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JP4646598B2 - 紙裁断機 - Google Patents

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JP4646598B2 JP2004318925A JP2004318925A JP4646598B2 JP 4646598 B2 JP4646598 B2 JP 4646598B2 JP 2004318925 A JP2004318925 A JP 2004318925A JP 2004318925 A JP2004318925 A JP 2004318925A JP 4646598 B2 JP4646598 B2 JP 4646598B2
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Description

本願発明は、基盤上の定位置に載置した裁断紙を裁断する紙裁断機に係わり、特に、裁断紙を基盤上において確実に安定して圧接保持し、しかも保持状態を維持できる紙裁断機に関する。
従来から用いられている紙裁断機では、基盤に支持され上下方向に移動可能な紙押え板を設け、基盤上に位置決め載置した裁断紙を紙押え板により圧接保持し、前記紙押え板に沿ってスライダを移動させることで同スライダに装着した回転刃でもって裁断紙の裁断を行っていた。
従来から用いられている上下方向に移動可能な紙押え板を備えた紙裁断機としては、例えば本願出願人により先に提案した紙裁断機(例えば、特許文献1参照。)などがある。図17に示すように特許文献1の紙裁断機における紙押え装置では、レール52の両端は定盤51に固定された一対の支持部材54により上下動可能に設けられている。図17においては、他方の支持部材54については図示していない。
レール52の下側には、紙押え板55がレール52とは独立して配設され、定盤51に対して垂直方向に上下動可能に設けられている。また、レール52には図示せぬスライダが装着され、スライダには回転刃が装着されている。レール52の両端を支持している一対の支持部材54には、図18示すように案内孔57が形成され、案内孔57とレール52とに挿入したピンP2(図17参照)を介してレール52が上下動するようになっている。
一方の支持部材54は、可動部材61と固定部材62とから構成されている。可動部材61は蓋板63に略直角に舌片64が一体に設けられ、舌片64はピンP1を介して固定部材62に枢着されている。レール52と可動部材61とは、連結部材58(リンク機構)を介してピンP2とP3とによりピン連結されている。
固定部材62は、二枚の側板65を天板66で一体にした門形になっていて定盤51に固定されている。側板65には、定盤51に沿って延びる水平部(保持手段)を有する落差Hの傾斜された案内孔57が形成されている。
紙押え板55は、レール52とは独立した状態で定盤51の上に設けられ、圧縮バネ59(付勢手段)により常時レール52側に押されている。また、紙押え板55は、レール52に設けられた押えピン56により定盤51に対して垂直方向に押圧されている。紙押え板55の位置固定は、レール52を挟むように紙押え板55に固定されたガイド部材60により行われる。
可動部材61を(I)の状態から(II)の状態のようにピンP1を支点として時計方向に回動させると、レール52の先端に設けられたピンP2は、連結部材58を介して案内孔57に沿って移動する。このとき、レール52は定盤51と平行状態を保ちながら図1の右方向に移動しながら案内孔57に沿って上昇する。
レール52が上昇すると、紙押え板55は圧縮バネ59の付勢力によって、案内部材60に案内されて図示せぬストッパー部材がレール52に当接するまで垂直方向に上昇する。これにより、紙押え板55と定盤51の上面との間に平行な間隙が形成される。
この間隙に裁断紙を挿入することで、裁断紙の截断位置と紙押え板55の縁との位置合わせが容易になる。裁断紙の截断位置を合わせた後に、ピンP1を支点として可動部材61を反時計方向に回動する。このとき、レール52の両端は連結部材58の回動に伴ってピンP2が案内孔57内を移動することで、図1の左方向に移動しながら下降する。
レール52の上下動によってレール52は(IV)の状態位置と(V)の状態位置との間で水平方向に移動することになる。このとき、レール52と紙押え板55とは分離されているので、レール52に設けた押えピン56の先端が、紙押え板55の上面をこするように押圧しながらレール52は水平方向に移動することになる。
紙押え板55の水平方向への移動は、固定部材62と支持部材54とによって拘束され、紙押え板55は定盤51に対して垂直方向に上下動する。紙押え板55の下降時には、定盤51上に積み重ねられた裁断紙はその載置状態を崩すことなく紙押え板55と定盤51との間で押圧保持される。
特許第3113949号公報
上記特許文献1に開示されているような紙押え装置によれば、上述したとおり、紙押え板55は、レール52とは独立して定盤51の上に設けられているので、裁断操作とは別に、裁断紙の位置ずれを防止しながら紙押え板55の位置固定操作を行なわなければならなかった。
