JP4529300B2 - Method for producing flexible polyurethane foam - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軟質ポリウレタンフォーム(以下、軟質フォームという)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、軟質フォームの特性を向上させるために、種々の検討がなされている。例えば、自動車等のシートクッションの乗り心地性能を向上させるため、反発弾性、振動特性、耐久性等の向上が目標とされている。また、近年では、ユーザーの乗り心地性能に対する嗜好の変化に伴って、反発弾性率が低い軟質フォームが求められるようになっている。振動特性に関しては、人が敏感な周波数域(例えば4〜8Hz、又は6〜20Hzといわれている)の減衰を特に大きくとることが乗り心地性能の向上に有効であるとされている。これらの特性を向上させるには、より分子量の高いポリオールを用いてシートクッションを製造することが有効であると考えられている。
【0003】
一般に、軟質フォームの原料として用いられるポリオキシアルキレンポリオール(以下、単にポリオールという)は、水酸化ナトリウム等のナトリウム系触媒、又は、水酸化カリウム等のカリウム系触媒を用いて、多価アルコール等を開始剤として、プロピレンオキシド等のアルキレンオキシドを開環付加重合させて製造される。この製造方法では、副生物として不飽和結合を有するモノオール(不飽和モノオール)が生成し、この不飽和モノオールの生成量はポリオールの水酸基価の低下(分子量の増大)とともに増加する。
【0004】
軟質フォームの原料として広く用いられている水酸基価が56mgKOH/g程度のポリオールの製造では、この不飽和モノオールの生成量は大きな問題となるほど多くはない。しかし分子量の高い、低水酸基価のポリオールの製造ではこの不飽和モノオールの生成量が問題となる。総不飽和度の高いポリオールを用いて軟質フォームを製造する場合、硬度の低下、圧縮永久歪の悪化、成形時のキュア性の低下等の問題が生じる。また、ナトリウム系触媒又はカリウム系触媒を用いて、低水酸基価のポリオールを製造しようとする場合、その総不飽和度が著しく高くなり、製造は非常に困難である。
【0005】
一方、低水酸基価、低不飽和度のポリオールを製造する方法としては、複合金属シアン化物錯体触媒を用いてアルキレンオキシドを開環付加重合させる方法が知られている。このポリオールを使用して製造されたシートクッションは、乗り心地性能が優れる。しかし、近年のシートクッションの大型化、形状の複雑化に伴い求められるようになった、製造時の流動性、耐エアボイド性、連通性等の成形性の面では性能が充分ではなく、均一な軟質フォームの製造は困難であった。また、このポリオールを単独で用いて軟質フォームを製造した場合には、独立気泡性が比較的高いため、クラッシング処理の際に不具合が生じる場合があった。一方、セシウム系触媒を用いてアルキレンオキシドを開環付加重合させ、低水酸基価のポリオールを製造する方法も知られている。このポリオールは、複合金属シアン化物錯体触媒を用いて製造したポリオールと比較して、粘度が低く独立気泡性も低いが、不飽和度はやや高い。また、セシウム系触媒を用いて製造したポリオールを単独で用いて軟質フォームを製造した場合は、製造時の流動性、耐エアボイド性、連通性も不充分となる場合があった。
以上の問題点を改良するため、特開平8−231676号公報では、複合金属シアン化物錯体触媒又はセシウム系触媒を用いて製造したポリオールと、水酸化ナトリウム触媒又は水酸化カリウム触媒を用いて製造したポリオールとのポリオール混合物を軟質フォームの原料として、流動性、耐エアボイド性を改善する方法が提案されている。しかし、水酸化ナトリウム触媒又は水酸化カリウム触媒を用いて製造したポリオールを混合すると総不飽和度が高くなり、製造された軟質フォームの耐久性が不充分になりやすかった。また、前述の特開平8−231676号公報には、複合金属シアン化物錯体触媒を用いて製造したポリオールと、水酸化セシウム触媒を用いて製造したポリオールとのポリオール混合物を用いて軟質フォームを製造した実施例が示されているが、この実施例では独立気泡性が改善されず、成形性、特にクラッシング処理の際に軟質フォームが割れる等の問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記課題を解決し、流動性、クラッシング性等の成型性に優れ、共振振動特性が良好であり、且つ、耐久性が高い軟質フォームの製造方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、高分子ポリオールとポリイソシアネート化合物とを触媒及び発泡剤の存在下で反応させて車両用シートクッション用軟質ポリウレタンフォームを製造する方法において、
該高分子ポリオールとして、下記ポリオール(A)及び下記ポリオール(B)を合計で70質量%以上含み、該ポリオール(A)と該ポリオール(B)が下記式(1)の関係を満たし、総不飽和度が0.03meq/g以下、且つ、平均水酸基価が10〜70mgKOH/gである高分子ポリオール混合物を用いることを特徴とする車両用シートクッション用軟質ポリウレタンフォームの製造方法を提供する。
【0008】
ポリオール(A):複合金属シアン化物錯体触媒を用いてアルキレンオキシドを開環付加重合させて得られるポリオール。
【0009】
ポリオール(B):セシウム系触媒を用いてアルキレンオキシドを開環付加重合させて得られるポリオール。
【0010】
10/90≦MA/MB≦73/27 (1)
(ただし、MAはポリオール(A)の質量、MBはポリオール(B)の質量である。)
ここで、前記ポリオール(A)が、水酸基数が2〜8、水酸基価が10〜56mgKOH/g、不飽和度が0.03meq/g以下であり、且つ、分子中に3〜25質量%のオキシエチレン基を有することが好ましい。
【0011】
また、前記ポリオール(B)が、水酸基数が2〜8、水酸基価が10〜56mgKOH/g、不飽和度が0.04meq/g以下であり、且つ、分子中に3〜25質量%のオキシエチレン基を有することが好ましい。
【0012】
さらに、前記高分子ポリオール混合物が、ポリマー粒子を含むポリマー分散ポリオールであることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明のポリオール(A)は、複合金属シアン化物錯体触媒を用いてアルキレンオキシドを開環付加重合させて得られるポリオールである。前記複合金属シアン化物錯体触媒としては、例えば、特公昭46−27250号公報に記載のものが使用できる。具体例としては、亜鉛ヘキサシアノコバルテートを主成分とする錯体が挙げられ、そのエーテル及び/又はアルコール錯体が好ましい。
【0014】
