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JP4648044B2 - レーザー加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光デバイスウエーハ等のウエーハに所定の分割予定ラインに沿ってレーザー加工溝を形成するレーザー加工装置に関する。
サファイヤ基板等の表面に格子状に形成された分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された領域に窒化ガリウム系化合物半導体等が積層された光デバイスが形成された光デバイスウエーハは、分割予定ラインに沿って個々の発光ダイオード、レーザーダイオード等の光デバイスに分割され、電気機器に広く利用されている。
このような光デバイスウエーハ等のウエーハの分割予定ラインに沿った切断は、通常、切削ブレードを高速回転して切削する切削装置によって行われている。しかしながら、サファイヤ等の基板はモース硬度が高く難削材であるため、加工速度を遅くする必要があり、生産性が悪いという問題がある。
一方、ウエーハ等の板状の被加工物を分割する方法として、被加工物に形成された分割予定ラインに沿ってパルスレーザー光線を照射することによりレーザー加工溝を形成し、このレーザー加工溝に沿ってメカニカルブレーキング装置によって割断する方法が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開平10−305421号公報
また、サファイヤ基板に該基板に対して吸収性を有するパルスレーザー光線を照射してレーザー加工溝を形成する方法が提案されている。(例えば、特許文献参照。)
特開2004−9139号公報
而して、上述したレーザー加工溝を形成するために照射するレーザー光線は、吸収する物質に当たっても直進性がある。従って、ウエーハを構成する基板に対して吸収性を有するレーザー光線を照射しても、レーザー光線の全てのエネルギーが基板に吸収されることはなく、吸収されなかったレーザー光線は入射側と反対側の面に放出される。サファイヤ基板等の表面に複数の光デバイスが形成された光デバイスウエーハにレーザー加工溝を形成する場合には、基板の表面に形成された光デバイスにレーザー加工時に発生するデブリが付着することによる損傷を防止するために、ウエーハの裏面側からレーザー光線を照射している。一方、レーザー光線のエネルギーは、中心部が強く外側に行くほど弱くなるガウシアン分布をしている。しかるに、上述したように基板に吸収されなかったレーザー光線、特にガウシアン分布の外側の加工に寄与しない比較的弱いエネルギーのレーザー光線が基板の表面に至ると、基板の表面に形成されたデバイス層を損傷させ、光デバイスの品質を低下させるという問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、ウエーハの裏面に所定の分割予定ラインに沿ってレーザー光線を照射し、ウエーハの表面に損傷を与えることなくウエーハの裏面に分割予定ラインに沿ってレーザー加工溝を形成することができるレーザー加工装置を提供することである。
上記主たる技術課題を解決するために、本発明によれば、光デバイスウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された光デバイスウエーハにレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段を相対移動する加工送り手段とを具備し、該レーザー光線照射手段がレーザー光線発振手段と該レーザー光線発振手段から発振されたレーザー光線を集光して照射する集光器を含み、光デバイスウエーハの分割予定ラインに溝を形成する、レーザー加工装置において、該集光器は、該レーザー光線発振手段から発振されたレーザー光線を断面が半円状の第1のレーザー光線と第2のレーザー光線に2分割するとともに該第1のレーザー光線と該第2のレーザー光線の左右を入れ替える第1のプリズムと、該第1のプリズムによって2分割された該第1のレーザー光線と該第2のレーザー光線の光路を平行に修正する第2のプリズムと、該第2のプリズムによって光路が平行に修正された該第1のレーザー光線と該第2のレーザー光線のスポットをそれぞれ直線部を外側に円弧部を内側にして結像する結像レンズとを具備し、該第2のプリズムと該結像レンズの間にリレーレンズを配設し、該リレーレンズのバックフォーカス位置を該第1のプリズムの頂点位置に合わせ、該結像レンズは、該第1のレーザー光線と該第2のレーザー光線のスポットを該円弧部の一部を互いに重合して矩形状に形成し、レーザー光線を光デバイスウエーハの基板の裏面側に照射して該溝を形成するようにした、ことを特徴とするレーザー加工装置が提供される。
