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JP4561791B2 - Sipサーバ、その制御方法、およびip電話システム - Google Patents

Sipサーバ、その制御方法、およびip電話システム Download PDF

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Description

本発明は、SIP(Session Initiation Protocol)サーバ、その制御方法、およびIP電話システムに関し、特に、発呼側端末の発呼要求による端末間のセッションを確立させるSIPサーバ、その制御方法、およびIP電話システムに関する。
近年のインターネット機器の普及に伴い、たとえばIP(Internet Protocol)網を用いて電話サービスを提供するIP電話システムが活用されている。なお、IP電話システムでは、固定電話と異なり、電話端末が常に回線に接続された状態である(サーバにレジストされた状態である)とは限らない。ネットワークへの接続状況が、電話端末における電源のオン/オフの状態やネットワーク経路の通信の遮断等によって変化するからである。そして、このようなIP電話システムでは、通話の確立について、種々検討がなされてきた。
たとえば、特許文献1(特開2001−86193号公報)には、着信時にインターネットに接続していない端末に対して、第1のアクセスポイントにおいて受信された発呼信号における着信側端末が第2のアクセスポイントに登録した場合、着信側端末と第2のアクセスポイントを接続させ、また、第2のアクセスポイントと第1のアクセスポイントを接続させる技術が開示されている。
また、特許文献2(特開平09−321914号公報)には、IP電話システムで通話が確立できなかった場合、着信側の電話端末に音声メールを送信することによって着信があったことを通知する技術が開示されている。
また、特許文献3(特開2005−322974号公報)には、IP電話システムで通話が確立できなかった場合、その旨の情報を専用の装置(不完了呼情報通知装置)に記憶させる技術が開示されている。
また、特許文献4(2005−86544号公報)では、接続に関する予約情報が取得され、当該取得された予約情報に基づいて着信先通信端末の状態が接続条件に合致すると判断されると、発信元通信端末と着信先通信端末の接続を確立させるための処理が実行される技術が開示されている。
特開2001−86193号公報 特開平09−321914号公報 特開2005−322974号公報 特開2005−86544号公報
上記したように、従来から、IP電話システムにおいて、より確実に通話を確立させるための技術、また、通話が確立できなかった際に着信側の電話端末となる予定だった端末(以下、適宜、「着信予定側の端末」「着信予定側電話端末」という)にその旨を通知するための技術が種々開示されてきた。
なお、IP電話システムにおいて、発呼側の電話端末のユーザが、より早くかつ確実に着信側の電話端末と通話が開始されることを希望するためには、たとえば引用文献4に開示されているように着信先通信端末の状態に応じて、具体的には当該引用文献4の段落0033等に記載されているように、着信先通信端末が通信圏内に移動したら通信端末間の接続を確立させるための処理を実行させることが有効であると考えられる。
しかしながら、単に通信端末が通信圏内に移動しただけでは、通話が開始できるとは言いにくく、今ひとつ検討を必要とされていた。単に通信端末が通話圏内に移動しただけでは、当該通信端末のユーザが通話可能な状態にあるとは限られないからである。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、IP電話システムにおいて、発呼側の電話端末からの発呼要求に基づいた接続が確立されなかった場合に、より早くかつ確実に、発呼側電話端末と着信予定側電話端末との間での接続を確立させることができる、SIPサーバ、その制御方法、および、このようなSIPサーバを備えるIP電話システムを提供することである。
本発明のある局面に従ったSIPサーバは、IPネットワークへの電話端末のログインを制御するレジスト制御手段と、IPネットワークにおいて少なくとも2台の電話端末間で形成される通信セッションを制御するセッション制御手段とを備え、前記レジスト制御手段は、IPネットワークへログインしている各電話端末を特定する情報を記憶するレジスト情報記憶手段を含み、前記セッション制御手段は、第1の電話端末から第2の電話端末への発呼を要求する情報を受信した場合であって、前記レジスト情報記憶手段に前記第2の電話端末を特定する情報が記憶されていないときに、前記第1の電話端末から前記第2の電話端末への発呼要求に基づくセッションの確立が失敗したことを示す情報を記憶する発呼失敗情報記憶手段と、前記発呼失敗情報記憶手段に記憶された情報における着信予定側の電話端末である前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったと判断されると、前記第1の電話端末と前記第2の電話端末に、これらの間でセッションを確立するための信号を送信する送信手段とを含み、前記判断手段は、前記第2の電話端末を特定する情報が所定時間継続して前記レジスト情報記憶手段に記憶されている場合に、前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったと判断し、前記送信手段は、前記判断手段によって前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったと判断された場合、当該判断がなされてから、一定時間継続して前記発呼失敗情報記憶手段に記憶された情報における発呼側の電話端末である前記第1の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されていないと判断したとき、または、前記発呼失敗情報記憶手段に記憶された情報における発呼側の電話端末である前記第1の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されているか否かの判断を一定回数実行したときであってその中で所定回数以上記憶されていないと判断したときに、前記第2の電話端末に前記第1の電話端末から発呼要求があった旨の情報を送信し、前記セッション制御手段は、前記発呼失敗情報記憶手段に記憶された情報を、前記発呼失敗情報記憶手段に記憶される情報量が所定の量以上となった場合または前記発呼失敗情報記憶手段に記憶されてから特定の時間が経過した場合に消去する消去手段と、前記発呼失敗情報記憶手段から前記消去手段によって消去される情報における発呼側電話端末に前記情報が消去される旨を報知する報知手段とをさらに含むことを特徴とする。
