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JP4620567B2 - エレベータ式機械式駐車設備 - Google Patents

エレベータ式機械式駐車設備 Download PDF

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JP4620567B2
JP4620567B2 JP2005301418A JP2005301418A JP4620567B2 JP 4620567 B2 JP4620567 B2 JP 4620567B2 JP 2005301418 A JP2005301418 A JP 2005301418A JP 2005301418 A JP2005301418 A JP 2005301418A JP 4620567 B2 JP4620567 B2 JP 4620567B2
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Description

本願発明は、車両を搭載したパレットを駐車塔内で昇降させる車両昇降装置を備えた機械式駐車設備に関する。
従来より、駐車塔の垂直方向に複数段の駐車棚が設けられ、この駐車塔の垂直方向に昇降する車両昇降装置で車両を搭載したパレットを昇降させ、空いている駐車棚にそのパレットを搬入又は駐車棚からパレットを搬出するように構成された機械式駐車設備がある。
この機械式駐車設備は、いわゆるエレベータ式駐車設備であり、このエレベータ式駐車設備では、駐車塔の上部に設けられたエレベータ昇降駆動装置の駆動制御によって吊下げた車両昇降装置の垂直方向位置を制御し、地上乗り入れ階での乗り入れや所定の駐車棚へのパレット搬入又はパレット搬出を行っている。
この種のエレベータ式駐車装置に関する従来技術として、図16(a) 〜(c) に示す従来の車両昇降装置における各動作時の縦断面図のように、駐車塔内を昇降させる車両昇降装置100の昇降フレーム101に、4隅から垂下した上下動案内脚102によってパレット103を載置する旋回フレーム104を上下動自在に支持した駐車装置がある(例えば、特許文献1参照。)。この駐車装置では旋回フレーム104の案内脚102の下端が座板105となっており、この座板105がピット床面106に着床した状態でパレット103の旋回や車両の乗入れ及び乗出しが行われる。
特開2003−49555号公報(第6−7頁、図7,8,11)
しかしながら、前記特許文献1の場合、パレット103の旋回に際しては、昇降フレーム101が入出庫階に到達して前記旋回フレーム104の座板105がピット床面106に着床した図16(a) に示す状態から、さらに昇降フレーム101を下降させることによって車両を搭載したパレット103を昇降フレーム101から旋回フレーム104に預けて図16(b) に示す状態にしてから、旋回動作に入るように構成されているので、このパレット103を旋回動作させる時には、パレットの旋回動作が行えるように乗降用デッキ107をパレット103から下方に退避した位置に設けておく必要がある。
このため、図16(c) に示す状態の車両乗込み時及び乗出し時には、必然的にパレット103の車路面108と乗降用デッキ107の上面との間、及び乗入れ床109と乗降用デッキ107の上面との間に段差hが生じ、利用者が乗降し難い構造となっている。
この乗降し難い構造を解決するために、例えば、乗降用デッキを昇降デッキとして構成し、乗降時のみ段差をなくすようにパレット車路面まで上昇させることも考えられるが、その場合、デッキの昇降機構が複雑になり、且つ多くの設備費を要するばかりか、デッキ昇降の入出庫時作業工程が増え、入出庫時間が長くなってしまう。
また、昇降フレーム101と旋回フレーム104との相対的な高低位置の微動制御(例えば、車両乗り入れレベル、パレット旋回レベル、パレット横送り方向切換レベルの間の位置制御)も、全てエレベータ昇降駆動装置の駆動制御で行っているため、吊下げた車両昇降装置100の煩雑な駆動制御が必要になる。
しかも、入出庫の度に座板105がピット床面106に着床するため、その度に衝撃音を伴い、騒音の問題を生じることもある。
そこで、本願発明は、乗降が容易で低騒音化を図ることができる車両昇降装置を備えた機械式駐車設備を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本願発明は、駐車塔の入出庫部に乗降用デッキを備え、該入出庫部で車両を搭載するパレットを前記駐車塔の垂直方向に備えた複数段の駐車棚に昇降して格納する車両昇降装置を備えたエレベータ式機械式駐車設備であって、前記駐車塔は、前記車両昇降装置を垂直方向に昇降させる昇降路と、該車両昇降装置を前記入出庫部で入出庫時に格納するピットとを有し、前記車両昇降装置は、前記パレットを支持して昇降駆動装置で駐車塔の垂直方向に昇降させる昇降フレームと、該昇降フレーム上のパレットを前記駐車塔に設けた駐車棚に格納する横行駆動装置と、前記昇降フレーム上で前記パレットを下部から支持する旋回フレームと、該旋回フレームを昇降フレーム上で旋回させる旋回駆動装置と、前記昇降フレームと旋回フレームとの間に設けて旋回フレームの旋回を抑止する係合機構と、前記旋回フレームを前記昇降フレームの下方から昇降させる昇降用液圧シリンダと、前記昇降フレームに設けて該昇降用液圧シリンダを駆動する液圧ユニットと、を有し、前記車両昇降装置は、前記昇降駆動装置で前記パレットの車路面が前記入出庫部の乗入れ床とほぼ面一になる乗降時の位置に前記昇降フレームを前記ピット内で着床させることなく吊下げた状態で保持するように構成され、前記昇降用液圧シリンダは、前記昇降フレームを吊下げた状態で、前記係合機構が前記旋回フレームを旋回抑止する前記乗降時の乗入れ時レベルと、前記横行駆動装置によるパレットの格納を可能とする横送り方向切換時レベル、び前記パレットが前記乗降用デッキと干渉しない位置まで前記旋回フレームを上昇させて前記係合機構の旋回抑止を解除する持上げ旋回時レベル、に該旋回フレームを昇降させて高低位置制御を行うように構成されている。これにより、昇降フレームをパレットの車路面が乗降用デッキ上面とほぼ面一になる乗入れ床の位置でピットに着床させることなく吊下げた状態とし、この昇降フレームから旋回フレームを上昇させてパレットの旋回が可能なように高低位置制御を行うことができるので、入出庫階到達の度にピット床着床衝撃や衝撃音を生じることはなく、容易な乗降が可能となる。
