JP4624605B2 - 光イメージング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検体に低コヒーレントの光を照射し、その被検体から戻ってきた光の情報から被検体内部の断層像を構築する光イメージング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、OCT( Optical Coherence Tomography )と呼ばれる光イメージング装置は、広く用いられている。上記光イメージング装置は、光源で発生した低コヒーレントの光を被検体に照射し、その際焦点位置を走査することで、その被検体から戻ってきた光の情報から被検体内部の断層像を構築するものである。
【0003】
このような光イメージング装置は、例えば、特開平11−72431号公報や米国特許第6,057,920号、米国特許第6,151,127号及び Optics Express Vol.6,N0.7,136-145(2000年3月;Optical Society of America )に記載されているように、低コヒーレントの光を被検体に集光するための対物レンズを2次元走査すると共に、光軸方向に走査させて被検体の3次元断層像を得られるように構成されている。
【0004】
上記従来の光イメージング装置の光学系は、光源で発生した低コヒーレント光を光分離手段で照射光と参照光とに分離し、分離した照射光を被検体に対し、水平方向走査(2次元走査)を行い、対物レンズによりその焦点で被検体に集光する。そして、その焦点からの被検体の反射光及び散乱光は、照射光と同じ光路を通り、再び光分離手段側に戻るようになっている。このとき、上記対物レンズを光軸方向に走査することで、被検体の深部方向を走査するようになっている。
【0005】
一方、光分離手段で分離した参照光は、参照光反射手段で反射され、再び光分離手段側に戻される。このとき、参照光反射手段は、反射される参照光の光路長が上記被検体側からの反射光及び散乱光の光路長に対して殆ど等しくなるように光軸方向に進退動されるようになっている。
【0006】
そして、これら光路長が殆ど等しい反射された参照光と被検体側からの反射光及び散乱光とは干渉し、光検出手段である光検出器で検出されるようになっている。この検出器の出力は、復調器で復調されて干渉した光の信号が抽出される。抽出された光の信号は、デジタル信号に変換された後、信号処理されて断層像に対応した画像データが生成される。そして、生成された画像データは、モニタにて被検体の3次元断層像画像として表示されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の光イメージング装置は、計測光の光路長と参照光の光路長とを一致させるために、上記対物レンズを光軸方向に進退動させる手段と上記参照光反射手段を光軸方向に進退動させる手段とをそれぞれ別々に設けている。このため、上記従来の光イメージング装置は、2つの駆動系を有している。
【0008】
従って、上記従来の光イメージング装置は、光学系が大きくなり、体腔内に挿入して用いられる内視鏡挿入部や光走査プローブに組み込むと、これらの挿入部径を太くしてしまうという問題がある。
また、上記従来の光イメージング装置は、上記2つの駆動系をそれぞれ制御する2つの制御系を有し、これら2つの制御系を同期させて上記2つの駆動系を制御する必要がある。このため、上記光イメージング装置は、制御系の構成が複雑になり、コストもかかる。
【0009】
本発明はこれらの事情に鑑みてなされたものであり、光学系を小型化でき、制御系を簡易に構成可能な光イメージング装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の光イメージング装置は、低コヒーレント光を発生する光源と、前記低コヒーレント光を計測光と参照光とに分離する光分離手段と、前記計測光を被検体に対し、水平方向に走査する水平走査手段と、前記水平走査手段で走査される計測光を集光する対物レンズと、前記参照光を反射し、再び前記光分離手段側に戻す参照光反射手段と、前記被検体からの戻り計測光及び前記参照光反射手段からの戻り参照光を検出する光検出手段と、少なくとも前記対物レンズ及び前記参照光反射手段を一体的に保持し、前記計測光の光路長と前記参照光の光路長とが一致した状態で、前記対物レンズを当該計測光の光軸方向に沿って進退動させると共に、前記参照光反射手段を当該参照光の光軸方向に沿って進退動させる一の光路長連動調整手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明の第2の光イメージング装置は、低コヒーレント光を発生する光源と、前記低コヒーレント光を計測光と参照光とに分離する光分離手段と、前記計測光を出射する光出射手段と、前記光出射手段から出射される計測光を被検体に対し、水平方向に走査する水平走査手段と、前記水平走査手段で走査される計測光を集光する対物レンズと、前記参照光を反射し、再び前記光分離手段側に戻す参照光反射手段と、前記被検体からの戻り計測光及び前記参照光反射手段からの戻り参照光を検出する光検出手段と、少なくとも前記対物レンズ及び前記光出射手段を一体的に保持し、前記計測光の光路長と前記参照光の光路長とが一致した状態で、前記対物レンズ及び前記光出射手段を当該計測光の光軸方向に沿って進退動させる一の光路長連動調整手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明の第3の光イメージング装置は、低コヒーレント光を発生する光源と、前記低コヒーレント光を計