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JP4622113B2 - リクライニング装置 - Google Patents

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JP4622113B2
JP4622113B2 JP2001035312A JP2001035312A JP4622113B2 JP 4622113 B2 JP4622113 B2 JP 4622113B2 JP 2001035312 A JP2001035312 A JP 2001035312A JP 2001035312 A JP2001035312 A JP 2001035312A JP 4622113 B2 JP4622113 B2 JP 4622113B2
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秀輝 浦道
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Toyota Boshoku Corp
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リクライニングシートを構成するためのリクライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
リクライニング装置の一形式として、特開平11−70028号公報に示されているように、シートクッションに対するシートバックの前後方向の傾斜角度を所定の角度範囲で調整する機能を有する角度調整機構と、シートバックを前記調整角度範囲を越えて前方へ倒伏させる機能を有する倒伏可動機構を備え、所望時には角度調整機構を作動して、シートクッションに対するシートバックの前後方向の傾斜角度を所定の角度範囲内で調整し、かつ、所望時には倒伏可動機構を作動して、シートバックを前方へ最大限傾動して倒伏状態とする形式のリクライニング装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
当該形式のリクライニング装置においては、角度調整機構と倒伏可動機構を作動させるための専用の作動機構をそれぞれ備えていて、角度調整機構を作動させたい場合には、角度調整機構の専用の作動機構の操作手段(ハンドル、レバー)を操作して角度調整機構を機能させ、また、倒伏可動機構を作動させたい場合には、倒伏可動機構の専用の作動機構の操作手段(ハンドル、レバー)を操作して倒伏可動機構を機能させるように構成されている。
【0004】
このため、当該形式のリクライニング装置においては、角度調整機構と倒伏可動機構を選択的に機能させたい場合には、互いに独立した作動機構の各操作手段を選択する必要があるが、特に不慣れな場合には操作手段を的確に選択することが難しく、しかも、これら操作手段が互いに離れて位置していることから、操作するのにも煩わしい。
【0005】
従って、本発明の目的は、当該形式のリクライニング装置のごとく、角度調整機能および倒伏可動機能を適宜選択して機能させる場合、1つの操作手段で両機能を選択し得るように構成することにより、各機能を発揮させるための操作の的確性と操作の容易性を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明はリクライニング装置に関するもので、本発明が適用対象とするリクライニング装置は、シートクッションに対するシートバックの前後方向の傾斜角度を所定の角度範囲で調整する機能を有する角度調整機構と、前記シートバックを前記調整角度範囲を越えて前方へ倒伏させる機能を有する倒伏可動機構と、軸心を中心として互いに反する方向に回動し回動操作方向に応じて前記角度調整機構および前記倒伏可動機構を選択的に機能させる操作手段を備えるリクライニング装置である。
【0007】
本発明に係るリクライニング装置は、上記した形式のリクライニング装置であって、前記角度調整機構および前記倒伏可動機構は、前記シートバック側に取付られる可動ハウジングと前記シートクッション側に取付けられる固定ハウジングとを互いに重合状態に連結して形成された空間部内の隔壁が区画する各区画空間部内に配設してなるものである。
【0008】
しかして、本発明に係るリクライニング装置が装備する前記角度調整機構は、前記両ハウジングの一方のハウジングの円形凹所の環状周壁部に設けた円弧状の内歯と、前記内歯に噛合可能で前記ハウジング側に設けたガイド溝に同内歯に対して進退可能に保持されたポールと、前記ポールを前記内歯側に押圧して噛合させるとともに動作時には同ポールに対する押圧を解除して同内歯に対する噛合状態を解除するスライドカムと、前記スライドカムと係合して同スライドカムを動作する回動カムを備えるものである。
【0009】
