JP4597697B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4597697B2 JP4597697B2 JP2005039420A JP2005039420A JP4597697B2 JP 4597697 B2 JP4597697 B2 JP 4597697B2 JP 2005039420 A JP2005039420 A JP 2005039420A JP 2005039420 A JP2005039420 A JP 2005039420A JP 4597697 B2 JP4597697 B2 JP 4597697B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- image forming
- rotational angular
- forming apparatus
- fluctuation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 90
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 65
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 32
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 27
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims description 26
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 23
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 14
- 239000003086 colorant Substances 0.000 claims description 9
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims description 8
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 313
- 238000000034 method Methods 0.000 description 40
- 230000008859 change Effects 0.000 description 34
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 33
- 230000006870 function Effects 0.000 description 21
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 20
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 19
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 15
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 14
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 14
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 12
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 11
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 9
- 230000008569 process Effects 0.000 description 9
- 239000000976 ink Substances 0.000 description 8
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 7
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 7
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 7
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 7
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 7
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 6
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 6
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 6
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 5
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 5
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 4
- 230000001186 cumulative effect Effects 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 4
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 4
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 4
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 4
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 3
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 2
- 239000000969 carrier Substances 0.000 description 2
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 2
- HEZMWWAKWCSUCB-PHDIDXHHSA-N (3R,4R)-3,4-dihydroxycyclohexa-1,5-diene-1-carboxylic acid Chemical compound O[C@@H]1C=CC(C(O)=O)=C[C@H]1O HEZMWWAKWCSUCB-PHDIDXHHSA-N 0.000 description 1
- 239000004988 Nematic liquid crystal Substances 0.000 description 1
- 241000519995 Stachys sylvatica Species 0.000 description 1
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 230000008094 contradictory effect Effects 0.000 description 1
- 238000013500 data storage Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 1
- 239000004615 ingredient Substances 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 description 1
- 238000013139 quantization Methods 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 description 1
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
- Ink Jet (AREA)
Description
この画像形成装置では、例えばイエロー、マゼンタ、シアンおよび黒の各単色画像を形成する画像形成ユニット18Y、18M、18C、18Kが記録用紙の搬送方向に沿って順次配置されている。そして、図示しないレーザ露光ユニットにより各感光体ドラム40Y、40M、40C、40Kの表面に形成された静電潜像が各画像形成ユニット18Y、18M、18C、18Kで現像されることにより各色トナー像が形成される。各色トナー像は、静電力により搬送ベルト210に担持搬送される図示しない記録用紙上に順次重ね合わられて転写される。その後、定着装置25によってトナーが溶融圧着されることにより、各色トナー像が互いに重なり合った重ね画像(カラー画像)が記録用紙上に形成される。搬送ベルト210は、互いに平行に配置された駆動ローラ215及び従動ローラ214に適当なテンションで掛け渡される。駆動ローラ215は、図示しない駆動モータによって所定の回転速度で回転駆動され、それに伴い搬送ベルト210も所定の速度で無端移動する。記録用紙は給紙機構によって所定のタイミングで搬送ベルト210の画像形成ユニット18Y、18M、18C、18K側に供給され、搬送ベルト210の移動速度と同一速度で移動して搬送されることにより、各画像形成ユニットを順次通過する。
