JP4647084B2 - 油性化粧料 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、油性化粧料に関し、具体的には、口紅、アイシャドウ、アイライナー、頬紅、ファンデーション等の油性化粧料に関する。特に本発明は、唇、目元、頬等の皮膚に塗布したときにさっぱりとした良好な使用感が得られ、なおかつ、塗布後の唇や皮膚の乾燥、つっぱり感、粉っぽい感触といった不快感がなく、さらに、化粧効果の持続性、特に転写防止効果に優れ、保存安定性に優れる化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
油性化粧料は付着力、耐水性、被覆力に優れることから口紅、アイシャドウ、アイライナー、頬紅、ファンデーション等に広く使用されている。一般に油性化粧料は、液状、半固形、固形油からなる油性基剤、または、液状油をゲル化剤によって固化させた油性基剤に顔料が分散されてなる。
【0003】
しかし、従来の油性基剤主体の油性化粧料は、ベたつき感や油っぽさを感じる等の欠点があった。そこで、良好な使用感を得るために、三次元架橋構造を有する架橋型オルガノポリシロキサンと低粘度シリコーンのゲル(特許2105655号公報、特許2561857号公報、特許2561858号公報、特許2582275号公報等)が提案されているが、ベたつき感や油っぽさはなくなったものの、顔料を分散した製品から油分が分離する等、保存安定性が悪いという欠点を有していた。これらを改善するために、架橋型オルガノポリシロキサンを多く添加すると、皮膚が乾燥し、粉っぽい使用感となるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情に鑑み、架橋型オルガノポリシロキサンを配合した従来の油性化粧料が有する欠点を改良することを第一の目的とし、さらに従来にない優れた油性化粧料を提供することを第二の目的とする。したがって、本発明の目的は、唇等の皮膚に塗布したときにべたつきや油っぽさのないさっぱりとした良好な使用感が得られ、塗布した唇等の皮膚の乾燥、粉っぽい仕上がりといった不快感がなく、保存安定性に優れる化粧料を提供すること、さらに、皮膜のつっぱり感、つやがない等の欠点のない、化粧もちに、特に転写防止効果に優れた油性化粧料を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、特定の油性成分とともに、架橋型オルガノポリシロキサンと不定形無水珪酸とを配合することにより上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち、本発明は、少なくともシリコーン油を含む油性成分と、架橋型オルガノポリシロキサンと、不定形無水珪酸とを含有することを特徴とする油性化粧料である。
【0007】
この構成をとることにより、油性化粧料を唇等の皮膚に塗布したときにべたつきや油っぽさのないさっぱりとした良好な使用感が得られ、塗布した唇等の皮膚の乾燥、粉っぽい仕上がりといった不快感がなく、保存安定性に優れる化粧料が得られる。
【0008】
なお、本発明においては、前記不定形無水珪酸の粒子径は、平均粒子径で0.001〜0.1μmである微粒子が好ましい。また、前記不定形無水珪酸の含有量は、油性化粧料全量中0.01〜10重量%であることが好ましい。また、前記シリコーン油は揮発性のシリコーン油であることが好ましい。また、前記架橋型オルガノポリシロキサンは、架橋型アルキルアリールポリシロキサン及び架橋型アルキルポリシロキサンからなる群から選ばれた一種または二種以上を含有してなることが好ましい。
【0009】
本発明は、さらに、平均粒子径0.1〜30μmの球状粉体の一種または二種以上を含有することを特徴とする油性化粧料であることができる。
【0010】
この構成をとることにより、前記本発明の効果の一つであるさっぱり感がさらに向上する。
【0011】
本発明は、さらに、有機シリコーン樹脂の一種または二種以上を含有することを特徴とする油性化粧料であることができる。
【0012】
この構成をとることにより、前記本発明の効果に加え、さらに、皮膜のつっぱり感、つやがない等の欠点のない、化粧もちに、特に転写防止効果に優れた油性化粧料が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について詳述する。
【0014】
本発明において用いられる油性成分とは、少なくともシリコーン油が含まれる。シリコーン油は、本発明の油性化粧料の効果を発揮する一構成成分として含有されるとともに、本発明の必須成分である架橋型オルガノポリシロキサンを溶解させる及び他の配合成分と相溶させる溶媒としても働くものである。
