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JP4545924B2 - 耐火建物構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、耐火建物構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8(a)に示すように、隣り合う外壁パネル51・51間における従来の目地間構造を示している。パネルフレーム52の屋外側の面には、窯業系材料又は火山性ガラス質複層材から成る内側外装材53a及び窯業系材料から成る表面外装材53bを備えた二重外装部53が設けられている。また、パネルフレーム52の室内側の面には、窯業系材料板54が設けられている。二重外装部53と外装材54との間には、ロックウール保温材55が設けられている。パネルフレーム52・52間及び内側外装材53a間には、ガラス繊維不織布マット57が設けられ、隣り合う表面外装材53b・53b間には、シーリング材58が設けられている。また、窯業系材料板54・54間には、シーリング材59が設けられている。
【0003】
図8(b)は、隣り合う外壁パネル51・51間における従来の目地間構造並びに当該目地間に対応した箇所に設けられた従来の柱耐火構造を示している。かかる構造においては、柱60に吹き付けロックウール61を施している。
【0004】
図9は隣り合う外壁パネル51・51間における従来の目地間構造並びに当該目地間に対応した従来の階間梁耐火構造を示している。かかる構造においては、階間の梁62に吹き付けロックウール61を施している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の耐火建物構造では、高い耐火性能が得られるものの、コスト高であるという欠点がある。また、吹き付けロックウールを施すため、作業環境はあまり良好とはいえない。
【0006】
この発明は、上記の事情に鑑み、高い耐火性能を低コストで得ることができ、また、作業環境を良好にできる耐火建物構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の耐火建物構造は、上記の課題を解決するために、パネルフレームと、このパネルフレームの屋外側に設けられた窯業系材料から成る表面外装材及び窯業系材料又は火山性ガラス質複層材から成る内側外装材を備えた二重外装部と、パネルフレームの室内側に設けられた強化石膏ボードと、これらの間に設けられたロックウール保温材とを備えて成る外壁パネルを複数枚配置し、目地となる隣り合う表面外装材間にはシーリング材を設け、隣り合う内側外装材間にはガラス繊維不織布マットを設け、隣り合うパネルフレーム間にはロックウール保温材を設けたことを特徴とする。
【0008】
上記構成においては、屋外側に近くて比較的容積が小さい内側外装材間には、目地充填材としてガラス繊維不織布マットを採用する一方で、目地部として比較的容積が大きいパネルフレーム間には、目地充填材としてガラス繊維不織布マットよりも割安なロックウール保温材を設け、更に、パネルフレームの内面側には窯業系材料よりも割安な強化石膏ボードを設けたことにより、高い耐火性能を維持しつつコスト低減が図れることになる。
【0009】
強化石膏ボードの縁を目地となるパネルフレームと面一に合わせ、隣り合う強化石膏ボード間にもロックウール保温材を存在させてもよい。また、強化石膏ボードにて目地部を塞ぎ、隣り合う強化石膏ボードの縁同士をパネルフレームの室内側の面上で対面させてもよい。また、パネルフレームの室内側の面に当接させて金属製スタッドを設けることにより強化石膏ボードとロックウール保温材との間に空間部を形成し、隣り合う強化石膏ボードの縁同士を金属スタッドの室内側の面上で対面させてもよい。
【0010】
また、この発明の耐火建物構造は、パネルフレームと、このパネルフレームの屋外側に設けられた窯業系材料から成る表面外装材及び窯業系材料又は火山性ガラス質複層材から成る内側外装材を備えた二重外装部と、パネルフレームの室内側に設けられた強化石膏ボードと、これらの間に設けられたロックウール保温材とを備えて成る外壁パネルを複数枚配置し、目地となる隣り合う表面外装材間にはシーリング材を設け、隣り合う内側外装材間にはガラス繊維不織布マットを設け、隣り合うパネルフレーム間にはロックウール保温材を設け、繊維混入けい酸カルシウム板から成る断面コ字形状乃至断面ロ字形状の筒体を二箇所の目地部を塞ぐように配置し、前記筒体内に柱を位置させたことを特徴とする。