なお、図18に示すように、各画像形成ユニット18Y、18M、18C、18Kの感光体ドラム40Y、40M、40C、40Kの表面に形成された各単色画像を、一旦中間転写ベルト10上に順次重なり合うように転写した後、これを記録用紙上に一括転写する中間転写方式を採用したタンデム型画像形成装置もある。この装置においても、中間転写ベルト10の移動速度が一定速度に維持されないと、同様に色ずれが発生する。
図5は、駆動ローラに巻き付いたベルト部分を、その駆動ローラの軸方向から見たときの拡大図である。ベルト10は、ベルト断面の外周側が伸び、内周側が圧縮されて駆動ローラ14に巻き付いている。
ベルト10の移動速度を決定するベルトピッチ線は、ベルト材質が均一の単層ベルトで、ベルト断面の外周側と内周側との伸縮度がほぼ一致する場合、そのベルト厚み方向の中央部となる。多層構造のベルトなどにおいては、硬質な層と軟質な層との間で互いに伸縮性が異なる結果、ベルト厚み方向の中央からズレた位置となる。このローラ表面からベルトピッチ線までの距離(以下、「PLD(Pitch Line Distance)」という。)は、下記の数1に示す式で表すことができる。
また、特許文献2に記載の画像形成装置は、複数の画像ステーションにより中間転写ベルト上にレジストパターンをそれぞれ形成し、これらのレジストパターンを検出して中間転写ベルト上の各レジストパターンの位置ずれ情報を取得する。そして、その位置ずれ情報から位置ずれ量の平均値を算出する。これにより、複数の画像ステーションでそれぞれ形成されたトナー画像間の位置ずれの平均値が最小になるように、各画像ステーションに対する露光手段の画像形成タイミングを調整する。
また、特許文献3に記載の画像形成装置は、記録用紙の搬送ベルトに従動回転する速度検出ローラにより搬送ベルトの速度を検出し、速度検出ローラの偏心による検出誤差を補正した新しい搬送ベルトの速度データを得る。そして、その新しい搬送ベルトの速度データに基づいて記録用紙への書き込みタイミングを調整している。
また、上記特許文献2に記載された画像形成装置においては、ベルト移動速度の変動を検出するのに、少なくともベルト1周分の検出用パターンをベルト上に形成する必要がある。そのため、この検出用パターンの形成のために多くのトナーを消費してしまうという不具合がある。特に、ベルト移動速度の変動をより高い精度で検出するために、ベルト複数周分のベルト移動速度の変動情報の平均値をベルト移動速度の変動として把握する場合には、ベルト複数周分の検出用パターンを形成する必要があり、トナー消費の不具合はより深刻なものとなる。
また、上記特許文献3に記載された画像形成装置においては、ベルト移動速度の変動を検出するために、ベルトを支持するローラとは別に、速度検出ローラをベルト直線部に設置している。そのため、部品数の増加に伴う、コストの増大、装置の大型化という不具合がある。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記ベルト上に設けられた基準マークと、該ベルトの無端移動に伴って移動する該基準マークの移動経路と対向する位置に固定配置され、該基準マークを検知する基準マーク検知手段とを有し、上記データ処理手段は、上記駆動源からの回転駆動力により該ベルトを駆動したときの該基準マーク検知手段の検知結果を基準にした上記振幅及び上記位相のデータを上記記憶手段に記憶し、上記画像形成手段は、該基準マーク検知手段の検知結果を基準に、上記各設定情報に従って画像形成を行うことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、上記抽出手段は、上記差分データから、上記ベルトの一周期と同じ周期をもつ上記交流成分の基本波成分とその高調波成分とをそれぞれ抽出し、上記設定情報決定手段は、上記記憶手段に記憶された該交流成分の基本波成分及びその高調波成分の振幅及び位相に基づいて上記各設定情報を決定することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の画像形成装置において、上記高調波成分は、上記基本波成分の10倍未満の高調波成分であることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記設定情報決定手段は、上記駆動支持回転体及び上記従動支持回転体のうちの一方の支持回転体の半径と、該一方の支持回転体表面からこれに接触している上記ベルトの接触部分の移動速度の基準となるピッチ線までの距離との和、他方の支持回転体の半径と、該他方の支持回転体表面からこれに接触している該ベルトの接触部分の移動速度の基準となるピッチ線までの距離との和、及び、該一方の支持回転体に接触している該ベルトの接触部分の中央から該他方の支持回転体に接触している該ベルトの接触部分の中央までの該ベルトの移動時間を考慮して、上記記憶手段に記憶されている振幅及び位相のデータを処理し、処理後の振幅及び位相のデータに基づいて上記各設定情報を決定することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記駆動支持回転体及び上記従動支持回転体の回転角変位又は回転角速度は、所定のタイミングで上記検出手段が画像形成時に検出したものであり、上記データ処理手段は、上記記憶手段に記憶されている振幅及び位相のデータを、上記抽出手段が抽出した交流成分の振幅及び位相のデータによって更新することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記抽出手段は、上記差分データから上記ベルトの複数周期分の上記交流成分を抽出し、上記設定情報決定手段は、上記記憶手段に記憶されている複数周期分の交流成分の振幅及び位相のデータに基づいて上記各設定情報を決定することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記抽出手段が抽出した上記交流成分から、上記駆動支持回転体及び上記従動支持回転体うちの少なくとも一方の回転周期と同じ周期をもつ交流成分を除去する支持回転体回転周期成分除去手段を有し、上記データ処理手段は、該支持回転体回転周期成分除去手段による除去後の交流成分の振幅及び位相のデータを上記記憶手段に記憶することを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記駆動支持回転体及び上記従動支持回転体のうちの一方の支持回転体に接触している上記ベルトの接触部分の中央から他方の支持回転体に接触している該ベルトの接触部分の中央までの該ベルトの移動距離は、上記ベルトの半周期に対応する長さであることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記駆動支持回転体及び上記従動支持回転体の半径が互いに等しく、かつ、該駆動支持回転体及び該従動支持回転体に接触している上記ベルトの接触部分のベルト移動距離が等しいことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記検出手段の検出結果に基づいて上記駆動源の駆動制御を行う駆動制御手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記検出手段を当該画像形成装置に対して着脱可能に構成したことを特徴とするものである。
図1は、本発明を適用する画像形成装置としての複写機の一例を示す概略構成図である。
図1において、符号100は複写機本体であり、符号200はそれを載せる給紙テーブルであり、符号300は複写機本体100上に取り付けるスキャナであり、符号400はさらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)である。この複写機は、タンデム型で中間転写(間接転写)方式を採用する電子写真複写機である。
本実施形態の複写機では、中間転写ベルト10を一定速度で移動させる必要がある。しかし、実際には、中間転写ベルト10の周方向におけるPLD変動によって、そのベルト移動速度に変動が生じる。中間転写ベルト10のベルト移動速度が変動すると、実際のベルト移動位置が目標とするベルト移動位置からずれてしまい、感光体ドラム40Y、40M、40C上の各トナー画像の位置が中間転写ベルト10上でずれて色ずれが発生する。また、画像全体でみると、ベルト移動速度が相対的に速い時に中間転写ベルト10上に転写された画像全体は本来よりもベルト周方向に引き延ばされた画像となり、逆に、ベルト移動速度が相対的に遅い時に中間転写ベルト10上に転写された画像は本来の形状よりもベルト周方向に縮小された画像となる。
