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JP4625326B2 - 施設利用情報処理装置及びその情報処理方法 - Google Patents

施設利用情報処理装置及びその情報処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、アミューズメント施設等の各種施設に対する来場者の利用情報の情報処理に関し、例えば、施設のアトラクション毎に混雑状況等の利用情報を施設利用者等に提供する施設利用情報処理装置及びその情報処理方法に関する。
従来、施設利用の情報管理に関し、イベント会場の来場者の現在位置、来場者の滞在位置及び滞在時間等のイベント会場における行動情報を得るもの(例えば、特許文献1)、競技場等の施設の来場者をICタグを用いて識別し、その来場者に携帯電話機を用いて各種情報の配信サービスを行うもの(例えば、特許文献2)、遊園地等で施設を利用者が通過する毎に利用者を認識し、施設利用者を管理するもの(例えば、特許文献3)等が知られている。
特開2001−317958 特開2004−94431 特開平10−301984
ところで、アミューズメント施設等の各種施設では、多数のアトラクションに来場者が分散しても相当な混雑が予想され、待機時間が長くなると、来場者に不快感や疲労感を与えることになる。管理者による場内整理は一定の効果が期待できるものの、人的整理には限界がある。特定のアトラクションの待機エリアにいる来場者が、離れたアトラクションの待機時間を正確に知ることは不可能であろう。また、施設外から施設内の混雑状況を知ることは不可能である。
そこで、本発明は、施設内の利用状況を把握し、利用者の待機時間等のサービス情報を利用者等に迅速に提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の施設利用情報処理装置は、施設内の設備に設けられた入場者を待機させるエリア内にいる前記入場者の持つチケットに設置された信号発信部から発信された、前記チケットの固有情報を表す無線信号を受信するように、前記エリアを無線信号の受信可能範囲で区分して設置され、かつ隣接する受信可能範囲が重なるように設置された複数のアンテナと、該複数のアンテナで受信した前記無線信号から前記固有情報を検出する固有情報検出部と、前記設備に一度に入場可能な人数を表す入場単位情報及び前記設備に入場するために前記入場単位で予測される待ち時間情報を表す入場単位待ち時間情報を蓄積する第1の情報蓄積部と、前記固有情報検出部で検出した前記エリア内の固有情報の中で同一の固有情報の分を除去して求めた前記チケットの総数、前記第1の情報蓄積部から読み出した前記エリアに対応する前記設備の前記入場単位情報で除し、前記入場単位待ち時間情報を乗じて、前記設備の前記待ち時間情報を演算する演算部と、前記演算部で演算した前記待ち時間情報を蓄積する第2の情報蓄積部とを備えた構成である。
斯かる構成によれば、施設内の設備に設けられた入場者の待機場所等のエリアで入場者が持つチケットに設置された信号発信部から発信された、チケットの固有情報を表す無線信号を受信するように、エリアを無線信号の受信可能範囲で区分して設置され、かつ隣接する受信可能範囲が重なるように設置された複数のアンテナによって、チケットの固有情報が検出され、その検出情報からエリア内の固有情報の中で同一の固有情報の分を除去してチケットの総数を求め、このチケットの総数、設備の入場単位情報で除し、入場単位待ち時間情報を乗じてその待ち時間情報を演算することにより、エリア内の入場者の混雑状況が把握される。ここで、待ち時間とは、入場者の例えば、待ち行列の最後部に着いた入場者が最前部に移動するまでの時間であり、既述のエリアを脱してアトラクション施設に入るまでの時間である。また、検出情報は第1の情報蓄積部に蓄積され、その演算結果である待ち時間情報は第2の情報蓄積部に蓄積され、その表示や検索に用いられる。
上記目的を達成するためには、本発明の施設利用情報処理装置において、前記第2の情報蓄積部に蓄積され、前記演算部で演算された前記待ち時間情報の提供を受け、表示する表示装置をさらに有する構成としてもよい。斯かる構成とすれば、待ち時間情報が表示装置に表示され、入場者の混雑状況が入場者等に告知され、その情報に基づいて入場者を誘導することができる。
上記目的を達成するため、本発明の施設利用情報処理装置において、前記待ち時間情報に対する許容値と端末装置の連絡先とを前記端末装置から受信し、関連付けて登録する第3の情報蓄積部をさらに有し、前記待ち時間情報が演算されると、前記第3の情報蓄積部に登録された前記待ち時間情報に対する前記許容値と比較し、前記待ち時間情報が前記許容値以下になった場合に前記第3の情報蓄積部に登録した連絡先の前記端末装置にその旨を表す情報を通知する情報通知部とを備える構成としてもよい。
斯かる構成によれば、第3の情報蓄積部には待ち時間情報に対する許容値、端末装置の連絡先が関連付けられて登録されており、待ち時間情報が許容値以下になった場合に情報通知部から連絡先の端末装置にその旨を通知する。この結果、端末装置では、入場者が何れのエリアにいても、許容値以下の待ち時間情報を知ることができる。
上記目的を達成するため、本発明の施設利用情報処理装置において、前記演算部は、前記待ち時間情報に対する前記許容値と前記設備の前記待ち時間情報とを比較し、前記待ち時間情報が前記許容値の近傍値である前記設備を検索し、検索結果を前記情報通知部から前記端末装置に通知する構成としてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の施設利用情報処理装置の情報処理方法は、施設内の設備に設けられた入場者を待機させるエリア内にいる前記入場者の持つチケットに設置された信号発信部から発信された、前記チケットの固有情報を表す無線信号を、前記エリアを無線信号の受信可能範囲で区分して設置され、かつ隣接する受信可能範囲が重なるように設置された複数のアンテナにより受信する処理と、該複数のアンテナで受信した前記無線信号から前記固有情報を検出する処理と、前記設備に一度に入場可能な人数を表す入場単位情報及び入場単位待ち時間情報を第1の情報蓄積部に蓄積する処理と、検出された前記エリア内の固有情報の中で同一の固有情報の分を除去して求めた前記チケットの総数、前記第1の情報蓄積部から読み出した前記エリアに対応する前記設備の前記入場単位情報で除し、前記入場単位待ち時間情報を乗じて、前記設備の待ち時間情報を演算部で演算する処理と、演算部で演算された前記待ち時間情報を第2の情報蓄積部に蓄積する処理と、前記第2の情報蓄積部より読み出した前記待ち時間情報を表示する処理とを含む構成である。
斯かる構成によれば、施設内の設備に設けられた入場者の待機場所等のエリアで入場者が持つチケットに設置された信号発信部から発信された、チケットの固有情報を表す無線信号を、エリアを無線信号の受信可能範囲で区分して設置され、かつ隣接する受信可能範囲が重なるように設置された複数のアンテナによって検出され、その検出情報からエリア内の固有情報の中で同一の固有情報の分を除去してチケットの総数が求められ、このチケットの総数を、設備の前記入場単位情報で除し、入場単位待ち時間情報を乗じて設備の待ち時間情報が演算される。演算結果である待ち時間情報は表示されるので、入場者はその表示に従って入場者の混雑状況を知ることができる。
