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JP4655316B2 - ラベル発行装置 - Google Patents

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JP4655316B2
JP4655316B2 JP22585099A JP22585099A JP4655316B2 JP 4655316 B2 JP4655316 B2 JP 4655316B2 JP 22585099 A JP22585099 A JP 22585099A JP 22585099 A JP22585099 A JP 22585099A JP 4655316 B2 JP4655316 B2 JP 4655316B2
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thermal head
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JP22585099A
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義信 西村
宏昭 小池
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Teraoka Seiko Co Ltd
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Teraoka Seiko Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
    • B41J3/4075Tape printers; Label printers

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  • Labeling Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、物品を貼付するラベルを発行するラベル発行装置に関し、特に台紙付きの用紙を用いる必要がなく、ラベルの接着面を加熱、加圧、あるいは加湿等を行うことにより接着力を活性化させる台紙レスラベル発行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のラベル発行装置では、物品に貼付したラベルが剥がれてしまうことがないようにすることのみを重視したために、その接着力は単に最大になるようになっており、また、ラベルの貼付面全体が接着力を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、ホテルのクローク等で預かった荷物に預かり番号等の印字を行ったラベルを貼って管理しようとしても、このラベルが不要となったとき容易に剥がすことができず、不便であるという課題があった。
また、小売店でビニール包装のない商品に値付けラベルを貼った場合には、このラベルを剥がすことによって商品の説明書き等必要な印刷部分が消えてしまう場合があり、お客が商品を使用するときに支障を来す、という課題もあった。
そこで、ラベルを容易に剥がせるよう接着力を調整するために、接着力活性化のレベル(例えば、加熱式の場合では加熱温度等)を変えることが考えられるが、この方法では接着力の有無の境界の幅が狭く、しかも周囲温度や湿度等の環境にも影響されるので事実上困難であった。
【0004】
本発明はこのような背景の下になされたもので、必要な接着力を有しながら剥離が容易で、剥がすとき商品を傷めることの少ないラベルを発行することができるラベル発行装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、所定の作用を加えることにより接着力が活性化する接着層が設けられたラベルに対し、活性化手段によって前記作用を加えて接着力を活性化させてラベルを発行するラベル発行装置において、
前記活性化するための密度データを設定する密度データ設定手段と、
前記活性化手段は前記密度データ設定手段で設定された密度データに基づいて接着層を活性化する制御を行う密度制御手段と、
を備えることを特徴とするラベル発行装置を提供する。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載のラベル発行装置において、前記接着層が加熱されると活性化する感熱性とし、前記活性化手段は薄膜あるいは厚膜からなる多数の発熱素子にラベルを圧接移動させ、前記接着層の任意の位置を加熱することを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のラベル発行装置において、
少なくとも品名、単価および前記密度データを商品データとして商品毎に設定できる商品ファイルを備え、商品が指定されると前記商品ファイルから該当する商品データを読み出して印字と接着層の活性化を行うことを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載のラベル発行装置において、 所定のキー毎に密度データを設定しておき、操作されたキーに応じた密度データに基づいて接着層の活性化を行うことを特徴とする。
【0009】
また請求項5に記載の発明は、加熱されると接着力が活性化する接着層が設けられたラベルに対し、多数の発熱素子からなる加熱手段により接着力を活性化させてラベルを発行するラベル発行装置において、
ラベルを貼付する物品のエリアを定める貼付エリアデータを設定するエリア設定手段と、
該エリア設定手段で設定された貼付エリアデータに基づいて接着層を活性化するように加熱手段を制御するエリア制御手段と
を備えることを特徴とするラベル発行装置を提供する。
【0010】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のラベル発行装置において、
少なくとも品名、単価および前記エリアデータを商品データとして商品毎に設定できる商品ファイルを備え、商品が指定されると前記商品ファイルから該当する商品データを読み出して印字と接着層の活性化を行うことを特徴とする。
【0011】
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載のラベル発行装置において、
