aの上方に位置させる長さに形成されていると共に、外面部に掛合突部31aをそれぞれ備えている。
【0097】
そして、この例にあっては、かかる一対の掛合腕31、31の掛合突部31aの頂端31b間の間隔が前記被取付対象物200に開設された取付穴201の穴幅よりも大きくなるように構成されている。
【0098】
この結果、この例にあっては、前記受け入れ板部102を一対の挟持板30、30間にはめ入れて取付対象物100の差込部101にクリップC3を取り付けた後、この差込部101を被取付対象物200の取付穴201に差し込むことにより、前記掛合腕31の掛合突部31aを当該取付穴201の差し込み手前側にある穴縁部に突き当てさせて当該掛合腕31を一旦内向きに弾性的に撓め込ませた後、この差込部101の当該取付穴201への差し込み終了位置で当該掛合腕31を弾発させて当該掛合腕31を差し込み先側にある前記取付穴201の穴縁部に前記掛合突部31aを掛合させることができ、これによりクリップC3を介して被取付対象物200に取付対象物100をワンタッチで取り付けることができる。
【0099】
なお、この例にあっては、前記掛合腕31の外面側には、この掛合腕31における前記挟持板30との連接側から前記掛合突部31aの頂端31bに向けて次第に外方に広がり出すように傾斜した傾斜面31cが形成してあり、前記差込部101の取付穴201への差し込みに伴って当該取付穴201の差し込み手前側にある穴縁部に当該傾斜面31cを突き当てさせてスムースに前記掛合腕31を内向きに撓み込まさせることができるようにしてある。
【0100】
また、かかる掛合突部31aと掛合腕31の先端間には、前記取付穴201の穴内面に前記差込終了位置で押し当てられる前記差し込み方向に沿った係当面31dが形成してある。
【0101】
そして、この例にあっては、この係当面31dの側において前記取付穴201の差し込み先側にある穴縁部に前記掛合腕31の掛合突部31aが掛合される構成としてある。
【0102】
また、この例にあっては、クリップC3に、取付対象物100の差込部101を構成する受け入れ板部102の一対の挟持板30、30間への受け入れに伴って当該差込部101に設けた被掛合部106に掛合される掛合部32が備えられている。
【0103】
この例にあっては、かかるクリップC3の掛合部32を、前記受け入れ板部102の受け入れに伴って当該受け入れ板部102の側面に突き当てられて一旦一対の挟持板30、30を外向きに広がり出させると共に、当該一対の挟持板30、30の弾み戻しにより前記受け入れ板部102に形成した被掛合部106となる穴106aに入り込んで掛合される突起32aとしている。
【0104】
具体的には、この例にあっては、前記一対の挟持板30、30の自由端30a側の内面部にそれぞれ、前記突起32aを備えている。この例にあっては、かかる突起32aは、前記挟持板30に設けられている前記複数の突起30c、30c…よりも挟持板30からの突き出し寸法を大きくするように構成されている。また、この例にあっては、かかる一対の挟持板30、30の一方に設けられた突起32aと他方に設けられた突起32aとがその突き出し先端32b面を向き合わせないように、一方の挟持板30への当該突起32aの形成位置と他方の挟持板30への当該突起32aの形成位置とがクリップC3を当該挟持板30の自由端30a側から平面視した状態で隣り合うように構成してある。(図9)
【0105】
そしてこの例にあっては、前記受け入れ板部102に前記被掛合部106となる穴106aが透設されていると共に、この穴106aに対し、前記一対の挟持板30、30にそれぞれ設けられた前記掛合部32となる突起32aが、この一対の挟持板30、30間への当該受け入れ板部102の受け入れに伴って当該受け入れ板部102の先端にそれぞれ突き当って当該一対の挟持板30、30を外向きに広がり出させると共に、この掛合部32となる突起32aが前記穴106aに入り込む当該受け入れ板部102の受け入れ位置での当該一対の挟持板30、30の弾み戻しにより当該穴106aに入り込んでそれぞれ掛合される構成としてある。
【0106】