また、本発明に係るリクライニング装置が装備する前記倒伏可動機構は、前記両ハウジングの他方のハウジングの円形凹所の環状周壁部に設けた円弧状の内歯と、前記内歯に噛合可能で前記ハウジング側に設けたガイド溝に同内歯に対して進退可能に保持されたポールと、前記ポールを前記内歯側に押圧して噛合させるとともに動作時には同ポールに対する押圧を解除して同内歯に対する噛合状態を解除するスライドカムと、前記スライドカムと係合して同スライドカムを動作する回動カムを備えるものである。
【0010】
本発明に係るリクライニング装置が装備する前記角度調整機構および前記倒伏可動機構を構成する各構成部材は、前記操作手段である操作軸が嵌合する前記各回動カムの内孔形状を除き、同一形状の部品である。
【0011】
しかして、前記角度調整機構および前記倒伏可動機構を構成する前記各回動カムは、前記隔壁を貫通して延びる前記操作軸に外嵌して同隔壁を挟んで互いに対向して位置し、前記操作軸が軸心を中心として互いに反する方向に回動した際回動操作方向に応じて同操作軸に選択的に係合するように配置され、また、前記角度調整機構のその他の各構成部材と前記倒伏可動機構のその他の各構成部材とは、前記隔壁を挟んで互いに同じ向きで対向して配置されていることを特徴とするものである
【0012】
【発明の作用・効果】
本発明に係るリクライニング装置においては、同一の操作手段で角度調整機能および倒伏可動機能を選択的に発揮させることができるとともに、両機能の選択には操作手段の操作方向を選択することにより行うことができる。このため、両機能の選択時の操作手段の選択が容易であって、選択的操作を的確に行うことができる。
【0013】
当該リクライニング装置は、具体的には、前記作動機構を、シートバックの前後方向の傾斜角度を所定の角度範囲で調整する機能を有する角度調整機構と、シートバックを調整角度範囲を越えて前方へ倒伏させる機能を有する倒伏可動機構にて形成するとともに、前記操作手段を、軸心を中心として互いに反する方向に回動し回動操作方向に応じて角度調整機構および倒伏可動機構に選択的に連結して動作する操作軸にて形成する構成を採ることができる。
【0014】
この態様において、前記作動機構を、シートクッション側に取付けられる固定ハウジングとシートバック側に固定される可動ハウジングを互いに重合状態に連結して形成される空間部に配設するように構成し、固定ハウジングと前記可動ハウジングが形成する空間部には、同空間部を前記固定ハウジング側と前記可動ハウジング側に区画する隔壁を配設して、同隔壁に区画された各区画空間部に前記角度調整機構および前記倒伏可動機構をそれぞれ配設するように構成すれば、角度調整機能および倒伏可動機能の両機能を有するリクライニング装置をコンパクトに構成することができるとともに、装置の軽量化を図ることができる。
【0015】
また、この態様においては、前記角度調整機構を、両ハウジングの一方のハウジングの円形凹所の環状周壁部に設けた円弧状の内歯と、内歯に噛合可能で同ハウジング側に設けたガイド溝に内歯に対して進退可能に保持されたポールと、ポールを内歯側に押圧して噛合させるとともに動作時にはポールに対する押圧を解除して内歯に対する噛合状態を解除する作動部材を備えた構成とすること、同様に、前記倒伏可動機構を、両ハウジングの他方のハウジングの円形凹所の環状周壁部に設けた円弧状の内歯と、内歯に噛合可能で同ハウジング側に設けたガイド溝に内歯に対して進退可能に保持されたポールと、ポールを内歯側に押圧して噛合させるとともに動作時にはポールに対する押圧を解除して内歯に対する噛合状態を解除する作動部材を備えた構成とすること、これら両機構の各作動部材を、操作手段である同一の操作軸に対して、同操作軸の回動操作方向に応じて選択的に係脱するように形成する構成とすることができる。
【0016】
かかる構成によれば、角度調整機能および倒伏可動機能を的確に発揮し得るリクライニング装置を提供することができるとともに、シートバックの倒伏状態からの復帰時に、シートバックの倒伏直前のロック位置に自動的に復帰することができる機能、所謂、メモリー機能を付与することができる。
【0017】
また、この態様において、前記角度調整機構および前記倒伏可動機構を構成する各作動部材として各ポールを進退動作させるカムを採用して、同カムを操作軸の外周に嵌合して、同操作軸の回動操作方向に応じて選択的に係脱するように構成することができる。これにより、角度調整機能および倒伏可動機能を的確に発揮させることができるとともに、角度調整機構および倒伏可動機構の両構成部品として、前記カムの前記操作軸を嵌合する内孔形状を除き、同一の部品を採用することができるという大きな利点があり、各構成部品の組付け性の向上を図ることができるとともに、コストの軽減を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一例に係るリクライニング装置の縦断面図、図2は当該リクライニング装置の図1の矢印2方向からみた一部省略正面図、図3は当該リクライニング装置を構成する角度調整機構の分解斜視図、図4は当該リクライニング装置を構成する倒伏可動機構の分解斜視図である。
