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JP4547966B2 - オーディオ機器 - Google Patents

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JP4547966B2
JP4547966B2 JP2004115643A JP2004115643A JP4547966B2 JP 4547966 B2 JP4547966 B2 JP 4547966B2 JP 2004115643 A JP2004115643 A JP 2004115643A JP 2004115643 A JP2004115643 A JP 2004115643A JP 4547966 B2 JP4547966 B2 JP 4547966B2
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Description

本発明は,オーディオ機器に係り,詳細にはユーザのジェスチャーによる操作が可能なオーディオ機器に関する。
一般に,オーディオ機器は,音楽記憶媒体を再生する再生部,この再生された信号を増幅するアンプ部,増幅された信号を出力するスピーカー部,そしてこれらを操作する操作部の各構成要素を有している。このようなオーディオ機器として,別体に形成された各構成要素を組み合わせたもの,もしくは,各構成要素を一体に形成されたものが利用される。
上記のオーディオ機器では,押圧,回動および滑動によるメカニカルな可動スイッチが設けられ,この可動スイッチを直接動作することによって選曲や音量の変更を行っていた。上記のような可動スイッチでは,操作部を視覚的に認知し,正確に動作させる必要があった。
また,近年では,ユーザの手の形状や姿勢を認識する認識装置を利用し,直接可動スイッチを触れることなく,手や姿勢のジェスチャーによってオーディオ機器に対する操作を行う技術も知られている(例えば,特許文献1)。
しかし,上記の認識装置を利用する方法では,事前に手の形状や姿勢を登録する必要があり,認識装置のコストの割に認識に関する制限が多く,認識度を高く維持するのが難しいという問題があった。また,離れた場所から操作できる反面,ユーザが「何をどのように」操作しているかを直感的に把握することができなかった。
特開2001−56861号公報
本発明は,従来のオーディオ機器が有する上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,ユーザがジェスチャーによって直感的かつ容易な操作を行うことが可能な,新規かつ改良されたオーディオ機器を提供することである。
また,本発明の他の目的は,オーディオ機器であることを意識させない外観によって,あらゆる場所に違和感なく設置することが可能な,新規かつ改良されたオーディオ機器を提供することである。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,管状の筐体と;上記筐体の内面に埋設され,1または2以上の操作入力を検知する入力検知手段からなる信号操作手段と;上記信号操作手段の操作入力に応じてオーディオ信号を生成する信号生成手段と;上記筐体表面の少なくとも一部に設けられ,上記信号生成手段で生成されたオーディオ信号を音として出力する信号出力手段と;を備え,押圧,回動および滑動による可動スイッチを外観上有さず,かつ,取り出し式に内蔵していないことを特徴とする,オーディオ機器が提供される。上記管状とは,例えば,多角形又は円形の縁を,その多角形または円形を平面とした場合の垂直方向に所定の長さだけ延長した管の形状をいう。この形状は,箱形状の蓋と底を取り除いた枠のみの構成とも捉えることもできる。この管の形状により,筐体の略中心には中空部が形成され,オーディオ機器等の電子機器であることを意識させない構成をとることができる。また,上記取り出し式とは,上記の可動スイッチを一旦筐体内部に収納し,オーディオ機器の使用時に外部に引き出して利用することをいう。
上記信号操作手段は,ユーザによる操作入力を1または2以上の入力検知手段によって検知する。上記入力検知手段は,ユーザの操作入力に対して1bitの情報,例えば0または1を出力することができる。ただし,かかる入力検知手段は,押圧,回動および滑動による可動スイッチではなく,電源切断時には外観からそれが入力検知手段であることを意識させないように形成される。ここで押圧による可動スイッチとは,プッシュスイッチ,ロックスイッチ等をいい,回動および滑動による可動スイッチとは,音量の絶対値や音量の左右のバランスを変更でき,その状態を視認できる調整スイッチをいう。
このような入力検知手段は,非接触に被検知手段を検知する非接触センサ,例えば,上記筐体の内面に対向して配された発光素子と受光素子の組で構成されるとしても良く,上記操作入力は,その発光素子と受光素子との光線を被検知手段で遮る行為としても良い。また,上記入力検知手段は,被検知手段が接しているのを検知する接触センサ,例えば,上記筐体の内面に埋設された温度センサであっても良く,ユーザがこの温度センサに触れたことにより温度の変化を検知し,その位置から操作入力を特定するとしても良い。さらに,入力検知手段として,抵抗値の変化を検知するセンサを利用することもでき,オーディオ機器に触れたことにより抵抗値の変化を検知し,その位置から操作入力を特定するとしても良い。その他にもローテーション(角度)センサや静電センサなど様々なセンサを用いることができる。上述したように,入力検知手段は可動スイッチではなく,オーディオ機器の電源切断時には,外観からそれが入力検知手段であることを意識させない。