この結果、この例にあっては、クリップC3を介して一旦取り付け合わせた前記取付対象物100と被取付対象物200とを前記取付穴201から前記差込部101を抜き出させる大きさの力で当該取付対象物100側を引っ張って分離させるに際して、クリップC3側に設けられた前記掛合部32を構成する突起32aと差込部101側に設けられた穴106aとの掛合によって、かかるクリップC3を被取付対象物200の側、つまり取付穴201に残させずに、差込部101を構成する受け入れ板部102にはめ着いた状態で当該差込部101と一緒に当該取付穴201から抜き出させるようにすることができる。
【0107】
また、この例にあっては、前記掛合部32を構成する一対の挟持板30、30にそれぞれ設けられた突起32aが、前記のようにクリップC3を平面視した状態で隣り合うように形成されていることから、クリップC3を側面視した状態では一方の挟持板30に形成された突起32aの突き出し先端面32bと他方の挟持板30に形成された突起32aの突き出し先端面32bとがほぼ同面をなすようにした状態で、当該クリップC3をプラスチック材料を用いて射出成形などによってにより支障無く形成することができ、前記穴106aに対する当該突起32aの掛合面積を十分に確保させることができる。
【0108】
なお、前記挟持板30の内面側に設けられた複数の突起30c、30c…がさらに弾性を備えているように構成してあっても良い。
【0109】
この場合には、かかる突起30cの弾発力を、前記一対の挟持板30、30の間に入れ込まれた前記受け入れ板部102にさらに作用させることができ、受け入れ板部102とクリップC3とのはめ付け状態を一層向上させることができる。
【0110】
(第四の実施の形態)
次いで、図10ないし図15に示されるクリップC4について説明する。
【0111】
かかるクリップC4は、取付対象物100に設けられる差込部101を構成する当該差込部101の差し込み方向に長い受け入れ板部102を間に受け入れる一対の挟持板40、40と、この一対の挟持板40、40の外側にそれぞれ設けられた掛合腕41とを備えている。
【0112】
かかる挟持板40は、前記受け入れ板部102の受け入れ側(以下、挟持板40の自由端40a側という。)と反対の側(以下、挟持板40の基部側という。)において、連接部40bをもって他方の挟持板40と一体に連接されている。そして、この例では、この連接部40bの内面に前記受け入れ板部102の先端が突き当てられる位置まで、前記一対の挟持板40、40間に当該受け入れ板部102を入れ込ませることができる構成としてある。
【0113】
また、この例にあっては、かかる受け入れ板部102が、当該受け入れ板部102の板面にほぼ直交する向きに側壁103aを配させる一対の側板103、103間に亘るように設けられており、この受け入れ板部102と一対の側板103、103とによって前記差込部101が形成されている。具体的には、かかる側板103も前記差込部101の差し込み方向に長くなるように構成されている。また、かかる側板103は前記受け入れ板部102より長く構成されており、当該側板103の先端は受け入れ板部102の先端よりも差し込み前方側に突き出されている。また、かかる受け入れ板部102は、側板103の幅方向ほぼ中程の位置に沿って設けられており、一対の側板103、103間の空間を当該受け入れ板部102によって左右に区分するように構成されている。
【0114】
また、この例にあっては、前記一対の挟持板40、40の互いに向き合う側(以下、挟持板40の内面側という。)にそれぞれ、前記取付穴201への差し込み方向に亘って多段状をなすように、受け入れられた取付対象物100の受け入れ板部102に先端を圧接させる複数の突起40c、40c…が設けてある。
【0115】
具体的には、この例にあっては、かかる複数の突起40c、40c…はそれぞれ、前記挟持板40の内面側に設けられた当該挟持板40の幅方向に亙るリブ状体として構成されている。また、各突起40c、40c…の間にはそれぞれ間隔が形成されている。そして、この例にあっては、一方の挟持板40に形成された各突起40c、40c…の先端が位置される仮想面と、他方の挟持板40に形成された各突起40c、40c…の先端が位置される仮想面との間の間隔が、かかる一対の挟持板40、40間に入れ込まれる前記受け入れ板部102の板厚よりもやや狭くなるように構成されていると共に、かかる一対の挟持板40、40がそれぞれ前記基部をおおむね中心として他方の挟持板40から離れ出す向きの弾性変形を可能とする構成としてある。