この紙押え板55の位置固定は、可動部材61を回動させることによって行われるが、可動部材61を回動する際に、レール52下降に伴ってレール52水平方向に移動するので、の移動によってスライダも裁断紙に対して水平方向に移動しまうことになる。
このスライダの下降を伴う水平移動によって、スライダに装備した回転刃は、定盤51上に載置した裁断紙に当接し不用意に裁断紙の裁断を開始してしまう恐れがあった。この不用意な裁断開始によって、裁断位置のズレが発生することがあった
本願発明は、上記課題を解決するものであり、確実に安定した良好な状態での紙押え機能を確保し、スライダを介してレールを押圧してレールを下降させても、スライダに装着した回転刃によって裁断紙の裁断が開始されない紙裁断機を提供することを目的としている。
本願発明では請求項1に記載したように、基盤上に載置した裁断紙を圧接保持する紙押え板と、前記基盤上に立設されると共に該基台に対して垂直に延びる第1案内孔を有する一対の支持体と、同支持体によりその両端が上下動可能に支持されたレールと、同レールに沿って摺動自在なスライダと、同スライダに装着した切断刃と、を有する紙裁断機であって、前記紙押え板を、前記基盤側に付勢するバネを介して前記レールに取り付け、前記紙押え板と前記レールとに沿って連動部材を配すると共に、同連動部材の両端に、それぞれ同じ向きに傾斜する第2案内孔を形成し、前記第1案内孔と前記第2案内孔とに、前記レールによって両端が支持された連結ピンを摺動自在に挿入することで、前記連動部材を基盤表面と平行な方向に移動させた際に前記レールに連動して前記紙押え板が垂直方向に上下動するようにしたことを最も主要な特徴となしている。
また、本願発明では請求項2に記載したように、前記連動部材は、一対のカム部材間にアームを取り付けた構成であり、前記カム部材に、同じ向きの前記第2案内孔を形成すると共に、前記支持体の一方に枢着された前記保持手段と、一方の前記カム部材との間に、回動運動を直線運動に変換する伝達機構を形成することで、前記保持手段の回動により前記レールを前記紙押え板を押圧する位置と解放する位置とでそれぞれ保持するように構成されたことを特徴となしている。
更に、本願発明では請求項3、4に記載したように、回動運動を直線運動に変換する伝達機構として、ラックとピニオン機構、回動レバーと同レバーに係合する係合溝とからなる伝達機構を用いたことを主要な特徴となしている。
更にまた、本願発明では請求項5に記載したように、前記連動部材は、一対のカム部材間にアームを取り付けた構成であり、前記カム部材に、同じ向きの前記第2案内孔を形成すると共に、前記一対の支持体の一方に直線動する操作レバーを配設し、同操作レバーが、前記連動部材側に向けて弾性付勢された接触子を介して一方の前記カム部材に係合することで、該カム部材を水平方向に直線動させ、前記レールを前記紙押え板を押圧する位置と解放する位置とでそれぞれ保持するように構成したことを主要な特徴となしている。
また、本願発明では請求項6に記載したように、前記紙押え板に、同紙押え板と前記基盤との間に裁断紙を挿入案内する案内翼が少なくとも1以上前記基盤表面と平行に延出して形成されてなることを主要な特徴となしている。
更に、本願発明では請求項7に記載したように、前記裁断紙の側縁を規制する規制片が前記基盤に配設され、同規制片に前記紙押え板と前記基盤との間に挿入できる裁断紙の最大枚数を規定する規定溝が形成されてなることを主要な特徴となしている。
本願発明の紙裁断機ではレールと紙押え板とを、基盤表面に対して常に平行状態を維持しながら基盤表面に対して垂直方向に移動させることができる。しかも、レールは支持体に形成した第1案内孔に沿って基盤表面に対して垂直な方向に移動するので、レールが基盤表面に対して平行な方向へ移動することは、第1案内孔によって規制することができる。
また、連動部材の両端にはそれぞれ同じ向きを向いた第2案内孔が形成されており、第2案内孔と支持体に形成した第1案内孔とに挿入した連結ピンを介してレールの両端が支持されている。これにより、連動部材が基盤表面に対して平行な方向に移動することで、レールを基盤表面に対して常に平行状態を維持しながら基盤表面に対して垂直方向に移動させることができる。
保持手段の操作、またスライダを押圧することによってレール移動させ、連動部材を基盤表面に対して平行な方向に移動させることができるので、安定した良好な状態での紙押えが確保される。
更には、請求項5に記載の発明によれば支持体上に連動部材の移動方向と平行な方向に沿った内孔を形成しておき、その案内孔に沿って操作レバーを往復動させることによって、接触子を介して連動部材を基盤表面に対して平行な方向に移動させることができる。しかも、操作レバーによってレールが移動した位置を保持しておくこともできる。
スライダやレールの任意の部位を手や指で押圧したり、保持手段を操作することで、紙押え板をその長さ方向の全長にわたった略均等な圧接力を裁断紙に対して確実に作用させることができるめ、基盤に対する紙押え板の押圧力を偏らせて作用させることが防止され、裁断紙が裁断位置から位置ずれするのを防止できる。これによって、一枚以上の裁断紙であれば常に正確な裁断位置で裁断紙を保持することができ、常に正確な寸法で裁断紙を裁断することができる。
しかも、レールを基盤表面側に下降させたときには、スライダもレールとの相対位置を変えずに下降させることができる。このため、レールの下降時においてスライダに装着した切断刃による不用意な裁断紙の裁断を確実に防止できる。
