JP4624468B2 - スピーカ装置 - Google Patents
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Description
このスピーカ装置1は、磁気回路3と、この磁気回路3が後部に取り付けられたフレーム5と、外周のロール状のエッジ7がフレーム5の前部の振動板支持部5aに固定されたコーン状の振動板9と、円筒状のボイスコイルボビン11に巻回されたボイスコイル12とを備えた構成である。
トッププレート17の内周とセンターポール15bとの間の隙間が、ボイスコイル12を配置する磁気ギャップ19となっている。
また、このような振動板9の中央部には、ダストキャップ23が貼着装備される。このダストキャップ23は、ボイスコイルボビン11の前方を覆って、磁気ギャップ19への塵埃等の進入を防止する。
通常、ダンパ25としては、ボイスコイルボビン11に対して同心状に蛇腹構造を形成したものが普及している(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。
ダンパ25は、外周縁がフレーム5のダンパ支持部5bに固定されると共に、内周部がボイスコイルボビン11の外周に固定されて、ボイスコイルボビン11の半径方向の変位を規制し、且つ、振動板9の駆動時には、蛇腹の変形によって振動エネルギーを吸収し、振動板9の制振を行う。
このような車載用のスピーカ装置の場合は、車両のドアや天井パネル等の奥行き寸法が限られている部位でもスピーカ装置の組み込みが可能なように、スピーカ装置の薄型化が重要課題とされている。
更に、ダンパ25上の隣接する蛇腹間の振動伝搬時における蛇腹の変形によって特異な振動や擦れ音が発生し、それが逆にボイスコイル12や振動板9の振動に影響を及ぼして、音質を濁してしまう可能性もあった。
図2は、本発明に係るスピーカ装置の第1の実施の形態の縦断面図、図3は、図2に示したスピーカ装置の駆動時の作用説明図である。
図2に示すように、第1の実施の形態のスピーカ装置30は、磁気回路33と、この磁気回路33が後部に取り付けられたフレーム35と、駆動方向に向かって同軸に配置された第1の振動板41及び第2の振動板42と、円筒状のボイスコイルボビン45に巻回されたボイスコイル46とを備えた構成である。なお、37はスピーカ装置30の中心線である。ここで図示のように、フレーム35は、音放射方向に広がった略円錐台形となっており、音放射方向の直径がより大きくなっている。
このフレーム35には、駆動方向に沿って離れた位置に、第1の振動板41の振動板支持部35cと第2の振動板42の振動板支持部35dがそれぞれ装備されている。
この2つの振動板支持部35c,35d間の周壁35bは開口が一切設けられない密閉壁であるが、振動板支持部35dと底板部35aとの間には、振動板の背圧を逃がす通気孔としての開口35fが、適宜に設けられている。
なお、フレーム35の振動板支持部35cの背面は、スピーカキャビネットのバッフル71に密着固定するフランジ面として機能する。
このエッジ61,62は、振動板本体であるコーン紙から伝わった振動を減衰させるため、内部損失の高い材質の部材を使用することが好ましい。よって、例えば、コーン紙とは異なる材質(コーン紙よりも内部損失の高い材質)の部材を接合してエッジ61,62とするとよい。
また、第1の振動板41の背部に配置される第2の振動板42は、中央部の開口の径がボイスコイルボビン45の外径に略等しく設定されており、エッジ62には振動板間の密閉空間67の外側(スピーカ装置の背面側)に膨らむ膨出部62aが設けられている。
なお、膨出部61a及び膨出部62aの凹凸の向きは、図2の向きに限定するものではない。
なお、第1の振動板41のエッジ61は、その外周部に連設された取付用フランジ部61bがガスケット65と振動板支持部35cとで挾持されて、振動板支持部35cに固定されている。
また、この第1の振動板41の中央部には、ダストキャップ23が貼着装備される。このダストキャップ23は、ボイスコイルボビン45の前方を覆って、磁気ギャップ57への塵埃等の進入を防止する。
