JP4632111B2 - 遮断弁の弁構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、集積回路(IC)やその部品等のワークを一方の真空処理室から他方の真空処理室に移送する移送通路、または、圧力流体、気体等の流通通路もしくは排気通路等を開閉する遮断弁の弁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば、半導体ウェハや液晶基板等の処理装置においては、半導体ウェハや液晶基板等を種々の処理室に通路を介して出し入れすることが行われており、前記通路には、それぞれ、該通路を開閉するゲートバルブが設けられている。
【0003】
このゲートバルブは、例えば、特許第2613171号公報(米国特許第5415376号、米国特許第5641149号)に示されるように、シリンダの駆動作用下に変位する弁ロッドの直進運動によって弁ディスクが弁座の対向位置に到達した後、前記弁ロッドの傾動運動によって前記弁ディスクが弁座に押し付けられて着座することにより、弁箱に形成された通路が閉塞されるように構成されている。すなわち、従来技術に係る前記ゲートバルブ1は、図13および図14に示されるように、ワークを出し入れする通路2が形成された弁箱3と、前記弁箱3内に形成された弁座4に着座することにより前記通路2を閉塞する弁ディスク5と、前記弁ディスク5に連結されて上下動および傾動自在に設けられた弁ロッド6とを有する。
【0004】
前記弁ロッド6の上部にはブロック7が連結され、前記ブロック7の両側面には、一組のシリンダ8a、8bのシリンダチューブ9の両側面にそれぞれ形成されたガイド溝10(図14参照)に沿って変位する枢軸11が固着され、前記ブロック7は、枢軸11が係合するガイド溝10の案内作用下に上下動および傾動するように設けられている。なお、前記シリンダチューブ9、ブロック7および枢軸11はそれぞれ金属製材料によって形成されている。
【0005】
換言すると、前記ブロック7は、枢軸11が係合するガイド溝10の案内作用下に、引張ばね12を介してヨーク13と一体的に上下方向に沿って直進運動するとともに、前記ガイド溝10の湾曲する下端部10a(図15参照)によって支持された枢軸11を支点として矢印A方向に傾動運動するように設けられている。従って、前記弁ディスク5は、枢軸11を支点として矢印B方向に傾動して弁座4に着座することにより、通路2が気密に閉塞される(図13参照)。
【0006】
なお、図13において、参照数字14は断面菱形とすることによって傾斜面が形成された板状カムを示し、前記板状カム14の傾斜面が略水平方向に変位することにより、前記ブロック7がガイド溝10の下端部10aを支点として矢印A方向に傾動する構造が採用されている。
【0007】
特に、この場合、図13に示す前記弁ディスク5の溝部に嵌合しているシール部材16はOリング構造であり、通路2を閉塞する際にシール性を高めるためには、前記弁ディスク5を前記弁座4に強く圧接する必要があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来技術に係るゲートバルブでは、シリンダの側面に形成されたガイド溝に沿ってブロックの枢軸が摺動変位するように構成されているため、長年の使用によって前記枢軸が摩耗して変形し、ガイド機能が低下するという欠点がある。
【0009】
また、前記従来技術に係るゲートバルブでは、弁ブロックの両側に枢軸を設けることにより部品点数が多くなるとともに、シリンダの側面にガイド溝を形成する工程が必要となり、製造コストが高騰するという不都合がある。
【0010】
さらに、前記従来技術に係るゲートバルブでは、金属製材料からなるシリンダチューブのガイド溝に沿って金属製材料からなるブロックの枢軸が摺動変位することにより塵埃等が発生する可能性がある。換言すると、金属製材料同士の摩擦によってダストが発生することがあり、クリーンルーム等の清浄性が要求される環境では使用することが困難である。
【0011】
特に、従来の弁ディスクに嵌合するOリングによってシール性を確保する弁構造によれば、シール性を高めるために弁座に対して弁ディスクを強く押圧する必要があり、この結果、シリンダ等の剛性確保のために堅牢に作成しなければならず、重量が増大し且つ製造コストが上昇する等の不都合がある。
