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JP4570185B2 - 化粧材の取付構造および化粧材の取付具 - Google Patents

化粧材の取付構造および化粧材の取付具 Download PDF

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JP4570185B2
JP4570185B2 JP27474099A JP27474099A JP4570185B2 JP 4570185 B2 JP4570185 B2 JP 4570185B2 JP 27474099 A JP27474099 A JP 27474099A JP 27474099 A JP27474099 A JP 27474099A JP 4570185 B2 JP4570185 B2 JP 4570185B2
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ceramic board
synthetic resin
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bracket
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昌和 島田
亮太 田中
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Kurashiki Spinning Co Ltd
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Kurashiki Spinning Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、化粧材を建物躯体に取付けるために用いられる化粧材の取付構造および化粧材の取付具に関する。
【0002】
【従来の技術】
1階建物躯体と2階建物躯体との間に生じる隙間を目隠しするために、一般的に胴差しと呼ばれる化粧材が用いられる。従来、1階建物躯体と2階建物躯体との間に生じる隙間は10mm程度であり、防火上問題とならないため、化粧材には表面の意匠性に優れた合成樹脂製化粧材が用いられていた。
【0003】
しかし、近年、外壁構造の規格の関係から、1階建物躯体と2階建物躯体との間に数十mm以上の隙間が生じる場合があり得る。数十mm以上の隙間が生じる場合、単に合成樹脂製化粧材で化粧するのみならず、何らかの防火対策を施した構造が必要となる。
【0004】
そこで、防火用無機材により1階建物躯体と2階建物躯体との隙間の目隠しを行ない、意匠上の要求を満足させるため防火用無機材を覆うようにして合成樹脂製化粧材を取付ける構造が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、1階建物躯体と2階建物躯体との隙間の目隠しを行なうための防火用無機材および合成樹脂製化粧材は、それぞれビス等を用いて建物躯体に固定される。しかし、化粧材および防火用無機材はいすれも長尺であるため、その取扱が容易でない場合が多い。特に、窯業製板材の場合は、重量もかなりの重さになるため、建物躯体側にビス等を用いて直接固定するのは作業時間が膨大になり、またその作業は煩わしいといえる。
【0006】
したがって、この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、化粧材の取付の作業性の向上を図ることのできる化粧材の取付構造および取付具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明のある局面に基づいた、化粧材の取付構造においては、建物躯体に生じる隙間を目隠しするための化粧材を、取付具を用いて建物躯体に取付けるための化粧材の取付構造であって、合成樹脂製化粧材と、窯業系板材とを有し、取付具は、隙間を目隠しするように窯業系板材を固定する窯業系板材取付用ブラケットと、窯業系板材を覆うように合成樹脂製化粧材を固定する合成樹脂製化粧材取付用ブラケットとを有する。
【0008】
そして、窯業系板材取付用ブラケットは、隙間を跨ぐように、合成樹脂製化粧材取付用ブラケットの合成樹脂製化粧材側に取付けられ、窯業系板材取付用ブラケットは、取付具が建物躯体に取付けられた状態で、窯業系板材を受入れるように設けられ、窯業系板材取付用ブラケットの内面には、窯業系板材の抜けを防止するためのかえり部が設けられ、窯業系板材は、建物躯体の合成樹脂製化粧材側から隙間を跨ぐように、窯業系板材取付用ブラケットに固定される