【0019】
当該リクライニング装置Rは、角度調整機構10および倒伏可動機構20を備えている。角度調整機構10および倒伏可動機構20は、一体となって本発明における作動機構を構成するもので、これら両機構10,20の主要構成部品の多くは、固定ハウジング15および可動ハウジング25が形成する空間部に配設されている。なお、当該リクライニング装置Rにおいては、角度調整機構10および倒伏可動機構20を構成する構成部品には、両機構10,20に共用されているものが複数種類あり、これら両機構10,20に共用されている構成部品については、便宜上、以下では30番台の符号を付して説明する。
【0020】
当該リクライニング装置Rを構成する角度調整機構10は、一対のポール11、スライドカム12、回動カム13、連結アーム14、および可動ハウジング15を備えるとともに、保持プレート31および4個のガイドブロック32を備えている。また、倒伏可動機構20は、一対のポール21、スライドカム22、回動カム23、スパイラルスプリング24、および固定ハウジング25を備えるとともに、保持プレート31および4個のガイドブロック32を備えている。さらに、これら両機構10,20は、共通部品であるセットプレート33、および、操作軸34および操作レバー35を備えている。操作軸34および操作レバー35は、角度調整機構10および倒伏可動機構20の共通の操作機構を構成する
当該リクライニング装置Rにおいて、可動ハウジング15と固定ハウジング25は互いに対向して重合されていて、可動ハウジング15側から嵌合されたセットプレート33の外周縁部をかしめることにより、一体的に結合されている。ポール11,21、スライドカム12,22、回動カム13,23、連結アーム14、スパイラルスプリング24は、固定ハウジング15と可動ハウジング25が形成する空間部に収容された状態で、これらの構成部品の中央部を貫通する操作軸34に直接的に、または構成部品を介して間接的に支持されている。操作軸34の外端部には、操作レバー35が取付けられている。
【0021】
当該リクライニング装置Rにおいては、その可動ハウジング15をシートバックの下端部に取付けられるアッパアームA1に組付けられ、かつ、その固定ハウジング25をシートクッションの後端部に取付けられるロアアームA2に組付けられて、シートバックをシートクッションに前後方向へ回動可能に支持して、リクライニングシートを構成する。
【0022】
当該リクライニング装置Rを構成する可動ハウジング15は円盤状を呈するもので、図1〜図3に示すように、円盤状のハウジング本体15aの内側に段付きの円形凹所15bを備え、円形凹所15bの内側の小径の円環状部の内周に、円弧状の内歯15cが所定の周間隔を保持して上下に一対形成されている。各内歯15cを有するハウジング本体15aは、角度調整機構10のラチェットを構成している。また、固定ハウジング25は、可動ハウジング15と同様に円盤状を呈するもので、図1、図2および図4に示すように、円盤状のハウジング本体25aの内側に段付きの円形凹所25bを備え、円形凹所25bの内側の小径の円環状部の内周に、円弧状の内歯25cが所定の周間隔を保持して上下に一対形成されている。各内歯25cを有するハウジング本体25aは、倒伏可動機構20のラチェットを構成している。これらのハウジング15,25において、各ハウジング本体15a,25aは、互いに重合された際に、ハウジング本体25aがハウジング本体15aの円形凹所15bの開口部に丁度嵌合する寸法に形成されている。
【0023】
保持プレート31は、所定厚みの円板状のプレートであって、本発明における隔壁として機能するもので、可動ハウジング15と固定ハウジング25が重合して形成する空間部を、可動ハウジング15側と固定ハウジング25側に区画すべく機能する。保持プレート31は、円板状のプレート本体31aの中央部に大径の円形穴31bを有するとともに、円形穴31bの外周側の同一円周上に、扇形状に貫通する嵌合穴31cが4個所定の周間隔を保持して形成されている。
【0024】
各ガイドブロック32は、保持プレート31の厚みより数倍の厚みを有するもので、各嵌合穴31cに類似する扇形状に形成されており、各嵌合穴31cに嵌着されてプレート本体31aを貫通している。各ガイドブロック32は、保持プレート31が両ハウジング15,25に挟持されて両ハウジング15,25が形成する空間内に配置された状態では、一端が可動ハウジング15側に突出して同ハウジング15の円形凹所15bの奥壁に当接し、かつ、他端が固定ハウジング25側に突出して同ハウジング25の円形凹所25bの奥壁に当接している。
【0025】
この状態で、各ガイドブロック32は、固定ハウジング15側および可動ハウジング側25に、保持プレート31の円形穴31bを中心とする十字状のガイド溝を形成しており、可動ハウジング15側のガイド溝には、角度調整機構10を構成するポール11およびスライドカム12が嵌合し、かつ、固定ハウジング25側のガイド溝には、倒伏可動機構20を構成するポール21およびスライドカム22が嵌合している。