【0011】
上記構成においては、屋外側に近くて比較的容積が小さい内側外装材間には、目地充填材としてガラス繊維不織布マットを採用する一方で、目地部として比較的容積が大きいパネルフレーム間には、目地充填材としてガラス繊維不織布マットよりも割安なロックウール保温材を設け、更に、パネルフレームの内面側には窯業系材料よりも割安な強化石膏ボードを設け、更に、繊維混入けい酸カルシウム板から成る筒体内に柱を位置させたので、高い耐火性能を維持しつつコスト低減が図れると共に、柱に吹き付けロックウールを施すことに比べ、作業環境を大幅に改善することができる。また、前記の筒体は二箇所の目地部を塞ぐように設けられるので、筒体内空間を目地に連通させない構造となり、高い耐火性能が得られる。
【0012】
筒体を配置した箇所外のパネルフレームの室内側の面に当接させて金属製スタッドを設けることにより強化石膏ボードとロックウール保温材との間に空間部を形成してもよい。
【0013】
また、この発明の耐火建物構造は、パネルフレームと、このパネルフレームの屋外側に設けられた窯業系材料から成る表面外装材及び窯業系材料又は火山性ガラス質複層材から成る内側外装材を備えた二重外装部と、パネルフレームの室内側に設けられた強化石膏ボードと、これらの間に設けられたロックウール保温材とを備えて成る外壁パネルを複数枚配置し、目地となる隣り合う表面外装材間にはシーリング材を設け、隣り合う内側外装材間にはガラス繊維不織布マットを設け、隣り合うパネルフレーム間にはロックウール保温材を設け、且つ、外壁パネルが連結される階間梁の屋内側を覆うように無機繊維フェルトを設けたことを特徴とする。
【0014】
上記構成においては、屋外側に近くて比較的容積が小さい内側外装材間には、目地充填材としてガラス繊維不織布マットを採用する一方で、目地部として比較的容積が大きいパネルフレーム間には、目地充填材としてガラス繊維不織布マットよりも割安なロックウール保温材を設け、更に、パネルフレームの内面側には窯業系材料よりも割安な強化石膏ボードを設け、更に、外壁パネルが連結される階間梁の屋内側を覆うように無機繊維フェルトを設けたので、高い耐火性能を維持しつつコスト低減が図れると共に、階間梁に吹き付けロックウールを施すことに比べ、作業環境を大幅に改善することができる。
【0015】
階間部外の箇所のパネルフレームの室内側の面に当接させて金属製スタッドを設けることにより強化石膏ボードとロックウール保温材との間に空間部を形成してもよいものである。また、この空間部及び先述した構成における空間部に、ロックウール保温材又はグラスウールを配置してもよいものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態の耐火建物構造を図1乃至図7に基づいて説明していく。
【0017】
図1(a)は、隣り合う外壁パネル1・1間の目地間構造を示している。外壁パネル1は、断面コ字形状の綱を枠状に配置固定したパネルフレーム2と、このパネルフレーム2の屋外側の面に設けられた二重外装部3と、パネルフレーム2の室内側の面に設けられた強化石膏ボード4と、これら二重外装部3と強化石膏ボード4との間に設けられたロックウール保温材5とから成る。二重外装部3は内側外装材3aと表面外装材3bとによって構成されている。内側外装材3aは、窯業系材料又は火山性ガラス質複層材から成り、パネルフレーム2の屋外側の面に当接して留付けねじにてパネルフレーム2に取り付けられている。表面外装材3bは、窯業系材料から成り、内側外装材3a上に接着剤によって貼り付けられ、且つ留付けねじにてパネルフレーム2に取り付けられている。強化石膏ボード4は、石膏にガラス繊維などの無機繊維材料を混ぜて耐火性を高めた不燃材である。
【0018】
隣り合う外壁パネル1・1のパネルフレーム2・2間にはロックウール保温材1号6が設けられ、内側外装材3a・3a間にはガラス繊維不織布マット7が設けられ、表面外装材3b・3b間にはシーリング材8が設けられている。そして、強化石膏ボード4の縁は目地となるパネルフレーム2と面一に設定され、隣り合う強化石膏ボード4・4間にもロックウール保温材1号6が存在している。隣り合う内側外装材3a・3a間及び隣り合う表面外装材3b・3b間の間隔は12mmであり、隣り合うパネルフレーム2・2間の間隔(20mm)よりも狭くしてある。
【0019】
