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JP4583888B2 - 液滴吐出ヘッド、ヘッド駆動装置、液体カートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

液滴吐出ヘッド、ヘッド駆動装置、液体カートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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JP4583888B2 JP2004327293A JP2004327293A JP4583888B2 JP 4583888 B2 JP4583888 B2 JP 4583888B2 JP 2004327293 A JP2004327293 A JP 2004327293A JP 2004327293 A JP2004327293 A JP 2004327293A JP 4583888 B2 JP4583888 B2 JP 4583888B2
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Description

本発明は液滴吐出ヘッド、ヘッド駆動装置、液体カートリッジ及び画像形成装置に関する。
例えば、プリンタ、ファクシミリ、複写装置、これらの複合装置、プロッタ等の画像形成装置として用いるインクジェット記録装置として、記録液(インク)の液滴を吐出するノズルと、このノズルが連通する液室(吐出室、圧力室、加圧液室、インク流路とも称される)と、この液室の壁面を形成する振動板と、この振動板に空隙(ギャップ)を介して対向する電極とを備え、振動板を静電力で変形させてその機械的復元力で液室内の記録液に圧力を作用させ、ノズルから液滴を吐出させる静電型液滴吐出ヘッドを備えたものがある。
このような静電型液滴吐出ヘッドにおいては、静電力が振動板電極−固定電極間の実効ギャップ長の2乗に反比例して増加するのに対し、振動板の復元力はその変位量のほぼ1乗に比例することから、微小ギャップ領域での大きな静電力を利用し、効率的な液滴吐出を行うために、振動板を固定電極側(固定電極や固定電極に設けたストッパ部)に当接させる(両者間に絶縁膜などが器財することは当然である。)当接駆動方式で滴吐出を行なうようにしている。
特開平7−214769号公報 特開2001−260346号公報 特開2001−287357号公報
このような当接駆動方式による駆動を行なった場合、振動板の変位量はギャップ長によって決まるため、所望の液滴吐出速度を維持したまま、1回に吐出させる液滴吐出量を変えることは困難である。つまり、吐出量だけであれば、駆動電圧やパルス幅である程度変えることが可能であるが、その場合、液滴吐出速度が大きく変わってしまうことになり、また、駆動電圧を変える駆動方法はコスト高になるというデメリットもある。
そこで、特許文献4に記載されているように、液滴吐出ヘッドの振動板と電極との間に形成する空隙(ギャップ)を、例えば、大きな隙間、中間の隙間及び小さな隙間というように階段状に分離して形成し、駆動電圧の大きさにより液滴吐出量の制御を行う方法が知られている。
特開平9−39235号公報
また、特許文献5に記載されているように、液滴吐出ヘッドの振動板の幅又は厚さを領域で変えることで、変位特性の異なる複数の振動領域を形成し、駆動電圧の大きさにより液滴吐出量の制御を行う方法が知られている。
特開2001−10036号公報
さらに、特許文献6、7などには、吐出させた液滴を飛翔中に合体させることにより、結果的に着弾位置での滴量を変える方法が記載されている。
特開2002−96488号公報 特開2002−113863号公報
また、特許文献8ないし10に記載されているように、液滴吐出ヘッドの1ノズル当りの固定電極を複数にしたものも知られている。
特開平8−72240号公報 特開平11−309855公報 特開2000−15801号公報
しかしながら、特許文献4、5に記載されている液滴吐出ヘッドにあっては、駆動電圧を多値にしなければならないため駆動回路が複雑になり、また、大滴を飛ばす時に高い電圧が必要になる、ことから駆動回路のコストが高くなるという課題がある。
また、特許文献6、7に記載されている液滴吐出ヘッドの駆動方法にあっては、例えば数倍といった比較的広い範囲にわたる吐出量制御が可能となるが、一方、吐出量を制御できるのが、1回の吐出量の概ね整数倍に限られること、最終的な1滴を作るために複数滴の吐出が必要なため駆動周波数がその分低くなるという課題がある。
さらに、特許文献8ないし10に記載されている液滴吐出ヘッドにあっては、ノズルごとのきめ細かい液滴吐出量制御は可能となるものの、電極数が増えるので、ドライバICなどの駆動回路のコストが増加する。例えば、各ノズル3個の電極を有する場合、ドライバICのチャンネル数も3倍必要となり、ドライバICのコストも3倍になる。また、電極取り出し数も3倍になるため、その実装コストも増加することになるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で滴吐出量を可変することができる液滴吐出ヘッド、液滴吐出ヘッドを一体化した液体カートリッジ、この液滴吐出ヘッドを駆動するヘッド駆動装置、これらの液滴吐出ヘッドとヘッド駆動装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る液滴吐出ヘッドは、各個別電極に対応して独立して電圧を印加可能な複数の共通電極を設けた構成とした。
本発明に係るヘッド駆動装置は、本発明に係る液滴吐出ヘッドの複数の共通電極に対して印加する駆動電圧を異ならせることで液滴の吐出量を変化させる手段を備えている構成とした。
ここで、最大吐出量よりも小さい吐出量の液滴を吐出させるとき、一部の共通電極に対し、最大吐出量の液滴を吐出させるときの個別電極との最大電位差が小さくなる駆動電圧を印加すること、或いは、最大吐出量よりも小さい吐出量の液滴を吐出させるとき、一部の共通電極に対し、個別電極に対して印加する駆動電圧と同極性で電圧値が小さな駆動電圧を印加する手段を備えていること、若しくは、最大吐出量よりも小さい吐出量の液滴を吐出させるとき、一部の共通電極に対し、個別電極に印加する駆動電圧と同極性で印加幅が同じか又は広く、かつ、電圧値の小さな駆動電圧を印加すること、又は、最大吐出量の液滴を吐出させるとき、複数の共通電極の全てに対し、個別電極に印加する駆動電圧と逆極性の駆動電圧を印加し、最大吐出量よりも小さい吐出量の液滴を吐出させるとき、一部の共通電極に駆動電圧を印加しないことが好ましい。
また、最大吐出量よりも小さい吐出量の液滴を吐出させるときの共通電極−個別電極間の最大電位差が、振動板が固定電極側に当接するときの当接電圧よりも小さいことが好ましい。
