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JP4548230B2 - 車両用シート装置 - Google Patents

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JP4548230B2
JP4548230B2 JP2005167928A JP2005167928A JP4548230B2 JP 4548230 B2 JP4548230 B2 JP 4548230B2 JP 2005167928 A JP2005167928 A JP 2005167928A JP 2005167928 A JP2005167928 A JP 2005167928A JP 4548230 B2 JP4548230 B2 JP 4548230B2
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Description

この発明は、前方に移動可能に設けられたシートクッションと、該シートクッションの上方に略水平に倒伏可能に設けられたシートバックとを備えたような車両用シート装置に関する。
従来、シートクッションとシートバックとを備えたリヤシートにおいて、シートクッションをシートバックとは独立して、一対のリンクを介して車両の前方に移動可能に構成すると共に、この前方に移動したシートクッションの座面上に、リクライニング軸を支点としてシートバックを略水平に前倒しすべく構成した車両用シート装置が既に発明されている(特許文献1参照)。
この特許文献1に開示された従来技術においては、シートクッションを一旦、車両前方の移動位置に移動させない限り、シートバックをシートクッション上の倒伏位置に前倒し操作することができない問題点があるうえ、前方移動位置のシートクッションと、このシートクッション上に倒伏させたシートバックとを通常の使用位置に戻す場合には、両者(シートクッションとシートバック)が連動しないので、それぞれ別々に元位置に復帰させる必要があった。
しかも、上述のシートクッションおよびシートバックの何れをもリヤシートから離間した位置において遠隔操作ができるものではなく、したがって、リヤ荷室などのリヤシートから離間する遠隔位置においてシートクッション、シートバックを乗員が遠隔操作したいという要請があるが、斯る要請を満たすものではなく、使い勝手が悪いという問題点があった。
特開2004−359158号公報
そこで、この発明は、シートクッションのみをシートバックとは独立して前方に移動させるようにシートバックから離間して遠隔操作可能なシートクッション遠隔操作機構を設けることで、シートクッションをシートバックと独立してシートから離間した位置にて操作することができ、車室内の操作性が向上し、特に、シートクッションのみを車室内の状況に応じて遠隔操作することができるため、使い勝手の向上を図ることができる車両用シート装置の提供を目的とする。
この発明による車両用シート装置は、シートクッションとシートバックとを備えた車両用シート装置であって、上記シートクッションは前方に移動可能に設けられ、上記シートバックはシートクッションの上方に略水平に倒伏可能に設けられ、上記シートクッションのみをシートバックと独立して前方に移動させるように該シートバックから離間して遠隔操作可能なシートクッション遠隔操作機構と、上記シートバックのみをシートクッションと独立して前方に倒伏移動させるように該シートバックから離間して遠隔操作可能なシートバック遠隔操作機構と、上記シートクッションとシートバックとを連動して移動可能なシート連動移動機構と、を備え、上記シートクッション遠隔操作機構と上記シートバック遠隔操作機構は、上記シートバックとシートクッションの連動と非連動とを選択的に行なうことが可能な連動制御機構を備えたものである。
上述のシートクッションとシートバックとは、リヤシートのシートクッションとシートバックとに設定してもよい。
上記構成によれば、上述のシートクッション遠隔操作機構を設けたので、シートクッションをシートバックと独立してシートから離間した位置(離間位置)において操作することができ、車室内のシート操作性が向上し、特に、シートクッションのみを車載荷物その他の車室内の状況に応じて遠隔操作することができるので、使い勝手の向上を図ることができる。
また、上記シートバックのみをシートクッションと独立して前方に倒伏移動させるように該シートバックから離間して遠隔操作可能なシートバック遠隔操作機構を備えたものであるから、シートバックをシートクッションと独立してシートから離間した位置にて操作することができ、車室内のシート操作性が向上し、特にシートバックのみを、または、シートクッションのみを、或はシートバックとシートクッションとの双方を車室内の状況に応じて遠隔操作することができるので、複数のシートアレンジが確保でき、使い勝手がさらに向上する。
さらに、上記シートクッションとシートバックとを連動して移動可能なシート連動移動機構を設けたものであるから、このシート連動移動機構によりシートクッションとシートバックとを連動させることができ、これにより操作性の向上を図ることができる。