さらに、前記昇降フレームの前後位置に配置した左右位置の昇降用液圧シリンダを液圧同調させる液圧同調回路部を設ければ、車両の前後で荷重分布が大きく異なっても昇降フレームの前後で昇降用液圧シリンダの液圧バランスを安定して保つことができる。
また、前記昇降フレームの前後位置に配置した昇降用液圧シリンダを、該昇降用液圧シリンダと前後位置が異なると共に左右位置が異なる昇降用液圧シリンダと液圧同調させる液圧同調回路部を設ければ、車両の前後で荷重分布が大きく異なっても昇降フレームの前後と左右とで昇降用液圧シリンダの液圧バランスを安定して保つことができるので、パレットが旋回しても昇降用液圧シリンダの液圧バランスを安定して保つことができる。
さらに、これらの機械式駐車設備において、前記昇降用液圧シリンダをピストンシリンダとラムシリンダとで構成し、該ピストンシリンダとラムシリンダとを前記液圧同調回路部から供給する圧液で伸長させる時に、上流側に配置したピストンシリンダのピストン側に供給し、該ピストンシリンダのロッド側から下流側に配置したラムシリンダのピストン側に供給するように構成すれば、簡単な構成で液圧バランスを保つことができる。
本願発明によれば、騒音を生じることなく、車両昇降装置のパレット車路面と乗入れ床と面一の乗降用デッキ面とをほぼ面一にして乗降が容易な構造とした駐車設備を提供することができる。
以下、本願発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本願発明の一実施形態に係る機械式駐車設備を示す正面視の断面図であり、図2は図1に示すII−II矢視拡大平面図、図3は図1に示す車両昇降装置の斜視図、図4は図3に示すIV−IV矢視の縦断面図、図5は図4に示す車両昇降装置に組み込まれた旋回駆動装置のみの正面図、図6は図4に示すVI 部の拡大斜視図、図7は図4に示すVII部の拡大斜視図である。この実施形態では、パレットを駐車棚へ横行させる横行駆動装置の機能とパレットを旋回させる旋回駆動装置の機能を兼ね備えた旋回駆動装置と、車両昇降装置を駐車棚と連結するロッキング装置とを有する車両昇降装置を備えた機械式駐車設備を例に説明する。
図1,2に示すように、機械式駐車設備1の鉄骨構造体で形成された駐車塔2は、上部の水平方向に設けられた上部梁3と、駐車塔2の外壁4に近接して垂直方向に設けられた主棚柱5とによって枠状に形成されている。この駐車塔2の前記主棚柱5の内側に副棚柱6が設けられており、これら主棚柱5と副棚柱6との間に駐車棚7が形成されている。この実施形態では、駐車棚7が駐車塔2内の左右両側に複数段設けられており、この例では左右に上下7段の駐車棚7がそれぞれ設けられている。この駐車棚7は図示する横方向に駐車棚レール8が設けられ、その上部に車両Mを搭載するパレット9が格納されている。
このパレット9は、幅方向の両側部長手方向が大きく上方へ折れ曲がり、その内側に車両Wのタイヤを載せる車路面10が形成されたものであり、下部に設けられた車輪11によって前記駐車棚レール8上を横行するように構成されている。図1に示すように、このように形成された左右の駐車棚7の間が、駐車車両Mを昇降させる昇降路12に形成されている。
そして、この昇降路12を昇降するように、車両昇降装置13が設けられている。この車両昇降装置13は、上部梁3に設けられた滑車14を介して巻上げ駆動機構15に巻かれたワイヤロープ16によって昇降させられる。17は係合ローラであり、この係合ローラ17によって、車両昇降装置1の巻上げ力を軽減させるために所定の重量で形成されたカウンタウエイト18を所定位置に吊下げている。これら車両昇降装置13を昇降させる構成が、昇降駆動装置である。
駐車塔2の地上床Gに通じる部分が入出庫階であり、中央部に入出庫部20が設けられている。入出庫部20の下部のピット21は、入出庫時に前記車両昇降装置13が格納されるスペースとなる。この車両昇降装置13が格納されるスペースの両側部には、入庫した車両を載せたパレット9の車路面10とほぼ面一となるような乗降用デッキ22が形成されている。また、図2に示すように、入出庫部20では、パレット9を旋回させることが可能なように構成されている。図2に二点鎖線で示す円が、パレット9の旋回円を示している。
図3に示すように、車両昇降装置13には、前記ワイヤロープ16で吊下げられて昇降路12を昇降する枠状の昇降フレーム23が設けられている。この昇降フレーム23の前後両側部には係合ローラ24が設けられており、これらの係合ローラ24によって、車両昇降装置13が前記副棚柱6にガイドされながら昇降させられる(図2)。また、この昇降フレーム23の前後端部には、パレット9の下面に設けられた車輪11が係合して、パレット9の横行を案内するための横行レール27が設けられている。この横行レール27は昇降フレーム23の幅方向に延設されており、車両昇降装置13が駐車棚7に対応した所定位置に対応した位置に停止したときに、この横行レール27が駐車棚7の駐車棚レール8と連続するように構成されている。
前記昇降フレーム23の略中央部には旋回フレーム25が設けられている。この旋回フレーム25の下部には、旋回フレーム25を昇降フレーム23上で昇降させる駆動機たる4本の昇降用油圧シリンダ26と、この旋回フレーム25に載置されたパレット9(図1)を旋回させる旋回駆動装置30とが設けられている。この旋回駆動装置30は、パレット9を前記駐車棚7へ横行させる横行駆動装置の機能も兼ね備えている。駆動機は4本のシリンダに限られず、また油圧シリンダ以外の構成であってもよい。