また、上記主たる技術課題を解決するために、本発明によれば、光デバイスウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された光デバイスウエーハにレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段を相対移動する加工送り手段とを具備し、該レーザー光線照射手段がレーザー光線発振手段と該レーザー光線発振手段から発振されたレーザー光線を集光して照射する集光器を含み、光デバイスウエーハの分割予定ラインに溝を形成する、レーザー加工装置において、該集光器は、該レーザー光線発振手段から発振されたレーザー光線を断面が半円状の第1のレーザー光線と第2のレーザー光線に2分割するとともに該第1のレーザー光線と該第2のレーザー光線の左右を入れ替える第1のプリズムと、該第1のプリズムによって2分割された該第1のレーザー光線と該第2のレーザー光線の光路を平行に修正する第2のプリズムと、該第1のプリズムのレーザー光線照射方向上流側または該第2のプリズムのレーザー光線照射方向下流側に配設され、円弧を楕円弧形状に形成するシリンドリカルレンズと、該第2のプリズムによって光路が平行に修正された該第1のレーザー光線と該第2のレーザー光線のスポットをそれぞれ直線部を外側に円弧部を内側にして結像する結像レンズとを具備し、該結像レンズは、該第1のレーザー光線と該第2のレーザー光線のスポットを該円弧部の一部を互いに重合して矩形状に形成し、レーザー光線を光デバイスウエーハの基板の裏面側に照射して該溝を形成するようにした、ことを特徴とするレーザー加工装置が提供される。
上記該第1のプリズムと該第2のプリズムの間隔を調整することにより、該結像レンズによって結像される該第1のレーザー光線と該第2のレーザー光線のスポットの間隔を調整する。
本発明によるレーザー加工装置によれば、レーザー加工溝を形成する第1のレーザー光線と第2のレーザー光線の結像スポットは、直線部を外側に円弧部を内側にして円弧部の一部を互いに重合して矩形状に形成されるので、レーザー光線におけるガウシアン分布の外側の比較的弱いエネルギーの部分が内側に位置し、ガウシアン分布の中心部の強いエネルギーの部分が外側に位置付けられる。従って、第1のレーザー光線と第2のレーザー光線の結像スポットにおける最外側でレーザー加工溝を形成することができるので、このレーザー加工溝の幅を超えてレーザー光線が透過することはない。このため、被加工物の裏面側からレーザー光線を照射してレーザー加工溝を形成する際に、被加工物の表面に形成されたデバイス等がレーザー光線のエネルギーによって損傷されることはない。
以下、本発明に従って構成されたレーザー加工装置の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1には、本発明に従って構成されたレーザー加工装置の斜視図が示されている。図1に示すレーザー加工装置は、静止基台2と、該静止基台2に矢印Xで示す加工送り方向に移動可能に配設され被加工物を保持するチャックテーブル機構3と、静止基台2に上記矢印Xで示す方向と直角な矢印Yで示す割り出し方向に移動可能に配設されたレーザー光線照射ユニット支持機構4と、該レーザー光線ユニット支持機構4に矢印Zで示す焦点位置調整方向に移動可能に配設されたレーザー光線照射ユニット5とを具備している。
上記チャックテーブル機構3は、静止基台2上に矢印Xで示す方向に沿って平行に配設された一対の案内レール31、31と、該案内レール31、31上に矢印Xで示す方向に移動可能に配設された第一の滑動ブロック32と、該第1の滑動ブロック32上に矢印Yで示す方向に移動可能に配設された第2の滑動ブロック33と、該第2の滑動ブロック33上に円筒部材34によって支持された支持テーブル35と、被加工物保持手段としてのチャックテーブル36を具備している。このチャックテーブル36は多孔性材料から形成され被加工物保持面361を備えており、チャックテーブル36上に板状の被加工物である例えば円盤状の半導体ウエーハを図示しない吸引手段によって保持するようになっている。また、チャックテーブル36は、円筒部材34内に配設された図示しないパルスモータによって回転せしめられる。また、チャックテーブル36には、後述する半導体ウエーハを支持する環状のフレームを固定するためのクランプ362が装着されている。
上記第1の滑動ブロック32は、その下面に上記一対の案内レール31、31と嵌合する一対の被案内溝321、321が設けられているとともに、その上面に矢印Yで示す方向に沿って平行に形成された一対の案内レール322、322が設けられている。このように構成された第1の滑動ブロック32は、被案内溝321、321が一対の案内レール31、31に嵌合することにより、一対の案内レール31、31に沿って矢印Xで示す方向に移動可能に構成される。図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、第1の滑動ブロック32を一対の案内レール31、31に沿って矢印Xで示す方向に移動させるための加工送り手段37を具備している。加工送り手段37は、上記一対の案内レール31と31の間に平行に配設された雄ネジロッド371と、該雄ネジロッド371を回転駆動するためのパルスモータ372等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド371は、その一端が上記静止基台2に固定された軸受ブロック373に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ372の出力軸に図示しない減速装置を介して伝動連結されている。なお、雄ネジロッド371は、第1の滑動ブロック32の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ372によって雄ネジロッド371を正転および逆転駆動することにより、第一の滑動ブロック32は案内レール31、31に沿って矢印Xで示す加工送り方向に移動せしめられる。