しかも、上記シートクッション遠隔操作機構と上記シートバック遠隔操作機構は、上記シートバックとシートクッションの連動と非連動とを選択的に行なうことが可能な連動制御機構を備えたものであるから、この連動制御機構により、シートバックとシートクッションとの連動と非連動とが選択され、これにより、使い勝手の向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記シートバックの後方には荷室が設けられ、上記遠隔操作機構は操作レバーを具備すると共に、該操作レバーは上記荷室の側壁に配設されたものである。
上記構成によれば、シートバック後方の荷室(リヤ荷室)側から上述の操作レバーを用いてシートクッションまたはシートバックを遠隔操作によりシートアレンジすることができるので、利便性の向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記シートクッションを前方移動可能に支持するシートクッション軸と、上記シートバックを倒伏可能に支持するシートバック軸とを備え、上記シート連動移動機構は前方に移動したシートクッションと、倒伏したシートバックとを使用位置に復帰させる時、上記各軸の回転力を共用する機械的な動力伝達手段を備えものである。
上述の機械的な動力伝達手段は、チェーン(無端帯)とスプロケット(回転部材)、またはタイミングベルト(無端帯)とタイミングプーリ(回転部材)、あるいは歯付きベルト(無端帯)とギヤ(回転部材)の何れに設定してもよい。
上記構成によれば、シート連動移動機構を、電動モータ等を用いることなく、機械的に簡単かつ軽量に構成することができるうえ、シートクッションとシートバックとを連動させて使用位置に復帰させることができるので、操作性および使い勝手の向上を図ることができる。
この発明によれば、シートクッションのみをシートバックとは独立して前方に移動させるようにシートバックから離間して遠隔操作可能なシートクッション遠隔操作機構を設けたので、シートクッションをシートバックと独立してシートから離間した位置にて操作することができ、車室内の操作性が向上し、特に、シートクッションのみを車室内の状況に応じて遠隔操作することができるため、使い勝手の向上を図ることができる効果がある。
車室内のシート操作性を向上させ、特に、シートクッションのみを荷室その他の車室内の状況に応じて遠隔操作することができて、使い勝手の向上を図るという目的を、シートクッションとシートバックとを備えた車両用シート装置において、上記シートクッションは前方に移動可能に設けられ、上記シートバックはシートクッションの上方に略水平に倒伏可能に設けられ、上記シートクッションのみをシートバックと独立して前方に移動させるように該シートバックから離間して遠隔操作可能なシートクッション遠隔操作機構と、上記シートバックのみをシートクッションと独立して前方に倒伏移動させるように該シートバックから離間して遠隔操作可能なシートバック遠隔操作機構と、上記シートクッションとシートバックとを連動して移動可能なシート連動移動機構と、を備え上記シートクッション遠隔操作機構と上記シートバック遠隔操作機構は、上記シートバックとシートクッションの連動と非連動とを選択的に行なうことが可能な連動制御機構を備えるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両用シート装置を示すが、まず、図1〜図4を参照して車体構造について説明する。
車室の床面(下面)を形成するフロアパネル1を設け、このフロアパネル1の後部には、前低後高状に立上がるキックアップ部2を介してフロアパネル1よりも1段高いキックアップフロア部3を連設し、このキックアップフロア部3の後部には後方に向けて略水平に延びるリヤフロア4(荷室フロア)を連設すると共に、このリヤフロア4の車幅方向の略中央部にはスペアタイヤパン5を凹設している。
上述のフロアパネル1の左右両側部には、サイドシルインナとサイドシルアウタとサイドシルレインフォースメントから成り、車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面をもったサイドシル6を接合固定している。
またリヤフロア4の左右両側部下面からキックアップ部2の左右両側部下面まで車両の前後方向に延びるリヤサイドフレーム7を設け、上述のリヤフロア4とこのリヤサイドフレーム7との間には車両の前後方向に延びる閉断面を形成している。
さらに、上述のキックアップ部2およびキックアップフロア部3の車外側空間部(下方空間)には大型の車両補機としての燃料タンク8を配設する一方、この燃料タンク8の後部とスペアタイヤパン5の前部との間に対応して、キックアップフロア部3の下面には、左右のリヤサイドフレーム7,7を連結するリヤクロスメンバ9を車幅方向に向けて配設し、キックアップフロア部3とリヤクロスメンバ9との間には車幅方向に延びる閉断面10を形成している。
