JP4604484B2 - 光学素子 - Google Patents
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即ち、本発明は、
<1> 対向する一対の基板と、前記一対の基板間に挟持された、刺激により液体を吸収・放出して可逆的に体積変化する特性を有し調光用材料を含有する高分子ゲルと液体とを含む高分子ゲル組成物層とを有する光学素子であって、前記一対の基板の一方は、前記高分子ゲル組成物層を分割する光透過性の隔壁を有し、前記隔壁は、前記一対の基板の一方の基板から他方の基板に向けて備えられてなり、前記隔壁の頂点部と前記他方の基板との間の最短距離は収縮状態の前記高分子ゲルの直径あるいは短径よりも小さく、且つ、前記隔壁の頂点部は前記他方の基板と接しておらず、前記一方の基板と前記隔壁とが接する部分を含む、前記一方の基板の前記高分子ゲルの膨潤によっても調光能を示さず光透過可能な面は、着色されている光学素子である。
前記高分子ゲル組成物層は、前記一対の基板と前記隔壁とにより複数の空間に分割される。前記隔壁は、一の空間に存在する収縮状態の高分子ゲルの、他の空間への移動を抑制するように設けられる。
前記一の空間と、それと隣り合う他の空間との間に液体が流通可能な流通路が存在する場合、前記流通路は、収縮状態の高分子ゲルの直径あるいは短径よりも広い箇所を有しなように設定される。これにより、収縮状態の高分子ゲルの移動を抑制することができる。
例えば、前記隔壁が一対の基板のうちの一方の基板から突出するように設けられており、隔壁の頂点が他方の基板と接していない場合、前記隔壁の頂点と他の基板との間の最短距離は、収縮状態の高分子ゲルの直径あるいは短径よりも短く設定される。
また、前記隔壁が一対の基板の両方から突出するように設けられ、各々の隔壁の頂点が接していない場合、各々の隔壁間の最短距離は、収縮状態の高分子ゲルの直径あるいは短径よりも短く設定される。
図1(A)は、本発明の光学素子の第一の実施態様を示した概略断面図を表す。光学素子100は、対向する一対の基板1及び基板3と、基板1及び基板3との間に挟持された、刺激により液体を吸収・放出して可逆的に体積変化する特性を有する高分子ゲル7と液体9とを含む高分子ゲル組成物層10とを有し、基板3は、高分子ゲル組成物層10を分割する隔壁5を有する。基板1と基板3との間隔は、スペーサー13により維持される。さらに、光学素子100の周囲は、封止部11により封止されている。隔壁5と基板3とが接する部分には、着色領域6が設けられている。なお、図1(A)における高分子ゲル7は、液体を吸収して膨潤した状態にあり、光学素子としては発色状態にある。
図1(B)は、光学素子100における高分子ゲル7が液体を放出して収縮した状態を示し、素子としては消色状態にある。
隔壁5の頂点部と基板1との間の最短距離は、隔壁内の収縮状態の高分子ゲル7の直径あるいは短径よりも小さい。
本発明の光学素子においては、複数の空間の全てに高分子ゲル7を少なくとも1個存在させることを要しないが、前記複数の空間のうち高分子ゲル7が少なくとも1個存在する空間の割合は、70%以上が好ましく、さらに好ましくは80%以上である。前記割合が70%以上であると、本発明の光学素子に良好な調光特性を付与することができる。
隔壁5の存在によって空間が形成され、高分子ゲルがその内部に存在する。
着色領域6の色は、濃色(例えば濃青色、濃茶色、濃緑色)、又は黒色であることが好ましい。着色領域6は、少なくとも膨潤状態の高分子ゲルを基板の法線方向に投影して覆われない面であればよく、基板又は隔壁の最上部、底部若しくは内部のいずれの部分でもよいが、図1のように基板3と隔壁5とが接する部分あることが好ましい。
着色領域6は、液晶表示素子のブラックマトリックスに使用されるような一般的な方法で形成可能である。具体的には、(1)クロム等の金属を蒸着する方法、(2)黒色染料による染着方法、(3)カーボンブラックや黒色に配合した染料等を含む印刷インキを用いる印刷方法、(4)感光性黒色樹脂組成物を使用し、フォトリソグラフ法による方法等、いずれを用いてもよい。