測光と参照光とに分離する光分離手段と、前記計測光を被検体に対し、水平方向に走査する水平走査手段と、前記水平走査手段で走査される計測光を集光する対物レンズと、前記参照光を反射し、再び前記光分離手段側に戻す参照光反射手段と、前記被検体からの戻り計測光及び前記参照光反射手段からの戻り参照光を検出する光検出手段と、前記計測光を前記水平走査手段へ出射する光出射手段及び前記参照光反射手段を、前記対物レンズと一体的に保持し、前記計測光の光路長と前記参照光の光路長とが一致した状態で、前記対物レンズ及び前記光出射手段を当該計測光の光軸方向に沿って進退動させると共に、前記参照光反射手段を当該参照光の光軸方向に沿って進退動させる一の光路長連動調整手段と、を具備したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1ないし図5は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は本発明の第1の実施の形態の光イメージング装置の全体構成を示す外観構成図、図2は図1の光プローブ及び装置本体の内部構成を示す説明図、図3ないし図5は図2の変形例を示す説明図であり、図3は透明キャップに光学部材を設けた光プローブの内部構成を示す説明図、図4は観察窓を設けた光プローブの内部構成を示す説明図、図5は接触検知用スイッチを設けた光プローブの内部構成を示す説明図である。
【0012】
図1に示すように本発明の第1の実施の形態の光イメージング装置1は、光走査プローブ(以下、光プローブと略記)2と、この光プローブ2を制御駆動する装置本体3と、画像を表示するモニタ4とから構成される。前記光プローブ2は、前記装置本体3に接続ケーブル5を介して接続されるようになっている。
【0013】
図2に示すように前記光プローブ2は、前記接続ケーブル5のコネクタ部5aが着脱自在に接続可能なコネクタ受け部2aを設けている。一方、前記装置本体3は、前記接続ケーブル5の他端のコネクタ部5bが着脱自在に接続可能なコネクタ受け部3aを設けている。このことにより、前記光プローブ2は、前記装置本体3に着脱自在に接続可能であると共に、前記接続ケーブル5に対しても着脱自在に交換可能となっている。
【0014】
前記光プローブ2は、低コヒーレント光源11aを有する。この低コヒーレント光源11aは、その波長が例えば980nmで、その可干渉距離が例えば15μm程度であるような短い距離範囲のみで干渉性を示す低コヒーレント光の特徴を備えている。つまり、この低コヒーレント光を例えば二つに分岐した後、再び混合した場合には分岐した点までの二つの光路長の差が15μm程度の短い距離範囲内の場合には干渉した光として検出され、それより光路長の大きい場合には干渉しない特性を示す。
【0015】
この低コヒーレント光源11aで発生した光は、光源側レンズ12で平行光にされ、光分離手段であるハーフミラー13で計測光と参照光とに分離される。尚、光分離手段としてハーフミラー13の代わりに光カップラを用いても良い。
【0016】
前記ハーフミラー13で分離された計測光は、水平走査手段であるXY反射ミラースキャン14に入射し、このXY反射ミラースキャン14で被検体に対し、該当水平方向に走査される。ここで、計測光は、被検体に対し、Y走査ミラー14aでY方向に走査され、次に、X走査ミラー14bでX方向に走査される。尚、これらX走査ミラー14b,Y走査ミラー14aは、それぞれ図示しない駆動部により駆動される。また、この駆動部は、後述の光検出手段からの信号に同期して前記装置本体3の後述する駆動回路で制御駆動されるようになっている。
【0017】
前記XY反射ミラースキャン14で水平方向に走査された計測光は、第2の光分離手段としての波長分離ミラー15を介して開口数(N.A.;Numerical Aperture )の大きい対物レンズ16に伝達され、この対物レンズ16によりその焦点で被検体に集光する。そして、その焦点からの被検体の反射光及び散乱光は、照射光と同じ光路を通り、前記波長分離ミラー15で照射光と同じ波長の計測光のみ通過し、再びハーフミラー13側に戻るようになっている。
【0018】
それ以外の波長の光は、反射されてCCD側レンズ17に入射される。つまり、対物レンズ16と後述の受光側レンズ23及びピンホール24とは、共焦点の関係になっている。対物レンズ16の焦点以外からの反射光は、ほとんどピンホール24に入射されない。従って、光プローブ2は、共焦点光学系を形成している。
【0019】
このとき、前記対物レンズ16を後述の光路長連動調整手段で光軸方向に走査することで、焦点位置を被検体の深部方向に走査するようになっている。尚、前記波長分離ミラー15で反射された計測光以外の波長の光は、CCD側レンズ17で集光され、表面観察用CCD18の受光面で受光され、この表面観察用CCD18で撮像されるようになっている。
そして、ハーフミラー13側に戻った計測光は、このハーフミラー13を介して光検出手段である後述の受光素子25側へ入射されるようになっている。
【0020】
一方、前記ハーフミラー13で分離した参照光は、反射ミラー19で反射されて、反射側レンズ20で集光されて参照光反射手段である変調ミラー21に入射される。前記変調ミラー21は、この下部側に光変調手段として圧電素子22が接着されている。この圧電素子22は、前記装置本体3の後述する駆動回路から駆動信号が印加されることで、前記変調ミラー21を振動させるようになっている。