ここで、上述のサイドシル6、リヤサイドフレーム7およびリヤクロスメンバ9は車体剛性部材(強度部材)である。なお、図中、11はフロントドア開口、12はリヤドア開口、13はセンタピラーである。
次に、図1〜図4を参照してシート構造について説明する。
フロアパネル1の上部には、シートクッション14と、シートバック15と、ヘッドレスト16とを備えたフロントシート17(ドライバーズシートおよびパッセンジャーズシートから成るセパレート構造の前席シート)を配設する一方、キックアップフロア部3の上部にはシートクッション18と、シートバック19と、ヘッドレスト20とを備えたリヤシート21(後席シート)を配設している。この実施例においてはリヤシート21をベンチシートタイプに構成すると共に、シートクッション18の下部には凹部18aを形成している。
上述のリヤシート21におけるシートクッション18の前部下端は、一対のリンク22(但し、図面では一方のみを示す)の上端部(遊端部)に回動可能に支持されており、該シートクッション18は、図1に示す通常の着座使用位置から図2、図3に示すように、リンク22を介して前方に移動可能に設けられており、該シートックション18はシートバック19と独立して図2、図3に示す前方位置に移動すべく構成されている。
上述のリヤシート21におけるシートバック19はその下部に設けられたシートバック軸23を支点として回動可能に構成されており、図3、図4に示すように、シートクッション18と独立して該シートクッション18の座面上方に略水平に倒伏可能に設けられている。
図1に示すように、上述のリヤシート21のシートバック19の後方には、該シートバック19と、ルーフ部24と、荷室床面を形成するリヤフロア4と、リヤゲート25とで囲繞された荷室26が設けられている。
図1に示すノーマル状態から図2に示すように、シートクッション18のみをシートバック19とは独立して前方位置に移動させ、シートバック19は起立状態のままに保持すると、フロントシート17のシートバック15と、リヤシート21のシートクッション18およびシートバック19と、ルーフ部24とで囲繞された荷物置きスペースとなる1つの荷室27と、リヤシート21のシートバック19と、リヤフロア4と、リヤゲート25と、ルーフ部24とで囲繞された他の1つの荷室26との2つの荷室27,26を形成することができる。
一方、図1に示すノーマル状態から図4に示すように、シートバック19のみをシートクッション18とは独立して該シートクッション18の座面上部に倒伏移動させると、フロントシート17のシートバック15と、リヤシート21のシートバック19と、リヤフロア4と、リヤゲート25と、ルーフ部24とで囲繞された荷室拡大スペース28が形成される。
さらに、図2に示す状態から図3に示すように、前方位置に移動させたシートクッション18の座面上部に、シートバック軸23を支点として、シートバック19を前方に倒伏させると、図2に示す2つの荷室26,27を前後に連通させた単一の荷室拡大スペース29が形成される。
図3に示す荷室拡大スペース29はシートクッション18を前方かつ下方に移動させた分、図4の荷室拡大スペース28よりも、さらに広くなる。
次に、図5〜図21を参照して車両用シート装置の具体構造について詳述する。
図5は図1の要部拡大図、図6は図2の要部拡大図、図7は図3の要部拡大図、図8は図4の要部拡大図であって、リヤシート21のシートクッション18における前方部の車幅方向外方には左右一対のブラケット30(但し、図面では一方のみを示す)を設け、これら左右一対のブラケット30,30間には車幅方向に延びるシートクッション軸31を回転可能に横架している。
このシートクッション軸31は一対のリンク22を介してシートクッション18を前方移動可能(往復移動可能)に支持するシャフトである。
また、リヤシート21のシートバック19における下方部の車幅方向外方には左右一対のブラケット32(但し、図面では一方のみを示す)を設け、これら左右一対のブラケット32,32間には車幅方向に延びるシートバック軸23を回転可能に横架している。
このシートバック軸23はシートバック19を倒伏可能(起伏可能)に支持するシャフトである。
上述のシートクッション軸31およびシートバック軸23にはそれぞれスプロケット33,34を設け、これら前後の各スプロケット33,34間には無端帯としてのチェーン35を張架している。チェーン35の一部にはチェーンガイド36,36を対設する一方、これら駆動部材(スプロケット33,34、チェーン35参照)はチェーンカバー37により囲繞され、安全性を確保すべく構成している。
ここで、上述のチェーンカバー37の一部は、キックアップフロア部3の車幅方向外方に形成されたチェーンカバー配設用の凹部3aに沿って配設され、チェーンカバー37の上方への出っ張り量の低減を図ると共に、燃料タンク8の容量低減を防止すべく構成している。また、上述のスプロケット33,34、チェーン35は、図3に示す前方に移動したシートクッション18と、倒伏したシートバック19とを図1の使用位置に復帰させる時、上記各軸23,31の回転力を共用する機械的な動力伝達手段である。
