JP4566960B2 - 燃料遮断弁 - Google Patents
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Description
燃料タンクの上部に装着され、該燃料タンク内と外部とを接続する接続通路を開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
天井壁部と、該天井壁部の外周部から円筒状に突設された側壁部とにより囲まれたカップ形状であり、上記燃料タンク内と上記接続通路とを連通する弁室を形成するケーシングと、
上記弁室に収納され、該弁室内の燃料液位により浮力を増減して昇降することで上記接続通路を開閉するフロートと、
を備え、
上記フロートは、
上壁部と、該上壁部の外周部から円筒形状に延設された側壁と、上記上壁部と上記側壁とにより囲まれかつ下方に開放した収納室と、上記上壁部の上部から上方に突出するように配置された弁部と、上記上壁部であって上記弁部を囲むように配置されかつ貫通形成された貫通孔とを有する第1フロート部と、
上記収納室に収納されるフロート本体と、該フロート本体の上部に一体形成され上記貫通孔を貫通するように突設されかつ上記弁部の突出した部位の外周側に配置された上方延設部とを有し、上記第1フロート部と一体化された第2フロート部と、
を備え、
上記上方延設部の上部は、上記フロートが上昇位置になったときに、上記ケーシングの天井壁部に当たることで上記フロートの上限位置を規制するように構成されていることを特徴とする。
図1は本発明の一実施例にかかる自動車の燃料タンクFTの上部に取り付けられる燃料遮断弁10を示す側面図、図2は燃料遮断弁10の平面図、図3は図2の3−3線に沿った断面図である。図1において、燃料タンクFTは、その表面がポリエチレンを含む複合樹脂材料から形成されており、そのタンク上壁FTaに取付穴FTbが形成されている。このタンク上壁FTaには、燃料遮断弁10がその下部を取付穴FTbに突入した状態にて取り付けられている。燃料遮断弁10は、車両の傾斜時や揺動時に燃料タンクFT内の燃料がキャニスタへ流出するのを規制するものである。
図3において、燃料遮断弁10は、ケーシング20と、フロート機構50と、スプリング70とを主要な構成として備えている。ケーシング20は、ケーシング本体30と、底板35と、蓋体40とを備え、ケーシング本体30と底板35とにより囲まれたスペースが弁室30Sになっており、この弁室30Sにスプリング70に支持されたフロート機構50が収納されている。
次に、燃料遮断弁10の動作について説明する。図3において、燃料タンクFT内で燃料の蒸発により発生した燃料蒸気は、連通孔35b、通気孔32aを通じて弁室30S内に入り、弁室30Sから、接続通路31b、蓋側通路42aを通じて、キャニスタ側へ逃がされる。そして、車両の傾斜などにより燃料タンクFT内の燃料液位が上昇すると、燃料は連通孔35bを通じて弁室30Sに流入する。そして、燃料液位が所定の液位FL1に達すると、フロート52の浮力およびスプリング70の荷重による上方への力と、フロート52およびシート部材57の自重による下方への力との釣り合いによって、前者が後者を上回ったときにフロート52が上昇する。このとき、図9に示すように、フロート機構50は、ガイド部31dにより昇降方向にガイドされつつ上昇し、シート部材57がシール部31cによって押されることにより撓み用スペース54Sに向けて湾曲するように弾性変形して、シート部材57のシート面58aが接続通路31bを閉じる。このとき、第2フロート部55の上方延設部55bの上面が天井壁部31の下面に当たることでシート部材57の撓み量が規制される。このように、車両の傾斜時などに、燃料タンクFTから燃料蒸気を逃がすとともに燃料が燃料タンクFT外へ流出するのを防止することができる。
一方、燃料タンクFTの燃料液位が低下して弁室30S内の燃料が連通孔35bなどから排出されると、フロート52は、その浮力を減少して下方への力を受けて、シート部材57がシール部31cから離れて、接続通路31bを開く。
上記実施例の構成により、以下の作用・効果を奏する。
この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
20...ケーシング
30...ケーシング本体
30S...弁室
30a...開口
31...天井壁部
31a...通路形成突部
31b...接続通路
31c...シール部
31d...ガイド部
32...側壁部
32a...通気孔
32b...係合穴
32c...係合爪