図4にも示すように、前記昇降フレーム23の中央部に設けられた旋回フレーム25は、昇降フレーム23に設けられた昇降用油圧シリンダ26によって支持されている。この昇降用油圧シリンダ26は、昇降フレーム23の中央部の、左右・前後4ケ所に立設されたラムシリンダで構成されている(以下、ラムシリンダ26)。これらのラムシリンダ26のピストンロッド28の上端には、旋回軸受29を介して前記旋回フレーム25が固定されている。ラムシリンダ26は、ピストンロッド28を上昇させる時にのみ油圧の力を必要とする。また、この旋回フレーム25の上部4隅には、旋回フレーム25上でパレット9を安定して支持する当接部材31が設けられている。
図5に示すように、前記旋回駆動装置30は、前記昇降フレーム23のブラケット32に設けられた第一モータ33と第二モータ34とを備えている。これらのモータ33,34により、相互に揺動可能な第一アーム35と第二アーム36とが独立的に旋回可能なように構成されている。これら第一アーム35と第二アーム36とで構成されたダブルクランクアーム機構が、パレット横送りとパレット旋回とを兼ねている。第一アーム35の先端には係合突起43が設けられ、第二アーム36の先端には係合ローラ44が設けられている。
第一モータ33は、第一アーム35の基部を旋回させてアーム全体を旋回させることが可能なように構成されている。第二モータ34は、その軸端に設けられたスプロケット37と第一モータ33の軸上に設けられたスプロケット38とがチェーン39で連結され、このスプロケット38と第一アーム35,第二アーム36との間の支持軸40に設けられたスプロケット41とがチェーン42で連結されているので、これらのスプロケット37,38,41を介して第二アーム36のみを旋回させることが可能なように構成されている。
また、図4,6に示すように、このように構成された旋回駆動装置30によって旋回させる旋回フレーム25には、前記第一アーム35の係合突起43が係合する縦溝部材45が設けられている。この縦溝部材45は旋回フレーム25の内側に設けられており、後述するように旋回フレーム25を所定の高さに上げた時にのみ前記係合突起43が係合する位置に設けられている。この縦溝部材45は、係合突起43の上下方向の通過を許すが、係合時には回転方向の相対移動を許さないように構成されている。旋回フレーム25の旋回時には、この旋回フレーム25の縦溝部材45に第一アーム35の係合突起43を係合し、第一アーム35を旋回させることによって旋回フレーム25が旋回させられる。
一方、図4,7に示すように、昇降フレーム23と旋回フレーム25との間には、旋回フレーム25の旋回を抑止する係合機構46が設けられている。この係合機構46は、昇降フレーム23の内側に設けられた縦溝部材47と、旋回フレーム25の外側にられた係合片48とで構成されている。図7に示すように、係合片48が縦溝部材47と係合している下側の位置では旋回フレーム25の旋回が抑止され、この係合片48が縦溝部材47の上端から外れた位置で旋回フレーム25の旋回が可能なように構成されている。この縦溝部材47も、係合片48の上方向の通過を許すが、係合時には回転方向の相対移動を許さないように構成されている。
この昇降フレーム23と旋回フレーム25との相対的位置決め関係としては、複数の高低位置制御レベルがある。このレベルとしては、図7の下部に示す乗入れ時レベルaと、図の中間部に示す横送り方向切換時レベルbと、図の上部に示す持上げ旋回時レベルcとに、旋回フレーム25が昇降させられる。
したがって、昇降フレーム23に対する旋回フレーム25の相対位置関係を持上げ旋回時レベルcとして係合片48の係合を解除し、その相対位置関係で前記モータ33,34によって、相互に揺動可能な第一及び第二アーム35,36を介して旋回フレーム25を旋回させることにより、昇降フレーム23上で旋回フレーム25を旋回させることができる。すなわち、第一アーム35の先端に形成された係合突起43を旋回フレーム25に形成された縦溝部材45(図4,6)と係合させ、その状態で第一アーム35を旋回させれば旋回軸受29から上部の旋回フレーム25が旋回させられる。
また、この旋回駆動装置30が備える横行駆動装置としての機能は、旋回フレーム25を図7に示す横送り方向切換時レベルbとして、第二アーム36の先端に配設された係合ローラ44をパレット2の下面に設けた係合溝49(図2)に係合させたうえで、第一、第二アーム35,36を旋回させることによってパレット9を横行させるものである。この横行駆動装置としての詳細な動作は後述する。
さらに、前記図3,4に示すように、車両昇降装置13には、前記駐車棚7にパレット9を横行させる時に、この車両昇降装置13を駐車棚7側に連結するためのロッキング装置50が設けられている。
このロッキング装置50は、昇降フレーム23の前後に設けられた横行レール27の各左右端部近傍に設けられている。この実施形態では、車両昇降装置13と駐車棚7とを連結して固定するために、横行レール27と各駐車棚7の棚レール8とを左右で連結する4個のロッキンング装置50が設置されている。これらのロッキング装置50は、昇降フレーム23から駐車棚7に向けて連結部材51を進出させて駐車棚7の係合部材52(図13参照)に係合させるように構成されている。54は連結部材51の案内部材である。これらのロッキング装置50によって、車両昇降装置13の四隅を固定するように構成されている。連結部材51を進出させるためのアクチュエータは、油圧ピストンシリンダ53で構成されている。
したがって、ピストンシリンダ53を伸長させることによって連結部材51を駐車棚7に向って突出させ、この連結部材51を係合部材52と係合させることにより昇降フレーム23が駐車棚7側と連結され、ピストンシリンダ53を縮めることによって昇降フレーム23の連結が解除される。
図8は図3に示す車両昇降装置に設けられた油圧回路の模式図である。図示するように、前記昇降フレーム23には、前記旋回フレーム25を支持するラムシリンダ26と、前記ロッキング装置50のピストンシリンダ53とを駆動する油圧ユニット55が設けられている。この油圧ユニット55には、油圧源71(タンク)に設けられたポンプ56と、このポンプ56で吐出した圧油で前記ラムシリンダ26を駆動する旋回フレーム用回路57と、前記ピストンシリンダ53を駆動するロッキング装置用回路58とが設けられている。この例では、ロッキング装置用回路58に旋回フレーム用回路57と共通するポンプ56等の構成を含ませているが、共通する構成はどちらの回路に含まれていても、別回路として構成してもよい。
