JP4587837B2 - グレートーンマスクの製造方法及びグレートーンマスク - Google Patents
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Description
この方法は、遮光部と透光部と半透光部(グレートーン部)を有するフォトマスク(以下、グレートーンマスクという)を用いることにより、使用するマスク枚数を低減するというものである。
ガラス基板1上に、ゲート電極用金属膜が形成され、フォトマスクを用いたフォトリソプロセスによりゲート電極2が形成される。その後、ゲート絶縁膜3、第1半導体膜4(a−Si)、第2半導体膜5(N+a−Si)、ソースドレイン用金属膜6、及びポジ型フォトレジスト膜7が形成される(図4(a)(1))。次に、遮光部11と透光部12と半透光部13を有するグレートーンマスク10を用いて、ポジ型フォトレジスト膜7を露光し、現像することにより、TFTチャネル部及びソースドレイン形成領域と、データライン形成領域を覆い、かつチャネル部形成領域がソースドレイン形成領域よりも薄くなるように第1レジストパターン7aが形成される(図4(a)(2))。次に、第1レジストパターン7aをマスクとして、ソースドレイン金属膜6及び第2、第1半導体膜5,4をエッチングする(図4(a)(3))。次に、チャネル部形成領域の薄いレジスト膜を酸素によるアッシングにより除去し、第2レジストパターン7bを形成する(図4(b)(1))。しかる後、第2レジストパターン7bをマスクとして、ソースドレイン用金属膜6がエッチングされ、ソース/ドレイン6a、6bが形成され、次いで第2半導体膜5をエッチングし(図4(b)(2))、最後に残存した第2レジストパターン7bを剥離する(図4(b)(3))。
まず、透明基板上に遮光膜が形成されたマスクブランクを準備する。
次に、前記マスクブランク上に前記遮光部に対応する領域のレジストパターンを形成し、該レジストパターンをマスクとして、露出した遮光膜をエッチングすることにより遮光膜パターンを形成し、前記半透光部及び透光部に対応する領域の透明基板を露出させる。
次に前記工程で残存したレジストパターンを除去し、得られた基板上の全面に半透光膜を成膜する。
さらに、前記遮光部及び半透光部に対応する領域にレジストパターンを形成し、該レジストパターンをマスクとして、露出した半透光膜をエッチングすることにより、透光部を形成する。
また、次の方法でも製造することができる。
すなわち、前記マスクブランク上に前記遮光部及び透光部に対応する領域のレジストパターンを形成し、該レジストパターンをマスクとして、露出した遮光膜をエッチングすることにより、前記半透光部に対応する領域の透明基板を露出させる。
次に前記工程で残存したレジストパターンを除去し、得られた基板上の全面に半透光膜を成膜する。
さらに、前記遮光部及び半透光部に対応する領域にレジストパターンを形成し、該レジストパターンをマスクとして、露出した半透光膜及び遮光膜をエッチングすることにより、透光部及び遮光部を形成する。
次に前記工程で残存したレジストパターン24aを除去し(同図(4))、得られた基板上の全面に半透光膜23を成膜する(図8(b)(5))。なお、デバイスパターン部は、半透光部(図示するA(d)領域)、遮光部(図示するB(d)領域)及び透光部(図示するC(d)領域)を有し、位置合わせ用のマークパターン部は、遮光部(図示するB(m)領域)及び透光部(図示するC(m)領域)を有するものとする。
残存するレジストパターン24bを除去することにより、デバイスパターンとマークパターンが形成されたグレートーンマスク20Aが得られる(同図(9))。また、図9中の(a)はグレートーンマスク20Aの平面図、(b)はマスクの非デバイスパターン領域に形成したマークパターン(M)部分の断面図、(c)はデバイスパターン(D)の断面図である。なお、図9中のマークパターン(M)と拡大図で示したデバイスパターン(D)はその一例である。また、前述の図8(a)及び図8(b)では、デバイスパターン及びマークパターンを模式的に示したものであり、図9に示すデバイスパターン及びマークパターンと厳密に一致するものではない。