また,視認および押しやすい配置を必要とする可動スイッチを設けていないので,従来受けていた可動スイッチによる意匠的な制限が無い。即ち,従来は,ユーザが視認し易く,さらに操作しやすい位置に可動スイッチを設けなくてはならないという制限があり,それを前提にオーディオ機器の外観を創作しなければならなかった。当該オーディオ機器は,この様な制限が無いので,自由な観点で形状を創作できる。
また,従来のオーディオ機器はそのオーディオ機器に含まれる再生部,アンプ部,制御部といった内蔵物(メインユニット)を外装で覆う構造になっているが,本発明によるオーディオ機器は上記のように中空部を設けることによって,ユーザに対して,あえて内蔵物が無いかのように表現する形になっている。これは,実際に内蔵物が無いことを示す訳ではなく,ユーザの意識をオーディオ機器であるという固定の観念から遠ざける効果を考慮している。
上記オーディオ機器は,被検知手段の位置と動作によるジェスチャーによって操作されるとしても良い。このようなジェスチャーによる操作入力は,上記発光素子と受光素子の例で示した非接触センサによって検知できる。具体的には,上記発光素子と受光素子の組である入力検知手段が複数設けられた信号操作手段において,中空部内の複数に分割された空間のいずれかを所定の時間遮る動作や,その空間を跨いで移動する動作によって操作されるとしても良い。
上記のジェスチャーによる操作入力は,上記オーディオ機器の中空部内という限られた範囲において,ユーザの手によって行われるので,ユーザが「何をどのように」操作しているかを直感的に理解することができる。さらに,上記のジェスチャーを「このように手を動かしたら,こんな操作ができるのでは」といった感覚的に予想できる操作にすることで,高齢者や子供を含む様々なユーザでも容易に操作できる操作入力を提供することが可能となる。
また,上記信号操作手段が複数の接触センサによる入力検知手段からなる場合,上記オーディオ機器は,上記入力検知手段のいずれかに所定の時間接する動作や,上記入力検知手段のいずれかから他に跨いで移動する動作によって操作されるとしても良い。
また,上記筐体の外面に埋設され,オーディオ機器に関する情報を表示する情報表示手段をさらに備え,上記情報表示手段は,筐体外観を形成する膜に覆われ,上記オーディオ機器の電源切断時に,オーディオ機器の外観に現れず,上記オーディオ機器の電源投入時に,上記筐体外観を形成する膜を透過して上記オーディオ機器に関する情報を表示するとしても良い。
上記の情報表示手段は,例えば,発光素子による表示手段をオーディオ機器の上部に設け,その表示手段の外側に薄い膜を積重することによって形成される。かかる構成により,上記情報表示手段は,オーディオ機器の電源切断時に上記薄い膜に覆われその外観が意識されない。上記薄い膜は,オーディオ機器全体として統一された色彩や模様による膜であっても良い。
また,このような情報表示手段は,上記信号操作手段を利用するユーザから見易い位置に設けることができる。従って,ユーザは,ジェスチャーによる操作入力の結果を上記情報表示手段によって確認することができ,ユーザの意図する操作がなされているという安心感を得ることができる。
また,上記筐体内に設けられ,別体の電子機器と無線によるデータ通信を行う無線通信手段をさらに備え,上記信号生成手段は,上記別体の電子機器からのデータをオーディオ信号に変換するとしても良い。
かかる構成により,当該オーディオ機器で利用する音楽コンテンツを予め内部に記憶しておく必要がなくなる。また,上記別体の電子機器は,当該オーディオ機器と独立して動作することが可能であるから,オーディオ機器の音楽再生中に音楽コンテンツの追加,削除,置換,編集を並行して行うことができる。また,上記無線通信手段を加えることによって,当該オーディオ機器をワイヤレス化することも可能となる。
上記中空部は,上記筐体の外観寸法からなる体積の60%以上の空間であっても良い。このように中空部の体積を多くとればとるほど,本筐体には内蔵物が無いというイメージをユーザに与えることができ,オーディオ機器であるという感覚から遠ざけることができる。また,このためには,中空部の体積を筐体の外観寸法からなる体積の70%以上や80%以上とすることもできる。この比率は,当該オーディオ機器に必要な各手段の占有体積と筐体全体の体積比によって調整することが可能である。
また,上記管状の筐体は,略同一の厚みで形成されるとしても良い。かかる構成も均一な管状部の厚みにより,本筐体には内蔵物が無いというイメージをユーザに与えることができ,オーディオ機器であるという感覚から遠ざけることができる。
上記筐体の外観は,単一の色彩からなるとしても良いし,単一の模様からなるとしても良い。かかる構成により,オーディオ機器であることをさらに意識させない外観を形成できる。また,上記筐体を木目調に統一するなどの手段を講じることにより,金属を含んでいることや電子機器であることすら意識されないような柔らかい外観を形成することも可能になる。上述したように,当該オーディオ機器は意匠的な制限が少なく,設置する場所の雰囲気に応じて様々な外観を形成することができ,当該オーディオ機器をあらゆる場所に違和感なく設置することが可能になる。