前記旋回フレーム用回路57には、ラムシリンダ26のピストン側に圧油を供給する配管59と、これらの配管59に圧油を供給、又は配管59から圧油を排出するように切換える電磁切換弁60,61(ポペット弁)とが設けられている。これらの切換弁60,61で、配管59の開閉を行っている。ポンプ56からの供給路にはチェック弁72が設けられており、排出は電磁切換弁61を介して行われる。62は、ラムシリンダ26から排出される油量を調整する絞りであり、これによってラムシリンダ26の下降速度を調整している。63は、配管59内の圧力が上昇した場合に圧油を逃す安全弁である。これら電磁切換弁61と絞り62と安全弁63とチェック弁72とで、リフト弁部76が構成されている。また、各ラムシリンダ26への配管59は、電磁切換弁60を出た配管を分岐させたものであり、全てを連通させることにより昇降フレーム23をバランス良く上昇させるように構成されている。この電磁切換弁60と配管59の基部とで、分岐部77が構成されている。
前記ロッキング装置用回路58には、ピストンシリンダ53のピストン側に圧油を供給する配管64と、ロッド側に圧油を供給する配管65と、これらの配管64,65に圧油を供給、又はこれらの配管64,65から圧油を排出するように切換える電磁切換弁66,67とが設けられている。電磁切換弁66は4ポートの切換弁であり、ピストンシリンダ53のピストン側とロッド側とへの圧油供給と排出とを行っている。電磁切換弁67はポペット弁であり、配管64,65への圧油供給と遮断とを行っている。前記配管64には、ピストンシリンダ53の伸長時の速度を調整する絞り68がそれぞれ設けられている。69は、配管64,65内の圧力が上昇した場合に圧油を逃す安全弁であり、70はフィルタである。このような油圧ユニット55により、ロッキング装置50のピストンシリンダ53の伸縮と、旋回フレーム25のラムシリンダ26の伸長とを行うように構成されている。
このように旋回フレーム25を昇降させるラムシリンダ26とロッキング装置50のピストンシリンダ53とを共通の油圧ユニット55で駆動するようにし、この油圧ユニット55を昇降フレーム23に設けることにより、車両昇降装置13をコンパクトに形成することができる。
図9は図8に示す油圧回路に圧力検出手段を付加した実施形態の図面であり、(a) は圧力検出手段として圧力センサを付加した油圧回路図、(b) は圧力検出手段として圧力スイッチを付加した油圧回路図である。これら図9(a),(b) に示す例は、重量超過の車両Mがパレット9(図4)に搭載されたことを、昇降用油圧シリンダ26(図8)に供給する圧油の圧力変化で検出するようにしたものである。なお、これらの図において、図8に示す構成には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図9(a) に示すように、圧力センサ73は、旋回フレーム用回路57における分岐部77の電磁切換弁60と配管59との間に設けられている。この圧力センサ73によってラムシリンダ26(図8)に供給される配管59内の圧油の圧力が検出され、検出された圧力信号は配線74を介して駐車設備1の制御装置(図示略)に入力されるように構成されている。制御装置に入力された圧力信号は、予め制御装置に登録されている格納可能な重量の設定値を超えるか否かが判断される。この判断は、その駐車設備1において格納可能な重量を設定値として予め制御装置に登録しておき、その設定値と比較して判断される。そして、その設定値を超えている場合には「重量超過で入庫不可」と判断され、その後の駐車設備1の駆動が不許可とされる。このように圧力センサ73でラムシリンダ26に供給される圧油圧力を検出する場合、圧力変化を圧力センサ73で正確に検出することができるので、正確な重量超過の検出が可能である。
図9(b) に示すように、圧力スイッチ75も、旋回フレーム用回路57における分岐部77の電磁切換弁60と配管59との間に設けられている。この圧力スイッチ75は、ラムシリンダ26(図8)に供給される圧油の圧力が予め圧力スイッチ75に設定されている設定値を超える場合に切り換わり、その切り換わった信号が配線74を介して制御装置(図示略)に入力されるように構成されている。制御装置に圧力スイッチ75が切り換わったことが入力されると「重量超過で入庫不可」と判断され、その後の駐車設備1の駆動が不許可とされる。このように圧力スイッチ75でラムシリンダ26に供給される圧油圧力を検出する場合、機械的に圧力スイッチ75の設定圧を調整して圧油圧力を検出するため、圧力検出精度を要する場合には、前記圧力センサ73の方が好ましい。
以上のように、図9(a),(b) に示す例では、前記ラムシリンダ26に供給される圧油の圧力を検出する圧力検出手段を設け、パレット9(図4)に搭載する車両M(図4)の重量が大きくなるとラムシリンダ26(図8)に供給する圧油の圧力が大きくなることを利用して前記圧力検出手段でラムシリンダ26に供給する圧油圧力を検出し、この検出値から搭載不可能な重量の車両が格納されるのを迅速に防止するようにしている。この実施形態における圧力センサ73や圧力スイッチ75は圧力検出手段の一例であり、他の構成であってもよい。
なお、このように車両Mの重量が格納できる重量を超えていることを検出した場合、駐車設備1の駆動を不許可とする制御信号を発っして車両の格納を止めると共に、例えば、入庫案内表示器(図示略)等に「車重超過」の警報を発っして、作業者にそのことを知らせるようにしてもよい。