(構成1)遮光部、透光部及び半透光部を有するデバイスパターンと、位置合わせに用いるマークパターンとが形成されたグレートーンマスクの製造方法において、透明基板上に、少なくとも遮光膜が形成されたマスクブランクを準備する工程と、遮光部パターンを形成するための第1のレジスト膜に第1の描画パターンを描画し、現像して第1のレジストパターンを形成し、該第1のレジストパターンをマスクとして前記遮光膜をエッチングする工程を含む遮光部パターン形成工程と、前記遮光部パターンが形成された透明基板上に半透光膜を形成する工程と、半透光部パターンを形成するために前記半透光膜上に形成した第2のレジスト膜に第2の描画パターンを描画し、現像して第2のレジストパターンを形成し、該第2のレジストパターンをマスクとして前記半透光膜をエッチングする工程を含む半透光部パターン形成工程とを有し、前記遮光部パターン形成工程において、遮光部パターン形成とともに、遮光部と透光部とを有する所望のマークパターンを形成し、前記半透光部パターン形成工程における第2の描画パターンの描画の前に、前記マークパターンにおける透光部に半透光膜が存在しないようにする工程を有することを特徴とするグレートーンマスクの製造方法である。
(構成3)前記マークパターンにおける透光部に半透光膜が存在しないようにする工程が、前記半透光膜を形成後、少なくとも前記マークパターンの透光部における半透光膜を除去する工程であることを特徴とする構成1に記載のグレートーンマスクの製造方法である。
(構成4)前記半透光部パターン形成工程における第2の描画パターンの描画の前に、さらに、前記マークパターンにおける透光部に前記第2のレジスト膜が存在しないように、前記第2のレジスト膜を少なくともマークパターンの透光部を除いて塗布する、又は前記第2のレジスト膜形成後、少なくともマークパターンの透光部における第2のレジスト膜を除去することを特徴とする構成1乃至3の何れかに記載のグレートーンマスクの製造方法である。
(構成6)遮光部、透光部及び半透光部を有するデバイスパターンと、位置合わせに用いるマークパターンとが形成されたグレートーンマスクであって、前記遮光部は、透明基板上に設けられた遮光膜及びその上の一部又は全部に積層された半透光膜より形成され、前記半透光部は、半透光膜から形成され、前記透光部は、透明基板が露出した部分により形成されてなり、前記マークパターンは、少なくとも遮光膜からなる遮光部及び透明基板が露出した透光部より形成されていることを特徴とするグレートーンマスクである。
また、構成3にあるように、前記半透光膜を形成後、少なくとも前記マークパターンの透光部における半透光膜を除去することにより、前記半透光部パターン形成工程における第2の描画パターンの描画の前に、少なくとも前記マークパターンの透光部に半透光膜が存在しないようにすることができる。これにより、マークの透過光及び反射光のコントラストが高くなり、位置合わせの際のマーク検出が容易になる。
これにより、前述の少なくともマークパターンの透光部に第2のレジスト膜が存在しないため、第2のレジスト膜によるマークパターンの透光部の透過率低下を抑えることができるので、マークパターンの透光部に第2のレジスト膜が存在している場合に比べ、透過光及び反射光のコントラストが向上され、2回目の描画の際のマーク検出がさらに容易となる。
また、本発明のグレートーンマスクの製造方法によれば、レジストパターンを形成するためのパターン描画を2回行い、2回のパターン描画の位置を合わせるためのマークを1回目のパターン形成時にマスクの非デバイスパターン領域に通常パターン(デバイスパターン)と同様に形成し、そのマークを基に位置合わせを行い2回目の描画を行う場合、2回目の描画の前に、上記マークの透光部にレジスト膜が存在しないようにするため、マークのコントラストが高く、2回目の描画の際のマーク検出が容易である。
また、本発明のグレートーンマスクによれば、遮光部が、透明基板上に設けられた遮光膜及びその上の一部又は全部に積層された半透光膜より形成され、半透光部は半透光膜から形成され、透光部は透明基板が露出した部分により形成されているグレートーンマスクにおける非デバイスパターン領域に形成された、マスク使用時に被転写基板との位置合わせに用いるためのアライメントマーク等の各種マークのマークパターンが少なくとも遮光膜からなる遮光部及び透明基板が露出した透光部より形成されているため、マーク検出の際にマークのコントラストが高く検出が容易である。
(実施の形態1)
図1(a)及び図1(b)は、本発明に係るグレートーンマスクの製造方法の実施の形態1を示すもので、その製造工程を順に示す模式的断面図である。
本実施の形態で使用するマスクブランクは、図1(a)(1)に示すように、石英ガラス等の透明基板21上に遮光膜22を形成したものである。
