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JP4619961B2 - 電源の障害検出装置、プログラム及び方法 - Google Patents

電源の障害検出装置、プログラム及び方法 Download PDF

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JP4619961B2 JP2006036528A JP2006036528A JP4619961B2 JP 4619961 B2 JP4619961 B2 JP 4619961B2 JP 2006036528 A JP2006036528 A JP 2006036528A JP 2006036528 A JP2006036528 A JP 2006036528A JP 4619961 B2 JP4619961 B2 JP 4619961B2
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Description

本発明は電源の障害検出装置、プログラム及び方法に関し、特に、コンピュータ・システムの電源の電圧負荷変動に起因する電源供給元(DC/DCコンバータ、以下DDCと呼ぶ)の回路障害を検出する障害検出装置、プログラム及び方法に関する。
従来のコンピュータ・システムのハードウェアの実装では、DDCはメモリからかなりの距離を置いて実装されていたので、DDCからメモリに電流を供給することによるDDCの負荷の変動に起因する出力電圧の変動を抑制するために、DDCとメモリとの間の経路にコンデンサを配置する等していた。したがって、DDCからメモリに電流を供給してもDDCの出力電圧が変動することはなかった。
特開昭60−65311号公報 特開平5−49164号公報
しかし、近年、コンピュータ・システムのハードウェアは高密度実装となり、この結果メモリから近距離にDDCが実装されるようになり、メモリとDDCとの間にコンデンサを実装する余裕がなくなってきた。このため、DDCからメモリに電流を供給すると、DDCの負荷の変動により出力電圧が変動してしまうようになってきた。DDCの負荷の変動により、所定閾値を超える出力電圧の変動がある場合は、そのDDCは不良品なので出荷できない。
本発明の目的は、上記従来技術における課題に鑑み、電源供給先に電流を周期的に供給することによる電源の出力電圧の変動(電圧負荷変動)が所定閾値を越えた場合にその電源を不良と判定する、電源の障害検出装置、電源の障害を検出するプログラム、及び電源の障害を検出する方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様により、中央処理装置と、電源と、その電源から電流を供給される電源供給先と、中央処理装置から電源供給先に周期的にアクセスさせることにより電源から電源供給先に周期的にオンとオフを繰り返す周期的電流を供給する手段と、電源の出力電圧が所定閾値を超えた場合に電源を不良と判定するする手段とを備えることを特徴とする、電源の障害検出装置、方法、及びプログラムが提供される。
本発明の第2の態様により、第1の態様において、周期的電流の周期幅を変化させて、電源の出力インピーダンスの全状態を網羅する。
本発明の第3の態様により、第1の態様において、電源は複数の電源部を含み、電源供給先は複数のアドレスによりそれぞれ特定される複数の電力受け部を含み、電源供給先のアドレスを特定してその特定されたアドレスに対応する電力受け部に周期的電流のオン期間の電流を供給することにより電力受け部毎に対応する電源部の障害を検出する。
本発明の第4の態様により、第1の態様において、電源は単一の電源部を含み、電源供給先は複数のアドレスにより特定される複数の電力受け部を含み、電源供給先のアドレスを順次特定してその特定されたアドレスに対応する電力受け部に周期的電流のオン期間の電流を供給することにより電源の障害を検出する。
本発明の第5の態様により、第1の態様において、電源は単一の電源部を含み、電源供給先は複数のアドレスにより特定される複数の電力受け部を含み、電源供給先のアドレスを同時に特定してその特定されたアドレスに対応する電力受け部に周期的電流のオン期間の電流を供給することにより電源の障害を検出する。
本発明の第6の態様により、第1の態様において、電源は隣接する複数の電源を含み、電源供給先は複数のメモリを含み、電源供給先は複数の電源から出力される周期的電流のオン期間の電流を同期させて複数のメモリに同時に供給することにより、電源の障害を検出する。
本発明の第7の態様により、第1の態様において、電源供給先はコンピュータ・システム内のメモリであり、キャッシュメモリを備えた中央処理装置からメモリに周期的にアクセスして、電源からメモリに周期的電流のオン期間の電流を供給し、周期的電流のオフ期間にはキャッシュメモリにアクセスして情報を読み書きする。
本発明の第1の態様によれば、電源の負荷を意図的に変化させることにより、電源の出力電圧を変化させて、その出力電圧が所定閾値を超えた場合に、その電源を不良品と判定することができるので、不良電源を早期に検出可能となり、高密度実装のコンピュータ・システムにおいても電源の品質確保を実現することができる。