【0116】
この結果、この例にあっては、前記一対の挟持板40、40間にその自由端40a側から前記受け入れ板部102を入れ込ませることにより、このように入れ込まれる受け入れ板部102の板面に当該一対の挟持板40、40にそれぞれ設けられた複数の突起40c、40c…をそれぞれ圧接させるように当該一対の挟持板40、40を外向きに弾性的に広がり出させながら、かかる一対の挟持板40、40により当該受け入れ板部102を挟み付けさせることができ、この挟み付けによりクリップC4を当該受け入れ板部102にはめ付け入ることができる。
【0117】
また、かかる複数の突起40c、40c…は、前記取付穴201への差込部101の差し込み方向、すなわち、前記受け入れ板部102の突き出し方向に亘って多段状をなすように設けてあることから、当該受け入れ板部102の両面側から当該受け入れ板部102の突き出し方向に亙る複数箇所で前記挟持板40の弾発力により前記突起40cを当該受け入れ板部102に圧接させることができ、かかる一対の挟持板40、40間への当該受け入れ板部102のはめ付け状態を安定的に維持させることができる。
【0118】
また、前記受け入れ板部102に対し前記複数の突起40c、40c…の先端をもって点的に前記挟持板40の弾発力を作用させることから、かかる受け入れ板部102の板面に若干の凹凸がある場合であっても、前記一対の挟持板40、40により適切に当該受け入れ板部102を挟み付けることができる。
【0119】
なお、この例にあっては、前記一対の挟持板40、40の内面側であって、その自由端40aからこの自由端40aに最も近い位置にある前記突起40cまでの箇所に、当該自由端40aに向かうに連れて次第に他方の挟持板40の内面から離れ出す向きに傾斜した傾斜面40dが形成してあり、かかる一対の挟持板40、40間への当該自由端40a側からの前記受け入れ板部102の入れ込みを当該傾斜面40dによって当該受け入れ板部102の先端を案内してスムースに行えるようにしてある。
【0120】
また、この例にあっては、前記一対の挟持板40、40の外側にそれぞれ、当該挟持板40の外面に内面を向き合わせた当該挟持板40の約半分の幅を備えた板状をなす掛合腕41が設けてある。また、一対の挟持板40、40の一方に設けられた掛合腕41は当該一方の挟持板40の長さ方向にある一方の側縁にその長さ方向にある一方の側縁41aを沿わせ、かつ、当該一対の挟持板40、40の他方に設けられた掛合腕41は当該他方の挟持板40の長さ方向にある他方の側縁にその長さ方向にある一方の側縁41aを沿わせるように設けられている。すなわち、この例にあっては、クリップC4を挟持板40の自由端40a側から平面視した状態において、一方の挟持板40側の掛合腕41と他方の挟持板40側の掛合腕41とがクリップC4の中心部(連接部40bの中央)を基準とした点対称位置に配されるように構成されている。(図13)
【0121】
具体的には、かかる掛合腕41は、その一端を前記挟持板40の連接部40bに近い位置に一体に連接させており、この連接位置を中心に当該挟持板40に近付く向きに弾性的に撓め込まさせることができるように構成されている。また、この例にあっては、かかる掛合腕41は、その先端を前記挟持板40の自由端40aの下方に位置させる長さに形成されていると共に、外面部に掛合突部41bをそれぞれ備えている。
【0122】
そして、この例にあっては、かかる一対の掛合腕41、41の掛合突部41bの頂端41c間の間隔が前記被取付対象物200に開設された取付穴201の穴幅よりも大きくなるように構成されている。
【0123】
この結果、この例にあっては、前記受け入れ板部102を一対の挟持板40、40間にはめ入れて取付対象物100の差込部101にクリップC4を取り付けた後、この差込部101を被取付対象物200の取付穴201に差し込むことにより、前記掛合腕41の掛合突部41bを当該取付穴201の差し込み手前側にある穴縁部に突き当てさせて当該掛合腕41を一旦内向きに弾性的に撓め込ませた後、この差込部101の当該取付穴201への差し込み終了位置で当該掛合腕41を弾発させて当該掛合腕41を差し込み先側にある前記取付穴201の穴縁部に前記掛合突部41bを掛合させることができ、これによりクリップC4を介して被取付対象物200に取付対象物100をワンタッチで取り付けることができる。