【0015】
シリコーン油としては、化粧料に配合できるシリコーン油であれば特に制限されない。シリコーン油の例を挙げれば、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン;アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等が挙げられる。これらのシリコーン油は、一種または二種以上を任意に選択して用いることができる。本発明に用いられるシリコーン油の含有量は、油性化粧料全量中10〜80重量%が好ましく、20〜70重量%の範囲が特に好ましい。シリコーン油をこの範囲で含有することにより、本発明の目的をよく達成することができるが、特に、さっぱりとした良好な使用感が得られる。
【0016】
本発明においては、これらのシリコーン油のうち一部または全部として、揮発性のシリコーン油を用いることが好ましい。揮発性のシリコーン油の配合により、さっぱりとした良好な使用感が効果的に得られ、また化粧もちに優れた油性化粧料が得られる。揮発性のシリコーン油の例としては、例えば重合度2〜5の以下に示す直鎖状ポリシロキサン、すなわちジアルキルポリシロキサン(アルキル基の炭素数は1〜5程度)、ジアリールポリシロキサン(アリール基の炭素数は6〜10程度)、アルキルアリールポリシロキサン(アルキル基、アリール基の炭素数は前記と同じ)等が挙げられる。さらに、重合度4〜6の以下に示す環状ポリシロキサン、すなわち環状ジアルキルポリシロキサン(アルキル基の炭素数は1〜5程度)、環状ジアリールポリシロキサン(アリール基の炭素数は6〜10程度)、環状アルキルアリールポリシロキサン(アルキル基、アリール基の炭素数は前記と同じ)等が挙げられる。
【0017】
前記直鎖状ポリシロキサンの具体例は、ジメチルポリシロキサン、メチルエチルポリシロキサン、ジエチルポリシロキサン、ジプロピルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、エチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等である。また、環状ポリシロキサンの具体例は、前記オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等である。これらの揮発性のシリコーン油は、一種または二種以上を任意に選択して用いることができる。
【0018】
本発明に用いられる揮発性のシリコーン油の含有量は、油性化粧料全量中10〜80重量%が好ましく、20〜70重量%の範囲が特に好ましい。揮発性のシリコーン油をこの範囲で含有することにより、本発明の目的をよく達成することができるが、特に、さっぱりとした良好な使用感と良好な化粧持続効果が得られる。
【0019】
本発明におけるシリコーン油以外の油性成分としては、通常化粧料に用いられる油性成分であれば特に制限されない。油性成分の例を挙げれば、例えば、サフラワー油、大豆油、ブドウ種子油、ゴマ油、小麦胚芽油、アボガド油、オリーブ油、ヒマシ油、マカデミアナッツ油、メドフォーム油等の植物性油、ミンク油、タートル油、液状ラノリン等の動物性油、流動パラフィン、スクワラン、重質流動イソパラフィン、ポリブテン等の炭化水素類、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸イソプロピル等の低級アルコールの脂肪酸エステル、イソノナン酸2−エチルヘキシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、2-エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル等の高級アルコールの脂肪酸エステル、リンゴ酸ジイソステアリル、乳酸セチル等の高級アルコールのオキシ酸エステル、トリカプリル酸グリセリル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジイソステアリン酸プロピレングリコール、2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール等の多価アルコールの脂肪酸エステル、オレイン酸、エルカ酸、リノール酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等の高級アルコール類、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロカーボン等のフッ素油等が挙げられる。