所定のキー毎にエリアデータを設定しておき、操作されたキーに応じたエリアデータに基づいて接着層の活性化を行うことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
<構成>
(1)印字機構
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態によるラベル発行装置における印字機構部1の構成を示す図である。この印字機構部1は、用紙ロール2から引き出された用紙3の印字面3aに印字をする印字部4と、用紙3を目的の長さに切断するカッター5と、用紙の感熱型粘着面3bを加熱する粘着力活性部6とを備え、印字と粘着力の活性化がなされる。
【0013】
用紙ロール2は、用紙3がロール状に巻かれて蓄えられたものであり、芯部分が軸となって回転し、図示のように用紙3が印字部4等の側へ引き出されるようになっている。この用紙3は、表面の印字面3aに加熱によって発色する感熱記録層が設けられ、裏面の感熱型粘着面3bに加熱によって粘着性が活性化する感熱粘着層(熱活性化型の接着層)が設けられた帯状の用紙であり、感熱型粘着面3bが外側となるように巻かれて前記用紙ロール2を形成している。
【0014】
なお、用紙3は、印字面3aが外側となるように巻いて用紙ロール2を形成するものとしてもよいが、その場合には後述する印字部4、粘着力活性部6のサーマルヘッド4a、6aがそれぞれ印字面3a、感熱型粘着面3bに当接するように構成要素の上下配置関係を図1とは逆にする必要がある。
【0015】
印字部4は、印字面3a側に設けられた第1サーマルヘッド4a及び感熱型粘着面3b側に設けられた第1プラテンローラ4bによって構成されている。ここで、第1サーマルヘッド4aは、感熱記録層を発色させるために所定の温度で印字面3aを加熱するための密に配列された多数の発熱素子によって構成され、第1プラテンローラ4bは、図示せぬステッピングモータにより回転駆動される印字用のプラテンローラとなっており、それぞれ後述する制御部によって制御される。
【0016】
用紙ロール2から引き出された用紙3は、これら第1サーマルヘッド4aと第1プラテンローラ4bとの間に挟み込まれ、第1プラテンローラ4bの回転駆動により搬送されながら第1サーマルヘッド4aにより印字面3aへの加熱印字がなされるようになっている。
また、第1プラテンローラ4bは、逆転することによって用紙3を引き戻し、第1サーマルヘッド4aに対する印字面3aの位置決めをするものでもあり、これによって所望の印字領域に正確な印字をすることができるようになっている。
【0017】
カッター5は、図示せぬ所定のカッター駆動部によって位置変位し、用紙3をカットする。このカッター5の駆動も後述の制御部によって制御され、発行すべきラベルの長さ分を用紙3から切断する。
【0018】
粘着力活性部6は、感熱型粘着面3b側に設けられた第2サーマルヘッド6aと、印字面3a側に設けられた第2プラテンローラ6bと、用紙3の引き出し搬送方向(以下「用紙搬送方向」という。)の下流側端部が第2プラテンローラ6bと近接対向して設けられたガイド6cと、用紙搬送方向下流側の末端に設けられた2本のローラからなるラベル受け6dとによって構成されている。
【0019】
ここで、第2サーマルヘッド6aは、図1中に符号6aHで示す位置に、約0.1mm四方の薄膜からなる薄膜発熱素子が用紙搬送方向に対して垂直な直線状に多数列設され、後述の制御部による高密度な加熱制御が可能なものとなっている。列設されているそれらの発熱素子は、第2プラテンローラ6bに向けて付勢され、用紙3の幅全体に亘って当接可能となっている。
【0020】
なお、この第2サーマルヘッド6aは、いわゆる縦型サーマルヘッドであり、印字用に安価に市販されているものを利用して構成することができる。また、第2サーマルヘッド6a付近には感熱型粘着面3bを検知するセンサ(図示略)が設けられており、これによって第2サーマルヘッド6aに対する感熱型粘着面3bの当接位置が検出されるようになっている。
【0021】
第2プラテンローラ6bは、図示せぬステッピングモータによって回転駆動されるものとなっており、用紙3の先端が粘着力活性部6に到達した時からこれを搬送する。この第2プラテンローラ6bは、印字用のプラテンローラ(上記第1プラテンローラ4b)同様、外周表面が凹凸の無いゴム等の弾性部材で覆われており、その回転軸が上記第2サーマルヘッド6aの付勢されている発熱素子列と平行に保たれ、用紙3の幅方向全体に亘って各発熱素子を均等に圧接できるようになっている。
図示の印字機構部1では、このように第2プラテンローラ6bを用紙3の押圧と搬送に兼用することによって装置構成の小型化を図っている。
【0022】
ガイド6cは、用紙搬送方向の上流側部分が図示のように湾曲し、印字部4を経て供給される用紙3を第2サーマルヘッド6aと第2プラテンローラ6bとの間に案内する。また、第2プラテンローラ6bと近接対向した下流側端部によって用紙3を強く挟み込み、これを確実に搬送できるようにしている。
【0023】
ラベル受け6dは、第2プラテンローラ6bによって搬送され、第2サーマルヘッド6aと第2プラテンローラ6bとの間を通過し、カッター5によってカットされた用紙、すなわち、発行されるラベルが乗ることになる受けローラである。このラベル受け6d上の所定位置まで用紙3が搬送されると、第2プラテンローラ6bの回転駆動は停止し、発行すべきラベル等がカットされてオペレータに差し出される。
なお、ラベル受け6d付近には用紙を検知するセンサ(図示略)が設けられており、これによってカットされたラベル等がラベル受け6d上から取り除かれたか否かが検出されるようになっている。
【0024】
粘着力活性部6は、このような構成により、用紙3を搬送しながら第2サーマルヘッド6aの各発熱素子への通電を行い、感熱型粘着面3bを加熱する。この場合、第2プラテンローラ6bを回転駆動するステッピングモータの各駆動ステップ間では、用紙3の搬送を停止させ、発行しようとするラベルに応じて所定の発熱素子のみによる感熱型粘着面3bの加熱を行う(詳細は後述)。
【0025】
また、この加熱処理においては、感熱粘着層を活性化させる高い温度を得るために、感熱記録層を加熱する温度によって感熱型粘着面3bの同位置を複数回加熱する。