上記第2の滑動ブロック33は、その下面に上記第1の滑動ブロック32の上面に設けられた一対の案内レール322、322と嵌合する一対の被案内溝331、331が設けられており、この被案内溝331、331を一対の案内レール322、322に嵌合することにより、矢印Yで示す方向に移動可能に構成される。図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、第2の滑動ブロック33を第1の滑動ブロック32に設けられた一対の案内レール322、322に沿って矢印Yで示す方向に移動させるための第1の割り出し送り手段38を具備している。第1の割り出し送り手段38は、上記一対の案内レール322と322の間に平行に配設された雄ネジロッド381と、該雄ネジロッド381を回転駆動するためのパルスモータ382等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド381は、その一端が上記第1の滑動ブロック32の上面に固定された軸受ブロック383に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ382の出力軸に図示しない減速装置を介して伝動連結されている。なお、雄ネジロッド381は、第2の滑動ブロック33の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ382によって雄ネジロッド381を正転および逆転駆動することにより、第2の滑動ブロック33は案内レール322、322に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめられる。
上記レーザー光線照射ユニット支持機構4は、静止基台2上に矢印Yで示す方向に沿って平行に配設された一対の案内レール41、41と、該案内レール41、41上に矢印Yで示す方向に移動可能に配設された可動支持基台42を具備している。この可動支持基台42は、案内レール41、41上に移動可能に配設された移動支持部421と、該移動支持部421に取り付けられた装着部422とからなっている。装着部422は、一側面に矢印Zで示す方向に延びる一対の案内レール423、423が平行に設けられている。図示の実施形態におけるレーザー光線照射ユニット支持機構4は、可動支持基台42を一対の案内レール41、41に沿って矢印Yで示す方向に移動させるための第2の割り出し送り手段43を具備している。第2の割り出し送り手段43は、上記一対の案内レール41、41の間に平行に配設された雄ネジロッド431と、該雄ねじロッド431を回転駆動するためのパルスモータ432等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド431は、その一端が上記静止基台2に固定された図示しない軸受ブロックに回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ432の出力軸に図示しない減速装置を介して伝動連結されている。なお、雄ネジロッド431は、可動支持基台42を構成する移動支持部421の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された雌ネジ穴に螺合されている。このため、パルスモータ432によって雄ネジロッド431を正転および逆転駆動することにより、可動支持基台42は案内レール41、41に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめられる。
図示の実施形態におけるレーザー光線照射ユニット5は、ユニットホルダ51と、該ユニットホルダ51に取り付けられたレーザー光線照射手段52を具備している。ユニットホルダ51は、上記装着部422に設けられた一対の案内レール423、423に摺動可能に嵌合する一対の被案内溝511、511が設けられており、この被案内溝511、511を上記案内レール423、423に嵌合することにより、矢印Zで示す方向に移動可能に支持される。
図示のレーザー光線照射手段52は、上記ユニットホルダ51に固定され実質上水平に延出する円筒形状のケーシング521を含んでいる。ケーシング521内には図2に示すようにパルスレーザー光線発振手段522と伝送光学系523とが配設されている。パルスレーザー光線発振手段522は、YAGレーザー発振器或いはYVO4レーザー発振器からなるパルスレーザー光線発振器522aと、これに付設された繰り返し周波数設定手段522bとから構成されている。伝送光学系523は、ビームスプリッタの如き適宜の光学要素を含んでいる。上記ケーシング521の先端部には、上記パルスレーザー光線発振手段522から発振され伝送光学系523を介して伝送されたレーザー光線を集光する集光器53が装着されている。