【0020】
さらに常温で固形状の油性成分として、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等の固体油脂、ミツロウ、キャンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、カポックロウ、酢酸ラノリン、ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ホホバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、
POEラノリンアルコールエーテル、 POEラノリンアルコールアセテート、 POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、 POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等のロウ類、固形パラフィン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素油、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン(ベヘニン)酸等の高級脂肪酸、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等が挙げられる。これらの油性成分は、一種または二種以上を任意に選択して用いることができる。
【0021】
本発明に用いられるシリコーン油を含めた油性成分の含有量は、油性化粧料全量中10〜90重量%が好ましく、40〜70重量%の範囲が特に好ましい。油性成分をこの範囲で含有することにより、本発明の目的をよく達成することができるが、特に、前記シリコーン油の効果の他に唇、目元及び頬等の皮膚が乾燥することがなく、塗膜につやがあり、良好な使用感が得られる。
【0022】
本発明においては、油性成分として常温で液状の油分を用いることが好ましく、固形油分の配合は油性化粧料全量中20重量%以下におさえることが好ましい。固形油分がこの範囲を超えると、さっぱりした感触が失われ、使用感が満足できなくなる傾向にある。
【0023】
本発明において用いられる架橋型オルガノポリシロキサンはオルガノポリシロキサンを架橋結合させて得られる重合物であり、一部又は全体に三次元構造を有する。
【0024】
本発明において用いられる架橋型オルガノポリシロキサンとしては、例えば、白金触媒存在下で、(a)1分子当たり少なくとも2つの低級アルケニル基を持つオルガノポリシロキサン、及び(b)1分子当たり少なくとも2つのケイ素原子に結合した水素原子を持つオルガノポリシロキサンの付加反応と架橋反応によって得られた架橋型オルガノポリシロキサンを使用することができる。また、その他に以下の架橋型オルガノポリシロキサンを使用することもできる。
(1)R2SiO単位,RSiO1. 5単位、R3SiO0. 5単位及びSiO2単位のうち少なくとも、R2SiO単位,RSiO1. 5単位及びR3SiO0. 5単位を含んだ架橋型オルガノポリシロキサンであって、Rはそれぞれ独立に水素原子、メチル基、エチル基、及びプロピル基等のアルキル基、もしくはフェニル基、及びトリメチル基等のアリール基、またはビニル基等の不飽和脂肪族基等を表し、R2SiO単位のRSiO1. 5単位に対する重量比が1〜30:1の範囲にある架橋型オルガノポリシロキサン。
(2)(c)オルガノヒドロポリシロキサンと、(d)不飽和脂肪族基を有するオルガノポリシロキサンとの付加によって得られることができ、(c)及び(d)の水素又は不飽和脂肪族基の量がそれぞれ、オルガノポリシロキサンが非環状の場合は1〜20モル%、オルガノポリシロキサンが環状の場合は1〜50モル%の範囲にある架橋型オルガノヒドロポリシロキサン。
【0025】