また,上記筐体は,外観上突起物を有さないとしても良い。もし,筐体の外観に馴染まない突起物があった場合,その突起物に意味が生じてしまい,オーディオ機器であることを意識させない外観を維持することが難しくなる。かかる外観上突起物を有さない構成により,さらに本筐体がオーディオ機器であるという感覚を遠ざけることができる。
以上説明したように本発明によれば,ユーザが,限られた空間の中でジェスチャーによる直感的かつ容易な操作を行うことが可能なオーディオ機器が提供される。また,当該オーディオ機器は,オーディオ機器として認識されない外観を有し,あらゆる場所に違和感なく設置することが可能である。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態:オーディオ機器)
従来のオーディオ機器は,その金属的な外観から,直ぐにオーディオ機器であることを認識でき,上記従来のオーディオ機器の表面に設けられた様々なスイッチによって,当該オーディオ機器を操作できるであろうことが容易に推測できた。
本実施形態のオーディオ機器は,従来そうであったオーディオ機器としての外観,例えば,電子機器であることの金属感,視認および可動を必要とするスイッチ,明示的に情報が表示されるディスプレイ,音が出ることを前提とするスピーカー等の概念を捨て,オーディオ機器であることを意識させず,何もないところから音が出るという観点からその形状を創作している。
しかしながら,本実施形態のオーディオ機器は実質的に,操作入力部,無線通信部,制御部,表示部,スピーカーを備える。
図1は,本実施形態におけるオーディオ機器の外観を理解するための斜視図である。図1では,オーディオ機器110が三脚112に支持されている。上記オーディオ機器110は,全体が木目調で表され,板を箱形状の枠として組み合わせたような外観を有している。また,オーディオ機器110は,筐体の中心に中空部114を有し,筐体を通して背景を確認することができる。この中空部114は,ユーザの手を容易に挿入できる程度の大きさで設けられる。また,上記三脚112は,本体であるオーディオ機器110の底面中心に脱着可能に取り付けられている。
筐体である本体は枠のみで構成され,中心に中空部114を有する構成であるから,内蔵物,例えば,オーディオ機器であれば,音楽記憶媒体を再生する再生部,この再生された信号を増幅するアンプ部,増幅された信号を出力するスピーカー部,そしてこれらを操作する操作部の各構成要素が存在しないように思える。このようにオーディオ機器であることを意識させない外観を利用して,あらゆる場所に違和感なく設置することが可能になる。
図2は,上記のオーディオ機器110の外観を詳細に説明するための6面図である。かかる図2は,正面図120,平面図122,背面図124,底面図126,左側面図128,右側面図130からなる。
上記正面図120と背面図124では当該オーディオ機器110が枠のみで表されていることが分かり,中空で表される内面には突起物が無い。上記平面図122上に一点鎖線で表されているのは情報表示手段132であるが,実際には筐体の表面に埋設され,当該オーディオ機器110表面には外観として現れない。平面図122,底面図126,左側面図128,右側面図130から分かるように,中空部114は直方体として表され,正面から背面に貫通している。
また,上記オーディオ機器110は,アルミ等の金属またはプラスチックの材質で構成され,表面をコーディングすることも可能である。さらに,筐体表面を単一の例えば白,黒,赤,青,黄といった色彩や単一の例えば,木目調,コルク調といった模様で表すこともできる。
図2において,かかるオーディオ機器110の大きさは,幅Wを460mm,高さHを160mm,奥行きDを160mm,枠に当たる部分の厚みTを20mmとすることができる。
次に,このようなオーディオ機器110を含むオーディオシステム全体を説明する。
(オーディオシステム)
図3は,オーディオシステムを概略的に示したブロック図である。上記オーディオシステムは,通信網150に接続されたサーバ152と,オーディオ機器110とを含んで構成される。
上記通信網150は,例えば公衆回線網であるインターネットのネットワーク網を含み,電話回線等によりサーバ152や他の端末が接続される。この通信網150は,音楽コンテンツ配信業者のサーバ等にも接続されている。従って,サーバ152は,当該通信網150を介して音楽コンテンツをダウンロードすることができる。
上記サーバ152は,音楽コンテンツ等のオーディオデータを,通信網150や音楽記憶媒体読み取り装置等から読み出し,サーバ152が保有する記憶媒体に保存している。サーバ152は,オーディオ機器110に対してワイヤレスLANやNFC(Near Field Communication)等の無線によりオーディオデータを送信する(図3では点線で表される。)。また,サーバ152は,オーディオ機器110と独立した処理を行うことが可能であるから,オーディオ機器110がその機能により音楽コンテンツを再生している時に,他の音楽コンテンツの追加,削除,置換,編集を並行して行うことができる。
上記オーディオ機器110は,無線通信手段160と,信号生成手段162と,信号操作手段164と,情報表示手段166と,信号出力手段168とを含んで構成される。