この変調ミラー21に入射される参照光は、光変調されて反射され、前記反射側レンズ20により平行光にされて再びハーフミラー13側に戻るようになっている。尚、前記反射側レンズ20は、前記変調ミラー21から反射される参照光が後述のピンホール24に確実に入射するように設けている。そして、ハーフミラー13側に戻った参照光は、このハーフミラー13で反射されて、計測光と同様に光検出手段である後述の受光素子25側へ入射されるようになっている。このとき、前記変調ミラー21は、反射される参照光の光路長が計測光の光路長に対して殆ど等しくなるように後述の光路長連動調整手段で光軸方向に進退動されるようになっている。
【0021】
そして、これら光路長が殆ど等しい参照光と計測光とはハーフミラー13側からの光路で干渉する。この干渉光は、受光側レンズ23で集光されて、ピンホール24を介し光検出手段である受光素子25で受光されるようになっている。
前記受光素子25は、干渉光を干渉電気信号に光電変換する。この光電変換された干渉電気信号は、アンプ26で増幅されて前記接続ケーブル5を挿通する信号線を介して装置本体3へ送信されるようになっている。
【0022】
装置本体3で受信された干渉電気信号は、信号処理回路31に入力され、この信号処理回路31で前記干渉電気信号に対する信号処理が行われる。信号処理回路31からの出力は、デジタル回路32でデジタル信号に変換された後、CPUボード33に入力される。このCPUボード33は、入力されたデジタル信号により断層像に対応した画像データを生成する。そして、生成された画像データは、前記モニタ4に出力され、その表示面に被検体の3次元断層像画像(OCT断層像)として表示されるようになっている。
また、前記表面観察用CCD18で撮像された撮像信号も前記接続ケーブル5を挿通する信号線を介して前記装置本体3に入力され、信号処理されて表面観察用画像として前記モニタ4の表示面に表示されるようになっている。
【0023】
前記装置本体3は、電源34及び駆動回路35を設けている。
前記電源34は、前記接続ケーブル5を挿通する電源線を介して前記光プローブ2内の前記低コヒーレント光源11a,前記受光素子25,前記圧電素子22,XY反射ミラースキャン14の駆動部,前記表面観察用CCD18へ駆動電源を供給するようになっている。
【0024】
前記駆動回路35は、前記接続ケーブル5を挿通する信号線を介して前記光プローブ2内の低コヒーレント光源11a,受光素子25,圧電素子22,XY反射ミラースキャン14の駆動部,表面観察用CCD18を制御駆動するようになっている。
【0025】
また、前記装置本体3は、ハードディスク等の記憶部36を有し、この記憶部36に前記駆動回路35で駆動制御される駆動制御条件等や、3次元断層像画像及び表面観察用画像等の画像データを記憶できるようになっている。
【0026】
本実施の形態は、光路長連動調整手段として前記反射側レンズ20と共に前記変調ミラー21と、前記対物レンズ16とを光路長連動調整台41aに一体的に設けると共に、この光路長連動調整台41aを光軸方向(Z軸方向)に進退動させる進退動駆動部41bを設けて構成されている。
【0027】
前記進退動駆動部41bは、前記接続ケーブル5を挿通する信号線を介して前記受光素子25から出力される干渉電気信号に同期して前記装置本体3の前記駆動回路35で制御駆動され、前記光路長連動調整台41aを光軸方向(Z軸方向)に進退動させるようになっている。
【0028】
これにより、本実施の形態の光プローブ2は、前記反射側レンズ20と共に前記変調ミラー21と、前記対物レンズ16とを平行に同じ距離で移動させることができ、前記低コヒーレント光源11aから前記対物レンズ16により集光される焦点及びこの焦点から前記受光素子25までの計測光路長と、前記低コヒーレント光源11aから前記光変調ミラー21及びこの光変調ミラー21から前記受光素子25までの参照光路長と、を一致させることができる。
【0029】
従って、本実施の形態の光プローブ2は、1つの駆動系のみで前記対物レンズ16と前記変調ミラー21とを同時に駆動できるので、光学系を小型化でき、また、制御駆動系が簡易になるという効果を得る。
【0030】
尚、前記光プローブ2は、被検体側に対向する部分に透明キャップ42を設けている。この透明キャップ42は、着脱自在に取り外し可能であり、例えば、透明キャップ42の底部は、普通透明部材であり、周囲がND( Neutral Density)フィルタや赤外カットフィルタで形成されている。この透明キャップ42は、被検体の検査部位を前記光プローブ2で位置決めすると共に、この位置決め位置及び前記光プローブ2でスキャンしている際における被検体の検査部位の状態も確認することができるようになっている。また、この透明キャップ42は、前記光プローブ2で被検体の検査部位を位置決めすることで、手振れを抑えることができる。
【0031】
また、この透明キャップ42は、図3に示すように構成しても良い。
図3に示すように透明キャップ42は、焦点距離調整や計測光のスポット調整又は分解能調整を行うために拡大レンズ等の光学部材43を設けて構成しても良い。
【0032】
また、光プローブは、図4に示すように観察窓を設けて構成しても良い。
図4に示すように光プローブ2Bは、透明部材44を被検体側に対向する部分に一体的に設けると共に、この透明部材44に対向する部分に被検体の被検部位を観察可能な観察窓45を一体的に設けて構成している。
【0033】
前記観察窓45は、外周表面に露出する拡大レンズ等のフレネルレンズ45aと、このフレネルレンズ45aの背面側に設けたマーカ手段としてのレチクル45bとから構成されている。尚、このレチクル45bは、NDフィルタや赤外カットフィルタで形成されている。光プローブ2Bは、上述した観察窓45によって被検体表面が観察可能であるので、前記波長分離ミラー15,前記CCD側レンズ17及び前記表面観察用CCD18を設けていないが、これらを設けても良い。これにより、光プローブ2Bは、透明キャップ42が無い分だけ短く構成できる。
