JP4654108B2 - 被加工物加工保持装置及び被加工物加工装置及びその加工方法 - Google Patents
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Description
ここで、回転基台は回動自在に軸支され、120度間隔毎に固定することができる機構を有するものである。そして、被加工物を保持する保持台は、回転基台の回転軸の軸線と被加工物の加工された面とに対する相対角度がsin-1(1/31/2 )度に設定されるものであり、前記保持台と前記回転基台の何れを基準位置としてもよい。この回転基台は回転軸を電動機等にて回転させる機構や手動にて回転させる機構が採用でき、設定された後に120度間隔毎に回転角度を正確に固定できればよい。保持台は、被加工物を保持することができればよく、被加工物の材質に関連して機械的または電磁的に保持することができる手段や方法を適宜選択することができる。前述したように、被加工物を保持する保持台と回転基台の回転軸の軸線に対する角度は、相対角度がsin-1(1/31/2 )度に設定されており、何れを水平面としてもよい。しかし、通常、保持台を平面とするのが被加工物の設定が容易になる。なお、本発明を実施する場合、回転基台と保持台は必ずしも平面とする必要がない。特定の被加工物をチャックで挟むように構成してもよい。特定の被加工物をチャックで把持した結果、回転基台の回転軸の軸線と被加工物の加工された面とに対する相対角度がsin-1(1/31/2 )度になればよい。何れにせよ、前記回転基台の回転軸の軸線に対する被加工物の加工された面の相対角度がsin-1(1/31/2 )度となるように被加工物を保持できればよい。前記回転基台を120度回転させ、前記被加工物の隣接直交する面の加工を行うのは、本発明を実施する場合には、その中間位置で停止することを禁止するものではなく、少なくとも、前記回転基台が120度回転され、その位置で停止できればよい。
上記被加工物としては、金属材料からなる直方体形状のもの、板状のもの、金属塊等の加工が可能であり、木材等の植物材料、プラスチック、グラスファイバ、セラミックス等の材料の加工が容易であり、特別材料を限定するものではない。
ここで、前記回転基台の回転軸の軸線と保持台の上平面(回転基台の回転軸の軸線の下に位置するときの上平面)が形成する角度は、それら平面間の角度がsin-1(1/31/2 )度となっておればよく、これら平面方向は、水平面やその垂直面等に何ら限定されるものではない。しかし、前記保持台が平面を形成していると、通常使用される直方体の被加工物の設置がそのままおくことができるので、保持台の上平面は平坦面が望ましい。また、他の加工機械の設置が保持台の上平面を基準にすればよいから、設置が容易になる。
ここで、回転基台の回転軸の軸線に対する角度がsin-1(1/31/2 )度の前記保持台の上平面を、回転基台の回転平面に対して摺動自在としたものとは、その上平面が、被加工物のサイズによって回転基台の回転平面の直径方向に移動自在にできるものであればよい。
ここで、保持台は、被加工物が保持される面が水平面とされ、回転基台は水平に対してsin-1(1/31/2 )度となるように軸支されていることから、保持台に保持された被加工物に対する加工方向を水平方向または垂直方向とすることができる。即ち、前記保持台の上平面は、水平面とすればよく、回転基台が120度間隔で固定自在であることから、前記保持台の上平面もそれに伴って回転するが、少なくとも、回転基台が120度間隔の特定位置に保持台の被加工物が保持される面が水平面となれば、保持台の被加工物が保持される水平面と平行する面に仕上げることができる。
ここで、最下位置を中心に±120度の範囲内に回動自在に軸支されたとは、最下位置を中心に±120度、最下位置を中心に±60度、または一方側に30度と反対側に90度とすることもできる。
ここで、回転基台は回動自在に軸支されており、所定の角度に設定された後120度間隔毎に固定することができる機構を有するものである。