また、前記エーテルとしては、エチレングリコールジメチルエーテル(グライム)、ジエチレングルコールジメチルエーテル(ジグライム)、エチレングリコールモノ−tert−ブチルエーテル(METB)、エチレングリコールモノ−tert−ペンチルエーテル(METP)、ジエチレングリコールモノ−tert−ブチルエーテル(DETB)、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル(TPME)等が挙げられる。また、前記アルコールとしてはtert−ブチルアルコール等が挙げられる。
【0015】
また、前記アルキレンオキシドとしては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−エポキシブタン、2,3−エポキシブタン等が挙げられ、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとの併用が好ましい。
【0016】
ポリオール(A)の製造に用いる開始剤としては、分子中の活性水素数が2〜6である化合物が好ましく、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、meso−エリスリトール、メチルグルコシド、グルコース、ソルビトール等の多価アルコール類;ビスフェノールA等のフェノール類;エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、ピペラジン、ジアミノジフェニルメタン、モノエタノールアミン等のアミン類;フェノール樹脂、ノボラック樹脂等の縮合系化合物類等が挙げられる。上記の開始剤のうち多価アルコール類がより好ましい。これらの開始剤は2種以上を併用してもよく、活性水素を7個以上有するショ糖等の活性水素化合物と併用してもよい。また、上記化合物にさらにアルキレンオキシドを開環付加した化合物を開始剤としてもよい。
【0017】
ポリオール(A)の不飽和度は0.03meq/g以下が好ましく、0.025meq/g以下がより好ましい。不飽和度が0.03meq/gより大きいと、製造された軟質フォームの共振振動数が大きくなり共振振動特性が悪化しやすく、また、耐久性が悪化しやすく好ましくない。また、ポリオール(A)の水酸基数は、2〜8が好ましく、2〜6がより好ましく、2.8〜5.2が特に好ましい。ただし、水酸基数とは、開始剤の活性水素数の平均値を意味する。水酸基数が2未満では軟質フォームが軟らかくなり、圧縮永久歪が悪化しやすい。水酸基数が8より多いと軟質フォームが硬くなり、伸び等の機械的物性が悪化しやすい。ポリオール(A)の水酸基価は、10〜56mgKOH/gが好ましく、10〜35mgKOH/gがより好ましい。水酸基価が10mgKOH/g未満では軟質フォームの硬化が不充分となり、収縮が起こりやすい。水酸基価が56mgKOH/gより大きいと軟質フォームの弾性が不充分となりやすい。
【0018】
本発明のポリオール(B)は、セシウム系触媒を用いてアルキレンオキシドを開環付加重合させて得られるポリオールである。ここで、セシウム系触媒としては、セシウム金属;セシウムメトキシド、セシウムエトキシド、セシウムプロポキシド等のセシウムアルコキシド;水酸化セシウム;炭酸セシウム等が挙げられ、これらを2種以上併用してもよい。このうち水酸化セシウムを主成分とする触媒が好ましい。ポリオール(B)の製造に用いるアルキレンオキシド及び開始剤はポリオール(A)と同様の化合物が使用できる。
【0019】
ポリオール(B)の不飽和度は0.04meq/g以下が好ましく、0.03meq/g以下がより好ましい。不飽和度が0.04meq/gより大きいと、製造された軟質フォームの共振振動数が大きくなり共振振動特性が悪化しやすく、また、耐久性が悪化しやすい。また、本発明にかかるポリオール(B)の水酸基数は、2〜8が好ましく、2〜6がより好ましく、2.8〜5.2が特に好ましい。水酸基数が2未満では軟質フォームが軟らかくなり、圧縮永久歪が悪化しやすい。水酸基数が8より多いと軟質フォームが硬くなり、伸び等の機械的物性が悪化しやすい。ポリオール(B)の水酸基価は、10〜56mgKOH/gが好ましく、10〜35mgKOH/gがより好ましい。水酸基価が10mgKOH/g未満では、軟質フォームの硬化が不充分となり、収縮が起こりやすい。水酸基価が56mgKOH/gより大きい場合には、軟質フォームの弾性が不充分となりやすい。
【0020】
また、ポリオール(A)又はポリオール(B)は、分子中(分子内部及び/又は分子末端)にオキシエチレン基を有することが好ましい。分子中にオキシエチレン基を有する、ポリオール(A)又はポリオール(B)は、例えば、開始剤にエチレンオキシドと、炭素数3以上のアルキレンオキシドとを、順次または混合して、開環付加重合して得られる。特に、分子末端にオキシエチレン基を有するポリオール(A)又はポリオール(B)は、例えば、上記重合の後にエチレンオキシドを開環付加重合して得られる。
【0021】
ポリオール(A)又はポリオール(B)中のオキシエチレン基の含有量の下限は、3質量%が好ましく、5質量%がより好ましい。また、その上限は、25質量%が好ましい。上記含有量が3質量%より少ない場合には、軟質フォームのコラップス等が発生しやすく、また、25質量%より多い場合には軟質フォームの独立気泡が多くなり、クラッシング処理の際に軟質フォームが割れる、クラッシング処理後に収縮が発生する等の問題がおきやすい。
【0022】
本発明の高分子ポリオール混合物はポリオール(A)及びポリオール(B)を含み、ポリオール(A)とポリオール(B)が前記式(1)の関係を満たす。すなわち、前記割合(MA/MB)は10/90〜73/27であるが、30/70〜70/30が好ましい。この割合が73/27より大きくポリオール(A)が過剰の場合には、軟質フォーム成形時の流動性、クラッシング性が悪化しやすい。また、前記割合が10/90より小さく、ポリオール(B)が過剰の場合には、軟質フォームの共振振動特性が悪化しやすい。高分子ポリオール混合物は、ポリオール(A)又はポリオール(B)以外のその他のポリオール(以下、ポリオール(C)という)を含んでいてもよい。ポリオール(C)は、軟質フォーム製造に通常使用されるポリオールであればよく、2種以上のポリオールを併用してもよい。ポリオール(C)は、分子量2000以上のポリオールが好ましい。ポリオール(C)はポリマー分散ポリオールであってもよい。高分子ポリオール混合物は、ポリオール(A)及びポリオール(B)を合計で70質量%以上含むことが好ましく、80質量%以上含むことがより好ましい。
【0023】
高分子ポリオール混合物の総不飽和度は、0.03meq/g以下であるが、0.025meq/g以下が好ましい。総不飽和度が0.03meq/gより大きいと、製造された軟質フォームの共振振動数が大きくなり共振振動特性が悪化しやすく、又、耐久性が悪化しやすい。また、高分子ポリオール混合物の平均水酸基価は、10〜70mgKOH/gである。
【0024】
本発明の高分子ポリオール混合物は、ポリマー粒子を含むポリマー分散ポリオールであってもよい。ここで、ポリマー分散ポリオールとは、ポリオール中にポリマー粒子が安定に分散しているものである。その製造方法としては、ポリオール(A)又はポリオール(B)を分散媒として用い、ポリマー分散ポリオールを製造した後、ポリオール(A)とポリオール(B)とを混合してポリマー分散ポリオールを得る方法、予めポリオール(A)とポリオール(B)とを混合したものを分散媒としてポリマー分散ポリオールを得る方法等が挙げられる。