或いは、かかる高い温度での加熱処理は、単位長さ当たりの加熱時間を長くすることでも可能である。これにより、粘着力活性部6は、感熱型粘着面3bに対する高密度なドット加熱制御を精確に行うことが可能なものとなっている。
【0026】
なお、第2サーマルヘッド6aの発熱素子と感熱型粘着面3bとの接触面は用紙搬送方向が非常に短く、縦型サーマルヘッドである第2サーマルヘッド6a自体も用紙搬送方向の寸法が非常に小さい。このため、発熱素子によって加熱された感熱型粘着面3bの部分は、加熱後に瞬時に活性化され、下流側へ移動することになるので、活性化された接着剤は通常第2サーマルヘッド6aに付着しない。希に僅かに付着することがあっても、後に続く感熱型粘着面3bの非活性部によって擦られて取り除かれる。
従って、粘着力活性部6での用紙3の搬送は、常に滑らかに行うことができる。そして、感熱粘着層への加熱効率が高いので、発熱量が少なくて済み、印字面3a側の感熱記録層を活性化させてしまう虞れは少ない。
【0027】
(2)制御部
次に、本ラベル発行装置における制御部について説明する。図2は、制御部の構成を示すブロック図である。上記印字機構部1の各構成要素はこの制御部によって制御される。
図2において、10は本制御部による制御処理を統括するCPUであり、所定のバスやリード線等を介してROM11、RAM12、操作部13、表示部14、時計15及びインターフェース16と接続されている。ROM11は、印字機構部1の動作制御手順等を規定した制御プログラムが格納された記憶手段であり、装置が起動されると同時にCPU10によって同制御プログラムがロードされる。
【0028】
RAM12は、印字データ及び印字機構部1の各種制御データ等を記憶する記憶手段である。ここで、RAM12が記憶する印字データとしては、例えば手荷物等の預かり物の場合、手荷物の預かり番号、手荷物の預かりを受け付ける担当者名、店名(手荷物を預かる施設名)及び各種メッセージ等のデータがある。
また、制御データとしては、手荷物の種類(分類ないし対応ラベルの形態等)、印字機構部1の各動作における用紙3のフィード量及び感熱型粘着面3bの加熱パターン(第2サーマルヘッド6aの発熱素子への通電パターン)等のデータがある。
【0029】
これら担当者名等の印字データは施設の実情に応じて、フィード量や加熱パターン等の制御データは預かりを受け付ける各手荷物の種類に応じて、それぞれ後述する操作部13の操作によって適宜設定されて記憶される。
但し、手荷物の預かり番号のデータについては、預かる手荷物に付与される番号が重複しないように、CPU10が適宜設定、更新してRAM12に格納する。
【0030】
操作部13は、オペレータによる上記印字データ及び制御データの設定入力やそれらの設定したデータの選択指示等を受け付ける入力手段であり、表示部14は、データの設定ないし選択等のメニュー画面や設定されているデータに基づく画面等を表示する表示手段である。これらの操作部13と表示部14は、一体となって液晶タッチパネルになっており、その表示面で前記各画像を表示すると共に、それを参照してオペレータが触れた表示面上の位置を検出することによって前記設定入力等の受付を行う。
【0031】
すなわち、メニュー画面から設定モードにした場合では、上記印字データと制御データのそれぞれが項目表示され、オペレータが設定しようとする項目を選択してその表示欄に触れると、それに応じた検出信号が操作部13からCPU10へ供給されてCPU10が表示部14を制御し、当該項目のデータ設定モードに入る。
例えば、上記担当者名の項目が選択されると、表示部14が文字入力用の画面に切り替えられる。そして、オペレータは当該施設で手荷物の預かりを受け付ける担当者の氏名を入力し、CPU10がその担当者名データに担当者番号データを付してRAM12に書き込み、設定登録をする。
【0032】
なお、ここにいう担当者番号データは、各担当者名データに対応して付される各担当者固有の番号を示すもので、CPU10が順次インクリメントして自動的に割り当てるものとしてもよいが、オペレータが入力して適宜設定するものとしてもよい。
また、店名、各種メッセージ等、他の印字データ項目が選択された場合にも表示部14は文字入力用の画面に切り替えられ、オペレータが当該施設の実情ないし所望のメッセージ表示形態等に応じた入力を行って各項目のデータをRAM12に設定登録する。
【0033】
一方、手荷物の種類の項目が選択されると、表示部14が手荷物の種類名を入力する画面(予めROM11またはRAM12に用意した種類名からの選択画面や文字入力用画面等)に切り替えられる。
そして、オペレータが設定しようとする種類名を入力すると、当該種類の手荷物に対する用紙3のフィード量及び感熱型粘着面3bの加熱パターン等の制御データを入力するモードに移る。この場合、オペレータは、当該種類の手荷物に対して取り付けるラベルとして適したフィード量と加熱パターンを入力する。
【0034】
例えば、預かり物として封書を受け付ける場合のように、短いラベルを取り付けるタイプで、しかも、ラベルの接着力を弱くしたいタイプの手荷物に対してラベルを印字発行する場合には、手荷物の種類として“封書”を入力すると共に、短いフィード量と接着力が弱い加熱パターンを入力する。
また、預かり物としてダンボール箱を受け付ける場合のように、短いラベルを取り付けるタイプで、しかも、ラベルを剥がす際に表面が損傷しにくいタイプの手荷物に対してラベルを印字発行する場合には、手荷物の種類として“ダンボール”を入力すると共に、短いフィード量と接着力が中程度の加熱パターンを入力する。
【0035】
一方、預かり物として取っ手付きのバッグやハンガーに掛けて保管するコートを受け付ける場合のように、取っ手やハンガーに通してループ状にラベルを装着できるタイプの手荷物に対してラベルを印字発行する場合には、手荷物の種類として“ループ用”を入力すると共に、長いフィード量と接着力が強い加熱パターンを入力する。ここで、入力するフィード量については、所定の長さ単位で適宜指定入力することとしたり、予めROM11またはRAM12に短い“小フィード量”や長い“大フィード量”等を種々用意しておいてそれらのうちから選択入力することとしてもよい。
例えば、上記“封書”、“ダンボール”または“ループ用”を設定入力するような場合については、“封書”または“ダンボール”に対しては“小フィード量”を、“ループ用”に対しては“大フィード量”をそれぞれ設定する。