本発明における好適な架橋型オルガノポリシロキサンは、例えば架橋型アルキルアリールポリシロキサン及び架橋型アルキルポリシロキサンを挙げることができる。架橋型アルキルアリールポリシロキサンとして、例えば炭素数が1〜5のアルキル基及び炭素数が6〜10のアリール基を有する架橋型オルガノポリシロキサンを挙げることができ、さらに具体的には、例えばメチルフェニルポリシロキサン、及びエチルフェニルポリシロキサン等を挙げることができる。架橋型アルキルポリシロキサンとしては、例えば炭素数が1〜5のアルキル基を有する架橋型モノアルキルポリシロキサン及び架橋型ジアルキルポリシロキサンを挙げることができ、さらに具体的には、例えば架橋型モノメチルポリシロキサン、架橋型ジメチルポリシロキサン、架橋型モノエチルポリシロキサン、架橋型ジエチルポリシロキサン、及び架橋型メチルエチルポリシロキサン等を挙げることができる。また、本発明においては、例えば、デカメチルシクロペンタシロキサンと架橋型メチルポリシロキサンとの混合物(5重量%濃度)であるペースト状のKSG15(信越化学工業株式会社製)、低粘度ジメチルポリシロキサンと架橋型メチルポリシロキサンとの混合物(20〜30重量%濃度)であるペースト状のKSG16(信越化学工業株式会社製)、メチルフェニルポリシロキサンと架橋型メチルフェニルポリシロキサンとの混合物(10〜20重量%濃度)であるペースト状のKSG18(信越化学工業株式会社製)等の市販品を架橋型オルガノポリシロキサンとして使用することもできる。これらの架橋型オルガノポリシロキサンは、一種または二種以上を任意に選択して用いることができる。
【0026】
本発明における架橋型オルガノポリシロキサンの含有量は油性化粧料全量中0.01〜30重量%が好ましく、0.1〜20重量%の範囲が特に好ましい。
前記含有量の場合、さっぱりとした使用感が得られ、唇や皮膚を乾燥させることなく、つやのある塗膜が得られる。
【0027】
本発明において用いられる不定形無水珪酸としては、例えば、通常の四塩化珪素を水素・酸素炎中で加水分解して得られた、親水性の不定形無水珪酸、及び前記親水性の不定形無水珪酸の表面を疎水化処理した不定形無水珪酸を挙げることができる。前記不定形無水珪酸は、親水性でも疎水化された不定形無水珪酸でもかまわない。前記疎水化処理の方法としては、トリメチルシリルクロライド、及びヘキサメチルジシラザン等によるトリメチルシロキシ化処理、ジメチルジクロロシランによるメチル化処理、メチルハイドロジェンポリシロキサンを用いたコーティング焼き付け処理、ジメチルポリシロキサン、金属石鹸等によるコーティング等が挙げられる。これらの不定形無水珪酸は、一種または二種以上を任意に選択して用いることができる。
【0028】
本発明において用いられる不定形無水珪酸は、平均粒子径0.001〜0.05μmの範囲、好ましくは0.001〜0.02μmの範囲の不定形微粒子無水珪酸であることが好ましい。粒子径が前記範囲内の場合、きしみが生じることのない良好な使用感と、油分が分離することない良好な安定性が得られる。この不定形微粒子無水珪酸の粒子径は透過型電子顕微鏡によって測定される。
【0029】
前記好ましい不定形微粒子無水珪酸としては、例えばアエロジル200(日本アエロジル株式会社製)、アエロジル300(日本アエロジル株式会社製)、アエロジルR972(日本アエロジル株式会社製)、アエロジルR974(日本アエロジル株式会社製)、アエロジルR202(日本アエロジル株式会社製)、アエロジルRY200(日本アエロジル株式会社製)、タラノックス500(タルコ社製)等の市販品が挙げられる。
【0030】
前記不定形無水珪酸の含有量は、油性化粧料全量中0.01〜10重量%の範囲が好ましく、0.1〜5重量%の範囲が特に好ましい。前記含有量の場合、きしみが生じることなく良好な使用感で、油分が分離することなく良好な安定性が得られ、良好な化粧持続効果が得られる。
【0031】
本発明には、上記必須成分とともにさらに、平均粒子径0.1〜30μmの球状粉体(以下、単に球状粉体という。)を配合することが好適である。球状粉体を併用すると、本発明の効果の一つであるさっぱり感がさらに向上する。
【0032】
本発明において用いられる球状粉体としては、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、無水珪酸等の無機粉体、結晶セルロース、ポリ(メタ)アクリル酸エステル(メチル、エチルエステル)、ナイロンパウダー、ポリビニルピロリドン等の有機粉体、シロキサン結合が三次元的に伸びた網状構造をなし、ケイ素原子1個にメチル基が結合した無機と有機の中間的構造を有するポリメチルシルセスキオキサン粉末がある。また、それらの球状粉体は、多孔質の粒子、及び無孔質の粒子のいずれも用いることができる。球状粉体の形状としては、真球状、及び球に類似する形状を挙げることができる。本発明の化粧料においては、表面が親水性であっても疎水性であっても良い。疎水化処理の方法としては、メチルハイドロジェンポリシロキサンを用いたコーティング焼き付け処理、金属石鹸、脂肪酸デキストリン、トリメチルシロキシケイ酸、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等によるコーティング等が挙げられる。