集光器53の第1の実施形態について、図3を参照して説明する。
図3に示す集光器53は、ケース531(図2参照)内に配設された方向変換ミラー532と、第1のプリズム533と、第2のプリズム534と、結像レンズ535を含んでいる。方向変換ミラー532は、図3に示すように上記パルスレーザー光線発振手段522(図2参照)から発振され伝送光学系523を通して照射されたレーザー光線Lを下方即ち第1のプリズム533に向けて方向変換する。第1のプリズム533は、レーザー光線発振手段522から発振されたレーザー光線Lを断面が半円形の第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2に2分割するとともに、該第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2の左右を入れ替える。第2のプリズム534は、第1のプリズム533によって2分割された第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2の光路を平行に修整する。結像レンズ535は、第2のプリズム534によって光路が平行に修整された第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2のスポットを結像する。
図3に示す集光器53は以上のように構成されており、以下その作用について説明する。上記パルスレーザー光線発振手段522から発振され伝送光学系523を通して照射された断面が円形のレーザー光線Lは、方向変換ミラー532によって第1のプリズム533に向けて方向変換される。第1のプリズム533に到達した断面が円形のレーザー光線Lは、第1のプリズム533によって断面が半円形の第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2に2分割されるとともに、該第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2の左右が入れ替えられる。この結果、第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2は、それぞれ円弧部が内側に直線部が外側となる。このようにして2分割された第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2は、第2のプリズム534を通過することによって光路が平行に修整される。第2のプリズム534で光路が平行に修整された第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2は、結像レンズ535を通過することによって所定の結像位置Pに結像される。このとき、結像位置Pは結像レンズ535の焦点fより下流側にあるため、第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2は左右が反転し、それぞれ直線部を外側に円弧部を内側にしたスポットで結像される。この結像レンズ535によって結像される第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2のスポットは、円弧部の一部を互いに重合して矩形状に形成することが重要である。
なお、上述した実施形態においては、結像レンズ535の焦点fより下流側の結像位置Pにおける結像スポットを用いる例を示したが、焦点fから±100μmの範囲のスポットはレーザー加工に使用することができる。
なお、図3において、第1のプリズム533の頂点から結像レンズ535までの距離を(a)、結像レンズ535から結像位置Pまでの距離を(b)、結像レンズ535の焦点距離を(f)とすると、(1/a+1/b=1/f)の式が成り立つ。そして、図4に示すように半円形の第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2のスポットの直径(d)(長さ)は、倍率(m)=(b/a)によって決まる。また、第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2とからなるスポットの幅(E)は、第1のプリズム533と第2のプリズム534の間隔を変えることによって変化する。即ち、図5に示すように、第1のプリズム533と第2のプリズム534の間隔が(D1)の場合には第2のプリズム534を通過した第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2の幅(E1)であるが、第1のプリズム533と第2のプリズム524の間隔が(D2)に広がると第2のプリズム534を通過した第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2の幅(E2)となる。従って、結像レンズ535を通過することによって所定の結像位置P(図3参照)に結像される第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2とからなるスポットの 幅(E)も変化する。例えば、第1のプリズム533に入射するレーザー光線Lの直径が1mm、倍率(m)が1/50の場合、第1のプリズム533と第2のプリズム534の間隔(D)を1mm〜5mm範囲で変化させると、第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2とからなるポットの幅(E)は5μm〜20μmの範囲で変化する。
