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JP4572112B2 - トナー容器、トナー補給装置及び画像形成装置 - Google Patents

トナー容器、トナー補給装置及び画像形成装置 Download PDF

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JP4572112B2
JP4572112B2 JP2004380959A JP2004380959A JP4572112B2 JP 4572112 B2 JP4572112 B2 JP 4572112B2 JP 2004380959 A JP2004380959 A JP 2004380959A JP 2004380959 A JP2004380959 A JP 2004380959A JP 4572112 B2 JP4572112 B2 JP 4572112B2
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Description

本発明は、像担持体に形成された潜像をトナーにより現像する複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置とこれに装着されるトナー補給装置、並びに当該トナー補給装置に付設されるトナー容器に関するものである。
特開2001−324863号公報
従来、トナーボトルやトナーカートリッジなどと称されるトナー収容体を画像形成装置本体にセットし、このトナー収容体から現像部へトナーを補給する構成が良く知られ、使用されている。この種のトナー収容体は、形状安定なハードボトルで作られているために、収容体交換に伴う使用済み収容体のリサイクルに大きな課題を生じていた。即ち、使用済みのトナー収容体は、ユーザーからメーカーが引き取り、再生・再利用や焼却処理を行っているが、ハードボトルのためトナー収容体は容量が嵩み、ユーザーからメーカーへの回収・運搬の物流コストが嵩んでいた。
更に、回収したトナー収容体にトナーを再充填し、容器の再利用を図る場合、回収容器の洗浄作業も容易でなく、且つトナー充填効率にも難があり、トナー収容体の再利用化に要するコストも高額になっていた。
一方、従来においても、トナー収容体の容積が減容可能となるものが提案されている。しかしながら、減容可能な容器からのトナー排出が非常に不安定で、且つ排出されたトナーの移送にも制約が多く、トナー補給性能の安定・維持に問題があり、トナー収容体の交換時にトナー汚染を生じたり、トナー補給装置の設置位置に制約があったりして、実用化に支障があった。
そこで本出願人は、トナー移送手段として、通称「モーノポンプ」と称される吸引型1軸偏心スクリューポンプを用いることを提案した。このポンプは、金属などの剛性を有する材料でもって偏心したうねりスクリュー形状に形成された雄ねじ型ロータ、ゴムのような弾性材料でもって内側が2条のスクリュー形状に形成され固定設置される雌ねじ型ステータ、これらを包み且つ粉体の移送路を形成する樹脂材料などで作られたホルダーより構成されている。雌ねじ型ステータ内に挿入された雄ねじ型ロータを、駆動装置に連結したコネクティングロッドを介し偏心センタを中心に回転させ、ステータの横断面長円形孔(回転偏心空間)内をその長手方向軸方向に移動回転することでポンピング作用を生ぜしめ(強い自吸力・吸引圧)、被移送物たるトナーをステータ内に吸い込み、ステータを通して吐出させ、その前後で圧縮空気を空気供給装置により供給することでトナーを拡散状態で流動させ、トナー搬送を実現するものである。
特許文献1に開示されたトナー収納容器は、このモーノポンプを用いる画像形成装置での使用を前提に、モーノポンプの吸引圧で変形可能な密閉状の容器本体袋を有している。そして、この容器本体袋の先端には、トナーの排出部が設けられた口金部材が取り付けられている。
本発明は、トナー袋とキャップ部材を備えたトナー容器においてトナー漏れを低減できるように改良することを目的とする。
上記課題は、本発明によれば、トナー供給口を有するトナー収容体と、当該トナー収容体のトナー供給口に着脱自在で、前記トナー供給口から供給されるトナーを受け入れるためのトナー受入口及び当該トナー受入口から受け入れたトナーを排出するトナー排出口を有するキャップ部材とを備え、前記キャップ部材が、前記トナー収容体のトナー供給口が面する方向と異なる方向に動くことで、前記トナー収容体に対して着脱され、前記トナー収容体は、前記トナー供給口が設けられて前記キャップ部材と接続される接続部材を有し、前記キャップ部材が、前記接続部材のトナー供給口に弾性部材からなるOリングを介して嵌合されるとともに、前記接続部材の前記Oリングと接触する面を、前記キャップ部材が挿入される方向に対して平行な面と、該平行な面よりも前記Oリング側に傾斜させた面とで設けたことで、解決される。
前記キャップ部材は、前記トナー供給口が面する方向と垂直方向に移動することで、特に捻転することで、前記トナー収容体に対して着脱されるようになっていれば、好都合である。