【0012】
本発明は、前記の不都合を克服するためになされたものであり、弁ディスクに嵌合するシール部材の形状を改良することによって、ゲートバルブの剛性を追求することなくシール性を向上させ、小型で経済的に製造することが可能な遮断弁の弁構造を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、本発明は、弁座に対向する弁ディスクの一側面に周回する溝を設け、前記溝にシール部材を嵌合する遮断弁の弁構造において、前記シール部材は基体と、前記基体と一体的に成形される膨出部とからなり、前記膨出部は前記基体側に第1の凹部と第2の凹部とを有し、前記シール部材のシール時に前記膨出部がその第2の凹部側に撓曲して弁座に圧接されることを特徴とする。
【0014】
このような形状にすると、前記シール部材の前記膨出部を弁座に対向する方向に高くすることができる。そして、シール部材を弁座に圧接する際、前記膨出部が前記第2の凹部側に大きく撓曲することとなり、シール部材の弁座に圧接する面積(遮断面)を従来のシール部材に比較して広く確保することができ、そのシール性を向上させることができる。
【0015】
この場合、前記第1の凹部の最深部から前記膨出部の頂点に至って形成される第1の円弧部の間で、前記第1の円弧部の端面に対し、前記頂点から前記溝の底面に直交する中心仮想線を基準として描出した垂直な線aと、前記線aとは反対方向へと延在して前記第2の凹部の最深部から前記頂点に至って形成される第2の円弧部の端面に至るように描出された垂直な線bとの関係が、a>bであると好適である。
【0016】
この場合、シール部材を弁座に圧接する際に前記第1の凹部側の膨張部の質量よりも前記第2の凹部側の膨出部の質量が少なくなる。よって、シール部材を強く押圧しなくても、前記第2の凹部側の膨出部を撓めて前記シール部材を変形させることができる。
【0017】
前記第1の円弧部に第1の直線部が含まれ、前記第1の直線部から前記中心仮想線に至る第1の仮想線と、前記中心仮想線との間で形成される角度をθ1とし、前記第2の円弧部に第2の直線部が含まれ、前記第2の直線部から前記中心仮想線に至る前記第2の仮想線と、前記中心仮想線との間で形成される角度をθ2とするとき、θ1>θ2である場合も上記と同様な効果が得られる。この場合、前記角度θ2が、θ2≦10°であると好適である。
【0018】
さらに、前記中心仮想線と平行する前記第1の凹部の最深部と前記底面との距離cと前記中心仮想線と平行する前記第2の凹部の最深部と前記底面との距離dとの関係が、c≧dを満たすと良い。
【0019】
このような条件を満たす場合は、前記第2の円弧部の長さは、前記第1の円弧部の長さと等しいか、または大となるから、前記第2の円弧部が撓み易くなり、確実に前記第2の凹部側に撓曲させることができる。
【0020】
前記シール部材をゴムで構成すれば良い。ゴムとすることにより可撓性を高め、耐久性を向上させることができるとともに遮断面積を増大させてシール性を一層向上させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明に係る遮断弁の弁構造につき、好適な実施の形態を掲げ、以下詳細に説明する。
【0022】
先ず、本発明に関連するゲートバルブの構造について説明し、次いでシール部材の形状に言及する。
【0023】
図1において、参照数字20は、ゲートバルブを示す。このゲートバルブ20は、駆動部22と、前記駆動部22の駆動作用下に上下方向に沿って変位するとともに、前記上下方向と略直交する方向に傾動する一組の弁ロッド24a、24bと、前記弁ロッド24a、24bの一端部に連結された略長方形状の弁ディスク26とを有する。前記弁ロッド24a、24bの一端側および略中央部の外周面には、それぞれ、環状段部27a、27bが形成されている(図3参照)。
【0024】
なお、前記駆動部22の上部側には、図示しないワークを出し入れするための通路28が形成された弁箱30が設けられ(図7および図12参照)、前記弁箱30の内壁面に形成された弁座32に前記弁ディスク26が着座することにより、前記通路28が気密に閉塞される。前記弁ディスク26には、前記弁座32に対向するように長方形状の環状溝33が形成され、この環状溝33にシール部材34が装着される。前記シール部材34によって弁ディスク26が弁座32に着座した際に気密性が保持される。このシール部材34の構造については追って説明する。