また、仮にスライダを介してレールの一端部側を押下げ操作したときでも、紙押え板の他端部側が浮き上がるような事態の発生や、スライダが基盤表面に対して平行な方向に移動するような事態の発生を確実に防止することができる。しかも、紙押え板の他端部側においても十分な押圧力でもって裁断紙を確実に圧接保持することができる。これにより、基盤上に載置した裁断紙を紙押え板の長手方向にわたって略均等な圧接力で保持することができる。
第2案内孔の下端に平行な案内面を設けた場合は、保持手段操作レバーの操作によりレールを下降させたとき、連結ピンが平行案内面側に移動され紙押え板を押圧する位置にレールを保持しておくことができる。このとき、紙押え板はバネを介してレールに取り付けられているので、基盤表面に対して押圧した状態にできる。基盤表面に裁断紙が載置されているときには、紙押え板によって、裁断紙を裁断位置に圧接保持しておくことができるので、紙裁断機の基盤を傾けた状態で使用しても、正確な裁断を行うことができる。
この状態から切断刃を装着したスライダをレールに沿って摺動させることで、基盤上の裁断紙を正確に裁断することができる。切断刃としては、回転刃、直線状や曲線状の反りを備えた固定刃を用いることができる。
レール下降させる側とは反対の方向に保持手段操作レバーを操作すると、レールは基盤表面から離間する方向に付勢するバネ力によって、第1案内孔に沿って上昇する。紙押え板もレールとともに上昇して、紙押え板と基盤表面との間に裁断紙を挿入できる隙間を形成することができる。このとき、レールは紙押え板に対する押圧を解放した位置に保持される。
請求項6に記載の発明によれば、紙押え板と基盤との間に挿入する裁断紙を容易に案内することのできる案内翼を紙押え板に形成しておくことができる。案内翼の先端部カール部を形成したり、傾斜面等を形成するなどして、基盤から順次離間する方向に拡開した構成にしておくことで、裁断紙の挿入が容易に行えるようになる
本願発明では、請求項7に記載したように、裁断紙の側縁を規制する規制片に、紙押え板と基盤との間隙に挿入することのできる最大枚数を規定する規定溝を形成しておくことができる。多数枚の裁断紙を紙押え板と基盤との間隙に挿入するとき、前もって挿入しようとする多数枚の裁断紙を規定溝内に挿入することで、挿入可能な枚数か否かを確認することができる。
多数枚の裁断紙が規定溝内に挿入することができた場合には、同複数の裁断紙は容易に紙押え板と基盤との間隙に挿入することができる。これにより、紙押え板と基盤との間隙に裁断紙が折り込まれながら無理に押し込み挿入されることが防止できる。また、規定溝で規定する枚数以下とした裁断紙を挿入することで、常に紙裁断機での裁断に適した枚数での裁断紙の裁断を行うことができる。
本願発明の紙裁断機で裁断することのできる裁断紙の枚数としては、積み重ねられた多数枚の裁断紙は云うに及ばず、一枚の裁断紙であっても前記紙押え板と基盤との間で略均等に圧接保持することができる。
本願発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて以下において具体的に説明する。本願発明の紙裁断機の構成としては、以下で説明する形状、配置構成以外であっても本願発明の課題を解決することができる形状、配置構成であれば、紙裁断機として採用することができるものである。このため、本願発明は、以下に説明する実施例に限定されるものではなく、多様な変更が可能である。
図1に示す紙裁断機40は、従来から用いられている紙裁断機と同様に、裁断紙を載置する基盤表面1bを有する長方形状の基盤1と、裁断紙を前記基盤1の基盤表面1b上に位置決めして圧接保持する紙押え板7と、基盤表面1bに対して接離可能に支持されたレール6と、同レール6に沿って移動し、裁断紙を所要の大きさに裁断する切断刃を装着したスライダ8とを備えている。また、基盤表面1bには裁断紙の側縁を規制する規制片2が、基盤表面1bの左右両端に設けられている。
基盤表面1bにおける紙押え板7と当接する下面には、高い摩擦係数を有するゴム材やその他の材料からなる図示せぬパッドが適当な固着手段により固着一体化されており、裁断機を所定の位置に確実に保持できる。
前記パッドに隣接する基盤表面1bには、基盤1の長さ方向の両側端縁まで延びる幅狭の嵌合凹部が直線状に延設されている。同嵌合凹部は、硬質ゴム材等からなる細長い刃受板を嵌合支持し、嵌合凹部の設置部分は前記スライダ8に装着した図示せぬ回転刃の切断位置に対応している。
尚、切断刃としては、回転刃を用いた例について説明を行うが、本願発明は回転刃に限定されるものではなく、直線状や曲線状の反りを備えた固定刃を用いることができるものである。実施例1では、スライダ8は回転刃(図10、図11における符号11参照)を回転自在に支承している。
本願発明では、従来から用いられている紙裁断機とは異なり、レール6の両端が支持体3a、3bによって支持されている。レール6は、基盤表面1bに対して平行な方向への移動が規制され、基盤表面1bに対して垂直な方向に移動可能に支持されている。また、支持体3aにはレール6を基盤表面1bに対して垂直な方向に移動させる保持手段4が配設されている。