高分子ゲルへの刺激の付与が、物質の添加・除去によるpH変化、イオン濃度変化若しくは化学物質の吸脱着、溶媒の添加又は光、熱若しくは磁界の付与の場合、以下の3つの条件が挙げられる。
[2] 対向する基板間の距離が、前記空間内に存在する収縮状態の高分子ゲルの基板法線方向長さの総和の1.5倍以上であること。
[3] 基板の法線方向から光学素子をみた場合に、隔壁に囲まれる面積が、隔壁内の収縮状態の高分子ゲルの基板に投影される面積の2倍以上であること。
[5] 対向する基板間の距離が、前記空間内に存在する膨潤状態の高分子ゲルの基板法線方向長さの総和より大きいこと。
[6] 基板の法線方向から光学素子をみた場合に、隔壁に囲まれる面内の最短距離が、該隔壁内の膨潤状態の高分子ゲルの直径または短径より小さいこと。
[6]を満たさないと、高分子ゲルが膨潤後泳動して対向基板上で収縮することが可能となり、膨潤収縮のサイクルを繰り返してしまう。しかしながら膨潤収縮のサイクルを利用したい場合は、この限りではない。
具体的には、例えば、光学素子100のように基板の一方が隔壁を有する場合、隔壁の頂点部と対向基板との間の最短距離が、隔壁内の収縮状態の高分子ゲルの直径あるいは短径より小さいことが好ましい。
また、後述する図2のように、一対の基板の両方が隔壁を有し、かつ基板の法線方向から光学素子をみた場合に両方の基板が有する隔壁が重なっている場合、各隔壁の頂点部間の最短距離が隔壁内の収縮状態の高分子ゲルの直径あるいは短径より小さいことが好ましい。
上記形状の中でも、空間の形状は、高分子ゲルの膨潤状態において、空間内の非高分子ゲル占有体積が小さくなるような形状が好ましい。理想的には空間内に高分子ゲルは1個存在した状態で、高分子ゲルの形状と似た形状が好ましく、さらに好ましくは相似の形状である。たとえば、高分子ゲルが球状であれば、空間の形状は球状、円筒状、立方体などが好まれる。空間内の非高分子ゲル占有体積が小さい程、調光に寄与しない体積が小さくなり、従って調光性能が優れる。
隔壁は、その加工性から、高さ1μmから500μm程度、幅5μm〜1cm程度の範囲から選択されることが好ましい。隔壁間距離は、使用される高分子ゲルの大きさに依存し、高分子ゲルの平均粒径の0.5〜2倍程度が好ましい。
熱硬化型樹脂としては、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、グアナミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ポリウレタン、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル、ポリイミド、メラミン樹脂、マレイン酸樹脂、アクリル樹脂、ケイ素樹脂、アルキッド樹脂、またはこれらの少なくとも2つの共重合体もしくは混合物が好ましい。
紫外線硬化型樹脂、UV硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂としては、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、多官能性アクリレート、ポリエーテルアクリレート、シリコンアクリレート、ポリブタジエンアクリレート、不飽和ポリエステル/スチレン、ポリエン/チオール、ポリスチリルメタクリレート、UV硬化ラッカーまたはこれらの少なくとも2つの共重合体もしくは混合物が好ましい。
表面の特性は、この領域に高分子ゲルが繰り返し接触しても、貼り付きが起きなければ特に限定されないが、具体的には高分子ゲルとの間で、高分子ゲルを固定できる程の化学結合(水素結合、イオン結合、共有結合)を実質的に形成できない領域であることが好ましい。