上記無線通信手段160は,サーバ152から送信されるオーディオデータを無線によって受信する。本実施形態において,オーディオ機器110は,オーディオデータを無線通信手段160で受信しつつリアルタイムに再生を行うストリーミング再生が実施される。このように無線通信手段160を介して,逐次音楽コンテンツを入力する構成により,オーディオ機器110で上記音楽コンテンツを記憶する構成をとる必要がなくなる。また,無線通信手段160は,信号操作手段164から入力されたユーザの操作入力をサーバ152に送信する機能も有している。このような無線通信手段160によって上記オーディオ機器110をワイヤレスに構成することも可能となる。
上記信号生成手段162は,オーディオ制御部170と,アンプ部172とを備える。上記オーディオ制御部170は,無線通信手段160で受信されたオーディオデータをオーディオ信号に変換し,信号操作手段164からの操作入力を,無線通信手段160を介してサーバ152に送信する。上記アンプ部172は,オーディオ制御部170によって変換されたオーディオ信号を増幅し,信号出力手段168に送信する。また,オーディオ機器110が音楽記憶媒体を内蔵している構成をとっている場合は,その再生手段も含むとしても良い。
上記信号操作手段164は,複数の入力検知手段174を備え,その入力検知手段174によってユーザの操作入力を検知する。入力検知手段174は,ユーザの操作入力に対して1bitの情報,例えば0または1を出力することができる。かかる入力検知手段174は,押圧,回動および滑動による可動スイッチではなく,電源切断時には外観からそれが入力検知手段174であることを意識させないように形成される。ここで押圧による可動スイッチとは,プッシュスイッチ,ロックスイッチ等をいい,回動および滑動による可動スイッチとは,音量の絶対値や音量の左右のバランスを変更でき,その状態を視認できる調整スイッチをいう。
この入力検知手段174は,オーディオ機器110の表面に設けられた温度センサや抵抗値の変化を検知するセンサであっても良いが,本実施形態においては,オーディオ機器110が有する中空部114に対向して配置された発光素子と受光素子との組とする。従って,ユーザによる操作入力は,その発光素子と受光素子との光線を被検知手段,例えばユーザの手で遮る行為である。また,上記入力検知手段としてローテンションセンサや静電センサを用いることも可能である。
このような入力検知手段174は,筐体内に消し込まれ,電源切断時には外観からそれが入力検知手段174であることが分からない。本実施形態の目的の1つは,オーディオ機器であることを意識させないことである。従って,正確な位置を把握しなければならない押圧,回動および滑動による可動スイッチを使用しないで,ユーザによる曖昧な操作入力を許容する上記の入力検知手段174を使用することは,むしろ目的に叶っていると言える。
従来のオーディオ機器を含む近年の電子機器では,機能の増加に従ってその機能を操作するために設けられたスイッチが煩雑に増加している。従って,本来,そのような高度な機能を必要としていないユーザも,そのような多くのスイッチから必要なスイッチを選択しなければならない。このような不満を解消するために,少ないスイッチで直感的に操作できるユーザインターフェースを設けることが今後の課題となる。本実施形態では,そのような少ないスイッチで構成されるユーザインターフェースを物理的に落とし込むことを試みた。これが,上記信号操作手段164で表される。
上記情報表示手段166は,オーディオ機器110の上部外側表面近傍に埋設され,オーディオ機器110に関する情報,例えば,音楽コンテンツのコンテンツ名,演奏時間,操作結果等を文字,数字その他の記号によって表示する。本実施形態においては,発光素子による表示手段がオーディオ機器110に埋設され,その上部がオーディオ機器110の外装と等しい薄い膜で覆われている。このような構成により,情報表示手段166は,オーディオ機器110の電源切断時に,オーディオ機器110の外観から確認されず,オーディオ機器110の電源投入時に,表面の薄い膜を透過してオーディオ機器110に関する情報を表示する。
上記信号出力手段168は,中空部114内面の上下面もしくは左右面に,または,正面および背面の枠部に備えることができ,振動板素材により信号生成手段162から送信されたオーディオ信号を放出する。かかる信号出力手段168も本筐体と一体に形成され,オーディオ機器であることを意識させないように設けられる。また,信号出力手段168による音の指向性を向上するために,中にガラスやアクリル板等の反射材料を入れるとしても良い。
このようにオーディオ機器110に設けられた各手段を,以下で詳細に述べる。
(信号出力手段168)
図4A,B,Cは,信号出力手段168の様々な実施形態を説明するための斜視図である。
図4Aにおいては,信号出力手段168は,オーディオ機器110の中空部114の側面180に設けられている。また,図4Bにおいては,信号出力手段168は中空部114の上下面182に設けられている。このように信号出力手段168を中空部114内に設けることによって,よりオーディオ機器であることの意識から免れることができ,また,何も無いところ(中空部114)から音が出るといった不思議な感覚を得ることができる。ここでは,図4Aと図4Bとで,信号出力手段168を中空部114の左右側面と上下面とに設けた場合を分けて説明したが,かかる場合に限られず,中空部114の全面に信号出力手段168を設けることも可能である。