更に従来から用いられている紙裁断機とは異なり、紙押え板7は、レール6との間に紙押えバネ(図2における符号26参照)を介して支承され、レール6の移動とともに同一方向に移動することができる。更にまた、紙押え板7の裁断紙挿入側には少なくとも1以上の案内翼7aが一体的に形成され、案内翼7aの先端部は、裁断紙を挿入しやすくするため基盤表面1bから漸次離間する方向に拡開している。
案内翼7aの先端部としては、上向きのカール形状、案内翼7aの先端部に向かって登り傾斜の傾斜面等が形成されている。これにより、多数枚の裁断紙を紙押え板7と基盤表面1bとの間隙に挿入しやすくなり、しかも挿入状態を容易に確認することができる。特に、紙押え板7を透明又は半透明の材質で構成することで、挿入状態の確認を容易に行うことができる。
これら以外にも、本願発明では、従来から用いられている紙裁断機とは異なり、紙押え板7と基盤表面1bとの間隙と略同じ間隙を有した規定溝9及び規定溝9の一方の面を延設した案内壁9aが、規制片2に形成されている。多数枚の裁断紙を紙押え板7と基盤表面1bとの間隙に挿入する前に、前記規定溝9内に挿入して挿入可能な枚数であるかを確認することができる。前記規定溝9内に挿入することができれば、同枚数の裁断紙を紙押え板7と基盤表面1bとの間隙に容易に挿入することができることを予め確認できる。
案内壁9aは、多数枚の裁断紙を規定溝9内に挿入するときのガイド面として機能するとともに、規定溝9内に挿入した多数枚の裁断紙がしなって倒れてしまうのを防止することができる。
尚、図1では、裁断紙の後端部を規制する可動の規制片、同規制片を摺動案内するガイド溝等を図示していない。しかし、同可動の規制片を設けることや、基盤表面1b上に定規線を記載することなどの構成は、従来の紙裁断機に備えられている各種構成の一つであり、これらの各構成を設けることは必要に応じて適宜採用することができるものである。
次に、図2〜図5を用いてレール6及び紙押え板7の作動機構について説明する。図2、図3はスライダ8を省略して示した図1のA−A断面図であり、図2は、保持手段4がハンドル軸5と共に回動した状態を示している。図2に示すように、一対の支持体3a、3bは基盤表面1bに固定され、同基盤表面1bに対して垂直な方向に延びた第1案内孔13が支持体3a、3bの側面に形成されている。
レール6の両端は、それぞれ連結ピン14を介して第1案内孔13に支持され、第1案内孔13に沿ってレール6が、基盤表面1bに対して垂直方向に移動可能に支持されている。各連結ピン14の両端は、レール6によって支持され、連結ピン14は第1案内孔13内を摺動自在に内接している。
レール6と基盤表面1bとの間には、押上げバネ30が配設されている。押上げバネ30によって、レール6は基盤表面1bから離間する方向に付勢されている。レール6の長手方向への移動は、連結ピン14と第1案内孔13との当接により規制されている。
レール6と基盤表面1bとの間には紙押え板7が配設されている。レール6の裏面側にはガイドピン25が固定され、紙押え板7に突設した案内筒28がガイドピン25を案内面として摺動可能に配設されている。また、レール6の裏面側と案内筒28との間には紙押えバネ26が配設されている。ガイドピン25に羅合したストッパーネジ27と案内筒28の内面に形成した段差部とによって、案内筒28の摺動量が規制されている。
ガイドピン25に沿った案内筒28の摺動により、紙押え板7はレール6とは独立して、基盤表面1bに対して接離方向に移動することができる。尚、案内筒28をガイドピン25に沿って摺動させるため、レール6には案内筒28との干渉を防止するため、ガイドピン25の周りには開孔24が形成されている。
レール6と紙押え板7との間には、連動部材10が配設されている。図4に示すように連動部材10は、一対のカム部材15、16間にアーム18を取り付けた構成となっている。アーム18を取り付けるため、各カム部材15、16には一対の側壁が形成されている。一対の側壁間にアーム18の端部を挿入し、各カム部材15、16に形成した取付孔(図5における符号20を参照)と止めネジ23との螺合により、アーム18の端部を各カム部材15、16に取り付けることができる。
図5に示すように、前記各カム部材15、16の側壁には、同じ向きを向いた第2案内孔17が形成され、第2案内孔は、傾斜案内面17aと同傾斜案内面17aに連続した平行案内面17bとから構成されている。前記平行案内面17bは、基盤表面1bと平行な案内面となっている。図4に示すように、カム部材15とカム部材16に形成した第2案内孔17は、共に同じ向きに形成されている。
図2、3に示すように、長孔29が、アーム18の長手方向に形成されている。同長孔29により、アーム18が基盤表面1bと平行な方向に移動しても、前記案内筒28及びレール6を押し上げる方向に付勢している押上げバネ30との干渉を防止することができる。また、カム部材15には、図5に示すようにラック部19が形成されている。図5ではカム部材15の斜視図についてのみ示しているが、カム部材15、16の底面側には案内凹部34がそれぞれ形成されている。案内凹部34は、支持体3a、3b内の基盤表面1bに形成した案内レール33に跨設され、同案内レール33をガイド面として摺動することができる。