本発明の第2の態様によれば、電源の出力インピーダンスの全状態に対して電源試験をすることが可能となるので、どの時点で突発性の負荷容量が発生しても、その状態を捕らえることが出来、その状態が原因で発生する電源の障害を検出することが可能になる。
本発明の第3の態様によれば、複数の電力受け部の中の特定された電力受け部に対応する電源部の障害を検出できる。
本発明の第4の態様によれば、複数の電力受け部に順次周期的電流を供給することにより、電源の出力電圧には負荷変動の加算された結果が得られるので、電源の障害を一層確実に検出できる。
本発明の第6の態様によれば、隣接する複数の電源同士が共振し合い、同じ方向に出力電圧が変化するので、さらなる電圧負荷変動が電源の出力に得られ、一層確実に電源の障害を検出できる。
本発明の第7の態様によれば、メモリに電源から周期的電流を供給することにより、コンピュータ・システムにおける電源の障害を検出可能になる。
以下に図面に沿って本発明の実施の形態を詳述する。
図1は本発明に用いられる電源供給元の一例としてのコンピュータ・システムにおけるDC/DCコンバータ(以下、DDCと呼ぶ)とこれに接続されている電源供給先の一例であるコンピュータ・システムにおけるメモリ(Dimm: Dual Inline Memory Module)を示す回路図である。同図において、DDC1には複数の電源供給部11、12、13、…が含まれており、各電源供給部の出力には出力電圧安定化のための負荷コンデンサ14が接続されている。電源供給部11、12、13、…の各々はメモリ15、16、17、…に接続されている。
負荷コンデンサ14は電源供給先での電圧変動を緩和し、出力電圧を一定範囲内に抑える機能を持っている。つまり、メモリ15内の抵抗値をRとすると電源供給部11からメモリ15に電流が供給されると、オームの法則(V=IR)により供給電圧は増加してしまう。この増加を抑えるために、電源供給部11の出力に負荷コンデンサ14が接続されており、この負荷コンデンサ14と電源供給部11の内部抵抗Rとで形成される出力インピーダンスを調節して、出力電圧を一定に保っている。
負荷コンデンサCと内部抵抗Rと出力インピーダンスZとの関係は周知にように、次のとおりである。
Figure 0004619961
図2は、電源供給部11の電流周波数と出力インピーダンスの関係を表すグラフ図である。出力インピーダンスが低いほど出力電圧は一定に保たれる。図示のように、電流周波数が低い部分から、負荷コンデンサのインピーダンスと内部抵抗のインピーダンスが交わる点までは、内部抵抗Rにより出力電圧がほぼ一定に保たれ、負荷コンデンサのインピーダンスと内部抵抗のインピーダンスが交わる点から電流周波数が高い部分は負荷コンデンサCにより出力電圧がほぼ一定に保たれている。負荷コンデンサのインピーダンスと内部抵抗のインピーダンスが交わる点の前後の周波数F1とF2の間は電圧不安定範囲である。この電圧不安定範囲では、特に、電圧負荷変動に対するコンデンサの追従が不安定になり、電圧を一定に保てなくなる可能性がある。
図3の(a)は負荷コンデンサが正常に動作している場合のDDCの出力電圧の波形を示し、図3の(b)は負荷コンデンサが負荷変動に追随していない異常ケースのDDCの出力電圧の波形を示すグラフ図である。図3の(a)のように正常な場合には負荷コンデンサ14は適切に充放電を繰り返して、DDCの出力電圧が基準電圧を大幅に超えることはない。しかし、図3の(b)に示すように、異常な場合には、負荷コンデンサの放電が十分に行われる前に充電が繰り返される結果、DDCの出力電圧が次第に基準電圧を超えてしまう。この異常の充放電の原因としては、コンデンサの容量不足や不良や負荷の大き過ぎが考えられる。そこで、本発明により、この交点付近の状態を網羅的に実現させ、最大限の電圧負荷変動量を作り出す事により、不良DDCを早期検出し、品質確保を実現する。
図4は本発明の実施例1による電源の障害検出装置の概要を示すブロック図である。同図において、この障害検出装置は、一例として、3個の中央処理装置CPU0、CPU1,CPU2と、電源供給先である3個のメモリ430,431,432と、電源であるDDC44と、判定手段45とを備えている、3個のCPU0、CPU1、CPU2のそれぞれは、タスクとしてのプログラム400、401、402と、キャッシュメモリ410、411、412とを備えている。
例えばプログラム400がCPU0からメモリ430に周期的にアクセスさせることによりDDC44内の周期的電流供給手段441からメモリ430に周期的にオンとオフを繰り返す周期的電流が供給される。周期的電流のオン期間にはメモリ430に電流が供給され、オフ期間にはキャッシュメモリ410がアクセスされる。メモリ430に電流が供給されると負荷変動電圧の充放電が繰り返される。キャッシュメモリ410がアクセスされている期間はDDC44からは電流の供給はない。判定手段45の負荷変動電圧が所定閾値を超えると、DDC44の異常と判定する。
図5はDDC44の出力である負荷変動電圧を示す波形図である。図5のように、負荷変動電圧が所定閾値THの範囲内にあれば、DDCは異常ではないと判定される。