【0025】
駆動部22は、前記弁箱30の底面にねじ部材36(図3参照)を介して固定されたベースプレート38と、前記ベースプレート38に装着される有底筒状のケーシング40と、前記ケーシング40内に配設されたシリンダ機構(駆動源)42とを有する。
【0026】
前記ベースプレート38には、図2に示されるように、一組の弁ロッド24a、24bを挿通するための断面略円形状の一組の貫通孔44a、44bが形成され、また、その下面部には、後述する支持ローラ(支持部材)46を支持するための断面半円状の凹部48(図1参照)が形成されている。前記貫通孔44a、44bの直径は、弁ロッド24a、24bの直径よりも若干大きく形成され、また該貫通孔44a、44bには、弁ロッド24a、24bの所定部分を被覆するベローズ50の一端部を保持するリング体52が嵌合される。
【0027】
前記ベローズ50と弁箱30との間には、図3に示されるように、弁ロッド24a、24bの外周面を囲繞するパッキン(シール部材)51が挟持され、前記パッキン51は、ピストン60が変位終端位置である上死点または下死点に到達した際、弁ロッド24a、24bの上部側の環状段部27aまたは下部側の環状段部27bに接触してシール機能を営む。なお、前記パッキン51は、ピストン60が上死点と下死点との間にあるとき、弁ロッド24a、24bの外周面と接触しないように設けられているため、摩擦による塵埃の発生が阻止される。
【0028】
また、前記ベースプレート38には、図12に示されるように、例えば、ウレタン樹脂またはポリウレタン樹脂等の樹脂製材料によって形成された第1緩衝部材53が孔部内に装着され、前記第1緩衝部材53は金具55および止め輪57を介して孔部内に固定される。前記第1緩衝部材53は、支持ローラ46が凹部48に係合する際、前記支持ローラ46に当接して該支持ローラ46の衝撃を吸収する機能を営む。
【0029】
前記シリンダ機構42は、図3に示されるように、両側面に外方に向かって突出する凸部54(図2参照)が形成され、図示しないねじ部材を介して前記ベースプレート38に一端部が固定されるシリンダチューブ56と、前記シリンダチューブ56内のシリンダ室58に沿って変位自在に収装されたピストン60と、一端部が前記ピストン60に連結され、外周面に軸線方向に沿って延在するスプライン溝62が形成されたピストンロッド64と、前記シリンダチューブ56に固定され、前記ピストンロッド64のスプライン溝62に係合する複数のボール66が設けられたスプライン軸受部材68とを有する。
【0030】
前記ピストン60の外周面には、該ピストン60によって二分割された上部側シリンダ室58aと下部側シリンダ室58bとをそれぞれ気密に保持するピストンパッキン70が装着され、また前記ピストンパッキン70に近接する底面部には、ピストン60が下死点に到達した際、前記スプライン軸受部材68の上端部に当接し、その衝撃を吸収する第2緩衝部材72が装着されている。第2緩衝部材72は、例えば、ウレタン樹脂、あるいはポリウレタン樹脂等の樹脂製材料によって形成されると好適である。
【0031】
なお、前記上部側シリンダ室58aおよび下部側シリンダ室58bには、圧力流体供給源(図示せず)に接続された図示しないチューブを介して圧力流体(例えば、圧縮空気)が供給され、図示しない切換弁の切換作用下に上部側シリンダ室58aまたは下部側シリンダ室58bのいずれか一方に圧力流体が供給される。
【0032】
さらに、駆動部22は、図2および図3に示されるように、ロックナット74およびスペーサ76を介してピストンロッド64の他端部に固定されるレバー部材(第1変位部材)78と、前記レバー部材78と一体的に変位する変位部材(第2変位部材)80とを有する。
【0033】
略平行に延在する前記レバー部材78の両側面には、横方向に向かって所定長だけ突出する一組の突出片82a、82bが形成され、前記突出片82a、82bには、後述するばね部材84の一端部が係着される略円形状の凹部86が形成されている。前記レバー部材78の両側面には略長円状に切り欠かれた長孔88a、88bがそれぞれ形成され、前記長孔88a、88bにはピン部材90を介して変位部材80に固定されたローラ92が係合するように設けられている。