図9は図5のA−A線に沿う要部の断面図、図10、図11はその作用説明図、図12は図9のC−C線矢視断面図、図13は図11のD−D線矢視断面図であって、シートクッション軸31の所定部には、ワンウエイクラッチ100(図21参照)を介して上述のスプロケット33を取付け、このスプロケット33の近傍においてシートクッション軸31にはキー40を用いてラチェットホイール41を嵌合している。上述のワンウエイクラッチ100は、スプロケット33が駆動側となり、シートクッション軸31が被駆動側となり、かつ該スプロケット33が図5の時計方向に回転する時にのみ、その駆動力をシートクッション軸31に伝達するもので、スプロケット33が図5の反時計方向に回転する時にはシートクッション軸31に駆動力を伝達しないと共に、シートクッション軸31が駆動側となる場合には該シートクッション軸31の空転を許容するものである。このワンウエイクラッチ100の具体構造については後述する。
上述のスプロケット33に一体的に固定した軸42には、ピニオン43を備えた爪部材としてのロックパウル44を装着し、図示しないスプリング等の付勢手段により該ロックパウル44をラチェットホイール41の歯部に常時噛合させ、図12に示す状態下においてラチェットホイール41が同図の反時計方向へ回転する場合には、該ラチェットホイール41の歯部により付勢手段の付勢力に抗してロックパウル44を順次跳ね上げ操作することで、ラチェットホイール41の同方向への回転を許容する一方、ラチェットホイール41が図12の時計方向へ回転する場合には、付勢手段の付勢力によりロックパウル44をラチェットホイール41の歯部に噛合させた状態のままで、ラチェットホイール41とスプロケット33とを一体的に同方向に回転させるラチェット機構45を構成している。このラチェット機構45はスプロケット33,34およびチェーン35を介して、シートバック19とシートクッション18の連動と非連動とを選択的に行なうことが可能な連動制御機構である。
一方、上述のブラケット30には、ピニオン43の近傍位置まで延びる円筒形状のガイド部材46を固定している。また、ラチェットホイール41の近傍においてシートクッション軸31には固定ピン47などの固定部材を用いてフランジ48を固定している。そして、このフランジ48と上述のガイド部材46との間には、シートクッション18を常時前方位置(図6、図7参照)へ付勢するねじりバネ49などの付勢部材を取付けている。
上述のフランジ48には、ねじりバネ49の付勢力に抗して該フランジ48およびシートクッション18を該シートクッション18の通常着座使用状態(図5参照)にロックするためのロック孔50を形成し、このロック孔50に係入するロックピン51により、フランジ48を固定して、シートクッション18を使用位置に保持すべく構成している。
上述のロック孔50およびロックピン51はシートクッション18を使用位置にロックするロック機構を構成し、このロックピン51にはシートクッション遠隔操作機構52(図1〜図4参照)を構成するワイヤ53(詳しくはインナワイヤ)を取付けている。
このシートクッション遠隔操作機構52は、シートクッション18のみをシートバック19とは独立して前方に移動させるようにシートバック19から離間して遠隔操作可能に構成されている。
すなわち、該シートクッション遠隔操作機構52は、ワイヤ53の操作基端部に操作レバー54を備えており、図14、図15に示すように上述の操作レバー54はトリム部材等の荷室側壁55に配設されている。
図14、図15に示すように上述の荷室側壁55には車幅方向外方に窪む凹部55aを形成し、この凹部55aの荷室26側にワイヤ53端部の操作レバー54を配設したものである。
上述の荷室側壁55の車外側の面には、チューブホルダ56を有するブラケット57を固定し、チューブホルダ56でアウタチューブ58を保持すると共に、このアウタチューブ58内を移動可能なワイヤ53の操作基端部に上述の操作レバー54を取付けている。
またワイヤ53にはスプリングリテーナ59を係合固定し、このスプリングリテーナ59と凹部55aの前壁との間に付勢手段としてのスプリング60を張架して、ワイヤ53先端のロックピン51が図9に示すようにロック孔50に係入すべくバネ付勢している。このため、操作レバー54の遠隔操作により、ワイヤ53を介してロック孔50からロックピン51を外すと、シートクッション18は図5に示す使用位置からねじりバネ49の付勢力により図6に示す前方位置へ移動する。
ところで、図9〜図13に示すように、上述の円筒形状のガイド部材46の外周部には内歯61を有するリングギヤ62を移動可能に装着している。そして、このリングギヤ62とブラケット30との間には該リングギヤ62を図9、図10、図12に示す元位置に付勢するねじりバネ等のリターンスプリング63(付勢手段)取付けている。
また、上述のリングギヤ62のボス部62aには操作レバー64を取付け、この操作レバー64をチェーンカバー37の開口部37aから車室内側に導出している。
上述のリングギヤ62は、シートクッション18のみを前方へ移動させた後に、該シートクッション18のみをノーマルな通常着座使用位置に復帰させる時、ロックパウル44によるラチェットホイール41のロックを解除して、チェーン35による両スプロケット33,34の連動を防止するためのものである。
