JP4574086B2 - 複合材翼の製造方法および複合材翼 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複合材翼の製造方法および複合材翼に関し、特に、下面外板部構造体と上面外板部構造体とを機械的結合手段によって結合する複合材翼の製造方法と、この製造方法によって製造可能な複合材翼に関する。
【0002】
【従来の技術】
航空機の主翼の桁間構造は、近年においては金属材料のみでなく、軽量で高強度な繊維強化樹脂製の複合材料(以下、単に「複合材」という)を使用して製造される場合が多い。例えば、桁間構造を構成する外板、前後桁、ストリンガなどの補強部材、シアタイなどの連結部材を複合材によって別々に製作し、これらをボルト、ナット、ピン、リベットなどの機械的結合手段(以下、「ファスナ」という)や接着剤によって結合・接着して、主翼の桁間構造を製造する方法がある。
【0003】
また、RTM(Resin Transfer Molding)法やRFI(Resin Film Infusion)法のような樹脂含浸硬化法を採用して、前桁と外板と補強部材とから構成される桁間構造の前方部分(以下、「前桁構造」という)と、後桁と外板と補強部材とから構成される桁間構造の後方部分(以下、「後桁構造」という)とを、それぞれ一体的に製作し、これらをファスナで結合して主翼の桁間構造を製造する方法も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、外板、前後桁、補強部材、連結部材などの各部品を複合材によって別々に製作し、これら各部品をファスナによって結合して主翼の桁間構造を製造する方法によると、これら各部品毎に硬化成形プロセスが異なることが多いので、限られた設備で多品種の部品を製作して揃えるために長期間を要し、製造サイクルが長くなっていた。
【0005】
また、前記したような各部品を複合材によって別々に製作した後にファスナ結合する方法によると、各部品の結合部(例えば、桁と外板の結合部や、外板と補強部材の結合部)に隙間が生じてしまうことが多い。主翼の桁間構造は燃料タンクとしても使用されるので、このような隙間を埋めるためシール処理を施したり、各部品の結合部近傍部分の形状を補修したりする必要があり、結合前の微調整や位置決めに人手や時間がかかり、結果的に製造上のコストが嵩んでいた。
【0006】
一方、各部品を複合材によって別々に製作した後に接着剤によって接着して主翼の桁間構造を製造する方法によると、前記したファスナ結合する方法と同様に、限られた設備で多品種の部品を製作して揃えるために長期間を要し、製造サイクルが長くなっていた。また、このように接着剤によって各部品を接着する方法によっても各部品の接着部に隙間が生じてしまうことが多く、接着剤によってこの隙間を埋める必要があって人手や時間がかかり、結果的に製造上のコストが嵩んでいた。
【0007】
また、樹脂含浸硬化法を採用して前桁構造および後桁構造をそれぞれ一体的に製作し、これらをファスナで結合して主翼の桁間構造を製造する方法によると、これら前桁構造および後桁構造は大型で複雑なキャビティを有するため、このキャビティを成形するための分割可能な特殊な中子治具が必要となり、この特殊な中子治具を製造するためのコストが嵩む。また、前桁構造および後桁構造の製作前には、この特殊な中子治具に離型処理を施す必要があり、かつ、製作後には、この特殊な中子治具を分解して清掃する必要があるため、結果的に製造上のコストが嵩むこととなる。
【0008】
本発明の課題は、製造に必要な人手および組立工数を削減して製造サイクルを短縮し、製造上のコストを格段に低減させることのできる複合材翼の製造方法と、この製造方法によって製造することができる複合材翼を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、例えば図1ないし図5に示すように、複合材翼の製造方法において、下面外板、前後桁および前記下面外板を補強するストリンガを含む下面外板部構造体を製作する下面外板部構造体製作工程と、上面外板および前記上面外板を補強するストリンガを含む上面外板部構造体を製作する上面外板部構造体製作工程と、前記下面外板部構造体と前記上面外板部構造体とを結合する上下面外板部構造体結合工程とを備え、前記下面外板部構造体製作工程は、所定位置で翼後方へと突出する前方リブポストを有する前桁を熱硬化性樹脂が一次硬化した状態で成形する前桁成形工程と、前記所定位置に対向する位置で翼前方へと突出する後方リブポストを有する後桁を熱硬化性樹脂