ここで、遮光膜22の材質としては、薄膜で高い遮光性が得られるものが好ましく、例えばCr,Si,W,Al等が挙げられる。
なお、上記マスクブランクは、透明基板21上に遮光膜22を形成することで得られるが、その成膜方法は、蒸着法、スパッタ法、CVD(化学的気相成長)法など、膜種に適した方法を適宜選択すればよい。また、膜厚に関しては、特に制約はないが、要は良好な遮光性が得られるように最適化された膜厚で形成すればよい。
まず、このマスクブランク(図1(a)(1))上に例えば描画用のポジ型レジストを塗布し、ベーキングを行って、レジスト膜を形成し、電子線描画機或いはレーザ描画機などを用いて描画を行う。この場合の描画データは、例えば前述の図9に示すデバイスパターン(D)の場合を例にとると、そのうちの半透光部パターン(A領域)及び透光部(C領域)に対応するパターンデータと、位置合わせ用のマークパターンの透光部に対応するパターンデータである。描画後、これを現像して、マスクブランク上に、デバイスパターンの半透光部及び透光部を形成する領域(図1(a)に図示するA(d)及びC(d)の領域)、並びにマークパターンの透光部を形成する領域(図1(a)に図示するC(m)の領域)ではレジスト膜が除去され、デバイスパターンの遮光部を形成する領域(図1(a)に図示するB(d)の領域)及びマークパターンの遮光部を形成する領域(図1(a)に図示するB(m)の領域)にはレジスト膜が残存するレジストパターン24aを形成する(図1(a)(2)参照)。
残存するレジストパターン24aは、酸素によるアッシング或いは濃硫酸などを用いて除去する(図1(a)(4)参照)。
なお半透光膜23の材質としては、薄膜で、透光部の透過率を100%とした場合に透過率50%程度の半透過性が得られるものが好ましく、例えばCr化合物(Crの酸化物、窒化物、酸窒化物、フッ化物など)、MoSi、Si,W,Al等が挙げられる。Si,W,Al等は、その膜厚によって高い遮光性も得られ、或いは半透過性も得られる材質である。なお、ここで透過率とは、グレートーンマスクを使用する例えば大型LCD用露光機の露光光の波長に対する透過率のことである。また、半透光膜の透過率は50%程度に限定される必要は全くない。半透光部の透過性をどの程度に設定するかは設計上の問題である。
半透光膜23の成膜方法については、前述の遮光膜22の場合と同様、蒸着法、スパッタ法、CVD(化学的気相成長)法など、膜種に適した方法を適宜選択すればよい。また、半透光膜23の膜厚に関しては、特に制約はないが、所望の半透光性が得られるように最適化された膜厚で形成すればよい。
そして、2回目の描画を行う。この時の描画データは、デバイスパターンの透光部(C(d)領域)に対応するパターンデータである。この2回目の描画は、先の遮光膜パターン22a形成工程(図1(a)(4))で形成されたマークを基に例えば波長413nmの光を照射し、その反射光を検出して位置合わせを行うが、上記マークの透光部には半透光膜23が形成されていないため、マークにおける透光部と遮光部とのコントラストが高く、マークを認識しやすいので、2回目の描画の際のマーク検出が容易である。なお、マークの透光部にはレジスト膜24が形成されているが、位置合わせに用いるアライメント光に対するレジスト膜の透過率は比較的高いので、遮光膜22aで形成されたマークの遮光部との関係では高いコントラストが得られる。
描画後、これを現像して、デバイスパターンの透光部ではレジスト膜が除去され、それ以外の領域ではレジスト膜が残存するレジストパターン24bを形成する(図1(b)(7)参照)。
なお、残存するレジストパターン24bは、酸素アッシング等を用いて除去する。
尚、本実施例では遮蔽板を配置して、少なくともマークパターンの透光部に半透光膜が形成されないようにしたが、少なくともマークパターンの透光部に遮蔽用テープ又は遮蔽用膜(例えばレジスト膜)を付着し、半透光膜を成膜後、前記遮蔽用テープ又は遮蔽用膜を除去することにより、少なくともマークパターンの透光部に半透光膜が形成されないようにしてもよい。
図2は、本発明に係るグレートーンマスクの製造方法の実施の形態2を示すもので、その製造工程の一部を順に示す模式的断面図である。
本実施の形態では、透明基板21上に遮光膜22を形成したマスクブランクを用いて所定の遮光膜パターン22aを形成するまでの工程は、前述の実施の形態1に係る図1(a)の(1)乃至(4)の工程と全く同様であるので、ここでは図示と重複説明を省略する。