図4Cは,オーディオ機器110の前後面184に信号出力手段168を設けた場合である。通常のオーディオ機器では,音の出力はスピーカーの前面中央から出力されるが,このように枠から音が出力される構成により,中央が空間なのに音がでるという不思議な感覚を得ることができる。
また,上記のように形成された信号出力手段168のみによって,オーディオ信号を音として出力するとしても良いが,信号出力手段168による音の指向性を向上するために,また,意図的に所定の方向に音を出力するために,中空部114の中にガラスやアクリル板等の反射材料を設けるとしても良い。このとき,かかるガラスやアクリルに音を反射するだけでなく,後述する情報表示手段166の変わりに,ガラスやアクリルによる光の反射を利用して情報表示を行うとしても良い。
(信号操作手段164)
図5は,信号操作手段164の配置例を示した斜視図である。本実施形態においては,信号操作手段164として3つの入力検知手段174を設けている。この入力検知手段174は,発光素子210と受光素子212との組で構成される。例えば,中空部114の空間に3つの領域を設けるとする。この長手方向に分割された3つの領域の各中心から中空部114の上下に向かって光線214が走るように発光素子210と受光素子212とを設けている。
この発光素子210と受光素子212は,中空部114内側表面に埋設され,その光線214を検知できる範囲で,表面に薄い膜が積重される。従って,オーディオ機器110の電源切断時には,オーディオ機器110の外観内面に信号操作手段164が現れず,オーディオ機器110の電源投入時に,発光素子210から放出された光線214が中空部114の内面上側の表面を透過し,さらに内面下側の表面をも透過して受光素子212に届く。
このような光線214を被検知手段,例えばユーザの手220で遮ることによって,入力検知手段174は,オーディオ信号に関しての操作入力を検知することができる。これは,ユーザが中空部114の空間の中でジェスチャーによる操作を行うことが可能であることを意味する。このジェスチャーによる操作入力は,中空部114内の複数に分割された空間,即ち複数設けられた上記入力検知手段174の光線214のいずれかを所定の時間遮る動作や,複数設けられた上記入力検知手段174の光線214を跨いで移動する動作によって行われるとしても良い。
(情報表示手段166)
図6は,情報表示手段166の表示例を示した斜視図である。上記情報表示手段166は,発光ダイオードやEL(Electro Luminescence)等の発光式のディスプレイによって形成される。また,従来から存在する,あらゆる表示方法を本実施形態に適応することもできる。
情報表示手段166は,オーディオ機器110の筐体の外側表面近傍に埋設され,オーディオ機器110に関する情報を表示する。本実施形態において,情報表示手段166は,上記のようにオーディオ機器110の外側表面近傍に埋設された後,その情報表示手段166のさらに外側に薄い膜250を積重することによって形成される。かかる構成により,オーディオ機器110の電源切断時には,情報表示手段166が薄い膜250に覆われその外観が意識されない。また,情報表示手段166は,オーディオ機器110の電源投入時には薄い膜250を透過してオーディオ機器110に関する情報を表示する。この薄い膜250は,オーディオ機器全体として統一された色彩や模様による膜であっても良い。
図6では,説明の便宜上,音楽コンテンツの経過時間「03:45」(3分45秒)を表示しているが,かかる表示に限られず,様々な文字,数字,記号を表示することができる。また,大きさや位置もかかる情報表示手段166内において様々な形態をとることが可能である。
また,このような情報表示手段166は,上述した信号操作手段164を利用するユーザから見易い位置に設けることができる。従って,ユーザは,ジェスチャーによる操作入力の結果を情報表示手段166によって確認することができ,ユーザの意図する操作がなされているという安心感を得ることができる。
(第2の実施形態:オーディオ機器110の操作)
次に,第1の実施形態で説明したオーディオ機器110の操作について具体的に説明する。かかる説明には,主として信号操作手段164と情報表示手段166とが参照される。
図7Aは,信号操作手段164の操作入力を説明するための説明図である。図7Aは,オーディオ機器110正面から見た図を表し,中空部114上下面には,信号操作手段164としての入力検知手段174が3組設けられている。従って,入力検知手段174としての発光素子210から受光素子212への光線も3本存在することになり,かかる光線を左から順にA,B,Cとする。このA,B,Cは,後述する操作で参照され,操作入力を単にAと表現しているときは,かかるAの入力検知手段174の光線を被検知手段,例えばユーザの手で遮ることを示す。
上述したように,本実施形態のオーディオ機器110では,このような光線の遮断によってユーザの操作入力を検知する。上記ジェスチャーによる操作入力は,中空部114内の複数に分割された空間のいずれかを所定の時間遮る動作や中空部114内の複数に分割された空間を跨いで移動する動作によって行われる。即ち,複数の入力検知手段174のうち,どの入力検知手段174が操作入力を検知しているか,特定の入力検知手段174における操作入力を検知している時間は何秒か,複数の入力検知手段174のうち,どの入力検知手段174からどの入力検知手段174に操作入力が移動したか等によって操作入力が特定される。以下では,例えば音楽コンテンツの再生や選曲といった具体的な操作を,上記の動作を使ってどのように行うか説明する。