が一次硬化した状態で成形する後桁成形工程と、下面外板を補強する下面ストリンガを熱硬化性樹脂が一次硬化した状態で成形する下面ストリンガ成形工程と、前記リブポストが位置する翼位置において下面外板のコード方向の内面形状に沿って立設される下面リブコード用のプリプレグを積層する下面リブコード用プリプレグ積層工程と、翼の下面形状を有する下面外板治具上に下面外板用プリプレグを積層する下面外板用プリプレグ積層工程と、前記下面外板用プリプレグの上に接着剤を介して前記前桁、前記後桁、前記下面ストリンガおよび前記下面リブコード用プリプレグをそれぞれ配置する配置工程と、前記下面外板用プリプレグ、前記前桁、前記後桁、前記下面ストリンガおよび前記下面リブコード用プリプレグを被覆手段により被覆する被覆工程と、前記被覆手段で被覆した部分を排気し加圧し加熱する硬化成形工程とを有し、前記上面外板部構造体製作工程は、上面外板を補強する上面ストリンガを熱硬化性樹脂が一次硬化した状態で成形する上面ストリンガ成形工程と、前記リブポストが位置する翼位置において上面外板のコード方向の内面形状に沿って立設される上面リブコード用のプリプレグを積層する上面リブコード用プリプレグ積層工程と、翼の上面形状を有する上面外板治具上に上面外板用プリプレグを積層する上面外板用プリプレグ積層工程と、前記上面外板用プリプレグの上に接着剤を介して前記上面ストリンガおよび前記上面リブコード用プリプレグを配置する配置工程と、前記上面外板用プリプレグ、前記上面ストリンガおよび前記上面リブコード用プリプレグを被覆手段で被覆する被覆工程と、前記被覆手段で被覆した部分を排気し加圧し加熱する硬化成形工程とを有し、前記上下面外板部構造体結合工程は、複合材または金属により所定形状のリブを製作するリブ製作工程と、前記リブを下面外板部構造体の前記前方および後方リブポストと前記下面リブコードとに機械的結合手段によって結合する第1リブ結合工程と、前記リブが結合された前記下面外板部構造体の桁と前記上面外板部構造体の外板とを機械的結合手段により結合する上下結合工程と、前記リブと前記上面外板部構造体の前記上面リブコードとを機械的結合手段によって結合する第2リブ結合工程とを有することを特徴とする。
【0010】
請求項1記載の発明によれば、一次硬化させた前後桁および下面ストリンガと、下面外板用プリプレグおよび下面リブコード用プリプレグとを使用して、いわゆるコボンド法によって下面外板部構造体を製作する工程を備え、かつ、一次硬化させた上面ストリンガと、上面外板用プリプレグおよび上面リブコード用プリプレグとを使用して、いわゆるコボンド法によって上面外板部構造体を製作する工程を備えるので、外板、前後桁、リブコードなど硬化プロセスの異なる部品を別々に製作して揃える手間が少ない。この結果、複合材翼の製造サイクルを格段に短縮することができる。
【0011】
また、請求項1記載の発明によれば、一次硬化させた前後桁および下面ストリンガと、下面外板用プリプレグおよび下面リブコード用プリプレグとを使用して、いわゆるコボンド法によって下面外板部構造体を製作する工程を備え、かつ、一次硬化させた上面ストリンガと、上面外板用プリプレグおよび上面リブコード用プリプレグとを使用して、いわゆるコボンド法によって上面外板部構造体を製作する工程を備えるので、プリプレグの柔軟性により、製造された各部品の結合部、例えば、前後桁と外板の結合部や、ストリンガと外板の結合部や、外板とプリプレグの結合部に隙間が生じることがない。
【0012】
従って、各部品同士をファスナで結合する作業、各部品の結合部の隙間を埋めるためのシール処理、各部品の結合部近傍部分の形状を補修する作業、各部品同士を接着剤によって接着する作業、および、接着剤によって部品の接着部の隙間を埋める作業が不要となり、これらの作業に要していた人手や時間を削減することができる。この結果、複合材翼の製造上のコストを格段に低減することができる。
【0013】
さらに、請求項1記載の発明によれば、一次硬化させた前後桁および下面ストリンガと、下面外板用プリプレグおよび下面リブコード用プリプレグとを使用して、いわゆるコボンド法によって下面外板部構造体を製作する工程を備え、かつ、一次硬化させた上面ストリンガと、上面外板用プリプレグおよび上面リブコード用プリプレグとを使用して、いわゆるコボンド法によって上面外板部構造体を製作する工程を備えるので、これら下面外板部構造体および上面外板部構造体を製作する際に、分割可能な特殊な中子治具を使用する必要がない。従って、この特殊な中子治具を製造するためのコストを削減することができる。また、この特殊な中子治具の離型処理や、分解・清掃作業を省くことができる。この結果、複合材翼の製造上のコストを格段に低減することができる。