ここで、上述のリングギヤ62の操作により、ラチェットホイール41のロックを解除する場合には、図10に示す状態から操作レバー64を介してリングギヤ62を図11の矢印a方向に移動させて、内歯61をピニオン43に噛合させた後、操作レバー64を介してリングギヤ62を図13の矢印b方向に回動させると、内歯61によりピニオン43が図13の矢印c方向に回転し、このピニオン43と一体または一体的に形成されたロックパウル44は同図に矢印dで示すようにラチェットホイール41の歯部から外れ、ロックパウル44によるラチェットホイール41のロックが解除される。
このようにして、ロックパウル44によるラチェットホイール41のロックが解除されると、シートクッション18のみを前方へ移動させた状態から、該シートクッション18のみをノーマルな使用位置に乗員の手動操作にて復帰させる時、シートバック19に無理な力が付勢されないので、シートクッション18のみを使用位置に円滑に復帰させることができる。
図9、図10、図11に示すように、上述のリンク22の基端部22aは円筒形状に形成されてシートクッション軸31に装着した後に、固定ピン65などの固定部材により該シートクッション軸31に固定されている。
また、上述のリンク22の遊端部22bはシートクッション18内のシートクッションフレーム66に対して回動自在にピン67連結されている。なお、図9〜図11において68,69はEリング、またはCリングなどの係止リングである。
ここで、シートクッション軸31とスプロケット33との間に介設したワンウエイクラッチ100の具体的構造を図21を参照して説明すると、このワンウエイクラッチ100は外輪101と、この外輪101に設けられた凹部102と、この凹部102に嵌挿されたローラ103(またはボール)と、ローラ103を押圧するスプリング104と、ローラ103を保持する内輪105とを備えている。
上述の凹部102は、その凹溝深さがスプリング104側に向けて拡開形状に形成されていて、図21の実線矢印x方向に外輪101が回転されると、ローラ103は内輪105と凹部102の狭小部側の間にくさび作用により押圧され外輪101の回転が内輪105に伝達される。
外輪101が上述とは反対の点線矢印y方向に回転すると、ローラ103は内外輪105,101の何れかと接触しなくなって、内輪105は外輪101に対して空転するものである。
このワンウエイクラッチ100の外輪101の外周部には上述のスプロケット33を嵌合し、内輪105の内周部には上述のシートクッション軸31を嵌合する。なお、内輪105はシートクッション軸31で兼用してもよい。
図9〜図13、図21で説明した構成はシートクッション18側の構造である。次に図16から図20を参照してシートバック19側の構成について説明する。
図16は図5のB−B線に沿う要部の断面図、図17、図18はその作用説明図、図19は図16のE−E線矢視断面図、図20は図18のG−G線矢視断面図であって、シートバック軸23に遊嵌されたスプロケット34の近傍においてシートバック軸23にはキー70を用いてラチェットホイール71を嵌合している。
上述のスプロケット34に一体的に固定した軸72には、ピニオン73を備えた爪部材としてのロックパウル74を装着し、図示しないスプリング等の付勢手段により該ロックパウル74をラチェットホイール71の歯部に常時噛合させ、図19に示す状態下においてラチェットホイール71が同図の反時計方向へ回転する場合には、該ラチェットホイール71の歯部により付勢手段の付勢力に抗してロックパウル74を順次跳ね上げ操作することで、ラチェットホイール71の同方向への回転を許容する一方、ラチェットホイール71が図19の時計方向へ回転する場合には、付勢手段の付勢力によりロックパウル74をラチェットホイール71の歯部に噛合させた状態のままで、ラチェットホイール71とスプロケット34とを一体的に同方向に回転させるラチェット機構75を構成している。このラチェット機構75はスプロケット33,34およびチェーン35を介して、シートバック19とシートクッション18の連動と非連動とを選択的に行なうことが可能な連動制御機構である。
一方、上述のブラケット32には、ピニオン73の近傍位置まで延びる円筒形状のガイド部材76を固定している。また、ラチェットホイール71の近傍においてシートバック軸23には固定ピン77などの固定部材を用いてフランジ78を固定している。そして、このフランジ78と上述のガイド部材76との間には、シートバック19を常時倒伏位置(図7、図8参照)へ付勢するねじりバネ79などの付勢部材を取付けている。
上述のフランジ78には、ねじりバネ79の付勢力に抗して該フランジ78およびシートバック19を該シートバック19の通常着座使用状態(図5参照)にロックするためのロック孔80を形成し、このロック孔80に係入するロックピン81により、フランジ78を固定して、シートバック19を使用位置に保持すべく構成している。