記キャップ部材のトナー排出口は、前記トナー供給口と異なる方向に、特に垂直方向に面しているのが、好ましい。前記キャップ部材は、前記トナー受入口から前記トナー排出口へのトナー供給路を開閉する開閉弁を有しているのも、好ましい。
前記接続部材及び前記キャップ部材の一方は溝部を有し、他方は前記溝部と係合する凸部を有し、当該凸部は弾性変形して前記溝部に係合するようになっていれば、好適である。前記凸部は、前記溝部の長手方向に沿って前記溝部に係合するものであり、前記溝部の長手方向における末端部は、前記長手方向での奥側に比べて幅広に形成されていること、特に前記溝部の内面は、前記末端部から前記奥側に向けて幅が狭くなるようにテーパ状に形成されているのが好都合である。同じく、前記凸部の長手方向における先端部は、基部側に比べて幅狭に形成されていること、特に前記凸部の外輪郭は、前記先端部から前記基部側に向けて幅が広がるようにテーパ状に形成されているのが好都合である。前記凸部は、前記キャップ部材を前記接続部材に対して回転させることにより、前記溝部に係合するように形成されているのがよい。
前記溝部の長手方向に沿って前記凸部を前記溝部に対して所定距離だけ押し込んだ場合に、その位置で前記溝部に前記凸部を保持する係止部を、前記接続部材と前記前記キャップ部材が更に有していれば、一層好適である。前記係止部が冶具を用いることで解除されるように形成されていれば、係合状態の確実性を非常に高くできる。
本発明によれば、キャップ部材が、トナー収容体のトナー供給口が面する方向と異なる方向に動くことで、トナー収容体に対する着脱がなされるので、トナー漏れを低減できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明に係るトナー容器が装着されるタンデム型間接転写方式のカラー複写機を示す。当然ながら、本発明は直接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置にもリボルバ型電子写真装置にも適用可能であるし、モノクロタイプの画像形成装置にも適用可能なものである。図中、符号100は複写機本体(画像形成装置本体とも称する)、200は複写機本体100を載せた給紙テーブル、300は複写機本体100上に取り付けられたスキャナ、400は更にその上に取り付けられた原稿自動搬送装置(ADF)である。
複写機本体100には、中央に、無端ベルト状の中間転写体10が設けられている。中間転写体10は、例えばフッ素樹脂や帆布などの伸び難い材料で成るベース層の上に、例えばフッ素ゴムやアクリロニトリル−ブタジェン共重合ゴムなどで成る弾性層を設け、その弾性層の表面に例えばフッ素系樹脂をコーティングして得た平滑性の良いコート層を備えて構成されている。そして、中間転写体10は、図示例では3つの支持ローラ14、15、16に掛け回されて、矢印のように図中時計回りに回転搬送可能となっている。
この図示例では、3つのローラのうち、第2の支持ローラ15の左側に、画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを除去するための中間転写体クリーニング装置17が設けられている。また、第1支持ローラ14と第2支持ローラ15の間に張り渡された中間転写体10上には、その搬送方向に沿って、ブラック・マゼンタ・シアン・イエローの4つの画像形成手段18が横に並べられ配置し、タンデム画像形成装置20を構成している。タンデム画像形成装置20の上には、更に露光装置21が設けられている。一方、中間転写体10を挟んでタンデム画像形成装置20と反対の側には、2次転写装置22が備えられている。2次転写装置22は、図示例では、2つのローラ23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡して構成され、中間転写体10を介して第3の支持ローラ16に押し当てて配置され、中間転写体10上の画像をシートに転写するようになっている。
図面で見て2次転写装置22の左横には、シート上の転写画像を定着するための定着装置25が設けられている。定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27を押し当てて構成されている。上述した2次転写装置22は、画像転写後のシートをこの定着装置25へと搬送するシート搬送機能も備えている。もちろん、2次転写装置22として、非接触のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、このシート搬送機能は別部材で果たされることとなる。
なお、図示例では、このような2次転写装置22及び定着装置25の下に、上述したタンデム画像形成装置20と平行に、シートの両面に画像を記録すべくシートを反転するシート反転装置28が備えられている。