本発明の他の局面に従ったSIPサーバは、IPネットワークへの電話端末のログインを制御するレジスト制御手段と、IPネットワークにおいて少なくとも2台の電話端末間で形成される通信セッションを制御するセッション制御手段とを備え、前記レジスト制御手段は、IPネットワークへログインしている各電話端末を特定する情報を記憶するレジスト情報記憶手段を含み、前記セッション制御手段は、第1の電話端末から第2の電話端末への発呼を要求する情報を受信した場合であって、前記レジスト情報記憶手段に前記第2の電話端末を特定する情報が記憶されていないときに、前記第1の電話端末から前記第2の電話端末への発呼要求に基づくセッションの確立が失敗したことを示す情報を記憶する発呼失敗情報記憶手段と、前記発呼失敗情報記憶手段に記憶された情報における着信予定側の電話端末である前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったと判断されると、前記第1の電話端末と前記第2の電話端末に、これらの間でセッションを確立するための信号を送信する送信手段とを含み、前記送信手段は、前記判断手段によって前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったと判断された場合に、前記発呼失敗情報記憶手段に記憶された情報における発呼側の電話端末である前記第1の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されていないと判断した場合に、前記第2の電話端末に前記第1の電話端末から発呼要求があった旨の情報を送信することを特徴とする。
また、本発明のSIPサーバでは、前記判断手段は、前記第2の電話端末を特定する情報が所定時間継続して前記レジスト情報記憶手段に記憶されている場合に、前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったと判断することが好ましい。
また、本発明のSIPサーバでは、前記送信手段は、前記判断手段によって前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったと判断されてから、一定時間継続して、前記第1の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されていないと判断した場合に、前記第2の電話端末に前記第1の電話端末から発呼要求があった旨の情報を送信することが好ましい。
また、本発明のSIPサーバでは、前記送信手段は、前記判断手段によって前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったと判断されてから、前記第1の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されているか否かの判断を一定回数実行し、その中で所定回数以上記憶されていないと判断した場合に、前記第2の電話端末に前記第1の電話端末から発呼要求があった旨の情報を送信することが好ましい。
また、本発明のSIPサーバでは、前記セッション制御手段は、前記発呼失敗情報記憶手段に記憶された情報を、前記発呼失敗情報記憶手段に記憶される情報量が所定の量以上となった場合に消去する消去手段と、前記発呼失敗情報記憶手段から前記消去手段によって消去される情報における発呼側電話端末に前記情報が消去される旨を報知する報知手段とをさらに含むことが好ましい。
また、本発明のSIPサーバでは、前記セッション制御手段は、前記発呼失敗情報記憶手段に記憶された情報を、前記発呼失敗情報記憶手段に記憶されてから特定の時間が経過した場合に消去する消去手段と、前記発呼失敗情報記憶手段から前記消去手段によって消去される情報における発呼側電話端末に前記情報が消去される旨を報知する報知手段とをさらに含むことが好ましい。
本発明に従ったSIPサーバの制御方法は、IPネットワークへの電話端末のログインを制御するレジスト制御手段と、IPネットワークにおいて少なくとも2台の電話端末間で形成される通信セッションを制御するセッション制御手段とを備えるSIPサーバの制御方法であって、IPネットワークへログインしている各電話端末を特定する情報を記憶するステップと、第1の電話端末から第2の電話端末への発呼を要求する情報を受信するステップと、前記第1の電話端末から前記第2の電話端末への発呼を要求する情報を受信した場合に、当該発呼要求の着信側の電話端末である前記第2の電話端末がログインしているか否かを判断するステップと、前記発呼要求の着信側の電話端末である前記第2の電話端末がログインしていないと判断された場合に、前記第1の電話端末から前記第2の電話端末への発呼要求に基づくセッションの確立が失敗したことを示す情報を記憶するステップと、前記セッションの確立が失敗したことを示す情報における着信予定側の電話端末である前記第2の電話端末がログインしているか否かを判断するステップと、前記着信予定側の電話端末である前記第2の電話端末がログインするようになったと判断すると、前記第1の電話端末と前記第2の電話端末に、これらの間でセッションを確立するための信号を送信するステップとを備え、前記信号を送信するステップは、前記第2の電話端末がログインするようになったと判断したときに、前記第1の電話端末がログインしているか否かを判断するステップと、前記第1の電話端末がログインしていないと判断した場合に、前記第2の電話端末に前記第1の電話端末から発呼要求があった旨の情報を送信するステップとを含むことを特徴とする。