【0034】
また、光プローブは、図5に示すように被検体側に対向する部分に接触検知用スイッチを設けて構成しても良い。
図5に示すように光プローブ2Cは、被検体側に対向する部分で且つ被検体の検査部位と接触する部分に接触検知用スイッチ46を設けて構成している。
この接触検知用スイッチ46は、前記低コヒーレント光源11aをオンオフするオンオフスイッチ47に接続され、被検体の検査部位と接触非接触することで前記低コヒーレント光源11aをオンオフするようになっている。
【0035】
尚、前記光プローブ2Cは、光学系を以下に説明するように変更している。
前記光プローブ2Cは、参照光反射手段として前記変調ミラー21の代わりにコーナーキューブ(Coner-Cube又はConer-Cube Reflector )48を用いると共に、光変調手段として圧電素子22の代わりに電気光学変調器(EOM;Eelectro-Optic Modulator )49を用いて構成している。尚、このEOM49の代わりに図示しない音響光学変調器(AOM;Acousto-Optic Modulator )を用いて良い。
【0036】
また、前記光プローブ2Cは、被検体側に対向する部分に透明照射窓50を設けている。更に、前記光プローブ2Cは、前記表面観察用CCD18のためのCCD用照明光源51を設けている。このCCD用照明光源51は、前記オンオフスイッチ47に接続され、前記低コヒーレント光源11aと同様に前記接触検知用スイッチ46が被検体の検査部位と接触非接触することで、オンオフするようになっている。
【0037】
(第2の実施の形態)
図6及び図7は本発明の第2の実施の形態に係り、図6は第2の実施の形態の光イメージング装置の光プローブ及び装置本体の内部構成を示す説明図、図7は回動駆動部及び水平保持部を示す説明図であり、図7(a)は回動駆動部が駆動していない際の回動駆動部及び水平保持部の説明図、図7(b)は同図(a)の状態から回動駆動部が駆動した際の回動駆動部及び水平保持部の説明図である。
【0038】
上記第1の実施の形態は、光路長連動調整手段として前記反射側レンズ20と共に前記変調ミラー21と、前記対物レンズ16とを光路長連動調整台41aに一体的に設けると共に、この光路長連動調整台41aを光軸方向(Z軸方向)に進退動させる進退動駆動部41bを設けて構成しているが、本第2の実施の形態は、光路長連動調整台41aを光軸方向(Z軸方向)に回動させるための回動駆動部を設けて構成している。それ以外の構成は、上記第1の実施の形態と同様なので説明を省略し、同じ構成には同じ符号を付して説明する。
【0039】
即ち、図6に示すように本第2の実施の形態の光プローブ61は、光路長連動調整手段として前記反射側レンズ20と共に前記変調ミラー21と前記対物レンズ16とを前記光路長連動調整台41aに一体的に設けると共に、回動自在な回転軸62を中心軸にして、前記光路長連動調整台41aを光軸方向(Z軸方向)に回動させるための回動駆動部63を設けている。前記回動駆動部63は、上記第1の実施の形態で説明したの同様に前記接続ケーブル5を挿通する信号線を介して前記受光素子25から出力される干渉電気信号に同期して前記装置本体3の前記駆動回路35で制御駆動されるようになっている。
【0040】
前記光路長連動調整台41aは、図7(a)に示すように2本の水平な棒状部64aが固定部64bに回動自在に軸支される水平保持部64を設けている。この水平保持部64は、前記2本の水平な棒状部64aの先端側に前記反射側レンズ20及び前記変調ミラー21の固定部64bが回動自在に軸支されると共に、前記2本の棒状部64aの所定位置に前記対物レンズ16の固定保持部66が回動自在に軸支されている。
【0041】
前記反射側レンズ20及び前記変調ミラー21の固定保持部65と、前記対物レンズ16の固定保持部66との位置は、移動距離(移動量)が所定の比率となるように設定されている。更に、本実施の形態では、この所定比率は、前記反射側レンズ20及び前記変調ミラー21の固定保持部65の移動距離(移動量)が前記対物レンズ16の移動距離(移動量)より大きくなるような比率に設定されている。
【0042】
前記回動駆動部63の駆動により、前記回転軸62が回動自在に回転すると、図7(b)に示すように前記水平保持部64の2本の棒状部64aは、光軸方向(Z軸方向)に回動されることで、前記反射側レンズ20及び前記変調ミラー21の固定保持部65と前記対物レンズ16の固定保持部66とは、光軸方向(Z軸方向)に回動されるようになっている。
【0043】
このとき、前記反射側レンズ20及び前記変調ミラー21の固定保持部65と、前記対物レンズ16の固定保持部66とは、その方向が光軸方向(Z軸方向)へ向き、従って、光軸方向(Z軸方向)へ進退動される。また、前記反射側レンズ20及び前記変調ミラー21の光軸方向(Z軸方向)への移動距離L1は、前記対物レンズ16の光軸方向(Z軸方向)への移動距離L0よりも大きく設定されている。
【0044】
ここで、例えば、被検体の深部方向を更に深く走査する際、被検体の屈折率が空気の屈折率よりも高いので、前記対物レンズ16の焦点距離が長くなる。このため、前記対物レンズ16の光軸方向(Z軸方向)への移動距離L0と、前記反射側レンズ20及び前記変調ミラー21の光軸方向(Z軸方向)への移動距離L1とを同じ設定にしても、計測光の光路長は、参照光の光路長に比べて、長くなる。