次に、集光器53の第2の実施形態について、図6を参照して説明する。
図6に示す集光器53は、上記図3に示す第1の実施形態における第2のプリズム534と結像レンズ535との間にリレーレンズ536を配設したものである。なお、図6に示す集光器53の他の構成部材は上記図3に示す第1の実施形態の構成部材を同一であるため、同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。
図6に示す集光器53は、リレーレンズ536のバックフォーカス位置(f1)を第1のプリズム533の頂点位置に合わせることで、無限遠補正光学系が形成される。従って、リレーレンズ536と結像レンズ535との間隔(c)を自由に変えられるため、設計上の自由度が高い。また、図6に示す集光器53においてはリレーレンズ536と結像レンズ535の組み合わせにより、倍率を自由に変えることができる。図6に示す集光器53においては、第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2の結像位置Pは、結像レンズ535の焦点位置(f)となる。なお、図6において(f2)は、リレーレンズ536と結像レンズ535の組み合わせによる焦点である。この実施形態においても、この結像レンズ535によって結像される半円形の第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2のスポットは、それぞれ直線部を外側に円弧部を内側にして円弧部の一部を互いに重合して矩形状に形成することが重要である。
次に、集光器53の第3の実施形態について、図7を参照して説明する。
図7に示す集光器53は、上記図3に示す第1の実施形態における第1のプリズム533のレーザー光線照射方向上流側、即ち方向変換ミラー532と第1のプリズム533との間にシリンドリカルレンズ537を配設したものである。なお、図7に示す集光器53の他の構成部材は上記図3に示す第1の実施形態の構成部材を同一であるため、同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。
図7に示す集光器53においては、上記パルスレーザー光線発振手段522から発振され伝送光学系523を通して照射された断面が円形のレーザー光線Lは、シリンドリカルレンズ537を通過することにより断面が楕円形となって第1のプリズム533に至る。この結果、第1のプリズム533によって2分割された第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2も断面が半楕円形となり、第2のプリズム534およびリレーレンズ536をとおり結像レンズ535によって結像される第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2の結像スポットの形状も半楕円形となる。そして、この実施形態においても結像レンズ535によって結像される第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2のスポットは、円弧部の一部を互いに重合して矩形状に形成される。このように、第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2の結像スポットを半楕円形とし円弧部の一部を互いに重合して矩形状に形成することにより、幅Eに対して長さdの割合を大きくすることができる。従って、結像スポットの長さ方向にパルスレーザー光線が順次照射されるので、結像スポット(パルス)が重合する割合を拡大することができ、連続したレーザー加工溝15を確実に形成することができる。
次に、集光器53の第4の実施形態について、図8を参照して説明する。
図8に示す集光器53は、上記図7に示す第3の実施形態におけるシリンドリカルレンズ537を第2のプリズム534のレーザー光線照射方向下流側、即ち第2のプリズム534と結像レンズ535との間に配設したものである。なお、図8に示す集光器53の他の構成部材は上記図7に示す第3の実施形態の構成部材を同一であるため、同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。