レール6の両端をそれぞれ支持している連結ピン14は、連動部材10の第2案内孔17と支持体3a、3bの第1案内孔13とに挿入されている。基盤表面1bと平行な方向への連動部材10の移動により、レール6は基盤表面に対して常に平行状態を維持しながら基盤表面に対して垂直方向に移動することができる。
支持体3aには、連動部材10を基盤表面1bと平行な方向へ移動させる保持手段4が、回動自在に支承されている。保持手段4は、ハンドル4aとハンドルカバー4bとを備え、ハンドルカバー4bにはハンドル軸5が回転不能に取り付けられている。ハンドル軸5には、カム部材15のラック部19と噛み合うピニオン31が回転を規制されて配設されている。ハンドル軸5は、軸受け等を介して支持体3aに支承され、ハンドル軸5を中心として保持手段4は支持体3aに対して回動することができる。
ラック部19とピニオン31とにより、保持手段4による回動運動を連動部材10の直線運動に変換することができる。
尚、図2、3では、基盤1が一対の脚部1cと一対の脚部1c間に架設したベース部材1aとにより構成されている例を示しているが、基盤1の構成としては、以下で説明する実施例2で用いた基盤のようにベースと脚部とが一体に構成しておくこともできる。図2、3では、脚部1cとベース部材との表面によって基盤表面1bが形成されている。
次に、図2、図3及び図10、図11を用いて保持手段4の回動により、レール6及び紙押え板7を基盤表面1bに対して垂直方向に移動させる作用について説明する。
図3、図11の状態は、基盤1上に裁断紙が載置されていない状態を示している。この状態では、スライダ8に回転自在に装着した回転刃11の刃先の一部は、基盤1上に形成した図示せぬ嵌合凹部内に挿入した状態となっている。
図3、図11の状態からハンドル4aを持ち上げて、保持手段4を支持体3aに対して図3における反時計方向に回動させ、図2、図10の状態にする。このとき、ハンドル軸5はハンドル4aの回動に伴って反時計方向に回動し、ハンドル軸5上のピニオン31を反時計方向に回動させる。ピニオン31の回動に伴いピニオン31と噛合していたラック部19を備えたカム部材15は案内レール33に沿って図2の右方向に移動する。カム部材15の移動により、アーム18の他端に取り付けられている他方のカム部材16も案内レール33に沿って図2の右方向に移動する。
このとき、第2案内孔17の平行案内面17b(図4参照)に摺接していた連結ピン14は、カム部材15、16の移動に伴って平行案内面17bから傾斜案内面17aと摺接する。連結ピン14が傾斜案内面17aと摺接することで、レール6は押上げバネ30の付勢力により、第1案内孔13に沿って基盤表面1bから離間する方向に上昇する。
押上げバネ30によるレール6の移動、ハンドル4aの反時計方向の回動及びハンドル4aにおけるピニオン31がラック部19との噛合状態が外れることで、連動部材10は連結ピン14による傾斜案内面17aへの押圧力によって図3の右方向に案内レール33に沿って移動する。これによって、レール6は基盤表面に対して常に平行状態を維持しながら基盤表面から離間する垂直方向に上昇することができる。
レール6の移動に伴って、紙押え板7も基盤表面に対して常に平行状態を維持しながら基盤表面1bから離間する垂直方向に上昇する。図2に示すようにレール6と基盤表面1bとの間隔が最大になると、即ち、連結ピン14が第1案内孔13又は第2案内孔17の上端部に到達すると、レール6の上昇は停止し、レール6は紙押え板7への押圧を解放した位置に維持されることになる。
このときの紙裁断機40の側面は、図10に示す状態のようになる。保持手段4が支持体3aから図10の反時計方向に回動している。回転刃11を回転自在に装着したスライダ8は、支持体3aに近接した位置に移動させておくことができる。スライダ8の位置としては、レール6上の任意の位置としておくことができるが、裁断紙41を挿入した後にレール6を下降させるとき、回転刃11が裁断紙と当接しない位置にスライダ8を位置決めしておくことが望ましい。
次に、図10に示すように、基盤表面1bと紙押え板7との間に裁断紙41を挿入し、挿入した裁断紙の裁断位置を決めた後で、ハンドル4aを図2における時計方向に回動する。ハンドル4aの時計方向への回動により、ピニオン31が時計方向に回動してカム部材15のラック部19と噛合し、カム部材15を案内レール33に沿って図2の左方向に移動させる。カム部材15の移動は、アーム18を介して他方のカム部材16を案内レール33に沿って図2の左方向に移動させ、連動部材10を図2の左方向に移動させることになる。
カム部材15、16の左方向への移動により、第2案内孔17の傾斜案内面17aに摺接している連動ピン14は、傾斜案内面17aに案内されながら第1案内孔13に沿って下降する。連動ピン14の下降により、レール6は基盤表面1bに対して常に平行状態を維持しながら基盤表面1bに近接する方向に下降する。
紙押え板7もレール6と共に下降するが、紙押え板7の下面が裁断紙に当接すると、紙押えバネ26を圧縮させながら紙押え板7は、裁断紙に当接した高さ位置を維持することになる。連結ピン14が傾斜案内面17aの下端に到達すると、レール6の下降は停止する。このとき、レール6と紙押え板7との間隔に応じた付勢力が紙押えバネ26から紙押え板7に作用し、紙押え板7は、同付勢力で裁断紙を圧接保持することができる。