【0036】
また、入力する加熱パターンについては、第2サーマルヘッド6aによる感熱型粘着面3bのドット加熱パターンを予めROM11またはRAM12に種々のパターンを用意しておき、それらのうちから選択入力することとすればよい。
例えば、上記“封書”、“ダンボール”または“ループ用”を設定入力するような場合に対しては、活性化される感熱粘着層の接着剤による接着力が弱い粗めの低密度加熱パターン、中程度の中間密度加熱パターン及び強い密な高密度加熱パターン等をそれぞれ用意しておき、これらのうちから各手荷物に応じた接着力を生じさせるものを選択入力することにする。
【0037】
かかる加熱パターンの一例を図3に示す。この図において、各黒色部分は感熱型粘着面3bに対する被加熱部分を表し、(a)、(b)、(c)がそれぞれ上記“封書”への貼付用、“ダンボール”への貼付用、“ループ用”への装着用として設定する低密度、中密度、高密度の加熱パターンを示す。これらは、封書、ダンボール、ループ用の順で接着力が増加するものとなっている。
【0038】
図示のように、これらの加熱パターンでは、感熱粘着層を活性化させようとするエリア内で被加熱部分を細分化し、その1つ1つの面積を変える、つまり、被加熱部分の密度を変えることによって全体の接着力を変化させることとしている。更に、この例では、単に加熱密度を変えるというだけではなく、1つ1つの被加熱部分の面積を変えることにより、接着力の変化の度合いをより大きくしている。
【0039】
但し、加熱密度のみを変えても接着力は変化するので、扱う手荷物によっては図3のようにはせず、単に加熱密度を変えることによって接着力を調整することとしてもよい。
なお、本ラベル発行装置では、感熱型粘着面3bの加熱をサーマルヘッド(第2サーマルヘッド6a)によって行うこととしているので、このような種々の加熱パターンでの加熱処理を容易に、かつ精確に行うことができる。
【0040】
CPU10は、入力された以上のような手荷物の種類、それに応じたフィード量及び加熱パターンをRAM12の所定領域に書き込み、それらのデータの設定登録をする。RAM12には、このようにして設定された印字データと制御データが予め記憶され、使用時のラベル発行動作におけるCPU10の処理に供されることになる(後述)。
なお、上述したメニュー画面からのデータ設定手順や表示画面データ等は、ROM11の上記制御プログラムや操作部13及び表示部14である上記液晶タッチパネルのハードウェア構成等によって予め規定されている。
【0041】
一方、図2の時計15は時刻を計時する手段であり、現在の年、月、日、時及び分を日付データとしてCPU10へ供給する。
【0042】
インターフェース16は、CPU10等とサーマルヘッド駆動部17、18、カッター駆動部19、センサ20、21、ステッピングモータ22及び23との間を接続し、各部に適した信号授受形態によるデータの入出力を行うインタフェースである。サーマルヘッド駆動部17、18は、それぞれ上記第1サーマルヘッド4a、第2サーマルヘッド6aを駆動する駆動回路であり、インターフェース16を介してCPU10から加熱パターンの指示信号を受け、それに従って各サーマルヘッドの各発熱素子へ通電電流を供給する。カッター駆動部19は、上記カッター5を駆動する駆動回路であり、インターフェース16を介してCPU10から用紙カットの指示信号を受け、それに従ってカッター5の位置変位動作を作動させる。
【0043】
センサ20は、第2サーマルヘッド6a付近に設けられた上述のセンサであり、第2サーマルヘッド6aに対する感熱型粘着面3bの当接位置に応じた検出信号を出力し、これがCPU10へ供給されて同当接位置が識別される。センサ21は、上記ラベル受け6d付近に設けられた上述のセンサであり、ラベル受け6d上の用紙(ラベル)の有無に応じた検出信号を出力し、これがCPU10へ供給されてラベル等がラベル受け6d上から取り除かれたか否かが識別判断される。
【0044】
ステッピングモータ22、23は、それぞれ上記プラテンローラ4b、6bを回転駆動する上述のステッピングモータであり、CPU10からの制御信号によって回転が制御される。
【0045】
<一実施形態の動作>
つぎに、上述の印字機構部1と制御部とを具備し、品物の管理を行うラベル発行装置の一実施形態の動作について、ホテルのクローク等において預けられる手荷物の判別管理の使用態様を例にとって説明する。
まず、オペレータの入力指示によって上記液晶タッチパネルの表示が使用時画面に切り替わると、RAM12に設定されている印字データや制御データ等に基づく表示がなされる。ここで、上述した例のような印字データと制御データがRAM12に設定されているとすると、図4に示すような画面が液晶タッチパネルに表示される。
【0046】
図4において、“担当者名:○×○×”と“担当者番号”及び“001”の欄は、現在選択されている担当者の氏名と番号を表示している。手荷物の預かりを受け付けようとするオペレータは、この表示が自己の氏名及び番号でない場合には当該自己の氏名及び番号を選択して表示させるようにする。
この選択の手法としては、例えば、“担当者番号”の欄にオペレータが触れる度に操作部13がこれを検出し、CPU10が“担当者名:○×○×”、“担当者番号”及び“001”の表示をRAM12に登録されている他の担当者に順次切り替えることとし、これによってオペレータが表示を自己のものに合わせるようにする。
【0047】
また、“預かり番号”の欄には、CPU10によってRAM12に現在設定されている番号が表示され、この番号がこれから預かる手荷物に対して付与する番号となる。“日付”の欄には、時計15から供給される日付データに基づく日付時刻が表示され、“店名”の欄には、RAM12に設定されている当該施設の名称が表示される。
なお、“メニュー”の欄は、上記メニュー画面に戻る指示入力を受け付けるメニューキーである。
【0048】
一方、“封書”、“ダンボール”及び“ループ用”の欄は、設定されている手荷物の種類を表示しており、これらは手荷物に応じてラベルを発行する際の選択キーとなる。