被加工物を保持する保持台は、回転基台の回転軸の軸線と被加工物の加工された面とに対する相対角度がsin-1(1/31/2 )度に設定されるものであり、前記保持台と前記回転基台の何れを基準位置としてもよい。この回転基台は回転軸を電動機等にて回転させる機構や手動にて回転させる機構が採用でき、設定された後に120度間隔毎に回転角度を正確に固定できればよい。保持台は、被加工物を保持することができればよく、被加工物の材質に関連して機械的または電磁的に保持することができる手段や方法を適宜選択することができる。前述したように、被加工物を保持する保持台と回転基台の回転軸の軸線に対する角度は、相対角度がsin-1(1/31/2 )度に設定されており、何れを水平面としてもよい。しかし、通常、保持台を平面とすると被加工物の設定が容易である。
更に、加工機は回転基台の回転軸の軸線に対する角度として、sin-1(1/31/2 )度の面内に水平基準及びそれに垂直な垂直基準が設定され、保持台に保持された被加工物に対する水平基準及びそれに垂直な垂直基準に一致されるものであればよい。前記回転基台を120度回転させ、前記被加工物の隣接直交する面の加工は、本発明を実施する場合には、その中間位置で停止することを禁止するものではなく、少なくとも、前記回転基台が120度回転され、その位置で停止できればよい。
更にまた、被加工物を保持する保持台と回転基台の回転面との角度は、{90+sin-1(1/31/2 )}となるから、被加工物を保持する保持台の上面を水平面とすることにより、加工機関係も水平動作または垂直動作とすることができる。
なお、この被加工物加工装置における加工機としては、被加工物の加工面に対して一定な加工方向から、例えば、研削加工を行うフライス盤や回転砥石による研削加工機、穴あけ加工を行うドリル加工機やレーザビーム加工機、放電加工機等が該当する。
ここで、保持台は、被加工物が保持される面が水平面とされ、回転基台は水平に対してsin-1(1/31/2 )度となるように軸支されていることから、保持台に保持された被加工物に対する加工方向を水平方向または垂直方向とすることができる。即ち、前記保持台の上平面は、水平面とすればよく、回転基台が120度間隔で固定自在であることから、前記保持台の上平面もそれに伴って回転するが、少なくとも、回転基台が120度間隔の特定位置またはそれと無関係に保持台の被加工物が保持される面が水平面となればよい。
加工機は、保持台に保持された被加工物に対する加工方向を水平方向または垂直方向からの加工を選択することができる。また、回転基台が120度間隔で固定自在であることから、隣接直交する面の加工方向を常に、一定な水平面または垂直面からとすることができる。
ここで、最下位置を中心に±120度の範囲内に回動自在に軸支されたとは、最下位置を中心に±120度、最下位置を中心に±60度、または一方側に30度と反対側に90度とすることもできる。
ここで、回転基台は回動自在に軸支され、120度間隔毎に固定することができる機構であればよい。また、被加工物を保持する保持台は、回転基台の回転軸の軸線と被加工物の加工された面とに対する相対角度がsin-1(1/31/2 )度に設定されておれば、前記保持台と前記回転基台の何れを基準位置としてもよい。この回転基台は回転軸を電動機等にて回転させる機構や手動にて回転させる機構が採用でき、設定された後に120度間隔毎に回転角度を正確に固定できればよい。保持台は、被加工物を保持することができればよく、被加工物の材質に関連して機械的または電磁的に保持することができる手段や方法を適宜選択することができる。前述したように、被加工物を保持する保持台と回転基台の回転軸の軸線に対する角度は、相対角度がsin-1(1/31/2 )度に設定されており、何れを水平面としてもよい。しかし、通常、保持台を平面とするのが被加工物の設定が容易である。なお、本発明を実施する場合、回転基台と保持台は必ずしも平面とする必要がない。特定の被加工物をチャックで挟むように構成してもよい。特定の被加工物をチャックで把持した結果、回転基台の回転軸の軸線と被加工物の加工された面とに対する相対角度がsin-1(1/31/2 )度になればよい。何れにせよ、前記回転基台の回転軸の軸線に対する被加工物の加工された面の相対角度がsin-1(1/31/2 )度となるように被加工物を保持できればよい。