【0014】
さらにまた、請求項1記載の発明によれば、リブポストを備える前後桁とリブコードとを有する下面外板部構造体および上面外板部構造体を製作する工程を備え、かつ、これらリブポストおよびリブコードをリブとの結合部分として下面外板部構造体と上面外板部構造体とを結合する工程を備えるので、複合材翼の製造工程を格段に簡素化することができる。
【0015】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の複合材翼の製造方法において、一次硬化した状態で成形した前記前桁および後桁が、RTM法またはRFI法によって製作されたものであることを特徴とする。
【0016】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の奏する作用効果に加え、前桁および後桁を一次硬化した状態で成形する際に、プリプレグを使用することなく、RTM法またはRFI法を採用しているので、高品質な前桁および後桁を効率的に製作することができる。この結果、高品質な複合材翼を効率的に製造することができる。
【0017】
請求項3記載の発明に係る複合材翼は、例えば図1に示すように、前桁および後桁と、前記前桁および後桁に接着手段により一体的に接合された下面外板と、前記前桁および後桁に機械的結合手段により結合された上面外板と、前記下面外板および上面外板の内面に接着手段により一体的に接合され翼弦方向に延在する複数のストリンガと、前記前桁、後桁、下面外板および上面外板にそれぞれ一体的に接合された部材に機械的結合手段により結合されたリブとを有することを特徴とする。
【0018】
請求項3記載の発明に係る複合材翼は、下面外板および上面外板にストリンガが接着手段により一体的に接合され、かつ、前桁と後桁と下面外板とが接着手段により一体的に成形されているので、強度が充分に確保されるとともに、隙間を埋めるためのシール処理、各部品の結合部近傍部分の形状を補修する作業、部品同士を接着剤によって接着する作業、および、接着剤によって部品同士の接着部の隙間を埋める作業を大幅に省くことができ、これらの作業に要していた人手や時間を削減することができる。この結果、製造上のコストを格段に低減することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面によって詳細に説明する。本実施の形態においては、航空機の主翼の製造方法について説明することとする。本実施の形態に係る製造方法によって製造される主翼は、下面外板部構造体20と上面外板部構造体30とを、リブ40を介して結合して構成した箱型の桁間構造10を有するものである(図1参照)。
【0020】
下面外板部構造体20は、下面外板21、前桁22、後桁23、下面ストリンガ24および下面リブコード25を有する複合材製の構造体であり、後述する上面外板部構造体30とリブ40を介して結合されて桁間構造10を構成するものである。下面外板21は、主翼下面に作用する空気力を受ける部材であり、その表面形状は主翼下面の表面形状に成形されている。
【0021】
前桁22および後桁23は、下面外板21の前後に取り付けられて主翼に作用する曲げ荷重、せん断荷重および捩り荷重を受け持つ部材であり、図2に示すように、ウェブ22a、23aおよびフランジ22b、23bを備える。前桁22および後桁23の両フランジ22b、23b間には、リブポスト22c、23cが設けられている。
【0022】
リブポスト22c、23cは、下面外板部構造体20をリブ40を介して上側外板部構造体30と結合させる際に機能する部分であり、図2に示すように、後述するリブ40を結合させるものである。また、前桁22および後桁23のウェブ22a、23aには、補強用のスティフナ(23d)も設けられている(図1参照)。
【0023】
下面ストリンガ24は、下面外板21の長さ方向(すなわち、主翼のスパン方向)に延在させた長尺の部材であり、下面外板21の幅方向(すなわち、主翼のコード方向)に複数本並べられて取り付けられている(図1参照)。この下面ストリンガ24は、主翼のスパン方向を補強する補強部材であり、本実施の形態においては、その長さ方向に対して直角に切断した際の形状はハット形を呈している(図2参照)。
【0024】