図2は、中間転写ベルト駆動装置の主要部を示す断面模式図である。
中間転写ベルト10は、駆動支持回転体としての第1の支持ローラ14(以下、「駆動ローラ」という。)に対してベルト巻付角θ2で巻き付いており、従動支持回転体としての第2の支持ローラ15(以下、「従動ローラ」という。)に対してベルト巻付角θ1で巻き付いている。中間転写ベルト10は、図中矢印Aの方向に無端移動する。従動ローラ15には、1つ目の回転情報(回転角変位又は回転角速度の情報)を検出する検出手段としての図示しないロータリエンコーダが設けられている。この検出手段としては、従動ローラ15の回転角変位又は回転角速度が検知できるものであればよい。
駆動ローラ14は、伝達機構18を介して駆動源としてのモータ17からの回転駆動力が伝達されるようになっている。具体的には、モータ17からの回転駆動力は、モータの出力軸17aに伝達される。出力軸17aに伝達された回転駆動力は、出力軸17aと接触している第1の回転体に18a伝達される。第1の回転体18aに伝達された回転駆動力は、第1の回転体と接触している第2の回転体18bに伝達され、第2の回転体18bと接触している駆動軸15aに伝達されて駆動ローラ14を回転せしめる。
上記数2からPLD変動の振幅「Bta」があると、ベルト駆動位置Xにおけるベルト移動速度Vbが変化することがわかる。
図2に示すように、従動ローラ15のベルト巻付角θ1の(1/2)上における中間転写ベルト10の中央部をベルト従動位置Yと仮に設定し、このベルト従動位置での速度とする。上記ベルト駆動位置Xからベルト従動位置Yまでの距離は、ベルト一周の長さを2π[rad]とするとき、その位相差をτ[rad]と表すことができる。そして、ベルトが巻付いている時の従動位置Yにおけるベルト移動速度Vbは、下記の数3に示す式で表すことができる。この式中の「re」は従動ローラ15の半径であり、「ωe」は従動ローラ15の回転角速度である。ここで、「κe」は従動ローラ15側でのベルトPLD変動実効係数であり、駆動ローラ14と従動ローラ15とでローラ表面材質、ベルト巻付き量が異なる構成が考えられるため、別の係数を設定した。
図6(a)は、横軸をベルト1周を2π[rad]とした時のベルトの位置(rad)とし、縦軸をベルトの移動速度として、支持ローラが一定の回転角速度(ω=定数)で回転している場合の各ベルト位置でのベルト移動速度VbのグラフAと、ベルトが一定速度(Vb=定数)で回転している場合の各ベルト位置での支持ローラの回転角速度ωから実効半径で換算したベルトの移動速度のグラフBとを示した図である。なお、図中符号Eで示すものは、ベルトPLDの変動を示している。図6(a)のグラフAからわかるように、支持ローラが一定の回転角速度で回転している場合(ω=定数)、ベルト移動速度Vbは、ベルトPLDが最大の部分で速度が最大となり、ベルトPLDが最小の部分で速度が最小となっている。一方、図6(a)のグラフBからわかるように、ベルト速度を一定(Vb=一定)とした場合は、支持ローラの回転角速度ωから換算したベルト移動速度は、ベルトPLDが最大の部分で速度が最小となり、ベルトPLDが最小の部分で速度が最大となっている。つまり、グラフBは、実際のベルト移動速度は一定であるにも関わらず、ベルトPLD変動により、支持ローラの回転角速度ωからは、ベルト移動速度が変動しているように誤検出されることを示している。これは、上記数2や上記数3に示した数式からわかるように、支持ローラの回転角速度ωと、ベルト速度Vbと、ベルトPLDとの間には、Vb=(R+PLD)×ωの関係が成り立っているからである。
駆動ローラ14を一定の角速度(ωd=一定)で回転させた場合、ベルト移動速度Vbは、ベルトのPLD変動の影響により図6(a)のグラフAの波形のように変動する。一方、従動ローラ15の回転角速度ωeは、上述した速度変動の影響を受ける。PLD変動の影響を考慮しなければ、従動ローラの回転角速度ωeから得られるベルト移動速度は、上述したベルト移動速度Vbの変動と同様の波形となる。しかしながら、実際は、従動ローラ15の回転角速度ωeから得られるベルト移動速度は、ベルトのPLD変動の影響によって、図6(a)に示すグラフBのような変動成分が加わる。すなわち、従動ローラ15の回転角速度ωeから得られるベルト移動速度は、図6(a)のグラフAの波形とグラフBの波形とが重畳されたような波形となる。
図6(b)のグラフAは、駆動ローラ14を一定の回転角速度で駆動した場合のベルト移動速度Vbである。また、グラフCは、駆動ローラ14を一定の回転角速度で駆動した場合の従動ローラ15の回転角速度ωeから得られるベルト移動速度である。また、グラフB’は、中間転写ベルト10を一定の移動速度で駆動したときの従動ローラ15の回転角速度ωeから得られるベルト移動速度である。また、グラフEjは、図2に示す従動位置YにおけるベルトPLD変動である。グラフEdは、図2に示す駆動位置XにおけるベルトPLD変動である。
また、図6(b)からわかるように、グラフCに係る従動ローラ15の回転角速度ωeをロータリエンコーダで検出する場合、位相差τがπ[rad]若しくはその奇数倍であれば、グラフB’がグラフAと同一波形となる。このとき、グラフB’の波形とグラフAの波形とを重畳したグラフCの波形の振幅は、最大(図示の例ではグラフAの波形の振幅の2倍)になる。すなわち、駆動ローラ14と従動ローラ15との距離がベルトPLD変動の周期の1/2に設定できれば、ロータリエンコーダによる従動ローラ15の回転角速度ωeの検出感度が最大になる。このことから、従動ローラ15は、駆動ローラ14に対して、ベルト上での距離がなるべく距離が離れている方が好ましい。実際には、画像形成装置で機能性を持たせたベルト搬送経路を考慮すると、位相差τを中間転写ベルト10の周期のちょうど1/2に設定することは困難であるが、なるべくその近くに設定することで検出感度が高くなる。なお、ベルトPLD変動の周期がベルト周期の2倍以上である場合は、上記位相差τをベルト厚み変動の周期のπ若しくはその奇数倍に設定することで、高い検出感度を得ることができる。
まず、従動ローラ15の回転角速度ωeは、上記数2と数3に示した式より、下記の数4に示す式で表すことができる。ただし、rd+PLDaveを実効半径Rd、re+PLDaveを実効半径Reとした。
なお、上記数10のK及びβは、下記の数11及び数12に示す式から算出されるものである。
また、位相に対する補正値ΤCAは、下記の数14に示す式で表すことができる。
同様に、駆動ローラ14が一定の回転角速度で駆動したときの中間転写ベルト10の駆動ローラによるベルト移動速度変動成分(グラフA)に変換するための係数ηCAと、位相に対する補正値ΤCAは、下記の数15及び数16に示す式でそれぞれ表すことができる。
また、駆動ローラ14と従動ローラ15の実効半径Rを同一として、さらにベルトPLD変動実効係数κも同一となる構成にすることで、上記数11及び上記数12に示した式が簡略化されることがわかる。このことから、駆動側と従動側のκがほぼ同一となるように巻付き角を一致させることが、ベルト移動経路の設計をする上で望ましい。また、巻付き角がある角度を超えると、つまり、駆動ローラ14と従動ローラ15の巻付き角を十分に大きくすると、ベルトPLD変動実効係数κは、巻付き角に依存せずに中間転写ベルト10の構造固有の値に安定することが本発明者らの実験から判明した。よって、駆動ローラ14と従動ローラ15の巻付き角を両方とも十分に大きくすることで、ともにκの比を1にすることが可能である。
中間転写ベルト10の移動速度が一定であると仮定した場合、駆動ローラ14の回転角速度を示す波形は、図6(b)に示したグラフAの波形に対してπだけ位相がずれたものとなる。このときの従動ローラ15の回転角速度の波形は、図6(b)に示したグラフB’の波形となる。駆動ローラ14における回転角速度(グラフAの波形に対して位相がπだけずれた波形)と、従動ローラ15における回転角速度(グラフB’の波形)との差分は、図6(b)に示したグラフCの波形(駆動ローラ14を一定の回転角速度で駆動したときの従動ローラ15の回転角速度)と一致する。このことから、駆動ローラ14の回転角速度を一定としなくても同様であることがわかる。
また、同様に、上述した2つのローラ14,15の回転情報に代えて、2つの従動ローラの回転情報を用いても同様である。この場合、これらの2つの従動ローラにロータリエンコーダ等を設置して、その回転角速度又は回転角変位を検出する。ここでも、一方の従動ローラの回転角速度から他方の従動ローラの回転角速度を差し引くことで、一方の従動ローラを一定に回転させたときと同様のベルトPLD変動に起因したベルト移動速度の変動成分を得ることができる。
また、駆動ローラ14と従動ローラ15の回転角速度に代えて、回転角変位(位置)でも同様の原理が適用される。これは、回転角速度を積分したものが回転角変位となるからである。この場合、上述した各数式については、sin関数がcos関数に変換され、振幅が変わり、定常偏差が発生する。しかし、本原理で重要な点は、上述したグラフA、B、C間における振幅と位相の関係であり、この関係は、回転角速度でも回転角変位でも変わりはない。つまり、グラフA、B、Cを回転角変位について変換したとしても、上記と同様の数式で表現された振幅値の変換係数ηと位相の補正値Tが求められるからである。