上記目的を達成するため、本発明の施設利用情報処理装置の情報処理方法は、記待ち時間情報に対する許容値と端末装置の連絡先とを前記端末装置から受信し、関連付けて第3の情報蓄積部に登録する処理と、前記待ち時間が演算されると、前記第3の蓄積部に登録された前記待ち時間情報に対する前記許容値と比較し、前記待ち時間情報が前記許容値以下になった場合に前記第3の情報蓄積部に登録した連絡先の前記端末装置にその旨を表す情報を通知する処理とを含む構成としてもよい。
斯かる構成によれば、待ち時間情報に対する許容値と端末装置の連絡先とが端末装置から受信され、関連付けて第3の情報蓄積部に登録されており、待ち時間情報が許容値以下になった場合に連絡先である端末装置にその旨が通知される。これにより、入場者は端末装置を用いて混雑状況を知ることができる。
上記目的を達成するため、本発明の施設利用情報処理装置の情報処理方法は、前記待ち時間情報に対する前記許容値と前記設備の前記待ち時間情報とを比較し、前記待ち時間情報が前記許容値の近傍値である前記設備検索する処理と、検索結果を前記端末装置に通知する処理とを含む構成としてもよい。
従って、本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1) チケットの固有情報を用いて施設内の混雑状況をリアルタイムで確認できる。
(2) 利用者に対し、混雑の許容度に応じた施設利用をさせることができる。
(3) 施設内の利用度に応じて利用者を誘導させ、施設利用率を向上させることができる。
(4) 混雑状況を表す入場者情報を利用者の位置情報管理に利用することができる。
第1の実施形態
本発明の第1の実施形態について、図1を参照して説明する。図1は施設利用情報処理装置を示すブロック図である。
この施設利用情報処理装置2は、アミューズメント施設等の施設4に設置され、その施設4から施設利用者である入場者の利用情報をリアルタイムで取り込み、アトラクションの待機時間等の各種情報を入場者等に提供するものである。待機時間等の各種情報の提供を受ける人的範囲は、入場者の他、管理者や例えば、入場予定者等の場外にいる者を含み、入場者に限定されない。施設4として例えば、アミューズメント施設では、複数のアトラクションが設置され、利用者は各アトラクション毎に待機する。そこで、施設4には、アトラクション毎に入場者に待ち行列を形成させて待機させる等、複数の入場待ちエリア61、62・・・6Nが存在している。これら入場待ちエリア61、62・・・6Nは、アトラクションに対応する。
施設4の入場者には、施設利用チケットとして入場の際、入場チケット8が配付され、各入場チケット8にはICタグ識別データとして固有情報(UID:Unique Identifier )が付されている。以下、ICタグ識別データ又は固有情報は、単に「UID」と称する。この実施形態では、その固有情報を持つ無線信号を発信する信号発信部として例えば、電磁波である無線信号を発生するIC(Integrated Circuit)タグ10が付されている。このICタグ10から発射される無線固有情報を受信し、その無線固有情報から既述のUIDを知ることができる。
そこで、各入場待ちエリア61〜6Nには、無線固有情報の検出部として複数のアンテナ121、122・・・12Nとともにリーダ・ライタ14が備えられている。各アンテナ121〜12Nは入場者の待ち行列に対応する位置に設置されている。各アンテナ121〜12Nは個別に受信範囲を持っており、その受信範囲にICタグ10が進入したとき、電磁波の受信範囲にあるアンテナ121〜12Nの何れかに受信されることになる。各アンテナ121〜12Nの受信信号は、リーダ・ライタ14により検波され、UIDが再生される。このUIDは、情報演算部又は第1の情報処理装置としての制御用パーソナルコンピュータ(PC)16に取り込まれる。制御用PC16は、UIDの取込み、そのUIDを情報管理センター18に伝送する等の処理を担当する。情報管理センター18は情報処理部又は第2の情報処理装置を構成している。この実施形態では、各入場待ちエリア61〜6Nに個別に制御用PC16が設置されているが、各入場待ちエリア61〜6Nから独立した制御用PC16とし、この制御用PC16に各入場待ちエリア61〜6NからのUIDを取り込む構成としてもよい。
制御用PC16にはインターネット等のネットワーク20を介して情報演算部、情報蓄積部又は情報通知部として例えば、情報管理センター18が接続され、検出されたUIDが情報管理センター18に逐次伝送され、取り込まれる。この情報管理センター18には情報処理部として管理用サーバ22、ウェブ(Web)サーバ24、データベース(DB)サーバ26が設置されるとともに、DBサーバ26には、UID等の各種の情報を蓄積する第1の情報蓄積部として例えば、基本情報データベース(DB)28、第2の情報蓄積部として例えば、待ち時間データベース(DB)30が形成されている。管理用サーバ22は、制御用PC16からの情報の取込み、その情報の蓄積処理、表示出力処理等の制御を担当する。Webサーバ24は例えば、ネットワーク20上にホームページを開設し、その管理を行う。DBサーバ26は、既述のUID、施設内のアトラクションの位置情報、アンテナ121〜12Nの位置情報、入場者の位置情報等、演算に必要な基本情報を格納する。基本情報DB28は、基本情報として例えば、アンテナ121〜12N、エリア61〜6N、アトラクション48(図4)の位置等の既知の情報が格納されている。待ち時間DB30は、既述の基本情報を用いて入場者の待ち時間を算出し、その待ち時間情報を格納する。ここで、待ち時間とは例えば、アトラクションにおいて、入場者によって形成される待ち行列の最後部に入場者が着いたとき、その入場者が最前部に移動し、アトラクション施設に入るまでの予測時間であり、換言すれば、例えば、アトラクションの入場待ちエリア61〜6Nに入場者が進入し、そのエリア61〜6Nから退出するまでの予測時間である。
また、この施設利用情報処理装置2には情報管理センター18から伝送される待ち時間情報等の各種情報を表示する表示装置32が設置され、この表示装置32はパーソナルコンピュータ等を備えて入場者に情報を提示するための例えば、案内表示板であって、ネットワーク20を通じて情報管理センター18に接続されている。
次に、入場チケット及びICタグについて、図2及び図3を参照して説明する。図2は、一部を切り欠いて示した入場チケットを示す図、図3は、ICタグの構成を示すブロック図である。
入場チケット8は紙片、合成樹脂片等で形成されている。この入場チケット8の内部にはICタグ10が埋め込まれ、34はその被覆部を示している。ICタグ10は、基板36にICチップ38とともにコイル状のアンテナ40を備えている。
ICタグ10のICチップ38には、図3に示すように、送受信部42、制御部44及び記憶部46が備えられており、送受信部42はアンテナ40を通じて特定周波数の無線信号の送受信を行うとともに、記憶部46から読み出されたUIDを表す電気信号を変調して高周波信号である無線固有情報を形成する。この結果、特定周波数の電磁波である無線固有情報がアンテナ40を通じて送信され、また、無線固有情報を受信することができる。制御部44は、この送受信部42の送受信制御や記憶部46に対するUID等の各情報の格納や読出しを行う。記憶部46には、固有情報等やプログラムが格納される。この場合、入場チケット8に添付されたICタグ10の記憶部46には例えば、リーダ・ライタ14を用いて入場チケット8毎に異なるUIDが書き込まれている。