下面リブコード25は、下面外板21の幅方向(すなわち、主翼のコード方向)に延在させた部材であり、下面外板21の長さ方向(すなわち、主翼のスパン方向)に複数本並べられて、下面ストリンガ24の上側に取り付けられている(図1および図2参照)。この下面リブコード25は、下面外板部構造体20を上面外板部構造体30と結合させる際に機能する部分であり、図2に示すように、後述するリブ40を結合させるものである。
【0025】
上面外板部構造体30は、上面外板31、上面ストリンガ34および上面リブコード35を有する複合材製の構造体であり、前記した下面外板部構造体20と結合されて桁間構造10を構成するものである。上面外板31は、主翼上面に作用する空気力を受ける部材であり、その表面形状は主翼上面の表面形状に成形されている。
【0026】
上面ストリンガ34は、上面外板31の長さ方向(すなわち、主翼のスパン方向)に延在させた長尺の部材であり、上面外板31の幅方向(すなわち、主翼のコード方向)に複数本並べられて取り付けられている(図5参照)。この上面ストリンガ34は、下面ストリンガ24とともに主翼のスパン方向を補強する補強部材であり、本実施の形態においては、その長さ方向に対して直角に切断した際の形状はハット形を呈している(図5参照)。
【0027】
上面リブコード35は、上面外板31の幅方向(すなわち、主翼のコード方向)に延在させた部材であり、上面外板31の長さ方向(すなわち、主翼のスパン方向)に複数本並べられて、上面ストリンガ34の上側に取り付けられている(図5参照)。この上面リブコード35は、上面外板部構造体30を下面外板部構造体20と結合させる際に機能する部分であり、後述するリブ40を結合させるものである。
【0028】
下面外板部構造体20および上面外板部構造体30は、リブ40を介して結合されて、桁間構造10を構成している。すなわち、下面外板部構造体20の前桁22および後桁23のリブポスト22c、23cおよび下面リブコード25に、リブ40をファスナ50によって結合し、このリブ40に上面外板部構造体30の上面リブコード35をファスナ50によって結合することによって、これら下面外板部構造体20および上面外板部構造体30を結合している(図5参照)。
【0029】
次に、桁間構造10の製造方法について説明する。本実施の形態に係る製造方法は、(1)下面外板部構造体20を製作する工程(下面外板部構造体製作工程)と、(2)上面外板部構造体30を製作する工程(上面外板部構造体製作工程)と、(3)下面外板部構造体20と上面外板部構造体30とを結合する工程(上下面外板部構造体結合工程)とからなるので、以下この順に説明する。
【0030】
(1)下面外板部構造体製作工程
本工程は、下面外板部構造体20を一体的に製作する工程である。まず、リブポストを備えた前桁22および後桁23と下面ストリンガ24とを、熱硬化性樹脂を一次硬化させて製作する。この工程によって製作された各部品は、後述する硬化成形工程において加圧・加熱されることによって本硬化される(図1および図2参照)。
【0031】
前桁22、後桁23および下面ストリンガ24は、RTM法やRFI法のような樹脂含浸硬化法を採用して製作することができる。具体的には、所定の下型治具の上に(強化繊維製の)ドライプリフォームを配置し、この上をバギングフィルムで被覆し、被覆した部分に前記した特定の熱硬化性樹脂を導入してドライプリフォームに含浸させ、加圧・加熱して一次硬化させる手法(RTM法)や、所定の下型治具の上に熱硬化性樹脂フィルムおよびドライプリフォームを順次積層し、この上をバギングフィルムで被覆し、加圧・加熱によって熱硬化性樹脂フィルムを溶融させてドライプリフォームに含浸させて一次硬化させる手法(RFI法)によって製作することができる。
【0032】
また、前桁22、後桁23および下面ストリンガ24は、プリプレグ積層法を採用して製作することもできる。具体的には、所定の下型治具の上に、前桁用、後桁用または下面ストリンガ用のプリプレグ(すなわち、未硬化状態の熱硬化性樹脂を強化繊維の束に含浸させた薄板状体)を所要の厚さ分だけ積層し、これを加圧・加熱して一次硬化させる手法によって製作することができる。
【0033】
前記したドライプリフォームやプリプレグを構成する強化繊維の種類としては、ガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊維、アルミナ繊維などを挙げることができる。また、この工程では、二段階硬化可能な特定の熱硬化性樹脂を使用することとする。本実施の形態においては、一次硬化条件を110℃で3時間に設定している。
【0034】