かかる構成においては、屋外側に近くて比較的容積が小さい内側外装材3a・3a間には、目地充填材としてガラス繊維不織布マット7を採用する一方で、目地部として比較的容積が大きいパネルフレーム2・2間には、目地充填材としてガラス繊維不織布マット7よりも割安なロックウール保温材1号6を設け、更に、パネルフレーム2の内面側には窯業系材料よりも割安な強化石膏ボード4を設けたことにより、高い耐火性能を維持しつつコスト低減が図れることになる。
【0020】
図1(b)は、隣り合う外壁パネル1・1間の目地間構造の他の例を示しており、同図(a)との相違点は、強化石膏ボード4にて目地部を塞いでいる(跨いでいる)点である。隣り合う強化石膏ボード4・4の縁同士は、外壁パネル1におけるパネルフレーム2のうち、外枠部を構成していないパネルフレーム2aの室内側の面上で対面している。かかる構造は、強化石膏ボード4の現場張り仕様として好適である。なお、外枠部を構成しているパネルフレーム2(隣り合うパネルフレーム2)の室内側の面上で強化石膏ボード4・4の縁同士を対面させてもかまわない。
【0021】
図2(a)は、隣り合う外壁パネル1・1間の目地間構造の他の例を示している。図1との相違点は、外枠部を構成しているパネルフレーム2及び外枠部を構成していないパネルフレーム2aの室内側の面に当接させて軽鉄スタッド9を設けることにより強化石膏ボード4とロックウール保温材5との間に空間部(10〜45mm)を形成した点である。隣り合う強化石膏ボード4・4の縁同士は軽鉄スタッド9の室内側の面上で対面させてある。かかる構造は、優れた耐火性に加えて高い遮音性を実現することができる。
【0022】
図2(b)は、隣り合う外壁パネル1・1間の目地間構造の他の例を示している。同図(a)との相違点は、前記の空間部(強化石膏ボード4とロックウール保温材5との間)にグラスウール10を設けた点である。かかる構造によれば、耐火性および遮音性をより高めることができる。なお、グラスウール10に代えてロックウール保温材を設けてもよい。
【0023】
図3は、隣り合う外壁パネル1・1間の目地間構造並びに当該目地間に対応した箇所に設けられた柱耐火構造を示している。外壁パネル1は、パネルフレーム2と、このパネルフレーム2の屋外側の面に設けられた窯業系材料又は火山性ガラス質複層材から成る内側外装材3a及び窯業系材料から成る表面外装材3bを備えた二重外装部3と、パネルフレーム2の室内側の面に設けられた強化石膏ボード4と、これらの間に設けられたロックウール保温材5とを備えて成る。隣り合う外壁パネル1・1のパネルフレーム2・2間にはロックウール保温材1号6が設けられ、隣り合う内側外装材3a・3a間にはガラス繊維不織布マット7が設けられ、隣り合う表面外装材3b・3b間にはシーリング材8が設けられている。そして、強化石膏ボード4の縁は目地となるパネルフレーム2と面一に設定され、隣り合う強化石膏ボード4・4間にもロックウール保温材1号6が存在している。
【0024】
繊維混入けい酸カルシウム板(厚25mm)11を丸クギにて連結固定して成る断面略コ字形状の角筒体が二箇所の目地部を塞ぐように配置されている。この角筒体のなかには柱12が配置されている。また、柱12と繊維混入けい酸カルシウム板11の間には厚み6mmの繊維混入けい酸カルシウム板13を介在させてある。なお、断面略コ字形状の角筒体に限らず、断面ロ字形状の完全角筒体としてもよいし、繊維混入けい酸カルシウム板11にて目地部を塞ぐことができるのであれば、断面コ字形状としてもよいものである。
【0025】
かかる構成においては、屋外側に近くて比較的容積が小さい内側外装材3a・3a間には、目地充填材としてガラス繊維不織布マット7を採用する一方で、目地部として比較的容積が大きいパネルフレーム2・2間には、目地充填材としてガラス繊維不織布マット7よりも割安なロックウール保温材1号6を設け、更に、パネルフレーム2の内面側には窯業系材料よりも割安な強化石膏ボード4を設け、更に、繊維混入けい酸カルシウム板13から成る筒体内に柱12を位置させたので、高い耐火性能を維持しつつコスト低減が図れると共に、柱12に吹き付けロックウールを施すことに比べ、作業環境を大幅に改善することができる。また、前記の筒体は二箇所の目地部を塞ぐように設けられるので、筒体内空間を目地に連通させない構造となり、高い耐火性能が得られる。
【0026】
図4(a)は、隣り合う外壁パネル1・1間の目地間構造並びに当該目地間に対応した箇所に設けられた柱耐火構造の他の例を示している。図3との相違点は、角筒体を配置した箇所外のパネルフレーム2の室内側の面に当接させて軽鉄スタッド9を設けることにより強化石膏ボード4とロックウール保温材5との間に空間部(10〜45mm)を形成した点である。かかる構造は、優れた耐火性に加えて高い遮音性を実現することができる。