従って、入場チケット8のICタグ10から発せられる無線固有情報を受信すれば、無線固有情報からUIDをチェックでき、入場チケット8の存在を知ることができる。このUIDとアンテナ40の位置情報から入場者の位置や密集度(混雑)を知ることができる。
次に、リーダ・ライタ側のアンテナと入場待ちエリアとの関係について、図4を参照して説明する。図4は、アトラクションの入場待ちエリアに設置されたアンテナ等を示す図である。
施設4には例えば、アトラクション48が設置され、その入口部には入場者50を待機させる例えば、入場待ちエリア61が設定されている。この入場待ちエリア61には、多数の入場者50が待ち行列を形成し、各入場者50は既述の入場チケット8を所有している。各入場チケット8から既述の無線固有情報が発射されている。そこで、入場待ちエリア61を挟み、且つ、待ち行列方向に所定間隔でアンテナ121、122、123、124、125、126が設置されている。各アンテナ121〜126は無線固有情報の受信可能範囲52を備えている。この実施形態では、不感帯領域の発生を避けるため、各受信可能範囲52が重なるように各アンテナ121〜126が設置されている。
斯かる構成とすれば、アンテナ121の受信可能範囲52aに居る入場者50A、50Bの入場チケット8から発せられる無線固有情報はアンテナ121のみに受信され、入場者50A、50Bがアンテナ121の受信可能範囲52aに居ることが判る。また、受信したアンテナ121からその位置が判明する。また、アンテナ124の受信可能範囲52bに居る入場者50C、50Dはアンテナ124に検出されるが、入場者50Dはアンテナ125にも検出される。アンテナ124のみに検出される入場者50Cは、受信したアンテナ124からその位置が判明する。このような検出情報から見れば、アンテナ121の受信可能範囲52aと、アンテナ124の受信可能範囲52bとの入場者50は同数であり、混雑の状況は同様であることが判る。入場者50の多寡は、異なる無線固有情報から検出されるUIDで知ることができる。
この場合、アンテナ124の受信可能範囲52bとアンテナ125の受信可能範囲52cとの重なり合う範囲には入場者50Dが存在しているが、この入場者50Dが所有する入場チケット8から発せられる無線固有情報は、アンテナ124、125の双方に受信されることになり、その位置は両アンテナ124、125からその位置が判明することになる。
そして、入場待ちエリア61に待ち行列を成す入場者50の全てが検出され、その検出情報から待ち行列の長さが判明し、その待ち時間を算出することができる。
次に、リーダ・ライタについて、図5を参照して説明する。図5は、リーダ・ライタの構成例を示すブロック図である。
リーダ・ライタ14には送受信部54及び処理装置56が設置されており、送受信部54には既述の複数のアンテナ121〜12Nが接続されている。送受信部54は、既述の無線固有情報を送信又は受信し、処理装置56は、その受信信号である無線固有情報から既述のUIDの検出処理を行い、又は、UIDを無線固有情報に変換する処理を行う。入場者50に配付前の入場チケット8のICタグ10へのUIDの書込みは、このリーダ・ライタ14を通して制御用PC16の制御により実行される。また、アンテナ121〜12Nに受信された無線固有情報は送受信部54で検波された後、処理装置56でUIDの検出が行われ、この検出情報は制御用PC16に加えられる。
次に、制御用PC及び表示装置について、図6を参照して説明する。図6は、制御用PC及び表示装置の一例を示すブロック図である。
制御用PC16には、入力部70、CPU(Central Processing Unit )72、メモリ74、出力部76、表示部78及び送受信部80等が設置されている。入力部70にはリーダ・ライタ14やキーボード等の情報入力機器が接続され、UID等の各種情報が入力される。CPU72は、メモリ74に格納されているプログラムの実行により各種情報の演算や各種処理を行う。メモリ74には、UIDの取込み処理等の各種プログラムや各種データが格納されている。出力部76は、CPU72の演算結果やリーダ・ライタ14に対し、入場チケット8のICタグ10に書き込むためのUIDを発行するとともに、CPU72の制御により表示情報に対応する表示出力を表示部78に出力する。そして、表示部78には、取り込まれたUID等の各種データや入力情報が表示される。また、送受信部80は、情報管理センター18からの指令情報を受けたり、必要な情報の送出等を担当し、既述の無線固有情報から検出されたUIDを暗号化する等してネットワーク20を通じて情報管理センター18(図1)に伝送する。
表示装置32は例えば、制御用PC16と同様のPCで構成されており、入力部82、CPU84、メモリ86、出力部88、表示部90及び送受信部92等を備えている。入力部82にはキーボード等の情報入力機器が接続され、各種情報が入力される。CPU84は、情報の送受処理、メモリ86に格納されている表示プログラムの実行により各種情報の演算、各種表示処理を行う。メモリ86には、表示プログラムや情報管理センター18からネットワーク20を通じて伝送された表示情報が格納される。出力部88は、CPU84の制御により表示情報に対応する表示出力を表示部90に出力する。表示部90は、LCD(Liquid Crystal Display)やLED(Light Emitting Diode)ディスプレイ等で構成され、待ち時間情報等の表示に用いられる。そして、送受信部92には情報管理センター18から表示情報として待ち時間情報等が提供され、表示部90にその情報が表示される。
次に、待ち時間演算処理について、図7を参照して説明する。図7は、入場者チェックに基づく待ち時間演算処理の処理手順を示すフローチャートである。
制御用PC16は、待ち時間を算出するための情報収集の時間間隔で入場チェックイベントを発する(ステップS1)。待機状態にあるリーダ・ライタ14は、入場チェックイベントを受信すると(ステップS2)、固有情報等の検出状態に移行し、ICタグ10から発せられる無線固有情報を各アンテナ121〜12Nにより受信する。その無線固有情報から検出情報としてUIDが検出され、メモリ74に取り込まれて蓄積される(ステップS3)。検出情報であるUIDは、送受信部80を通じてネットワーク20を介して情報管理センター18の管理用サーバ22側に転送される(ステップS4)。
管理用サーバ22では、取り込んだUIDを用いて入場チケット8の総数Nm、入場待ちエリア61〜6N毎に入場チケット8の総数Naを算出する(ステップS5)。この場合、同一のUIDが存在すれば、その分を除去して総数Nm、Naを演算する。
また、各アトラクションに設定されたエリア61〜6N毎の待ち時間を演算する(ステップS6)。各エリア61〜6N毎の入場チケット8の総数Na、各エリア61〜6Nのアトラクションに一度に入場可能な人数である入場単位をnとし、各エリア61〜6Nの入場単位待ち時間をtwとすると、待ち時間Twは、
Tw=Na÷n×tw ・・・(1)
となる。ここで、アトラクションによっては入場単位nがn=1となるので、この場合には、式(1)から、
Tw=Na×tw ・・・(2)
となる。このようにしてアトラクション毎の待ち時間Twが演算される。
そして、検出したUIDの積算数である総数Nm、Na及び待ち時間Twは、エリア61〜6Nを表すエリア情報とともに待ち時間DB30に格納される(ステップS7)。これらの演算情報は、入場チェックイベント毎に更新してもよく、入場チェックイベント毎に蓄積してもよい。