なお、基板本体として使用されるガラス基板の表面や、基板の表面に設けられるITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電性セラミックス表面等のように、反応性を有しないにせよ、比較的に化学的親和性が高い場合には経時的に高分子ゲルの貼り付きが発生し易くなる場合がある。
具体的には、フッ化アルキル基を持つ接着阻害剤としては、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ四フッ化エチレン、エチレン−四フッ化エチレン共重合体、四フッ化エチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体等のフッ素系樹脂が挙げられる。
シロキサン基などを持つ接着阻害剤としては、ジメチルシリコーン、メチルフェニルシリコーン、シリコーンのアミノ変性体、エポキシ変性体、カルボキシル変性体、メタクリル変性体、フェノール変性体、アルキル変性体等のシリコーン系樹脂が挙げられる。
材料自体が高分子ゲルと接着性の低い性質をもつ接着阻害剤(樹脂材料)としては、ウレア樹脂、エポキシ樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリメタクリル酸エチル、ポリ酢酸ビニル、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレンなどが挙げられる。
好ましい基板の厚みは、10μm〜2mmであるが、その大きさは目的によって種々選択可能で、特に限定しない。本発明の基板は、光透過性に優れているが、少なくとも法線方向における入射光に対し透過性を有することが好ましく、より好ましくは法線と0〜80°(好ましくは0〜70°)の角度をなす入射光に対して透過性を有することが好適である。
基板部材としては、ポリエステル、ポリイミド、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド、ナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、ポリエーテルスルフォン、シリコーン樹脂、ポリアセタール樹脂、フッ素樹脂、セルロース誘導体、ポリオレフィンなどの高分子のフイルムや板状基板、ガラス基板、金属基板、セラミック基板等の無機基板などが好ましく用いられる。また、透過型の光学素子として用いる場合には、少なくとも50%以上の光透過率を有する基板部材が好ましく用いられる。
また、光学素子(表示素子)の用途に応じて、基板1及び3には、配線、薄膜トランジスタ、金属・絶縁層・金属構造を持つダイオード、バリアブルコンデンサ、強誘電体等の駆動用スイッチング素子を形成しても構わない。一般に表示用途として画像表示する場合は、パターン化された電極を持つ構成において、所望のパターンに通電し、パターン上の帯電性高分子ゲルを体積変化させることにより実現できる。さらにカラー表示を行う場合も、複数の異なる色の帯電性高分子ゲルを各パターン上に固定化し、種々のパターンに選択的に通電することによって実現可能である。
またその他にも、光付与の場合は、レーザー、LED、ELなどの発光素子層を用いること、磁界や電磁波の付与は電磁コイル、電極等を設けることで実現できる。なお、前述した電気駆動方式に使用される電極は、刺激付与手段の一種である。
光学素子104には、高分子ゲル7に刺激(電界)を付与するために電極15が設けられている。液体5を吸収することにより膨潤した状態の高分子ゲル7により覆われない部分に着色領域6を設け、着色領域6に投影される空間に電極15を配置することで、透過率/反射率変化幅を大きくすることが可能である。
例えば、C,M,Yの各色からなる3つの高分子ゲル組成物層を積層すること、あるいはC,M,Yの3色の高分子ゲルを分割電極毎に配置した高分子ゲル組成物層、さらにはR、G、Bの3色の高分子ゲルを分割電極毎に配置した高分子ゲル組成物層とモノクロ調光層(透過光量をON−OFFする光シャッター層)の積層によってフルカラー表示が実現できる。