【0027】
図4(b)は、隣り合う外壁パネル1・1間の目地間構造並びに当該目地間に対応した箇所に設けられた柱耐火構造の他の例を示している。同図(a)との相違点は、前記の空間部(強化石膏ボード4とロックウール保温材5との間)にグラスウール10を設けた点である。かかる構造によれば、耐火性および遮音性をより高めることができる。なお、グラスウール10に代えてロックウール保温材を設けてもよい。
【0028】
図5は、隣り合う外壁パネル1・1間の目地間構造並びに当該目地間に対応した箇所の階間梁耐火構造を示している。外壁パネル1は、パネルフレーム2と、このパネルフレーム2の屋外側の面に設けられた窯業系材料又は火山性ガラス質複層材から成る内側外装材3a及び窯業系材料から成る表面外装材3bを備えた二重外装部3と、パネルフレーム2の室内側の面に設けられた強化石膏ボード4と、これらの間に設けられたロックウール保温材5とを備えて成る。上下に隣り合う外壁パネル1・1のパネルフレーム2・2間にはロックウール保温材1号6が設けられ、隣り合う内側外装材3a・3a間にはガラス繊維不織布マット7が設けられ、隣り合う表面外装材3b・3b間にはシーリング材8が設けられている。そして、強化石膏ボード4の縁は目地となるパネルフレーム2と面一に設定され、隣り合う強化石膏ボード4・4間にもロックウール保温材1号6が存在している。階間に位置する梁14に固定された支持部材15,16によって外壁パネル1が支持されている。そして、梁14の屋内側を覆うようにロックウールを素材に構成された無機繊維フェルト17が設けられている。
【0029】
かかる構成においては、屋外側に近くて比較的容積が小さい内側外装材3a・3a間には、目地充填材としてガラス繊維不織布マット7を採用する一方で、目地部として比較的容積が大きいパネルフレーム2・2間には、目地充填材としてガラス繊維不織布マット7よりも割安なロックウール保温材1号6を設け、更に、パネルフレーム2の内面側には窯業系材料よりも割安な強化石膏ボード4を設け、更に、外壁パネル1が連結される階間梁14の屋内側を覆うように無機繊維フェルト17を設けたので、高い耐火性能を維持しつつコスト低減が図れると共に、階間梁14に吹き付けロックウールを施すことに比べ、作業環境を大幅に改善することができる。
【0030】
図6は、隣り合う外壁パネル1・1間の目地間構造並びに当該目地間に対応した箇所の階間梁耐火構造の他の例を示している。図5との相違点は、階間部外の箇所のパネルフレーム2の室内側の面に当接させて軽鉄スタッド9を設けることにより強化石膏ボード4とロックウール保温材5との間に空間部(10〜45mm)を形成した点である。かかる構造は、優れた耐火性に加えて高い遮音性を実現することができる。
【0031】
図7は、隣り合う外壁パネル1・1間の目地間構造並びに当該目地間に対応した箇所の階間梁耐火構造の他の例を示している。図6との相違点は、前記の空間部(強化石膏ボード4とロックウール保温材5との間)にグラスウール10を設けた点である。かかる構造によれば、耐火性および遮音性をより高めることができる。なお、グラスウール10に代えてロックウール保温材を設けてもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、低コストで優れた耐火性能を得ることができる。更に、パネルフレームの室内側の面に金属スタッドを設けることにより強化石膏ボードとロックウール保温材との間に空間部を形成した構造、或いはこの空間部にグラスウールやロックウールを設けた構造であれば、耐火性をより高めるとともに、遮音性も高めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(a)はこの発明の実施形態における目地間耐火構造を示した断面図であり、同図(b)は目地間耐火構造の他の例を示した断面図である。
【図2】同図(a)はこの発明の実施形態における目地間耐火構造を示した断面図であり、同図(b)は目地間耐火構造の他の例を示した断面図である。
【図3】目地間耐火構造並びに当該目地間に対応した箇所に設けられた柱耐火構造を示した断面図である。
【図4】同図(a)は目地間耐火構造並びに当該目地間に対応した箇所に設けられた柱耐火構造の他の例を示した断面図でり、同図(b)は目地間耐火構造並びに当該目地間に対応した箇所に設けられた柱耐火構造の他の例を示した断面図である。
【図5】目地間耐火構造並びに当該目地間に対応した箇所の階間梁耐火構造を示した断面図である。