図7は、ベルト駆動制御装置のブロック図である。
このベルト駆動制御装置は、モータ駆動部615と、コントローラ部614とを備えている。モータ駆動部615は、ステッピングモータや振動波モータからなるモータ17と、モータドライバ603と、駆動パルス生成部604とから構成されている。このモータ駆動部615は、コントローラ部614から出力される信号に応じて、駆動パルス生成部604で駆動パルス列が出力される。それをモータドライバ603が受けて、駆動電流をモータの各相に流す。また、駆動パルス生成部604は、後述する比較器605からの制御基準信号とエンコーダ出力信号との差分を駆動パルスに変換する。また、比較器605からの信号は目標値との偏差であるため、駆動パルス生成部604は、その偏差が小さくなるようにモータを駆動する機能も併せもっている。具体的には、駆動パルス生成部604にPID制御器などを組み込み、制御対象のベルトが目標速度に対して偏差やオーバーシュート、発振が無いように調整してから、駆動パルス列を出力するようになっている。なお、モータ17はDCサーボモータでもよい。この場合、モータ駆動部615には、サーボアンプ、ループフィルタとチャージポンプとを備えた出力制御部が設けられる。
また、駆動入力信号は、これに限らず、例えば、駆動ローラ14にロータリエンコーダを設けて、このロータリエンコーダの出力信号を駆動入力信号としてもよい。
一方、エンコーダの検出内容が回転角変位の場合、ロータリエンコーダの出力波形(パルス波)をカウントして回転角変位をエンコーダ回転検出部610で算出してからベルト位置ずれ演算部616へ駆動出力信号を送信する。または、回転角速度の検出結果をエンコーダ回転検出部610で積分して、コントローラ部614へ駆動出力信号を送信するようにしてもよい。
また、従動ローラ15の径を考慮して、ベルト1周回分に相当する従動ローラ15の累積回転角変位を設定するようにしてもよい。この場合、従動ローラ15に設置されたロータリエンコーダで回転角変位を検出して、設定した累積回転角変位になったときに仮想ホームポジション信号が発生するようにする。
また、ベルトが設定された平均移動速度で駆動する場合には、ベルト回転周期に相当する時間間隔のクロック信号を設定してもよい。
以上のような仮想ホームポジション信号を基準に累積回転角変位や経過時間を管理することで位相を把握できる。
このベルト変動検出部608は、変換部803、比較器804、周期変動サンプル部805、変動振幅・位相検出部806から構成されている。変換部803は、モータ17から出力された駆動入力信号を従動ローラ15の回転角速度として変換するものである。例えば、駆動入力信号がモータ駆動信号の場合、モータ17が減速器を介して駆動ローラに接続されているときには、減速比を考慮して、モータ駆動信号を駆動ローラ14の回転角速度に変換する。更に、駆動ローラ14と従動ローラ15の径比を考慮して、従動ローラの回転角速度相当に変換する。また、仮に駆動入力信号802と出力信号807がそれぞれ速度情報と位置情報といったように互いに異なる情報である場合には、駆動出力信号を駆動入力信号に一致させるように、変換部803に積分器又は微分器が付加される。比較器804は、抽出手段として機能し、駆動出力信号807と変換部803で変換された駆動入力信号803とを比較し、その差分が周期変動サンプル部805に出力される。この周期変動サンプル部805に出力される差分情報は、上述したようにベルトPLD変動に起因した変動成分である。周期変動サンプル部805は、データ処理手段として機能し、ベルト1周期のベルトPLD変動に起因した変動成分(交流成分)を記憶手段としてのメモリに記憶する部分である。周期変動サンプル部805は、ホームポジション信号又は仮想ホームポジション信号(以下、ホームポジション信号とする。)を検知すると、メモリにベルトPLD変動に起因した変動成分(交流成分)の記憶を開始する。そして、再びホームポジション信号を検知した時点で、メモリへの変動成分(交流成分)の記憶を停止する。これにより、ベルト1周期分の変動成分(交流成分)がメモリに記憶される。
図中点線で示したベルト変動検出部809は、少なくとも図7のベルト変動検出部608と同等の機能を有している。フィルタ部900は、Filter1(901)、Filter2(902)、DC除去部903を有している。比較器804から出力されたベルト変動成分は、Filter1(901)、Filter2(902)、DC除去部903を通過して周期変動サンプル部805に送られる。Filter1(901)は、高周波のノイズ成分を除去することを目的に設計されている。Filter1(901)は、ベルトの回転変動が0.1〜5[Hz]であるときに、100[Hz]以上の信号を除去する。このとき、折返し成分が発生しないように、また、ベルト回転変動周辺の信号が変化しないようにすることが望まれる。このような条件を満たすフィルタとしては、FIRローパスフィルタが挙げられる。このようにFilter1(901)により高周波ノイズを除去することで、低価格なロータリエンコーダを使用することが可能になる。高周波ノイズには、ロータリエンコーダを使用して回転量を検出した場合に発生する量子化ノイズがあり、分解能の低いロータリエンコーダを使用した場合に高周波ノイズが顕著に表れ、ベルト周期変動検出に問題となる。しかし、本実施形態では、Filter1(901)で高周波ノイズを除去するので、分解能の低いロータリエンコーダによる検出が可能となり低価格でかつ高精度な回転検出が実現できる。
横軸は時間で、縦軸には回転角変位の変動値を回転角ラジアン[rad]で示している。なお、中間転写ベルト10の移動速度は一定としている。符号1001で示すグラフは、Filter1(901)及びFilter2(902)を通過していないベルト変動成分である。符号1003で示す印は、ホームポジション信号の出力タイミング(ベルト一周期)を示している。図10からわかるように、Filter1(901)及びFilter2(902)を通過したベルト変動成分1002は、ノイズが除去されて滑らかな正弦関数となっていることがわかる。
転写位置ずれ演算部607は、設定情報決定手段として機能し、ベルト変動検出部608で得られたベルト回転周期で発生するベルトPLD変動によるベルト速度変動の基本波成分及び高調波成分の振幅と位相の数値を取得する。そして、駆動ローラ14を一定の回転角速度で駆動しながら画像形成を行う場合には、上記数15に示した式の振幅変換係数ηCA及び上記数16に示した式の位相変換値TCAを用いて、駆動ローラ14を一定の回転角速度で駆動したときに発生が予測される転写位置ずれ量を演算する。また、本実施形態のように、従動ローラ15が一定の回転角速度となるようにベルト駆動をフィードバック制御しながら画像形成を行う場合には、上記数13に示した式の振幅変換係数ηCB及び数14に示した式の位相変換値TCBを用いて、予測される転写位置ずれ量を演算する。
グラフ131は、フィルタ処理後のサンプルデータである。これに対して、グラフ132は、サンプルデータを直交検波処理により振幅と位相を検出して正弦関数で近似したグラフである。縦軸は、従動ローラ15の回転角変位[rad]にそのローラ実効半径(従動ローラ半径+ベルト平均PLD)を乗算して得たベルト位置ずれ量[μm]である。横軸は、時間であり、本実施形態の場合には、約6.5秒で中間転写ベルト10が1回転する。ベルト変動検出部608で得られたグラフ132の振幅値に上記数15に示した式の振幅変換係数ηCAを乗算し、その位相値に上記数16に示した式の位相変換値TCAを加算することで、駆動ローラ14を一定の回転角速度で駆動したときの転写位置ずれの正弦関数であるグラフ133が得られる。また、グラフ132の振幅値に上記数13に示した式の振幅変換係数ηCBを乗算し、その位相値に上記数14に示した式の位相変換値TCBを加算すれば、中間転写ベルト10が一定の移動速度で駆動しているときの従動ローラ15で見られる誤検出のベルト位置ずれであるグラフ134が得られる。フィードバック制御時には、従動ローラ15が一定の回転角速度になるように制御されるので、グラフ133を反転した数値が転写位置ずれ量となる。ちなみに、これらのグラフ132、グラフ133及びグラフ134は、図6(b)に示したグラフC、グラフA及びグラフB’の関係に相当する。