本発明において使用することができる高分子ゲルとしては、pH、イオン濃度変化、化学物質の吸脱着、溶媒の添加、または光、熱、電流や電界の付与などの刺激によって、液体を吸収・放出して可逆的に体積変化(膨潤・収縮)する性質を有する。pH、イオン濃度変化、化学物質の吸脱着による刺激は、電気化学反応を用いた駆動、あるいは物質の添加除去によって駆動することが可能である。光、熱の刺激は、自然界のエネルギーを利用する場合と、電気駆動によって供給する駆動方法がある。
尚、pH変化は、液体の電気分解や添加される化合物の酸化還元反応などの電極反応、あるいは、導電性高分子の酸化還元反応、さらには、pHを変化させる化学物質の添加によるものであることが好ましい。
モノマーの具体例としては、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(メタ)アクリル酸ジアルキルアミノアルキルエステル、(メタ)アクリルアミド、エチレン、プロピレン、ブタジエン、イソプレン、イソブチレン、N−ジアルキル置換(メタ)アクリルアミド、ビニルピリジン、ビニルアミン、アリルアミン、スチレン、ビニルカルバゾール、ビニルピロリドン、スチレン、スチレン誘導体、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、グリセリル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、塩化ビニル、塩化ビニリデン、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、メチレンビスアクリルアミド、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
また、上記帯電性高分子ゲルの中では、体積抵抗率が103Ωcm以上の液体中での体積変化量(膨潤状態のゲル体積/収縮状態のゲル体積)が、大きい場合が多い等の理由から帯電剤を含有させた非イオン性高分子ゲルが好ましい。
高分子ゲルはそれ自身でも体積変化にともない光散乱性が変化するという調光能を示すが、より大きな調光特性や色変化を発現するために調光用材料を高分子ゲルに添加することが好ましい。
飽和吸収濃度以上(あるいは飽和光散乱濃度以上)にするためには、顔料や光散乱材の光吸収係数や光散乱係数にも依存するが、一般的には3質量%〜95質量%の範囲が好ましく、より好ましくは5質量%〜80質量%の範囲である。顔料(あるいは光散乱材)の濃度が3質量%以下であると、飽和吸収濃度以上(あるいは飽和光散乱濃度以上)とはならず高分子ゲルの体積変化にともなう調光特性が得られない。一方、濃度が95質量%以上の場合は高分子ゲルの応答速度や体積変化量が低下してしまう恐れがある。
また、調光用材料は本発色材料中に極力均一に分散されていることが好ましい。特に、高分子への分散に際して、機械的混練法、攪拌法やあるいは分散剤などを利用して均一に分散させることが望ましい。
本発明に使用される液体としては、水、電解質水溶液、アルコール、ケトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホオキシド、アセトニトリル、プロピレンカーボネートやその他の芳香族系有機溶剤、脂肪族系有機溶剤やそれらの混合物が使用できる。