上述のロック孔80およびロックピン81はシートバック19を図1、図5に示す使用位置にロックするロック機構を構成し、このロックピン81には、シートバック遠隔操作機構82(図1〜図4参照)を構成するワイヤ83(詳しくはインナワイヤ)を取付けている。
このシートバック遠隔操作機構82は、シートバック19のみをシートクッション18とは独立して前方に倒伏移動させるようにシートバック19から離間して遠隔操作可能に構成されている。
すなわち、該シートバック遠隔操作機構82は、ワイヤ83の操作基端部に操作レバー84を備えており、図15に示すように上述の操作レバー84はトリム部材等の荷室側壁55に配設されている。
図14、図15に示すように上述の荷室側壁55には車幅方向外方に窪む凹部55aを形成し、この凹部55aの荷室26側にワイヤ83端部の操作レバー84を配設したものである。
上述の荷室側壁55の車外側の面には、図15に示すようにチューブホルダ86を有するブラケット57を固定し、チューブホルダ86でアウタチューブ88を保持すると共に、このアウタチューブ88内を移動可能なワイヤ83の操作基端部に上述の操作レバー84を取付けている。
またワイヤ83にはスプリングリテーナ89を係合固定し、このスプリングリテーナ89と凹部55aの前壁との間に付勢手段としてのスプリング90を張架して、ワイヤ83先端のロックピン81が図16に示すようにロック孔80に係入すべくバネ付勢している。このため、操作レバー84の遠隔操作により、ワイヤ83を介してロック孔80からロックピン81を外すと、シートバック19は図5、図6に示す起立位置からねじりバネ79の付勢力により、図8、図7に示す前方位置へ移動する。
ところで、図16〜図20に示すように、上述の円筒形状のガイド部材76の外周部には内歯91を有するリングギヤ92を移動可能に装着している。そして、このリングギヤ92とブラケット32との間には該リングギヤ92を図16、図17、図19に示す元位置に付勢するねじりバネ等のリターンスプリング93(付勢手段)取付けている。
また、上述のリングギヤ92のボス部92aには操作レバー94を取付け、この操作レバー94をチェーンカバー37の開口部37bから車室内側に導出している。
上述のリングギヤ92は、シートバック19のみを前方へ倒伏移動させた後に、該シートバック19のみをノーマルな通常着座使用位置に復帰させる時、ロックパウル74によるラチェットホイール71のロックを解除して、チェーン35による両スプロケット33,34の連動を防止するためのものである。
ここで、上述のリングギヤ92の操作により、ラチェットホイール71のロックを解除する場合には、図17に示す状態から操作レバー94を介してリングギヤ92を図18の矢印e方向に移動させて、内歯91をピニオン73に噛合させた後、操作レバー94を介してリングギヤ92を図20の矢印f方向に回動させると、内歯91によりピニオン73が図20の矢印g方向に回転し、このピニオン73と一体または一体的に形成されたロックパウル74は同図に矢印hで示すようにラチェットホイール71の歯部から外れ、ロックパウル74によるラチェットホイール71のロックが解除される。
このようにして、ロックパウル74によるラチェットホイール71のロックが解除されると、シートバック19のみを前方へ倒伏移動させた状態から、該シートバック19のみを図1、図5に示すノーマルな使用位置に乗員の手動操作にて復帰させる時、シートクッション18に無理な力が付勢されないので、シートバック19のみを使用位置に円滑に復帰させることができる。
図16、図17、図18に示すように、上述のシートバック軸23には、シートバック19内のシートバックフレーム96を溶接手段等により固定している。なお、図16〜図18において98,99はEリングまたはCリングなどの係止リングである。また図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示す。
このように構成した車両用シート装置の作用について、以下に説明する。
図1、図5に示す通常の着座使用状態のリヤシート21において、同図の状態からシートクッション18のみをシートバック19と独立して前方へ移動させ、図2、図6に示す状態を確保する場合、まず、荷室側壁55に配設したシートクッション遠隔操作機構52の操作レバー54を用いて、ワイヤ53をプル操作する。
ワイヤ53がプル操作されると、図9に示すロック位置のロックピン51が図10に示すようにロック孔50から外れて、アンロック状態となるので、ねじりバネ49の付勢力により、フランジ48、ラチェットホイール41、シートクッション軸31がシートクッション18を前方へ移動させる方向に一体的に回転し、このシートクッション軸31に固定したリンク22を介してシートクッション18は図2、図6に示す前方位置に移動する。この場合、ラチェットホイール41は図12の反時計方向に回転するが、このラチェットホイール41はロックパウル44を跳ね上げながら回転し、またシートクッション軸31はスプロケット33に対して空転するので、スプロケット33,34、チェーン35が駆動されることはなく、シートクッション18のみをシートバック19とは独立して前方へ移動させることができる。