本発明に係るヘッド駆動装置は、本発明に係る液滴吐出ヘッドを駆動するヘッド駆動装置であって、最大吐出量よりも小さい吐出量の液滴を吐出させるとき、複数の共通電極の複数領域で、個別電極との最大電位差が、振動板が固定電極側に当接するときの当接電圧以上となる駆動電圧を印加し、振動板が固定電極側に当接した後、複数領域の内の一部の領域では個別電極と共通電極の電位を等しくするとともに、残りの領域では個別電極と共通電極の電位差を振動板が固定電極側から離れない電位以上に保持し、一部の領域では振動板の復元によって液滴吐出を行なわせるとともに、残りの領域では振動板を固定電極側に当接させた状態に維持する駆動電圧を印加する手段を備えている構成とした。
ここで、一部の領域で振動板の復元によって液滴吐出を行わせた後、液室内が負圧になっているときに残りの領域の振動板も固定電極側から復元させる駆動電圧を印加することが好ましい。
本発明に係る液体カートリッジは、液滴を吐出する本発明に係る液滴吐出ヘッドとこの液滴吐出ヘッドに記録液を供給するインクタンクを一体化したものである。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る液滴吐出ヘッド又は液体カートリッジと本発明に係るヘッド駆動装置を備えたものである。
本発明に係る液滴吐出ヘッドによれば、各個別電極に対応して独立して電圧を印加可能な複数の共通電極を設けた構成としたので、各共通電極毎に独立して駆動電圧を印加することで液滴の吐出量を可変することができ、取出し電極数を大幅に増加することなく滴吐出量を変化させることができるようになる。
本発明に係るヘッド駆動装置によれば、本発明に係る液滴吐出ヘッドの複数の共通電極に対して印加する駆動電圧を異ならせることで液滴の吐出量を変化させる手段を備えている構成としたので、駆動回路のチャンネル数が増加することなく滴吐出量を変化させることができる。
本発明に係るヘッド駆動装置によれば、本発明に係る液滴吐出ヘッドを駆動するヘッド駆動装置であって、最大吐出量よりも小さい吐出量の液滴を吐出させるとき、複数の共通電極の複数領域で、個別電極との最大電位差が、振動板が固定電極側に当接するときの当接電圧以上となる駆動電圧を印加し、振動板が固定電極側に当接した後、複数領域の内の一部の領域では個別電極と共通電極の電位を等しくするとともに、残りの領域では個別電極と共通電極の電位差を振動板が固定電極側から離れない電位以上に保持し、一部の領域では振動板の復元によって液滴吐出を行なわせるとともに、残りの領域では振動板を固定電極側に当接させた状態に維持する駆動電圧を印加する手段を備えている構成としたので、駆動回路のチャンネル数が増加することなく滴吐出量を変化させることができるとともに、小滴吐出時の高速駆動が可能になる。。
本発明に係る液体カートリッジによれば、本発明に係る液滴吐出ヘッドとこの液滴吐出ヘッドに液体を供給する液体タンクを一体化したので、簡単な構成で滴吐出量を可変できる液体カートリッジ(液体タンク一体型ヘッド)を得ることができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る液滴吐出ヘッド又は液体カートリッジと本発明に係るヘッド駆動装置を備えているので、階調記録を行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
先ず、本発明に係る液滴吐出ヘッドの第1実施形態について図1ないし図7を参照して説明する。なお、図1は同ヘッドの分解斜視図、図2は同ヘッドをノズル板側から見た透過状態で示す平面説明図、図3は図2の各部のパターンを抜き出した平面説明図、図4は図2のX1−X1線に沿う断面説明図、図5は図2のX2−X2線に沿う断面説明図、図6は図2のY1−Y1線に沿う断面説明図、図7は図2のY2−Y2線に沿う断面説明図である。
このインクジェットヘッドは、基板の面部に設けたノズル孔から液滴を吐出させるサイドシュータタイプのものであり、第1の基板であるアクチュエータ基板1と第2の基板である流路基板(液室基板)2と第3の基板であるノズル基板3を順次積層して構成し、これら3枚の基板1、2、3を接合することで、液滴を吐出するノズル4がノズル連通路5を介して連通する液室(吐出室)6、液室6に液体(インク)を供給するための流体抵抗部7及び共通液室10を形成している。各液室6は液室間隔壁9で仕切られている。
アクチュエータ基板1は、液室6の一部の壁面を形成する振動板領域(変形可能領域)12Aを形成する振動板12と、この振動板12の振動板領域12Aに犠牲層エッチングによって形成したギャップ(空隙)13を介して対向する固定電極である対向電極14を備え、これらの振動板12と対向電極14によって各液室6に対応する圧力発生手段である静電型アクチュエータを構成している。
そして、このアクチュエータ基板1にはヘッドの背面側外部から共通液室10に対して記録液であるインクを供給するための液体供給口15を形成している。
ここで、このアクチュエータ基板1は、図4ないし図7に示すように、例えば結晶面方位(110)のシリコン基板21上に絶縁膜22を介して電極形成層24を成膜してパターニングすることで個別電極となる対向電極14を形成し、この個別電極(対向電極)14上に絶縁膜25を形成し、更に、絶縁膜25上にギャップ(空隙)13を形成するための犠牲層27を形成し、振動板12を構成する絶縁膜28、振動板電極層30、振動板保護用としての応力調整膜31、振動板割れ防止膜32を順次積層形成している。
振動板12には振動板割れ防止膜32を形成する前に、犠牲層27に通じる犠牲層除去孔29を形成して、この犠牲層除去孔29を介して犠牲層27を除去する犠牲層エッチングを行なうことで対向電極14に対応するギャップ(空隙)13を形成し、その後振動板割れ防止膜32を成膜することで犠牲層除去孔29を封止している。
具体的には、例えば、結晶面方位(110)のシリコン基板21上に絶縁膜22として熱酸化膜(酸化シリコン膜)を形成し、この絶縁膜22(熱酸化膜)上にLP−CVDによってポリシリコン膜を成膜してリンドープを行なってエッチング可能な電極形成層24(リンドープポリシリコン膜)を形成し、この電極形成層24にリソエッチによって分離溝24aを形成することで各ノズルに対応した各個別電極(対向電極)14に分割する。その後、絶縁膜25としてHTO膜をSiH4+N2Oガスを用いたLP−CVDにより成膜する。
そして、絶縁膜25上に空隙(ギャップ)13を形成するための犠牲層27としてポリシリコン膜を形成し、さらに上記と同じ方法で振動板12側の絶縁膜28としてHTO膜を形成し、更に、絶縁膜28上にLP−CVDによってリンドープポリシリコンからなる振動板電極層30を形成し、後に詳述するように、この振動板電極層30を分離溝40などで複数の共通電極30A、30Bに分割した後、この振動板電極層30上に振動板の剛性調整用としての応力調整膜31として窒化シリコン膜をLP−CVDにより成膜する。
次いで、これらの順次積層した絶縁膜28、振動板電極層30、応力調整膜31を貫通する犠牲層除去孔29を形成し、この犠牲層除去孔29を介して犠牲層27を除去することによりギャップ(空隙)13の形成を行った後、振動板割れ防止膜32としてHTO膜を上記と同じ方法により成膜し、同時に犠牲層除去孔29をこの振動板割れ防止膜32で封止する。