本発明に従ったIP電話システムは、第1の電話端末と、第2の電話端末と、前記第1および第2の電話端末とIPネットワークを介して接続可能なSIPサーバとを備えるIP電話システムであって、前記SIPサーバは、IPネットワークへの電話端末のログインを制御するレジスト制御手段と、IPネットワークにおいて少なくとも2台の電話端末間で形成される通信セッションを制御するセッション制御手段とを備え、前記レジスト制御手段は、IPネットワークへログインしている各電話端末を特定する情報を記憶するレジスト情報記憶手段を含み、前記セッション制御手段は、第1の電話端末から第2の電話端末への発呼を要求する情報を受信した場合であって、前記レジスト情報記憶手段に前記第2の電話端末を特定する情報が記憶されていないときに、前記第1の電話端末から前記第2の電話端末への発呼要求に基づくセッションの確立が失敗したことを示す情報を記憶する発呼失敗情報記憶手段と、前記発呼失敗情報記憶手段に記憶された情報における着信予定側の電話端末である前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったと判断されると、前記第1の電話端末と前記第2の電話端末に、これらの間でセッションを確立するための信号を送信する送信手段とを含み、前記送信手段は、前記判断手段によって前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったと判断された場合に、前記発呼失敗情報記憶手段に記憶された情報における発呼側の電話端末である前記第1の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されていないと判断した場合に、前記第2の電話端末に前記第1の電話端末から発呼要求があった旨の情報を送信することを特徴とする。
本発明によれば、SIPサーバは、第1の電話端末から第2の電話端末への発呼の要求に基づく接続が失敗し、両電話端末間でセッションが確立できなかった場合に、着信予定側電話端末である第2の電話端末がネットワークにログインしたことを条件として、両電話端末に、両電話端末の間でセッションを確立するための信号を送信する。なお、第2の電話端末がログインしたことは、少なくとも、第2の電話端末が単に通話圏内に移動する等の場合よりも、第2の電話端末のユーザが通話可能な状態にある可能性は高いと考えられる。
また、本発明によれば、上記のように両電話端末の間でセッションを確立するための信号を送信する際に第1の電話端末がログインしていなければ、第2の電話端末に、第1の電話端末から発呼要求があった旨の情報が送信される。
したがって、本発明によれば、IP電話システムにおいて、第1の電話端末から第2の電話端末への発呼の要求に基づいた両電話端末間でのセッションが確立できなかった場合に、より早くかつ確実に、両電話端末間での通話を可能とすることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は、本発明のIP電話システムの構成を模式的に示す図である。IP電話システムでは、複数の電話端末200とSIPサーバ100が、ネットワーク500を介して接続されている。IP電話システムでは、VoIP(Voice over Internet Protocol)技術が利用される。
図2は、SIPサーバ100の構成を模式的に示す図である。
図2を参照して、SIPサーバ100は、ネットワーク500に接続するための通信部110を含む。また、SIPサーバ100は、レジスト情報管理部120、レジスト管理情報記憶部130、プレゼンス情報管理部140、プレゼンス情報記憶部150、呼接続制御部160、および、発呼失敗情報記憶部170を含む。
レジスト情報管理部120は、IP電話システムにおいて、ネットワーク500を介して他の電話端末と通話が可能な状態にある電話端末に関する情報を管理する。具体的には、IP電話システムでは、各電話端末200がネットワーク500へ接続(ログイン)した場合、SIPサーバ100は、当該電話端末に対してIPアドレスを付与するとともに、当該電話端末に関する情報をレジスト管理情報記憶部130において管理する。図4に、レジスト管理情報記憶部130における記憶内容を模式的に示す。
図4を参照して、レジスト管理情報記憶部130では、ネットワーク500にログインしている電話端末200のそれぞれを特定する情報(端末ID132)と、当該電話端末に対して付与されたIPアドレス(IPアドレス134)と、当該電話端末に対して付与されているIP電話番号(IP電話番号136)とが、電話端末ごとに互いに関連付けられて記憶されている。
本明細書では、電話端末200がネットワーク500にログインすることによりIPアドレスを付与された状態を「レジスト状態」と呼ぶ。また、電話端末200がレジスト管理情報記憶部130に情報を記憶されていることを、「SIPサーバ100にレジストしている」と呼ぶ。
なお、本実施の形態のIP電話システムでは、各電話端末がレジスト状態にある場合、各電話端末においてログアウトする情報が入力されるか、または、各電話端末からネットワーク500への接続経路が遮断されると、当該電話端末のレジスト状態が解除され、これにより、レジスト管理情報記憶部130から当該電話端末に関する情報が削除される。
図2に戻って、レジスト情報管理部120は、IP電話システムにおける各電話端末200の接続状態を管理することにより、レジスト管理情報記憶部130における記憶内容を適宜更新する。