さて、いまこのカラー複写機を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。又は、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じることによって原稿を押さえる。そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動した後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走行体33及び第2走行体34を走行する。そして、第1走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光を更に反射して第2走行体34に向け、第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読み取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
また、不図示のスタートスイッチを押すと、不図示の駆動モータで支持ローラ14、15、16の1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転し、中間転写体10を回転搬送する。同時に、個々の画像形成手段18でその感光体40を回転して、各感光体40上にそれぞれ、ブラック・マゼンタ・シアン・イエローの単色画像を形成する。そして、中間転写体10の搬送とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写体10上に合成カラー画像を形成する。
一方、不図示のスタートスイッチを押すと、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備えられた給紙カセット44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。手差し給紙の場合、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
そして、中間転写体10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写体10と2次転写装置22との間にシートを送り込み、2次転写装置22で転写してシート上にカラー画像を記録する。画像転写後のシートは、2次転写装置22で搬送して定着装置25へと送り込まれ、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着した後、切換爪55で切り換えられ、排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックするか、シート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録した後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
一方、画像転写後の中間転写体10は、中間転写体クリーニング装置17で、画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成装置20による再度の画像形成に備えられる。
上述したタンデム画像形成装置20において、個々の画像形成手段18は、ドラム状の感光体40の周りに、帯電ローラ(装置)、現像装置、1次転写装置62、感光体クリーニング装置、除電装置などを備えている。感光体40は、図示例では、アルミニウムなどの素管に、感光性を有する有機感光材を塗布して、感光層を形成したドラム体であるが、無端ベルト状のものであってもよい。画像形成手段18の機構・動作としては従来と基本的に同じであるので、詳細な説明は割愛する。
次に、上記タンデム画像形成装置20若しくはカラー複写機に設けられるトナー補給装置について説明する。画像形成手段の現像装置にトナーを補給するトナー補給機構を示す図2において、各現像装置60には、それぞれブラック・マゼンタ・シアン・イエローの各トナーを収納した容器80が付設されている。当該容器80は、複写機本体100の前面に設けられたセット部(図示せず)にセットされ配置されている。各色トナー容器80から各現像装置60へトナー補給する機構は同一であるので、図2で一番手前に位置するブラック用の機器に符号を付し代表的に説明する。
トナー容器80をセットするセット部には、容器80に挿入されるノズル90が不図示の機枠に設けられており、トナー吸引手段としての粉体ポンプ70とノズル90とが、トナー移送チューブ91で接続されている。トナー容器80をセット部へセットすることにより、ノズル先端がトナー容器80の下部に装着されているキャップ部材81の弁室内に挿入され、トナー容器80内と粉体ポンプ70が連通する。粉体ポンプ70は、駆動モータ71により回転駆動される駆動シャフト72に装着された駆動シャフトギヤ73から連絡ギヤ74を介して駆動される。粉体ポンプ70としては周知構成のモーノポンプを採用することが想定されている。粉体ポンプ70により移送されたトナーは、一旦補給ユニットたるサブホッパー75に収納され、サブホッパー75下部に設けられたトナー補給口76より現像装置60へトナー供給される。なお図2において、トナー容器80から現像装置60へのトナーの流れを矢印により示す。
図3はトナー容器80の構成を示し、図4はトナー容器80のキャップ部材81の拡大断面を示し、図5はトナー容器80をセット部に装着した状態を拡大断面で示すものである。