【0009】
この発明のある局面に基づいた、化粧材の取付具においては、上記に記載しているこの発明のある局面に基づいた化粧材の取付構造に用いられる化粧の取付具であって、当該化粧材の取付具は、隙間を目隠しするように窯業系板材を固定する窯業系板材取付用ブラケットと、窯業系板材を覆うように合成樹脂製化粧材を固定する合成樹脂製化粧材取付用ブラケットとを有する。
【0010】
この発明の他の局面に基づいた、化粧材の取付構造においては、建物躯体に生じる隙間を目隠しするための化粧材を、取付具を用いて建物躯体に取付けるための化粧材の取付構造であって、合成樹脂製化粧材と、窯業系板材と、桟木とを有し、取付具は、隙間を目隠しするように窯業系板材を固定する窯業系板材取付用ブラケットと、窯業系板材を覆うように合成樹脂製化粧材を桟木を介在して固定する合成樹脂製化粧材取付用ブラケットとを有する。そして、窯業系板材取付用ブラケットは、隙間を跨ぐように、合成樹脂製化粧材取付用ブラケットの合成樹脂製化粧材側に取付けられ、窯業系板材取付用ブラケットは、取付具が建物躯体に取付けられた状態で、窯業系板材を受入れるように設けられ、窯業系板材取付用ブラケットの内面には、窯業系板材の抜けを防止するためのかえり部が設けられ、窯業系板材は、建物躯体の合成樹脂製化粧材側から隙間を跨ぐように、窯業系板材取付用ブラケットに固定される
【0011】
この発明の他の局面に基づいた、化粧材の取付具においては、上記に記載しているこの発明の他の局面に基づいた化粧材の取付構造に用いられる化粧の取付具であって、当該化粧材の取付具は、隙間を目隠しするように窯業系板材を固定する窯業系板材取付用ブラケットと、窯業系板材を覆うように合成樹脂製化粧材を桟木を介在して固定する合成樹脂製化粧材取付用ブラケットとを有する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に基づいた各実施の形態における、化粧材の建物躯体への取付構造および化粧材の取付具の構造について、図を参照して説明する。
【0013】
(実施の形態1)
図1を参照して、実施の形態1における化粧材の建物躯体への取付構造および化粧材の取付具の構造について説明する。なお、図1は、化粧材の建物躯体への取付構造を示す縦断面図である。
【0014】
<全体構造>
本実施の形態における化粧材の建物躯体への取付構造1000は、化粧材として、合成樹脂製化粧材100が用いられ、防火用無機材として窯業製板材200が用いられる。窯業製板材200は、1階建物躯体500と2階建物躯体600との間に生じる隙間Cにおける防火上の目的から設けられる。また、合成樹脂製化粧材100は、窯業製板材200を覆い、意匠上の要請から設けられる。
【0015】
合成樹脂製化粧材100は、意匠上の観点および機能上の観点から、正面プレート部101、上面プレート部102および底面プレート部103を有している。さらに、底面プレート部103の内面部分には、係合凹部104が形成されている。
【0016】
<取付具300の構造>
合成樹脂製化粧材100および窯業製板材200を、建物躯体に取付けるため取付具300が用いられる。この取付具300は、窯業製板材200を取付ける領域と合成樹脂製化粧材100を取付ける領域とを有し、材質としては特に制限されるものではないが、代表的な例としては、アルミニュウム、ステンレス等の金属材料、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂材料、木材等が挙げられる。なお、加工性および強度を考慮した場合、アルミニュウム、ステンレス等の金属材料を組合せて用いることが好ましい。
【0017】
この取付具300の構造は、合成樹脂製化粧材100を取り付けるためのブラケット301と、窯業製板材200を取り付けるためのブラケット304とを備えている。
【0018】
ブラケット301は、上端部において、2階建物躯体600との間に桟木400を介在して取付けられる上部ブラケット302と、下端部において、合成樹脂製化粧材100の係合凹部104に係合する下部ブラケット303とが形成されている。
【0019】
ブラケット304は、窯業製板材200を受入れるように設けられ、この側壁ブラケット304の内面には、窯業製板材200の抜けを防止するためのかえり部304aが設けられている。
【0020】
<取付構造>