前記回転基台を120度回転させることによって、前記被加工物の隣接直交する面の加工を行う工程は、本発明を実施する場合には、その中間位置で停止することを禁止するものではなく、少なくとも、前記回転基台が120度回転され、その位置で停止できればよい。
ここで、最下位置を中心に±120度の範囲内に回動自在に軸支されたとは、最下位置を中心に±120度、最下位置を中心に±60度、または一方側に30度と反対側に90度とすることもできる。
したがって、被加工物を1回取り付けるだけで、隣接直交する2面以上を一定の加工方向から加工可能となるように設定でき、人為的設定誤差をなくし、作業効率よく、精度の良い加工を行うことができる。
したがって、被加工物を1回取り付けるだけで、隣接直交する2面以上を一定の加工方向から加工可能となるように設定でき、人為的設定誤差をなくし、作業効率よく、精度の良い加工を行うことができる。
したがって、本発明にかかる被加工物加工方法では、保持台に保持された被加工物の加工方向を特定すると、その後では、保持台による被加工物の保持状態を維持させたまま、回転基台の回転軸を120度間隔で回転させ固定させるだけで、被加工物の隣接直交する面を、特定された加工方向から加工することが可能となり、これら加工面に対する加工精度を熟練度にかかわらず向上させることができる。また、この間に被加工物の保持し直しにかかる時間が不要となることで作業効率も大きく向上させることができる。
よって、被加工物を1回取り付けるだけで、隣接直交する2面以上を一定の加工方向から加工可能となり、人為的設定誤差をなくし、作業効率よく、精度の良い加工を行うことができる。
なお、図中、同一構成または相当部分からなるものについては同一符号及び同一記号を付し、その重複する説明を省略する。
[実施の形態1]
図4(a)に示す図形は、立方体形状の被加工物10を斜視図であり、この立方体形状の被加工物10の各頂点を10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10hとする。図4(b)に示すように、水平面1上に載置された立方体形状の被加工物10の1面(頂点10a,10b,10f,10eからなる正方形)は面10Aのようになる。また、頂点10a,10bの辺10Aa(紙面に垂直方向)を下に、立方体形状の被加工物10を直立させると、図4(c)に示すようになる。
一方の頂点10aを下に、他方の頂点10gを上に、それらを水平面1に対して垂直とすると、図4(e)に示すようになる。即ち、図4(a)に示す図形は、立方体形状の被加工物10における頂点10aとそれから最も遠く離れた頂点10gとを通る直線を、軸10(a−g)と表すと、この軸10(a−g)が水平面1に対して垂直となるように設定したときの図4(e)に示す図形は、軸10(a−g)の上方向から見た形状に一致する。
なお、ここでは説明の分かり易さから、被加工物10として立方体形状を用いる場合について説明する。
図1、図2及び図3において、被加工物加工保持装置100は、主として、回転軸120を回転中心として回動自在で所定の回転角度に設定自在な回転基台110と、この回転基台110に固定された保持台150とからなる。この被加工物加工保持装置100では、保持台150の保持面160は、回転基台110の回転軸120に対する相対角度をθ=sin-1(1/31/2 )度、即ち、約35.26度となるように傾けると共に、回転基台110面上の回転軸120との交点110aを保持台150の保持面160が通るように固定されている。そして、立方体形状の被加工物10は、3加工面(第1の加工面11、第2の加工面12、第3の加工面13)の頂点とその頂点から最も遠く離れた頂点とが回転基台110の回転軸120上にあり、かつ、3加工面の頂点から最も遠く離れた頂点が回転基台110面上の回転軸120との交点110aに一致するように保持台150の保持面160に保持されている。なお、回転基台110の回転軸120は、例えば、図示しない電動モータの回転軸に接続されている。
ここで、図5乃至図7は、上述の実施の形態1の事例1の図1乃至図3に各々対応するものであるが、被加工物加工保持装置100の保持台150の保持面160に保持される立方体形状の被加工物10の保持位置のみが異なっている。そこで、本実施の形態では、被加工物加工保持装置100において、保持台150の保持面160に保持される立方体形状の被加工物10の保持位置が異なることで、立方体形状の被加工物10の3加工面の加工方向がどのように変化するのかについて説明する。