次に、再び全面に前記ポジ型レジストを塗布し、ベーキングを行って、前記半透光膜23上にレジスト膜を形成し、該レジスト膜に少なくとも前記マークパターンの透光部(C(m)領域)を露出させるための描画、現像を行ってレジストパターン24cを形成する(図2(6)参照)。尚、この場合の描画の位置ずれを考慮し、図示するようにマージンを設けてマークパターンの透光部(C(m)領域)より少し大きめの領域を露出させるようにしてもよい。次いで、該レジストパターン24cをマスクとしてマークパターンの透光部に形成された半透光膜23をエッチング除去する(図2(7)参照)。
そして、2回目のデバイスパターン描画を行う。この時の描画データは、デバイスパターンの透光部(C(d)領域)に対応するパターンデータであるが、この描画の際、位置合わせをするためのマークの透光部には、先に半透光膜23をエッチング除去することにより半透光膜23が存在していないため、マークを認識しやすく、描画の際のマーク検出が容易である。なお、本実施の形態においてもマークの透光部にはレジスト膜24が形成されているが、遮光膜22aで形成されたマークの遮光部との関係では高いコントラストが得られる。
描画後、これを現像して、デバイスパターンの透光部ではレジスト膜が除去され、それ以外の領域ではレジスト膜が残存するレジストパターン24bを形成する(図2(9)参照)。
なお、残存するレジストパターン24bは、酸素アッシング等を用いて除去する。
尚、本実施の形態では、レジストパターン24cをマスクとして、マークパターンの透光部に形成された半透光膜23をエッチング除去したが、レジストパターン24cを形成せずに、エッチング液による拭取等による部分的処理により、マークパターンの透光部に形成された半透光膜を除去してもよい。
図3は、本発明に係るグレートーンマスクの製造方法の実施の形態3を示すもので、その製造工程の一部を順に示す模式的断面図である。
本実施の形態においても、透明基板21上に遮光膜22を形成したマスクブランクを用いて所定の遮光膜パターン22aを形成するまでの工程は、前述の実施の形態1に係る図1(a)の(1)乃至(4)の工程と全く同様であるので、ここでは図示と重複説明を省略する。
次に、再び全面に前記ポジ型レジストを塗布してレジスト膜24を形成(図3(6)参照)後、少なくとも前記マークパターンの透光部(C(m)領域)に形成されたレジスト膜を除去することにより、マークパターンにおける透光部には上記レジスト膜が存在しないようにする(図3(7)参照)。なお、マークパターンにおける透光部に上記レジスト膜24が存在しないようにするため、上記レジスト膜を少なくともマークパターンの透光部領域を除いて塗布することにより形成してもよい。また、本実施の形態では、少なくともマークパターンの透光部に上記レジスト膜24が存在しないようにするため、図示するように遮光部を含むマークパターン全体にレジスト膜24が形成されないようにしてもよいことは勿論である。
次いで、レジストパターン24dをマスクとしてマークパターン部に露出している半透光膜23をエッチング除去する(図3(8)参照)。これにより、少なくともマークパターンにおける透光部は透明基板21が露出した状態となる。
描画後、これを現像して、デバイスパターンの透光部ではレジスト膜が除去され、デバイスパターンのそれ以外の領域ではレジスト膜が残存するレジストパターン24eを形成する(図3(9)参照)。
なお、残存するレジストパターン24eは、酸素アッシング等を用いて除去する。
また、前述した実施の形態2における、2回目のデバイスパターン描画を行うためのレジスト膜24を形成する工程(図2(8))においても、レジスト膜24を全面に形成してから、少なくとも前記マークパターンの透光部(C(m)領域)に形成されたレジスト膜を除去することにより、或いはレジスト膜を少なくともマークパターンの透光部領域を除いて塗布形成することにより、マークパターンにおける透光部には上記レジスト膜が存在しないようにすることができるので、マーク検出の際にコントラストをさらに高められる。
また、実施の形態3においては、マークパターン部に露出している半透光膜23を除去したが、半透光膜23を除去しない場合であっても、レジスト膜24が除去されていれば、レジスト膜24が除去されない場合に比べ、コントラストを向上することができる。
また、以上説明した実施の形態では、ポジ型のレジストを用いた場合を例示したが、ネガ型レジストを用いてもよい。この場合、描画データが反転するだけで、工程は上述と全く同様にして実施できる。