なお、振動板12を、窒化シリコン膜(応力調整膜)31と、ポリシリコン膜(振動板電極層)30と、酸化シリコン膜(絶縁膜)28とによる3層構成で形成されている場合、振動板12は割れやすいが、上記のとおり、これに加えて、振動板割れ防止膜32としての酸化シリコン膜(HTO膜)を形成して4層構成にすることにより、振動板12が割れにくくなることが、実験的に確認された。
このアクチュエータ基板1の上に接合する流路基板2は、例えば、結晶面方位(110)のシリコン基板に、液室(吐出室)6と、各々の液室6に流体抵抗部7を介して連通する共通液室10を設けている。さらに、流路基板2の表面には、図示しない部材の液体接触面の耐液性を高めるための酸化シリコン膜を熱酸化により形成している。
流路基板2の上に接合するノズル基板3は、例えば、ポリイミドフィルムを用い、ノズル連通路5を介して各液室に連通するノズル4をレーザー加工で形成している。
なお、図2において、便宜上、ノズル4は2ノズル分のみ図示しているが、実際にはそれ以上の数のノズルが並んでいる。また、犠牲層除去孔29も液室6の1壁面当たり5個しか描いていないが、この数に限るものではない。以下の図でも同様である。
次に、この液滴吐出ヘッドにおける電極構成について説明する。この液滴吐出ヘッドでは、振動板12側をすべてのノズルに対応する共通電極とし、対向電極14側を個々のノズルに対応して分割した個別電極としている。
そこで、振動板12に設ける振動板電極層30で形成する共通電極は、振動板電極層30を分離溝40によって分離することで、複数(ここでは2つ)の第1、第2の共通電極30A、30Bに分割して設け(図2及び図3(e)も参照)駆動電圧を独立して印加可能にしている。これらの第1、第2の共通電極30A、30Bの幅(液室長手方向の幅)は、同じにすることも、異ならせることもできるが、この例では、第1の共通電極30Aの幅を第2の共通電極30Bの幅よりも広く形成している。
そして、個別電極である対向電極14にはそれぞれ電極接続部16を介して外面に設けた電極取出しパッド17を接続し、また、第1、第2の共通電極30A、30Bには、駆動電圧を独立して印加するために、それぞれ電極接続部18を介して外面に設けた電極取出しパッド19A、19Bに接続している。
したがって、第1、第2の共通電極30A,30Bに選択的に駆動電圧を印加し、或いは、印加する駆動電圧を異ならせることによって、個別電極である対向電極14との間で静電力を生じる領域を異ならせることができ、これによって振動板12の振動板領域12Aのうちの変形する領域を異ならせることができるので、吐出する液滴量を可変することができるようになる。なお、この液滴吐出ヘッドに対するヘッド駆動装置について後述する。
このように、この液滴吐出ヘッドでは複数の共通電極を設けて各共通電極毎に独立して駆動電圧を印加することできるので、取出し電極数やドライバIC(駆動回路)のチャンネル数を大幅に増加することなく、液滴吐出量を可変することができるようになる。
次に、本発明に係る液滴吐出ヘッドの第2実施形態について図8及び9をも参照して説明する。なお、図8は図6と同様な断面説明図、図9は図7と同様な断面説明図である。
本実施形態では、空隙13内に空隙13を第1の共通電極30Aに対応する空隙部13Aと、第2の共通電極30Bに対応する空隙部13Bに分ける隔壁部41を形成している。これにより、振動板12の各個別電極(対向電極)14に対向する変形可能な振動板領域12Aは、空隙部13Aを介して個別電極14に対向する第1の振動領域12A1と、空隙部13Bを介して個別電極14に対向する第2の振動領域12A2とに完全に分離される。
なお、隔壁部41は、前述した第1実施形態の製造工程で説明した犠牲層27としてのポリシリコン膜に空隙13を空隙部13Aと空隙部13Bに分ける分離溝を形成して、この分離溝内もHTOからなる絶縁膜28で埋め込むことによって形成することができる。
このように、振動板12の振動板領域12Aを、隔壁部41を設けることで第1、第2の振動板領域12A1、12A2に分離することによって、第1、第2の振動板領域12A1、12A2の一方の振動板領域だけを変形させる場合に振動板12自体を介して他方の振動板領域に影響が及ぶことを防止できる。
なお、上記各実施形態では、振動板側を共通電極とし、対向電極側を個別電極とする構成で説明しているが、対向電極側を共通電極とし、振動板側を個別電極とする構成でも同様に適用することができる。
次に、本発明に係る液体カートリッジについて図10を参照して説明する。
この液体カートリッジ一体型ヘッド90は、ノズル孔91等を有する本発明に係る液滴吐出ヘッドであるインクジェットヘッド92と、このインクジェットヘッド92に対して記録液(インク)を供給するインクタンク(液体タンク)93とを一体化したものである。
このように、本発明に係る液滴吐出ヘッドに記録液(インク)を供給するインクタンク(液体タンク)を一体化することにより、簡単な構成で液滴吐出量を可変することができる液体カートリッジ(インクタンク一体型ヘッド)を得ることができる。
次に、本発明に係る液滴吐出ヘッド及びこの液滴吐出ヘッドを駆動する本発明に係るヘッド駆動装置を備えた本発明に係る画像形成装置の一例について図11及び図12を参照して説明する。なお、図11は同画像形成装置の全体構成を説明する側面説明図、図12は同装置の要部平面説明図である。
この画像形成装置は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材であるガイドロッド101とガイドレール102とでキャリッジ103を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ104で駆動プーリ106Aと従動プーリ106B間に架け渡したタイミングベルト105を介して図12で矢示方向(主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ103には、例えば、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色の記録液の液滴(インク滴)を吐出する独立した4個の液体吐出ヘッド107k、107c、107m、107yで構成した記録ヘッド107を主走査方向に沿う方向に配置し、液滴吐出方向を下方に向けて装着している。なお、ここでは独立した液体吐出ヘッドを用いているが、各色の記録液の液滴を吐出する複数のノズル列を有する1又は複数のヘッドを用いる構成とすることもできる。また、色の数及び配列順序はこれに限るものではない。