本実施の形態のIP電話システムでは、レジスト状態にある各電話端末200は、SIPサーバ100に対して各電話端末200のユーザの状態を登録することができる。このような情報は、プレゼンス情報記憶部150に記憶される。図5に、プレゼンス情報記憶部150の記憶内容を模式的に示す。
図5を参照して、プレゼンス情報記憶部150には、レジスト管理情報記憶部130の端末ID132と同様に、ネットワーク500にログインしている電話端末200のそれぞれを特定する情報(端末ID152)が記憶されている。また、プレゼンス情報記憶部150では、レジスト管理情報記憶部130と同様に、各電話端末200に対して付与されているIPアドレス(IPアドレス154)が、各電話端末200の端末ID152に関連付けられて記憶されている。また、プレゼンス情報記憶部150では、各電話端末200についてのユーザの状態を特定する情報(プレゼンス情報156)が記憶されている。
プレゼンス情報記憶部150における、各電話端末200のプレゼンス情報156は、当該各電話端末200から送信されてきたものである。つまり、本実施の形態のIP電話システムでは、各電話端末200のユーザは、自らの状態(たとえば「在席中」「離席中」など)を特定する情報を、SIPサーバ100に対して送信することができる。このような情報を受信すると、SIPサーバ100のプレゼンス情報管理部140は、プレゼンス情報記憶部150の対応する端末ID152に関連付けられたプレゼンス情報156として、受信した情報を記憶させる。
図2に戻って、呼接続制御部160は、2以上の電話端末200の間でVoIP技術を利用したシステム上で通話がなされる際に、セッション管理(セッションの開始・継続・終了)を行なう。なお、呼接続制御部160は、ある電話端末200から他の電話端末200への発呼要求がなされた場合であって、着信予定側の電話端末200がレジスト状態にないことなどによって、当該発呼要求に基づくセッションが確立できなかった場合に、その旨の情報を、発呼失敗情報記憶部170に記憶させる。図6に、発呼失敗情報記憶部170における記憶内容を模式的に示す。
図6を参照して、発呼失敗情報記憶部170では、上記したようなセッションの確立に失敗した発呼要求について、発呼側の電話端末200が発呼要求をSIPサーバ100に対して送信した時刻(発呼失敗時刻172)と、発呼側の電話端末200を特定する情報(発呼側端末ID174)と、着信予定側の電話端末200を特定する情報(着信側端末ID176)とが、互いに関連付けられて記憶されている。
図3は、電話端末200の構成を模式的に示す図である。
図3を参照して、電話端末200は、当該電話端末200の動作を電話端末200の動作を全体的に制御する制御部210を含む。また、電話端末200は、当該電話端末200に対して情報を入力するためにユーザによって操作される操作部216、種々のデータおよびプログラムを記憶する記憶部217、ネットワーク500を介してSIPサーバ100または他の電話端末200との間で情報の送受信を行なうための通信部218、音声を出力するスピーカ215、および、電話端末200に対して音声を入力するマイク214を含む。次に、本実施の形態のIP電話システムにおいて、電話端末200同士での通話が行なわれる際に送受信される情報および送受信の態様について説明する。
図7は、IP電話システムにおいて、正常に通話がなされた場合のタイミングチャートを示す。なお、以下の説明では、2以上の電話端末200における通話の一例として、「端末A」と称した電話端末200と「端末B」と称した電話端末200との通話について説明する。
図7を参照して、端末Aに対して、着信予定側端末を端末Bとした通話についての発呼を指示する操作がなされると(1]発呼操作)、端末AからSIPサーバ(SIPサーバ500)へ、通信開始を要求するメッセージ(INVITEメッセージ)が送信される(2]Invite)。SIPサーバでは、これに応じて、着信予定側端末である端末Bに対して、INVITEメッセージが送信される(3]Invite)。
INVITEメッセージを受信した端末Bにおいて、受信したINVITEメッセージに基づく着信に応答する操作がなされると、端末Bは、SIPサーバに対してOKメッセージを送信する(4]OK)。これに応じて、SIPサーバは、発呼側端末である端末Aに対して、OKメッセージを送信する(5]OK)。
OKメッセージを受信した端末Aは、これに応答するために、SIPサーバに対してACKメッセージを送信する(6]ACK)。これに応じて、SIPサーバは、端末Bに対して、ACKメッセージを送信する(7]ACK)。
以上1]〜7]のメッセージの送受信により、端末Aと端末Bの間にセッションが確立し、通話を開始できる状態となる。
そして、端末Aにおいて通話を終了させるための操作がなされると(8]終了操作)、端末Aから端末Bに、BYEメッセージが送信される(9]BYE)。
端末Bは、これに応じて、OKメッセージを送信する(10]OK)。
これにより、端末Aと端末Bの間のセッションが終了する。
以上、図7を参照して説明した情報の送受信は、端末Aと端末Bがいずれもレジスト状態にある場合の例である。
次に、着信予定側端末である端末Bが、端末Aが発呼要求のためのメッセージをSIPサーバに送信したときにレジスト状態にない場合について説明する。図8は、このような場合のタイミングチャートの一例である。
図8を参照して、まず端末Aに対して、着信予定側端末を端末Bとした発呼を指示する操作がなされると(11]発呼操作)、端末AからSIPサーバに対して、INVITEメッセージが送信される(12]Invite)。この場合、端末Bはレジスト状態ではないので、SIPサーバは、端末Aからの発呼要求に基づくセッションの確立に失敗したとして、発呼失敗情報記憶部170に情報を記憶する。具体的には、発呼失敗時刻172として、端末AがINVITEメッセージをSIPサーバに送信した時刻が記憶され、発呼側端末ID174として端末Aを特定する情報が記憶され、また、着信側端末ID176として端末Bを特定する情報が記憶される。