【0026】
ポール11,21は門形形状を呈するもので、先端側に外歯11a,21aを有するとともに、外歯11a,21aとは反対側の後端(組付けた状態では径内方側)に左右一対の脚部11b,21bを備えていて、脚部11b,21bの一方に、他方の脚部11b,21b側へ突出する係合突起部11c,21cが形成されている。ポール11,21の外歯11a,21aは、各ハウジング15,25の内歯15c,25cに噛合可能に構成されている。
【0027】
スライドカム12,22は、長方形状のプレート本体12a,22aの上下の縁部の中央部に係合突起部12b,22bを備えるとともに、係合突起部12b,22bを挟んで左右の部位に凹凸状の受承カム部12c,22cを備えている。また、プレート本体12a,22aの中央部には、後述する回動カム13,23が嵌合する嵌合穴12d,22dを備えている。各嵌合穴12d,22dは、横長の略楕円形状を呈するもので、穴部の外周から突出する一対の係合溝部12d1,12d2、22d1,22d2を備えており、各係合溝部12d1,12d2、および、各係合溝22d1,22d2は互いに180度偏倚して位置している。スライドカム12,22は、各ハウジング15,25側のガイド溝における十字状に交差する交差部に、横方向へスライド可能に嵌合される。
【0028】
各ポール11,21は、各スライドカム12,22を挟んで、各ガイド溝における交差部の上下の部位に上下方向へスライド可能に嵌合されて、各脚部11c,21cにて、各スライドカム12,22の各受承カム部12c,22cに受承される。各ポール11,21は、この組付け状態においては、係合突起部11c,21cをスライドカム12,22の係合突起部12b,22bに対向して係合し得る位置にある。
【0029】
回動カム13,23は、特に図5に拡大して示すように、円筒状の筒部13a,23aと、筒部13a,23a外周側に形成された係合アーム部13b,23bにて構成されている。両筒部13a,23aの内孔13c,23cは、互いに同軸的に対向する円形孔13c1,23c1を主体とするもので、円形孔13c1,23c1の外周に所定幅で所定長さの円弧状の係合溝13c2,23c2を備えている。係合溝13c2,23c2は、回動カム13にあっては係合アーム部13bに位置し、回動カム23にあっては係合アーム部23bとは略180度ずれた反対側に位置している。回動カム13,23は、操作軸34の外周に遊嵌状態に嵌合されて支持される。
【0030】
操作軸34は、各回動カム13,23の内孔13c,23cに類似する断面形状のもので、円柱部34aの外周に所定幅で所定長さの円弧状の係合突起部34bを備えている。操作軸34の係合突起部34bは、回動カム13,23の内孔13c,23cの係合溝13c2,23c2より所定長さ短く形成されている。
【0031】
操作軸34は、両回動カム13,23の内孔13c,23cを挿通していて、両回動カム13,23を遊嵌状態に支持しているが、各回動カム13,23は、この遊嵌状態では係合アーム部13b,23bが互い略180度偏倚して位置して、各スライドカム12,22の嵌合穴12d,22dに嵌合している。この嵌合状態においては、回動カム13の係合アーム部13bはスライドカム12の一方の係合溝部12d1に位置し、かつ、回動カム23の係合アーム部23bはスライドカム22の他方の係合溝部22d2に位置している。すなわち、両回動カム13,23の係合アーム部13b,23bは、互いに180度偏倚した状態の係合溝部12d1,22d2に位置している。
【0032】
スパイラルスプリング24は所定の巻き数を有するもので、内端部24aは方形状に巻回されており、かつ、外端部24bは外方へ突出している。内端部24aは、回動カム23の円形状の筒部23cの一端部の外周に丁度外嵌できるように形成され、かつ、外端部24bは保持プレート31の一部に掛止し得るように形成されている。連結アーム14は、操作軸34の外周に遊嵌状態の嵌合していて、図1に示すように、回動カム13とスパイラルスプリング24に連結している。連結アーム14は、スパイラルスプリング24の付勢力を回動カム13に伝達する。従って、スパイラルスプリング24は両回動カム13,23を、図2の図示反時計方向へ常時付勢している。
【0033】
セットプレート33は、環状のプレート本体33aの外周縁部に筒部33bを備えているもので、固定ハウジング25を可動ハウジング15に重合した状態において、固定ハウジング25側から可動ハウジング15の外周側に嵌合し得る寸法に形成されている。セットプレート33は、可動ハウジング15および固定ハウジング25に外嵌した状態で、図1に示すように、筒部33bの先端部をかしめて、両ハウジング15,25を互いに結合するようになっている。
【0034】