このような処理を経てステップS1に戻り、次の入場チェックイベントの生起を待つことになる。そして、入場チェックイベントに応じて既述の処理が実行されることになる。
次に、基本情報DBの蓄積情報について、図8を参照して説明する。図8は基本情報DBの待ち時間管理テーブルを示す図である。
基本情報DB28には待ち時間を管理するための待ち時間管理テーブル91が設定されており、この待ち時間管理テーブル91には、アトラクションの種類、既述の入場単位(n)及び待ち時間(Tw)の項目が設定されている。図8の例では、アトラクションの一例として、ジェットコースターが表示され、その入場単位nとして「50」、待ち時間Twとして「10〔分〕」が表示されている。
このように基本情報DB28の待ち時間管理テーブル91には、アトラクションに関係付けてその入場単位n及び待ち時間Twが格納されており、待ち時間Twからアトラクションの種類、入場単位nからアトラクションや待ち時間を検索できるとともに、これらの情報を用いて各アトラクションにおける混雑状況を演算することができる。
次に、待ち時間DBの蓄積情報について、図9を参照して説明する。図9は待ち時間情報DBの待ち時間テーブルを示す図である。
待ち時間DB30には既述の式(1)の演算結果である情報として例えば、検出タグ個数、待ち時間Twを表す待ち時間テーブル93が設定されており、この待ち時間テーブル93には、アトラクションの種類、検出タグ個数及び待ち時間(Tw)の項目が設定されている。図9の例では、アトラクションの一例として、ジェットコースターが表示され、その検出タグ個数として「500」、待ち時間Twとして「100〔分〕」が表示されている。
この場合、検出タグ個数はアトラクションの例えば、エリア61(図4)にいる入場者50の人数であり、そのアトラクションの入場単位nを用いることにより、式(1)から待ち時間Twが算出されており、その算出結果として待ち時間Tw=100〔分〕となっている。
次に、待ち時間表示処理について、図10及び図11を参照して説明する。図10は、入場者チェックに基づく待ち時間表示処理の処理手順を示すフローチャート、図11は、その表示例を示す図である。
待ち時間DB30(図1)に蓄積された待ち時間情報は、表示情報として管理用サーバ22を通じて転送され、表示装置32(図6)に受信され(ステップS11)、表示部90に表示される(ステップS12)。
この表示情報の更新は、既述の入場チェックイベントの生起に対応し、待ち時間DB30の蓄積情報の更新に同期して更新してもよく、また、入場チェックイベントと同期することなく、一定時間毎に更新してもよい。この結果、入場者はその表示情報からエリア61〜6N毎の待ち時間Twを知ることができる。
表示装置32の表示部90(図6)には例えば、図11に示すように、現在の時間、エリア61〜6Nに対応するアトラクション名とともに、待ち時間が表示される。この表示例では、
〔10:00 現在の「ジェットコースター」の待ち時間が80分になりました。〕
〔10:00 現在の「コーヒーカップ」の待ち時間が20分になりました。〕
〔10:00 現在の「観覧車」の待ち時間が45分になりました。〕
〔10:00 現在の「お化け屋敷」の待ち時間が30分になりました。〕
が表示されている。ここで、「ジェットコースター」、「コーヒーカップ」、「観覧車」、「お化け屋敷」は、アトラクション名であり、既述のエリア61〜6Nの何れかに該当する。「10:00」は、表示情報の時間の一例である。
このように表示装置32に表示される入場者情報からアトラクションの混雑状況を知ることができるので、入場者は待ち時間の状況に応じてアトラクションを移動でき、入場者を誘導させて混雑を解消できるとともに、施設の利用効率を高めることができる。
第2の実施形態
本発明の第2の実施形態について、図12を参照して説明する。図12は、施設利用情報処理装置を示すブロック図である。図12において、図1と同一部分には、同一符号を付してある。
この施設利用情報処理装置2は、第1の実施形態と同様に例えば、アミューズメント施設等の施設4に設置され、その施設4から施設利用者である入場者の利用情報をリアルタイムで取り込み、アトラクションの待機時間等の各種情報を入場者等に提供するものである。施設4として例えば、アミューズメント施設では、複数のアトラクションが設置され、その構成は、第1の実施形態と同様である。
施設4の入場者には、施設利用チケットとして入場の際、入場チケット8が配付され、各入場チケット8には固有情報(UID)が付されており、その固有情報を持つ無線信号を発生する信号発生部として例えば、電磁波である無線信号を発生するICタグ10が付されている。このICタグ10から発射される無線固有情報を受信し、その無線固有情報から既述のUIDを知ることができる。入場チケット8の構成(図2)、ICタグ10の構成(図3)は既述した通りである。また、アンテナ121〜12N及びこれらのアンテナ121〜12Nが設置される入場待ちエリア61〜6Nの構成(図4)は既述した通りである。また、リーダ・ライタ14の構成(図5)も既述の通りである。
そして、リーダ・ライタ14は制御部及び演算部としての制御用PC16によって制御され、その構成(図6)は既述の通りである。この制御PC16には、インターネット等のネットワーク20を介して演算部、情報蓄積部又は情報通知部としての情報管理センター18が接続され、検出されたUIDが情報管理センター18に逐次伝送され、取り込まれる。この制御用PC16の構成(図6)は既述の通りである。
情報管理センター18には情報処理部として管理用サーバ22、情報通知部として例えば、Webサーバ24、DBサーバ26、メールサーバ94が設置されている。DBサーバ26には、UID等の各種の情報を蓄積する第1の情報蓄積部として例えば、基本情報DB28、第2の情報蓄積部として例えば、待ち時間DB30、第3の情報蓄積部として例えば、個人別情報DB96が接続されている。管理用サーバ22、Webサーバ24、基本情報DB28の機能及び蓄積情報は、第1の実施形態と同様である。基本情報DB28には既述したように例えば、図8に示す待ち時間管理テーブル91が形成されて所定の情報が格納され、また、待ち時間DB30には、図9に示す待ち時間テーブル93が形成されて所定の情報が格納される。また、メールサーバ94は例えば、携帯端末装置98とのメール情報の送受信を行う。そして、個人別情報DB96には、携帯端末装置98の電話番号、メールアドレス、ID等の固有情報、ICタグ10のUID等が格納される。
携帯端末装置98は例えば、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型パーソナルコンピュータ(PC)等、ネットワーク20を通じて無線により情報通信が可能な端末装置である。そこで、個人別情報DB96に電話番号、ID等の固有情報が登録された携帯端末装置98からのメールによる要求に基づき、待ち時間DB30に格納されている待ち時間がメールサーバ94を通して携帯端末装置98に対してメールにより通知される。
次に、携帯電話装置を用いたICタグ情報の取込み及びその送信について、図13及び図14を参照して説明する。図13は、携帯電話装置を用いたICタグ情報の取込み及びその送信を示す図であり、図14は、携帯電話装置の構成例を示す図である。