図6は実施例1の具体例を示す電源の障害検出装置内のコンピュータ・システムの概略構成図である。同図において、60〜63はそれぞれキャッシュメモリ601、602、602、603、604を備えたCPU、64はシステムコントローラ、65はメモリである。メモリ65にはスロット650〜653が含まれており、それぞれのスロットに電源DDC0、DDC1,DDC2,DDC3から周期的電流が供給される。キャッシュメモリは例えば1Mバイトの容量であり、上段と下断の2段構成(2way)となっていて1wayが512KBである。1スロットは図示例では8個のDimmからなっている。1個のDimmの容量は例えば1GBであり、8個のスロット全体で32GBとなる。図6の例はDimmと呼ばれるメモリを32枚実装している(1Dimm=1GBの素子であればメモリ容量は32GBとなる)。
このメモリをアクセスすると読み取りデータがシステムコントローラ・バスを経由してCPUに送られるが、データ処理を高速化するため、通常CPU内部にキャッシュと呼ばれる数メガバイトのキャッシュが存在する。このキャッシュにデータが蓄えられ、CPU内部のレジスタとデータのやり取りが行われる。このメモリとキャッシュの関係は、キャッシュにデータがない場合はメモリからアクセスされ、キャッシュにデータが存在する場合はキャッシュからデータがアクセスされる。なお、キャッシュがフル状態で新たにデータがメモリからアクセスされた場合は古いデータがメモリに書き戻され、キャッシュのその場所に新データが上書きされる。CPUキャッシュから追出されるデータとメモリ上のデータが一致している場合は、メモリに戻されずに破棄される。
本発明ではこの、メモリからアクセスするケース(電流オン状態)とCPUキャッシュからアクセスするケース(電流オフ状態)をプログラムにて使い分けることで、電流に周期を持たせている。また、アクセスするメモリアドレスを調整することで、対象とするDDCを切り分けている。
図7Aは図6に示したコンピュータ・システムの動作を説明するフローチャートである。同図において、ステップ71にて試験対象メモリ域を選択し、ステップ72にて試験対象メモリに対応するキャッシュメモリの初期化を行い、ステップ73にてメモリからのロードを行う。即ち、図7Bに示す周期的電流のオン期間の電流をメモリに供給する。次いでステップ74で所定期間のタイムアウトかを判定し、否であればステップ72に戻る。ステップ74の判定でタイムアウトであればステップ75に進み、キャッシュメモリからデータのロードをする。即ち、周期的電流をオフ期間にする。次いでステップ76で所定期間のタイムアウトかを判定し、否であればステップ72に戻る。ステップ76の判定でタイムアウトであればステップ77にて所定ループ回数が達成されたかを判定し、否であればステップ72に戻り、イエスであれば処理を終了する。この実施例1では周期的電流のオン期間は一定である。例えば、50KHzの電流周期を作り出すには40μs毎にメモリアクセスとCPUキャッシュアクセスを繰り返す事で実現できる。同様に、100KHzの場合は20μs毎となる。
図8は本発明の実施例2による電源の障害検出装置の概要を示すブロック図である。同図において、図4に示した実施例1の装置との相違点は、実施例1で述べた電流周期の幅をタイマを使用し、メモリにアクセスしている時間(電流オン状態)とCPUキャッシュにアクセスしている時間(電流オフ状態)を少しづつ伸ばしていくことにより周期幅を自由に調整する事である。
この動作を実現する事により、 図1に示した負荷コンデンサと出力インピーダンスのグラフの全状態を網羅する事が出来る。即ち、電流の周期が長いとグラフの左側に位置し、電流の周期が短くなるにつれてグラフの右へとシフトしていく。
これにより、どの時点で突発性の負荷変動が発生しても、その状態を捕らえることが出来、その状態が原因で発生する障害を検出することが可能となる。
図9Aは図8に示した障害検出装置の動作を説明するフローチャートである。同図において、ステップ91からステップ98までは、ステップ92のタイマの初期化のステップを除き図7のステップ71から77と同じであり、図9ではさらに、ステップ98〜100が追加されている。
本実施例2では、DDC45から供給される電流に周期性(波形)を持たせるだけではなくて、図9Bに示すように、周期性に時間の要素を取り入れ、メモリからデータをアクセスしている時間(電流オン)とCPUキャッシュからデータをアクセスしている時間(電流オフ)を少しづつ伸ばしていく事により、電流周期幅はそのアクセス時間に連動し変化していく。
例えば、電流周波数を500Kzから50Kzまで1Kz置きに変化させ、1回の周期で1000回繰り返す場合は、初期値のタイマを1μs、タイマの増加を0.1μs、ループ回数を1000回に設定して図9に示すフローを実行すれば良い。
これにより、DDCからの出力電圧が所定閾値を超えた場合はそのDDCに障害があるということが実施例1の場よりも一層確実に判定できる。
次に、実施例1及び2において、同一メモリアクセスでメモリからのアクセスとキャッシュからのアクセスを切り分ける方法を説明する。
図10は、同一アドレスのアクセスでメモリロードとキャッシュロードを切り分ける方法を示した概念図である。以下にプログラム動作を図6に示したシステム構成のうちの一つのスロットと一つのキャッシュを例にして説明する。