【0045】
従って、前記屈折率の違いによる焦点距離に応じて、計測光の光路長と参照光の光路長とを一致させるために、前記反射側レンズ20及び前記変調ミラー21の光軸方向(Z軸方向)への移動距離L1は、前記対物レンズ16の光軸方向(Z軸方向)への移動距離L0よりも大きくする必要がある。
【0046】
本実施の形態では、上述した構成により、前記屈折率の違いによる焦点距離に応じて、前記反射側レンズ20及び前記変調ミラー21の光軸方向(Z軸方向)への移動距離L1を、前記対物レンズ16の光軸方向(Z軸方向)への移動距離L0よりも大きく設定している。従って、本実施の形態では、計測光の光路長と参照光の光路長とを実質的に一致させることができる。
この結果、本第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態と同様な効果を得ることに加え、効率のより、分解能の高い画像が得られる。
【0047】
(第3の実施の形態)
図8及び図9は本発明の第3の実施の形態に係り、図8は第3の実施の形態光プローブの内部構成を示す説明図、図9は図8の変形例を示し、光プローブ及び光断層像信号検出部の内部構成を示す説明図である。
【0048】
上記第1の実施の形態は、計測光の光路長と参照光の光路長と一致させ、これら光路長を変更するように構成しているが、本第3の実施の形態は、計測光の光路長と参照光の光路長とを変更することなく、前記対物レンズ16を光軸方向(Z軸方向)に走査させるように構成している。それ以外の構成は、上記第1の実施の形態と同様なので説明を省略し、同じ構成には同じ符号を付して説明する。
【0049】
即ち、図8に示すように本第3の実施の形態の光プローブ71は、照射窓50,XY反射ミラースキャン14,波長分離ミラー15,CCD側レンズ17及び表面観察用CCD18以外の光学系を1つの光路長連動調整台72aに一体的に設けると共に、この光路長連動調整台72aを光軸方向(Z軸方向)に進退動させる進退動駆動部72bを設けて構成している。
【0050】
前記進退動駆動部72bは、上記第1の実施の形態で説明したの同様に前記接続ケーブル5を挿通する信号線を介して前記受光素子25から出力される干渉電気信号に同期して前記装置本体3の前記駆動回路35で制御駆動されるようになっている。
【0051】
そして、前記進退動駆動部72bの駆動により、前記光路長連動調整台72aが光軸方向(Z軸方向)に進退動されることで、前記対物レンズ16は光軸方向(Z軸方向)に進退動され、この対物レンズ16の焦点位置を被検体の深部方向に走査することが可能である。
【0052】
しかしながら、前記対物レンズ16の光軸方向(Z軸方向)への移動距離分、前記ハーフミラー13から前記XY反射ミラースキャン14までの距離が小さくなるため、計測光の光路長は全体的に変化しない。また、参照光の光学系は、前記光路長連動調整台72aに全て設けられているため、参照光の光路長も変化しない。
【0053】
従って、上記第1の実施の形態と同様に前記低コヒーレント光源11aから前記対物レンズ16により集光される焦点及びこの焦点から前記受光素子25までの計測光路長と、前記低コヒーレント光源11aから前記光変調ミラー21及びこの光変調ミラー21から前記受光素子25までの参照光路長と、を一致させることができる。
この結果、本第3の実施の形態は、上記第1の実施の形態と同様な効果を得ることが可能である。
【0054】
また、光プローブは、図9に示すように光ファイバを用いて低コヒーレント光を供給されるように構成しても良い。
図9に示すように光プローブ71Bは、光断層像信号検出部80から延出する光出射手段としての光ファイバ81の先端面81aが前記対物レンズ16と共に光路長連動調整台72aに設けられて構成されている。尚、この光断層像信号検出部80は、装置本体3内に設けても良いし、装置本体3とは別体に設けても良い。
【0055】
本変形例では、光路長連動調整手段として前記対物レンズ16と共に前記光ファイバ81の先端面81aを光軸方向に進退動させるように構成している。
【0056】
前記光断層像信号検出部80は、低コヒーレント光源11bで発生した低コヒーレント光を前記光ファイバ81の基端面から入射し、先端面81a側に伝送するようになっている。
【0057】
この光ファイバ81は、途中の光カップラ82で光ファイバ83と光学的に結合されている。従って、前記低コヒーレント光源11bで発生した低コヒーレント光は、前記光カップラ82部分で計測光と参照光との2つに分岐されて伝送されるようになっている。
【0058】
そして、前記光ファイバ81の先端面81aから供給される計測光は、前記光プローブ71Bの光源側レンズ84で平行光にされ、前記XY反射ミラースキャン14で水平方向に走査され、波長分離ミラー15を介して対物レンズ16に伝達される。そして、計測光は、前記対物レンズ16によりその焦点で被検体に集光する。その焦点からの被検体の反射光及び散乱光は、照射光と同じ光路を通り、前記波長分離ミラー15で照射光と同じ波長の計測光のみ通過し、再び前記光ファイバ81側に戻るようになっている。尚、前記波長分離ミラー15で反射された計測光以外の波長の光は、前記CCD側レンズ17で集光され、前記表面観察用CCD18の受光面で受光され、撮像されるようになっている。
【0059】
そして、前記光ファイバ81側に戻った計測光は、この光ファイバ81を伝送して前記光カップラ82側へ入射されるようになっている。