取付具300の建物躯体への取付は、上部ブラケット302部分において、桟木400がビス702により2階建物躯体600に固定され、上部ブラケット302が、ビス701により桟木400に固定される。また、下部ブラケット303がビス704により1階建物躯体500に固定される。
【0021】
窯業製板材200は、ブラケット304に嵌め込まれるようにして取付けられる。また、合成樹脂製化粧材100は、上面プレート部102が、ビス73により桟木400に固定され、係合凹部104が下部ブラケット303に係合し位置決めされる。なお、上面プレート部102と2階建物躯体600との間に生じる隙間は、シール材800により目隠しされる。
【0022】
以上、本実施の形態における化粧材の建物躯体への取付構造1000および化粧材の取付具300の構造によれば、あらかじめ建物躯体500,600にこの取付具300を取付けておくことで、容易に窯業製板材200および合成樹脂製化粧材100を建物躯体500,600に取付けることが可能になり、化粧材の取付作業の容易化に伴なう施工性の向上および取付作業の効率化を図ることが可能になる。
【0023】
参考例1
図2を参照して、参考例1における化粧材の建物躯体への取付構造1100および化粧材の取付具310の構造について説明する。なお、図2は、化粧材の建物躯体への取付構造を示す縦断面図である。また、実施の形態1と同一の構造および同一の機能を有するものについては同一参照番号を用いその説明は省略する。
【0024】
<全体構造>
実施の形態1の取付構造1000と本参考例の取付構造1100とを比較した場合、取付具310の構造が異なっている。実施の形態1の場合、窯業製板材200を受入れるように設けられる側壁ブラケット304は、合成樹脂製化粧材100に開口する構造を有しているが、本参考例における取付具310は、建物躯体500,600側に開口する構造を有している。
【0025】
<取付具310の構造>
取付具310の基本的構造は実施の形態1における取付具300と同じであるが、合成樹脂製化粧材100を取り付けるためのブラケット311と、建物躯体500,600側に開口するように窯業製板材200を取り付けるためのブラケット314とを備えている。
【0026】
<取付構造>
取付具310および合成樹脂製化粧材100の建物躯体への取付は、実施の形態1と同じである。窯業製板材200は、あらかじめ取付具310に取付けられた状態で、窯業製板材200および取付具310が一体となって建物躯体への取付けられる。
【0027】
以上、本参考例における化粧材の建物躯体への取付構造1100および化粧材の取付具310の構造においても、容易に窯業製板材200および合成樹脂製化粧材100を建物躯体500,600に取付けることが可能になり、化粧材の取付作業の容易化に伴なう施工性の向上および取付作業の効率化を図ることが可能になる。
【0028】
(実施の形態
図3を参照して、実施の形態における化粧材の建物躯体への取付構造1200および化粧材の取付具320の構造について説明する。なお、図3は、化粧材の建物躯体への取付構造を示す縦断面図である。また、実施の形態1と同一の構造および同一の機能を有するものについては同一参照番号を用いその説明は省略する。
【0029】
<全体構造>
実施の形態1の取付構造1000と本実施の形態の取付構造1200とを比較した場合、合成樹脂製化粧材110および取付具320の構造が異なっている。実施の形態1の場合、合成樹脂製化粧材100の下端部に設けられる係合凹部104が、取付具300の下部ブラケット303に係合し位置決めされていたが、本実施の形態の構造においては、合成樹脂製化粧材110の下端部に設けられる凸部113のかえり部分113aが、取付具310の下部に設けられる凹部ブラケット325のかえり部分325aに係合することで合成樹脂製化粧材110の位置決めがなされている。その他の構造は、実施の形態1と同じである。
【0030】
以上、本実施の形態における化粧材の建物躯体への取付構造1200および化粧材の取付具320の構造によれば、あらかじめ建物躯体500,600にこの取付具320を取付けておくことで、容易に窯業製板材200および合成樹脂製化粧材110を建物躯体500,600に取付けることが可能になり、化粧材の取付作業の容易化に伴なう施工性の向上および取付作業の効率化を図ることが可能になる。
【0031】
(実施の形態
図4を参照して、実施の形態における化粧材の建物躯体への取付構造1300および化粧材の取付具330Aの構造について説明する。なお、図4は、化粧材の建物躯体への取付構造を示す縦断面図である。また、実施の形態1と同一の構造および同一の機能を有するものについては同一参照番号を用いその説明は省略する。