図7Bは,具体的な操作入力と情報表示を表の形式でまとめた説明図である。図7Bは,動作310,操作入力312,時間314,情報表示316の項目からなる。上記動作310は,目的とするオーディオ機器110の動作である。上記操作入力312は,動作310を行うための信号操作手段164における操作入力,即ちユーザのジェスチャー入力である。
上記時間314は,信号操作手段164に被検知手段が検知されている時間である。例えば,「0.5sec〜」とある場合は,入力検知手段174に0.5sec以上連続して検知されることによって初めて操作入力として認識されることを示している。上記情報表示316は,情報表示手段166に表示される情報の内容を示している。
本実施形態におけるオーディオ機器110の電源オン(ON)動作320を行う場合,A,B,Cの全ての入力検知手段174に0.5sec以上被検知手段を検知させる。即ち,ユーザは両手を使ってA,B,Cに走っている光線を遮る。この時の情報表示手段166の表示はオーディオ機器110の初期動作状況である。電源オン(ON)動作320の情報表示316には「opening sequence」とあるが,かかる場合にこの文字が表示されるわけではなく,このような初期動作に関するシーケンス情報が表示されることを示している。
同様にして電源オフ(OFF)動作322,音楽再生(PLAY)動作324,一時停止(PAUSE)動作326は,Bの操作入力,即ちオーディオ機器110の中空部114の中央にユーザの手を挿入することで反応する。かかる動作を区別するのは,挿入時間および操作前のオーディオ機器110の状態であり,ユーザの手が2sec以上の間入力検知手段174に検知された場合,電源オフ(OFF)動作322が働く。このとき,終了シーケンスに関する表示がされる。音楽再生(PLAY)動作324と一時停止(PAUSE)動作326は,交互に動作が変更する。即ち,音楽コンテンツの再生中に上記Bへの操作入力を行うと一時停止状態となり,また,一時停止状態において上記Bへの操作入力を行うと音楽コンテンツを一時停止する直前の再生状態から再度再生される。
Cのみを0.5sec以上検知させる操作入力を行うと,音量増(VolumeUP)動作328が行われ,情報表示ではカウンタアップ即ち,情報表示手段166の画面長手方向に延びるボリュームバーが延長される。Aのみを0.5sec以上検知させる操作入力を行うと,上記とは逆に音量減(VolumeDOWN)動作330が行われる。
また,BからCに被検知手段であるユーザの手を移動すると,前進(FORWARD)動作332が行われ,BからAにユーザの手を移動すると,後進(BACK)動作334が行われる。
さらに連続する移動として,AからB,Cへと手を移動するカテゴリージャンプ前進(Category Jump FORWARD)動作336や,逆にCからB,Aへと手を移動するカテゴリージャンプ後進(Category Jump BACK)動作338も設けられている。
ここでカテゴリーとは,例えば,アーティスト,そのアーティストのアルバムタイトル,上記各アルバムにおける楽曲名といったような段階を言い,上記カテゴリージャンプによって各段階を変更する。さらにかかる段階において上記前進(FORWARD)動作332や後進(BACK)動作334を利用し,ユーザの意図する動作を行う。例えば,アルバムタイトルがカテゴリーとして選択されている場合,上記前進(FORWARD)動作332を行うと楽曲が同アルバムの中でインクリメントされる。
上記のジェスチャーによる操作入力は,オーディオ機器110の中空部114内という限られた範囲で行われるので,ユーザが「何をどのように」操作しているか等を直感的に理解することができる。さらにユーザは,情報表示手段166によって,ジェスチャーによる操作入力の結果を確認することができ,ユーザの意図する操作がなされていることを確認できる。
(従来のオーディオ機器110との比較)
次に上記のような操作入力の効果を従来のオーディオ機器110との比較において説明する。
図8は,従来のオーディオ機器500の外観を示した斜視図である。上記オーディオ機器500は,ボリューム510と,押しボタンスイッチ512と,情報表示部514とを含んで構成され,スピーカー等は別体に設けられている。ボリューム510や押しボタンスイッチ512といった可動スイッチにおいては,その可動スイッチを操作するとき,操作位置を視覚的に認知しなければならない。例えば,ボリューム510を変更する場合,ボリューム510を直接手で掴んで正確に回転させる必要があった。
上記従来のオーディオ機器500の可動スイッチに対して,本実施形態の信号操作手段164では,より直感的にオーディオ機器110の操作を行うことができ,また,曖昧な操作にも対応が可能である。従って,ユーザのジェスチャーによる,直感的かつ容易な操作を行うことが可能となる。例えば,ユーザが自分の手を中空部114に入れ,左右に動かすという直感的な動作で,音楽コンテンツにおける曲の送り,戻しをおこなうことができる。