一方、図1、図5に示す通常の着座使用状態または図2、図6に示すシートクッション18のみが前方に移動した状態から、シートバック19のみをシートクッション18と独立して前方へ倒伏移動させて、図4、図8の状態または図3、図7の状態を確保する場合、まず、荷室側壁55に配設したシートバック遠隔操作機構82の操作レバー84を用いて、ワイヤ83をプル操作する。
ワイヤ83がプル操作されると、図16に示すロック位置のロックピン81が図17に示すようにロック孔80から外れて、アンロック状態となるので、ねじりバネ79の付勢力により、フランジ78、ラチェットホイール71、シートバック軸23がシートバック19を前方へ倒伏移動させる方向に一体的に回転し、このシートバック軸23に固定したシートバックフレーム96を介してシートバック19は図4、図8または図3、図7に示す前方の倒伏位置に移動する。この場合、ラチェットホイール71は図19の反時計方向に回転するが、このラチェットホイール71はロックパウル74を跳ね上げながら回転するので、スプロケット33,34、チェーン35が駆動されることはなく、シートバック19のみをシートクッション18とは独立して前方へ倒伏移動させることができる。
また、図3、図7で示した状態、すなわち前方に移動したシートクッション18と、このシートクッション18の座面上に略水平に倒伏移動したシートバック19とを、引き起こして、図1、図5に示す通常の着座使用位置に復帰させる場合には、シートクッション遠隔操作機構52およびシートバック遠隔操作機構82を何等操作することなく、乗員の手動操作により図3、図7に示す倒伏位置のシートバック19を引き起こすと、図12、図19で示したラチェット機構45,75のロックパウル44,74はラチェットホイール41,71の歯部に常噛しているので、シートバック19の引き起こし力がシートバックレフレーム96、シートバック軸23、キー70、ラチェットホイール71、ロックパウル74、軸72、スプロケット34、チェーン35、スプロケット33、ワンウエイクラッチ100を介してシートクッション軸31に伝達されるので、シートバック19の引き起こし力が上述の各要素を介してシートクッション18に伝達され、シートバック19とシートクッション18とを連動して通常の使用位置(図1、図5参照)に復帰させることができ、これらの復帰時には、スプリング60,90の付勢力によりワイヤ53,83を介してロックピン51,81がロック孔50,80に自動的に係入して、シートクッション18およびシートバック19の使用位置を保持するものである。
なお、シートクッション18側において、シートクッション軸31とスプロケット33との間には図21で示したワンウエイクラッチ100を介設したので、同側の各要素40〜45,61〜64を省略することも可能である。
このように、上記実施例の車両用シート装置は、シートクッション18とシートバック19とを備えた車両用シート装置であって、上記シートクッション18は前方に移動可能に設けられ、上記シートバック19はシートクッション18の上方に略水平に倒伏可能に設けられ、上記シートクッション18のみをシートバック19と独立して前方に移動させるように該シートバック19から離間して遠隔操作可能なシートクッション遠隔操作機構52を備えたものである。
この構成によれば、上述のシートクッション遠隔操作機構52を設けたので、シートクッション18をシートバック19と独立してリヤシート21から離間した位置(離間位置)において操作することができ、車室内のシート操作性が向上し、特に、シートクッション18のみを車載荷物その他の車室内の状況に応じて遠隔操作することができるので、使い勝手の向上を図ることができる。
また、上記シートバック19のみをシートクッション18と独立して前方に倒伏移動させるように該シートバック19から離間して遠隔操作可能なシートバック遠隔操作機構82を備えたものである。
この構成によれば、シートバック19をシートクッション18と独立してリヤシート21から離間した位置にて操作することができ、車室内のシート操作性が向上し、特にシートバック19のみを、または、シートクッション18のみを、或はシートバック19とシートクッション18との双方を車室内の状況に応じて遠隔操作することができるので、複数のシートアレンジが確保でき、使い勝手がさらに向上する。
さらに、上記シートバック19の後方には荷室26が設けられ、上記遠隔操作機構52,82は操作レバー54,84を具備すると共に、該操作レバー54,84は上記荷室26の側壁55に配設されたものである。
この構成によれば、シートバック19後方の荷室26(リヤ荷室)側から上述の操作レバーを54,84用いてシートクッション18またはシートバック19を遠隔操作によりシートアレンジすることができるので、利便性の向上を図ることができる。
加えて、上記シートクッション18とシートバック19とを連動して移動可能なシート連動移動機構(スプロケット33,34、チェーン35参照)を設けたものである。