ところで、前記図8,9に示す油圧回路では、リフト弁部76から分岐部77の電磁切換弁60(ポペット弁)を介して並列に設けられた4本の配管59に各ラムシリンダ26の圧油が供給される。しかし、搭載される車両の荷重分布は様々で、4本のラムシリンダ26で旋回フレーム25を介して支持しているパレット9に偏荷重(偏負荷)が作用することは避けられない。例えば、一般的な自動車では、概ねエンジンを搭載した車両前部の荷重が車両後部の荷重よりも大きいので、このような車両の荷重分布によってパレット9に偏荷重が作用してラムシリンダ26にも偏荷重が作用する。そして、偏荷重の大きさによっては車両の搭載が困難な場合もある。
そのため、パレット9を支持する構成(この実施形態では、旋回フレーム25)と4本のラムシリンダ26のロッド上端とを機械的に結合して、4本のラムシリンダ26が一種の同調手段で連結されたようにして支持することも考えられる。しかし、このようにラムシリンダ26の上端を機械的に結合したとしても、前記図8に示す油圧回路ではラムシリンダ26を並列接続しているので、大きな偏荷重が作用すると、各ラムシリンダ26に供給される圧油は、作用する荷重(負荷)の小さいラムシリンダ(前記説明では、車両後部側)側へ多く流れてしまい、パレット9を水平に維持することが難しくなる場合がある。
そこで、このような場合には、図10に示す図8の油圧回路の他の例を示す模式図のような油圧回路に構成することにより、複数の昇降用油圧シリンダ26間で油圧を同調させてパレット9を水平に維持するようにすればよい。図10において、前記図8に示す油圧回路と同一の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図10に示すように、この油圧回路では、前記図8に示す旋回フレーム用回路57における分岐部77に代えて、分流集合弁78と電磁切換弁(ポペット弁)79とを有する油圧同調回路部80を設けている。この油圧同調回路部80では、分流集合弁78によって2系統に配管81が分岐させられ、それぞれの配管81に電磁切換弁79が設けられている。
一方、旋回フレーム25を介してパレット9を下側から支持する昇降用油圧シリンダ26(図8)は、パレット9を支持する旋回フレーム25を昇降させる昇降フレーム23の前後位置において、左右位置の昇降用油圧シリンダ26の一方を親シリンダ26a(ピストンシリンダ)、他方を子シリンダ26b(ラムシリンダ)とし、親シリンダ26aのロッド側から子シリンダ26bのピストン側に圧油を供給するように直列接続されている。すなわち、前記図8における4本の昇降用油圧シリンダ26の内、昇降フレーム23の前側に設けられた左右のシリンダ26(例えば、図8に示す左側2本)を親シリンダ26aと子シリンダ26bとし、後側に設けられた左右のシリンダ26(例えば、図8に示す右側2本)を親シリンダ26aと子シリンダ26bとすることにより、それぞれが組をなすように2本1組(親シリンダ26a;ピストンシリンダ+子シリンダ26b;ラムシリンダ)の計2組とし、それぞれの組を親子直列接続(ピストンシリンダ26aのロッド側と、ラムシリンダ26bのピストン側とを接続)している。そして、前記油圧同調回路部80の分流集合弁78で分岐させた配管81を、電磁切換弁79を介して昇降フレーム23の前後位置における各親シリンダ26aのピストン側に接続している。また、各親子シリンダ26aのロッド側と各子シリンダ26bのピストン側とを接続している。これにより、電磁切換弁79を介して各親シリンダ26aのピストン側に圧油を供給し、各親シリンダ26aのロッド側から各子シリンダ26bのピストン側に圧油を供給するように構成している。
さらに、前記油圧同調回路部80には、各組毎に各子シリンダ26bのピストン側と前記分流集合弁78の下流側における配管81とを接続するバイパス回路82が設けられている。このバイパス回路82には、電磁切換弁83が設けられている。この電磁切換弁83は通常は閉鎖状態であり、この電磁切換弁83を開閉することにより、親シリンダ26aと子シリンダ26bとが設けられた閉回路内の油量を調節することができる。
この実施の形態では、油圧同調回路部80にバイパス回路82を設けているが、このバイパス回路82は必ずしも設ける必要はない。また、このバイパス回路82に代えて、子シリンダ26bの側部にカプラソケット等を設け、定期保守点検時等に手作業で油交換や補充を行うようにしてもよい。この構成は、前記図8に示すように、昇降用液圧シリンダの全てがラムシリンダ26で構成されている場合でも適用できる。
このような構成によれば、バイパス回路82の電磁切換弁83を閉じた状態で電磁切換弁79を開閉制御することにより、昇降フレーム23の前後位置におけるそれぞれの親シリンダ26aと子シリンダ26bとは、分流集合弁78で分配されて供給される圧油圧力に同調するので、昇降フレーム23の前後位置において、それぞれの組で圧油圧力を同調させることができる。したがって、前後の重量が大きく異なる車両を格納する場合でも、分流集合弁78による分配比率をパレット9の前後で適宜大小の値に設定することにより、パレット9の前後における重量差を前後の親シリンダ26aと子シリンダ26bとで圧油圧力を同調させて安定した支持ができる。
また、この実施の形態では前記したようにバイパス回路82を設けているので、親シリンダ26aと子シリンダ26bとが設けられた閉回路内の油がシール部等から漏れて油量を調節する必要が生じたとしても、バイパス回路82の電磁切換弁83を開閉制御することによって閉回路内の油量(油圧)を容易に調節ことができる。さらに、この電磁切換弁83のみを開放することにより、その位置のラムシリンダ26のみを動作させることができるので、例えば、パレット9の水平状態を調節する必要が生じたとき等に、電磁切換弁83を開閉することによってシリンダ位置を調節してパレット9を水平状態にすることができる。
図11は図10に示す油圧回路における昇降用油圧シリンダの接続例を示す模式図であり、(a) は図10の接続例の模式図、(b) は他の接続例の模式図である。これらの図では、前記図10における構成の符号を用いて説明する。なお、電磁切換弁79の記載は省略している。
図11(a) の模式図に示すように、前記図10に示す油圧同調回路部80では、分流集合弁78によって2系統に分けられた配管81とパレット9の前後位置における左右のシリンダ26a,26bとが直列的に接続されており、パレット9の前後に設けられた2組の親子シリンダ26a,26bでパレット9を下側から支持するように構成して、パレット9の重量バランスを保つようにしている。