(A)キャッシュが初期化されている状態(A)で、試験対象メモリのアドレス(a)と256バイト離れている各アドレス(b),(c)からデータをロードすると、各アドレス(a),(b),(c)からのデータはメモリからキャッシュに格納された後に、レジスタにロードされる。
(B)次にキャッシュのWayサイズ分離れたアドレス(d),(e),(f)からデータをロードすると(状態B)、アドレス(a),(b),(c)に格納されているデータのキャッシュWayとは別のWayにアドレス(d),(e),(f)からデータが格納され、レジスタにロードされる。
(C)同様にWayサイズ分離れたアドレス(g),(h),(i)からデータをロードすると(状態C)、キャッシュに格納されている一番古いデータが格納されているアドレス(a),(b),(c)の位置にアドレス(g),(h),(i)からのデータが上書きされ、その後レジスタにロードされる。
これ以降、状態(A),(B),(C)を繰り返す事により、常時メモリからデータがロードされる。
また、たとえば、(A)の状態が終了した時点で、アドレス(a),(b),(c)からのデータのみを繰り返しロードすると、常にキャッシュからレジスタにデータはロードされる。つまり、この状態はメモリからのデータアクセスが無い事を意味しており、DDCからも電流の供給がない事を意味する。
図11は本発明の実施例3により、プログラムでDDCを特定するためのメモリアドレスとDDCの位置関係を表す図である。
この図ではアドレスのビット0−5の64バイトがデータの転送単位を表しており、その上位の2ビットでDDCの位置を表している。つまり、アクセスするアドレスのビット6と7を常に固定にすることにより、特定DDCから電源を供給することが可能となる。装置によっては、DDCとメモリアドレスの対応関係が上記のように上位の2ビットで決定できない場合もあるが、基本的にはメモリアドレスによりDDCの位置は特定可能である。
図12は本発明の実施例3の具体例を示すコンピュータ・システムの概略構成図である。同図において、図6に示したコンピュータ・システムと同一のものが同一の参照番号で示されている。
図13は図12に示したコンピュータ・システムにおけるDDCの障害検出動作を説明するフローチャートである。例えば、DDC0を試験対象とするために、メモリアドレスのビット6,7を00に固定する。他のDDC1、DDC2、DDC3を試験する場合はメモリアドレスのビット6,7をそれぞれ01、10、11に固定する。
試験の範囲を、例えば、0番地から1Gバイトとして、ステップ131にて先頭アドレス0(仮に(a)と定義する)に設定する。
次いでステップ132にてメモリ中の(a)のアドレスをアクセスしてそこにDDC0から電流を供給する。
次いでステップ133にてアドレスに256を加算することによりアドレスを更新する。
障害検出範囲の1GBになるまで、ステップ132と133を繰り返す。
これにより、メモリの全面に対して電流を供給してDDCの障害検出をすることができるので、メモリ上の偏った場所でDDCの障害検出を行うことを避けることができる。
図14は本発明の実施例4による電源の障害検出装置の概要を示すブロック図である。同図において、図4に示した実施例1の障害検出装置との相違点は、本実施例4においては、DDC44により順次アクセスするメモリ域を拡大し、DDC44から供給される電流量を増加させる事により、電圧負荷変動を増加させてDDC障害を迅速且つ確実に検出可能にしたことである。
動作において、プログラム400からメモリに対してアクセスを実施することDDC44からはメモリに微量の電流が流れ、この電流に連動してDDC44の出力電圧に微量の電圧変動が発生する。同様に複数のメモリに対して順にアクセスを実施すると、それぞれのメモリに微量電流が流れるので、加算された電圧変動がDDC44の出力に発生する。この加算された電圧変動が所定閾値を超えるとDDC44に障害があるということが迅速且つ確実に判定される。
図15は実施例4の具体例を示すコンピュータ・システムの概略構成図である。同図において、151は、キャッシュメモリ152を内蔵したCPU153により実行されるタスクであり、154〜157はそれぞれ試験メモリであり、158は電源(DDC−0)である。
このように、本実施例4では、1個のCPUに割り付けたタスク151が複数の試験メモリ154〜157を獲得し、それぞれのメモリで同一DDCに負荷集中させることにより、DDC−0の出力における電圧負荷変動を加速させる動作となるので、DDCの障害を一層迅速且つ確実に検出することができる。
図16は図15に示したコンピュータ・システムにおける電源障害検出動作を説明するフローチャートである。同図において、ステップ161から164で順番に試験メモリ1(154)から試験メモリ4(157)を順番にアクセスしてメモリ内容をロードする。試験メモリのアクセス間隔は図11に示した場合と同様に例えば256バイトである。この試験メモリの順次アクセスを所定時間の間繰り返す。ステップ165にて所定時間が経過したと判定されると、ステップ166にて別の所定時間の間キャッシュメモリ152からのロードを行う。そして、ステップ161からステップ167までの動作を所定のループ回数だけ行う。ステップ168にて所定ループ回数を超えると処理は終了する。