【0032】
<全体構造>
実施の形態1の取付構造1000と本実施の形態の取付構造1300とを比較した場合、取付具330Aの構造が異なる。具体的には、この取付具330Aの構造は、合成樹脂製化粧材100を取付けるためのブラケット331を有し、取付具330Aの上部ブラケット332および下部ブラケット334の形状が異なっている。特に、上部ブラケット332には、合成樹脂製化粧材100の上面プレート部102に回り込むように補助プレート333,335が設けられている。その他の構造は、実施の形態1と同じである。
【0033】
以上、本実施の形態における化粧材の建物躯体への取付構造1300および化粧材の取付具330Aの構造によれば、あらかじめ建物躯体500,600にこの取付具330Aを取付けておくことで、容易に窯業製板材200および合成樹脂製化粧材100を建物躯体500,600に取付けることが可能になり、化粧材の取付作業の容易化に伴なう施工性の向上および取付作業の効率化を図ることが可能になる。
【0034】
参考例2
図5を参照して、参考例2における化粧材の建物躯体への取付構造1400および化粧材の取付具340の構造について説明する。なお、図5は、化粧材の建物躯体への取付構造を示す縦断面図である。また、参考例1と同一の構造および同一の機能を有するものについては同一参照番号を用いその説明は省略する。
【0035】
<全体構造>
参考例1の取付構造1100と本参考例の取付構造1400とを比較した場合、合成樹脂製化粧材120の構造および取付具340の構造が異なり、具体的には、取付具340の上部ブラケット342,343および下部ブラケット345,346の形状が異なっている。
【0036】
合成樹脂製化粧材120は、意匠上の観点および機能上の観点から、正面プレート部121、上面プレート部122、折れ曲り部123、凹部124および底面プレート部125を有している。さらに、底面プレート部125の内面部分には、係合凹部126が形成されている。
【0037】
<取付具340の構造>
取付具340は、合成樹脂製化粧材100を取り付けるためのブラケット341を備え、上端部において、上部ブラケット342,343および、下端部において、下部ブラケット344,345,346を有している。その他の構造は、参考例1と同じである。
【0038】
以上、本参考例における化粧材の建物躯体への取付構造1400および化粧材の取付具340の構造においても、容易に窯業製板材200および合成樹脂製化粧材100を建物躯体500,600に取付けることが可能になり、化粧材の取付作業の容易化に伴なう施工性の向上および取付作業の効率化を図ることが可能になる。
【0039】
(実施の形態
図6を参照して、実施の形態における化粧材の建物躯体への取付構造1500および化粧材の取付具350の構造について説明する。なお、図6は、化粧材の建物躯体への取付構造を示す縦断面図である。また、参考例2と同一の構造および同一の機能を有するものについては同一参照番号を用いその説明は省略する。
【0040】
<全体構造>
参考例2の取付構造1400と本実施の形態の取付構造1500とを比較した場合、取付具350の構造が異なっている。実施の形態の場合、窯業製板材200を受入れるように設けられる側壁ブラケット304は、建物躯体500,600側に開口する構造を有しているが、本実施の形態における取付具350は、合成樹脂製化粧材120に開口する構造を有している。
【0041】
<取付具350の構造>
取付具350の基本的構造は実施の形態における取付具340と同じであるが、合成樹脂製化粧材120を取付けるためのブラケット351と、合成樹脂製化粧材120に開口するようにして窯業製板材200を取り付けるためのブラケット304を備えている。
【0042】
<取付構造>
取付具310および合成樹脂製化粧材100の建物躯体への取付は、参考例2と同じである。
【0043】
以上、本実施の形態における化粧材の建物躯体への取付構造1500および化粧材の取付具350の構造によれば、あらかじめ建物躯体500,600にこの取付具350を取付けておくことで、容易に窯業製板材200および合成樹脂製化粧材120を建物躯体500,600に取付けることが可能になり、化粧材の取付作業の容易化に伴なう施工性の向上および取付作業の効率化を図ることが可能になる。
【0044】
(実施の形態