【0025】
前記ポリマー粒子は付加重合系ポリマー又は縮重合系ポリマー粒子である。前記付加重合系ポリマーは、例えば、アクリロニトリル、スチレン、メタクリル酸エステル、アクリル酸エステル等のモノマーを単独又は共重合して得られる。また前記縮重合系ポリマーとしては、ポリエステル、ポリウレア、ポリウレタン、メラミン等が挙げられる。高分子ポリオール混合物中にポリマー粒子が存在することにより、高分子ポリオール混合物の水酸基価を低く抑えられ、軟質フォームの硬度、通気性等の物性向上に有効である。また、ポリマー分散ポリオール中のポリマー粒子の含有率は、特に制限されないが、50質量%以下が好ましく、3〜35質量%がより好ましい。
【0026】
本発明の軟質フォームは、前述の高分子ポリオール混合物とポリイソシアネート化合物とを触媒及び発泡剤の存在下で反応させて製造する。
本発明のポリイソシアネート化合物としては特に制限はないが、イソシアネート基を2以上有する芳香族系、脂環族系、脂肪族系等のポリイソシアネート;前記ポリイソシアネートの2種類以上の混合物;これらを変性して得られる変性ポリイソシアネート等が挙げられる。具体例としては、トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート(通称:クルードMDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)等のポリイソシアネート、又はこれらのプレポリマー型変性体、ヌレート型変性体、ウレア型変性体、カルボジイミド型変性体等が挙げられる。このうち、TDI、MDI、クルードMDI、又はこれらの変性体が好ましい。
ポリイソシアネート化合物の使用量は通常イソシアネートインデックス(ポリオール、架橋剤、水等のすべての活性水素数の合計に対するイソシアネート基の数の100倍で表される数値)で表すが、本発明におけるポリイソシアネート化合物の使用量は、イソシアネートインデックスで80〜120が好ましく、85〜110がより好ましい。
【0027】
また、前記触媒としてはウレタン化反応を促進する触媒であれば特に制限はないが、例えば、トリエチレンジアミン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサメチレンジアミン等の3級アミン類;酢酸カリウム、2−エチルヘキサン酸カリウム等のカルボン酸金属塩;ジブチルスズジラウレート等の有機金属化合物等が挙げられる。
【0028】
また、前記発泡剤としては特に制限はないが、水及び不活性ガスから選ばれた少なくとも1種が好ましい。不活性ガスとしては、空気、窒素、炭酸ガス等が挙げられる。このうち水が好ましい。発泡剤の使用量は特に制限されないが、水を使用する場合は、高分子ポリオール混合物100質量部に対して10質量部以下が好ましく、0.1〜8質量部がより好ましい。
【0029】
本発明の軟質フォームの製造方法では、上述した触媒及び発泡剤以外に所望の添加剤も使用できる。添加剤としては、架橋剤;整泡剤;炭酸カルシウム、硫酸バリウム等の充填剤;乳化剤、フォーム安定剤等の界面活性剤;酸化防止剤、紫外線吸収剤等の老化防止剤;難燃剤、可塑剤、着色剤、抗カビ剤、破泡剤、分散剤、変色防止剤等が挙げられる。
【0030】
前記架橋剤としては、水酸基、1級アミノ基又は2級アミノ基等の活性水素を有する官能基を2個以上有する化合物が好ましい。また、架橋剤の分子量は、2000未満が好ましく、1500以下がより好ましく、1000以下が特に好ましい。また、架橋剤は2種以上を併用してもよい。具体例としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、デキストロース、ソルビトール、シュークロース、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ビスフェノールA、エチレンジアミン、3,5−ジエチル−2,4(又は2,6)−ジアミノトルエン(DETDA)、2−クロロ−p−フェニレンジアミン(CPA)、3,5−ビス(メチルチオ)−2,4(又は2,6)−ジアミノトルエン、1−トリフルオロメチル−3,5−ジアミノベンゼン、1−トリフルオロメチル−4−クロル−3,5−ジアミノベンゼン、2,4−トルエンジアミン、2,6−トルエンジアミン、ビス(3,5−ジメチル−4−アミノフェニル)メタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、m−キシリレンジアミン、1,4−ジアミノヘキサン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、イソホロンジアミン等の化合物、及びこれらに比較的少量のアルキレンオキシドを付加して得られる化合物等が挙げられる。
【0031】
また、前記整泡剤としては特に制限はなく、シリコーン系整泡剤、フッ素系整泡剤等が挙げられる。これらの整泡剤を用いると、均一な気泡を形成できる。
【0032】
軟質フォームの成形方法は、低圧発泡機又は高圧発泡機を用いて反応性混合物を直接金型に注入する方法(すなわち反応射出成形法)が好ましい。本発明の軟質フォームはコールドキュア法、ホットキュア法のいずれの方法によっても製造できるが、コールドキュア法が好ましい。
【0033】
また、本発明の軟質フォームの製造条件としては、軟質フォームを製造可能な条件であれば特に制限はされない。例えば、ポリイソシアネート化合物以外の全原料の混合物(以下ポリオールシステムという)とポリイソシアネート化合物をそれぞれ15〜40℃に調整し、ポリオールシステムにポリイソシアネート化合物を所定量加えて、高速ミキサー等で2〜15秒間攪拌混合後、直ちに30〜80℃に加温した容器に密閉して4〜20分間キュアする、ことにより軟質フォームが製造できる。
【0034】
これらの軟質フォームは、クッション、座席シート等に用いられ、特に、自動車等の車両用シートとして好適である。
【0035】
【実施例】
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
【0036】
[例1〜11]
実施例及び比較例で使用したポリオールの分子量、水酸基数、オキシエチレン(EO)基含有量(質量%)、触媒(アルキレンオキシド開環付加重合触媒)、水酸基価(mgKOH/g)、及び不飽和度(meq/g)を表1に示す。なお、不飽和度の測定はJIS K1557に準拠した方法で実施した。表1中のKOHは水酸化カリウムを、CsOHは水酸化セシウムを、DMCは亜鉛ヘキサシアノコバルテート−グライム錯体触媒を示す。
【0037】
【表1】
表2に示す原料を用いて軟質フォームを製造した。
【0038】
【表2】