記録ヘッド107を構成する液体吐出ヘッドとしては、加圧液室内のインクを加圧する圧力発生手段として圧電素子などの電気機械変換素子を用いてインク流路の壁面を形成する振動板を変形させてインク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させるいわゆるピエゾ型のもの、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて記録液の膜沸騰を利用するいわゆるサーマル型のもの、インク流路の壁面を形成する振動板と電極とを対向配置し、振動板と電極との間に発生させる静電力によって振動板を変形させることで、インク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させる静電型のもの、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータなどを使用できる。
キャリッジ103には、記録ヘッド107に各色のインクを供給するための各色のサブタンク108を搭載している。このサブタンク108にはインク供給チューブ109を介して図示しないメインタンク(インクカートリッジ)からインクが補充供給される。
一方、給紙カセット110などの用紙積載部(圧板)111上に積載した被記録媒体(用紙)112を給紙するための給紙部として、用紙積載部111から用紙112を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙ローラ)113及び給紙ローラ113に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド114を備え、この分離パッド114は給紙ローラ113側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙112を記録ヘッド107の下方側で搬送するための搬送部として、用紙112を静電吸着して搬送するための搬送ベルト121と、給紙部からガイド115を介して送られる用紙112を搬送ベルト121との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ122と、略鉛直上方に送られる用紙112を略90°方向転換させて搬送ベルト121上に倣わせるための搬送ガイド123と、押さえ部材124で搬送ベルト121側に付勢された先端加圧コロ125とを備えている。また、搬送ベルト121表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ126を備えている。
ここで、搬送ベルト121は、無端状ベルトであり、搬送ローラ127とテンションローラ128との間に掛け渡されて、副走査モータ131からタイミングベルト132及びタイミングローラ133を介して搬送ローラ127が回転されることで、図2のベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。なお、搬送ベルト121の裏面側には記録ヘッド107による画像形成領域に対応してガイド部材129を配置している。
また、図2に示すように、搬送ローラ127の軸には、スリット円板134を取り付け、このスリット円板134のスリットを検知するセンサ135を設けて、これらのスリット円板134及びセンサ135によってエンコーダ136を構成している。
帯電ローラ126は、搬送ベルト121の表層に接触し、搬送ベルト121の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に各2.5Nをかけている。
また、キャリッジ103の前方側には、図1に示すように、スリットを形成したエンコーダスケール142を設け、キャリッジ103の前面側にはエンコーダスケール142のスリットを検出する透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ143を設け、これらによって、キャリッジ103の主走査方向位置を検知するためのエンコーダ144を構成している。
さらに、記録ヘッド107で記録された用紙112を排紙するための排紙部として、搬送ベルト121から用紙112を分離するための分離部と、排紙ローラ152及び排紙コロ153と、排紙される用紙112をストックする排紙トレイ154とを備えている。
また、背部には両面給紙ユニット155が着脱自在に装着されている。この両面給紙ユニット155は搬送ベルト121の逆方向回転で戻される用紙112を取り込んで反転させて再度カウンタローラ122と搬送ベルト121との間に給紙する。
さらに、図12に示すように、キャリッジ103の走査方向の一方側の非印字領域には、記録ヘッド107のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構156を配置している。
この維持回復機156は、記録ヘッド107の各ノズル面をキャピングするための各キャップ157と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード158と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行なうときの液滴を受ける空吐出受け159などを備えている。
このように構成した画像形成装置においては、給紙部から用紙112が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙112はガイド115で案内され、搬送ベルト121とカウンタローラ122との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド123で案内されて先端加圧コロ125で搬送ベルト121に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御回路によって高圧電源から帯電ローラ126に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト121が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト121上に用紙112が給送されると、用紙112が搬送ベルト121に静電力で吸着され、搬送ベルト121の周回移動によって用紙112が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ103を往路及び復路方向に移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド107を駆動することにより、停止している用紙112にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙112を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙112の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙112を排紙トレイ54に排紙する。
また、両面印刷の場合には、表面(最初に印刷する面)の記録が終了したときに、搬送ベルト121を逆回転させることで、記録済みの用紙112を両面給紙ユニット155内に送り込み、用紙112を反転させて(裏面が印刷面となる状態にして)再度カウンタローラ122と搬送ベルト121との間に給紙し、タイミング制御を行って、前述したと同様に搬送ベル121上に搬送して裏面に記録を行った後、排紙トレイ154に排紙する