図17は本発明の実施例5によるコンピュータ・システムの概略構成を示すブロック図である。同図において、図4に示した実施例1の障害検出装置との相違点は、実施例1では単一のCPUからのメモリアクセスであったのに対し、本実施例5では、複数のCPU400a、400b、400cから複数のメモリ430、431、432に同時にアクセスすることである。これにより、図の下側に示すようにDDCの出力に急激な電圧負荷変動を発生させ、それによりDDCの障害を一層迅速且つ確実に検出できる。
このように、本実施例5では、複数のメモリへのアクセスを複数のCPUに分担させ、複数のCPUのアクセス時間の同期後同時にアクセスを行う事によりDDCからの電流供給を短時間に集中でき、短時間に電流を増大させることができる。この短時間の電流の増大により、急激な電圧の負荷変動を与える事が可能になり、それによりDDCの障害を一層迅速且つ確実に検出できる。
図18は実施例5の具体例を示すコンピュータ・システムの概略構成図である。同図において、181a〜181dはそれぞれ、キャッシュメモリ182a〜182dを内蔵したCPU183a〜183dにより実行されるタスクであり、184a〜184dはそれぞれ試験メモリであり、185は電源(DDC−0)である。各CPUにタスクを設け、それぞれのキャッシュメモリにはWay数+1の容量を確保する。
本実施例5では、複数のCPUから同時に複数のメモリをアクセスし、DDCから供給する電流を短時間に増加させる事で、急激な電圧負荷変動をDDCの出力に発生させ、それによりDDCの障害を一層迅速且つ確実に検出することを可能にする。
実施例4では1個のCPUから4個の試験メモリをアクセスして電圧負荷変動を求めたが、本実施例5ではこの4個の試験メモリを4個のCPUで分担してアクセスする事により、4倍の動作が一度にできるので、短時間で電流を増加させ、急激な負荷変動電圧を発生させることができる。この結果、DDCの障害を一層迅速且つ確実に検出することができる。
図19は図18に示したコンピュータ・システムにおける電源障害検出動作を説明するフローチャートである。同図において、ステップ191でCPU0〜CPU3のメモリロード動作の同期を取り、ステップ192でCPU0〜CPU3は同時に試験メモリ1(184a)から試験メモリ4(184d)をアクセスしてメモリ内容をロードする。ステップ193で所定時間が経過するまで、ステップ192を繰り返す。ステップ193で所定時間が経過すると、ステップ194にてキャッシュメモリからのロードを行い、ステップ195にて別の所定時間が経過するまで、ステップ194を繰り返す。ステップ195で所定時間が経過すると、ステップ192からステップ195までの動作を所定のループ回数だけ行う。ステップ196にて所定ループ回数を超えると処理は終了する。
図20は本発明の実施例6によるコンピュータ・システムの概略構成を示すブロック図である。同図において、図4に示した実施例1の障害検出装置との相違点は、実施例1では単一のDDCが存在していたのに対し、本実施例6では、複数の隣接するDDC44及び201が存在することである。このように隣接しあう複数のDDCから供給される電流の周期を同期させる事により、図示のようにDDCの出力に急激な電圧負荷変動を発生させ、それによりDDCの障害を一層迅速且つ確実に検出できる。
本実施例6では、実施例3に記載のようにして複数のDDCのアドレスを特定し、隣接する複数のDDCで同時に実施例1〜5に記載の動作を実行させることにより、DDC同士が共振し合って、DDCの出力電圧は、同じ方向に変化し、さらなる電圧負荷変動が発生するので、DDCの障害を一層迅速且つ確実に検出できる。
すなわち、メモリへのアクセスを複数のCPUに分担させ、複数のCPUのアクセス時間の同期後同時にメモリに対してアクセスを行う事によりDDCからの電流供給を短時間に集中でき、短時間に電流を増大させることができる。この短時間の電流の増大により、急激な電圧の負荷変動を与える事が可能になり、それによりDDCの障害を一層迅速且つ確実に検出できる。
図21は実施例6の具体例を示すコンピュータ・システムの概略構成図である。同図において、210はレジスタ、211はキャッシュメモリ、212はメモリ、23a、23b、23c、23dは複数の電源(DDC)である。レジスタ210及びキャッシュメモリ211は図示しないCPUに含まれている。
図22は図21に示したコンピュータ・システムにおける電源障害検出動作を説明するフローチャートである。同図において、ステップ221から224でほぼ同時にDDC0(23a)からDDC3(23d)が対応するメモリ域に電流を供給することによりCPUはそのメモリ領域からのデータをロードする。例えば、ステップ221でDDC0(23a)はメモリ212の領域aに電流を供給し、ステップ222でDDC1(23b)はメモリ212の対応する領域bに電流を供給し、ステップ223でDDC2(23c)はメモリ212の対応する領域cに電流を供給し、ステップ224でDDC3(23d)はメモリ212の領域dに電流を供給する。次いでステップ225で所定時間が経過したかを判定し、所定時間内であればステップ221から224を繰り返す。この繰り返し動作により、メモリ212の状態が(A)、(B)、(C)…というように変化していく。状態(A)ではメモリ212の内容のa,b,c,dがキャッシュメモリ211の下段にコピーされる。状態(B)ではメモリ212の2段目の内容e,f,g,hがキャッシュメモリ211の上段にコピーされる。状態(C)ではキャッシュメモリ211の下段のデータa,b,c,dが吐き出されて、その替わりにメモリ212の3段目の内容i,j,k,lがキャッシュメモリ211の下段にコピーされる。このようにして、複数のDDCからほぼ同時にメモリの隣接領域に電流ガ供給されることにより、電磁現象で隣接するDDCの出力電圧に互いに影響を与える。これにより、各DDCの出力電圧が上昇し、所定閾値を超えると、そのDDCは不良と判定される。