原料の配合量は、表3及び表4に示した。具体的には、ポリオールシステム及びポリイソシアネート化合物をそれぞれ液温25±1℃に調整し、ポリオールシステムにポリイソシアネート化合物を所定量加えて、高速ミキサーで5秒間攪拌混合した。この混合溶液を直ちに60℃に加温したアルミニウム製金型(縦横400mm、高さ100mm)に注入して密閉した。6分間キュアした後、軟質フォームを取り出して、24時間以上放置してから各種物性の測定を行った。その測定結果を表3及び表4に示した。
【0039】
なお、軟質フォームの物性測定は以下に示した規格に準拠した方法で行った。コア密度は、製造した軟質フォームの中央部からスキン部を除いて縦横100mm、高さ50mmの大きさに切り出したサンプルを用いて測定した。また、クラッシング性評価は、軟質フォームを成形型から取り出した後、直ちに軟質フォームの厚さの25%まで圧縮してフォームセルを開放する際の作業性を評価し、○を良好、△をやや不良とした。
また、共振振動数の測定においては、縦横400mm、高さ100mmの内寸法をもつテストピース金型から成形された軟質フォームとシートクッションの実金型から成形された軟質フォームとの間には、実金型から成形された軟質フォームの共振振動数が、テストピース金型から成型された軟質フォームの共振振動数より約0.2〜1.0Hz程度大きくなるという相関がある。すなわち、テストピース金型から成形された軟質フォームの共振振動数と、シートクッション実金型から成形された軟質フォームの共振振動数は相互に読み替え可能である。
【0040】
以下に、軟質フォームの物性測定に用いた規格を示す。
全密度、コア密度、25%硬さ、コア反発弾性率、引き裂き強度、引っ張り強度、伸び率、乾熱圧縮永久歪、湿熱圧縮永久歪:JIS K6400
ヒステリシスロス:JASO B407−87
共振振動数、6Hzの伝達率:JASO B407−87
(加振振幅:±2.5mm、加圧板:鉄研型(荷重:49ON))
なお、表3及び表4中の発泡処方欄の数値は質量部を表す。ただし、ポリオールの種類とその混合量の欄のポリマー分散ポリオールの量はポリマー粒子を含む質量である。
【0041】
また、表3の例1〜4は実施例、表4の例5〜11は比較例である。
【0042】
【表3】
【0043】
【表4】
表3及び表4に示した結果から、高分子ポリオールとして、複合金属シアン化物錯体触媒を用いてアルキレンオキシドを開環付加重合させて得られるポリオール(A)と、セシウム系触媒を用いてアルキレンオキシドを開環付加重合させて得られるポリオール(B)とを特定の割合で含むポリオール混合物を用いて製造した軟質フォームは、その共振振動数が抑制され且つ耐久性が高い。また、軟質フォームの成形に際しては、その流動性は良好であった。さらに、製造された軟質フォームのクラッシング性も良好であった。
【0044】
なお、本発明の軟質フォームの共振振動特性は共振振動数及び6Hzの伝達率で評価できる。具体的に、共振振動数は、3.3Hz以下が好ましく、3.2Hz以下がより好ましい。また、6Hzの伝達率は、0.6以下が好ましく、0.55以下がより好ましい。また、軟質フォームの耐久性は主に湿熱圧縮永久歪及びヒステリシスロスで評価できる。具体的に、湿熱圧縮永久歪は、8%以下が好ましく、7%以下がより好ましい。またヒステリシスロスは、16%以下が好ましく、15%以下がより好ましい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の軟質フォームの製造方法によれば、軟質フォームの成形時の流動性、クラッシング性等の成型性が良好であり、共振振動数が抑制され、耐久性の高い軟質フォームが製造できる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing a flexible polyurethane foam (hereinafter referred to as a flexible foam).
[0002]
[Prior art]
Conventionally, various studies have been made to improve the characteristics of flexible foam. For example, in order to improve the riding comfort performance of a seat cushion of an automobile or the like, improvement of resilience, vibration characteristics, durability, and the like has been targeted. In recent years, a flexible foam having a low rebound resilience has been demanded along with a change in user's preference for riding comfort performance. Regarding the vibration characteristics, it is said that it is effective to improve riding comfort performance to take a particularly large attenuation in a frequency range (for example, 4 to 8 Hz or 6 to 20 Hz) sensitive to humans. In order to improve these characteristics, it is considered effective to produce a seat cushion using a polyol having a higher molecular weight.
[0003]
In general, a polyoxyalkylene polyol (hereinafter simply referred to as a polyol) used as a raw material for a flexible foam is a sodium-based catalyst such as sodium hydroxide or a potassium-based catalyst such as potassium hydroxide. It is produced by ring-opening addition polymerization of an alkylene oxide such as propylene oxide as an initiator. In this production method, a monool having an unsaturated bond (unsaturated monool) is produced as a by-product, and the amount of the unsaturated monool produced increases with a decrease in the hydroxyl value of the polyol (an increase in molecular weight).