次いで、主翼下面の表面形状を有する下面成形治具の上に下面外板用プリプレグを積層する(下面外板用プリプレグ積層工程)。下面成形治具は、後述する硬化成形工程における加圧・加熱に耐え得る剛性・耐熱性を備えるものであれば、その材料に限定はない。ここで使用されるプリプレグを構成する熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、架橋ポリエチレン、ポリイミドなどを挙げることができ、中でもエポキシ樹脂が好適である。
【0035】
次いで、下面外板成形用プリプレグの上に、接着剤を介して、前桁22、後桁23および下面ストリンガ24を配置する。この際に使用する接着剤は、後述する硬化成形工程の加熱によって硬化させることができるエポキシ樹脂系、フェノール樹脂系などの熱硬化型の接着剤とする。この接着剤の態様は、フィルム状、液状、粉末状などとすることができるが、取り扱い易く品質の安定したフィルム状のものが好ましい。なお、一次硬化させた部品は、この工程において形状がくずれることがない。
【0036】
次いで、下面リブコード用プリプレグ25’を形成する(下面リブコード用プリプレグ形成工程)。この際には、前記した下面成形治具とは別のリブコード用治具を用意し、このリブコード用治具の上に下面リブコード25の成形に必要な枚数のプリプレグを積層し、下面リブコード用プリプレグ25’を形成する。
【0037】
下面リブコード用プリプレグ25’は、図3に示したように垂直部用部分25’aと水平部用部分25’bとを有し、水平部用部分25’bは、図4(a)に示すように下面外板用プリプレグおよび下面ストリンガ24と接触させた状態で硬化成形されて水平部25bとされる。また、垂直部用部分25’aは硬化成形されて、図4(b)に示すように、リブ40との結合部分として機能する垂直部25aとされる。
【0038】
次いで、準備した下面リブコード用プリプレグ25’を、下面ストリンガ24の上側で、前桁22および後桁23のリブポスト22c、23cの間と、下面外板用プリプレグ上に、接着剤を介して配置する。
【0039】
次いで、下面外板用プリプレグ、前桁22、後桁23、下面ストリンガ24および下面リブコード用プリプレグ25’を、被覆手段で被覆する(被覆工程)。
この下面リブコード用プリプレグ25’は、前桁22、後桁23および下面ストリンガ24のような剛性を有しない。また、下面リブコード25を下面外板21の内面形状に合わせて成形するため、下面リブコード用プリプレグ25’の垂直部25’aを支持するためのリブコード支持治具60を水平部25’bの上に配置し、これらの外側をリブコード用バギングフィルム70で被覆する(図3参照)。この後、下面外板用プリプレグ、前桁22、後桁23、下面ストリンガ24および下面リブコード用プリプレグ25’全体を被覆する。被覆手段としては、バギングフィルムやゴム製モールドバッグを挙げることができる。
【0040】
次いで、被覆手段で被覆した部分を排気しながら加圧・加熱して、下面外板部構造体20を一体成形する(硬化成形工程)。この加圧・加熱は、オートクレーブやオーブンを使用して施すことができる。この工程では、下面外板用プリプレグへの前桁22、後桁23、下面ストリンガ24および下面リブコード用プリプレグ25’の接着と、下面外板用プリプレグおよび下面リブコード用プリプレグ25’の硬化と、前桁22、後桁23および下面ストリンガ24の本硬化とが、同時に行われる。
【0041】
(2)上面外板部製作工程
本工程は、上面外板部構造体30を一体的に製作する工程である。なお、本工程において、前記した下面外板部製作工程と実質的に同一の部分については説明を省略する。
【0042】
まず、上面ストリンガを、熱硬化性樹脂を一次硬化させて製作する。この工程によって製作された上面ストリンガは、後述する硬化成形工程において加圧・加熱することによって本硬化させる。次いで、主翼上面の表面形状を有する上面成形治具の上に上面外板用プリプレグを積層し(上面外板用プリプレグ積層工程)、上面外板用プリプレグの上に、接着剤を介して、上面ストリンガを配置する。
【0043】
次いで、上面リブコード用プリプレグを形成する(上面リブコード用プリプレグ形成工程)。上面リブコード用プリプレグは、図示していないが、下面リブコード用プリプレグ25’と同様に、垂直部用部分と水平部用部分とを有するものであり、その垂直部用部分は硬化成形されて、リブ40との結合部分として機能する。
【0044】
次いで、上面外板用プリプレグの上に、上面ストリンガを避けながら、接着剤を介して上面リブコード用プリプレグを配置し、上面外板用プリプレグ、上面ストリンガおよび上面リブコード用プリプレグを被覆手段で被覆し(被覆工程)、被覆手段で被覆した部分を排気しながら加圧・加熱して上面外板部構造体30を一体成形する(硬化成形工程)。