そして、SIPサーバは、端末Aに対して、端末Bとの間のセッションの確立に失敗したことを示すメッセージを送信する(13]発呼失敗通知)。
端末Aは、これに応じて、ACKメッセージをSIPサーバに対して送信する(14]ACK)。
そして、SIPサーバは、端末Aに対して、BYEメッセージを送信する(15]BYE)。これに応じて、端末Aは、SIPサーバに対してOKメッセージを送信する(16]OK)。
この後、端末Bがレジスト状態となる場合を考える。つまり、端末Bがネットワークにログインし(17]ログイン)、これに応じて、SIPサーバが端末Bに対してIPアドレスを付与するとともに、当該IPアドレスを端末Bに通知する(18]IPアドレス通知)。
SIPサーバは、端末(電話端末200)が新たにレジスト状態となると、当該端末を特定する情報が、発呼失敗情報記憶部170の着信側端末ID176に記憶されているか否かを判断する。そして、記憶されていると判断すると、当該着信側端末ID176で特定される端末および当該端末に発呼側端末ID174として関連付けられて記憶されている端末に対して、INVITEメッセージを送信する(19]Invite,20]Invite)。
INVITEメッセージを受信した端末Aと端末Bは、それぞれSIPサーバに対してOKメッセージを送信する(21]OK,22]OK)。そして、SIPサーバは、OKメッセージを受信したことに応じて、端末Aと端末BのそれぞれにACKメッセージを送信する(23]ACK,24]ACK)。これにより、端末Aと端末Bの間でセッションが確立し、通話が開始できる状態となる。
そして、一方の端末(図8では、端末A)において通話を終了させるための操作がなされると(25]終了操作)、当該端末(端末A)から通話相手の端末(端末B)へBYEメッセージが送信され(26]BYE)、これに応じて、(端末Bから端末Aへ)OKメッセージが返信される。これにより、セッションが終了し、通話が終了する。
以上、図8を参照して説明したIP電話システムでは、ある端末からの発呼要求のためのセッションの確立が失敗した場合、当該発呼要求において着信予定側の端末がレジスト状態となると、当該着信予定側の端末と発呼側の端末の双方に、SIPサーバからINVITEメッセージが送信され、端末間でのセッションが確立される。なお、呼接続制御部160は、SIPサーバのこのような機能によってセッションが確立された場合、当該セッションの確立のもととなった発呼失敗情報記憶部170中の情報を削除することが好ましい。
また、SIPサーバは、セッションの確立に失敗したときの着信予定側端末である端末Bがログインしてレジスト状態となったことに応じて、端末Aと端末Bの双方にINVITEメッセージを送信したが(19]Invite,20]Invite)、端末Bのレジスト状態が所定時間(たとえば10秒間)継続してレジスト状態となるのを待って端末Aおよび端末BへのINVITEメッセージを送信してもよい。また、呼接続制御部160は、発呼失敗情報記憶部170に記憶される情報量が所定の量となった場合(所定件数のセッション確立の失敗についての情報が記憶されると)、発呼失敗時刻172の古いものから、情報を削除していくことが好ましい。
また、呼接続制御部160は、発呼失敗情報記憶部170に記憶されている情報の中で、発呼失敗時刻172から特定の時間(たとえば、1時間)が経過した情報については、削除(消去)していくことが好ましい。
以上説明した本実施の形態において、図8を参照して説明した場合では、発呼要求を出力した端末Aの着信予定側端末である端末Bが当該発呼要求の際にレジスト状態になかった場合、SIPサーバは、端末Bがレジスト状態となるまで待機(監視)する。そして、端末Bがログインしてレジスト状態となったときに、端末Aもレジスト状態であった。次に、端末Bがレジスト状態となったときに、端末Aがレジスト状態ではなくなっている場合について説明する。図9に、このような場合のタイミングチャートを示す。
図9を参照して、端末Aにおいて、着信予定側端末を端末Bとした発呼を指示する操作がなされると(31]発呼操作)、端末AからSIPサーバに対して、INVITEメッセージが送信される(32]Invite)。このとき、端末Bがレジスト状態でなければ、SIPサーバは、発呼失敗情報記憶部170に適宜情報を記憶させるとともに、端末Aに対してセッションの確立に失敗した旨を通知するメッセージを送信する(33]発呼失敗通知)。
この例では、ここで、端末Aとネットワーク(ネットワーク500)の間の接続経路の遮断、または、当該端末Aの電源OFFなどにより、端末Aのレジスト状態が解除されたものとする。
この状態で、端末Bがネットワークにログインし(34]ログイン)、これに応じてSIPサーバが端末Bに対してIPアドレスを付与するとともに当該IPアドレスを端末Bに通知する(35]IPアドレス通知)。そして、SIPサーバにおいて、レジスト状態となった端末Bを特定する情報が発呼失敗情報記憶部170の着信側端末ID176に記憶されていると判断されると、SIPサーバから端末Bに対して、INVITEメッセージが送信される(36]Invite)。なお、着信側端末ID176に関連付けられて記憶されている発呼側端末ID174である端末Aは、この時点ではレジスト状態ではないため、SIPサーバは端末Aに対して、この時点ではINVITEメッセージを送信することができない。
SIPサーバからINVITEメッセージを受信したことに応じて、端末BからSIPサーバに対して、OKメッセージが送信される(37]OK)。これに応じて、SIPサーバから端末Bに対して、ACKメッセージが送信される(38]ACK)。
これにより、SIPサーバと端末Bとの間でセッションが確立される。
そして、SIPサーバは、発呼失敗情報記憶部170に着信側端末ID176として記憶されていた端末Bに対して、端末Aから発呼要求があったが当該発呼要求に基づくセッションの確立が失敗に終わったことを通知するメッセージが送信される(39]着信情報通知)。