21 透明基板
22 遮光膜
23 半透光膜
24 レジスト膜
Claims (6)
- 遮光部、透光部及び半透光部を有するデバイスパターンと、位置合わせに用いるマークパターンとが形成されたグレートーンマスクの製造方法において、
透明基板上に、少なくとも遮光膜が形成されたマスクブランクを準備する工程と、
遮光部パターンを形成するための第1のレジスト膜に第1の描画パターンを描画し、現像して第1のレジストパターンを形成し、該第1のレジストパターンをマスクとして前記遮光膜をエッチングする工程を含む遮光部パターン形成工程と、
前記遮光部パターンが形成された透明基板上に半透光膜を形成する工程と、
半透光部パターンを形成するために前記半透光膜上に形成した第2のレジスト膜に第2の描画パターンを描画し、現像して第2のレジストパターンを形成し、該第2のレジストパターンをマスクとして前記半透光膜をエッチングする工程を含む半透光部パターン形成工程と
を有し、
前記遮光部パターン形成工程において、遮光部パターン形成とともに、遮光部と透光部とを有する所望のマークパターンを形成し、
前記半透光部パターン形成工程における第2の描画パターンの描画の前に、前記マークパターンにおける透光部に半透光膜が存在しないようにする工程を有することを特徴とするグレートーンマスクの製造方法。 - 前記マークパターンにおける透光部に半透光膜が存在しないようにする工程が、前記半透光膜を形成する工程において、前記半透光膜を少なくとも前記マークパターンの透光部を除いて成膜する工程であることを特徴とする請求項1に記載のグレートーンマスクの製造方法。
- 前記マークパターンにおける透光部に半透光膜が存在しないようにする工程が、前記半透光膜を形成後、少なくとも前記マークパターンの透光部における半透光膜を除去する工程であることを特徴とする請求項1に記載のグレートーンマスクの製造方法。
- 前記半透光部パターン形成工程における第2の描画パターンの描画の前に、さらに、前記マークパターンにおける透光部に前記第2のレジスト膜が存在しないように、前記第2のレジスト膜を少なくともマークパターンの透光部を除いて塗布する、又は前記第2のレジスト膜形成後、少なくともマークパターンの透光部における第2のレジスト膜を除去することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のグレートーンマスクの製造方法。
- 遮光部、透光部及び半透光部を有するデバイスパターンと、位置合わせに用いるマークパターンとが形成されたグレートーンマスクの製造方法において、
透明基板上に、少なくとも遮光膜が形成されたマスクブランクを準備する工程と、
遮光部パターンを形成するための第1のレジスト膜に第1の描画パターンを描画し、現像して第1のレジストパターンを形成し、該第1のレジストパターンをマスクとして前記遮光膜をエッチングする工程を含む遮光部パターン形成工程と、
前記遮光部パターンが形成された透明基板上に半透光膜を形成する工程と、
半透光部パターンを形成するために前記半透光膜上に形成した第2のレジスト膜に第2の描画パターンを描画し、現像して第2のレジストパターンを形成し、該第2のレジストパターンをマスクとして前記半透光膜をエッチングする工程を含む半透光部パターン形成工程と
を有し、
前記遮光部パターン形成工程において、遮光部パターン形成とともに、遮光部と透光部とを有する所望のマークパターンを形成し、
前記半透光部パターン形成工程における第2の描画パターンの描画の前に、前記マークパターンにおける透光部に前記第2のレジスト膜が存在しないように、前記第2のレジスト膜を少なくともマークパターンの透光部を除いて塗布する、又は前記第2のレジスト膜形成後、少なくともマークパターンの透光部における第2のレジスト膜を除去することを特徴とするグレートーンマスクの製造方法。 - 遮光部、透光部及び半透光部を有するデバイスパターンと、位置合わせに用いるマークパターンとが形成されたグレートーンマスクであって、
前記遮光部は、透明基板上に設けられた遮光膜及びその上の一部又は全部に積層された半透光膜より形成され、前記半透光部は、半透光膜から形成され、前記透光部は、透明基板が露出した部分により形成されてなり、
前記マークパターンは、少なくとも遮光膜からなる遮光部及び透明基板が露出した透光部より形成されていることを特徴とするグレートーンマスク。
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