縦軸は、導出したベルト位置変動から補正手段に合わせて転写タイミングの補正量に換算している。横軸は、ホームポジション信号を基準にした時間である。本実施形態では、各色トナー像は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に中間転写ベルト10上に転写される。このグラフから、ホームポジション信号が検知されたタイミングでYの転写が開始されることがわかる。本実施形態では、転写タイミングの補正量の正弦関数の位相を管理し、その位相に応じて、各色の転写タイミングの補正量を決める。このように転写タイミングを補正することで、ベルトPLD変動による転写位置ずれを抑制することが可能となる。ここでは、各色の転写タイミングをそれぞれ補正する場合について説明したが、任意の色を基準に他色の転写タイミングの補正を行ってもよい。例えば、Kの転写タイミングの補正は行わず、Kを基準に、Y、M、Cの転写タイミングを補正する場合、先程のKの転写タイミングの補正量と各色の補正量の差分量を算出し、それをC、M、Yでの補正量とする。この差分量は、全く転写位置ずれを補正しない場合の色間の位置ずれを表しているので、これを補正量とすることで、色間の位置ずれが抑制される。この場合、補正手段の構成が簡易となり、記録用紙に対する画像のズレは発生することはあるが、色ズレを抑制することができる。
また、図1や図17に示すタンデム型画像形成装置では、潜像担持体としてドラム状の感光体を用いているが、これに代えてベルト状の感光体ベルトを用いた場合には、そのベルトのPLD変動によるベルト速度変動に起因して色ズレやバンディングといった画質劣化が生じる。この場合も、その感光体ベルトについて、上記中間転写ベルト10の場合と同様にベルト速度変動を検出し、これに基づいて感光体ベルトに対する露光装置21の書込タイミング等を制御することで、色ズレやバンディング等の画質劣化を抑制できる。
また、図示しないが、1つの潜像担持体上に各色トナー像を順次形成して、これらのトナー像を中間転写体又は記録材等の被転写体に順次転写して重ね画像を形成するような画像形成装置においても、その潜像担持体として感光体ベルト等の無端状ベルトを用いた場合には、そのベルトのPLD変動によるベルト速度変動に起因して色ズレやバンディングといった画質劣化が生じ得る。この場合も、その感光体ベルトについて、上記中間転写ベルト10の場合と同様にベルト速度変動を検出し、これに基づいて感光体ベルトに対する露光装置21の書込タイミング等を制御することで、色ズレやバンディング等の画質劣化を抑制できる。
また、電子写真方式の画像形成装置に限らず、無端状ベルトからなる搬送ベルト(記録材搬送部材)に担持搬送される記録材面に複数色のインクを吐出し、各色インクによる複数の画像が重なり合った重ね画像を形成するインクジェット方式の画像形成装置についても、その無端状ベルトのベルトのPLD変動によるベルト速度変動に起因して色ズレやバンディングといった画質劣化が生じ得る。この画像形成装置は、複数色のインクをそれぞれ吐出する吐出口を備えたヘッド部と、該ヘッド部との対向位置に記録材を担持搬送する無端状ベルトからなる記録材搬送部材とを備え、該吐出口からインクを吐出して該記録媒体上に画像を形成するものである。このような画像形成装置についても、その搬送ベルトについて、上記中間転写ベルト10の場合と同様にベルト速度変動を検出し、これに基づいて搬送ベルト上の記録材に対する各色インクの吐出タイミング等を制御することで、色ズレやバンディング等の画質劣化を抑制できる。なお、この場合、上述した転写位置ずれは、ドット位置ずれに置き換わる。
図13は、露光装置21の構成を示す説明図である。この露光装置21は、4つの画像形成部18を走査するものであって、2つの画像形成部18ずつに2分割し、単一のポリゴンミラーの対向する側からビームを入射して、相反する方向に偏向、走査する対向走査方式を採用したものである。上述したように、4つの感光体ドラム40Y、40M、40C、40Kは、中間転写ベルト10の移動方向に沿って等間隔で配列され、順次異なる色のトナー像を中間転写ベルト10上に転写して重ね合わせることでカラー画像を形成する。図示するように各感光体ドラム40Y、40M、40C、40Kを露光する露光装置21は一体的に構成され、ポリゴンミラー106により光ビームを走査する。ポリゴンミラーの回転方向は同一であるので、走査方向は対向する側で相反する方向となり、一方の書出し位置ともう一方の書き終わり位置とが一致するように画像を書き込んでいく。
非平行平板117、118、119は、いずれか一面を主または副走査方向にわずかに傾けたガラス基板であり、基準色を除くステーション(本実施形態では、光源ユニット109からのビーム以外)に配備され、光軸周りに回転制御することで各走査位置を安定的に保持する。
ポリゴンミラー106は、6面ミラーで、本実施形態では2段に構成され、偏向に用いていない中間部をポリゴンミラーの内接円より若干小径となるように溝を設けて風損を低減した形状としている。1層の厚さは約2[mm]である。尚、上下のポリゴンミラーの位相は同一である。fθレンズ120、121も2層に一体成形または接合され、各々、主走査方向にはポリゴンミラーの回転に伴って感光体面上でビームが等速に移動するようにパワーを持たせた非円弧面形状となし、各ビーム毎に配備されるトロイダルレンズ122、123、124、125とにより各ビームを感光体面上にスポット状に結像し、潜像を記録する。
各色の画像形成部18は、ポリゴンミラーから感光体ドラム40Y、40M、40C、40Kの面に至る各々の光路長が一致するように、また、等間隔で配列された各感光体ドラムに対する入射位置、入射角が等しくなるように、複数枚(実施形態では1つの画像形成部あたり3枚ずつ)の折り返しミラーが配置される。
図14は、光軸変更手段である非平行平板の支持部における斜視図である。
非平行平板321は、円筒状のホルダ部材322中央枠内に固定され、軸受部323を形成した支持部材324にホルダ部材に形成した一対の鍔部326を切欠に合わせて挿入し、水平に戻すことで鍔部326が裏側に引っ掛かり、支持部材に密着した状態でかん合部325を基準に回転可能に保持される。支持部材324は、上記したように底面を基準にハウジングにねじ止めされ、軸受部323の回転中心が光源ユニットの射出軸と中心が合うように高さHが各々設定されており、回転によってビームの射出軸をわずかに傾けることができる。ホルダ部材の一端にはレバー部327が形成され、支持部材に形成した貫通穴330に係合され固定されているステッピングモータ328の軸先端に形成した送りネジを螺合しており、その上下動に伴って非平行平板321を回動可能としている。尚、この際のバックラッシュをとるため、ホルダ部材のピン331と支持部材のピン332との間にスプリング329により引張力をかけ、一方向に片寄せする構成としている。
図15(a)及び(b)は、液晶偏向素子を用いた補正手段の例を示す説明図である。この補正手段は、本実施形態でプリズムが配置される光源からポリゴンミラーに至る光路中に、プリズムの代えて液晶偏向素子を配備することで図14に示した構成と同様の構成にできる。液晶偏向素子は、液晶を透明なガラス板間に封入した構成であり、一方のガラス板表面の上下に電極が形成されている。液晶としては誘電異方性を有するネマティック液晶等が用いられ、電極間に電位差を与えると、図15(b)中の右側に示す断面図のように電位の傾斜が発生し、液晶の配向が変化して屈折率分布を発生させて、プリズムと同様にビームの射出軸をわずかに傾けることができる。従って、副走査方向に電極を設けることで、印加電圧に応じて感光体面での走査位置を可変できる。
なお、上記したような透過型の光学素子に限るわけではなく、ガルバノミラー等の反射型の光学素子を用いても同様に構成できる。
図16は、周長が約800[mm]の中間転写ベルト10を用いて、A3用紙を連続して出力した場合の各用紙における単色画像の転写位置ずれ量を点線で区分けして示したものである。本実施形態では、A3用紙を連続で出力する場合は、用紙間隔は110[mm]となる。用紙1枚目から3枚目までの転写位置ずれを直線近似したものが133a、133b、133cである。それぞれの近似直線の傾きから各用紙の補正量を一定値で設定する。この傾き数値は、光軸調整手段の場合には駆動系速度(モータ駆動の場合にはモータの回転速度)、画像形成部18ごとに独立して露光装置を設けた場合にはポリゴンミラーの回転速度と半導体レーザの発光タイミングまたは発光素子の発光タイミング、に変換することができるため、用紙毎に各色一定値で設定して転写タイミングを補正することができる。これにより、各用紙上の図16の転写位置ずれ量の傾き分を補正することができる。
また、上述したように、本発明は、潜像担持体としての複数の無端状ベルト(感光体ベルト)上に、各色トナー像をそれぞれを形成する画像形成手段と、これらの複数の感光体ベルト上に形成された各色トナー像を互いに重ね合わせて被転写体としての中間転写体又は記録材上に転写する転写手段とを有する画像形成装置においても、同様の効果を発揮し得る。
また、本実施形態の複写機において、上記比較器804は、上記差分データから、上記中間転写ベルト10の一周期と同じ周期をもつベルト速度変動成分の基本波成分とその高調波成分とをそれぞれ抽出し、上記転写位置ずれ演算部607は、上記メモリに記憶されているベルト速度変動成分の基本波成分及びその高調波成分の振幅及び位相に基づいて上記各転写位置ずれ値を決定する。中間転写ベルト10PLD変動の分布は、ベルト一周に一周期(山と谷が1つずつ)とは限らず、ベルト一周に二周期、三周期といったPLD変動分布がある場合もある。よって、高調波成分として、二周期成分、三周期成分についての振幅と位相のデータも得ることで、様々なPLD変動分布をもつ中間転写ベルト10の速度変動に対応することができる。特に、上記高調波成分を、上記基本波成分の10倍未満の高調波成分に制限すれば、ロータリエンコーダの分解能やAD変換時に発生するノイズ成分(中間転写ベルト10の回転周期に対して10倍以上の高周波成分)を除去して、より高精度に転写位置ずれ値を決定することができる。