35...底板
35a...係合爪
35b...連通孔
35c...スプリング支持部
40...蓋体
41...蓋本体
42...管体部
42a...蓋側通路
43...フランジ
43a...外側溶着部
44...支持部
44a...係合穴
50...フロート機構
52...フロート
52S...スプリング室
53...第1フロート部
53S...収納室
53a...上壁部
53b...側壁
53c...中央部
53d...架橋部
53e...貫通孔
53f...ガイド突条
53g...係合穴
54...弁支持部
54S...撓み用スペース
54a...支持基部
54b...円板部
54c...円筒部
54d...液抜き溝
55...第2フロート部
55S...嵌挿孔
55a...フロート本体
55b...上方延設部
55c...嵌合溝
55d...係合爪
57...シート部材
57S...装着用スペース
58...シート部
58a...シート面
58b...弾性変形部
59...被支持部
59a...側壁部
59b...抜止部
70...スプリング
FT...燃料タンク
FL1...液位
FTa...タンク上壁
FTb...取付穴
Claims (6)
- 燃料タンク(FT)の上部に装着され、該燃料タンク(FT)内と外部とを接続する接続通路(31b)を開閉することで燃料タンク(FT)と外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
天井壁部(31)と、該天井壁部(31)の外周部から円筒状に突設された側壁部(32)とにより囲まれたカップ形状であり、上記燃料タンク(FT)内と上記接続通路(31b)とを連通する弁室(30S)を形成するケーシング(20)と、
上記弁室(30S)に収納され、該弁室(30S)内の燃料液位により浮力を増減して昇降することで上記接続通路(31b)を開閉するフロート(52)と、
を備え、
上記フロート(52)は、
上壁部(53a)と、該上壁部(53a)の外周部から円筒形状に延設された側壁(53b)と、上記上壁部(53a)と上記側壁(53b)とにより囲まれかつ下方に開放した収納室(53S)と、上記上壁部(53a)の上部から上方に突出するように配置された弁部と、上記上壁部(53a)であって上記弁部を囲むように配置されかつ貫通形成された貫通孔(53e)とを有する第1フロート部(53)と、
上記収納室(53S)に収納されるフロート本体(55a)と、該フロート本体(55a)の上部に一体形成され上記貫通孔(53e)を貫通するように突設されかつ上記弁部の突出した部位の外周側に配置された上方延設部(55b)とを有し、上記第1フロート部(53)と一体化された第2フロート部(55)と、
を備え、
上記上方延設部(55b)の上部は、上記フロート(52)が上昇位置になったときに、上記ケーシング(20)の天井壁部(31)に当たることで上記フロート(52)の上限位置を規制するように構成されていることを特徴とする燃料遮断弁。 - 請求項1に記載の燃料遮断弁において、
上記第2フロート部(55)は、上記第1フロート部(53)より小さい比重で形成されている燃料遮断弁。 - 請求項1または請求項2に記載の燃料遮断弁において、
上記ケーシング(20)であって上記弁室(30S)に面した内壁から下方に形成され上記弁部と上記上方延設部(55b)との間に介在して上記フロート(52)を昇降方向にガイドするガイド部(31d)を備えた燃料遮断弁。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の燃料遮断弁において、
上記第1フロート部(53)と上記第2フロート部(55)とは、係合爪と係合穴による係合手段により一体化されている燃料遮断弁。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の燃料遮断弁10において、
上記弁部は、可撓性の材料から形成されたシート部材(57)である燃料遮断弁。 - 請求項5に記載の燃料遮断弁において、
上記弁部は、上記シート部材(57)を支持する弁支持部(54)を備え、
上記弁支持部(54)は、上記接続通路(31b)に開口周縁部のシール部(31c)の外径より大きな内径を有する撓み用スペース(54S)を有し、該撓み用スペース(54S)は、上記シート部材(57)が上記シール部(31c)に着座したときに該シート部材(57)の弾性変形を許容するように形成されている燃料遮断弁。
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