ボイスコイルボビン45の軸方向変位によって第1の振動板41及び第2の振動板42が駆動される時、図3に示すように、振動板間の密閉空間67に封入されている空気などの気体が第1の振動板41及び第2の振動板42の変位及びエッジ61a、62aの変位により圧迫されて、空気バネとしてのバネ性が発揮される。
本実施の形態において、第1の振動板の有効面積をS1、第2の振動板の有効面積をS2とするときの有効面積の差SはS=S1−S2であり、また、振動板間の密閉空間67の空気の体積Vとすると、上記の空気バネのバネ性を表す定数であるスティフネスは、S/Vに比例させることができる。
本実施の形態では、フレーム35が音放射方向に広がった略円錐台形となっているので、第1の振動板41と第2の振動板42の有効面積の差Sが出やすくなり、S1(第1の振動板の有効面積)>S2(第2の振動板の有効面積)のように構成することが容易になる。従って、空気バネのスティフネスを大きくすることができる。
即ち、本実施の形態では、振動板間の密閉空間67に持たせた空気バネとしてのバネ性により、ボイスコイルボビン45が制御可能に支持されている。
即ち、本実施の形態のスピーカ装置30では、第1の振動板41及び第2の振動板42自体が、振動板やボイスコイルボビン45の振動を制御するダンパを兼ねているため、振動板の後方に、ボイスコイルボビン45を弾性支持するダンパを装備する必要が無く、ダンパ及びその設置スペースの省略によってスピーカ装置の軸方向寸法を短縮して、車載オーディオシステム等で要求されているスピーカ装置30の薄型化を実現できすることができる。
図4は、本発明に係るスピーカ装置の第2の実施の形態の要部縦断面図である。
第2の実施の形態のスピーカ装置40は、図2及び図3に示した第1の実施の形態のスピーカ装置30において、図4に示すように、同軸に配置した第1の振動板41及び第2の振動板42は、リブ81(連結部材)よって連結されている。このリブ81は、適宜、所定の間隔で複数箇所に装備する。
また、リブ81による第1の振動板41及び第2の振動板42の連結によって、振動エネルギーを迅速に各振動板41,42の広範囲に分散して、局部的な振動板の歪みを抑えて、吸収すべき振動エネルギーに対する負担を軽減することができ、振動板41,42の耐疲労性を向上させることができる。
よって、ダンパ及びその設置スペースの省略によってスピーカ装置30の軸方向寸法を短縮して、特に、車載オーディオシステムで要求されているスピーカ装置の薄型化を実現できすることができる。
30、40 スピーカ装置
33 磁気回路
35 フレーム
35a 底板部
35b 周壁
35c,35d 振動板支持部
37 中心軸
41 第1の振動板
41b (第1の振動板の)内周部
42 第2の振動板
42b (第2の振動板の)内周部
45 ボイスコイルボビン
46 ボイスコイル
57 磁気ギャップ
51 ヨーク
53 マグネット
55 トッププレート
61,62 エッジ
65 ガスケット
67 振動板間の密閉空間
81 リブ
Claims (4)
- 駆動方向に沿って同軸に配置した第1の振動板と第2の振動板と、
音放射方向に広がった略円錐台形のフレームと、を備え、
前記第1の振動板及び前記第2の振動板の外周部は、夫々に備えられたエッジを介して前記フレーム上の振動板支持部に固定されると共に、
前記第2の振動板の内周部はボイスコイルボビンに固定され、
前記第1の振動板の内周部は前記第2の振動板に固定され、
前記第1の振動板及び前記第2の振動板と前記フレームとで囲まれた空間が密閉され、
前記空間内の気体のバネ性により前記ボイスコイルボビンを介して振動系が支持されることを特徴とするスピーカ装置。 - 前記第1の振動板及び前記第2の振動板は、駆動方向に沿って離れた位置の前記振動板支持部に、それぞれ支持されることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
- 前記第1の振動板と前記第2の振動板とが連結部材よって連結されることを特徴とする請求項1又は2に記載のスピーカ装置。
- 前記第1の振動板及び前記第2の振動板は、振動板本体と前記外周部とが別部材からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスピーカ装置。
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