図7に示す集光器53においては、上記パルスレーザー光線発振手段522から発振され伝送光学系523を通して照射された断面が円形のレーザー光線Lは、第1のプリズム533によって断面が半円形の第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2に2分割されるとともに、該第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2の左右が入れ替えられる。このようにして2分割された第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2は、第2のプリズム534を通過することによって光路が平行に修整される。第2のプリズム534で光路が平行に修整された第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2は、シリンドリカルレンズ537を通過することによりそれぞれ断面が半楕円形となって結像レンズ535に至る。そして、結像レンズ535を通過することにより、断面が半楕円形の第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2のスポットは、それぞれ直線部を外側に円弧部を内側にして円弧部の一部を互いに重合して矩形状に形成される。
なお、上述した第3の実施形態および第4の実施形態においては、シリンドリカルレンズ537は第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2の結像スポットの幅Eに対して長さdの割合を大きくするように配設した例を示したが、シリンドリカルレンズ537を90度変位して配設してもよい。このようにシリンドリカルレンズ537を配設することにより、第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2の結像スポットの重合量を大きくすることができる。
図1に戻って説明を続けると、上記レーザー光線照射手段52を構成するケーシング521の前端部には、上記レーザー光線照射手段52によってレーザー加工すべき加工領域を検出する撮像手段6が配設されている。この撮像手段6は、図示の実施形態においては可視光線によって撮像する通常の撮像素子(CCD)の外に、被加工物に赤外線を照射する赤外線照明手段と、該赤外線照明手段によって照射された赤外線を捕らえる光学系と、該光学系によって捕らえられた赤外線に対応した電気信号を出力する撮像素子(赤外線CCD)等で構成されており、撮像した画像信号を図示しない制御手段に送る。
図示の実施形態におけるレーザー光線照射ユニット5は、ユニットホルダ51を一対の案内レール423、423に沿って矢印Zで示す方向に移動させるための移動手段54を具備している。移動手段54は、一対の案内レール423、423の間に配設された雄ネジロッド(図示せず)と、該雄ネジロッドを回転駆動するためのパルスモータ542等の駆動源を含んでおり、パルスモータ542によって図示しない雄ネジロッドを正転または逆転駆動することにより、ユニットホルダ51およびレーザー光線照射手段52を一対の案内レール423、423に沿って矢印Zで示す方向に移動せしめる。なお、図示の実施形態においては、パルスモータ542を正転駆動することによりレーザー光線照射手段52を上方に移動し、パルスモータ542を逆転駆動することによりレーザー光線照射手段52を下方に移動するようになっている。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は以上のように構成されており、以下その作用について説明する。
ここで、上記レーザー加工装置によって加工される被加工物であるウエーハとしての光デバイスウエーハについて、図9および図10を参照して説明する。図9には、光デバイスウエーハの斜視図が示されており、図10には図9に示す光デバイスウエーハの要部拡大断面図が示されている。
図9および図10に示す光デバイスウエーハ10は、サファイヤからなる基板11の表面に窒化ガリウム(GaN)、窒化アルミニウム・ガリウム(AlGaN)等からなる成膜が積層されたデバイス層12によって複数のデバイス13がマトリックス状に形成されている。そして、各デバイス13は、格子状に形成された分割予定ライン14によって区画されている。
このように構成された光デバイスウエーハ10の裏面10aにレーザー加工を施すには、図11に示すように光デバイスウエーハ10の表面に保護テープ20を貼着する(保護テープ貼着工程)。
上述した保護テープ貼着工程を実施したならば、光デバイスウエーハ10の裏面10bに分割予定ライン14に沿ってレーザー加工溝を形成するレーザー光線照射工程を実施する。このレーザー光線照射工程は、先ず上述した図1に示すレーザー加工装置のチャックテーブル36上に光デバイスウエーハ10の保護テープ20側を載置し、該チャックテーブル36上に半導体ウエーハ10を吸着保持する。従って、光デバイスウエーハ10は、裏面10bを上側にして保持される。