【0034】
さらに、前記レバー部材78の両側面の上部側には孔部を介して一組のピン部材94が嵌着され、前記ピン部材94の一端部は、変位部材80の両側面に形成された係合用溝部96に係合するように設けられている。
【0035】
図2および図3に示されるように、変位部材80の略平行に延在する両側面には、横方向に向かって所定長だけ突出する一組のフランジ部98a、98bが形成されている。前記フランジ部98a、98bには、弁ロッド24a、24bの他端部が嵌挿される断面略円形状の孔部100が形成され、前記弁ロッド24a、24bのねじ部に締結されるロックナット102を介して前記弁ロッド24a、24bが変位部材80に固定される。
【0036】
前記変位部材80の一組のフランジ部98a、98bとレバー部材78の一組の突出片82a、82bとの間には、それぞれ、ばね部材84が介装され、前記ばね部材84の一端部は、フランジ部98a、98bに固定される弁ロッド24a、24bの一端部に係着され、該ばね部材84の他端部は、突出片82a、82bの円形状の凹部86に係着されている。
【0037】
なお、前記弁ロッド24a、24bの他端部には、その外周面を被覆するようにベローズ50が設けられ、前記ベローズ50の一端部はベースプレート38に保持されたリング体52に回動自在に連結され、他端部は弁ロッド24a、24bに外嵌されたリング体104に固着されている。
【0038】
また、変位部材80の両側面には、レバー部材78に係止されたピン部材94の一端部が係合する係合用溝部96がそれぞれ形成されている。前記係合用溝部96の下端部96aにピン部材94が係合することにより、レバー部材78と変位部材80とが上下方向および前後方向(図3において、紙面と略直交する方向)の位置ずれを防止し且つ上下方向に沿って所定間隔離間した状態で位置決めされ、このように位置決めされた状態で一体的に上下動する。そして、前記ピン部材94が係合用溝部96の下端部96aから離脱して傾斜部96b(図2参照)に沿って上昇することにより、弁ディスク26が傾動可能となる。
【0039】
さらに、二股に分岐した変位部材80の上部には、一組の支持ローラ46が回動自在に軸支され、前記支持ローラ46は、変位部材80の変位終端位置においてベースプレート38の湾曲する凹部48に挿入され(図1参照)、前記凹部48に係合する支持ローラ46を支点として、弁ディスク26、弁ロッド24a、24bおよび変位部材80が所定角度θだけ傾動する(図11参照)。
【0040】
さらにまた、変位部材80の下部には、ピストンロッド64が挿通し断面長円状からなる長孔106が形成され、前記変位部材80が傾動する際、前記ピストンロッド64が長孔106に沿って変位するように設けられている(図5参照)。
【0041】
ここで、シール部材34について詳細に説明する。前記シール部材34は、ゴム、好ましくは合成ゴム、例えば、シリコンゴムから一体的に形成された基部200と膨出部206とを有し、該基部200は環状溝33に強固に保持される。前記膨出部206は、図8からも諒解されるとおり、前記基部200から円弧状に弁座32に指向して膨出形成され、前記基部200との間で湾曲する第1の凹部202と第2の凹部204とを有する。そして、前記第1の凹部202を形成すべくその最深部214から頂点208に至る第1の円弧部218が形成されるとともに、前記第2の凹部204を形成すべくその最深部216から前記頂点208に至る第2の円弧部220が形成される。前記膨出部206の頂点208から前記環状溝33の底面210に直交する中心仮想線212を引く。そして、前記頂点208と第1の凹部202の最深部214との間で、第1の円弧部218の端面に対し、前記中心仮想線212を基準として垂直な線aを描出するとき、この垂直な線aは、該中心仮想線212から反対方向へと延在し、第2の円弧部220の端面に至る垂直な線bよりも長い。換言すれば、前記中心仮想線212を中心として第1の円弧部218側が第2の円弧部220側よりもその質量が大であるように設定されている。また、前記中心仮想線212と平行である前記第1の凹部202の最深部214と前記底面210との間の直線cは、前記中心仮想線212と平行である前記第2の凹部204の最深部216と前記底面210との間の直線dよりも大であるように設定されている。