【0033】
本発明において用いられる球状粉体は、平均粒子径で0.1〜30μmの範囲の粒子径を有し、特に好ましくは1〜20μmの範囲の粒子径を有する。さらには、粒度分布が平均粒子径の±30%の範囲にあるものが好ましい。球状粉体の粒子径が前記範囲の場合には、球状粉体による輪転効果が得られるため、きしみがなく、のびが良好でさっぱりとした使用感が得られる。これらの球状粉体は、一種又は二種以上を任意に選択して配合される。
【0034】
前記球状粉体を配合する場合の含有量は、油性化粧料全量中0.1〜30重量%の範囲が好ましく、0.5〜15重量%の範囲が特に好ましい。前記含有量の場合、きしみが生じることなく、のびが良好でさっぱりとした使用感が得られる。
【0035】
本発明の油形化粧料には、上記必須成分とともにさらに有機シリコーン樹脂を配合することが好適である。有機シリコーン樹脂を併用すると、前記本発明の効果に加え、さらに、皮膜のつっぱり感、つやがない等の欠点のない、化粧もちに、特に転写防止効果に優れた油性化粧料が得られる。
【0036】
本発明に用いられる有機シリコーン樹脂は、R1 3SiO1/2単位(R1は炭素数1〜6までの炭化水素基またはフェニル基)とSiO2単位との比が0.5/1〜1.5/1の範囲に存在する,
R1 3SiO1/2単位及びSiO2単位からなる有機シリコーン樹脂で、対応する既知のシラン類を加水分解することによって得られる。
【0037】
本発明においては、有機シリコーン樹脂を配合する場合には、同時に前記揮発性シリコーンを配合することが好ましい。
【0038】
有機シリコーン樹脂の市販品としては、例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサンとトリメチルシロキシケイ酸との混合物(50重量%濃度)であるKF−7312F(信越化学工業株式会社製)、デカメチルシクロペンタシロキサンとトリメチルシロキシケイ酸との混合物(50重量%濃度)であるKF−7312J(信越化学工業株式会社製)、ジメチルポリシロキサンとトリメチルシロキシケイ酸との混合物(50重量%濃度)であるKF−7312K(信越化学工業株式会社製)、DC593、BY11−018(東レ・ダウコーニングシリコーン株式会社製)等が挙げられる。これらの有機シリコーン樹脂は、一種又は二種以上を任意に選択して配合される。
【0039】
有機シリコーン樹脂を配合する場合の含有量は、油性化粧料全量中1〜30重量%が好ましく、5〜25重量%の範囲が特に好ましい。前記含有量の場合、良好な化粧持続効果、特に良好な転写防止効果が得られる。
【0040】
本発明の油性化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で上記した成分の他に通常化粧品や医薬品等に用いられる他の成分を配合することができる。例えば、粉末成分、界面活性剤、保湿剤、本発明以外の各種高分子樹脂類、皮膜剤、増粘剤、紫外線吸収剤、低級アルコール、多価アルコール、色素、ビタミン類、防腐剤、酸化防止剤、香料、水等が挙げられる。
【0041】
前記任意配合成分のうち、粉末成分としては、例えば、タルク、カオリン、雲母、合成雲母、シリカ、硫酸バリウム、窒化ホウ素、ナイロン粉末、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄(ベンガラ等)、群青、紺青、パール顔料(雲母チタン等)、アルミニウムパウダー、赤色201号、赤色226号、黄色4号、橙色204号、青色404号、青色1号、緑色3号等が挙げられる。これらの粉末は、一種または二種以上が任意に選択されて配合することができる。
【0042】
これらの粉末成分を配合する場合の配合量は、前記不定形無水珪酸、球状粉体を含めた全粉末成分量として、油性化粧料全量中1〜60重量%が好ましく、さらに20〜40重量%が好ましい。
【0043】
本発明の化粧料の形態は、広く各種化粧品基剤として利用できる。例えば、フェースカラー、口紅、リップクリーム、ファンデーション、頬紅、アイカラー、アイシャドウ、アイライナー等に特に適しているが、これに限定されるものではない。
【0044】
【実施例】
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。配合量は重量%である。実施例の説明に先立ち本発明で用いた効果試験方法及び評価基準について説明する。
【0045】
[使用感官能試験]