上述したように光デバイスウエーハ10を吸引保持したチャックテーブル36は、加工送り手段37によって撮像手段6の直下に位置付けられる。チャックテーブル36が撮像手段6の直下に位置付けられると、撮像手段6および図示しない制御手段によって半導体ウエーハ10のレーザー加工すべき加工領域を検出するアライメント作業を実行する。即ち、撮像手段6および図示しない制御手段は、光デバイスウエーハ10の所定方向に形成されている分割予定ライン14と、分割予定ライン14に沿ってレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段52の集光器53との位置合わせを行うためのパターンマッチング等の画像処理を実行し、レーザー光線照射位置のアライメントを遂行する。また、光デバイスウエーハ10に形成されている上記所定方向に対して直角に延びる分割予定ライン14に対しても、同様にレーザー光線照射位置のアライメントが遂行される。このとき、半導体ウエーハ10の分割予定ライン11が形成されている表面10aは下側に位置しているが、撮像手段6が上述したように赤外線照明手段と赤外線を捕らえる光学系および赤外線に対応した電気信号を出力する撮像素子(赤外線CCD)等で構成された撮像手段を備えているので、裏面10bから透かして分割予定ライン11を撮像することができる。
以上のようにしてチャックテーブル36上に保持された光デバイスウエーハ10に形成されている分割予定ライン14を検出し、レーザー光線照射位置のアライメントが行われたならば、図12(a)で示すようにチャックテーブル36をレーザー光線照射手段52の集光器53が位置するレーザー光線照射領域に移動し、所定のストリート14を集光器53の直下に位置付ける。このとき、図12の(a)で示すように光デバイスウエーハ10は、分割予定ライン14の一端(図12の(a)において左端)が集光器53の直下に位置するように位置付けられる。そして、集光器53から照射される上記第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2の結像位置Pがストリート14の表面に位置するように、移動手段54を作動してレーザー光線照射手段52の高さ位置を調整する。
次に、集光器53からレーザー光線を照射しつつチャックテーブル36即ち光デバイスウエーハ10を図12の(a)において矢印X1で示す方向に所定の加工送り速度で移動せしめる。そして、図12の(b)で示すように分割予定ライン14の他端(図13(b)において右端)が集光器53の直下位置に達したら、パルスレーザー光線の照射を停止するとともにチャックテーブル36即ち光デバイスウエーハ10の移動を停止する。この結果、光デバイスウエーハ10の裏面10bには、図13に示すように所定の分割予定ライン14に沿って幅(E)のレーザー加工溝15が形成される。このようにしてレーザー加工溝15を形成する上述した第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2の結像スポットは、直線部を外側に円弧部を内側にして円弧部の一部を互いに重合して矩形状に形成されるので、レーザー光線におけるガウシアン分布の外側の比較的弱いエネルギーの部分が内側に位置し、ガウシアン分布の中心部の強いエネルギーの部分が外側に位置付けられる。従って、第1のレーザー光線L1と第2のレーザー光線L2の結像スポットにおける最外側でレーザー加工溝15を形成することができるので、このレーザー加工溝15の幅(E)を超えてレーザー光線が透過することはない。このため、基板11の表面に形成されたデバイス層12がレーザー光線のエネルギーによって損傷されることはない。
なお、上記レーザー光線照射工程における加工条件は、例えば次のように設定されている。
レーザー光線の光源 :YVO4レーザーまたはYAGレーザー
波長 :355nm
出力 :3.0W
繰り返し周波数 :100kHz
パルス幅 :10ns
加工送り速度 :30mm/秒
ストリートの幅 :50μm
結像スポットの幅(E) :10μm
上述したレーザー光線照射工程を光デバイスウエーハ10に所定方向に形成された全ての分割予定ライン14に沿って実施したならば、チャックテーブル36従って光デバイスウエーハ10を90度回動する。そして、光デバイスウエーハ10に上記所定方向と直交する方向に形成された全ての分割予定ライン14に沿って上述したレーザー光線照射工程を実施する。
以上のようにして光デバイスウエーハ10に形成された全ての分割予定ライン14に沿って上述したレーザー光線照射工程を実施したならば、光デバイスウエーハ10は次工程である分割工程に搬送される。そして、分割工程においては、光デバイスウエーハ10の分割予定ライン14に沿って形成されたレーザー加工溝15が容易に分割できる深さに形成されているので、メカニカルブレーキングによって容易に分割することができる。
以上、本発明を光デバイスウエーハに対して実施した例を示したが、本発明は基板の表面に複数の回路が形成された半導体ウエーハのストリートに沿ったレーザー加工に適用しても同様の作用効果が得られる。