このような観点からも、液体として絶縁性液体を用いることが特に好適である。なお、液体には、酸、アルカリ、塩、分散安定剤、酸化防止や紫外線吸収などを目的とした安定剤、抗菌剤、防腐剤などを添加することができるが、上記で示した特定の体積抵抗値の範囲となるように添加することが好ましい。液体として具体的には、ヘキサン、シクロヘキサン、トルエン、キシレン、デカン、ヘキサデカン、ケロセン、パラフィン、イソパラフィン、シリコーンオイル、ジククロロエチレン、トリクロロエチレン、パークロロエチレン、高純度石油、エチレングリコール、アルコール類、エーテル類、エステル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、2−ピロリドン、N−メチルホルムアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ベンジン、ジイソプロピルナフタレン、オリーブ油、イソプロパノール、トリクロロトリフルオロエタン、テトラクロロエタン、ジブロモテトラフルオロエタンなどや、それらの混合物が好適に使用できる。また、上記示した体積抵抗率の範囲となるよう不純物を除去することで、水(所謂、純水)も好適に使用することができる。
(熱刺激応答性高分子ゲル粒子Aの製造)
色材を含有した感熱型(高温収縮型)高分子ゲルの粒子を以下に示すように逆相懸濁重合によって製造した。主モノマーとしてN−イソプロピルアクリルアミド10g、架橋剤としてメチレンビスアクリルアミド0.1gを用い、これに蒸留水20g、過硫酸アンモニウム0.1g、色材として1次粒径約0.1μmの青色顔料8.0g(大日本インキ化学社製:マイクロカプセル化青色顔料)を添加し、攪拌混合した水溶液を調製した。また、上記の操作は窒素下にて行った。ソルビトール系界面活性剤(第一工業製薬製:ソルゲン50)1.0gをシクロヘキサン200mlに溶解した溶液を窒素置換された反応容器に加え、これに先に調製した水溶液を添加し、回転式攪拌羽根を用いて高速攪拌して乳化させた。乳化後、反応系の温度を20℃に調節し、さらに溶液を攪拌しながらこれにテトラメチルエチレンジアミンの50%水溶液を添加し、重合を行なった。重合後、生成した着色高分子ゲル粒子を回収し、純水で洗浄を行なった。得られた粒子の膨潤状態でのメジアン径は約100μmであった。
大きさ100mm×100mm、厚み2mmのガラス基板1に厚膜レジストを繰り返し塗布して、光透過性で高さ90μm、幅20μmの隔壁を格子状に形成した。格子間隔(隔壁幅含まず)は120μmとした。隔壁の最外周及び内部の一部をさらに積層して、高さ110μmのスペーサを設けた。
トルエンに(ヘプタデカフルオロ‐1、1、2、2−テトラヒドロデシル)トリエトキシシランを攪拌しながら添加し、25質量%溶液を調整し、ここへ基板1及び基板2を浸漬して30分反応させた。基板2は、大きさ100mm×100mm、厚み2mmのガラス基板であった。基板1及び基板2を110℃のオーブン内で加熱乾燥させて高分子ゲルの付着を防止するためのコート層を形成した。次に、基板1上の隔壁内に、高分子ゲル粒子Aの水分散液を満たした。隔壁に囲まれる空間の90%以上に少なくとも高分子ゲルが1個以上入った。基板1上にガラス基板2を載せ、ガラス基板の周囲を紫外線硬化樹脂で封止し、光学素子Aを得た。光学素子Aの隔壁の部分の面積は、総基板面積の27%であった。
光学素子Aは、室温20℃では青色で透過率30%だった。これを50℃に加熱すると無色に変化し透過率は80%だった。この色変化は可逆的で、100回繰り返し後にも、粒子の凝集は見られず着色状態及び消色状態における透過率の変化はなかった。透過率は、UV測定装置U−4000(日立製作所製)で測定した。透過率として、380〜780nmの測定値の平均値を使用した。
(熱刺激応答性高分子ゲル粒子Bの製造)
色材を含有した感熱型(高温膨潤型)高分子ゲルの粒子を以下のようなプロセスにより製造した。アクリルアミド1.0g、架橋剤としてメチレンビスアクリルアミド1.0mgに蒸留水0.575g、色材としてCB顔料(大成化工製、CB顔料)15.0質量%の水分散液3.425gを攪拌混合した水溶液を調整した。ソルビトール系界面活性剤(SO−15R:ニッコーケミカル(株)製)3.9gをシクロヘキサン300mlに溶解した溶液を窒素置換された反応容器に加え、これに、先に調製した水溶液を添加し、回転式攪拌羽根を用いて1200rpmで30分攪拌して懸濁させた。上記の水溶液をフラスコ中に入れ、窒素置換により酸素を除いた後、重合開始剤である過硫酸アンモニウム0.004gを水0.5mlに溶解したものを添加後、60℃に加熱して3時間、重合を行った。重合終了後、大量のアセトンで洗浄することで精製を行い、さらに乾燥させて色材を含有したアクリルアミドゲルを得た。