携帯端末装置98の本体部100には外部接続用端子102が設けられており、この外部接続用端子102に入場チケット8の固有情報を取り込む固有情報受信部として例えば、無線固有情報リーダ104が取り付けられている。このような無線固有情報リーダ104を接続することにより、入場者が持つ入場チケット8のICタグ10から発せられる無線固有情報を携帯端末装置98に取り込むとともに、携帯端末装置98から送信することができる。この無線固有情報は、ネットワーク20を通して情報管理センター18に通知される。
携帯端末装置98は、例えば、携帯電話機で構成されており、図14に示すように、制御部106、ベースバンド部108、送受信部110、メモリ112、表示部114、入力操作部116等を備えている。このような構成において、制御部106は、メモリ112に格納されている制御プログラムの実行によりベースバンド部108、送受信部110を制御して無線信号の送受信処理、提示すべき情報を表示部114に表示する表示制御、入力操作部116からの通信の相手先である電話番号入力等の受付けやメモリ112に対する通信相手先やホームページアドレス等の登録処理、外部接続用端子102に接続された無線固有情報リーダ104を通した無線固有情報の受信処理等の各種の処理を実行する。ベースバンド部108は、音声や情報等を表す信号の復号化や符号化に用いられる。送受信部110は、アンテナ118を通して無線信号の送受信を行い、その無線信号から音声信号や情報信号を復調してベースバンド部108に転送する動作や、ベースバンド部108から出力される送信すべき信号を搬送信号の変調処理により高周波信号に変換する等の処理を行う。メモリ112には、既述の制御プログラムが格納されるとともに、無線固有情報から取り出したUIDを格納する。表示部114は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)で構成され、処理途上の情報や入力操作部116によって選択される選択情報の表示に用いられる。入力操作部116には、電源キー、カーソルキー、文字キー等の各種の入力キーが備えられ、情報の入力や選択に用いられる。
斯かる構成から明らかなように、入場チケット8のICタグ10から発せられる無線固有情報は携帯端末装置98に取り込まれ、無線固有情報から抽出されたUIDがベースバンド部108、送受信部110及びアンテナ118を通して送信され、ネットワーク20を通して情報管理センター18に通知されるのである。また、携帯端末装置98からUIDとともにメールアドレス及びアトラクション毎の許容待ち時間が情報管理センター18に通知され、許容待ち時間の到来の通知を要求することができる。
次に、入場者等によって登録される個人別情報DB96の格納情報について、図15を参照して説明する。図15は、個人別情報DB96のメール情報テーブル及び許容待ち時間情報テーブルの格納情報を示している。
個人別情報DB96には、例えば、図15の(A)に示すメール情報テーブル130、図15の(B)に示す許容待ち時間情報テーブル132が形成されている。メール情報テーブル130には、ICタグ10から読み取られたICタグ識別データ、そのICタグ10が付された入場チケット8を持つ各入場者50の携帯端末装置98のメールアドレスが格納されている。これらICタグ識別データは、既述した通り、携帯端末装置98に無線固有情報リーダ104で読み取ったUIDであり、メールアドレスはその携帯端末装置98に付与されたものである。これらの情報は、入場者50によって情報管理センター18に伝送されたものである。
また、許容待ち時間情報テーブル132には、ICタグ10から読み取られたICタグ識別データ、許容待ち時間及びアトラクションの種類が格納されている。この例では、ICタグ識別データ「E04C2280」の入場チケット8を持つ入場者が「ジェットコースター」では許容待ち時間として「60〔分〕」、「メリーゴーランド」では許容待ち時間として「30〔分〕」を設定している。これらの情報は、既述した通り、携帯端末装置98から情報管理センター18に伝送されたものである。
次に、制御用PC、情報管理センター及び携帯端末装置(ユーザ)の連係処理について、図16を参照して説明する。図16は、制御用PC、情報管理センター及び携帯端末装置(ユーザ)の連係処理の処理シーケンスを示す図である。
施設内の入場者50は、携帯端末装置98を用いてネットワーク20の登録サイトに接続し(ステップS21)、UID(ICタグ識別データ)、メールアドレス、施設のアトラクション名及び許容待ち時間の登録を行う(ステップS22)。即ち、この登録を希望する入場者のUID、メールアドレス及び許容待ち時間は、情報管理センター18に通知され、個人別情報DB96に登録される。
また、制御用PC16側では、リーダライタ14を通して入場チケット8のICタグ10の読込み(ステップS23)、ICタグ10の総個数の算出(ステップS24)、ICタグ10の個数の情報管理センター18への送信(ステップS25)の各処理が繰り返し実行される。これらの処理(ステップS23、ステップS24及びステップS25)は、一定の時間間隔で生起する入場チェックイベントを契機として実行される。
ICタグ10の個数の送信を受けた情報管理センター18では、アトラクション毎の待ち時間Twが算出され(ステップS26)、登録されている許容待ち時間のチェックが行われる(ステップS27)。この許容待ち時間チェックは、携帯端末装置98から登録された許容待ち時間とアトラクション毎の待ち時間Twとを比較し、その近傍値にあるアトラクションが検索される。その検索結果は、メール送信によって携帯端末装置98に通知される(ステップS28)。このメール送信を受けた携帯端末装置98では、メール閲覧によって許容待ち時間に合致するアトラクションを知ることができる(ステップS29)。また、メール送信の後、情報管理センター18では、メール送信を契機として通知義務が解消され、メールアドレスを含む登録情報の削除が行われる(ステップS30)。この登録情報には、既述のメールアドレスの他、UID、ユーザが指定したアトラクション名等が含まれる。そして、ステップS23−S30の各処理が繰り返し実行される。
次に、携帯端末装置(ユーザ)の登録処理について、図17を参照して説明する。図17は、携帯端末装置の登録処理の処理手順を示すフローチャートである。
施設利用者である入場者50が携帯電話機等の携帯端末装置98を携帯している場合には、その携帯端末装置98から登録サイトのアクセスを行い(ステップS31)、検出された登録サイトに対し、携帯端末装置98のメールアドレス、混雑状況の通知を希望するアトラクション名、その許容待ち時間等の登録を行う。この登録情報は、情報管理センター18の個人別情報DB96(図12)等に登録されて管理される。
次に、情報管理センターの情報処理について、図18を参照して説明する。図18は、制御用PC及び情報管理センターの情報処理の処理手順を示すフローチャートである。
ICタグ10から発せられた無線固有情報はリーダ・ライタ14に検出され、UIDが抽出される。このUIDは、制御用PC16から情報管理センター18に通知される。情報管理センター18では、UIDの個数、即ち、タグ個数を計数する(ステップS41)。この場合、タグ個数の計数は制御用PC16で計数し、その計数値を情報管理センター18に転送するようにしてもよい。
そして、管理用サーバ22では、取り込んだUIDを用いて入場チケット8の総数Nm、入場待ちエリア61〜6N毎に入場チケット8の総数Naを算出し、各エリア61〜6N毎の入場チケット8の総数Na、各エリア61〜6Nの入場単位待ち時間tw、各エリア61〜6Nのアトラクションに一度に入場可能な人数である入場単位nにより、既述の式(1)からアトラクション毎の待ち時間Twを演算する(ステップS42)。