各試験品について、10名の女性パネルにべたつき感、油っぽさ、さっぱり感、皮膚の乾燥、仕上がり感、つっぱり感、塗膜のつや等の使用感を判定してもらい、以下の基準に従って評価した。また、化粧効果の持続性は、10名の女性パネルが各試験品を皮膚に塗布した5分後にティッシュオフし、ティッシュに付着するかどうかを目視により判定した。試験の結果は、以下の基準で評価した。
【0046】
(評価基準)
皮膚に塗布したときのべたつき感:ある 0←1←2→3→4 ない
皮膚に塗布したときの油っぽさ:ある 0←1←2→3→4 ない
肌のさっぱり感:しない 0←1←2→3→4 する
皮膚の乾燥:する 0←1←2→3→4 しない
仕上がりの粉っぽさ:ある 0←1←2→3→4 ない
塗布後のつっぱり:ある 0←1←2→3→4 ない
塗膜のつや:ない 0←1←2→3→4 ある
転写防止効果:ない 0←1←2→3→4 ある
0:非常に 1:割合 2:どちらともいえない 3:割合 4:非常に
【0047】
(判断基準)
◎:10名の4段階評価の平均値が3以上4以下
○:10名の4段階評価の平均値が2以上3未満
△:10名の4段階評価の平均値が1以上2未満
×:10名の4段階評価の平均値が0以上1未満
【0048】
[保存安定性]
化粧料を25℃に保持された恒温槽、50℃に保持された恒温槽、40℃(湿度85%)に保持された恒温槽、−5℃で8時間保持した後に、20℃(湿度85%)で4時間保持し、次いで40℃(湿度85%)で8時間保持し、さらに20℃(湿度85%)で4時間保持するというサイクルで内部の雰囲気が変化する恒温槽のそれぞれに1ヶ月保存された化粧料につき、油分の分離の有無を下記の基準に従って評価した。
【0049】
(評価基準)
◎:いずれの恒温槽に保存された化粧料も、変化がみられなかった。
○:いずれかの恒温槽に保存された化粧料につき、一週間後、油分の分離が見られた。
△:いずれかの恒温槽に保存された化粧料につき、1日後、油分の分離が見られた。
×:いずれかの恒温槽に保存された化粧料につき、2時間後、油分の分離が見られた。
【0050】
(実施例1〜3、比較例1〜4)
粉体成分以外の成分を均一に混合した後に、粉体成分をロールミルで分散させ、容器に充填して化粧料(フェースカラー)を得た。成分として用いられた原料の種類と含有量を表1に示す。なお、架橋型オルガノポリシロキサンAは「KSG15」、不定形微粒子無水珪酸Aは「アエロジルR972」(疎水性不定形微粒子無水珪酸、平均粒径0.007〜0.030μm)である。
【0051】
【表1】
【0052】
上記実施例1〜3、比較例1〜4の評価結果を表2に示す。
【0053】
【表2】
【0054】
表2から、架橋型オルガノポリシロキサン、油性成分、不定形微粒子無水珪酸を含有した実施例1〜3のフェースカラーは、べたつき感、油っぽさがなく、さっぱり感を有し、また皮膚の乾燥、仕上がりの粉っぽさもなく、保存安定性のよい優れたものであることが分かる。
【0055】
これに対して、架橋型オルガノポリシロキサンの含有されていない固形油分、液状油分主体の比較例1は、べたつき感、油っぽさが強く、さっぱり感がなく、保存安定性が悪いものであった。そこで、比較例1の固形油分の一部を架橋型オルガノポリシロキサンに置き換えた比較例2は、油っぽさが強く、さっぱり感がない上に、保存安定性が悪いものであった。また、比較例1の固形油分の全部を架橋型オルガノポリシロキサンに置き換えた比較例3は、さっぱり感が充分でない上に、皮膚は乾燥し、仕上がりも粉っぽくなり、保存安定性も悪く、好ましくなかった。さらに、不定形微粒子無水珪酸を配合しても架橋型オルガノポリシロキサンの含有されていない比較例4は、べたつき感、油っぽさが強く、さっぱり感のないものであった。
【0056】
(実施例4〜10)
表1と同様に、粉体成分以外の成分を均一に混合した後に、粉体成分をロールミルで分散させ、容器に充填して化粧料(フェースカラー)を得た。成分として用いられた原料の種類と含有量を表3に示す。なお、架橋型オルガノポリシロキサンBは「KSG16」、架橋型オルガノポリシロキサンCは「KSG18」、不定形微粒子無水珪酸Bは「アエロジル300」(不定形微粒子無水珪酸、平均粒径0.005〜0.015μm)、球状粉体Aは、疎水性球状無水珪酸、平均粒径1〜16μm、商品名SI−SB−700(三好化成株式会社製)、球状粉体Bは、ポリメチルシリルセスキオキサン粉末、平均粒径3〜6μm、商品名トスパール145(東芝シリコーン株式会社製)である。
【0057】
【表3】
【0058】
上記実施例4〜の評価結果を表4に示す。