[0004]
In the production of a polyol having a hydroxyl value of about 56 mgKOH / g, which is widely used as a raw material for flexible foams, the amount of unsaturated monool produced is not so great as to be a serious problem. However, in the production of high molecular weight, low hydroxyl value polyols, the amount of unsaturated monool produced becomes a problem. When a flexible foam is produced using a polyol having a high total degree of unsaturation, problems such as a decrease in hardness, a deterioration in compression set, and a decrease in curing property during molding occur. Moreover, when it is going to manufacture a low hydroxyl value polyol using a sodium-type catalyst or a potassium-type catalyst, the total unsaturation becomes remarkably high and manufacture is very difficult.
[0005]
On the other hand, as a method for producing a polyol having a low hydroxyl value and a low degree of unsaturation, a method of ring-opening addition polymerization of alkylene oxide using a double metal cyanide complex catalyst is known. The seat cushion manufactured using this polyol has excellent ride comfort performance. However, as the seat cushions have become larger and more complicated in shape in recent years, the performance is not sufficient in terms of moldability such as fluidity, air void resistance, and connectivity at the time of manufacture. The production of flexible foam has been difficult. In addition, when a flexible foam is produced by using this polyol alone, there are cases where problems occur during the crushing treatment because the closed cell property is relatively high. On the other hand, a method for producing a low hydroxyl value polyol by ring-opening addition polymerization of alkylene oxide using a cesium catalyst is also known. This polyol has a low viscosity and low closed cell properties, but the degree of unsaturation is slightly higher than that of a polyol produced using a double metal cyanide complex catalyst. In addition, when a flexible foam is produced using a polyol produced using a cesium-based catalyst alone, fluidity, air void resistance, and communication properties during production may be insufficient.
In order to improve the above problems, JP-A-8-231676 discloses a polyol produced using a double metal cyanide complex catalyst or a cesium catalyst and a sodium hydroxide catalyst or a potassium hydroxide catalyst. There has been proposed a method for improving fluidity and air void resistance using a polyol mixture with a polyol as a raw material for a flexible foam. However, when a polyol produced using a sodium hydroxide catalyst or a potassium hydroxide catalyst is mixed, the total unsaturation is increased, and the durability of the produced flexible foam tends to be insufficient. In the above-mentioned JP-A-8-231676, a flexible foam is produced using a polyol mixture of a polyol produced using a double metal cyanide complex catalyst and a polyol produced using a cesium hydroxide catalyst. Although an example is shown, in this example, closed cell properties were not improved, and there were problems such as moldability, particularly cracking of the flexible foam during the crushing treatment.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention solves the above problems and provides a method for producing a flexible foam having excellent moldability such as fluidity and crushing properties, good resonance vibration characteristics, and high durability.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a method for producing a flexible polyurethane foam for a vehicle seat cushion by reacting a polymer polyol and a polyisocyanate compound in the presence of a catalyst and a foaming agent.
As the polymer polyol, the following polyol (A) and the following polyol (B) are contained in a total of 70% by mass or more , and the polyol (A) and the polyol (B) satisfy the relationship of the following formula (1). There is provided a method for producing a flexible polyurethane foam for vehicle seat cushions , characterized in that a polymer polyol mixture having a saturation degree of 0.03 meq / g or less and an average hydroxyl value of 10 to 70 mgKOH / g is used.
[0008]
Polyol (A): A polyol obtained by ring-opening addition polymerization of alkylene oxide using a double metal cyanide complex catalyst.
[0009]
Polyol (B): A polyol obtained by ring-opening addition polymerization of alkylene oxide using a cesium-based catalyst.
[0010]
10/90 ≦ M A / M B ≦ 73/27 (1)
(However, M A is the mass of the polyol (A), M B is the mass of the polyol (B).)
Here, the polyol (A) has a hydroxyl number of 2 to 8, a hydroxyl value of 10 to 56 mgKOH / g, an unsaturation of 0.03 meq / g or less, and 3 to 25% by mass in the molecule. It preferably has an oxyethylene group.
[0011]
The polyol (B) has a hydroxyl number of 2 to 8, a hydroxyl value of 10 to 56 mgKOH / g, an unsaturation of 0.04 meq / g or less, and 3 to 25% by mass of oxy It preferably has an ethylene group.
[0012]
Furthermore, the polymer polyol mixture is preferably a polymer-dispersed polyol containing polymer particles.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The polyol (A) of the present invention is a polyol obtained by ring-opening addition polymerization of alkylene oxide using a double metal cyanide complex catalyst. As the composite metal cyanide complex catalyst, for example, those described in JP-B-46-27250 can be used. Specific examples include a complex mainly composed of zinc hexacyanocobaltate, and an ether and / or alcohol complex thereof is preferable.
[0014]
Examples of the ether include ethylene glycol dimethyl ether (glyme), diethylene glycol dimethyl ether (diglyme), ethylene glycol mono-tert-butyl ether (METB), ethylene glycol mono-tert-pentyl ether (METP), diethylene glycol mono-tert- Examples include butyl ether (DETB) and tripropylene glycol monomethyl ether (TPME). Examples of the alcohol include tert-butyl alcohol.
[0015]
Examples of the alkylene oxide include ethylene oxide, propylene oxide, 1,2-epoxybutane, and 2,3-epoxybutane. A combination of ethylene oxide and propylene oxide is preferable.
[0016]
As an initiator used for manufacture of a polyol (A), the compound whose active hydrogen number in a molecule | numerator is 2-6 is preferable, for example, ethylene glycol, propylene glycol, 1, 4- butanediol, glycerol, trimethylol propane, Polyhydric alcohols such as pentaerythritol, diglycerin, meso-erythritol, methyl glucoside, glucose, sorbitol; phenols such as bisphenol A; amines such as ethylenediamine, diethylenetriamine, piperazine, diaminodiphenylmethane, monoethanolamine; phenol resins, Examples thereof include condensation compounds such as novolak resins. Of the above initiators, polyhydric alcohols are more preferred. These initiators may be used in combination of two or more, and may be used in combination with an active hydrogen compound such as sucrose having 7 or more active hydrogens. In addition, a compound obtained by ring-opening addition of alkylene oxide to the above compound may be used as an initiator.