すなわち、短いラベルを弱い接着力で貼付する封書のような手荷物にラベルを印字発行する場合に押下するキーとして“封書”キーが表示され、短いラベルを中程度の接着力で貼付するダンボールのような手荷物にラベルを印字発行する場合に押下するキーとして“ダンボール”キーが表示され、取っ手やハンガーに通してループ状にラベルを装着するバッグやコートのような手荷物にラベルを印字発行する場合に押下するキーとして“ループ用”キーが表示される。
【0049】
そして、顧客から手荷物を預かるオペレータ(預かり担当者)は、これらのキーを操作することにより、当該手荷物に適したラベルを発行して手荷物の判別管理を行う。その操作に対する本ラベル発行装置の一実施形態の動作フロー図を図5に示す。
本ラベル発行装置においては、まず、上記封書キーが押下されたか否かがCPU10によって判断される(ステップS1)。
このとき、顧客から差し出された手荷物が封書や封書等で上記“封書”の部類に属する物であったとすると、オペレータ(担当者)は封書キーを押下し、これによってステップS1での判断結果が“YES”となってステップS2へ進む。
【0050】
ステップS2では、ラベルに印字すべき印字データを印字機構部1において用紙3の印字面3aに印字する。具体的には、CPU10がRAM12から現在設定されている預かり番号、現在選択されている担当者名及びメッセージ等の印字データを読み出すと共に、時計15から現在の日付データを読み込み、それらに基づいてサーマルヘッド駆動部17への加熱パターンの指示信号とステッピングモータ22への回転駆動の制御信号を供給する。
これにより、第1サーマルヘッド4a及び第1プラテンローラ4bが作動して印字処理がなされ、当該手荷物に対する預かり番号、当該手荷物を扱った担当者名及び当該手荷物が預けれられた日付時刻が所定の表記形態で用紙3に印字される。
【0051】
続いて、感熱型粘着面3bの感熱粘着層に対する低密度加熱を行う(ステップS3)。
CPU10は、ステッピングモータ22及び23へ制御信号を供給して第1及び第2プラテンローラ4b及び6bを駆動し、センサ20からの検出信号を参照して用紙3先端部分の感熱型粘着面3bを第2サーマルヘッド6aに対して位置決めする。そして、手荷物の種類“封書”に対する加熱パターンとしてRAM12に設定されている上記低密度の加熱パターンを読み出し、それに基づいてサーマルヘッド駆動部18へ指示信号を供給して第2サーマルヘッド6aを駆動すると共に、ステッピングモータ23へ制御信号を供給して第2プラテンローラ6bを駆動する。
これにより、用紙3の先端部分は搬送されつつ感熱粘着層を加熱され、図3の(a)に示したような1つの1つの被加熱部分の面積が小さい低密度加熱を施される。
【0052】
次に、短いラベルを発行すべく用紙3の小さいフィードを行い、そのカット位置をカッター5によるカット位置に合わせる(ステップS4)。
すなわち、CPU10が手荷物の種類“封書”に対するフィード量としてRAM12に設定されている上記“小フィード量”のデータを読み出し、それに基づいてステッピングモータ22及び23へ制御信号を供給して第1及び第2プラテンローラ4b及び6bを駆動する。
これにより、“封書”に対して取り付けるラベルとして適した長さ分だけ用紙3がラベル受け6dの側へ送り出される。
【0053】
その後、CPU10が用紙カットの指示信号を出力し、これを受けたカッター駆動部19がカッター5を作動させて用紙3をカットする(ステップS5)。これにより、図6の(a)及び(b)に示すような封書貼付用のラベルがラベル受け6d上に発行される。
【0054】
ここで、図6の(a)は上記所定の印字がなされたラベルの表面を示し、(b)は同ラベルの裏面を示している。(a)中、“担当”、“年”、“月”及び“日”はRAM12に設定されている上述のメッセージに、“○×太郎”はRAM12に設定されて現在選択されている担当者名に、“57”はRAM12に現在設定されている預かり番号にそれぞれ相当する。また、“99”、“4”、“23”及び“10:16”は、時計15が示す印字時の日付と時刻、すなわち、ラベルの発行時刻を示すものである。
一方、(b)中の黒点はそれぞれ被加熱部分を示し、それらの部分のみの接着剤が活性化されて弱い接着力の貼付用部分を形成している。
【0055】
このように用紙3をカットしてラベルを発行した後は、CPU10がセンサ21からの検出信号によって当該ラベルがラベル受け6dから取り除かれたか否かを判断する(ステップS6)。センサ21からの検出信号は、当該ラベルがラベル受け6d上にある限りラベル有りを示すものとなるので、ステップS6での判断結果は“NO”となって同様の判断が繰り返され、CPU10は後続の処理への進行を待つ。
【0056】
そして、オペレータが当該ラベルをラベル受け6dから取り除くと、センサ21からの検出信号がラベル無しを示すものとなり、ステップS6での判断結果が“YES”となってステップS7へ進む。このとき、オペレータは、ラベル受け6dから取り除いた当該ラベルを上記顧客から差し出された封書等の手荷物に貼付する。
【0057】
ステップS7では、引換券に印字すべき印字データを印字機構部1において用紙3に印字する。具体的には、上記ステップS2同様にCPU10がRAM12から預かり番号、担当者名及びメッセージ等の印字データを読み出すと共に、時計15から日付データを読み込み、それらに基づいて第1サーマルヘッド4a及び第1プラテンローラ4bを作動させて当該手荷物の預かり番号、担当者名及び日付時刻等を所定の表記形態で用紙3に印字する。
【0058】
ここで、引換券は顧客に渡すものなので、ステップS7で印字するメッセージについては、顧客向けの引換券用メッセージとしてラベル用の上記メッセージとは別に設定登録しておく。そして、ステップS7ではその引換券用メッセージをRAM12から読み出すこととし、上記ラベルとは異なる顧客向けの表記形態で印字を行う。
また、日付時刻については、上述のようにステップS7での日付時刻としてもよいが、上記ステップS2での印字時をRAM12に一時格納しておき、それを読み出して印字することによって上記ラベルと引換券の発行時刻が確実に一致するようにしてもよい。
【0059】
次に、CPU10は、RAM12に設定されている預かり番号を“1”インクリメントして更新する(ステップS8)。また、引換券分の用紙3をラベル受け6d側へ送り出し、用紙カットの指示信号を出力してカッター5により用紙3をカットする(ステップS9)。これにより、図6の(c)に示すような引換券がラベル受け6d上に発行される。