このため、立方体形状の被加工物10を回転基台110面から上方に離して保持台150の保持面160に保持させた場合においても、上述の実施の形態と同様、立方体形状の被加工物10における上記3加工面に対する加工精度を熟練度にかかわらず向上させることができる。また、加工開始から加工完了に至るまで、被加工物を保持し直す必要がないから、それに要する時間が不要となることで作業効率を大きく向上させることができる。
ここで、図8乃至図10は、上述の実施の形態1の事例1の図1乃至図3に各々対応するものであるが、被加工物加工保持装置100の保持台150の保持面160を回転基台110の面上の回転軸120との交点110aから円周方向に摺動させて固定させた点が異なっている。そこで、本実施の形態では、被加工物加工保持装置100において、保持台150の保持面160を回転基台110の面上の回転軸120との交点110aから円周方向に摺動させて固定させることで、立方体形状の被加工物10の3加工面の加工方向がどのように変化するのかについて説明する。
このため、立方体形状の被加工物10を保持する保持台150の保持面160を回転基台110面上の回転軸120との交点110aから円周方向に摺動させ固定させた場合においても、上述の実施の形態1の事例1と同様、立方体形状の被加工物10における上記3加工面に対する加工精度を熟練度にかかわらず向上させることができると共に、この間に保持し直しにかかる時間が不要となることで作業効率を大きく向上させることができる。
図14は実施の形態1の事例5の被加工物加工保持装置に対して直方体を回転基台面から上方に離して保持台の保持面に保持させ、第1の加工面を所定の加工方向に一致させた状態を示す模式図であり、図14(a)は上面図、図14(b)は図14(a)の右側面図、図14(c)は保持台が固定された回転基台を所定角度傾けることにより直方体の第1の加工面が鉛直上向き方向とされた状態を示す斜視図である。なお、このとき、直方体20の3加工面(第1の加工面21、第2の加工面22、第3の加工面23)に対する頂点が、回転基台110の回転軸120を通り保持台150の保持面160に垂直な平面上にあり、直方体20の3加工面のうち第2の加工面22及び第3の加工面23が保持台150の端面に平行な面となるように保持台150の保持面160からはみ出して保持されている。また、図15は、図14における回転基台の回転軸が時計回りに120度回転され、第2の加工面を所定の加工方向に一致させた状態を示す模式図であり、図15(a)は上面図、図15(b)は図15(a)の右側面図、図15(c)は保持台が固定された回転基台を所定角度傾けることにより直方体の第2の加工面が鉛直上向き方向とされた状態を示す斜視図である。そして、図16は、図15における回転基台の回転軸が、更に、時計回りに120度回転され、第3の加工面を所定の加工方向に一致させた状態を示す模式図であり、図16(a)は上面図、図16(b)は図16(a)の右側面図、図16(c)は保持台が固定された回転基台を所定角度傾けることにより直方体の第3の加工面が鉛直上向き方向とされた状態を示す斜視図である。
このため、直方体20を回転基台110面から上方に離して保持台150の保持面160に保持させた場合においても、上述の図1乃至図3と同様、これら3加工面に対する加工精度を熟練度にかかわらず向上させることができると共に、この間に保持し直しにかかる時間が不要となることで作業効率を大きく向上させることができる。
次に、上記被加工物加工保持装置が使用された被加工物加工装置を構成する加工機として、具体的な研削加工機による被加工物に対する研削加工について、図17乃至図19の概略構成図を参照して説明する。ここでは、説明のし易さから、図17乃至図19においても、図1乃至図3と同様、回転基台110面上の回転軸120との交点110aを保持台150の保持面160が通るように固定され、回転基台110の回転軸120上に、被加工物として立方体形状の被加工物10の3加工面の頂点及びこの頂点から最も遠く離れた頂点とが位置し、この頂点から最も遠く離れた頂点が回転基台110面上の交点110aに位置するように保持面160に保持されているとする。