連結ピン14が傾斜案内面17aの下端に到達した後さらにハンドル4aが回動すると、ピニオン31の回動によりカム部材15は更に図2に左方向に移動して、図3の状態となる。このとき、連結ピン14は平行案内面17bと摺接した状態となり、押上げバネ30による付勢力でレール6が持ち上げられるのを阻止する。即ち、レール6によって紙押え板7を押圧する位置に保持されることになる。
尚、平行案内面17bとしては、必ずしも基盤表面1bと平行である必要はなく、平行案内面17bに来た連結ピン14によって、押上げバネ30の付勢力が付勢されているレール6の上昇を停止させることができれば良く、多少傾斜した案内面であってもよい。このような多少傾斜した案内面は、本願発明における平行案内面に包含されるものである。
レール6を下降させたとき、スライダ8はレール6に対してレール6の下降前における位置関係を維持する。このため、スライダ8に装着した回転刃11がレールの下降の途中で裁断紙に当接して裁断してしまう事態の発生を防止できる。
紙押え板7で裁断紙を圧接保持した後、スライダ8を載置した裁断紙の枚数に応じて複数回左右動させることで、裁断紙を予め位置決めした裁断位置で正確に裁断することができる。上記説明では、ハンドル4aを回動させることにより、レール6を上下動させる作動について説明を行ったが、レール6の上下動は、手や指等によりレール6を押圧することや、スライダ8を押圧するなどによって行うこともできる。
次に図6〜図9を参照して、本願発明に係わる他の好ましい実施例について説明する。実施例2における構成のうち実施例1と同様の構成については、実施例1において用いた部材符号と同じ部材符号を用いることでその説明を省略する。
実施例2では、ハンドル4aの回動によりカム部材15を案内レール33に沿って摺動させる、回動運動を直線運動に変換する伝達機構として回動レバー32と同回動レバー32に係合する係合溝22とから構成した点で実施例1とは異なっている。また、アーム18をカム部材15、16に取り付ける取り付け方法として、アーム18の端部側に形成した係合孔35とカム部材15、16に形成した取付片21とを係合させることで取り付けている点で実施例1とは異なっている。
他の構成においては、実施例1では基盤1のベース部材1aが一対の脚部1c間に架設した構成であったが、実施例2ではベース部材と脚部とが一体に形成されている点で一応相違している。ただ、ベース部材と脚部との関連構成は、本願発明の主要部を成すものではなく、従来から用いられている各種の構成を採用することができるものである。
図9に示すように、取付片21は逆テーパー状の側面を有し、取付片21に嵌入したアーム18の係合孔35が抜けにくい形状に構成している。しかし、取付片21としての形状は、逆テーパー状の側面を有した形状に限定されるものではなく、アーム18が取付片21から抜けにくい係合孔35と取付片21との組み合わせ形状であれば、他の形状を用いることができる。図示はしていないが、カム部材16における取付片21もカム部材15における取付片21と同様な構成となっている。
カム部材15には回動レバー32と係合する係合溝22が形成されている。回動レバー32は、ハンドル軸5に取り付けられ、ハンドル軸5と一体回転する。図6に示す状態から、ハンドル4aをハンドル軸5を中心に時計方向回動させると、連結ピン14が傾斜案内面17aとの接触状態から平行案内面17bとの接触状態に移動するように連動部材10は図7に示すように左方向に移動する。これにより、レール6を下方位置において保持しておくことができる。
ハンドル4aを図7の状態から反時計方向に回動すると、連結ピン14が平行案内面17bとの接触状態から傾斜案内面17aとの接触状態に移動する。このとき、連動部材10はレール6を押し上げる押し上げバネ30の付勢力によって連結ピン14を傾斜案内面17aに沿って上昇させ、連動部材10を図6の右方向に移動させる。
このとき、回動レバー32と係合溝22との係合状態が解除され、連動部材10の移動が自由となる。係合溝22は、カム部材15の幅方向に渡って形成することも、回動レバー32との係合部位にのみ係合溝を形成することもできる。
次に図12、図13を参照して、本願発明に係わる別の好ましい実施例について説明する。実施例3における構成のうち実施例1、実施例2と同様の構成については、実施例1、実施例2において用いた部材符号と同じ部材符号を用いることでその説明を省略する。
実施例3では、実施例2において回動レバー32を回動させる保持手段4としてハンドル4aを用いている代わりに、回動レバー32に操作ハンドル36を取り付けた構成としており、しかも、同操作ハンドル36を支持体3aに形成した第3案内孔37から突出させた構成とした点で実施例2とは異なっている。
第3案内孔37は、支持体3a上において連動部材10の移動方向と平行な方向に形成されている。第3案内孔37から突出した操作ハンドル36をハンドル軸5を中心に回動させることで、実施例2におけるハンドル4aを回動させた場合と同様に連動部材10を移動させることができる。
しかも、実施例2におけるハンドル4aと同様に、操作ハンドル36を図12の状態から反時計方向に回動することによって、連結ピン14が平行案内面17bとの当接状態から傾斜案内面17aとの接触状態に移動する。レール6を押し上げる押し上げバネ30の付勢力によって連結ピン14が傾斜案内面17a上を上昇し、連動部材10を図13の状態となるように右方向に移動させる。