【0060】
図6(c)の引換券において、“お預かり番号は”、“番です。”、“年”、“月”、“日”、“17時以降は、”、“日以降の引渡となります。”、“担当”、“ホテル ○×○×”及び“TEL 03−○×○×−○×○×”は、RAM12に設定されているメッセージに相当し、上記引換券用メッセージの一例を示している。また、“57”、“○×太郎”はそれぞれ上記同様の預かり番号、担当者名に相当し、“99”、“4”、“23”及び“10:16”は上記同様に発行時を示すものである。
一方、手荷物引渡の時間制限が印字された部分の“24”は、時計15からの日付データに応じてCPU10が適宜変更して(翌日等の日付にして)印字するものである。
【0061】
なお、引換券分の用紙3の送り出しは、上記ステップS7での印字部分を含む引換券分のフィード量をRAM12に設定しておき、それに応じた制御信号をCPU10がステッピングモータ22及び23へ供給して第1及び第2プラテンローラ4b及び6bを駆動することによって行う。
但し、引換券の大きさは顧客側の携帯性等を考慮して決定するものであり、手荷物の種類には直接関係がないので、初めからRAM12に適当なフィード量を設定しておいたり、ROM11に用意しておいたりして一律のフィード量だけ送り出しを行うこととすればよい。
【0062】
以上のようにして引換券を発行した後は、上記ステップS6同様、CPU10がセンサ21からの検出信号によって当該引換券がラベル受け6dから取り除かれたか否かを判断し(ステップS10)、当該引換券がラベル受け6d上にある限り判断結果を“NO”として次の処理の実行を待つ。そして、オペレータが当該引換券をラベル受け6dから取り除くと判断結果が“YES”となり、ステップS1へ戻る。
このとき、オペレータは、ラベル受け6dから取り除いた当該引換券を上記顧客に渡すと共に、上記ラベルを貼付した手荷物を預かり物として保管し、その顧客に対する一連の手荷物預かり受付業務を終了する。
【0063】
一方、顧客から差し出された手荷物がダンボール箱等で上記“ダンボール”の部類に属するものであった場合は、オペレータは上記液晶タッチパネルのダンボールキーを押下する。この場合、上記ステップS1での判断結果は“NO”となり、ステップS11進んでダンボールキーが押下されたか否かが判断され、ここでの判断結果が“YES”となってステップS12へ進む。ステップS12では上記ステップS2と同様にしてラベルに印字すべき印字データの印字を行い、その後ステップS13へ進む。
【0064】
ステップS13では、感熱型粘着面3bの感熱粘着層に対する中密度加熱を行う。この加熱処理もCPU10の制御の下で上記ステップS3同様に行われるが、加熱パターンとしては、手荷物の種類“ダンボール”に対するものとしてRAM12に設定されている上記中密度の加熱パターンを読み出し、それに基づいて第2サーマルヘッド6aの駆動を制御する。これにより、用紙3の先端部分は、図3の(b)に示したような1つの1つの被加熱部分の面積が中程度の大きさの中密度加熱を施される。
【0065】
次に、上記ステップS4同様に用紙3の小さいフィードを行い、“ダンボール”に取り付けるラベルとして適した長さ分だけ用紙3をラベル受け6d側へ送り出し、カット位置を合わせる(ステップS14)。
その後はステップS5へ進み、上記同様に用紙3がカットされてダンボール貼付用のラベルが発行される。これによって発行されるラベルは、図6の(a)及び(b)に示すものと同様となるが、(b)中の各被加熱部分が図3の(a)に対する(b)のように“封書”に対するラベルよりも大きい中程度の大きさとなり、先端部分に中程度の接着力の貼付用部分が形成される。
【0066】
以後、上記同様、当該ラベルがラベル受け6dから取り除かれたか否かが判断され(ステップS6)、オペレータがこれを取り除くと引換券の印字、預かり番号のインクリメント及び引換券分の用紙カットがなされる(ステップS7、S8、S9)。これにより、図6(c)同様の引換券が発行されてCPU10は待機状態となり(ステップS10)、オペレータが当該引換券を取り除くとステップS1へ戻る。
この間、オペレータは、当該ラベルを顧客から差し出されたダンボール箱等の手荷物に貼付し、当該引換券を顧客に渡すと共に手荷物を預かり物として保管し、一連の手荷物預かり受付業務を終了する。
【0067】
これに対し、顧客から差し出された手荷物が取っ手付きのバッグやハンガーにかけて保管すべきコート等、上記“ループ用”の部類に属するものであった場合は、オペレータは液晶タッチパネルのループ用キーを押下する。この場合、上記ステップS1、S11での判断結果が共に“NO”となってステップS15へと進み、ループ用キーが押下されたか否かが判断される。
そして、ここでの判断結果が“YES”となり、ステップS16へ進む。そしてステップS16でも上記ステップS2と同様にしてラベルに印字すべき印字データの印字を行い、その後ステップS17へ進む。
【0068】
ステップS17では、感熱型粘着面3bの感熱粘着層に対する高密度加熱を行う。この加熱処理もCPU10の制御の下で上記ステップS3同様に行われるが、加熱パターンとしては、手荷物の種類“ループ用”に対するものとしてRAM12に設定されている上記高密度の加熱パターンを読み出し、それに基づいて第2サーマルヘッド6aの駆動を制御する。これにより、用紙3の先端部分は、図3の(c)に示したような1つの1つの被加熱部分の面積が大きい高密度加熱を施される。
【0069】
ここで、この高密度加熱処理では、用紙3の先端から所定長の部分を加熱せずにそのまま送り出し、同所定長以降の部分を加熱することとする。また、その加熱をする部分についても用紙3の幅方向両端から所定長の縁部は加熱しないことにする。
CPU10は、このように第2サーマルヘッド6a及びプラテンローラ6bを制御し、これにより、用紙3の先端部分において、加熱領域の周囲に用紙3の各縁から所定幅以上の非加熱領域を形成する。
【0070】
次に、ラベルのループ部を形成すべく用紙3の大きいフィードを行う(ステップS18)。すなわち、CPU10が手荷物の種類“ループ用”に対するフィード量としてRAM12に設定されている上記“大フィード量”のデータを読み出し、それに基づいてステッピングモータ22及び23へ制御信号を供給して第1及び第2プラテンローラ4b及び6bを駆動する。