一方、本願発明の適用対象であるエレベータ式駐車設備では、搭載車両の方向転換のためにパレット9の旋回を伴うことがある。このパレット9が旋回した場合、前記2組の親子シリンダ26a,26bに掛かる荷重(負荷)が旋回角によっては逆転する場合がある。例えば、車両の乗込み方向の前部と後部とに分けてそれぞれ1組ずつ親子シリンダ26a,26bを配置したとしても、前後の重量が大きく異なる車両を搭載したパレット9を180°旋回させると、そのパレット9の前後位置と左右位置とが逆転した状態となって荷重位置も逆転する。パレット9を90°旋回させても、荷重位置は変化する。そのため、荷重位置の変化による重量差によって偏荷重を生じてしまう。つまり、パレット9の旋回がない場合には、分流集合弁78の設定圧力を、例えば、重い車両前部側のシリンダ設定圧力を大きくし、軽い車両後部側のシリンダ設定圧力を小さくするように適宜最適値に設定すればよいが、パレット9を旋回させる構成の場合には、親子シリンダ26a,26bに偏荷重が作用し、この偏荷重が大きい場合には、分流集合弁78による設定圧力の調節のみでは同調が難しくなる。
そこで、図11(b) の他の接続例の模式図に示すように、4本のシリンダを2本1組の親シリンダ26a(ピストンシリンダ)と子シリンダ26b(ラムシリンダ)とからなる計2組とすると共に、これらの親子シリンダ26a,26bを、パレット9の左右位置における前後一方の親子シリンダ26aと、左右位置における前後他方の子シリンダ26bとを接続するような対角接続の親子シリンダ26a,26bとする。そして、これら対角接続の親シリンダ26aのロッド側と子シリンダ26bのピストン側とを直列接続し、これら各組の親子シリンダ26a,26bに分流集合弁78で分配した圧油を供給するように構成する。この構成の場合、それぞれ電磁切換弁79(図10)を介して各親シリンダ26aのピストン側に圧油を供給すると、この親子シリンダ26aのロッド側から子シリンダ26bのピストン側に圧油が流れて、対角位置の子シリンダ26bを油圧同調させることができる。この構成の場合、分流集合弁78の分配比率をパレット9の前後で大小適宜値にしても、パレット9の左右位置における重量バランスと前後位置における重量バランスとを保つことができる。
すなわち、対角接続であれば、各組の親子シリンダ26a,26bは、パレット9の対角位置で荷重大と荷重小との組合わせとなってそれぞれが同調するので、旋回の度に各組に掛かる偏荷重は適度に分配され、どのような角度旋回(非旋回、90°旋回、180°旋回)でも、両組のシリンダ26a,26b間の荷重(負荷)差に大きな変動が生じないようにできる。つまり、このように、2組の親子シリンダ26a,26bの接続を対角接続にすることで、パレット9を旋回させることによって搭載した車両の重心位置がパレット9上で前後方向及び左右方向で変化して各シリンダ26に作用する荷重が変化したとしても、前後位置に配置したシリンダ26の液圧が同調して、重量バランスの好ましい状態で車両を支持するようにできる。しかも、このような構成とすれば、切換応答性の敏感な電磁切換弁26(ポペット式電磁弁)の使用もできる。
したがって、図11(b) に示すような構成とすれば、前後の重量が大きく異なる車両を格納する場合でも、パレット9の前後における重量差と、旋回等による荷重の作用位置変化を生じても、前後位置と左右位置とに配設した親子シリンダ26a,26bの圧油圧力を同調させて安定した支持ができる。
なお、分流集合弁78によって2系統に分けて親子シリンダ26a,26bでパレット9を支持すると共に、これらの親子シリンダ26a,26bのロッド上端とパレット9を支持する旋回フレーム25(図8)の下面とを機械的に結合してもよい。また、これらは、パレット9の長さや昇降用の親子シリンダ26a,26bの配置、格納可能な車両重量等の条件に応じて好ましい構成とすればよい。
図12(a) 〜(c) は、車両昇降装置によるパレットの駐車棚への横送り動作を示す平面視の模式図であり、図13(a) 〜(c) は、ロッキング装置の作動状態を示す側面視の模式図である。これらの図を参照しながら、前記した旋回駆動装置30とロッキング装置50とによるパレットの横行駆動動作を説明する。パレット9の搬入(格納)動作と搬出(受取り)動作(横行動作)とは同様であるため、パレット9の搬入動作を例に説明する。
図12(a) に示すように、旋回駆動装置30の二つのモータ33,34(図5)によって第一、第二アーム35,36のなす角が変化しないように第一アーム35を所定方向に旋回させて、係合ローラ44を係合溝49に係合させる。このパレット9を横行させる前の段階で、図13(a) に示すロッキング装置50の待機状態から、図13(b) に示すように、ピストンシリンダ53を伸長させることによって、連結部材51を駐車棚7の方向に突出させ、駐車棚7の係合部材52に係止させる。これにより車両昇降装置13と駐車棚7とが連結される。
次に、図12(b) に示すように、係合ローラ44がパレット9を幅方向に移動させるように二つのモータ33,34を適宜駆動する。これにより、パレット9の車輪11がレール27,8に沿って移動してパレット9を駐車棚7に向けて横行させる。この時、車両昇降装置13はロッキング装置50によって駐車棚7と連結されているので、安定した横行動作でパレット9を移送することができる。
そして、図12(c) に示すように、パレット9が駐車棚7に収まると、第一アーム35が回転しないように第二アーム36を旋回させて係合ローラ44を係合溝49から離脱させる(二点鎖線で示す)。これにより、パレット9の搬入が完了する。この時、図13(c) に示すように、ピストンシリンダ53も縮められて、連結部材51による駐車棚7の係合部材52との連結が解除される。
前記したようにこの説明では搬入動作を説明したが、駐車棚7からパレット9を搬出するときは逆の手順で両アーム35,36が作動させられる。なお、これら第一、第二アーム35,36の駆動については本出願人の出願に係る特願2001−239116号が詳しい。