ステップ226ではCPUはキャッシュメモリにアクセスしてデータをロードし、ステップ227で別の所定時間が経過したかを判定し、その経過時間内であればステップ226を繰り返す。その経過時間が過ぎるとステップ228にて所定のループ回数に達していなければステップ221から227を繰り返す。ステップ228にて所定ループ回数を超えると処理は終了する。
図23Aは本発明の実施例7による、実施例1から6までを包含したプログラムを示すフローチャートである。
同図において、ステップ231にて、試験システムで実装されている全CPUを試験対象とし、CPU毎にタスクを設ける、各タスクは試験対象となるDDCを選択しそのDDCから電源供給を受けるメモリ(範囲)を獲得する。この場合、次の2つのケースがある。
例1:タスク毎に試験対象DDCを分けるケース。
例2:全てのタスクがDDC0からDDC3までをサポートするケース。
次に、ステップ232にて、電流周波数の周期が最短になるような、タイマの初期値を設定する。
次に、ステップ233にて全タスク(CPU)で同期をとる。
各タスクはステップ234にてキャッシュ初期化後、ステップ235及び236にて、試験対象メモリに対し図23Bに示すようなメモリアクセス(電流オン)をタイムアウトになるまで繰り返す。この場合、常にメモリからアクセスさせるように、キャッシュメモリからの追い出し手順を実施する。タイムアウトになるまで、ループ回数分同一周期を繰り返す。
タイムアウト後、各タスクは、ステップ237及び238にて、試験対象メモリに対しキャッシュアクセス(電流オフ)をタイムアウトになるまで繰り返す。
この場合、アドレスはキャッシュに乗っている物を使い、アドレスの更新は行わない。
ステップ239にて一定ループ回数になるまで、ステップ234から239を繰り返す。同一周期幅の周期回数をここで作る。
次いで、ステップ240にてタイマ値を更新する。これにより図23Bに示すように電流のオン期間の周期幅を広げる
次いで、ステップ241で最終周期幅になるまでステップ234から240を繰り返し実施する。これにより、周期幅が徐々に広がり、メモリの全帯域にわたりDDCの試験を実現することができる。
図24は本発明の実施可能性について説明する図である。上述の各実施例で説明したように、本発明ではCPU上のキャッシュメモリとCPUの外のメモリを使用してメモリに電源を供給しているDDCの電圧に負荷変動を与えるようにしている。ここで問題になるのは、プログラムもCPU内のキャッシュメモリ上で動作するため、プログラムで使用するCPUキャッシュメモリを試験対象として使用すると、キャッシュメモリからのデータの追い出し論理が崩れてしまい、正しい動作が保証できなくなる。この問題を解決するために、プログラムで使用するCPUキャッシュラインは試験対象から外すこととした。これにより、プログラムは一旦メモリからCPUキャッシュ上に読み込まれると、以降、CPUキャッシュ上だけで動作するため、試験に影響を与えることがなくなる。同様に複数CPUで同期をとるために必要なテーブルが使うCPUキャッシュラインも試験対象から外す。これにより、複数CPUによる同期処理もキャッシュ間で行われるようになり、メモリアクセスは完全に試験だけに使われることが出来る。但し、同期で使用する命令のうちアトミック命令(メモリに書き込む命令)は使用禁止とする。
図25は本発明によるCPUの同期処理を説明するフローチャートである。本同期はメモリを使わずにキャッシュ上で行わせるため、アトミック命令を使わずに一般命令(ロード:ldub、ストア:stb)だけで同期させている。
以下に処理を説明する。
同期テーブルとしてCPUの数の各1バイトのフラグ(A)と、同期完了を通知するフラグ(B)を用意する。
次に、CPUをマスタ(1台)、スレーブ(残り全て)に分ける。
同期させる場合、まずマスタ・スレーブ共にフラグ(A)の自分のCPU領域のフラグをオンにする。例えば、CPU1であれば、(A)のCPU1の1バイトに1(オン)を立てる。
スレーブはフラグ(B)がオンになるまで待ち、オンになった所で同期と判断し、次の処理に進む。
マスタはフラグ(A)が全てオンになるまで監視し、オンになった所でフラグ(B)をオンに設定し次の処理に進む。
以上の実施例の説明ではコンピュータ・システムにおけるメモリに電流を供給する電源DDCを障害検出対象としたが、本発明はこれに限定されず、電源供給先の電流変動をプログラムで制御できるものは全て本発明による障害検出の対象となる。