そして、この待ち時間Twに対応し、該当するアトラクションの許容待ち時間を設定している個人別情報を個人別情報DB96から抽出し(ステップS43)、許容待ち時間Tadとアトラクションの現在の待ち時間Twとを比較し(ステップS44)、現在の待ち時間Twが許容待ち時間Tadより長い場合(Tad<Tw)にはステップS41に戻り、また、現在の待ち時間Twが許容待ち時間Tadより短い又は同等の場合(Tad≧Tw)には登録メールアドレスに対し、その旨を通知する(ステップS45)。この通知の結果、携帯端末装置98の表示部114(図13)にメール情報が表示され、その表示から利用したいアトラクションの待ち時間が許容待ち時間に移行したことを知ることができる。
携帯端末装置98の表示部114には例えば、図19に示す表示画面134が表示され、この場合、「10:00 現在のジェットコースターの待ち時間が60分になりました。」と表示されている。この待ち時間60分は、既述の通り、許容待ち時間情報テーブル132に登録された時間(60分)と一致している。
次に、携帯端末装置の待ち時間情報の取出しについて、図20を参照して説明する。図20は、携帯端末装置による情報取出処理の処理手順を示すフローチャートである。
施設の各アトラクションの待ち時間情報がホームページに掲載されている場合には、携帯端末装置98からホームページ上の情報を確認することができる。この場合、携帯端末装置98にホームページアドレス(URL)を入力し(ステップS51)、ネットワーク20(図12)からWebサーバ24に開設されているホームページを検索する(ステップS52)。この検索の結果、各アトラクションの現在の待ち時間の一覧表が表示され(ステップS53)、携帯端末装置98から検索条件を入力する(ステップS54)。この検索条件として例えば、待ち時間を入力した場合には、その待ち時間以内のアトラクション名が待ち時間とともに表示される(ステップS55)。そして、入力操作部116の終了キーを押下すれば、その表示が解除され、また、新たな検索条件を入力すれば、その検索条件に合致した表示が得られる(ステップS56)。
ステップS53の待ち時間の一覧表示では例えば、図21の(A)に示すように表示画面136に表示され、この表示画面136ではタイトル表示として「待ち時間一覧」、現在時間の表示として「10:00現在」、アトラクション名及び待ち時間として「ジェットコースター 80分」、「コーヒーカップ 20分」、「お化け屋敷 30分」、「観覧車 45分」等が表示されるとともに、検索条件として例えば、「絞込条件」、「□待ち時間30分以内」、「□現地点から○○m以内」、「□小学生以下乗車可」、「□自由キーワード」が表示され、カーソル138による選択項目として「検索」が表示されている。このような表示により、アトラクション名とその待ち時間を知ることができるとともに、ステップS54による検索条件の四角欄にチェックを入れ、検索にカーソルを当てて実行キーを操作することにより、その検索条件に対応した検索処理が実行される。この場合、「自由キーワード」が選択された場合には、待ち時間DB30にアトラクション名等のキーワードが登録されているので、そのキーワードが合致すれば、該当するアトラクション及び待ち時間を検索することが可能である。
図21の(A)に示す表示画面では、検索条件として「待ち時間30分以内」にカーソル138が当てられ、その項目が選択された結果、図21の(B)に示す表示画面136には、検索条件の項目として「待ち時間30分以内」が表示されるとともに、その検索結果として例えば、「コーヒーカップ 20分」、「お化け屋敷 30分」等のアトラクション名及び待ち時間が表示されている。このような検索、表示により、所望のアトラクションの選択及び待ち時間を知ることができる。
次に、以上述べた施設利用情報処理装置及びその情報処理方法の実施形態から技術的な事項を抽出し、その技術的な意義、変形例、その他、技術的な拡張事項等を以下に列挙する。
(1) 上記実施形態では、端末装置として携帯端末装置98を例示したが、ノートPC、携帯情報端末機(PDA:Personal Digital Assistant)等の端末装置を用いてもよい。
(2) 上記実施形態では、演算部として制御用PC16と情報管理センター18とを別個の構成としたが、一体化構成としてもよい。
(3) 上記実施形態では、入場チケット8の固有情報をICタグ10の無線固有情報で構成したが、無線信号以外の構成としてもよい。
次に、以上述べた本発明に係る施設利用情報処理装置、その情報処理方法及び携帯端末装置の各実施形態から抽出される技術的思想を請求項の記載形式に準じて付記として列挙する。本発明に係る技術的思想は上位概念から下位概念まで、様々なレベルやバリエーションにより把握できるものであり、以下の付記に本発明が限定されるものではない。
(付記1) 入場者を待機させるエリア内の前記入場者の持つチケットの固有情報を検出する検出部と、
この検出部の検出情報を用いて、前記エリア内の前記入場者の混雑状況を表す入場者情報を演算する演算部と、
を備えたことを特徴とする施設利用情報処理装置。
(付記2) 前記入場者情報は、前記エリア内の入場者の人数又は待ち時間の何れか又は双方を表す情報を含むことを特徴とする付記1記載の施設利用情報処理装置。
(付記3) 前記検出部は、前記エリア内を区分して設定された複数の検出範囲毎に前記チケットの固有情報を検出し、その検出情報とともに、前記検出範囲の位置情報を得る構成としたことを特徴とする付記1記載の施設利用情報処理装置。
(付記4) 前記検出部の前記検出情報を蓄積する第1の情報蓄積部と、
前記演算部で得られた前記入場者情報を蓄積する第2の情報蓄積部と、
を備えたことを特徴とする付記1記載の施設利用情報処理装置。
(付記5) 情報を表示する表示装置を備え、この表示装置に前記入場者情報を表示する構成としたことを特徴とする付記1記載の施設利用情報処理装置。
(付記6) 個人情報を蓄積する第3の情報蓄積部と、
前記第2の情報蓄積部の前記入場者情報を通知する情報通知部とを備え、
前記第3の情報蓄積部に蓄積されている前記個人情報に合致する端末装置に、該端末装置からの要請に基づき、前記入場者情報を通知する構成としたことを特徴とする付記4記載の施設利用情報処理装置。
(付記7) 前記情報通知部は、前記入場者情報をネットワーク上のホームページに公開し、前記入場者情報を前記ホームページから端末装置に取り出せる構成としたことを特徴とする付記6記載の施設利用情報処理装置。
(付記8) 入場者を待機させるエリア内の前記入場者の持つチケットの固有情報を検出する検出部と、
この検出部の検出情報を用いて、前記エリア内の前記入場者の混雑状況を表す入場者情報を演算する演算部と、
前記入場者情報に対する許容値を登録するとともに、端末装置の連絡先を登録する情報蓄積部と、
前記入場者情報が前記許容値以下になった場合に登録した連絡先の前記端末装置にその旨を表す情報を通知する情報通知部と、
を備える構成としたことを特徴とする施設利用情報処理装置。
(付記9) 前記情報蓄積部は通知を希望する入場者の持つチケットの固有情報を登録し、前記情報通知部は前記人数又は前記待ち時間が前記許容値以下になった場合に通知を希望する入場者の端末装置に前記入場者の位置に応じて通知情報を変更する構成としたことを特徴とする付記8記載の施設利用情報処理装置。