トナー容器80は、トナーを内部に収納するトナー収容体82とキャップ部材81から構成されている。キャップ部材81には、図4から認識できるように、横向き円柱状の空間で構成された弁室84があり、中心軸方向の両端部にトナー排出口85を形成している。また弁室84の上周面に形成されたトナー受入口86には、トナー収容体82と連通する連通口88がつながっていて、トナー収容体内に収納されたトナーが連通口88を通ってトナー容器外に排出され得るようになっている。トナー収容体82に嵌合したキャップ部材81の上側周面には、ゴム等の弾性体で構成されたOリング92が配置されており、トナー収容体82(接続部材96)とキャップ部材81の間でつぶれることでトナーをシールしている。トナー収容体82のOリング92と嵌合する面の一部を45度傾けることで、Oリング92を左右方向と上下方向の2方向からつぶすことができ、より確実にトナーをシールすることが可能で、トナー漏れを防止することができる。
弁室内へ挿脱可能な弁体83は円柱形状に形成され、通常は弁室内に設置されている。弁体83を軸方向(図4における左右方向)に動かすことで、連通口88、受入口86、弁室84、トナー排出口85と続くトナー供給路を開閉する。なお、キャップ部材81の側面には情報記録部材87が配されている(図3)。当該情報記録部材87には、その容器内に収納されているトナーに適合する画像形成装置の機種、トナーの色、製造日、トナー残量などの情報が記録されている。
一方、トナー収容体82は袋状に形成して構成されているが、不図示の他の形態として成形樹脂で構成することも可能である。図6にトナー収容体82の構成例を示す。トナー収容体82は、フィルム状の樹脂を溶着して袋状に形成された袋部材95と剛体の接続部材96とで構成されている。袋部材95の開口部97は溶着などによって接続部材96に取り付けられている。トナー収容体82を可撓性袋部材95で構成すると、収納したトナーを使用した後はトナー収容体82を小さく丸めるなどでき、使用済みトナー容器の回収効率を向上させることができる。
図4と図5を比べて理解できるように、トナー供給口89(図6)につながるトナー連通口88からトナー排出口85へのトナー供給路はL字状に曲げられている。輸送中に気温が上昇したり外気圧が低下してトナー容器80の内圧が上昇すると、容器80の内圧が上昇して、容器内のトナーがトナー排出口から漏れる虞がある。また、輸送中やトナー交換時などに袋状に形成されたトナー収容体82が押されても、同様の現象が起きる虞がある。トナー供給口89からトナー排出口85へのトナー供給路がL字状に曲がっていることで、トナーがトナー排出口85まで流れ難くなり、トナー漏れを防止することができる。
トナー容器80を複写機本体100にセットすると、図5に示すように、弁室84内にノズル90先端が挿入され、トナー容器内と粉体ポンプ70が連通する。この状態で粉体ポンプが駆動すると、トナー容器内のトナーが連通口88、弁室84を通って現像装置内へ供給される。トナー容器80が複写機本体にセットされていないときは、トナー供給路は弁体83で塞がれているためにトナーは弁体83の手前でせき止められてトナー排出口85までに至らず、輸送中でのトナー漏れを防止することができる。また、弁体83をトナー収容体82のトナー供給口89が面する方向と垂直方向に移動する構成にすることで、トナー供給口に面するトナーの自重により弁体83が開く虞が少ない。また、トナー容器80の内圧が上昇しても、弁体83は弁室84の内壁に押し付けられる力を受けるため、弁室内壁との摩擦力が増して弁体83は弁室内を動き難くなり、トナー容器内圧で弁体83が抜ける虞が少ない。
図7に、トナー収容体82にキャップ部材81を着脱する様子を概略的に示す。キャップ部材81を嵌めるにあたり、先ずトナー収容体82にトナーを充填し、しかる後に図7(a)に示すようにキャップ部材81をトナー収容体82のトナー供給口89へ近づけ(矢印A方向)、トナー収容体82のトナー供給口89とキャップ部材81のトナー受入口86を嵌合させる。更に、図7(b)に示すようにキャップ部材81を捻って(矢印B方向)セットを完了する(図7c)。キャップ部材81を外す際は、嵌める場合の上記動作と逆の動作をすればよい。トナー収容体82とキャップ部材81を嵌合させた状態で、既にトナー供給口89は完全に閉じているため、この状態でもトナーは漏れない。
キャップ部材81がトナー供給口89に面し、嵌まり込む方向(矢印A)と、キャップ部材81がトナー収容体82に着脱する方向(矢印B)が異なること(本例の場合、嵌め込み方向と着脱方向は垂直関係)で、トナー容器やトナーの自重などによってキャップ部材81が外れる虞が少なくなっている。また、輸送時の振動や誤って落下させたときの衝撃などがキャップ部材81を外す方向に加わっても、キャップ部材81の嵌合を解く方向にも同時に力が加わらない限りキャップ部材81はトナー収容体82から脱落しないため、外力によりキャップ部材81が外れる虞が少ない。特に本例では着脱方向をキャップ部材回転方向としているため、輸送時の振動や落下時の衝撃がキャップ部材81を外す方向の回転力となることは極めてまれである。また、気温が上昇したり外気圧が低下してトナー容器80の内圧が上昇すると、キャップ部材81に嵌合を解く方向(矢印Aの逆方向)の力が働くが、本例ではキャップ部材81の着脱方向(矢印B方向)はその力と垂直になっているので、キャップ部材81が外れる虞が少ない。また、ユーザーの誤操作は、トナー容器を持ったときにキャップ部材の「シャッター付近を押してシャッター部分を開けてしまう」といった「押す」(又は「引く」)という動作が多く、回すという誤操作は円筒状の突起が出ているといった特定の場合以外は起き難く、本例のようなキャップ部材では、ユーザーの誤操作でキャップ部材が外れる虞も少ない。