また、前記光カップラ82より分岐した参照光は、前記光ファイバ83を伝送し、この光ファイバ83の先端面より前記反射側レンズ20を介して反射ミラー85で反射される。そして、反射された参照光は、再び前記光ファイバ83を伝送し、計測光と同様に前記光カップラ82側へ入射されるようになっている。そして、これら参照光と計測光とは前記光カップラ82で干渉し、この干渉光は、前記受光素子25で受光されるようになっている。
【0060】
本変形例は、光出射手段である前記光ファイバ81の先端面81a及び前記光源側レンズ84と、前記対物レンズ16とを1つの光路長連動調整台72aに一体的に設けて構成している。そして、前記進退動駆動部72bの駆動により、前記光路長連動調整台72aが光軸方向(Z軸方向)に進退動されることで、前記対物レンズ16は光軸方向(Z軸方向)に進退動され、この対物レンズ16の焦点位置を被検体の深部方向に走査することが可能である。
【0061】
ここで、前記対物レンズ16の光軸方向(Z軸方向)への移動距離分、前記光源側レンズ84から前記XY反射ミラースキャン14までの距離が小さくなるため、計測光の光路長は全体的に変化しない。また、参照光の光学系は、前記光断層像信号検出部80に全て設けられているため、参照光の光路長も変化しない。
この結果、本変形例は、上記第3の実施の形態と同様な効果を得ることに加え、更に光プローブ内の光学系を小型化することが可能である。
【0062】
(第4の実施の形態)
図10は本発明の第4の実施の形態に係る光プローブ及び光断層像信号検出部の内部構成を示す説明図である。
本第4の実施の形態は、上記第3の実施の形態の変形例に対して、前記進退動駆動部72bの代わりに回動駆動部を設けると共に、この回動駆動部に位置調整部を設けて構成している。それ以外の構成は、上記第3の実施の形態の変形例と同様なので説明を省略し、同じ構成には同じ符号を付して説明する。
【0063】
図10に示すように本第4の実施の形態の光プローブ90は、光出射手段である前記光ファイバ81の先端面81a及び前記光源側レンズ84を光源側調整台91に設けると共に、前記対物レンズ16を対物側調整台92に設けて構成されている。これら光源側調整台91と対物側調整台92とは、L字型部93の先端側にそれぞれ回動自在に軸支されている。このL字型部93の基端側は、回転軸94を中心軸にして回動自在に回動駆動部95に軸支されている。
【0064】
前記L字型部93の先端側は、それぞれ軸方向に伸張可能であり、基端側に設けた位置調整部96により軸方向の長さを設定できるようになっている。
即ち、本実施の形態では、上記第2の実施の形態で説明したように、計測光の光路長と参照光の光路長とを一致させるため、前記光ファイバ81の先端面81a及び前記光源側レンズ84の光軸方向への移動距離を前記対物レンズ16の光軸方向(Z軸方向)への移動距離よりも大きくなるように設定している。尚、符号97及び98は、前記L字型の回動に伴うそれぞれの光源側調整台91及び対物側調整台92の光軸方向への向きを規制するための規制部であり、ローラーが設けられている。
【0065】
このように構成された光プローブ90は、回動駆動部95の駆動により回転軸94が回動自在に回転すると、光源側調整台91が光軸方向に回動されると共に、対物側調整台92が光軸方向(Z軸方向)に回動される。
【0066】
このとき、計測光の光路長と参照光の光路長とを一致させるため、光源側調整台91の光軸方向への移動距離を対物側調整台92の光軸方向(Z軸方向)への移動距離よりも大きくなるように位置調整部96によりL字型部93のそれぞれの先端部が伸張される。光源側調整台91及び対物側調整台92は、規制部97、98により光軸方向への向きを規制され、光源側調整台91は、その方向が光軸方向へ向き、光軸方向へ進退動されると共に、対物側調整台92も、その方向が光軸方向(Z軸方向)へ向き、光軸方向(Z軸方向)へ進退動される。
【0067】
ここで、本実施の形態では、光源側調整台91の光軸方向への移動距離L2を対物側調整台92の光軸方向(Z軸方向)への移動距離L0よりも大きくなるように設定している。即ち、本第4の実施の形態では、光出射手段である前記光ファイバ81の先端面81a及び前記光源側レンズ84の光軸方向への移動距離L2を前記対物レンズ16の光軸方向(Z軸方向)への移動距離L0よりも大きくなるように設定している。
従って、本第4の実施の形態は、上記第2の実施の形態で説明したように、前記屈折率の違いによる焦点距離に応じて、計測光の光路長と参照光の光路長とを一致させることができる。
【0068】
ところで、上述した光イメージング装置は、光プローブ内の光学系を内視鏡に設けて構成しても良い。図11は、光プローブ内の光学系を挿入部先端部に設けた内視鏡の説明図である。
【0069】
図11に示すように内視鏡100は、光学系101を内視鏡100の挿入部先端部101aに設けて構成している。尚、図11に示す光学系101は、上記第1の実施の形態で説明したものと同様であるが、本発明はこれに限定されず、上記第2〜4の実施の形態で説明したものと同様な光学系を内視鏡100の挿入部先端部101aに設けて構成しても良い。
【0070】
また、図12〜図14に示すように光イメージング装置で得た3次元断層像画像(OCT断層像)と表面観察用画像(CCD画像)とをモニタ4の表示面に切換表示するようにしても良い。
図12は3次元断層像画像(OCT断層像)と表面観察用画像(CCD画像)とをモニタの表示面に切換表示している際の説明図、図13は図12のモニタ表示例であり、図13(a)はOCT断層像とCCD画像との表示例、図13(b)は同図(a)のOCT断層像を大きく表示し、CCD画像を小さく表示した表示例、図13(c)はOCT断層像と、記録されたOCT断層像との表示例、図13(d)はCCD画像と、記録されたCCD画像との表示例、図14はOCT断層像の表示例である。