(付記10) 前記演算部は単一の待ち時間又は複数の異なる待ち時間の検索条件に応じ、その待ち時間以内の案内先を検索し、検索結果を前記情報通知部から前記端末装置に通知する構成としたことを特徴とする付記8記載の施設利用情報処理装置。
(付記11) 入場者を待機させるエリア内の前記入場者の持つチケットに設置され、前記チケットの固有情報を表す無線信号を発信する信号発信部と、
前記エリアを前記無線信号の受信範囲で区分し、その区分内で前記無線信号を受信する複数のアンテナと、
このアンテナで受信された前記無線信号から固有情報を検出する固有情報検出部と、
この固有情報検出部の検出情報と前記アンテナの位置情報とを用いることにより、前記エリアを表すエリア情報とともに前記エリア内の人数又は待ち時間情報を演算する演算部と、
を備えたことを特徴とする施設利用情報処理装置。
施設内の設備に設けられた入場者を待機させるエリア内の前記入場者の持つチケットに設置され、前記チケットの固有情報を表す無線信号を発信する信号発信部と、
前記エリアを前記無線信号の受信範囲で区分し、その区分内で前記無線信号を受信する複数のアンテナと、
このアンテナで受信された前記無線信号から固有情報を検出する固有情報検出部と、
前記アンテナの位置情報と、前記エリアを表すエリア情報と、前記設備の入場単位情報及び入場単位待ち時間情報とを蓄積する情報蓄積部と、
前記固有情報検出部の検出情報から前記エリア内の入場者数を演算し、この入場者数と前記入場単位情報と前記入場単位待ち時間情報と前記アンテナの前記位置情報とを用いることにより、前記エリア情報とともに前記設備の待ち時間情報を演算する演算部と、
を備えたことを特徴とする施設利用情報処理装置。
斯かる構成とすれば、施設内の設備に設けられた入場者を待機させるエリア内で入場者が持つチケットの信号発信部から固有情報を表す無線信号が発せられる。この無線信号を受信するため、エリアをその受信範囲で区分し、その区分内で無線信号を受信する複数のアンテナを設置すれば、各アンテナの受信範囲で待機する入場者のチケットを検出することができる。そこで、その検出情報からエリア内の入場者数を演算し、この入場者数と施設の入場単位情報及び入場単位待ち時間情報とともにアンテナの位置情報を用いることにより、エリア毎に設備の待ち時間情報を演算することができる。
(付記12) 前記アンテナは、前記エリア内又は前記エリア外に一定間隔で設置された構成であることを特徴とする付記11記載の施設利用情報処理装置。
(付記13) 施設に設置された第1の情報処理装置と、
この第1の情報処理装置とネットワークを介して接続され、前記施設の管理センターに設置された第2の情報処理装置とを備え、
前記第1の情報処理装置は、施設内に設定されたエリアに待機する入場者の検出情報を取り込み、その検出情報を前記第2の情報処理装置に前記ネットワークを通じて伝送する構成とし、
前記第2の情報処理装置は、前記第1の情報処理装置から伝送される前記検出情報を蓄積し、前記エリア内での前記入場者の推移を表す入場者情報を通知する構成としたことを特徴とする施設利用情報処理装置。
施設に設置された第1の情報処理装置と、
この第1の情報処理装置とネットワークを介して接続され、前記施設の管理センターに設置された第2の情報処理装置とを備え、
前記第1の情報処理装置は、入場者の持つチケットの固有情報から施設内の設備に設定されたエリアに待機する入場者の検出情報を取り込み、その検出情報を前記第2の情報処理装置に前記ネットワークを通じて伝送する構成とし、
前記第2の情報処理装置は、前記設備の入場単位情報及び入場単位待ち時間情報と、前記第1の情報処理装置から伝送される前記検出情報とを蓄積し、前記検出情報から前記エリア内の入場者数を演算するとともに、この入場者数と前記入場単位情報と前記入場単位待ち時間情報とから演算された前記設備の待ち時間情報を通知する構成としたことを特徴とする施設利用情報処理装置。
斯かる構成とすれば、ネットワークを介して第1及び第2の情報処理装置が設置されており、第1の情報処理装置側でエリアに待機する設備の入場者の検出情報が取り込まれ、その検出情報は第2の情報処理装置にネットワークを通じて伝送される。第2の情報処理装置では設備の入場単位情報及び入場単位待ち時間情報と検出情報を蓄積し、検出情報からエリア内の入場者数を演算し、この入場者数と設備の入場単位情報及び入場単位待ち時間情報とから演算された設備の待ち時間情報を演算し、それをネットワークを通じて入場者に通知することができる。
(付記14) 入場者を待機させるエリア内の前記入場者の持つチケットから固有情報を所定時間毎に検出させる処理と、
検出された前記固有情報を用いて前記エリア内の前記入場者の混雑状況を表す入場者情報を演算する処理と、
前記入場者情報を表示する処理と、
を含む構成としたことを特徴とする施設利用情報処理装置の情報処理方法。
(付記15) 入場者を待機させるエリア内の前記入場者の持つチケットの固有情報を検出する処理と、
検出された前記固有情報を用いて前記エリア内の前記入場者の混雑状況を表す入場者情報を演算する処理と、
前記入場者情報に対する許容値を登録するとともに、端末装置の連絡先を登録する処理と、
前記入場者情報が前記許容値以下になった場合に登録した連絡先の前記端末装置にその旨を表す情報を前記端末装置に通知する処理と、
を含む構成としたことを特徴とする施設利用情報処理装置の情報処理方法。
(付記16) 通知を希望する入場者の持つチケットの固有情報を登録する処理と、
前記人数又は前記待ち時間が前記許容値以下になった場合に通知を希望する入場者の端末装置に前記入場者の位置に応じて通知情報を変更する処理と、
を含む構成としたことを特徴とする付記15記載の施設利用情報処理装置の情報処理方法。
(付記17) 単一の待ち時間又は複数の異なる待ち時間の検索条件に応じ、その待ち時間以内の案内先を検索する処理と、
検索結果を端末装置に通知する処理と、
を含む構成としたことを特徴とする付記15記載の施設利用情報処理装置の情報処理方法。
(付記18) 入場者を待機させるエリア内の前記入場者の持つチケットから発信される無線信号の受信範囲で前記エリアを区分し、その区分内で前記無線信号を受信する処理と、
前記無線信号から固有情報を検出する処理と、
検出された固有情報を用いて入場者情報を演算する処理と、
を含む構成としたことを特徴とする施設利用情報処理装置の情報処理方法。
(付記19) 施設に設置された第1の情報処理装置と、前記施設の管理センターに設置された第2の情報処理装置とを備える施設利用情報処理装置の情報処理方法であって、
施設内に設定されたエリアに待機する入場者の検出情報を前記第1の情報処理装置に取り込み、その検出情報を前記第2の情報処理装置に前記ネットワークを通じて伝送する処理と、
前記第1の情報処理装置から伝送される前記検出情報を蓄積する処理と、
前記エリア内での前記入場者の推移を表す入場者情報を演算する処理と、
前記入場者情報を通知する処理と、
を含む構成としたことを特徴とする施設利用情報処理装置の情報処理方法。
施設に設置された第1の情報処理装置と、前記施設の管理センターに設置された第2の情報処理装置とを備える施設利用情報処理装置の情報処理方法であって、
前記第1の情報処理装置が、入場者の持つチケットの固有情報から施設内の設備に設定されたエリアに待機する入場者の検出情報を取り込み、その検出情報を前記第2の情報処理装置に前記ネットワークを通じて伝送する処理を実行し、
前記第2の情報処理装置が、
前記設備の入場単位情報及び入場単位待ち時間情報と、前記第1の情報処理装置から伝送される前記検出情報とを蓄積する処理と、