図7を参照して、実施の形態における化粧材の建物躯体への取付構造1600および化粧材の取付具330Bの構造について説明する。なお、図7は、化粧材の建物躯体への取付構造を示す縦断面図である。また、実施の形態と同一の構造および同一の機能を有するものについては同一参照番号を用いその説明は省略する。
【0045】
<全体構造>
実施の形態の取付構造1300と本実施の形態の取付構造1600とを比較した場合、取付具330Bの構造が異なっている。実施の形態の場合、側壁ブラケット304は、ブラケット331の上に載置されるように取付けられているが、本実施の形態の場合、側壁ブラケット304はブラケット331に対して建物躯体500,600側から回り込むようにして設けられている。通常ブラケット331は側壁ブラケット304よりも厚物の板で構成されているため、この構造においては厚物の板で構成されているブラケット331をつぶすことによりブラケット331と側壁ブラケット304とをかしめることとなる。したがって、ブラケット331と側壁ブラケット304の固定の強度が増すことになり、窯業製板材200の取付に有利な構造となる。その他の構造は、実施の形態と同じである。
【0046】
以上、本実施の形態における化粧材の建物躯体への取付構造1600および化粧材の取付具330Bの構造によれば、あらかじめ建物躯体500,600にこの取付具330Bを取付けておくことで、容易に窯業製板材200および合成樹脂製化粧材100を建物躯体500,600に取付けることが可能になり、化粧材の取付作業の容易化に伴なう施工性の向上および取付作業の効率化を図ることが可能になる。
【0047】
なお、上記実施の形態1,2,3,4および5においては、取付具をあらかじめ建物躯体に取付けてから、防火用無機材を取付具に取付ける構造が採用され、上記参考例1およびにおいては、防火用無機材を持上げ保持した状態でビス止めする構造が採用されている。施工性の観点からは、参考例1およびに示す構造よりも、実施の形態1,2,3,4および5に示す構造の方が有利であるといえる。
【0048】
また、上記各実施の形態においては、防火用無機材として窯業製板材を用いた場合について説明しているが、防火用無機材としては、他に鉄板、アルミ板等の金属材料を用いることも可能である。
【0049】
なお、上記各実施の形態においては、化粧材として胴差しに適用した場合について説明しているが、これに限られず、破風、幕板等、その他建築構造物の外観の向上を図るために用いる部分に適用することが可能である。
【0050】
したがって、今回開示した上記各実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられる。本発明の範囲は、上記した説明ではなく特許請求の範囲によって画定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0051】
【発明の効果】
この発明に基づいた化粧材の取付構造および化粧材の取付具によれば、防火用無機材と合成樹脂製化粧材とを取付けることができる取付具を用いることにより、あらかじめ建物躯体にこの取付具を取付けておくことで、容易に防火用無機材および合成樹脂製化粧材を建物躯体に取付けることが可能になり、化粧材の取付作業の容易化(施工性の向上)および効率化を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に基づいた実施の形態1における化粧材の取付構造および化粧材の取付具を示す縦断面図である。
【図2】 この発明に基づいた参考例1における化粧材の取付構造および化粧材の取付具を示す縦断面図である。
【図3】 この発明に基づいた実施の形態における化粧材の取付構造および化粧材の取付具を示す縦断面図である。
【図4】 この発明に基づいた実施の形態における化粧材の取付構造および化粧材の取付具を示す縦断面図である。
【図5】 この発明に基づいた参考例2における化粧材の取付構造および化粧材の取付具を示す縦断面図である。
【図6】 この発明に基づいた実施の形態における化粧材の取付構造および化粧材の取付具を示す縦断面図である。