【図6】目地間耐火構造並びに当該目地間に対応した箇所の階間梁耐火構造の他の例を示した断面図である。
【図7】目地間耐火構造並びに当該目地間に対応した箇所の階間梁耐火構造の他の例を示した断面図である。
【図8】従来例を示した図であって、同図(a)は目地間耐火構造を示した断面図であり、同図(b)は目地間耐火構造並びに当該目地間に対応した箇所に設けられた柱耐火構造を示した断面図である。
【図9】従来例を示した図であって、目地間耐火構造並びに当該目地間に対応した箇所の階間梁耐火構造を示した断面図である。
【符号の説明】
1 外壁パネル
2 パネルフレーム
3 二重外装部
3a 内側外装材
3b 表面外装材
4 強化石膏ボード
5 ロックウール保温材
6 ロックウール保温材1号
7 ガラス繊維不織布マット
8 シーリング材
9 軽鉄スタッド
10 グラスウール
11 繊維混入けい酸カルシウム板
12 柱
14 梁
17 無機繊維フェルト

Claims (9)

  1. パネルフレームと、このパネルフレームの屋外側に設けられた窯業系材料から成る表面外装材及び窯業系材料又は火山性ガラス質複層材から成る内側外装材を備えた二重外装部と、パネルフレームの室内側に設けられた強化石膏ボードと、これらの間に設けられたロックウール保温材とを備えて成る外壁パネルを複数枚配置し、目地となる隣り合う表面外装材間にはシーリング材を設け、隣り合う内側外装材間にはガラス繊維不織布マットを設け、隣り合うパネルフレーム間にはロックウール保温材を設けたことを特徴とする耐火建物構造。
  2. 請求項1に記載の耐火建物構造において、強化石膏ボードの縁を目地となるパネルフレームと面一に合わせ、隣り合う強化石膏ボード間にもロックウール保温材を存在させたことを特徴とする耐火建物構造。
  3. 請求項1に記載の耐火建物構造において、強化石膏ボードにて目地部を塞ぎ、隣り合う強化石膏ボードの縁同士をパネルフレームの室内側の面上で対面させたことを特徴とする耐火建物構造。
  4. 請求項1に記載の耐火建物構造において、パネルフレームの室内側の面に当接させて金属製スタッドを設けることにより強化石膏ボードとロックウール保温材との間に空間部を形成し、隣り合う強化石膏ボードの縁同士を金属スタッドの室内側の面上で対面させたことを特徴とする耐火建物構造。
  5. パネルフレームと、このパネルフレームの屋外側に設けられた窯業系材料から成る表面外装材及び窯業系材料又は火山性ガラス質複層材から成る内側外装材を備えた二重外装部と、パネルフレームの室内側に設けられた強化石膏ボードと、これらの間に設けられたロックウール保温材とを備えて成る外壁パネルを複数枚配置し、目地となる隣り合う表面外装材間にはシーリング材を設け、隣り合う内側外装材間にはガラス繊維不織布マットを設け、隣り合うパネルフレーム間にはロックウール保温材を設け、繊維混入けい酸カルシウム板から成る断面コ字形状乃至断面ロ字形状の筒体を二箇所の目地部を塞ぐように配置し、前記筒体内に柱を位置させたことを特徴とする耐火建物構造。
  6. 請求項5に記載の耐火建物構造において、筒体を配置した箇所外のパネルフレームの室内側の面に当接させて金属製スタッドを設けることにより強化石膏ボードとロックウール保温材との間に空間部を形成したことを特徴とする耐火建物構造。
  7. パネルフレームと、このパネルフレームの屋外側に設けられた窯業系材料から成る表面外装材及び窯業系材料又は火山性ガラス質複層材から成る内側外装材を備えた二重外装部と、パネルフレームの室内側に設けられた強化石膏ボードと、これらの間に設けられたロックウール保温材とを備えて成る外壁パネルを複数枚配置し、目地となる隣り合う表面外装材間にはシーリング材を設け、隣り合う内側外装材間にはガラス繊維不織布マットを設け、隣り合うパネルフレーム間にはロックウール保温材を設け、且つ、外壁パネルが連結される階間梁の屋内側を覆うように無機繊維フェルトを設けたことを特徴とする耐火建物構造。
  8. 請求項7に記載の耐火建物構造において、階間部外の箇所のパネルフレームの室内側の面に当接させて金属製スタッドを設けることにより強化石膏ボードとロックウール保温材との間に空間部を形成したことを特徴とする耐火建物構造。
  9. 請求項4、請求項6、又は請求項8のいずれかに記載の耐火建物構造において、空間部にロックウール保温材又はグラスウールを配置したことを特徴とする耐火建物構造。
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