【0042】
この場合、前記第1の円弧部218が第1の直線部218aを含み、前記第1の直線部218aを延在させて前記中心仮想線212に至る第1の仮想線222と前記中心仮想線212との間で形成される角度をθ1とし、前記第2の円弧部220が第2の直線部220aを含み、前記第2の直線部220aを延在させて前記中心仮想線212に至る第2の仮想線224と前記中心仮想線212との間で形成される角度をθ2とすると、角度θ1が角度θ2よりも大であるように設定することもできる。また、その角度θ2は、10゜よりも小さいか又は等しいように設定されていると、遮断性に優れ好適である。
【0043】
なお、本発明の実施の形態においては、前記シール部材34は、前記第2の凹部204が前記環状溝33の内側になるように嵌合されているが(図8、図9参照)、それとは逆に、破線で示すように該第2の凹部204が該環状溝33の外側になるように嵌合されていても、所定のシール効果が得られることは勿論である。
【0044】
以上のように構成される遮断弁の動作並びに作用効果について説明する。なお、以下の説明では、ピストン60がシリンダ室58の最下端位置(下死点)にあり、弁箱30に形成された通路28が弁ディスク26によって閉塞されていない開成状態を初期位置として説明する。
【0045】
この場合、前記初期位置では、ばね部材84の弾発力によってレバー部材78が下方側に向かって押圧されているため、レバー部材78に固着されたピン部材94が変位部材80の係合用溝部96の下端部96aに保持された状態にある。また、前記初期位置では、レバー部材78の両側面に形成された長孔88a、88bの上部にローラ92が係合した状態にある。
【0046】
前記初期位置において、圧力流体供給源(図示せず)から図示しないチューブを介して下部側シリンダ室58bに圧力流体を供給する。下部側シリンダ室58bに供給された圧力流体の作用下にピストン60が上昇し、前記ピストン60に連結されたピストンロッド64も上昇する。なお、この場合、上部側シリンダ室58aは、図示しない切換弁の作用下に大気開放状態にあるものとする。
【0047】
前記ピストンロッド64が上昇することにより、該ピストンロッド64とともにレバー部材78、変位部材80、弁ロッド24a、24bおよび弁ディスク26が一体的に上昇する。この場合、レバー部材78はばね部材84の弾発力によって下方側に押圧された状態にあり、前記レバー部材78の両側面に固着された一組のピン部材94が変位部材80の係合用溝部96の下端部96aに保持されることにより、レバー部材78と変位部材80とは、それぞれ、上下方向および前後方向(図3において、紙面と略直交する方向)の位置ずれを防止した所定位置に位置決め保持された状態にある。従って、レバー部材78および変位部材80は、前記所定位置に位置決め保持された状態で一体的に上昇する。
【0048】
ピストンロッド64が上昇する際、前記ピストンロッド64に形成されたスプライン溝62に沿って複数のボール66が転動して循環するとともに、該ピストンロッド64はシリンダチューブ56に固着されたスプライン軸受部材68によって周方向の回転が阻止されて回り止めがなされている。
【0049】
ピストンロッド64が上昇して変位部材80の一端部がベースプレート38に当接することにより前記変位部材80は変位終端位置に到達し、弁ディスク26は、通路28の開口部に対峙した状態となる(図7参照)。その際、変位部材80の上部に設けられた支持ローラ46は、ベースプレート38の湾曲する凹部48に係合するとともに、第1緩衝部材53に当接することによりその衝撃が吸収される。
【0050】
変位部材80が変位終端位置に到達した後、ピストンロッド64がさらに上昇することにより、該変位部材80は、レバー部材78の長孔88a、88bに対するローラ92の係合作用下に、凹部48に係合する支持ローラ46を支点として所定角度θだけ傾動し、弁ディスク26が弁座32に着座することにより通路28が閉塞される(図12参照)。
【0051】