図8以降において、キャップ部材をトナー収容体に確実に装着する構成部分について説明する。トナー収容体のトナー供給口にキャップ部材を装着する様子の詳細を図8に経時的に示す。袋部材に取り付けられた接続部材96の側方に向かう凸部96’は片持ち状の2段突起として形成されている。一方、キャップ部材81の対応する部分には内側に向いた側方溝部(凹凸部)81’が形成されている。上記凸部96’は荷重を加えると弾性変形しやすい形状であれば図示の形状に限定されないが、キャップ部材を装着する際に噛み合うような形状を備えている必要がある。接続部材96の凸部96’とキャップ部材81の溝部81’の詳細な形状を図9に示す。溝部81’の凸部幅L2は、接続部材の凸部96’の中間スペースの幅L1とL1≦L2の関係にあるので、接続部材の凸部96’が(中間スペースが広がるように)弾性変形して溝部81’に係合(噛合)する。接続部材96とキャップ部材81が係合している状態では、凸部96’の弾性力により接続部材96とキャップ部材81を互いに押し付ける方向の力が常時作用し続けるため、キャップ部材81が接続部材96から外れにくく、トナー漏れを防止できる。なお接続部材96には、弾性変形しやすい材質を使用するのが望ましい。本例ではポリエチレンを使用している。
なお、接続部材の凸部の端部を細くしたり、キャップ部材の溝部の端部を広くしておけば、キャップ部材セット時に溝部に凸部が嵌り始める際に、凸部と溝部が係合し易くなる。凸部の端部を細くし且つ溝部の端部を広くすると、一段と凸部と溝部が係合しやすくる。また図10に示すように、凸部96’の端部に向かって細くなるようにテーパをつけたり、溝部81’の端部に向かってその幅をテーパー状に広くすると、係合開始部で凸部がひっかりにくくなる。凸部と溝部の各端部の両方にテーパをつけると、一段とスムーズに溝部に対して凸部を係合させ易くなる。
図7、図8においてキャップ部材装着を説明したように、トナー収容体82のトナー供給口89とキャップ部材81のトナー受入口86を嵌合させ、キャップ部材81を図7(b)の矢印Bの方向へ回転させて、図8のようにキャップ部材81の溝部81’とトナー収容体の接続部材96の凸部96’とを係合させるわけであるが、その際、図11に示すように、接続部材96の凸部には係止爪93が、キャップ部材81の溝部81’には対応する係止溝94が設けられていてもよい。係止爪93は三角形輪郭を有し、係止溝94はノッチ状に形成されており、キャップ部材81を捻って溝部81’の溝に沿って凸部96’を所定距離移動させ、セット完了時にこれら係止爪93と係止溝94が「カチッ」と噛み合い、セット完了を認識し易くなっている。係止爪、係止溝のような係止部を設けることでキャップ部材は取り外れ方向に動き難くなるため、キャップ部材が外れる虞は極めて小さい。トナー容器やトナーの自重等により容器内部の圧力が外気圧より高くなった場合でも、係止部が外れることはない。また、通常のユーザー操作力よりもはるかに大きな力をかけない限り、係止部が外れることはないので、間違ってキャップを開けてトナーが飛散するような事態の発生する虞もほとんどない。
キャップ部材を一度取り付けた後で不具合が発見されるなどして、キャップ部材を外す必要が出てくる場合がある。この場合、上記係止部を付加した構造においては、取り付け時の逆の動作で外そうとすると、係止爪に過大な荷重がかかって変形してしまい、再度取り付ける際に係止爪が掛からなくなってしまう事態も想定される。このような場合には、冶具99を用いて、係止爪93を係止溝94から逃がす(矢印C)ように凸部96’を弾性変形させ、しかる後にキャップ部材を外す方向(矢印D:矢印Bと逆回り)に動かすと、係止爪93を変形させずにキャップ部材を外すことができる。係止爪が変形しないので、再度キャップ部材を取り付けて使用することも可能である。なお、使用済み容器を回収して再利用する場合も、上記と同様にしてキャップ部材を外し、トナー収容体の内部に付着したトナーを清掃してから、再度トナーを充填してキャップ部材を取り付ければよい。