また、本実施形態の複写機において、上記転写位置ずれ演算部607は、上記2つの支持ローラ14,15のうちの一方の支持ローラの半径Rと、該一方の支持ローラに接触している中間転写ベルト10の接触部分の移動速度の基準となるベルトピッチ線距離PLDの平均値との和(R+PLDave)と、他方の支持ローラの半径Rと、該他方の支持ローラに接触している中間転写ベルト10の接触部分の移動速度の基準となるベルトピッチ線距離PLDの平均値との和(R+PLDave)と、該一方の支持ローラに接触している中間転写ベルト10の接触部分の中央から該他方の支持ローラに接触している中間転写ベルト10の接触部分の中央までの中間転写ベルト10の移動時間τを考慮して、上記メモリに記憶されている振幅及び位相のデータを処理し、処理後の振幅及び位相のデータに基づいて上記各転写位置ずれ値を決定する。これにより、より正確な転写位置ずれ量を算出できることが可能となる。
また、本実施形態の複写機において、ロータリエンコーダで検出する回転角変位又は回転角速度は、所定のタイミングでロータリエンコーダが画像形成時に検出したものであり、上記周期変動サンプル部805は、上記メモリに記憶されている振幅及び位相のデータを、上記比較器804が抽出したベルト速度変動成分の振幅及び位相のデータによって更新する。これにより、画像形成時においても、2つの支持ローラ14,15についての上記差分データからベルト速度変動成分の振幅と位相のデータを得て、新たな転写位置ずれ値を算出することができる。よって、ベルト速度変動成分を取得するための特別な動作(テスト動作など)が必要なくなる。したがって、画像形成しながら、環境変化や経時変化により中間転写ベルト10PLD変動分布が変化して転写位置ずれ量に変動が生じても、これに対応することができる。
また、本実施形態の複写機において、上記比較器804は、上記差分データから、上記中間転写ベルト10の複数周期分のベルト速度変動成分をそれぞれ抽出し、上記転写位置ずれ演算部607は、上記メモリに記憶されている複数周期分のベルト速度変動成分の振幅及び位相のデータに基づいて上記各転写位置ずれ値を決定する。2つの支持ローラ14,15についての差分データには、中間転写ベルト10と支持ローラとの間のスリップによるランダムな変動成分やノイズ成分が含まれる。複数周期分の差分データから上記中間転写ベルト10の一周期の変動成分の振幅と位相のデータを得ることで、これらに起因するベルト速度変動成分を減少させ、中間転写ベルト10のPLD変動によるベルト速度変動成分を強調することができる。これにより、より高精度な転写位置ずれ値の算出が可能となる。
また、本実施形態の複写機は、上記比較器804が抽出したベルト速度変動成分から、上記2つの支持ローラ14,15のうちの少なくとも一方の回転周期と同じ周期をもつベルト速度変動成分を除去する支持回転体回転周期成分除去手段としてのFilter2(902)を有している。そして、上記周期変動サンプル部805は、このFilter2(902)による除去後のベルト速度変動成分の振幅及び位相のデータを上記メモリに記憶する。これにより、駆動ローラ14やその伝達機構18の回転体18a、18b、従動ローラ15の偏心により発生する周期変動を除去して、より高精度な転写位置ずれ値の算出が可能となる。
また、本実施形態の複写機において、上記2つの支持ローラ14,15のうちの一方の支持ローラに接触している中間転写ベルト10の接触部分の中央から他方の支持ローラに接触している中間転写ベルト10の接触部分の中央までのベルト移動距離は、中間転写ベルト10の半周期に対応する長さに設定されている。これは、上記2つの支持ローラ14,15の位置関係が中間転写ベルト10のベルト移動経路上において互いに最も離れた位置関係とすることと同じである。これにより、2つの支持ローラ14,15の位置関係を中間転写ベルト10の半周期πに相当する位置関係とすることができ、中間転写ベルト10のPLD変動によるベルト速度変動成分を最も感度よく取得することができる。その結果、より高精度な転写位置ずれ値の算出が可能となる。なお、中間転写ベルト10PLD変動による回転変動成分を最も感度よく取得することができるため、より高精度な転写位置ずれ値の算出が可能となる。
また、本実施形態の複写機においては、上記2つの支持ローラ14,15の半径が互いに等しく、かつ、これらの支持ローラ14,15に接触している中間転写ベルト10の接触部分のベルト移動距離が等しい。これにより、上記2つの支持ローラ14,15のローラ実効半径が同一となるため、変換係数等の演算工程が簡略化される。また、2つの支持ローラ14,15間におけるベルト実効係数κの比が1となるので、ベルト実効係数κを2つの支持ローラ14,15でそれぞれ正確に把握する必要がなくなり、より高精度な転写位置ずれ値の算出が可能となる。
また、本実施形態の複写機において、上記モータ17は、駆動信号に応じて所定の回転角変位又は回転角速度で回転駆動するモータをステッピングモータ又はDCサーボモータであり、上記2つの支持ローラ14,15として、このモータ17からの回転駆動力の中間転写ベルト10への伝達に寄与しない従動ローラ15と、このモータ17からの回転駆動力が伝達される駆動ローラ14とを用いる。そして、上記比較器804は、上記ロータリエンコーダが検出した従動ローラ15の回転角変位又は回転角速度と、このモータ17に入力される駆動信号から得られる駆動ローラ14の回転角変位又は回転角速度との差分データから、上記ベルト速度変動成分を抽出する。モータ17がステッピングモータ又はDCサーボモータであれば、駆動信号から駆動ローラ14の回転角変位又は回転角速度を推定することができる。そのため、ロータリエンコーダは、従動ローラ14に対してだけ設ければよく、低コスト化を図ることができる。
なお、上述したように、上記2つの支持ローラとして2つの従動ローラを用い、上記比較器804が、これらの従動ローラに対して設けられたロータリエンコーダが検出したこれらの2つの従動ローラの回転角変位又は回転角速度の差分データから、上記ベルト速度変動成分を抽出するようにしてもよい。これにより、上記2つの支持ローラの中に駆動ローラ14が含まれている場合に比べて、駆動ローラ14と中間転写ベルト10との間のスリップの影響が少なくなり、より高精度にベルト速度変動成分を抽出することができる。
また、本実施形態の複写機は、上記ロータリエンコーダの検出結果に基づいて上記モータ17の駆動制御を行う駆動制御手段としてのベルト駆動制御装置を備えている。具体的には、このベルト駆動装置は、従動ローラ14の回転角速度又は回転角変位が一定になるようにモータ17の駆動をフィードバック制御する。これにより、中間転写ベルト10の駆動時に発生する駆動伝達機構に起因する速度変動(歯車や駆動ローラ14の偏心によるもの)や、スリップによる速度変動を抑制して、中間転写ベルト10を駆動することができる。よって、感光体ドラム40Y、40M、40C、40Kとの相対速度変動が抑えられ、高品質な画像形成が可能となる。そして、中間転写ベルト10のPLD変動によるベルト速度変動については転写タイミングの補正により対応するため、色ずれやバンディング等の画質劣化は抑制される。
また、上述したように、上記ロータリエンコーダを当該複写機に対して着脱可能に構成してもよい。中間転写ベルト10のPLD変動は、ベルト1つ1つについて固有のものであり、また、環境変化や経時変化によりPLD変動が変わらないような中間転写ベルト10を生成することも可能である。よって、このような中間転写ベルト10であれば、1つのベルトについて1回だけ転写位置ずれ値の算出を行えば十分である。このような場合、ロータリエンコーダを1回だけしか使用されないので、ロータリエンコーダを個々の複写機に個別に設けずとも、ロータリエンコーダを着脱可能にすることで、複数の複写機に対してロータリエンコーダを使い回せばよい。このようにすれば、当該複写機の部品コストを抑えることができる。
14 従動ローラ
15 駆動ローラ
17 モータ
18 画像形成部
21 露光装置
40Y,40M,40C,40K 感光体ドラム
117,118,119 非並行平板
210 搬送中間転写ベルト10
607 転写位置ずれ演算部
608 中間転写ベルト10変動検出部
804 比較器
805 周期変動サンプル部
806 変動振幅・位相検出部
809 中間転写ベルト10変動検出部
900 フィルタ部
Claims (12)
- 駆動支持回転体及び従動支持回転体を含む複数の支持回転体に掛け渡された無端状のベルトと、
駆動源からの回転駆動力により該ベルトが無端移動するように該ベルトを駆動する駆動手段と、