次に、以上のように構成された車両昇降装置13によるピットでの動作を説明する。図14は図4に示す車両昇降装置の旋回フレームを旋回位置にした状態を示す縦断面図であり、図15は図4に示す車両昇降装置のパレット横送り方向切換え時の状態を示す縦断面図である。これらの図では、前記図8に示す油圧回路を例に説明する。
まず、前述した図4に示す状態は、入出庫部20(図1)において車両Mの入出庫を行う状態であるとともに、このまま車両昇降装置13が上昇して、任意の駐車棚7でパレット9を横行させてパレット9を格納することができる状態である。この状態では、パレット9の車路面10が乗降用デッキ22の上面(乗入床面)と面一に形成されている。
したがって、入出庫階ではパレット車路面10が乗降用デッキ22と同レベルとなり、利用者にとって乗降し易い構造となる。しかも、車両昇降装置13が入出庫階に到達した際、昇降フレーム23や旋回フレーム25等はピット21の床から浮いた状態で車両Mの乗り入れやパレット9の持上げ旋回を行うので、入出庫階到達の度にピット床着床衝撃や着床騒音を発生しない。その上、ロッキング装置50のアクチュエータにピストンシリンダ53を採用するとともに、旋回フレーム25の持上げ用駆動機にラムシリンダ26を採用し、これらを共通の油圧ユニット55で駆動するようにしているため、装置のコンパクト化も図ることができる。
また、この状態では、旋回フレーム25を昇降させるラムシリンダ26のピストンロッド28は下端位置にあり、パレット9はその車輪11が横行レール27に載った状態である。しかも、旋回フレーム25は、係合片48の回動が縦溝部材47によって阻止されているので、非旋回の状態であり、車両Mを搭載したパレット9を安定して保持した状態を保つことができる。この状態からパレット9を駐車棚7に格納する場合、パレット9の右側に設けられた係合溝49に係合ローラ44が係合しているので、所定の駐車棚7位置まで上昇した後、図1の昇降路12の左側に設けられた駐車棚7へのパレット格納が行われる。
図14に示す状態は、パレット9を旋回させる状態を示している。図示するように、パレット9を旋回させる場合、旋回フレーム25によってパレット9が所定量持上げられる。この持ち上げは、昇降フレーム23に設けられたラムシリンダ26を伸長させることによって行われる。この例ではラムシリンダ26を伸長させることにより、旋回フレーム25が図7の持上げ旋回時レベルcまで持上げられ、この旋回フレーム25とともにパレット9と車両Mとが一体的に昇降フレーム23から上方に持上げられる。これにより、旋回フレーム25に設けられた係合片48は昇降フレーム23に設けられた縦溝部材47と非係合の状態となり、旋回フレーム25に設けられた旋回駆動装置30の第一アーム35の先端に設けられた係合突起43と係合した状態となる。この状態ではパレット9の最下面が乗降用デッキ22の上面よりも若干上位となる。
そして、旋回駆動装置30の第一アーム35及び第二アーム36が第一モータ33で一体的に旋回させられ、これによって旋回軸受29で支持された旋回フレーム25が旋回させられてパレット9の旋回が行われる。この旋回は、第一モータ33の回動角度を制御することによって所定角度(例えば、90°、180°)で行われる。
このように、入出庫階でのパレット9の旋回レベルを乗入れ床より上方とすることにより、前記したように乗降時には、乗入れ床(乗降用デッキ22)がパレット車路面10と同レベルになるようにしている。
図15は図4に示す車両昇降装置のパレット横送り方向切換え時の状態を示す縦断面図である。図4に示す状態では昇降路12の左側に設けられた駐車棚7にパレット9を格納する状態であるが、昇降路12の右側に設けられた駐車棚7にパレット9を格納する状態への切換え動作を以下に説明する。
図示するように、パレット9を右側の駐車棚7に横移動させる場合、ラムシリンダ26によって旋回フレーム25が若干持上げられる。この旋回フレーム25の持上げ量としては、旋回フレーム25に設けられた係合片48が昇降フレーム23に設けられた縦溝部材47に係合した状態を保ったまま、第2アームの係合ローラ43がパレット9の係合溝49から下方に離脱され、旋回駆動装置30の第一アーム35の先端に設けられた係合突起43が縦溝部材45とは非係合の状態となる、前記図7の横送り方向切換えレベルbとなる量で持上げられる。
この状態で旋回駆動装置30によって第一アーム35及び第二アーム36を一体的に左方へ回動させれば、旋回フレーム25の回動は昇降フレーム23に設けられた縦溝部材47で阻止された状態でアーム35,36のみを左側に移動させることができる。この後、ラムシリンダ26の圧油を抜くことによって旋回フレーム25は自重で下降し、パレット9の車輪11が昇降フレーム23の横行レール27に載置された状態となる。この状態となれば、パレット9の左側下面に設けられた係合溝49に旋回駆動装置30の係合ローラ44が係合させられる。これにより、図4の第一アーム35及び第二アーム36が図の左に移動した状態となる。
この状態からパレット9を駐車棚7に格納する場合、パレット9の左側に設けられた係合溝49に係合ローラ44が係合しているので(図4の左右逆市での係合)、所定の駐車棚7位置まで上昇した後、昇降路12の右側に設けられた駐車棚7へのパレット格納が行われる。この格納は、前記した図12,13に示す横行駆動装置の機能を備えた旋回駆動装置30の逆方向動作とロッキング装置50の動作と同一であるため、その説明は省略する。
なお、前記実施形態では、同一の油圧ユニット55で昇降機たるラムシリンダ26とロッキング装置50のピストンシリンダ53とを駆動するように構成しているが、これらは別な構成であっても、また別々な油圧ユニットで駆動されるように構成されていてもよく、前記実施形態に限定されるものではない。
さらに、前述した実施形態は一例を示しており、本願発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本願発明は前述した実施形態に限定されるものではない。