すなわち、変位部材80が変位終端位置に到達した後、ばね部材84の弾発力に抗してピストンロッド64をさらに上昇させることによりレバー部材78のみが上昇し、その際、変位部材80は、レバー部材78の両側面に形成された長孔88a、88bに対するローラ92の係合作用下に、支持ローラ46を支点として所定角度θだけ傾動する(図12参照)。なお、変位部材80が支持ローラ46を支点として傾動する際、レバー部材78の両側面に固着されたピン部材94は、変位部材80の係合用溝部96の下端部96aから離脱して傾斜部96bに沿って上昇する。
【0052】
従って、弁ロッド24a、24bを介して変位部材80に固定された弁ディスク26は、前記変位部材80が所定角度θだけ傾動することにより、通路28から所定間隔離間して対峙した状態から通路28側に向かって略水平に変位する。この結果、弁ディスク26に設けられたシール部材34が弁座32に着座して通路28が気密に閉塞される。
【0053】
すなわち、前記弁ディスク26が、前述のように、前記凹部48に係合する支持ローラ46を支点として所定角度θだけ傾動することにより、前記弁ディスク26に設けられた前記シール部材34が、前記弁座32に押圧されて、形状が変形しながら圧着され、前記通路28が気密に閉塞される。換言すれば、第1の円弧部218側が第2の円弧部220側よりも質量が大であるためには、弁座32に対する押圧時に、図9に示すように第2の円弧部220側に撓曲して該弁座32に圧接されることになる。このため、前記弁座32に対する密着度が一層高められる。
【0054】
次に、弁ディスク26を弁座32から離間させて通路28を開成する場合には、図示しない切換弁の切換作用下に上部側シリンダ室58aに圧力流体を供給することによりピストン60が下降し、ピストンロッド64、レバー部材78および変位部材80が一体的に下降することにより、初期位置に復帰する。なお、この場合、下部側シリンダ室58bは、図示しない切換弁の作用下に大気開放状態にある。
【0055】
すなわち、変位部材80が長孔88a、88bに対するローラ92の係合作用下に前記とは反対方向に向かって所定角度θだけ傾動した後、ピストンロッド64と一体的にレバー部材78および変位部材80が下降することにより初期位置に復帰する。その際、ピストン60の底面部に設けられた第2緩衝部材72によって該ピストン60が下死点に到達したときの衝撃が吸収される。なお、ピストン60が下降するとき、ばね部材84の弾発力によってレバー部材78が下方側に向かって押圧されるため、上部側シリンダ室58aに供給される圧力流体の流量を抑制することができる。
【0056】
上述したように、本実施の形態では、前記シール部材34が、前記弁座32に押圧されて形状が変形しながら圧着される。すなわち、押圧され変形された形状は、図9の線のように、前記第2の円弧部220側に向かって撓曲し、前記第1の円弧部218よりも前記弁座32との圧着面が広く着座(密着)する。
【0057】
さらに、前記第2の凹部204側に通じている気密に遮蔽された前記通路28が正圧に保持されるものであれば、その正圧によって前記シール部材34の前記第2の凹部204側を前記弁座32により圧着させることができる。勿論、通路28側が負圧で弁ディスク26の周囲が正圧の場合、あるいは通路28側と弁ディスク26の周囲が共に負圧または正圧の場合であっても、十分な遮蔽効果が得られる。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、シール部材の形状を改良することによって、シール性を向上させて、気密保持能力を高めることができ、塵埃等の発生を可及的に少なくすることが可能となる。また、ゲートバルブの剛性を追求することなくシール性を向上させて、小型で経済的にゲートバルブを製造することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るゲートバルブの概略斜視図である。
【図2】図1に示すゲートバルブの分解斜視図である。
【図3】前記ゲートバルブの軸線方向に沿った縦断面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿った横断面図である。
【図5】図3のV−V線に沿った横断面図である。
【図6】図3のVI−VI線に沿った横断面図である。