これらの各構成部品は、例えば下記の順序で組付けられて、図1および図2に示す構造のリクライニング装置Rを構成している。すなわち、固定ハウジング25を貫通する操作軸34上に、回動カム23、スライドカム22および両ポール21、スパイラルスプリング24、各ガイドブロック32を嵌着した保持プレート31、連結アーム14を連結した回動カム13、スライドカム12および両ポール11、可動ハウジング15をこの順序で組付け、次いで、セットプレート33を固定ハウジング25側から可動ハウジング15の外周に嵌合し、セットプレート33の筒部33bの先端部を図1に示すようにかしめる。これにより、リクライニング装置Rが組立てられる。
【0035】
当該リクライニング装置Rにおいては、図1および図2に示すように、可動ハウジング15がアッパアームA1に組付けられ、固定ハウジング25がロアアームA2に組付けられるとともに、操作軸34上に操作レバー35、スパイラルスプリング36が組付けられる。なお、ロアアームA2をシートクッションの後端部に組付け、かつ、アッパアームA1をシートバックの下端部に組付けることにより、リクライニングシートが構成される。
【0036】
この組付け状態においては、スパイラルスプリング24の内端部24aは回動カム23の筒部23aの端部上に外嵌し、外端部24bが連結プレート14の先端に掛止されており、また、連結アーム14がスパイラルスプリング24を回動カム13に連結している。
【0037】
スライドカム12は、保持プレート31に嵌着された各ガイドブロック32が形成する可動ハウジング15側のガイド溝に、横方向へスライド可能に配置されて回動カム13に外嵌し、各ポール11は同ガイド溝内にて回動カム13の上下の部位に半径方向へスライド可能に位置している。この状態では、図6に示すように、回動カム13の係合アーム部13bは、スライドカム12の一方の係合溝12d1に嵌合している。また、回動カム13は、スパイラルスプリング24の付勢力により同図の図示反時計方向に付勢されていて、スライドカム12を図示左方へ押動させている。
【0038】
スライドカム22は、保持プレート31に嵌着された各ガイドブロック32が形成する固定ハウジング25側のガイド溝に、横方向へスライド可能に配置されて回動カム23に外嵌し、各ポール21は同ガイド溝内にて回動カム23の上下の部位に半径方向へスライド可能に位置している。この状態では、図7に示すように、回動カム23の係合アーム部23bは、スライドカム22の他方の係合溝22d2に嵌合している。また、回動カム23は、スパイラルスプリング24の付勢力により同図の図示時計方向に付勢されていて、スライドカム22を図示左方へ押動させている。
【0039】
また、この組付け状態においては、各ポール11は、その両脚部11bにてスライドカム12の各受承カム部12cに受承され、その係合突起部11cがスライドカム12の係合突起部12bに離間した状態で対向している。スライドカム12は、図示左方へスライドしていて、各ポール11の各脚部11bを各受承カム部12cの凸部にて受承し、各ポール11を前進させて可動ハウジング15の内歯15cの一部に噛合させている。なお、可動ハウジング15の内歯15cは、シートバックの前後方向の傾斜角度が所定の角度範囲にて調整し得るように、長尺に形成されている。
【0040】
各ポール21は、その両脚部21bにてスライドカム22の各受承カム部22cに受承され、その係合突起部21cがスライドカム22の係合突起部22bに離間した状態で対向している。スライドカム22は、図示左方へスライドしていて、各ポール21の各脚部21bを各受承カム部22cの凸部にて受承し、各ポール21を前進させて固定ハウジング25の内歯25cに噛合させている。なお、固定ハウジング25の内歯25cは、シートバックの前後方向の傾斜角度の調整とは直接には関係なく、各ポール21が無理なく噛合し得る短尺に形成されていて、内歯25cの隣り合う部位は全てフリーゾーンとなっている。
【0041】
次ぎに、当該リクライニング装置Rの作動について、図6〜図9に基づいて説明する。但し、図6は、角度調整機構10におけるポール11、スライドカム12および回動カム13と、操作レバー35および操作軸34との動作関係を示す正面視的説明図であって、非操作状態を示している。図7は、倒伏可動機構20におけるポール21、スライドカム22および回動カム23と、操作レバー35および操作軸34との動作関係を示す正面視的説明図であって、非操作状態を示している。図8は、角度調整機構10の操作時における操作軸34と各回動カム13,23との関係を説明するための模式図、図9は、倒伏可動機構20の操作時における操作軸34と各回動カム13,23との関係を示す正面視的説明図である。
【0042】