【0124】
なお、この例にあっては、前記掛合腕41の外面側には、この掛合腕41における前記挟持板40との連接側から前記掛合突部41bの頂端41cに向けて次第に外方に広がり出すように傾斜した傾斜面41dが形成してあり、前記差込部101の取付穴201への差し込みに伴って当該取付穴201の差し込み手前側にある穴縁部に当該傾斜面41dを突き当てさせてスムースに前記掛合腕41を内向きに撓み込まさせることができるようにしてある。
【0125】
また、かかる掛合突部41bと掛合腕41の先端間には、前記取付穴201の穴内面に前記差込終了位置で押し当てられる前記差し込み方向に沿った係当面41eが形成してある。
【0126】
そして、この例にあっては、この係当面41eの側において前記取付穴201の差し込み先側にある穴縁部に前記掛合腕41の掛合突部41bが掛合される構成としてある。
【0127】
なお、前記挟持板40の内面側に設けられた複数の突起40c、40c…がさらに弾性を備えているように構成してあっても良い。
【0128】
この場合には、かかる突起40cの弾発力を、前記一対の挟持板40、40の間に入れ込まれた前記受け入れ板部102にさらに作用させることができ、受け入れ板部102とクリップC4とのはめ付け状態を一層向上させることができる。
【0129】
また、この例にあっては、前記取付対象物100の差込部101の突き出し基部側に設けられた一対の阻止壁108a、108a間に、被取付対象物200の取付穴201から当該差込部101を抜き出させる向きの力が加わった際に突き当てられて外向きの広がり出しを阻止されるように、前記差込部101を構成する受け入れ板部102を受け入れた一対の挟持板40、40の自由端40aが位置される構成としてある。
【0130】
より具体的には、この例にあっては、前記取付対象物100の差込部101を構成する受け入れ板部102の両側にそれぞれ、この受け入れ板部102の板面に向き合った阻止壁108aを備えた阻止突部108が前記一対の側板103、103に基部間に亘るように形成されている。それと共に、かかる受け入れ板部102を間に受け入れた一対の挟持板40、40の自由端40aの外側部間の間隔が当該一対の阻止壁108a、108a間の間隔よりもやや小さく、この一対の挟持板40、40間にある連接部40bの内面に当該受け入れ板部102の先端が突き当てられる当該受け入れ板部102の入れ込み終了位置において、かかる一対の挟持板40、40がそれぞれその自由端40aを前記阻止突部108の内側に位置させる構成としてある。
【0131】
この結果、この例にあっては、クリップC4を介して一旦取り付け合わせた前記取付対象物100と被取付対象物200とを前記取付穴201から前記差込部101を抜き出させる大きさの力で当該取付対象物100側を引っ張って分離させるに際して、この抜き出し方向に移動される受け入れ板部102により外向きに撓み出される力を受ける前記一対の挟持板40、40の当該外向きの広がり出しを、当該挟持板40の自由端40aを前記阻止壁108aに押し当てることによって阻止することができ、これにより、かかるクリップC4を被取付対象物200の側、つまり取付穴201に残させずに、差込部101を構成する受け入れ板部102にはめ着いた状態で当該差込部101と一緒に当該取付穴201から抜き出させるようにすることができる。
【0132】
なお、この例にあっては、取付対象物100の差込部101の取付穴201への差し込み終了位置において、当該差込部101を構成する前記阻止突部108も当該取付穴201内に入り込む構成としてある。
【0133】
それと共に、この例にあっては、クリップC4を挟持板40の自由端40a側から平面視した状態において、一対の挟持板40、40の一方に設けられた掛合腕41と他方に設けられた掛合腕41とは点対称位置に配されていることから、前記取付穴201に入り込む箇所にある阻止突部108に当該掛合腕41の先端側の移動を許容する切欠部108bが設けられていると共に、この切欠部108bも一方の阻止突部108側と他方の阻止突部108側とでその形成位置を異ならせるようにしてある。
【0134】
【発明の効果】