[0017]
The degree of unsaturation of the polyol (A) is preferably 0.03 meq / g or less, and more preferably 0.025 meq / g or less. If the degree of unsaturation is greater than 0.03 meq / g, the resonance frequency of the manufactured flexible foam increases, the resonance vibration characteristics tend to deteriorate, and the durability tends to deteriorate. Moreover, 2-8 are preferable, as for the number of hydroxyl groups of a polyol (A), 2-6 are more preferable, and 2.8-5.2 are especially preferable. However, the number of hydroxyl groups means the average value of the number of active hydrogens in the initiator. When the number of hydroxyl groups is less than 2, the flexible foam becomes soft and compression set tends to deteriorate. When the number of hydroxyl groups is more than 8, the flexible foam becomes hard and mechanical properties such as elongation tend to deteriorate. The hydroxyl value of the polyol (A) is preferably 10 to 56 mgKOH / g, more preferably 10 to 35 mgKOH / g. When the hydroxyl value is less than 10 mgKOH / g, the flexible foam is not sufficiently cured and shrinkage tends to occur. When the hydroxyl value is larger than 56 mgKOH / g, the elasticity of the flexible foam tends to be insufficient.
[0018]
The polyol (B) of the present invention is a polyol obtained by ring-opening addition polymerization of alkylene oxide using a cesium catalyst. Here, examples of the cesium catalyst include cesium metal; cesium alkoxides such as cesium methoxide, cesium ethoxide, and cesium propoxide; cesium hydroxide; cesium carbonate and the like, and two or more of these may be used in combination. Among these, a catalyst mainly composed of cesium hydroxide is preferable. As the alkylene oxide and initiator used for the production of the polyol (B), the same compounds as the polyol (A) can be used.
[0019]
The degree of unsaturation of the polyol (B) is preferably 0.04 meq / g or less, and more preferably 0.03 meq / g or less. If the degree of unsaturation is greater than 0.04 meq / g, the resonance frequency of the manufactured flexible foam increases, the resonance vibration characteristics tend to deteriorate, and the durability tends to deteriorate. Moreover, 2-8 are preferable, as for the hydroxyl number of the polyol (B) concerning this invention, 2-6 are more preferable, and 2.8-5.2 are especially preferable. When the number of hydroxyl groups is less than 2, the flexible foam becomes soft and compression set tends to deteriorate. When the number of hydroxyl groups is more than 8, the flexible foam becomes hard and mechanical properties such as elongation tend to deteriorate. The hydroxyl value of the polyol (B) is preferably 10 to 56 mgKOH / g, more preferably 10 to 35 mgKOH / g. When the hydroxyl value is less than 10 mgKOH / g, the flexible foam is insufficiently cured and shrinkage tends to occur. When the hydroxyl value is larger than 56 mgKOH / g, the elasticity of the flexible foam tends to be insufficient.
[0020]
Moreover, it is preferable that a polyol (A) or a polyol (B) has an oxyethylene group in a molecule | numerator (molecular inside and / or molecular terminal). The polyol (A) or polyol (B) having an oxyethylene group in the molecule is obtained, for example, by ring-opening addition polymerization by sequentially or mixing ethylene oxide and an alkylene oxide having 3 or more carbon atoms as an initiator. can get. In particular, the polyol (A) or polyol (B) having an oxyethylene group at the molecular end is obtained, for example, by ring-opening addition polymerization of ethylene oxide after the above polymerization.
[0021]
3 mass% is preferable and, as for the minimum of content of the oxyethylene group in a polyol (A) or a polyol (B), 5 mass% is more preferable. The upper limit is preferably 25% by mass. When the content is less than 3% by mass, soft foam collapses and the like tend to occur. When the content is more than 25% by mass, the soft foam has more closed cells, and the soft foam is subjected to the crushing process. Problems such as cracking and shrinkage after the crushing process are likely to occur.
[0022]
The polymer polyol mixture of the present invention contains a polyol (A) and a polyol (B), and the polyol (A) and the polyol (B) satisfy the relationship of the above formula (1). That is, the ratio (M A / M B) is a 10 / 90-73 / 27, preferably 30 / 70-70 / 30. When this ratio is larger than 73/27 and the polyol (A) is excessive, the fluidity and crushing properties at the time of forming the flexible foam are likely to deteriorate. Further, when the ratio is less than 10/90 and the polyol (B) is excessive, the resonance vibration characteristics of the flexible foam are likely to deteriorate. The polymer polyol mixture may contain a polyol (hereinafter referred to as polyol (C)) other than polyol (A) or polyol (B). The polyol (C) may be any polyol that is usually used for producing flexible foams, and two or more polyols may be used in combination. The polyol (C) is preferably a polyol having a molecular weight of 2000 or more. The polyol (C) may be a polymer-dispersed polyol. The polymer polyol mixture preferably contains 70% by mass or more, more preferably 80% by mass or more, in total of the polyol (A) and the polyol (B).
[0023]
The total degree of unsaturation of the polymer polyol mixture is 0.03 meq / g or less, preferably 0.025 meq / g or less. If the total degree of unsaturation is greater than 0.03 meq / g, the resonance frequency of the manufactured flexible foam increases, and the resonance vibration characteristics are likely to deteriorate, and the durability tends to deteriorate. The average hydroxyl value of the polymer polyol mixture is 10 to 70 mgKOH / g.
[0024]
The polymer polyol mixture of the present invention may be a polymer-dispersed polyol containing polymer particles. Here, the polymer-dispersed polyol is one in which polymer particles are stably dispersed in the polyol. As a production method thereof, a method of obtaining a polymer-dispersed polyol by mixing the polyol (A) and the polyol (B) after producing the polymer-dispersed polyol using the polyol (A) or the polyol (B) as a dispersion medium, Examples thereof include a method of obtaining a polymer-dispersed polyol using a mixture of the polyol (A) and the polyol (B) in advance as a dispersion medium.