次にアクリル酸1.5g、架橋剤としてメチレンビスアクリルアミド0.0015gおよび蒸留水5.5gを加え、これに窒素置換後、過硫酸アンモニウム0.006g水0.5gに溶解したもの添加した。この混合液にアクリルアミドゲルの粒子0.5gを加えて混合液を70℃に加熱し、3時間重合を行いIPN高分子ゲルを調製した。大量の蒸留水中に投入し、加熱冷却を行いゲル粒子を膨潤収縮させ、これをろ過する操作を繰り返すことで精製を行った。得られた粒子の膨潤状態での粒径は約50μmであった。
大きさ100mm×100mm、厚み2mmのガラス基板4、5に、スクリーン印刷でインクとして熱硬化樹脂を用いパターン印刷後加熱硬化する工程を数回繰り返し、光透過性で高さ70μm、幅10μmの隔壁を格子状に形成した。格子間隔(隔壁幅含まず)は70μmとした。トルエンに(ヘプタデカフルオロ‐1、1、2、2−テトラヒドロデシル)トリエトキシシランを攪拌しながら添加し、25質量%溶液を調整し、ここへ基板4及び基板5を浸漬して30分反応させた。110℃のオーブン内で加熱乾燥させてコート層を形成した。基板4上の隔壁内に、高分子ゲル粒子Bの水分散液を満たし、ガラス基板5の隔壁を設けてない面が内側になるように、かつ、基板の法線方向からみた場合に基板4の隔壁(格子)の交点が基板5の隔壁(格子)の略中心となるように(すなわち、基板5の隔壁(格子)の交点が基板4の隔壁(格子)の略中心となるように)して載せ、ガラス基板の周囲を紫外線硬化樹脂で封止した。基板5上の隔壁内に高分子ゲル粒子Bの水分散液を満たし、ガラス基板6を載せ、ガラス基板の周囲を紫外線硬化樹脂で封止し、光学素子Bを得た。ガラス基板6は、大きさ100mm×100mm、厚み2mmのガラス基板であった。
光学素子Bは、室温20℃では透明で透過率80%だった。これを50℃に加熱すると黒色に変化し透過率は5%だった。この色変化は可逆的で、100回繰り返し後にも、粒子の凝集は見られず着色状態及び消色状態での透過率の変化はなかった。
(帯電剤を含む非イオン性高分子ゲル粒子Cの作製)
電界により膨潤・収縮する非イオン性高分子ゲル粒子を以下に示すように逆相懸濁重合により作製した。主モノマーとして、N−イソプロピルアクリルアミド10g、架橋剤としてメチレンビスアクリルアミド0.1gを用い、これに蒸留水20g、過硫酸アンモニウム0.1g、顔料(帯電剤)として1次粒子0.1μmの青色顔料(大日本インキ化学社製:マイクロカプセル化顔料、MC Blue 182−E)8.0gを添加し、攪拌混合した水溶液Aを調整した。上記作業は窒素下にて行った。ソルビトール系界面活性剤(第一工業製薬製:ソルゲン50)1.0gをシクロヘキサン200mlに溶解した溶液を窒素置換された容器に加え、これに先に調整した水溶液Aを添加し、回転式攪拌装置を用いて高速攪拌して乳化させた。乳化後、反応系の温度を20℃に調節し、さらに溶液を攪拌しながらこれにテトラメチルエチレンジアミンの50%水溶液を添加し、重合を行った。重合後、生成した着色高分子ゲルを回収し、純水で洗浄を行った。
その後、凍結乾燥法により着色高分子ゲル中の水分を除去した。乾燥状態の着色高分子ゲルに、蒸留後、モレキュラーシーブを加えて保存しておいたジメチルホルムアミド(DMF(体積抵抗率107Ωcm程度))を加えて非イオン性高分子ゲル粒子Cを膨潤させた。DMF中の吸液量は100g/gで、平均粒径は150μmだった。ゲル粒子の1質量%のDMF分散液を得た。
大きさ100mm×100mm、厚み2mmのガラス基板7、8の全面に、ITO(Indium Tin Oxide)層(導電層)をスパッタリング法により約0.1μmの厚みで均一に形成した。