【図7】 この発明に基づいた実施の形態における化粧材の取付構造および化粧材の取付具を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1000,1100,1200,1300,1400,1500,1600 取付構造、300,310,320,330A,330B,340,350 取付具、100 合成樹脂製化粧材、101,121 正面プレート部、102,122 上面プレート部、103,125 底面プレート部、104 係合凹部、113 凸部、113a,325a かえり部分、123 折れ曲り部、124 凹部、126 係合凹部、200 窯業製板材、301,304,314 ブラケット、302,332,342,343 上部ブラケット、303,334,345,346 下部ブラケット、304a かえり部、325 凹部ブラケット、333,335 補助プレート、400 桟木、500 1階建物躯体、600 2階建物躯体、701,702,704 ビス、800 シール材、C 隙間。

Claims (4)

  1. 建物躯体(500,600)に生じる隙間を目隠しするための化粧材(100)を、取付具(300)を用いて建物躯体(500,600)に取付けるための化粧材(100)の取付構造であって、
    合成樹脂製化粧材(100)と、窯業系板材(200)とを有し、
    前記取付具(300)は
    前記隙間を目隠しするように前記窯業系板材(200)を固定する窯業系板材取付用ブラケット(304)と、
    前記窯業系板材(200)を覆うように前記合成樹脂製化粧材(100)を固定する合成樹脂製化粧材取付用ブラケット(301)とを有し、
    前記窯業系板材取付用ブラケット(304)は、前記隙間を跨ぐように、前記合成樹脂製化粧材取付用ブラケット(301)の前記合成樹脂製化粧材(100)側に取付けられ、
    前記窯業系板材取付用ブラケット(304)は、前記取付具(300)が前記建物躯体(500,600)に取付けられた状態で、前記窯業系板材(200)を受入れるように設けられ、
    前記窯業系板材取付用ブラケット(304)の内面には、前記窯業系板材(200)の抜けを防止するためのかえり部が設けられ、
    前記窯業系板材(200)は、前記建物躯体(500,600)の前記合成樹脂製化粧材(100)側から前記隙間を跨ぐように、前記窯業系板材取付用ブラケットに固定される、
    化粧材の取付構造。
  2. 請求項1に記載の化粧材の取付構造に用いられる化粧の取付具であって、
    当該化粧材の取付具(300)は
    前記隙間を目隠しするように前記窯業系板材(200)を固定する前記窯業系板材取付用ブラケット(304)と、
    前記窯業系板材(200)を覆うように前記合成樹脂製化粧材(100)を固定する前記合成樹脂製化粧材取付用ブラケット(301)とを有する、
    化粧材の取付具。
  3. 建物躯体(500,600)に生じる隙間を目隠しするための化粧材(100)を、取付具(300)を用いて建物躯体(500,600)に取付けるための化粧材(100)の取付構造であって、
    合成樹脂製化粧材(100)と、窯業系板材(200)と、桟木(400)とを有し、
    前記取付具(300)は
    前記隙間を目隠しするように前記窯業系板材(200)を固定する窯業系板材取付用ブラケット(304)と、
    前記窯業系板材(200)を覆うように前記合成樹脂製化粧材(100)を前記桟木(400)を介在して固定する合成樹脂製化粧材取付用ブラケット(301)とを有し、
    前記窯業系板材取付用ブラケット(304)は、前記隙間を跨ぐように、前記合成樹脂製化粧材取付用ブラケット(301)の前記合成樹脂製化粧材(100)側に取付けられ、
    前記窯業系板材取付用ブラケット(304)は、前記取付具(300)が前記建物躯体(500,600)に取付けられた状態で、前記窯業系板材(200)を受入れるように設けられ、
    前記窯業系板材取付用ブラケット(304)の内面には、前記窯業系板材(200)の抜けを防止するためのかえり部が設けられ、
    前記窯業系板材(200)は、前記建物躯体(500,600)の前記合成樹脂製化粧材(100)側から前記隙間を跨ぐように、前記窯業系板材取付用ブラケットに固定される、
    化粧材の取付構造。
  4. 請求項3に記載の化粧材の取付構造に用いられる化粧の取付具であって、
    当該化粧材の取付具(300)は
    前記隙間を目隠しするように前記窯業系板材(200)を固定する前記窯業系板材取付用ブラケット(304)と、
    前記窯業系板材(200)を覆うように前記合成樹脂製化粧材(100)を前記桟木(400)を介在して固定する前記合成樹脂製化粧材取付用ブラケット(301)とを有する、
    化粧材の取付具。
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