[0025]
The polymer particle is an addition polymerization polymer or a condensation polymerization polymer particle. The addition polymerization polymer can be obtained, for example, by singly or copolymerizing monomers such as acrylonitrile, styrene, methacrylic acid ester and acrylic acid ester. Examples of the condensation polymerization polymer include polyester, polyurea, polyurethane, and melamine. By the presence of the polymer particles in the polymer polyol mixture, the hydroxyl value of the polymer polyol mixture can be kept low, which is effective for improving physical properties such as hardness and air permeability of the flexible foam. The content of the polymer particles in the polymer-dispersed polyol is not particularly limited, but is preferably 50% by mass or less, and more preferably 3 to 35% by mass.
[0026]
The flexible foam of the present invention is produced by reacting the aforementioned polymer polyol mixture and a polyisocyanate compound in the presence of a catalyst and a foaming agent.
The polyisocyanate compound of the present invention is not particularly limited, but is a polyisocyanate having two or more isocyanate groups, such as an aromatic, alicyclic or aliphatic type; a mixture of two or more of the above polyisocyanates; The modified polyisocyanate obtained by this is mentioned. Specific examples include tolylene diisocyanate (TDI), diphenylmethane diisocyanate (MDI), polymethylene polyphenyl isocyanate (common name: crude MDI), xylylene diisocyanate (XDI), isophorone diisocyanate (IPDI), hexamethylene diisocyanate (HMDI), and the like. These polyisocyanates, or their prepolymer-type modified products, nurate-type modified products, urea-type modified products, and carbodiimide-type modified products. Of these, TDI, MDI, crude MDI, or modified products thereof are preferred.
The amount of the polyisocyanate compound is usually represented by an isocyanate index (a numerical value represented by 100 times the number of isocyanate groups with respect to the total number of all active hydrogens such as polyol, cross-linking agent, and water). 80-120 are preferable at an isocyanate index, and 85-110 are more preferable.
[0027]
The catalyst is not particularly limited as long as it promotes the urethanization reaction. For example, triethylenediamine, bis (2-dimethylaminoethyl) ether, N, N, N ′, N′-tetramethylhexa Tertiary amines such as methylenediamine; carboxylic acid metal salts such as potassium acetate and potassium 2-ethylhexanoate; and organometallic compounds such as dibutyltin dilaurate.
[0028]
The foaming agent is not particularly limited, but at least one selected from water and inert gas is preferable. Examples of the inert gas include air, nitrogen, carbon dioxide gas and the like. Of these, water is preferred. Although the usage-amount of a foaming agent is not restrict | limited in particular, When using water, 10 mass parts or less are preferable with respect to 100 mass parts of polymer polyol mixtures, and 0.1-8 mass parts is more preferable.
[0029]
In the method for producing a flexible foam of the present invention, a desired additive can be used in addition to the catalyst and the foaming agent described above. Additives include: crosslinking agents; foam stabilizers; fillers such as calcium carbonate and barium sulfate; surfactants such as emulsifiers and foam stabilizers; anti-aging agents such as antioxidants and UV absorbers; flame retardants and plastics Agents, colorants, antifungal agents, foam breakers, dispersants, anti-discoloring agents and the like.
[0030]
The cross-linking agent is preferably a compound having two or more functional groups having active hydrogen such as a hydroxyl group, a primary amino group, or a secondary amino group. The molecular weight of the crosslinking agent is preferably less than 2000, more preferably 1500 or less, and particularly preferably 1000 or less. Two or more crosslinking agents may be used in combination. Specific examples include ethylene glycol, propylene glycol, 1,4-butanediol, neopentyl glycol, 1,6-hexanediol, diethylene glycol, triethylene glycol, dipropylene glycol, glycerin, trimethylolpropane, pentaerythritol, diglycerin. , Dextrose, sorbitol, sucrose, monoethanolamine, diethanolamine, triethanolamine, bisphenol A, ethylenediamine, 3,5-diethyl-2,4 (or 2,6) -diaminotoluene (DETDA), 2-chloro-p -Phenylenediamine (CPA), 3,5-bis (methylthio) -2,4 (or 2,6) -diaminotoluene, 1-trifluoromethyl-3,5-diaminobenzene, 1-trif Oromethyl-4-chloro-3,5-diaminobenzene, 2,4-toluenediamine, 2,6-toluenediamine, bis (3,5-dimethyl-4-aminophenyl) methane, 4,4′-diaminodiphenylmethane, Examples include compounds such as m-xylylenediamine, 1,4-diaminohexane, 1,3-bis (aminomethyl) cyclohexane, isophoronediamine, and compounds obtained by adding a relatively small amount of alkylene oxide thereto. .
[0031]
Moreover, there is no restriction | limiting in particular as said foam stabilizer, A silicone type foam stabilizer, a fluorine type foam stabilizer, etc. are mentioned. When these foam stabilizers are used, uniform bubbles can be formed.
[0032]
The method for molding the flexible foam is preferably a method in which the reactive mixture is directly injected into a mold using a low pressure foaming machine or a high pressure foaming machine (that is, a reaction injection molding method). The flexible foam of the present invention can be produced by either a cold cure method or a hot cure method, but the cold cure method is preferred.
[0033]
Further, the production conditions of the flexible foam of the present invention are not particularly limited as long as the flexible foam can be produced. For example, a mixture of all raw materials other than the polyisocyanate compound (hereinafter referred to as a polyol system) and a polyisocyanate compound are adjusted to 15 to 40 ° C., a predetermined amount of the polyisocyanate compound is added to the polyol system, and 2 to 15 with a high-speed mixer or the like. After stirring and mixing for 2 seconds, a flexible foam can be produced by immediately sealing in a container heated to 30 to 80 ° C. and curing for 4 to 20 minutes.
[0034]
These flexible foams are used for cushions, seats and the like, and are particularly suitable as vehicle seats for automobiles and the like.
[0035]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example demonstrates this invention concretely, this invention is not limited to these.