このとき、回動レバー32と係合溝22との係合状態が解除され、連動部材10の右方向への移動が自由となる。図13で示す状態から、操作ハンドル36を時計方向に回動させると、回動レバー32が係合溝22と係合し、操作ハンドル36の回動に伴って連動部材10は図の左方向に移動する。操作ハンドル36が第3案内孔37の端部近傍まで回動すると、連結ピン14は平行案内面17bとの接触状態となり図12で示す状態とすることができる。
次に図14〜図16を参照して、本願発明に係わる更に別の好ましい実施例について説明する。実施例4における構成のうち実施例1〜実施例3と同様の構成については、実施例1〜実施例3において用いた部材符号と同じ部材符号を用いることでその説明を省略する。
実施例4では、回動レバー32を回動させる代わりに、操作レバー42を支持体3aに形成した第4案内孔43に沿って直線的に摺動させ、操作レバー42を連動部材10の係合段部44や係合溝45に選択的に係合できる構成となっている点で実施例1〜実施例3とは異なっている。
操作レバー42と第4案内孔43との接触面には一対のフランジ部49a、49bが形成され、操作レバー42が第4案内孔43から抜け出ない構成となっている。少なくとも一対のフランジ部49a、49bにおける一方のフランジ部が、操作レバー42に対して着脱自在に構成されている。第4案内孔43は連動部材10の移動方向と平行な案内孔として支持体3a上に形成されている。
操作レバー42におけるカム部材15側には、接触子46が配設され、同接触子46はバネ47によってカム部材15の表面側に付勢されている。また、接触子46に形成した案内ロッド46aが操作レバー42の軸部に形成したガイド穴48内に挿入され、接触子46の摺動方向を案内している。更に、カム部材15には係合段部44と接触子46と係合する係合溝45が形成されている。
図14の状態から操作レバー42を第4案内孔43に沿って図の左方向に摺動させると接触子46と係合溝45、係合段部44との係合により、連動部材10は左方向に移動する。これによって図15に示す状態となり、レール6を下方位置に移動させ、連結ピン14と平行案内面との接触により、レール6を下方位置に保持しておくことができる。
図15の状態から操作レバー42を第4案内孔43に沿って右方向に移動させると、接触子46が係合溝45と係合して連動部材を右方向に移動させることができる。右方向に移動させた状態が図14の状態となる。
ところで、レール6の上下動は操作レバー42を用いずに、手等により直接レール6を押圧することにより行うことができる。このとき、レール6が図14の状態から押圧されると、連結ピン14と第2案内面17との係合関係から連動部材10は図14の左方向に移動しようとする。このとき、連動部材10bの左方向への移動力によって接触子46は係合溝45を乗り上げた状態となり、カム部材15の上面は接触子46に接触しながら摺動することになる。
レール6が下方位置まで押圧されると、図16に示すように連結ピン14は傾斜案内面17aの下端位置に移動し、平行案内面17bと当接する位置までは移動しない。このとき、レール6に対する押圧力を解除すると図15で示す位置までレール6及び連結部材10bは押し上げバネ30の付勢力により自動復帰することができる。
本願発明により、紙押え板7及びレール6の移動を、連動部材10におけるアーム18の移動とは連動しない単なる上下方向への移動とすることができる。基盤表面1bに対する平行な移動は、アーム18によって行われるので、基盤表面1bに対する平行な移動によって生ずる裁断紙の裁断位置の位置ずれを未然に防止することができる。また、紙押え板7による最終的な裁断位置の確認が極めて容易に確認することができる。
裁断する紙の枚数が少ないときには、ハンドル4aを操作して紙押え板7で裁断紙の圧接保持を行わずに、スライダ8やレール6を押圧し、スライダ8をレール6に沿って移動させるだけで、裁断紙を裁断することができ、裁断を行う操作もきわめて簡便に行うことができる。
ハンドル4aを操作してレール6を下降させるときには、レール6を下降した位置で保持しておくことができる。このため、紙裁断機40を水平な状態で使用しなくても、紙裁断機40を傾けた状態で使用しても、紙押え板7による最終的な裁断位置で裁断紙の裁断を行うことができる。
ラック部19とピニオン31との係合状態が解除されると、又は回動レバー32と係合溝22との係合が解除されると、レール6は押上げバネ30の付勢力により、レール6を原位置に素早く復帰させることができる。このため、次の操作の準備がスムーズに行える。
裁断紙の側縁を規制する規制片に基盤表面1bと紙押え板7との間に挿入できる最大の枚数を規定する規定溝を形成したので、裁断紙の端部を揃える前準備の一つとして裁断紙の裁断可能な枚数を容易に計測することができるようになる。
また、紙押え板に裁断紙の挿入を案内する案内翼を形成し、案内翼の先端部を裁断紙が挿入しやすく拡開させているので、裁断紙の挿入がスムーズとなり、基盤上の明るいところで挿入状態の確認を行うことができる。しかも、案内翼を複数形成することで幅が広い裁断紙であっても容易に挿入することができ、しかも安定して挿入することができる。