この構成によれば、シート連動移動機構(スプロケット33,34、チェーン35参照)によりシートクッション18とシートバック19とを連動させることができるので、操作性の向上を図ることができる。
また、上記シートクッション遠隔操作機構52と上記シートバック遠隔操作機構82は、上記シートバック19とシートクッション18の連動と非連動とを選択的に行なうことが可能な連動制御機構(ラチェット機構45,75、ワンウエイクラッチ100参照)を備えたものである。
この構成によれば、連動制御機構により、シートバック19とシートクッション18との連動と非連動とが選択されるので、使い勝手の向上を図ることができる。
さらに、上記シートクッション18を前方移動可能に支持するシートクッション軸31と、上記シートバック19を倒伏可能に支持するシートバック軸23とを備え、上記シート連動移動機構(スプロケット33,34、チェーン35参照)は前方に移動したシートクッション18と、倒伏したシートバック19とを使用位置に復帰させる時、上記各軸23,31の回転力を共用する機械的な動力伝達手段(スプロケット33,34、チェーン35参照)を備えたものである。
この構成によれば、シート連動移動機構(スプロケット33,34、チェーン35参照)を、電動モータなどを用いることなく、機械的に簡単かつ軽量に構成することができるうえ、シートクッション18とシートバック19とを連動させて使用位置に復帰させることができるので、操作性および使い勝手の向上を図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のシート連動移動機構および動力伝達手段は、実施例のスプロケット33,34およびチェーン35に対応し、
以下同様に、
連動制御機構は、ラチェット機構45,75、ワンウエイクラッチ100に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例においてはベンチシートタイプのリヤシート21にシート装置を適用したが、これはセパレート構造のリヤシートに採用してもよい。
本発明の車両用シート装置を示す側面図 シートクッションのみを前方へ移動させた状態で示す側面図 前方へ移動させたシートクッション上にシートバックを倒伏させた状態で示す側面図 ノーマル位置のシートクッション上にシートバックを倒伏させた状態で示す側面図 図1の要部拡大側面図 図2の要部拡大側面図 図3の要部拡大側面図 図4の要部拡大側面図 図4のA−A線矢視断面図 アンロック時の断面図 ラチェットホイールのロック解除操作を示す断面図 図9のC−C線矢視断面図 図11のD−D線矢視断面図 遠隔操作機構の配設構造を示す平面図 遠隔操作機構を荷室側から見た状態で示す説明図 図5のB−B線矢視断面図 アンロック時の断面図 ラチェットホイールのロック解除操作を示す断面図 図16のE−E線矢視断面図 図18のG−G線矢視断面図 ワンウエイクラッチの断面図
18…シートクッション
19…シートバック
23…シートバック軸
26…荷室
31…シートクッション軸
33,34…スプロケット(シート連動移動機構)
35…チェーン(シート連動移動機構)
45,75…ラチェット機構(連動制御機構)
52…シートクッション遠隔操作機構
54,84…操作レバー
55…荷室側壁
82…シートバック遠隔操作機構
100…ワンウエイクラッチ(連動制御機構)

Claims (3)

  1. シートクッションとシートバックとを備えた車両用シート装置であって、
    上記シートクッションは前方に移動可能に設けられ、
    上記シートバックはシートクッションの上方に略水平に倒伏可能に設けられ、
    上記シートクッションのみをシートバックと独立して前方に移動させるように該シートバックから離間して遠隔操作可能なシートクッション遠隔操作機構と、
    上記シートバックのみをシートクッションと独立して前方に倒伏移動させるように該シートバックから離間して遠隔操作可能なシートバック遠隔操作機構と、
    上記シートクッションとシートバックとを連動して移動可能なシート連動移動機構と、を備え、
    上記シートクッション遠隔操作機構と上記シートバック遠隔操作機構は、上記シートバックとシートクッションの連動と非連動とを選択的に行なうことが可能な連動制御機構を備えたことを特徴とする
    車両用シート装置。
  2. 上記シートバックの後方には荷室が設けられ、上記遠隔操作機構は操作レバーを具備すると共に、該操作レバーは上記荷室の側壁に配設された
    請求項1記載の車両用シート装置。
  3. 上記シートクッションを前方移動可能に支持するシートクッション軸と、
    上記シートバックを倒伏可能に支持するシートバック軸とを備え、
    上記シート連動移動機構は前方に移動したシートクッションと、倒伏したシートバックとを使用位置に復帰させる時、上記各軸の回転力を共用する機械的な動力伝達手段を備えた
    請求項1または2の何れか1に記載の車両用シート装置。
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