基板7、8に、参考例1と同様にして隔壁を設けた。高さ180μm、幅20μmの隔壁を格子状に形成した。格子間隔(隔壁幅含まず)は120μmとした。さらに、基板外周部及び隔壁の一部をさらに積層して高さ200μmのスペーサを形成した。
隔壁上部及びスペーサー上部を、感光性黒色顔料含有樹脂を用いて黒色に塗った。トルエンに(ヘプタデカフルオロ‐1、1、2、2−テトラヒドロデシル)トリエトキシシランを攪拌しながら添加し、25質量%溶液を調整し、ここへ基板7を浸漬させ30分反応させた。110℃のオーブン内で加熱乾燥させた。基板8に約0.5μmの厚みでポリイミド層(絶縁層)を形成した。ポリイミド層は、ポリイミド前駆体を印刷法で基板表面に形成し熱処理して形成した。高分子ゲル粒子CのMeOH分散液を基板7のスペーサ上部まで満たし、基板8の絶縁層が基板7と内向し、各基板上の隔壁が基板の法線方向から見て重なるように注意して基板8を基板7上に載せた。MeOH膨潤溶媒中で高分子ゲルCは収縮状態であった。周囲を、1部を除き紫外線硬化樹脂で封止した。未封止部を通して膨潤溶媒をDMFへ置換した。最後に、溶媒置換口を紫外線硬化樹脂で封止し、表示素子Cを得た。光学素子Cの隔壁の部分の面積は、総基板面積の27%であった。
得られた光学素子Cは、対向させた電極間に35Vの直流電圧を印加することで、着色高分子ゲル粒子Cの体積が変化することが分かった。体積変化で8倍の変化量だった。着色高分子ゲル粒子が接する電極がカソードとなるときには着色高分子ゲル粒子は、膨潤し、逆にアノードとなるときには収縮した。これにより、電界に応じて着色高分子ゲル粒子は膨潤・収縮することがわかった。反射率から求めたコントラスト比は30以上あり、視認性に優れていた。一方、35V印加電圧の極性の反転による繰り返しを100回実施したが、粒子の凝集は見られず極めて安定であることも確認できた。反射率は、100−透過率(%)で算出した。
(帯電剤を含むイオン性高分子ゲル粒子D(着色アクリル酸ゲル)の作製)
黒色顔料(帯電剤)であるカーボンブラックを含有したイオン性高分子ゲル粒子を以下ようなプロセスによって製造した。1次粒径約0.1μmのカーボンブラック(昭和キャボット社製、ショウブラック:以下CBと略す)10gを界面活性剤としてエマルゲン909(花王製)0.3gを添加した蒸留水50mlに混合し、超音波分散装置を用いてCBを均一に分散させたCB分散溶液を調製した。モノマーとしてN−イソプロピルアクリルアミド7g、アクリル酸3g、架橋剤としてメチレンビスアクリルアミド0.02gを蒸留水18mlに溶解し、これに水酸化ナトリウム1.8gを混合してアクリル酸を中和したモノマ水溶液を調製した。この水溶液を先に調製したCB分散溶液と混合し、これをフラスコ中に入れ、脱気、窒素置換した。このモノマー混合物に重合開始剤として、蒸留水2mlに溶解した過硫酸アンモニウム0.2gを添加してモノマー溶液を得た。分散媒であるシクロヘキサン200mlをホモジナイザーの容器に入れ脱気、窒素置換した。ここへ、調整しておいたモノマー溶液を加え、ホモジナイザイーで高速攪拌して乳化した。さらに、重合促進剤としてテトラエチルエチレンジアミン0.1mlを添加し、20℃で5時間重合を行った。
DMF中の吸液量は150g/gで、平均粒径は80μmだった。高分子ゲル粒子Dの0.7質量%のDMF分散液を得た。
表示素子Dを、図5及び6を用いて説明する。図5は、表示素子Dの概略断面図を表し、図6は、表示素子Dにおける基板20と基板上に設けられた隔壁26とを表す斜視図である。
厚さ100μmの透明ポリエチレンナフタレートフィルム(基板)20及び22の全面にITO(Indium Tin Oxide)層(導電層)をスパッタリング法により約0.1μmの厚みで均一に形成した。フィルム20に、フォトレジストを塗布して、露光、現像、エッチングによりパターニングした後、フォトレジスト層の剥離除去を行い、2次元配列された個別画素電極24を有するシート20を形成する。こうして形成した透明な個別画素電極24は、それぞれの個別電極に電圧を印加できるように不図示のリード部が個別電極間にパターニングされている。