また、保持台150の被加工物10を保持する保持面160を水平面とし、保持台150の被加工物10を保持する保持面160に対して、回転基台110をsin-1(1/31/2 )度となるように軸支されものであるから、従来からある被加工物加工装置と同様、被加工物10を水平面に取り付けることができ、専用機としての使用を前提とすることなく使用できる。また、水平面加工か、垂直面加工かによってその設置が容易になる。また、加工機としての研削加工機200は、そのまま、保持台150の被加工物10を保持する保持面160を水平面として組付けを行えばよいから、被加工物加工装置としての組み付け精度を向上させることができる。
次に、上記被加工物加工保持装置における被加工物10の保持台150に対する取り付け方法について説明する。
特に、本実施の形態の被加工物加工保持装置及び被加工物加工装置では、保持台150に取り付ける被加工物10の3面の加工を容易にすることから、比較的不安定な取り付け状態となる。被加工物10が小型の場合には、マグネット(マグネットハンド)、バキューム(バキュームハンド)を使用した保持台150が好ましいが、被加工物10が大型の場合、保持台150に被加工物10をボルト締め、マグネット(マグネットハンド)で固着するのが望ましい。図20及び図321はその例である。
図20及び図21において、被加工物10は保持台150の保持面160に載置される前に、金型等のフック取り付け穴またはベース取り付け穴を穿設し、その穿設したフック取り付け穴またはベース取り付け穴等の螺子穴10mを設けておく。そして、螺子穴10mを設けた被加工物10を保持台150の保持面160に載置し、その複数の螺子穴10mにボルト151を螺入し、保持台150に被加工物10を堅固に取り付けるのが望ましい。
ここで、上記実施の形態1及び実施の形態2においては、回転基台110が360度回転することを前提に説明してきた。しかし、回転基台110が360度回転することは、保持台150に積載される被加工物10が反重力方向に取り付けられた状態を通過することを意味する。したがって、それだけ保持台150に積載される被加工物10の取り付けを堅固にする必要がある。
次に、上記被加工物加工保持装置における回転基台110の回動について説明する。
前述したように、回転基台110が360度回転すると、保持台150に積載される被加工物10が反重力方向に取り付けられた状態を通過することになり、それだけ保持台150に積載される被加工物10の取り付けを堅固にする必要がある。そこで、被加工物10の隣接直交する3面の加工を行う場合には、図22に示すように設定を行うのが望ましい。
図22において、120度間隔で固定自在な回転基台110は、保持台150の保持面160の水平位置を最下位置とし、その最下位置を中心に左右に120度回動、即ち、±120度回動自在に軸支されたものである。このようにすることにより、回転基台110が真上を通過する必要がなくなり、保持台150に積載される被加工物10が反重力方向に取り付けられた状態をかいひできるから、保持台150に積載される被加工物10を堅固に取り付ける必要がなくなる。
また、被加工物10の隣接直交する2面の加工を行う場合には、図22に示す一方の120度のみの使用とすることができる。または、図22に示す一方の±120度を±60度とし、その両側で停止させ、加工を施してもよい。
また、上記実施の形態では回転基台110の回転軸の軸線に対する被加工物10の加工された面の相対角度がsin-1(1/31/2 )度となるように被加工物10を保持する保持台150は、正確にsin-1(1/31/2 )度が出るものではないので、その仕上げ精度及びサイズによって、1/10〜1/1000の精度とすることができる。勿論、1/1000以下の誤差の混入精度とすることができる。