さらに本実施形態の操作入力では,従来のオーディオ機器500の例えばボリューム510を掴むことが困難であるという障害者に対しても,握力等を必要としない容易な操作を提供することができる。
また,本実施形態の操作入力は,非接触,即ちオーディオ機器110そのものに触れることがないので,上記オーディオ機器110の表面にデリケートな素材,例えば,汚れやすい,傷付きやすい,変形しやすい素材を使用することができる。これにより,従来では使用することができなかった鏡面,毛皮,紙,液体といった素材を利用して,新たな外観を創造することが可能となる。
図9は,従来のジェスチャーインプットによる操作入力を説明するための説明図である。従来のオーディオ機器550において,ユーザの手の形状や姿勢を認識する認識装置を利用した,ジェスチャーインプットによる操作技術も提案されている。しかし,このようなジェスチャーインプットによる操作入力は,ある程度の専門知識と,ユーザに応じた操作を行うための登録行為を必要とする。従って,ジェスチャーによって遠隔操作できるという利点の反面,そのジェスチャーインプットを知らないユーザが「何をどのように」操作してよいのかを直感的に把握することができなかった。
これに対して本実施形態では,ユーザの手を移動するのに適した範囲(中空部114)で直感的に手を移動することにより,容易に操作することができる。さらに,情報表示手段166によって操作と同期した内容がフィードバックされ,ユーザの意図する操作がなされているという安心感を得ることができる。これは,例えば,次の楽曲へ前進(FORWARD)動作を行おうと考えたとき,ユーザは,中空部114において左から右に手220を動かす。このとき図10に示したように,情報表示手段166において「NEXT SONG」の表示がされ,ユーザは,そのジェスチャーに反応していることを確認することができ,安心して次の操作を行うことができる。
(第3の実施形態:オーディオ機器110の使用例)
第1,2の実施形態で説明したオーディオ機器110は,上述した通り,信号出力手段168の開口部と信号操作手段164とが同じ中空部114に形成され,押圧,回動および滑動による可動スイッチを外観上有さず,かつ,取り出し式に内蔵していない。さらには,外観上突起物も有していない。そのため,オーディオ機器110及び周辺の環境を効率よく利用することができる。以下に,かかるオーディオ機器110の設置場所の違いによる使用例を挙げる。
図11は,インテリアとしてオーディオ機器110を使用した場合を表した説明図である。ここでは,ユーザの個人的な空間,例えば自分の部屋などのインテリアとしてオーディオ機器110を設置している。本実施形態によると,従来のオーディオ機器に対して必然的に生じていた重みのあるイメージを感じることもない。
図12は,壁等の設置物に埋設されたオーディオ機器110を表した説明図である。ここでは,壁などの固定された設置物にオーディオ機器110の大きさの溝を設け,そこに当該オーディオ機器を埋設している。かかる場合,図11における設置にも増して,違和感なく設置環境にとけ込んでいる。図12の実施形態では,何もないところに手220を入れたら,その何もないところから音が出た,といった不思議な感覚を得ることができる。
(第4の実施形態:オーディオ機器の変形例)
上述した実施形態におけるオーディオ機器110は,回動および滑動による可動スイッチを外観上有さず,信号生成手段,信号出力手段,信号操作手段,情報表示手段の各手段が筐体に消し込まれ,筐体と一体に形成されていることから,意匠的な制限が少ない。即ち,設置する場所の雰囲気に応じて様々な外観を形成することができる。
上記の様々な外観とは,筐体の外観を単一の色彩によって表現したり,単一の模様で表現したりすることでもある。また,上記筐体を木目調に統一するなどの手段を講じることにより,金属を含んでいることや電子機器であることすら意識させないような外観を形成することも可能になる。また,上記筐体は,外観上突起物を有さないとしても良い。
さらに,上記の様々な外観として,その形状を変化するとしても良い。ここで,上述した信号生成手段,信号出力手段,信号操作手段,情報表示手段等の領域を確保することも考慮した,ある程度の形状例を挙げる。
図13は,オーディオ機器110の外観形状における変更例を示した説明図である。図13の(a)では,オーディオ機器110の長方形からなる枠を略正方形として形成している。同様にして,図13(b)では,略円形に,図13(c)では,略正三角形に,図13(d)は,上述した長方形の角を丸めた形状に,図13(e)は,略台形に形成される。ここに挙げた変形例は,一例に過ぎず,同様のコンセプトによって創造されるあらゆる変形例が本実施形態の適応範囲に入ることは当業者にとって自明である。
上述したオーディオ機器110は,周辺の環境にとけ込むことが可能な,従来のオーディオ機器の感覚から遠ざかった新規の創作である。従って,かかるオーディオ機器110が商品として販売された場合でも,従来のオーディオ機器と全く相違する外観で,ユーザの感心を集めることができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば,上述の実施形態では信号操作手段は3つの入力検知手段で構成されているが,かかる構成に限られず,さらに少ないまたは多い入力検知手段で構成されているとしても良い。さらに,当該オーディオ機器の中空部は筐体を貫通している形となっているため,前後の両方から操作できる。従って,筐体の長手方向に入力検知手段を並べるだけでなく,短手方向にも並べることによって,前面(正面)から操作した場合と,後面(背面)から操作した場合に動作が相違するように形成することも可能になる。