当該リクライニング装置Rにおいては、操作レバー35は非操作状態にある場合には中立位置にあって、角度調整機構10におけるポール11、スライドカム12および回動カム13は図6に示す状態にあり、かつ、倒伏可動機構20におけるポール21、スライドカム22および回動カム23は図7に示す状態にある。すなわち、角度調整機構10のポール11は可動ハウジング15の内歯15cに噛合し、かつ、倒伏可動機構20にポール21は固定ハウジング25の内歯25cに噛合していて、これらの噛合状態はブロック32を嵌着した保持プレート31を介して互いに連結されている。このため、可動ハウジング15と固定ハウジング25とはロック状態にあって、シートバックをシートクッションにロックしている。
【0043】
また、操作レバー35が非操作状態にある場合には、角度調整機構10の回動カム13と操作レバー34の関係は、図8(a)および図9(a)に示す状態にあり、かつ、倒伏可動機構20の回動カム23と操作レバー34との関係は、図8(c)および図9(c)に示す関係にある。すなわち、回動カム13は操作軸34の係合突起部34bの右側端部に当接し、また、回動カム23は操作軸34の係合突起部34bの左側端部に当接している。
【0044】
当該リクライニング装置Rにおいて、シートバックのシートクッションに対する前後方向の傾斜角度を所望の傾斜角度に調整する場合には、操作レバー35を図6に示す矢印6方向へ回動操作する。これにより、操作軸34が図示時計方向へ所定量回転する。この場合、角度調整機構10においては、操作軸34はその係合突起部34bを回動カム13の係合溝部13c2に係合して、図8(b)に示すように、回動カム13を同方向へ所定量回動させる。これにより、スライドカム12が図示右方へスライドして、その係合突起部12bを各ポール11の係合突起部11cに係合させ、各ポール11を半径方向の内方へ後退させて、スライドカム12はその受承カム部12cの凹所で各ポール11の両脚部11bを受承する。この結果、スライドカム12は、各ポール11の可動ハウジング15の内歯15cに対する噛合を解除してロック状態を解除させる。
【0045】
この場合、倒伏可動機構20においては、両回動カム13,23の係合溝部13c2,23c2が互いに偏倚しているため、操作軸34は、図8(c),(d)に示すように、その係合突起部34bを回動カム23の係合溝部23c2には係合させるに至らず、回動カム23を同方向へ回動させることはない。このため、各ポール21の固定ハウジング25の内歯25cに対する噛合が保持され、ロック状態が保持されている。
【0046】
角度調整機構10のポール11が非ロック状態にあって、倒伏可動機構20のポール21がロック状態を保持している場合は、可動ハウジング15のみが他の構成部品とは異なって周方向に自由状態ある。すなわち、かかる状態では、可動ハウジング15は固定ハウジング25に対して同心的に回動可能であって、シートバックをシートクッションに対して前後方向へ回動させて、前後方向の傾斜角度を調整することができる。
【0047】
また、可動ハウジング15を固定ハウジング25に対して所望量回動させて、シートバックのシートクッションに対する前後方向の傾斜角度を調整した後に、操作レバー34の矢印6方向への回動操作を解除すれば、回動カム13に対する回動作用が消失して、スパイラルスプリング24の付勢力により、回動カム13、操作軸34および操作レバー35が回動復帰する。これにより、スライドカム13がスライド復帰してポール11に対する係合を解除し、スライドカム13は、ポール11に対する後退方向への作用力を消失させ、同時に、受承カム部12cの凸部による押圧作用にてポール11を前進させて、ポール11を可動ハウジング15の内歯15cの他の一部に噛合させる。これにより、ポール11は可動ハウジング15にロックされて、他の構成部品を介して、可動ハウジング15を固定ハウジング25にロック状態とする。
【0048】
一方、当該リクライニング装置Rにおいて、シートバックを、角度調整機構10による調整角度範囲を越えて前方へ倒伏させたい場合には、操作レバー35を図7に示す矢印7方向へ回動操作する。これにより、操作軸34が図示反時計方向へ所定量回転する。この場合、倒伏可動機構20においては、操作軸34はその係合突起部34bを回動カム23の係合溝部23c2に係合して、図9(d)に示すように、回動カム23を同方向へ所定量回動させる。これにより、スライドカム22が図示右方へスライドして、その係合突起部22bを各ポール21の係合突起部21cに係合させ、各ポール21を半径方向の内方へ後退させて、スライドカム22はその受承カム部22cの凹所で各ポール21の両脚部21bを受承する。この結果、スライドカム22は、各ポール21の可動ハウジング25の内歯25cに対する噛合を解除してロック状態を解除させる。
【0049】
この場合、角度調整機構10においては、両回動カム13,23の係合溝部13c2,23c2が互いに偏倚しているため、操作軸34は、図9(a),(b)に示すように、その係合突起部34bを回動カム13の係合溝部13c2には係合させるに至らず、回動カム13を同方向へ回動させることはない。このため、各ポール11の可動ハウジング15の内歯15cに対する噛合が保持され、ロック状態が保持されている。
【0050】