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ103は維持回復機構155側に移動されて、キャップ157で記録ヘッド107のノズル面がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ157で記録ヘッド107をキャッピングした状態でノズルから記録液を吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という。)し、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作を行い、この回復動作によって記録ヘッド107のノズル面に付着したインクを清掃除去するためにワイパーブレード158でワイピングを行なう。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。これによって、記録ヘッド107の安定した吐出性能を維持する。
次に、この画像形成装置の本発明に係るヘッド駆動装置を含む制御部の概要について図13を参照して説明する。なお、同図は同制御部の全体ブロック説明図である。
この制御部200は、装置全体の制御を司るCPU201と、CPU201が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM202と、画像データ等を一時格納するRAM203と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための不揮発性メモリ(NVRAM)204と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC205とを備えている。
また、この制御部200は、パーソナルコンピュータ等の画像処理装置(あるいはデータ処理装置)であるホスト側とのデータ、信号の送受を行うためのI/F206と、記録ヘッド107を駆動するための駆動波形を生成する駆動波形生成部207と、本発明に係る液滴吐出ヘッドである記録ヘッド107を駆動制御するヘッドドライバ208と、主走査モータ104駆動するための主走査モータ駆動部211と、副走査モータ131を駆動するための副走査モータ駆動部213と、帯電ローラ126に対してACバイアス電圧を供給するACバイアス供給部114と、環境温度及び/又は環境湿度を検出する環境センサ218、図示しない各種センサからの検知信号を入力するためのI/O216などを備えている。
また、この制御部200には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行うための操作パネル217が接続されている。
ここで、制御部200は、パーソナルコンピュータ等の画像処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの画像データを含む印刷データ(印字データ)等をケーブル或いはネットを介してI/F206で受信する。
そして、CPU201は、I/F206に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC205にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行ってヘッドドライバ208に画像データを転送する。なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成は、例えばROM202にフォントデータを格納して行っても良いし、ホスト側のプリンタドライバで画像データをビットマップデータに展開してこの装置に転送するようにしても良い。
駆動波形生成部207は、駆動信号のパターンデータをD/A変換するD/A変換器等で構成され、1又は複数の駆動信号で構成される駆動波形をヘッドドライバ208に対して出力する。
ヘッドドライバ208は、シリアルに入力される記録ヘッド107の1行分に相当する画像データ(ドットパターンデータ)に基づいて駆動波形生成部207から与えられる駆動波形を構成する駆動信号を選択的に記録ヘッド107の共通電極及び個別電極間に印加して記録ヘッド107を駆動する。
これらの駆動波形生成部207及びヘッドドライバ208によって本発明に係る液滴吐出ヘッドである記録ヘッド107の各静電型アクチュエータの共通電極及び個別電極に対して駆動電圧を印加し、このとき複数の共通電極に対して異なる電圧を印加する手段を備えている本発明に係るヘッド駆動装置を構成している。
そこで、このヘッド駆動装置によるヘッド駆動電圧の印加について図14以降を参照して説明する。なお、以下では、液滴を吐出させるノズルを「吐出ノズル」、液滴を吐出させないノズルを「非吐出ノズル」と称する。また、「共通電極30A」を「共通電極1」、「共通電極30B」を「共通電極2」と称し、「共通電極30A(共通電極1)の部分の振動板領域12A」を「振動板領域1」、「共通電極30B(共通電極2)の部分の振動板領域12A」す「振動板領域2」と称する。
まず、静電アクチュエータの変位量と電圧特性の関係について図14を参照して説明する。静電アクチュエータでは、初期状態(振動板電極−固定電極間の電位差0の状態)から電圧を増加していくと、当初は電圧増加に応じて徐々に(連続的に)振動板変位が増加していく。この時点では、静電力と振動板の反発力は釣り合っている。更に電圧を増加していくと、ある電圧Vth1において、(その直前では、振動板−固定電極間に初期状態の2/3程度の実効ギャップ長がある状態から)振動板が固定電極側に一気に引き寄せられて、振動板が固定電極側(実際には絶縁膜やストッパなどの表面)に当接する。このような現象は、電圧を増加させたとき、振動板の反発力は概ね変位量に比例して増加するのに対し、静電力は実効ギャップ長の2乗に反比例して、急激に増加することによる。この振動板が固定電極側に当接する時の電圧Vth1を「当接電圧Vth1」という。
一方、実効ギャップ長と最大変位量(絶縁膜厚、ストッパ高さによる)の設計にもよるが、振動板が固定電極側に当接している状態から電圧を下げていった場合、実効ギャップ長が極めて小さく、より大きな静電力が働いていることから、当接電圧Vth1直下では振動板は固定電極側から離れず、更にある程度電圧を下げて電圧Vth2(Vth2<Vth1)になった時に振動板は固定電極側から離れる。この当接状態にある振動板が固定電極側から離間するときの電圧Vth2を「離間電圧Vth2」と称する。
そこで、ヘッド駆動装置の第1実施形態について図15を参照して説明する。なお、同図は表形式で示しているので各欄を示すときは(a)〜(l)欄というようにいう(以下、図19まで同じ)。
〈大滴吐出時〉
このときには、(a)、(b)欄に示すように、共通電極1及び共通電極2はいずれも基準電圧(0V)に固定しておき、個別電極については、液滴を吐出させる吐出ノズルについては、(a)欄に示すように当接電圧Vth1よりも大きいパルス電圧Va(なお、電圧値も「Va」とする。Va>Vth1)を印加し、非吐出ノズルについては、(b)欄に示すようにパルス電圧を印加しない(基準電圧:0Vのままにしておく)。