本発明は,オーディオ機器に係り,詳細にはユーザのジェスチャーによる操作が可能なオーディオ機器に適用可能である。
オーディオ機器の外観を理解するための斜視図である。 オーディオ機器の外観を詳細に説明するための6面図である。 オーディオシステムを概略的に示したブロック図である。 信号出力手段の様々な実施形態を説明するための斜視図である。 信号出力手段の様々な実施形態を説明するための斜視図である。 信号出力手段の様々な実施形態を説明するための斜視図である。 信号操作手段の配置例を示した斜視図である。 情報表示手段の表示例を示した斜視図である。 信号操作手段の操作入力を説明するための説明図である。 具体的な操作入力と情報表示を表の形式でまとめた説明図である。 従来のオーディオ機器の外観を示した斜視図である。 従来のジェスチャーインプットによる操作入力を説明するための説明図である。 情報表示手段の表示例を示した斜視図である。 インテリアとしてオーディオ機器を使用した場合を表した説明図である。 壁等の設置物に埋設されたオーディオ機器を表した説明図である。 オーディオ機器の変形例を示した説明図である。
符号の説明
110 オーディオ機器
114 中空部
160 無線通信手段
162 信号生成手段
164 信号操作手段
166 情報表示手段
168 信号出力手段
174 入力検知手段

Claims (16)

  1. 管状の筐体と;
    前記筐体の内面に埋設され,1または2以上の操作入力を検知する入力検知手段からなる信号操作手段と;
    前記信号操作手段の操作入力に応じてオーディオ信号を生成する信号生成手段と;
    前記筐体表面の少なくとも一部に設けられ,前記信号生成手段で生成されたオーディオ信号を音として出力する信号出力手段と;
    を備え,
    押圧,回動および滑動による可動スイッチを外観上有さず,かつ,取り出し式に内蔵していないことを特徴とする,オーディオ機器。
  2. 前記入力検知手段は,非接触に被検知手段を検知する非接触センサであることを特徴とする,請求項1に記載のオーディオ機器。
  3. 前記非接触センサは,前記筐体の内面に対向して配された発光素子と受光素子の組で構成され,前記発光素子と受光素子との光線を被検知手段で遮る操作入力を検知することを特徴とする,請求項2に記載のオーディオ機器。
  4. 前記信号操作手段は,前記筐体の中空部を分割した複数の空間に各々設けられた入力検知手段からなり,前記入力検知手段のいずれかを所定の時間遮る操作入力を検知することを特徴とする,請求項3に記載のオーディオ機器。
  5. 前記信号操作手段は,前記筐体の中空部を分割した複数の空間に各々設けられた入力検知手段からなり,前記入力検知手段のいずれかから他に跨いで移動する操作入力を検知することを特徴とする,請求項3に記載のオーディオ機器。
  6. 前記入力検知手段は,被検知手段が接しているのを検知する接触センサであることを特徴とする,請求項1に記載のオーディオ機器。
  7. 前記接触センサは,前記筐体の内面に埋設された温度センサまたは抵抗値センサであり,被検知手段の接触による温度または抵抗値の変化を検知することを特徴とする,請求項6に記載のオーディオ機器。
  8. 前記信号操作手段は,前記筐体の内面を分割した複数の領域に各々設けられた入力検知手段からなり,前記入力検知手段のいずれかに所定の時間接する操作入力を検知することを特徴とする,請求項7に記載のオーディオ機器。
  9. 前記信号操作手段は,前記筐体の内面を分割した複数の領域に各々設けられた入力検知手段からなり,前記入力検知手段のいずれかから他に跨いで移動する操作入力を検知することを特徴とする,請求項7に記載のオーディオ機器。
  10. 前記筐体の外面に埋設され,オーディオ機器に関する情報を表示する情報表示手段をさらに備え,
    前記情報表示手段は,筐体外観を形成する膜に覆われ,前記オーディオ機器の電源切断時に,オーディオ機器の外観に現れず,前記オーディオ機器の電源投入時に,前記筐体外観を形成する膜を透過して前記オーディオ機器に関する情報を表示することを特徴とする,請求項1に記載のオーディオ機器。
  11. 前記筐体内に設けられ,別体の電子機器と無線によるデータ通信を行う無線通信手段をさらに備え,
    前記信号生成手段は,前記別体の電子機器からのデータをオーディオ信号に変換することを特徴とする,請求項1に記載のオーディオ機器。
  12. 前記筐体の中空部は,前記筐体の外形寸法からなる体積の60%以上の空間であることを特徴とする,請求項1に記載のオーディオ機器。
  13. 前記管状の筐体は,略同一の厚みで形成されることを特徴とする,請求項1に記載のオーディオ機器。
  14. 前記筐体の外観は,単一の色彩からなることを特徴とする,請求項1に記載のオーディオ機器。
  15. 前記筐体の外観は,単一の模様からなることを特徴とする,請求項1に記載のオーディオ機器。
  16. 前記筐体は,外観上突起物を有さないことを特徴とする,請求項1に記載のオーディオ機器。



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