これに応じて、端末BからSIPサーバに対して、ACKメッセージが送信され(40]ACK)、これに応じて、SIPサーバから端末BにBYEメッセージが送信され(41]BYE)、このBYEメッセージの受信に応じて端末BからSIPサーバに対してOKメッセージが送信される(42]OK)。
これにより、SIPサーバと端末Bとの間のセッションが終了する。
以上説明した本実施の形態では、図9を参照して説明したように、発呼側の端末から着信予定側の端末との間でのセッションの確立を要求する発呼要求がなされた場合であって、当該発呼要求に基づくセッションが確立できず、さらに、着信予定側の端末がレジスト状態となったときに発呼側の端末がレジスト状態ではなくなっている場合には、SIPサーバは、着信予定側の端末に対して、発呼側の端末からの発呼要求があったことを通知するメッセージを送信する。
また、図8を参照して説明したように、発呼側の端末の発呼要求に基づくセッションの確立が失敗に終わった場合、発呼側の端末である端末AとSIPサーバとの間でのセッションは、一旦終了されている(15]BYK,16]OK)。
なお、着信予定側の端末がレジスト状態となった場合に、より速くまたより確実に発呼側の端末と着信予定側の端末との間のセッションを確立させるために、SIPサーバは、最初の発呼側の端末からの発呼要求に基づくセッションの確立に失敗しても、発呼側の端末との間のセッションを終了させることなく、着信予定側の端末がレジスト状態となるまで待機するこのような例についてのタイミングチャートを、図10に示す。
図10のタイミングチャートでは、最初の発呼側の端末の発呼要求に基づくセッションの確立が失敗しても、SIPサーバと端末Aとの間のセッションを終了させるためのメッセージの送受信(図8の、15]BYE,16]OK)が省略されている。
なお、図10に示されたような例では、SIPサーバにおいて、端末Bがレジスト状態となるまで、無駄に、端末AによってSIPサーバの1つのポートが占拠されることになる。したがって、このような例においては、最初に端末AからSIPサーバにINVITEメッセージが送信されてから(12]Invite)、予め定められた時間が経過しても端末Bがレジスト状態とならない場合には、図8に示したように、端末AとSIPサーバとの間のセッションを終了させるための信号の送受信が行なわれることが好ましい。
以上説明した本実施の形態では、IP電話システムにおいて、SIPサーバは、端末が新たにレジスト状態となるのを待つ。そして、当該端末を特定する情報が、発呼失敗情報記憶部170の着信側端末ID176に記憶されているか否かを判断する。そして、記憶されていると判断すると、当該着信側端末ID176で特定される端末および当該端末に発呼側端末ID174として関連付けられて記憶されている端末に対して、INVITEメッセージを送信する。
なお、このときに発呼側端末に送信されるINVITEメッセージは、SIPサーバが着信予定側端末の代理としてメッセージを送信しているようなものであると考えられ、また、着信予定側端末に送信されるINVITEメッセージは、SIPサーバが発呼側端末の代理としてメッセージを送信しているようなものであると考えられる。発呼側端末と着信予定側端末との間でセッションを確立させることが目的だからである。
そして、本実施の形態では、SIPサーバがこのように代理で送信するINVITEメッセージ(19]Invite,20]Invite)を、通常のセッション開始の際に着信予定側端末に送信する際の、つまり、発呼側端末からINVITEメッセージを受信したことに基づいて着信予定側端末へINVITEメッセージを送信する際のINVITEメッセージ(図7の3]Invite)とは異なるメッセージであることが好ましい。
具体的には、代理で送信されるINVITEメッセージは、代理である旨を特定するコードを含んでいても良い。着信予定側端末に送信されるメッセージには発呼側端末を特定する情報が、また、発呼側端末に送信されるメッセージには着信予定側端末を特定する情報が、さらに含まれていることが好ましい。
また、代理で送信されるINVITEメッセージは、SIPサーバが代理でメッセージを送信している旨を着信予定側端末および発呼側端末において表示させるためのコード(情報)を含むことが好ましい。
以上説明した本実施の形態では、レジスト情報管理部120とレジスト管理情報記憶部130により、IPネットワークへの電話端末のログインを制御するレジスト制御手段が構成されている。
また、呼接続制御部160と発呼失敗情報記憶部170により、IPネットワークにおいて少なくとも2台の電話端末間で形成される通信セッションを制御するセッション制御手段が構成されている。
なお、レジスト管理情報記憶部130により、IPネットワークへログインしている各電話端末を特定する情報を記憶するレジスト情報記憶手段が構成される。
また、発呼失敗情報記憶部170により、第1の電話端末から第2の電話端末への発呼を要求する情報を受信した場合であって、前記レジスト情報記憶手段に前記第2の電話端末を特定する情報が記憶されていないときに、前記第1の電話端末から前記第2の電話端末への発呼要求に基づくセッションの確立が失敗したことを示す情報を記憶する発呼失敗情報記憶手段が構成される。
また、呼接続制御部160により、前記発呼失敗情報記憶手段に記憶された情報における着信予定側の電話端末である前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったか否かを判断する判断手段、前記判断手段によって前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったと判断されると、前記第1の電話端末と前記第2の電話端末に、これらの間でセッションを確立するための信号を送信する送信手段が構成される。