複数色のインクをそれぞれ吐出する吐出口を備えた各ヘッド部から該ベルトが担持搬送する記録材上に各色インクを吐出することにより、各色インクによる複数の画像が互いに重なり合った重ね画像を該記録材上に形成する画像形成手段とを有する画像形成装置において、
記憶手段と、
上記駆動支持回転体の回転角変位又は回転角速度を検出する第1ロータリーエンコーダ、及び、上記従動支持回転体の回転角変位又は回転角速度を検出する第2ロータリーエンコーダからなる検出手段と、
上記駆動支持回転体及び上記従動支持回転体の回転角変位又は回転角速度の差分データから、上記ベルトの速度変動に対応した周波数を有する該回転角変位又は該回転角速度の交流成分を抽出する抽出手段と、
該ベルト速度変動の少なくとも一周期分に相当する該抽出手段が抽出した交流成分の振幅及び位相のデータを上記記憶手段に記憶するデータ処理手段と、
該記憶手段に記憶されている振幅及び位相のデータに基づいて、上記記録材上での上記複数の画像間の位置ずれが小さくなるような、各ヘッド部からの吐出タイミングの設定情報を決定する設定情報決定手段とを有し、
上記画像形成手段は、該設定情報決定手段が決定した各設定情報に従って、上記記録材上に上記複数の画像を形成することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の画像形成装置において、
上記ベルト上に設けられた基準マークと、
該ベルトの無端移動に伴って移動する該基準マークの移動経路と対向する位置に固定配置され、該基準マークを検知する基準マーク検知手段とを有し、
上記データ処理手段は、上記駆動源からの回転駆動力により該ベルトを駆動したときの該基準マーク検知手段の検知結果を基準にした上記振幅及び上記位相のデータを上記記憶手段に記憶し、
上記画像形成手段は、該基準マーク検知手段の検知結果を基準に、上記各設定情報に従って画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2の画像形成装置において、
上記抽出手段は、上記差分データから、上記ベルトの一周期と同じ周期をもつ上記交流成分の基本波成分とその高調波成分とをそれぞれ抽出し、
上記設定情報決定手段は、上記記憶手段に記憶された該交流成分の基本波成分及びその高調波成分の振幅及び位相に基づいて上記各設定情報を決定することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3の画像形成装置において、
上記高調波成分は、上記基本波成分の10倍未満の高調波成分であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記設定情報決定手段は、上記駆動支持回転体及び上記従動支持回転体のうちの一方の支持回転体の半径と、該一方の支持回転体表面からこれに接触している上記ベルトの接触部分の移動速度の基準となるピッチ線までの距離との和、他方の支持回転体の半径と、該他方の支持回転体表面からこれに接触している該ベルトの接触部分の移動速度の基準となるピッチ線までの距離との和、及び、該一方の支持回転体に接触している該ベルトの接触部分の中央から該他方の支持回転体に接触している該ベルトの接触部分の中央までの該ベルトの移動時間を考慮して、上記記憶手段に記憶されている振幅及び位相のデータを処理し、処理後の振幅及び位相のデータに基づいて上記各設定情報を決定することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記駆動支持回転体及び上記従動支持回転体の回転角変位又は回転角速度は、所定のタイミングで上記検出手段が画像形成時に検出したものであり、
上記データ処理手段は、上記記憶手段に記憶されている振幅及び位相のデータを、上記抽出手段が抽出した交流成分の振幅及び位相のデータによって更新することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記抽出手段は、上記差分データから上記ベルトの複数周期分の上記交流成分を抽出し、
上記設定情報決定手段は、上記記憶手段に記憶されている複数周期分の交流成分の振幅及び位相のデータに基づいて上記各設定情報を決定することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記抽出手段が抽出した上記交流成分から、上記駆動支持回転体及び上記従動支持回転体うちの少なくとも一方の回転周期と同じ周期をもつ交流成分を除去する支持回転体回転周期成分除去手段を有し、
上記データ処理手段は、該支持回転体回転周期成分除去手段による除去後の交流成分の振幅及び位相のデータを上記記憶手段に記憶することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記駆動支持回転体及び上記従動支持回転体のうちの一方の支持回転体に接触している上記ベルトの接触部分の中央から他方の支持回転体に接触している該ベルトの接触部分の中央までの該ベルトの移動距離は、上記ベルトの半周期に対応する長さであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記駆動支持回転体及び上記従動支持回転体の半径が互いに等しく、かつ、該駆動支持回転体及び該従動支持回転体に接触している上記ベルトの接触部分のベルト移動距離が等しいことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記検出手段の検出結果に基づいて上記駆動源の駆動制御を行う駆動制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記検出手段を当該画像形成装置に対して着脱可能に構成したことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005039420A JP4597697B2 (ja) | 2005-02-16 | 2005-02-16 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005039420A JP4597697B2 (ja) | 2005-02-16 | 2005-02-16 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006227192A JP2006227192A (ja) | 2006-08-31 |
JP4597697B2 true JP4597697B2 (ja) | 2010-12-15 |
Family
ID=36988630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005039420A Expired - Fee Related JP4597697B2 (ja) | 2005-02-16 | 2005-02-16 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4597697B2 (ja) |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7444101B2 (en) * | 2006-10-16 | 2008-10-28 | Xerox Corporation | Systems and methods for improving belt motion and color registration in an image forming device |
KR20080067937A (ko) | 2007-01-17 | 2008-07-22 | 삼성전자주식회사 | 화상형성장치 및 그 잉크분사방법 |
JP5074068B2 (ja) * | 2007-03-27 | 2012-11-14 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP5081544B2 (ja) * | 2007-09-06 | 2012-11-28 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP5050760B2 (ja) * | 2007-10-02 | 2012-10-17 | ブラザー工業株式会社 | 記録装置 |
WO2009113597A1 (ja) | 2008-03-13 | 2009-09-17 | 理想科学工業株式会社 | 印刷装置及びその吐出制御方法 |
JP5234412B2 (ja) * | 2008-04-08 | 2013-07-10 | 株式会社リコー | ベルト駆動装置及び画像形成装置 |
JP5347352B2 (ja) * | 2008-07-08 | 2013-11-20 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP5152662B2 (ja) * | 2008-08-29 | 2013-02-27 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP5208053B2 (ja) * | 2009-03-09 | 2013-06-12 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JP5390893B2 (ja) * | 2009-03-11 | 2014-01-15 | 理想科学工業株式会社 | 印刷装置及びその吐出制御方法 |