【図7】図3のVII−VII線に沿った縦断面図である。
【図8】図7に示す弁ディスクに嵌合するシール部材の拡大図である。
【図9】図7に示すシール部材が、弁座に押圧されて変形した形状を示す拡大図である。
【図10】図7に示す状態から弁ロッドが所定角度θだけ傾動して弁座に着座した状態を示す縦断面図である。
【図11】弁ロッドをシールするパッキンの部分拡大縦断面図である。
【図12】軸線と略直交する方向に沿ったベースプレートの縦断面図である。
【図13】従来技術に係るゲートバルブの軸線方向に沿った縦断面図である。
【図14】図13に示すゲートバルブの軸線方向に沿った縦断面図である。
【図15】図13に示すゲートバルブを構成するシリンダチューブの斜視図である。
【符号の説明】
20…ゲートバルブ 22…駆動部
24a、24b…弁ロッド 26…弁ディスク
28…通路 30…弁箱
32…弁座 34…シール部材
38…ベースプレート 40…ケーシング
42…シリンダ機構 44a、44b…貫通孔
46…支持ローラ 48、86…凹部
50…ベローズ 51…パッキン
53、72…緩衝部材 56…シリンダチューブ
58、58a、58b…シリンダ室 60…ピストン
62…スプライン溝 64…ピストンロッド
66…ボール 68…スプライン軸受部材
70…ピストンパッキン 78…レバー部材
80…変位部材 82a、82b…突出片
84…ばね部材 88a、88b、106…長孔
90、94…ピン部材 92…ローラ
96…係合用溝部 98a、98b…フランジ部
200…基部 202…第1の凹部
204…第2の凹部 206…膨出部
208…頂点 210…底面
212…中心仮想線 214…第1の凹部の最深部
216…第2の凹部の最深部 218…第1の円弧部
218a…第1の直線部 220…第2の円弧部
220a…第2の直線部 222…第1の仮想線
224…第2の仮想線
Claims (5)
- 弁座に対向する弁ディスクの一側面に周回する溝を設け、前記溝にシール部材を嵌合する遮断弁の弁構造において、
前記シール部材は基体と、前記基体と一体的に成形される膨出部とからなり、前記膨出部は前記基体側に第1の凹部と第2の凹部とを有し、
前記シール部材のシール時に前記膨出部がその第2の凹部側に撓曲して弁座に圧接されると共に、前記第1の凹部の最深部から前記膨出部の頂点に至って形成される第1の円弧部の間で、前記第1の円弧部の端面に対し、前記頂点から前記溝の底面に直交する中心仮想線を基準として描出した垂直な線aと、前記線aとは反対方向へと延在して前記第2の凹部の最深部から前記頂点に至って形成される第2の円弧部の端面に至るように描出された垂直な線bとの関係が、a>bであることを特徴とする遮断弁の弁構造。 - 弁座に対向する弁ディスクの一側面に周回する溝を設け、前記溝にシール部材を嵌合する遮断弁の弁構造において、
前記シール部材は基体と、前記基体と一体的に成形される膨出部とからなり、前記膨出部は前記基体側に第1の凹部と第2の凹部とを有し、
前記シール部材のシール時に前記膨出部がその第2の凹部側に撓曲して弁座に圧接されると共に、第1の円弧部に第1の直線部が含まれ、前記第1の直線部から中心仮想線に至る第1の仮想線と、前記中心仮想線との間で形成される角度をθ1とし、第2の円弧部に第2の直線部が含まれ、前記第2の直線部から前記中心仮想線に至る第2の仮想線と、前記中心仮想線との間で形成される角度をθ2とするとき、θ1>θ2であるように前記第1の円弧部と前記第2の円弧部を形成することを特徴とする遮断弁の弁構造。 - 請求項2記載の弁構造において、
前記角度θ2が、θ2≦10°であることを特徴とする遮断弁の弁構造。 - 請求項1記載の弁構造において、
前記中心仮想線と平行する前記第1の凹部の最深部と前記底面との間の距離cと、前記中心仮想線と平行する前記第2の凹部の最深部と前記底面との間の距離dとの関係が、c≧dであることを特徴とする遮断弁の弁構造。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の弁構造において、
前記シール部材はゴムで形成されていることを特徴とする遮断弁の弁構造。
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