(付記1)中央処理装置と、電源と、該電源から電流を供給される電源供給先と、前記中央処理装置から前記電源供給先に周期的にアクセスさせることにより前記電源から前記電源供給先に周期的にオンとオフを繰り返す周期的電流を供給する手段と、前記電源の出力電圧が所定閾値を超えた場合に前記電源を不良と判定するする手段とを備えることを特徴とする、前記電源の障害検出装置。
(付記2)コンピュータに、電源から電源供給先に周期的にオンとオフを繰り返す周期的電流を供給する手順を実行させ、前記電源の出力電圧が所定閾値を超えた場合に前記電源を不良と判定するための、前記電源の障害検出プログラム。
(付記3)電源から電源供給先に、周期的にオンとオフを繰り返す周期的電流を供給し、前記電源の出力電圧が所定閾値を超えた場合に前記電源を不良と判定する、前記電源の障害検出方法。
(付記4)前記周期的電流の周期幅を変化させて、前記電源の出力インピーダンスの全状態を網羅する、付記3に記載の障害検出方法。
(付記5)前記電源は複数の電源部を含み、前記電源供給先は複数のアドレスによりそれぞれ特定される複数の電力受け部を含み、前記電源供給先のアドレスを特定して該特定されたアドレスに対応する電力受け部に前記周期的電流のオン期間の電流を供給することにより前記電力受け部毎に対応する電源部の障害を検出する、付記3又は4に記載の障害検出方法。
(付記6)前記電源は単一の電源部を含み、前記電源供給先は複数のアドレスにより特定される複数の電力受け部を含み、前記電源供給先のアドレスを順次特定して該特定されたアドレスに対応する電力受け部に前記周期的電流のオン期間の電流を供給することにより前記電源の障害を検出する、付記3又は4に記載の障害検出方法。
(付記7)前記電源は単一の電源部を含み、前記電源供給先は複数のアドレスにより特定される複数の電力受け部を含み、前記電源供給先のアドレスを同時に特定して該特定されたアドレスに対応する電力受け部に前記周期的電流のオン期間の電流を供給することにより前記電源の障害を検出する、付記3又は4に記載の障害検出方法。
(付記8)前記電源は隣接する複数の電源を含み、前記電源供給先は複数のメモリを含み、前記電源供給先は前記複数の電源から出力される前記周期的電流のオン期間の電流を同期させて前記複数のメモリに同時に供給することにより、前記電源の障害を検出する、付記3又は4に記載の障害検出方法。
(付記9)前記電源供給先はコンピュータ・システム内のメモリであり、キャッシュメモリを備えた中央処理装置から前記メモリに周期的にアクセスして、前記電源から前記メモリに前記周期的電流のオン期間の電流を供給し、前記周期的電流のオフ期間には前記キャッシュメモリにアクセスして情報を読み書きする、付記3に記載の障害検出方法。
本発明により、不良電源を早期に検出可能となり、高密度実装のコンピュータ・システムにおいても電源の品質確保を実現することができる。
本発明に用いられる電源供給元の一例としてのコンピュータ・システムにおけるDDCとこれに接続されている電源供給先の一例であるコンピュータ・システムにおけるメモリを示す回路図である。 電源供給部11の電流周波数と出力インピーダンスの関係を表すグラフ図である。 (a)は負荷コンデンサが正常に動作している場合のDDCの出力電圧の波形を示し、(b)は負荷コンデンサが負荷変動に追随していない異常ケースのDDCの出力電圧の波形を示すグラフ図である。 本発明の実施例1による電源の障害検出装置の概要を示すブロック図である。 DDC44の出力である負荷変動電圧を示す波形図である。 実施例1の具体例を示すコンピュータ・システムの概略構成図である。 本発明の実施例1による試験装置の動作を説明するフローチャートである。 実施例1における供給電流を示す波形図である。 本発明の実施例2による電源の障害検出装置の概要を示すブロック図である。 図8に示した試験装置の動作を説明するフローチャートである。 実施例2における供給電流を示す波形図である。 同一アドレスのアクセスでメモリロードとキャッシュロードを切り分ける方法を示した概念図である。 本発明の実施例3により、プログラムでDDCを特定するためのメモリアドレスとDDCの位置関係を表す図である。 本発明の実施例3の具体例を示すコンピュータ・システムの概略構成図である。 図12に示したコンピュータ・システムにおけるDDCの試験動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例4による電源の障害検出装置の概要を示すブロック図である。 実施例4の具体例を示すコンピュータ・システムの概略構成図である。 図15に示したコンピュータ・システムにおける電源障害検出動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例5によるコンピュータ・システムの概略構成を示すブロック図である。 実施例5の具体例を示すコンピュータ・システムの概略構成図である。 図18に示したコンピュータ・システムにおける電源障害検出動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例6によるコンピュータ・システムの概略構成を示すブロック図である。 実施例6の具体例を示すコンピュータ・システムの概略構成図である。 図21に示したコンピュータ・システムにおける電源障害検出動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例7による、実施例1から6までを包含したプログラムを示すフローチャートである。 実施例7における供給電流を示す波形図である。 本発明の実施可能性について説明する図である。 本発明によるCPUの同期処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