これにより、個別電極−共通電極1、2間の電位差は、吐出ノズルについては、(c)欄に示すように、当接電圧Vth1よりも大きなパルス電圧となるので、(e)欄に示すように、共通電極1に対応した振動板領域1及び共通電極2に対応した振動板領域2共に、振動板12が大きく変形し固定電極側に当接する。その後、電位差が0Vに戻ると、振動板12が元の位置に戻っていき、液滴が吐出される。このとき、例えば、特開2002−113863号公報に記載されているように、効率の良く吐出させるために、液室内が正圧となっているタイミングで振動板を復元させるようにパルス幅を設定することが好ましい。
一方、非吐出ノズルでは、(d)欄に示すように個別電極−共通電極1、2間の電位差は0Vのままであるので、(f)欄に示すように振動板領域1、2は変形せず、液滴は吐出されない。
〈小滴吐出時〉
このときには、(g)、(h)欄に示すように、共通電極1は基準電圧(0V)に固定し、共通電極2には吐出ノズルの個別電極に印加する滴吐出用のパルス電圧Vaと同極性及び同位相で、電圧が1/2程度のパルス電圧Vb(Vb<Va)を印加する。このパルス電圧Vbのパルス幅(印加幅、印加時間幅)はパルス電圧Vaのパルス幅と同じとする。個別電極については、吐出ノズルでは(g)欄に示すように大滴吐出時と同じパルス電圧Vaを印加し、非吐出ノズルでは(h)欄に示すようにパルス電圧を印加しない(基準電圧:0Vにしておく)。
このとき、それぞれの電圧をあらかじめ適切に設定しておけば、吐出ノズルでは、(i)欄に示すように個別電極−共通電極1間の電位差は当接電圧Vth1よりも大きくなり、個別電極−共通電極2間の電位差は当接電圧Vth1よりも小さく(Va−Vb<Vth1)なる。これにより、(k)欄に示すように、振動板領域1では、振動板12が大きく変形し固定電極側に当接し、振動板領域2ではわずかに変形するのみである。その後、電位差が0Vに戻ると、振動板12が元の位置に戻っていき、液滴吐出する。このとき、振動板12が変形→復元するのは、ほとんど振動板領域1のみなので、大滴吐出時に比べ小さな液滴が吐出する。
ここで、振動板領域2については、各種設計値・物性値(振動板剛性・振動板領域1と振動板領域2の面積比、加圧液室体積、ノズル・流体抵抗部の流体抵抗値、液滴粘度・弾性率等)によっては、静電力の影響よりも液室の圧力の影響を大きく受け、波線の様な動きをする場合もあるが、その影響を考慮し設計しておけば良い。
一方、非吐出ノズルでは、(l)欄に示すように、振動板領域1では振動板12の変形→復元はおきずに、振動板領域2でもわずかな変形→復元のみなので、液滴は吐出されない。
このような現象は、静電アクチュエータの前述した「振動板変位量−電圧特性」によるものである。すなわち、静電アクチュエータの「振動板変位量−電圧」特性は、図14に示すように、小さな電圧では電圧変化に対し振動板の変位量はわずかに増加し始め、電圧が上がるにつれ徐々に傾きが大きくなり、ある当接電圧Vth1で変位量は一気に増加し、固定電極側に当接する特性による。
なお、ここでは、共通電極を2分割した場合について説明したが、3分割以上にした場合も同様である(以下の実施形態でも同様である)。また、前述した液滴吐出ヘッドの第1、第2実施形態の構成では、例えば、特開平7−214769号公報に開示されているように、振動板が固定電極側に当接したときに、電極間の絶縁膜に電荷が生じるが、パルスの極性を適宜変えることで、一定の特性を得ることが可能である。さらに、逆極性の場合の図示は省略したが、図示した電圧を逆極性にするだけで、他は全く同様である。
このように、本発明に係る液滴吐出ヘッドの複数の共通電極に対して印加する駆動電圧を異ならせることで液滴の吐出量を変化させる手段を備えることで、駆動回路(ドライバ)のチャンネル数を大幅に増加することなく、簡単な構成で1回に吐出させる液滴吐出量を変化させることができる。
ここで、最大吐出量よりも小さい吐出量の液滴を吐出させるとき、一部の共通電極に対し、最大吐出量の液滴(大滴)を吐出させるときの個別電極との最大電位差が小さくなる駆動電圧を印加することで、一部の共通電極が対応する振動板領域を変形しない(滴吐出を伴わない変形を含む。以下同じである。)ので、小滴(小さい吐出量の液滴)を吐出させることができる。
また、最大吐出量よりも小さい吐出量の液滴を吐出させるとき、一部の共通電極に対し、個別電極に対して印加する駆動電圧と同極性で電圧値が小さな駆動電圧を印加することで、一部の共通電極が対応する振動板領域を変形しないので、小滴(小さい吐出量の液滴)を吐出させることができる。
さらに、最大吐出量よりも小さい吐出量の液滴を吐出させるとき、一部の共通電極に対し、個別電極に印加する駆動電圧と同極性で印加幅が同じで、かつ、電圧値の小さな駆動電圧を印加することで、一部の共通電極が対応する振動板領域を変形しないので、小滴(小さい吐出量の液滴)を吐出させることができる。
次に、ヘッド駆動装置の第2実施形態について図16を参照して説明する。
〈大滴吐出時〉
このときに共通電極1、2及び個別電極に印加する電圧及びそれによるヘッドの動作は前記第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
〈小滴吐出時〉
このときには、(g)、(h)欄に示すように、共通電極1は基準電圧(0V)に固定し、共通電極2には吐出ノズルの個別電極に印加するパルス幅PW1のパルス電圧と同極性で電圧が1/2程度、かつ、パルス幅PW2が広い(PW2>PW1)パルス電圧Vcを印加する。個別電極については、吐出ノズルでは(g)欄に示すように大滴吐出時と同じパルス電圧Vaを印加し、非吐出ノズルでは(h)欄に示すようにパルス電圧を印加しない(基準電圧:0Vのままにしておく)。
このとき、吐出ノズルについて、それぞれの電圧をあらかじめ適切に設定しておけば、(i)欄に示すように個別電極−共通電極1間の電位差は当接電圧Vth1を越える電位となり、共通電極2に印加するパルス電圧Vcのパルス幅PW2が固定電極に印加するパルス電圧Vaのパルス幅PW1よりも広くても、(g)欄に示すようなタイミング(パルス電圧Vcが印加されている時間内にパルス電圧Vaが印加されるタイミング)であれば、個別電極−共通電極2間の電位差を、当接電圧Vth1よりも小さくすることができ、(k)欄に示すように振動板領域1では振動板12が大きく変形→復元し、振動板領域2では振動板12がわずかに変形するのみであるので、小滴が吐出される。
また、非吐出ノズルについては、第1実施形態と同様に、振動板領域2の振動板12がわずかに振動するのみなので、液滴吐出は行われない。
なお、構成によっては、残留電荷対策のために、正逆両極性のパルスを印加することもできる。