画像形成装置全体の構成を示す図である。 現像装置にトナーを補給するトナー補給機構を示す図である。 トナー容器の構成を示す図である。 トナー容器のキャップ部材の拡大断面図である。 トナー容器をセット部に装着した状態を拡大断面で示す図である。 トナー収容体の構成例を示す図であり、図6aは袋部材に接続部材を溶着する前の状態を、図6bはこれらを溶着した後の状態を示している。 トナー収容体にキャップ部材を装着する様子を示す図であり、図7aはトナー収容体82にトナー充填したトナー収容体のトナー供給口へキャップ部材を近づける様子を、図7bはキャップ部材をトナー供給口に嵌合した後にキャップ部材を捻る様子を、図7cはその結果としてセット完了した様子を示すものである。 トナー収容体の接続部材にキャップ部材を経時的に詳細に示す図である。 接続部材の凸部とキャップ部材の溝部を拡大して示す部分図である。 凸部と溝部にそれぞれテーパをつけた様子を示す部分図である。 接続部材とキャップ部材にそれぞれ係止部を設けたことを示す図である。 冶具を用いて係止部の係合状態を解除することを説明する図である。
符号の説明
81 キャップ部材
82 トナー収容体
85 トナー排出口
86 トナー受入口
89 トナー供給口

Claims (16)

  1. トナー補給装置に付設されるべきトナー容器であって、
    トナー供給口を有するトナー収容体と、
    当該トナー収容体のトナー供給口に着脱自在で、前記トナー供給口から供給されるトナーを受け入れるためのトナー受入口及び当該トナー受入口から受け入れたトナーを排出するトナー排出口を有するキャップ部材とを備え、
    前記キャップ部材は、前記トナー収容体のトナー供給口が面する方向と異なる方向に動くことで、前記トナー収容体に対して着脱され、
    前記トナー収容体は、前記トナー供給口が設けられて前記キャップ部材と接続される接続部材を有し、
    前記キャップ部材が、前記接続部材のトナー供給口に弾性部材からなるOリングを介して嵌合されるとともに、
    前記接続部材の前記Oリングと接触する面を、前記キャップ部材が挿入される方向に対して平行な面と、該平行な面よりも前記Oリング側に傾斜させた面とで設けたことを特徴とするトナー容器。
  2. 前記キャップ部材は、前記トナー供給口が面する方向と垂直方向に移動することで、前記トナー収容体に対して着脱されることを特徴とする請求項1に記載のトナー容器。
  3. 前記キャップ部材は、捻転することで前記トナー収容体に対して着脱されることを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー容器。
  4. 前記トナー排出口は、前記トナー供給口と異なる方向に面することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のトナー容器。
  5. 前記トナー排出口は、前記トナー供給口が面する方向と垂直方向に面することを特徴とする請求項4に記載のトナー容器。
  6. 前記キャップ部材は、前記トナー受入口から前記トナー排出口へのトナー供給路を開閉する開閉弁を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のトナー容器。
  7. 前記接続部材及び前記キャップ部材の一方は溝部を有し、他方は前記溝部と係合する凸部を有し、当該凸部は弾性変形して前記溝部に係合することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のトナー容器。
  8. 前記凸部は、前記溝部の長手方向に沿って前記溝部に係合するものであり、前記溝部の長手方向における末端部は、前記長手方向での奥側に比べて幅広に形成されていることを特徴とする請求項7に記載のトナー容器。
  9. 前記溝部の内面は、前記末端部から前記奥側に向けて幅が狭くなるようにテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項8に記載のトナー容器。
  10. 前記凸部の長手方向における先端部は、基部側に比べて幅狭に形成されていることを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載のトナー容器。
  11. 前記凸部の外輪郭は、前記先端部から前記基部側に向けて幅が広がるようにテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項10に記載のトナー容器。
  12. 前記凸部は、前記キャップ部材を前記接続部材に対して回転させることにより、前記溝部に係合するように形成されていることを特徴とする請求項7〜11のいずれか一項に記載のトナー容器。
  13. 前記溝部の長手方向に沿って前記凸部を前記溝部に対して所定距離だけ押し込んだ場合に、その位置で前記溝部に前記凸部を保持する係止部を、前記接続部材と前記前記キャップ部材が更に有することを特徴とする請求項7〜12のいずれか一項に記載のトナー容器。
  14. 前記係止部が冶具を用いることで解除されるように形成されていることを特徴とする請求項13に記載のトナー容器。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に係るトナー容器を備えることを特徴とするトナー補給装置。
  16. 請求項1〜14のいずれか一項に係るトナー容器を備えることを特徴とする画像形成装置。
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