倒伏可動機構20のポール21が非ロック状態にあって、角度調整機構10のポール11がロック状態を保持している場合は、固定ハウジング25のみが他の構成部品とは異なって周方向に自由状態ある。すなわち、かかる状態では、可動ハウジング15は固定ハウジング25に対して同心的に回動可能である。この場合、固定ハウジング25の内歯25cは、ポール21が丁度噛合する程度の短尺に形成されていることから、ポール21は可動ハウジング15の回動により、直ちに、内歯25cの形成されていないフリーゾーンに乗り上げて摺動することになる。
【0051】
このため、可動ハウジング15の前方への倒伏途中では、ポール21の内歯25cに対する噛合が解除状態に保持され、シートバックは設定された最大限まで前方に倒伏する。この間、角度調整機構10のポール11と可動ハウジング15の内歯15cとは、シートバックの倒伏操作の直前の噛合状態に保持されていることから、メモリー機構として機能する。
【0052】
また、可動ハウジング15を固定ハウジング25に対して最大限前方へ回動してシートバックを前方へ倒伏させた後、シートバックを回動復帰させるには、前方へ倒伏状態にあるシートバックを持ち上げて後方へ回動させる。この場合、可動ハウジング15は、角度調整機構10のポール11と内歯15cとの噛合状態を保持したままで固定ハウジング25に対して回動し、倒伏可動機構20のポール21が固定ハウジング25の内歯25cに噛合した時点で回動を停止され、シートバックは倒伏直前の状態に回動復帰する。
【0053】
このように、当該リクライニング装置Rによれば、角度調整機構10を機能させることにより、シートバックのシートクッションに対する前後方向の傾斜角度を所定の角度範囲内で調整することができるとともに、倒伏可動機構20を機能させることにより、シートバックを設定された最大限まで前方へ倒伏させることができるものであって、さらには、下記のごとき種々の作用効果を奏するものである。
【0054】
すなわち、当該リクライニング装置Rにおいては、同一の操作手段である操作レバー35により、角度調整機構10および倒伏可動機構20を選択的に操作することができるとともに、両機構10,20の操作の選択には、操作レバー35の回動操作方向を選択することにより行うことができる。このため、両機構10,20の選択時の選択が容易であって、その選択操作を的確に行うことができる。
【0055】
また、当該リクライニング装置Rにおいては、シートクッション側に取付けられる固定ハウジング25とシートバック側に固定される可動ハウジング15を互いに重合状態に連結して形成される空間部であって、保持プレート31にて区画されたそれぞれの区画空間部に角度調整機構10および倒伏可動機構20を収容して、装置をコンパクトに構成し、かつ、装置の軽量化を図っている。
【0056】
また、当該リクライニング装置Rにおいては、角度調整機構10を、可動ハウジング15の円形凹所15bの環状周壁部に設けた円弧状の内歯15cと、内歯15cに噛合可能で同ハウジング15側に設けたガイド溝に内歯15cに対して進退可能に保持されたポール11と、ポール11を内歯15c側に押圧して噛合させるとともに動作時にはポール11に対する押圧を解除して内歯15cに対する噛合状態を解除する作動部材(スライドカム12および回動カム13)を備えた構成としている。同様に、倒伏可動機構20を、固定ハウジング25の円形凹所25bの環状周壁部に設けた円弧状の内歯25cと、内歯25cに噛合可能で同ハウジング25側に設けたガイド溝に内歯25cに対して進退可能に保持されたポール21と、ポール21を内歯25c側に押圧して噛合させるとともに動作時にはポール21に対する押圧を解除して内歯25cに対する噛合状態を解除する作動部材(スライドカム22および回動カム23)を備えた構成としている。
【0057】
これにより、装置をコンパクトにかつ軽量に構成することができるが、さらには、角度調整機構10のポール11およびスライドカム12を組み付けるためのガイド溝と、倒伏可動機構20のポール21およびスライドカム22を組み付けるためのガイド溝を、共通の保持プレート31とガイドブロック32にて収容空間部に形成しているため、装置を一層コンパクトにかつ軽量に構成することができる。
【0058】
かかる構成によれば、角度調整機能および倒伏可動機能を的確に発揮し得るリクライニング装置Rを提供することができるとともに、角度調整機構10を、シートバックの倒伏状態からの復帰時にシートバックの倒伏直前のロック位置に自動的に復帰することができる機構、所謂、メモリー機構としても機能させることができ、メモリー機能を付与するための専用に部品を使用する必要がない。
【0059】