さらに、最大吐出量よりも小さい吐出量の液滴を吐出させるとき、一部の共通電極に対し、個別電極に印加する駆動電圧と同極性で印加幅が広く、かつ、電圧値の小さな駆動電圧を印加することで、一部の共通電極が対応する振動板領域を変形しないので、小滴(小さい吐出量の液滴)を吐出させることができる。
次に、ヘッド駆動の第3実施形態について図17を参照して説明する。
〈大滴吐出時〉
このときに共通電極1、2及び個別電極に印加する電圧及びそれによるヘッドの動作は前記第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
〈小滴吐出時〉
このときには、(g)、(h)欄に示すように共通電極1は基準電圧(0V)に固定し、共通電極2には吐出ノズルの個別電極に印加するパルス電圧Vaと同極性で電圧が1/2程度の一定電圧Vdを印加しておく。個別電極については、吐出ノズルでは(g)欄に示すように大滴吐出時と同じパルス電圧Vaを印加し、非吐出ノズルでは(h)欄に示すようにパルス電圧を印加しない(基準電圧:0Vのままにしておく)。
このとき、吐出ノズルについては、前述したと同様に、(i)、(k)欄に示すように、個別電極−共通電極1間の電位差>Vth1となって、振動板領域1では振動板12が大きく変形→復元し、個別電極−共通電極2間の電位差<Vth1となって、振動板領域2では振動板12がわずかに振動して、小滴が吐出される。
また、非吐出ノズルについては、(j)、(l)欄に示すように、個別電極−共通電極1間の電位差=0Vのままで振動板領域1では振動板12は変形せず、0<個別電極−共通電極2の間の電位差(一定電圧Vd)<Vth1となって、振動板領域2では振動板12は動かない(わずかな変形したまま)ので、滴吐出は行なわれない。
このように、いずれかの共通電極に当接電圧vth1より低い一定電圧を印加することでも、小滴吐出を行うことができる。ただし、この場合は、パルスの極性が片極に限られるので、両極のパルスを印可することで残留電荷の影響を排除することができないので、例えば特開2001−260346号公報や特開2001−287357号公報のような、片極パルスの場合でも残留電荷が生じない構成とすることが好ましい。
次に、ヘッド駆動の第4実施形態について図18を参照して説明する。
〈大滴吐出時〉
このときには、(a)、(b)欄に示すように、共通電極1及び共通電極2ともに、吐出ノズルに対応する個別電極に印加するパルス電圧Veと逆極性で概ね等しい電圧のパルス電圧Vfを印加する。この場合、パルス電圧Ve及びパルス電圧Vfはそれぞれ当接電圧Vth1より小さく(Ve<Vth1、Vf<Vth1)、パルス電圧Ve及びパルス電圧Vfの合計値は当接電圧Vth1よりも大きくなる(Ve+Vf>Vth1)ように設定する。非吐出ノズルでは、個別電極の電圧は基準電圧(0V)に固定されている。
このとき、吐出ノズルについては、(c)、(e)欄に示すように、個別電極−共通電極1間の電位差>Vth1となって振動板領域1が大きく変形→復元し、同様に、個別電極−共通電極2間の電位差>Vth1となって振動板領域2も大きく変形→復元するので、大滴が吐出される。
一方、非吐出ノズルについては、(d)、(f)欄に示すように、0<個別電極−共通電極1間の電位差<Vth1となって振動板領域1はわずかに振動し、同様に、0<個別電極−共通電極2間の電位差<Vth1となって振動板領域2はわずかに振動するだけ、液滴の吐出は行なわれない。
〈小滴吐出時〉
このときには、(g)、(h)欄に示すように、共通電極1には吐出ノズルに対応する個別電極に印加するパルス電圧Veと逆極性で概ね大きさが等しく立ち下がりタイミングが概ね同じパルス電圧Vfを印加し、共通電極2は基準電圧(0V)に固定する。
このとき、吐出ノズルについては、(i)、(k)欄に示すように個別電極−共通電極1間の電位差>Vth1となって振動板領域1が大きく変形→復元するが、0<個別電極−共通電極2間の電位差<Vth1となって振動板領域2はわずかに振動するだけであるので、小滴が吐出される。
一方、非吐出ノズルについては、(j)、(l)欄に示すように0<個別電極−共通電極1間の電位差<Vth1となって振動板領域1はわずかに振動するだけで、また、個別電極−共通電極2間の電位差=0であるので振動板領域2は振動しないので、液滴の吐出は行なわれない。
このように、共通電極に個別電極と逆極性の電圧を印加した場合には、前記第1ないし第3実施形態と比べて、個別電極の電圧を概ね半分にすることが可能となるので、駆動回路等のコストを低減することができる。
次に、ヘッド駆動の第5実施形態について図19を参照して説明する。
〈大滴吐出時〉
このときには、前記第4実施形態と同様であるので説明を省略する。
〈小滴吐出時〉
このときには、(g)、(h)欄に示すように共通電極1には吐出ノズルに対応する個別電極に印加するパルス電圧Veと逆極性で概ね大きさが等しく立ち下がりタイミングが概ね同じパルス電圧Vgを印加する。共通電極2には吐出ノズルに対応する個別電極に印加するパルス電圧Veと逆極性で概ね等しい大きさで、かつ、立ち下がりタイミングがパルス電圧Veより遅いパルス電圧Viを印加する。
このときの各電圧を適切に設定することにより、吐出ノズルについては、(i)欄に示すように個別電極−共通電極1間の電位差が当接電圧Vth1より大きくなるパルス電圧が印加されることにより、(k)欄に示すように振動板領域1は変形→復元して、液滴が吐出される。
これに対して、(i)欄に示すように個別電極−共通電極2間の電位差は、一旦当接電圧Vth1を越えた後、個別電極のパルス電圧Veが立ち下がった時点では、離間電圧Vth2と当接電圧Vth1の間の電圧(電圧値Vg)になり、その後、あるタイミングで0Vに戻る。このとき、前述した図14に示したように、当接後に振動板が当接状態より非当接状態に戻るのは電位差が離間電圧Vth2より小さくなったタイミングであるので、振動板領域1に比べて所定のタイミングだけ遅れて振動板領域2の振動板が復元する。この場合、振動板領域1の復元により液滴が吐出した後、加圧液室の圧力が負圧になっているタイミングで振動板領域2の振動板を復元させることで、(k)欄に示すように、振動板領域2の振動板の復元では液滴吐出が起こらないようにすることができる。つまり、振動板領域1のみの振動板の復元で液滴吐出させるので、小滴が吐出されることになる。
一方、非吐出ノズルについては、(j)、(l)欄に示すように、0<個別電極−共通電極1間の電位差<Vth1となって振動板領域1はわずかに振動するだけであり、また、0<個別電極−共通電極2間の電位差<Vth1となって振動板領域2もわずかに振動するだけであるので、液滴の吐出は行なわれない。
このように、小滴吐出時に振動板領域2の振動板を固定電極側に当接させた状態にしておくことで、流路系のコンプライアンスを小さくなるので、より早い駆動が可能となる。もちろん、その効果としては、振動板領域2が全体のコンプライアンスに占める割合によるので、各種設計値・物性値(振動板剛性・振動板領域1と振動板領域2の面積比、加圧液室体積、ノズル・流体抵抗部の流体抵抗値、液滴粘度・弾性率等)等によって駆動方式を選択すれば良い。