この発明にかかるクリップによれば、取付対象物に設けられた差込部を構成する受け入れ板部に対し、一対の挟持板の互いに向き合う側にそれぞれ多段状をなすように設けた複数の突起により当該差込部の差し入れ方向に亙る各所において当該受け入れ板部の板面に凹凸などがある場合であっても適切に挟持力を作用させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施の形態にかかるクリップC1と差込部101とを分離して示した斜視図
【図2】クリップC1による取付対象物100と被取付対象物200との組み付け状態を示す側面図
【図3】図2の状態から取付穴201より差込部101を抜き出させる向きに取付対象物100側を引っ張った状態を示す側面図
【図4】図2の状態を図2と90度異なる位置から見た側面図(なお、本図においては便宜上、差込部101の側板103に押し当てられて弾性変形されるクリップC1の弾性突部12aを弾性変形を生じていない状態で示している。)
【図5】第二の実施の形態にかかるクリップC2と差込部101とを分離して示した斜視図
【図6】クリップC2による取付対象物100と被取付対象物200との組み付け状態を示す側面図
【図7】第三の実施の形態にかかるクリップC3と差込部101とを分離して示した斜視図
【図8】クリップC3による取付対象物100と被取付対象物200との組み付け状態を示す側面図
【図9】クリップC3の平面図
【図10】第四の実施の形態にかかるクリップC4による取付対象物100と被取付対象物200との組み付け状態を示す側面図
【図11】図10の状態を図10と90度異なる位置から見た側面図
【図12】第四の実施の形態にかかるクリップC4と差込部101とを分離して示した側面図
【図13】クリップC4の平面図
【図14】クリップC4の底面図
【図15】図12におけるA−A線断面図
【図16】従来例を示す斜視図
【図17】従来例の使用状態を示す側面図
【図18】従来例の平面図
【符号の説明】
100 取付対象物
101 差込部
102 受け入れ板部
200 被取付対象物
C1、C2、C3、C4 クリップ
10、20、30、40 挟持板
11、21、31、41 掛合腕
10c、20c、30c、40c 突起
Claims (4)
- 被取付対象物に開設された取付穴に差し込まれる取付対象物の差込部を構成する受け入れ板部を外向きに弾性的に広がり出しながら間に受け入れて当該受け入れ板部にはめ付けられる一対の挟持板と、
この一対の挟持板の外側にそれぞれ備えられると共に、当該取付対象物の差込部の前記被取付対象物の取付穴への差し込みに伴って内向きに一旦弾性的に撓め込まされた後、当該取付穴への差し込み終了位置で弾発して当該取付穴に掛合される掛合腕とを備えるクリップであって、
前記一対の挟持板の互いに向き合う側にそれぞれ、前記取付穴への差し込み方向に亘って多段状をなすように、受け入れられた前記受け入れ板部に先端を圧接させる複数の突起が設けてあると共に、
取付対象物の差込部を構成する受け入れ板部の一対の挟持板間への受け入れに伴って当該差込部に設けた被掛合部に掛合される掛合部を備えており、
この掛合部が、受け入れ板部の受け入れに伴って当該受け入れ板部の側面に突き当てられて一旦一対の挟持板を外向きに広がり出させると共に、当該一対の挟持板の弾み戻しにより前記受け入れ板部に形成した被掛合部となる穴に入り込んで掛合される突起としてあると共に、
一対の挟持板の一方に設けられた突起と他方に設けられた突起とがその突き出し先端を向き合わせないようになっていることを特徴とするクリップ。 - 挟持板に設けられた突起が弾性を備えていることを特徴とする請求項1記載のクリップ。
- 差込部を構成する受け入れ板部を受け入れた一対の挟持板が、被取付対象物の取付穴から当該差込部を抜き出させる向きの力が加わえられた際に当該取付穴の穴縁部に押圧されて内向きに撓み込まされる掛合腕に外側から自由端側を押圧される構成としてあることを特徴とする請求項1記載のクリップ。
- 取付対象物の差込部の突き出し基部側に設けられた一対の阻止壁間に、被取付対象物の取付穴から当該差込部を抜き出させる向きの力が加わった際に突き当てられて外向きの広がり出しを阻止されるように、前記差込部を構成する受け入れ板部を受け入れた一対の挟持板の自由端が位置される構成としてあることを特徴とする請求項1記載のクリップ。
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