【0071】
図12に示すように上述した光イメージング装置で得た3次元断層像画像(OCT断層像)と表面観察用画像(CCD画像)とは、モニタ4の表示面に切換表示されるようになっている。
図13(a)に示すようにOCT断層像とCCD画像とは、モニタ4の表示面に同時に同じ大きさで表示されても良い。また、図13(b)に示すようにOCT断層像は大きく表示し、CCD画像は小さく表示されても良い。
【0072】
また、図13(c),(d)に示すように現在、得ている画像と、記録された画像とを同時に表示したり、比較、検索しても良い。
図13(c)に示すように現在、得ているOCT断層像と、記録されたOCT断層像とは、モニタ4の表示面に同時に同じ大きさで表示されても良い。また、図13(d)に示すように現在、得ているCCD画像と、記録されたCCD画像とは、モニタ4の表示面に同時に同じ大きさで表示されても良い。
【0073】
また、図14に示すようにOCT断層像は、被検体内の特定部位に対して、距離を計測表示したり、面積を計測表示したりすることも可能である。
【0074】
尚、本発明は、上記した実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【0075】
[付記]
(付記項1) 低コヒーレント光を発生する光源と、
前記低コヒーレント光を計測光と参照光とに分離する光分離手段と、
前記計測光を被検体に対し、水平方向に走査する水平走査手段と、
前記水平走査手段で走査される計測光を集光する対物レンズと、
前記参照光を反射し、再び前記光分離手段側に戻す参照光反射手段と、
前記被検体からの戻り計測光及び前記参照光反射手段からの戻り参照光を検出する光検出手段と、
少なくとも前記対物レンズ及び前記参照光反射手段を一体的に保持し、前記対物レンズを計測光の光軸方向に沿って進退動させ、且つ前記参照光反射手段を参照光の光軸方向に沿って進退動させる光路長連動調整手段と、
を具備したことを特徴とする光イメージング装置。
【0076】
(付記項2) 低コヒーレント光を発生する光源と、
前記低コヒーレント光を計測光と参照光とに分離する光分離手段と、
前記計測光を出射する前記光出射手段と、
前記光出射手段から出射される計測光を被検体に対し、水平方向に走査する水平走査手段と、
前記水平走査手段で走査される計測光を集光する対物レンズと、
前記参照光を反射し、再び前記光分離手段側に戻す参照光反射手段と、
前記被検体からの戻り計測光及び前記参照光反射手段からの戻り参照光を検出する光検出手段と、
少なくとも前記対物レンズ及び前記光出射手段を一体的に保持し、これら対物レンズ及び光出射手段を計測光の光軸方向に沿って進退動させる光路長連動調整手段と、
を具備したことを特徴とする光イメージング装置。
【0077】
(付記項3) 低コヒーレント光を発生する光源と、
前記低コヒーレント光を計測光と参照光とに分離する光分離手段と、
前記計測光を被検体に対し、水平方向に走査する水平走査手段と、
前記水平走査手段で走査される計測光を集光する対物レンズと、
前記参照光を反射し、再び前記光分離手段側に戻す参照光反射手段と、
前記被検体からの戻り計測光及び前記参照光反射手段からの戻り参照光を検出する光検出手段と、
前記計測光を前記水平走査手段へ出射する光出射手段及び前記参照光反射手段を、前記対物レンズと一体的に保持し、前記対物レンズ及び前記光出射手段を計測光の光軸方向に沿って進退動させると同時に、前記参照光反射手段を参照光の光軸方向に沿って進退動させる光路長連動調整手段と、
を具備したことを特徴とする光イメージング装置。
【0078】
(付記項4) 前記光路長連動調整手段は、前記対物レンズと前記参照光反射手段又は前記光出射手段とを平行に移動させることを特徴とする付記項1〜3に記載の光イメージング装置。
【0079】
(付記項5) 前記光路長連動調整手段は、前記対物レンズと、前記参照光反射手段又は前記光出射手段とを同じ中心軸で回動させることを特徴とする付記項1〜3に記載の光イメージング装置。
【0080】
(付記項6) 前記対物レンズ付近に、この対物レンズと被検体との距離を制限する位置決め手段及びこの位置決め手段の少なくとも一部が光を透過する透過部分を設けたことを特徴とする付記項1〜3に記載の光イメージング装置。
【0081】
(付記項7) 前記水平走査手段と前記対物レンズとの間に第2の光分離手段を設け、この第2の光分離手段の光軸上に、被検体表面を撮像する撮像手段を設けたことを特徴とする付記項1〜3に記載の光イメージング装置。
【0082】
(付記項8) 前記光路長連動調整手段は、前記参照光反射手段の移動量と前記対物レンズの移動量とが所定の比率となるように移動させることを特徴とする付記項4に記載の光イメージング装置。
【0083】
(付記項9) 前記光路長連動調整手段は、前記対物レンズと前記中心軸との距離が、前記中心軸と前記参照光反射手段又は前記光出射手段との距離とは異なるように回動させることを特徴とする付記項5に記載の光イメージング装置。
【0084】
(付記項10) 前記位置決め手段は、固定又は取り外し可能なキャップであることを特徴とする付記項6に記載の光イメージング装置。
【0085】
(付記項11) 前記位置決め手段は、レンズを有する観察窓を設けたことを特徴とする付記項6に記載の光イメージング装置。
【0086】
(付記項12) 前記位置決め手段は、前記対物レンズの開口数を変化させる光学部材を設けたことを特徴とする付記項6に記載の光イメージング装置。