また、かかる構成によれば、角度調整機構10および倒伏可動機構20を構成する各作動部材として各ポール11,22を進退動作させるスライドカム12,13、回動カム13,23を採用して、同カム13,23を操作軸34の外周に嵌合して、操作軸34の回動操作方向に応じて選択的に係脱するように構成している。これにより、角度調整機構10および倒伏可動機構20を的確に操作することができるとともに、これら両機構の構成部品として、回動カム13,23を除き、同一部品を採用することができるという大きな利点があり、各構成部品の組付け性に向上を図ることができるとともに、コストの軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係るリクライニング装置の縦断面図である。
【図2】同リクライニング装置を図1の矢印2方向からみた一部省略正面図である
【図3】同リクライニング装置を構成する角度調整機構の分解斜視図である。
【図4】同リクライニング装置を構成する倒伏可動機構の分解斜視図である。
【図5】同角度調整機構および倒伏可動機構を構成する各回動カムと操作軸との関係を示す斜視図である。
【図6】同角度調整機構の作動を説明するための一部省略正面図である。
【図7】同倒伏可動機構の作動を説明するための一部省略正面図である。
【図8】同角度調整機構の作動時の操作軸と各回動カムとの関係を説明するための模式図である。
【図9】同倒伏可動機構の作動時の操作軸と各回動カムとの関係を説明するための模式図である。
【符号の説明】
10…角度調整機構、11…ポール、11a…外歯、11b…脚部、11c…係合突起部、12…スライドカム、12a…プレート本体、12b…係合突起部、12c…受承カム部、12d…嵌合穴、12d1,12d2…係合溝部、13…回動カム、13a…筒部、13b…係合アーム部、13c…内孔、13c1…円形孔部、13c2…係合溝部、14…連結アーム、、15…可動ハウジング、15a…ハウジング本体、15b…円形凹所、15c…内歯、20…倒伏可動機構、21…ポール、21a…外歯、21b…脚部、21c…係合突起部、22…スライドカム、22a…プレート本体、22b…係合突起部、22c…受承カム部、22d…嵌合穴、22d1,22d2…係合溝部、23…回動カム、23a…筒部、23b…係合アーム部、23c…内孔、23c1…円形孔部、23c2…係合溝部、24…スパイラルスプリング、24a…内端部、24b…外端部25…固定ハウジング、25a…ハウジング本体、25b…円形凹所、25c…内歯、31…保持プレート、31a…プレート本体、31b…円形穴、31c…嵌合穴、32…ガイドブロック、33…セットプレート、33a…プレート本体、33b…筒部、34…操作軸、34a…円柱部、34b…係合突起部、35…操作レバー、36…スパイラルスプリング、R…リクライニング装置、A1…アッパアーム、A2…ロアアーム。

Claims (1)

  1. シートクッションに対するシートバックの前後方向の傾斜角度を所定の角度範囲で調整する機能を有する角度調整機構と、前記シートバックを前記調整角度範囲を越えて前方へ倒伏させる機能を有する倒伏可動機構と、軸心を中心として互いに反する方向に回動し回動操作方向に応じて前記角度調整機構および前記倒伏可動機構を選択的に機能させる操作手段を備えるリクライニング装置であって、前記角度調整機構および前記倒伏可動機構は、前記シートバック側に取付られる可動ハウジングと前記シートクッション側に取付けられる固定ハウジングとを互いに重合状態に連結して形成された空間部内の隔壁が区画する各区画空間部内に配設してなるリクライニング装置であり、
    前記角度調整機構は、前記両ハウジングの一方のハウジングの円形凹所の環状周壁部に設けた円弧状の内歯と、前記内歯に噛合可能で前記ハウジング側に設けたガイド溝に同内歯に対して進退可能に保持されたポールと、前記ポールを前記内歯側に押圧して噛合させるとともに動作時には同ポールに対する押圧を解除して同内歯に対する噛合状態を解除するスライドカムと、前記スライドカムと係合して同スライドカムを動作する回動カムを備え、
    前記倒伏可動機構は、前記両ハウジングの他方のハウジングの円形凹所の環状周壁部に設けた円弧状の内歯と、前記内歯に噛合可能で前記ハウジング側に設けたガイド溝に同内歯に対して進退可能に保持されたポールと、前記ポールを前記内歯側に押圧して噛合させるとともに動作時には同ポールに対する押圧を解除して同内歯に対する噛合状態を解除するスライドカムと、前記スライドカムと係合して同スライドカムを動作する回動カムを備え、
    前記角度調整機構および前記倒伏可動機構を構成する各構成部材は、前記操作手段である操作軸が嵌合する前記各回動カムの内孔形状を除き同一形状の部品であって、
    前記各回動カムは前記隔壁を貫通して延びる前記操作軸に外嵌して同隔壁を挟んで互いに対向して位置し、前記操作軸が軸心を中心として互いに反する方向に回動した際回動操作方向に応じて同操作軸に選択的に係合するように配置され、
    前記角度調整機構のその他の各構成部材と前記倒伏可動機構のその他の各構成部材とは、前記隔壁を挟んで互いに同じ向きで対向して配置されていることを特徴とするリクライニング装置。
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