【0045】
(3)上下面外板部結合工程
本工程は、下面外板部構造体20と上面外板部構造体30とを結合する工程である。まず、下面外板部構造体20と上面外板部構造体30とを結合する強度部材であるリブ40を製作する(リブ製作工程)。リブ40は、複合材または金属から製作され、複合材から調製する場合には、前記したRTM法やRFI法のような樹脂含浸硬化法を採用して製作することができる。なお、リブ40は、強度部材として高い剛性が必要とされるので、本硬化させたものを使用する。
【0046】
次いで、下面外板部構造体20の前桁22(後桁23)のリブポスト22c(23c)および下面リブコード25に、リブ40をファスナ50によって結合し(第1リブ結合工程:図3および図4(b)参照)、リブ40が結合された下面外板部構造体20と上面外板部構造体30とを前後の桁部分でファスナ結合する(上下結合工程)。この後、下面外板部構造体20に結合させたリブ40に上面外板部構造体30の上面リブコード35をファスナ50によって結合する(第2リブ結合工程)。この第2リブ結合工程においては、作業者が、下面外板部構造体20の下面外板21に設けた点検孔21a(図1参照)から、下面外板部構造体20と上面外板部構造体30とによって形成される閉空間に入り込み、前記したファスナ結合を行う。また、点検孔21aを使用して、前後の桁と上面外板との間にシール剤を塗布する。
【0047】
なお、本実施の形態に係る航空機の主翼は、図1に示すように、翼端側になるに従って翼厚が薄くなっている。このため、翼端近傍部分においてはリブ40を配置することなく、あらかじめ下面外板部構造体20の下面リブコード25の高さを高くしておき、この高くした下面リブコード25に、直接、上面外板部構造体30の上面リブコード35をファスナ50によって結合している(図5参照)。
【0048】
以上の工程によって、主翼の桁間構造10を製造することができる。この後、別途製造した主翼の前縁部、後縁部、エルロン、フラップなどをこの桁間構造10に取り付けて、航空機の主翼とする。
【0049】
本実施の形態に係る製造方法によれば、一次硬化させた前桁22、後桁23、および下面ストリンガ24と、下面外板用プリプレグおよび下面リブコード用プリプレグ25’とを使用して、いわゆるコボンド法によって下面外板部構造体20を製作する工程を備え、かつ、一次硬化させた上面ストリンガと、上面外板用プリプレグおよび上面リブコード用プリプレグとを使用して、いわゆるコボンド法によって上面外板部構造体30を製作する工程を備えるので、下面外板21、上面外板31、前桁22、後桁23、下面ストリンガ24、上面ストリンガ34など硬化プロセスの異なる部品を別々に製作して揃える手間が少ない。この結果、製造サイクルを格段に短縮することができる。
【0050】
また、本実施の形態に係る製造方法によれば、各部品同士のファスナ結合や、各部品同士の接着を行うことなく、いわゆるコボンド法によって下面外板部構造体20および上面外板部構造体30を製作する工程を備えており、プリプレグの柔軟性により、製造された各部品の結合部、例えば、前桁22と下面外板21の結合部や、下面外板21と下面ストリンガ24の結合部に隙間が生じることがない。
【0051】
従って、各部品同士をファスナで結合する作業、各部品の結合部の隙間を埋めるためのシール処理、各部品の結合部近傍部分の形状を補修する作業、各部品同士を接着剤によって接着する作業、および、接着剤によって部品の接着部の隙間を埋める作業が不要となり、これらの作業に要していた人手や時間を削減することができる。この結果、製造上のコストを格段に低減することができる。
【0052】
さらに、本実施の形態に係る製造方法によれば、下面外板部構造体20および上面外板部構造体30を製作する際に、分割可能な特殊な中子治具を使用する必要がない。従って、この特殊な中子治具を製造するためのコストを削減することができる。また、この特殊な中子治具の離型処理や、分解・清掃作業を省くことができる。この結果、製造上のコストを格段に低減することができる。
【0053】
さらにまた、本実施の形態に係る製造方法によれば、リブポスト(22c、23c)を備えた前桁22、後桁23および下面リブコード25を備えた下面外板部構造体20と、上面リブコード35を備えた上面外板部構造体30とを使用しており、これらリブポスト(22c、23c)、下面リブコード25および上面リブコード35をリブ40との結合部分として、下面外板部構造体20と上面外板部構造体30とを結合することができる。従って、製造工程を簡素化することができる。