これにより、“ループ用”としてループ状に取り付けるラベルのループ部を形成するに適した長さ分だけ用紙3がラベル受け6dの側へ送り出される。
【0071】
続いて、その大きくフィードされた用紙3に対し、再度、感熱型粘着面3bの感熱粘着層に対する高密度加熱を行う(ステップS19)。ここでの高密度加熱処理は、用紙3における加熱位置がステップS18での大フィードによって変化していることを除けば上記ステップS17と同様である。
すなわち、CPU10が上記高密度加熱パターンを読み出して第2サーマルヘッド6aの駆動を制御し、大フィード後に第2サーマルヘッド6aと対向した用紙3の部分に図3(c)のような各被加熱部分の面積が大きい高密度加熱を施す。そしてこの場合も所定の縁部分は加熱しないこととし、加熱領域の周囲に所定の非加熱領域を形成する。
【0072】
但し、この場合の加熱領域はラベルの後端部分に位置することになるので(後述)、大フィード後に第2サーマルヘッド6aと対向した用紙位置から所定の加熱領域分の長さだけを加熱し、その後の上記同様の所定長の部分は加熱せずにそのまま送り出す。また、その加熱をする部分についても用紙3の幅方向両端から所定長の縁部は加熱しないことにする。これにより、用紙3のラベルとなる部分の後端部分において、高密度加熱領域の周囲に用紙3の各縁から所定幅以上の非加熱領域を形成する。
【0073】
その後はステップS5へ進み、上記同様にCPU10が用紙カットの指示信号を出力してカッター5により用紙3をカットする。これにより、図7の(a)及び(b)に示すようなループ装着用のラベルがラベル受け6d上に発行される。ここで、図7の(a)、(b)は、それぞれ同ラベルの表面、裏面を示している。図示のように、ループ装着用のラベルは、担当者名等の印字内容は上記図6(a)に示した封書貼付用やダンボール貼付用のラベルと共通であるが、上記大フィードによって形成されたループ部(2つの高密度加熱領域の間の部分)を有するため、封書貼付用ないしダンボール貼付用のラベルよりも長いものとなる。
【0074】
また、図7(b)中の斜線領域はそれぞれ上記加熱領域を示し、それらの領域内の感熱粘着層が図3(c)で示したように高密度で加熱されて強い接着力の貼付用部分を形成している。
これらの加熱領域は、図中上側が上記ステップS17で高密度加熱処理されたラベル先端部分の加熱領域、下側が上記ステップS19で高密度加熱処理されたラベル後端部分の加熱領域であり、それぞれの周囲には用紙の各縁から所定幅以上の非加熱領域が形成されている。
【0075】
このようにしてループ貼付用のラベルが発行され、以後、上記同様に当該ラベルがラベル受け6dから取り除かれたか否かが判断され(ステップS6)、オペレータがこれを取り除くと引換券の印字、預かり番号のインクリメント及び引換券分の用紙カットがなされる(ステップS7、S8、S9)。これにより、図7(c)の引換券が発行されてCPU10は待機状態となり(ステップS10)、オペレータが当該引換券を取り除くとステップS1へ戻る。
なお、図7(c)の引換券は、上記図6(c)の引換券と同様のものとなる(すなわち、引換券の大きさ及び表記形態はすべての手荷物に対して共通である。
)。
【0076】
そしてこの間、オペレータは、当該ラベルを顧客から差し出されたバッグやコート等の手荷物に装着し、当該引換券を顧客に渡すと共に手荷物を預かり物として保管し、一連の手荷物預かり受付業務を終了する。
ここで、ラベルの装着は、ラベルの一端を手荷物の環状部位(取っ手やハンガーの一部等)に通した後で、上記ステップS17とS19の加熱処理で接着剤が活性化された2つの加熱領域部分を合わせることによって行い、これにより、形成されるループ部が強固な接着力で確実に保持されるようにする。
また、接着力を有するラベルの先後端部分がそれぞれ各縁から所定幅以上の非加熱部分を有しているので、裏面同士が多少ずれても粘着部分は現れず、従って、オペレータはこのラベルを容易に取り扱うことができる。
【0077】
なお、“封書”キー、“ダンボール”キーまたは“ループ用”キーのいずれもが押下されない場合には、ステップS1、S11及びS15での判断結果がいずれも“NO”となり、ステップS20へ進む。ステップS20では、上述した各種データ設定等の種々の設定やメンテナンス等、必要に応じた他の処理を行い、ステップS1へ戻る。
【0078】
<他の実施形態の動作>
次に、本ラベル発行装置の他の実施形態として商品ラベルを発行する場合について説明する。印字機構および制御部の構成は、印字および接着力活性化の動作を行った後で、用紙をカットしてラベルを発行する点を除き、上述の一実施の形態と同じなので、説明を省略する。
図8は、この実施形態によるタッチパネルの商品指定画面の例を示す図である。オペレータがこのタッチパネル上の数字キーを次々にタッチすることによって商品の品番を入力した後“品番”キーにタッチして操作すると、入力した品番の商品データが予めROM11またはRAM12に記憶された商品ファイルから読み出されてタッチパネルに表示される。
【0079】
図9に、この商品ファイルのデータの構造を示す。すなわち、商品の品番“1234”、品名“○△□”、単価“950”とともに、商品ラベルを作成する用紙3の感熱型粘着面3bの感熱粘着層を加熱する貼付エリア“b”および、この貼付エリアの加熱密度パターン“c”等の設定データが記憶されている。
【0080】
ここで貼付エリア“b”は、図10(a)に示すように商品ラベル貼付面のいち全面を貼付エリアとする通常ラベル用か、図10(b)に示す商品ラベル貼付面のうち上下端のみを貼付エリアとする剥がし易いラベル用かを設定するデータのうち、図10(b)に示すラベルの上下端を貼付エリアとする剥がし易いラベルを指定している。また、加熱密度パターン“c”は、上記貼付エリアに対し、図3(a)ないし(c)に示す加熱パターンのうち、図3(c)の加熱パターンを指示している。
【0081】
図11は、本ラベル発行装置の他の実施形態による商品ラベル発行の動作を説明するフロー図である。
図8の商品指定画面をタッチパネルに表示している状態から、品番入力が行われたか否かがCPU10によって判断され(ステップS1)、品番入力“1234”が行われると商品ファイル(図9参照)から該当する商品データを読み出す。この読み出したデータに基づいて、品名“○△□”、値段“950”その他バーコード等をラベルに印字する(ステップ32)。