本発明に従って構成されたレーザー加工装置の斜視図。 図1に示すレーザー加工装置に装備されるレーザ光線照射手段の構成を簡略に示すブロック図。 図1に示すレーザー加工装置に装備される集光器の第1に実施形態を示す説明図。 図3に示す集光器によって結像された第1のレーザー光線と第2のレーザー光線のスポット形状を拡大して示す説明図。 図3に示す集光器を構成する第1にプリズムと第2のプリズムの間隔を変えることにより、第1のレーザー光線と第2のレーザー光線のスポットの間隔が変化する状態を示す説明図。 図1に示すレーザー加工装置に装備される集光器の第2に実施形態を示す説明図。 図1に示すレーザー加工装置に装備される集光器の第3に実施形態を示す説明図。 図1に示すレーザー加工装置に装備される集光器の第4に実施形態を示す説明図。 被加工物としての光デバイスウエーハの斜視図。 図9に示す光デバイスウエーハの一部断面拡大図。 図8に示す光デバイスウエーハに保護テープを貼着した状態を示す斜視図。 図1に示すレーザー加工装置によって図9に示す光デバイスウエーハのストリートに沿ってレーザー加工溝を形成するレーザー光線照射工程の説明図。 図12に示すレーザー光線照射工程を実施すことによって光デバイスウエーハに形成されたレーザー加工溝の拡大断面図。
符号の説明
2:静止基台
3:チャックテーブル機構
36:チャックテーブル
37:加工送り手段
38:第1の割り出し送り手段
4:レーザー光線照射ユニット支持機構
43:第2の割り出し送り手段
5:レーザー光線照射ユニット
51:ユニットホルダ
52:レーザー光線照射手段
522:パルスレーザー光線発振手段
523:伝送光学系
53:集光器
532:方向変換ミラー
533:第1のプリズム
534:第1のプリズム
535:結像レンズ
536:リレーレンズ
537:シリンドリカルレンズ
6:撮像手段
10:光デバイスウエーハ(被加工物)
11:ウエーハ基板
12:デバイス層
13:デバイス
14:分割予定ライン
15:レーザー加工溝

Claims (3)

  1. 光デバイスウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された光デバイスウエーハにレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段を相対移動する加工送り手段とを具備し、
    該レーザー光線照射手段がレーザー光線発振手段と該レーザー光線発振手段から発振されたレーザー光線を集光して照射する集光器を含み、光デバイスウエーハの分割予定ラインに溝を形成する、レーザー加工装置において、
    該集光器は、該レーザー光線発振手段から発振されたレーザー光線を断面が半円状の第1のレーザー光線と第2のレーザー光線に2分割するとともに該第1のレーザー光線と該第2のレーザー光線の左右を入れ替える第1のプリズムと、
    該第1のプリズムによって2分割された該第1のレーザー光線と該第2のレーザー光線の光路を平行に修正する第2のプリズムと、
    該第2のプリズムによって光路が平行に修正された該第1のレーザー光線と該第2のレーザー光線のスポットをそれぞれ直線部を外側に円弧部を内側にして結像する結像レンズとを具備し、
    該第2のプリズムと該結像レンズの間にリレーレンズを配設し、該リレーレンズのバックフォーカス位置を該第1のプリズムの頂点位置に合わせ、
    該結像レンズは、該第1のレーザー光線と該第2のレーザー光線のスポットを該円弧部の一部を互いに重合して矩形状に形成し、レーザー光線を光デバイスウエーハの基板の裏面側に照射して該溝を形成するようにした、ことを特徴とするレーザー加工装置。
  2. 光デバイスウエーハを保持するチャックテーブルと、
    該チャックテーブルに保持された光デバイスウエーハにレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、
    該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段を相対移動する加工送り手段とを具備し、
    該レーザー光線照射手段がレーザー光線発振手段と該レーザー光線発振手段から発振されたレーザー光線を集光して照射する集光器を含み、光デバイスウエーハの分割予定ラインに溝を形成する、レーザー加工装置において、
    該集光器は、該レーザー光線発振手段から発振されたレーザー光線を断面が半円状の第1のレーザー光線と第2のレーザー光線に2分割するとともに該第1のレーザー光線と該第2のレーザー光線の左右を入れ替える第1のプリズムと、
    該第1のプリズムによって2分割された該第1のレーザー光線と該第2のレーザー光線の光路を平行に修正する第2のプリズムと、
    該第1のプリズムのレーザー光線照射方向上流側または該第2のプリズムのレーザー光線照射方向下流側に配設され、円弧を楕円弧形状に形成するシリンドリカルレンズと、
    該第2のプリズムによって光路が平行に修正された該第1のレーザー光線と該第2のレーザー光線のスポットをそれぞれ直線部を外側に円弧部を内側にして結像する結像レンズとを具備し、
    該結像レンズは、該第1のレーザー光線と該第2のレーザー光線のスポットを該円弧部の一部を互いに重合して矩形状に形成し、レーザー光線を光デバイスウエーハの基板の裏面側に照射して該溝を形成するようにしたことを特徴とするレーザー加工装置。
  3. 該第1のプリズムと該第2のプリズムの間隔を調整することにより、該結像レンズによって結像される該第1のレーザー光線と該第2のレーザー光線のスポットの間隔を調整する、請求項1記載のレーザー加工装置。
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