【0054】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、一次硬化させた前後桁および下面ストリンガと、下面外板用プリプレグおよび下面リブコード用プリプレグとを使用して、いわゆるコボンド法によって下面外板部構造体を製作する工程を備え、かつ、一次硬化させた上面ストリンガと、上面外板用プリプレグおよび上面リブコード用プリプレグとを使用して、いわゆるコボンド法によって上面外板部構造体を製作する工程を備えるので、外板、前後桁、リブコードなど硬化プロセスの異なる部品を別々に製作して揃える手間が少ない。この結果、複合材翼の製造サイクルを格段に短縮することができる。
【0055】
また、請求項1記載の発明によれば、一次硬化させた前後桁および下面ストリンガと、下面外板用プリプレグおよび下面リブコード用プリプレグとを使用して、いわゆるコボンド法によって下面外板部構造体を製作する工程を備え、かつ、一次硬化させた上面ストリンガと、上面外板用プリプレグおよび上面リブコード用プリプレグとを使用して、いわゆるコボンド法によって上面外板部構造体を製作する工程を備えるので、プリプレグの柔軟性により、製造された各部品の結合部、例えば、前後桁と外板の結合部や、ストリンガと外板の結合部や、外板とプリプレグの結合部に隙間が生じることがない。
【0056】
従って、各部品同士をファスナで結合する作業、各部品の結合部の隙間を埋めるためのシール処理、各部品の結合部近傍部分の形状を補修する作業、各部品同士を接着剤によって接着する作業、および、接着剤によって部品の接着部の隙間を埋める作業が不要となり、これらの作業に要していた人手や時間を削減することができる。この結果、複合材翼の製造上のコストを格段に低減することができる。
【0057】
さらに、請求項1記載の発明によれば、一次硬化させた前後桁および下面ストリンガと、下面外板用プリプレグおよび下面リブコード用プリプレグとを使用して、いわゆるコボンド法によって下面外板部構造体を製作する工程を備え、かつ、一次硬化させた上面ストリンガと、上面外板用プリプレグおよび上面リブコード用プリプレグとを使用して、いわゆるコボンド法によって上面外板部構造体を製作する工程を備えるので、これら下面外板部構造体および上面外板部構造体を製作する際に、分割可能な特殊な中子治具を使用する必要がない。従って、この特殊な中子治具を製造するためのコストを削減することができる。また、この特殊な中子治具の離型処理や、分解・清掃作業を省くことができる。この結果、複合材翼の製造上のコストを格段に低減することができる。
【0058】
さらにまた、請求項1記載の発明によれば、リブポストを備える前後桁とリブコードとを有する下面外板部構造体および上面外板部構造体を製作する工程を備え、かつ、これらリブポストおよびリブコードをリブとの結合部分として下面外板部構造体と上面外板部構造体とを結合する工程を備えるので、複合材翼の製造工程を格段に簡素化することができる。
【0059】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果を奏するのは勿論のこと、前桁および後桁を一次硬化した状態で成形する際に、プリプレグを使用することなく、RTM法またはRFI法を採用しているので、高品質な前桁および後桁を効率的に製作することができる。この結果、高品質な複合材翼を効率的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る複合材翼の桁間構造を示すものであって、上面外板部構造体と下面外板部構造体とをリブを介して結合させる前の状態を示す斜視図である。
【図2】図1に示した下面外板部構造体にリブを結合した状態におけるII−II部分の拡大断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る複合材翼の桁間構造の製造方法を説明するためのものであり、下面リブコード用プリプレグを硬化させる際に使用する治具を示す側面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る複合材翼の桁間構造の製造方法を説明するためのものであり、(a)は図2に示した下面外板部構造体を上から見た図であり、(b)は(a)のB−B部分の拡大断面図である。