[0036]
[Examples 1 to 11]
Molecular weight, number of hydroxyl groups, oxyethylene (EO) group content (% by mass), catalyst (alkylene oxide ring-opening addition polymerization catalyst), hydroxyl value (mgKOH / g), and unsaturated used in Examples and Comparative Examples The degree (meq / g) is shown in Table 1. The measurement of unsaturation was carried out by a method based on JIS K1557. In Table 1, KOH represents potassium hydroxide, CsOH represents cesium hydroxide, and DMC represents zinc hexacyanocobaltate-glyme complex catalyst.
[0037]
[Table 1]
A flexible foam was produced using the raw materials shown in Table 2.
[0038]
[Table 2]
The blending amounts of the raw materials are shown in Tables 3 and 4. Specifically, the polyol system and the polyisocyanate compound were each adjusted to a liquid temperature of 25 ± 1 ° C., a predetermined amount of the polyisocyanate compound was added to the polyol system, and the mixture was stirred and mixed with a high-speed mixer for 5 seconds. This mixed solution was immediately poured into an aluminum mold (length and width: 400 mm, height: 100 mm) heated to 60 ° C. and sealed. After curing for 6 minutes, the flexible foam was taken out and allowed to stand for 24 hours or more, and various physical properties were measured. The measurement results are shown in Tables 3 and 4.
[0039]
The physical properties of the flexible foam were measured by a method based on the following standards. The core density was measured using a sample cut into a size of 100 mm in length and width and 50 mm in height, excluding the skin portion, from the center of the produced flexible foam. In addition, the crushing property is evaluated by evaluating workability when the foam cell is released by immediately compressing the flexible foam to 25% of the thickness of the flexible foam after taking out the flexible foam from the mold. Somewhat bad.
Further, in the measurement of the resonance frequency, between the flexible foam molded from the test piece mold having the inner dimensions of 400 mm in length and width and 100 mm in height and the flexible foam molded from the actual mold of the seat cushion, There is a correlation that the resonance frequency of the flexible foam molded from the actual mold is about 0.2 to 1.0 Hz higher than the resonance frequency of the flexible foam molded from the test piece mold. That is, the resonance frequency of the flexible foam molded from the test piece mold and the resonance frequency of the flexible foam molded from the seat cushion actual mold can be read each other.
[0040]
The standards used for measuring the physical properties of the flexible foam are shown below.
Total density, core density, 25% hardness, core rebound resilience, tear strength, tensile strength, elongation, dry heat compression set, wet heat compression set: JIS K6400
Hysteresis loss: JASO B407-87
Resonance frequency, 6 Hz transmission rate: JASO B407-87
(Excitation amplitude: ± 2.5 mm, Pressurized plate: Tetsuken type (load: 49 ON))
In addition, the numerical value of the foaming prescription column in Table 3 and Table 4 represents a mass part. However, the amount of the polymer-dispersed polyol in the column of the kind of polyol and the mixing amount thereof is a mass including polymer particles.
[0041]
Examples 1 to 4 in Table 3 are examples, and Examples 5 to 11 in Table 4 are comparative examples.
[0042]
[Table 3]
[0043]
[Table 4]
From the results shown in Tables 3 and 4, as a polymer polyol, a polyol (A) obtained by ring-opening addition polymerization of an alkylene oxide using a double metal cyanide complex catalyst and an alkylene oxide using a cesium catalyst. A flexible foam produced using a polyol mixture containing a polyol (B) obtained by ring-opening addition polymerization of at a specific ratio has a low resonance frequency and high durability. In addition, the fluidity was good when the flexible foam was molded. Furthermore, the crushing property of the produced flexible foam was also good.
[0044]
Note that the resonance vibration characteristics of the flexible foam of the present invention can be evaluated by the resonance frequency and the transmission rate of 6 Hz. Specifically, the resonance frequency is preferably 3.3 Hz or less, and more preferably 3.2 Hz or less. Further, the transmission rate at 6 Hz is preferably 0.6 or less, and more preferably 0.55 or less. The durability of the flexible foam can be evaluated mainly by wet heat compression set and hysteresis loss. Specifically, the wet heat compression set is preferably 8% or less, and more preferably 7% or less. Further, the hysteresis loss is preferably 16% or less, and more preferably 15% or less.
[0045]
【The invention's effect】
As described above, according to the method for producing a flexible foam of the present invention, the moldability such as fluidity and crushing properties during molding of the flexible foam is good, the resonance frequency is suppressed, and the durability is high. Flexible foam can be manufactured.
Claims (7)
該高分子ポリオールとして、下記ポリオール(A)及び下記ポリオール(B)を合計で70質量%以上含み、該ポリオール(A)と該ポリオール(B)が下記式(1)の関係を満たし、総不飽和度が0.03meq/g以下、且つ、平均水酸基価が10〜70mgKOH/gである高分子ポリオール混合物を用いることを特徴とする車両用シートクッション用軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
ポリオール(A):複合金属シアン化物錯体触媒を用いてアルキレンオキシドを開環付加重合させて得られるポリオール。
ポリオール(B):セシウム系触媒を用いてアルキレンオキシドを開環付加重合させて得られるポリオール。
10/90≦MA/MB≦73/27 (1)
(ただし、MAはポリオール(A)の質量、MBはポリオール(B)の質量である。)In a method for producing a flexible polyurethane foam for a vehicle seat cushion by reacting a polymer polyol and a polyisocyanate compound in the presence of a catalyst and a foaming agent,
As the polymer polyol, the following polyol (A) and the following polyol (B) are contained in a total of 70% by mass or more , and the polyol (A) and the polyol (B) satisfy the relationship of the following formula (1). A method for producing a flexible polyurethane foam for a vehicle seat cushion , comprising using a polymer polyol mixture having a saturation degree of 0.03 meq / g or less and an average hydroxyl value of 10 to 70 mgKOH / g.
Polyol (A): A polyol obtained by ring-opening addition polymerization of alkylene oxide using a double metal cyanide complex catalyst.
Polyol (B): A polyol obtained by ring-opening addition polymerization of alkylene oxide using a cesium-based catalyst.
10/90 ≦ M A / M B ≦ 73/27 (1)
(However, M A is the mass of the polyol (A), M B is the mass of the polyol (B).)
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