つまり、最大吐出量よりも小さい吐出量の液滴を吐出させるとき、複数の共通電極の複数領域で、個別電極との最大電位差が、振動板が固定電極側に当接するときの当接電圧以上となる駆動電圧を印加し、振動板が固定電極側に当接した後、複数領域の内の一部の領域では個別電極と共通電極の電位を等しくするとともに、残りの領域では個別電極と共通電極の電位差を振動板が固定電極側から離れない電位以上に保持し、一部の領域では振動板の復元によって液滴吐出を行なわせるとともに、残りの領域では振動板を固定電極側に当接させた状態に維持する駆動電圧を印加することで、小滴吐出時に一部の振動板領域を固定電極側に当接させた状態にしておくことができ、流路系のコンプライアンスを小さくなるので、より応答性を向上するすることができる。
この場合、一部の領域で振動板の復元によって液滴吐出を行わせた後、液室内が負圧になっているときに残りの領域の振動板も固定電極側から復元させる駆動電圧を印加することで、残りの領域の振動板の復元による滴吐出が確実に行われないようにすることができる。
本発明の第1実施形態に係る液滴吐出ヘッドの分解斜視図である。 同ヘッドをノズル板側から見た透過状態で示す平面説明図である。 図2の各部のパターンを抜き出した平面説明図である。 図2のX1−X1線に沿う断面説明図である。 図2のX2−X2線に沿う断面説明図である。 図2のY1−Y1線に沿う断面説明図である。 図2のY2−Y2線に沿う断面説明図である。 本発明の第1実施形態に係る液滴吐出ヘッドの図2のY1−Y1線に沿う断面に相当する断面説明図である。 同Y2−Y2線に沿う断面に相当する断面説明図である。 本発明に係る液体カートリッジの斜視説明図である。 本発明に係る画像形成装置の全体構成を説明する側面説明図である。 同装置の要部平面説明図である。 同装置の制御部の概要を示すブロック図である。 静電アクチュエータにおける振動板変位量−電圧特性の説明に供する説明図である。 本発明に係るヘッド駆動装置の第1実施形態における駆動電圧の印加方法の説明に供する説明図である。 本発明に係るヘッド駆動装置の第2実施形態における駆動電圧の印加方法の説明に供する説明図である。 本発明に係るヘッド駆動装置の第3実施形態における駆動電圧の印加方法の説明に供する説明図である。 本発明に係るヘッド駆動装置の第4実施形態における駆動電圧の印加方法の説明に供する説明図である。 本発明に係るヘッド駆動装置の第5実施形態における駆動電圧の印加方法の説明に供する説明図である。
符号の説明
1…アクチュエータ基板
2…流路基板
3…ノズル基板
4…ノズル孔
6…液室(吐出室)
10…共通液室
12…振動板
12A…振動板領域
12A1…第1共通電極に対応する振動板領域
12A2…第2共通電極に対応する振動板領域
13…空隙
14…固定電極(個別電極)
15…液体供給口
30…共通電極(振動板電極)
30A…第1共通電極
30B…第2共通電極
90…液体カートリッジ
200…制御部

Claims (11)

  1. 液滴を吐出する複数のノズルが連通する液室の少なくとも一つの壁面を形成し、少なくとも一部が振動板電極となっている振動板と、この振動板と空隙を介して対向する固定電極とを備え、前記振動板電極及び固定電極のいずれか一方を共通電極とし、他方を個別電極として、両電極間に電圧を印加して静電力で前記振動板を変形させることで前記ノズルから液滴を吐出する液滴吐出ヘッドにおいて、各個別電極に対応して独立して電圧を印加可能な複数の共通電極を設けたことを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  2. 請求項1に記載の液滴吐出ヘッドを駆動するヘッド駆動装置において、前記複数の共通電極に対して印加する駆動電圧を異ならせることで前記液滴の吐出量を変化させる手段を備えていることを特徴とするヘッド駆動装置。
  3. 請求項2に記載のヘッド駆動装置において、最大吐出量よりも小さい吐出量の液滴を吐出させるとき、一部の共通電極に対し、最大吐出量の液滴を吐出させるときの個別電極との最大電位差が小さくなる駆動電圧を印加することを特徴とするヘッド駆動装置。
  4. 請求項2に記載のヘッド駆動装置において、最大吐出量よりも小さい吐出量の液滴を吐出させるとき、一部の共通電極に対し、個別電極に対して印加する駆動電圧と同極性で電圧値が小さな駆動電圧を印加することを特徴とするヘッド駆動装置。
  5. 請求項2に記載のヘッド駆動装置において、最大吐出量よりも小さい吐出量の液滴を吐出させるとき、一部の共通電極に対し、個別電極に印加する駆動電圧と同極性で印加幅が同じか又は広く、かつ、電圧値の小さな駆動電圧を印加することを特徴とするヘッド駆動装置。
  6. 請求項2に記載のヘッド駆動装置において、最大吐出量の液滴を吐出させるとき、複数の共通電極の全てに対し、個別電極に印加する駆動電圧と逆極性の駆動電圧を印加し、最大吐出量よりも小さい吐出量の液滴を吐出させるとき、一部の共通電極に駆動電圧を印加しないことを特徴とするヘッド駆動装置。
  7. 請求項2ないし6のいずれかに記載のヘッド駆動装置において、最大吐出量よりも小さい吐出量の液滴を吐出させるときの共通電極−個別電極間の最大電位差が、前記振動板が前記固定電極側に当接するときの当接電圧よりも小さいことを特徴とするヘッド駆動装置。
  8. 請求項1に記載の液滴吐出ヘッドを駆動するヘッド駆動装置において、最大吐出量よりも小さい吐出量の液滴を吐出させるとき、前記複数の共通電極の複数領域で、前記個別電極との最大電位差が、前記振動板が前記固定電極側に当接するときの当接電圧以上となる駆動電圧を印加し、前記振動板が固定電極側に当接した後、前記複数領域の内の一部の領域では前記個別電極と共通電極の電位を等しくするとともに、残りの領域では個別電極と共通電極の電位差を前記振動板が固定電極側から離れない電位以上に保持し、前記一部の領域では振動板の復元によって液滴吐出を行なわせるとともに、残りの領域では振動板を固定電極側に当接させた状態に維持する駆動電圧を印加する手段を備えていることを特徴とするヘッド駆動装置。
  9. 請求項8に記載のヘッド駆動装置において、前記一部の領域で前記振動板の復元によって液滴吐出を行わせた後、前記液室内が負圧になっているときに前記残りの領域の前記振動板も固定電極側から復元させる駆動電圧を印加することを特徴とするヘッド駆動装置。
  10. 液滴を吐出する液滴吐出ヘッドとこの液滴吐出ヘッドに記録液を供給するインクタンクを一体化した液体カートリッジにおいて、前記液滴吐出ヘッドが請求項1に記載の液滴吐出ヘッドであることを特徴とする液体カートリッジ。
  11. 液滴を吐出する液滴吐出ヘッドを搭載した画像形成装置において、請求項1に記載の液滴吐出ヘッド又は請求項10に記載の液体カートリッジの液滴吐出ヘッドと、請求項2ないし9のいずれかに記載のヘッド駆動装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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