前記検出情報から前記エリア内の入場者数を演算する処理と、
前記入場者数と前記入場単位情報と前記入場単位待ち時間情報とから前記設備の待ち時間情報を演算する処理と、
前記待ち時間情報を通知する処理と、
を実行することを特徴とする施設利用情報処理装置の情報処理方法。
(付記20) 施設の入場者情報がホームページに公開されたネットワークに接続される携帯端末装置であって、
前記ネットワーク上の前記ホームページを指定する入力部と、
この入力部で指定された前記ホームページから提供される前記入場者情報を取り込む制御部と、
前記入場者情報を表示する表示部と、
を備えたことを特徴とする携帯端末装置。
斯かる構成により、携帯端末装置を以てネットワーク上のホームページに公開された入場者情報を容易に知ることができる。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明は、アミューズメント施設等の各種施設に対する入場者の利用情報の情報処理に関し、施設内の混雑状況をリアルタイムで確認でき、混雑の許容度に応じて利用者を誘導させ、施設利用率を向上させることができる等、有用である。
本発明の第1の実施形態に係る施設利用情報処理装置を示すブロック図である。 一部を切り欠いて示した入場チケットを示す図である。 ICタグの構成を示すブロック図である。 アトラクションの入場待ちエリアに設置されたアンテナ等を示す図である。 リーダ・ライタの構成例を示すブロック図である。 制御用PC及び表示装置の一例を示すブロック図である。 待ち時間演算処理の処理手順を示すフローチャートである。 基本情報DBの待ち時間管理テーブルを示す図である。 待ち時間DBの待ち時間テーブルを示す図である。 待ち時間表示処理の処理手順を示すフローチャートである。 表示例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る施設利用情報処理装置を示すブロック図である。 携帯電話装置を用いたICタグ情報の取込み及びその送信を示す図である。 携帯電話装置の構成例を示す図である。 許容待ち時間情報テーブルの登録情報を示す図である。 制御用PC、情報管理センター及び携帯端末装置(ユーザ)の連係処理の処理シーケンスを示す図である。 携帯端末装置の登録処理の処理手順を示すフローチャートである。 制御用PC及び情報管理センターの情報処理の処理手順を示すフローチャートである。 携帯端末装置の表示部の表示画面を示す図である。 携帯端末装置による情報取出処理の処理手順を示すフローチャートである。 携帯電話装置の表示部の表示画面を示す図である。
符号の説明
2 施設利用情報処理装置
4 施設
61、62・・・6N 入場待ちエリア
8 入場チケット
10 ICタグ
121、122・・・12N アンテナ
14 リード・ライタ
16 制御用PC
18 情報管理センター
20 ネットワーク
22 管理用サーバ
24 Webサーバ
26 DBサーバ
28 基本情報DB
30 待ち時間DB
32 表示装置
48 アトラクション
94 メールサーバ
96 個人別情報DB
98 携帯端末装置
104 無線固有情報リーダ
114 表示部

Claims (7)

  1. 施設内の設備に設けられた入場者を待機させるエリア内にいる前記入場者の持つチケットに設置された信号発信部から発信された、前記チケットの固有情報を表す無線信号を受信するように、前記エリアを無線信号の受信可能範囲で区分して設置され、かつ隣接する受信可能範囲が重なるように設置された複数のアンテナと、
    該複数のアンテナで受信した前記無線信号から前記固有情報を検出する固有情報検出部と、
    前記設備に一度に入場可能な人数を表す入場単位情報及び前記設備に入場するために前記入場単位で予測される待ち時間情報を表す入場単位待ち時間情報を蓄積する第1の情報蓄積部と、
    前記固有情報検出部で検出した前記エリア内の固有情報の中で同一の固有情報の分を除去して求めた前記チケットの総数、前記第1の情報蓄積部から読み出した前記エリアに対応する前記設備の前記入場単位情報で除し、前記入場単位待ち時間情報を乗じて、前記設備の前記待ち時間情報を演算する演算部と、
    前記演算部で演算した前記待ち時間情報を蓄積する第2の情報蓄積部と、
    を備えたことを特徴とする施設利用情報処理装置。
  2. 前記第2の情報蓄積部に蓄積され、前記演算部で演算された前記待ち時間情報の提供を受け、表示する表示装置をさらに有することを特徴とする請求項1記載の施設利用情報処理装置。
  3. 前記待ち時間情報に対する許容値と端末装置の連絡先とを前記端末装置から受信し、関連付けて登録する第3の情報蓄積部をさらに有し、
    前記待ち時間情報が演算されると、前記第3の情報蓄積部に登録された前記待ち時間情報に対する前記許容値と比較し、前記待ち時間情報が前記許容値以下になった場合に前記第3の情報蓄積部に登録した連絡先の前記端末装置にその旨を表す情報を通知する情報通知部と、
    を備える構成としたことを特徴とする請求項1記載の施設利用情報処理装置。
  4. 前記演算部は、前記待ち時間情報に対する前記許容値と前記設備の前記待ち時間情報とを比較し、前記待ち時間情報が前記許容値の近傍値である前記設備を検索し、検索結果を前記情報通知部から前記端末装置に通知する構成としたことを特徴とする請求項3記載の施設利用情報処理装置。
  5. 施設内の設備に設けられた入場者を待機させるエリア内にいる前記入場者の持つチケットに設置された信号発信部から発信された、前記チケットの固有情報を表す無線信号を、前記エリアを無線信号の受信可能範囲で区分して設置され、かつ隣接する受信可能範囲が重なるように設置された複数のアンテナにより受信する処理と、
    該複数のアンテナで受信した前記無線信号から前記固有情報を検出する処理と、
    前記設備に一度に入場可能な人数を表す入場単位情報及び入場単位待ち時間情報を第1の情報蓄積部に蓄積する処理と、
    検出された前記エリア内の固有情報の中で同一の固有情報の分を除去して求めた前記チケットの総数、前記第1の情報蓄積部から読み出した前記エリアに対応する前記設備の前記入場単位情報で除し、前記入場単位待ち時間情報を乗じて、前記設備の待ち時間情報を演算部で演算する処理と、
    演算部で演算された前記待ち時間情報を第2の情報蓄積部に蓄積する処理と、
    前記第2の情報蓄積部より読み出した前記待ち時間情報を表示する処理と、
    を含む構成としたことを特徴とする施設利用情報処理装置の情報処理方法。
  6. 前記待ち時間情報に対する許容値と端末装置の連絡先とを前記端末装置から受信し、関連付けて第3の情報蓄積部に登録する処理と、
    前記待ち時間が演算されると、前記第3の蓄積部に登録された前記待ち時間情報に対する前記許容値と比較し、前記待ち時間情報が前記許容値以下になった場合に前記第3の情報蓄積部に登録した連絡先の前記端末装置にその旨を表す情報を通知する処理と、
    を含む構成としたことを特徴とする請求項5記載の施設利用情報処理装置の情報処理方法。
  7. 前記待ち時間情報に対する前記許容値と前記設備の前記待ち時間情報とを比較し、前記待ち時間情報が前記許容値の近傍値である前記設備検索する処理と、
    検索結果を前記端末装置に通知する処理と、
    を含む構成としたことを特徴とする請求項6記載の施設利用情報処理装置の情報処理方法。
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