個別画素電極24のサイズ及びパターンは、60μm角で、後で形成する隔壁の中心に位置するよう10μm間隔で形成した。
この格子状隔壁26の各凹部の空間に高分子ゲルDの分散液を充填した。絶縁層28上の隔壁26最上部に対応する面にのみ、感光性黒色樹脂組成物を用いて黒色の着色領域30を形成後、光硬化性接着剤をフィルム22に薄く塗布し、フィルム20上にフィルム22を密着させ紫外線照射により該接着剤を硬化させ接着する。その後、フィルム20及びフィルム22の周囲をエポキシ系接着剤にて封止部32を形成した。個別画素電極24に不図示の電界付与手段を設け表示素子Dを得た。光学素子Dの隔壁の部分の面積は、総基板面積の71%であった。
得られた表示素子Dは、対向させた電極間に35Vの直流電圧を印加することで、高分子ゲル粒子Dの体積が変化することが分かった。体積変化で8倍の変化量だった。高分子ゲル粒子Dが接した電極がカソードとなるときには高分子ゲル粒子Dは膨潤し、逆にアノードとなるときには収縮した。これにより、電界に応じて高分子ゲル粒子Dは膨潤・収縮することがわかった。各個別電極毎に着色消色状態を制御した。反射率から求めたコントラスト比は20以上あり、視認性に優れていた。一方、35V印加電圧の極性の反転による繰り返しを100回実施したが、粒子の凝集は見られず極めて安定であることも確認できた。
ガラス基板1に隔壁を設けなかった以外は参考例1と同様にして、光学素子Xを作製した。
光学素子Xは、室温20℃では青色で透過率20%だった。これを50℃に加熱すると無色に変化し透過率は70%だった。この色変化は可逆的だったが、10回繰り返し後には、色変化しなくなった。ゲル粒子を観察すると凝集が起こり、ほとんど体積変化しなくなっていた。
5、5’ 隔壁
6 着色領域
7 高分子ゲル
9 液体
10 高分子ゲル組成物層
11 封止部
13 スペーサー
15 電極
100 光学素子
Claims (9)
- 対向する一対の基板と、前記一対の基板間に挟持された、刺激により液体を吸収・放出して可逆的に体積変化する特性を有し調光用材料を含有する高分子ゲルと液体とを含む高分子ゲル組成物層とを有する光学素子であって、
前記一対の基板の一方は、前記高分子ゲル組成物層を分割する光透過性の隔壁を有し、前記隔壁は、前記一対の基板の一方の基板から他方の基板に向けて備えられてなり、前記隔壁の頂点部と前記他方の基板との間の最短距離は収縮状態の前記高分子ゲルの直径あるいは短径よりも小さく、且つ、前記隔壁の頂点部は前記他方の基板と接しておらず、前記一方の基板と前記隔壁とが接する部分を含む、前記一方の基板の前記高分子ゲルの膨潤によっても調光能を示さず光透過可能な面は、着色されている光学素子。 - 前記一対の基板と前記隔壁とで囲まれた空間に、前記高分子ゲルが少なくとも1個存在する請求項1に記載の光学素子。
- 前記隔壁の一部又は前記基板の一部が着色されている請求項1又は2に記載の光学素子。
- 前記高分子ゲルは、帯電性高分子ゲルである請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光学素子。
- 前記帯電性高分子ゲルは、イオン性高分子ゲルである請求項4に記載の光学素子。
- 前記帯電性高分子ゲルは、帯電剤を含むイオン性高分子ゲルである請求項4に記載の光学素子。
- 前記帯電性高分子ゲルは、帯電剤を含む非イオン性高分子ゲルである請求項4に記載の光学素子。
- 前記液体の体積抵抗率は、103Ωcm以上である請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光学素子。
- 前記基板の少なくとも一方は、絶縁層を有する請求項1乃至8のいずれか1項に記載の光学素子。
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