400、401、402 プログラム
410、411、412 キャッシュメモリ
430、431、432 メモリ
45 判定手段
441 周期的電流供給手段
45 判定手段
CPU0,CPU1,CPU2 中央処理装置

Claims (11)

  1. 中央処理装置と
    電源と
    該電源から電流供給される電源供給先と
    前記中央処理装置から前記電源供給先に周期的にアクセスさせることにより前記電源から前記電源供給先に対して周期的にオンとオフを繰り返す周期的電流を供給する手段と
    前記周期的電流が供給されている期間、前記電源の出力電圧が所定閾値を超えたか否かを判定し、前記出力電圧が前記閾値を超えていると判定された場合に前記電源を不良と判定する手段とを備えることを特徴とする、源の障害検出装置。
  2. コンピュータに、電源から電源供給先に周期的にオンとオフを繰り返す周期的電流を供給する手順と、
    前記周期的電流を供給している期間の前記電源の出力電圧が、所定の閾値を超えているか否かを判定する手順と、
    前記電源の出力電圧が所定閾値を超えた場合に前記電源を不良と判定する手順とを実行させる、電源の障害検出プログラム。
  3. 電源から電源供給先に、周期的にオンとオフを繰り返す周期的電流を供給し
    前記周期的電流を供給している期間、前記電源の出力電圧が所定閾値を超えたか否かを判定し、
    前記電源の出力電圧が所定閾値を超えた場合に前記電源を不良と判定する、源の障害検出方法。
  4. 前記周期的電流の周期幅を変化させて、前記電源の出力インピーダンスの全状態を網羅する、請求項3に記載の障害検出方法。
  5. 前記電源は複数の電源部を含み、前記電源供給先は複数のアドレスによりそれぞれ特定される複数の電力受け部を含み、前記電源供給先のアドレスを特定して該特定されたアドレスに対応する電力受け部に前記周期的電流のオン期間の電流を供給することにより前記電力受け部毎に対応する電源部の障害を検出する、請求項3又は4に記載の障害検出方法。
  6. 中央処理装置と、
    電源と、
    前記電源から電流が供給される電源供給先と、
    前記中央処理装置に、前記電源供給先を周期的にサクセスさせる手段と、
    前記電源供給先に対する周期的アクセスの結果で発生する前記電源の出力電圧が所定閾値を超えたか否かを判定し、前記出力電圧が前記所定閾値を超えたと判定した場合に前記電源を不良と判定する手段とを備えることを特徴とする、電源の障害検出装置。
  7. 前記中央処理装置はキャッシュメモリを備え、
    前記電源供給先はコンピュータシステム内のメモリであり、
    前記アクセスさせる手段は、前記中央処理装置に、前記メモリへのアクセスと、前記キャッシュメモリへのアクセスとを交互に行わせることを特徴とする、請求項6に記載の電源の障害検出装置。
  8. 前記アクセスさせる手段は、前記中央処理装置が前記メモリにアクセスする時間、あるいは前記中央処理装置が前記キャッシュメモリにアクセスする時間の少なくとも一方を変えることを特徴とする、請求項7に記載の電源の障害検出装置。
  9. 中央処理装置と、電源と、前記電源から電流が供給される電源供給先とを有するコンピュータに、
    前記中央処理装置から前記電源供給先に周期的にアクセスさせる手順と、
    前記電源供給先への周期的アクセスが行われている期間に、前記電源の出力電圧が所定の閾値を超えたか否かを判定する手順と、
    前記出力電圧が前記所定閾値を超えたと判定した場合に、前記電源を不良と判定する手順とを実行させる、電源の障害検出プログラム。
  10. 前記電源供給先は複数のアドレスによりそれぞれ特定される複数の電力受け部を含むものであり、
    前記障害検出プログラムは、
    前記電源供給先のアドレスを特定する手段と、
    特定されたアドレスに対応する電力受け部に対して前記中央処理装置からアクセスさせる手順と、
    電力受け部毎に、電源からの出力電力と前記所定閾値とを対比し、対応する電源部の障害を検出する手順とをコンピュータに実行させる、請求項9に記載の障害検出プログラム。
  11. 前記電源供給先は、コンピュータシステム内のメモリであり、
    前記障害検出プログラムは、
    キャッシュメモリを備えた中央処理装置に、前記メモリへのアクセスと、前記キャッシュメモリへのアクセスとを交互に実行させる手順と、
    前記メモリへのアクセスと前記キャッシュメモリへのアクセスとを交互に行っている際の前記電源の出力電圧を、前記所定の閾値と比較する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする、請求項9又は10に記載の障害検出プログラム。
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