【図5】図1に示した下面外板部構造体に(リブを介さずに)上面外板部構造体を結合した状態におけるV−V部分(翼端近傍部分)の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 桁間構造
20 下面外板部構造体
21 下面外板
21a 点検孔
22 前桁
22a ウェブ
22b フランジ
22c リブポスト
23 後桁
23a ウェブ
23b フランジ
23c リブポスト
23d スティフナ
24 下面ストリンガ
25 下面リブコード
25a 垂直部
25b 水平部
25’ 下面リブコード用プリプレグ
25’a 垂直部用プリプレグ
25’b 水平部用プリプレグ
30 上面外板部構造体
31 上面外板
34 上面ストリンガ
35 上面リブコード
40 リブ
50 ファスナ
60 リブコード支持治具
70 リブコード用バギングフィルム
Claims (3)
- 複合材翼の製造方法において、
下面外板、前後桁および前記下面外板を補強するストリンガを含む下面外板部構造体を製作する下面外板部構造体製作工程と、
上面外板および前記上面外板を補強するストリンガを含む上面外板部構造体を製作する上面外板部構造体製作工程と、
前記下面外板部構造体と前記上面外板部構造体とを結合する上下面外板部構造体結合工程と
を備え、
前記下面外板部構造体製作工程は、
所定位置で翼後方へと突出する前方リブポストを有する前桁を熱硬化性樹脂が一次硬化した状態で成形する前桁成形工程と、
前記所定位置に対向する位置で翼前方へと突出する後方リブポストを有する後桁を熱硬化性樹脂が一次硬化した状態で成形する後桁成形工程と、
下面外板を補強する下面ストリンガを熱硬化性樹脂が一次硬化した状態で成形する下面ストリンガ成形工程と、
前記リブポストが位置する翼位置において下面外板のコード方向の内面形状に沿って立設される下面リブコード用のプリプレグを積層する下面リブコード用プリプレグ積層工程と、
翼の下面形状を有する下面外板治具上に下面外板用プリプレグを積層する下面外板用プリプレグ積層工程と、
前記下面外板用プリプレグの上に接着剤を介して前記前桁、前記後桁、前記下面ストリンガおよび前記下面リブコード用プリプレグをそれぞれ配置する配置工程と、
前記下面外板用プリプレグ、前記前桁、前記後桁、前記下面ストリンガおよび前記下面リブコード用プリプレグを被覆手段により被覆する被覆工程と、
前記被覆手段で被覆した部分を排気し加圧し加熱する硬化成形工程と
を有し、
前記上面外板部構造体製作工程は、
上面外板を補強する上面ストリンガを熱硬化性樹脂が一次硬化した状態で成形する上面ストリンガ成形工程と、
前記リブポストが位置する翼位置において上面外板のコード方向の内面形状に沿って立設される上面リブコード用のプリプレグを積層する上面リブコード用プリプレグ積層工程と、
翼の上面形状を有する上面外板治具上に上面外板用プリプレグを積層する上面外板用プリプレグ積層工程と、
前記上面外板用プリプレグの上に接着剤を介して前記上面ストリンガおよび前記上面リブコード用プリプレグを配置する配置工程と、
前記上面外板用プリプレグ、前記上面ストリンガおよび前記上面リブコード用プリプレグを被覆手段で被覆する被覆工程と、
前記被覆手段で被覆した部分を排気し加圧し加熱する硬化成形工程と
を有し、
前記上下面外板部構造体結合工程は、
複合材または金属により所定形状のリブを製作するリブ製作工程と、
前記リブを下面外板部構造体の前記前方および後方リブポストと前記下面リブコードとに機械的結合手段によって結合する第1リブ結合工程と、
前記リブが結合された前記下面外板部構造体の桁と前記上面外板部構造体の外板とを機械的結合手段により結合する上下結合工程と、
前記リブと前記上面外板部構造体の前記上面リブコードとを機械的結合手段によって結合する第2リブ結合工程と
を有することを特徴とする複合材翼の製造方法。 - 一次硬化した状態で成形した前記前桁および後桁が、
RTM法またはRFI法によって製作されたものであることを特徴とする請求項1記載の複合材翼の製造方法。 - 前桁および後桁と、
前記前桁および後桁に接着手段により一体的に接合された下面外板と、
前記前桁および後桁に機械的結合手段により結合された上面外板と、
前記下面外板および上面外板の内面に接着手段により一体的に接合され翼弦方向に延在する複数のストリンガと、
前記前桁、後桁、下面外板および上面外板にそれぞれ一体的に接合された部材に機械的結合手段により結合されたリブと
を有することを特徴とする複合材翼。
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