そして、回転基台110の回転軸は、単に電動機等の出力軸または減速機構を介在した出力軸に直結されたものを前提とするものではなく、周囲から回転されるもののように駆動エネルギを何れから受けてもよい。何れにせよ、回転基台110の回転軸の軸線とは、回転基台110の回転中心を意味するものであればよい。また、この場合においても、必ずしも回転基台110の回転を意味するものではなく、三角柱状の穴に回転基台110を取り付けた三角柱を嵌め込み、120度の角度の変化を行ったものでも、結果的に、回転基台110の仮想回転軸の軸線を用いたものであり、本発明を実施する場合の回転基台110の回転中心を意味するものの概念に入る。
また、回転基台110は、研削加工機、放電加工機、ドリル加工機、レーザビーム加工機等の各種加工機に取り付けられるが、それら機械系の本体の何れの位置に取り付けることも自在であり、また、それらを複合機としたり、複数軸として、同時に2面以上の加工を行うこともできる。
11 第1の加工面
12 第2の加工面
13 第3の加工面
20 直方体(被加工物)
21 第1の加工面
22 第2の加工面
23 第3の加工面
100 被加工物加工保持装置
110 回転基台
150 保持台
160 保持面
200 研削加工機(加工機)
Claims (9)
- 回動自在に軸支され、120度間隔で固定自在な回転基台と、
前記回転基台の回転軸の軸線に対する被加工物の加工された面との相対角度がsin-1(1/31/2 )度となるように、前記回転基台の前記回転軸の軸線に対して相対角度がsin -1 (1/3 1/2 )度の上平面を形成した被加工物を保持する保持台と
を具備することを特徴とする被加工物加工保持装置。 - 前記回転基台の回転軸の軸線に対して相対角度がsin-1(1/31/2 )度の前記保持台の上平面は、被加工物のサイズによって回転基台の回転平面の直径方向に移動自在にできることを特徴とする請求項1に記載の被加工物加工保持装置。
- 前記保持台の上平面は、水平面とし、それに対して前記回転基台の回転軸の軸線の角度を、前記保持台の水平面に対してsin-1(1/31/2 )度となるように軸支したことを特徴とする請求項2に記載の被加工物加工保持装置。
- 前記120度間隔で固定自在な回転基台は、前記保持台の上平面の水平位置を最下位置とし、その最下位置を中心に±120度または±60度回動自在に軸支されたことを特徴とする請求項3に記載の被加工物加工保持装置。
- 回動自在に軸支され、120度間隔で固定自在な回転基台と、
前記回転基台の回転軸の軸線に対する被加工物の加工された面との相対角度がsin-1(1/31/2 )度となるように、前記回転基台の回転軸の軸線に対して相対角度がsin -1 (1/3 1/2 )度の上平面を形成した被加工物を保持する保持台と、
前記回転基台の回転軸の軸線に対して相対角度がsin-1(1/31/2 )度の面に平行して水平基準及びそれに垂直な垂直基準を設定した加工機と
を具備することを特徴とする被加工物加工装置。 - 前記保持台は、前記被加工物を保持する面を水平面とし、それに対して前記回転基台の回転軸の軸線の角度を、前記水平面に対してsin-1(1/31/2 )度となるように軸支したことを特徴とする請求項5に記載の被加工物加工装置。
- 前記120度間隔で固定自在な回転基台は、前記保持台の上平面の水平位置を最下位置とし、その最下位置を中心に±120度または±60度回動自在に軸支されたことを特徴とする請求項6に記載の被加工物加工装置。
- 回動自在に軸支され、120度間隔で固定自在な回転基台の回転軸の軸線に対して、被加工物の加工された面の相対角度がsin-1(1/31/2 )度となるように保持台の被加工物を保持台に取り付ける工程と、
前記回転基台の回転軸の軸線に対する角度がsin-1(1/31/2 )度の面に平行して水平基準及びそれに垂直な垂直基準を設定した加工機によって、前記被加工物を加工し、次いで、前記回転基台を120度回転させることによって、前記被加工物の隣接直交する面の加工を行う工程と
を具備することを特徴とする被加工物加工方法。 - 前記120度間隔で固定自在な回転基台は、前記保持台の上平面の水平位置を最下位置とし、その最下位置を中心に±120度または±60度回動自在に軸支されたことを特徴とする請求項8に記載の被加工物加工方法。
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