【0087】
(付記項13) 前記第2の光分離手段は、波長分離手段であることを特徴とする付記項7に記載の光イメージング装置。
【0088】
(付記項14) 前記所定の比率は、前記参照光反射手段又は前記光出射手段の移動量を前記対物レンズの移動量より大きくするものであることを特徴とする付記項9に記載の光イメージング装置。
【0089】
(付記項15) 前記観察窓の視野に前記被検体の計測部位を示すマーカ手段を設けたことを特徴とする付記項11に記載の光イメージング装置。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、光学系を小型化でき、制御系を簡易に構成可能な光イメージング装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の光イメージング装置の全体構成を示す外観構成図
【図2】図1の光プローブ及び装置本体の内部構成を示す説明図
【図3】透明キャップに光学部材を設けた光プローブの内部構成を示す説明図
【図4】観察窓を設けた光プローブの内部構成を示す説明図
【図5】図接触検知用スイッチを設けた光プローブの内部構成を示す説明図
【図6】第2の実施の形態の光イメージング装置の光プローブ及び装置本体の内部構成を示す説明図
【図7】回動駆動部及び水平保持部を示す説明図であり、図7(a)は回動駆動部が駆動していない際の回動駆動部及び水平保持部の説明図、図7(b)は同図(a)の状態から回動駆動部が駆動した際の回動駆動部及び水平保持部の説明図で
【図8】第3の実施の形態の光イメージング装置の光プローブを示す説明図
【図9】図8の変形例を示し、光プローブ及び光断層像信号検出部の内部構成を示す説明図
【図10】本発明の第4の実施の形態に係る光プローブ及び光断層像信号検出部の内部構成を示す説明図
【図11】図2の光学系を挿入部先端部に設けた内視鏡の説明図
【図12】3次元断層像画像(OCT断層像)と表面観察用画像(CCD画像)とをモニタの表示面に切換表示している際の説明図
【図13】図12のモニタ表示例であり、図13(a)はOCT断層像とCCD画像との表示例、図13(b)は同図(a)のOCT断層像を大きく表示し、CCD画像を小さく表示した表示例、図13(c)はOCT断層像と、記録されたOCT断層像との表示例、図13(d)はCCD画像と、記録されたCCD画像との表示例
【図14】OCT断層像の表示例
【符号の説明】
1 …光イメージング装置
2 …光プローブ(光走査プローブ)
3 …装置本体
11a …低コヒーレント光源
13 …ハーフミラー(光分離手段)
14 …XY反射ミラースキャン(水平走査手段)
16 …対物レンズ
20 …反射側レンズ
21 …変調ミラー(参照光反射手段)
25 …受光素子(光検出手段)
31 …信号処理回路
32 …デジタル回路
33 …CPUボード
35 …駆動回路
41a …光路長連動調整台(光路長連動調整手段)
41b …進退動駆動部(光路長連動調整手段)
Claims (3)
- 低コヒーレント光を発生する光源と、
前記低コヒーレント光を計測光と参照光とに分離する光分離手段と、
前記計測光を被検体に対し、水平方向に走査する水平走査手段と、
前記水平走査手段で走査される計測光を集光する対物レンズと、
前記参照光を反射し、再び前記光分離手段側に戻す参照光反射手段と、
前記被検体からの戻り計測光及び前記参照光反射手段からの戻り参照光を検出する光検出手段と、
少なくとも前記対物レンズ及び前記参照光反射手段を一体的に保持し、前記計測光の光路長と前記参照光の光路長とが一致した状態で、前記対物レンズを当該計測光の光軸方向に沿って進退動させると共に、前記参照光反射手段を当該参照光の光軸方向に沿って進退動させる一の光路長連動調整手段と、
を具備したことを特徴とする光イメージング装置。 - 低コヒーレント光を発生する光源と、
前記低コヒーレント光を計測光と参照光とに分離する光分離手段と、
前記計測光を出射する光出射手段と、
前記光出射手段から出射される計測光を被検体に対し、水平方向に走査する水平走査手段と、
前記水平走査手段で走査される計測光を集光する対物レンズと、
前記参照光を反射し、再び前記光分離手段側に戻す参照光反射手段と、
前記被検体からの戻り計測光及び前記参照光反射手段からの戻り参照光を検出する光検出手段と、
少なくとも前記対物レンズ及び前記光出射手段を一体的に保持し、前記計測光の光路長と前記参照光の光路長とが一致した状態で、前記対物レンズ及び前記光出射手段を当該計測光の光軸方向に沿って進退動させる一の光路長連動調整手段と、
を具備したことを特徴とする光イメージング装置。 - 低コヒーレント光を発生する光源と、
前記低コヒーレント光を計測光と参照光とに分離する光分離手段と、
前記計測光を被検体に対し、水平方向に走査する水平走査手段と、
前記水平走査手段で走査される計測光を集光する対物レンズと、
前記参照光を反射し、再び前記光分離手段側に戻す参照光反射手段と、
前記被検体からの戻り計測光及び前記参照光反射手段からの戻り参照光を検出する光検出手段と、
前記計測光を前記水平走査手段へ出射する光出射手段及び前記参照光反射手段を、前記対物レンズと一体的に保持し、前記計測光の光路長と前記参照光の光路長とが一致した状態で、前記対物レンズ及び前記光出射手段を当該計測光の光軸方向に沿って進退動させると共に、前記参照光反射手段を当該参照光の光軸方向に沿って進退動させる一の光路長連動調整手段と、
を具備したことを特徴とする光イメージング装置。
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