【0059】
【表4】
【0060】
表4から、架橋型オルガノポリシロキサン、油性成分、不定形微粒子無水珪酸を含有した実施例4〜6のフェースカラーは、べたつき感、油っぽさがなく、さっぱり感を有し、また皮膚の乾燥、仕上がりの粉っぽさもなく、保存安定性のよい優れたものであることが分かる。さらに、球状粉体が配合された実施例7〜10のフェースカラーは、べたつき感、さっぱり感がさらによくなり、保存安定性もよくなることが分かる。
【0061】
(実施例11〜17)
表1と同様に、粉体成分以外の成分を均一に混合した後に、粉体成分をロールミルで分散させ、容器に充填して化粧料(フェースカラー)を得た。成分として用いられた原料の種類と含有量を表5に示す。なお、架橋型オルガノポリシロキサンAは表1と同様、架橋型オルガノポリシロキサンB及びCは表3と同様、不定形微粒子無水珪酸Aは表1と同様、不定形微粒子無水珪酸Bは表3と同様、球状粉体Cは、ポリメタクリル酸メチル、平均粒径5〜10μm、商品名マツモトマイクロスフェアM−100(松本油脂株式会社製)、有機シリコーン樹脂Aは「KF−7312J」、有機シリコーン樹脂Bは「KF−7312F」、有機シリコーン樹脂Cは「KF−7312K」である。
【0062】
【表5】
【0063】
上記実施例11〜17の評価結果を表6に示す。
【0064】
【表6】
【0065】
表6から、架橋型オルガノポリシロキサン、油性成分、不定形微粒子無水珪酸を含有し、さらに有機シリコーン樹脂が配合された実施例11〜17のフェースカラーは、べたつき感、油っぽさがなく、さっぱり感を有し、また皮膚の乾燥、仕上がりの粉っぽさもなく、保存安定性のよい優れたものである上に、塗布後のつっぱりもなく、塗膜のつや、転写防止効果に優れたものであることが分かる。
さらに、球状粉体が配合された実施例14〜17のフェースカラーは、べたつき感、さっぱり感がさらによくなり、保存安定性もよくなることが分かる。
【0066】
以下、種々の処方の本発明油性化粧料を実施例として示す。なお、上記の使用感官能試験、保存安定性をこれら油性化粧料において行ったところ、いずれの実施例の本発明油性化粧料においても優れたものであった。
【0067】
(製法)
(1)(2)(4)(5)(6)(13)を均一に混合した後に、粉体成分をロールミルで分散させ、香料を添加後、容器に充填してゲル状の口紅を得た。
【0068】
(製法)
(1)(2)(4)(11)を均一に混合した後に、粉体成分をロールミルで分散させ、香料を添加後、容器に充填してゲル状の口紅を得た。
【0069】
(製法)
(1)(2)(4)(12)を均一に混合した後に、(5)以外の粉体成分をロールミルで分散させ、その後、(5)(11)を混合し、容器に充填してゲル状の口紅を得た。
【0070】
(製法)
(1)(2)(3)(5)(13)を均一に混合した後に、(6)以外の粉体成分をロールミルで分散させ、その後、(6)(12)を混合し、容器に充填してゲル状のアイカラーを得た。
【0071】
(製法)
(1)(2)(4)(5)(6)(7)(16)を均一に混合した後に、(8)以外の粉体成分をロールミルで分散させ、その後、(8)(15)を混合し、容器に充填して口紅を得た。
【0072】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明によれば、唇等の皮膚に塗布したときにべたつきや油っぽさのないさっぱりとした良好な使用感が得られ、塗布した唇等の皮膚の乾燥、粉っぽい仕上がりといった不快感がなく、保存安定性に優れる化粧料が得られる。さらに、皮膜のつっぱり感、つやがない等の欠点のない、化粧もちに、特に転写防止効果に優れた油性化粧料をも得ることができる。
Claims (3)
- 油性化粧料全量中37〜74.5重量%の液状シリコーン油を含む液状油分からなる油分42〜74.5重量%と、架橋型オルガノポリシロキサン1.5〜9重量%と、粒子径が平均粒子径で0.001〜0.1μmである不定形無水珪酸0.1〜5重量%と、粒子径が平均粒子径で0.1〜30μmである球状粉体0.5〜15重量%とを含有することを特徴とする油性化粧料。
- 液状シリコーン油が揮発性のシリコーン油である請求項1記載の油性化粧料。
- 架橋型オルガノポリシロキサンが、架橋型アルキルアリールポリシロキサン及び架橋型アルキルポリシロキサンからなる群から選ばれた一種または二種以上を含有してなることを特徴とする請求項1または2記載の油性化粧料。
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