本願発明に係る機械式駐車設備は、乗降が容易で低騒音化を図りたい駐車設備において有用である。
本願発明の一実施形態に係る機械式駐車設備を示す正面視の断面図である。 図1に示すII−II矢視拡大平面図である。 図1に示す車両昇降装置の斜視図である。 図3に示すIV−IV矢視の縦断面図である。 図4に示す車両昇降装置に組み込まれた旋回駆動装置のみの正面図である。 図4に示すVI 部の拡大斜視図である。 図4に示すVII部の拡大斜視図である。 図3に示す車両昇降装置に設けられた油圧回路の模式図である。 図8に示す油圧回路に圧力検出手段を付加した実施形態の図面であり、(a) は圧力検出手段として圧力センサを付加した油圧回路図、(b) は圧力検出手段として圧力スイッチを付加した油圧回路図である。 図8に示す油圧回路の他の例を示す模式図である。 図10に示す油圧回路における昇降用油圧シリンダの接続例を示す模式図であり、(a) は図10の接続例の模式図、(b) は他の接続例の模式図である。 (a) 〜(c) は、車両昇降装置によるパレットの駐車棚への横送り動作を示す平面視の模式図である。 (a) 〜(c) は、ロッキング装置の作動状態を示す側面視の模式図である。 図4に示す車両昇降装置の旋回フレームを旋回位置にした状態を示す縦断面図である。 図4に示す車両昇降装置のパレット横送り方向切換え時の状態を示す縦断面図である。 (a) 〜(c) は、従来の車両昇降装置における各動作時の縦断面図である。
符号の説明
1…機械式駐車設備
2…駐車塔
3…上部梁
4…外壁
5…主棚柱
6…副棚柱
7…駐車棚
8…駐車棚レール
9…パレット
10…車路面
11…車輪
12…昇降路
13…車両昇降装置
15…駆動機構
16…ワイヤロープ
17…係合ローラ
18…カウンタウェイト
20…入出庫部
21…ピット
22…乗降用デッキ
23…昇降フレーム
24…係合ローラ
25…旋回フレーム
26…昇降用油圧シリンダ(ラムシリンダ;駆動機)
27…レール
28…ピストンロッド
29…旋回軸受
30…旋回駆動装置
31…当接部材
32…ブラケット
33…第一モータ
34…第二モータ
35…第一アーム
36…第二アーム
37…スプロケット
38,41…スプロケット
39,42…チェーン
40…支持軸
43…係合突起
44…係合ローラ
45…縦溝部材
46…係合機構
47…縦溝部材
48…係合片
49…係合溝
50…ロッキング装置
51…連結部材
52…係合部材
53…ピストンシリンダ
55…油圧ユニット
56…ポンプ
57…旋回フレーム用回路
58…ロッキング装置用回路
59…配管
60,61…電磁切換弁
62,68…絞り
63,69…安全弁
64,65…配管
66,67…電磁切換弁
73…圧力センサ
74…配線
75…圧力スイッチ
76…リフト弁部
77…分岐部
78…分流集合弁
79…電磁切換弁
80…油圧同調回路部
81…配管
82…バイパス回路
83…電磁切換弁
a…乗入れ時レベル
b…横送り方向切換時レベル
c…持上げ旋回時レベル
G…地上床
M…車両

Claims (4)

  1. 駐車塔の入出庫部に乗降用デッキを備え、該入出庫部で車両を搭載するパレットを前記駐車塔の垂直方向に備えた複数段の駐車棚に昇降して格納する車両昇降装置を備えたエレベータ式機械式駐車設備であって、
    前記駐車塔は、前記車両昇降装置を垂直方向に昇降させる昇降路と、該車両昇降装置を前記入出庫部で入出庫時に格納するピットとを有し、
    前記車両昇降装置は、前記パレットを支持して昇降駆動装置で駐車塔の垂直方向に昇降させる昇降フレームと、該昇降フレーム上のパレットを前記駐車塔に設けた駐車棚に格納する横行駆動装置と、前記昇降フレーム上で前記パレットを下部から支持する旋回フレームと、該旋回フレームを昇降フレーム上で旋回させる旋回駆動装置と、前記昇降フレームと旋回フレームとの間に設けて旋回フレームの旋回を抑止する係合機構と、前記旋回フレームを前記昇降フレームの下方から昇降させる昇降用液圧シリンダと、前記昇降フレームに設けて該昇降用液圧シリンダを駆動する液圧ユニットと、を有し、
    前記車両昇降装置は、前記昇降駆動装置で前記パレットの車路面が前記入出庫部の乗入れ床とほぼ面一になる乗降時の位置に前記昇降フレームを前記ピット内で着床させることなく吊下げた状態で保持するように構成され、
    前記昇降用液圧シリンダは、前記昇降フレームを吊下げた状態で、前記係合機構が前記旋回フレームを旋回抑止する前記乗降時の乗入れ時レベルと、前記横行駆動装置によるパレットの格納を可能とする横送り方向切換時レベル、び前記パレットが前記乗降用デッキと干渉しない位置まで前記旋回フレームを上昇させて前記係合機構の旋回抑止を解除する持上げ旋回時レベル、に該旋回フレームを昇降させて高低位置制御を行うように構成されているエレベータ式機械式駐車設備。
  2. 記昇降用液圧シリンダを前記昇降フレームの前後位置と左右位置とに配置し、該昇降フレームの前後位置に配置した左右位置の昇降用液圧シリンダを液圧同調させる液圧同調回路部を設けた請求項1に記載のエレベータ式機械式駐車設備。
  3. 記昇降用液圧シリンダを前記昇降フレームの前後位置と左右位置とに配置し、該昇降フレームの前後位置に配置した昇降用液圧シリンダを、該昇降用液圧シリンダと前後位置が異なると共に左右位置が異なる昇降用液圧シリンダと液圧同調させる液圧同調回路部を設けた請求項1に記載のエレベータ式機械式駐車設備。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のエレベータ式機械式駐車設備において、
    前記昇降用液圧シリンダをピストンシリンダとラムシリンダとで構成し、
    該ピストンシリンダとラムシリンダとを前記液圧同調回路部から供給する圧液で伸長させる時に、上流側に配置したピストンシリンダのピストン側に供給し、該ピストンシリンダのロッド側から下流側に配置したラムシリンダのピストン側に供給するように構成したエレベータ式機械式駐車設備。
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