なお、セッションを確立するための信号としては、本実施の形態では、INVITEメッセージが例示されている。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の一実施の形態であるIP電話システムの構成を模式的に示す図である。 図1のSIPサーバの構成を模式的に示す図である。 図1の電話端末の構成を模式的に示す図である。 図2のレジスト管理情報記憶部の記憶内容を模式的に示す図である。 図2のプレゼンス情報記憶部の記憶内容を模式的に示す図である。 図2の発呼失敗情報記憶部の記憶内容を模式的に示す図である。 図1のIP電話システムにおけるメッセージの送受信についてのタイミングチャートの一例である。 図1のIP電話システムにおけるメッセージの送受信についてのタイミングチャートの一例である。 図1のIP電話システムにおけるメッセージの送受信についてのタイミングチャートの一例である。 図1のIP電話システムにおけるメッセージの送受信についてのタイミングチャートの一例である。
符号の説明
100 SIPサーバ、110,218 通信部、120 レジスト情報管理部、130 レジスト管理情報記憶部、132,152 端末ID、134,154 IPアドレス、136 IP電話番号、140 プレゼンス情報管理部、150 プレゼンス情報記憶部、156 プレゼンス情報、160 呼接続制御部、170 発呼失敗情報記憶部、172 発呼失敗時刻、174 発呼側端末ID、176 着信側端末ID、200 電話端末、210 制御部、500 ネットワーク。

Claims (9)

  1. IPネットワークへの電話端末のログインを制御するレジスト制御手段と、
    IPネットワークにおいて少なくとも2台の電話端末間で形成される通信セッションを制御するセッション制御手段とを備え、
    前記レジスト制御手段は、IPネットワークへログインしている各電話端末を特定する情報を記憶するレジスト情報記憶手段を含み、
    前記セッション制御手段は、
    第1の電話端末から第2の電話端末への発呼を要求する情報を受信した場合であって、前記レジスト情報記憶手段に前記第2の電話端末を特定する情報が記憶されていないときに、前記第1の電話端末から前記第2の電話端末への発呼要求に基づくセッションの確立が失敗したことを示す情報を記憶する発呼失敗情報記憶手段と、
    前記発呼失敗情報記憶手段に記憶された情報における着信予定側の電話端末である前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったと判断されると、前記第1の電話端末と前記第2の電話端末に、これらの間でセッションを確立するための信号を送信する送信手段とを含み、
    前記判断手段は、前記第2の電話端末を特定する情報が所定時間継続して前記レジスト情報記憶手段に記憶されている場合に、前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったと判断し、
    前記送信手段は、前記判断手段によって前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったと判断された場合、当該判断がなされてから、一定時間継続して前記発呼失敗情報記憶手段に記憶された情報における発呼側の電話端末である前記第1の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されていないと判断したとき、または、前記発呼失敗情報記憶手段に記憶された情報における発呼側の電話端末である前記第1の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されているか否かの判断を一定回数実行したときであってその中で所定回数以上記憶されていないと判断したときに、前記第2の電話端末に前記第1の電話端末から発呼要求があった旨の情報を送信し、
    前記セッション制御手段は、
    前記発呼失敗情報記憶手段に記憶された情報を、前記発呼失敗情報記憶手段に記憶される情報量が所定の量以上となった場合または前記発呼失敗情報記憶手段に記憶されてから特定の時間が経過した場合に消去する消去手段と、
    前記発呼失敗情報記憶手段から前記消去手段によって消去される情報における発呼側電話端末に前記情報が消去される旨を報知する報知手段とをさらに含む、SIPサーバ。
  2. IPネットワークへの電話端末のログインを制御するレジスト制御手段と、
    IPネットワークにおいて少なくとも2台の電話端末間で形成される通信セッションを制御するセッション制御手段とを備え、
    前記レジスト制御手段は、IPネットワークへログインしている各電話端末を特定する情報を記憶するレジスト情報記憶手段を含み、
    前記セッション制御手段は、
    第1の電話端末から第2の電話端末への発呼を要求する情報を受信した場合であって、前記レジスト情報記憶手段に前記第2の電話端末を特定する情報が記憶されていないときに、前記第1の電話端末から前記第2の電話端末への発呼要求に基づくセッションの確立が失敗したことを示す情報を記憶する発呼失敗情報記憶手段と、
    前記発呼失敗情報記憶手段に記憶された情報における着信予定側の電話端末である前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったと判断されると、前記第1の電話端末と前記第2の電話端末に、これらの間でセッションを確立するための信号を送信する送信手段とを含み、
    前記送信手段は、前記判断手段によって前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったと判断された場合に、前記発呼失敗情報記憶手段に記憶された情報における発呼側の電話端末である前記第1の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されていないと判断した場合に、前記第2の電話端末に前記第1の電話端末から発呼要求があった旨の情報を送信する、SIPサーバ。