本願発明に係わる紙裁断機の全体斜視図である。(実施例) 保持手段が開いた状態での図1の要部におけるA−A断面図である。(実施例1) 保持手段が閉じた状態での図1の要部におけるA−A断面図である。(実施例1) 連動部材の側面図である。(実施例1) カム部材の一部破断した斜視図である。(実施例1) 保持手段が開いた状態での図1の要部におけるA−A断面図である。(実施例2) 保持手段が閉じた状態での図1の要部におけるA−A断面図である。(実施例2) 連動部材の側面図である。(実施例2) カム部材の一部破断した斜視図である。(実施例2) 保持手段が開いた状態での本願発明に係わる紙裁断機の側面図である。(実施例) 保持手段が閉じた状態での本願発明に係わる紙裁断機の側面図である。(実施例) レールが下降した状態での紙裁断機の断面図である。(実施例3) レールが上昇した状態での紙裁断機の断面図である。(実施例3) レールが上昇した状態での紙裁断機の断面図である。(実施例4) レールが下降した状態での紙裁断機の断面図である。(実施例4) レールを手動にて押圧下降した状態での紙裁断機の断面図である。(実施例4) 可動部材の作動状況を示す要部断面図である。(従来例) 支持部材の構成を示す縦断面図である。(従来例)
符号の説明
1 基盤
1b 基盤表面
2 規制片
3a、3b 支持体
4 保持手段
4a ハンドル
4b ハンドルカバー
5 ハンドル軸
6 レール
7 紙押え板
7a 案内翼
8 スライダ
9 規定溝
10 連動部材
13 第1案内孔
14 連結ピン
15、16 カム部材
17 第2案内孔
17a 傾斜案内面
17b 平行案内面
18 アーム
19 ラック部
22 係合溝
25 ガイドピン
26 紙押えバネ
27 ストッパーネジ
28 案内筒
30 押し上げバネ
31 ピニオン
32 回動レバー
36 操作ハンドル
40 紙裁断機
42 操作レバー
46 接触子
51 定盤
52 レール
54、54 支持部材
55 紙押え板
56 押えピン
58 連結部材
59 圧縮バネ
60 ガイド部材
61 可動部材
62 固定部材

Claims (7)

  1. 基盤1上に載置した裁断紙を圧接保持する紙押え板7と、
    前記基盤1上に立設されると共に該基台1に対して垂直に延びる第1案内孔13を有する一対の支持体3a,3bと、
    同支持体3a,3bによりその両端が上下動可能に支持されたレール6と、
    同レール6に沿って摺動自在なスライダ8と、
    同スライダ8に装着した切断刃11と、を有する紙裁断機であって、
    前記紙押え板7を、前記基盤1側に付勢するバネ26を介して前記レール6に取り付け、
    前記紙押え板7と前記レール6とに沿って連動部材10を配すると共に、
    同連動部材10の両端に、それぞれ同じ向きに傾斜する第2案内孔17を形成し、
    前記第1案内孔13と前記第2案内孔17とに、前記レール6によって両端が支持された連結ピン14を摺動自在に挿入することで、
    前記連動部材10を基盤表面1bと平行な方向に移動させた際に前記レール6に連動して前記紙押え板7が垂直方向に上下動するようにしたことを特徴とする紙裁断機。
  2. 前記連動部材10は、一対のカム部材15、16間にアーム18を取り付けた構成であり、
    前記カム部材15、16に、同じ向きの前記第2案内孔17を形成すると共に、
    前記支持体3a、3bの一方に枢着された保持手段4と、一方の前記カム部材15との間に回動運動を直線運動に変換する伝達機構を形成することで、前記保持手段4の回動により前記レール6を前記紙押え板7を押圧する位置と解放する位置とでそれぞれ保持するように構成したことを特徴とする請求項1記載の紙裁断機。
  3. 前記伝達機構が、ラックとピニオン機構19、31であることを特徴とする請求項2記載の紙裁断機。
  4. 前記伝達機構が、回動レバー32と同レバー32に係合する係合溝22とからなる伝達機構であることを特徴とする請求項2記載の紙裁断機。
  5. 前記連動部材10は、一対のカム部材15、16間にアーム18を取り付けた構成であり、
    前記カム部材15、16に、同じ向きの前記第2案内孔17を形成すると共に、
    前記一対の支持体3a、3bの一方に直線動する操作レバー42を配設し、同操作レバー42が前記連動部材10側に向けて弾性付勢された接触子46を介して一方の前記カム部材15に係合することで、該カム部材15を水平方向に直線動させ、前記レール6を前記紙押え板7を押圧する位置と解放する位置とでそれぞれ保持するように構成したことを特徴とする請求項1記載の紙裁断機。
  6. 前記紙押え板7に、同紙押え板7と前記基盤1との間に裁断紙を挿入案内する案内翼7aが少なくとも1以上前記基盤表面1bと平行に延出して形成されてなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の紙裁断機。
  7. 前記裁断紙の側縁を規制する規制片2が前記基盤1に配設され、同規制片2に前記紙押え板7と前記基盤1との間に挿入できる裁断紙の最大枚数を規定する規定溝9が形成されてなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の紙裁断機。
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