【0082】
つぎに、ステップ32で読み出した貼付エリアデータ(図9の品番“1234”の例では貼付エリア“b”が指定され、図10(b)に示すラベルの上下端だけが接着力を持つパターンの加熱データが選択され、この加熱密度データに基づいて対応する発熱素子を所定のタイミングで加熱し、ラベルに対して設定された接着力の活性化を行う(ステップ33)。
【0083】
このプロセスの詳細は、前述の一実施の形態において詳述したので省略する。
そして、カットして所定のラベルの発行を行い、保持ローラでラベルを保持する(ステップ34)。
そして、オペレータがラベルを商品に貼るためにラベルを取り除いたことを検知すると(ステップ35)、ステップ30に戻ってつぎのラベル発行に備える。
【0084】
以上、本発明の2つの実施形態の動作を図面を参照して詳述してきたが、本発明はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、以下のような場合も本発明に含まれる。
【0085】
a.密度や貼付エリアの設定は、予め設定記憶させておきキーの選択操作、あるいは識別コードの入力によって読み出すものであったが、これに限らずラベル発行の際にこれらのデータを入力するようにしてもよい。設定データの入力は操作部から直接入力するものに限定されず、通信手段を介して行ったり、フロッピーディスク等から読み出して行う等どのような方法であってもよい。
【0086】
b.接着力を活性化する密度や貼付エリアを調整する方法は、予め用意された複数のマスクパターンから1つを選択するようにしてもよい。また、加圧式活性化法では印字手段としてよく用いられるドットインパクト方式を適用してもよい。
【0087】
c.利用分野はホテルや小売店に限らず、宅配荷物を扱う店や工場内の生産管理等でも利用可能である。
【0088】
d.予め印字済のラベルを発行するものであってもよい。
【0089】
【発明の効果】
これまでに説明したように、この発明により下記のような効果を得ることができる。
請求項1によれば、活性化のレベルを変えるよりも接着力の調整が容易になる。
また、ラベルを剥がす必要がある場合には、活性化する密度を低くすれば、剥がれ易いので、物品をあまり傷めずに剥がすことが可能になる。
【0090】
請求項2によれば、発熱素子の活性化する部分をドット単位で容易に選択できるため、活性化する密度の変更を細かく、しかも容易に変更することができる。また、加熱効率が高く、装置を小型化することができる。
【0091】
請求項3によれば、商品を指定することによって印字データとともに密度データを読み出して設定された接着力にすることができるので、あとでラベルを剥がすことがありそうな商品に対してもラベル発行の作業性を悪化させないようにできる。
【0092】
請求項4によれば、操作するキーに応じた接着力とすることができるので、接着力の変更操作が容易にできる。
【0093】
また、この発明の請求項5によれば、ラベルを貼付する物品のエリアを設定できるため、あとでラベルを剥がすことがありそうな場合には、貼付エリアをせまく設定しておけば容易に剥がすことができるとともに、剥がすときの物品の損傷を小さくできる。
【0094】
請求項6によれば、あとでラベルを剥がすことがありそうな商品に対してもラベル発行の作業性を悪化させないようにできる。
【0095】
請求項7によれば、接着力の変更操作を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるラベル発行装置における印字機構部1の構成を示す図。
【図2】 同ラベル発行装置における制御部の構成を示すブロック図。
【図3】 同制御部のRAM12に設定する感熱型粘着面3bの加熱パターンの一例を示す図。
【図4】 同制御部の液晶タッチパネル(操作部13及び表示部14)の使用時画面の一例を示す図。
【図5】 本ラベル発行装置の一実施形態による預かりものタグ発行の動作フロー図。
【図6】 封書貼付用ないしダンボール貼付用の手荷物用タグ及び引換券の例を示す図。
【図7】 ループ装着用の手荷物用タグ及び引換券の例を示す図。
【図8】 商品指定画面の表示例を示す図。
【図9】 商品ファイルのデータ構成を示す図。
【図10】 商品ラベルの貼付エリアの設定例を示す図。
【図11】 本ラベル発行装置の他の実施形態による商品ラベル発行の動作フロー図。
【符号の説明】
1…ラベル発行機構部
3…用紙
4…印字部
5…カッター
6…粘着力活性部
6a…第2サーマルヘッド
6b…第2プラテンローラ
10…CPU
11…ROM
12…RAM
13…操作部
14…表示部
15…時計
16…インタフェース
17、18…サーマルヘッド駆動部
19…カッター駆動部
20、21…センサ
22、23…ステッピングモータ

Claims (4)

  1. 加熱されることにより接着力が活性化する接着層が設けられたラベルに対し、サーマルヘッドにより接着力を活性化させてラベルを発行するラベル発行装置において、
    前記接着力を持たせたいエリアを前記サーマルヘッドのドット単位に細分化して活性化する箇所1つ1つの面積を変える密度データを設定する密度データ設定手段と、
    前記密度データ設定手段で設定された密度データに基づいて前記サーマルヘッドを制御し、前記接着層を活性化する制御を行う密度制御手段と、
    を備えることを特徴とするラベル発行装置。
  2. 前記サーマルヘッドは薄膜あるいは厚膜からなる多数の発熱素子を備え、当該発熱素子にラベルを圧接移動させ、前記接着層の任意の位置を加熱することを特徴とする請求項1に記載のラベル発行装置。
  3. 少なくとも品名、単価および前記密度データ設定手段が設定した前記密度データを商品データとして商品毎に記憶する商品ファイルを備え、
    商品が指定されると前記商品ファイルから該当する商品データを読み出し、当該商品データに基づいて印字と接着層の活性化を行うことを特徴とする請求項1または2に記載のラベル発行装置。
  4. 所定のキー毎に密度データを設定しておき、操作されたキーに応じた密度データに基づいて接着層の活性化を行うことを特徴とする請求項1または2に記載のラベル発行装置。
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