  3. 前記判断手段は、前記第2の電話端末を特定する情報が所定時間継続して前記レジスト情報記憶手段に記憶されている場合に、前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったと判断する、請求項2に記載のSIPサーバ。
  4. 前記送信手段は、前記判断手段によって前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったと判断されてから、一定時間継続して、前記第1の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されていないと判断した場合に、前記第2の電話端末に前記第1の電話端末から発呼要求があった旨の情報を送信する、請求項2または請求項3に記載のSIPサーバ。
  5. 前記送信手段は、前記判断手段によって前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったと判断されてから、前記第1の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されているか否かの判断を一定回数実行し、その中で所定回数以上記憶されていないと判断した場合に、前記第2の電話端末に前記第1の電話端末から発呼要求があった旨の情報を送信する、請求項2または請求項3に記載のSIPサーバ。
  6. 前記セッション制御手段は、
    前記発呼失敗情報記憶手段に記憶された情報を、前記発呼失敗情報記憶手段に記憶される情報量が所定の量以上となった場合に消去する消去手段と、
    前記発呼失敗情報記憶手段から前記消去手段によって消去される情報における発呼側電話端末に前記情報が消去される旨を報知する報知手段とをさらに含む、請求項2〜請求項のいずれかに記載のSIPサーバ。
  7. 前記セッション制御手段は、
    前記発呼失敗情報記憶手段に記憶された情報を、前記発呼失敗情報記憶手段に記憶されてから特定の時間が経過した場合に消去する消去手段と、
    前記発呼失敗情報記憶手段から前記消去手段によって消去される情報における発呼側電話端末に前記情報が消去される旨を報知する報知手段とをさらに含む、請求項2〜請求項のいずれかに記載のSIPサーバ。
  8. IPネットワークへの電話端末のログインを制御するレジスト制御手段と、IPネットワークにおいて少なくとも2台の電話端末間で形成される通信セッションを制御するセッション制御手段とを備えるSIPサーバの制御方法であって、
    IPネットワークへログインしている各電話端末を特定する情報を記憶するステップと、
    第1の電話端末から第2の電話端末への発呼を要求する情報を受信するステップと、
    前記第1の電話端末から前記第2の電話端末への発呼を要求する情報を受信した場合に、当該発呼要求の着信側の電話端末である前記第2の電話端末がログインしているか否かを判断するステップと、
    前記発呼要求の着信側の電話端末である前記第2の電話端末がログインしていないと判断された場合に、前記第1の電話端末から前記第2の電話端末への発呼要求に基づくセッションの確立が失敗したことを示す情報を記憶するステップと、
    前記セッションの確立が失敗したことを示す情報における着信予定側の電話端末である前記第2の電話端末がログインしているか否かを判断するステップと、
    前記着信予定側の電話端末である前記第2の電話端末がログインするようになったと判断すると、前記第1の電話端末と前記第2の電話端末に、これらの間でセッションを確立するための信号を送信するステップとを備え
    前記信号を送信するステップは、
    前記第2の電話端末がログインするようになったと判断したときに、前記第1の電話端末がログインしているか否かを判断するステップと、
    前記第1の電話端末がログインしていないと判断した場合に、前記第2の電話端末に前記第1の電話端末から発呼要求があった旨の情報を送信するステップとを含む、SIPサーバの制御方法。
  9. 第1の電話端末と、第2の電話端末と、前記第1および第2の電話端末とIPネットワークを介して接続可能なSIPサーバとを備えるIP電話システムであって、
    前記SIPサーバは、
    IPネットワークへの電話端末のログインを制御するレジスト制御手段と、
    IPネットワークにおいて少なくとも2台の電話端末間で形成される通信セッションを制御するセッション制御手段とを備え、
    前記レジスト制御手段は、IPネットワークへログインしている各電話端末を特定する情報を記憶するレジスト情報記憶手段を含み、
    前記セッション制御手段は、
    第1の電話端末から第2の電話端末への発呼を要求する情報を受信した場合であって、前記レジスト情報記憶手段に前記第2の電話端末を特定する情報が記憶されていないときに、前記第1の電話端末から前記第2の電話端末への発呼要求に基づくセッションの確立が失敗したことを示す情報を記憶する発呼失敗情報記憶手段と、
    前記発呼失敗情報記憶手段に記憶された情報における着信予定側の電話端末である前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったと判断されると、前記第1の電話端末と前記第2の電話端末に、これらの間でセッションを確立するための信号を送信する送信手段とを含み、
    前記送信手段は、前記判断手段によって前記第2の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されるようになったと判断された場合に、前記発呼失敗情報記憶手段に記憶された情報における発呼側の電話端末である前記第1の電話端末を特定する情報が前記レジスト情報記憶手段に記憶されていないと判断した場合に、前記第2の電話端末に前記第1の電話端末から発呼要求があった旨の情報を送信する、IP電話システム。
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