JP5560137B2 (ja) * | 2009-08-19 | 2014-07-23 | 株式会社東芝 | 画像形成装置 |
US8162428B2 (en) * | 2009-09-17 | 2012-04-24 | Xerox Corporation | System and method for compensating runout errors in a moving web printing system |
JP5568333B2 (ja) * | 2010-02-24 | 2014-08-06 | 理想科学工業株式会社 | 画像記録装置 |
JP5628565B2 (ja) * | 2010-06-18 | 2014-11-19 | 理想科学工業株式会社 | 印刷装置 |
US8434847B2 (en) * | 2011-08-02 | 2013-05-07 | Xerox Corporation | System and method for dynamic stretch reflex printing |
JP6095402B2 (ja) * | 2013-02-19 | 2017-03-15 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0524186A (ja) * | 1991-03-22 | 1993-02-02 | Canon Inc | 画像記録装置及び記録装置用搬送制御装置 |
JPH05289457A (ja) * | 1990-08-10 | 1993-11-05 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2000056536A (ja) * | 1998-08-10 | 2000-02-25 | Ricoh Co Ltd | カラー画像形成装置 |
JP2000305340A (ja) * | 1999-04-19 | 2000-11-02 | Ricoh Co Ltd | カラー画像形成装置 |
JP2005003920A (ja) * | 2003-06-11 | 2005-01-06 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
-
2005
- 2005-02-16 JP JP2005039420A patent/JP4597697B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05289457A (ja) * | 1990-08-10 | 1993-11-05 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JPH0524186A (ja) * | 1991-03-22 | 1993-02-02 | Canon Inc | 画像記録装置及び記録装置用搬送制御装置 |
JP2000056536A (ja) * | 1998-08-10 | 2000-02-25 | Ricoh Co Ltd | カラー画像形成装置 |
JP2000305340A (ja) * | 1999-04-19 | 2000-11-02 | Ricoh Co Ltd | カラー画像形成装置 |
JP2005003920A (ja) * | 2003-06-11 | 2005-01-06 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006227192A (ja) | 2006-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4391898B2 (ja) | ベルト駆動制御装置、ベルト装置及び画像形成装置 | |
JP4597697B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US6996357B2 (en) | Belt drive control device and image forming apparatus including the same | |
EP1424609A2 (en) | Color shift correcting method, optical writing device and image forming apparatus | |
US7885587B2 (en) | Image forming apparatus with color shift correction suppressing periodic fluctuations of a surface moving speed of a latent image support | |
JP2006154739A (ja) | ベルト駆動制御方法、ベルト駆動制御装置及び画像形成装置 | |
US20060110189A1 (en) | Apparatus for controlling driving of endless belt, and image forming apparatus | |
CN101105662A (zh) | 图像形成装置 | |
JP4980733B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003057914A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4455978B2 (ja) | マーク検出装置と駆動制御装置とベルト駆動装置と画像形成装置 | |
US20060133873A1 (en) | Belt drive controlling method, belt drive controlling apparatus, belt apparatus, image forming apparatus, and computer product | |
JP4667819B2 (ja) | ベルト駆動制御装置、ベルト装置及び画像形成装置 | |
JP5095569B2 (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP4987092B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005345359A (ja) | 走行体マークセンサ、回転体駆動装置及び画像形成装置 | |
JP4846277B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4386401B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5039433B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4632703B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4965399B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH0899437A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008129057A (ja) | ベルト移動装置及び画像形成装置 | |
JPH05119571A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP5182605B2 (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070827 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100129 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100330 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100423 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100621 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100910 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100922 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4597697 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |